説明

拡張検索機能を提供するためのメタデータが記録された記録媒体を再生する方法及び装置

AVデータについての多様な検索キーワードを利用した拡張検索機能を提供するメタデータを含む記録媒体を再生する再生装置及び再生方法を提供する。本発明による再生装置は、拡張検索機能によってAVデータの各シーンごとに少なくとも一つの検索キーワード情報を含むメタデータを参照して、所定の検索キーワードと一致するシーンを検索する検索部と、検索されたシーンに対応するAVデータを再生する再生部とを備えることを特徴とする。また、メタデータは、各シーンごとにエントリーポイント及び/または再生持続期間、アングル情報を含むことが望ましい。これにより、多様な検索キーワードによる検索が可能であり、検索結果を多様なシナリオで再生するように再生装置を制御でき、マルチアングルやマルチパスのムービータイトルも支援しうる。さらに、メタデータを言語別に生成して多国語を支援する拡張検索機能を提供しうる。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録媒体に記録されたAVデータの再生に係り、具体的には、AVデータに対する拡張検索機能を提供するメタデータを含む記録媒体を再生する再生装置及び再生方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ブルーレイディスク(BD:Blu−ray Disc)のような記録媒体には、MPEG(Motion Picture Experts Group)の標準によって圧縮符号化されたビデオ及びオーディオ、またはサブタイトルを含むAV(Audio−Visual)データが記録されている。また、AVデータの符号化属性またはAVデータの再生順序などの付加情報がさらに記録されている。記録媒体に記録された動画は、前述した再生順序によって順次に再生されることが一般的であり、時には、AVデータの再生中にチャプター単位でジャンプして再生される場合がある。
【0003】
図1は、従来のAVデータの構造を示す参考図である。図1に示したように、図2に示した媒体210のような記録媒体は、一般的に記録されたAVデータの構造を管理するために複数の記録層で形成される。データ構造100は、マルチメディアイメージ(AVデータ)の記録単位である一つ以上のクリップ11、マルチメディアイメージ(AVデータ)の再生単位である一つ以上のプレイリスト120、マルチメディアイメージ(AVデータ)を再生するために利用されるナビゲーションコマンドを含むムービーオブジェクト130、初めて再生されるムービーオブジェクト及びムービーオブジェクト130のタイトル指定に利用されるインデックステーブル140を含む。
【0004】
クリップ110は、高品質ムービーのためのAVデータストリーム112及び前記AVデータストリームに対応する属性のためのクリップ情報114を含む一つのオブジェクトとして具現される。例えば、AVデータストリームは、MPEGのような標準によって圧縮される。しかし、そのようなクリップ110は、本発明の全ての側面でAVデータストリーム112の圧縮を要求することではない。また、クリップ情報114は、AVデータストリーム112のオーディオ/ビデオ属性、任意的にアクセス可能なエントリーポイントの位置についての情報が所定のセクション単位で記録されるエントリーポイントマップをさらに含みうる。
【0005】
プレイリスト120には、プレイリスト120に対応するクリップ110の特定位置を指示するマークの集合であるプレイリストマークが定義されてチャプター単位でジャンプして再生しうる。
【0006】
ムービーオブジェクト130は、ナビゲーションコマンドプログラムで形成され、このようなナビゲーションコマンドは、プレイリスト120の再生を開始し、ムービーオブジェクト130の間を変換するか、またはユーザの選好によってプレイリスト120の再生を管理する。
【0007】
インデックステーブル140は、複数のタイトルまたはメニューを定義するために記録媒体の最上位層にあるテーブルであって、タイトル検索またはメニュー呼び出しのようなユーザオペレーションによって選択されたタイトルまたはメニューが再生されるように全てのメニュー及びタイトルの開始位置情報を含む。インデックステーブル140はまた、記録媒体が再生装置に置かれる時に初めて自動的に再生されるタイトルまたはメニューの開始位置情報も含む。
【0008】
しかし、従来の記録媒体については、ユーザが所望する検索基準、例えば、シーン、キャラクター、ロケーション、サウンドまたはアイテムによって、任意のシーンにジャンプして再生する方法は提供されない。すなわち、シーン、キャラクター、ロケーション、サウンド、またはアイテムなどのユーザが所望する検索基準によって、AVデータの任意の位置に移動して再生する機能は提供されなくて多様な検索が難しいという問題点があった。
【0009】
また、従来の記録媒体では、動画情報をMPEG−2標準によって圧縮符号化して多重化するため、動画の検索機能を提供するためのメタデータを含むように記録媒体を製作することが難しいだけでなく、一度製作された記録媒体は、AVデータまたはメタデータを編集するか、または再び使用することがほとんど不可能であるという問題点があった。
