説明

感光性液体組成物を保護するための包装製品

プラスチック容器と、該プラスチック容器に収容された感光性液体組成物と、を含む包装製品。容器は、感光性液体組成物を光から保護するためのプラスチック容器を有する。容器は、i)頂部、ii)頂部の反対側の底部、iii)頂部から底部に延び、不透明ではない第1の層、及びiv)第1の層の一部に重ねて置かれ、遮断剤を含有する第2の層を含む。容器は、底部を覆う非重複領域を有する。非重複領域内では、第1の層は、第2の層に重ねて置かれていない。非重複領域は、約2mm〜約50mmの高さhを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、感光性製品を保護するための包装製品に関する。
【背景技術】
【0002】
消費者製品、特に例えば、布用及び家庭用ケア製品、ヘアケア製品、健康管理製品及びスキンケア製品などの液体製品の容器のデザインは、ユーザーの注意を引くよう注意深く開発されている。透明又は半透明の液体容器は、内部の製品の色が見えるようにしている。ユーザーは、透明又は半透明の容器によって容器内を見て、どのくらいの量の製品が残っているか、また新しい製品を買う必要があるかを判断することができる。したがって、透明又は半透明の容器が典型的には好ましい。
【0003】
しかしながら、容器が透明又は半透明の場合、光の通過が可能となる。布地柔軟化活性物質、漂白剤、酵素などの数種の感光性成分が存在する。それらの感光性成分は、より良好な柔軟化、より良好な洗浄、より良好な芳香などの利点を提供する。容器がその内部に感光性製品を収容する場合、製品は分解、変色及び/又は変性する場合がある。したがって、光透過可能な、即ち透明又は半透明の容器によって、美的感覚及び安定性の調節を同時に達成することは困難であり得る。感光性組成物の場合、容器が液体組成物を有害な光から保護することが好ましいと思われる。
【0004】
それら感光性材料を保護するための1つの技術は、装飾された収縮スリーブで容器を包むことである。容器を収縮スリーブで包んだ場合、容器内部の製品は、外部光から保護され得る。また収縮スリーブは容器に美的装飾を加えることができるが、製造プロセスにおいて余分の工程を必要とする。更に、収縮スリーブは容器とは別個の材料であるため、環境に好ましくない可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
それ故、美的感覚を提供し、感光性液体製品を外部光から保護する、改良された製品及び容器が必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、包装製品に関する。包装製品は、プラスチック容器と、プラスチック容器内に収容された感光性液体組成物と、を含有する。プラスチック容器は、頂部、頂部の反対側の底部、頂部から底部に延びる不透明ではない第1の層、及び第1の層の一部に重ねて置かれる第2の層を含有する。第2の層は、感光性成分が感受性を有する光の波長λを遮断する遮断剤を含む。容器は、底部を覆う非重複領域を有する。非重複領域内では、第1の層は、第2の層に重ねて置かれていない。非重複領域は、底部から、約2mm〜約50mmの高さまで延びる。
【0007】
理論に束縛されるものではないが、容器が遮断剤を含むため、容器は光放射から感光性液体組成物を効果的に保護できると考えられる。容器の底部範囲は第2の層で覆われていないため、内部の液体組成物は外部から見ることができる。結果として、本発明は、良好な美的感覚及び機能性を提供すると共に、感光性液体組成物を保護する。結果として、その美的感覚によって人は内容物を底部から見ることができ、組成物はなお、保管中及び/又は棚上で光から保護される。
【0008】
本発明の容器は、内部の液体組成物を紫外線(UV)光などの外部刺激から保護することができる。第2の層が着色され、第2の層の厚さが頂部から底部へ高さ方向に徐々に減少する場合、層はグラデーションの外観を有し、即ち、1つの色が他の色に融合され、又は1つの色が徐々に弱まる。そのような外観は、いくつかの組成物及びいく人かの消費者にとって好ましい可能性がある。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明は添付された以下の非限定的な図面によってより容易に理解される。
【図1】本発明による包装製品の一部切除側面図。
【図2】本発明による包装製品の一部切除側面図。
【図3】上部部分2Aにおける図2の拡大図。
【図4】下部部分2Bにおける図2の拡大図。
【図5】本発明による包装製品の一部切除側面図。
【図6】本発明による包装製品の一部切除側面図。
【図7】本発明の代替的実施形態の側面図。
【0010】
本明細書の図面は、必ずしも一定の比率の縮尺で描かれてはいない。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本明細書で使用されるとき、「含む」とは、最終結果に影響を与えない他の要素及び/又は工程を付加できることを意味する。この用語は、用語「からなる」及び「から本質的になる」を包含する。特に明記されない限り、全部の比、百分率などは、最終的な包装製品の重量による。特に明記されない限り、本明細書における成分及び/又は機器は、世界中の多くの供給業者及び供給源から入手可能であると考えられる。
