説明

情報表示装置及び情報表示プログラム

【課題】現在地の位置情報に対応する内容をコンテンツから適切に読み出して表示する。
【解決手段】電子辞書1は、各項目に対してテキストを対応付けた項目情報を複数含むコンテンツ70を複数種類記憶するROM80と、コンテンツ70毎に、位置情報に対応する位置対応キーワードを複数記憶したコンテンツ別−位置対応検索条件テーブル82と、検索対象のコンテンツ70を指定する入力部30と、GPS受信機50と、GPS受信機50により検知された現在地の位置情報と、検索対象のコンテンツ70とに対応する位置対応キーワードをコンテンツ別−位置対応検索条件テーブル82から検出するCPU20とを備える。CPU20は、検出された位置対応キーワードを検索文字列として入力し、入力された検索文字列に対応する項目情報を検索対象のコンテンツ70から検索するとともに、検索された項目情報を表示させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報表示装置及び情報表示プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、GPS受信機を内蔵したカーナビゲーション(いわゆるカーナビ)においては、店舗の名前と、その位置情報とが対応付けられて、店舗のカテゴリ(コンビニエンスストアや書店など)毎に記憶されており、ユーザが何れかのカテゴリを選択すると、GPS受信機で検知される現在地の位置情報に基づいて、現在地の周辺に存在する店舗のうち、選択カテゴリの店舗の名前を地図上に表示するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ところで、主にテキストデータを表示する電子辞書などの情報表示装置においては、読み物のテキストや辞書データベースなど、複数のコンテンツが収録されて多機能化が図られており、近年では、GPS受信機の搭載も検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−091974号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、カーナビゲーション等の情報をそのまま用いても、電子辞書等の所望のコンテンツから現在地の位置情報に対応する内容を適切に読み出すことはできない。例えば店舗のカテゴリから各カテゴリ別の店舗情報を読み出すことはできても、百科事典や文学一覧等ユーザ指定のコンテンツからその位置にあったコンテンツ情報を検索しようとしても、適切に検索できるわけではない。
【0006】
本発明の課題は、現在地の位置情報に対応する内容をコンテンツから適切に読み出して表示させることのできる情報表示装置及び情報表示プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載の発明は、情報表示装置において、
表示手段と、
各項目に対して当該項目についてのテキストを対応付けた項目情報を複数含むコンテンツを複数種類記憶するコンテンツ記憶手段と、
前記複数種類のコンテンツ毎に、位置情報に対応する位置対応キーワードを複数記憶した位置対応キーワード記憶手段と、
検索対象のコンテンツを指定するコンテンツ指定手段と、
現在地の位置情報を検知する位置情報検知手段と、
この位置情報検知手段により検知された現在地の位置情報と、前記検索対象のコンテンツとに対応する位置対応キーワードを、前記位置対応キーワード記憶手段から検出する位置対応キーワード検出手段と、
この位置対応キーワード検出手段により検出された位置対応キーワードを検索文字列として入力する位置対応キーワード入力手段と、
この位置対応キーワード入力手段により入力された検索文字列に対応する項目情報を、前記検索対象のコンテンツから検索する検索手段と、
前記検索手段により検索された項目情報を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の情報表示装置において、
請求項1記載の情報表示装置において、さらに、
前記複数種類のコンテンツ毎に、位置対応キーワードについてのコンテンツの検索方法を記憶するキーワード検索方法記憶手段を備え、
前記検索手段は、前記検索対象のコンテンツについて前記キーワード検索方法記憶手段に記憶された検索方法で前記位置対応キーワードを検索することを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の情報表示装置において、
請求項1または2記載の情報表示装置において、
前記複数種類のコンテンツ毎に、前記位置対応キーワード記憶手段に記憶された位置情報の範囲よりも広い範囲の位置情報について、位置対応キーワードを記憶した広範囲情報キーワード記憶手段と、
前記検索手段により検索された項目情報が前記表示手段に表示された後、前記現在地の位置情報と、前記検索対象のコンテンツとに対応する位置対応キーワードを、前記広範囲キーワード記憶手段から検出する広範囲キーワード検出手段と、
この広範囲キーワード検出手段により検出された位置対応キーワードを検索文字列として入力する広範囲キーワード入力手段と、
この広範囲キーワード入力手段により入力された検索文字列に対応する項目情報を、前記検索対象のコンテンツから検索する広範囲検索手段と、
を備えることを特徴とする。
【0010】
請求項4記載の発明は、情報表示プログラムにおいて、
