説明

指紋認証データカード及び電子デバイス

指紋認証データカード及び電子デバイスが提供される。データカードは、ケースと、ケース内に位置する回路基板と、インタフェースと、指紋認証器と、を有する。ケースは、穴部を有し、インタフェースは、穴部を通過し、インタフェースが、回路基板と接続され、指紋認証器が、ケース内に配置され、ケース内の回路基板にあるプロセッサと接続される。分かることは、データカードを使用する前に、ユーザが、指紋認証器を解して指紋を入力する必要があり、ユーザが、認証を経た後にデータカードを使用できることである。指紋認証の安全性がパスワード認証の安全性よりもずっと高いので、データカードの使用の安全性は、さらに改善される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、「指紋認証データカード及び電子デバイス」と題された、2009年12月3日に出願した中国特許出願第200920261167.8号の優先権を主張し、この全ては、参考として本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明は、通信技術の分野に、より詳細には指紋認証データカード及び電子デバイスに関連する。
【背景技術】
【0003】
モバイル通信技術の迅速な発展に伴って、無線ネットワークアクセスのようなデータサービスは、成熟し、無線データカードのような無線ネットワークアクセスのための携帯可能かつ小型の端末装置は、より注目を集め、人気がより出ている。無線データカードは、電源によって充電される必要がなく、給電するためにノートブックコンピュータまたはデスクトップコンピュータにあるユニバーサルシリアルバス(USB)ポートに直接差し込まれる。ユーザは、ネットワークケーブルを必要とせずに無線インターネットアクセスを介したデータサービスのための加入者識別モジュール(SIM)カードを必要とするだけであり、いつでもどこでもインターネットサーフィンを楽しめる。
【0004】
現在使用されているデータカードは、ユーザにパスワードを入力することを要求し、認証を経た後、データカードを使用する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ユーザによって入力されるパスワードが一般的に数字であり、この数字が容易に解読されかつ安全性が低いため、現在のデータカードは、安全性に関して欠点を有する。
【0006】
したがって、本発明の形態は、ネットワークセキュリティにアクセスすることが可能な指紋認証データカードを対象とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一形態において、本発明は、指紋認証データカードを提供する。データカードは、ケース、ケース内に位置する回路基板、インタフェース及び指紋認証器を有する。ケースは、穴部を有し、インタフェースは、穴部を通過し、回路基板と接続され、指紋認証器は、ケース内に配置され、ケース内の回路基板にあるプロセッサと接続される。
【0008】
一形態において、本発明は、電子デバイスをさらに提供する。電子デバイスは、データカードを有し、データカードは、ケース、ケース内に位置する回路基板、インタフェース及び指紋認証器を有する。ケースは、穴部を有し、インタフェースは、穴部を通過し、インタフェースは、回路基板と接続され、指紋認証器は、ケース内に配置され、ケース内の回路基板にあるプロセッサと接続され、データカードは、インタフェースを介して電子デバイスと接続される。
【0009】
上述から分かることは、データカードを使用する前に、ユーザが、指紋認証器を介して指紋を入力する必要があり、ユーザが、認証を経た後にのみデータカードを使用できることである。指紋認証の安全性は、パスワード認証の安全性よりもずっと高く、データカードの使用の安全性は、さらに改善される。
【0010】
本発明の実施形態における技術的解決法を示すため、実施形態を説明するための添付の図面は、以下で簡単に紹介する。明らかに、以下の説明における添付の図面は、本発明のいくつかの実施形態のみであり、当業者は、創造的な活動をすることなく添付の図面から他の図面を導出してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の一実施形態における指紋認証データカードを示す立体構造図である。
【図2】本発明の一実施形態における指紋認証データカードを示す構造図であって、指紋認証器がスライドカバーの下に隠されている、構造図である。
【図3】本発明の一実施形態における指紋認証データカードの第1実施形式を示す構造図である。
【図4】本発明の一実施形態における指紋認証データカードの第2実施形式を示す構造図である。
【図5】本発明の一実施形態における指紋認証データカードの第2実施形式における接続基部を示す立体構造図である。
