説明

情報記録再生装置

【課題】記録媒体に記録したテレビ番組などの情報をユーザが指定した時間内にハイライトシーンを再生させることができる情報記録再生装置を提供する。
【解決手段】例えば15分でサーカー番組のハイライトシーンを視聴したい場合、その15分がハイライト再生時間として設定され、ハードディスクから抽出される各ハイライトシーンに対するシーン毎再生時間が5分に設定されたとする。ハードディスクに記録されたサッカー番組の各ハイライトシーンがシーン毎再生時間(5分)の間それぞれ抽出される。シーン毎再生時間が5分であり、ハイライトシーンの個数が5個であった場合、ハイライトシーンの総再生時間は5分×5で25分となる。総再生時間(25分)がハイライト再生時間(15分)以内でないので、ハイライト度の順位が付けられたハイライトシーンの中から順位の高いハイライトシーンがハイライト再生時間(15分)の間だけ再生される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テレビ番組を記録媒体に記録できる構成を有し、記録媒体に対して情報を記録したり、記録媒体に記録された情報を再生したりする情報記録再生装置に関し、特に、記録したテレビ番組のハイライトシーンを再生する処理に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、記録媒体としてのハードディスクに対して情報の記録/再生を行うハードディスク装置や、記録媒体としてのDVD(デジタル・バーサタイル・ディスク)に対して情報の記録/再生を行う光ディスク装置、あるいはハードディスク装置と光ディスク装置を備えた複合型記録再生装置などのような情報記録再生装置では、テレビ放送信号を受信して所望のテレビ番組の映像音声信号を選択して出力するチューナを備え、このチューナからの映像音声信号を所定処理して映像音声データとして記録媒体に記録させたり、記録媒体に記録された映像音声データを再生したりすることができるように構成されている。
【0003】
ところで、このような情報記録再生装置を用いて、例えば、スポーツ番組を記録し、後で、ハイライトシーンだけを視聴したい場合がある。このような場合に、ハイライトシーンを再生するための操作がリモコンにより行われると、情報記録再生装置は、記録媒体に記録されているスポーツ番組の映像音声データを読み出し、この映像音声データのうちで少なくとも所定の音量以上の部分をハイライトシーンのデータとして抽出し、この抽出したハイライトシーンのデータを復号し、更に、映像音声信号に変換してテレビ受信機などのモニタ装置に供給することにより、モニタ装置のディスプレイ装置にはハイライトシーンが表示され、また、モニタ装置のスピーカからはハイライトシーンの音声が出力される。
【特許文献1】特開2001−344949号公報
【特許文献2】特開2005−62971号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、ユーザが、情報記録再生装置を操作して、記録媒体に記録されたスポーツ番組を視聴したい場合、最初から再生してスポーツ番組を視聴するが、ユーザに時間が十分に取れない場合、そのスポーツ番組をハイライトシーンで視聴することになるが、従来の情報記録再生装置では、各ハイライトシーンの再生時間やハイライトシーンの個数が多くなると、制約された時間内でハイライトシーンを全部再生することができないという課題があった。
【0005】
なお、特許文献1の従来技術は、記録媒体にデータを書き込むときに、データ中のハイライト部分を抽出してデータとして個別に書き込ませ、また、記録媒体からデータを再生させるとき、ハイライト部分を再生し、この再生中に選択されたハイライト部分に対応するデータを再生するように構成されているが、ユーザが、例えば、30分しか時間が無いのに、ハイライト部分が45分有ったとすると、30分しかハイライト部分を視聴することができない。即ち、この従来技術は、ユーザが指定した時間内にハイライトシーンを視聴することができないという課題が生じる。
【0006】
特許文献2の従来技術は、コンテンツ間の関連性を示す関連情報に基づいて互いに関連性を有するコンテンツを選択し、選択された複数のコンテンツを再生させるものであって、更に、複数のコンテンツの主要部分を順次切り換えて再生させるハイライト再生部を有しているが、ユーザが指定した時間内にハイライトシーンを視聴できるようにしたものではない。
【0007】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ハードディスクやDVDの記録媒体に記録したテレビ番組などの情報をユーザが指定した時間内にハイライトシーンを再生させることができる情報記録再生装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、記録媒体に記録された情報のハイライトシーンを視聴するためにユーザにより指定されたハイライト再生時間を設定するハイライト再生時間設定手段と、前記記録媒体から抽出される各ハイライトシーンに対するシーン毎再生時間を一定時間に設定、または前記記録媒体から抽出される各ハイライトシーンに対するシーン毎再生時間を少なくとも所定の音量以上の部分が続いている期間の時間に設定するシーン毎再生時間設定手段と、前記記録媒体に記録された情報から少なくとも所定の音量以上の部分を前記シーン毎再生時間の間にハイライトシーンとして抽出するハイライト抽出手段と、前記設定されたシーン毎再生時間にハイライトシーンの個数を掛けて前記ハイライト抽出手段により抽出されたハイライトシーンの総再生時間を算出する総再生時間算出手段と、前記総再生時間が前記ハイライト再生時間以内であるか否かを判定する総再生時間判定手段と、前記総再生時間が前記ハイライト再生時間以内であると判定された場合は、そのまま前記抽出されたハイライトシーンの再生を行う第1のハイライト再生手段と、前記総再生時間が前記ハイライト再生時間以内でないと判定された場合は、前記抽出されたハイライトシーンの中からハイライト度の高いハイライトシーンから順位を付けていくハイライトシーン順位付加手段と、前記順位が付けられたハイライトシーンの中から順位の高いハイライトシーンより順に再抽出していく順位ハイライト再抽出手段と、前記再抽出されたハイライトシーンの再生時間を加算していく再生時間加算手段と、前記加算再生時間が前記ハイライト再生時間以内であるか否かを判定する加算再生時間判定手段と、前記加算再生時間が前記ハイライト再生時間以内であると判定されている間は、前記順位ハイライト再抽出手段および前記再生時間加算手段の処理を行わせ、前記加算再生時間が前記ハイライト再生時間を超えたと判定された場合は、前記加算再生時間がハイライト再生時間を超える前までに前記再抽出されたハイライトシーンを記録された時間順に並べ換える処理、または前記加算再生時間がハイライト再生時間を超える前までに前記再抽出されたハイライトシーンをハイライト度の高い順に並べ換える処理を行うハイライトシーン並べ換え手段と、前記並び換えられたハイライトシーンを再生させる第2のハイライト再生手段と、を有するシステムコントローラを備えたことを特徴とする情報記録再生装置を提供する。
【0009】
