携帯冷却具
【課題】
例えば炎天下でのスポ−ツ観戦や野外の作業または活動、空調環境の悪い屋内での作業の際の利用に好適で、小形軽量で携帯に至便で、額や脇の下、首筋等の身体の適所に当てて速やかに涼感を得られ、これを容易かつ安価に製作できるようにした携帯冷却具を提供すること。
【解決手段】
袋体2に冷凍または所定温度に冷却可能な冷却材3を密封した冷却具1を設けること。
前記冷却具1にストラップ8を接続して携帯可能にした携帯冷却具であること。
前記冷却具1を表出して携帯可能に設けたこと。
前記冷却具1をストラップ8に着脱可能に接続したこと。
例えば炎天下でのスポ−ツ観戦や野外の作業または活動、空調環境の悪い屋内での作業の際の利用に好適で、小形軽量で携帯に至便で、額や脇の下、首筋等の身体の適所に当てて速やかに涼感を得られ、これを容易かつ安価に製作できるようにした携帯冷却具を提供すること。
【解決手段】
袋体2に冷凍または所定温度に冷却可能な冷却材3を密封した冷却具1を設けること。
前記冷却具1にストラップ8を接続して携帯可能にした携帯冷却具であること。
前記冷却具1を表出して携帯可能に設けたこと。
前記冷却具1をストラップ8に着脱可能に接続したこと。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば炎天下でのスポ−ツ観戦や野外の作業または活動、空調環境の悪い屋内での作業の際の利用に好適で、小形軽量で携帯に至便で、額や脇の下、首筋等の身体の適所に当てて速やかに涼感を得られ、これを容易かつ安価に製作できるようにした携帯冷却具に関する。
【背景技術】
【0002】
炎天下でのスポ−ツ観戦や野外の作業または活動の暑さ対策として、従来より種々のものが提案されている。
例えば、帯状の装着用具の中央に袋部を設け、この袋部に保冷パックを取り出し自在にしたバンダナや、装着帯に保冷材料を収納し、その一側に給水パットを備えた熱冷まし用保冷バンドや、ベルト部材や鍔状部材に冷却材を収納する袋部を有し、ベルト部材を首に巻き付け、または鍔状部材を帽子の内部に取付ける身体冷却装置等がある(例えば、特許文献1乃至3参照)。
【0003】
しかし、前記バンダナや熱冷まし用保冷バンドは、保冷材が袋部の内部に収納されているため、保冷材の冷却作用が希釈され、十分な冷却効果を得られない上に、冷却箇所が装着用具や装着帯を装着可能な部位に限られ、使用上の利便性に欠ける問題があった。
また、前記身体冷却装置は冷却部位毎に別のベルト部材や鍔状部材を要し、しかも冷却材は別の袋部材に収容され、これを前記袋部に収納しているため、冷却作用が希釈され十分な冷却効果を得られなかった。
【0004】
一方、他の身体冷却具として、ストラップの中央に保冷剤の収納部を設け、該ストラップの両端部に携帯電話を取付け、前記ストラップを首に巻き付けて、保冷剤の収納部を首裏に当て、この状態を携帯電話の重量によって保持するようにした保冷用品がある(例えば、特許文献4参照)。
【0005】
しかし、前記保冷用品は冷却剤を別の袋部材に収容し、これを前記収納部に収納しているため、十分な冷却効果を得られない上に、冷却部位が首筋に限られ、しかもストラップに携帯電話の取付けが不可欠になって、携帯電話の存在が煩わしいという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2002−125994号公報
【特許文献2】特開2002−113035号公報
【特許文献3】特開2005−118139号公報
【特許文献4】特開2009−72523号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明はこのような問題を解決し、例えば炎天下でのスポ−ツ観戦や野外の作業または活動、空調環境の悪い屋内での作業の際の利用に好適で、小形軽量で携帯に至便で、額や脇の下、首筋等の身体の適所に当てて速やかに涼感を得られ、冷却材による冷却作用を十分に得られるとともに、これを容易かつ安価に製作できるようにした携帯冷却具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の発明は、袋体に冷凍または所定温度に冷却可能な冷却材を密封した冷却具を設け、該冷却具にストラップを接続して携帯可能にした携帯冷却具において、前記冷却具を表出して携帯可能に設け、該冷却具をストラップに着脱可能に接続し、前記冷却具を身体の所望の部位に迅速かつ直接当てて冷やし、冷却具をケ−スに収納して携帯し冷やす従来のものに比べて、容易かつ速やかに涼感を得られ、また身体の所望の部位の冷却時は、冷却具をストラップから切り離して自由な使用に応じられ、携帯時はストラップに接続して持ち運びの利便性を向上するようにしている。
【0009】
請求項2の発明は、表出可能な複数の袋状部に前記冷却材を密封した可撓性を有する冷却バンドを設け、該冷却バンドを前記冷却具に着脱可能に装着し、冷却バンドを例えば首に掛けて、首筋や胸部を直接または間接的に冷やすとともに、冷却バンドを冷却具に対するストラップとして使用し、前記冷却具と併せて身体の冷却を増進し得るようにしている
