説明

搬送装置用圧電駆動素子

【課題】駆動入力電圧を大幅に低下させることで、振動機の駆動電源の入力商用電圧を100V、200V両用で使用可能とし、絶縁トランス及び駆動電源の入力商用電圧の昇圧トランスが不要になり、小型化を図ることができる搬送装置用圧電駆動素子を提供する。
【解決手段】本搬送装置用圧電駆動素子は、金属ばね板に接着された圧電積層セラミックスを用い、この圧電積層セラミックスはセラミックス板と内部電極10a、10bを交互に積層してなり、この内部電極10a、10bを電極に接続する内部接続電極11a、11bを設け、この内部接続電極11a、11bをセラミックス板の幅方向の中央に設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は搬送装置用圧電駆動素子に係り、特に圧電駆動素子の内部電極を接続する内部接続電極の設置位置を改良した搬送装置用圧電駆動素子に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に従来の圧電駆動素子を用いた圧電駆動形パーツフィーダは、その振動を発生させる振動機構部に板ばね等の弾性板の両側面に圧電素子を取付けたバイモルフが多く加振体として採用され、このバイモルフの両側の圧電素子に、昇圧トランスにより交流電圧を印加すると、正の半サイクルで一方の圧電素子が伸び、他方の圧電素子が縮み、また、負の半サイクルで一方の圧電素子が縮み、他方の圧電素子が伸びるといった伸縮運動を繰返すことによりバイモルフが励振されてたわみ振動する。これによって、このバイモルフに連結した搬送体を斜め上下方向に振動させて、その搬送体上の搬送品を順次搬送する。
【0003】
しかし、従来の圧電駆動形パーツフィーダは、昇圧トランスを含む交流電源装置が、振動機構部が収容されるフィーダ本体外に、振動機構部とは別個に設けられている。このため、振動機構部の単体の電気的絶縁耐圧試験において、一般的な機器の規格である試験電圧(DC1500V)が印加できない。
【0004】
このような問題を解決するために、金属ばね板と圧電セラミックスの間に絶縁板を介在させるもの、あるいは金属ばね板の両面に、夫々電極を両面に有する圧電セラミックス板を接着し、この各圧電セラミックス板の両面の電極間に交流電圧を印加し、アクチュエータとして振動させる振動子であって、金属ばね板と圧電セラミックス板との間に、表面に金属箔を接着した絶縁フィルムを介在させ、金属ばね板と圧電セラミックス板とを電気的に絶縁する圧電振動子(特許文献1参照)が提案されている。
【0005】
しかしながら、特許文献1のものは、その最大入力電圧が250Vと大きく、その駆動電源としての駆動電源(コントローラ)の商用入力電圧は200Vラインのみの使用となり、現行の駆動電源は、100V、200Vライン両用が一般的であり200Vだけでは使用できないユーザーもでてくる。これは駆動電源の電気回路として、駆動素子への最大入力電圧250Vを得るためには、駆動電源ヘの入力商用電圧が200V以上であること、または、商用電圧を昇圧するトランスが必要となり、絶縁トランスをなくしたメリットがなくなる。また、駆動素子への入力電圧が250V以下では必要とする振動機の振幅が不足で搬送する品物(ワーク)の搬送スピードが不足し、単位時間当たりの搬送数量不足となる場合が発生する。
【0006】
このような問題を解決する手段として、圧電セラミックスとして、低電圧駆動が可能な積層形圧電セラミックスを使用し、さらに、金属ばね板と圧電セラミックスの間に絶縁板を介在させることで解決した。
【0007】
ここで、積層形圧電セラミックスを搬送装置の駆動素子に使用することは、特許文献2で公知である。
【0008】
また、金属ばね板と圧電セラミックスの間に絶縁板を介在させることも提案されている(特許文献1、3参照)。
【0009】
しかしながら、特許文献2に記載のものは、それぞれの圧電セラミックス電極に供給する入力信号線の処理に対する工夫がなされていないため実用上、実現困難であり、また、駆動電圧を低下させる工夫がなされていない。