【図6】本発明の一実施形態における指紋認証データカードの第2実施形式を示す構造図であって、インタフェースがケース内に引き込まれている、構造図である。
【図7】図6における指紋認証データカードを示す構造図であって、インタフェースが穴部から外に延出している、構造図である。
【図8】本発明の一実施形態における指紋認証データカードの第3実施形式を示す構造図である。
【図9】本発明の一実施形態における指紋認証データカードの回路基板におけるプロセッサを示す構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明に基づく技術的な解決法は、添付の図面を参照して以下で詳述される。明らかに、後述の実施形態は、本発明の全ての実施形態に及ばず、例示的な目的のみのためである。当業者は、創造的な活動をすることなく本明細書の実施形態から他の実施形態を導出してもよく、全てのこのような実施形態は、本発明の保護範囲で保護される。
【0013】
図1、図3、図4及び図9は、本発明の一実施形態における指紋認証データカードを示す立体構造図である。図1、図3、図4及び図9を参照すると、データカード100は、ケース20、ケース20内に位置する回路基板21、インタフェース40及び指紋認証器60を有する。ケース20は、穴部26を有し、インタフェース40は、穴部26を通過し、インタフェース40は、回路基板21と接続され、指紋認証器60は、ケース20内に配置されかつケース20内の回路基板にあるプロセッサ90と接続されている。
【0014】
上述から分かることは、データカードを使用する前に、ユーザが、指紋認証器を介して指紋を入力する必要があり、ユーザが、認証を経た後にのみデータカードを使用できることである。指紋認証の安全性がパスワード認証の安全性よりも高いので、データカードを使用する安全性は、より改善される。
【0015】
留意すべきことは、回路基板が、説明においてすなわちインタフェース40と接続される回路基板21とプロセッサを有する回路基板とに対して言及されているが、2つの回路基板が全体的であってもよい、すなわちインタフェース40と接続される回路基板とプロセッサを有する回路基板とが、同一の回路基板であってもよいことである。明確には、インタフェース40と接続される回路基板21とプロセッサを有する回路基板とは、2つの回路基板であってもよく、2つの回路基板は、本発明を限定しない可撓性回路基板を介して接続されている。
【0016】
さらに、再び図1を参照すると、データカード100は、スライドカバー81をさらに有し、スライドカバー81は、ケース20に配置されている。図2を参照すると、指紋認証器60は、スライドカバー81の下に隠されている。スライドカバー81をケース20に対してスライドさせた後、指紋認証器60は、図1に示すように、外気にさらされる。
【0017】
分かることは、スライドカバー81をケース20に配置することを介して、データカードを使用しないときにスライドカバー81が指紋認証器60を遮蔽し、ユーザが指紋を入力する必要があるときにスライドカバー81をスライドして指紋認証器60を外気にさらし、ユーザが指紋を入力できることである。したがって、ユーザがデータカードを使用しないときに、指紋認証器60をスライドカバー81の下に隠し、このため、指紋認証器60に塵埃が入ることを防止する。
【0018】
図1、図3または図4を参照すると、ケース20は、上ケース22及び下ケース24を有する。上ケース22は、そこに開口したキャビティ225を有し、指紋認証器60は、キャビティ225内に配置され、ケース20内の回路基板にあるプロセッサと接続される。
【0019】
スライドカバー81は、ケース20上に配置され、指紋認証器60は、スライドカバー81の下に隠されており、スライドカバー81をケース20に関してスライドさせると、指紋認証器60は、外気にさらす。具体的には、実施方法は、以下のとおりである。
【0020】
実施方法1
再び図3を参照すると、上ケース22は、そこに配置されたスライドスロット222を有し、スライドカバー81は、その表面に突出するスライドブロック811を有し、スライドブロック811は、スライドスロット221に位置し、スライドブロック811は、スライドスロット221に沿ってスライド可能である。
【0021】
スライドスロット221は、斜め下方に開口し、スライドブロック811がスライドスロット221から外へスライドすることを防止する。理解すべきことは、スライドスロット811が斜め下方に開口するスライドスロットまたは真っ直ぐ下方に開口するスライドスロットであってもよく、本発明をそこに限定しないことである。
【0022】
実施方法2
