抗VEGF抗体
ここでの発明はVEGFに結合する単離された抗体を提供する。本発明は、抗VEGF抗体、及び抗VEGF抗体をコードするポリヌクレオチドを作製する方法を更に提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
単離された抗血管内皮増殖因子(VEGF)抗体であって、
(i)X1X2RX3SLのアミノ酸配列を含み、次の位置の任意の組合せで1、2又は3つの置換を含むHVR−L1:X1がG又はAであり;X2がV又はIであり;及び/又はX3がT又はRである;
(ii)DASSLA(配列番号:6)のアミノ酸配列を含むHVR−L2;
(iii)SYKSPL(配列番号:7)のアミノ酸配列を含むHVR−L3;
(iv)SISGSWIF(配列番号:1)のアミノ酸配列を含むHVR−H1;
(v)GAIWPFGGYTH(配列番号:2)のアミノ酸配列を含むHVR−H2;及び
(vi)RWGHSTSPWAMDY(配列番号:3)のアミノ酸配列を含むHVR−H3
から選択される6つのHVRを含む抗体。
【請求項2】
単離された抗VEGF抗体であって、
(1)配列番号:1のアミノ酸配列を含むHVR−H1;
(2)配列番号:2のアミノ酸配列を含むHVR−H2;
(3)配列番号:3のアミノ酸配列を含むHVR−H3;
(4)配列番号:4のアミノ酸配列を含むHVR−L1;
(5)配列番号:6のアミノ酸配列を含むHVR−L2;及び
(6)配列番号:7のアミノ酸配列を含むHVR−L3
を含む抗体。
【請求項3】
単離された抗VEGF抗体であって、
(1)配列番号:1のアミノ酸配列を含むHVR−H1;
(2)配列番号:2のアミノ酸配列を含むHVR−H2;
(3)配列番号:3のアミノ酸配列を含むHVR−H3;
(4)配列番号:5のアミノ酸配列を含むHVR−L1;
(5)配列番号:6のアミノ酸配列を含むHVR−L2;及び
(6)配列番号:7のアミノ酸配列を含むHVR−L3
を含む抗体。
【請求項4】
軽鎖可変ドメインが、配列番号:44又は45のアミノ酸配列を含む単離された抗VEGF抗体。
【請求項5】
重鎖可変ドメインが配列番号:43のアミノ酸配列を含み、軽鎖可変ドメインが配列番号:44又は45のアミノ酸配列を含む単離された抗VEGF抗体。
【請求項6】
重鎖可変ドメインが配列番号:43のアミノ酸配列を含み、軽鎖可変ドメインが配列番号:44のアミノ酸配列を含む請求項5に記載の抗体。
【請求項7】
重鎖可変ドメインが配列番号:43のアミノ酸配列を含み、軽鎖可変ドメインが配列番号:45のアミノ酸配列を含む請求項5に記載の抗体。
【請求項8】
抗体がモノクローナル抗体である請求項1から7の何れか一項に記載の抗体。
【請求項9】
抗体がヒト化である請求項1から7の何れか一項に記載の抗体。
【請求項10】
抗体がヒトである請求項1から7の何れか一項に記載の抗体。
【請求項11】
フレームワーク配列の少なくとも一部がヒトコンセンサスフレームワーク配列である請求項1から7の何れか一項に記載の抗体。
【請求項12】
請求項1から7の何れか一項に記載の抗体をコードするポリヌクレオチド。
【請求項13】
請求項12のポリヌクレオチドを含むベクター。
【請求項14】
ベクターが発現ベクターである請求項13に記載のベクター。
【請求項15】
請求項13又は14に記載のベクターを含む宿主細胞。
【請求項16】
宿主細胞が原核生物である請求項15に記載の宿主細胞。
【請求項17】
宿主細胞が真核生物である請求項15に記載の宿主細胞。
【請求項18】
宿主細胞が哺乳動物である請求項15に記載の宿主細胞。
【請求項19】
抗VEGF抗体を作製する方法であって、(a)請求項14に記載のベクターを適切な宿主細胞中で発現させ、(b)抗体を回収することを含む方法。
【請求項20】
抗VEGF免疫コンジュゲートを作製する方法であって、(a)請求項14に記載のベクターを適切な宿主細胞中で発現させ、(b)抗体を回収することを含む方法。
【請求項21】
宿主細胞が原核生物である請求項19又は20に記載の方法。
【請求項22】
宿主細胞が真核生物である請求項19又は20に記載の方法。
【請求項23】
請求項1から7の何れか一項に記載の抗VEGF抗体を含む組成物。
【請求項24】
請求項12から14の何れか一項に記載のポリヌクレオチドを含む組成物。
【請求項25】
組成物が担体を更に含む請求項23又は24に記載の組成物。
【請求項26】
VEGFの検出方法であって、生物学的試料中のVEGF−抗VEGF抗体複合体を検出することを含み、ここで、抗VEGF抗体のアミノ酸配列が配列番号:43のアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号:44又は45のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを含む方法。