【0010】
一方、図1に示したように、現在定義されているプレイリストマークは、マルチアングルやマルチパスを区分できないので、マルチアングルやマルチパスを支援するAVデータの場合、円滑に拡張検索機能を提供できないという問題点があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
前記問題点を解決するための本発明の技術的課題は、AVデータについての多様な検索キーワードを利用した拡張検索機能を提供するメタデータを記録した記録媒体の再生装置及び再生方法を提供することである。
【0012】
また、前記問題点を解決するための本発明の他の技術的課題は、多様な形式のAVデータと連動して円滑に拡張検索機能を提供するメタデータを記録した記録媒体の再生装置及び再生方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明によって前述した技術的課題は、拡張検索機能によって前記AVデータの各シーンごとに少なくとも一つの検索キーワード情報を含むメタデータを参照して、所定の検索キーワードと一致するシーンを検索する検索部と、前記検索されたシーンに対応するAVデータを再生する再生部と、を備えることを特徴とする再生装置によって達成される。
【0014】
また、前記再生装置は、ユーザから所定の検索キーワードを入力され、前記特定の検索キーワードに対応するシーン検索結果をディスプレイするユーザインターフェースをさらに備える。
【0015】
また、前記拡張検索機能は、ムービータイトルを再生する場合に活性化されることが望ましい。
【0016】
また、前記拡張検索機能は、前記AVデータを製作者が定義した主再生経路によって再生する場合にのみ活性化され、前記AVデータをユーザの入力による副再生経路によって再生する場合には活性化されないことが望ましい。
【0017】
また、前記再生部は、前記検索されたシーンが複数である場合、前記ユーザインターフェースを通じて前記検索結果をディスプレイし、ユーザから前記検索結果のうち再生を所望するシーンについての選択情報を入力されて、選択されたシーンに該当するAVデータを再生することが望ましい。
【0018】
また、前記再生部は、ユーザの入力によって現在選択されたシーンの直前または直後のシーンに該当するAVデータを再生することが望ましい。
【0019】
また、前記再生部は、前記検索されたシーンが複数である場合、検索された全てのシーンに該当するAVデータを順次に再生することが望ましい。
【0020】
また、前記再生部は、前記AVデータがマルチアングルを支援する場合、前記メタデータに含まれたアングルについての情報を利用して、検索されたシーンのうち、既定のアングルまたはユーザから入力されたアングルに該当するAVデータを再生することが望ましい。
【0021】
また、前記検索部は、前記シーン別に定義され、各シーンごとに少なくとも一つの検索キーワード情報を含むメタデータを参照して、前記特定の検索キーワードと一致するシーンを検索することが望ましい。
【0022】
また、前記再生部は、前記検索されたシーンの開始地点を表すエントリーポイントを利用して前記シーンの開始位置を探すことが望ましい。
【0023】
また、前記シーン検索結果は、検索されたシーンを表すサムネイルイメージと共に表示されることが望ましい。
【0024】
本発明によって前述した技術的課題は、特定の検索キーワードを利用して少なくとも一つのシーンで構成された前記AVデータをシーン別に検索するステップと、前記検索されたシーンに対応するAVデータを再生するステップと、を含むことを特徴とする再生方法によっても達成される。
【発明の効果】
【0025】
本発明によれば、AVデータについての多様な検索キーワードを利用した拡張検索機能を提供するメタデータを記録した記録媒体とその再生装置及び再生方法が提供される。また、多様な形式のAVデータと連動して円滑に拡張検索機能を提供しうる。
【0026】
すなわち、拡張検索機能のためのメタデータは、製作者が任意に定義するシーン別に定義され、シーンごとに少なくとも一つの検索キーワード情報を含み、エントリーポイント及び/または再生持続期間、アングル情報を含むように定義することにより、多様な検索キーワードによる拡張検索機能を提供しうる。
【0027】
また、検索結果を多様なシナリオで再生するように制御しうる。また、マルチアングルやマルチパスを支援するムービータイトルについても拡張検索機能を提供しうる。さらに、メタデータを言語別に生成して多国語を支援する拡張検索機能を提供しうる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
以下、添付した図面を参照して本発明による望ましい実施形態を詳細に説明する。
【0029】
図2は、本発明による拡張検索機能を提供するメタデータが記録された記録媒体を再生する装置の一例である。図2を参照するに、本発明による再生装置200は、読み取り部210、再生部220、検索部230及びユーザインターフェース240を備える。
【0030】