表示手段と、現在地の位置情報を検知する位置情報検知手段とを有するコンピュータに、
各項目に対して当該項目についてのテキストを対応付けた項目情報を複数含むコンテンツを複数種類記憶するコンテンツ記憶機能と、
前記複数種類のコンテンツ毎に、位置情報に対応する位置対応キーワードを複数記憶した位置対応キーワード記憶機能と、
検索対象のコンテンツを指定するコンテンツ指定機能と、
前記位置情報検知手段により検知された現在地の位置情報と、前記検索対象のコンテンツとに対応する位置対応キーワードを、前記位置対応キーワード記憶機能による記憶情報から検出する位置対応キーワード検出機能と、
この位置対応キーワード検出機能により検出された位置対応キーワードを検索文字列として入力する位置対応キーワード入力機能と、
この位置対応キーワード入力機能により入力された検索文字列に対応する項目情報を、前記検索対象のコンテンツから検索する検索機能と、
前記検索機能により検索された項目情報を前記表示手段に表示させる表示制御機能と、
を実現させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、コンテンツ毎に、位置情報に対応する位置対応キーワードが複数記憶されており、位置情報検知手段により検知された現在地の位置情報と、検索対象のコンテンツとに対応する位置対応キーワードが検索文字列として入力されて、検索文字列に対応する項目情報が検索対象のコンテンツから検索されて表示されるので、コンテンツが経度・緯度のような位置情報をテキスト中に格納していない場合であっても、位置情報に対応する位置対応キーワードによって検索を行うことができる。従って、現在地の位置情報に対応する内容をコンテンツから適切に読み出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】電子辞書の概観を示す平面図である。
【図2】電子辞書の内部構成を示すブロック図である。
【図3】コンテンツ別−位置対応検索条件テーブルのデータ構造を示す図である。
【図4】地形図データを説明するための図である。
【図5】(a)は都市名データを説明するための図であり、(b)は地域・都道府県名データを説明するための図である。
【図6】(a)は史跡名データを説明するための図であり、(b)は旧地域名・旧国名データを説明するための図である。
【図7】情報表示処理を示すフローチャートである。
【図8】検索キーワード設定処理を示すフローチャートである。
【図9】表示部の表示内容を示す図である。
【図10】表示部の表示内容を示す図である。
【図11】表示部の表示内容を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照して、本発明に係る情報表示装置を電子辞書に適用した場合の実施形態について詳細に説明する。
【0014】
[外観構成]
図1は、電子辞書1の平面図である。
この図に示すように、電子辞書1は、メインディスプレイ10、サブディスプレイ11、カードスロット12及びキー群2を備えている。
【0015】
メインディスプレイ10及びサブディスプレイ11は、ユーザによるキー群2の操作に応じた文字や符号等、各種データを表示する部分であり、LCD(Liquid Crystal Display)やELD(Electronic Luminescence Display)等によって構成されている。なお、本実施の形態におけるメインディスプレイ10及びサブディスプレイ11は、いわゆるタッチパネル110(図2参照)と一体的に形成されており、手書き入力等の操作を受け付け可能となっている。
【0016】
カードスロット12は、種々の情報を記憶した外部情報記憶媒体12a(図2参照)と着脱可能に設けられている。
【0017】
キー群2は、ユーザから電子辞書1を操作するための操作を受ける各種キーを有している。具体的には、キー群2は、訳/決定キー2bと、文字キー2cと、辞書選択キー2dと、カーソルキー2eと、シフトキー2fと、戻るキー2gと、メニューキー2h等とを有している。
【0018】
訳/決定キー2bは、検索の実行や、見出し語の決定等に使用されるキーである。文字キー2cは、ユーザによる文字の入力等に使用されるキーであり、本実施の形態においては“A”〜“Z”キーを備えている。辞書選択キー2dは、後述の辞書データベース70a,…(図2参照)の選択に使用されるキーである。
【0019】
カーソルキー2eは、画面内の反転表示位置、つまりカーソル位置の移動等に使用されるキーであり、本実施の形態においては上下左右の方向を指定可能となっている。シフトキー2fは、日本語の単語を検索対象に設定するとき等に使用されるキーである。戻るキー2gは、前回表示した画面に戻るとき等に使用されるキーである。メニューキー2hは、各種のモード設定を行うためのキーである。
【0020】
[内部構成]
続いて、電子辞書1の内部構造について説明する。図2は、電子辞書1の内部構成を示すブロック図である。
【0021】
この図に示すように、電子辞書1は、表示部40、入力部30、記録媒体読取部60、GPS受信機50、CPU(Central Processing Unit)20、フラッシュROM(Read Only Memory)80、RAM(Random Access Memory)90を備え、各部はバスで相互にデータ通信可能に接続されて構成されている。
【0022】
