情報表示装置、情報表示装置の制御方法、情報表示装置の制御プログラム
【課題】各種情報を、誤表示がなく所望の形態で表示可能とする。
【解決手段】センサ部13は装置の動きを検出する。第一の表示動作処理部17aは、センサ部において検出された表示部の表示面と同一面上の動きによって表示部10に表示している情報を移動表示させる。第二の表示動作処理部17bは、センサ部において検出された表示部10の重力方向の向きを変化させる動きによって表示部10に表示している情報の表示向きを断続的に回転させる。判断部17eは、第一の表示動作処理部17aによる処理または前記第二の表示動作処理部17bによる処理のうちいずれか一方の処理が行われていることを判断する。制御部17は、判断部17eにより第一の表示動作処理部17aによる処理または前記第二の表示動作処理部17bによる処理のうち一方による処理が行われていると判断された場合は、他方による処理を無効とする。
【解決手段】センサ部13は装置の動きを検出する。第一の表示動作処理部17aは、センサ部において検出された表示部の表示面と同一面上の動きによって表示部10に表示している情報を移動表示させる。第二の表示動作処理部17bは、センサ部において検出された表示部10の重力方向の向きを変化させる動きによって表示部10に表示している情報の表示向きを断続的に回転させる。判断部17eは、第一の表示動作処理部17aによる処理または前記第二の表示動作処理部17bによる処理のうちいずれか一方の処理が行われていることを判断する。制御部17は、判断部17eにより第一の表示動作処理部17aによる処理または前記第二の表示動作処理部17bによる処理のうち一方による処理が行われていると判断された場合は、他方による処理を無効とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、各種情報を、誤表示がなく所望の形態で表示可能とすることができる情報表示装置、情報表示装置の制御方法、情報表示装置の制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯型の情報処理装置や情報表示装置において、各種アプリケーションが動作するものが知られており、地図画面を表示するナビゲーション機能や、画像データの表示機能などが一般的である。このような装置において、装置に加速度センサを有し、装置に与えられた加速度を検出することによって、表示形態を制御するものがある。
【0003】
上記のような従来の装置における表示形態の制御例としては、装置を任意の方向に動かすことによって、その移動量に応じて表示内容を移動方向に移動させて表示する機能を有する装置や、さらには、装置の向きに応じて表示内容の向きを断続的に切り替える機能を有する装置も知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−322452号公報
【特許文献2】特開2008−70884号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した機能を両方備えた装置においては、例えばユーザが表示内容の移動を意図して装置の表示面に沿った動作を与えた場合、装置の処理においてはユーザが加えた方向と反対方向に重力加速度が加えられたときと同一の処理を行ってしまい、表示内容の表示向きが断続的に切り替わってしまう。
また、ユーザが表示内容の移動を意図して装置の動作を与えた場合、装置に与える動作方向が正確ではないことにより、意図しない表示処理が行われてしまう。
【0006】
上述したように、装置の動作に伴う表示処理によりユーザの意図していない表示が行われてしまい、スムーズな情報閲覧が阻害されてしまう。
【0007】
本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであり、複雑な操作を行うことなく表示されている各種情報を所望の形態で表示可能であるとともに、誤表示が無い情報表示装置、情報表示装置の制御方法、情報表示装置の制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、第1の発明に係る情報表示装置(1)は、各種情報を表示する表示部(10)、装置の動きを検出するセンサ部(13)、前記センサ部(13)において検出された前記表示部(10)の表示面と同一面上の動きによって、前記表示部(10)に表示している情報を移動表示させる処理を行う第一の表示動作処理部(17a)、前記センサ部(13)において検出された前記表示部(10)の重力方向の向きを変化させる動きによって、前記表示部(10)に表示している情報の表示向きを断続的に回転させる処理を行う第二の表示動作処理部(17b)、前記第一の表示動作処理部(17a)による処理または前記第二の表示動作処理部(17b)による処理のうちいずれか一方の処理が行われていることを判断する判断部(17e)、前記判断部(17e)により、前記第一の表示動作処理部(17a)による処理または前記第二の表示動作処理部の(17b)による処理のうち一方による処理が行われていると判断された場合は、他方による処理を無効とする制御部(17)、を備えることを特徴とする。
【0009】
第2の発明に係る情報表示装置(1)は、第1の発明において、前記第一の表示動作処理部(17a)は、前記表示部(10)の表示面と同一面上での装置の回転を伴わない装置の動きに応じて、前記表示部に表示している情報を移動表示させる処理を行うことを特徴とする、
【0010】
第3の発明に係る情報表示装置(1)は、第1の発明において、前記第一の表示動作処理部(17a)は、前記表示部(10)の表示面と同一面上での装置の回転を伴う装置の動きに応じて、前記表示部(10)に表示している情報を回転および移動表示させる処理を行うことを特徴とする、
【0011】
第4の発明に係る情報表示装置(1)は、第1から第3のいずれかの発明において、装置に各種操作指示を入力する操作部(11)を備え、前記判断部(17e)は、前記操作部(11)に対する所定の操作が行われているときは、前記第一の表示動作処理部(17a)による処理または前記第二の表示動作処理部(17b)による処理のうちいずれか一方の処理が行われていると判断し、前記制御部(17)は、前記判断部(17e)により前記第一の表示動作処理部(17a)による処理または前記第二の表示動作処理部(17b)による処理のうちいずれか一方の処理が行われていると判断された場合は、他方の処理を無効とすることを特徴とする。
【0012】
第5の発明に係る情報表示装置(1)は、第2の発明において、前記センサ部(13)は、複数軸方向の加速度を検出するセンサであり、前記判断部(17e)は、前記センサ部(13)において検出された各軸方向における加速度の合成加速度と重力加速度との差の絶対値が所定値以上大きい場合に、前記第一の表示動作処理部(17a)による処理が行われていると判断し、前記制御部(17)は、前記判断部17e)により前記第一の表示動作処理部による処理が行われていると判断された場合は、前記第二の表示動作処理部(17b)による処理を無効とすることを特徴とする。
【0013】
第6の発明に係る情報表示装置(1)は、第2の発明において、前記判断部(17e)は、前記センサ部(13)において検出された加速度が一定方向に重力加速度を検出している場合に、前記第一の表示動作処理部(17a)による処理が行われていると判断し、前記制御部(17)は、前記判断部(17e)により前記第一の表示動作処理部(17a)による処理が行われていると判断された場合は、前記第二の表示動作処理部(17b)による処理を無効とすることを特徴とする。
【0014】
第7の発明に係る情報表示装置(1)は、第1または第2の発明において、前記判断部(17e)は、前記表示部(10)に地図画像が表示されている場合に、前記第一の表示動作処理部(17a)による処理が行われていると判断し、前記制御部(17)は、前記判断部(17e)により前記第一の表示動作処理部(17a)による処理が行われていると判断された場合は、前記第二の表示動作処理部(17b)による処理を無効とすることを特徴とする。
【0015】
第8の発明に係る情報表示装置(1)は、第1または第2の発明において、前記判断部(17e)は、前記表示部(10)に表示されている情報が画像情報であり、且つ前記画像情報の一部分が前記表示部(10)に表示されている場合に、前記第一の表示動作処理部による処理が行われていると判断し、前記制御部(17)は、前記判断部(17e)により前記第一の表示動作処理部(17a)による処理が行われていると判断された場合は、前記第二の表示動作処理部(17b)による処理を無効とすることを特徴とする。
【0016】
第9の発明に係る情報表示装置(1)は、各種情報を表示する表示部(10)、装置に与えられる動きを検出するセンサ部(13)、前記センサ部(13)において検出された、前記表示部(10)の表示面と同一面上の動きによって、前記表示部(10)に表示している情報を移動表示させる処理を行う第一の表示動作処理部(17a)、前記センサ部(13)において検出された、前記表示部(10)の表示面に直交する向きへの動きによって、前記表示部(10)に表示している情報を拡大表示または縮小表示させる処理を行う第三の表示動作処理部(17c)、前記第一の表示動作処理部(17a)による処理または前記第三の表示動作処理部(17c)による処理のうちいずれか一方の処理が行われていることを判断する判断部(17e)、前記判断部(17e)により、前記第一の表示動作処理部(17a)による処理または前記第三の表示動作処理部(17c)による処理のうち一方による処理が行われていると判断された場合は、他方による処理を無効とする制御部(17)、を備えることを特徴とする。
【0017】
第10の発明に係る情報表示装置(1)は、第9の発明において、装置に各種操作指示を入力する操作部(11)を備え、前記判断部(17e)は、前記操作部(11)に対する所定の操作が行われているときは、前記第一の表示動作処理部(17a)による処理または前記第三の表示動作処理部(17c)による処理のうちいずれか一方の処理が行われていると判断し、前記制御部(17)は、前記判断部(17e)により前記第一の表示動作処理部(17a)による処理または前記第三の表示動作処理部(17c)による処理のうちいずれか一方の処理が行われていると判断された場合は、他方の処理を無効とすることを特徴とする。
【0018】
第11の発明に係る情報表示装置(1)は、第9の発明において、前記判断部(17e)は、前記表示部(10)に地図画像が表示されている場合に、前記第一の表示動作処理部による処理が行われていると判断し、前記制御部(17)は、前記判断部(17e)により前記第一の表示動作処理部(17a)による処理が行われていると判断された場合は、前記第三の表示動作処理(17c)を無効とすることを特徴とする。
【0019】
第12の発明に係る情報表示装置(1)は、第9の発明において、前記判断部(17e)は、前記表示部(10)に表示されている情報が画像情報であり、且つ前記画像情報の一部分が前記表示部(10)に表示されている場合に、前記第一の表示動作処理部(17a)による処理が行われていると判断し、前記制御部(17)は、前記判断部(17e)により前記第一の表示動作処理部(17a)による処理が行われていると判断された場合は、前記第三の表示動作処理部(17c)による処理を無効とすることを特徴とする。
【0020】
第13の発明に係る情報表示装置(1)は、各種情報を表示する表示部(10)、 装置に与えられる動きを検出するセンサ部(13)、前記センサ部(13)において検出された、前記表示部(10)の重力方向の向きを変化させる動きによって、前記表示部(10)に表示している情報の表示向きを断続的に回転させる処理を行う第二の表示動作処理部(17b)、前記センサ部(13)において検出された、前記表示部(10)の表示面に直交する向きへの動きによって、前記表示部(10)に表示している情報を拡大表示または縮小表示させる処理を行う第三の表示動作処理部(17c)、前記第二の表示動作処理部(17b)による処理または前記第三の表示動作処理部(17c)による処理のうちいずれか一方の処理が行われていることを判断する判断部(17e)、前記判断部(17e)により、前記第二の表示動作処理部による処理または前記第三の表示動作処理部(17c)による処理のうち一方による処理が行われていると判断された場合は、他方による処理を無効とする制御部(17)、を備えることを特徴とする。
【0021】
第14の発明に係る情報表示装置(1)は、第13の発明において、装置に各種操作指示を入力する操作部(11)を備え、前記判断部(17e)は、前記操作部(11)に対する所定の操作が行われているときは、前記第二の表示動作処理部(17b)による処理または前記第三の表示動作処理部(17c)による処理のうちいずれか一方の処理が行われていると判断し、前記制御部(17)は、前記判断部(17e)により前記第二の表示動作処理部(17b)による処理または前記第三の表示動作処理部(17c)による処理のうちいずれか一方の処理が行われていると判断された場合は、他方の処理を無効とすることを特徴とする。
【0022】
第15の発明に係る情報表示装置(1)は、第13の発明において、前記判断部(17e)は、前記表示部(10)に画像情報以外の情報を基礎とする情報が表示されている場合に、前記第二の表示動作処理部(17b)による処理が行われていると判断し、前記制御部(17)は、前記判断部(17e)により前記第二の表示動作処理部(17b)による処理が行われていると判断された場合は、前記第三の表示動作処理部(17c)による処理を無効とすることを特徴とする。
【0023】
第16の発明に係る情報表示装置(1)の制御方法は、装置に与えられる動きを検出する検出ステップ、前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける表示部(10)の表示面と同一面上の動きによって前記表示部(10)に表示している情報を移動表示させる処理を行う第一の表示動作処理、または前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける前記表示部(10)の重力方向の向きを変化させる動きによって前記表示部(10)に表示している情報の表示向きを断続的に回転させる処理を行う第二の表示動作処理のうち一方の処理が行われていることを判断する判断ステップ、前記判断ステップにおいて、前記第一の表示動作処理または前記第二の表示動作処理のうち一方による処理が行われていると判断された場合は、他方の処理を無効とする制御ステップ、を備えることを特徴とする。
【0024】
第17の発明に係る情報表示装置(1)の制御方法は、装置に与えられる動きを検出する検出ステップ、前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける表示部(10)の表示面と同一面上での装置の動きによって前記表示部(10)に表示している情報を移動表示させる処理を行う第一の表示動作処理、または前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける前記表示部の表示面に直交する向きへの動きによって前記表示部(10)に表示している情報を拡大表示または縮小表示させる処理を行う第三の表示動作処理のうち一方の処理が行われていることを判断する判断ステップ、前記判断ステップにおいて、前記第一の表示動作処理または前記第三の表示動作処理のうち一方による処理が行われていると判断された場合は、他方の処理を無効とする制御ステップ、を備えることを特徴とする。
【0025】
第18の発明に係る情報表示装置(1)の制御方法は、装置に与えられる動きを検出する検出ステップ、前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける表示部(10)の重力方向の向きを変化させる動きによって前記表示部(10)に表示している情報の表示向きを断続的に回転させる処理を行う第二の表示動作処理、または前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける前記表示部(10)の表示面に直交する向きへの動きによって前記表示部(10)に表示している情報を拡大表示または縮小表示させる処理を行う第三の表示動作処理のうち一方の処理が行われていることを判断する判断ステップ、前記判断ステップにおいて、前記第二の表示動作処理または前記第三の表示動作処理のうち一方による処理が行われていると判断された場合は、他方の処理を無効とする制御ステップ、を備えることを特徴とする。
【0026】
第19の発明に係る情報表示装置(1)の制御プログラムは、装置に与えられる動きを検出する検出ステップ、前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける表示部の表示面と同一面上の動きによって前記表示部(10)に表示している情報を移動表示させる処理を行う第一の表示動作処理、または前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける前記表示部(10)の重力方向の向きを変化させる動きによって、前記表示部(10)に表示している情報の表示向きを断続的に回転させる処理を行う第二の表示動作処理のうち一方の処理が行われていることを判断する判断ステップ、前記判断ステップにおいて、前記第一の表示動作処理または前記第二の表示動作処理のうち一方による処理が行われていると判断された場合は、他方の処理を無効とする制御ステップ、を実行させることを特徴とする。
【0027】
第20の発明に係る情報表示装置(1)の制御プログラムは、情報表示装置が備えるコンピュータに、装置に与えられる動きを検出する検出ステップ、前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける表示部(10)の表示面と同一面上での装置の動きによって前記表示部(10)に表示している情報を移動表示させる処理を行う第一の表示動作処理、または前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける前記表示部(10)の表示面に直交する向きへの動きによって前記表示部(10)に表示している情報を拡大表示または縮小表示させる処理を行う第三の表示動作処理のうち一方の処理が行われていることを判断する判断ステップ、前記判断ステップにおいて、前記第一の表示動作処理または前記第三の表示動作処理のうち一方による処理が行われていると判断された場合は、他方の処理を無効とする制御ステップ、を実行させることを特徴とする。
【0028】
第21の発明に係る情報表示装置(1)の制御プログラムは、情報表示装置が備えるコンピュータに、装置に与えられる動きを検出する検出ステップ、前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける表示部(10)の重力方向の向きを変化させる動きによって前記表示部(10)に表示している情報の表示向きを断続的に回転させる処理を行う第二の表示動作処理、または前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける前記表示部(10)の表示面に直交する向きへの動きによって前記表示部(10)に表示している情報を拡大表示または縮小表示させる処理を行う第三の表示動作処理のうち一方の処理が行われていることを判断する判断ステップ、前記判断ステップにおいて、前記第二の表示動作処理または前記第三の表示動作処理のうち一方による処理が行われていると判断された場合は、他方の処理を無効とする制御ステップ、を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0029】
本発明によれば、各種情報を、誤表示がなく所望の形態で表示可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明における第1の実施例に係る情報表示装置のブロック図の例である。
【図2】本発明における第1の実施例に係る情報表示装置の外観斜視図の例である。
【図3】本発明における情報表示装置の第一の表示動作処理部による表示動作の概念図である。
【図4】本発明における情報表示装置の第一の表示動作処理部による表示動作を表すフローチャートである。
【図5】本発明における情報表示装置の第一の他の表示動作処理部による表示動作の概念図である。
【図6】本発明における情報表示装置の第一の他の表示動作処理部による表示動作を表すフローチャートである。
【図7】本発明における情報表示装置の第二の表示動作処理部による表示動作の概念図である。
【図8】本発明における情報表示装置の第二の表示動作処理部による表示動作を表すフローチャートである。
【図9】本発明における第1の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートである。
【図10】本発明における第2の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートである。
【図11】本発明における第3の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートである。
【図12】本発明における第4の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートである。
【図13】本発明における第5の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートである。
【図14】本発明における情報表示装置の第三の表示動作処理部による表示動作の概念図である。
【図15】本発明における第6の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートである。
【図16】本発明における第7の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートである。
【図17】本発明における第8の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートである。