【0012】
本明細書は、本発明を詳細に示し、明確に請求することによって結論付けられるが、本発明は次の記述によって更によく理解されるものと考えられる。
【0013】
本発明は、感光性組成物、特に液体組成物を保護するための包装製品に関する。包装製品は、容器と、容器内の感光性液体組成物と、を含む。プラスチック容器は、頂部、頂部の反対側の底部、頂部から底部に延びる不透明ではない第1の層、及び第1の層の一部に重ねて置かれる第2の層を含有する。第2の層は、遮断剤を含む。感光性組成物は、波長λの光に感受性であり、遮断剤は波長λの光を遮断する。容器は、底部を覆う非重複領域も有する。非重複領域内では、第1の層は、第2の層に重ねて置かれていない。非重複領域は、約2mm〜約50mmの高さhを有する。
【0014】
本発明を、以下の図面により、より詳細に説明する。
【0015】
図1は、本発明による包装製品の一部切除側面図である。包装製品は、プラスチック容器と、容器内の感光性液体組成物と、を含む。容器10は、頂部12と、頂部12の反対側の底部14と、を有する。容器10は、第1の層16と、第1の層16の一部に重ねて置かれる第2の層18と、を有する。図1の実施形態では、第2の層18は、第1の層16の内部に位置している。即ち、第1の層16は外側層であり、第2の層18は内側層である。また図1では、第2の層18及び第1の層16の厚さは、瓶の殆どにおいて実質的に同一であるが、底部14に接近するにつれて先細りしている。別の実施形態では、第1の層16及び第2の層18の厚さは、互いに異なっていてもよい。
【0016】
第1の層16は、不透明ではない。本明細書で使用するとき、「不透明ではない」とは、透明及び半透明の両方を含む。可視光が透明材料に遭遇した際、高い割合の光がこの材料を通過する。光が半透明材料に遭遇した際、光の一部のみがこの材料を通過する。この場合、1つの層が着色されていても、容器内の組成物、又は液体組成物でさえも外部から見ることができる。本明細書で使用されるとき、透明及び半透明は、有色材料を包含し得る。第1の層の透明度、半透明度は、ヘイズ値により規定され、より大きい値はより高い光透過性を示し、より小さい値はより低い光透過性を示す。第1の層16は、約0.01%〜約85%、又は約0.1%〜約80%、又は約0.5%〜約75%のヘイズ値を有してもよい。第1の層が透明ポリプロピレン(popypropylene)プラスチック材料から形成されている図1の実施形態において、第1の層16は、約4%のヘイズ値を有する。
【0017】
第2の層18は、遮断剤を含有する。本明細書で使用するとき、「遮断剤」は、一般に、感光性組成物を外部光放射から保護して組成物の分解、変色、変性などを防ぐ、プラスチック又は樹脂マスターバッチに添加される成分を指す。遮断剤は、感光性組成物自体の問題の原因となる波長λに対して調整される。それ故、遮断剤は、液体組成物中の成分を分解し、変色させ及び/又は変性させ得る任意の光を、少なくとも部分的に遮断する。遮断剤は、例えば、UV遮断剤及び可視光遮断剤を含むことができる。図1において、遮断剤は、UV遮断剤である。UV光遮断特性は、UV遮断剤を材料中に添加することにより達成され得る。より詳細には、第2の層18の材料は、成形前にUV遮断剤と混合されてもよい。別の実施形態では、遮断剤は可視光から保護する。可視光から保護する遮断剤が第2の層中に含まれている場合、より少ない可視光が通過するため容器のヘイズ値が低下する。遮断剤は、例えば、光を物理的に遮断し、光を吸収し、光を反射し、及び/又は特定の関連波長の光を屈折させることにより、その機能を遂行し得る。
【0018】
容器10は、底部14に非重複領域19を有する。非重複領域19では、第1の層16は、第2の層18に重ねて置かれていない。非重複領域19は、底部14から測定して、約2mm〜約50mm、約5mm〜約45mm、約8mm〜約40mm、又は約10mm〜約25mmの高さhを有する。図1の実施形態において、hは約20mmである。理論に制限されるものではないが、液体組成物を収容する容器は、多くの場合、製品名、価格情報などが位置する棚の隆起した縁部分の背部において、棚上で販売されると考えられる。そのような棚の隆起縁はまた、製品が棚から滑り落ちるのを防止し、一般に、約50mm以下の高さを有する。それ故、棚の隆起縁が容器の底部に影を投げかけるため、容器の非重複領域はなお、棚上での保管/販売中に、直接的な外部の光から保護され得る。このことは、類似する均一な透明又は半透明容器が使用される場合と比較して、製品の寿命を改善する。第2の層18は、第1の層16の約60%〜約98%、又は約65%〜約95%、又は約70%〜約90%に重ねて置かれてもよい。図1の実施形態では、第2の層18は、第1の層16の約80%に重ねて置かれている。商品棚上に複数の容器10が陳列される場合、容器10の底部14は、頂部12と比較して少ない光を受容し得る。したがって、底部14のみに非重複領域19が存在する場合、感光性液体組成物22上の太陽の光及び/又は室内灯の影響が低減され得ると考えられる。同時に、人が容器を取り上げた際、容器10の非重複領域19において、外部から容器10内の組成物22を見ることができる。