表示部40は、上述のメインディスプレイ10及びサブディスプレイ11を備えており、CPU20から入力される表示信号に基づいて各種情報をメインディスプレイ10やサブディスプレイ11に表示するようになっている。
【0023】
入力部30は、上述のキー群2やタッチパネル110を備えており、押下されたキーやタッチパネル110の位置に対応する信号をCPU20に出力するようになっている。
【0024】
記録媒体読取部60は、上述のカードスロット12を備えており、当該カードスロット12に装着された外部情報記憶媒体12aから情報を読み出したり、当該外部情報記憶媒体12aに情報を記録したりするようになっている。
【0025】
ここで、外部情報記憶媒体12aには、コンテンツ70等が格納されるようになっている。なお、このコンテンツ70は後述のフラッシュROM80におけるコンテンツ70と同様のデータ構造を有しているため、ここでは説明を省略する。
【0026】
GPS受信機50は、GPSシステムからの受信信号に基づいて現在地の位置情報を検知するものである。このようなGPS受信機50としては、従来より公知の装置を用いることができる。
【0027】
CPU20は、入力される指示に応じて所定のプログラムに基づいた処理を実行し、各機能部への指示やデータの転送等を行い、電子辞書1を統括的に制御するようになっている。具体的には、CPU20は、入力部30やGPS受信機50から入力される操作信号等に応じてフラッシュROM80に格納された各種プログラムを読み出し、当該プログラムに従って処理を実行する。そして、CPU20は、処理結果をRAM90に保存するとともに、当該処理結果を表示部40に適宜出力させる。
【0028】
フラッシュROM80は、電子辞書1の各種機能を実現するためのプログラムやデータを記憶するメモリである。本実施の形態においては、フラッシュROM80は、本発明に係る情報表示プログラム81と、コンテンツ群7と、コンテンツ別−位置対応検索条件テーブル82と、地形図データ83と、都市名データ84と、地域名・都道府県名データ85と、史跡名データ86と、旧地域名・旧国名データ87等とを記憶している。
【0029】
情報表示プログラム81は、後述の情報表示処理(図7参照)をCPU20に実行させるためのプログラムである。
【0030】
コンテンツ群7は、各項目に対してテキストを対応付けた項目情報を複数含むコンテンツ70を複数種類有しており、本実施の形態においては、複数の辞書データベース70a及びテキストコンテンツ70bを有している。
【0031】
辞書データベース70a,…には、項目である見出し語と、この見出し語の説明情報のテキストとを対応付けた1つ以上の見出し語情報が格納されている。なお、本実施の形態においては、このような辞書データベース70aとして、「日本史事典」などの辞書データベース70aがコンテンツ群7に含まれている。ここで、「日本史事典」の辞書データベース70aでは、歴史上の人物などが見出し語として用いられている。
【0032】
テキストコンテンツ70bには、複数種類の各項目(章番号など)と、当該項目の内容を示すテキスト(以下、項目テキストとする)とを対応付けた複数の項目情報が格納されている。なお、本実施の形態においては、このようなテキストコンテンツ70bとして、「植物図鑑」や「日本文学700」などのテキストコンテンツ70bがコンテンツ群7に含まれている。ここで、「植物図鑑」のテキストコンテンツ70bでは、項目名として植物名が用いられている。また、「日本文学700」のテキストコンテンツ70bでは、項目名として作品名・書籍名が用いられており、各項目テキストには、作品のジャンルを説明する部分や、著者情報を説明する部分に、その旨を示すタグデータが埋め込まれている。
【0033】
なお、以上のコンテンツ群7における複数のコンテンツ70のうち、少なくとも「日本史事典」,「日本文学700」,「植物図鑑」のコンテンツ70では、後述のコンテンツ別−位置対応検索条件テーブル82に情報が記憶されており、これにより、GPS受信機50で取得される位置情報を利用した検索(以下、位置情報対応検索とする)が可能となっている。
【0034】
コンテンツ別−位置対応検索条件テーブル82は、コンテンツ群7における複数種類のコンテンツ70のうち、位置情報対応検索の可能な各コンテンツ70について、位置情報対応検索において用いられる条件を記憶している。具体的には、図3に示すように、このコンテンツ別−位置対応検索条件テーブル82は、位置情報対応検索の可能なコンテンツ70のコンテンツ名と、検索の方法と、GPS受信機50で受信されうる位置情報に対応した位置対応キーワードのうち、所定の第1,第2のカテゴリに含まれる位置対応キーワードとを対応付けて記憶している。
【0035】
ここで、位置対応キーワードの検索文字列についての検索方法としては、検索文字列に対応する項目をコンテンツ70から検索する方法、いわゆる見出し語検索と、検索文字列に対応する項目テキストをコンテンツ70から検索する方法、いわゆる全文検索とが用いられている。なお、検索文字列に対応する項目(または項目テキスト)とは、検索文字列に完全一致する文字列を含む項目(または項目テキスト)であっても良いし、前方一致や後方一致する文字列を含む項目(または項目テキスト)であっても良い。
【0036】
また、位置対応キーワードには、山・川・海・浜などの自然物の形状である地形の名前や、国・市町村など政治的に画定されたものの名称、名所旧跡等の名称などが含まれる。
【0037】
