説明

振り出し容器

【課題】食塩等の振り出し容器の収容物は、吸湿して固まり又は中蓋に付着して、振り出し難くなる。
【解決手段】小孔3aを有する中蓋3に撹拌部材6を回転自在に支持する。撹拌部材6は、スプライン部12を外部に突出して有し、キャップ5のスプライン孔部22に係合する。使用に際してキャップ5を回転する度に、撹拌部材6が収容物Sを撹拌する。中蓋3の裏面に摺接しつつ掻き落し部材15が撹拌部材6と一体に回転し、中蓋に付着した収容物を掻き落す。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、塩,胡椒,唐辛子,ゴマ塩等の調味料,その他の粉末又は顆粒状の収容物を振り出して用いる振り出し容器に係り、詳しくは吸湿して固まりやすい食塩等の収容物を撹拌して確実に振り出すことの可能な振り出し容器に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、食卓塩等の調味料を収容した容器(瓶)は、容器本体の開口部に多数の小孔を有する中蓋が装着され、更にキャップにて蓋している。キャップをねじにより容器本体より取り外した状態で、容器本体を逆にして振り出すことにより、容器本体内の食塩等が中蓋の小孔を通して所定量ずつ排出され、使用に供される。
【0003】
容器内の調味料、特に食塩は、吸湿して固まりやすく、また中蓋の小孔部分に付着して目詰りしやすく、使用者が振り出そうとしても、外部に排出され難い状態が度々生じる。使用者は、その度に、中蓋を取って容器本体内部の食塩等の塊りを箸等で砕くか又は中蓋に付着した食塩等を拭き取る必要がある。
【0004】
従来、キャップの内面に、先端が尖った塊化収納物粉砕用の突起を一体に垂設し、容器を倒立させて収容物を振り出す際に、塊りを突起により粉砕して、塊りが引っ掛って収容物の振り出しの阻害を防止する振り出し容器が提案されている(特許文献1参照)。
【0005】
また、キャップに、収容物の通行(排出)を遮断する遮断壁と、開口に網を張った網目口とを設け、容器から収容物を振り出す際、塊りを網に衝突させて、網による小さな接触面積により上記塊りを破砕して、網目口より細分化して振り出す容器が提案されている(特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献1】特開平8−91405号公報
【特許文献2】特開平10−167302号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述した振り出し容器は、いずれも、容器内に生じた収容物の塊りを、慣性力により突起又は網に衝突して塊りを粉砕するものであって、塊りの結合力と塊りに作用する慣性力との関係によって充分に粉砕できない場合があり、特に食塩のように吸湿して強い結合力により固まる場合、何回振り出し作業を繰返しても、塊りを充分に細分化することができず、中蓋の小孔に目詰りして、使用に供することが困難になることがある。
【0008】
そこで、本発明は、キャップを回転して容器本体に着脱する作業を利用して、容器本体内の収容物を撹拌し、食塩等の収納物を確実に振り出すことが可能な振り出し容器を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、粉末又は顆粒状の収容物(S)(K)を収納し得る容器本体(2)(31)の開口部(2a)(31a)を、回転により取り付け又は取り外し自在なキャップ(5)(32)にて蓋すると共に、前記開口部に配置した小孔(3a)(32a)から前記収容物を振り出し得る振り出し容器(1)(30)において、
前記キャップ(5)(32)の回転に伴って回転し、前記容器本体(2)(31)内の収容物を撹拌する撹拌部材(6)(39)を備えたことを特徴とする。
【0010】
一例として、例えば図1,図2を参照して示すと、前記容器本体(2)の開口部(2a)に、前記小孔(3a)を有する中蓋(3)を着脱自在に取り付け、
