抗CD100抗体およびこれを使用するための方法
特定の自己免疫疾患、炎症疾患、および癌を含む、CD100に関連する疾患を処置するための組成物および方法が提供される。特に、CD100を中和するために抗CD100モノクローナル抗体が開発されている。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
2503または67からなる群より選択される参照モノクローナル抗体と同じCD100エピトープに特異的に結合する、単離された結合分子。
【請求項2】
CD100に特異的に結合し、2503または67からなる群より選択される参照モノクローナル抗体がCD100に特異的に結合するのを競合阻害する、単離された結合分子。
【請求項3】
抗体またはその抗原結合断片を含む、請求項1または2記載の結合分子。
【請求項4】
CD100に特異的に結合し、モノクローナル抗体2503または67である、単離された抗体またはその抗原結合断片。
【請求項5】
CD100に特異的に結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片であって、該抗体またはその断片の重鎖可変領域(VH)が、SEQ ID NO:9またはSEQ ID NO:10と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む、単離された抗体またはその抗原結合断片。
【請求項6】
CD100に特異的に結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片であって、該抗体またはその断片の軽鎖可変領域(VL)が、SEQ ID NO:17またはSEQ ID NO:18と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む、単離された抗体またはその抗原結合断片。
【請求項7】
CD100に特異的に結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片であって、該抗体またはその断片のVHが、20以下の保存的アミノ酸置換を除いてSEQ ID NO:9またはSEQ ID NO:10と同一であるアミノ酸配列を含む、単離された抗体またはその抗原結合断片。
【請求項8】
CD100に特異的に結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片であって、該抗体またはその断片のVLが、20以下の保存的アミノ酸置換を除いてSEQ ID NO:17またはSEQ ID NO:18と同一であるアミノ酸配列を含む、単離された抗体またはその抗原結合断片。
【請求項9】
前記抗体またはその断片のVHが、SEQ ID NO:9またはSEQ ID NO:10のアミノ酸配列を含む、請求項5記載の抗体またはその抗原結合断片。
【請求項10】
前記抗体またはその断片のVLが、SEQ ID NO:17またはSEQ ID NO:18のアミノ酸配列を含む、請求項6記載の抗体またはその抗原結合断片。
【請求項11】
CD100に特異的に結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片であって、該抗体またはその断片のVHおよびVLが、それぞれSEQ ID NO:9およびSEQ ID NO:10とまたはそれぞれSEQ ID NO:17およびSEQ ID NO:18と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む、単離された抗体またはその抗原結合断片。
【請求項12】
CD100に特異的に結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片であって、該抗体またはその断片のVHおよびVLが、20以下の各保存的アミノ酸置換を除いて、それぞれSEQ ID NO:9およびSEQ ID NO:10とまたはそれぞれSEQ ID NO:17およびSEQ ID NO:18と同一であるアミノ酸配列を含む、単離された抗体またはその抗原結合断片。
【請求項13】
前記抗体またはその断片のVHおよびVLが、それぞれSEQ ID NO:9およびSEQ ID NO:10とまたはそれぞれSEQ ID NO:17およびSEQ ID NO:18と同一であるアミノ酸配列を含む、請求項11記載の単離された抗体またはその抗原結合断片。
【請求項14】
CD100に特異的に結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片であって、該抗体またはその断片のVHが、2以下のアミノ酸置換を除いてSEQ ID NO:6と同一であるChothia-Kabat重鎖相補性決定領域-1(VH-CDR1)アミノ酸配列を含む、単離された抗体またはその抗原結合断片。
【請求項15】
VH-CDR1アミノ酸配列がSEQ ID NO:6である、請求項14記載の抗体またはその断片。
【請求項16】
CD100に特異的に結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片であって、該抗体またはその断片のVHが、4以下のアミノ酸置換を除いてSEQ ID NO:7と同一であるKabat重鎖相補性決定領域-2(VH-CDR2)アミノ酸配列を含む、単離された抗体またはその抗原結合断片。
【請求項17】
VH-CDR2アミノ酸配列がSEQ ID NO:7である、請求項16記載の抗体またはその断片。
【請求項18】
CD100に特異的に結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片であって、該抗体またはその断片のVHが、2以下のアミノ酸置換を除いてSEQ ID NO:8と同一であるKabat重鎖相補性決定領域-3(VH-CDR3)アミノ酸配列を含む、単離された抗体またはその抗原結合断片。
【請求項19】
VH-CDR3アミノ酸配列がSEQ ID NO:8である、請求項18記載の抗体またはその断片。
【請求項20】
CD100に特異的に結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片であって、該抗体またはその断片のVLが、4以下のアミノ酸置換を除いてSEQ ID NO:14と同一であるKabat軽鎖相補性決定領域-1(VL-CDR1)アミノ酸配列を含む、単離された抗体またはその抗原結合断片。
【請求項21】
VL-CDR1アミノ酸配列がSEQ ID NO:14である、請求項20記載の抗体またはその断片。
【請求項22】
CD100に特異的に結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片であって、該抗体またはその断片のVLが、2以下のアミノ酸置換を除いてSEQ ID NO:15と同一であるKabat軽鎖相補性決定領域-2(VL-CDR2)アミノ酸配列を含む、単離された抗体またはその抗原結合断片。
【請求項23】
VL-CDR2アミノ酸配列がSEQ ID NO:15である、請求項22記載の抗体またはその断片。
【請求項24】
CD100に特異的に結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片であって、該抗体またはその断片のVLが、2以下のアミノ酸置換を除いてSEQ ID NO:16と同一であるKabat軽鎖相補性決定領域-3(VL-CDR3)アミノ酸配列を含む、単離された抗体またはその抗原結合断片。
【請求項25】
VL-CDR3アミノ酸配列がSEQ ID NO:16である、請求項24記載の抗体またはその断片。
【請求項26】
CD100に特異的に結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片であって、該抗体またはその断片のVHが、VH-CDR1、VH-CDR2、およびVH-CDR3の1つまたは複数における4以下のアミノ酸置換を除いて、SEQ ID NO:6、7、および8をそれぞれ含むVH-CDR1、VH-CDR2、およびVH-CDR3アミノ酸配列を含む、単離された抗体またはその抗原結合断片。
【請求項27】
VH-CDR1、VH-CDR2、およびVH-CDR3アミノ酸配列がそれぞれ、SEQ ID NO:6、7、および8である、請求項26記載の単離された抗体。
【請求項28】
CD100に特異的に結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片であって、該抗体またはその断片のVLが、VL-CDR1、VL-CDR2、およびVL-CDR3の1つまたは複数における4以下のアミノ酸置換を除いて、SEQ ID NO:14、15、および16をそれぞれ含むVL-CDR1、VL-CDR2、およびVL-CDR3アミノ酸配列を含む、単離された抗体またはその抗原結合断片。
