説明

折畳み式栓刃を有する電源プラグ装置

電源プラグ装置が、ハウジングと、ハウジングに連結される複数の支持部材と、複数の支持部材の1つによってそれぞれ支持される、複数の導電性部材とを備える。複数の支持部材は、複数の導電性部材が、該複数の導電性部材がハウジングの凹部内に折り畳まれる閉位置と該複数の導電性部材がハウジングから引き出される開位置との間を移動することができるように、各自の軸を中心に回動可能である。弾性部材が、複数の導電性部材が開位置又は閉位置にある場合に複数の支持部材のうちの1つ以上の支持部材に係合するようにハウジングに連結される。開位置又は閉位置からの複数の支持部材の回動が、弾性部材と1つ以上の支持部材との係合によって抑制される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は電源プラグ装置に関し、より詳細には、折畳み式栓刃を有する電源プラグ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電源プラグ装置は、電動装置を電源コンセントに取り外し可能に接続するようになっている。典型的な実施の態様では、電源コンセントは商用電源から電力を受け取るようになっている。携帯電話、携帯情報端末等用の充電回路は、電源プラグ装置を備えることがある。
【発明の概要】
【0003】
一態様では、電源プラグ装置が、折畳み式栓刃であって、該折畳み式栓刃を開位置又は閉位置から係合解除する何らかの外部から加えられる力が加えられていない状態では開位置又は閉位置のいずれかに留まる傾向がある折畳み式栓刃を備える。
【0004】
別の態様では、電源プラグ装置が、ハウジングと、ハウジングに連結される複数の支持部材と、複数の支持部材の1つによってそれぞれ支持される複数の導電性部材とを備える。複数の支持部材は、複数の導電性部材が、該複数の導電性部材がハウジングの凹部内に折り畳まれる閉位置と該複数の導電性部材がハウジングから引き出される開位置との間を移動することができるように、各自の軸を中心に回動可能である。弾性部材が、複数の導電性部材が開位置又は閉位置にある場合に複数の支持部材のうちの1つ以上の支持部材に係合するようにハウジングに連結される。開位置又は閉位置からの複数の支持部材の回動が、弾性部材と1つ以上の支持部材との係合によって抑制される。
【0005】
幾つかの実施の態様では、弾性部材は、該弾性部材が1つ以上の支持部材と係合しており、該1つ以上の支持部材にトルクが加えられると、加えられたトルクに応じて弾性変形するように構成される。弾性変形は、弾性部材が湾曲することを可能にし、それによって、1つ以上の支持部材を係合から解放させることを可能にするのに十分に大きい。
【0006】
幾つかの実施の形態によると、複数の支持部材は、弾性部材が1つ以上の支持部材と係合していない場合、それらの各自の軸を中心に実質的に自由に回動する。弾性部材は典型的には、複数の導電性部材が引出し位置にある場合、及び複数の導電性部材が後退位置にある場合、1つ以上の支持部材に係合するように構成されている。
【0007】
特定の実施の形態では、複数の支持部材は、第1の支持部材及び第2の支持部材を有する。それらの実施の形態では、弾性部材は、第1の支持部材及び第2の支持部材の双方に係合するように構成されている。弾性部材は実質的にT字状体を含むことができる。
【0008】
幾つかの実施の態様によると、複数の支持部材の少なくとも1つは、弾性部材の対応する部分に対するサイズとなっている1つ又は複数のノッチを画定する表面を有する。それらの実施の態様では、弾性部材は、複数の導電性部材が引出し位置又は後退位置にある場合、支持部材の1つ又は複数のノッチに嵌まるように構成されている1つ又は複数の部分を含む。
【0009】
幾つかの実施の形態では、複数の導電性部材は、実質的に引き出された位置と実質的に後退した位置との間をおよそ90度回動可能である。電源プラグ装置は、ハウジングの内側に、複数の導電性部材に電気的に結合された充電回路を更に含むことができる。複数の支持部材は導電性とすることができる。
【0010】
特定の実施の態様によると、電源プラグ装置は、弾性部材であって、複数の導電性部材が引出し位置又は後退位置にある場合、複数の支持部材のうちの1つ以上の支持部材に係合し、それによって、該係合した1つ以上の支持部材の回動を抑制するようにそれぞれ構成されている、弾性部材を備える。
【0011】
典型的には、複数の導電性部材は2つの実質的に平坦な栓刃を含む。支持部材は、該支持部材の一方が回動すると該支持部材の他方も同様に回動するように構成されている実質的に剛性のリンク機構要素によって互いに対して連結することができる。