【0019】
図1において、第2の層18は、不透明に着色されている。したがって、第2の層18を有する容器10の部分は、不透明である。理論に束縛されるものではないが、着色された第2の層18の黒色、赤色、青色、黄色、緑色、橙色、灰色、茶色などのいくつかの色は、関連波長λに応じて光放射から感光性液体組成物22を効率的に保護し得ると考えられる。第2の層18が半透明又は不透明に着色されている場合、第2の層18は、容器10内の感光性組成物22を、分解、変色及び/又は変性から遮断し得る。
【0020】
遮断剤は、UV光及び/又は可視光の関連波長を吸収すること、屈折させること及び/又は反射することにより、感光性組成物を光放射から保護し得る。遮断剤としては、例えば、UV遮断剤、可視光遮断剤、及びこれらの混合物を挙げることができる。本明細書にて有用なUV遮断剤としては、例えば、2−(2−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール(Tinuvin PS)、2−ヒドロキシ−4−(オクチルオキシ)−フェニルメタノン(Chimassorb(登録商標)81)、2−[2−ヒドロキシ−3,5−ビス(α,α−ジメチルベンジル)フェニル]−2H−ベンゾトリアゾール(Tinuvin(登録商標)234)、2−(3−t−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール(Tinuvin(登録商標)326)、2−(3,5−ジ−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール(Tinuvin(登録商標)327)、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4,6−ジtertペンチルフェノール(Tinuvin(登録商標)328)、及びこれらの混合物が挙げられる。可視光遮断剤は、容器を通した可視光の透過を遮断又は低減する、任意の種類の顔料、染料、着色剤、有色物質などを含むことができる。したがって、遮断剤は、UV光が感光性液体組成物22と接触する前にUV光を妨害及び遮断することによって、容器10内の感光性液体組成物22を保護する。
【0021】
容器10は、内部に感光性液体組成物22を収容する。感光性液体組成物22は、光によって分解、又は変色、又は変性される任意の種類の成分;例えば、酵素、布地柔軟化活性物質、漂白剤、香料、色素、及びこれらの混合物、又は酵素及び布地柔軟化活性物質、漂白剤、並びにこれらの混合物、又は酵素、布地柔軟化活性物質、及びこれらの混合物を含んでもよい。感光性液体組成物は、洗剤、柔軟仕上げ剤、漂白剤、飲料、脱臭剤、シャンプー、ヘアコンディショナー、及びこれらの混合物;洗剤、柔軟仕上げ剤、漂白剤、シャンプー、ヘアコンディショナー、及びこれらの混合物;又は洗剤、柔軟仕上げ剤、漂白剤、及びこれらの混合物からなる群から選択されてもよい。
【0022】
布地柔軟化活性物質
第1のタイプの布地柔軟化活性物質は、主な活性物質として、次式の化合物を含む。
{R4−m−N−[(CH−Y−R}X (1)
(式中、各R置換基は、水素、短鎖C1〜C6のいずれかであり、好ましくはC1〜C3アルキル又はヒドロキシアルキル基、例えば、メチル、エチル、プロピル、ヒドロキシエチルなど、ポリ(C2〜C3アルコキシ)、好ましくはポリエトキシ、ベンジル、又はこれらの混合物のいずれかであり、各mは2又は3であり、各nは1〜約4、好ましくは2であり、各Yは−O−(O)C−、−C(O)−O−、−NR−C(O)−又は−C(O)−NR−であり、各R中の炭素の合計数は(ただし、Yが−O−(O)C−又は−NR−C(O)−のときは+1)、C12〜C22であり、好ましくはC14〜C20であり、各Rは、ヒドロカルビル、又は置換ヒドロカルビル基であり、Xは、任意の柔軟剤適合性アニオン、好ましくは塩化物、臭化物、硫酸メチル、硫酸エチル、硫酸塩及び硝酸塩、より好ましくは塩化物又は硫酸メチルであり得る)。
【0023】
化合物(1)の非限定的な例は、N,N−ビス(ステアロイルオキシエチル)N,N−ジメチルアンモニウムクロリド、N,N−ビス(タロウオイルオキシエチル)N,N−ジメチルアンモニウムクロリド及びN,N−ビス(ステアロイルオキシエチル)N−(2ヒドロキシエチル)N−メチルアンモニウムメチルサルフェートである。
【0024】
第2のタイプの布地柔軟化活性物質は、次の一般式を有する。
[RCHCH(YR)(CHYR)]X
(式中、Y、R、R、及びXはそれぞれ、上記と同じ意味を有する)。このような化合物には、次式を有するものが挙げられる:
[CH(+)[CHCH(CHO(O)CR)O(O)CR]C1(−) (2)
(式中、各Rはメチル又はエチル基であって、好ましくは各RはC15〜C19の範囲である)。本明細書で使用するとき、ジエステルが明記される場合、それは存在するモノエステルを含むことができる。
【0025】
化合物(2)の非限定的な例は、例えば、1,2−ジ(ステアロイルオキシ)−3−トリメチルアンモニウムプロパンクロリドなどの、式1,2−ジ(アシルオキシ)−3−トリメチルアンモニウムプロパンクロリドを有する「プロピル」エステル第四級アンモニウム布地柔軟剤活性物質である。