【図18】本発明における第9の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートである。
【図19】本発明における第10の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下、本発明の情報表示装置1について、図1および図2を参照して説明する。図1は本発明の情報表示装置1のブロック図の例であり、図2は本発明の情報表示装置1の外観斜視図の例を示している。
【0032】
情報表示装置1は、携帯型の各種装置であって、例えば携帯型メディアプレーヤ、携帯型オーディオ装置、PDA(Personal Digital Assistants)、携帯型ナビゲーション装置、携帯電話、スマートフォン、携帯型ゲーム装置等、表示部を有しユーザが手に持って利用する各種装置を対象とする。
【0033】
情報表示装置1は、図1に示すように、表示部10、操作部11、記憶部12、センサ部13、制御部17を備え、情報表示装置1が有する機能に応じて入力部14、出力部15、位置情報取得部16を有する。また、これら以外にも機能に応じて他の構成要素を備えてもよい。
【0034】
表示部10は、例えば液晶表示素子や有機EL(Electro Luminescence)表示素子などにより構成され、後述する表示制御部17dの処理により各種情報を表示する。
【0035】
操作部11は、情報表示装置1の各部を動作させるための指示を受け付け、受け付けた指示を制御部17に出力して各部の動作を制御する。操作部11が受け付けた指示は、制御部17を通さずに直接各部に対して動作指示が行われてもよい。操作部11は、押しボタン式やスライド式、回転式等の操作手段に加えて、表示部10に重ねて設けられたタッチパネルであってもよい。操作部11がタッチパネルを含むときは、表示部10はタッチパネルによる操作を示す表示を行う。
【0036】
記憶部12は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等により構成され、情報表示装置1において動作や表示が行われる各種コンテンツデータを記憶する。コンテンツデータとは、例えば動画データ、画像データ、地図データ、音声データ、テキストデータや、情報表示装置1における各種アプリケーションにより動作するデータであってもよい。また、記憶部12は所定のインターフェースにより情報記憶装置1に接続される外部の記憶デバイスであってもよい。具体的には、USB(Universal Serial Bus)により接続される外付けHDDやUSBメモリ、所定のメモリカードスロットにより接続されるメモリカードなどである。
【0037】
センサ部13は、情報表示装置1で用いる各種センサであり、本実施例においては加速度センサ13aを備える。加速度センサ13aは、搭載された装置に加えられる加速度を検出するセンサであり、2軸や3軸など複数の方向に対する加速度を検出する。加速度センサ13aにおける加速度の検出方式は情報表示装置1に対するユーザによる動作や装置の向きを検出できるものであればどのようなものであってもよい。センサ部13は、加速度センサ13a以外に、図示しないが、角速度センサ、照度センサ、温度センサ等の各種センサを備えていてもよい。
【0038】
入力部14は、情報表示装置1で用いるために記憶部12に記憶される音声や映像等の各種データや信号を入力する。入力部14は、各種データの入力を行う各種端子や、音声の入力を行う図示しないマイクロフォン、映像や画像の入力を行う図示しない撮像素子であってもよい。
【0039】
入力部14は、入力されたアナログ信号によるデータを後述する制御部17により処理するためのデジタル化を行うADC(Analog Digital Converter)や、入力される信号レベルを増幅する図示しない増幅装置を包含してもよい。さらには上述した記憶部12におけるUSB端子等の外部の記憶デバイスとのインターフェースを兼用してもよい。
【0040】
出力部15は、記憶部12に記憶された各種コンテンツを制御部17により再生処理した音声や映像等の各種データや信号を出力する。出力部15は、各種データや信号を出力する各種端子や、制御部17から出力されるデジタルデータをアナログ信号に変換するDAC(Digital Analog Converter)、音声データや音声信号を増幅する図示しない増幅部、音声信号を音波に変換するスピーカやヘッドフォンを包含してもよい。
【0041】
位置情報取得部16は、情報表示装置1の現在位置情報を取得する、例えばGPS(Global Positioning System)受信機であり、GPS衛星からの電波を受信して現在位置を割り出す。位置情報取得部16によって取得した現在位置情報は、表示部10に表示された地図情報上に現在位置として表示される。さらに現在位置情報は、情報表示装置1の移動履歴として記録される。
【0042】
制御部17は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、DSP(Digital Signal Processor)等、単数または複数の集積回路等により構成され、情報表示装置1の各部を制御する。また、制御部17は、第一の表示動作処理部17a、第二の表示動作処理部17b、第三の表示動作処理部17c、表示制御部17dおよび判断部17eを備える。
【0043】
また、制御部17は、加速度センサ13aを含むセンサ部13における各種センサからの出力信号に対して演算等の処理を行い、各部の制御や表示部10への表示等を行う。具体的な例としては、加速度センサ13aから出力されるx軸方向、y軸方向、z軸方向の加速度に基づく静電容量値若しくは電圧値を制御部17が取得し、各軸方向の加速度の値として各部に対する制御処理を行う。
【0044】
また、制御部17は、入力部16より入力される音声データや画像データを圧縮データに変換するエンコード処理、記憶部12に記憶されている圧縮音声データや圧縮画像データを後述する出力部15に出力するためのデコード処理に加えて、音質補正や音場補正、画質調整等の各種処理を行う。
【0045】
第一の表示動作処理部17a、第二の表示動作処理部17bおよび第三の表示動作処理部17cは、制御部17において実現される特定の表示動作処理を行う仮想的部位であり、これらによって制御される特定の表示動作処理に基づき、表示制御部17dは表示部10に特定の表示動作を表示させる。
【0046】
第一の表示動作処理部17aは、センサ部13において検出した表示部10の面と同一面であるxy平面上の加速度の値に基づき、xy平面上における情報表示装置1の移動開始、移動方向、移動速度、移動終了を検出し、表示制御部17dに対し表示部10において表示内容を移動させる指示を行う。
【0047】
第二の表示動作処理部17cは、センサ部13において検出したx軸方向、y軸方向およびz軸方向の加速度に基づき、x軸方向およびy軸方向における重力加速度Gが加わっている方向を特定する。さらに、重力加速度Gの加わっている方向の変化を検出することによって、xy平面上における情報表示装置1の回転開始、回転方向、回転終了を検出し、表示制御部17dに対し表示部10において表示内容を90度単位で断続的に回転させる指示を行う。
【0048】
第三の表示動作処理部17bは、センサ部13aにおいて検出したz軸方向の加速度に基づき、z軸方向における情報表示装置1の移動開始、移動速度、移動終了を検出し、表示制御部17dに対して表示部10において表示内容を拡大または縮小させる指示を行う。
【0049】
表示制御部17dは、制御部17を構成するCPU等の素子や、画像処理用の演算素子等によって構成され、制御部17若しくは第一の表示動作処理部17a、第二の表示動作処理部17bおよび第三の表示動作処理部17cからの指示に基づき、表示部10おける表示を制御する。
【0050】
判断部17eは、操作部11の操作状況、センサ部13aにおいて検出された加速度や、表示制御部17dが表示部10に表示を行っている情報の種別、アプリケーション等により、目的とする各種表示動作処理の判断を行う。
【0051】
次に、図2に示す情報表示装置1の外観図について説明する。情報表示装置1は表示部10および操作部11を備える。表示部10に操作部11としてのタッチパネルが重ねて配置されている場合は、表示部10も操作部11を構成する。
【0052】
情報表示装置1の例として、表示部10を横長で利用する形態を示したが、縦型や他の形状であってもよく、情報表示装置1は折畳み形状であってもよい。また操作部11は図2の例に限らず、情報表示装置1の側面や裏面に配置されていてもよい。
【0053】
また説明において、図2に示すように情報表示装置1の表示部10と同一面をx軸およびy軸により構成されるxy平面とし、図面における上下方向をx軸方向、左右方向をy軸方向とする。さらに図面における情報表示装置1の奥行き方向をz軸方向と定義する。
【0054】
次に、情報表示装置1が備える第一の表示動作処理部17aによる表示動作について、図3および図4を用いて説明する。図3は、第一の表示動作処理部17aの処理によって実行される第一の表示動作処理を示す動作概念図であり、図4は、第一の表示動作処理を示すフローチャートである。
【0055】
図3において、情報表示装置1の表示部10には、一例として地図情報の一部が表示されている。表示部10に地図情報の一部が表示されている状態で、ユーザが情報表示装置1をxy平面上に沿って動かすことによって、加速度センサ13aはx軸方向およびy軸方向における移動に伴う加速度を検出する。このような移動動作に基づき検出された加速度は、制御部17において解析され、第一の表示動作処理部17aの処理によって、表示部10に表示されている情報を加速度センサ13aからの出力に合わせてxy平面上を移動させるように、表示制御部17dに指示される。
【0056】
図3において、破線はxy平面上の仮想的な地図情報を表しており、表示部10に表示された実線は、情報表示装置1の表示部10に表示されている地図情報を示している。(A)から(D)までの各情報表示装置1は、情報表示装置1をxy平面上で移動させた際に表示を行っている例であり、仮想的に形成された地図情報上のいずれの位置であっても、情報表示装置1を動かすことによって、動作中および動作後における仮想的な地図情報に対応する地図情報が表示可能であることを示している。
【0057】
次に、図3において説明した第一の表示動作処理の処理手順の例を、図4を用いて説明する。先ず制御部17は加速度センサ13aからの出力信号からxy平面上の移動に相当する加速度が検出されたか否かを判断する(ステップS10)。ここでいうxy平面上の移動に相当する加速度とは、加速度センサ13aが検出した各方向における加速度成分のうち、x軸方向およびy軸方向における加速度成分が検出されることにより判断される。
【0058】
ステップS10において、xy平面上の移動に相当する加速度が検出されていない場合は(ステップS10:No)、ステップS10の検出判断処理を継続する。ステップS10において、xy平面上の移動に相当する加速度が検出された場合は(ステップS10:Yes)、第一の表示動作処理部17aにより、検出した移動方向と移動速度に応じた画像データの移動表示を行う(ステップS11)。
【0059】
ステップS11における画像データの移動表示中、制御部17は加速度センサ13aからの出力信号に基づき、移動方向または移動速度の変更が検出されたか否かを判断する(ステップS12)。ステップS12において、移動方向または移動速度の変更が検出されたと判断された場合は(ステップS12:Yes)、ステップS11に推移し、第一の表示動作処理部17aにより、変更値として検出された移動方向と移動速度に応じた画像データの移動表示を行う(ステップS11)。ステップS12において、移動方向または移動速度の変更が検出されていないと判断された場合は(ステップS12:No)、制御部17は加速度センサ13aからの出力信号に基づき、ステップS10またはステップS12において検出した移動の停止に相当する加速度が検出されたか否かを判断する(ステップS13)。
【0060】
ステップS13において、移動の停止に相当する加速度が検出されていないと判断された場合は(ステップS13:No)、ステップS12における移動方向または移動速度の変更による加速度、またはステップS13における移動停止に相当する加速度が検出されるまで、ステップS10またはステップS12において検出した加速度による移動を継続させる。ステップS13において、移動の停止に相当する加速度が検出されたと判断された場合は(ステップS13:Yes)、第一の表示動作処理部17aは、表示制御部17dにより画像データの移動を停止させる表示を行い(ステップS14)、本処理を終了する。
【0061】
次に、情報表示装置1が備える第一の表示動作処理部17aによる他の表示動作について、図5および図6を用いて説明する。図5は、第一の表示動作処理部17aの処理によって実行される他の第一の表示動作処理を示す動作概念図であり、図6は、他の第一の表示動作処理を示すフローチャートである。
【0062】
図5において、情報表示装置1の表示部10には、図3同様に一例として地図情報の一部が表示されている。表示部10に地図情報の一部が表示されている状態で、ユーザが情報表示装置1をxy平面上に沿って動かすことによって、加速度センサ13aはx軸方向およびy軸方向における移動に伴う加速度を検出する。この場合の移動は、情報表示装置1の移動に加えてxy平面上での回転も含まれる。このような移動動作に基づき検出された加速度は、制御部17において解析され、第一の表示動作処理部17aの処理によって、表示部10に表示されている情報を加速度センサ13aからの出力に合わせてxy平面上を移動および回転させるように、表示制御部17dに指示される。
【0063】
図5において、破線はxy平面上の仮想的な地図情報を表しており、表示部10に表示された実線は、情報表示装置1の表示部10に表示されている地図情報を示している。(A)から(D)までの各情報表示装置1は、情報表示装置1をxy平面上で移動および回転させた際に表示を行っている例であり、仮想的に形成された地図情報上のいずれの位置であっても、情報表示装置1を動かすことによって、動作中および動作後における仮想的な地図情報に対応する地図情報が表示可能であることを示している。
【0064】
図3および図5における第一の表示動作処理および第一の他の表示動作処理の表示機能においては、ユーザによる情報表示装置1の動作によって、加速度センサ13aはx軸方向y軸方向に加えてz軸方向の加速度も検出するが、第一の表示動作処理部17aは加速度センサ13aが検出した加速度のうちx軸方向とy軸方向の加速度のみを抽出して動作する。また、表示部10に表示されている情報は、地図情報に限らず画像情報やテキスト情報等どのような情報であってもよい。
【0065】
図3および図5の例においては、仮想的に形成された地図情報を比較的狭い範囲の地図として表示したが、地図の縮尺は任意に変更可能であり、地図の表示範囲もさらに大きくてもよい。また、地図や画像の表示において表示範囲が有限である場合は、各方向の表示範囲端部外に情報表示装置1を動かしても表示内容は端部までの表示以降の表示内容の移動を行わないようにしてもよい。
【0066】
次に、図5において説明した第一の他の表示動作処理の処理手順の例を、図6を用いて説明する。先ず制御部17は加速度センサ13aからの出力信号からxy平面上の移動または回転に相当する加速度が検出されたか否かを判断する(ステップS20)。ここでいうxy平面上の移動または回転に相当する加速度とは、加速度センサ13aが検出した各方向における加速度成分のうち、x軸方向およびy軸方向における加速度成分が検出されることにより判断される。
【0067】
ステップS20において、xy平面上の移動または回転に相当する加速度が検出されていない場合は(ステップS20:No)、ステップS20の検出判断処理を継続する。ステップS20において、xy平面上の移動または回転に相当する加速度が検出された場合は(ステップS20:Yes)、第一の表示動作処理部17aにより、検出した移動方向と移動速度または回転方向に応じた画像データの移動または回転表示を行う(ステップS21)。
【0068】
ステップS21における画像データの移動または回転表示中、制御部17は加速度センサ13aからの出力信号に基づき、移動または回転に対する方向または速度の変更が検出されたか否かを判断する(ステップS22)。ステップS22において、移動または回転に対する方向または速度の変更が検出されたと判断された場合は(ステップS22:Yes)、ステップS21に推移し、第一の表示動作処理部17aにより、変更値として検出された移動または回転に対する方向または速度に応じた画像データの移動または回転表示を行う(ステップS21)。ステップS22において、移動または回転に対する方向または速度の変更が検出されていないと判断された場合は(ステップS22:No)、制御部17は加速度センサ13aからの出力信号に基づき、ステップS20またはステップS22において検出した移動または回転の停止に相当する加速度が検出されたか否かを判断する(ステップS23)。
【0069】
ステップS23において、移動または回転の停止に相当する加速度が検出されていないと判断された場合は(ステップS23:No)、ステップS22における移動または回転に対する方向または速度の変更による加速度、またはステップS23における移動または回転の停止に相当する加速度が検出されるまで、ステップS20またはステップS22において検出した加速度による移動または回転を継続させる。ステップS23において、移動または回転の停止に相当する加速度が検出されたと判断された場合は(ステップS23:Yes)、第一の表示動作処理部17aは、表示制御部17dにより画像データの移動または回転を停止させる表示を行い(ステップS14)、本処理を終了する。
【0070】
次に、情報表示装置1が備える第二の表示動作処理部17bによる表示動作について、図7および図8を用いて説明する。図7は、第二の表示動作処理部17bの処理によって実行される第二の表示動作処理を示す動作概念図であり、図8は、第二の表示動作処理を示すフローチャートである。
【0071】
図7において、情報表示装置1の表示部10には、一例として写真データ等の画像が表示されている。表示部10に画像が表示されている状態で、ユーザが情報表示装置1をxy平面に沿って回転させることにより、加速度センサ13aはxy平面上の回転による加速度を検出する。検出された加速度は、制御部17において解析され、第二の表示動作処理部17bの処理によって、表示部10に表示されている情報を重力加速度Gのかかる方向を下方向として表示させるように、表示制御部17dに指示される。
【0072】
図7において、矢印は情報表示装置1の回転を表しており、例えば(H)に示した状態から(I)または(J)に示した状態に情報表示装置1を回転させると、表示部10が縦の状態に合わせて情報が表示される。さらに、(I)または(J)に示した状態から情報表示装置1を(J)に示した状態に回転させると、(H)の状態とは情報表示装置1の向きが逆であるにもかかわらず、重力加速度Gの加わる向きを下方と認識して情報を表示させる。
【0073】
図7において、(I)および(K)に示した画像は、表示される画像の縦横比を変化させずに全体を表示させるため、表示部10の上下に余白部を設けたが、余白部を無くし、表示される情報の縦方向のサイズを表示部10の縦方向に併せてもよい。さらには余白部には表示されている画像等の詳細情報が表示されてもよい。また、表示部10に表示される画像の表示向きを変更するタイミングは、情報表示装置1の角度が加速度センサ13aに加速度を与える重力加速度の方向に水平または垂直となったときに限らず、情報表示装置1の回転途中であってもよい。また、(H)から(K)の全ての方向に対応しなくとも、一部の方向のみ対応する形態であってもよい。
【0074】
次に、図7において説明した第二の表示動作処理の処理手順の例を、図8を用いて説明する。先ず制御部17は加速度センサ13aからの出力信号からxy平面上の回転に相当する加速度が検出されたか否かを判断する(ステップS30)。ステップS30において、xy平面上の回転に相当する加速度が検出されていない場合は(ステップS30:No)、ステップS30の検出判断処理を継続する。ステップS30において、xy平面上の回転に相当する加速度が検出された場合は(ステップS30:Yes)、制御部17は検出した加速度に基づき、情報表示装置1の表示面(xy平面上)の回転角度が所定角度以上であるか否かを判断する(ステップS31)。
【0075】
ステップS31において、回転角度が所定角度以上ではないと判断された場合は(ステップS31:No)、本処理を終了する。ステップS31において、回転角度が所定角度以上であると判断された場合は(ステップS31:Yes)、第二の表示動作処理部17bにより、情報表示装置1の重力加速度Gが加わる方向を下方向として、画像データの表示を行う(ステップS32)。ここでいう所定角度とは、xy平面上での情報表示装置1の回転が、重力加速度Gの方向を基準としたx軸およびy軸の各々の軸に対して±45度であることが好ましい。
【0076】
次に、上述した第一の表示動作処理部17aによる第一の表示動作処理、および第二の表示動作処理部17bによる第二の表示動作処理による動作を踏まえ、本発明における第1の実施例について、図9を用いて説明する。図9は本発明における第1の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートである。
【0077】
図9において、情報表示装置1の制御部17は、加速度センサ113aからの出力信号から情報表示装置1に与えられている加速度が検出されたか否かを判断する(ステップS100)。ステップS100において加速度が検出されていないと判断されているときは(ステップS100:No)、ステップS100の検出判断処理を継続する。ステップS100において、加速度が検出されたと判断された場合は(ステップS100:Yes)、判断部17eは操作部11における所定の操作がなされたか否かを検出する(ステップS101)。
【0078】
