排出ダンパー
【課題】 酵素工業ならびに醸造工業の原料となる穀類の浸漬装置の排出ダンパーに関する。
【解決手段】 浸漬装置下部に設けた浸漬穀類の排出ダンパーにおいて、排出ダンパーを開閉するためのスライドダンパーを設け、該スライドダンパーをエアシリンダーなどにより水平に移動させることによりガイドやローラーに接することなく開閉させる機構を設置した。該スライドダンパーは閉位置において安全機構を備えたロック機構により持ち上げられるとともに、強力に密閉される。これによりスライドダンパー開閉による各種部品の磨耗劣化を防止できる。また、スライドダンパーに排水口を設けたことにより、タンクに設置した排水口より下に残留する浸漬水を完全に排水することができる。
【解決手段】 浸漬装置下部に設けた浸漬穀類の排出ダンパーにおいて、排出ダンパーを開閉するためのスライドダンパーを設け、該スライドダンパーをエアシリンダーなどにより水平に移動させることによりガイドやローラーに接することなく開閉させる機構を設置した。該スライドダンパーは閉位置において安全機構を備えたロック機構により持ち上げられるとともに、強力に密閉される。これによりスライドダンパー開閉による各種部品の磨耗劣化を防止できる。また、スライドダンパーに排水口を設けたことにより、タンクに設置した排水口より下に残留する浸漬水を完全に排水することができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、穀物浸漬タンク下部排出口のスライドダンパー装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
酵素工業ならびに醸造工業の原料となる穀類の浸漬において穀類を浸漬したのちに浸漬水を排出する工程で、穀類堆積層の下面が接触するスライドダンパーから残水を除去する方法や、浸漬タンクの下部から吸引装置により残水を吸引する方法などがある。いずれの場合においてもダンパーとタンク排出口は原料ならびに浸漬水の漏出を防止するため密閉する必要がある。そのため、多くの場合スライドダンパーは排出ダンパーに設けられたパッキンに強く押し付けられながら水平移動していた。
【0003】
例えば実公平7−37620号公報(特許文献1)にはスライドダンパーをモーターにより自動で開閉させる方法が開示されているが、密閉の方法はパッキンの内側に加減圧ラインを設け、ダンパーが閉じた状態では加圧によりパッキンを押し出し、ダンパーを開ける際は減圧によりパッキンを引き込むというものである。
【0004】
一方、スライドダンパーの移動時にパッキンに全く接触しない方法として特開平9−323041号公報(特許文献2)にはスライドダンパーを排出ダンパーの排出口閉位置まで移動させた後に、スライドダンパーの下面に設置した偏心ローラを回転させることによりスライドダンパーを上昇させてパッキンと密着させる方法について開示されている。
【特許文献1】実公平7−37520号公報
【特許文献2】特開平9−323041号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来のダンパーは手動・自動に関わらず開閉時にパッキン及びガイドと接触するものが多く、ガイドとダンパー板が磨耗し、削り屑が浸漬原料排出時に混入する恐れがあるとともにパッキンが変形する恐れもあった。
【0006】
また、偏心ローラによりスライドダンパーとパッキンを密着させる場合においてはローラのすべりが発生する、ローラの回転に高出力のモーターが必要であるなどの問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、浸漬装置下部に設けた穀類の排出ダンパーにおいて、排出ダンパーを排出口に設けたパッキンと接触させずに開閉させ、閉時にはロック装置により該ダンパーと該パッキンとを密着させる機構を設けた。
【0008】
また、排出ダンパーを固定するためのロック装置は少なくともダンパー押さえ部、駆動部、該押さえ部と該駆動部の連結部からなり、駆動部と連結部の結合部が駆動部の支点と押さえ部の力点を結んだ直線よりもタンク側に位置させた。停電など不測の事態においてもロックが解除されることがないようにするためにはエアシリンダーのエア供給部に密閉性の高い電磁弁を用いるなどの方法が考えられるが、長時間にわたり高圧を維持するのは困難であるうえ、電磁弁自体に故障の可能性がある。一方、本装置はてこの原理を利用しているため、一度ロック状態になると自然に解除されることがない。
【0009】