【0026】
第3のタイプの布地柔軟化活性物質は、次式を有する。
【化1】

(式中、各R、R、及びAは上記で与えられた定義を有し、各RはC1〜6アルキレン基、好ましくはエチレン基であり、Gは酸素原子である)。
【0027】
化合物(3)の非限定的な例は、1−メチル−1−ステアロイルアミドエチル−2−ステアロイルイミダゾリニウムメチルサルフェートであり、式中、Rは非環式C15〜C17炭化水素基であり、Rはエチレン基であり、Gは酸素原子であり、Aは硫酸メチルアニオンである。
【0028】
第4のタイプの布地柔軟化活性物質は、次式を有する。
【化2】

(式中、R、R及びGは上記のように定義される)。
【0029】
化合物(4)の非限定的な例は、1−タロウイルアミドエチル−2−タロウイルイミダゾリンであり、式中、Rは非環式脂肪族C15〜C17炭化水素基であり、Rはエチレン基であり、GはNH基である。
【0030】
第5のタイプの布地柔軟化活性物質は、脂肪酸とジアルキレントリアミンとの例えば、分子量比約2:1での縮合反応生成物であり、この反応生成物は次式の化合物を含有する。
−C(O)−NH−R−NH−R−NH−C(O)−R (5)
(式中、R、Rは上記のように定義され、各RはC1〜6アルキレン基、好ましくはエチレン基であり、反応生成物は場合により硫酸ジメチルなどのアルキル化剤の添加によって第四級化されてもよい)。このような第四級化反応生成物は、Uphuesらに付与された、1994年3月22日発行の米国特許第5,296,622号に更に詳細に記載されており、該当案件は参照により本明細書に組み込まれる。
【0031】
化合物(5)の例は、脂肪酸とジエチレントリアミンとのモル比約2:1での反応生成物であり、この反応生成物の混合物は次式のN,N”−ジアルキルジエチレントリアミンを含有する。
−C(O)−NH−CHCH−NH−CHCH−NH−C(O)−R
(式中、R−C(O)は、植物又は動物を供給源として得られた市販の脂肪酸のアルキル基であり、R及びRは二価のエチレン基である)。
【0032】
第6のタイプの布地柔軟化活性物質は、次式を有する。
[R−C(O)−NR−R−N(R)−R−NR−C(O)−R (6)
(式中、R、R、R、R及びAは上記のように定義される)。
【0033】
化合物(6)の例は、次式を有するジ脂肪アミドアミン系柔軟剤である。
[R−C(O)−NH−CHCH−N(CH)(CHCHOH)−CHCH−NH−C(O)−R]+CHSO
(式中、R−C(O)は、アルキル基である)。
【0034】
第7のタイプの布地柔軟化活性物質は、脂肪酸とヒドロキシアルキルアルキレンジアミンとの分子量比約2:1での反応生成物であり、この反応生成物は次式の化合物を含有する。
−C(O)−NH−R−N(ROH)−C(O)−R (7)
(式中、R、R及びRは、上記のように定義される)。
【0035】
化合物(7)の例は、脂肪酸とN−2−ヒドロキシエチルエチレンジアミンとのモル比約2:1での反応生成物であり、この反応生成物の混合物は次式の化合物を含有する。
−C(O)−NH−CHCH−N(CHCHOH)−C(O)−R
(式中、R−C(O)は、植物又は動物を供給源として得られた市販の脂肪酸のアルキル基である)。
【0036】
第8のタイプの布地柔軟化活性物質は、次式を有する。
【化3】

(式中、R、R、R、及びAは、上記のように定義される)。
【0037】
化合物(8)の非限定的な例は、次式を有するジ第四級化合物である。
【化4】

(式中、Rは、脂肪酸に由来する)。
【0038】
上記に開示されている柔軟剤活性物質の組み合わせは、使用に好適であることが理解されよう。
【0039】
漂白剤
好適な漂白剤としては、例えば、過酸素漂白剤が挙げられる。過酸素漂白剤は、求核反応を受けやすい場合がある。組成物がUV放射を受容した際、組成物中の成分においてエネルギーレベルが上昇し、過酸素漂白剤は求核反応を受けやすくなる。本明細書で使用するのに好適な過酸素漂白剤は、過酸化水素、過酸化水素の水溶性源、有機又は無機過酸、ヒドロペルオキシド、ジアシルペルオキシド、及びこれらの混合物からなる群から選択される。本明細書で使用するとき、過酸化水素源は、水との接触により過酸化水素イオンを生成する任意の化合物を指す。本明細書で用いるのに好適な過酸化水素の水溶性源としては、過炭酸塩、過ホウ酸塩、及び過ケイ酸塩、並びにこれらの混合物が挙げられる。
【0040】
酵素