ステップS101における所定の操作とは、表示部10に地図情報や画像情報等なんらかの情報が表示されており、ユーザが情報表示装置1の位置を移動させることにより表示されている情報を操作する処理を選択するための操作である。具体的にはユーザが操作部11における所定の操作ボタンを押し続けている場合や、タッチパネルにおける所定の操作アイコンをタッチし続けている場合などである。
【0079】
ステップS101において、所定操作がオンであると判断された場合は(ステップS101:Yes)、制御部17は第二の表示動作処理を無効とする(ステップS102)。ステップS102における第二の表示動作処理の無効とは、ステップS100で検出された加速度に基づいた第二の表示動作処理部17bによる表示動作が実行されないようにすることである。
【0080】
ステップS102において、第二の表示動作処理が無効とされると、制御部17はステップS100で検出された加速度により、図4において説明した第一の表示動作処理を第一の表示動作処理部17aに実行させる(ステップS201)。
【0081】
ステップS201において、第二の表示動作処理が実行されている間、判断部17eは操作部11における所定の操作が解除されたか否かを検出する(ステップS105)。ステップS105において、所定の操作が解除されていないと判断された場合は(ステップS105:No)、所定の操作が解除されるまで第一の表示動作処理を継続させる。ステップS105において、所定の操作が解除されたと判断された場合は(ステップS105:Yes)、本処理を終了する。
【0082】
ステップS101において、所定操作がオンではないと判断された場合は(ステップS101:No)、制御部17は第一の表示動作処理を無効とする(ステップS103)。ステップS103における第一の表示動作処理の無効とは、ステップS100で検出された加速度に基づいた第一の表示動作処理部17aによる表示動作が実行されないようにすることである。
【0083】
ステップS103において、第一の表示動作処理が無効とされると、制御部17はステップS100で検出された加速度により、図8において説明した第二の表示動作処理を第二の表示動作処理部17bに実行させる(ステップS202)。
【0084】
このような処理によって、所定の操作の有無に基づきユーザが第一の表示動作処理を目的としているか、第二の表示動作処理を目的としているかが判断できるため、第一の表示動作処理を目的として情報表示装置1を移動させたことによって生じるxy平面上の加速度により、第二の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができるとともに、第二の表示動作処理を目的として情報表示装置1の向きを変更させたことによって生じるxy平面上の加速度により、第一の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができる。
【0085】
また、本実施例においては、ステップS103において、第一の表示動作処理部17aによって実行される第一の表示動作処理のみならず、第一の他の表示動作処理を無効としてもよい。その場合、ステップS201においては、第一の他の表示動作処理が実行される。この場合は、操作部11における所定の操作が継続している間は、第二の表示動作処理が無効となるため、第一の他の表示動作処理を目的として情報表示装置1を移動または回転させたことによって生じるxy平面上の加速度により、第二の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができる。また、所定の動作が行われていないときは、第一の他の表示動作処理が無効となるため、第二の表示動作処理を目的として情報表示装置1の向きを変更させたことによって生じるxy平面上の加速度により、第一の他の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができる。
【0086】
次に、上述した第一の表示動作処理部17aによる第一の表示動作処理、および第二の表示動作処理部17bによる第二の表示動作処理による動作を踏まえ、本発明における第2の実施例について、図10を用いて説明する。図10は本発明における第2の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートであり、第1の実施例と共通する処理については説明を省略する。
【0087】
図10におけるステップS100において、加速度が検出されたと判断された場合は(ステップS100:Yes)、判断部17eは検出された加速度における各軸方向の合成加速度と重力加速度Gの差を絶対値として算出し、その値が所定値以上であるか否かを判断する(ステップS111)。ここで用いている加速度センサ13aは、3軸のものが一般的であるが、他に2軸や3軸以上であってもよい。3軸以外の加速度センサを用いる場合は、全ての軸方向における合成加速度を用いる。ステップS111において、判断部17eは一例として以下の式を用いる。
【0088】
【数1】
【0089】
数1において、valは加速度センサ13aによって検出された各軸方向の合成加速度と重力加速度Gの差の絶対値である。ここでvalの値が0である場合は、情報表示装置1は静止しており、重力加速度Gのみ加わっている状態である。valの値が0以上である場合は、情報表示装置1にいずれかの方向に加速度が加わっており、判断部17eはvalの値が所定値以上であるか否かを判断する。
【0090】
ここでいう所定値とは、加速度センサ13aによって検出された加速度が、ユーザにより意図的に加えられた加速度ではなく、情報表示装置1をユーザが把持しているときなどに検出される微小な振動に基づく加速度を除外するためのものである。具体的な例としてはvalが0.2ms2以下である場合などであり、ユーザの利用状態に応じて自動的に変化してもよく、ユーザが任意に調整可能としてもよい。
【0091】
ステップS111の判断において、valの値が所定値以上であると判断された場合は(ステップS111:Yes)、ユーザが意図的に情報表示装置1をいずれかの方向に移動させることによって、重力加速度Gに加えていずれかの方向への加速度が生じている。このため、第一の表示動作処理を意図した移動であると判断し、第二の表示動作処理を無効とし(ステップS102)、第一の表示動作処理を実行させる(ステップS201)。
【0092】
また、ステップS111において、valの値が所定値未満であると判断された場合は(ステップS111:No)、加速度センサ13aは、情報表示装置1の移動を伴わない回転動作のみによる重力方向への重力加速度Gのみが検出される。このため、第二の表示動作処理を意図した回転であると判断し、第一の表示動作処理を無効とし(ステップS103)、第二の表示動作処理を実行させる(ステップS202)。
【0093】
このような処理によって、加速度センサ13aによって検出される加速度の値に基づき第一の表示動作処理を目的としているか、第二の表示動作処理を目的としているかが判断できるため、第一の表示動作処理を目的として情報表示装置1を移動させたことによって生じるxy平面上の加速度により、第二の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができるとともに、第二の表示動作処理を目的として情報表示装置1の向きを変更させたことによって生じるxy平面上の加速度により、第一の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができる。
【0094】
次に、上述した第一の表示動作処理部17aによる第一の表示動作処理、および第二の表示動作処理部17bによる第二の表示動作処理による動作を踏まえ、本発明における第3の実施例について、図11を用いて説明する。図11は本発明における第3の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートであり、第1の実施例と共通する処理については説明を省略する。
【0095】
図11におけるステップS100において、加速度が検出されたと判断された場合は(ステップS100:Yes)、判断部17eは検出された加速度における各軸方向の値を参照し、重力加速度Gに相当する加速度がxy平面上において不変であるか否かを判断する(ステップS121)。
【0096】
ステップS121の判断においては、重力加速度Gに相当する加速度がxy平面上において不変であると判断された場合は(ステップS121:Yes)、情報表示装置1はユーザによってxy平面上の回転が行われていない状態であるため、他の方向に加速度が生じていても、第一の表示動作処理を意図した移動であると判断し、第二の表示動作処理を無効とし(ステップS102)、第一の表示動作処理を実行させる(ステップS201)。
【0097】
また、ステップS121において、重力加速度Gに相当する加速度の方向がxy平面上において不変ではないと判断された場合は(ステップS121:No)、情報表示装置1はユーザによってxy平面上の回転が行われている状態であるため、第二の表示動作処理が意図されていると判断し、第一の表示動作処理を無効とし(ステップS103)、第二の表示動作処理を実行させる(ステップS202)。
【0098】
このような処理によって、加速度センサ13aによって検出される加速度の値に基づき第一の表示動作処理を目的としているか、第二の表示動作処理を目的としているかが判断できるため、第一の表示動作処理を目的として情報表示装置1を移動させたことによって生じるxy平面上の加速度により、第二の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができるとともに、第二の表示動作処理を目的として情報表示装置1の向きを変更させたことによって生じるxy平面上の加速度により、第一の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができる。
【0099】
次に、上述した第一の表示動作処理部17aによる第一の表示動作処理、および第二の表示動作処理部17bによる第二の表示動作処理による動作を踏まえ、本発明における第4の実施例について、図12を用いて説明する。図12は本発明における第4の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートであり、第1の実施例と共通する処理については説明を省略する。
【0100】
図12におけるステップS100において、加速度が検出されたと判断された場合は(ステップS100:Yes)、判断部17eは表示部10に表示されている画像データが地図画像であるか否かを判断する(ステップS131)。
【0101】
ステップS131の判断においては、表示部10に表示されている画像データの形式による判断や、例えばナビゲーション機能や移動履歴表示機能が動作している場合など、動作しているアプリケーションの種類により判断が行われる。ステップS131において、表示部10に表示されている画像データが地図画像であると判断された場合は(ステップS131:Yes)、地図画像の閲覧を行うために情報表示装置1の向きを変更して閲覧する要求は少なく、表示部10に表示されている範囲のさらに周辺の地図を閲覧する第一の表示動作処理が必要となる画像であるため、第二の表示動作処理を無効とし(ステップS102)、第一の表示動作処理を実行させる(ステップS201)。
【0102】
また、ステップS131において、表示部10に表示されている画像データが地図画像ではないと判断された場合は(ステップS131:No)、第一の表示動作処理が必要となる画像ではなく、例えば写真画像等の表示やテキスト、ブラウザによる表示等であるため、情報表示装置1の回転に伴い表示画面の断続的な回転が必要となる表示である。このため、第一の表示動作処理を無効とし(ステップS103)、第二の表示動作処理を実行させる(ステップS202)。
【0103】
このような処理によって、表示部10に表示されている情報に基づき第一の表示動作処理を必要としている情報か、第二の表示動作処理を必要としている情報でるかが判断できるため、第一の表示動作処理を目的として情報表示装置1を移動させたことによって生じるxy平面上の加速度により、第二の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができるとともに、第二の表示動作処理を目的として情報表示装置1の向きを変更させたことによって生じるxy平面上の加速度により、第一の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができる。
【0104】
また、本実施例においては、ステップS103において、第一の表示動作処理部17aによって実行される第一の表示動作処理のみならず、第一の他の表示動作処理を無効としてもよい。その場合、ステップS201においては、第一の他の表示動作処理が実行される。この場合は、表示部10に表示されている画像データが地図画像である場合は、第二の表示動作処理が無効となるため、第一の他の表示動作処理を目的として情報表示装置1を移動または回転させたことによって生じるxy平面上の加速度により、第二の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができる。また、表示部10に表示されている画像データが地図画像ではない場合は、第一の他の表示動作処理が無効となるため、第二の表示動作処理を目的として情報表示装置1の向きを変更させたことによって生じるxy平面上の加速度により、第一の他の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができる。
【0105】
次に、上述した第一の表示動作処理部17aによる第一の表示動作処理、および第二の表示動作処理部17bによる第二の表示動作処理による動作を踏まえ、本発明における第5の実施例について、図13を用いて説明する。図13は本発明における第5の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートであり、第1の実施例と共通する処理については説明を省略する。
【0106】
図13におけるステップS100において、加速度が検出されたと判断された場合は(ステップS100:Yes)、判断部17eは表示部10に表示されている画像がその画像データによる画像の一部であるか否かを判断する(ステップS141)。
【0107】
ステップS141の判断においては、表示部10に表示されている画像が、例えば地図画像の一部を構成する画像である場合や、写真データを部分的に表示した画像であるかなどの判断が行われる。ステップS141において、表示部10に表示されている画像がその画像データによる画像の一部であると判断された場合は(ステップS141:Yes)、情報表示装置1の向きを変更して閲覧する要求は少なく、表示部10に表示されている地図画像の一部や写真データの一部のさらに周辺の情報を閲覧する第一の表示動作処理が必要となる画像であるため、第二の表示動作処理を無効とし(ステップS102)、第一の表示動作処理を実行させる(ステップS201)。
【0108】
また、ステップS141において、表示部10に表示されている画像がその画像データによる画像の一部ではないと判断された場合は(ステップS141:No)、第一の表示動作処理が必要となる画像ではなく、例えば写真等の画像データが一部ではなく全部表示されているため、情報表示装置1の回転に伴い表示画面の断続的な回転が必要となる表示であるため、第一の表示動作処理を無効とし(ステップS103)、第二の表示動作処理を実行させる(ステップS202)。
【0109】
このような処理によって、表示部10に表示されている情報に基づき第一の表示動作処理を必要としている情報か、第二の表示動作処理を必要としている情報でるかが判断できるため、第一の表示動作処理を目的として情報表示装置1を移動させたことによって生じるxy平面上の加速度により、第二の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができるとともに、第二の表示動作処理を目的として情報表示装置1の向きを変更させたことによって生じるxy平面上の加速度により、第一の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができる。
【0110】
また、本実施例においては、ステップS103において、第一の表示動作処理部17aによって実行される第一の表示動作処理のみならず、第一の他の表示動作処理を無効としてもよい。その場合、ステップS201においては、第一の他の表示動作処理が実行される。この場合は、表示部10に表示されている画像データがその画像データによる画像の一部である場合は、第二の表示動作処理が無効となるため、第一の他の表示動作処理を目的として情報表示装置1を移動または回転させたことによって生じるxy平面上の加速度により、第二の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができる。また、表示部10に表示されている画像データがその画像データによる画像の一部ではない場合は、第一の他の表示動作処理が無効となるため、第二の表示動作処理を目的として情報表示装置1の向きを変更させたことによって生じるxy平面上の加速度により、第一の他の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができる。
【0111】
次に、情報表示装置1が備える第三の表示動作処理部17cによる表示動作について、図14を用いて説明する。図14は、第三の表示動作処理部17cの処理によって実行される第三の表示動作処理を示す動作概念図である。
【0112】
図14において、情報表示装置1の表示部10には、一例として写真データ等の画像が表示されている。表示部10に画像が表示されている状態で、ユーザが情報表示装置1をz軸方向に移動させることによって、加速度センサ13aはz軸方向における加速度を検出する。検出された加速度は、制御部17において解析され、第三の表示動作処理部17bの処理によって、表示部10に表示されている情報を+z方向の移動に伴い拡大表示させ、−z方向の移動に伴い縮小表示させるように、表示制御部17dに指示される。
【0113】
図14において、矢印は情報表示装置1の移動方向を表しており、例えば(F)に示した状態から(E)に示した状態まで+z方向の移動を行うと、表示部10に表示されている情報は+z方向の移動距離に応じて縮小表示される。さらに、(F)に示した状態から(G)に示した状態まで−z方向の移動を行うと、表示部10に表示されている情報は−z方向の移動距離に応じて拡大表示される
【0114】
次に、上述した第一の表示動作処理部17aによる第一の表示動作処理、および第三の表示動作処理部17cによる第三の表示動作処理による動作を踏まえ、本発明における第6の実施例について、図15を用いて説明する。図15は本発明における第6の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートであり、第1の実施例と共通する処理については説明を省略する。
【0115】
図15におけるステップS101において、所定操作がオンであると判断された場合は(ステップS101:Yes)、制御部17は第三の表示動作処理を無効とする(ステップS104)。ステップS104における第三の表示動作処理の無効とは、ステップS100で検出された加速度に基づいた第三の表示動作処理部17bによる表示動作が実行されないようにすることである。
【0116】
ステップS104において、第三の表示動作処理が無効とされると、制御部17はステップS100で検出された加速度により、図4において説明した第一の表示動作処理を第一の表示動作処理部17aに実行させる(ステップS201)。
【0117】
ステップS101において、所定操作がオンではないと判断された場合は(ステップS101:No)、制御部17は第一の表示動作処理を無効とする(ステップS103)。ステップS103において、第一の表示動作処理が無効とされると、制御部17はステップS100で検出された加速度により、図14において説明した第三の表示動作処理を第三の表示動作処理部17cに実行させる(ステップS203)。
【0118】
このような処理によって、所定の操作の有無に基づきユーザが第一の表示動作処理を目的としているか、第三の表示動作処理を目的としているかが判断できるため、第一の表示動作処理を目的としている場合における意図しないz軸方向の移動によって生じるz軸方向の加速度により、第三の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができるとともに、第三の表示動作処理を目的としている場合における意図しないxy平面上の移動によって生じるxy平面上の加速度により、第一の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができる。
【0119】
次に、上述した第一の表示動作処理部17aによる第一の表示動作処理、および第三の表示動作処理部17cによる第三の表示動作処理による動作を踏まえ、本発明における第7の実施例について、図16を用いて説明する。図16は本発明における第7の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートであり、第4の実施例および第6の実施例と共通する処理については説明を省略する。
【0120】
図16におけるステップS131において、表示部10に表示されている画像データが地図画像であると判断された場合は(ステップS131:Yes)、地図画像の拡大縮小表示を情報表示装置1の±z方向の移動によって行う要求は少なく、表示部10に表示されている範囲のさらに周辺の地図を閲覧する第一の表示動作処理が必要となる画像であるため第一の表示動作処理が必要となる画像であるため、第三の表示動作処理を無効とし(ステップS104)、第一の表示動作処理を実行させる(ステップS201)。
【0121】
また、ステップS131において、表示部10に表示されている画像データが地図画像ではないと判断された場合は(ステップS131:No)、第一の表示動作処理が必要となる画像ではなく、例えば写真画像等の表示やテキスト、ブラウザによる表示等であるため、情報表示装置1の回転に伴い表示画面の断続的な回転が必要となる表示であるため、第一の表示動作処理を無効とし(ステップS103)、第三の表示動作処理を実行させる(ステップS203)。