そして、「植物図鑑」のコンテンツ70について、第1のカテゴリに含まれる位置対応キーワードは地形の名前のうち、所定の名前のみとなっており、第2のカテゴリに含まれる位置対応キーワードは、地形の名前のうち、第1のカテゴリに含まれる位置対応キーワードに類似する地形名となっている。具体的には、後述の図4(b)に示すように、「植物図鑑」についての第1のカテゴリには、「高山」,「湿原」,「川辺」,「海岸」などの位置対応キーワードが含まれており、第2のカテゴリには、「高山」に類似する位置対応キーワードとして「高地」,「高原」が含まれ、「川辺」に類似する位置対応キーワードとして「水辺」,「河原」が含まれ、「海岸」に類似する位置対応キーワードとして「海浜」,「砂浜」が含まれている。
【0038】
また、「日本文学700」のコンテンツ70について、第1のカテゴリに含まれる位置対応キーワードは都市名となっており、第2のカテゴリに含まれる位置対応キーワードは都道府県名となっている。また、「日本史事典」のコンテンツ70について、第1のカテゴリに含まれる位置対応キーワードは史跡名となっており、第2のカテゴリに含まれる位置対応キーワードは旧国名となっている。
【0039】
これにより、各コンテンツ70について、第2のカテゴリに含まれる位置対応キーワードは、第1のカテゴリに含まれる位置対応キーワードよりも広い範囲の位置情報についてのキーワード(以下、広範囲キーワードとも称する)となっているか、或いは第1のカテゴリに含まれるキーワードに類似するキーワードとなっている。
【0040】
地形図データ83は、図4(a),(b)に示すように、地図上の各位置の地形を示すデータであり、具体的には、地図上の各位置の緯度・経度・高度や、当該位置が高山・河川・海・湿原内であるか否か等を示すようになっている。なお、図4(b)中、左上の欄には、地図上での湿原の模様が図示されている。
【0041】
都市名データ84は、図5(a)に示すように、地図上の各位置の都市名を示す位置対応キーワードのデータである。
地域名・都道府県名データ85は、図5(b)に示すように、地図上の各位置の地域名・都道府県名を示す広範囲キーワードのデータである。但し、この図では、地域名の図示を省略している。
【0042】
史跡名データ86は、図6(a)に示すように、地図上の各位置の史跡名を示す位置対応キーワードのデータである。
旧地域名・旧国名データ87は、図6(b)に示すように、地図上の各位置の旧地域名・旧国名を示す広範囲キーワードのデータである。
【0043】
RAM90は、CPU20が実行する各種プログラムや、これらプログラムの実行に係るデータ等を一時的に保持するメモリ領域を備えており、本実施の形態においては、検索語記憶領域91を備えている。
【0044】
この検索語記憶領域91には、後述の情報表示処理(図7参照)において検索文字列として使用される単語が少なくとも1つ記憶されるようになっている。
【0045】
[動作]
続いて、電子辞書1の動作について、図面を参照しつつ説明する。
【0046】
図7は、CPU20が情報表示プログラム81を読み出して実行する情報表示処理の流れを示すフローチャートである。
【0047】
この図に示すように、情報表示処理においては、まずコンテンツ群7から所望のコンテンツ70をユーザが指定すると(ステップS1)、CPU20は、指定されたコンテンツ70(以下、指定コンテンツ70Sとする)が位置情報対応検索の可能なコンテンツ70であるか否か、つまりコンテンツ別−位置対応検索条件テーブル82にコンテンツ名の記憶されたコンテンツ70であるか否かを判定し(ステップS2)、位置情報対応検索の可能なコンテンツではないと判定した場合(ステップS2;No)には、通常の検索処理へ移行する。
【0048】
また、ステップS2においてユーザの指定コンテンツ70Sが位置情報対応検索の可能なコンテンツであると判定した場合(ステップS2;Yes)には、CPU20は、ユーザの指定コンテンツ70Sに対応する第1,第2のカテゴリのキーワードと、検索方法とをコンテンツ別−位置対応検索条件テーブル82から読み出す(ステップS3)。また、このときCPU20は、ユーザが検索文字列を入力するためのユーザキーワード入力欄100と、現在地の位置情報に対応する位置対応キーワードが検索文字列として自動的に入力されるGPSキーワード入力欄101とを、メインディスプレイ10に表示させる(図9(a)など参照)。
【0049】
次に、ユーザがキー群2から検索文字列を入力すると(ステップS4)、CPU20は、当該検索文字列をユーザキーワード入力欄100に表示させるとともに、GPS受信機50から現在地の位置情報を検知して(ステップS5)、指定コンテンツ70Sの種類に応じた検索キーワード設定処理を行う(ステップS6)。なお、上述のステップS4の処理は、行わなくても良い。
【0050】
具体的には、指定コンテンツ70Sが「植物図鑑」のコンテンツ70である場合には、図8に示すように、この検索キーワード設定処理においてまずCPU20は、地形図データ83から、現在地についての情報を取得する(ステップT1)。
【0051】
次に、CPU20は、ステップT1で取得した情報に基づいて、現在地が標高1500mm以上の地域であるか否かを判定し(ステップT2)、違うと判定した場合(ステップT2;No)には後述のステップT4に移行する。
【0052】