酵素は通常、タンパク質を含み、タンパク質は一般に、UV放射のような高エネルギー光により変性する。本発明の包装品においては、酵素は本発明によってUV放射から保護されるであろう。本発明の組成物は、以下の酵素のうちの1つ以上を含んでもよい。バチルス(Bacillus)[例えば、サブティリス(subtilis)、レンタス(lentus)、リケニフォルミス(licheniformis)、アミロリケファシエンス(amyloliquefaciens)(BPN、BPN’)、アルカロフィルス(alcalophilus)]由来のスブチリシンのようなプロテアーゼ、例えば、Esperase(登録商標)、Alcalase(登録商標)、Everlase(登録商標)及びSavinase(登録商標)(Novozymes)、BLAP及び変異体[Henkel]、並びに欧州特許第130756号、国際公開第91/06637号、同第95/10591号及び同第99/20726号に記載されているもの;Purafect Ox Am(登録商標)[Genencor]並びにTermamyl(登録商標)、Natalase(登録商標)、Ban(登録商標)、Fungamyl(登録商標)及びDuramyl(登録商標)[全てex Novozymes]のようなアミラーゼ(α及び/又はβ)、並びに国際公開第94/02597号及び同第96/23873号に記載されているもの;例えば、フミコーラインソレンス(Humicola insolens)、特にDSM 1800により生成される、43kDの細菌又は真菌セルラーゼのようなセルラーゼ、例えば、50Kda[Carezyme(登録商標)]、トリコデルマ・ロンギブラキアタム(Trichoderma longibrachiatum)由来のEGIIIセルラーゼ;シュードモナス(Pseudomonas)及びクロモバクテリウム(Chromobacter)群により生成されるもののようなリパーゼ(例えば、Novozymes製のLipolase R、Lipolase UltraR、Lipoprime R及びLipex R);クチナーゼ[EC 3.1.1.50]及びエステラーゼ;カルボヒドラーゼ、例えば、マンナナーゼ(米国特許第6060299号)、ペクチン酸リアーゼ(国際公開第99/27083号)シクロマル
トデキストリングルカノトランスフェラーゼ(国際公開第96/33267号)、及びキシログルカナーゼ(国際公開第99/02663号)。
【0041】
香料
香料の前駆体及び/又はプロ香料を含む香料も、光、特にUV光によって分解し得る。したがって、本明細書の発明は、これらの成分を含有する組成物を保護し得る。容易に加水分解され、又は活性化エネルギーを殆ど必要としない香料(又はその成分、前駆体、若しくはプロ香料)が特に、分解を受けやすい。
【0042】
本明細書の容器は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレンなどのオレフィン系樹脂;ポリエチレンテレフタレート(PET)などのポリエステル樹脂;ポリアクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、アクリレート樹脂、ABS樹脂、エチレンビニルアルコールコポリマー(EVOH)樹脂、ナイロン樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、及びこれらの混合物からなる群から選択されるプラスチック材料から形成されてもよい。容器に関しては、獲得した廃棄材料に由来するリサイクル材料を使用してもよい。重複層の内側層は、内部の液体組成物と直接接触する。汚染を防ぐために、リサイクル材料は一般に内側層に使用されず、通常外側層に使用される。
【0043】
図2は、本発明による包装製品の一部切除側面図である。図2は、グラデーション構造を有する容器を有する包装製品である。この実施形態では、容器10は、第1の層16及び第2の層18を含有する。第1の層16は、不透明ではない層である。第2の層18は、有色遮断剤20を含有し、第1の層16の一部に重ねて置かれている。第2の層18は、第2の層の厚さを有し、第2の層の厚さは、頂部12から底部14へ高さ方向に減少している。図2の実施形態では、第1の層16は内側層であり、第2の層18は外側層である。第1の層16は、底部14において第2の層18に重ねて置かれず、したがってユーザーは、購入時に店で包装品を開放することなく、外部から感光性液体組成物22の色を見ることができる。更に、使用中、ユーザーはまた包装品を開放することなく外部から感光性液体組成物22の残りの量を見ることができる。
【0044】
図2において、第2の層は顔料を含有し、第2の層の厚さを変化させることによって、色グラデーション効果が容器の表面に達成される。グラデーションは、色濃度又は色相の変化、多くの場合、均一な変化に関連している。図2において、色は、着色された第2の層(外側層)18の厚さの減少及び非重複領域により、頂部12の比較的暗い色から底部14の比較的薄い又は透明な色へと徐々に変化している。これは、頂部14から底部16に向かって顔料量を減少させるなど、他の方法によっても達成することができる。別の実施形態では、効果は逆にされてもよい。
【0045】
図2の成形された包装品は、成形物品の押出方向に平行な方向に、即ち頂部(口部分)から底部に向かって徐々に深くなる色調によって提供される改善されたグラデーション効果を有することにより、美的外観が顕著に改善された容器として構成されている。
【0046】
このような二層容器を成形する際、多層共押出ダイを使用して、異なる樹脂材料を同時に又は連続して融合させることが可能である。
【0047】
この点で、有色層のために押出される樹脂の量を適切に管理することにより、重ねて置かれ成形された本体内で色濃度を調整することが可能である。本来、有色の第2の層が厚くなる程、色はより深くなる。図2では、有色の第2の層は、頂部12から底部14に向かって徐々に減少する壁の厚さを有する一方、第1の層16は、実質的に一定の厚さを有する。