【0122】
このような処理によって、表示部10に表示されている情報に基づき第一の表示動作処理を必要としている情報か、第三の表示動作処理を必要としている情報でるかが判断できるため、第一の表示動作処理を目的としている場合における意図しないz軸方向の移動によって生じるz軸方向の加速度により、第三の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができるとともに、第三の表示動作処理を目的としている場合における意図しないxy平面上の移動によって生じるxy平面上の加速度により、第一の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができる。
【0123】
次に、上述した第一の表示動作処理部17aによる第一の表示動作処理、および第三の表示動作処理部17cによる第三の表示動作処理による動作を踏まえ、本発明における第8の実施例について、図17を用いて説明する。図17は本発明における第8の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートであり、第5の実施例および第6の実施例と共通する処理については説明を省略する。
【0124】
図17におけるステップS141において、表示部10に表示されている画像がその画像データによる画像の一部であると判断された場合は(ステップS141:Yes)、第一の表示動作処理によって表示されている画像の一部以外も表示させることができる画像であるため、第三の表示動作処理を無効とし(ステップS104)、第一の表示動作処理を実行させる(ステップS201)。
【0125】
ステップS141において、表示部10に表示されている画像がその画像データによる画像の一部ではないと判断された場合は(ステップS141:No)、第一の表示動作処理が必要となる画像ではなく、例えば写真等の画像データが一部ではなく全部表示されているため、情報表示装置1の回転に伴い表示画面の断続的な回転が必要となる表示であるため、第一の表示動作処理を無効とし(ステップS103)、第三の表示動作処理を実行させる(ステップS203)。
【0126】
このような処理によって、表示部10に表示されている情報に基づき第一の表示動作処理を必要としている情報か、第三の表示動作処理を必要としている情報でるかが判断できるため、第一の表示動作処理を目的としている場合における意図しないz軸方向の移動によって生じるz軸方向の加速度により、第三の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができるとともに、第三の表示動作処理を目的としている場合における意図しないxy平面上の移動によって生じるxy平面上の加速度により、第一の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができる。
【0127】
次に、上述した第二の表示動作処理部17bによる第二の表示動作処理、および第三の表示動作処理部17cによる第三の表示動作処理による動作を踏まえ、本発明における第9の実施例について、図18を用いて説明する。図18は本発明における第9の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートであり、第1の実施例および第6の実施例と共通する処理については説明を省略する。
【0128】
図18におけるステップS101において、所定操作がオンであると判断された場合は(ステップS101:Yes)、制御部17は第三の表示動作処理を無効とする(ステップS104)。ステップS104において、第三の表示動作処理が無効とされると、制御部17はステップS100で検出された加速度により、図7において説明した第二の表示動作処理を第二の表示動作処理部17bに実行させる(ステップS202)。
【0129】
ステップS101において、所定操作がオンではないと判断された場合は(ステップS101:No)、制御部17は第二の表示動作処理を無効とする(ステップS102)。ステップS102において、第二の表示動作処理が無効とされると、制御部17はステップS100で検出された加速度により、図14において説明した第三の表示動作処理を第三の表示動作処理部17cに実行させる(ステップS203)。
【0130】
このような処理によって、所定の操作の有無に基づきユーザが第二の表示動作処理を目的としているか、第三の表示動作処理を目的としているかが判断できるため、第二の表示動作処理を目的としている場合における意図しないz軸方向の移動によって生じるz軸方向の加速度により、第三の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができるとともに、第三の表示動作処理を目的としている場合における意図しないxy平面上の回転によって生じるxy平面上の加速度により、第二の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができる。
【0131】
次に、上述した第二の表示動作処理部17bによる第二の表示動作処理、および第三の表示動作処理部17cによる第三の表示動作処理による動作を踏まえ、本発明における第10の実施例について、図19を用いて説明する。図19は本発明における第10の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートであり、第18の実施例と共通する処理については説明を省略する。
【0132】
図19におけるステップS100において、加速度が検出されたと判断された場合は(ステップS100:Yes)、判断部17eは表示部10に表示されている画像データが画像以外の情報を基礎とする情報の表示であるか否かを判断する(ステップS151)。
【0133】
ステップS151の判断においては、表示部10に表示されている情報が、画像情報以外の情報を基礎とする形式である場合、例えばhtml(HyperText Markup Language)形式を基礎とした情報の表示である場合や、テキストデータを記述するアプリケーション、表計算を行うアプリケーション等による情報の表示等であるため、情報表示装置1の回転に伴い表示画面の断続的な回転が必要となる表示である(ステップS151:Yes)。このため、第三の表示動作処理を無効とし(ステップS104)、第二の表示動作処理を実行させる(ステップS202)。
【0134】
また、ステップS151において、表示部10に表示されている情報が、画像情報以外の情報を基礎とする形式ではない場合、例えば画像データの表示や地図情報の表示等、画像情報を基礎とする表示である場合は(ステップS151:No)、第二の表示動作処理が必要となる画像ではなく、表示されている画像情報の拡大または縮小が必要となる。このため、第二の表示動作処理を無効とし(ステップS102)、第三の表示動作処理を実行させる(ステップS203)。
【0135】
このような処理によって、表示部10に表示されている情報に基づき第二の表示動作処理が必要な情報であるか、第三の表示動作処理が必要な情報であるかが判断できるため、第二の表示動作処理を目的としている場合における意図しないz軸方向の移動によって生じるz軸方向の加速度により、第三の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができるとともに、第三の表示動作処理を目的としている場合における意図しないxy平面上の回転によって生じるxy平面上の加速度により、第二の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができる。
【0136】
本発明の実施の形態は、その要旨を逸脱しない限り、様々に変更可能である。例えば、第1の実施例、第6の実施例、第8の実施例において、操作部11における所定の操作によっていずれかの表示動作処理を無効としたが、所定の操作とは操作部11における操作に限らず、例えばセンサ部13において照度センサが設けられており、ユーザが照度センサを指等で塞ぐことによって、所定の操作としてもよい。
【0137】
また、回転に伴う加速度を加速度センサ13aにより検出することとして説明したが、角速度センサからの出力によって検出してもよい。また、加速度センサ13aを3軸の加速度センサとして説明したが、情報表示装置1のxy方向における2軸の加速度センサを用いてもよい。
また、本発明の処理に基づく表示を表示部10に表示させることを前提として説明したが、出力部15から出力される映像信号を表示する外部の表示装置に表示してもよい。また、各実施例が組み合わされて動作してもよい。
【0138】
また、上記説明した本発明を適用したプログラムを、情報表示装置1を動作させるコンピュータにインストールして動作させてもよい。インストールするプログラムは、電気通信ネットワークを介して配布されてもよく、記録媒体を介して配布されてもよい。
【符号の説明】
【0139】
1: 情報表示装置、10:表示部、11:操作部、12:記憶部、13:センサ部、13a:加速度センサ、17:制御部、17a:第一の表示動作処理部、17b:第二の表示動作処理部、17c:第三の表示動作処理部、17d:制御部、17e:判断部
【技術分野】
【0001】
本発明は、各種情報を、誤表示がなく所望の形態で表示可能とすることができる情報表示装置、情報表示装置の制御方法、情報表示装置の制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯型の情報処理装置や情報表示装置において、各種アプリケーションが動作するものが知られており、地図画面を表示するナビゲーション機能や、画像データの表示機能などが一般的である。このような装置において、装置に加速度センサを有し、装置に与えられた加速度を検出することによって、表示形態を制御するものがある。
【0003】
上記のような従来の装置における表示形態の制御例としては、装置を任意の方向に動かすことによって、その移動量に応じて表示内容を移動方向に移動させて表示する機能を有する装置や、さらには、装置の向きに応じて表示内容の向きを断続的に切り替える機能を有する装置も知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−322452号公報
【特許文献2】特開2008−70884号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した機能を両方備えた装置においては、例えばユーザが表示内容の移動を意図して装置の表示面に沿った動作を与えた場合、装置の処理においてはユーザが加えた方向と反対方向に重力加速度が加えられたときと同一の処理を行ってしまい、表示内容の表示向きが断続的に切り替わってしまう。
また、ユーザが表示内容の移動を意図して装置の動作を与えた場合、装置に与える動作方向が正確ではないことにより、意図しない表示処理が行われてしまう。
【0006】
上述したように、装置の動作に伴う表示処理によりユーザの意図していない表示が行われてしまい、スムーズな情報閲覧が阻害されてしまう。
【0007】
本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであり、複雑な操作を行うことなく表示されている各種情報を所望の形態で表示可能であるとともに、誤表示が無い情報表示装置、情報表示装置の制御方法、情報表示装置の制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、第1の発明に係る情報表示装置(1)は、各種情報を表示する表示部(10)、装置の動きを検出するセンサ部(13)、前記センサ部(13)において検出された前記表示部(10)の表示面と同一面上の動きによって、前記表示部(10)に表示している情報を移動表示させる処理を行う第一の表示動作処理部(17a)、前記センサ部(13)において検出された前記表示部(10)の重力方向の向きを変化させる動きによって、前記表示部(10)に表示している情報の表示向きを断続的に回転させる処理を行う第二の表示動作処理部(17b)、前記第一の表示動作処理部(17a)による処理または前記第二の表示動作処理部(17b)による処理のうちいずれか一方の処理が行われていることを判断する判断部(17e)、前記判断部(17e)により、前記第一の表示動作処理部(17a)による処理または前記第二の表示動作処理部の(17b)による処理のうち一方による処理が行われていると判断された場合は、他方による処理を無効とする制御部(17)、を備えることを特徴とする。
【0009】
第2の発明に係る情報表示装置(1)は、第1の発明において、前記第一の表示動作処理部(17a)は、前記表示部(10)の表示面と同一面上での装置の回転を伴わない装置の動きに応じて、前記表示部に表示している情報を移動表示させる処理を行うことを特徴とする、
【0010】
第3の発明に係る情報表示装置(1)は、第1の発明において、前記第一の表示動作処理部(17a)は、前記表示部(10)の表示面と同一面上での装置の回転を伴う装置の動きに応じて、前記表示部(10)に表示している情報を回転および移動表示させる処理を行うことを特徴とする、
【0011】
第4の発明に係る情報表示装置(1)は、第1から第3のいずれかの発明において、装置に各種操作指示を入力する操作部(11)を備え、前記判断部(17e)は、前記操作部(11)に対する所定の操作が行われているときは、前記第一の表示動作処理部(17a)による処理または前記第二の表示動作処理部(17b)による処理のうちいずれか一方の処理が行われていると判断し、前記制御部(17)は、前記判断部(17e)により前記第一の表示動作処理部(17a)による処理または前記第二の表示動作処理部(17b)による処理のうちいずれか一方の処理が行われていると判断された場合は、他方の処理を無効とすることを特徴とする。
【0012】
第5の発明に係る情報表示装置(1)は、第2の発明において、前記センサ部(13)は、複数軸方向の加速度を検出するセンサであり、前記判断部(17e)は、前記センサ部(13)において検出された各軸方向における加速度の合成加速度と重力加速度との差の絶対値が所定値以上大きい場合に、前記第一の表示動作処理部(17a)による処理が行われていると判断し、前記制御部(17)は、前記判断部17e)により前記第一の表示動作処理部による処理が行われていると判断された場合は、前記第二の表示動作処理部(17b)による処理を無効とすることを特徴とする。
【0013】
第6の発明に係る情報表示装置(1)は、第2の発明において、前記判断部(17e)は、前記センサ部(13)において検出された加速度が一定方向に重力加速度を検出している場合に、前記第一の表示動作処理部(17a)による処理が行われていると判断し、前記制御部(17)は、前記判断部(17e)により前記第一の表示動作処理部(17a)による処理が行われていると判断された場合は、前記第二の表示動作処理部(17b)による処理を無効とすることを特徴とする。
【0014】
第7の発明に係る情報表示装置(1)は、第1または第2の発明において、前記判断部(17e)は、前記表示部(10)に地図画像が表示されている場合に、前記第一の表示動作処理部(17a)による処理が行われていると判断し、前記制御部(17)は、前記判断部(17e)により前記第一の表示動作処理部(17a)による処理が行われていると判断された場合は、前記第二の表示動作処理部(17b)による処理を無効とすることを特徴とする。
【0015】
第8の発明に係る情報表示装置(1)は、第1または第2の発明において、前記判断部(17e)は、前記表示部(10)に表示されている情報が画像情報であり、且つ前記画像情報の一部分が前記表示部(10)に表示されている場合に、前記第一の表示動作処理部による処理が行われていると判断し、前記制御部(17)は、前記判断部(17e)により前記第一の表示動作処理部(17a)による処理が行われていると判断された場合は、前記第二の表示動作処理部(17b)による処理を無効とすることを特徴とする。
【0016】
第9の発明に係る情報表示装置(1)は、各種情報を表示する表示部(10)、装置に与えられる動きを検出するセンサ部(13)、前記センサ部(13)において検出された、前記表示部(10)の表示面と同一面上の動きによって、前記表示部(10)に表示している情報を移動表示させる処理を行う第一の表示動作処理部(17a)、前記センサ部(13)において検出された、前記表示部(10)の表示面に直交する向きへの動きによって、前記表示部(10)に表示している情報を拡大表示または縮小表示させる処理を行う第三の表示動作処理部(17c)、前記第一の表示動作処理部(17a)による処理または前記第三の表示動作処理部(17c)による処理のうちいずれか一方の処理が行われていることを判断する判断部(17e)、前記判断部(17e)により、前記第一の表示動作処理部(17a)による処理または前記第三の表示動作処理部(17c)による処理のうち一方による処理が行われていると判断された場合は、他方による処理を無効とする制御部(17)、を備えることを特徴とする。
【0017】
第10の発明に係る情報表示装置(1)は、第9の発明において、装置に各種操作指示を入力する操作部(11)を備え、前記判断部(17e)は、前記操作部(11)に対する所定の操作が行われているときは、前記第一の表示動作処理部(17a)による処理または前記第三の表示動作処理部(17c)による処理のうちいずれか一方の処理が行われていると判断し、前記制御部(17)は、前記判断部(17e)により前記第一の表示動作処理部(17a)による処理または前記第三の表示動作処理部(17c)による処理のうちいずれか一方の処理が行われていると判断された場合は、他方の処理を無効とすることを特徴とする。
【0018】
第11の発明に係る情報表示装置(1)は、第9の発明において、前記判断部(17e)は、前記表示部(10)に地図画像が表示されている場合に、前記第一の表示動作処理部による処理が行われていると判断し、前記制御部(17)は、前記判断部(17e)により前記第一の表示動作処理部(17a)による処理が行われていると判断された場合は、前記第三の表示動作処理(17c)を無効とすることを特徴とする。
【0019】
第12の発明に係る情報表示装置(1)は、第9の発明において、前記判断部(17e)は、前記表示部(10)に表示されている情報が画像情報であり、且つ前記画像情報の一部分が前記表示部(10)に表示されている場合に、前記第一の表示動作処理部(17a)による処理が行われていると判断し、前記制御部(17)は、前記判断部(17e)により前記第一の表示動作処理部(17a)による処理が行われていると判断された場合は、前記第三の表示動作処理部(17c)による処理を無効とすることを特徴とする。
【0020】
第13の発明に係る情報表示装置(1)は、各種情報を表示する表示部(10)、 装置に与えられる動きを検出するセンサ部(13)、前記センサ部(13)において検出された、前記表示部(10)の重力方向の向きを変化させる動きによって、前記表示部(10)に表示している情報の表示向きを断続的に回転させる処理を行う第二の表示動作処理部(17b)、前記センサ部(13)において検出された、前記表示部(10)の表示面に直交する向きへの動きによって、前記表示部(10)に表示している情報を拡大表示または縮小表示させる処理を行う第三の表示動作処理部(17c)、前記第二の表示動作処理部(17b)による処理または前記第三の表示動作処理部(17c)による処理のうちいずれか一方の処理が行われていることを判断する判断部(17e)、前記判断部(17e)により、前記第二の表示動作処理部による処理または前記第三の表示動作処理部(17c)による処理のうち一方による処理が行われていると判断された場合は、他方による処理を無効とする制御部(17)、を備えることを特徴とする。
【0021】
第14の発明に係る情報表示装置(1)は、第13の発明において、装置に各種操作指示を入力する操作部(11)を備え、前記判断部(17e)は、前記操作部(11)に対する所定の操作が行われているときは、前記第二の表示動作処理部(17b)による処理または前記第三の表示動作処理部(17c)による処理のうちいずれか一方の処理が行われていると判断し、前記制御部(17)は、前記判断部(17e)により前記第二の表示動作処理部(17b)による処理または前記第三の表示動作処理部(17c)による処理のうちいずれか一方の処理が行われていると判断された場合は、他方の処理を無効とすることを特徴とする。
【0022】
第15の発明に係る情報表示装置(1)は、第13の発明において、前記判断部(17e)は、前記表示部(10)に画像情報以外の情報を基礎とする情報が表示されている場合に、前記第二の表示動作処理部(17b)による処理が行われていると判断し、前記制御部(17)は、前記判断部(17e)により前記第二の表示動作処理部(17b)による処理が行われていると判断された場合は、前記第三の表示動作処理部(17c)による処理を無効とすることを特徴とする。
【0023】
第16の発明に係る情報表示装置(1)の制御方法は、装置に与えられる動きを検出する検出ステップ、前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける表示部(10)の表示面と同一面上の動きによって前記表示部(10)に表示している情報を移動表示させる処理を行う第一の表示動作処理、または前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける前記表示部(10)の重力方向の向きを変化させる動きによって前記表示部(10)に表示している情報の表示向きを断続的に回転させる処理を行う第二の表示動作処理のうち一方の処理が行われていることを判断する判断ステップ、前記判断ステップにおいて、前記第一の表示動作処理または前記第二の表示動作処理のうち一方による処理が行われていると判断された場合は、他方の処理を無効とする制御ステップ、を備えることを特徴とする。
【0024】
