説明

扉施錠装置

【課題】 旋錠および解錠の操作性がよく、簡単な構造のの扉施錠装置を提供する。
【解決手段】 扉施錠装置1が旋錠状態であるときに、ユーザは、指等を手掛け部42aに引っ掛けて矢印Aの向き(手前)に引っ張ることで、手掛け部42aが回転軸39を中心に矢印Aの向きに図8に示す回転位置まで回転する。これにより、ロック部42bが収容領域102の外に位置し、正面格子枠14の枠材110が収容領域102から外に移動可能になる。同時に、図8の状態において、ロック部42cが収容領域112の外に位置し、正面格子枠14の枠材110が収容領域112から外に移動可能になる。すなわちロック部42b,42cのロック状態が解除される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、犬や猫等の動物の檻の扉に設けられる扉施錠装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に開示されているように、犬や猫等の動物を収容する檻がある。
この特許文献1には、二重に施錠する構造にして他人や檻の中の動物等が不用意に扉を開けてしまうのを防止することができる動物用金網檻の扉施錠装置が開示されている。
この動物用金網檻の扉施錠装置は、本体ケースと、スライダーと、係合部と、スライダーを付勢する弾性体と、スライダーの移動を制限するロッド部を有する移動可能なロック部とを備えている。また、前記本体ケースは、開口部と、収容溝と、係合部用穴と、固定部と、ロック部用開口部と、施錠固定部と、解錠固定部とを有する。スライダーは、スライダーの先端部が前記開口部から突出した状態で前記本体ケース内に移動可能に設けられており、弾性体用係合部と、ロッド部用開口とを有する。ロック部は、施錠固定部及び解錠固定部に係合する突出部を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−217867号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来の動物用金網檻の扉施錠装置は、旋錠および解錠の操作性が悪いとともに、構造が複雑であるという問題がある。
【0005】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、旋錠および解錠の操作性がよく、簡単な構造のの扉施錠装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の扉施錠装置は、枠材で形成された収容体の扉施錠装置であって、前記収容体の出入口部に回動可能に取り付けられた扉、あるいは前記出入り口部付近に固定される本体と、前記本体に設けられ、前記収容体あるいは扉を構成する枠材の一部を収容する収容領域と、所定の回転軸を中心に第1の回転位置と第2の回転位置との間で移動可能な手掛け部と、前記手掛け部に前記第2の位置から前記第1の回転位置に移動する向きに付勢力を加える弾性部材と、前記手掛け部の前記移動に連動し、前記手掛け部が前記第1の回転位置にあるときに前記収容領域に収容された前記枠材の一部が前記収容領域から外れることを規制し、前記手掛け部が前記第2の回転位置にあるときに、前記規制を解除した状態になるロック部とを有する。
【0007】
好適には、本発明の扉施錠装置の前記手掛け手段は、前記収容領域に収容された前記枠材の長手方向に沿った前記中心軸を中心に回転移動し、前記第1の回転位置は、前記第2の回転位置に対して前記本体に近い回転位置にある。
【0008】
好適には、本発明の扉施錠装置の前記収容領域は、相互に平行して位置する第1および第2の突出部の間に形成されており、前記回転軸は、前記第2の突出部に対して端部側に位置する前記第1の突出部の先端付近に設けられており、断面略三角形の前記ロック部の一つの頂点付近を中心に回転するように前記回転軸が取り付けられている。
【0009】
好適には、本発明の扉施錠装置の前記第2の突出部の高さは、前記第1の突出部に比べて低い。
【0010】
好適には、歩発明の扉施錠装置は、前記長手方向に対して複数箇所に前記ロック部をそれぞれ備えている。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、旋錠および解錠の操作性がよく、簡単な構造のの扉施錠装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】図1は、本発明の実施形態に係る扉施錠装置が用いられる動物用金網檻の外観図である。
【図2】図2は、図1に示す扉施錠装置の斜視図である。
【図3】図3は、図1に示す扉施錠装置の正面図である。
【図4】図4は、図1に示す扉施錠装置の背面図である。
【図5】図5は、図1に示す扉施錠装置の平面図である。
【図6】図6は、図1に示す扉施錠装置の底面図である。