【請求項29】
VL-CDR1、VL-CDR2、およびVL-CDR3アミノ酸配列がそれぞれ、SEQ ID NO:14、15、および16である、請求項28記載の単離された抗体。
【請求項30】
VHフレームワーク領域が5以下のアミノ酸置換を有する、請求項4、6、8、11〜13のいずれか一項記載の抗体またはその断片。
【請求項31】
VLフレームワーク領域が5以下のアミノ酸置換を有する、請求項5、7、9、および10〜13のいずれか一項記載の抗体またはその断片。
【請求項32】
直線エピトープに結合する、請求項3〜31のいずれか一項記載の抗体またはその断片。
【請求項33】
非直線立体構造のエピトープに結合する、請求項3〜31のいずれか一項記載の抗体またはその断片。
【請求項34】
多重特異性である、請求項3〜33のいずれか一項記載の抗体またはその断片。
【請求項35】
二重特異性である、請求項34記載の抗体またはその断片。
【請求項36】
Fab断片である、請求項3〜35のいずれか一項記載の抗体またはその断片。
【請求項37】
F(ab) 2断片である、請求項3〜35のいずれか一項記載の抗体またはその断片。
【請求項38】
Fv断片である、請求項3〜35のいずれか一項記載の抗体またはその断片。
【請求項39】
単鎖抗体である、請求項3〜35のいずれか一項記載の抗体またはその断片。
【請求項40】
多価であり、少なくとも2本の重鎖および少なくとも2本の軽鎖を含む、請求項3〜35のいずれか一項記載の抗体またはその断片。
【請求項41】
ヒトκ定常領域およびヒトλ定常領域からなる群より選択される軽鎖定常領域を含む、請求項3〜35、39、および40のいずれか一項記載の抗体またはその断片。
【請求項42】
重鎖定常領域またはその断片を含む、請求項3〜35および39〜41のいずれか一項記載の抗体またはその断片。
【請求項43】
前記重鎖定常領域またはその断片が、ヒトIgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgM、IgA1、IgA2、IgE、またはIgDである、請求項42記載の抗体またはその断片。
【請求項44】
ヒトCD100およびマウスCD100に結合する、請求項3〜43のいずれか一項記載の抗体またはその断片。
【請求項45】
以下の解離定数(KD))を特徴とする親和性で、CD100ポリペプチドもしくはその断片またはCD100変種ポリペプチドに特異的に結合する、請求項3〜44のいずれか一項記載の抗体またはその断片。
【請求項46】
前記CD100ポリペプチドもしくはその断片またはCD100変種ポリペプチドがヒトまたはマウスである、請求項45記載の抗体またはその断片。
【請求項47】
前記CD100ポリペプチドもしくはその断片またはCD100変種ポリペプチドがヒトであり、KDが約5×10-9M〜約6×10-9Mである、請求項46記載の抗体またはその断片。
【請求項48】
前記CD100ポリペプチドもしくはその断片またはCD100変種ポリペプチドがマウスであり、KDが約1×10-9M〜約2×10-9Mである、請求項46記載の抗体またはその断片。
【請求項49】
CD100とCD100受容体との結合を阻害する、請求項3〜48のいずれか一項記載の抗体またはその断片。
【請求項50】
前記CD100受容体がプレキシン-B1である、請求項49記載の抗体またはその断片。
【請求項51】
ヒト化されている、霊長類化されている、またはキメラである、請求項3〜50のいずれか一項記載の抗体またはその断片。
【請求項52】
ヒト化されている、請求項51記載の抗体またはその断片。
【請求項53】
前記抗体またはその断片に融合した異種ポリペプチドをさらに含む、請求項3〜52のいずれか一項記載の抗体またはその断片。
【請求項54】
細胞傷害剤、治療剤、細胞増殖抑制剤、生物毒素、プロドラッグ、ペプチド、タンパク質、酵素、ウイルス、脂質、生物学的応答調節剤、薬剤、リンホカイン、異種抗体またはその断片、検出可能な標識、ポリエチレングリコール(PEG)、および任意の該剤2つ以上の組み合わせからなる群より選択される剤と結合している、請求項3〜53のいずれか一項記載の抗体またはその断片。
【請求項55】
前記細胞傷害剤が、放射性核種、生体毒素、酵素活性のある毒素、または任意の該細胞傷害剤の2つ以上の組み合わせからなる群より選択される、請求項54記載の抗体またはその断片。
【請求項56】
前記検出可能な標識が、酵素、蛍光標識、化学発光標識、生物発光標識、放射性標識、または任意の該検出可能な標識2つ以上の組み合わせからなる群より選択される、請求項54記載の抗体またはその断片。
【請求項57】
請求項1〜56のいずれか一項記載の抗体またはその断片および担体を含む、組成物。
【請求項58】
前記担体が、食塩水、緩衝食塩水、デキストロース、水、グリセロール、およびこれらの組み合わせからなる群より選択される、請求項57記載の組成物。
【請求項59】
抗体VHポリペプチドをコードする核酸を含む、単離されたポリヌクレオチドであって、該VHポリペプチドのアミノ酸配列がSEQ ID NO:19またはSEQ ID NO:20と少なくとも90%同一であり、該VHポリペプチドを含む抗体またはその抗原結合断片がCD100に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項60】
前記VHポリペプチドのアミノ酸配列を変えることなく、該VHポリペプチドをコードするヌクレオチド配列が、発現上昇のために最適化されている、請求項59記載のポリヌクレオチド。
【請求項61】
前記最適化が、スプライスドナー部位およびスプライスアクセプター部位を同定および移動させることを含む、請求項60記載のポリヌクレオチド。
【請求項62】
前記最適化が、前記ポリヌクレオチドを発現する細胞に対してコドン使用頻度を最適化することを含む、請求項60記載のポリヌクレオチド。
【請求項63】
前記核酸が、SEQ ID NO:19またはSEQ ID NO:20を含むヌクレオチド配列を含む、請求項59〜62のいずれか一項記載のポリヌクレオチド。
【請求項64】
前記核酸が、SEQ ID NO:19またはSEQ ID NO:20からなるヌクレオチド配列を含む、請求項63記載のポリヌクレオチド。
【請求項65】
抗体VLポリペプチドをコードする核酸を含む、単離されたポリヌクレオチドであって、該VLポリペプチドのアミノ酸配列がSEQ ID NO:21またはSEQ ID NO:22と少なくとも90%同一であり、該VHポリペプチドを含む抗体またはその抗原結合断片がCD100に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項66】
前記VLポリペプチドのアミノ酸配列を変えることなく、該VLポリペプチドをコードするヌクレオチド配列が、発現上昇のために最適化されている、請求項65記載のポリヌクレオチド。
【請求項67】
前記最適化が、スプライスドナー部位およびスプライスアクセプター部位を同定および移動させることを含む、請求項66記載のポリヌクレオチド。
【請求項68】
前記最適化が、ポリヌクレオチドを発現する細胞に対してコドン使用頻度を最適化することを含む、請求項66記載のポリヌクレオチド。
【請求項69】
前記核酸が、SEQ ID NO:21またはSEQ ID NO:22を含むヌクレオチド配列を含む、請求項65〜68のいずれか一項記載のポリヌクレオチド。
【請求項70】
前記核酸が、SEQ ID NO:21またはSEQ ID NO:22からなるヌクレオチド配列を含む、請求項69記載のポリヌクレオチド。
【請求項71】
抗体VHポリペプチドをコードする核酸を含む、単離されたポリヌクレオチドであって、該VHポリペプチドのアミノ酸配列が、20以下の保存的アミノ酸置換を除いてSEQ ID NO:9またはSEQ ID NO:10と同一であり、該VHポリペプチドを含む抗体またはその抗原結合断片がCD100に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項72】
抗体VLポリペプチドをコードする核酸を含む、単離されたポリヌクレオチドであって、該VLポリペプチドのアミノ酸配列が、20以下の保存的アミノ酸置換を除いてSEQ ID NO:17またはSEQ ID NO:18と同一であり、該VLポリペプチドを含む抗体またはその抗原結合断片がCD100に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項73】