第17の発明に係る情報表示装置(1)の制御方法は、装置に与えられる動きを検出する検出ステップ、前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける表示部(10)の表示面と同一面上での装置の動きによって前記表示部(10)に表示している情報を移動表示させる処理を行う第一の表示動作処理、または前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける前記表示部の表示面に直交する向きへの動きによって前記表示部(10)に表示している情報を拡大表示または縮小表示させる処理を行う第三の表示動作処理のうち一方の処理が行われていることを判断する判断ステップ、前記判断ステップにおいて、前記第一の表示動作処理または前記第三の表示動作処理のうち一方による処理が行われていると判断された場合は、他方の処理を無効とする制御ステップ、を備えることを特徴とする。
【0025】
第18の発明に係る情報表示装置(1)の制御方法は、装置に与えられる動きを検出する検出ステップ、前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける表示部(10)の重力方向の向きを変化させる動きによって前記表示部(10)に表示している情報の表示向きを断続的に回転させる処理を行う第二の表示動作処理、または前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける前記表示部(10)の表示面に直交する向きへの動きによって前記表示部(10)に表示している情報を拡大表示または縮小表示させる処理を行う第三の表示動作処理のうち一方の処理が行われていることを判断する判断ステップ、前記判断ステップにおいて、前記第二の表示動作処理または前記第三の表示動作処理のうち一方による処理が行われていると判断された場合は、他方の処理を無効とする制御ステップ、を備えることを特徴とする。
【0026】
第19の発明に係る情報表示装置(1)の制御プログラムは、装置に与えられる動きを検出する検出ステップ、前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける表示部の表示面と同一面上の動きによって前記表示部(10)に表示している情報を移動表示させる処理を行う第一の表示動作処理、または前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける前記表示部(10)の重力方向の向きを変化させる動きによって、前記表示部(10)に表示している情報の表示向きを断続的に回転させる処理を行う第二の表示動作処理のうち一方の処理が行われていることを判断する判断ステップ、前記判断ステップにおいて、前記第一の表示動作処理または前記第二の表示動作処理のうち一方による処理が行われていると判断された場合は、他方の処理を無効とする制御ステップ、を実行させることを特徴とする。
【0027】
第20の発明に係る情報表示装置(1)の制御プログラムは、情報表示装置が備えるコンピュータに、装置に与えられる動きを検出する検出ステップ、前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける表示部(10)の表示面と同一面上での装置の動きによって前記表示部(10)に表示している情報を移動表示させる処理を行う第一の表示動作処理、または前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける前記表示部(10)の表示面に直交する向きへの動きによって前記表示部(10)に表示している情報を拡大表示または縮小表示させる処理を行う第三の表示動作処理のうち一方の処理が行われていることを判断する判断ステップ、前記判断ステップにおいて、前記第一の表示動作処理または前記第三の表示動作処理のうち一方による処理が行われていると判断された場合は、他方の処理を無効とする制御ステップ、を実行させることを特徴とする。
【0028】
第21の発明に係る情報表示装置(1)の制御プログラムは、情報表示装置が備えるコンピュータに、装置に与えられる動きを検出する検出ステップ、前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける表示部(10)の重力方向の向きを変化させる動きによって前記表示部(10)に表示している情報の表示向きを断続的に回転させる処理を行う第二の表示動作処理、または前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける前記表示部(10)の表示面に直交する向きへの動きによって前記表示部(10)に表示している情報を拡大表示または縮小表示させる処理を行う第三の表示動作処理のうち一方の処理が行われていることを判断する判断ステップ、前記判断ステップにおいて、前記第二の表示動作処理または前記第三の表示動作処理のうち一方による処理が行われていると判断された場合は、他方の処理を無効とする制御ステップ、を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0029】
本発明によれば、各種情報を、誤表示がなく所望の形態で表示可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明における第1の実施例に係る情報表示装置のブロック図の例である。
【図2】本発明における第1の実施例に係る情報表示装置の外観斜視図の例である。
【図3】本発明における情報表示装置の第一の表示動作処理部による表示動作の概念図である。
【図4】本発明における情報表示装置の第一の表示動作処理部による表示動作を表すフローチャートである。
【図5】本発明における情報表示装置の第一の他の表示動作処理部による表示動作の概念図である。
【図6】本発明における情報表示装置の第一の他の表示動作処理部による表示動作を表すフローチャートである。
【図7】本発明における情報表示装置の第二の表示動作処理部による表示動作の概念図である。
【図8】本発明における情報表示装置の第二の表示動作処理部による表示動作を表すフローチャートである。
【図9】本発明における第1の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートである。
【図10】本発明における第2の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートである。
【図11】本発明における第3の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートである。
【図12】本発明における第4の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートである。
【図13】本発明における第5の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートである。
【図14】本発明における情報表示装置の第三の表示動作処理部による表示動作の概念図である。
【図15】本発明における第6の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートである。
【図16】本発明における第7の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートである。
【図17】本発明における第8の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートである。
【図18】本発明における第9の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートである。
【図19】本発明における第10の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下、本発明の情報表示装置1について、図1および図2を参照して説明する。図1は本発明の情報表示装置1のブロック図の例であり、図2は本発明の情報表示装置1の外観斜視図の例を示している。
【0032】
情報表示装置1は、携帯型の各種装置であって、例えば携帯型メディアプレーヤ、携帯型オーディオ装置、PDA(Personal Digital Assistants)、携帯型ナビゲーション装置、携帯電話、スマートフォン、携帯型ゲーム装置等、表示部を有しユーザが手に持って利用する各種装置を対象とする。
【0033】
情報表示装置1は、図1に示すように、表示部10、操作部11、記憶部12、センサ部13、制御部17を備え、情報表示装置1が有する機能に応じて入力部14、出力部15、位置情報取得部16を有する。また、これら以外にも機能に応じて他の構成要素を備えてもよい。
【0034】
表示部10は、例えば液晶表示素子や有機EL(Electro Luminescence)表示素子などにより構成され、後述する表示制御部17dの処理により各種情報を表示する。
【0035】
操作部11は、情報表示装置1の各部を動作させるための指示を受け付け、受け付けた指示を制御部17に出力して各部の動作を制御する。操作部11が受け付けた指示は、制御部17を通さずに直接各部に対して動作指示が行われてもよい。操作部11は、押しボタン式やスライド式、回転式等の操作手段に加えて、表示部10に重ねて設けられたタッチパネルであってもよい。操作部11がタッチパネルを含むときは、表示部10はタッチパネルによる操作を示す表示を行う。
【0036】
記憶部12は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等により構成され、情報表示装置1において動作や表示が行われる各種コンテンツデータを記憶する。コンテンツデータとは、例えば動画データ、画像データ、地図データ、音声データ、テキストデータや、情報表示装置1における各種アプリケーションにより動作するデータであってもよい。また、記憶部12は所定のインターフェースにより情報記憶装置1に接続される外部の記憶デバイスであってもよい。具体的には、USB(Universal Serial Bus)により接続される外付けHDDやUSBメモリ、所定のメモリカードスロットにより接続されるメモリカードなどである。
【0037】
センサ部13は、情報表示装置1で用いる各種センサであり、本実施例においては加速度センサ13aを備える。加速度センサ13aは、搭載された装置に加えられる加速度を検出するセンサであり、2軸や3軸など複数の方向に対する加速度を検出する。加速度センサ13aにおける加速度の検出方式は情報表示装置1に対するユーザによる動作や装置の向きを検出できるものであればどのようなものであってもよい。センサ部13は、加速度センサ13a以外に、図示しないが、角速度センサ、照度センサ、温度センサ等の各種センサを備えていてもよい。
【0038】
入力部14は、情報表示装置1で用いるために記憶部12に記憶される音声や映像等の各種データや信号を入力する。入力部14は、各種データの入力を行う各種端子や、音声の入力を行う図示しないマイクロフォン、映像や画像の入力を行う図示しない撮像素子であってもよい。
【0039】
入力部14は、入力されたアナログ信号によるデータを後述する制御部17により処理するためのデジタル化を行うADC(Analog Digital Converter)や、入力される信号レベルを増幅する図示しない増幅装置を包含してもよい。さらには上述した記憶部12におけるUSB端子等の外部の記憶デバイスとのインターフェースを兼用してもよい。
【0040】
出力部15は、記憶部12に記憶された各種コンテンツを制御部17により再生処理した音声や映像等の各種データや信号を出力する。出力部15は、各種データや信号を出力する各種端子や、制御部17から出力されるデジタルデータをアナログ信号に変換するDAC(Digital Analog Converter)、音声データや音声信号を増幅する図示しない増幅部、音声信号を音波に変換するスピーカやヘッドフォンを包含してもよい。
【0041】
位置情報取得部16は、情報表示装置1の現在位置情報を取得する、例えばGPS(Global Positioning System)受信機であり、GPS衛星からの電波を受信して現在位置を割り出す。位置情報取得部16によって取得した現在位置情報は、表示部10に表示された地図情報上に現在位置として表示される。さらに現在位置情報は、情報表示装置1の移動履歴として記録される。
【0042】
制御部17は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、DSP(Digital Signal Processor)等、単数または複数の集積回路等により構成され、情報表示装置1の各部を制御する。また、制御部17は、第一の表示動作処理部17a、第二の表示動作処理部17b、第三の表示動作処理部17c、表示制御部17dおよび判断部17eを備える。
【0043】
また、制御部17は、加速度センサ13aを含むセンサ部13における各種センサからの出力信号に対して演算等の処理を行い、各部の制御や表示部10への表示等を行う。具体的な例としては、加速度センサ13aから出力されるx軸方向、y軸方向、z軸方向の加速度に基づく静電容量値若しくは電圧値を制御部17が取得し、各軸方向の加速度の値として各部に対する制御処理を行う。
【0044】
また、制御部17は、入力部16より入力される音声データや画像データを圧縮データに変換するエンコード処理、記憶部12に記憶されている圧縮音声データや圧縮画像データを後述する出力部15に出力するためのデコード処理に加えて、音質補正や音場補正、画質調整等の各種処理を行う。
【0045】
第一の表示動作処理部17a、第二の表示動作処理部17bおよび第三の表示動作処理部17cは、制御部17において実現される特定の表示動作処理を行う仮想的部位であり、これらによって制御される特定の表示動作処理に基づき、表示制御部17dは表示部10に特定の表示動作を表示させる。
【0046】
第一の表示動作処理部17aは、センサ部13において検出した表示部10の面と同一面であるxy平面上の加速度の値に基づき、xy平面上における情報表示装置1の移動開始、移動方向、移動速度、移動終了を検出し、表示制御部17dに対し表示部10において表示内容を移動させる指示を行う。
【0047】
第二の表示動作処理部17cは、センサ部13において検出したx軸方向、y軸方向およびz軸方向の加速度に基づき、x軸方向およびy軸方向における重力加速度Gが加わっている方向を特定する。さらに、重力加速度Gの加わっている方向の変化を検出することによって、xy平面上における情報表示装置1の回転開始、回転方向、回転終了を検出し、表示制御部17dに対し表示部10において表示内容を90度単位で断続的に回転させる指示を行う。
【0048】
第三の表示動作処理部17bは、センサ部13aにおいて検出したz軸方向の加速度に基づき、z軸方向における情報表示装置1の移動開始、移動速度、移動終了を検出し、表示制御部17dに対して表示部10において表示内容を拡大または縮小させる指示を行う。
【0049】
表示制御部17dは、制御部17を構成するCPU等の素子や、画像処理用の演算素子等によって構成され、制御部17若しくは第一の表示動作処理部17a、第二の表示動作処理部17bおよび第三の表示動作処理部17cからの指示に基づき、表示部10おける表示を制御する。
【0050】
判断部17eは、操作部11の操作状況、センサ部13aにおいて検出された加速度や、表示制御部17dが表示部10に表示を行っている情報の種別、アプリケーション等により、目的とする各種表示動作処理の判断を行う。
【0051】
次に、図2に示す情報表示装置1の外観図について説明する。情報表示装置1は表示部10および操作部11を備える。表示部10に操作部11としてのタッチパネルが重ねて配置されている場合は、表示部10も操作部11を構成する。
【0052】
情報表示装置1の例として、表示部10を横長で利用する形態を示したが、縦型や他の形状であってもよく、情報表示装置1は折畳み形状であってもよい。また操作部11は図2の例に限らず、情報表示装置1の側面や裏面に配置されていてもよい。
【0053】
また説明において、図2に示すように情報表示装置1の表示部10と同一面をx軸およびy軸により構成されるxy平面とし、図面における上下方向をx軸方向、左右方向をy軸方向とする。さらに図面における情報表示装置1の奥行き方向をz軸方向と定義する。
【0054】
次に、情報表示装置1が備える第一の表示動作処理部17aによる表示動作について、図3および図4を用いて説明する。図3は、第一の表示動作処理部17aの処理によって実行される第一の表示動作処理を示す動作概念図であり、図4は、第一の表示動作処理を示すフローチャートである。
【0055】
図3において、情報表示装置1の表示部10には、一例として地図情報の一部が表示されている。表示部10に地図情報の一部が表示されている状態で、ユーザが情報表示装置1をxy平面上に沿って動かすことによって、加速度センサ13aはx軸方向およびy軸方向における移動に伴う加速度を検出する。このような移動動作に基づき検出された加速度は、制御部17において解析され、第一の表示動作処理部17aの処理によって、表示部10に表示されている情報を加速度センサ13aからの出力に合わせてxy平面上を移動させるように、表示制御部17dに指示される。
【0056】
図3において、破線はxy平面上の仮想的な地図情報を表しており、表示部10に表示された実線は、情報表示装置1の表示部10に表示されている地図情報を示している。(A)から(D)までの各情報表示装置1は、情報表示装置1をxy平面上で移動させた際に表示を行っている例であり、仮想的に形成された地図情報上のいずれの位置であっても、情報表示装置1を動かすことによって、動作中および動作後における仮想的な地図情報に対応する地図情報が表示可能であることを示している。
【0057】
次に、図3において説明した第一の表示動作処理の処理手順の例を、図4を用いて説明する。先ず制御部17は加速度センサ13aからの出力信号からxy平面上の移動に相当する加速度が検出されたか否かを判断する(ステップS10)。ここでいうxy平面上の移動に相当する加速度とは、加速度センサ13aが検出した各方向における加速度成分のうち、x軸方向およびy軸方向における加速度成分が検出されることにより判断される。
【0058】
ステップS10において、xy平面上の移動に相当する加速度が検出されていない場合は(ステップS10:No)、ステップS10の検出判断処理を継続する。ステップS10において、xy平面上の移動に相当する加速度が検出された場合は(ステップS10:Yes)、第一の表示動作処理部17aにより、検出した移動方向と移動速度に応じた画像データの移動表示を行う(ステップS11)。
【0059】
ステップS11における画像データの移動表示中、制御部17は加速度センサ13aからの出力信号に基づき、移動方向または移動速度の変更が検出されたか否かを判断する(ステップS12)。ステップS12において、移動方向または移動速度の変更が検出されたと判断された場合は(ステップS12:Yes)、ステップS11に推移し、第一の表示動作処理部17aにより、変更値として検出された移動方向と移動速度に応じた画像データの移動表示を行う(ステップS11)。ステップS12において、移動方向または移動速度の変更が検出されていないと判断された場合は(ステップS12:No)、制御部17は加速度センサ13aからの出力信号に基づき、ステップS10またはステップS12において検出した移動の停止に相当する加速度が検出されたか否かを判断する(ステップS13)。
【0060】
ステップS13において、移動の停止に相当する加速度が検出されていないと判断された場合は(ステップS13:No)、ステップS12における移動方向または移動速度の変更による加速度、またはステップS13における移動停止に相当する加速度が検出されるまで、ステップS10またはステップS12において検出した加速度による移動を継続させる。ステップS13において、移動の停止に相当する加速度が検出されたと判断された場合は(ステップS13:Yes)、第一の表示動作処理部17aは、表示制御部17dにより画像データの移動を停止させる表示を行い(ステップS14)、本処理を終了する。
【0061】
次に、情報表示装置1が備える第一の表示動作処理部17aによる他の表示動作について、図5および図6を用いて説明する。図5は、第一の表示動作処理部17aの処理によって実行される他の第一の表示動作処理を示す動作概念図であり、図6は、他の第一の表示動作処理を示すフローチャートである。
【0062】
図5において、情報表示装置1の表示部10には、図3同様に一例として地図情報の一部が表示されている。表示部10に地図情報の一部が表示されている状態で、ユーザが情報表示装置1をxy平面上に沿って動かすことによって、加速度センサ13aはx軸方向およびy軸方向における移動に伴う加速度を検出する。この場合の移動は、情報表示装置1の移動に加えてxy平面上での回転も含まれる。このような移動動作に基づき検出された加速度は、制御部17において解析され、第一の表示動作処理部17aの処理によって、表示部10に表示されている情報を加速度センサ13aからの出力に合わせてxy平面上を移動および回転させるように、表示制御部17dに指示される。
【0063】
図5において、破線はxy平面上の仮想的な地図情報を表しており、表示部10に表示された実線は、情報表示装置1の表示部10に表示されている地図情報を示している。(A)から(D)までの各情報表示装置1は、情報表示装置1をxy平面上で移動および回転させた際に表示を行っている例であり、仮想的に形成された地図情報上のいずれの位置であっても、情報表示装置1を動かすことによって、動作中および動作後における仮想的な地図情報に対応する地図情報が表示可能であることを示している。
【0064】
図3および図5における第一の表示動作処理および第一の他の表示動作処理の表示機能においては、ユーザによる情報表示装置1の動作によって、加速度センサ13aはx軸方向y軸方向に加えてz軸方向の加速度も検出するが、第一の表示動作処理部17aは加速度センサ13aが検出した加速度のうちx軸方向とy軸方向の加速度のみを抽出して動作する。また、表示部10に表示されている情報は、地図情報に限らず画像情報やテキスト情報等どのような情報であってもよい。
【0065】
