説明

手持ち式機械

【課題】片手モード及び両手モードの両方の操作モードに適切に適合された手持ち式機械を提供する。
【解決手段】手持ち式機械は、この機械の使用者の一方の手を受け止めるための第1のグリップ106、この機械の使用者のもう一方の手を受け止めるための第2のグリップ118、及びこの手持ち式機械を可撓性管路116に接続するための少なくとも1つの継手114を備える。第2のグリップ118は継手114を越えてその使用位置に延在するが、この位置から移動可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、研磨機(sander)又は艶出し機(polisher)などの、手持ち式機械(handheld machine)に関する。
【背景技術】
【0002】
電気式又は空気式の機械を使用する研磨及び艶出し作業は、多くの課題に直面する。湾曲し且つ入り組んだ面上では、機械は、非常に素早く且つ容易に転向される必要があり、また一方、大きな面上では、高い研磨圧力を長時間にわたって静的に保つ必要がある。操作者は、静的緊張を回避するために、作業用グリップを片手モードと両手モードとで容易に変更できるべきである。またこの要求は、作業空間が、片手でしか作業できないほどに狭い場合もあれば、両手での使用が好ましいであろうより大きな連続面上である場合もあることからも、生じる。
【0003】
現在の手持ち式機械は、片手又は両手での使用のどちらかに意図及び適合されていることが多いが、両方の操作モードに適切に適合されていることはほとんどない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、上述の欠点を軽減することである。この目的は、独立請求項にて定義される本発明によって達成される。幾つかの実施例は、従属請求項にて開示される。
【0005】
次に、添付の各図面を参照しながら、本発明をより詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1A】手持ち式機械の一実施例の側面図である。
【図1B】図1Aの手持ち式機械の上面図である。
【図1C】図1Aの実施例の斜視図である。
【図2】手持ち式機械の一実施例における把持トンネルを強調して示す図である。
【図3A】片手による手持ち式機械の把持を強調して示す図である。
【図3B】両手による手持ち式機械の把持を強調して示す図である。
【図4】手持ち式機械の別の実施例を示す図である。
【図5A】作動レバーの固定法を強調して示す図である。
【図5B】作動レバーの固定法を強調して示す図である。
【図5C】作動レバーの固定法を強調して示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下の各実施例は、研削機(grinding machine)、研磨機、又は艶出し機などの、動力付き機械/工具に関する。この機械は、空気圧又は電気による動力が与えられてもよく、それらに対するそれぞれの継手を有しうる。
【0008】
図1Aは、一実施例の研磨機100を示す。この装置は、研磨剤を付着させることができる回転式及び/又は揺動式の円形の研磨ディスク102を有する。研磨ディスクの回転運動及び/又は揺動運動は、モータ・ハウジング104内に配置されたモータによってもたらされる。他の実施例では、研磨工具は、長方形又は三角形などの他の形状を有することがあり、そのため揺動するのみである。
【0009】
モータ・ハウジング104の上方には、片手で把持されるように特に構成された、グリップ106が設けられている。グリップは、手のひらをグリップの上面に据えたときに各指がグリップ106の周囲に据えられるように、丸みを帯び且つそのような寸法となされうる。グリップに近接して、モータの機能を制御する作動レバー108が配置されている。モータは、作動レバー108がグリップ106に対して押し下げられたときにのみ作動する。使用者がモータを停止したい場合、使用者がグリップ106を離すと、作動レバーは図1に示された位置まで戻り、それによってモータは停止する。
【0010】
図から分かるように、グリップ106は、ディスク102の実質的に上方に位置決めされている。一実施例において、グリップは、ディスクに対して中央に位置決めされている。すなわち、円形のグリップの中心軸は、ディスク及びモータの中心軸と一致する。このように、使用者によってグリップに与えられた押圧力は、堅固なモータ・ハウジング104を介してディスク102に同一の押圧力を伝えるので、この装置は、片手での使用に最適化される。別の実施例において、グリップ106及びディスク102の相互の位置決めは、わずかに偏心してもよい。
【0011】
図1Aはまた、可撓性塵埃除去ホース112をこの機械に接続するための排出継手110を示す。研磨/研削/艶出し中に生じた、塵埃、塗料、汚れなどの物質は、除去ホース112を通じて作業領域から離れる方向に吸引される。