該中蓋に回転自在に前記撹拌部材(6)を支持し、
前記撹拌部材の前記中蓋(3)の外部分と、前記キャップ(5)とに、該キャップの回転方向には一体に連動し、軸方向に相対移動可能に連結する連結部(12,22)をそれぞれ設けた振り出し容器にある。
【0011】
好ましくは、前記中蓋(3)の前記容器本体(2)の内部側となる裏面に摺接すると共に前記撹拌部材(6)と一体に回転する掻き落し部材(15)を備える。
【0012】
他例として、例えば図3を参照して示すと、前記キャップ(32)に、前記小孔(32a)を形成すると共に、該小孔を閉塞する位置と該小孔を開放する位置とに安定するように付勢して蓋体(33)を設け、
前記キャップ(32)に一体に前記撹拌部材(39)を設けた振り出し容器にある。
【0013】
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これにより特許請求の範囲の記載に何等影響を及ぼすものではない。
【発明の効果】
【0014】
請求項1に係る本発明によると、容器本体の収容物が吸湿して固まっても、キャップを容器本体に取り付け又は取り外すために回転すると、それに伴って撹拌部材が回転して収容物を撹拌し、塊りを崩すことができ、これにより小孔から収容物を確実に振り出すことができる。
【0015】
また、ミル等の複雑な構造を用いなくとも、粉末又は顆粒状の収容物を常に確実に振り出すことができ、振り出し容器は、詰め替えて何度も使用することができ、また岩塩等の高級な収容物の振り出し容器としても使用可能となる。
【0016】
請求項2に係る本発明によると、振り出し容器の使用に際して、キャップを取り外し、取り付ける度に撹拌部材により自動的に収容物を撹拌することができ、収容物が固まって振り出しできない状態を、塊りを粉砕する特別な操作をすることなく防止でき、常に正確かつ確実な収容物の振り出し作業を維持することができる。
【0017】
請求項3に係る本発明によると、撹拌部材による収容物の撹拌作業と同時に、掻き落し部材により中蓋裏面の掻き落し動作ができ、湯気のある食品に供する等により、中蓋に食塩等の収容物が付着することがあっても、該付着した収容物は、使用に際して確実に掻き落され、小孔が目詰りすることを防止して、どのような使用状態にあっても常に確実かつ正確な振り出し作業を保持することができる。
【0018】
請求項4に係る本発明によると、キャップに撹拌部材を固定した簡単な構造により、キャップの回転操作により収容物の撹拌を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。調味料、特に食塩に用いて好適な振り出し容器(食卓塩用容器)1は、図1及び図2に示すように、ガラス製の瓶からなる容器本体2と、該容器本体2の開口部2aに着脱自在に取り付けられかつ多数の小孔3a…を有する中蓋3と、上記開口部を蓋するキャップ5と、を備える。容器本体2は、その開口部2a側の外周面に雄ねじ部2bが一体に形成されており、かつ円筒状の内部には食塩Sが収容されている。キャップ5は、硬質プラスチックからなりその内周面に雌ねじ部5bが一体に成形されており、上記容器本体の雄ねじ部2bと螺合して、締め付けた状態にあって、その底面5cが中蓋3の表面に密着して容器本体2を蓋する。
【0020】
中蓋3は、プラスチックからなり、周囲に鍔部3cを有し、該鍔部が容器本体2の開口部周囲に形成された環状の突条2cに弾性力にて係合して、容器本体2の開口部分に装着される。該中蓋3には、円周上に形成された前記多数の小孔3aの外に、中央部に貫通孔3eを有する肉厚のボス部3dが一体に成形されている。貫通孔3eに貫通してかつ前記ボス部3dに回転自在に支持されて、中蓋3に本発明に係る撹拌部材6が配置されている。
【0021】