図3および図5の例においては、仮想的に形成された地図情報を比較的狭い範囲の地図として表示したが、地図の縮尺は任意に変更可能であり、地図の表示範囲もさらに大きくてもよい。また、地図や画像の表示において表示範囲が有限である場合は、各方向の表示範囲端部外に情報表示装置1を動かしても表示内容は端部までの表示以降の表示内容の移動を行わないようにしてもよい。
【0066】
次に、図5において説明した第一の他の表示動作処理の処理手順の例を、図6を用いて説明する。先ず制御部17は加速度センサ13aからの出力信号からxy平面上の移動または回転に相当する加速度が検出されたか否かを判断する(ステップS20)。ここでいうxy平面上の移動または回転に相当する加速度とは、加速度センサ13aが検出した各方向における加速度成分のうち、x軸方向およびy軸方向における加速度成分が検出されることにより判断される。
【0067】
ステップS20において、xy平面上の移動または回転に相当する加速度が検出されていない場合は(ステップS20:No)、ステップS20の検出判断処理を継続する。ステップS20において、xy平面上の移動または回転に相当する加速度が検出された場合は(ステップS20:Yes)、第一の表示動作処理部17aにより、検出した移動方向と移動速度または回転方向に応じた画像データの移動または回転表示を行う(ステップS21)。
【0068】
ステップS21における画像データの移動または回転表示中、制御部17は加速度センサ13aからの出力信号に基づき、移動または回転に対する方向または速度の変更が検出されたか否かを判断する(ステップS22)。ステップS22において、移動または回転に対する方向または速度の変更が検出されたと判断された場合は(ステップS22:Yes)、ステップS21に推移し、第一の表示動作処理部17aにより、変更値として検出された移動または回転に対する方向または速度に応じた画像データの移動または回転表示を行う(ステップS21)。ステップS22において、移動または回転に対する方向または速度の変更が検出されていないと判断された場合は(ステップS22:No)、制御部17は加速度センサ13aからの出力信号に基づき、ステップS20またはステップS22において検出した移動または回転の停止に相当する加速度が検出されたか否かを判断する(ステップS23)。
【0069】
ステップS23において、移動または回転の停止に相当する加速度が検出されていないと判断された場合は(ステップS23:No)、ステップS22における移動または回転に対する方向または速度の変更による加速度、またはステップS23における移動または回転の停止に相当する加速度が検出されるまで、ステップS20またはステップS22において検出した加速度による移動または回転を継続させる。ステップS23において、移動または回転の停止に相当する加速度が検出されたと判断された場合は(ステップS23:Yes)、第一の表示動作処理部17aは、表示制御部17dにより画像データの移動または回転を停止させる表示を行い(ステップS14)、本処理を終了する。
【0070】
次に、情報表示装置1が備える第二の表示動作処理部17bによる表示動作について、図7および図8を用いて説明する。図7は、第二の表示動作処理部17bの処理によって実行される第二の表示動作処理を示す動作概念図であり、図8は、第二の表示動作処理を示すフローチャートである。
【0071】
図7において、情報表示装置1の表示部10には、一例として写真データ等の画像が表示されている。表示部10に画像が表示されている状態で、ユーザが情報表示装置1をxy平面に沿って回転させることにより、加速度センサ13aはxy平面上の回転による加速度を検出する。検出された加速度は、制御部17において解析され、第二の表示動作処理部17bの処理によって、表示部10に表示されている情報を重力加速度Gのかかる方向を下方向として表示させるように、表示制御部17dに指示される。
【0072】
図7において、矢印は情報表示装置1の回転を表しており、例えば(H)に示した状態から(I)または(J)に示した状態に情報表示装置1を回転させると、表示部10が縦の状態に合わせて情報が表示される。さらに、(I)または(J)に示した状態から情報表示装置1を(J)に示した状態に回転させると、(H)の状態とは情報表示装置1の向きが逆であるにもかかわらず、重力加速度Gの加わる向きを下方と認識して情報を表示させる。
【0073】
図7において、(I)および(K)に示した画像は、表示される画像の縦横比を変化させずに全体を表示させるため、表示部10の上下に余白部を設けたが、余白部を無くし、表示される情報の縦方向のサイズを表示部10の縦方向に併せてもよい。さらには余白部には表示されている画像等の詳細情報が表示されてもよい。また、表示部10に表示される画像の表示向きを変更するタイミングは、情報表示装置1の角度が加速度センサ13aに加速度を与える重力加速度の方向に水平または垂直となったときに限らず、情報表示装置1の回転途中であってもよい。また、(H)から(K)の全ての方向に対応しなくとも、一部の方向のみ対応する形態であってもよい。
【0074】
次に、図7において説明した第二の表示動作処理の処理手順の例を、図8を用いて説明する。先ず制御部17は加速度センサ13aからの出力信号からxy平面上の回転に相当する加速度が検出されたか否かを判断する(ステップS30)。ステップS30において、xy平面上の回転に相当する加速度が検出されていない場合は(ステップS30:No)、ステップS30の検出判断処理を継続する。ステップS30において、xy平面上の回転に相当する加速度が検出された場合は(ステップS30:Yes)、制御部17は検出した加速度に基づき、情報表示装置1の表示面(xy平面上)の回転角度が所定角度以上であるか否かを判断する(ステップS31)。
【0075】
ステップS31において、回転角度が所定角度以上ではないと判断された場合は(ステップS31:No)、本処理を終了する。ステップS31において、回転角度が所定角度以上であると判断された場合は(ステップS31:Yes)、第二の表示動作処理部17bにより、情報表示装置1の重力加速度Gが加わる方向を下方向として、画像データの表示を行う(ステップS32)。ここでいう所定角度とは、xy平面上での情報表示装置1の回転が、重力加速度Gの方向を基準としたx軸およびy軸の各々の軸に対して±45度であることが好ましい。
【0076】
次に、上述した第一の表示動作処理部17aによる第一の表示動作処理、および第二の表示動作処理部17bによる第二の表示動作処理による動作を踏まえ、本発明における第1の実施例について、図9を用いて説明する。図9は本発明における第1の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートである。
【0077】
図9において、情報表示装置1の制御部17は、加速度センサ113aからの出力信号から情報表示装置1に与えられている加速度が検出されたか否かを判断する(ステップS100)。ステップS100において加速度が検出されていないと判断されているときは(ステップS100:No)、ステップS100の検出判断処理を継続する。ステップS100において、加速度が検出されたと判断された場合は(ステップS100:Yes)、判断部17eは操作部11における所定の操作がなされたか否かを検出する(ステップS101)。
【0078】
ステップS101における所定の操作とは、表示部10に地図情報や画像情報等なんらかの情報が表示されており、ユーザが情報表示装置1の位置を移動させることにより表示されている情報を操作する処理を選択するための操作である。具体的にはユーザが操作部11における所定の操作ボタンを押し続けている場合や、タッチパネルにおける所定の操作アイコンをタッチし続けている場合などである。
【0079】
ステップS101において、所定操作がオンであると判断された場合は(ステップS101:Yes)、制御部17は第二の表示動作処理を無効とする(ステップS102)。ステップS102における第二の表示動作処理の無効とは、ステップS100で検出された加速度に基づいた第二の表示動作処理部17bによる表示動作が実行されないようにすることである。
【0080】
ステップS102において、第二の表示動作処理が無効とされると、制御部17はステップS100で検出された加速度により、図4において説明した第一の表示動作処理を第一の表示動作処理部17aに実行させる(ステップS201)。
【0081】
ステップS201において、第二の表示動作処理が実行されている間、判断部17eは操作部11における所定の操作が解除されたか否かを検出する(ステップS105)。ステップS105において、所定の操作が解除されていないと判断された場合は(ステップS105:No)、所定の操作が解除されるまで第一の表示動作処理を継続させる。ステップS105において、所定の操作が解除されたと判断された場合は(ステップS105:Yes)、本処理を終了する。
【0082】
ステップS101において、所定操作がオンではないと判断された場合は(ステップS101:No)、制御部17は第一の表示動作処理を無効とする(ステップS103)。ステップS103における第一の表示動作処理の無効とは、ステップS100で検出された加速度に基づいた第一の表示動作処理部17aによる表示動作が実行されないようにすることである。
【0083】
ステップS103において、第一の表示動作処理が無効とされると、制御部17はステップS100で検出された加速度により、図8において説明した第二の表示動作処理を第二の表示動作処理部17bに実行させる(ステップS202)。
【0084】
このような処理によって、所定の操作の有無に基づきユーザが第一の表示動作処理を目的としているか、第二の表示動作処理を目的としているかが判断できるため、第一の表示動作処理を目的として情報表示装置1を移動させたことによって生じるxy平面上の加速度により、第二の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができるとともに、第二の表示動作処理を目的として情報表示装置1の向きを変更させたことによって生じるxy平面上の加速度により、第一の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができる。
【0085】
また、本実施例においては、ステップS103において、第一の表示動作処理部17aによって実行される第一の表示動作処理のみならず、第一の他の表示動作処理を無効としてもよい。その場合、ステップS201においては、第一の他の表示動作処理が実行される。この場合は、操作部11における所定の操作が継続している間は、第二の表示動作処理が無効となるため、第一の他の表示動作処理を目的として情報表示装置1を移動または回転させたことによって生じるxy平面上の加速度により、第二の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができる。また、所定の動作が行われていないときは、第一の他の表示動作処理が無効となるため、第二の表示動作処理を目的として情報表示装置1の向きを変更させたことによって生じるxy平面上の加速度により、第一の他の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができる。
【0086】
次に、上述した第一の表示動作処理部17aによる第一の表示動作処理、および第二の表示動作処理部17bによる第二の表示動作処理による動作を踏まえ、本発明における第2の実施例について、図10を用いて説明する。図10は本発明における第2の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートであり、第1の実施例と共通する処理については説明を省略する。
【0087】
図10におけるステップS100において、加速度が検出されたと判断された場合は(ステップS100:Yes)、判断部17eは検出された加速度における各軸方向の合成加速度と重力加速度Gの差を絶対値として算出し、その値が所定値以上であるか否かを判断する(ステップS111)。ここで用いている加速度センサ13aは、3軸のものが一般的であるが、他に2軸や3軸以上であってもよい。3軸以外の加速度センサを用いる場合は、全ての軸方向における合成加速度を用いる。ステップS111において、判断部17eは一例として以下の式を用いる。
【0088】
【数1】
【0089】
数1において、valは加速度センサ13aによって検出された各軸方向の合成加速度と重力加速度Gの差の絶対値である。ここでvalの値が0である場合は、情報表示装置1は静止しており、重力加速度Gのみ加わっている状態である。valの値が0以上である場合は、情報表示装置1にいずれかの方向に加速度が加わっており、判断部17eはvalの値が所定値以上であるか否かを判断する。
【0090】
ここでいう所定値とは、加速度センサ13aによって検出された加速度が、ユーザにより意図的に加えられた加速度ではなく、情報表示装置1をユーザが把持しているときなどに検出される微小な振動に基づく加速度を除外するためのものである。具体的な例としてはvalが0.2ms2以下である場合などであり、ユーザの利用状態に応じて自動的に変化してもよく、ユーザが任意に調整可能としてもよい。
【0091】
ステップS111の判断において、valの値が所定値以上であると判断された場合は(ステップS111:Yes)、ユーザが意図的に情報表示装置1をいずれかの方向に移動させることによって、重力加速度Gに加えていずれかの方向への加速度が生じている。このため、第一の表示動作処理を意図した移動であると判断し、第二の表示動作処理を無効とし(ステップS102)、第一の表示動作処理を実行させる(ステップS201)。
【0092】
また、ステップS111において、valの値が所定値未満であると判断された場合は(ステップS111:No)、加速度センサ13aは、情報表示装置1の移動を伴わない回転動作のみによる重力方向への重力加速度Gのみが検出される。このため、第二の表示動作処理を意図した回転であると判断し、第一の表示動作処理を無効とし(ステップS103)、第二の表示動作処理を実行させる(ステップS202)。
【0093】
このような処理によって、加速度センサ13aによって検出される加速度の値に基づき第一の表示動作処理を目的としているか、第二の表示動作処理を目的としているかが判断できるため、第一の表示動作処理を目的として情報表示装置1を移動させたことによって生じるxy平面上の加速度により、第二の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができるとともに、第二の表示動作処理を目的として情報表示装置1の向きを変更させたことによって生じるxy平面上の加速度により、第一の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができる。
【0094】
次に、上述した第一の表示動作処理部17aによる第一の表示動作処理、および第二の表示動作処理部17bによる第二の表示動作処理による動作を踏まえ、本発明における第3の実施例について、図11を用いて説明する。図11は本発明における第3の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートであり、第1の実施例と共通する処理については説明を省略する。
【0095】
図11におけるステップS100において、加速度が検出されたと判断された場合は(ステップS100:Yes)、判断部17eは検出された加速度における各軸方向の値を参照し、重力加速度Gに相当する加速度がxy平面上において不変であるか否かを判断する(ステップS121)。
【0096】
ステップS121の判断においては、重力加速度Gに相当する加速度がxy平面上において不変であると判断された場合は(ステップS121:Yes)、情報表示装置1はユーザによってxy平面上の回転が行われていない状態であるため、他の方向に加速度が生じていても、第一の表示動作処理を意図した移動であると判断し、第二の表示動作処理を無効とし(ステップS102)、第一の表示動作処理を実行させる(ステップS201)。
【0097】
また、ステップS121において、重力加速度Gに相当する加速度の方向がxy平面上において不変ではないと判断された場合は(ステップS121:No)、情報表示装置1はユーザによってxy平面上の回転が行われている状態であるため、第二の表示動作処理が意図されていると判断し、第一の表示動作処理を無効とし(ステップS103)、第二の表示動作処理を実行させる(ステップS202)。
【0098】
このような処理によって、加速度センサ13aによって検出される加速度の値に基づき第一の表示動作処理を目的としているか、第二の表示動作処理を目的としているかが判断できるため、第一の表示動作処理を目的として情報表示装置1を移動させたことによって生じるxy平面上の加速度により、第二の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができるとともに、第二の表示動作処理を目的として情報表示装置1の向きを変更させたことによって生じるxy平面上の加速度により、第一の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができる。
【0099】
次に、上述した第一の表示動作処理部17aによる第一の表示動作処理、および第二の表示動作処理部17bによる第二の表示動作処理による動作を踏まえ、本発明における第4の実施例について、図12を用いて説明する。図12は本発明における第4の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートであり、第1の実施例と共通する処理については説明を省略する。
【0100】
図12におけるステップS100において、加速度が検出されたと判断された場合は(ステップS100:Yes)、判断部17eは表示部10に表示されている画像データが地図画像であるか否かを判断する(ステップS131)。
【0101】
ステップS131の判断においては、表示部10に表示されている画像データの形式による判断や、例えばナビゲーション機能や移動履歴表示機能が動作している場合など、動作しているアプリケーションの種類により判断が行われる。ステップS131において、表示部10に表示されている画像データが地図画像であると判断された場合は(ステップS131:Yes)、地図画像の閲覧を行うために情報表示装置1の向きを変更して閲覧する要求は少なく、表示部10に表示されている範囲のさらに周辺の地図を閲覧する第一の表示動作処理が必要となる画像であるため、第二の表示動作処理を無効とし(ステップS102)、第一の表示動作処理を実行させる(ステップS201)。
【0102】
また、ステップS131において、表示部10に表示されている画像データが地図画像ではないと判断された場合は(ステップS131:No)、第一の表示動作処理が必要となる画像ではなく、例えば写真画像等の表示やテキスト、ブラウザによる表示等であるため、情報表示装置1の回転に伴い表示画面の断続的な回転が必要となる表示である。このため、第一の表示動作処理を無効とし(ステップS103)、第二の表示動作処理を実行させる(ステップS202)。
【0103】
このような処理によって、表示部10に表示されている情報に基づき第一の表示動作処理を必要としている情報か、第二の表示動作処理を必要としている情報でるかが判断できるため、第一の表示動作処理を目的として情報表示装置1を移動させたことによって生じるxy平面上の加速度により、第二の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができるとともに、第二の表示動作処理を目的として情報表示装置1の向きを変更させたことによって生じるxy平面上の加速度により、第一の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができる。
【0104】
また、本実施例においては、ステップS103において、第一の表示動作処理部17aによって実行される第一の表示動作処理のみならず、第一の他の表示動作処理を無効としてもよい。その場合、ステップS201においては、第一の他の表示動作処理が実行される。この場合は、表示部10に表示されている画像データが地図画像である場合は、第二の表示動作処理が無効となるため、第一の他の表示動作処理を目的として情報表示装置1を移動または回転させたことによって生じるxy平面上の加速度により、第二の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができる。また、表示部10に表示されている画像データが地図画像ではない場合は、第一の他の表示動作処理が無効となるため、第二の表示動作処理を目的として情報表示装置1の向きを変更させたことによって生じるxy平面上の加速度により、第一の他の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができる。
【0105】
次に、上述した第一の表示動作処理部17aによる第一の表示動作処理、および第二の表示動作処理部17bによる第二の表示動作処理による動作を踏まえ、本発明における第5の実施例について、図13を用いて説明する。図13は本発明における第5の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートであり、第1の実施例と共通する処理については説明を省略する。
【0106】
図13におけるステップS100において、加速度が検出されたと判断された場合は(ステップS100:Yes)、判断部17eは表示部10に表示されている画像がその画像データによる画像の一部であるか否かを判断する(ステップS141)。
【0107】
ステップS141の判断においては、表示部10に表示されている画像が、例えば地図画像の一部を構成する画像である場合や、写真データを部分的に表示した画像であるかなどの判断が行われる。ステップS141において、表示部10に表示されている画像がその画像データによる画像の一部であると判断された場合は(ステップS141:Yes)、情報表示装置1の向きを変更して閲覧する要求は少なく、表示部10に表示されている地図画像の一部や写真データの一部のさらに周辺の情報を閲覧する第一の表示動作処理が必要となる画像であるため、第二の表示動作処理を無効とし(ステップS102)、第一の表示動作処理を実行させる(ステップS201)。