【図7】図7は、図1に示す扉施錠装置の側面図である。
【図8】図8は、図1に示す扉施錠装置のロック解除状態を説明するための斜視図である。
【図9】図9は、本発明の実施形態に係る動物用金網檻のその他の例を説明するための斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の扉施錠装置について説明する。
本実施形態において、動物用金網檻2が本発明の収容体の一例である。また、扉施錠装置1が本発明の扉施錠装置の一例である。
また、図2に示す手掛け部42aの位置が本発明の第1の回転位置の一例であり、図8に示す手掛け部42aの位置が本発明の第2の回転位置の一例である。
また、手掛け部42aが本発明の手掛け部の一例である。
また、ねじりばね62,82が本発明の弾性部材の一例である。
また、ロック部42b,42cが本発明のロック部の一例である。
また、突出部38,58が本発明の第1の突出部の一例であり、突出部34,54が本発明の第2の突出部の一例である。
【0014】
図1は、本発明の実施形態に係る扉施錠装置1が用いられる動物用金網檻2の外観図である。
図1に示すように、動物用金網檻2は、台12の上に、正面格子枠14、側面格子枠15、背面格子枠16、側面格子枠17、平面格子枠18を組み合わせて構成される。
隣接する格子枠は、その端部において連結部材を用いて連結されている。
また、正面格子枠14の中央部には、出入口14aが設けられている。
【0015】
正面格子枠14の出入口14a付近の枠材には回転軸19が設けられ、扉20が回転軸19を中心に回転して開閉する。
扉20の回転軸19と反対側の端部付近には扉施錠装置1が固定されている。
【0016】
図2は、図1に示す扉施錠装置1の斜視図、図3は扉施錠装置1の正面図、図4は扉施錠装置1の背面図、図5は扉施錠装置1の平面図、図6は扉施錠装置1の扉施錠装置1の底面図、図7は扉施錠装置1の側面図である。
【0017】
扉施錠装置1は、扉20の枠材に固定される本体21と、ロック機構部42とを有する。
本体21は、第1の部材22および第2の部材32とで構成されている。
第1の部材22と第2の部材32とは、3組のボルト82とナット84とを用いて結合されている。
第1の部材22には、扉20の縦方向にのびる枠材を収容するための窪み23,24が形成されている。
【0018】
第2の部材32には、上記窪み23,24と一体となって、扉20の枠材を収容する領域を形成する窪み25,26が形成されている。
また、第2の部材32には、扉20の横方向にのびる枠材を収容する領域を形成する窪み27,28,29,30が形成されている。
【0019】
扉20に扉施錠装置1を固定する際に、ボルト82とナット84の連結を外して、第1の部材22と第2の部材32とを分離する。
そして、扉20の最端部に位置する縦方向にのびる枠材を窪み23,25によって形成される領域に収容し、扉20の上記最端部の次に位置する縦方向にのびる枠材を窪み24,26によって形成される領域に収容する。
さらに、扉20の横方向にのびる隣接する4本の枠材を窪み27,28,29,30によって形成される領域に収容する。
そして、この状態で、ボルト82とナット84とを連結させることで、扉20に扉施錠装置1が固定される。
【0020】
第2の部材32の端部には、第2の部材32の主面に対して直交する方向にのびる突出部38と、これに並行して伸びる突出部34とが形成されている。
突出部38の先端部には、回転軸39を中心に回転可能にロック部42bが設けられている。
ロック部42bの断面は三角形である。
【0021】
回転軸39には、ねじりばね62が巻き付けられている。ねじりばね62は、ロック部42bの先端を突出部34の側面に向けて回転させる向きに付勢力を発生している。
この付勢力により、手掛け部42aに外力が加えられていない状態で、ロック部42bの先端は、突出部34の側面に当接している。ロック部42bの先端が、突出部34の側面に当接した状態で、ロック部42b、突出部34および突出部38で囲まれた閉領域である収容領域102が形成される。
収容領域102には、ロック状態で、正面格子枠14の出入口14a付近の枠材110の一部が収容される。
【0022】
第2の部材32の長手方向に沿って突出部38と反対側の端部には、第2の部材32の主面に対して直交する方向にのびる突出部58と、これに並行して伸びる突出部54とが形成されている。
突出部58の先端部には、回転軸59を中心に回転可能にロック部42cが設けられている。
ロック部42cの断面は三角形である。
回転軸59には、ねじりばね82が巻き付けられている。ねじりばね82は、ロック部42cの先端を突出部54の側面に向けて回転させる向きに付勢力を発生している。