【0010】
さらに、金属ばね板と圧電セラミックスの間に絶縁板を介在させることに関しては、特許文献1に開示されているが、特許文献1のものは、表面に金属箔を接着した絶縁フィルムを用いた絶縁方法であり、特許文献3のものは、セラミックスを絶縁板としその電極として枝状に延出した構成となっている。
【0011】
しかしながら、特許文献1のものは特許文献3における寿命試験の結果に示されるように従来駆動素子より寿命が劣ることが指摘されている。
【0012】
また、図12に示すように従来の圧電駆動形パーツフィーダ21は、圧電積層セラミックス22の外側から引き出される入力信号線23と内側から引き出される入力信号線24が結線されて圧電駆動形パーツフィーダ21外に引き出される。パーツフィーダ21の両側にはカバー板が付けられるため、外側の入力信号線23がカバーに挟まれないようにするため、この入力信号線23の外径より広い空隙を作る必要がある。このことは、近年搬送品物(ワーク)が微小化しており、ワークがパーツフィーダ21内に入り込まないようカバーとの空隙を極力狭くしたいという要望に応えられない。また、従来の圧電駆動形パーツフィーダの−側入力信号線は、パーツフィーダ本体から引き出されるため、パーツフィーダ本体のグランドと共通でありパーツフィーダ本体の絶縁耐圧テストは不合格となる。
【特許文献1】特開平11−31855号公報
【特許文献2】実公平4−1136号公報
【特許文献3】特開2003−134852号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、駆動入力電圧を大幅に低下させることで、振動機の駆動電源の入力商用電圧を100V、200V両用で使用可能とし、絶縁トランス及び駆動電源の入力商用電圧の昇圧トランスが不要になり、小型化を図ることができる搬送装置用圧電駆動素子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上述した目的を達成するため、本発明に係る搬送装置用圧電駆動素子は、金属ばね板の少なくとも一面に、電極が両面に設けられた圧電積層セラミックスを接着し、前記電極に交流電圧を印加し、アクチュエータとして振動させる搬送装置用圧電駆動素子において、前記圧電積層セラミックスはセラミックス板と内部電極を交互に積層してなり、この内部電極を前記電極に接続する内部接続電極を設け、この内部接続電極を前記セラミックス板の幅方向の中央に設けることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明に係る搬送装置用圧電駆動素子によれば、駆動入力電圧を50V程度に大幅に低下させることで、振動機の駆動電源の入力商用電圧を100V、200V両用で使用可能とし、絶縁トランス及び駆動電源の入力商用電圧の昇圧トランスが不要になり、小型化を図ることができる搬送装置用圧電駆動素子を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明の一実施形態に係る搬送装置用圧電駆動素子を圧電駆動形パーツフィーダに用いる例をとり、図面を参照して説明する。
【0017】
本発明に係る搬送装置用圧電駆動素子を用いた圧電駆動形パーツフィーダの斜視図である。
【0018】
図1に示すように、本実施形態に係る搬送装置用圧電駆動素子を用いた圧電駆動形パーツフィーダ1は、矩形状の基台2を有し、この基台2の上面には扁平コ字状の取付部材3を介して、圧電積層セラミックス4を備えた振動機構部5が取り付けられ、さらに、振動機構部5の上端には扁平コ字状の支持部材6が取り付けられ、この支持部材6には板状の搬送体7が取り付けられている。この搬送体7は圧電積層セラミックス4により支持部材6を介して振動され、搬送体7に載置されたワークを搬送する。
【0019】