読み取り部210は、ブルーレイディスクのような記録媒体からAVデータと共に拡張検索機能を提供するためのメタデータを読み取る。再生部220は、AVデータをデコーディングして再生する。特に、ユーザから検索を所望する検索キーワードを入力された場合、検索部220から該当検索キーワードに一致するAVデータの特定シーンについての情報を受けて、該当シーンのAVデータを再生する。検索キーワードに一致するシーンが複数である場合、これをユーザインターフェース240を通じてディスプレイし、ユーザから選択されたシーンを再生するか、または検索されたシーンを何れも連続して再生することもある。再生部を再生制御エンジンともいう。
【0031】
一方、検索部230は、ユーザインターフェースから検索キーワードを入力されてこれと一致するシーンを検索し、検索結果をリスト状にディスプレイするようにユーザインターフェース240に伝達するか、または検索結果を再生するように再生部220に伝達する。図示したように、検索結果は、検索キーワードに一致するシーンのリストとして表現される。ユーザインターフェース240は、ユーザから検索キーワードを入力されるか、または検索結果をディスプレイし、ディスプレイされた検索結果のうち、ユーザが再生を所望するシーンについての選択情報を入力される。
【0032】
図3は、本発明によるメタデータが記録された記録媒体を再生する方法を示すフローチャートである。図3を参照するに、ユーザインターフェース240を通じてユーザが検索しようとする検索キーワードを入力される(310)。検索キーワードは、シーンタイプ、キャラクター、アクターが含まれ、それ以外にアイテム、ロケーション、サウンドなど、製作者が定義する多様な検索キーワードが含まれる。例えば、マトリックス映画を再生する場合、キャラクター‘ネオ’が出演するシーンを何れも検索でき、またはアイテムとして携帯電話が登場するシーンを何れも検索することもできる。次には、本発明によるメタデータファイルを参照して入力された検索キーワードと一致するシーンを検索する(320)。メタデータファイルは、複数のシーンを定義しており、各シーンには、これに含まれる検索キーワード情報と各シーンのエントリーポイントとが定義される。メタデータファイルの具体的な構成は、後述する。次いで、検索されたシーンのエントリーポイントを利用して、該当シーンに対応するAVデータを探して再生する(330)。これにより、AVデータについての多様な検索キーワードを利用した拡張検索機能を提供しうる。以下では、拡張検索機能を“タイトルシーン検索”と呼ぶ。
【0033】
図4は、本発明によるメタデータの応用例である。
【0034】
タイトルシーン検索のためのメタデータは、ブルーレイディスクのような記録媒体250に記録されたコンテンツのAVデータをシーン別に区分して、各シーンについての検索情報を記述する。図4を参照するに、メタデータを利用して所望のシーンを検索する応用例が示される。例えば、マトリックスやロード・オブ・ザ・リングなどのムービータイトルの再生(#1)中に、ユーザは、リモートコントローラのようなユーザインターフェースを利用して所望の検索キーワードが含まれた特定シーンを検索するために、タイトルシーン検索機能を選択しうる。
【0035】
ユーザがディスプレイされた検索キーワードのうち一つを選択し(#2)、選択された検索キーワードに該当する値を選択(#3)する。例えば、アイテムという検索キーワードを選択し、その値で‘搭’を選択した場合、再生中のムービータイトルのうち‘搭’というアイテムが出るシーンを検索し、その検索結果を該当シーンのサムネイルと共にディスプレイ(#4)する。検索された各シーンは、再生される時間順に整列されて表示される。ユーザが検索されたシーンのうち再生を所望するシーンを選択すれば、該当シーンが再生され(#5)、次の検索結果へ行くことや以前検索結果へ行くことなどのユーザインターフェースを利用して、検索結果のうち、以前または以後のシーンを再生しうる(#6)。また、検索されたシーンを何れもつないで再生するハイライト再生も可能である。このようなハイライト再生によれば、ある検索された結果を再生するためのユーザの選択を待つ代わりに、全ての検索された結果の連続的な再生が可能である。ユーザがコンテンツ内で検索のためにキーワードを選択すれば、関連した検索結果が抽出されて連続的な検索結果で構成されたハイライトを形成する。
【0036】
以下では、前述したタイトルシーン検索機能を具現するためのメタデータの構造を詳細に説明する。
【0037】
図5は、本発明によるメタデータとAVデータとの関係を示す参考図である。図5を参照するに、本発明による記録媒体には、図1に示したAVデータ以外にタイトルシーン検索のためのメタデータ500がさらに含まれる。図示したように、メタデータ500は、AVデータの再生単位であるプレイリストと別途のファイルで記録される。また、プレイリスト単位で一つのメタデータファイル510を構成する。メタデータファイル510には、製作者が該当プレイリストファイルに対して任意に定義した区間であるシーンが複数個含まれる。各シーン512には、シーンの開始地点を表すエントリーポイントが含まれ、具現例によって各シーンの再生持続期間がさらに含まれることもある。エントリーポイントは、クリップインフォメーション114に含まれたEP(Entry Point)マップを利用して、クリップAVストリーム112の特定アドレスに変換される。したがって、エントリーポイントを利用して実際AVデータであるクリップAVストリームにおける各シーンの開始位置が探せる。また、各シーンには、該当シーンに含まれた検索キーワード情報が含まれる。例えば、シーン1は、戦闘シーンであり、キャラクターは、A、B、Cが出演し、アクターは、a、b、cが登場し、背景は、xという検索キーワード情報が含まれる。これにより、各シーン別の検索キーワード情報を利用して、ユーザの所望する検索キーワードが含まれたシーンを検索しうる。また、検索されたシーンのエントリーポイント情報を利用して、実際AVデータであるクリップAVストリームの該当位置を探して再生しうる。