2以下のアミノ酸置換を除いてSEQ ID NO:6と同一であるVH-CDR1アミノ酸配列をコードする核酸を含む、単離されたポリヌクレオチドであって、該VH-CDR1を含む抗体またはその抗原結合断片がCD100に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項74】
前記VH-CDR1アミノ酸配列がSEQ ID NO:6である、請求項73記載のポリヌクレオチドまたはその断片。
【請求項75】
4以下のアミノ酸置換を除いてSEQ ID NO:7と同一であるVH-CDR2アミノ酸配列をコードする核酸を含む、単離されたポリヌクレオチドであって、該VH-CDR2を含む抗体またはその抗原結合断片がCD100に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項76】
前記VH-CDR2アミノ酸配列がSEQ ID NO:7である、請求項75記載のポリヌクレオチドまたはその断片。
【請求項77】
2以下のアミノ酸置換を除いてSEQ ID NO:8と同一であるVH-CDR3アミノ酸配列をコードする核酸を含む、単離されたポリヌクレオチドであって、該VH-CDR3を含む抗体またはその抗原結合断片がCD100に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項78】
前記VH-CDR3アミノ酸配列がSEQ ID NO:8である、請求項77記載のポリヌクレオチドまたはその断片。
【請求項79】
4以下のアミノ酸置換を除いてSEQ ID NO:14と同一であるVL-CDR1アミノ酸配列をコードする核酸を含む、単離されたポリヌクレオチドであって、該VL-CDR1を含む抗体またはその抗原結合断片がCD100に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項80】
前記VL-CDR1アミノ酸配列がSEQ ID NO:14である、請求項79記載のポリヌクレオチドまたはその断片。
【請求項81】
2以下のアミノ酸置換を除いてSEQ ID NO:15と同一であるVL-CDR2アミノ酸配列をコードする核酸を含む、単離されたポリヌクレオチドであって、該VL-CDR2を含む抗体またはその抗原結合断片がCD100に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項82】
前記VL-CDR2アミノ酸配列がSEQ ID NO:15である、請求項81記載のポリヌクレオチドまたはその断片。
【請求項83】
2以下のアミノ酸置換を除いてSEQ ID NO:16と同一であるVL-CDR3アミノ酸配列をコードする核酸を含む、単離されたポリヌクレオチドであって、該VL-CDR3を含む抗体またはその抗原結合断片がCD100に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項84】
前記VL-CDR3アミノ酸配列がSEQ ID NO:16である、請求項83記載のポリヌクレオチドまたはその断片。
【請求項85】
抗体VHポリペプチドをコードする核酸を含む、単離されたポリヌクレオチドであって、該VHポリペプチドが、SEQ ID NO:6、7、および8をそれぞれ含むVH-CDR1、VH-CDR2、およびVH-CDR3アミノ酸配列を含み、抗体またはその抗原結合断片がCD100に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項86】
抗体VLポリペプチドをコードする核酸を含む、単離されたポリヌクレオチドであって、該VLポリペプチドが、SEQ ID NO:14、15、および16をそれぞれ含むVL-CDR1、VL-CDR2、およびSVL-CDR3アミノ酸配列を含み、抗体またはその抗原結合断片がCD100に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項87】
前記抗体VHポリペプチドと融合したシグナルペプチドをコードする核酸をさらに含む、請求項59〜64、71、73〜78、および85のいずれか一項記載のポリヌクレオチド。
【請求項88】
前記抗体VLポリペプチドと融合したシグナルペプチドをコードする核酸をさらに含む、請求項65〜69、72、79〜84、および86のいずれか一項記載のポリヌクレオチド。
【請求項89】
前記抗体VHポリペプチドと融合した重鎖定常領域CH1ドメインをコードする核酸をさらに含む、請求項59〜64、71〜78、85、および87のいずれか一項記載のポリヌクレオチド。
【請求項90】
前記抗体VHポリペプチドと融合した重鎖定常領域CH2ドメインをコードする核酸をさらに含む、請求項59〜64、71〜78、85、87、および89のいずれか一項記載のポリヌクレオチド。
【請求項91】
前記VHポリペプチドと融合した重鎖定常領域CH3ドメインをコードする核酸をさらに含む、請求項59〜64、71〜78、85、87、89、および90のいずれか一項記載のポリヌクレオチド。
【請求項92】
前記VHポリペプチドと融合した重鎖ヒンジ領域をコードする核酸をさらに含む、請求項59〜64、71〜78、85、87、および89〜91のいずれか一項記載のポリヌクレオチド。
【請求項93】
前記重鎖定常領域が、ヒトIgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgM、IgA1、IgA2、IgE、またはIgDである、請求項91または92記載のポリヌクレオチド。
【請求項94】
前記VLポリペプチドと融合した軽鎖定常領域ドメインをコードする核酸をさらに含む、請求項65〜70、72、79〜84、86および88のいずれか一項記載のポリヌクレオチド。
【請求項95】
前記軽鎖定常領域がヒトκである、請求項94記載のポリヌクレオチド。
【請求項96】
前記抗体またはその抗原結合断片がヒトCD100およびマウスCD100に特異的に結合する、請求項59〜95のいずれか一項記載のポリヌクレオチド。
【請求項97】
請求項59〜96のいずれか一項記載のポリヌクレオチドを含む、ベクター。
【請求項98】
前記ポリヌクレオチドがプロモーターと機能的に結合している、請求項97記載のベクター。
【請求項99】
請求項97または98記載のベクターを含む、宿主細胞。
【請求項100】
CD100に特異的に結合する抗体またはその断片を産生する方法であって、請求項99記載の宿主細胞を培養する工程、および該抗体またはその断片を回収する工程を含む、方法。
【請求項101】
請求項100記載の方法によって産生された、単離されたポリペプチド。
【請求項102】
請求項59〜96のいずれか一項記載のポリヌクレオチドによってコードされる、単離されたポリペプチド。
【請求項103】
請求項101または102記載のポリペプチドを含む、単離された抗体またはその断片。
【請求項104】
単離されたVHコードポリヌクレオチドおよび単離されたVLコードポリヌクレオチドを含む組成物であって、該VHコードポリヌクレオチドおよび該VLコードポリヌクレオチドは、それぞれSEQ ID NO:9およびSEQ ID NO:17とまたはそれぞれSEQ ID NO:10およびSEQ ID NO:18と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列をコードする核酸を含み、該VHコードポリヌクレオチドおよび該VLコードポリヌクレオチドによってコードされる抗体またはその断片がCD100に特異的に結合する、組成物。
【請求項105】
前記VHコードポリヌクレオチドおよびVLコードポリヌクレオチドが、それぞれSEQ ID NO:9およびSEQ ID NO:17からまたはそれぞれSEQ ID NO:10およびSEQ ID NO:18からなるアミノ酸配列をコードする核酸を含む、請求項104記載の組成物。
【請求項106】
単離されたVHコードポリヌクレオチドおよび単離されたVLコードポリヌクレオチドを含む組成物であって、該VHコードポリヌクレオチドおよび該VLコードポリヌクレオチドは、20未満の保存的アミノ酸置換を除いてそれぞれSEQ ID NO:9およびSEQ ID NO:17とまたはそれぞれSEQ ID NO:10およびSEQ ID NO:18と同一であるアミノ酸配列をコードする核酸を含み、該VHコードポリヌクレオチドおよび該VLコードポリヌクレオチドによってコードされる抗体またはその断片がCD100に特異的に結合する、組成物。
【請求項107】
前記VHアミノ酸配列およびVLアミノ酸配列が、それぞれSEQ ID NO:9およびSEQ ID NO:17、またはそれぞれSEQ ID NO:10およびSEQ ID NO:18である、請求項106記載の組成物。
【請求項108】