【0012】
種々の態様の特徴が幾つかの実施の態様において組み合わされる。幾つかの実施の態様では、以下の利点のうち1つ又は複数が提示される。
【0013】
導電性要素(例えば栓刃)の不用意な移動を防ぐことができるか、又は少なくとも減らすことができる。したがって、プラグ装置の導電性栓刃が損傷を受けることになる可能性を減らすことができる。
【0014】
その上、ユーザーが導電性栓刃を開位置又は閉位置に係合させると、これにより、係合が完了したこと、したがって、開位置又は閉位置から導電性要素を係合解除する何らかの意図的な力が加えられていない状態では栓刃の位置が維持される傾向にあることをユーザーに知らせる可聴の又はそれと分かるカチッという音が生じることができる。
【0015】
上記特徴及び他の特徴は、製造が容易な要素の比較的単純な構成によって実現される。
【0016】
他の特徴及び利点は、説明及び図面から、また特許請求の範囲から明らかとなるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1A】電源プラグ装置の部分前面斜視図である。
【図1B】電源プラグ装置の部分前面斜視図である。
【図1C】電源プラグ装置の部分前面斜視図である。
【図2A】電源プラグ装置の部分組立図である。
【図2B】電源プラグ装置の部分組立図である。
【図3A】電源プラグ装置の部分横断面図である。
【図3B】電源プラグ装置の部分横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1A乃至図1Cは、ハウジング102と、例示の実施態様では一対の導電性栓刃104a、104bである一対の導電性部材とを備える電源プラグ装置100の前面斜視図である。
【0019】
導電性栓刃104a、104bは、導電性栓刃104a、104bがハウジング102から物理的に引き出された開位置(図1Aに示す)と、導電性栓刃104a、104bがハウジング102の凹部106内に折り畳まれた閉位置(図1Cに示す)との間を移動することができる。開位置(図1A)では、導電性栓刃104a、104bは、電源ソケット、例えば壁コンセント又は電源アダプターに差し込まれることができるように配置される。閉位置(図1C)では、導電性栓刃104a、104bは凹部106内に折り畳まれており、ハウジング102によって、他の物に物理的に当たることにより損傷を受けることになることから実質的に保護される。図1Bは、導電性栓刃104a、104bを開位置(図1A)と閉位置(図1C)との間の中間位置で示す。
【0020】
本明細書において説明するように、例示の電源プラグ装置100は、導電性栓刃104a、104bを開位置(図1A)又は閉位置(図1C)のいずれかに維持するのに役立つ措置を有しており、そのため、これらの位置から導電性栓刃104a、104bを移動させるには、何らかの、ほんの最小限であるとしても力を加えることを必要とする。したがって、導電性栓刃104a、104bは、開位置又は閉位置のいずれかにある場合、それらの位置に留まる傾向がある。
【0021】
このことは数多くの理由から望ましい。例えば、電源プラグ装置100を鞄に入れて携帯する場合、導電性栓刃が閉位置(図1C)にあること、及び、導電性栓刃が開位置(図1A)又は中間位置(図1B)に偶発的に移動する可能性を減らすことが望ましいであろう。このことは、鞄の中の他の物に当たるか又はあちこちぶつかることによって、栓刃が曲がるか、捩れるか、又は破損することになることを防ぐのに役立つことができる。加えて、導電性栓刃が開位置にあり、人が栓刃を電源ソケットに挿入しようする場合に、栓刃104a、104bを開位置に維持することは、栓刃をソケットに対して適正に位置合わせした状態に保つことに役立つ。これにより、幾つかの特定の例では、栓刃104a、104bが、例えば栓刃104a、104bが不適正に位置合わせされてソケットに無理に押し込まれたならば生じるであろう、損傷を受ける(例えば曲がる)ことになる可能性を減らすことができる。
【0022】