【0038】
図6は、本発明によるメタデータのディレクトリ構造を示す参考図である。図6を参照するに、図5に示したAVデータと関連したデータとして、インデックステーブルは、index.bdmvファイル、ムービーオブジェクトは、MovieObject.bdmvファイル、プレイリストは、PLAYLISTディレクトリ内のxxxxx.mplsファイル、クリップインフォメーションは、CLIPINFディレクトリ内のxxxxx.clpiファイル、クリップAVストリームは、STREAMディレクトリ内のxxxxx.m2tsファイル、その他のデータは、AUXDATAディレクトリ内にファイルとして記録される。
【0039】
一方、本発明によるタイトルシーン検索のためのメタデータ500は、AVデータとは別途のMETAディレクトリ内にファイルとして記録される。dlmt_xxx.xmlは、ディスクライブラリー機能のためのメタデータファイルであり、本発明によるタイトルシーン検索のためのメタデータファイルは、esmt_xxx_yyyyy.xmlである。本発明によるメタデータは、編集及び再使用の容易なマークアップ言語を使用してXML形式のファイルとして記録される。これは、一度製作されれば、データを編集するか、または再び使用することがほとんど不可能な従来の記録媒体の問題点を解決するためである。
【0040】
さらに具体的に、図7は、本発明によるメタデータファイルのネーミング規則を示す参考図である。図7を参照するに、メタデータファイル510の名称は、メタデータであることを表すためにesmt_というプレフィックスで始まり、次の3文字は、ISO 639−2による言語コードを表し、次の5文字は、対応するプレイリスト番号を表す。前述したように、一つのプレイリストに対応して一つのメタデータファイルが生成される。また、言語コードを利用してタイトルシーン検索時にディスプレイされるメニューで多国語を支援しうる。
【0041】
図8は、本発明によるメタデータの構造を示す図である。前述したように、一つのメタデータファイル510には、複数のシーン512が含まれる。図8を参照するに、各シーン512には、該当シーンのタイプ、キャラクター、アクターなどの検索キーワードが含まれ、各検索キーワードの値は、XML規則によって検索キーワードの下位エレメントまたは属性で表現しうる。
【0042】
さらに具体的に、図9は、本発明によるメタデータの詳細構造を示す図である。図9を参照するに、タイトルシーン検索のためのシーン512のエレメントの下位には、検索キーワードとしてシーンタイプ、キャラクター、アクター、または製作者が定義した検索キーワードエレメントが含まれる。また、シーン512エレメントには、各シーンの開始位置を指定した‘entry_point(エントリーポイント)’と各シーンの再生が持続される期間を表す‘duration(再生持続期間)’とが含まれ、マルチアングルを支援する場合、特定アングルを指定する‘angle_num(アングル番号)’が含まれる。‘duration’や‘angle_num’の含有如何は、選択事項である。
【0043】
以下では、前述したメタデータの構造を利用してタイトルシーン検索機能を提供する応用例を説明する。
【0044】
図10は、本発明による拡張検索機能を提供するタイトルの応用範囲を示す図である。
【0045】
図5に示したように、ブルーレイディスクには、映画のような動画の再生のためのムービータイトルと、ユーザとの相互作用機能を提供するプログラムが含まれたインタラクティブタイトルとが含まれる。本発明によるタイトルシーン検索のためのメタデータは、動画の再生のうち拡張検索機能の提供を目的とするので、ムービータイトルでのみ使われる。BD−ROMスペック[2]によって、タイトルの種類は、‘Title_playback_type’フィールドを通じて分かる。このフィールドが0bであれば、ムービータイトルであることを表し、このフィールドが1bであれば、インタラクティブタイトルであることを表す。したがって、参照するに、‘Title_playback_type’フィールドが0bである場合にのみ、本発明によるタイトルシーン検索機能を使用しうる。
【0046】