この構成において、記録媒体に例えばサッカー番組が記録されているものとする。先ず、ユーザが、例えば15分でサーカー番組のハイライトシーンを視聴したい場合、ハイライト再生時間設定手段は、15分をハイライト再生時間として設定する。次に、シーン毎再生時間設定手段は、ハイライト抽出手段により抽出される各ハイライトシーンに対するシーン毎再生時間を一定時間に設定、または前記抽出される各ハイライトシーンに対するシーン毎再生時間を前記少なくとも所定の音量以上の部分が続いている期間の時間に設定する。ここでは、前記シーン毎再生時間を一定時間(5分)に設定するとして説明する。
【0010】
この後、ハイライト抽出手段は、記録媒体に記録されたサッカー番組の各ハイライトシーンを前記設定されたシーン毎再生時間(5分)の間にそれぞれ抽出する。次に、総再生時間算出手段は、前記設定されたシーン毎再生時間にハイライトシーンの個数を掛けて前記ハイライト抽出手段により抽出されたハイライトシーンの総再生時間を算出する。例えば、シーン毎再生時間が5分であり、ハイライトシーンの個数が5個であった場合、ハイライトシーンの総再生時間は、5分×5で、25分となる。
【0011】
この後、総再生時間判定手段は、前記総再生時間が前記ハイライト再生時間以内であるか否かを判定する。前記総再生時間が前記ハイライト再生時間以内であると判定された場合は、ハイライト再生手段は、そのまま前記抽出されたハイライトシーンの再生を行う。しかし、前記総再生時間が前記ハイライト再生時間以内でないと判定された場合は、ハイライトシーン順位付加手段は、前記抽出されたハイライトシーンの中からハイライト度の高いハイライトシーンから順位を付けていく処理を行う。
【0012】
この例の場合、総再生時間が25分であり、ハイライト再生時間が15分であるので、総再生時間判定手段は、前記総再生時間が前記ハイライト再生時間以内でないと判定し、ハイライトシーン順位付加手段は、前記抽出されたハイライトシーンの中からハイライト度の高いハイライトシーンから順位を付けていく処理を行う。次に、順位ハイライト再抽出手段は、前記順位が付けられたハイライトシーンの中から順位の高いハイライトシーンから順に抽出していく処理を行い、再生時間加算手段は、前記抽出されたハイライトシーンの再生時間を加算していく処理を行う。加算再生時間判定手段は、前記加算再生時間が前記ハイライト再生時間以内であるか否かを判定する。加算再生時間判定手段は、加算再生時間がハイライト再生時間を超えていると判定し、次にハイライトシーン並べ換え手段は、前記加算再生時間がハイライト再生時間を超える前までに前記抽出されたハイライトシーンを記録された時間順、またはハイライト度の高い順次に並べ換える処理を行う。そして、第2のハイライト再生手段は、前記並び換えられたハイライトシーンを再生する。
【0013】
この構成によれば、記録媒体に記録したテレビ番組などの情報をユーザが指定した時間内にハイライトシーンを再生させることができ、これにより、ユーザは、空いている時間を利用して、テレビ番組などの情報のハイライトシーンを視聴することができるようになる。また、ユーザが指定した時間内にハイライトシーンを全部再生できない場合は、時間内に収まる範囲で、ハイライト度の高い順からハイライトシーンを再生するので、当該番組などの情報の特に盛り上がったハイライトシーンを視聴でき、当該番組のハイライトシーンの要約を把握することができる。
【0014】
請求項2の発明は、記録媒体に記録された情報のハイライトシーンを視聴するためにユーザにより指定されたハイライト再生時間を設定するハイライト再生時間設定手段と、前記記録媒体から抽出される各ハイライトシーンに対するシーン毎再生時間を設定するシーン毎再生時間設定手段と、前記記録媒体に記録された情報から少なくとも所定の音量以上の部分を前記シーン毎再生時間の間にハイライトシーンとして抽出するハイライト抽出手段と、前記設定されたシーン毎再生時間にハイライトシーンの個数を掛けて前記ハイライト抽出手段により抽出されたハイライトシーンの総再生時間を算出する総再生時間算出手段と、前記総再生時間が前記ハイライト再生時間以内であるか否かを判定する総再生時間判定手段と、前記総再生時間が前記ハイライト再生時間以内であると判定された場合は、そのまま前記抽出されたハイライトシーンの再生を行う第1のハイライト再生手段と、前記総再生時間が前記ハイライト再生時間以内でないと判定された場合は、前記抽出されたハイライトシーンの中からハイライト度の高いハイライトシーンから順位を付けていくハイライトシーン順位付加手段と、前記順位が付けられたハイライトシーンの中から順位の高いハイライトシーンより順に再抽出し、この再抽出したハイライトシーンの総再生時間が前記設定したハイライト再生時間に収まる範囲内で抽出し、この抽出されたハイライトシーンを記録された時間順に並べ換える処理、または前記抽出されたハイライトシーンをハイライト度の高い順に並べ換える処理を行う順位ハイライト再抽出・並べ換え手段と、前記並び換えられたハイライトシーンを再生させる第2のハイライト再生手段とを有するシステムコントローラを備えたことを特徴とする情報記録再生装置を提供する。
【0015】
この構成において、記録媒体に記録された情報のハイライトシーンを視聴するためにユーザにより指定されたハイライト再生時間がハイライト再生時間設定手段により設定され、記録媒体から抽出される各ハイライトシーンに対するシーン毎再生時間がシーン毎再生時間設定手段により設定される。前記記録媒体に記録された情報から少なくとも所定の音量以上の部分が、前記シーン毎再生時間の間にハイライトシーンとしてハイライト抽出手段により抽出される。前記設定されたシーン毎再生時間にハイライトシーンの個数を掛けて前記ハイライト抽出手段により抽出されたハイライトシーンの総再生時間が総再生時間算出手段により算出される。
【0016】
総再生時間判定手段により、前記総再生時間が前記ハイライト再生時間以内であると判定された場合は、そのまま前記抽出されたハイライトシーンの再生が第1のハイライト再生手段により行われる。前記総再生時間が前記ハイライト再生時間以内でないと判定された場合は、前記抽出されたハイライトシーンの中からハイライト度の高いハイライトシーンから順位がハイライトシーン順位付加手段により付けられていく。
【0017】
順位ハイライト再抽出・並べ換え手段では、前記順位が付けられたハイライトシーンの中から順位の高いハイライトシーンより順に再抽出され、この再抽出されたハイライトシーンの総再生時間が前記設定したハイライト再生時間に収まる範囲内で抽出され、この抽出されたハイライトシーンが記録の時間順に並べ換え換えられ、または前記抽出されたハイライトシーンがハイライト度の高い順に並べ換えられる。前記並べ換えられたハイライトシーンは、第2のハイライト再生手段により再生される。
【0018】
この構成によれば、記録媒体に記録したテレビ番組などの情報をユーザが指定した時間内にハイライトシーンを再生させることができ、これにより、ユーザは、空いている時間を利用して、テレビ番組などの情報のハイライトシーンを視聴することができるようになる。また、ユーザが指定した時間内にハイライトシーンを全部再生できない場合は、時間内に収まる範囲で、ハイライト度の高い順からハイライトシーンを再生するので、当該番組などの情報の特に盛り上がったハイライトシーンを視聴でき、当該番組のハイライトシーンの要約を把握することができる。
【0019】
請求項3の発明では、請求項2の発明において、前記シーン毎再生時間設定手段は、前記ハイライト抽出手段により抽出される各ハイライトシーンに対するシーン毎再生時間を一定時間に設定、または抽出される各ハイライトシーンに対するシーン毎再生時間を前記少なくとも所定の音量以上の部分が続いている期間の時間に設定するので、抽出される各ハイライトシーンに対するシーン毎再生時間が一定時間に設定することができ、または抽出される各ハイライトシーンに対するシーン毎再生時間が、前記少なくとも所定の音量以上の部分が続いている期間に設定することができる。