振動機構部5は、一対の金属ばね板8と、この金属ばね板8に接着された例えば一対の圧電積層セラミックス4と変位拡大ばね板8´から構成される。
【0020】
図2〜図4に示すように、圧電積層セラミックス4は後述する絶縁基板9を介してエポキシ系接着剤を用いて金属ばね板8に接着されて、圧電積層セラミックス4には、圧電積層セラミックス4の後述する内部電極10a、10bを接続する一極側の内部接続電極11a、他極側の内部接続電極11bが設けられ、内部接続電極11a、11bには、裏面外部電極12a、表面外部電極12bを介して入力信号線13a、13bが設けられる。
【0021】
例えば、金属ばね板8の形状は24×43×厚さ3mmであり、取付用ねじ孔8aが4個設けられる。
【0022】
図5〜7に示すように、圧電積層セラミックス4は、セラミックス板15と内部電極10a、10bを交互に積層する構造をなし、一体焼成されたもので、その内部電極10a、10bはセラミックス板15の外周迄達するように設けられ、電気的には並列に、機械的には直列(積層)に構成される。
【0023】
例えば、圧電積層セラミックス4の形状は、0.1mm/1層、積層数5層、全体厚み0.55mm、面積20×20mmの形状である。
【0024】
セラミックス板15の外周迄達する内部電極10a、10bは、側面で銀電極を焼き付ける方法で極毎に一対の内部接続電極11a、11bを介して交互に接続されている。
【0025】
このとき同時に内部電極の最外側に位置する裏面外側内部電極14a、放電防止用切欠部14bを備えた表面外側内部電極14bもそれぞれの内部接続電極11a、11bに接続される。
【0026】
圧電積層セラミックス4において、内部接続電極11a、11bを設ける側面位置が重要であり、例えば、図1に示すように、圧電積層セラミックス4を圧電駆動形パーツフィーダ1に組み込んで駆動させたとき、振動により積層するセラミックス板15にかかる応力が小さい位置にする必要がある。
【0027】
一般に圧電駆動形パーツフィーダの駆動時、セラミックスにクラックが発生する場所は圧電積層セラミックス4の長さ方向側面であり、そのため内部接続電極11a、11bは、図6、7に示すように、幅方向の中央部としその幅は4〜5mmがよいことを実験的に求めている。また幅方向中央部としたもう一つの理由は、圧電セラミックスは、極性があり接着面が表側の場合、裏側になる場合がある。そのためどの面を接着しても対称になる位置に設けることが重要である。
【0028】
また、図8に示すように、内部接続電極11a、11bを中央部に設けることは、図9に示す絶縁基板9とも関係する。
【0029】
図10に示すように、絶縁基板9を金属ばね板8と圧電積層セラミックス4の間に介在させて電気的絶縁を図る。絶縁基板9の材質は、ガラスエポキシであり、その表面には裏面外部電極12aを形成する銅箔が付着されたものを用いる。裏面外部電極12aを図9に示すようにコ字状にエッチングして切欠部12aを形成し、必要形状に切断することで簡単に製造が可能であり、従来のようにセラミックス基板に枝状電極を形成するのとは異なり、より簡単で安価に製造できる。
【0030】
また、絶縁基板9において、裏面外部電極(銅箔)12aの形状が重要である。なぜなら、従来の単板セラミックスでは必要ない裏面外部電極12aに切欠部12aを設けることで、図5〜7に示すように、圧電積層セラミックス4の一極側の内部電極10が、絶縁基板9に設けた他極側の裏面外部電極12aと電気的に接続することがない。
【0031】
この端部電極に切欠部がない場合は、圧電積層セラミックスの一極側の内部接続電極と他極側の外部電極が接続され、圧電セラミックスの電極が電気的に短絡状態になり圧電セラミックスとしての機能を果さなくなる。
【0032】
さらに、切欠部12aを基板幅方向の中央部上下に設けることが重要である。中央部上下に設けることは、絶縁基板9を組立作業中に上下逆にした場合でも短絡問題が発生することなく、また圧電積層セラミックスを上下逆に接着しても問題なく、作業上のミスを軽減する上でも重要である。