図10を参照するに、ディスクがロードされれば、インデックステーブルを通じてタイトル#1に接近し、タイトル#1のムービーオブジェクト#1に含まれた‘PLAY PlayList #1’というナビゲーション命令語が実行されれば、該当プレイリスト#1が再生される。図示したように、プレイリスト#1は、一つ以上のプレイアイテムで構成される。製作者によって任意に定義されてユーザに見られるチャプターや本発明によるシーンのような単位は、プレイアイテムの境界と関係なく製作者の任意に分けられる。このようにディスクがロードされれば、インデックステーブルによって自動再生されるプレイリストを主再生経路プレイリストとし、主経路のプレイリストを再生中にボタンオブジェクトによりユーザによって呼び出される、さらに他のムービーオブジェクトによって再生されるプレイリストを副再生経路プレイリストとする。副経路プレイリストは、製作者が定義したチャプターやシーンの範囲に含まれていない。したがって、主再生経路プレイリストの場合にのみ本発明によるタイトルシーン検索機能が活性化され、副経路プレイリストの場合には、タイトルシーン検索機能が活性化されない。
【0047】
以上の内容を整理すれば、拡張検索機能を提供するタイトルの応用範囲は、次のような制限を有する。
【0048】
1)タイトルシーン検索は、ムービータイトルにのみ適用される。
【0049】
2)タイトルシーン検索のためのメタデータは、プレイリスト単位で定義される。一つのムービータイトルには、一つまたは複数のプレイリストが含まれるので、プレイリストに対してメタデータは、一つまたは複数に定義される。
【0050】
3)タイトルシーン検索は、主再生経路プレイリストにのみ適用され、副再生経路プレイリストには適用されない。
【0051】
図11は、本発明によるメタデータを応用した一実施形態である。図11を参照するに、本発明によるメタデータで使われるシーンの概念が示される。シーンは、タイトルシーン検索のためのメタデータで使用する基本単位であって、プレイリストに含まれたコンテンツを記述する基本単位となる。製作者は、グローバル時間軸上でプレイリストに特定エントリーポイントを指定でき、隣接する二つのエントリーポイント間のコンテンツが一つのシーンとなる。
【0052】
ユーザが検索キーワードを利用してコンテンツを検索する場合、検索結果は、メタデータの内容が入力された検索キーワードと一致するシーンに含まれたエントリーポイントの集合となる。このようなエントリーポイントは、経時的に順次配列されて再生制御エンジン(再生部ともいう)200に伝えられる。再生制御エンジン20は、同じ検索キーワード値を有する複数のシーンを探して再生しうる。
【0053】
図11を参照するに、検索結果のエントリーポイントは、各検索キーワードごとに一つの円で表示されている。もし、ユーザがscenetype #1を検索キーワードとして選択した場合、検索結果は、図示したように、scene #1、scene #3、及びscene #nとなる。ユーザは、これらのうち再生するシーンを選択しうる。また、ユーザインターフェース240を通じてSkip to Next Scene()またはSkip Back to Previous Scene()のようなユーザオペレーション(User Operation:UOと略称する)を利用して、以前または以後の検索結果をナビゲーションして再生することもできる。
【0054】
図12は、本発明によるメタデータを応用した他の実施形態である。図12を参照するに、前述したエントリーポイントに加えて再生持続時間を利用してシーンを定義する応用例が示される。図示したように、エントリーポイントから再生持続期間が経過したポイントまでが、一つのシーンと定義される。ユーザが検索結果のうち特定シーンを選択すれば、次のように3つのシナリオによって検索結果を再生しうる。
【0055】
1)シナリオ1:単純再生
再生持続期間と関係なく、検索結果のうちユーザが選択したシーンのエントリーポイントから再生し始めて、ユーザから他の入力がない限り、プレイリストの最後まで再生する。例えば、ユーザがscenetype #1を選択した場合、scene #1のエントリーポイントからプレイリスト#1の最後まで再生する。
【0056】
2)シナリオ2:ハイライト再生
検索結果のうちユーザが選択したシーンのエントリーポイントから再生し始めて再生持続期間が経過するまで再生し、次の検索されたシーンにジャンプして再生する。例えば、ユーザがscenetype #2を選択した場合、検索されたscene #1及びscene #3のみを再生する。すなわち、検索キーワードを含むハイライト部分のみを集めて再生しうる。
【0057】
ハイライト再生のさらに他の例が図13に示される。図13を参照するに、検索された一つのシーンを再生した後に停止し、ユーザの入力を待たずに検索された結果を連続的に再生する。すなわち、アクターaについての検索結果のうち、一つのシーンの再生が終われば、直後のシーンを続いて再生することにより、アクターaについてのハイライト部分を集めて再生する効果が得られる。そのようなハイライトを作るために、検索結果は、それぞれについて関連した選択的な再生持続期間と共にエントリーポイントを利用して表現されねばならない。エントリーポイントと選択的な再生持続期間情報とを利用して、結果は連結され、連続的に再生される。
【0058】
3)シナリオ3:シーン単位再生