【0020】
請求項4の発明では、請求項2の発明において、前記順位ハイライト再抽出・並べ換え手段は、前記順位が付けられたハイライトシーンの中から順位の高いハイライトシーンより順に再抽出していく順位ハイライト再抽出手段と、前記再抽出されたハイライトシーンの再生時間を加算していく再生時間加算手段と、前記加算再生時間が前記ハイライト再生時間以内であるか否かを判定する加算再生時間判定手段と、前記加算再生時間が前記ハイライト再生時間以内であると判定されている間は、前記順位ハイライト再抽出手段および前記再生時間加算手段の処理を行わせ、前記加算再生時間が前記ハイライト再生時間を超えたと判定された場合は、前記加算再生時間がハイライト再生時間を超える前までに前記再抽出されたハイライトシーンを記録された時間順に並べ換える処理、または前記加算再生時間がハイライト再生時間を超える前までに前記再抽出されたハイライトシーンをハイライト度の高い順に並べ換える処理を行うハイライトシーン並べ換え手段とを有する。
【0021】
したがって、前記順位ハイライト再抽出・並べ換え手段は、前記順位が付けられたハイライトシーンの中から順位の高いハイライトシーンより順に再抽出して、この再抽出したハイライトシーンの総再生時間が前記設定したハイライト再生時間に収まる範囲内で抽出することを可能にし、この抽出されたハイライトシーンを記録された時間順に並べ換える処理、または前記抽出されたハイライトシーンをハイライト度の高い順に並べ換える処理を行うことを可能にする。
【発明の効果】
【0022】
以上のように本発明によれば、記録媒体に記録された情報のハイライトシーンを視聴するためにユーザにより指定されたハイライト再生時間を設定するハイライト再生時間設定手段と、前記記録媒体から抽出される各ハイライトシーンに対するシーン毎再生時間を一定時間に設定、または前記記録媒体から抽出される各ハイライトシーンに対するシーン毎再生時間を少なくとも所定の音量以上の部分が続いている期間の時間に設定するシーン毎再生時間設定手段と、前記記録媒体に記録された情報から少なくとも所定の音量以上の部分を前記シーン毎再生時間の間にハイライトシーンとして抽出するハイライト抽出手段と、前記設定されたシーン毎再生時間にハイライトシーンの個数を掛けて前記ハイライト抽出手段により抽出されたハイライトシーンの総再生時間を算出する総再生時間算出手段と、前記総再生時間が前記ハイライト再生時間以内であるか否かを判定する総再生時間判定手段と、前記総再生時間が前記ハイライト再生時間以内であると判定された場合は、そのまま前記抽出されたハイライトシーンの再生を行う第1のハイライト再生手段と、前記総再生時間が前記ハイライト再生時間以内でないと判定された場合は、前記抽出されたハイライトシーンの中からハイライト度の高いハイライトシーンから順位を付けていくハイライトシーン順位付加手段と、前記順位が付けられたハイライトシーンの中から順位の高いハイライトシーンより順に再抽出していく順位ハイライト再抽出手段と、前記再抽出されたハイライトシーンの再生時間を加算していく再生時間加算手段と、前記加算再生時間が前記ハイライト再生時間以内であるか否かを判定する加算再生時間判定手段と、前記加算再生時間が前記ハイライト再生時間以内であると判定されている間は、前記順位ハイライト再抽出手段および前記再生時間加算手段の処理を行わせ、前記加算再生時間が前記ハイライト再生時間を超えたと判定された場合は、前記加算再生時間がハイライト再生時間を超える前までに前記再抽出されたハイライトシーンを記録された時間順に並べ換える処理、または前記加算再生時間がハイライト再生時間を超える前までに前記再抽出されたハイライトシーンをハイライト度の高い順に並べ換える処理を行うハイライトシーン並べ換え手段と、前記並び換えられたハイライトシーンを再生させる第2のハイライト再生手段とを有するシステムコントローラを備えたので、記録媒体に記録したテレビ番組などの情報をユーザが指定した時間内にハイライトシーンを再生させることができ、これにより、ユーザは、空いている時間を利用して、テレビ番組などの情報のハイライトシーンを視聴することができるようになる。また、ユーザが指定した時間内にハイライトシーンを全部再生できない場合は、時間内に収まる範囲で、ハイライト度の高い順からハイライトシーンを再生するので、当該番組などの情報の特に盛り上がったハイライトシーンを視聴でき、当該番組のハイライトシーンの要約をつかむことができる。
【0023】
また、本発明によれば、記録媒体に記録された情報のハイライトシーンを視聴するためにユーザにより指定されたハイライト再生時間を設定するハイライト再生時間設定手段と、前記記録媒体から抽出される各ハイライトシーンに対するシーン毎再生時間を設定するシーン毎再生時間設定手段と、前記記録媒体に記録された情報から少なくとも所定の音量以上の部分を前記シーン毎再生時間の間にハイライトシーンとして抽出するハイライト抽出手段と、前記設定されたシーン毎再生時間にハイライトシーンの個数を掛けて前記ハイライト抽出手段により抽出されたハイライトシーンの総再生時間を算出する総再生時間算出手段と、前記総再生時間が前記ハイライト再生時間以内であるか否かを判定する総再生時間判定手段と、前記総再生時間が前記ハイライト再生時間以内であると判定された場合は、そのまま前記抽出されたハイライトシーンの再生を行う第1のハイライト再生手段と、前記総再生時間が前記ハイライト再生時間以内でないと判定された場合は、前記抽出されたハイライトシーンの中からハイライト度の高いハイライトシーンから順位を付けていくハイライトシーン順位付加手段と、前記順位が付けられたハイライトシーンの中から順位の高いハイライトシーンより順に再抽出し、この再抽出したハイライトシーンの総再生時間が前記設定したハイライト再生時間に収まる範囲内で抽出し、この抽出されたハイライトシーンを記録された時間順に並べ換える処理、または前記抽出されたハイライトシーンをハイライト度の高い順に並べ換える処理を行う順位ハイライト再抽出・並べ換え手段と、前記並び換えられたハイライトシーンを再生させる第2のハイライト再生手段とを有するシステムコントローラを備えたので、記録媒体に記録したテレビ番組などの情報をユーザが指定した時間内にハイライトシーンを再生させることができ、これにより、ユーザは、空いている時間を利用して、テレビ番組などの情報のハイライトシーンを視聴することができるようになる。また、ユーザが指定した時間内にハイライトシーンを全部再生できない場合は、時間内に収まる範囲で、ハイライト度の高い順からハイライトシーンを再生するので、当該番組などの情報の特に盛り上がったハイライトシーンを視聴でき、当該番組のハイライトシーンの要約をつかむことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に係る情報記録再生装置としての複合型記録再生装置の構成を示すブロック図である。この実施形態では、記録媒体としてのDVD(デジタル・バーサタイル・ディスク)などの光ディスクに対して情報の記録/再生を行う光ディスク装置と、記録媒体としてのハードディスクに対して情報の記録/再生を行うハードディスク装置とを備えた複合型記録再生装置について説明するが、情報記録再生装置としては、光ディスク装置およびハードディスク装置の何れか一方の装置を備えたものに対しても、本実施形態におけるハイライトシーンの再生処理を適用できることは言うまでもない。