単離されたVHコードポリヌクレオチドおよび単離されたVLコードポリヌクレオチドを含む組成物であって、該VHコードポリヌクレオチドが、それぞれSEQ ID NO:6、7、および8からなるVH-CDR1、VH-CDR2、およびVH-CDR3アミノ酸配列を含むVHポリペプチドをコードし、該VLコードポリヌクレオチドが、それぞれSEQ ID NO:14、15、および16からなるVL-CDR1、VL-CDR2、およびVL-CDR3アミノ酸配列を含むVLポリペプチドをコードし、該VHコードポリヌクレオチドおよび該VLコードポリヌクレオチドによってコードされる抗体またはその断片がCD100に特異的に結合する、組成物。
【請求項109】
前記VHコードポリヌクレオチドが、抗体VHポリペプチドと融合したシグナルペプチドをコードする核酸をさらに含む、請求項104〜108のいずれか一項記載の組成物。
【請求項110】
前記VLコードポリヌクレオチドが、抗体VLポリペプチドと融合したシグナルペプチドをコードする核酸をさらに含む、請求項104〜108のいずれか一項記載の組成物。
【請求項111】
前記VHコードポリヌクレオチドが、前記VHポリペプチドと融合した重鎖定常領域CH1ドメインをコードする核酸をさらに含む、請求項104〜110のいずれか一項記載の組成物。
【請求項112】
前記VHコードポリヌクレオチドが、前記VHポリペプチドと融合した重鎖定常領域CH2ドメインをコードする核酸をさらに含む、請求項104〜111のいずれか一項記載の組成物。
【請求項113】
前記VHコードポリヌクレオチドが、前記VHポリペプチドと融合した重鎖定常領域CH3ドメインをコードする核酸をさらに含む、請求項104〜112のいずれか一項記載の組成物。
【請求項114】
前記VHコードポリヌクレオチドが、前記VHポリペプチドと融合した重鎖ヒンジ領域をコードする核酸をさらに含む、請求項104〜113のいずれか一項記載の組成物。
【請求項115】
前記重鎖定常領域が、ヒトIgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgM、IgA1、IgA2、IgE、またはIgDである、請求項113または114記載の組成物。
【請求項116】
前記VLコードポリヌクレオチドが、VLポリペプチドと融合した軽鎖定常領域ドメインをコードする核酸をさらに含む、請求項104〜115のいずれか一項記載の組成物。
【請求項117】
前記軽鎖定常領域がヒトκである、請求項116記載の組成物。
【請求項118】
前記VHコードポリヌクレオチドおよび前記VLコードポリヌクレオチドが1つのベクターに含まれる、請求項104〜117のいずれか一項記載の組成物。
【請求項119】
前記VHコードポリヌクレオチドが第1のベクターに含まれ、前記VLコードポリヌクレオチドが、該第1のベクターと同一でない第2のベクターに含まれる、請求項104〜117のいずれか一項記載の組成物。
【請求項120】
前記VHコードポリヌクレオチドが第1のプロモーターと機能的に結合し、前記VLコードポリヌクレオチドが第2のプロモーターと機能的に結合している、請求項118または119記載の組成物。
【請求項121】
第1のプロモーターおよび第2のプロモーターが同一プロモーターのコピーである、請求項120記載の組成物。
【請求項122】
第1のプロモーターおよび第2のプロモーターが同一でない、請求項120記載の組成物。
【請求項123】
第1のベクターおよび第2のベクターが単一の宿主細胞の中に含まれる、請求項118〜122のいずれか一項記載の組成物。
【請求項124】
第1のベクターおよび第2のベクターが別々の宿主細胞の中に含まれる、請求項118〜122のいずれか一項記載の組成物。
【請求項125】
前記抗体またはその抗原結合断片がヒトCD100およびマウスCD100に特異的に結合する、請求項104〜124のいずれか一項記載の組成物。
【請求項126】
請求項118記載のベクター。
【請求項127】
請求項119記載の第1のベクター。
【請求項128】
請求項119記載の第2のベクター。
【請求項129】
前記VHコードポリヌクレオチドおよび前記VLコードポリヌクレオチドがインフレームで融合し、これらと機能的に結合している単一のプロモーターから同時転写され、同時翻訳されて、単鎖抗体またはその抗原結合断片となる、請求項126記載のベクター。
【請求項130】
前記VHコードポリヌクレオチドおよび前記VLコードポリヌクレオチドが、これらと機能的に連結している単一のプロモーターから同時転写されるが、別々に翻訳される、請求項126記載のベクター。
【請求項131】
前記VHコードポリヌクレオチドと前記VLコードポリヌクレオチドの間に配置されたIRES配列をさらに含む、請求項126記載のベクター。
【請求項132】
VHをコードする前記ポリヌクレオチドおよびVLをコードする前記ポリヌクレオチドが別々に転写され、それぞれが別々のプロモーターと機能的に結合している、請求項126記載のベクター。
【請求項133】
CD100に特異的に結合する抗体またはその断片を産生する方法であって、請求項121記載の宿主細胞を培養する工程、および該抗体またはその断片を回収する工程を含む、方法。
【請求項134】
CD100に特異的に結合する抗体またはその断片を産生する方法であって、請求項123記載の別々の宿主細胞を同時培養する工程、および該抗体またはその断片を回収する工程を含む、方法。
【請求項135】
CD100に特異的に結合する抗体またはその断片を産生する方法であって、請求項124記載の別々の宿主細胞を別々に培養する工程、VHコードポリペプチドおよびVLコードポリペプチドを組み合わせる工程、ならびに該抗体またはその断片を回収する工程を含む、方法。
【請求項136】
請求項126もしくは129〜132のいずれか一項記載のベクター、請求項127記載の第1のベクター、または請求項128記載の第2のベクターを含む、宿主細胞。
【請求項137】
CD100に特異的に結合する抗体またはその断片を産生する方法であって、請求項136記載の宿主細胞を培養する工程、および該抗体またはその断片を回収する工程を含む、方法。
【請求項138】
請求項137記載の方法によって産生された、CD100に特異的に結合する抗体またはその断片。
【請求項139】
動物においてCD100を中和するための方法であって、
(a)請求項3〜56、103、および138のいずれか一項記載の単離された抗体またはその断片;ならびに
(b)薬学的に許容される担体
を含む組成物を、該動物に投与する工程
を含む、方法。
【請求項140】
処置を必要とする動物において自己免疫疾患または炎症疾患を処置するための方法であって、
(a)請求項3〜56、103、および138のいずれか一項記載の単離された抗体またはその断片;ならびに
(b)薬学的に許容される担体
を含む組成物を、該動物に投与する工程
を含む、方法。
【請求項141】
前記自己免疫疾患または炎症疾患が多発性硬化症である、請求項140記載の方法。
【請求項142】
前記自己免疫疾患または炎症疾患が関節炎である、請求項140記載の方法。
【請求項143】
前記自己免疫疾患または該炎症疾患が関節リウマチである、請求項142記載の方法。
【請求項144】
処置を必要とする動物において癌を処置するための方法であって、
(a)請求項3〜56、103、および138のいずれか一項記載の単離された抗体またはその断片;ならびに
(b)薬学的に許容される担体
を含む組成物を、該動物に投与する工程
を含む、方法。
【請求項145】
癌の処置を必要とする動物において血管形成を阻害するための方法であって、
(a)請求項3〜56、103、および138のいずれか一項記載の単離された抗体またはその断片;ならびに
(b)薬学的に許容される担体
を含む組成物を、該動物に投与する工程
を含む、方法。
【請求項146】
前記抗体またはその断片がCD100とCD100受容体との結合を阻害する、請求項139〜145のいずれか一項記載の方法。
【請求項147】
前記CD100受容体がプレキシン-B1である、請求項146記載の方法。
【請求項148】
前記動物が哺乳動物である、請求項139〜147のいずれか一項記載の方法。
【請求項149】
前記哺乳動物がヒトである、請求項148記載の方法。
【請求項1】
2503または67からなる群より選択される参照モノクローナル抗体と同じCD100エピトープに特異的に結合する、単離された結合分子。
【請求項2】
CD100に特異的に結合し、2503または67からなる群より選択される参照モノクローナル抗体がCD100に特異的に結合するのを競合阻害する、単離された結合分子。
【請求項3】
抗体またはその抗原結合断片を含む、請求項1または2記載の結合分子。
【請求項4】