また、ステップT2において現在地が標高1500mm以上の地域であると判定した場合(ステップT2;Yes)には、CPU20は、ステップS3で読み出した第1のカテゴリの位置対応キーワードのうち、位置対応キーワード「高山」を検索語として検出し、その文字列「高山」をメインディスプレイ10におけるGPSキーワード入力欄101に入力して表示させるとともに、検索語記憶領域91に記憶させる(ステップT3)。
【0053】
次に、CPU20は、ステップT1で取得した情報に基づいて、現在地が湿原地域内であるか否かを判定し(ステップT4)、違うと判定した場合(ステップT4;No)には後述のステップT6に移行する。
【0054】
また、ステップT4において現在地が湿原地域内であると判定した場合(ステップT4;Yes)には、CPU20は、ステップS3で読み出した第1のカテゴリの位置対応キーワードのうち、位置対応キーワード「湿原」を検索語として検出し、その文字列「湿原」をメインディスプレイ10におけるGPSキーワード入力欄101に入力して表示させるとともに、検索語記憶領域91に記憶させる(ステップT5)。
【0055】
次に、CPU20は、ステップT1で取得した情報に基づいて、現在地が川の近く、具体的には川から100m以内であるか否かを判定し(ステップT6)、違うと判定した場合(ステップT6;No)には後述のステップT8に移行する。
【0056】
また、ステップT6において現在地が川の近くであると判定した場合(ステップT6;Yes)には、CPU20は、ステップS3で読み出した第1のカテゴリの位置対応キーワードのうち、位置対応キーワード「川辺」を検索語として検出し、その文字列「川辺」をメインディスプレイ10におけるGPSキーワード入力欄101に入力して表示させるとともに、検索語記憶領域91に記憶させる(ステップT7)。
【0057】
次に、CPU20は、ステップT1で取得した情報に基づいて、現在地が海の近く、具体的には海から500m以内であるか否かを判定し(ステップT8)、違うと判定した場合(ステップT8;No)には検索キーワード設定処理を終了する。
【0058】
また、ステップT8において現在地が海の近くであると判定した場合(ステップT8;Yes)には、CPU20は、ステップS3で読み出した第1のカテゴリの位置対応キーワードのうち、位置対応キーワード「海岸」を検索語として検出し、その文字列「海岸」をメインディスプレイ10におけるGPSキーワード入力欄101に入力して表示させるとともに、検索語記憶領域91に記憶させ(ステップT9)、検索キーワード設定処理を終了する。
【0059】
また、指定コンテンツ70Sが「日本文学700」のコンテンツ70である場合には、この検索キーワード設定処理においてCPU20は、都市名データ84を参照して、ステップS3で読み出した第1のカテゴリの位置対応キーワード(都市名)のうち、現在地に対応する位置対応キーワードを検索語として検出し、その文字列をメインディスプレイ10におけるGPSキーワード入力欄101に入力して表示させるとともに、検索語記憶領域91に記憶させる。
【0060】
また、指定コンテンツ70Sが「日本史事典」のコンテンツ70である場合には、この検索キーワード設定処理においてCPU20は、史跡名データ86を参照して、ステップS3で読み出した第1のカテゴリの位置対応キーワード(史跡名)のうち、現在地に対応する位置対応キーワードを検索語として検出し、その文字列をメインディスプレイ10におけるGPSキーワード入力欄101に入力して表示させるとともに、検索語記憶領域91に記憶させる。
【0061】
以上の検索キーワード設定処理により、GPS受信機50で検知された現在地の位置情報に対応する位置対応キーワードが検索文字列としてGPSキーワード入力欄101に入力され、検索語記憶領域91に記憶されることとなる。
【0062】
そして、この検索キーワード設定処理が終了したら、図7に示すように、次にCPU20は、ユーザキーワード入力欄100及びGPSキーワード入力欄101内の検索文字列に対応する項目情報を、ステップS3で読み出したユーザ指定のコンテンツに対応する検索方法(見出し語検索または全文検索)によって指定コンテンツ70S内で検索した後(ステップS7)、検出された項目情報の項目名をメインディスプレイ10に一覧表示させる(ステップS8)。
【0063】
次に、CPU20は、位置対応キーワードのカテゴリを変更して更に検索を行う旨の操作が行われるか否かを判定し(ステップS9)、行われないと判定した場合(ステップS9;No)には、後述のステップS13に移行する。
【0064】
また、ステップS9において更に検索を行う旨の操作が行われたと判定した場合(ステップS9;Yes)には、CPU20は、上述のステップS6と同様の検索キーワード設定処理を行う(ステップS10)。但し、このステップS10における検索キーワード設定処理においては、CPU20は、ステップS3で読み出した第1のカテゴリの位置対応キーワードに代えて第2のカテゴリの位置対応キーワード(広範囲キーワード)を用いる。また、ステップS6で都市名データ84を用いていた場合には、このステップS10でCPU20は、より広範囲な位置情報である地域名・都道府県名データ85を用い、ステップS6で史跡名データ86を用いていた場合には、このステップS10でより広範囲な位置情報である旧地域名・旧国名データ87を用いる。
【0065】