検索結果をシーン単位で再生する。すなわち、検索結果のうちユーザが選択したシーンをエントリーポイントから再生持続期間が経過するまで再生し、再生を停止した後にユーザの入力を待つ。これは、一シーンの終了部分で再生を停止するという点を除外すれば、前述したシナリオ2と類似している。
【0059】
一方、図14は、本発明によるメタデータを応用してマルチアングルタイトルで拡張検索機能を提供する一例を示す参考図である。図14を参照するに、マルチアングルで構成されたマルチパスタイトルの例が示される。図示した例で、マルチパスタイトルは、5個のプレイアイテムで構成され、そのうち2番プレイアイテムは、3個のマルチアングルで構成され、4番プレイアイテムは、4個のマルチアングルで構成される。マルチアングルを支援するプレイリストで、検索キーワードscenetype #1に一致するScene #1及びScene #2の2個のシーンと、検索キーワードscenetype #2に一致するScene #3及びScene #3の2個のシーンとが検索されている。各シーンは、エントリーポイント及び再生持続期間と定義されている。
【0060】
検索されたシーンは、図示したように重なることができる。エントリーポイントが重なる場合は、図5に示したアングル番号によって区分されるためである。一方、エントリーポイントが重ならない場合には、拡張検索結果シーンが重ならない。もし、ユーザが検索結果を前述したシナリオ2)によって再生しようとする場合、再生装置は、図示した図面の点線矢印によって順次に該当シーンを再生する。
【0061】
図面の下段には、プレイアイテムの一部または複数のプレイアイテムにわたって定義されるシーンが示される。各シーンには、該当シーンを構成するAVデータのタイトルシーン検索のためのメタデータが定義される。
【0062】
一方、マルチアングルを支援するプレイアイテム部分(例えば、2番及び4番プレイアイテムの場合)では、メタデータは、支援される色々なアングルのうち一つのアングルに該当するAVデータに対してのみ適用される。例えば、scene #1の場合を説明すれば、再生区間が1番及び2番プレイアイテムにわたって定義され、アングル番号に3が指定されている。アングル番号に指定した数字は、マルチアングルを支援するプレイアイテム部分にのみ適用され、残りの一般プレイアイテムにわたっている部分は、デフォルトアングルとして再生される。デフォルトアングルは、再生装置の状態レジスターであるPSR(Player Status Register)3に指定されている。これにより、1番シーンを再生する場合、一般の1番プレイアイテムにわたる部分では、デフォルトアングルが再生され、マルチアングルである2番プレイアイテムにわたる部分では、アングル番号属性に指定した値によって3番アングルが再生される。このとき、1番シーンに定義されたタイトルシーン検索のための検索キーワードは、マルチアングルである2番プレイアイテムにわたる部分では、3番アングルに対して適用される。前述したように、アングル番号を含むメタデータを利用するためには、マルチアングルタイトルの場合にも指定された検索キーワードによる多様な拡張検索機能を提供しうる。
【0063】
一方、図15は、本発明による再生装置の再生状態図である。図15を参照するに、ムービータイトルを再生しつつ、タイトルシーン検索機能を提供する再生装置の状態図が示されている。まず、ディスクがロードされてムービータイトルの再生が開始されて初めて(1510)、タイトルシーン検索機能がVALID状態に活性化される(1520)。図14で前述したように、マルチアングルを支援するムービータイトルを再生する場合に、アングルを変更してタイトルシーン検索を行える(1530)。また、マルチパスのプレイリストが支援される場合(1522)、主再生経路のプレイリストに変更する場合、タイトルシーン検索機能は、VALID状態に活性化されるが(1534)、主再生経路のプレイリストに変更する場合、タイトルシーン検索機能は、INVALID状態となる(1532)。さらに、ムービータイトルでないインタラクティブタイトルに変更する場合、タイトルシーン検索機能は、INVALID状態となる(1538)。
【0064】
一方、本発明による拡張検索方法は、コンピュータプログラムで作成可能である。前記プログラムを構成するコード及びコードセグメントは、該分野のコンピュータプログラマーによって容易に推論される。また、前記プログラムは、コンピュータで読み取り可能な情報記録媒体に保存され、コンピュータによって読み取られて実行されることにより拡張検索方法を具現する。前記情報記録媒体は、磁気記録媒体、光記録媒体、及びキャリアウェーブ媒体を含む。
【0065】
以上、本発明についてその望ましい実施形態を中心に説明した。当業者は、本発明が本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で変形された形態で具現されることが理解できる。したがって、開示された実施形態は、限定的な観点でなく、説明的な観点で考慮されねばならない。本発明の範囲は、前述した説明でなく、特許請求の範囲に現れており、それと同等な範囲内にある全ての差異点は、本発明に含まれていると解釈されねばならない。例えば、メタデータが、図5ないし図15に示した方法でプレイリストに含まれるかぎり、いかなる形態のコンピュータ判読可能媒体またはデータ記録デバイスも利用できる。また、メタデータは、図5に示したものと異なって構成される。また、図2に示した再生装置は、記録装置の一部で具現されるか、または記録媒体に対して記録及び/または再生機能を行う単一装置として具現されることもある。同様に、CPUは、ファームウェアを有するチップセットまたは選択的に図3、図10ないし図15を参照して説明したような方法を行うようにプログラムされた汎用または専用コンピュータで具現される。