【0033】
絶縁基板9の形状は、例えば、幅24mm、長さ方向21mm、厚さ0.2mmとし、切欠部12aは、幅方向12mm、長さ方向2mmである。
【0034】
また、図10及び図11に示すように、絶縁基板9の裏面外部電極12aと圧電積層セラミックス4に設けられた裏面外側内部電極14aとは、エポキシ系接着剤を用いて接着され、裏面外側内部電極14aの表面には凹凸が存在するが、その凸部において(数百ポイント以上)電気的に接続されており、寿命テストの確認においても非導通になる不具合は生じない。
【0035】
また、本発明の搬送装置用圧電駆動素子には、一対の圧電積層セラミックスに設けられた電極間の接続構造に改良がなされている。
【0036】
図2及び図3に示すように、一対の圧電積層セラミックス4の表側外部電極12b間の電気的接続は、片面に表側外部電極12bとなる銅箔が設けられた表面外部電極用絶縁シート16を用い、導電性粘着剤が塗布された銅テープ17により表側外部電極12bと裏面外側内部電極14aの一部を覆うように貼り、金属ばね板8と電気的に導通しないように、表側外部電極12b、銅テープ17と金属ばね板8間に表面外部電極用絶縁シート16を介在させる。
【0037】
図2及び図4に示すように、また、一対の圧電積層セラミックス4の裏側外部電極12a間の電気的接続は、裏面外部電極用絶縁シート18の片面に設けられた金属箔19を用いて行い、裏面外部電極12a、金属ばね板8と電気的に導通しないように、金属箔19、裏面外部電極12aと金属ばね板8間に裏面外部電極用絶縁シート18を介在させる。
【0038】
このような接続構造にすることにより、入力信号線を圧電積層セラミックスの両側電極から引き出していた従来とは異なり、図1に示すように、入力信号線13a、13bを圧電積層セラミックス4の片側のみから引き出すことが可能となる。例えば、入力信号線13aの−側は、絶縁基板9の裏側外部電極12aから、また、+側は、圧電積層セラミックス4の表側外部電極14bに接続した銅テープ17にハンダ付けにて入力信号線13bを引き出す。
【0039】
これにより、一対の圧電積層セラミックス4に入力信号電圧が印加され、片側のみのひき出し線であっても、両側引き出しの従来と同等の駆動が可能となる。このような圧電積層セラミックス4の片側のみから入力信号線を引き出す大きなメリットは、特にインライン(直進)振動機において発揮される。
【0040】
また、圧電積層セラミックス4の側面を入力信号線13bが通らないため圧電駆動形パーツフィーダ1のカバーを小型化することが可能となり、外部に引き出すケーブル線との接続は信号線13a、13bの本数が半分になるため作業性も簡単になり、結線ミスも軽減されることになる。
【0041】
さらに、パーツフィーダ本体と一側入力信号線は絶縁されているため絶縁耐圧テストは合格となる。
【0042】
また、本搬送装置用圧電駆動素子に積層セラミックスを使用することにより、最大入力電圧が50V程度に大幅に低下させることができ、それぞれの電極と金属ばね板との縁面距離が短くても縁面放電を起こす心配がなく電気的な安全性も大幅に向上する。
【実施例】
【0043】
(試験1) 図1に示す本発明の搬送装置用圧電駆動素子を用いた圧電駆動形パーツフィーダを使用して、ワーク搬送性能試験を行った。
【0044】
なお、圧電積層セラミックスの仕様は0.1mm/1層、積層数5層、全体厚み0.55mm、面積20×20mmのものを用いた。
【0045】
結果:最大入力電圧50Vにもかかわらず、ワーク搬送性能を従来と同等またはそれ以上にすることができた。
【0046】
(試験2) 本発明の搬送装置用圧電駆動素子に用いるガラスエポキシ基板について、寿命試験を行った。
【0047】
なお、ガラスエポキシ基板の仕様は市販品で0.2mm厚さのものを用いた。
【0048】
結果: 従来の高価なセラミックス絶縁板と同等の結果を得た。
【0049】