このようなステップS10により、GPS受信機50により検知された現在地の位置情報に対応する第1カテゴリに含まれる位置対応キーワード(地形名・都市名・史跡名)が検索文字列として入力され検索結果が表示された後であっても、ユーザ操作に基づいて、当該第1カテゴリに含まれる位置対応キーワードに代えて、現在地の位置情報に対応する広範囲キーワード(地形名の各類語・都道府県名・旧国名)が検索文字列として入力され、検索が行われることとなる。
【0066】
次に、CPU20は、ユーザキーワード入力欄100及びGPSキーワード入力欄101内の検索文字列に対応する項目情報を、ステップS3で読み出した検索方法によって指定コンテンツ70S内で検索した後(ステップS11)、検出された項目情報の項目名をメインディスプレイ10に一覧表示させる(ステップS12)。
【0067】
次に、CPU20は、何れかの項目名がユーザにより選択されるか否かを判定し(ステップS13)、選択されないと判定した場合(ステップS13;No)には、他の処理へ移行する。
【0068】
また、ステップS13において何れかの項目名がユーザにより選択されたと判定した場合(ステップS13;Yes)には、CPU20は、選択された項目名の項目情報をメインディスプレイ10に全画面表示させ(ステップS14)、情報表示処理を終了する。
【0069】
[動作例]
続いて、上記の情報表示処理を具体的に説明する。
【0070】
(動作例1)
まず、コンテンツ群7から「植物図鑑」のコンテンツ70をユーザが指定すると(ステップS1)、この指定コンテンツ70Sに対応する位置対応キーワード(第1カテゴリ「地形」の位置対応キーワード)と、広範囲キーワード(第2カテゴリ「第1カテゴリにおける地形の類語」の位置対応キーワード)と、検索方法「全文検索」とがコンテンツ別−位置対応検索条件テーブル82から読み出されるとともに(ステップS3)、図9(a)に示すように、ユーザキーワード入力欄100と、GPSキーワード入力欄101とがメインディスプレイ10に表示される。
【0071】
次に、図9(b)に示すように、ユーザがキー群2から検索文字列「花」,「黄色」を入力すると(ステップS4)、当該検索文字列「花」,「黄色」がユーザキーワード入力欄100に表示される。
【0072】
次に、図9(c)に示すように、GPS受信機50から現在地の位置情報「緯度:30.67… 経度:75.76…」が検知される(ステップS5)。なお、この現在地は、図4(a)において「×」マークで示した場所である。
【0073】
次に、地形図データ83から現在地についての情報が取得されて(ステップT1)、現在地が標高1500mm以上の地域であると判定され(ステップT2;Yes)、位置対応キーワード「高山」が検索語として検出され、その文字列「高山」がメインディスプレイ10におけるGPSキーワード入力欄101に入力されて表示されるとともに、検索語記憶領域91に記憶される(ステップT3)。
【0074】
次に、ユーザキーワード入力欄100内の検索文字列「花」,「黄色」と、GPSキーワード入力欄101内の検索文字列「高山」とに対応する項目情報が「植物図鑑」の指定コンテンツ70S内で全文検索され(ステップS7)、図9(d)に示すように、検出された項目情報の項目名「アキノキリンソウ」,…がメインディスプレイ10に一覧表示される(ステップS8)。
【0075】
そして、項目名「アキノキリンソウ」をユーザが選択すると(ステップS13;Yes)、図9(e)に示すように、選択された項目名「アキノキリンソウ」の項目情報がメインディスプレイ10に全画面表示される(ステップS14)。
【0076】
(動作例2)
まず、コンテンツ群7から「日本文学700」のコンテンツ70をユーザが指定すると(ステップS1)、この指定コンテンツ70Sに対応する位置対応キーワード(第1カテゴリ「都市名」の位置対応キーワード)と、広範囲キーワード(第2カテゴリ「地域名・都道府県名」の位置対応キーワード)と、検索方法「全文検索」とがコンテンツ別−位置対応検索条件テーブル82から読み出されるとともに(ステップS3)、図10(a)に示すように、ユーザキーワード入力欄100と、GPSキーワード入力欄101とがメインディスプレイ10に表示される。
【0077】
次に、図10(b)に示すように、ユーザがキー群2から検索文字列「詩集」を入力すると(ステップS4)、当該検索文字列「詩集」がユーザキーワード入力欄100に表示される。
【0078】
次に、図10(c)に示すように、GPS受信機50から現在地の位置情報「緯度:39.38… 経度:141.11…」が検知される(ステップS5)。
【0079】
次に、都市名データ84が参照されて、ステップS3で読み出した都市名のうち、現在地に対応する位置対応キーワード「花巻」が検索語として検出され、その文字列「花巻」がメインディスプレイ10におけるGPSキーワード入力欄101に入力されて表示されるとともに、検索語記憶領域91に記憶される(ステップS6)。
【0080】
次に、ユーザキーワード入力欄100内の検索文字列「詩集」と、GPSキーワード入力欄101内の検索文字列「花巻」とに対応する項目情報が「日本文学700」の指定コンテンツ70S内で全文検索され(ステップS7)、図10(d)に示すように、検出された項目情報の項目名「春と修羅」がメインディスプレイ10に表示される(ステップS8)。なお、本動作例においては、コンテンツ70における各項目テキストのうち、著者情報の説明部分のみから、検索文字列「花巻」に対応する項目テキストが検索されるものとして説明する。
【0081】
