説明

抗IL−20受容体抗体および結合パートナーならびに炎症において用いる方法

本発明は、IL-20受容体ポリペプチド分子の活性を遮断することに関する。IL-20は炎症プロセスおよびヒト疾患に関与するサイトカインである。IL-20RA/IL-20RBは、IL-20の共通の受容体である。本発明には、抗IL-20RA、抗IL-20RB、および抗IL-20RA/IL-20RB抗体を含む抗IL-20受容体抗体およびその結合パートナーと共に、そのような抗体および結合パートナーを用いて、個々にまたは共にIL-20RAおよびIL-20RBに拮抗する方法が含まれる。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の段階を含む、ポリペプチドに対する抗体を産生する方法:
以下からなる群より選択されるポリペプチドであって、動物において免疫応答を誘発して抗体を産生するポリペプチドを動物に接種する段階:
a)配列番号:14のポリペプチド;
b)配列番号:15のポリペプチド;
c)配列番号:17のポリペプチド;および
d)配列番号:19のポリペプチド;ならびに
IL-20RAポリペプチドに特異的に結合する抗体を動物から単離する段階。
【請求項2】
方法によって産生された抗体がIL-20RAのそのリガンドに対する結合を阻害する、請求項1記載の方法。
【請求項3】
リガンドがIL-20である、請求項2記載の方法。
【請求項4】
方法によって産生された抗体がIL-20の前炎症活性を減少させる、請求項1記載の方法。
【請求項5】
配列番号:14、配列番号:15、配列番号:17、または配列番号:19のポリペプチドに結合する、請求項1記載の方法によって産生された抗体。
【請求項6】
(a)ポリクローナル抗体、(b)マウスモノクローナル抗体、(c)(b)に由来するヒト化抗体、(d)抗体断片、および(e)ヒトモノクローナル抗体からなる群より選択される、請求項5記載の抗体。
【請求項7】
放射性核種、酵素、基質、共因子、蛍光マーカー、化学発光マーカー、ペプチドタグ、磁気粒子、薬物、または毒素をさらに含む、請求項6記載の抗体。
【請求項8】
PEG化をさらに含む、請求項6記載の抗体。
【請求項9】
IL-20のその受容体に対する結合を阻害する、配列番号:14に示されるアミノ酸残基の配列を含むポリペプチドに結合する抗体または抗体断片。
【請求項10】
IL-20のその受容体に対する結合を阻害する、配列番号:21に示されるアミノ酸残基の配列を含むポリペプチドに結合する抗体または抗体断片。
【請求項11】
IL-20の前炎症活性を減少させる、配列番号:14に示されるアミノ酸残基の配列を含むポリペプチドに結合する抗体または抗体断片。
【請求項12】
放射性核種、酵素、基質、共因子、蛍光マーカー、化学発光マーカー、ペプチドタグ、磁気粒子、薬物、または毒素をさらに含む、請求項10記載の抗体。
【請求項13】
PEG化をさらに含む、請求項10記載の抗体。
【請求項14】
放射性核種、酵素、基質、共因子、蛍光マーカー、化学発光マーカー、ペプチドタグ、磁気粒子、薬物、または毒素をさらに含む、請求項11記載の抗体。
【請求項15】
PEG化をさらに含む、請求項11記載の抗体。
【請求項16】
請求項1記載の抗体の有効量を投与して、それによって病態を治療する段階を含む、被験者におけるIL-20RAに関連した病態を治療する方法。
【請求項17】
病態が慢性炎症疾患である、請求項16記載の方法。
【請求項18】
病態が癌である、請求項16記載の方法。
【請求項19】
慢性炎症疾患が以下からなる群より選択される、請求項17記載の方法:
(a)炎症性腸疾患;
(b)潰瘍性大腸炎;
(c)クローン病;
(d)関節炎;および
(e)乾癬。
【請求項20】
病態が急性炎症疾患である、請求項16記載の方法。
【請求項21】
急性炎症疾患が以下からなる群より選択される、請求項20記載の方法:
(a)エンドトキシン血症;
(b)敗血症;
(c)毒素ショック症候群;および
(d)感染疾患。
【請求項22】
(i)IL-20RAもしくはIL-20RBのポリペプチドもしくはポリペプチド断片に結合する抗体、抗体断片、または結合ポリペプチド、または(ii)IL-20RAもしくはIL-20RBのポリペプチドもしくはポリペプチド断片を含む、IL-20RAまたはIL-20RBのアンタゴニストを、炎症が減少するように哺乳類に投与する段階を含む、IL-20RAが役割を果たす炎症疾患に罹患した哺乳類を治療する方法であって、炎症が減少する方法。
【請求項23】
疾患が癌である、請求項22記載の方法。
【請求項24】
疾患が慢性炎症疾患である、請求項22記載の方法。
【請求項25】
疾患が炎症性腸疾患、潰瘍性大腸炎、クローン病、関節炎、アトピー性皮膚炎、または乾癬を含む慢性炎症疾患である、請求項24記載の方法。
【請求項26】
疾患が急性炎症疾患である、請求項22記載の方法。
【請求項27】
疾患が、エンドトキシン血症、敗血症、毒素ショック症候群、または感染疾患を含む急性炎症疾患である、請求項26記載の方法。
【請求項28】
抗体が(a)ポリクローナル抗体、(b)マウスモノクローナル抗体、(c)(b)に由来するヒト化抗体、(d)抗体断片、および(e)ヒトモノクローナル抗体からなる群より選択される、請求項22記載の方法。
【請求項29】
抗体、抗体断片、または結合ポリペプチドが、放射性核種、酵素、基質、共因子、蛍光マーカー、化学発光マーカー、ペプチドタグ、磁気粒子、薬物、または毒素をさらに含む、請求項28記載の方法。
【請求項30】
抗体がPEG化をさらに含む、請求項28記載の方法。
【請求項31】
炎症を減少させるために十分である、請求項1記載の抗体を含む組成物の量を、炎症を有する哺乳類に投与する段階を含む、炎症を減少させる方法。

【公表番号】特表2007−537993(P2007−537993A)
【公表日】平成19年12月27日(2007.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−541597(P2006−541597)
【出願日】平成16年11月19日(2004.11.19)
【国際出願番号】PCT/US2004/039097
【国際公開番号】WO2005/052001
【国際公開日】平成17年6月9日(2005.6.9)
【出願人】(505222646)ザイモジェネティクス, インコーポレイテッド (72)
【Fターム(参考)】