上述のように、本実施形態の搬送装置用圧電駆動素子を用いた圧電駆動形パーツフィーダによれば、駆動入力電圧を大幅に低下させることで、振動機の駆動電源の入力商用電圧を100V、200V両用で使用可能とし、絶縁トランス及び駆動電源の入力商用電圧の昇圧トランスが不要になり、これまで困難であった低電圧振動、小型搬送装置の実用化を実現できた。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明の一実施形態に係る搬送装置用圧電駆動素子を用いた圧電駆動形パーツフィーダの斜視図。
【図2】本発明の一実施形態に係る搬送装置用圧電駆動素子の平面図。
【図3】本発明の一実施形態に係る搬送装置用圧電駆動素子の側面図。
【図4】本発明の一実施形態に係る搬送装置用圧電駆動素子の側面図。
【図5】本発明の一実施形態に係る搬送装置用圧電駆動素子に用いられる圧電積層セラミックスの概念図。
【図6】本発明の一実施形態に係る搬送装置用圧電駆動素子に用いられる圧電積層セラミックスの側面図。
【図7】本発明の一実施形態に係る搬送装置用圧電駆動素子に用いられる圧電積層セラミックスの側面図。
【図8】本発明の一実施形態に係る搬送装置用圧電駆動素子に用いられる圧電積層セラミックスの斜視図。
【図9】本発明の一実施形態に係る搬送装置用圧電駆動素子に用いられる絶縁基板の斜視図。
【図10】本発明の一実施形態に係る搬送装置用圧電駆動素子に用いられる圧電積層セラミックスの組立状態を示す斜視図。
【図11】本発明の一実施形態に係る搬送装置用圧電駆動素子の組立図。
【図12】従来の圧電駆動形パーツフィーダの斜視図。
【符号の説明】
【0051】
1 圧電駆動形パーツフィーダ
4 圧電積層セラミックス
5 振動機構部
7 搬送体
8 金属ばね板
8´ 変位拡大ばね板
9 絶縁基板
10a 内部電極
10b 内部電極
11a 内部接続電極
11b 内部接続電極
12a 裏面外部電極
12a 切欠部
12b 表面外部電極
13a 入力信号線
13b 入力信号線
14a 裏面外側内部電極
14b 表面外側内部電極
15 セラミックス板
16 表面外部電極用絶縁シート
17 銅テープ
18 裏面外部電極用絶縁シート
19 金属箔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
金属ばね板の少なくとも一面に、電極が両面に設けられた圧電積層セラミックスを接着し、前記電極に交流電圧を印加し、アクチュエータとして振動させる搬送装置用圧電駆動素子において、前記圧電積層セラミックスはセラミックス板と内部電極を交互に積層してなり、この内部電極を前記電極に接続する内部接続電極を設け、この内部接続電極を前記セラミックス板の幅方向の中央に設けることを特徴とする搬送装置用圧電駆動素子。
【請求項2】
前記金属ばね板と圧電積層セラミックスの間に介在する絶縁基板としてガラスエポキシ基板を使用し、このガラスエポキシ基板に銅箔を設けて前記内部電極の外側電極と電気的に接触する一側外部電極を形成し、この一側外部電極には前記内部接続電極の位置に対応して前記絶縁基板の幅方向の中央部で長さ方向の両端に切欠部を形状することを特徴とする請求項1に記載の搬送装置用圧電駆動素子。
【請求項3】
前記一側外部電極、前記外側電極を金属箔が設けられた絶縁シートを介して接続し、前記圧電積層セラミックスおよびガラスエポキシ基板の銅箔の片面から入力信号線を引き出すことを特徴とする請求項1または2に記載の搬送装置用圧電駆動素子。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2007−294529(P2007−294529A)
【公開日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−118091(P2006−118091)
【出願日】平成18年4月21日(2006.4.21)
【出願人】(506139255)株式会社 BFCアプリケーションズ (1)
【Fターム(参考)】