【0025】
図1において、複合型記録再生装置1は、光ディスクとしてのDVD13に対して情報の記録/再生を行う光ディスク装置2と、ハードディスク14に対して情報の記録/再生を行うハードディスク装置3と、図示しないアンテナからのテレビ放送信号を受信し、所望のチャンネルのテレビ放送信号を選択して映像音声信号として出力するチューナ4と、光ディスク装置2またはハードディスク装置3またはチューナ4から出力された映像音声信号を復号するデコーダ5と、チューナ4が受信可能な放送チャンネルを記憶すると共にシステムコントローラ10の動作に必要なプログラムなどを記憶するフラッシュROM6と、デコーダ5で復号された映像信号をモニタ装置(テレビ受信機など)12のディスプレイ装置(図示せず)で表示可能な映像信号に変換する映像出力部7と、デコーダ5で復号された音声信号をモニタ装置12のスピーカ(図示せず)で出力可能な音声信号に変換する音声出力部8と、リモコン11から送信された赤外光の各種の指令信号を受信し、受信した赤外光の指令信号を電気信号の指令信号に変換し、この指令信号をシステムコントローラ10に入力するリモコン受信部9と、装置全体を制御する前記システムコントローラ10とを備えている。
【0026】
システムコントローラ10は、本実施形態の特徴として、記録媒体に記録された情報のハイライトシーンを視聴するためにユーザにより指定されたハイライト再生時間を設定するハイライト再生時間設定手段と、前記記録媒体から抽出される各ハイライトシーンに対するシーン毎再生時間を一定時間に設定、または前記記録媒体から抽出される各ハイライトシーンに対するシーン毎再生時間を少なくとも所定の音量以上の部分が続いている期間の時間に設定するシーン毎再生時間設定手段と、前記記録媒体に記録された情報から少なくとも所定の音量以上の部分を前記シーン毎再生時間の間にハイライトシーンとして抽出するハイライト抽出手段と、前記設定されたシーン毎再生時間にハイライトシーンの個数を掛けて前記ハイライト抽出手段により抽出されたハイライトシーンの総再生時間を算出する総再生時間算出手段と、前記総再生時間が前記ハイライト再生時間以内であるか否かを判定する総再生時間判定手段と、前記総再生時間が前記ハイライト再生時間以内であると判定された場合は、そのまま前記抽出されたハイライトシーンの再生を行う第1のハイライト再生手段と、前記総再生時間が前記ハイライト再生時間以内でないと判定された場合は、前記抽出されたハイライトシーンの中からハイライト度の高いハイライトシーンから順位を付けていくハイライトシーン順位付加手段と、前記順位が付けられたハイライトシーンの中から順位の高いハイライトシーンより順に再抽出し、この再抽出したハイライトシーンの総再生時間が前記設定したハイライト再生時間に収まる範囲内で抽出し、この抽出されたハイライトシーンを記録された時間順に並べ換える処理、または前記抽出されたハイライトシーンをハイライト度の高い順に並べ換える処理を行う順位ハイライト再抽出・並べ換え手段と、前記並び換えられたハイライトシーンを再生させる第2のハイライト再生手段とを有する。
【0027】
前記順位ハイライト再抽出・並べ換え手段は、前記順位が付けられたハイライトシーンの中から順位の高いハイライトシーンより順に再抽出していく順位ハイライト再抽出手段と、前記再抽出されたハイライトシーンの再生時間を加算していく再生時間加算手段と、前記加算再生時間が前記ハイライト再生時間以内であるか否かを判定する加算再生時間判定手段と、前記加算再生時間が前記ハイライト再生時間以内であると判定されている間は、前記順位ハイライト再抽出手段および前記再生時間加算手段の処理を行わせ、前記加算再生時間が前記ハイライト再生時間を超えたと判定された場合は、前記加算再生時間がハイライト再生時間を超える前までに前記再抽出されたハイライトシーンを記録された時間順に並べ換える処理、または前記加算再生時間がハイライト再生時間を超える前までに前記再抽出されたハイライトシーンをハイライト度の高い順に並べ換える処理を行うハイライトシーン並べ換え手段とを有する。
【0028】
図2は第1の実施形態においてサッカー番組において抽出されたハイライトシーンの流れの一例を説明するための図である。図2において、ハイライトシーンH1は試合が開始してから5分間の間で記録媒体から抽出されたハイライトシーンを示し、ハイライトシーンH2はドリブルが行われて盛り上がった5分間の間で記録媒体から抽出されたハイライトシーンを示す。ハイライトシーンH3はシュートが行われて盛り上がった5分間の間で記録媒体から抽出されたハイライトシーンを示し、ハイライトシーンH4はゴールが行われて盛り上がった5分間の間で記録媒体から抽出されたハイライトシーンを示す。また、ハイライトシーンH5は試合が終了して盛り上がった5分間の間で記録媒体から抽出されたハイライトシーンを示す。
【0029】
図3は図2に示すように抽出されたハイライトシーンに順位が付けられた状態を説明するためのハイライトシーンの流れの一例を示す図である。図3において、ハイライトシーンの順位が最も高いことを示すハイライト度の高いハイライトシーンから順番に、ハイライト度がNo.1のハイライトシーンH4、ハイライト度がNo.2のハイライトシーンH3、ハイライト度がNo.3のハイライトシーンH2、ハイライト度がNo.4のハイライトシーンH5、ハイライト度がNo.5のハイライトシーンH1というように、ハイライトシーンに順位が付けられている。ハイライト度は、ハイライトシーンにおける音量の大きさと画像の動きの激しさとを総合的に判断して、音量の大きさと画像の動きの激しさとが最も大きいものがハイライト度No.1になる。
【0030】
図4は図3に示すようにハイライト度の順位が付けられたハイライトシーンからユーザが指定したハイライト再生時間内で再生できるハイライトシーンのみを抽出した状態を説明するためのハイライトシーンの流れの一例を示す図である。図4において、ユーザが指定したハイライト再生時間は15分である場合、ハイライトシーンH1〜H5の全てを再生させることができないので、ハイライト度の高い順から、ハイライト再生時間が15分以内に収まるように、ハイライト度がNo.1のハイライトシーンH4とハイライト度がNo.2のハイライトシーンH3とハイライト度がNo.3のハイライトシーンH2との各データのみが抽出される。ハイライト度がNo.5のハイライトシーンH1およびハイライト度がNo.4のハイライトシーンH5は、15分以内に再生することができないので、これらのデータは抽出されない。
【0031】
図5は第1の実施形態においてハイライト度の高いハイライトシーンから順位を付けて抽出したハイライト度の高いハイライトシーンを記録順に再生する処理を説明するためのフローチャートである。このフローチャートおよび図1〜図4を参照してハイライト度の高いハイライトシーンから順位を付けて抽出したハイライト度の高いハイライトシーンを記録順に再生する処理について説明する。
【0032】
ここの説明では、ハードディスク14にサッカー番組が記録されているものとする。先ず、ユーザが、例えば、15分でサーカー番組のハイライトシーンを視聴したい場合、その15分をハイライト再生時間として設定する操作をリモコン11により行うと、これに応答して、システムコントローラ10のハイライト再生時間設定手段は、15分を示すデータをフラッシュROM6に設定する(ステップS1)。次に、システムコントローラ10のシーン毎再生時間設定手段は、ハイライト抽出手段により抽出される各ハイライトシーンに対するシーン毎再生時間を一定時間に設定、または前記抽出される各ハイライトシーンに対するシーン毎再生時間を音量および映像の動きの総合的な判断結果の所定値以上の部分が続いている期間の時間に設定する(ステップS2)。ここでは、前記シーン毎再生時間を一定時間(5分)に設定するとして説明する。
