説明

成長因子相同体zvegf3

【課題】ポリペプチドの成長因子、それらを製造する方法、それらをコードするポリヌクレオチド、それらに対する抗体、およびそれらを使用する方法が開示される。
【解決手段】ポリヌクレオチドは、配列番号2の残基46〜163または配列番号2の残基235〜345に対して少なくとも90%同一であるアミノ酸セグメントを含んでなる。ポリペプチドのマルチマーがまた開示される。ポリペプチド、マルチマーのタンパク質、およびポリヌクレオチドは、細胞および組織の発生の研究および調節において、細胞培地の成分として、および診断剤として使用することができる。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
配列番号2または配列番号43のタンパク質のエピトープ担持部分を含んでなる少なくとも15のアミノ酸残基の単離されたポリペプチド。
【請求項2】
前記ポリペプチドが下記の配列:
(a) 配列番号2の残基46〜163;および
(b) 配列番号2の残基235〜345;
から成る群から選択される配列に対して少なくとも90%同一であるセグメントを含んでなる、請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項3】
前記ペプチドが下記のペプチド:
配列番号2の残基15〜163;
配列番号2の残基46〜163;
配列番号2の残基15〜170;
配列番号2の残基46〜170;
配列番号2の残基15〜234;
配列番号2の残基46〜234;
配列番号2の残基15〜229アミド;
配列番号2の残基15〜230;
配列番号2の残基15〜345;
配列番号2の残基46〜345;
配列番号2の残基164〜345;
配列番号2の残基235〜345;および
配列番号2の残基226〜345;
から成る群から選択される、請求項1に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項4】
式R1x−R2y−R3z:
〔式中、
R1は配列番号2の残基46〜163に対して少なくとも90%同一である100〜120残基長さのポリペプチドを含んでなり、そして配列番号2の残基104〜124に対応する配列モチーフC[KR]Y[DNE][WYF]X{11,15}G[KR][WYF]C(配列番号4)を含んでなり、
R2は配列番号2の残基164〜234に対して少なくとも90%同一であるポリペプチドであり、
R3は配列番号2の残基235〜345に対して少なくとも90%同一であるポリペプチドであり、そして配列番号2の残基250、280、284、296、335、および337に対応する位置におけるシステイン残基;配列番号2の残基282に対応する位置におけるグリシン残基;および配列番号2の残基250〜337に対応する配列モチーフCX{18,33}CXGXCX{6,33}CX{20,40}CXC(配列番号3)を含んでなり、そして
x、y、およびzの各々は独立して0または1であり、ただしxおよびzの少なくとも1つは1であり、そして
xおよびzの各々が1である場合、yは1である〕
のアミノ酸配列を含んでなる単離されたポリペプチド。
【請求項5】
x=1である、請求項4に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項6】
R1が配列番号2の残基46〜163を含んでなる、請求項5に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項7】
R1が配列番号2の残基18〜163に対して少なくとも90%同一である、請求項5に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項8】
y=1である、請求項5に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項9】
z=1である、請求項8に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項10】
前記ペプチドが配列番号2の残基46〜229、配列番号2の残基164〜345、または配列番号2の残基46〜345を含んでなる、請求項4に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項11】
z=1である、請求項4に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項12】
R3が配列番号2の残基235〜345を含んでなる、請求項11に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項13】