この付勢力により、手掛け部42aに外力が加えられていない状態で、ロック部42cの先端は、突出部54の側面に当接している。ロック部42cの先端が、突出部54の側面に当接した状態で、ロック部42c、突出部54および突出部58で囲まれた閉領域である収容領域112が形成される。
収容領域112には、ロック状態で、正面格子枠14の出入口14a付近の枠材110の一部が収容される。
【0023】
手掛け部42a、ロック部42bおよびロック部42cは、一体的に成形されている。
手掛け部42aは、ユーザが指等を引っ掛けて引っ張ることで、図2中矢印Aの向きに移動する。
この手掛け部42aの移動に連動して、図8に示すように、突出部34と突出部38との間に形成される領域の外側にロック部42bが移動し、収容領域102に対して出入口14aの枠材110を出し入れ可能になる。
この手掛け部42aの移動に連動して、突出部54と突出部58との間に形成される領域の外側にロック部42cが移動し、収容領域112に対して出入口14aの枠材110を出し入れ可能になる。
【0024】
以下、扉施錠装置1の使用形態について説明する。
<組み立て時>
扉施錠装置1は、出荷時に、扉施錠装置1の構成部品と共に、台12、正面格子枠14、側面格子枠15、背面格子枠16、側面格子枠17、平面格子枠18、扉20、車輪120が配送される。
ユーザは、図1に示すように、連結部材等を用いて、台12、正面格子枠14、側面格子枠15、背面格子枠16、側面格子枠17、平面格子枠18を組み合わせる。
また、正面格子枠14の出入口14aに回転軸19を介して扉20を取り付ける。
【0025】
そして、扉施錠装置1の第1の部材22と第2の部材32とを分離した状態で、第1の部材22の窪み23と第2の部材32の窪み25とで扉20の枠材201を挟み込み、第1の部材22の窪み24と第2の部材32の窪み26とで扉20の枠材203を挟み込む。
また、第2の部材32の窪み27,28,29,30には、扉20の横方向の枠材210,211,213,214を挟み込む。
そして、3組のボルト82とナット84とを締め合わせる。
これにより、扉施錠装置1が扉20に固定される。
【0026】
<扉施錠装置1の解錠時>
図1および図2等に示すように扉施錠装置1が旋錠状態であるときに、ユーザは、指等を手掛け部42aに引っ掛けて図2中矢印Aの向き(手前)に引っ張ることで、手掛け部42aが回転軸39を中心に矢印Aの向きに図8に示す回転位置まで回転する。
これにより、ロック部42bが収容領域102の外に位置し、正面格子枠14の枠材110が収容領域102から外に移動可能になる。すなわちロック部42bのロック状態が解除される。
また、同時に、図8の状態において、ロック部42cが収容領域112の外に位置し、正面格子枠14の枠材110が収容領域112から外に移動可能になる。すなわちロック部42cのロック状態が解除される。
これにより、扉施錠装置1と正面格子枠14の枠材110との結合のロック状態が解除され、扉20が開閉自在となる。
【0027】
<扉施錠装置1の旋錠時>
旋錠する場合には、ユーザは、指等を手掛け部42aに引っ掛けて図2中矢印Aの向きに引っ張ることで、手掛け部42aが回転軸39を中心に矢印Aの向きに図8に示す回転位置まで回転する。
これにより、ロック部42bが収容領域102の外に位置し、扉20を閉める過程で、正面格子枠14の枠材110が収容領域102内に移動可能になる。
また、同時に、ロック部42cが収容領域112の外に位置し、扉20を閉める過程で、正面格子枠14の枠材110が収容領域112内に移動可能になる。
その後、ユーザの指等を手掛け部42aから離すと、ねじりばね62の付勢力によって手掛け部42aが矢印Aと反対の向きに図2に示す回転位置まで回転する。
【0028】
図2に示す状態において、ロック部42bによって枠材110が収容領域102外に出ることが規制され、ロック部42bによるロック状態になる。
また、同時に、ロック部42cによって枠材110が収容領域112外に出ることが規制され、ロック部42cによるロック状態になる。
【0029】
これにより、扉20が正面格子枠14に固定され、扉20は旋錠状態となる。
【0030】
以上説明したように、扉施錠装置1では、旋錠時および解錠時に、ユーザは、指等を手掛け部42aに引っ掛けて図2中矢印Aの向き(手前)に引っ張り、手掛け部42aを回転軸39,59を中心に回転させる操作を行う。この操作は、人の手の動きに自然な操作であり、操作性がよい。
【0031】
また、扉施錠装置1では、手掛け部42aの上記回転動作、2つのロック部42b,42cが連動し、一体となって施錠および解錠の動作を行う。
このように2つのロック部42b,42cを用いたことで、扉施錠装置1が扉20に安定したロック状態を保持できる。
また、2つのロック部42b,42cの施錠および解錠動作を一つの手掛け部42aの上記回転動作のみで一括して行うことで、操作性がよい。