撹拌部材6は、下側から順に、撹拌部7、大径部9、2面取り部10、回転支持部11、スプライン部12及びガイド棒部13が形成されてなる。撹拌部7は、大径部9から分岐されて、上下方向(軸線方向に平行)に延びる4本の撹拌棒7a,7bからなり、その内の2本(7a)が長く、2本(7b)が短く構成され、かつ各先端7cが尖って形成されている。大径部9の上部は2面取り部10となって後述する掻き落し部材15を一体に回転するように取り付けられる。回転支持部11の更に上方には、所定長さのスプライン部12が形成されており、該スプライン部の上部は、そのスプライン凸条が凹溝と同径となるように上方に向って縮径するテーパ面12aとなっており、更に該テーパ面の先端が上記縮径された径でそのまま延びて所定長さのガイド棒部13となっている。
【0022】
上記掻き落し部材15は、プレート15aの表面の毛の短いブラシ15bが多数植設されており、かつ該プレートの中央部に2面取り孔15cが形成されている。そして、該掻き落し部材15は、上記2面取り孔15cに上記撹拌部材6がそのガイド棒部13側から挿入され、上記2面取り部10に嵌合して回転方向に一体になると共に、大径部9の段差部にプレート15aが当接して軸方向に位置決めされる。
【0023】
該掻き落し部材15を取り付けた状態で、上記撹拌部材6の上端部が、中蓋3の裏面からボス部3dの貫通孔3eに挿入され、該ボス部の上方に、前記ガイド棒部13、スプライン部12及び回転支持部11の一部が突出する。そして、該回転支持部11の突出部分に抜止め用リング16が嵌着、接着剤、弾力摩擦、螺着又はその他の固着手段にて固着される。これにより、撹拌部材6は、該抜止め用リング16と上記大径部9との間に、掻き落し部材15をそのブラシ15bが中蓋3の裏面に接触するように挟んで、中蓋3に軸方向を位置決めされて取り付けられ、かつその円筒状の回転支持部11が中蓋3のボス部3dに回転自在に支持される。上記抜止め用リング16は、低摩擦係数からなる金属又はプラスチックからなり、ボス部3dの上面に当接して撹拌部材6のスラスト方向荷重を回転自在に支持する。
【0024】
キャップ5は、その底面5cの中央部分が上方に突出した突出部5dとなっており、該突出部5dの内部に、上記スプライン部12及びガイド棒部13と係合する孔部20が形成されている。該孔部は、底面側から順に、前記抜止め用リング16を受入れる環状凹部21、上記スプライン部12と係合する雌スプライン部22、そして上記ガイド棒部13を嵌挿するガイド孔部23が形成されてなる。雌スプライン部22は、上記スプライン部12と対応する所定長さからなると共に、その上端部はスプライン凹溝が凸条と同径となるように縮径するテーパ面22aとなっており、かつその上端で所定長さのガイド孔部23に連なっている。そして、上記キャップ5の雌スプライン部22及びガイド孔部23と、前記撹拌部材6のスプライン部12及びガイド棒部13とが互に係合して、撹拌部材6とキャップ5とを、回転方向に一体に連動しかつ軸方向に相対移動可能に連結する連結部を構成する。なお、スプライン部12及び雌スプライン部22は、それぞれに形成されたテーパ面12a,22aにてガイドされるので、ガイド棒部13及びガイド孔部23を省いてもよい。
【0025】
ついで、前記振り出し容器1の作動について説明する。容器本体2には食塩S等の調味料が収容され、非使用時にはキャップ5にて開口部2aが蓋されている。この際、撹拌部材の上方突出部分12,13は、キャップ5の孔部20内に受入れられ、キャップ5の底面5cが中蓋3に密着している。使用に際して、キャップ5をねじ2b,5bの緩む方向に回転すると、キャップ5の雌スプライン部22と撹拌部材6のスプライン部12とが係合しているので、撹拌部材6も一体に回転する。これにより、撹拌部7が容器本体2内部の食塩Sを撹拌し、該食塩が吸湿して固まっていても、該塊りを崩す。また、撹拌部材6と一体に掻き落し部材15が、そのブラシ15bが中蓋3の裏面に接触しつつ回転し、中蓋の裏面に食塩が付着していても、該食塩を掻き落して、小孔3aの目詰りを解消する。