【0033】
この後、システムコントローラ10のハイライト抽出手段は、ハードディスク装置3を駆動させハードディスク14に記録されたサッカー番組のハイライトシーンを前記設定されたシーン毎再生時間の間に抽出する(ステップS3)。即ち、ハイライト抽出手段は、本来の再生に入る前に、ハードディスク14からサッカー番組のハイライトシーンを抽出するために、ハードディスク装置3を高速読み取り動作させる。これにより、ハードディスク装置3は、ハードディスク14に記録されたサッカー番組のデータを高速で読み出しているときに、そのデータのうちで音量および映像の動きの総合的な判断結果の所定値以上の部分を前記シーン毎再生時間の間、ハイライトシーンとして抽出する。
【0034】
このようにして抽出されたハイライトシーンが、例えば、図2に示すように、ハイライトシーンH1、ハイライトシーンH2、ハイライトシーンH3、ハイライトシーンH4、ハイライトシーンH5となる。この図2に示す例では、シーン毎再生時間が一定時間(5分)に設定されている場合で、ハイライトシーンH1、ハイライトシーンH2、ハイライトシーンH3、ハイライトシーンH4、ハイライトシーンH5が、それぞれ5分間ハードディスク14から読み出されたものである。ただし、この5分は、ハードディスク14にサッカー番組が記録されて行くときのディスク上の時間であり、再生時には再生時間に相当するものである。
【0035】
次に、システムコントローラ10の総再生時間算出手段は、前記設定されたシーン毎再生時間にハイライトシーンの個数を掛けて前記ハイライト抽出手段により抽出されたハイライトシーンの総再生時間を算出する(ステップS4)。例えば、図2に示すように、シーン毎再生時間が5分であり、ハイライトシーンの個数が5個であった場合、ハイライトシーンの総再生時間は、5分×5で、25分となる。
【0036】
この後、システムコントローラ10の総再生時間判定手段は、前記総再生時間が前記ハイライト再生時間以内であるか否かを判定する(ステップS5)。前記総再生時間が前記ハイライト再生時間以内であると判定された場合は、システムコントローラ10の第1のハイライト再生手段は、そのまま前記抽出されたハイライトシーンの再生を行う(ステップS12)。しかし、前記総再生時間が前記ハイライト再生時間以内でないと判定された場合は、システムコントローラ10のハイライトシーン順位付加手段は、前記抽出されたハイライトシーンの中からハイライト度の高いハイライトシーンから順位を付けていく処理を行う(ステップS6)。
【0037】
この例の場合、総再生時間が25分であり、ハイライト再生時間が15分であるので、ステップS5の処理では、システムコントローラ10の総再生時間判定手段は、前記総再生時間が前記ハイライト再生時間以内でないと判定し、システムコントローラ10のハイライトシーン順位付加手段は、前記抽出されたハイライトシーンの中からハイライト度の高いハイライトシーンから順位を付けていく処理を行う(ステップS6)。
【0038】
例えば、図3に示すように、ハイライトシーンの順位が最も高いことを示すハイライト度の高いハイライトシーンから順番に、ハイライト度がNo.1のハイライトシーンH4、ハイライト度がNo.2のハイライトシーンH3、ハイライト度がNo.3のハイライトシーンH2、ハイライト度がNo.4のハイライトシーンH5、ハイライト度がNo.5のハイライトシーンH1というように、ハイライトシーンに順位が付けられている。ハイライト度は、ハードディスク装置3により読み出されたハードディスク14からのサッカー番組のハイライトシーンにおける音量の大きさと画像の動きの激しさを検出し、これらを総合的に判断して、音量の大きさと画像の動きの激しさとが最も大きいものがハイライト度No.1のハイライトシーンとしている。
【0039】
システムコントローラ10の順位ハイライト再抽出手段は、前記順位が付けられたハイライトシーンの中から順位の高いハイライトシーンから順に抽出していく処理を行い(ステップS7)、システムコントローラ10の再生時間加算手段は、前記抽出されたハイライトシーンの再生時間を加算していく処理を行う(ステップS8)。そして、システムコントローラ10の加算再生時間判定手段は、前記加算再生時間が前記ハイライト再生時間以内であるか否かを判定する(ステップS9)。
【0040】
即ち、ステップS7とステップS8とステップS9の処理では、例えば、図3に示すように、先ずハイライト度No.1のハイライトシーンH4を抽出し、次にハイライト度No.2のハイライトシーンH3を抽出し、そして、これらの再生時間(5分)を加算して加算再生時間(10分)を得て、この加算再生時間がハイライト再生時間(15分)になるまで、ステップS7,S8,S9の処理を繰り返し、即ち、この場合、ハイライト度No.3のハイライトシーンH2を抽出し、この再生時間(5分)を更に前記加算再生時間(10分)に加算して、加算再生時間(15分)を得る。
【0041】
更に、ステップS7,S8の処理で、ハイライト度No.4のハイライトシーンH5を抽出し、この再生時間(5分)を更に前記加算再生時間(15分)に加算して、加算再生時間(20分)を得る。しかし、この加算再生時間(20分)は、ステップS1で設定されたハイライト再生時間(15分)を超えているので、システムコントローラ10の加算再生時間判定手段は、加算再生時間がハイライト再生時間を超えていると判定し(ステップS10)、次にシステムコントローラ10のハイライトシーン並べ換え手段は、前記加算再生時間がハイライト再生時間を超える前までに前記抽出されたハイライトシーンを記録された時間順に並べ換える処理を行う(ステップS11)。
【0042】
即ち、ハイライトシーン並べ換え手段は、加算再生時間がハイライト再生時間(15分)を超える前までに前記抽出されたハイライトシーン(ハイライト度No.1のハイライトシーンH4とハイライト度No.2のハイライトシーンH3とハイライト度No.3のハイライトシーンH2)を、図4に示すように記録された時間順に並べ換える処理を行う。
【0043】
そして、システムコントローラ10の第2のハイライト再生手段は、ハードディスク装置3を駆動させ、前記並び換えられたハイライトシーンのデータをハードディスク14から記録順(ハイライトシーンH2⇒ハイライトシーンH3⇒ハイライトシーンH4)に再生させる(ステップS12)。この再生されたハイライトシーンのデータは、デコーダ5で複合され、複合された映像データは映像出力部7に与えられ、複合された音声データは音声出力部8に与えられる。したがって、モニタ装置12のディスプレイ装置には、映像出力部7からの映像信号によるハイライトシーンの映像が表示され、また、モニタ装置12のスピーカには、音声出力部8からの音声信号が与えられ、ハイライトシーンにおける音声が出力される。そして、ハイライトシーンの再生が開始してからハイライト再生時間(この例の場合15分)を経過したとき(ステップS13)、システムコントローラ10は、ハードディスク装置3を停止させ、本処理は終了する。
【0044】