y=1である、請求項11に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項14】
x=1である、請求項13に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項15】
配列番号2の286、287、291、および294に対応する位置にシステインをさらに含んでなる、請求項11に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項16】
親和標識をさらに含んでなる、請求項4〜15のいずれか一項に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項17】
免疫グロブリンの定常ドメインをさらに含んでなる、請求項4〜15のいずれか一項に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項18】
第2ポリペプチドに作用可能に連鎖されている第1ポリペプチドを含んでなり、前記第1ポリペプチドが式R1x−R2y−R3z:
〔式中、
R1は配列番号2の残基46〜163に対して少なくとも90%同一である100〜120残基長さのポリペプチドを含んでなり、そして配列番号2の残基104〜124に対応する配列モチーフC[KR]Y[DNE][WYF]X{11,15}G[KR][WYF]C(配列番号4)を含んでなり、
R2は配列番号2の残基164〜234に対して少なくとも90%同一であるポリペプチドであり、
R3は配列番号2の残基235〜345に対して少なくとも90%同一であるポリペプチドであり、そして配列番号2の残基250、280、284、296、335、および337に対応する位置におけるシステイン残基;配列番号2の残基282に対応する位置におけるグリシン残基;および配列番号2の残基250〜337に対応する配列モチーフCX{25,33}CXGXCX{10,33}CX{20,40}CXC(配列番号3)を含んでなり、そして
x、y、およびzの各々は独立して0または1であり、ただしxおよびzの少なくとも1つは1であり、そして
xおよびzの各々が1である場合、yは1である〕
により表わされるアミノ酸配列を有し、そして細胞の増殖、分化、代謝、または移動をモジュレートするタンパク質。
【請求項19】
前記タンパク質がヘテロダイマーである、請求項18に記載の単離されたタンパク質。
【請求項20】
zが1であり、そして前記第2ポリペプチドがVEGF、VEGF−B、VEGF−C、VEGF−D、PIGF、PDGF−A、およびPDGF−Bから成る群から選択される、請求項19に記載の単離されたタンパク質。
【請求項21】
前記タンパク質がホモダイマーである、請求項18に記載の単離されたタンパク質。
【請求項22】
z=1である、請求項21に記載の単離されたタンパク質。
【請求項23】
前記第1および第2のポリペプチドが、配列番号2の残基235〜345を含んでなる、単離されたタンパク質。
【請求項24】
x=1である、請求項21に記載の単離されたタンパク質。
【請求項25】
前記第1および第2のポリペプチドが配列番号2の残基46〜163を含んでなる、単離されたタンパク質。
【請求項26】
式R1x−R2y−R3z:
〔式中、
R1は配列番号2の残基46〜163に対して少なくとも90%同一である100〜120残基長さのポリペプチドを含んでなり、そして配列番号2の残基104〜124に対応する配列モチーフC[KR]Y[DNE][WYF]X{11,15}G[KR][WYF]C(配列番号4)を含んでなり、
R2は配列番号2の残基164〜234に対して少なくとも90%同一であるポリペプチドであり、
R3は配列番号2の残基235〜345に対して少なくとも90%同一であるポリペプチドであり、そして配列番号2の残基250、280、284、296、335、および337に対応する位置におけるシステイン残基;配列番号2の残基282に対応する位置におけるグリシン残基;および配列番号2の残基250〜337に対応する配列モチーフCX{25,33}CXGXCX{10,33}CX{20,40}CXC(配列番号3)を含んでなり、そして
x、y、およびzの各々は独立して0または1であり、ただしxおよびzの少なくとも1つは1であり、そして
xおよびzの各々が1である場合、yは1である〕
のアミノ酸配を含んでなるポリペプチドをコードするほぼ4kbまでの長さの単離されたポリヌクレオチド。
【請求項27】
前記ポリヌクレオチドがDNAである、請求項26に記載のポリヌクレオチド。
【請求項28】
配列番号6のヌクレオチド1〜1035を含んでなる、請求項27に記載のポリヌクレオチド。
【請求項29】
配列番号1のヌクレオチド154〜1188を含んでなる、請求項27に記載のポリヌクレオチド。