【0032】
また、このような回転機構を用いたことで、扉施錠装置1の構造を簡単にでき、製造コストを低くできるとともに、壊れ難くなる。
【0033】
また、扉施錠装置1では、突出部38,58の先端付近に回転軸39,59を設け、回転軸39,59に断面略三角形状のロック部42b,42cの一つの頂点付近を取り付ける。
これにより、手掛け部42aと回転軸39との距離を長くすることができ、てこの原理で回転力の作用効率を高くすることができる。
【0034】
また、扉施錠装置1では、突出部34の高さを突出部38に比べて低くしたことで、収容領域102からの枠材110で出入りを容易にできる。
【0035】
また、扉施錠装置1では、上述したような機能の扉施錠装置1を動物用金網檻2に設けることで、檻内の動物が扉20を押してもロックが外れることはなく、檻内の動物が外に出てしまう事態を効果的に回避できる。
【0036】
本発明は上述した実施形態には限定されない。
すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
上述した実施形態では、2つのロック部42b,42cを設けた場合を例示したが、例えば、図9に示すように、1つのロック部242bを用いてもよい。この場合には、手掛け部242aを引っ張ることで、回転軸239を中心にロック部242bが回転して、施錠状態および解錠状態となる。
【0037】
なお、本発明の扉施錠装置は、3つ以上のロック部を設けてもよい。
【0038】
また、上述した実施形態では、手掛け部を手前に引っ張ることでロック部のロック状態が解除される場合を例示したが、押し込むことでロック状態が解除されるようにしてもよい。
【0039】
また、上述した実施形態では、扉施錠装置1を扉20に固定する場合を例示したが、正面格子枠14に固定するようにしてもよい。
【0040】
また、上述した実施形態では、動物用金網檻2の扉施錠装置1を例示したが、檻以外の収容体に本発明の扉施錠装置を適用してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0041】
本発明は、犬や猫等の動物の檻に適用できる。
【符号の説明】
【0042】
1…扉施錠装置
2…動物用金網檻
12…台
14…正面格子枠
14a…出入口
15…側面格子枠
16,17…側面格子枠
18…平面格子枠
19…回転軸
20…扉
21…本体
22…第1の部材
32…第2の部材
34,38,54,58…突出部
39,59…回転軸
42a…手掛け部
42b、42c…ロック部
62,82…ねじりばね
110,211,201,203,213…枠材




【特許請求の範囲】
【請求項1】
枠材で形成された収容体の扉施錠装置であって、
前記収容体の出入口部に回動可能に取り付けられた扉、あるいは前記出入り口部付近に固定される本体と、
前記本体に設けられ、前記収容体あるいは扉を構成する枠材の一部を収容する収容領域と、
所定の回転軸を中心に第1の回転位置と第2の回転位置との間で移動可能な手掛け部と、
前記手掛け部に前記第2の位置から前記第1の回転位置に移動する向きに付勢力を加える弾性部材と、
前記手掛け部の前記移動に連動し、前記手掛け部が前記第1の回転位置にあるときに前記収容領域に収容された前記枠材の一部が前記収容領域から外れることを規制し、前記手掛け部が前記第2の回転位置にあるときに、前記規制を解除した状態になるロック部と
を有する
扉施錠装置。
【請求項2】
前記手掛け手段は、前記収容領域に収容された前記枠材の長手方向に沿った前記中心軸を中心に回転移動し、
前記第1の回転位置は、前記第2の回転位置に対して前記本体に近い回転位置にある
請求項1に記載の扉施錠装置。
【請求項3】
前記収容領域は、相互に平行して位置する第1および第2の突出部の間に形成されており、
前記回転軸は、前記第2の突出部に対して端部側に位置する前記第1の突出部の先端付近に設けられており、
断面略三角形の前記ロック部の一つの頂点付近を中心に回転するように前記回転軸が取り付けられている
請求項1または請求項2に記載の扉施錠装置。
【請求項4】
前記第2の突出部の高さは、前記第1の突出部に比べて低い
請求項3に記載の扉施錠装置。
【請求項5】
前記長手方向に対して複数箇所に前記ロック部をそれぞれ備えている
請求項2〜4のいずれかに記載の扉施錠装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−220576(P2010−220576A)
【公開日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−73760(P2009−73760)
【出願日】平成21年3月25日(2009.3.25)
【出願人】(509085320)有限会社スマイルエンタープライズ (1)
【Fターム(参考)】