なお、ステップS2において、システムコントローラ10のシーン毎再生時間設定手段は、ハイライト抽出手段により抽出される各ハイライトシーンに対するシーン毎再生時間を一定時間(5分)に設定したが、前記抽出される各ハイライトシーンに対するシーン毎再生時間を音量および映像の動きの総合的な判断結果の所定値以上の部分が続いている期間の時間に設定した場合において、当該ハイライトシーンの再生時間が長くなって、他のハイライトシーンの再生時間が無くなるようなことがあってはいけないので、当該ハイライトシーンの再生時間を、例えば、ハイライトシーンの総再生時間をハイライトシーンの個数を割って得られたシーン毎再生時間内に短縮したり、当該ハイライトシーンを早送りさせてシーン毎再生時間内に短縮したりすれば良い。また、逆に、当該ハイライトシーンの再生時間が短くなった場合には、当該ハイライトシーンの前後のシーンも含めて再生しても良い。
【0045】
図6は第2の実施形態においてサッカー番組において抽出されたハイライトシーンの流れの一例を説明するための図である。図6において、ハイライトシーンH1は試合が開始してから3分間の間で抽出されたハイライトシーンを示し、ハイライトシーンH2はドリブルが行われて盛り上がった3分間の間で抽出されたハイライトシーンを示す。ハイライトシーンH3はシュートが行われて盛り上がった3分間の間で抽出されたハイライトシーンを示し、ハイライトシーンH4はゴールが行われて盛り上がった3分間の間で抽出されたハイライトシーンを示す。また、ハイライトシーンH5は試合が終了して盛り上がった3分間の間で抽出されたハイライトシーンを示す。
【0046】
図7は図6に示すように抽出されたハイライトシーンに順位が付けられた状態を説明するためのハイライトシーンの流れの一例を示す図である。図7において、ハイライトシーンの順位が最も高いことを示すハイライト度の高いハイライトシーンから順番に、ハイライト度がNo.1のハイライトシーンH4、ハイライト度がNo.2のハイライトシーンH3、ハイライト度がNo.3のハイライトシーンH2、ハイライト度がNo.4のハイライトシーンH5、ハイライト度がNo.5のハイライトシーンH1というように、ハイライトシーンに順位が付けられている。ハイライト度は、ハイライトシーンにおける音量の大きさと画像の動きの激しさとを総合的に判断して、音量の大きさと画像の動きの激しさとが最も大きいものがハイライト度No.1になる。
【0047】
図8は図7に示すようにハイライト度の順位が付けられたハイライトシーンからユーザが設定したハイライト再生時間内で再生できるハイライトシーンのみを抽出した状態を説明するためのハイライトシーンの流れの一例を示す図である。図8において、ユーザが設定したハイライト再生時間は10分である場合、ハイライトシーンH1〜H5の全てを表示させることができないので、ハイライト度の高い順から、ハイライト再生時間が10分以内に収まるように、ハイライト度がNo.1のハイライトシーンH4とハイライト度がNo.2のハイライトシーンH3とハイライト度がNo.3のハイライトシーンH2との各データのみが抽出され、ハイライト度の高い順から再生できるように、ハイライトシーンH4⇒ハイライトシーンH3⇒ハイライトシーンH2という順に並び換えられる。ハイライト度がNo.5のハイライトシーンH1およびハイライト度がNo.4のハイライトシーンH5は、ハイライト再生時間の10分以内に再生することができないので、これらのデータは抽出されない。
【0048】
図9は第2の実施形態においてハイライト度の高いハイライトシーンから順位を付けて抽出したハイライト度の高いハイライトシーンをハイライト度の高い順に再生する処理を説明するためのフローチャートである。このフローチャートおよび図1、図6〜図8を参照してハイライト度の高いハイライトシーンから順位を付けて抽出したハイライト度の高いハイライトシーンをハイライト度の高い順に再生する処理について説明する。
【0049】
ここの説明では、DVD13にサッカー番組が記録されているものとする。先ず、ユーザが、例えば、10分でサーカー番組のハイライトシーンを視聴したい場合、その10分をハイライト再生時間として指定する操作をリモコン11により行うと、これに応答して、システムコントローラ10のハイライト再生時間設定手段は、ハイライト再生時間が10分を示すデータをフラッシュROM6に設定する(ステップN1)。次に、システムコントローラ10のシーン毎再生時間設定手段は、後記ハイライト抽出手段により抽出される各ハイライトシーンに対するシーン毎再生時間を一定時間に設定、または前記抽出される各ハイライトシーンに対するシーン毎再生時間を前記少なくとも所定の音量以上の部分が続いている期間の時間に設定する(ステップN2)。ここでは、前記シーン毎再生時間を一定時間(3分)に設定するとして説明する。
【0050】
なお、ステップN2において、システムコントローラ10のシーン毎再生時間設定手段は、ハイライト抽出手段により抽出される各ハイライトシーンに対するシーン毎再生時間を一定時間(3分)に設定したが、前記抽出される各ハイライトシーンに対するシーン毎再生時間を音量および映像の動きの総合的な判断結果の所定値以上の部分が続いている期間の時間に設定した場合において、当該ハイライトシーンの再生時間が長くなって、他のハイライトシーンの再生時間が無くなるようなことがあってはいけないので、当該ハイライトシーンの再生時間を、例えば、ハイライトシーンの総再生時間をハイライトシーンの個数を割って得られたシーン毎再生時間内に短縮したり、当該ハイライトシーンを早送りさせてシーン毎再生時間内に短縮したりすれば良い。また、逆に、当該ハイライトシーンの再生時間が短くなった場合には、当該ハイライトシーンの前後のシーンも含めて再生しても良い。
【0051】
この後、システムコントローラ10のハイライト抽出手段は、光ディスク装置2を駆動させDVD13に記録されたサッカー番組のハイライトシーンを前記設定されたシーン毎再生時間の間に抽出する(ステップN3)。即ち、ハイライト抽出手段は、本来の再生に入る前に、DVD13からサッカー番組のハイライトシーンを抽出するために、光ディスク装置2を高速読み取り動作させる。これにより、光ディスク装置2は、DVD13に記録されたサッカー番組のデータを高速で読み出しているときに、そのデータのうちで音量および映像の動きの総合的な判断結果の所定値以上の部分を前記シーン毎再生時間の間、ハイライトシーンとして抽出する。
【0052】
このようにして抽出されたハイライトシーンが、例えば、図6に示すように、ハイライトシーンH1、ハイライトシーンH2、ハイライトシーンH3、ハイライトシーンH4、ハイライトシーンH5となる。この図6に示す例では、シーン毎再生時間が一定時間(3分)に設定されている場合で、ハイライトシーンH1、ハイライトシーンH2、ハイライトシーンH3、ハイライトシーンH4、ハイライトシーンH5が、それぞれ3分間DVD13から読み出されたものである。ただし、この3分は、DVD13にサッカー番組が記録されて行くときのディスク上の時間であり、再生時には再生時間に相当するものである。
【0053】
次に、システムコントローラ10の総再生時間算出手段は、前記設定されたシーン毎再生時間にハイライトシーンの個数を掛けて前記ハイライト抽出手段により抽出されたハイライトシーンの総再生時間を算出する(ステップN4)。例えば、図6に示すように、シーン毎再生時間が3分であり、ハイライトシーンの個数が5個であった場合、ハイライトシーンの総再生時間は、3分×5で、15分となる。
【0054】