【0026】
キャップ5は、ねじ回転により容器本体2から取り外されるが、この際スプライン12,22が軸方向の動きを許容するので、キャップ5の取り外しに支障となることはない。そして、容器本体2を逆にして振り出し作業するが、容器本体内の食塩は、撹拌部7により崩されると共に掻き落し部材15により目詰りは解消されているので、スムーズに排出される。
【0027】
食塩の振り出しが終了して、キャップ5を締める際、まず撹拌部材6のガイド棒部13がキャップの孔部20に入り、そして該ガイド棒部13が、テーパ面22aに沿ってガイド孔部23に導かれると共に、両テーパ面12a,22aによりスプライン部12がスプライン孔部22に導かれる。そして、キャップ5の雌ねじ部5bが容器本体2の雄ねじ部2bに螺合し、キャップ5をねじ込む方向に回転することにより、キャップ5は締められる。該キャップ5の回転に伴い、キャップ取り外し時と同様に、撹拌部7が食塩を撹拌すると共に、使用時に湯気が当って中蓋3裏面に付着した食塩も掻き落し部材15により掻き落しされる。なお、ガイド棒部13及びスプライン部のテーパ面12a及び22aの存在により、キャップ5を容器本体2にねじ結合すると共にスプライン12,13を係合する作動を支障なくスムーズに行うことができる。
【0028】
また、本振り出し容器1は、上述したように、食塩等の収容物が固まることなく、かつ中蓋3に付着することを防止して、長期に亘って使用することが可能であるため、収容物を詰め替えて何度も使用可能である。該詰め替えは、キャップ5を取り外した状態で、更に中蓋3も取り外して、袋詰め等の岩塩等の高級な食塩を容器本体2に一杯に詰め込まれて行われる。そして、撹拌部材6は、その撹拌棒7a,7bの突尖した先端7cにより上記詰め込まれた食塩内に容易に差込まれることにより、中蓋3が容器本体2に装着される。また、容器本体2に一杯に食塩等が詰め込まれた状態にあっても、撹拌棒7a,7bは、その内の2本7bが短いので、過大な回転抵抗を受けることなく回転して撹拌し得る。
【0029】
ついで、図3に沿って、他の実施の形態について説明する。振り出し容器30は、胡椒等の調味料Kを収容し得る容器本体31と、キャップ32とを備え、容器本体31の開口部31aの外周側に形成された雄ねじ部31bと、キャップ32の内周面に形成された雌ねじ部32bとが螺合して、キャップ32は、容器本体31の回転により取り外し自在に取り付けられる。キャップ32の底面32cには、複数個の小孔32aが形成されており、また該キャップの一側の支点部材32dを中心に回動自在に蓋体33が連結されている。キャップ32と蓋体33との間には、該キャップを図示する開放する位置とキャップの上面に密着する閉塞位置とで安定するように付勢する板バネ状の付勢部材35が設けられている。また、蓋体33には、上記閉塞位置にて小孔32aに嵌合して該小孔32aを密閉する多数の突起33aが一体に成形されている。なお、図中32eは、小孔32a部分を囲むように設けられた縁部である。
【0030】
そして、上記キャップ32の裏面中央には、円筒状の固定用ボス部37が一体に成形されている。該ボス部37にはねじ孔37aが形成されており、本発明に係る撹拌部材39が固定される。撹拌部材39は、コイルバネ形状からなる撹拌部40と、端部にねじ41aが形成されている軸部41とからなり、ねじ41aが上記ボス部のねじ孔37aに螺合し、かつナット42により締め付け・緩み止めされて、キャップ32に一体に固着される。
【0031】
本実施の形態の振り出し容器30は、撹拌部材39が容器本体31内の調味料Kに埋め込まれるようにして、キャップ32が容器本体31に装着されている。容器の不使用時にあっては、蓋体33が閉塞位置にあって小孔32aが突起33aにより閉塞されている。そして、蓋体33を開放位置に動かして付勢部材35により該位置に安定した状態で、該容器30を逆にして振り出すことにより、調味料Kが小孔32aから排出され、使用に供せられる。