例示の実施態様では、導電性栓刃104a、104bは、開位置又は閉位置のいずれかから係合解除されると、それらの各自の軸を中心に比較的自由に旋回する。このことは例えば、栓刃が開位置と閉位置との間に位置する図1Bに示される。栓刃を開位置又は閉位置から係合解除するのに必要とされる力の量は、最小限であるが、栓刃が開位置又は閉位置から係合解除されたときに栓刃を移動させるのに必要とされる力(トルク)の量よりは大きい。典型的に、係合解除するのに十分な量の力(トルク)は、人が自身の指の先を用いて栓刃を適切な方向に軽く押すことによって容易に加えることができる。同様に、栓刃104a、104bを開位置又は閉位置に係合させるにはほんの小さな量の力(トルク)が必要であるが、この力(トルク)もまた、栓刃が開位置又は閉位置から係合解除されたときに栓刃を移動させるのに必要とされる力(トルク)よりは大きい。実際に、容易に係合させるのに十分な量の力(トルク)は、人が自身の指の先を用いて栓刃104a、104bのいずれかを適切な方向に軽く押すことによって加えることができる。
【0023】
幾つかの実施態様では、電源プラグ装置100は充電回路を含み、携帯電話、携帯情報端末、ラップトップコンピューター等用のコンパクトな充電器として動作可能である。そのような実施態様では、導電性栓刃104a、104bは、電流を充電回路の入力部に供給するように電気接続され、電源コード106(その一部が図1A乃至図1Cに示されている)が充電回路の出力部に電気接続される。電源コード106は、充電されることを意図された装置に接続される。
【0024】
図2A及び図2Bは電源プラグ装置100の部分組立図である。
【0025】
図2Aは、一対の導電性栓刃104a、104b、各導電性栓刃104a、104bの関連の支持部材208a、208b、及び、支持部材208を互いに連結させるリンク207を示す。図2Bは、電源プラグ装置100のハウジング102の一部に連結された、図2Aの組立体を示す。
【0026】
図2Aを参照すると、導電性栓刃104a、104bはそれらの各自の支持部材208a、208bと一体形成されている。各支持部材208a、208bは、実質的に円筒形であるとともに一対のノッチ212a、212bが内部に形成されている延長部材210a、210bを備える。例示の実施態様では、各ノッチ212a、212bは、その関連の円筒形延長部材210a、210bに沿ってその遠位端から軸方向に延びている。各支持部材208a、208bにおいて、ノッチ212a、212bは、円筒形延長部材の外周の周りにおよそ90度だけ互いから変位している。各支持部材208はまた、リンク207の一端を受け入れるサイズとなっている開口220を画定している。
【0027】
リンク207は、実質的に同じ方向に両端が湾曲している実質的に剛性の要素である。リンク207の湾曲端は支持部材208の穴220内へ延びている。リンク207は、2つの導電性栓刃104a、104bが一緒に移動するように一方の導電性栓刃の移動を他方の導電性栓刃に移す。リンク207の湾曲端の直径は、穴220とのリンク207の係合が導電性栓刃104の移動を過度に制限しないように、リンクが内部に延びている穴220よりも幾分小さい。
【0028】
幾つかの実施態様では、各導電性栓刃104a、104b及びその関連の支持部材208a、208bは、その特定の回動軸214a、214bを中心に回動するように構成される。
【0029】
ここで図2Bを参照すると、支持部材208a、208bは、電源プラグ装置100の一部として組み立てられると、支持部材208a、208b及びそれらの関連の導電性栓刃104a、104bがそれらの各自の軸214a、214bを中心に回動することができるようにハウジング102に連結される。その上、各延長部材210a、210bの円筒形部分は、その関連の軸214a、214bに中心が置かれる。
【0030】
ハウジング102は、弾性要素(図3A及び図3Bに要素330として示す)を支持することができる孔222を画定する外形となっており、この弾性要素がノッチ218に係合して、何らかの力(トルク)が加えられていない状態で栓刃を開位置及び/又は閉位置に維持し易くする。
【0031】
図3A及び図3Bは、支持要素210の各円筒形部分にあるノッチ218a、218bと係合して、何らかの力(トルク)が加えられていない状態で栓刃を開位置及び/又は閉位置に維持し易くすることができる弾性部材330を示す、電源プラグ装置100の部分切欠図である。幾つかの実施態様では、弾性部材はプラスチック材料から作製される。図3A及び図3Bに示されているように、例示の弾性部材330は実質的にT字状であり、その形状が幾分変形することができると共にその元の形状に実質的に戻ることができるように十分な量の弾性を有する。例示の弾性部材は、支持アーム332と、支持アーム332から外方に延びる一対のノッチ係合アーム334a、334bとを有する。各ノッチ係合アーム334a、334bの遠位端は、延長部材210a、210bのうちの関連の延長部材に向かって同じ方向におよそ90度湾曲している。各ノッチ係合アーム334a、334bの遠位先端は、ノッチと係合及び係合解除し易くするように一方向に丸くなっている。