【0012】
図1Aはまた、別の継手114を示す。図1Aの機械は、空気によって作動されると考えられ、したがってこの装置は、可撓性圧力空気管路/ホース116を装置に接続するための継手を備える。図示されていないが、実際にはこの装置は、1本は圧力空気を引き込みまた1本は圧力空気を送出するための2本の圧力空気管路を接続するための、2つの継手を備えることができる。
【0013】
研磨機100はまた、使用者のもう一方の手に支持をもたらすための第2のグリップ118を含む。第2のグリップは、細長いグリップであり、使用者が手のひらをグリップ118の上面に据えることができるように形成されている。据えた手の親指は、グリップ118の片側に据えられ、他の指は、グリップの反対側に据えられる。
【0014】
図1Bの上面図から、細長い第2のグリップ118が、可撓性管路の堅固な継手110、114を覆うように、可撓性管路112、116に向かって水平に延在していることが分かる。上壁に加えて、第2のグリップ118はまた、上壁から延在している側壁、及び上壁と側壁との間の丸みを帯びた壁部分を備える。第2のグリップの壁は、継手のうちの少なくとも幾つかを覆う。図1Aは、継手114が、グリップ118の側壁によって、垂直に、少なくとも部分的に且つおおむね覆われていることを示す。したがって、研磨又は艶出しのために機械を使用する間、継手は第2のグリップによって覆われるが、このグリップは、機械のホースの結合/分離をするようなメンテナンスの間、この位置から移動させることができる。
【0015】
図1Bは、第2のグリップの上部上の調整面(prepared surface)122を示す。調整面は、もう一方の手がグリップ118から滑り落ちるのを防ぐために、ゴム、又は高い摩擦を有する他の材料のものとすることができる。調整面部分は、変更可能であってもよく、特定の使用者に適した形状、寸法、及び表面特性が付与されてもよい。
【0016】
図1Cは、手持ち式機械の斜視図を示す。第2のグリップ118は、上面、上壁から側面まで延在している側壁、及び開放底を有することが分かる。したがって、第2のグリップは、必要に応じて、継手の取り扱いを容易にするために、継手に対して部分的な被覆のみ提供する。
【0017】
図1Aから図1Cの様々な図は、第2のグリップ118がこの機械のハンドグリップにいかに不可欠な要素であるかを示す。ハンドグリップは、機械の使用中に使用者が標準的に把持する部品を含むものとして定義することができる。したがって、ハンドグリップには、以下のうちの1つ又は複数の部品が含まれる:第1のグリップ106、第2のグリップ118、それらグリップの下方にあるモータ・ハウジング104及びトンネルとその中に設置されるモータ速度調整器。
【0018】
図1Aは、第1のグリップ106と第2のグリップ118との間の側面がどのようにして連続しているかを示す。図1Bから、作動レバー108が第1のグリップ106に対して押し下げられたときに、これらグリップ及び作動レバー108が、連続し且つ実質的に平坦な上面を一緒に形成することが分かる。
【0019】
幾つかの利点が、第2のグリップ118の示された構造によって達成される。まず第1に、第2のグリップは、継手114を少なくとも部分的に収容するように形成されるので、空気接続管路などの可撓性管路/ケーブルはグリップ/ハンドル106の極力近くが基点になる。継手110、114とこの機械の本体との間には、例えば弁を収容する短く堅固な構造部分だけがある。したがって、この機械の後部(右方)における剛性は、その後ろに可撓性の管路/管/ケーブルだけが続く、継手110、114で途切れる。堅固な管路が短いので、機械の向きを変えるのが容易である。
【0020】
図1Aから図1Cに示された機械の場合、継手110、114は、上部から、及び側部から収容される。空気圧で作動する機械において、空気出口及び排気ホースは、モータ内の圧力降下のために低温である。継手において、多少の空気漏れもありうる。したがって、グリップ118に据えられているもう一方の手を、継手から保護する必要があり、このことは、長い作業時間中に特に重要である。
【0021】
第2のグリップ118が、これら継手の側面の下方まで延在して空気継手114を少なくとも覆う側壁を有するので、使用者は、第2のグリップの上面に手のひらを据える標準的な使用状況において、継手及び/又は接続管路に触れるのを防止される。低温の排気流は、離れた所へ導かれ、操作者の手/袖に吹き込まなくなる。
【0022】
第2のグリップ118の上面が第1のグリップ106の上面と一致することが分かり、また第2のグリップ118は、第1のグリップ106の延長と見なすことができる。第2のグリップの表面は、手に合うように人間工学的に最適化されている。すなわち、上面と側壁との間の壁部分は、好ましくは丸みを帯びている。