CD100に特異的に結合し、モノクローナル抗体2503または67である、単離された抗体またはその抗原結合断片。
【請求項5】
CD100に特異的に結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片であって、該抗体またはその断片の重鎖可変領域(VH)が、SEQ ID NO:9またはSEQ ID NO:10と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む、単離された抗体またはその抗原結合断片。
【請求項6】
CD100に特異的に結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片であって、該抗体またはその断片の軽鎖可変領域(VL)が、SEQ ID NO:17またはSEQ ID NO:18と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む、単離された抗体またはその抗原結合断片。
【請求項7】
CD100に特異的に結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片であって、該抗体またはその断片のVHが、20以下の保存的アミノ酸置換を除いてSEQ ID NO:9またはSEQ ID NO:10と同一であるアミノ酸配列を含む、単離された抗体またはその抗原結合断片。
【請求項8】
CD100に特異的に結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片であって、該抗体またはその断片のVLが、20以下の保存的アミノ酸置換を除いてSEQ ID NO:17またはSEQ ID NO:18と同一であるアミノ酸配列を含む、単離された抗体またはその抗原結合断片。
【請求項9】
前記抗体またはその断片のVHが、SEQ ID NO:9またはSEQ ID NO:10のアミノ酸配列を含む、請求項5記載の抗体またはその抗原結合断片。
【請求項10】
前記抗体またはその断片のVLが、SEQ ID NO:17またはSEQ ID NO:18のアミノ酸配列を含む、請求項6記載の抗体またはその抗原結合断片。
【請求項11】
CD100に特異的に結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片であって、該抗体またはその断片のVHおよびVLが、それぞれSEQ ID NO:9およびSEQ ID NO:10とまたはそれぞれSEQ ID NO:17およびSEQ ID NO:18と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む、単離された抗体またはその抗原結合断片。
【請求項12】
CD100に特異的に結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片であって、該抗体またはその断片のVHおよびVLが、20以下の各保存的アミノ酸置換を除いて、それぞれSEQ ID NO:9およびSEQ ID NO:10とまたはそれぞれSEQ ID NO:17およびSEQ ID NO:18と同一であるアミノ酸配列を含む、単離された抗体またはその抗原結合断片。
【請求項13】
前記抗体またはその断片のVHおよびVLが、それぞれSEQ ID NO:9およびSEQ ID NO:10とまたはそれぞれSEQ ID NO:17およびSEQ ID NO:18と同一であるアミノ酸配列を含む、請求項11記載の単離された抗体またはその抗原結合断片。
【請求項14】
CD100に特異的に結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片であって、該抗体またはその断片のVHが、2以下のアミノ酸置換を除いてSEQ ID NO:6と同一であるChothia-Kabat重鎖相補性決定領域-1(VH-CDR1)アミノ酸配列を含む、単離された抗体またはその抗原結合断片。
【請求項15】
VH-CDR1アミノ酸配列がSEQ ID NO:6である、請求項14記載の抗体またはその断片。
【請求項16】
CD100に特異的に結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片であって、該抗体またはその断片のVHが、4以下のアミノ酸置換を除いてSEQ ID NO:7と同一であるKabat重鎖相補性決定領域-2(VH-CDR2)アミノ酸配列を含む、単離された抗体またはその抗原結合断片。
【請求項17】
VH-CDR2アミノ酸配列がSEQ ID NO:7である、請求項16記載の抗体またはその断片。
【請求項18】
CD100に特異的に結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片であって、該抗体またはその断片のVHが、2以下のアミノ酸置換を除いてSEQ ID NO:8と同一であるKabat重鎖相補性決定領域-3(VH-CDR3)アミノ酸配列を含む、単離された抗体またはその抗原結合断片。
【請求項19】
VH-CDR3アミノ酸配列がSEQ ID NO:8である、請求項18記載の抗体またはその断片。
【請求項20】
CD100に特異的に結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片であって、該抗体またはその断片のVLが、4以下のアミノ酸置換を除いてSEQ ID NO:14と同一であるKabat軽鎖相補性決定領域-1(VL-CDR1)アミノ酸配列を含む、単離された抗体またはその抗原結合断片。
【請求項21】
VL-CDR1アミノ酸配列がSEQ ID NO:14である、請求項20記載の抗体またはその断片。
【請求項22】
CD100に特異的に結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片であって、該抗体またはその断片のVLが、2以下のアミノ酸置換を除いてSEQ ID NO:15と同一であるKabat軽鎖相補性決定領域-2(VL-CDR2)アミノ酸配列を含む、単離された抗体またはその抗原結合断片。
【請求項23】
VL-CDR2アミノ酸配列がSEQ ID NO:15である、請求項22記載の抗体またはその断片。
【請求項24】
CD100に特異的に結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片であって、該抗体またはその断片のVLが、2以下のアミノ酸置換を除いてSEQ ID NO:16と同一であるKabat軽鎖相補性決定領域-3(VL-CDR3)アミノ酸配列を含む、単離された抗体またはその抗原結合断片。
【請求項25】
VL-CDR3アミノ酸配列がSEQ ID NO:16である、請求項24記載の抗体またはその断片。
【請求項26】
CD100に特異的に結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片であって、該抗体またはその断片のVHが、VH-CDR1、VH-CDR2、およびVH-CDR3の1つまたは複数における4以下のアミノ酸置換を除いて、SEQ ID NO:6、7、および8をそれぞれ含むVH-CDR1、VH-CDR2、およびVH-CDR3アミノ酸配列を含む、単離された抗体またはその抗原結合断片。
【請求項27】
VH-CDR1、VH-CDR2、およびVH-CDR3アミノ酸配列がそれぞれ、SEQ ID NO:6、7、および8である、請求項26記載の単離された抗体。
【請求項28】
CD100に特異的に結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片であって、該抗体またはその断片のVLが、VL-CDR1、VL-CDR2、およびVL-CDR3の1つまたは複数における4以下のアミノ酸置換を除いて、SEQ ID NO:14、15、および16をそれぞれ含むVL-CDR1、VL-CDR2、およびVL-CDR3アミノ酸配列を含む、単離された抗体またはその抗原結合断片。
【請求項29】
VL-CDR1、VL-CDR2、およびVL-CDR3アミノ酸配列がそれぞれ、SEQ ID NO:14、15、および16である、請求項28記載の単離された抗体。
【請求項30】
VHフレームワーク領域が5以下のアミノ酸置換を有する、請求項4、6、8、11〜13のいずれか一項記載の抗体またはその断片。
【請求項31】
VLフレームワーク領域が5以下のアミノ酸置換を有する、請求項5、7、9、および10〜13のいずれか一項記載の抗体またはその断片。
【請求項32】
直線エピトープに結合する、請求項3〜31のいずれか一項記載の抗体またはその断片。
【請求項33】
非直線立体構造のエピトープに結合する、請求項3〜31のいずれか一項記載の抗体またはその断片。
