説明

抗酸化石の製造方法、及び抗酸化石ベルト

【課題】健康を改善する効果を持続させることができる抗酸化石の製造方法、及び抗酸化石を利用することにより、健康を改善する効果を安価に実現することができる抗酸化石ベルトを提供する。
【解決手段】放線菌及び光合成菌等の人体に有用な微生物である有用微生物が発酵によって生成する抗酸化物質及び有用微生物の培養液を混入した粘土を焼成することによって、抗酸化石を製造する。この抗酸化石を含み、複数の抗酸化石が環状に配列した抗酸化石ベルト1を人体の各部位に装着することにより、抗酸化石が体表に近接することになり、抗酸化石の作用によって、抗酸化石ベルトを装着した部位の凝り又は痛みを和らげて健康が改善される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、体表に近接させることによって体調を改善することができる抗酸化石の製造方法、及び恒常的に抗酸化石を体表に近接させることができる抗酸化石ベルトに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、人体の中で凝り又は痛みを発している部分に装着することにより、血行を促進させ、凝り又は痛みを和らげる健康用具が多く知られている。このような健康用具には、磁石、特定の金属又は特定の鉱物等の、健康を改善するとされる健康改善用の材料を体表に貼付するもの、又は健康改善用の材料を装身具に内蔵したもの等がある。磁石、特定の金属又は特定の鉱物等の健康改善用の材料は、人体のツボへの物理的な刺激、又は電磁場による体内への影響等によって健康を改善するとされている。このような健康用具の例は例えば特許文献1に開示されている。
【0003】
また近年では、放線菌及び光合成菌等の人体に有用な微生物である有用微生物による抗酸化作用が知られている。これらの有用微生物は、発酵することによって抗酸化力の強い抗酸化物質を生成し、生成された抗酸化物質には、有害物質を不活性にする等の作用により、健康を改善する効果があることが認められている。
【特許文献1】特開2003−52837号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の健康用具では、効果的な利用のための取り扱いが不便であるか、又は健康を改善する効果が実感できない等の問題点を有するものがあった。また特殊な健康改善用の材料を利用した従来の健康用具には非常に高価なものがあるという問題があった。
【0005】
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、有用微生物が生成する抗酸化物質を含有させることにより、健康を改善する効果を持続させることができる抗酸化石の製造方法、及び抗酸化石を利用することにより、健康を改善する効果を安価に実現することができる抗酸化石ベルトを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1発明に係る抗酸化石の製造方法は、抗酸化物質を内部に含んだ抗酸化石の製造方法において、乳酸菌、酵母菌、放線菌及び光合成菌を含む微生物の培養液と米ぬかと水と糖蜜とを混合して室温で発酵させた発酵物を生成し、乾燥粘土と、前記発酵物と、乳酸菌、酵母菌、放線菌及び光合成菌を含む微生物の培養液と、乳酸菌及び酵母菌を含む微生物の培養液と、放線菌及び光合成菌を含む微生物の培養液と、乳酸菌、酵母菌、放線菌及び光合成菌を含む微生物の発酵によって生成した抗酸化物質と、水と、糊を用いた結合剤と、当該抗酸化石を粉砕した粉末とを混合して捏ね合わせ、捏ね合わせた混成物を粒状に成形し、成形した成形物を1200℃以上で焼成して抗酸化石を製造することを特徴とする。
【0007】