【0048】
図3は、上部部分2Aにおける図2の拡大図である。容器20は、内部に第1の層16と、外部に第2の層18と、を含有する二層構造である。第2の層18は、第1の層16に重ねて置かれている。
【0049】
図4は、下部部分2Bにおける図2の拡大図であり、頂部12から底部14に向かって徐々に減少する(図2参照)第2の層18の厚さを明白に示している。第2の層18は、底部14の前で停止している。
【0050】
図5は、本発明による包装製品の一部切除側面図である。図5は、2つの層が両方とも不透明ではない二層容器を示す。容器10は、第1の層16及び第2の層18を有する。第1の層16は不透明ではない層であり、第2の層18も不透明ではない層である。第2の層18は、遮断剤20を含有する。この実施形態では、第1の層16は、第2の層18に覆われている。2つの不透明ではない層の組み合わせにより、美的利益が提供される。また、容器10は感光性液体組成物22を収容する。感光性液体組成物22は、光放射から保護されている。第1の層16及び第2の層18の両方が不透明ではないため、容器10の感光性液体組成物22は外部から見ることができる。第1の層16及び第2の層18は不透明ではないが、遮断剤20は第2の層18中のUV吸収剤であり、感光性液体組成物22を外部UV光から保護する。
【0051】
容器10はその壁を通して気体を透過させることがあり、又は酸素ガスが容器10の開放頂部から入り込む場合がある。理論に束縛されるものではないが、例えば、酸素は、液体組成物22に含有されるある種類の活性成分と反応すると考えられる(即ち、酸化)。したがって、図5の実施形態では、内側の第1の層16は不透明ではなく、内部に酸素ガススカベンジャー24を収容する。第2の層18は、第1の層16の一部の外側に重ねて置かれている。容器10は、内部に液体組成物22を収容する。内部の第1の層16は、液体組成物22に含有される酸素ガスと反応し得る。したがって酸素ガススカベンジャー24は、酸素ガスに起因する酸化から液体組成物22を保護し得る。
【0052】
「酸素ガススカベンジャー」は、捕捉酸素と反応若しくは結合することにより、又は無害生成物を生じさせる酸化反応を促進することにより、閉鎖容器の内部から酸素を除去できる任意の物質であってもよい。酸素ガススカベンジャーは、成形前に熱可塑性材料と混合されてもよく、又は成形された熱可塑性容器の表面上に添加されてもよい。本明細書にて有用な酸素ガススカベンジャーとしては、例えば、Oxygard(約75%のポリオレフィン及び25%の還元鉄を含有するポリマー−C’oyamaに付与された米国特許第5,153,038号を参照);Cochranらに付与された米国特許第5,239,016号及び同第5,021,515号、並びにFrandsenらに付与された国際公開第90/00504号に記載されている任意の金属触媒酸化性有機ポリマー(metal-catalyzed oxidative organic polymer);又はZennerらに付与された米国特許(U.S.latent)第5,202,052号に記載されているアミノポリカルボン酸(amino olycarboxcylic acid)の遷移金属キレート若しくは錯体、若しくはその塩が挙げられる。用語「酸素ガススカベンジャー」には「抗酸化剤」も含まれる。例としては、亜リン酸塩抗酸化剤及びフェノール性抗酸化剤が挙げられる。より詳細には、Ultranox 626は、G.E.Specialty Chemicals(Parkersburg,West Virginia)から販売されている亜リン酸塩抗酸化剤であり、これはビス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイトである。
【0053】
図6は、内部に二相液体組成物122を収容する、本発明の代替的実施形態である。二相液体組成物122は、上部相28及び下部相30を含有し、これらは境界32にて実質的に分離され、容器が静止しているときは互いに殆ど混ざり合わない。一実施形態において、上部相28は有機相(例えば、有機相が酢酸エチル、ヘキサン、石油エーテルなどの軽い疎水性溶媒を含有する場合)であり、下部相30は水性相である。別の実施形態では、上部相は水性相(高いClogP値)であり、下部相は有機相(低いClogP値)(例えば、有機相が重い疎水性溶媒を含有する場合)である。水性相と有機相との間のClogPの差は、約4.0、又は約3.0、又は約2.0を超え、約7.0、又は約6.0、又は約5.0未満であってもよい。本明細書の容器は、使用の直前に二層が混合されるよう振盪されてもよい。それらの二層は、一時的に互いに混合され得るが、典型的には、例えば、約5分間〜約1時間などの一定時間後、実質的に二相に分離する。
【0054】
上部相28と下部相30との体積比は、約90:10〜約10:90、又は約85:15〜約15:85、又は約80:20〜約20:80であってもよい。この場合、上部相は外部の光及び放射からより良好に保護されることになるため、感光性化合物はこの相中に存在し得る。
【0055】