【図面の簡単な説明】
【0066】
【図1】従来のAVデータの構造を示す参考図である。
【図2】本発明による拡張検索機能を提供するメタデータが記録された記録媒体を再生する装置の一例である。
【図3】本発明によるメタデータが記録された記録媒体を再生する方法を示すフローチャートである。
【図4】本発明によるメタデータの応用例である。
【図5】本発明によるメタデータとAVデータとの関係を示す参考図である。
【図6】本発明によるメタデータのディレクトリ構造を示す参考図である。
【図7】本発明によるメタデータファイルのネーミング規則を示す参考図である。
【図8】本発明によるメタデータの構造を示す図である。
【図9】本発明によるメタデータの詳細構造を示す図である。
【図10】本発明による拡張検索機能を提供するタイトルの応用範囲を示す図である。
【図11】本発明によるメタデータを応用した一実施形態を示す図である。
【図12】本発明によるメタデータを応用した他の実施形態を示す図である。
【図13】本発明によるメタデータを応用したハイライト再生の一実施形態を示す図である。
【図14】本発明によるメタデータを応用してマルチアングルタイトルで拡張検索機能を提供する一例を示す参考図である。
【図15】本発明による再生装置の再生状態図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報記録媒体に保存されたAVデータを再生する再生装置において、
拡張検索機能によって前記AVデータの各シーンごとに少なくとも一つの検索キーワード情報を含むメタデータを参照して、所定の検索キーワードと一致するシーンを検索する検索部と、
前記検索されたシーンに対応するAVデータを再生する再生部と、を備えることを特徴とする再生装置。
【請求項2】
前記検索部は、
前記シーン別に定義され、各シーンごとに少なくとも一つの検索キーワード情報を含むメタデータを参照して、前記特定の検索キーワードと一致するシーンを検索することを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
【請求項3】
前記再生部は、
前記検索されたシーンの開始地点を表すエントリーポイントを利用して前記シーンの開始位置を探すことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
【請求項4】
ユーザから所定の検索キーワードを入力され、前記特定の検索キーワードに対応するシーン検索結果をディスプレイするユーザインターフェースをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
【請求項5】
前記シーン検索結果は、検索されたシーンを表すサムネイルイメージと共に表示することを特徴とする請求項4に記載の再生装置。
【請求項6】
前記拡張検索機能は、ムービータイトルを再生する場合に活性化されることを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
【請求項7】
前記拡張検索機能は、前記AVデータを製作者が定義した主再生経路に沿って再生する場合にのみ活性化され、前記AVデータをユーザの入力による副再生経路に沿って再生する場合には活性化されないことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
【請求項8】
前記再生部は、前記検索されたシーンが複数である場合、前記ユーザインターフェースを通じて前記検索結果をディスプレイし、ユーザから前記検索結果のうち再生を所望するシーンについての選択情報を入力されて、選択されたシーンに該当するAVデータを再生することを特徴とする請求項4に記載の再生装置。
【請求項9】
前記再生部は、ユーザの入力によって現在選択されたシーンの直前または直後のシーンに該当するAVデータを再生することを特徴とする請求項8に記載の再生装置。
【請求項10】
前記再生部は、前記検索されたシーンが複数である場合、検索された全てのシーンに該当するAVデータを順次に再生することを特徴とする請求項4に記載の再生装置。
【請求項11】
前記再生部は、前記AVデータがマルチアングルを支援する場合、前記メタデータに含まれたアングルについての情報を利用して、検索されたシーンのうち、既定のアングルまたはユーザから入力されたアングルに該当するAVデータを再生することを特徴とする請求項4に記載の再生装置。
【請求項12】
情報記録媒体に保存されたAVデータを再生する方法において、
拡張検索機能によって前記AVデータの各シーンごとに少なくとも一つの検索キーワード情報を含むメタデータを参照して、所定の検索キーワードと一致するシーンを検索するステップと、