次に、更に検索を行う旨の操作をユーザが行うと(ステップS9;Yes)、図10(e)に示すように、広範囲キーワードである地域名・都道府県名データ85が参照されて、ステップS3で読み出した地域名・都道府県名のうち、現在地に対応する位置対応キーワード「岩手」が広範囲キーワードとして検出され、その文字列「岩手」がメインディスプレイ10におけるGPSキーワード入力欄101に入力されて表示されるとともに、検索語記憶領域91に記憶される(ステップS10)。
【0082】
次に、ユーザキーワード入力欄100内の検索文字列「詩集」と、GPSキーワード入力欄101内の検索文字列「岩手」とに対応する項目情報が「日本文学700」の指定コンテンツ70S内で全文検索され(ステップS11)、図10(f)に示すように、検出された項目情報の項目名「春と修羅」,「あこがれ」,…がメインディスプレイ10に一覧表示される(ステップS12)。
【0083】
(動作例3)
まず、コンテンツ群7から「日本史事典」のコンテンツ70をユーザが指定すると(ステップS1)、この指定コンテンツ70Sに対応する位置対応キーワード(第1カテゴリ「史跡名」の位置対応キーワード)と、広範囲キーワード(第2カテゴリ「旧地域名・旧国名」の位置対応キーワード)と、検索方法「見出し語検索」とがコンテンツ別−位置対応検索条件テーブル82から読み出されるとともに(ステップS3)、図11(a)に示すように、ユーザキーワード入力欄100と、GPSキーワード入力欄101とがメインディスプレイ10に表示される。
【0084】
次に、図11(b)に示すように、GPS受信機50から現在地の位置情報「緯度:34.83… 経度:135.80…」が検知される(ステップS5)。
【0085】
次に、史跡名データ86が参照されて、ステップS3で読み出した史跡名のうち、現在地に対応する位置対応キーワードの史跡名「黒土古墳」が検索語として検出され、その文字列「黒土古墳」がメインディスプレイ10におけるGPSキーワード入力欄101に入力されて表示されるとともに、検索語記憶領域91に記憶される(ステップS6)。
【0086】
次に、GPSキーワード入力欄101内の検索文字列「黒土古墳」に対応する項目情報が「日本史事典」の指定コンテンツ70S内で見出し語検索され(ステップS7)、図11(c)に示すように、検出された項目情報の項目名がメインディスプレイ10に表示される(ステップS8)。但し、本動作例においては、このとき項目情報が検出されていないため、その旨がメインディスプレイ10に表示されている。
【0087】
次に、更に検索を行う旨の操作をユーザが行うと(ステップS9;Yes)、図11(d)に示すように、広範囲キーワード(旧地域名・旧国名データ87)が参照されて、ステップS3で読み出した旧地域名・旧国名のうち、現在地に対応する位置対応キーワード「山背」が広範囲キーワードとして検出され、その文字列「山背」がメインディスプレイ10におけるGPSキーワード入力欄101に入力されて表示されるとともに、検索語記憶領域91に記憶される(ステップS10)。
【0088】
次に、GPSキーワード入力欄101内の検索文字列「山背」に対応する項目情報が「日本史事典」の指定コンテンツ70S内で見出し語検索され(ステップS11)、図11(e)に示すように、検出された項目情報の項目名「山背大兄王」がメインディスプレイ10に表示される(ステップS12)。
【0089】
そして、項目名「山背大兄王」をユーザが選択すると(ステップS13;Yes)、図11(f)に示すように、選択された項目名「山背大兄王」の項目情報がメインディスプレイ10に全画面表示される(ステップS14)。
【0090】
以上の電子辞書1によれば、図3や図7のステップS5〜S7、図9〜図11等に示したように、コンテンツ70毎に、位置情報に対応する位置対応キーワードが複数記憶されており、GPS受信機50により検知された現在地の位置情報と、指定コンテンツ70Sとに対応する位置対応キーワードが検索文字列として入力されて、検索文字列に対応する項目情報が指定コンテンツ70Sから検索されて表示されるので、コンテンツ70が経度・緯度のような位置情報をテキスト中に格納していない場合であっても、位置情報に対応する位置対応キーワードによって検索を行うことができる。従って、現在地の位置情報に対応する内容をコンテンツ70から適切に読み出すことができる。
【0091】
また、図7のステップS3,S7,S11等に示したように、コンテンツ70毎に、位置対応キーワードについての検索方法が記憶され、指定コンテンツ70Sについて記憶された検索方法で位置対応キーワードが検索されるので、コンテンツ70の種類に応じて適切な方法で検索を行うことができる。
【0092】
また、図7のステップS6〜S7,S10〜S11や図10,図11等に示したように、コンテンツ70毎に、第1カテゴリの位置情報の範囲よりも広い範囲の位置情報について、第2カテゴリの位置対応キーワードが記憶されており、検索された項目情報が表示された後、現在地の位置情報と、指定コンテンツ70Sとに対応する第2カテゴリの位置対応キーワードが検索文字列として入力され、この検索文字列に対応する項目情報が指定コンテンツ70Sから改めて検索されるので、第1カテゴリに含まれる位置対応キーワードによって所望の検索結果が得られない場合であっても、第2カテゴリに含まれる位置対応キーワードによって所望の検索結果を確実に得ることができる。従って、現在地の位置情報に対応する内容をコンテンツ70から適切かつ確実に読み出すことができる。