【請求項34】
多重特異性である、請求項3〜33のいずれか一項記載の抗体またはその断片。
【請求項35】
二重特異性である、請求項34記載の抗体またはその断片。
【請求項36】
Fab断片である、請求項3〜35のいずれか一項記載の抗体またはその断片。
【請求項37】
F(ab) 2断片である、請求項3〜35のいずれか一項記載の抗体またはその断片。
【請求項38】
Fv断片である、請求項3〜35のいずれか一項記載の抗体またはその断片。
【請求項39】
単鎖抗体である、請求項3〜35のいずれか一項記載の抗体またはその断片。
【請求項40】
多価であり、少なくとも2本の重鎖および少なくとも2本の軽鎖を含む、請求項3〜35のいずれか一項記載の抗体またはその断片。
【請求項41】
ヒトκ定常領域およびヒトλ定常領域からなる群より選択される軽鎖定常領域を含む、請求項3〜35、39、および40のいずれか一項記載の抗体またはその断片。
【請求項42】
重鎖定常領域またはその断片を含む、請求項3〜35および39〜41のいずれか一項記載の抗体またはその断片。
【請求項43】
前記重鎖定常領域またはその断片が、ヒトIgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgM、IgA1、IgA2、IgE、またはIgDである、請求項42記載の抗体またはその断片。
【請求項44】
ヒトCD100およびマウスCD100に結合する、請求項3〜43のいずれか一項記載の抗体またはその断片。
【請求項45】
以下の解離定数(KD))を特徴とする親和性で、CD100ポリペプチドもしくはその断片またはCD100変種ポリペプチドに特異的に結合する、請求項3〜44のいずれか一項記載の抗体またはその断片。
【請求項46】
前記CD100ポリペプチドもしくはその断片またはCD100変種ポリペプチドがヒトまたはマウスである、請求項45記載の抗体またはその断片。
【請求項47】
前記CD100ポリペプチドもしくはその断片またはCD100変種ポリペプチドがヒトであり、KDが約5×10-9M〜約6×10-9Mである、請求項46記載の抗体またはその断片。
【請求項48】
前記CD100ポリペプチドもしくはその断片またはCD100変種ポリペプチドがマウスであり、KDが約1×10-9M〜約2×10-9Mである、請求項46記載の抗体またはその断片。
【請求項49】
CD100とCD100受容体との結合を阻害する、請求項3〜48のいずれか一項記載の抗体またはその断片。
【請求項50】
前記CD100受容体がプレキシン-B1である、請求項49記載の抗体またはその断片。
【請求項51】
ヒト化されている、霊長類化されている、またはキメラである、請求項3〜50のいずれか一項記載の抗体またはその断片。
【請求項52】
ヒト化されている、請求項51記載の抗体またはその断片。
【請求項53】
前記抗体またはその断片に融合した異種ポリペプチドをさらに含む、請求項3〜52のいずれか一項記載の抗体またはその断片。
【請求項54】
細胞傷害剤、治療剤、細胞増殖抑制剤、生物毒素、プロドラッグ、ペプチド、タンパク質、酵素、ウイルス、脂質、生物学的応答調節剤、薬剤、リンホカイン、異種抗体またはその断片、検出可能な標識、ポリエチレングリコール(PEG)、および任意の該剤2つ以上の組み合わせからなる群より選択される剤と結合している、請求項3〜53のいずれか一項記載の抗体またはその断片。
【請求項55】
前記細胞傷害剤が、放射性核種、生体毒素、酵素活性のある毒素、または任意の該細胞傷害剤の2つ以上の組み合わせからなる群より選択される、請求項54記載の抗体またはその断片。
【請求項56】
前記検出可能な標識が、酵素、蛍光標識、化学発光標識、生物発光標識、放射性標識、または任意の該検出可能な標識2つ以上の組み合わせからなる群より選択される、請求項54記載の抗体またはその断片。
【請求項57】
請求項1〜56のいずれか一項記載の抗体またはその断片および担体を含む、組成物。
【請求項58】
前記担体が、食塩水、緩衝食塩水、デキストロース、水、グリセロール、およびこれらの組み合わせからなる群より選択される、請求項57記載の組成物。
【請求項59】
抗体VHポリペプチドをコードする核酸を含む、単離されたポリヌクレオチドであって、該VHポリペプチドのアミノ酸配列がSEQ ID NO:19またはSEQ ID NO:20と少なくとも90%同一であり、該VHポリペプチドを含む抗体またはその抗原結合断片がCD100に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項60】
前記VHポリペプチドのアミノ酸配列を変えることなく、該VHポリペプチドをコードするヌクレオチド配列が、発現上昇のために最適化されている、請求項59記載のポリヌクレオチド。
【請求項61】
前記最適化が、スプライスドナー部位およびスプライスアクセプター部位を同定および移動させることを含む、請求項60記載のポリヌクレオチド。
【請求項62】
前記最適化が、前記ポリヌクレオチドを発現する細胞に対してコドン使用頻度を最適化することを含む、請求項60記載のポリヌクレオチド。
【請求項63】
前記核酸が、SEQ ID NO:19またはSEQ ID NO:20を含むヌクレオチド配列を含む、請求項59〜62のいずれか一項記載のポリヌクレオチド。
【請求項64】
前記核酸が、SEQ ID NO:19またはSEQ ID NO:20からなるヌクレオチド配列を含む、請求項63記載のポリヌクレオチド。
【請求項65】
抗体VLポリペプチドをコードする核酸を含む、単離されたポリヌクレオチドであって、該VLポリペプチドのアミノ酸配列がSEQ ID NO:21またはSEQ ID NO:22と少なくとも90%同一であり、該VHポリペプチドを含む抗体またはその抗原結合断片がCD100に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項66】
前記VLポリペプチドのアミノ酸配列を変えることなく、該VLポリペプチドをコードするヌクレオチド配列が、発現上昇のために最適化されている、請求項65記載のポリヌクレオチド。
【請求項67】
前記最適化が、スプライスドナー部位およびスプライスアクセプター部位を同定および移動させることを含む、請求項66記載のポリヌクレオチド。
【請求項68】
前記最適化が、ポリヌクレオチドを発現する細胞に対してコドン使用頻度を最適化することを含む、請求項66記載のポリヌクレオチド。
【請求項69】
前記核酸が、SEQ ID NO:21またはSEQ ID NO:22を含むヌクレオチド配列を含む、請求項65〜68のいずれか一項記載のポリヌクレオチド。
【請求項70】
前記核酸が、SEQ ID NO:21またはSEQ ID NO:22からなるヌクレオチド配列を含む、請求項69記載のポリヌクレオチド。
【請求項71】
抗体VHポリペプチドをコードする核酸を含む、単離されたポリヌクレオチドであって、該VHポリペプチドのアミノ酸配列が、20以下の保存的アミノ酸置換を除いてSEQ ID NO:9またはSEQ ID NO:10と同一であり、該VHポリペプチドを含む抗体またはその抗原結合断片がCD100に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項72】
抗体VLポリペプチドをコードする核酸を含む、単離されたポリヌクレオチドであって、該VLポリペプチドのアミノ酸配列が、20以下の保存的アミノ酸置換を除いてSEQ ID NO:17またはSEQ ID NO:18と同一であり、該VLポリペプチドを含む抗体またはその抗原結合断片がCD100に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項73】
2以下のアミノ酸置換を除いてSEQ ID NO:6と同一であるVH-CDR1アミノ酸配列をコードする核酸を含む、単離されたポリヌクレオチドであって、該VH-CDR1を含む抗体またはその抗原結合断片がCD100に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項74】
前記VH-CDR1アミノ酸配列がSEQ ID NO:6である、請求項73記載のポリヌクレオチドまたはその断片。
【請求項75】
4以下のアミノ酸置換を除いてSEQ ID NO:7と同一であるVH-CDR2アミノ酸配列をコードする核酸を含む、単離されたポリヌクレオチドであって、該VH-CDR2を含む抗体またはその抗原結合断片がCD100に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項76】
前記VH-CDR2アミノ酸配列がSEQ ID NO:7である、請求項75記載のポリヌクレオチドまたはその断片。