【請求項27】
抗VEGF抗体のアミノ酸配列が配列番号:43のアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号:44のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを含む請求項26に記載の方法。
【請求項28】
抗VEGF抗体のアミノ酸配列が配列番号:43のアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号:45のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを含む請求項26に記載の方法。
【請求項29】
抗VEGF抗体が検出可能に標識される請求項26から28の何れか一項に記載の方法。
【請求項30】
腫瘍、癌又は細胞増殖性疾患の治療方法であって、請求項1から7の何れか一項に記載の抗VEGF抗体の治療的有効量を、該治療を必要とする患者に投与することを含み、それによって腫瘍、癌又は細胞増殖性疾患が治療される方法。
【請求項31】
患者がヒトである請求項30に記載の方法。
【請求項32】
腫瘍、癌又は細胞増殖性疾患が結腸癌、肺癌、乳癌、又は神経膠芽腫である請求項30に記載の方法。
【請求項33】
患者における血管新生を阻害する方法であって、請求項1から7の何れか一項に記載の抗VEGF抗体の有効量を患者に投与することを含む方法。
【請求項34】
請求項1から7の何れか一項に記載の抗VEGF抗体の有効量を患者に投与することを含む血管透過性の阻害方法。
【請求項1】
単離された抗血管内皮増殖因子(VEGF)抗体であって、
(i)X1X2RX3SLのアミノ酸配列を含み、次の位置の任意の組合せで1、2又は3つの置換を含むHVR−L1:X1がG又はAであり;X2がV又はIであり;及び/又はX3がT又はRである;
(ii)DASSLA(配列番号:6)のアミノ酸配列を含むHVR−L2;
(iii)SYKSPL(配列番号:7)のアミノ酸配列を含むHVR−L3;
(iv)SISGSWIF(配列番号:1)のアミノ酸配列を含むHVR−H1;
(v)GAIWPFGGYTH(配列番号:2)のアミノ酸配列を含むHVR−H2;及び
(vi)RWGHSTSPWAMDY(配列番号:3)のアミノ酸配列を含むHVR−H3
から選択される6つのHVRを含む抗体。
【請求項2】
単離された抗VEGF抗体であって、
(1)配列番号:1のアミノ酸配列を含むHVR−H1;
(2)配列番号:2のアミノ酸配列を含むHVR−H2;
(3)配列番号:3のアミノ酸配列を含むHVR−H3;
(4)配列番号:4のアミノ酸配列を含むHVR−L1;
(5)配列番号:6のアミノ酸配列を含むHVR−L2;及び
(6)配列番号:7のアミノ酸配列を含むHVR−L3
を含む抗体。
【請求項3】
単離された抗VEGF抗体であって、
(1)配列番号:1のアミノ酸配列を含むHVR−H1;
(2)配列番号:2のアミノ酸配列を含むHVR−H2;
(3)配列番号:3のアミノ酸配列を含むHVR−H3;
(4)配列番号:5のアミノ酸配列を含むHVR−L1;
(5)配列番号:6のアミノ酸配列を含むHVR−L2;及び
(6)配列番号:7のアミノ酸配列を含むHVR−L3
を含む抗体。
【請求項4】
軽鎖可変ドメインが、配列番号:44又は45のアミノ酸配列を含む単離された抗VEGF抗体。
【請求項5】
重鎖可変ドメインが配列番号:43のアミノ酸配列を含み、軽鎖可変ドメインが配列番号:44又は45のアミノ酸配列を含む単離された抗VEGF抗体。
【請求項6】
重鎖可変ドメインが配列番号:43のアミノ酸配列を含み、軽鎖可変ドメインが配列番号:44のアミノ酸配列を含む請求項5に記載の抗体。
【請求項7】
重鎖可変ドメインが配列番号:43のアミノ酸配列を含み、軽鎖可変ドメインが配列番号:45のアミノ酸配列を含む請求項5に記載の抗体。
【請求項8】
抗体がモノクローナル抗体である請求項1から7の何れか一項に記載の抗体。
【請求項9】
抗体がヒト化である請求項1から7の何れか一項に記載の抗体。
【請求項10】
抗体がヒトである請求項1から7の何れか一項に記載の抗体。
【請求項11】
フレームワーク配列の少なくとも一部がヒトコンセンサスフレームワーク配列である請求項1から7の何れか一項に記載の抗体。
【請求項12】
請求項1から7の何れか一項に記載の抗体をコードするポリヌクレオチド。
【請求項13】
請求項12のポリヌクレオチドを含むベクター。
【請求項14】
ベクターが発現ベクターである請求項13に記載のベクター。