前記検索されたシーンに対応するAVデータを再生するステップと、を含むことを特徴とする再生方法。
【請求項13】
前記検索ステップは、
前記シーン別に定義され、各シーンごとに少なくとも一つの検索キーワード情報を含むメタデータを参照して、前記特定の検索キーワードと一致するシーンを検索するステップを含むことを特徴とする請求項12に記載の再生方法。
【請求項14】
前記再生ステップは、
前記検索されたシーンの開始地点を表すエントリーポイントを利用して前記シーンの開始位置を探すステップを含むことを特徴とする請求項12に記載の再生方法。
【請求項15】
ユーザから所定の検索キーワードを入力されるステップと、
前記特定の検索キーワードに対応するシーン検索結果をディスプレイするステップと、をさらに含むことを特徴とする請求項12に記載の再生方法。
【請求項16】
前記ディスプレイステップは、
前記シーン検索結果を、前記検索されたシーンを表すサムネイルイメージと共にディスプレイするステップをさらに含むことを特徴とする請求項15に記載の再生方法。
【請求項17】
前記拡張検索機能は、ムービータイトルを再生する場合に活性化されることを特徴とする請求項12に記載の再生方法。
【請求項18】
前記拡張検索機能は、前記AVデータを製作者が定義した主再生経路に沿って再生する場合にのみ活性化され、前記AVデータをユーザの入力による副再生経路に沿って再生する場合には活性化されないことを特徴とする請求項12に記載の再生方法。
【請求項19】
前記再生ステップは、
前記検索されたシーンが複数である場合、ユーザインターフェースを通じて前記シーン検索結果をディスプレイし、ユーザから前記検索結果のうち再生を所望するシーンについての選択情報を入力されて、選択されたシーンに該当するAVデータを再生するステップをさらに含むことを特徴とする請求項12に記載の再生方法。
【請求項20】
前記再生ステップは、
ユーザの入力によって現在選択されたシーンの直前または直後のシーンに該当するAVデータを再生するステップをさらに含むことを特徴とする請求項19に記載の再生方法。
【請求項21】
前記再生ステップは、
前記検索されたシーンが複数である場合、検索された全てのシーンに該当するAVデータを順次に再生するステップをさらに含むことを特徴とする請求項12に記載の再生方法。
【請求項22】
前記再生ステップは、
前記AVデータがマルチアングルを支援する場合、前記メタデータに含まれたアングルについての情報を利用して、検索されたシーンのうち、既定のアングルまたはユーザから入力されたアングルに該当するAVデータを再生するステップをさらに含むことを特徴とする請求項12に記載の再生方法。
【請求項23】
記録されたオーディオビジュアル(AV)データのデータ構造を管理するために複数の層で構成された情報記録媒体において、
AVデータの記録単位である一つ以上のクリップであって、各クリップは、AVデータのためのクリップAVストリームと前記AVデータに対応する属性のためのクリップ情報とを含む一つのオブジェクトで具現されるクリップと、
AVデータの再生単位である一つ以上のプレイリストであって、各プレイリストは、クリップの再生間隔に対応するプレイアイテムのセットを含むプレイリストと、
前記AVデータに対して拡張された検索機能を提供するために各プレイリストに対して生成されるメタデータと、を含み、
前記メタデータは、シーン単位で定義され、各シーンに対して適用される少なくとも一つの検索キーワードに関する情報を含み、検索キーワードがユーザによって入力される時に、前記検索キーワードにマッチングされる一つ以上のシーンに対応するAVデータが再生されることを特徴とする情報記録媒体。
【請求項24】
前記メタデータは、対応するシーンの開始位置に関する情報と対応するシーンの再生持続時間に関する情報とをさらに含むことを特徴とする請求項23に記載の情報記録媒体。
【請求項25】
前記検索キーワードは、シーンタイプに関する検索キーワード、対応するシーンに現れる一つ以上の登場人物に関する検索キーワード、前記対応する登場人物を演技する一つ以上の俳優に関する検索キーワード及び製作者が定義する検索基準に関する検索キーワードのうち少なくとも一つ以上を含むことを特徴とする請求項23に記載の情報記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図4】
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【公表番号】特表2008−527835(P2008−527835A)
【公表日】平成20年7月24日(2008.7.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−550293(P2007−550293)
【出願日】平成18年1月6日(2006.1.6)
【国際出願番号】PCT/KR2006/000051
【国際公開番号】WO2006/073276
【国際公開日】平成18年7月13日(2006.7.13)
【出願人】(503447036)サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド (2,221)
【Fターム(参考)】