この場合、二相液体組成物は、上部相28及び下部相30を含有する。容器10の下部部分10Bの色が容器10の上部部分10Aの色よりも薄いため、下部相30は外部からより良好に見ることができる。また、感光性液体組成物の色は、外部から見ることができる。したがって、ユーザーは、包装品を開放し、又は包装品から実際に組成物を投与(dose)する必要がない。
【0056】
加えて、容器は外側層の周囲に軟性材料を更に含有してもよい。軟性材料はゴム、軟性プラスチック、発泡体などであってもよい。軟性材料は、複数の容器が、例えば、段ボール箱内又は棚上に配置された際に他の容器と接触する部分上に提供されてもよい。そのような軟性材料は、瓶がコンベヤーレールと接触する箇所、出荷、取り扱いなどの間に互いに接触する箇所である範囲内の強靱な、すり切れ抵抗性を有する領域、例えば、瓶の最も幅広い部分、取っ手などの重要な位置における瓶の周囲のバンドであってもよい。更に、そのような軟性材料は、消費者が使用時により容易に容器を掴むことができるようにする。
【0057】
本明細書の容器は、第1の層及び第2の層に加えて、1つ以上の層を含有してもよい。そのような余分の層は、部分的に又は完全に、第1の層及び/又は第2の層に重ねて置かれてもよい。余分の層は、不透明ではなくても又は不透明であってもよく、より好ましくは不透明ではない。
【0058】
図7は、本発明の別の実施形態を示す。容器20は、非重複領域19及び重複領域21を有する。重複領域内では、第1の層と第2の層は、互いに重ねて置かれている。容器は非重複領域と重複領域との間に境界線を有する。境界線23は水平(即ち、底部14と実質的に平行)ではなく、底部へ斜めに延びている。この実施形態では、重複領域の一部が頂部から底部へ延び、重複領域の一部が途中で終結して非重複領域を底部に残留させている。配合物中の感光性成分は光から保護され、また内部の一部は外部から見られる。
【実施例】
【0059】
ヘイズ試験
ヘイズは、基質を通して見た際に、物体の濁った外観又はより乏しい透明さをもたらす、基質による光の散乱である。より詳細には、ヘイズは、入射ビームの方向から2.5%(度)を超えて屈折される、基質を通して透過される光の百分率である。この特性は、透明及び半透明材料を記述するのに使用され、不透明材料には使用されない。第1の層のヘイズは、haze gard dual AT−4727(BYK−Gardner,Inc.)を使用して、ASTM−D1003−00、手順A(濁度計)に従って測定される。実質的に一方向のビームを標本に照射し、このビームの任意の光線がビームの軸線と形成し得る最大角度は、0.05radを超えない。このビームは、いずれの球ポートにおいても、ぼかされない。標本が積分球の入口ポートに接触して配置される際、標本に対する垂線と、入口の中心と出口ポートとを接続する線との角度は、0.14radを超えないであろう。ビームが標本により妨げられないとき、出口ポートにおけるビームの断面は、ほぼ円形であり、輪郭が明瞭で、出口ポート内で同心であり、範囲を定められた0.023±0.002radの環を入口ポートに残留させる。標本が存在しない場合、光トラップはビームを完全に吸収し、そうでない場合、器具の設計が光トラップを不要にする。4つの読み取り値を獲得し、以下の等式によりヘイズ値を計算する。
【表1】

総透過率Tを計算する:T=T/T
拡散透過率Tを計算する:T=[T−T(T/T)]/T
パーセントヘイズを計算する:ヘイズ=T/T×100
【0060】
製造方法
本明細書の容器は、第1の層及び第2の層のための別個の樹脂を共押出することにより提供されるパリソンを、ブロー成形又は射出成形することにより製造することができる。
【0061】
顔料が第2の層のみに含有される場合、容器に使用する着色剤の総量を低下させることができる。このことは、瓶の製造において着色剤の量を低下させる利点を提供することができる。
【0062】
ある場合に、射出延伸ブロー成形(ISBM)又は射出ブロー成形(IBM)を用いることができる。例えば、ISBMは、以下のように行われる。第1に、プレフォームを射出し、成形プロセスは、ホットランナー技術を用いて生材料のサービス効率を改善する(射出成形)。第2に、プレフォームを熱保持金型コア(heat-retaining mold core)と共に延伸ブロー金型に移動した後、高圧圧縮空気をプレフォーム内部に吹込んで最終的な容器の形状を形成する(延伸ブロー成形)。第3に、完成した容器をISBM金型から取り出す。
【0063】
本明細書で説明した実施例及び実施形態は例示の目的だけであって、様々な修正又は変更が、本発明の範囲から逸脱することなく、当業者によって想起されるであろうと理解される。
【0064】
本明細書に開示される寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳しく制限されるものとして理解されるべきでない。それよりむしろ、特に指定されない限り、それぞれのそのような寸法は、列挙された値とその値周辺の機能的に同等の範囲との両方を意味することを意図する。例えば、「40mm」として開示された寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。
【0065】