【0032】
容器本体31内の調味料Kが固まって、小孔32aから出難くなると、使用者は、キャップ32を回転して取り外すように緩める。該キャップの回転により撹拌部材39も一体に回転し、そのコイルバネ状の撹拌部40が調味料Kを撹拌して、上記塊りを崩す。この際、キャップ32は、容器本体31から取り外すまで回転してもよく、また途中で止めて逆転して締め付けてもよい。
【0033】
キャップ32を容器本体31から取り外した場合、撹拌部材39を上下動して、上記塊りを粉砕してもよい。また、キャップ32のねじ32b,31bと撹拌部40のコイルの巻き方向及びピッチを略々同じにして、キャップ32のねじ32b,31bによる取り付け・取り外しの際、撹拌部40が同じピッチで収容物Kに進退して、キャップの取り付け・取り外しをスムーズに行うようにしてもよい。
【0034】
なお、上述した実施の形態は、撹拌部材6,39の撹拌部7,40を棒形状又はコイルバネ形状としたが、これに限らず、プロペラ形状等他の形状でもよい。また、キャップ5,32は、ねじにより取り付け、取り外したが、バヨネット等の他の回転により取り付け、取り外しできるものにも同様に適用可能である。図1及び図2の実施の形態において、掻き落し部材15を省いてもよいことは勿論である。また、食塩,胡椒等の調味料について説明したが、容器には、化粧品等の他の粉末又は顆粒状の物体を収容してもよいことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の実施の形態を示す図で(a)は一部断面した容器本体、中蓋及び撹拌部材の正面図、(b)は断面したキャップの正面図、(c)は中蓋及び撹拌部材の平面図である。
【図2】上記実施の形態を示す分解して示した斜視図である。
【図3】本発明の他の実施の形態を示す一部断面した正面図である。
【符号の説明】
【0036】
1,30 振り出し容器
2,31 容器本体
3 中蓋
3a,32a 小孔
5,32 キャップ
6,39 撹拌部材
7,40 撹拌部
12,22 連結部(スプライン部、スプライン孔部)
13,23 ガイド棒部、ガイド孔部
15 掻き落し部材
S,K 収容物(食塩、胡椒、調味料)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
粉末又は顆粒状の収容物を収納し得る容器本体の開口部を、回転により取り付け又は取り外し自在なキャップにて蓋すると共に、前記開口部に配置した小孔から前記収容物を振り出し得る振り出し容器において、
前記キャップの回転に伴って回転し、前記容器本体内の収容物を撹拌する撹拌部材を備えた、
ことを特徴とする振り出し容器。
【請求項2】
前記容器本体の開口部に、前記小孔を有する中蓋を着脱自在に取り付け、
該中蓋に回転自在に前記撹拌部材を支持し、
前記撹拌部材の前記中蓋の外部分と、前記キャップとに、該キャップの回転方向には一体に連動し、軸方向に相対移動可能に連結する連結部をそれぞれ設けた、
請求項1記載の振り出し容器。
【請求項3】
前記中蓋の前記容器本体の内部側となる裏面に摺接すると共に前記撹拌部材と一体に回転する掻き落し部材を備えた、
請求項2記載の振り出し容器。
【請求項4】
前記キャップに、前記小孔を形成すると共に、該小孔を閉塞する位置と該小孔を開放する位置とに安定するように付勢して蓋体を設け、
前記キャップに一体に前記撹拌部材を設けた、
請求項1記載の振り出し容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−189375(P2008−189375A)
【公開日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−28536(P2007−28536)
【出願日】平成19年2月7日(2007.2.7)
【出願人】(000229276)日本テレビ放送網株式会社 (53)
【Fターム(参考)】