さらに、タンク下部に設けた排水口よりも下の空間に滞留する排水を排出するため、排出ダンパーそのものにも排出口を備えた。
【発明の効果】
【0010】
てこの原理を用いたロック機構を用いることにより、エアシリンダーにより容易にスライドダンパーをパッキンと密着させることが可能となり、不測の事態でもロックが解除されないという効果もある。
【0011】
また、スライドダンパーとタンク排出口およびその周辺部とを非接触にすることが可能であるため、スライドダンパーの磨耗を防ぐことができると同時に、異物混入の原因となる削り屑の発生を予防することも可能となった。
【0012】
さらにスライドダンパーに水切りメッシュおよび排水口を設けたことで、タンク最下部の被浸漬物の水切りを完全に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、図面によりこの発明の実施例を説明する。図1はスライドダンパーを設けた浸漬装置の排水口正面から見た縦断面図である。図2はスライドダンパーを設けた浸漬装置の排水口側面から見た縦断面図である。図3はスライドダンパーを設けた浸漬装置を下部から見た横断面図である。図4はロック機構の解除状態を示した図であり、図5はロック機構の動作時の状態を示した図である。図6は排出口を設けたスライドダンパーの説明図である。
【0014】
本機構では、浸漬装置の下部に排出ダンパーを設け、この排出ダンパーの開閉をスライドダンパーにより行う。このスライドダンパーは水平方向に移動する駆動装置に接続するが、該駆動装置はエアシリンダーのほか、ねじ式送り出し装置など直線的に作動し、スライドダンパーの重量に耐えうるものであればどのようなものでも良い。なお、スライドダンパーの駆動装置はタンク外壁に接続した支持体により支持することで、スライドダンパーが自重により下垂し、スライドダンパー押さえ板と接触することを防ぐことができる。
【0015】
スライドダンパーがエアシリンダーにより閉位置に移動すると、スライドダンパーの移動軸から見て左右に当たる位置に設けられたロック機構が作動し、ロック機構の押さえ部によりスライドダンパーが排出ダンパー排出口のパッキンに圧着され、完全に密閉される。従って、スライドダンパーとパッキンはロック機構が作動して初めて接触するため、パッキンが摩擦により劣化することはない。
【0016】
さらに、スライドダンパーはタンク周辺部とは非接触的に作動するため、ガイドレールやローラーなどとの摩擦による磨耗を防ぐことができると同時に、浸漬原料排出時に削り屑などの異物が混入することも防ぐことができる。
【0017】
ロック機構は、ダンパー押さえ部、駆動部、該押さえ部と該駆動部の連結部からなり、駆動部と連結部の結合部が駆動部の支点と押さえ部の力点を結んだ直線よりもタンク側に位置することを特徴とする。駆動部はロック機構に加圧するための部分であり、動力源としてはレバーなどを用いても良いし、エアシリンダーや電動モーターなどを用いても良い。
【0018】
駆動部と連結部の結合部が駆動部の支点と押さえ部の力点を結んだ直線よりもタンク側に位置することにより、駆動部の圧力が解除された場合でも押さえ部の保持力が解除されないが、その偏りは0.1〜2.0mmであることが望ましく、さらに好ましくは0.2〜1.5mm、さらに好ましくは0.3〜1.0mm、さらに好ましくは0.4〜0.5mmであることが望ましい。この偏りは調節部の突起長を調整することにより調節することができる。
【0019】
浸漬タンク下部には排水口が設けられ、浸漬後の排水が行えるようになっている。スライドダンパーにより浸漬米排出口は完全に密閉されるため、排水口に減圧装置を接続することにより短時間の排水が可能となり、浸漬時間を短時間に設定した限定吸水を行うことができる。
【0020】
さらに、スライドダンパー自体に排水口を設置することにより、タンク最下部に残ったわずかな排水も吸引などにより排水することができる。これによりタンク最下部の被浸漬物が過剰に浸漬されることを防ぐことができる。スライドダンパーの厚さには特に制限はないが、スライド時のダンパー押さえ板への接触を防ぐためには可能な限り薄いことが望ましく、浸漬タンク内の浸漬穀物の重量に耐えうる剛性を有していれば良い。本実施態様においてはスライドダンパー厚を10mm、排水口内径を5mmとしているが、この限りではない。
【0021】