再び図4を参照すると、データカード100は、ボタン30及び接続基部50をさらに有し、下ケース24は、それぞれ内側面で開口する第1スライドトラック241を有する。図5は、接続基部を示す立体構造図である。図5を参照すると、接続基部50は、基部52と、基部52の2つの側面に沿って下方に突出するレール54と、を有し、スライドレール54は、第1スライドトラック241内でスライドする。基部52は、そこに開口する弾性リブ56を有し、弾性リブ56は、そこに突出するバンプ561を有し、ボタン30は、バンプ561に配置される(具体的には、突出点562は、バンプ561上に配置され、ボタン30は、突出点562に配置される)。弾性リブ56の2つの側面において、小穴部524は、基部52に開口している。
【0023】
図4を参照すると、上ケース22は、そこに開口する2つの第2スライドトラック221を有し、スライドカバー81は、その表面の2つの端部において2つのスライドブロック811を有し、スライドブロック811は、第2スライドトラック221内をスライド可能である。
【0024】
スライドスロット222は、2つの第2スライドトラック221間に開口し、弾性リブ56に突出するバンプ561を受け入れる受容スロット224は、上ケース22に開口し、受容スロット224は、スライドスロット222の2つの端部に位置し、受容スロット224は、スライドスロット222に対して垂直である。
【0025】
インタフェース40と接続される回路基板21は、接続基部50に固定して配置される。スライドカバー81は、そこに開口する穴部83を有する。
【0026】
データカード100を組み立てるとき、インタフェース40は、まず穴部26を通過して回路基板21と接続され、回路基板21を接続基部50に固定する。接続基部50は、スライドレール54を介して下ケース24の内側において第1スライドトラック241にスライド可能に配置されている。このため、回路基板21を接続基部50に固定しているので、接続基部50がスライドレール54に沿ってスライドする工程中に、回路基板21と接続されるインタフェース40は、同様にスライドし、このため、インタフェース40は、穴部26から外に延出する、またはケース20内に引き込まれる。次に、ボタン30を弾性リブ56の突出点562に配置し、留付構造を介して上ケース22を下ケース24に留め、さらに、ボタン30は、スライドスロット222を貫通する。最後に、スライドカバー81のスライドブロック811は、第2スライドトラック221を貫通し、スライドブロック811を小穴部524に留め、ボタン30は、スライドカバー81の穴部83に位置する。
【0027】
弾性リブ56に突出するバンプ561は、スライドスロット222の端部において受容スロット224に受け入れられる。
【0028】
留意すべきことは、上述がデータカード100を組み立てる一実施形態であり、他の組立方法が同様に利用可能であり、本発明をそこに限定しないことである。
【0029】
以下、図6を参照すると、指紋認証データカードの運動を示す。インタフェース40は、ケース20内に引き込まれているとみなされ、指紋認証器60をスライドカバー81の下に隠している、すなわち、データカード100は、使用されない状態にある。データカード100をユーザによって使用する、すなわち、データカード100を電子デバイス(例えばノートブックまたはネットブック)に挿入する場合、ボタン30を押圧するために外力を掛け、スライドカバー81をスライドさせ、このため、受容スロット224内に受け入れられているバンプ561は、受容スロット224から逸脱し、スライドカバー81が移動すると、接続基部50は、スライドさせられ、インタフェース40は、穴部26から外方に移動し、弾性リブ56に突出するバンプ561をスライドスロット222の他端部において受容スロット224に受け入れさせると、バンプ561は、受容スロット224に留められ、一方では、インタフェース40は、穴部26から外に延出する。このため、図7を参照すると、ユーザは、インタフェース40を電子デバイスの対応するインタフェースに挿入できる。
【0030】
第2実施方法に関しては、分かることは、指紋認証器60をスライドカバー81の下に隠し、一方では、インタフェース40をケース20内に位置することである。ボタン30を押圧してスライドカバー81をスライドさせると、指紋認証器60は、外気にさらされ、インタフェース40は、穴部26から外に延出する。このため、スライドカバー81は、指紋認証器60を遮蔽して塵埃が入ることを防止する。さらと接続基部50、接続基部50に固定して配置されている回路基板21及び回路基板21と接続されるインタフェース40を介して、スライドカバー81をスライドすると、インタフェース40は、穴部26から外に延出させられ、またはケース20内に引き込まされ、このため、塵埃がインタフェース40に入ることを防止し、インタフェース40に対してより良好な防止をもたらす。
【0031】
実施方法3