【請求項15】
請求項13又は14に記載のベクターを含む宿主細胞。
【請求項16】
宿主細胞が原核生物である請求項15に記載の宿主細胞。
【請求項17】
宿主細胞が真核生物である請求項15に記載の宿主細胞。
【請求項18】
宿主細胞が哺乳動物である請求項15に記載の宿主細胞。
【請求項19】
抗VEGF抗体を作製する方法であって、(a)請求項14に記載のベクターを適切な宿主細胞中で発現させ、(b)抗体を回収することを含む方法。
【請求項20】
抗VEGF免疫コンジュゲートを作製する方法であって、(a)請求項14に記載のベクターを適切な宿主細胞中で発現させ、(b)抗体を回収することを含む方法。
【請求項21】
宿主細胞が原核生物である請求項19又は20に記載の方法。
【請求項22】
宿主細胞が真核生物である請求項19又は20に記載の方法。
【請求項23】
請求項1から7の何れか一項に記載の抗VEGF抗体を含む組成物。
【請求項24】
請求項12から14の何れか一項に記載のポリヌクレオチドを含む組成物。
【請求項25】
組成物が担体を更に含む請求項23又は24に記載の組成物。
【請求項26】
VEGFの検出方法であって、生物学的試料中のVEGF−抗VEGF抗体複合体を検出することを含み、ここで、抗VEGF抗体のアミノ酸配列が配列番号:43のアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号:44又は45のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを含む方法。
【請求項27】
抗VEGF抗体のアミノ酸配列が配列番号:43のアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号:44のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを含む請求項26に記載の方法。
【請求項28】
抗VEGF抗体のアミノ酸配列が配列番号:43のアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号:45のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを含む請求項26に記載の方法。
【請求項29】
抗VEGF抗体が検出可能に標識される請求項26から28の何れか一項に記載の方法。
【請求項30】
腫瘍、癌又は細胞増殖性疾患の治療方法であって、請求項1から7の何れか一項に記載の抗VEGF抗体の治療的有効量を、該治療を必要とする患者に投与することを含み、それによって腫瘍、癌又は細胞増殖性疾患が治療される方法。
【請求項31】
患者がヒトである請求項30に記載の方法。
【請求項32】
腫瘍、癌又は細胞増殖性疾患が結腸癌、肺癌、乳癌、又は神経膠芽腫である請求項30に記載の方法。
【請求項33】
患者における血管新生を阻害する方法であって、請求項1から7の何れか一項に記載の抗VEGF抗体の有効量を患者に投与することを含む方法。
【請求項34】
請求項1から7の何れか一項に記載の抗VEGF抗体の有効量を患者に投与することを含む血管透過性の阻害方法。
【図1】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【公表番号】特表2011−505135(P2011−505135A)
【公表日】平成23年2月24日(2011.2.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−536020(P2010−536020)
【出願日】平成20年12月1日(2008.12.1)
【国際出願番号】PCT/US2008/013248
【国際公開番号】WO2009/073160
【国際公開日】平成21年6月11日(2009.6.11)
【出願人】(509012625)ジェネンテック, インコーポレイテッド (357)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成23年2月24日(2011.2.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年12月1日(2008.12.1)
【国際出願番号】PCT/US2008/013248
【国際公開番号】WO2009/073160
【国際公開日】平成21年6月11日(2009.6.11)
【出願人】(509012625)ジェネンテック, インコーポレイテッド (357)
【Fターム(参考)】
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