【0023】
図2は、手持ち式機械の細部を強調して示す。モータ・ハウジング104の右方、及びグリップ106、118の下方に、トンネル120が設けられていることが分かる。このトンネルは、この機械の片側から反対側まで延びる貫通トンネルである。トンネルは、閉じられ且つ実質的に丸みを帯びた細長い空間を形成する。
【0024】
トンネルは、機械の片側から少なくとも両方の親指を受け入れられるように、また機械の反対側から人差し指などの他の何本かの指を受け入れられるように、位置決め及び寸法取りされる。
【0025】
この機械は、トンネルの上部に、モータ及びディスクの回転速度を制御するための速度調整器124を備える。使用者に対する快適性を向上するために、調整器はハンドルに組み込まれ、これによりハンドルをより平滑に且つより細くしておくことが可能になる。
【0026】
図3Aは、この機械の使用状況の一実施例を示す。この実施例において、使用者は片手だけで機械を操作する。使用者が、3本の指をグリップ106の周囲に据え、薬指及び小指を貫通トンネルに据えるようにして、第1のグリップ106を把持していることが分かる。この実例において、手のひらはグリップ106とグリップ118との間に据えられる。片手での使用方法において、右手の手のひらは、手のひらがグリップ106の中央に実質的に据えられるように、より左側に据えられることも十分あり得る。
【0027】
図3Bは、別の使用状況を示す。この場合、機械は両手で把持される。図から分かるように、左手の手のひらを第1のグリップ106に据え、右手の手のひらを第2のグリップ118に据えると、両手の親指はトンネル120内に受け入れられる。この実例の両手モードで使用する場合、研削動作の大部分は、研削ディスクの上方に置かれた左手で行われる。右手は、研削ディスクに偏心して位置決めされ、誘導機能を有するにすぎない。
【0028】
このようにグリップを変更することにより、使用者は、左手で研磨すべき表面にこの機械を押しつけながら機械を誘導するだけの別の位置で右手を休息させられるときに、静的緊張を容易に回避することができる。しかし、機械の敏捷性は、実際の機械の継手及び後部が、標準的な片手持ち式機械の継手及び後部と、長さ及び中心線からの距離が同じであるので、標準的な片手持ち式機械以上である。
【0029】
図3A及び図3Bの実施例は、左手で第1のグリップ106を操作し、右手で第2のグリップ118を操作することを示すが、これらの手は当然ながら、右手を第1のグリップに据え、左手を第2のグリップに据えるように、逆にして使用できる。本装置は、両手がグリップ上でどちらの向きで使用されても問題ないように、完全に対称とすることができる。非常に単調な操作を伴う使用者に対して、このことは、変化へのより多くの可能性を提供する。代替として、本装置は、図に示された手の順序、又は逆の順序のどちらかにわずかに適合されていてもよい。
【0030】
図4は、別の実施例を示す。この実施例において、第2のグリップ118は、この機械に枢動可能に取り付けられる。枢支点134は、第1のグリップに近接した第2のグリップ上であってもよい。第2のグリップの後部(右方)を上方に持ち上げることによって、第2のグリップが離れるようにして枢動されると、普段は第2のグリップによって収容されている各継手への容易なアクセスが実現される。各継手へのアクセスに伴い、それぞれのホースを、各継手に接続、又は各継手から分離することができる。
【0031】
第2のグリップ118の枢動機能は、作動レバー108に操作的に接続することができ、その結果、第2のグリップが直立状態まで枢動されると、第2のグリップは、作動レバーを図4に示された位置にロックする。この示された作動レバーの位置において、機械のモータは停止される。
【0032】
第2のグリップは、開口部を有することができ、そこを通して作動レバーが配置される。第2のグリップ118が持ち上げられると、作動レバーは、レバーの縁部が開口部の縁部に接触するようにして、開口部内で摺動する。開口部の壁及び作動レバーの壁は、オス及びメスのロッキング部品のようなロッキング部材を有していてもよく、このロッキング部材は、第2のグリップが十分に直立した位置まで持ち上げられると、互いに係合する。作動レバーは、ばねとして設計され、レバーのばね力によってロック位置で2つの部品を保持する。第2のグリップは、2つの部品の間のロックを解放することによって、作動レバー/スイッチから離すことができる。
【0033】
図5Aから図5Cは、第2のグリップ118と作動レバー108との連携を強調して示す。各図はまた、第2のグリップの枢動機構の実施例を示す。第2のグリップは、円形の横断面を有するピン136を備えうる。手持ち式機械は、ピン136を受け入れる湾曲した壁138を備えうる。一実施例において、ピンの2つの側面に接する各壁は、分離し且つ各壁の上端部において開いている。各壁は、必要であれば、ピン136を各壁138の間に押し込むことができるように、またピン136をそこから取り外すことができるように、わずかに柔軟であってもよい。