図8を参照すると、上ケース22は、そこに開口するスライドトラックスロット227を有し、スライドカバー81は、その2つの側面において突出するスライドバー815を有し、スライドバー815は、スライドトラックスロット227に埋め込まれており、スライドバー815は、スライドトラックスロット227に対してスライドする。
【0032】
再び図8を参照すると、さらに、データカードは、ボタン30及び接続基部50をさらに有する。下ケース24は、それぞれその内側面において開口する第1スライドスロット246を有し、上ケース22は、そこに開口するスライドスロット222を有し、上ケース22は、そこに開口する受容スロット224を有し、受容スロット224は、スライドスロット222の2つの端部に位置する。接続基部50は、基部52と、基部52の2つの側面に沿って外方に突出するスライドレール57と、を有する。基部52は、そこに開口する弾性リブ56を有し、弾性リブ56は、そこに突出するバンプ561を有し、ボタン30は、バンプ561に配置され、スライドカバー81は、そこに開口する穴部83を有し、ボタン30は、スライドスロット222を貫通しかつスライドカバー81の穴部83に位置する。バンプ561は、スライドスロット222の一端部において受容スロット224に受け入れられ、スライドレール57は、第1スライドスロット246にスライド可能に配置されている。
【0033】
第3実施方法におけるデータカードの組立及び運動に関しては、第2実施方法を参照し、ここでは繰り返さない。
【0034】
理解すべきことは、第3実施方法で言及されているように、下ケース24がそれぞれその内側面において開口する第1スライドスロット246を有し、接続基部50が基部52と基部52の2つの側面に沿って外方に突出するスライドレール57とを有し、スライドレール57が第1スライドスロット246にスライド可能に配置されているが、以下の方法を適用することによっても実施されることである。
【0035】
下ケースは、それぞれその内側面において配置された第1突出バーを有し、接続基部は、基部と基部の2つの側面に沿って内方に凹む第1スライドトラックとを有し、第1突出バーは、第1スライドトラックにスライド可能に配置される。この方法において、接続基部は、同様に、下ケースに対してスライドする。
【0036】
理解すべきことは、実施形態において、上ケース22が同様に以下の方法を介して下ケース24に留められることである。突出点は、下ケース24の内側面において配置され、穴部を有するクランプ片は、上ケース22から外に延出する。上ケース22を下ケース24に留めると、穴部を有するクランプ片は、突出点において留められ、上ケース22は、下ケース24に留められる。明らかに、本発明は、上ケース22と下ケース24とを共に留める方法に限定しない。
【0037】
一実施形態において、本発明は、電子デバイスをさらに提供する。電子デバイスは、データカード100を有し、データカード100は、ケース20、ケース内に位置する回路基板21、インタフェース40及び指紋認証器60を有する。ケース20は、穴部26を有し、インタフェース40は、穴部26を通過し、インタフェース40は、ケース20内に配置され、ケース20内の回路基板にあるプロセッサと接続され、データカード100は、インタフェース40を介して電子デバイスと接続される。
【0038】
上述から分かることは、データカードを使用する前に、ユーザが指紋認証器を介して指紋を入力する必要があり、ユーザが認証を経た後にのみデータカードを使用できることである。指紋認証の安全性がパスワード認証の安全性よりもずっと高いので、データカードを使用する安全性は、さらに改善される。
【0039】
電子デバイスは、コンピュータ、ノートブックもしくはネットブックまたはデータカードを挿入する無線端末であり、これは、本発明では限定されない。
【0040】
理解すべきことは、電子デバイス内のデータカード100が図1から図8に示すデータカードであってもよいことであり、図1から図8の説明を参照し、本発明の電子デバイスをここでは繰り返さない。
【0041】
上記全ての実施形態に関して、インタフェース40は、PCMCIAインタフェース、USBインタフェース、EXPRESS34インタフェース及びCFインタフェースを含むが、これに限定されない。
【0042】
上記全ての実施形態に関して、図9を参照すると、プロセッサ90は、指紋認証モジュール92と、制御モジュール94と、を有する。
【0043】
指紋認証モジュール92は、収集した指紋情報を記録している指紋テンプレートと比較し、比較結果を出力するように構成されている。
【0044】
制御モジュール94は、収集した指紋情報が指紋テンプレートと一致すると、データカードを使用してネットワークにアクセスすることを許可する。
【0045】
指紋情報は、指紋認証器60によって収集される。
【0046】
留意すべきことは、実施形態中の「第1」「第2」などが図面中の要素を区別するために付けられており、本発明を限定するために使用されていないことである。
【0047】