【請求項77】
2以下のアミノ酸置換を除いてSEQ ID NO:8と同一であるVH-CDR3アミノ酸配列をコードする核酸を含む、単離されたポリヌクレオチドであって、該VH-CDR3を含む抗体またはその抗原結合断片がCD100に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項78】
前記VH-CDR3アミノ酸配列がSEQ ID NO:8である、請求項77記載のポリヌクレオチドまたはその断片。
【請求項79】
4以下のアミノ酸置換を除いてSEQ ID NO:14と同一であるVL-CDR1アミノ酸配列をコードする核酸を含む、単離されたポリヌクレオチドであって、該VL-CDR1を含む抗体またはその抗原結合断片がCD100に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項80】
前記VL-CDR1アミノ酸配列がSEQ ID NO:14である、請求項79記載のポリヌクレオチドまたはその断片。
【請求項81】
2以下のアミノ酸置換を除いてSEQ ID NO:15と同一であるVL-CDR2アミノ酸配列をコードする核酸を含む、単離されたポリヌクレオチドであって、該VL-CDR2を含む抗体またはその抗原結合断片がCD100に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項82】
前記VL-CDR2アミノ酸配列がSEQ ID NO:15である、請求項81記載のポリヌクレオチドまたはその断片。
【請求項83】
2以下のアミノ酸置換を除いてSEQ ID NO:16と同一であるVL-CDR3アミノ酸配列をコードする核酸を含む、単離されたポリヌクレオチドであって、該VL-CDR3を含む抗体またはその抗原結合断片がCD100に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項84】
前記VL-CDR3アミノ酸配列がSEQ ID NO:16である、請求項83記載のポリヌクレオチドまたはその断片。
【請求項85】
抗体VHポリペプチドをコードする核酸を含む、単離されたポリヌクレオチドであって、該VHポリペプチドが、SEQ ID NO:6、7、および8をそれぞれ含むVH-CDR1、VH-CDR2、およびVH-CDR3アミノ酸配列を含み、抗体またはその抗原結合断片がCD100に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項86】
抗体VLポリペプチドをコードする核酸を含む、単離されたポリヌクレオチドであって、該VLポリペプチドが、SEQ ID NO:14、15、および16をそれぞれ含むVL-CDR1、VL-CDR2、およびSVL-CDR3アミノ酸配列を含み、抗体またはその抗原結合断片がCD100に特異的に結合する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項87】
前記抗体VHポリペプチドと融合したシグナルペプチドをコードする核酸をさらに含む、請求項59〜64、71、73〜78、および85のいずれか一項記載のポリヌクレオチド。
【請求項88】
前記抗体VLポリペプチドと融合したシグナルペプチドをコードする核酸をさらに含む、請求項65〜69、72、79〜84、および86のいずれか一項記載のポリヌクレオチド。
【請求項89】
前記抗体VHポリペプチドと融合した重鎖定常領域CH1ドメインをコードする核酸をさらに含む、請求項59〜64、71〜78、85、および87のいずれか一項記載のポリヌクレオチド。
【請求項90】
前記抗体VHポリペプチドと融合した重鎖定常領域CH2ドメインをコードする核酸をさらに含む、請求項59〜64、71〜78、85、87、および89のいずれか一項記載のポリヌクレオチド。
【請求項91】
前記VHポリペプチドと融合した重鎖定常領域CH3ドメインをコードする核酸をさらに含む、請求項59〜64、71〜78、85、87、89、および90のいずれか一項記載のポリヌクレオチド。
【請求項92】
前記VHポリペプチドと融合した重鎖ヒンジ領域をコードする核酸をさらに含む、請求項59〜64、71〜78、85、87、および89〜91のいずれか一項記載のポリヌクレオチド。
【請求項93】
前記重鎖定常領域が、ヒトIgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgM、IgA1、IgA2、IgE、またはIgDである、請求項91または92記載のポリヌクレオチド。
【請求項94】
前記VLポリペプチドと融合した軽鎖定常領域ドメインをコードする核酸をさらに含む、請求項65〜70、72、79〜84、86および88のいずれか一項記載のポリヌクレオチド。
【請求項95】
前記軽鎖定常領域がヒトκである、請求項94記載のポリヌクレオチド。
【請求項96】
前記抗体またはその抗原結合断片がヒトCD100およびマウスCD100に特異的に結合する、請求項59〜95のいずれか一項記載のポリヌクレオチド。
【請求項97】
請求項59〜96のいずれか一項記載のポリヌクレオチドを含む、ベクター。
【請求項98】
前記ポリヌクレオチドがプロモーターと機能的に結合している、請求項97記載のベクター。
【請求項99】
請求項97または98記載のベクターを含む、宿主細胞。
【請求項100】
CD100に特異的に結合する抗体またはその断片を産生する方法であって、請求項99記載の宿主細胞を培養する工程、および該抗体またはその断片を回収する工程を含む、方法。
【請求項101】
請求項100記載の方法によって産生された、単離されたポリペプチド。
【請求項102】
請求項59〜96のいずれか一項記載のポリヌクレオチドによってコードされる、単離されたポリペプチド。
【請求項103】
請求項101または102記載のポリペプチドを含む、単離された抗体またはその断片。
【請求項104】
単離されたVHコードポリヌクレオチドおよび単離されたVLコードポリヌクレオチドを含む組成物であって、該VHコードポリヌクレオチドおよび該VLコードポリヌクレオチドは、それぞれSEQ ID NO:9およびSEQ ID NO:17とまたはそれぞれSEQ ID NO:10およびSEQ ID NO:18と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列をコードする核酸を含み、該VHコードポリヌクレオチドおよび該VLコードポリヌクレオチドによってコードされる抗体またはその断片がCD100に特異的に結合する、組成物。
【請求項105】
前記VHコードポリヌクレオチドおよびVLコードポリヌクレオチドが、それぞれSEQ ID NO:9およびSEQ ID NO:17からまたはそれぞれSEQ ID NO:10およびSEQ ID NO:18からなるアミノ酸配列をコードする核酸を含む、請求項104記載の組成物。
【請求項106】
単離されたVHコードポリヌクレオチドおよび単離されたVLコードポリヌクレオチドを含む組成物であって、該VHコードポリヌクレオチドおよび該VLコードポリヌクレオチドは、20未満の保存的アミノ酸置換を除いてそれぞれSEQ ID NO:9およびSEQ ID NO:17とまたはそれぞれSEQ ID NO:10およびSEQ ID NO:18と同一であるアミノ酸配列をコードする核酸を含み、該VHコードポリヌクレオチドおよび該VLコードポリヌクレオチドによってコードされる抗体またはその断片がCD100に特異的に結合する、組成物。
【請求項107】
前記VHアミノ酸配列およびVLアミノ酸配列が、それぞれSEQ ID NO:9およびSEQ ID NO:17、またはそれぞれSEQ ID NO:10およびSEQ ID NO:18である、請求項106記載の組成物。
【請求項108】
単離されたVHコードポリヌクレオチドおよび単離されたVLコードポリヌクレオチドを含む組成物であって、該VHコードポリヌクレオチドが、それぞれSEQ ID NO:6、7、および8からなるVH-CDR1、VH-CDR2、およびVH-CDR3アミノ酸配列を含むVHポリペプチドをコードし、該VLコードポリヌクレオチドが、それぞれSEQ ID NO:14、15、および16からなるVL-CDR1、VL-CDR2、およびVL-CDR3アミノ酸配列を含むVLポリペプチドをコードし、該VHコードポリヌクレオチドおよび該VLコードポリヌクレオチドによってコードされる抗体またはその断片がCD100に特異的に結合する、組成物。
【請求項109】
前記VHコードポリヌクレオチドが、抗体VHポリペプチドと融合したシグナルペプチドをコードする核酸をさらに含む、請求項104〜108のいずれか一項記載の組成物。
【請求項110】