【0032】
弾性部材330は、組立体において、弾性部材330(又は弾性部材330の一部)を変形する力が加えられていないときは常にハウジング102に対して同じ形状及び構成に戻るように、ハウジング102によって強固に支持される。例示の実施態様では、弾性部材330の支持アーム332はハウジング102の孔222(図2Bを参照)に嵌まってしっかりと保持される。この実施態様では、支持アーム332から反対方向に外方に延びるノッチ係合アーム334a、334bは、支持アーム332よりもかなり自由にハウジングに対して屈曲及び湾曲する。
【0033】
図3Aでは、導電性栓刃104a、104bは開位置で示されおり、各ノッチ係合アーム334a、334bの遠位先端が各支持要素208a、208bのノッチ218aの一方に係合している。例示の実施態様では、ノッチ係合アーム334a、334bの遠位先端とノッチ218aとの係合は、導電性栓刃104a、104bを図示の開位置に維持するのに役立つ。
【0034】
導電性栓刃104a、104bに、該栓刃を開位置から時計回り方向に移動させる傾向のある力が加えられると、各ノッチ係合アーム334a、334bの遠位端が僅かに曲がることで、ノッチ係合アームの遠位端をそれらのノッチとの係合から解放することができる十分な量だけ延長部材210a、210bが回動することが可能となる。解放されると、導電性栓刃104a、104bを閉位置に向けて時計回り方向に回動させることが比較的容易である。この間に、ノッチ係合アーム334a、334bの遠位先端は、他方のノッチ218bに達するまで円筒形延長部材210a、210bの外周に沿って進む。ノッチ係合アーム334a、334bの遠位先端は、他方のノッチ218bに達すると、このノッチ218bに係合する。
【0035】
図3Bでは、導電性栓刃104a、104bは閉位置で示されており、ノッチ係合アーム334a、334bの遠位先端は、各支持要素208a、208bのノッチ218bに係合する。例示の実施態様では、ノッチ係合アーム334a、334bの遠位先端とノッチ218bとの係合は、導電性栓刃104a、104bを図示の閉位置に維持するのに役立つ。
【0036】
本発明の数多くの実施形態を説明してきた。それでもなお、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく種々の変更をなすことができることが理解されよう。
【0037】
例えば、弾性部材は、図に示すものとは異なる形状とすることもできる。その上、弾性部材は、一方のみの支持要素に係合するのであって他方とは係合しないように配置することができる。弾性部材は、その一部分のみが弾性であるのに対してその別の部分が実質的に剛性であるように形成することができる。例えば、幾つかの実施態様では、弾性部材の支持アームは実質的に剛性であり、ノッチ係合アームは対照的に、より曲げやすいか又はより弾性である。
【0038】
加えて、幾つかの実施態様では、支持部材が上記とは異なっている。例えば、支持部材は、2つのノッチの代わりに、1つのノッチを含むことができる。そのような実施態様では、1つのノッチは、導電性栓刃を開位置及び閉位置の双方ではなく開位置又は閉位置のいずれかに維持するのに役立つことができる。ノッチは多様なサイズ及び形状を有することができる。支持部材は、例えば、導電性材料から作製することができるか、又は、部分的に非導電性とすることができる。例えば、ノッチが形成される延長部片は導電性である必要はない。部分的に非導電性である場合、導電性栓刃からプラグ装置の内部回路部に電気を通す措置がなされることであろう。
【0039】
導電性要素は多様なサイズ及び形状をとることができる。これらは、いかなるスタイルのソケットにも差し込むのに都合のよいどのような形にも構成することができる。幾つかの実施態様では、本明細書に開示されている概念は、外部に露出した2つよりも多くの導電性要素を有するプラグ装置との使用に適合させることができる。
【0040】
電源プラグ装置は例えば、電源ソケットに差し込まれるように露出した折畳み可能な栓刃を有する充電器又は任意の他の種類の電源装置とすることができる。
【0041】
他の実施態様が特許請求の範囲内にある。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジングと、