相互参照される又は関連するあらゆる特許又は出願書類を含め、本明細書において引用される全ての文献は、明示的に除外ないしは制限されない限り、その全体を参考として本明細書に組み込まれる。いかなる文献の引用も、それが本明細書において開示され請求されるいずれかの発明に関する先行技術であること、又はそれが単独で若しくは他のいかなる参照とのいかなる組み合わせにおいても、このような発明を教示する、提案する、又は開示することを認めるものではない。いかなる文献の引用も、それが本明細書において開示され請求されるいずれかの発明に関する先行技術であること、又はそれが単独で若しくは他のいかなる参照とのいかなる組み合わせにおいても、このような発明を教示する、提案する、又は開示することを認めるものではない。
【0066】
本発明の特定の諸実施形態を図示し、記載したが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を実施できることが当業者には自明である。したがって、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更及び修正を添付の「特許請求の範囲」で扱うものとする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
A)感光性液体組成物を光から保護するためのプラスチック容器であって、
i)頂部と、
ii)前記頂部の反対側の底部と、
iii)前記頂部から前記底部に延び、不透明ではない第1の層と、
iv)前記第1の層の一部に重ねて置かれて重複領域を形成し、遮断剤を含有する第2の層と、を含む、プラスチック容器を含み、
前記容器が、前記第1の層が前記第2の層に重ねて置かれない、前記底部を覆う非重複領域を含み、前記非重複領域が約2mm〜約50mmの高さhを有し、
B)前記プラスチック容器内に収容された感光性組成物を含み、
前記感光性組成物が波長λの光に感受性であり、前記遮断剤が波長λの光を遮断する、包装製品。
【請求項2】
前記容器が、前記頂部から前記底部へ高さ方向に延び、前記第2の層が第2の層の厚さを有し、前記第2の層の厚さが、前記頂部から前記底部へ高さ方向に徐々に減少する、請求項1に記載の包装製品。
【請求項3】
前記第1の層が内側層であり、前記第2の層が外側層である、請求項1に記載の包装製品。
【請求項4】
前記第1の層が外側層であり、前記第2の層が内側層である、請求項1に記載の包装製品。
【請求項5】
前記液体製品が二相液体製品である、請求項1に記載の包装製品。
【請求項6】
前記第1の層が、透明、半透明、着色、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1に記載の包装製品。
【請求項7】
前記第1の層が、ASTM−D1003−00に従って測定して、約0.1%〜約85%のヘイズ値を有する、請求項1に記載の包装製品。
【請求項8】
前記遮断剤が、UV遮断剤、可視光遮断剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1に記載の包装製品。
【請求項9】
前記第1の層及び前記第2の層が、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、アクリレート樹脂、ABS樹脂、エチレンビニルアルコールコポリマー樹脂、ナイロン樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、及びこれらの混合物からなる群から選択されるプラスチック材料を含む、請求項1に記載の包装製品。
【請求項10】
前記外側層が再生樹脂を含む、請求項3に記載の包装製品。
【請求項11】
前記容器が、前記内側層中に酸素ガススカベンジャーを含む、請求項3又は4の包装製品。
【請求項12】
前記感光性組成物が、酵素、漂白剤、布地柔軟化活性物質、及びこれらの混合物からなる群から選択される成分を含む、請求項1に記載の包装製品。
【請求項13】
前記容器が、非重複領域と重複領域との間に境界線を含み、前記境界線が前記底部へ斜めに延びる、請求項1に記載の包装製品。
【請求項14】
前記感光性組成物が感光性液体組成物である、請求項1に記載の包装製品。

【図1】
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【図2−4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2013−508235(P2013−508235A)
【公表日】平成25年3月7日(2013.3.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−535572(P2012−535572)
【出願日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【国際出願番号】PCT/CN2009/001232
【国際公開番号】WO2011/054131
【国際公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【出願人】(590005058)ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー (2,280)
【Fターム(参考)】