【0034】
図5Aから図5Cは、第2のグリップ118の枢動を、3つの異なる段階で示す。図5Aにおいて、枢動が開始され、図5Bにおいて、枢動は中間段階まで進められ、図5Cにおいて、枢動は、第2のグリップ118と作動レバー108とが互いにロックされるように進められる。示された実施例において、作動レバーは、停止壁144、及び突起146と停止壁144との間に第2のグリップ118の突起142を受け入れるための受入空間140を有する。図5Cから分かるように、第2のグリップ118の壁は停止壁に寄りかかり、突起142は突起146を越えて受入空間140内に位置する。
【0035】
示された実施例では、第2のグリップは作動レバーをロックするのに応用され、利用者の安全性を著しく向上させる。ディスクに添付された研磨シートを取り替えたいと使用者が願うメンテナンス状況を考慮してもよい。この操作を行う場合、使用者が機械を上下逆にする可能性があり、例えばテーブル上にこの機械が置かれると、作動レバーが図らずも押し下げられる可能性がある。ディスクが回転し始め、使用者に傷害をもたらす可能性がある。
【0036】
示された解決法によれば、枢動された第2のグリップ118が、この機械を加工面上で上下逆に置くことを事実上防止するので、この欠点が回避される。
【0037】
上記で開示された各実施例において、第2のグリップは、第2のグリップを枢支点の周りで枢動させることによって使用位置から移動できるように示されている。別の実施例において、第2のグリップは、機械に取り外し可能に取り付けられる。第2のグリップは、例えば、その使用位置から外すことができ、且つ継手をアクセス可能にするように可撓性ホースに沿って滑動する、円形のスリーブであってもよい。そのようなスリーブは、例えば何らかの知られたスナップ・イン連結器を用いて、機械に係合されてもよい。第2のグリップは、円形のスリーブの代わりに、前述の各図面に開示されたような形状を実質的に有するものであってもよいが、第2のグリップを機械に係合するため及び第2のグリップを機械から外すために、何らかのオス/メス係合手段、又は類似した手段を有する。
【0038】
本発明の幾つかの実施例を上記に示してきた。幾つかの利点が、各実施例によって実現される。
【0039】
実現される一利点は、本機械が、片手モード及び両手モードの両方で使用可能であるということである。本機械は、片手での使用に特に適合されているが、人間工学的グリップ、及び両手の各指を受け入れるためのトンネルが、本装置が両手での使用にも適するということを実現する。片手モードと両手モードとの切り替えに対する可能性が、長く単調な作業時間中には特に重要である。
【0040】
第2のグリップの移動可能な構造により、可撓性管路の各継手は、機械の重心に非常に近接して配置することができる。このことは、ディスクの周りで機械を転向/旋回することが楽になるので、機械の柔軟性を持った使用に貢献する。示された構造により、各継手は、従来の片手式機械と同様に、機械の中心から同じ距離に配置することができる。
【0041】
第2のグリップの形状は、手が各継手からの冷/熱気から保護されるので、使用者の快適性に貢献する。
【0042】
技術が進歩するにつれて、本発明の概念が様々な方法で実装されうることが、当業者には明らかであろう。本発明及びその実施例は、上述の実例に限定されず、特許請求の範囲に記載の範囲内で変更しうる。
【符号の説明】
【0043】
100 研磨機
102 研磨ディスク、加工工具領域、工具保持器
104 モータ・ハウジング
106 第1のグリップ
108 作動レバー
110 継手
112 可撓性塵埃除去ホース、可撓性管路
114 継手
116 可撓性圧力空気管路/ホース、可撓性管路
118 第2のグリップ
120 トンネル
122 調整面
124 速度調整器
134 枢支点
136 ピン、枢動部材
138 湾曲した壁、枢動部材
140 受入空間
142 突起
144 停止壁
146 突起

【特許請求の範囲】
【請求項1】
手持ち式機械であって、該手持ち式機械の使用者の一方の手を受け止めるための第1のグリップ(106)、前記使用者のもう一方の手を受け止めるための第2のグリップ(118)、及び前記手持ち式機械を可撓性管路(116)に接続するための少なくとも1つの継手(114)を備える手持ち式機械において、前記第2のグリップ(118)が、前記継手(114)を越えて少なくとも部分的に延在するが、この位置から移動可能であることを特徴とする、手持ち式機械。
【請求項2】