この後、システムコントローラ10の総再生時間判定手段は、前記総再生時間が前記ハイライト再生時間以内であるか否かを判定する(ステップN5)。前記総再生時間が前記ハイライト再生時間以内であると判定された場合は、システムコントローラ10のハイライト再生手段は、そのまま前記抽出されたハイライトシーンの再生を行う(ステップN12)。しかし、前記総再生時間が前記ハイライト再生時間以内でないと判定された場合は、システムコントローラ10のハイライトシーン順位付加手段は、前記抽出されたハイライトシーンの中からハイライト度の高いハイライトシーンから順位を付けていく処理を行う(ステップN6)。
【0055】
この例の場合、総再生時間が15分であり、ハイライト再生時間が10分であるので、ステップN5の処理では、システムコントローラ10の総再生時間判定手段は、前記総再生時間が前記ハイライト再生時間以内でないと判定し、システムコントローラ10のハイライトシーン順位付加手段は、前記抽出されたハイライトシーンの中からハイライト度の高いハイライトシーンから順位を付けていく処理を行う(ステップN6)。
【0056】
例えば、図7に示すように、ハイライトシーンの順位が最も高いことを示すハイライト度の高いハイライトシーンから順番に、ハイライト度がNo.1のハイライトシーンH4、ハイライト度がNo.2のハイライトシーンH3、ハイライト度がNo.3のハイライトシーンH2、ハイライト度がNo.4のハイライトシーンH5、ハイライト度がNo.5のハイライトシーンH1というように、ハイライトシーンに順位が付けられている。ハイライト度は、光ディスク装置2により読み出されたDVD13からのサッカー番組のハイライトシーンにおける音量の大きさと画像の動きの激しさを検出し、これらを総合的に判断して、音量の大きさと画像の動きの激しさとが最も大きいものがハイライト度No.1のハイライトシーンになる。
【0057】
システムコントローラ10の順位ハイライト再抽出手段は、前記順位が付けられたハイライトシーンの中から順位の高いハイライトシーンから順に抽出していく処理を行い(ステップN7)、システムコントローラ10の再生時間加算手段は、前記抽出されたハイライトシーンの再生時間を加算していく処理を行う(ステップN8)。そして、システムコントローラ10の加算再生時間判定手段は、前記加算再生時間が前記ハイライト再生時間以内であるか否かを判定する(ステップN9)。
【0058】
即ち、ステップN7とステップN8とステップN9の処理では、例えば、図7に示すように、先ずハイライト度No.1のハイライトシーンH4を抽出し、次にハイライト度No.2のハイライトシーンH3を抽出し、そして、これらの再生時間(3分)を加算して加算再生時間(6分)を得て、この加算再生時間がハイライト再生時間(10分)になるまで、ステップN7,N8,N9の処理を繰り返し、即ち、この場合、ハイライト度No.3のハイライトシーンH2を抽出し、この再生時間(3分)を更に前記加算再生時間(6分)に加算して、加算再生時間(9分)を得る。
【0059】
更に、ステップN7,N8の処理で、ハイライト度No.4のハイライトシーンH5を抽出し、この再生時間(3分)を更に前記加算再生時間(9分)に加算して、加算再生時間(12分)を得る。しかし、この加算再生時間(12分)は、ステップN1で設定されたハイライト再生時間(10分)を超えているので、システムコントローラ10の加算再生時間判定手段は、加算再生時間がハイライト再生時間を超えていると判定し(ステップN10)、次にシステムコントローラ10のハイライトシーン並べ換え手段は、前記加算再生時間がハイライト再生時間を超える前までに前記抽出されたハイライトシーンをハイライト度の高い順に並べ換える処理を行う(ステップN11)。
【0060】
即ち、ハイライトシーン並べ換え手段は、加算再生時間がハイライト再生時間(10分)を超える前までに前記抽出されたハイライトシーン(ハイライト度No.1のハイライトシーンH4とハイライト度No.2のハイライトシーンH3とハイライト度No.3のハイライトシーンH2)を、図8に示すようにハイライト度の高い順に並べ換える処理を行う。
【0061】
そして、システムコントローラ10の第2のハイライト再生手段は、光ディスク装置2を駆動させ、前記並び換えられたハイライトシーンのデータをDVD13からハイライト度の高い順(ハイライトシーンH4⇒ハイライトシーンH3⇒ハイライトシーンH2)に再生させる(ステップN13)。この再生されたハイライトシーンのデータは、デコーダ5で複合化され、複合化された映像データは映像出力部7に与えられ、複合化された音声データは音声出力部8に与えられる。したがって、モニタ装置12のディスプレイ装置には、映像出力部7からの映像信号によるハイライトシーンの映像が表示され、また、モニタ装置12のスピーカには、音声出力部8からの音声信号が与えられ、ハイライトシーンにおける音声が出力される。そして、ハイライトシーンの再生が開始してからハイライト再生時間(この例の場合10分)を経過したとき(ステップN13)、システムコントローラ10は、光ディスク装置2を停止させ、本処理は終了する。
【0062】
なお、本実施形態では、スポーツ番組の中でもサッカー番組におけるハイライトシーンの再生処理について説明したが、他のスポーツ番組(野球、相撲、スケート、ボクシング、その他のスポーツ)についても同様なハイライトシーンの再生処理を適用できる。また、スポーツ番組に限らず、音楽番組、コメディ番組、トーク番組、ドラマなどにも、本実施形態のハイライトシーンの再生処理を適用できる。また、本実施形態では、ハードディスクまたはDVDに記録したテレビ番組に対してハイライトシーンの再生処理を行うことについて説明したが、DVD−ROMに記録された映画や音楽コンサートを、ハイライトシーンで再生する場合にも、同様なハイライトシーンの再生処理を適用することができる。
【0063】
以上説明したように本実施形態によれば、記録媒体に記録したテレビ番組などの情報をユーザが指定した時間内にハイライトシーンを再生させることができ、これにより、ユーザは、空いている時間を利用して、テレビ番組などの情報のハイライトシーンを視聴することができるようになる。また、ユーザが指定した時間内にハイライトシーンを全部再生できない場合は、時間内に収まる範囲で、ハイライト度の高い順からハイライトシーンを再生するので、当該番組などの情報の特に盛り上がったハイライトシーンを視聴でき、当該番組のハイライトシーンの要約を把握することができる。
【産業上の利用可能性】
【0064】
本発明は、ハードディスク装置、DVDレコーダ、ハードディスク装置とDVDレコーダとの複合型記録再生装置に利用可能で、記録された情報のハイライトシーンを再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【0065】
【図1】本発明の実施形態に係る情報記録再生装置としての複合型記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態においてサッカー番組において抽出されたハイライトシーンの流れの一例を説明するための図である。
【図3】図2に示すように抽出されたハイライトシーンに順位が付けられた状態を説明するためのハイライトシーンの流れの一例を示す図である。
【図4】図3に示すようにハイライト度の順位が付けられたハイライトシーンからユーザが指定したハイライト再生時間内で再生できるハイライトシーンのみを抽出した状態を説明するためのハイライトシーンの流れの一例を示す図である。