【0093】
なお、本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0094】
例えば、本発明に係る情報表示装置を電子辞書1として説明したが、本発明が適用可能なものは、このような製品に限定されず、携帯電話、パソコン、PDA(Personal Digital Assistant)、ゲーム機などの電子機器全般に適用可能である。また、本発明に係る情報表示プログラム81は、電子辞書1に対して着脱可能な外部情報記録媒体12aに記憶されることとしてもよい。
【符号の説明】
【0095】
1 電子辞書
20 CPU
30 入力部
40 表示部
81 情報表示プログラム
70 コンテンツ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示手段と、
各項目に対して当該項目についてのテキストを対応付けた項目情報を複数含むコンテンツを複数種類記憶するコンテンツ記憶手段と、
前記複数種類のコンテンツ毎に、位置情報に対応する位置対応キーワードを複数記憶した位置対応キーワード記憶手段と、
検索対象のコンテンツを指定するコンテンツ指定手段と、
現在地の位置情報を検知する位置情報検知手段と、
この位置情報検知手段により検知された現在地の位置情報と、前記検索対象のコンテンツとに対応する位置対応キーワードを、前記位置対応キーワード記憶手段から検出する位置対応キーワード検出手段と、
この位置対応キーワード検出手段により検出された位置対応キーワードを検索文字列として入力する位置対応キーワード入力手段と、
この位置対応キーワード入力手段により入力された検索文字列に対応する項目情報を、前記検索対象のコンテンツから検索する検索手段と、
前記検索手段により検索された項目情報を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする情報表示装置。
【請求項2】
請求項1記載の情報表示装置において、さらに、
前記複数種類のコンテンツ毎に、位置対応キーワードについてのコンテンツの検索方法を記憶するキーワード検索方法記憶手段を備え、
前記検索手段は、前記検索対象のコンテンツについて前記キーワード検索方法記憶手段に記憶された検索方法で前記位置対応キーワードを検索することを特徴とする情報表示装置。
【請求項3】
請求項1または2記載の情報表示装置において、
前記複数種類のコンテンツ毎に、前記位置対応キーワード記憶手段に記憶された位置情報の範囲よりも広い範囲の位置情報について、位置対応キーワードを記憶した広範囲情報キーワード記憶手段と、
前記検索手段により検索された項目情報が前記表示手段に表示された後、前記現在地の位置情報と、前記検索対象のコンテンツとに対応する位置対応キーワードを、前記広範囲キーワード記憶手段から検出する広範囲キーワード検出手段と、
この広範囲キーワード検出手段により検出された位置対応キーワードを検索文字列として入力する広範囲キーワード入力手段と、
この広範囲キーワード入力手段により入力された検索文字列に対応する項目情報を、前記検索対象のコンテンツから検索する広範囲検索手段と、
を備えることを特徴とする情報表示装置。
【請求項4】
表示手段と、現在地の位置情報を検知する位置情報検知手段とを有するコンピュータに、
各項目に対して当該項目についてのテキストを対応付けた項目情報を複数含むコンテンツを複数種類記憶するコンテンツ記憶機能と、
前記複数種類のコンテンツ毎に、位置情報に対応する位置対応キーワードを複数記憶した位置対応キーワード記憶機能と、
検索対象のコンテンツを指定するコンテンツ指定機能と、
前記位置情報検知手段により検知された現在地の位置情報と、前記検索対象のコンテンツとに対応する位置対応キーワードを、前記位置対応キーワード記憶機能による記憶情報から検出する位置対応キーワード検出機能と、
この位置対応キーワード検出機能により検出された位置対応キーワードを検索文字列として入力する位置対応キーワード入力機能と、
この位置対応キーワード入力機能により入力された検索文字列に対応する項目情報を、前記検索対象のコンテンツから検索する検索機能と、
前記検索機能により検索された項目情報を前記表示手段に表示させる表示制御機能と、
を実現させることを特徴とする情報表示プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図7】
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【図8】
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【図10】
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【図11】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−123516(P2012−123516A)
【公開日】平成24年6月28日(2012.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−272394(P2010−272394)
【出願日】平成22年12月7日(2010.12.7)
【出願人】(000001443)カシオ計算機株式会社 (8,748)
【Fターム(参考)】