第1発明においては、乳酸菌、酵母菌、放線菌及び光合成菌を含む微生物の培養液で米ぬか及び糖蜜を発酵させた発酵物と、乾燥粘土と、結合剤と、抗酸化石を粉砕した粉末と、乳酸菌、酵母菌、放線菌及び光合成菌を含む微生物の培養液と、乳酸菌及び酵母菌を含む微生物の培養液と、放線菌及び光合成菌を含む微生物の培養液と、乳酸菌、酵母菌、放線菌及び光合成菌を含む微生物の発酵によって生成した抗酸化物質と、水とを混合して捏ね合わせ、捏ね合わせた混成物を成粒して1200℃以上で焼成することにより、抗酸化物質を含む抗酸化石が製造される。
【0008】
第2発明に係る抗酸化石の製造方法は、抗酸化物質を内部に含んだ抗酸化石の製造方法において、乳酸菌、酵母菌、放線菌及び光合成菌を含む微生物の培養液、水並びに糖蜜を実質的に1:100:1の体積比率で混合した混合液と米ぬかとを水分の体積比率が実質的に65%になるように混合して室温で発酵させた発酵物を生成し、乳酸菌、酵母菌、放線菌及び光合成菌を含む微生物の培養液と、乳酸菌及び酵母菌を含む微生物の培養液と、放線菌及び光合成菌を含む微生物の培養液と、乳酸菌、酵母菌、放線菌及び光合成菌を含む微生物の発酵によって生成した抗酸化物質の溶液と、当該抗酸化石を粉砕した粉末と、水とを実質的に0.1:0.1:0.1:0.3:0.5:100の体積比率で配合した配合物を生成し、乾燥粘土と前記発酵物と前記配合物と糊を用いた結合剤とを前記乾燥粘土に対する前記結合剤の量が実質的に13%となるように混合して捏ね合わせ、捏ね合わせた混成物を粒状に成形し、成形した成形物を1200℃以上で焼成して抗酸化石を製造することを特徴とする。
【0009】
第2発明においては、乳酸菌、酵母菌、放線菌及び光合成菌を含む微生物の培養液で米ぬか及び糖蜜を発酵させた発酵物を生成し、乳酸菌、酵母菌、放線菌及び光合成菌を含む微生物の培養液と、乳酸菌及び酵母菌を含む微生物の培養液と、放線菌及び光合成菌を含む微生物の培養液と、乳酸菌、酵母菌、放線菌及び光合成菌を含む微生物の発酵によって生成した抗酸化物質の溶液と、当該抗酸化石を粉砕した粉末と、水とを所定の配合で配合した配合物を生成し、発酵物と乾燥粘土と配合物と所定量の結合剤とを混合して捏ね合わせ、捏ね合わせた混成物を成粒して1200℃以上で焼成することにより、効果的に抗酸化物質を含んだ抗酸化石が製造される。
【0010】
第3発明に係る抗酸化石の製造方法は、前記乾燥粘土は木節粘土であることを特徴とする。
【0011】
第3発明においては、乾燥粘土として木節粘土を用いることにより、効率良く抗酸化物質を抗酸化石に取り込むことができる。
【0012】
第4発明に係る抗酸化石の製造方法は、前記乾燥粘土は粒径50μm以下の粉末状であることを特徴とする。
【0013】
第4発明においては、乾燥粘土を50μm以下の粉末状にして混成物を生成することにより、混合が容易となり、効率良く抗酸化物質を抗酸化石に取り込むことができる。
【0014】
第5発明に係る抗酸化石の製造方法は、前記成形物を焼成する温度は実質的に1280℃であることを特徴とする。
【0015】
第5発明においては、1280℃の焼成で抗酸化石を製造することにより、効率良く抗酸化物質を抗酸化石に取り込むことができる。
【0016】
第6発明に係る抗酸化石の製造方法は、焼成後の前記抗酸化石の粒径が実質的に15mmとなるように前記成形物を成形することを特徴とする。
【0017】
第6発明においては、抗酸化石の粒径を約15mmとすることにより、体表を刺激するために適切な大きさとなる。
【0018】
第7発明に係る抗酸化石ベルトは、第1乃至第6発明のいずれか一つに係る抗酸化石の製造方法で製造される抗酸化石を含んでなり、複数の前記抗酸化石が環状又は帯状に配列するように環状又は帯状に形成してあることを特徴とする。
【0019】
第7発明においては、本発明の抗酸化石の製造方法で製造される抗酸化石を含む抗酸化石ベルトは、複数の抗酸化石が環状又は帯状に配列するように構成されており、抗酸化石ベルトを人体の各部位に装着することにより、抗酸化石を体表に近接させることができる。
【0020】
第8発明に係る抗酸化石ベルトは、伸縮可能な布状材で環状に形成した環状体を備え、第1乃至第6発明のいずれか一つに係る抗酸化石の製造方法で製造される抗酸化石を前記環状体内に複数個封入してあることを特徴とする。