前記手持ち式機械及び/又は前記第2のグリップ(118)が、前記第2のグリップ(118)を枢動させることにより前記第2のグリップ(118)を使用位置から枢動位置へ移動可能にするための枢動部材(136、138)を備えることを特徴とする、請求項1に記載の手持ち式機械。
【請求項3】
前記手持ち式機械が作動レバー(108)を備え、枢動可能な前記第2のグリップ(118)が前記作動レバー(108)に操作可能に接続され、その結果、前記第2のグリップ(118)が枢動位置へ枢動されると、前記第2のグリップ(118)が前記作動レバー(108)を非作動状態にロックすることを特徴とする、請求項1又は2に記載の手持ち式機械。
【請求項4】
前記第2のグリップ(118)が前記作動レバー(108)を受け入れるための開口部を備え、前記作動レバー(108)は、前記第2のグリップ(118)が枢動するときに前記開口部内で摺動することを特徴とする、請求項1から3までのいずれか一項に記載の手持ち式機械。
【請求項5】
前記第2のグリップ(118)が、前記継手(114)の側面まで延在する側部を備えることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか一項に記載の手持ち式機械。
【請求項6】
前記第2のグリップ(118)が細長い構造を有し、且つ、前記もう一方の手の親指を前記第2のグリップの片側に据えまた前記もう一方の手の他の指を前記第2のグリップの反対側に据えるようにして把持されるように構成されることを特徴とする、請求項1から5までのいずれか一項に記載の手持ち式機械。
【請求項7】
前記手持ち式機械が、両手の各親指を受け入れるために、前記第2のグリップ(118)の下方にトンネル(120)を備えることを特徴とする、請求項1から6までのいずれか一項に記載の手持ち式機械。
【請求項8】
前記第2のグリップ(118)が前記継手(114)の側面まで延在し、その結果、前記第2のグリップ(118)が、前記第2のグリップ(118)が前記もう一方の手で把持されまた前記もう一方の手の手のひらが前記第2のグリップ(118)の上面に据えられるときに、前記継手(114)又は前記継手(114)に接続された管路(116)の接触を防止することを特徴とする、請求項1から7までのいずれか一項に記載の手持ち式機械。
【請求項9】
前記第1のグリップ(106)が、前記一方の手の手のひらを受け止めるための円形のハンドルを備えることを特徴とする、請求項1から8までのいずれか一項に記載の手持ち式機械。
【請求項10】
前記手持ち式機械が加工工具領域(102)を備え、前記第1のグリップ(106)が前記加工工具領域(102)の上方に位置決めされることを特徴とする、請求項1から9までのいずれか一項に記載の手持ち式機械。
【請求項11】
前記加工工具領域(102)が円形の面であり、前記第1のグリップ(106)が実質的に円形であって、実質的に円形の前記第1のグリップ(106)の中心線が、円形の前記加工工具領域(102)の中心軸と一直線上に配置されることを特徴とする、請求項1から10までのいずれか一項に記載の手持ち式機械。
【請求項12】
前記第2のグリップ(118)が、それぞれの可撓性管路のための少なくとも2つの継手ポート(114)を覆うように構成されることを特徴とする、請求項1から11までのいずれか一項に記載の手持ち式機械。
【請求項13】
前記手持ち式機械が該手持ち式機械のモータの回転速度を調整するための調整器を備え、該調整器が前記手持ち式機械のハンドルに統合された部品であり、前記ハンドルが、前記手持ち式機械の使用中に該手持ち式機械の使用者によって把持される前記手持ち式機械の部品を含むことを特徴とする、請求項1から12までのいずれか一項に記載の手持ち式機械。
【請求項14】
前記可撓性管路(116)を受け入れるための前記継手(114)が、電線、空気配管、塵芥除去導管のうちの1つを受け入れるように構成されることを特徴とする、請求項1から13までのいずれか一項に記載の手持ち式機械。
【請求項15】
前記手持ち式機械が研磨機又は艶出し機であり、且つ円形、長方形、若しくは三角形の形状を有する工具保持器(102)又は工具受台を備えることを特徴とする、請求項1から14までのいずれか一項に記載の手持ち式機械。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【公開番号】特開2012−245610(P2012−245610A)
【公開日】平成24年12月13日(2012.12.13)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−118790(P2012−118790)
【出願日】平成24年5月24日(2012.5.24)
【出願人】(507032306)オイ ケーダブリューエイチ ミルカ アーベー (6)
【Fターム(参考)】