【0108】
また、ステップS141において、表示部10に表示されている画像がその画像データによる画像の一部ではないと判断された場合は(ステップS141:No)、第一の表示動作処理が必要となる画像ではなく、例えば写真等の画像データが一部ではなく全部表示されているため、情報表示装置1の回転に伴い表示画面の断続的な回転が必要となる表示であるため、第一の表示動作処理を無効とし(ステップS103)、第二の表示動作処理を実行させる(ステップS202)。
【0109】
このような処理によって、表示部10に表示されている情報に基づき第一の表示動作処理を必要としている情報か、第二の表示動作処理を必要としている情報でるかが判断できるため、第一の表示動作処理を目的として情報表示装置1を移動させたことによって生じるxy平面上の加速度により、第二の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができるとともに、第二の表示動作処理を目的として情報表示装置1の向きを変更させたことによって生じるxy平面上の加速度により、第一の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができる。
【0110】
また、本実施例においては、ステップS103において、第一の表示動作処理部17aによって実行される第一の表示動作処理のみならず、第一の他の表示動作処理を無効としてもよい。その場合、ステップS201においては、第一の他の表示動作処理が実行される。この場合は、表示部10に表示されている画像データがその画像データによる画像の一部である場合は、第二の表示動作処理が無効となるため、第一の他の表示動作処理を目的として情報表示装置1を移動または回転させたことによって生じるxy平面上の加速度により、第二の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができる。また、表示部10に表示されている画像データがその画像データによる画像の一部ではない場合は、第一の他の表示動作処理が無効となるため、第二の表示動作処理を目的として情報表示装置1の向きを変更させたことによって生じるxy平面上の加速度により、第一の他の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができる。
【0111】
次に、情報表示装置1が備える第三の表示動作処理部17cによる表示動作について、図14を用いて説明する。図14は、第三の表示動作処理部17cの処理によって実行される第三の表示動作処理を示す動作概念図である。
【0112】
図14において、情報表示装置1の表示部10には、一例として写真データ等の画像が表示されている。表示部10に画像が表示されている状態で、ユーザが情報表示装置1をz軸方向に移動させることによって、加速度センサ13aはz軸方向における加速度を検出する。検出された加速度は、制御部17において解析され、第三の表示動作処理部17bの処理によって、表示部10に表示されている情報を+z方向の移動に伴い拡大表示させ、−z方向の移動に伴い縮小表示させるように、表示制御部17dに指示される。
【0113】
図14において、矢印は情報表示装置1の移動方向を表しており、例えば(F)に示した状態から(E)に示した状態まで+z方向の移動を行うと、表示部10に表示されている情報は+z方向の移動距離に応じて縮小表示される。さらに、(F)に示した状態から(G)に示した状態まで−z方向の移動を行うと、表示部10に表示されている情報は−z方向の移動距離に応じて拡大表示される
【0114】
次に、上述した第一の表示動作処理部17aによる第一の表示動作処理、および第三の表示動作処理部17cによる第三の表示動作処理による動作を踏まえ、本発明における第6の実施例について、図15を用いて説明する。図15は本発明における第6の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートであり、第1の実施例と共通する処理については説明を省略する。
【0115】
図15におけるステップS101において、所定操作がオンであると判断された場合は(ステップS101:Yes)、制御部17は第三の表示動作処理を無効とする(ステップS104)。ステップS104における第三の表示動作処理の無効とは、ステップS100で検出された加速度に基づいた第三の表示動作処理部17bによる表示動作が実行されないようにすることである。
【0116】
ステップS104において、第三の表示動作処理が無効とされると、制御部17はステップS100で検出された加速度により、図4において説明した第一の表示動作処理を第一の表示動作処理部17aに実行させる(ステップS201)。
【0117】
ステップS101において、所定操作がオンではないと判断された場合は(ステップS101:No)、制御部17は第一の表示動作処理を無効とする(ステップS103)。ステップS103において、第一の表示動作処理が無効とされると、制御部17はステップS100で検出された加速度により、図14において説明した第三の表示動作処理を第三の表示動作処理部17cに実行させる(ステップS203)。
【0118】
このような処理によって、所定の操作の有無に基づきユーザが第一の表示動作処理を目的としているか、第三の表示動作処理を目的としているかが判断できるため、第一の表示動作処理を目的としている場合における意図しないz軸方向の移動によって生じるz軸方向の加速度により、第三の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができるとともに、第三の表示動作処理を目的としている場合における意図しないxy平面上の移動によって生じるxy平面上の加速度により、第一の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができる。
【0119】
次に、上述した第一の表示動作処理部17aによる第一の表示動作処理、および第三の表示動作処理部17cによる第三の表示動作処理による動作を踏まえ、本発明における第7の実施例について、図16を用いて説明する。図16は本発明における第7の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートであり、第4の実施例および第6の実施例と共通する処理については説明を省略する。
【0120】
図16におけるステップS131において、表示部10に表示されている画像データが地図画像であると判断された場合は(ステップS131:Yes)、地図画像の拡大縮小表示を情報表示装置1の±z方向の移動によって行う要求は少なく、表示部10に表示されている範囲のさらに周辺の地図を閲覧する第一の表示動作処理が必要となる画像であるため第一の表示動作処理が必要となる画像であるため、第三の表示動作処理を無効とし(ステップS104)、第一の表示動作処理を実行させる(ステップS201)。
【0121】
また、ステップS131において、表示部10に表示されている画像データが地図画像ではないと判断された場合は(ステップS131:No)、第一の表示動作処理が必要となる画像ではなく、例えば写真画像等の表示やテキスト、ブラウザによる表示等であるため、情報表示装置1の回転に伴い表示画面の断続的な回転が必要となる表示であるため、第一の表示動作処理を無効とし(ステップS103)、第三の表示動作処理を実行させる(ステップS203)。
【0122】
このような処理によって、表示部10に表示されている情報に基づき第一の表示動作処理を必要としている情報か、第三の表示動作処理を必要としている情報でるかが判断できるため、第一の表示動作処理を目的としている場合における意図しないz軸方向の移動によって生じるz軸方向の加速度により、第三の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができるとともに、第三の表示動作処理を目的としている場合における意図しないxy平面上の移動によって生じるxy平面上の加速度により、第一の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができる。
【0123】
次に、上述した第一の表示動作処理部17aによる第一の表示動作処理、および第三の表示動作処理部17cによる第三の表示動作処理による動作を踏まえ、本発明における第8の実施例について、図17を用いて説明する。図17は本発明における第8の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートであり、第5の実施例および第6の実施例と共通する処理については説明を省略する。
【0124】
図17におけるステップS141において、表示部10に表示されている画像がその画像データによる画像の一部であると判断された場合は(ステップS141:Yes)、第一の表示動作処理によって表示されている画像の一部以外も表示させることができる画像であるため、第三の表示動作処理を無効とし(ステップS104)、第一の表示動作処理を実行させる(ステップS201)。
【0125】
ステップS141において、表示部10に表示されている画像がその画像データによる画像の一部ではないと判断された場合は(ステップS141:No)、第一の表示動作処理が必要となる画像ではなく、例えば写真等の画像データが一部ではなく全部表示されているため、情報表示装置1の回転に伴い表示画面の断続的な回転が必要となる表示であるため、第一の表示動作処理を無効とし(ステップS103)、第三の表示動作処理を実行させる(ステップS203)。
【0126】
このような処理によって、表示部10に表示されている情報に基づき第一の表示動作処理を必要としている情報か、第三の表示動作処理を必要としている情報でるかが判断できるため、第一の表示動作処理を目的としている場合における意図しないz軸方向の移動によって生じるz軸方向の加速度により、第三の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができるとともに、第三の表示動作処理を目的としている場合における意図しないxy平面上の移動によって生じるxy平面上の加速度により、第一の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができる。
【0127】
次に、上述した第二の表示動作処理部17bによる第二の表示動作処理、および第三の表示動作処理部17cによる第三の表示動作処理による動作を踏まえ、本発明における第9の実施例について、図18を用いて説明する。図18は本発明における第9の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートであり、第1の実施例および第6の実施例と共通する処理については説明を省略する。
【0128】
図18におけるステップS101において、所定操作がオンであると判断された場合は(ステップS101:Yes)、制御部17は第三の表示動作処理を無効とする(ステップS104)。ステップS104において、第三の表示動作処理が無効とされると、制御部17はステップS100で検出された加速度により、図7において説明した第二の表示動作処理を第二の表示動作処理部17bに実行させる(ステップS202)。
【0129】
ステップS101において、所定操作がオンではないと判断された場合は(ステップS101:No)、制御部17は第二の表示動作処理を無効とする(ステップS102)。ステップS102において、第二の表示動作処理が無効とされると、制御部17はステップS100で検出された加速度により、図14において説明した第三の表示動作処理を第三の表示動作処理部17cに実行させる(ステップS203)。
【0130】
このような処理によって、所定の操作の有無に基づきユーザが第二の表示動作処理を目的としているか、第三の表示動作処理を目的としているかが判断できるため、第二の表示動作処理を目的としている場合における意図しないz軸方向の移動によって生じるz軸方向の加速度により、第三の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができるとともに、第三の表示動作処理を目的としている場合における意図しないxy平面上の回転によって生じるxy平面上の加速度により、第二の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができる。
【0131】
次に、上述した第二の表示動作処理部17bによる第二の表示動作処理、および第三の表示動作処理部17cによる第三の表示動作処理による動作を踏まえ、本発明における第10の実施例について、図19を用いて説明する。図19は本発明における第10の実施例に係る情報表示装置の動作を表すフローチャートであり、第18の実施例と共通する処理については説明を省略する。
【0132】
図19におけるステップS100において、加速度が検出されたと判断された場合は(ステップS100:Yes)、判断部17eは表示部10に表示されている画像データが画像以外の情報を基礎とする情報の表示であるか否かを判断する(ステップS151)。
【0133】
ステップS151の判断においては、表示部10に表示されている情報が、画像情報以外の情報を基礎とする形式である場合、例えばhtml(HyperText Markup Language)形式を基礎とした情報の表示である場合や、テキストデータを記述するアプリケーション、表計算を行うアプリケーション等による情報の表示等であるため、情報表示装置1の回転に伴い表示画面の断続的な回転が必要となる表示である(ステップS151:Yes)。このため、第三の表示動作処理を無効とし(ステップS104)、第二の表示動作処理を実行させる(ステップS202)。
【0134】
また、ステップS151において、表示部10に表示されている情報が、画像情報以外の情報を基礎とする形式ではない場合、例えば画像データの表示や地図情報の表示等、画像情報を基礎とする表示である場合は(ステップS151:No)、第二の表示動作処理が必要となる画像ではなく、表示されている画像情報の拡大または縮小が必要となる。このため、第二の表示動作処理を無効とし(ステップS102)、第三の表示動作処理を実行させる(ステップS203)。
【0135】
このような処理によって、表示部10に表示されている情報に基づき第二の表示動作処理が必要な情報であるか、第三の表示動作処理が必要な情報であるかが判断できるため、第二の表示動作処理を目的としている場合における意図しないz軸方向の移動によって生じるz軸方向の加速度により、第三の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができるとともに、第三の表示動作処理を目的としている場合における意図しないxy平面上の回転によって生じるxy平面上の加速度により、第二の表示動作処理が実行されてしまうことを防止することができる。
【0136】
本発明の実施の形態は、その要旨を逸脱しない限り、様々に変更可能である。例えば、第1の実施例、第6の実施例、第8の実施例において、操作部11における所定の操作によっていずれかの表示動作処理を無効としたが、所定の操作とは操作部11における操作に限らず、例えばセンサ部13において照度センサが設けられており、ユーザが照度センサを指等で塞ぐことによって、所定の操作としてもよい。
【0137】
また、回転に伴う加速度を加速度センサ13aにより検出することとして説明したが、角速度センサからの出力によって検出してもよい。また、加速度センサ13aを3軸の加速度センサとして説明したが、情報表示装置1のxy方向における2軸の加速度センサを用いてもよい。
また、本発明の処理に基づく表示を表示部10に表示させることを前提として説明したが、出力部15から出力される映像信号を表示する外部の表示装置に表示してもよい。また、各実施例が組み合わされて動作してもよい。
【0138】
また、上記説明した本発明を適用したプログラムを、情報表示装置1を動作させるコンピュータにインストールして動作させてもよい。インストールするプログラムは、電気通信ネットワークを介して配布されてもよく、記録媒体を介して配布されてもよい。
【符号の説明】
【0139】
1: 情報表示装置、10:表示部、11:操作部、12:記憶部、13:センサ部、13a:加速度センサ、17:制御部、17a:第一の表示動作処理部、17b:第二の表示動作処理部、17c:第三の表示動作処理部、17d:制御部、17e:判断部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
各種情報を表示する表示部、
装置の動きを検出するセンサ部、
前記センサ部において検出された前記表示部の表示面と同一面上の動きによって、前記表示部に表示している情報を移動表示させる処理を行う第一の表示動作処理部、
前記センサ部において検出された前記表示部の重力方向の向きを変化させる動きによって、前記表示部に表示している情報の表示向きを断続的に回転させる処理を行う第二の表示動作処理部、
前記第一の表示動作処理部による処理または前記第二の表示動作処理部による処理のうちいずれか一方の処理が行われていることを判断する判断部、
前記判断部により、前記第一の表示動作処理部による処理または前記第二の表示動作処理部による処理のうち一方の処理が行われていると判断された場合は、他方による処理を無効とする制御部、
を備えることを特徴とする情報表示装置。
【請求項2】
前記第一の表示動作処理部は、前記表示部の表示面と同一面上での装置の回転を伴わない装置の動きに応じて、前記表示部に表示している情報を移動表示させる処理を行うことを特徴とする、
請求項1に記載の情報表示装置。
【請求項3】
前記第一の表示動作処理部は、前記表示部の表示面と同一面上での装置の回転を伴う装置の動きに応じて、前記表示部に表示している情報を回転および移動表示させる処理を行うことを特徴とする、
請求項1に記載の情報表示装置。
【請求項4】
装置に各種操作指示を入力する操作部を備え、
前記判断部は、前記操作部に対する所定の操作が行われているときは、前記第一の表示動作処理部による処理または前記第二の表示動作処理部による処理のうちいずれか一方の処理が行われていると判断し、
前記制御部は、前記判断部により前記第一の表示動作処理部による処理または前記第二の表示動作処理部による処理のうちいずれか一方の処理が行われていると判断された場合は、他方の処理を無効とすることを特徴とする、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報表示装置。
【請求項5】
前記センサ部は、複数軸方向の加速度を検出するセンサであり、
前記判断部は、前記センサ部において検出された各軸方向における加速度の合成加速度と重力加速度との差の絶対値が所定値以上大きい場合に、前記第一の表示動作処理部による処理が行われていると判断し、
前記制御部は、前記判断部により前記第一の表示動作処理部による処理が行われていると判断された場合は、前記第二の表示動作処理部による処理を無効とすることを特徴とする、
請求項2に記載の情報表示装置。
【請求項6】
前記判断部は、前記センサ部において検出された加速度が一定方向に重力加速度を検出している場合に、前記第一の表示動作処理部による処理が行われていると判断し、
前記制御部は、前記判断部により前記第一の表示動作処理部による処理が行われていると判断された場合は、前記第二の表示動作処理部による処理を無効とすることを特徴とする、
請求項2に記載の情報表示装置。
【請求項7】
前記判断部は、前記表示部に地図画像が表示されている場合に、前記第一の表示動作処理部による処理が行われていると判断し、
前記制御部は、前記判断部により前記第一の表示動作処理部による処理が行われていると判断された場合は、前記第二の表示動作処理部による処理を無効とすることを特徴とする、
請求項1または請求項2に記載の情報表示装置。
【請求項8】
前記判断部は、前記表示部に表示されている情報が画像情報であり、且つ前記画像情報の一部分が前記表示部に表示されている場合に、前記第一の表示動作処理部による処理が行われていると判断し、
前記制御部は、前記判断部により前記第一の表示動作処理部による処理が行われていると判断された場合は、前記第二の表示動作処理部による処理を無効とすることを特徴とする、
請求項1または請求項2に記載の情報表示装置。
【請求項9】
各種情報を表示する表示部、
装置の動きを検出するセンサ部、
前記センサ部において検出された、前記表示部の表示面と同一面上の動きによって、前記表示部に表示している情報を移動表示させる処理を行う第一の表示動作処理部、
前記センサ部において検出された、前記表示部の表示面に直交する向きへの動きによって、前記表示部に表示している情報を拡大表示または縮小表示させる処理を行う第三の表示動作処理部、
前記第一の表示動作処理部による処理または前記第三の表示動作処理部による処理のうちいずれか一方の処理が行われていることを判断する判断部、
前記判断部により、前記第一の表示動作処理部による処理または前記第三の表示動作処理部による処理のうち一方による処理が行われていると判断された場合は、他方による処理を無効とする制御部、
を備えることを特徴とする情報表示装置。
【請求項10】
装置に各種操作指示を入力する操作部を備え、
前記判断部は、前記操作部に対する所定の操作が行われているときは、前記第一の表示動作処理部による処理または前記第三の表示動作処理部による処理のうちいずれか一方の処理が行われていると判断し、
前記制御部は、前記判断部により前記第一の表示動作処理部による処理または前記第三の表示動作処理部による処理のうちいずれか一方の処理が行われていると判断された場合は、他方の処理を無効とすることを特徴とする、
請求項9に記載の情報表示装置。
【請求項11】
前記判断部は、前記表示部に地図画像が表示されている場合に、前記第一の表示動作処理部による処理が行われていると判断し、
前記制御部は、前記判断部により前記第一の表示動作処理部による処理が行われていると判断された場合は、前記第三の表示動作処理を無効とすることを特徴とする、