【0021】
第8発明においては、本発明の抗酸化石の製造方法で製造される抗酸化石を含む抗酸化石ベルトは、伸縮可能な布状材で環状に形成した環状体内に複数の抗酸化石を封入してなり、人体の各部位に装着することにより、抗酸化石を体表に近接させることができる。
【発明の効果】
【0022】
第1及び第2発明にあっては、安価な材料から抗酸化物質を含んだ抗酸化石が製造され、抗酸化石によって抗酸化作用を持続的に他に及ぼすことが可能となる。
【0023】
第3、第4及び第5発明にあっては、効率的に抗酸化物質を取り込んだ抗酸化石が製造され、抗酸化石による抗酸化作用を効果的に他に及ぼすことが可能となる。
【0024】
第6発明にあっては、抗酸化石は体表を刺激するために適切な大きさとなり、抗酸化石が体表に近接した場合に体表を適度に刺激することができる。
【0025】
第7及び第8発明にあっては、抗酸化石ベルトを人体の各部位に装着することにより、抗酸化石が体表に近接することになり、抗酸化石の作用によって、血行を促進させ、抗酸化石ベルトを装着した部位の凝り又は痛みを和らげて健康を改善する効果を安価に実現することができる等、本発明は優れた効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
図1は、本発明の抗酸化石の製造方法を説明する説明図である。まず乳酸菌、酵母菌、放線菌及び光合成菌を含む微生物の培養液と水と糖蜜とを約1:100:1の体積比率で混合した混合液を生成する。次に、生成した混合液と米ぬかとを水分が約65%になるように混合し、混合した混合物を室温で発酵させて、発酵物を生成する。乳酸菌、酵母菌、放線菌及び光合成菌は、有用微生物として知られる微生物群である。糖蜜及び米ぬかは、微生物の発酵に必要な多糖及びミネラルを含んでおり、また安価な材料である。微生物の培養液と水と糖蜜との混合比は、体積比率で1:100:1であることが望ましく、混合液と米ぬかとは水分が65%になるように混合することが望ましいが、その他の混合比であっても、抗酸化石を製造することはできる。
【0027】
次に、乳酸菌、酵母菌、放線菌及び光合成菌を含む微生物の培養液と、乳酸菌及び酵母菌を含む微生物の培養液と、放線菌及び光合成菌を含む微生物の培養液と、乳酸菌、酵母菌、放線菌及び光合成菌を含む微生物の発酵によって生成した抗酸化物質の溶液と、抗酸化石を粉砕した粉末と、水とを約0.1:0.1:0.1:0.3:0.5:100の体積比率で配合した配合物を生成する。抗酸化物質の溶液は、乳酸菌、酵母菌、放線菌及び光合成菌を含む有用微生物により有機物を発酵させた発酵物から、発酵によって生成した抗酸化物質を抽出したものである。また抗酸化石を粉砕した粉末は、本発明の抗酸化石の製造方法によって製造される抗酸化石を粉砕した粉末である。
【0028】
次に、乾燥して粒径50μm以下の粉末状にした木節粘土と、生成した発酵物と、生成した配合物と、糊を用いた結合剤とを、乾燥粘土に対する結合剤の量が約13%となるように混合して捏ね合わせて、混成物を生成する。生成した混成物を粒状に成形し、成形した成形物を約1280℃で焼成することにより、抗酸化石を製造する。混成物を粒状に成形する際には、焼成後の抗酸化石の粒径が約15mmになるように成形する。また抗酸化石を焼成する温度は少なくとも1200℃以上が必要である。
【0029】
以上に説明した製造方法で製造される抗酸化石は、有用微生物によって生成される抗酸化物質を含有するセラミックであり、抗酸化作用を持続的に他に及ぼすことができる。また以上に説明した条件で抗酸化石を製造することにより、抗酸化物質が抗酸化石内に効率的に取り込まれ、製造された抗酸化石は効果的に抗酸化作用を他に及ぼすことができる。この抗酸化石を体表に近接させることにより、抗酸化作用によって健康を改善させることが可能になる。
【0030】