【請求項30】
配列番号42のヌクレオチド1049〜2083を含んでなる、請求項27に記載のポリヌクレオチド。
【請求項31】
下記の作用可能に連鎖された因子:
転写プロモーター;
請求項27に記載のDNAポリヌクレオチド;および
転写ターミネーター;
を含んでなる発現ベクター。
【請求項32】
DNAポリヌクレオチドに作用可能に連鎖された分泌シグナル配列をさらに含んでなる、請求項31に記載の発現ベクター。
【請求項33】
請求項31または32に記載の発現ベクターが導入されており、DNAセグメントによりコードされるポリペプチドを発現する、培養された細胞。
【請求項34】
薬学上許容されるビヒクルと組み合わせて請求項18〜25のいずれか一項に記載のタンパク質を含んでなる組成物。
【請求項35】
請求項31または32に記載の発現ベクターが導入された細胞を培養し、これにより前記細胞はDNAセグメントによりコードされるポリペプチドを発現し;そして
発現されたタンパク質を回収する、
ことを含んでなる、タンパク質を製造する方法。
【請求項36】
請求項4に記載のポリペプチドのエピトープに特異的に結合する抗体。
【請求項37】
モノクローナル抗体である、請求項36に記載の抗体。
【請求項38】
一本鎖抗体である、請求項36に記載の抗体。
【請求項39】
リポーター分子に作用可能に連鎖された請求項36〜38のいずれか一項に記載の抗体。
【請求項40】
患者から遺伝的試料を採取し、
上記遺伝的試料を配列番号1または配列番号1の相補体の少なくとも14の隣接ヌクレオチドを含んでなるポリヌクレオチドと、前記ポリヌクレオチドが相補的ポリヌクレオチド配列に対してハイブリダイズする条件下に、インキュベートして第1反応生成物を生成し;そして
前記第1反応生成物を対照反応生成物と比較し、ここで前記第1反応生成物と前記第2反応生成物との間の差が患者における遺伝的異常を示す;
ことを含んでなる、患者において遺伝的異常を検出する方法。
【請求項41】
繊維芽細胞または平滑筋細胞に有効量の請求項18〜25のいずれか一項に記載のタンパク質を適用することを含んでなる、前記細胞の成長を刺激する方法。
【請求項42】
細胞表面のPDGFアルファレセプターを含んでなる細胞を請求項2〜25のいずれか一項に記載のポリペプチドまたはタンパク質に対して暴露し、これによりポリペプチドまたはタンパク質をレセプターに結合させかつレセプターを活性化することを含んでなる、細胞表面のPDGFアルファレセプターを活性化する方法。
【請求項43】
請求項2〜25のいずれか一項に記載のポリペプチドまたはタンパク質が細胞表面のPDGFアルファレセプターに結合するのを阻害する化合物に、細胞表面のPDGFアルファレセプターを含んでなる細胞を暴露することを含んでなる、PDGFアルファレセプター仲介細胞プロセスを阻害する方法。
【請求項44】
有効量のzvegf3アンタゴニストを哺乳動物に投与することを含んでなる、哺乳動物におけるzvegf3活性を阻害する方法。
【請求項45】
アンタゴニストが、抗体、レセプター、リガンド結合性レセプターフラグメント、またはレセプターIgG−Fc融合タンパク質である、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
請求項26に記載の単離されたポリヌクレオチドの補体である、単離された、アンチセンスポリヌクレオチド。
【請求項47】
作用可能に連鎖された転写プロモーターおよびターミネーター配列をさらに含んでなる、請求項46に記載のアンチセンスポリヌクレオチド。
【請求項48】
細胞に請求項47に記載のアンチセンスポリヌクレオチドを投与することを含んでなる、細胞においてzvegf3の産生を阻害する方法。

【図1−1】
image rotate

【図1−2】
image rotate

【図1−3】
image rotate

【図1−4】
image rotate

【図1−5】
image rotate

【図1−6】
image rotate

【図1−7】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2011−52009(P2011−52009A)
【公開日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2010−254489(P2010−254489)
【出願日】平成22年11月15日(2010.11.15)
【分割の表示】特願2000−586908(P2000−586908)の分割
【原出願日】平成11年12月7日(1999.12.7)
【出願人】(505222646)ザイモジェネティクス, インコーポレイテッド (72)
【Fターム(参考)】