また、メッシュ部も同様に浸漬タンク内の浸漬穀物の重量に耐えうる剛性を有している必要があるため、スリット状の排水穴を設けたものが望ましい。メッシュ部の形状は円形、四角形、かまぼこ型などどのようなものでも良い。また、メッシュ中央部のひずみを防ぐため、排水だまり中央部には突起部を設けることが望ましい。さらに、排水だまり中に排水が残存するのを防ぐため、排水だまりには出口側に傾斜をつけ、排水溝を設けることが望ましい。
【0022】
スライドダンパー内の排水だまりからの排水経路はどのような経路をとっても構わないが、スライドダンパー支持アームと同じ側へ設置することが望ましく、場合によっては支持アーム内に排水経路を設置しても構わないが、本実施態様のように、支持アームの左右に各一ずつ排水口および排水経路を設置しても良い。なお、排水経路出口(17)には吸引装置を接続することにより確実に排水することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】スライドダンパーを設けた浸漬装置のロック機構作動時の排水口正面から見た縦断面図である。
【図2】スライドダンパーを設けた浸漬装置のロック機構開放時の排水口側面から見た縦断面図である。
【図3】スライドダンパーを設けた浸漬装置を下部から見た横断面図である
【図4】ロック機構の解除状態を示した説明図である。
【図5】ロック機構の作動時の状態を示した説明図である。
【図6】排水口を設けたスライドダンパーの説明図である。
【符号の説明】
【0024】
1 浸漬タンク
2 ロック機構
3 タンク内壁
4 排水口
5 パッキン
6 スライドダンパー
7 ダンパー押さえ板
8 ダンパー押さえ板懸垂棒
9 排出ダンパー
10 スライドダンパー支持アーム
11 エアシリンダー
12 支持部
13 駆動部
14 連結部
15 押さえ部
16 水切りメッシュ
17 排水口
18 駆動部支点
19 駆動部と連結部の結合部
20 押さえ部力点
21 調節部
【技術分野】
【0001】
本発明は、穀物浸漬タンク下部排出口のスライドダンパー装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
酵素工業ならびに醸造工業の原料となる穀類の浸漬において穀類を浸漬したのちに浸漬水を排出する工程で、穀類堆積層の下面が接触するスライドダンパーから残水を除去する方法や、浸漬タンクの下部から吸引装置により残水を吸引する方法などがある。いずれの場合においてもダンパーとタンク排出口は原料ならびに浸漬水の漏出を防止するため密閉する必要がある。そのため、多くの場合スライドダンパーは排出ダンパーに設けられたパッキンに強く押し付けられながら水平移動していた。
【0003】
例えば実公平7−37620号公報(特許文献1)にはスライドダンパーをモーターにより自動で開閉させる方法が開示されているが、密閉の方法はパッキンの内側に加減圧ラインを設け、ダンパーが閉じた状態では加圧によりパッキンを押し出し、ダンパーを開ける際は減圧によりパッキンを引き込むというものである。
【0004】
一方、スライドダンパーの移動時にパッキンに全く接触しない方法として特開平9−323041号公報(特許文献2)にはスライドダンパーを排出ダンパーの排出口閉位置まで移動させた後に、スライドダンパーの下面に設置した偏心ローラを回転させることによりスライドダンパーを上昇させてパッキンと密着させる方法について開示されている。
【特許文献1】実公平7−37520号公報
【特許文献2】特開平9−323041号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来のダンパーは手動・自動に関わらず開閉時にパッキン及びガイドと接触するものが多く、ガイドとダンパー板が磨耗し、削り屑が浸漬原料排出時に混入する恐れがあるとともにパッキンが変形する恐れもあった。
【0006】
また、偏心ローラによりスライドダンパーとパッキンを密着させる場合においてはローラのすべりが発生する、ローラの回転に高出力のモーターが必要であるなどの問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、浸漬装置下部に設けた穀類の排出ダンパーにおいて、排出ダンパーを排出口に設けたパッキンと接触させずに開閉させ、閉時にはロック装置により該ダンパーと該パッキンとを密着させる機構を設けた。
【0008】
また、排出ダンパーを固定するためのロック装置は少なくともダンパー押さえ部、駆動部、該押さえ部と該駆動部の連結部からなり、駆動部と連結部の結合部が駆動部の支点と押さえ部の力点を結んだ直線よりもタンク側に位置させた。停電など不測の事態においてもロックが解除されることがないようにするためにはエアシリンダーのエア供給部に密閉性の高い電磁弁を用いるなどの方法が考えられるが、長時間にわたり高圧を維持するのは困難であるうえ、電磁弁自体に故障の可能性がある。一方、本装置はてこの原理を利用しているため、一度ロック状態になると自然に解除されることがない。