図2は、抗酸化石を用いた本発明の抗酸化石ベルトを示す模式図である。抗酸化石ベルト1は、ある程度の伸縮が可能な布状材で環状に形成された環状体11を備え、環状体11内に複数の抗酸化石2,2,…を封入して構成されている。複数の抗酸化石2,2,…は、中空の環状に形成された環状体11内で環状に配列している。抗酸化石2,2,…は、環状体11内を移動可能な構成であってもよく、環状体11で夫々が固定されている構成であってもよい。
【0031】
図3は、抗酸化石ベルト1を人体に装着して使用する使用形態の例を示す模式図である。図3(a)は足首に抗酸化石ベルト1を装着した使用例を示し、図3(b)は腰に抗酸化石ベルト1を装着した使用例を示す。環状体11が形成する環の直径は、抗酸化石ベルト1を装着する人体の部位に応じて定められており、腰用の抗酸化石ベルト1は足首用の抗酸化石ベルト1よりも環の直径が大きく形成されている。環状体11はある程度の伸縮が可能な布状材で形成されているので、足首、腰、又は手首など、人体の各部位に容易に装着することができる。
【0032】
抗酸化石ベルト1を人体の各部位に装着することにより、抗酸化石2,2,…が体表に近接することになり、抗酸化石2,2,…の作用によって、血行を促進させ、抗酸化石ベルト1を装着した部位の凝り又は痛みを和らげて健康を改善させることができる。また抗酸化石2,2,…は粒径が約15mmの粒状に形成されているので、体表を刺激しやすい形状となっており、抗酸化石ベルト1の適度な締め付けによって抗酸化石2,2,…が体表のツボを物理的に刺激し、健康を改善する効果が増大される。例えば、抗酸化石ベルト1を装着した部位に応じて、腰痛、肩痛及び頭痛等が解消され、また椎間板ヘルニア、ぎっくり腰、リウマチ、軟骨の損傷、筋肉痛、及び腱鞘炎等の症状による痛みが改善される。
【0033】
図4は、本発明の抗酸化石ベルト1の他の形態を示す模式図である。図4(a)に示す抗酸化石ベルト1は、金属又はゴム等で環状に形成された環状材12に、複数の抗酸化石2,2,…が環状に配列するように埋設された形態となっている。図4(a)に示す抗酸化石ベルト1は、指輪又は腕輪等として人体の各部位に容易に装着することができ、抗酸化石2,2,…が体表に近接し、抗酸化石ベルト1に埋設された抗酸化石2,2,…の作用によって健康を改善することができる。また抗酸化石ベルト1は、環状材12の一部が開放された形態であってもよい。
【0034】
また図4(b)に示す抗酸化石ベルト1は、貫通孔を形成した複数の抗酸化石2,2,…が紐状材13で環状に連結された形態となっている。この形態においても、抗酸化石ベルト1は、腕輪等として人体の各部位に容易に装着することができ、体表に近接する抗酸化石2,2,…の作用によって健康を改善することができる。また図4(c)に示す抗酸化石ベルト1は、布又はゴム等で帯状に形成された帯状材14に、複数の抗酸化石2,2,…が帯状に配列するように封入された形態となっている。帯状材14の両端には一対の面ファスナ15が設けられており、面ファスナ15で帯状材14の両端が接合可能な構成となっている。この形態の抗酸化石ベルト1は、面ファスナ15で帯状材14の両端を接合することで腕、足又は腰等の人体の各部位に容易に装着することができ、体表に近接する抗酸化石2,2,…の作用によって健康を改善することができる。なお抗酸化石ベルト1は、ボタン又はベルト用接合金具を用いて帯状材14の両端を接合する形態であってもよい。
【0035】
以上詳述した如く、本発明においては、有用微生物が発酵により生成した抗酸化物質を含んだ抗酸化石2を含む抗酸化石ベルト1を人体の各部位に装着することにより、体表に近接した抗酸化石2の作用によって、血行を促進させ、抗酸化石ベルト1を装着した部位の凝り又は痛みを和らげて健康の改善が可能となる。また抗酸化石を製造するために必要な材料はいずれも安価な材料であり、本発明の抗酸化ベルト1を用いることによって、確実に健康を改善する効果を安価に実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の抗酸化石の製造方法を説明する説明図である。
【図2】抗酸化石を用いた本発明の抗酸化石ベルトを示す模式図である。