【図5】第1の実施形態においてハイライト度の高いハイライトシーンから順位を付けて抽出したハイライト度の高いハイライトシーンを記録順に再生する処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】第2の実施形態においてサッカー番組において抽出されたハイライトシーンの流れの一例を説明するための図である。
【図7】図6に示すように抽出されたハイライトシーンに順位が付けられた状態を説明するためのハイライトシーンの流れの一例を示す図である。
【図8】図7に示すようにハイライト度の順位が付けられたハイライトシーンからユーザが設定したハイライト再生時間内で再生できるハイライトシーンのみを抽出した状態を説明するためのハイライトシーンの流れの一例を示す図である。
【図9】第2の実施形態においてハイライト度の高いハイライトシーンから順位を付けて抽出したハイライト度の高いハイライトシーンをハイライト度の高い順に再生する処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0066】
10 システムコントローラ
13 DVD(記録媒体)
14 ハードディスク(記録媒体)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
テレビ番組を記録媒体に記録できる構成を有し、記録媒体に対して情報を記録したり、記録媒体に記録された情報を再生したりする情報記録再生装置において、
記録媒体に記録された情報のハイライトシーンを視聴するためにユーザにより指定されたハイライト再生時間を設定するハイライト再生時間設定手段と、
前記記録媒体から抽出される各ハイライトシーンに対するシーン毎再生時間を一定時間に設定、または前記記録媒体から抽出される各ハイライトシーンに対するシーン毎再生時間を少なくとも所定の音量以上の部分が続いている期間の時間に設定するシーン毎再生時間設定手段と、
前記記録媒体に記録された情報から少なくとも所定の音量以上の部分を前記シーン毎再生時間の間にハイライトシーンとして抽出するハイライト抽出手段と、
前記設定されたシーン毎再生時間にハイライトシーンの個数を掛けて前記ハイライト抽出手段により抽出されたハイライトシーンの総再生時間を算出する総再生時間算出手段と、
前記総再生時間が前記ハイライト再生時間以内であるか否かを判定する総再生時間判定手段と、
前記総再生時間が前記ハイライト再生時間以内であると判定された場合は、そのまま前記抽出されたハイライトシーンの再生を行う第1のハイライト再生手段と、
前記総再生時間が前記ハイライト再生時間以内でないと判定された場合は、前記抽出されたハイライトシーンの中からハイライト度の高いハイライトシーンから順位を付けていくハイライトシーン順位付加手段と、
前記順位が付けられたハイライトシーンの中から順位の高いハイライトシーンより順に再抽出していく順位ハイライト再抽出手段と、
前記再抽出されたハイライトシーンの再生時間を加算していく再生時間加算手段と、
前記加算再生時間が前記ハイライト再生時間以内であるか否かを判定する加算再生時間判定手段と、
前記加算再生時間が前記ハイライト再生時間以内であると判定されている間は、前記順位ハイライト再抽出手段および前記再生時間加算手段の処理を行わせ、前記加算再生時間が前記ハイライト再生時間を超えたと判定された場合は、前記加算再生時間がハイライト再生時間を超える前までに前記再抽出されたハイライトシーンを記録された時間順に並べ換える処理、または前記加算再生時間がハイライト再生時間を超える前までに前記再抽出されたハイライトシーンをハイライト度の高い順に並べ換える処理を行うハイライトシーン並べ換え手段と、
前記並び換えられたハイライトシーンを再生させる第2のハイライト再生手段と、を有するシステムコントローラを備えたことを特徴とする情報記録再生装置。
【請求項2】
テレビ番組を記録媒体に記録できる構成を有し、記録媒体に対して情報を記録したり、記録媒体に記録された情報を再生したりする情報記録再生装置において、
記録媒体に記録された情報のハイライトシーンを視聴するためにユーザにより指定されたハイライト再生時間を設定するハイライト再生時間設定手段と、
前記記録媒体から抽出される各ハイライトシーンに対するシーン毎再生時間を設定するシーン毎再生時間設定手段と、
前記記録媒体に記録された情報から少なくとも所定の音量以上の部分を前記シーン毎再生時間の間にハイライトシーンとして抽出するハイライト抽出手段と、
前記設定されたシーン毎再生時間にハイライトシーンの個数を掛けて前記ハイライト抽出手段により抽出されたハイライトシーンの総再生時間を算出する総再生時間算出手段と、
前記総再生時間が前記ハイライト再生時間以内であるか否かを判定する総再生時間判定手段と、
前記総再生時間が前記ハイライト再生時間以内であると判定された場合は、そのまま前記抽出されたハイライトシーンの再生を行う第1のハイライト再生手段と、
前記総再生時間が前記ハイライト再生時間以内でないと判定された場合は、前記抽出されたハイライトシーンの中からハイライト度の高いハイライトシーンから順位を付けていくハイライトシーン順位付加手段と、
前記順位が付けられたハイライトシーンの中から順位の高いハイライトシーンより順に再抽出し、この再抽出したハイライトシーンの総再生時間が前記設定したハイライト再生時間に収まる範囲内で抽出し、この抽出されたハイライトシーンを記録された時間順に並べ換える処理、または前記抽出されたハイライトシーンをハイライト度の高い順に並べ換える処理を行う順位ハイライト再抽出・並べ換え手段と、
前記並び換えられたハイライトシーンを再生させる第2のハイライト再生手段と、を有するシステムコントローラを備えたことを特徴とする情報記録再生装置。
【請求項3】
前記シーン毎再生時間設定手段は、前記ハイライト抽出手段により抽出される各ハイライトシーンに対するシーン毎再生時間を一定時間に設定、または抽出される各ハイライトシーンに対するシーン毎再生時間を前記少なくとも所定の音量以上の部分が続いている期間の時間に設定することを特徴とする請求項2に記載の情報記録再生装置。
【請求項4】
前記順位ハイライト再抽出・並べ換え手段は、前記順位が付けられたハイライトシーンの中から順位の高いハイライトシーンより順に再抽出していく順位ハイライト再抽出手段と、前記再抽出されたハイライトシーンの再生時間を加算していく再生時間加算手段と、前記加算再生時間が前記ハイライト再生時間以内であるか否かを判定する加算再生時間判定手段と、前記加算再生時間が前記ハイライト再生時間以内であると判定されている間は、前記順位ハイライト再抽出手段および前記再生時間加算手段の処理を行わせ、前記加算再生時間が前記ハイライト再生時間を超えたと判定された場合は、前記加算再生時間がハイライト再生時間を超える前までに前記再抽出されたハイライトシーンを記録された時間順に並べ換える処理、または前記加算再生時間がハイライト再生時間を超える前までに前記再抽出されたハイライトシーンをハイライト度の高い順に並べ換える処理を行うハイライトシーン並べ換え手段とを有することを特徴とする請求項2に記載の情報記録再生装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−4170(P2008−4170A)
【公開日】平成20年1月10日(2008.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−172678(P2006−172678)
【出願日】平成18年6月22日(2006.6.22)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】