請求項9に記載の情報表示装置。
【請求項12】
前記判断部は、前記表示部に表示されている情報が画像情報であり、且つ前記画像情報の一部分が前記表示部に表示されている場合に、前記第一の表示動作処理部による処理が行われていると判断し、
前記制御部は、前記判断部により前記第一の表示動作処理部による処理が行われていると判断された場合は、前記第三の表示動作処理部による処理を無効とすることを特徴とする、
請求項9に記載の情報表示装置。
【請求項13】
各種情報を表示する表示部、
装置の動きを検出するセンサ部、
前記センサ部において検出された、前記表示部の重力方向の向きを変化させる動きによって、前記表示部に表示している情報の表示向きを断続的に回転させる処理を行う第二の表示動作処理部、
前記センサ部において検出された、前記表示部の表示面に直交する向きへの動きによって、前記表示部に表示している情報を拡大表示または縮小表示させる処理を行う第三の表示動作処理部、
前記第二の表示動作処理部による処理または前記第三の表示動作処理部による処理のうちいずれか一方の処理が行われていることを判断する判断部、
前記判断部により、前記第二の表示動作処理部による処理または前記第三の表示動作処理部による処理のうち一方の処理が行われていると判断された場合は、他方による処理を無効とする制御部、
を備えることを特徴とする情報表示装置。
【請求項14】
装置に各種操作指示を入力する操作部を備え、
前記判断部は、前記操作部に対する所定の操作が行われているときは、前記第二の表示動作処理部による処理または前記第三の表示動作処理部による処理のうちいずれか一方の処理が行われていると判断し、
前記制御部は、前記判断部により前記第二の表示動作処理部による処理または前記第三の表示動作処理部による処理のうちいずれか一方の処理が行われていると判断された場合は、他方の処理を無効とすることを特徴とする、
請求項13に記載の情報表示装置。
【請求項15】
前記判断部は、前記表示部に画像情報以外の情報を基礎とする情報が表示されている場合に、前記第二の表示動作処理部による処理が行われていると判断し、
前記制御部は、前記判断部により前記第二の表示動作処理部による処理が行われていると判断された場合は、前記第三の表示動作処理部による処理を無効とすることを特徴とする、
請求項13に記載の情報表示装置。
【請求項16】
装置の動きを検出する検出ステップ、
前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける表示部の表示面と同一面上の動きによって前記表示部に表示している情報を移動表示させる処理を行う第一の表示動作処理、または前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける前記表示部の重力方向の向きを変化させる動きによって前記表示部に表示している情報の表示向きを断続的に回転させる処理を行う第二の表示動作処理のうち一方の処理が行われていることを判断する判断ステップ、
前記判断ステップにおいて、前記第一の表示動作処理または前記第二の表示動作処理のうち一方による処理が行われていると判断された場合は、他方の処理を無効とする制御ステップ、
を備えることを特徴とする情報表示装置の制御方法。
【請求項17】
装置の動きを検出する検出ステップ、
前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける表示部の表示面と同一面上での装置の動きによって前記表示部に表示している情報を移動表示させる処理を行う第一の表示動作処理、または前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける前記表示部の表示面に直交する向きへの動きによって前記表示部に表示している情報を拡大表示または縮小表示させる処理を行う第三の表示動作処理のうち一方の処理が行われていることを判断する判断ステップ、
前記判断ステップにおいて、前記第一の表示動作処理または前記第三の表示動作処理のうち一方による処理が行われていると判断された場合は、他方の処理を無効とする制御ステップ、
を備えることを特徴とする情報表示装置の制御方法。
【請求項18】
装置の動きを検出する検出ステップ、
前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける表示部の重力方向の向きを変化させる動きによって前記表示部に表示している情報の表示向きを断続的に回転させる処理を行う第二の表示動作処理、または前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける前記表示部の表示面に直交する向きへの動きによって前記表示部に表示している情報を拡大表示または縮小表示させる処理を行う第三の表示動作処理のうち一方の処理が行われていることを判断する判断ステップ、
前記判断ステップにおいて、前記第二の表示動作処理または前記第三の表示動作処理のうち一方による処理が行われていると判断された場合は、他方の処理を無効とする制御ステップ、
を備えることを特徴とする情報表示装置の制御方法。
【請求項19】
装置の動きを検出する検出ステップ、
前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける表示部の表示面と同一面上の動きによって前記表示部に表示している情報を移動表示させる処理を行う第一の表示動作処理、または前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける前記表示部の重力方向の向きを変化させる動きによって前記表示部に表示している情報の表示向きを断続的に回転させる処理を行う第二の表示動作処理のうち一方の処理が行われていることを判断する判断ステップ、
前記判断ステップにおいて、前記第一の表示動作処理または前記第二の表示動作処理のうち一方による処理が行われていると判断された場合は、他方の処理を無効とする制御ステップ、
を実行させることを特徴とする情報表示装置の制御プログラム。
【請求項20】
情報表示装置が備えるコンピュータに、
装置の動きを検出する検出ステップ、
前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける表示部の表示面と同一面上での装置の動きによって前記表示部に表示している情報を移動表示させる処理を行う第一の表示動作処理、または前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける前記表示部の表示面に直交する向きへの動きによって前記表示部に表示している情報を拡大表示または縮小表示させる処理を行う第三の表示動作処理のうち一方の処理が行われていることを判断する判断ステップ、
前記判断ステップにおいて、前記第一の表示動作処理または前記第三の表示動作処理のうち一方による処理が行われていると判断された場合は、他方の処理を無効とする制御ステップ、
を実行させることを特徴とする情報表示装置の制御プログラム。
【請求項21】
情報表示装置が備えるコンピュータに、
装置の動きを検出する検出ステップ、
前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける表示部の重力方向の向きを変化させる動きによって前記表示部に表示している情報の表示向きを断続的に回転させる処理を行う第二の表示動作処理、または前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける前記表示部の表示面に直交する向きへの動きによって前記表示部に表示している情報を拡大表示または縮小表示させる処理を行う第三の表示動作処理のうち一方の処理が行われていることを判断する判断ステップ、
前記判断ステップにおいて、前記第二の表示動作処理または前記第三の表示動作処理のうち一方による処理が行われていると判断された場合は、他方の処理を無効とする制御ステップ、
を実行させることを特徴とする情報表示装置の制御プログラム。
【請求項1】
各種情報を表示する表示部、
装置の動きを検出するセンサ部、
前記センサ部において検出された前記表示部の表示面と同一面上の動きによって、前記表示部に表示している情報を移動表示させる処理を行う第一の表示動作処理部、
前記センサ部において検出された前記表示部の重力方向の向きを変化させる動きによって、前記表示部に表示している情報の表示向きを断続的に回転させる処理を行う第二の表示動作処理部、
前記第一の表示動作処理部による処理または前記第二の表示動作処理部による処理のうちいずれか一方の処理が行われていることを判断する判断部、
前記判断部により、前記第一の表示動作処理部による処理または前記第二の表示動作処理部による処理のうち一方の処理が行われていると判断された場合は、他方による処理を無効とする制御部、
を備えることを特徴とする情報表示装置。
【請求項2】
前記第一の表示動作処理部は、前記表示部の表示面と同一面上での装置の回転を伴わない装置の動きに応じて、前記表示部に表示している情報を移動表示させる処理を行うことを特徴とする、
請求項1に記載の情報表示装置。
【請求項3】
前記第一の表示動作処理部は、前記表示部の表示面と同一面上での装置の回転を伴う装置の動きに応じて、前記表示部に表示している情報を回転および移動表示させる処理を行うことを特徴とする、
請求項1に記載の情報表示装置。
【請求項4】
装置に各種操作指示を入力する操作部を備え、
前記判断部は、前記操作部に対する所定の操作が行われているときは、前記第一の表示動作処理部による処理または前記第二の表示動作処理部による処理のうちいずれか一方の処理が行われていると判断し、
前記制御部は、前記判断部により前記第一の表示動作処理部による処理または前記第二の表示動作処理部による処理のうちいずれか一方の処理が行われていると判断された場合は、他方の処理を無効とすることを特徴とする、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報表示装置。
【請求項5】
前記センサ部は、複数軸方向の加速度を検出するセンサであり、
前記判断部は、前記センサ部において検出された各軸方向における加速度の合成加速度と重力加速度との差の絶対値が所定値以上大きい場合に、前記第一の表示動作処理部による処理が行われていると判断し、
前記制御部は、前記判断部により前記第一の表示動作処理部による処理が行われていると判断された場合は、前記第二の表示動作処理部による処理を無効とすることを特徴とする、
請求項2に記載の情報表示装置。
【請求項6】
前記判断部は、前記センサ部において検出された加速度が一定方向に重力加速度を検出している場合に、前記第一の表示動作処理部による処理が行われていると判断し、
前記制御部は、前記判断部により前記第一の表示動作処理部による処理が行われていると判断された場合は、前記第二の表示動作処理部による処理を無効とすることを特徴とする、
請求項2に記載の情報表示装置。
【請求項7】
前記判断部は、前記表示部に地図画像が表示されている場合に、前記第一の表示動作処理部による処理が行われていると判断し、
前記制御部は、前記判断部により前記第一の表示動作処理部による処理が行われていると判断された場合は、前記第二の表示動作処理部による処理を無効とすることを特徴とする、
請求項1または請求項2に記載の情報表示装置。
【請求項8】
前記判断部は、前記表示部に表示されている情報が画像情報であり、且つ前記画像情報の一部分が前記表示部に表示されている場合に、前記第一の表示動作処理部による処理が行われていると判断し、
前記制御部は、前記判断部により前記第一の表示動作処理部による処理が行われていると判断された場合は、前記第二の表示動作処理部による処理を無効とすることを特徴とする、
請求項1または請求項2に記載の情報表示装置。
【請求項9】
各種情報を表示する表示部、
装置の動きを検出するセンサ部、
前記センサ部において検出された、前記表示部の表示面と同一面上の動きによって、前記表示部に表示している情報を移動表示させる処理を行う第一の表示動作処理部、
前記センサ部において検出された、前記表示部の表示面に直交する向きへの動きによって、前記表示部に表示している情報を拡大表示または縮小表示させる処理を行う第三の表示動作処理部、
前記第一の表示動作処理部による処理または前記第三の表示動作処理部による処理のうちいずれか一方の処理が行われていることを判断する判断部、
前記判断部により、前記第一の表示動作処理部による処理または前記第三の表示動作処理部による処理のうち一方による処理が行われていると判断された場合は、他方による処理を無効とする制御部、
を備えることを特徴とする情報表示装置。
【請求項10】
装置に各種操作指示を入力する操作部を備え、
前記判断部は、前記操作部に対する所定の操作が行われているときは、前記第一の表示動作処理部による処理または前記第三の表示動作処理部による処理のうちいずれか一方の処理が行われていると判断し、
前記制御部は、前記判断部により前記第一の表示動作処理部による処理または前記第三の表示動作処理部による処理のうちいずれか一方の処理が行われていると判断された場合は、他方の処理を無効とすることを特徴とする、
請求項9に記載の情報表示装置。
【請求項11】
前記判断部は、前記表示部に地図画像が表示されている場合に、前記第一の表示動作処理部による処理が行われていると判断し、
前記制御部は、前記判断部により前記第一の表示動作処理部による処理が行われていると判断された場合は、前記第三の表示動作処理を無効とすることを特徴とする、
請求項9に記載の情報表示装置。
【請求項12】
前記判断部は、前記表示部に表示されている情報が画像情報であり、且つ前記画像情報の一部分が前記表示部に表示されている場合に、前記第一の表示動作処理部による処理が行われていると判断し、
前記制御部は、前記判断部により前記第一の表示動作処理部による処理が行われていると判断された場合は、前記第三の表示動作処理部による処理を無効とすることを特徴とする、
請求項9に記載の情報表示装置。
【請求項13】
各種情報を表示する表示部、
装置の動きを検出するセンサ部、
前記センサ部において検出された、前記表示部の重力方向の向きを変化させる動きによって、前記表示部に表示している情報の表示向きを断続的に回転させる処理を行う第二の表示動作処理部、
前記センサ部において検出された、前記表示部の表示面に直交する向きへの動きによって、前記表示部に表示している情報を拡大表示または縮小表示させる処理を行う第三の表示動作処理部、
前記第二の表示動作処理部による処理または前記第三の表示動作処理部による処理のうちいずれか一方の処理が行われていることを判断する判断部、
前記判断部により、前記第二の表示動作処理部による処理または前記第三の表示動作処理部による処理のうち一方の処理が行われていると判断された場合は、他方による処理を無効とする制御部、
を備えることを特徴とする情報表示装置。
【請求項14】
装置に各種操作指示を入力する操作部を備え、
前記判断部は、前記操作部に対する所定の操作が行われているときは、前記第二の表示動作処理部による処理または前記第三の表示動作処理部による処理のうちいずれか一方の処理が行われていると判断し、
前記制御部は、前記判断部により前記第二の表示動作処理部による処理または前記第三の表示動作処理部による処理のうちいずれか一方の処理が行われていると判断された場合は、他方の処理を無効とすることを特徴とする、
請求項13に記載の情報表示装置。
【請求項15】
前記判断部は、前記表示部に画像情報以外の情報を基礎とする情報が表示されている場合に、前記第二の表示動作処理部による処理が行われていると判断し、
前記制御部は、前記判断部により前記第二の表示動作処理部による処理が行われていると判断された場合は、前記第三の表示動作処理部による処理を無効とすることを特徴とする、
請求項13に記載の情報表示装置。
【請求項16】
装置の動きを検出する検出ステップ、
前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける表示部の表示面と同一面上の動きによって前記表示部に表示している情報を移動表示させる処理を行う第一の表示動作処理、または前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける前記表示部の重力方向の向きを変化させる動きによって前記表示部に表示している情報の表示向きを断続的に回転させる処理を行う第二の表示動作処理のうち一方の処理が行われていることを判断する判断ステップ、
前記判断ステップにおいて、前記第一の表示動作処理または前記第二の表示動作処理のうち一方による処理が行われていると判断された場合は、他方の処理を無効とする制御ステップ、
を備えることを特徴とする情報表示装置の制御方法。
【請求項17】
装置の動きを検出する検出ステップ、
前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける表示部の表示面と同一面上での装置の動きによって前記表示部に表示している情報を移動表示させる処理を行う第一の表示動作処理、または前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける前記表示部の表示面に直交する向きへの動きによって前記表示部に表示している情報を拡大表示または縮小表示させる処理を行う第三の表示動作処理のうち一方の処理が行われていることを判断する判断ステップ、
前記判断ステップにおいて、前記第一の表示動作処理または前記第三の表示動作処理のうち一方による処理が行われていると判断された場合は、他方の処理を無効とする制御ステップ、
を備えることを特徴とする情報表示装置の制御方法。
【請求項18】
装置の動きを検出する検出ステップ、
前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける表示部の重力方向の向きを変化させる動きによって前記表示部に表示している情報の表示向きを断続的に回転させる処理を行う第二の表示動作処理、または前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける前記表示部の表示面に直交する向きへの動きによって前記表示部に表示している情報を拡大表示または縮小表示させる処理を行う第三の表示動作処理のうち一方の処理が行われていることを判断する判断ステップ、
前記判断ステップにおいて、前記第二の表示動作処理または前記第三の表示動作処理のうち一方による処理が行われていると判断された場合は、他方の処理を無効とする制御ステップ、
を備えることを特徴とする情報表示装置の制御方法。
【請求項19】
装置の動きを検出する検出ステップ、
前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける表示部の表示面と同一面上の動きによって前記表示部に表示している情報を移動表示させる処理を行う第一の表示動作処理、または前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける前記表示部の重力方向の向きを変化させる動きによって前記表示部に表示している情報の表示向きを断続的に回転させる処理を行う第二の表示動作処理のうち一方の処理が行われていることを判断する判断ステップ、
前記判断ステップにおいて、前記第一の表示動作処理または前記第二の表示動作処理のうち一方による処理が行われていると判断された場合は、他方の処理を無効とする制御ステップ、
を実行させることを特徴とする情報表示装置の制御プログラム。
【請求項20】
情報表示装置が備えるコンピュータに、
装置の動きを検出する検出ステップ、
前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける表示部の表示面と同一面上での装置の動きによって前記表示部に表示している情報を移動表示させる処理を行う第一の表示動作処理、または前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける前記表示部の表示面に直交する向きへの動きによって前記表示部に表示している情報を拡大表示または縮小表示させる処理を行う第三の表示動作処理のうち一方の処理が行われていることを判断する判断ステップ、
前記判断ステップにおいて、前記第一の表示動作処理または前記第三の表示動作処理のうち一方による処理が行われていると判断された場合は、他方の処理を無効とする制御ステップ、
を実行させることを特徴とする情報表示装置の制御プログラム。
【請求項21】
情報表示装置が備えるコンピュータに、
装置の動きを検出する検出ステップ、
前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける表示部の重力方向の向きを変化させる動きによって前記表示部に表示している情報の表示向きを断続的に回転させる処理を行う第二の表示動作処理、または前記検出ステップにおいて検出された前記装置の動きにおける前記表示部の表示面に直交する向きへの動きによって前記表示部に表示している情報を拡大表示または縮小表示させる処理を行う第三の表示動作処理のうち一方の処理が行われていることを判断する判断ステップ、
前記判断ステップにおいて、前記第二の表示動作処理または前記第三の表示動作処理のうち一方による処理が行われていると判断された場合は、他方の処理を無効とする制御ステップ、
を実行させることを特徴とする情報表示装置の制御プログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【公開番号】特開2012−73583(P2012−73583A)
【公開日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−122655(P2011−122655)
【出願日】平成23年5月31日(2011.5.31)
【出願人】(308036402)株式会社JVCケンウッド (1,152)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年5月31日(2011.5.31)
【出願人】(308036402)株式会社JVCケンウッド (1,152)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]