さらに、第1実施方法及び第2実施方法におけるスライドカバー81は、図示及び定義を容易にするために同一の参照符号を適用しているが、構造が異なるスライドカバーを用いてもよく、本発明を限定しない。
【0048】
上記説明は、単に本発明のいくつかの実施形態であり、当業者は、本発明の原理から逸脱することなく、本願の明細書にしたがってさまざまな改変または変形をなしてもよい。
【符号の説明】
【0049】
20 ケース、21 回路基板、22 上ケース、24 下ケース、26 穴部、30 ボタン、40 インタフェース、54 スライドレール,レール、56 弾性リブ、57 スライドレール、60 指紋認証器、81 スライドカバー、83 穴部、90 プロセッサ、92 指紋認証モジュール、94 制御モジュール、100 データカード、221 スライドトラック、222 スライドスロット、224 受容スロット、225 キャビティ、227 スライドトラックスロット、241 スライドトラック、246 スライドスロット、524 小穴部、561 バンプ、811 スライドブロック、815 スライドバー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケースと、
前記ケース内に位置する回路基板と、
インタフェースと、
指紋認証器と、
を備え、
前記ケースが、穴部を有し、
前記インタフェースが、前記穴部を通過し、
前記インタフェースが、前記回路基板と接続され、
前記指紋認証器が、前記ケース内に配置され、前記ケース内の前記回路基板にあるプロセッサと接続されることを特徴とする指紋認証データカード。
【請求項2】
スライドカバーをさらに備え、
前記スライドカバーが、前記ケースに配置され、
前記指紋認証器が、前記スライドカバーの下に隠され、
前記スライドカバーを前記ケースに対してスライドさせた後、前記指紋認証器が外気にさらすことを特徴とする請求項1に記載の指紋認証データカード。
【請求項3】
前記ケースが、上ケース及び下ケースを備え、
前記上ケースが、そこに開口するキャビティを有し、
前記指紋認証器が、前記キャビティ内に配置され、
前記指紋認証器が、前記ケース内の前記回路基板にある前記プロセッサと接続されることを特徴とする請求項2に記載の指紋認証データカード。
【請求項4】
前記上ケースが、そこに開口するスライドスロットを有し、
前記スライドカバーが、その表面に突出するスライドブロックを有し、
前記スライドブロックが、前記スライドスロット内に位置し、
前記スライドカバーが前記上ケースに対してスライドすると、前記スライドブロックが、前記スライドスロットに対してスライドすることを特徴とする請求項3に記載の指紋認証データカード。
【請求項5】
ボタン及び接続基部をさらに備え、
前記下ケースが、その内側縁部において開口する第1スライドトラックを有し、
前記上ケースが、そこに開口する2つの第2スライドトラックと、2つの前記第2スライドトラック間に開口するスライドスロットと、を有し、
前記上ケースが、そこに開口する受容スロットを有し、
前記受容スロットが、前記スライドスロットの2つの端部に位置し、
前記接続基部が、基部と、前記基部の2つの側面に沿って下方に突出するスライドレールと、を備え、
前記基部が、そこに開口する弾性リブを有し、
前記弾性リブが、そこに突出するバンプを有し、
前記ボタンが、前記バンプに配置され、
前記スライドカバーが、そこに開口する穴部を有し、
前記弾性リブの2つの端部において、前記基部が、そこに開口する小穴部を有し、
前記ボタンが、スライドスロットを貫通し、前記スライドカバーの前記穴部内に位置し、
前記バンプが、前記スライドスロットの端部において前記受容スロットに受け入れられ、
前記スライドレールが、前記第1スライドトラックにスライド可能に配置され、
前記スライドブロックが、前記スライドカバーの表面の2つの端部において前記第2スライドトラックを通過し、前記弾性リブの2つの側面において前記小穴部に留められていることを特徴とする請求項4に記載の指紋認証データカード。
【請求項6】
前記上ケースが、そこに開口するスライドトラックスロットを有し、
前記スライドカバーが、その2つの側面において突出するスライドバーを有し、
前記スライドバーが、前記スライドトラックスロット内に埋め込まれ、
前記スライドカバーが前記上ケースに対してスライドすると、前記スライドバーが、前記スライドトラックスロットに対してスライドすることを特徴とする請求項3に記載の指紋認証データカード。
【請求項7】
ボタン及び接続基部をさらに備え、
前記下ケースが、それぞれその内側側面において開口する第1スライドスロットを有し、
前記上ケースが、そこに開口するスライドスロットを有し、
前記上ケースが、そこに開口する受容スロットを有し、
前記受容スロットが、前記スライドスロットの2つの端部に位置し、
前記接続基部が、基部と、前記基部の2つの側面に沿って外方に突出するスライドレールと、を備え、