【0009】
さらに、タンク下部に設けた排水口よりも下の空間に滞留する排水を排出するため、排出ダンパーそのものにも排出口を備えた。
【発明の効果】
【0010】
てこの原理を用いたロック機構を用いることにより、エアシリンダーにより容易にスライドダンパーをパッキンと密着させることが可能となり、不測の事態でもロックが解除されないという効果もある。
【0011】
また、スライドダンパーとタンク排出口およびその周辺部とを非接触にすることが可能であるため、スライドダンパーの磨耗を防ぐことができると同時に、異物混入の原因となる削り屑の発生を予防することも可能となった。
【0012】
さらにスライドダンパーに水切りメッシュおよび排水口を設けたことで、タンク最下部の被浸漬物の水切りを完全に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、図面によりこの発明の実施例を説明する。図1はスライドダンパーを設けた浸漬装置の排水口正面から見た縦断面図である。図2はスライドダンパーを設けた浸漬装置の排水口側面から見た縦断面図である。図3はスライドダンパーを設けた浸漬装置を下部から見た横断面図である。図4はロック機構の解除状態を示した図であり、図5はロック機構の動作時の状態を示した図である。図6は排出口を設けたスライドダンパーの説明図である。
【0014】
本機構では、浸漬装置の下部に排出ダンパーを設け、この排出ダンパーの開閉をスライドダンパーにより行う。このスライドダンパーは水平方向に移動する駆動装置に接続するが、該駆動装置はエアシリンダーのほか、ねじ式送り出し装置など直線的に作動し、スライドダンパーの重量に耐えうるものであればどのようなものでも良い。なお、スライドダンパーの駆動装置はタンク外壁に接続した支持体により支持することで、スライドダンパーが自重により下垂し、スライドダンパー押さえ板と接触することを防ぐことができる。
【0015】
スライドダンパーがエアシリンダーにより閉位置に移動すると、スライドダンパーの移動軸から見て左右に当たる位置に設けられたロック機構が作動し、ロック機構の押さえ部によりスライドダンパーが排出ダンパー排出口のパッキンに圧着され、完全に密閉される。従って、スライドダンパーとパッキンはロック機構が作動して初めて接触するため、パッキンが摩擦により劣化することはない。
【0016】
さらに、スライドダンパーはタンク周辺部とは非接触的に作動するため、ガイドレールやローラーなどとの摩擦による磨耗を防ぐことができると同時に、浸漬原料排出時に削り屑などの異物が混入することも防ぐことができる。
【0017】
ロック機構は、ダンパー押さえ部、駆動部、該押さえ部と該駆動部の連結部からなり、駆動部と連結部の結合部が駆動部の支点と押さえ部の力点を結んだ直線よりもタンク側に位置することを特徴とする。駆動部はロック機構に加圧するための部分であり、動力源としてはレバーなどを用いても良いし、エアシリンダーや電動モーターなどを用いても良い。
【0018】
駆動部と連結部の結合部が駆動部の支点と押さえ部の力点を結んだ直線よりもタンク側に位置することにより、駆動部の圧力が解除された場合でも押さえ部の保持力が解除されないが、その偏りは0.1〜2.0mmであることが望ましく、さらに好ましくは0.2〜1.5mm、さらに好ましくは0.3〜1.0mm、さらに好ましくは0.4〜0.5mmであることが望ましい。この偏りは調節部の突起長を調整することにより調節することができる。
【0019】
浸漬タンク下部には排水口が設けられ、浸漬後の排水が行えるようになっている。スライドダンパーにより浸漬米排出口は完全に密閉されるため、排水口に減圧装置を接続することにより短時間の排水が可能となり、浸漬時間を短時間に設定した限定吸水を行うことができる。
【0020】
さらに、スライドダンパー自体に排水口を設置することにより、タンク最下部に残ったわずかな排水も吸引などにより排水することができる。これによりタンク最下部の被浸漬物が過剰に浸漬されることを防ぐことができる。スライドダンパーの厚さには特に制限はないが、スライド時のダンパー押さえ板への接触を防ぐためには可能な限り薄いことが望ましく、浸漬タンク内の浸漬穀物の重量に耐えうる剛性を有していれば良い。本実施態様においてはスライドダンパー厚を10mm、排水口内径を5mmとしているが、この限りではない。