【図3】抗酸化石ベルトを人体に装着して使用する使用形態の例を示す模式図である。
【図4】本発明の抗酸化石ベルトの他の形態を示す模式図である。
【符号の説明】
【0037】
1 抗酸化石ベルト
11 環状体
2 抗酸化石

【特許請求の範囲】
【請求項1】
抗酸化物質を内部に含んだ抗酸化石の製造方法において、
乳酸菌、酵母菌、放線菌及び光合成菌を含む微生物の培養液と米ぬかと水と糖蜜とを混合して室温で発酵させた発酵物を生成し、
乾燥粘土と、前記発酵物と、乳酸菌、酵母菌、放線菌及び光合成菌を含む微生物の培養液と、乳酸菌及び酵母菌を含む微生物の培養液と、放線菌及び光合成菌を含む微生物の培養液と、乳酸菌、酵母菌、放線菌及び光合成菌を含む微生物の発酵によって生成した抗酸化物質と、水と、糊を用いた結合剤と、当該抗酸化石を粉砕した粉末とを混合して捏ね合わせ、
捏ね合わせた混成物を粒状に成形し、
成形した成形物を1200℃以上で焼成して抗酸化石を製造すること
を特徴とする抗酸化石の製造方法。
【請求項2】
抗酸化物質を内部に含んだ抗酸化石の製造方法において、
乳酸菌、酵母菌、放線菌及び光合成菌を含む微生物の培養液、水並びに糖蜜を実質的に1:100:1の体積比率で混合した混合液と米ぬかとを水分の体積比率が実質的に65%になるように混合して室温で発酵させた発酵物を生成し、
乳酸菌、酵母菌、放線菌及び光合成菌を含む微生物の培養液と、乳酸菌及び酵母菌を含む微生物の培養液と、放線菌及び光合成菌を含む微生物の培養液と、乳酸菌、酵母菌、放線菌及び光合成菌を含む微生物の発酵によって生成した抗酸化物質の溶液と、当該抗酸化石を粉砕した粉末と、水とを実質的に0.1:0.1:0.1:0.3:0.5:100の体積比率で配合した配合物を生成し、
乾燥粘土と前記発酵物と前記配合物と糊を用いた結合剤とを前記乾燥粘土に対する前記結合剤の量が実質的に13%となるように混合して捏ね合わせ、
捏ね合わせた混成物を粒状に成形し、
成形した成形物を1200℃以上で焼成して抗酸化石を製造すること
を特徴とする抗酸化石の製造方法。
【請求項3】
前記乾燥粘土は木節粘土であることを特徴とする請求項1又は2に記載の抗酸化石の製造方法。
【請求項4】
前記乾燥粘土は粒径50μm以下の粉末状であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の抗酸化石の製造方法。
【請求項5】
前記成形物を焼成する温度は実質的に1280℃であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載の抗酸化石の製造方法。
【請求項6】
焼成後の前記抗酸化石の粒径が実質的に15mmとなるように前記成形物を成形することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載の抗酸化石の製造方法。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれか一つに記載の抗酸化石の製造方法で製造される抗酸化石を含んでなり、複数の前記抗酸化石が環状又は帯状に配列するように環状又は帯状に形成してあることを特徴とする抗酸化石ベルト。
【請求項8】
伸縮可能な布状材で環状に形成した環状体を備え、請求項1乃至6のいずれか一つに記載の抗酸化石の製造方法で製造される抗酸化石を前記環状体内に複数個封入してあることを特徴とする抗酸化石ベルト。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−277064(P2007−277064A)
【公開日】平成19年10月25日(2007.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−107985(P2006−107985)
【出願日】平成18年4月10日(2006.4.10)
【出願人】(506122268)株式会社有用微生物活用支援センター (3)
【Fターム(参考)】