前記基部が、そこに開口する弾性リブを有し、
前記弾性リブが、そこに突出するバンプを有し、
前記ボタンが、前記バンプに配置され、
前記スライドカバーが、そこに開口する穴部を有し、
前記ボタンが、前記スライドスロットを貫通し、前記スライドカバーの前記穴部内に位置し、
前記バンプが、前記スライドスロットの端部において前記受容スロットに受け入れられ、
前記スライドレールが、前記第1スライドスロット内にスライド可能に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の指紋認証データカード。
【請求項8】
ボタン及び接続基部をさらに備え、
前記下ケースが、それぞれその内側面に配置された第1突出バーを有し、
前記上ケースが、そこに開口するスライドスロットを有し、
前記上ケースが、そこに開口する受容スロットを有し、
前記受容スロットが、前記スライドスロットの2つの端部に位置し、
前記接続基部が、基部と、前記基部の2つの側面に沿って内方に凹む第1スライドトラックと、を備え、
前記基部が、そこに開口する弾性リブを有し、
前記弾性リブが、そこに突出するバンプを有し、
前記ボタンが、前記バンプに配置され、
前記スライドカバーが、そこに開口する穴部を有し、
前記ボタンが、前記スライドスロットを貫通し、前記スライドカバーの前記穴部内に位置し、
前記バンプが、前記スライドスロットの端部において前記受容スロットに受け入れられ、
前記第1突出バーが、前記第1スライドトラック内にスライド可能に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の指紋認証データカード。
【請求項9】
前記インタフェースと接続される前記回路基板が、前記接続基部において固定的に配置されていることを特徴とする請求項5、7または8に記載の指紋認証データカード。
【請求項10】
前記インタフェースが、PCMCIAインタフェース、USBインタフェース、EXPRESS34インタフェース及びCFインタフェースのいずれか1つであることを特徴とする請求項1に記載の指紋認証データカード。
【請求項11】
前記プロセッサが、指紋認証モジュール及び制御モジュールを備え、
前記指紋認証モジュールが、収集した指紋情報を記録されている指紋テンプレートと比較し、比較結果を出力するように構成されており、
前記制御モジュールが、収集した指紋情報が指紋テンプレートと一致したときに、データカードを使用してネットワークにアクセスすることを許可するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の指紋認証データカード。
【請求項12】
前記指紋認証器が、指紋情報を収集するように構成されていることを特徴とする請求項11に記載の指紋認証データカード。
【請求項13】
データカードを備える電子デバイスであって、
前記データカードが、ケースと、前記ケース内に位置する回路基板と、インタフェースと、指紋認証器と、を備え、
前記ケースが、穴部を有し、
前記インタフェースが、前記穴部を通過し、前記回路基板と接続され、
前記指紋認証器が、前記ケース内に配置され、前記ケース内の前記回路基板にあるプロセッサと接続され、
前記データカードが、前記インタフェースを介して当該電子デバイスと接続されることを特徴とする電子デバイス。
【請求項14】
前記データカードが、スライドカバーをさらに備え、
前記スライドカバーが、前記ケースに配置され、
前記指紋認証器が、前記スライドカバーの下に隠され、
前記スライドカバーを前記ケースに対してスライドさせた後、前記指紋認証器が外気にさらされることを特徴とする請求項13に記載の電子デバイス。
【請求項15】
前記ケースが、上ケース及び下ケースを備え、
前記上ケースが、そこに開口するキャビティを有し、
前記指紋認証器が、前記キャビティ内に配置され、前記ケース内の前記回路基板にある前記プロセッサと接続されることを特徴とする請求項13または14に記載の電子デバイス。
【請求項16】
ノートブック、ネットブック及びコンピュータのいずれか1つであることを特徴とする請求項13に記載の電子デバイス。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2013−504138(P2013−504138A)
【公表日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−528222(P2012−528222)
【出願日】平成22年11月26日(2010.11.26)
【国際出願番号】PCT/CN2010/079158
【国際公開番号】WO2011/066781
【国際公開日】平成23年6月9日(2011.6.9)
【出願人】(509296306)▲華▼▲為▼▲終▼端有限公司 (44)
【Fターム(参考)】