前記ハウジングに連結される複数の支持部材と、
前記複数の支持部材の1つによってそれぞれ支持される複数の導電性部材であって、前記複数の支持部材は、前記複数の導電性部材が、該複数の導電性部材が前記ハウジングの凹部内に折り畳まれる閉位置と前記複数の導電性部材が前記ハウジングから引き出される開位置との間を移動するように、各自の軸を中心に回動可能である、複数の導電性部材と、
前記複数の導電性部材が前記開位置又は前記閉位置にある場合に、前記複数の支持部材のうちの1つ以上の支持部材に係合するように前記ハウジングに連結される弾性部材と、
を備え、
前記開位置又は前記閉位置からの前記複数の支持部材の回動が、前記弾性部材と前記1つ以上の支持部材との係合によって抑制される、電源プラグ装置。
【請求項2】
前記弾性部材は、該弾性部材が前記1つ以上の支持部材と係合しており、該1つ以上の支持部材にトルクが加えられると、該加えられたトルクに応じて弾性変形するように構成され、
前記弾性変形は、前記弾性部材が湾曲することを可能にし、それによって、前記1つ以上の支持部材を係合から解放させることを可能にするのに十分に大きい、請求項1に記載の電源プラグ装置。
【請求項3】
前記複数の支持部材は、前記弾性部材が該複数の支持部材のうちの1つ以上の支持部材と係合していない場合、それらの各自の軸を中心に実質的に自由に回動する、請求項2に記載の電源プラグ装置。
【請求項4】
前記弾性部材は、前記複数の導電性部材が引出し位置にある場合、及び前記複数の導電性部材が後退位置にある場合、前記複数の支持部材のうちの1つ以上の支持部材に係合するように構成されている、請求項1に記載の電源プラグ装置。
【請求項5】
前記複数の支持部材は、第1の支持部材及び第2の支持部材を含み、
前記弾性部材は、前記第1の支持部材及び前記第2の支持部材の双方に係合するように構成されている、請求項1に記載の電源プラグ装置。
【請求項6】
前記弾性部材は実質的にT字状体を含む、請求項5の電源プラグ装置。
【請求項7】
前記複数の支持部材の少なくとも1つは、前記弾性部材の対応する部分に対するサイズとなっている1つ又は複数のノッチを画定する表面を有し、
前記弾性部材は、前記複数の導電性部材が引出し位置又は後退位置にある場合、前記支持部材の前記1つ又は複数のノッチに嵌まるように構成されている部分を含む、請求項1に記載の電源プラグ装置。
【請求項8】
前記複数の導電性部材は、実質的に引き出された位置と実質的に後退した位置との間をおよそ90度回動可能である、請求項1に記載の電源プラグ装置。
【請求項9】
前記ハウジングの内側に、前記複数の導電性部材に電気的に結合された充電回路を更に含む、請求項1に記載の電源プラグ装置。
【請求項10】
前記複数の支持部材は導電性である、請求項1に記載の電源プラグ装置。
【請求項11】
複数の弾性部材であって、前記複数の導電性部材が引出し位置又は後退位置にある場合、前記複数の支持部材のうちの1つ以上の支持部材に係合し、それによって、該係合した1つ以上の支持部材の回動を抑制するようにそれぞれ構成されている、複数の弾性部材を備える、請求項1に記載の電源プラグ装置。
【請求項12】
前記複数の導電性部材は2つの実質的に平坦な栓刃を含む、請求項1に記載の電源プラグ装置。
【請求項13】
前記支持部材は、該支持部材の一方が回動すると該支持部材の他方も同様に回動するように構成されている実質的に剛性のリンク機構要素によって互いに対して連結される、請求項1に記載の電源プラグ装置。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3A】
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【図3B】
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【公表番号】特表2012−527731(P2012−527731A)
【公表日】平成24年11月8日(2012.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−511916(P2012−511916)
【出願日】平成22年5月14日(2010.5.14)
【国際出願番号】PCT/US2010/034977
【国際公開番号】WO2010/135199
【国際公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【出願人】(509317852)フィホン ユーエスエイ コーポレーション (3)
【Fターム(参考)】