【0021】
また、メッシュ部も同様に浸漬タンク内の浸漬穀物の重量に耐えうる剛性を有している必要があるため、スリット状の排水穴を設けたものが望ましい。メッシュ部の形状は円形、四角形、かまぼこ型などどのようなものでも良い。また、メッシュ中央部のひずみを防ぐため、排水だまり中央部には突起部を設けることが望ましい。さらに、排水だまり中に排水が残存するのを防ぐため、排水だまりには出口側に傾斜をつけ、排水溝を設けることが望ましい。
【0022】
スライドダンパー内の排水だまりからの排水経路はどのような経路をとっても構わないが、スライドダンパー支持アームと同じ側へ設置することが望ましく、場合によっては支持アーム内に排水経路を設置しても構わないが、本実施態様のように、支持アームの左右に各一ずつ排水口および排水経路を設置しても良い。なお、排水経路出口(17)には吸引装置を接続することにより確実に排水することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】スライドダンパーを設けた浸漬装置のロック機構作動時の排水口正面から見た縦断面図である。
【図2】スライドダンパーを設けた浸漬装置のロック機構開放時の排水口側面から見た縦断面図である。
【図3】スライドダンパーを設けた浸漬装置を下部から見た横断面図である
【図4】ロック機構の解除状態を示した説明図である。
【図5】ロック機構の作動時の状態を示した説明図である。
【図6】排水口を設けたスライドダンパーの説明図である。
【符号の説明】
【0024】
1 浸漬タンク
2 ロック機構
3 タンク内壁
4 排水口
5 パッキン
6 スライドダンパー
7 ダンパー押さえ板
8 ダンパー押さえ板懸垂棒
9 排出ダンパー
10 スライドダンパー支持アーム
11 エアシリンダー
12 支持部
13 駆動部
14 連結部
15 押さえ部
16 水切りメッシュ
17 排水口
18 駆動部支点
19 駆動部と連結部の結合部
20 押さえ部力点
21 調節部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
浸漬装置下部に設けた浸漬穀類の排出ダンパーにおいて、排出ダンパーを、排出口に設けたパッキンと接触させることなく開閉させ、閉時にはロック装置により該ダンパーと該パッキンとを密着させる機構からなる浸漬装置の排出ダンパー装置。
【請求項2】
ロック装置が少なくともダンパー押さえ部、駆動部、該押さえ部と該駆動部を連結した連結部、から成り、駆動部と連結部の結合部が、駆動部の支点と押さえ部の力点を結んだ直線よりもタンク側に位置することを特徴とする請求項1に記載の排出ダンパー装置。
【請求項3】
排出ダンパーが水切りメッシュおよび排水口を備えたものであることを特徴とする請求項1および2に記載の排出ダンパー装置。
【請求項1】
浸漬装置下部に設けた浸漬穀類の排出ダンパーにおいて、排出ダンパーを、排出口に設けたパッキンと接触させることなく開閉させ、閉時にはロック装置により該ダンパーと該パッキンとを密着させる機構からなる浸漬装置の排出ダンパー装置。
【請求項2】
ロック装置が少なくともダンパー押さえ部、駆動部、該押さえ部と該駆動部を連結した連結部、から成り、駆動部と連結部の結合部が、駆動部の支点と押さえ部の力点を結んだ直線よりもタンク側に位置することを特徴とする請求項1に記載の排出ダンパー装置。
【請求項3】
排出ダンパーが水切りメッシュおよび排水口を備えたものであることを特徴とする請求項1および2に記載の排出ダンパー装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【公開番号】特開2008−104939(P2008−104939A)
【公開日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−289560(P2006−289560)
【出願日】平成18年10月25日(2006.10.25)
【出願人】(000165251)月桂冠株式会社 (88)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年10月25日(2006.10.25)
【出願人】(000165251)月桂冠株式会社 (88)
【Fターム(参考)】
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