前記VLコードポリヌクレオチドが、抗体VLポリペプチドと融合したシグナルペプチドをコードする核酸をさらに含む、請求項104〜108のいずれか一項記載の組成物。
【請求項111】
前記VHコードポリヌクレオチドが、前記VHポリペプチドと融合した重鎖定常領域CH1ドメインをコードする核酸をさらに含む、請求項104〜110のいずれか一項記載の組成物。
【請求項112】
前記VHコードポリヌクレオチドが、前記VHポリペプチドと融合した重鎖定常領域CH2ドメインをコードする核酸をさらに含む、請求項104〜111のいずれか一項記載の組成物。
【請求項113】
前記VHコードポリヌクレオチドが、前記VHポリペプチドと融合した重鎖定常領域CH3ドメインをコードする核酸をさらに含む、請求項104〜112のいずれか一項記載の組成物。
【請求項114】
前記VHコードポリヌクレオチドが、前記VHポリペプチドと融合した重鎖ヒンジ領域をコードする核酸をさらに含む、請求項104〜113のいずれか一項記載の組成物。
【請求項115】
前記重鎖定常領域が、ヒトIgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgM、IgA1、IgA2、IgE、またはIgDである、請求項113または114記載の組成物。
【請求項116】
前記VLコードポリヌクレオチドが、VLポリペプチドと融合した軽鎖定常領域ドメインをコードする核酸をさらに含む、請求項104〜115のいずれか一項記載の組成物。
【請求項117】
前記軽鎖定常領域がヒトκである、請求項116記載の組成物。
【請求項118】
前記VHコードポリヌクレオチドおよび前記VLコードポリヌクレオチドが1つのベクターに含まれる、請求項104〜117のいずれか一項記載の組成物。
【請求項119】
前記VHコードポリヌクレオチドが第1のベクターに含まれ、前記VLコードポリヌクレオチドが、該第1のベクターと同一でない第2のベクターに含まれる、請求項104〜117のいずれか一項記載の組成物。
【請求項120】
前記VHコードポリヌクレオチドが第1のプロモーターと機能的に結合し、前記VLコードポリヌクレオチドが第2のプロモーターと機能的に結合している、請求項118または119記載の組成物。
【請求項121】
第1のプロモーターおよび第2のプロモーターが同一プロモーターのコピーである、請求項120記載の組成物。
【請求項122】
第1のプロモーターおよび第2のプロモーターが同一でない、請求項120記載の組成物。
【請求項123】
第1のベクターおよび第2のベクターが単一の宿主細胞の中に含まれる、請求項118〜122のいずれか一項記載の組成物。
【請求項124】
第1のベクターおよび第2のベクターが別々の宿主細胞の中に含まれる、請求項118〜122のいずれか一項記載の組成物。
【請求項125】
前記抗体またはその抗原結合断片がヒトCD100およびマウスCD100に特異的に結合する、請求項104〜124のいずれか一項記載の組成物。
【請求項126】
請求項118記載のベクター。
【請求項127】
請求項119記載の第1のベクター。
【請求項128】
請求項119記載の第2のベクター。
【請求項129】
前記VHコードポリヌクレオチドおよび前記VLコードポリヌクレオチドがインフレームで融合し、これらと機能的に結合している単一のプロモーターから同時転写され、同時翻訳されて、単鎖抗体またはその抗原結合断片となる、請求項126記載のベクター。
【請求項130】
前記VHコードポリヌクレオチドおよび前記VLコードポリヌクレオチドが、これらと機能的に連結している単一のプロモーターから同時転写されるが、別々に翻訳される、請求項126記載のベクター。
【請求項131】
前記VHコードポリヌクレオチドと前記VLコードポリヌクレオチドの間に配置されたIRES配列をさらに含む、請求項126記載のベクター。
【請求項132】
VHをコードする前記ポリヌクレオチドおよびVLをコードする前記ポリヌクレオチドが別々に転写され、それぞれが別々のプロモーターと機能的に結合している、請求項126記載のベクター。
【請求項133】
CD100に特異的に結合する抗体またはその断片を産生する方法であって、請求項121記載の宿主細胞を培養する工程、および該抗体またはその断片を回収する工程を含む、方法。
【請求項134】
CD100に特異的に結合する抗体またはその断片を産生する方法であって、請求項123記載の別々の宿主細胞を同時培養する工程、および該抗体またはその断片を回収する工程を含む、方法。
【請求項135】
CD100に特異的に結合する抗体またはその断片を産生する方法であって、請求項124記載の別々の宿主細胞を別々に培養する工程、VHコードポリペプチドおよびVLコードポリペプチドを組み合わせる工程、ならびに該抗体またはその断片を回収する工程を含む、方法。
【請求項136】
請求項126もしくは129〜132のいずれか一項記載のベクター、請求項127記載の第1のベクター、または請求項128記載の第2のベクターを含む、宿主細胞。
【請求項137】
CD100に特異的に結合する抗体またはその断片を産生する方法であって、請求項136記載の宿主細胞を培養する工程、および該抗体またはその断片を回収する工程を含む、方法。
【請求項138】
請求項137記載の方法によって産生された、CD100に特異的に結合する抗体またはその断片。
【請求項139】
動物においてCD100を中和するための方法であって、
(a)請求項3〜56、103、および138のいずれか一項記載の単離された抗体またはその断片;ならびに
(b)薬学的に許容される担体
を含む組成物を、該動物に投与する工程
を含む、方法。
【請求項140】
処置を必要とする動物において自己免疫疾患または炎症疾患を処置するための方法であって、
(a)請求項3〜56、103、および138のいずれか一項記載の単離された抗体またはその断片;ならびに
(b)薬学的に許容される担体
を含む組成物を、該動物に投与する工程
を含む、方法。
【請求項141】
前記自己免疫疾患または炎症疾患が多発性硬化症である、請求項140記載の方法。
【請求項142】
前記自己免疫疾患または炎症疾患が関節炎である、請求項140記載の方法。
【請求項143】
前記自己免疫疾患または該炎症疾患が関節リウマチである、請求項142記載の方法。
【請求項144】
処置を必要とする動物において癌を処置するための方法であって、
(a)請求項3〜56、103、および138のいずれか一項記載の単離された抗体またはその断片;ならびに
(b)薬学的に許容される担体
を含む組成物を、該動物に投与する工程
を含む、方法。
【請求項145】
癌の処置を必要とする動物において血管形成を阻害するための方法であって、
(a)請求項3〜56、103、および138のいずれか一項記載の単離された抗体またはその断片;ならびに
(b)薬学的に許容される担体
を含む組成物を、該動物に投与する工程
を含む、方法。
【請求項146】
前記抗体またはその断片がCD100とCD100受容体との結合を阻害する、請求項139〜145のいずれか一項記載の方法。
【請求項147】
前記CD100受容体がプレキシン-B1である、請求項146記載の方法。
【請求項148】
前記動物が哺乳動物である、請求項139〜147のいずれか一項記載の方法。
【請求項149】
前記哺乳動物がヒトである、請求項148記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【公表番号】特表2012−525854(P2012−525854A)
【公表日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−510026(P2012−510026)
【出願日】平成22年5月7日(2010.5.7)
【国際出願番号】PCT/US2010/034116
【国際公開番号】WO2010/129917
【国際公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.UNIX
【出願人】(504455148)バクシネックス インコーポレーティッド (4)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年5月7日(2010.5.7)
【国際出願番号】PCT/US2010/034116
【国際公開番号】WO2010/129917
【国際公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.UNIX
【出願人】(504455148)バクシネックス インコーポレーティッド (4)
【Fターム(参考)】
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