【0010】
請求項3の発明は、前記袋体若しくは袋状部、または冷却材を所定の色に着色し、この種冷却具の美観と涼感を向上するようにしている。
請求項4の発明は、前記冷却バンドを帯状に形成し、その小形軽量化と可撓性を図り、ストラップとしての機能を持たせるようにしている。
請求項5の発明は、前記冷却具を収納ケ−スに収容し、該収納ケ−スにストラップを接続し、直射日光等による冷却材の昇温を抑え、冷却材の冷却効果の低下を防止するとともに、冷却具表面の結露を吸収し若しくは捕捉して結露の滴下を防止し、快適な使用を図るようにしている。
【0011】
請求項6の発明は、前記冷却材を所定温度に加温し、冷却具を温熱用品として使用可能にし、冬季のスポ−ツ観戦や野外の作業または活動、空調環境の悪い屋内での作業の際の使用に好適にしている。
請求項7の発明は、前記冷却具を円形若しくは多角形、ハ−ト形または星形、動物若しくはキャラクタ−の形状に形成し、この種冷却具の美観と涼感を向上するようにしている
【発明の効果】
【0012】
請求項1の発明は、冷却具を表出して携帯可能に設け、該冷却具をストラップに着脱可能に接続したから、前記冷却具を身体の所望の部位に迅速かつ直接当てて冷やせ、冷却具をケ−スに収納して携帯し冷やす従来のものに比べて、容易かつ速やかに涼感を得られ、また身体の所望の部位の冷却時は、冷却具をストラップから切り離して自由な使用に応じられ、携帯時はストラップに接続して持ち運びの利便性を向上することができる。
【0013】
請求項2の発明は、表出可能な複数の袋状部に前記冷却材を密封した可撓性を有する冷却バンドを設け、該冷却バンドを前記冷却具に着脱可能に装着したから、冷却バンドを例えば首に掛けて、首筋や胸部を直接または間接的に冷やせるとともに、冷却バンドを冷却具に対するストラップとして使用でき、また前記冷却具と併せて身体の冷却を増進することができる。
【0014】
請求項3の発明は、袋体もしくは袋状部、または冷却材を所定の色に着色したから、この種冷却具の美観と涼感を向上することができる。
請求項4の発明は、冷却バンドを帯状に形成したから、その小形軽量化と可撓性を図り、ストラップとしての機能を持たせることができる。
請求項5の発明は、冷却具を収納ケ−スに収容し、該収納ケ−スにストラップを接続したから、直射日光等による冷却材の昇温を抑え、冷却材の冷却効果の低下を防止することができるとともに、冷却具表面の結露を吸収し若しくは捕捉して結露の滴下を防止し、快適な使用を図ることができる。
【0015】
請求項6の発明は、冷却材を所定温度に加温し、冷却具を温熱用品として使用可能にしたから、冬季のスポ−ツ観戦や野外の作業または活動、空調環境の悪い屋内での作業の際の使用に好適な効果がある。
請求項7の発明は、前記冷却具を円形若しくは多角形、ハ−ト形または星形、動物若しくはキャラクタ−の形状に形成したから、この種冷却具の美観と涼感を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の基本形態による使用状況を示す斜視図である。
【図2】前記基本形態に適用した冷却具とストラップを分離して示す斜視図である。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図で、拡大して示している。
【図4】前記冷却具にストラップを接続した状況を示す斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施形態を示す正面図で、冷却具を(a)〜(c)のようにハ−ト形、星形、菱形(ダイア)の種々の形状に形成している。
【0017】
【図6】本発明の第2の実施形態の使用状況を示す斜視図である。
【図7】前記第2の実施形態の要部を分解して示す斜視図である。
【図8】冷却具を収納ケ−スに収納し、ストラップに接続した状況を示す斜視図である。
【図9】本発明の第3の実施形態の使用状況を示す斜視図である。
【図10】前記第3の実施形態に適用した冷却バンドの正面図を示している。
【0018】
【図11】図10のB−B線に沿う断面図である
【図12】本発明の第4の実施形態の使用状況を示す斜視図である。
【図13】前記第4の実施形態に適用した冷却バンドの正面図を示している。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明を冷却材を冷却して使用する冷却用品に適用した基本形態について説明すると、図1乃至図4において1は、縦約80mm、横約140mmの横長矩形の冷却具で、透明な合成樹脂製フィルムの袋体2に冷却材3を収納している。
【0020】
実施形態の袋体2は、ポリエチレンフィルムにビニ−ルフィルムをラミネ−トした包装フィルムをヒ−トシ−ルして形成され、該袋体2に前記冷却材3として、公知のアクリル樹脂系ポリマーからなるジェル若しくは高分子給水性ポリマ−等の保冷材、または水を用いている。
この場合、前記冷却材3に適宜な着色材を添加し、青、赤、黄、緑、ピンク等の適宜色に着色すれば、または冷却材3を着色する代わりに、前記着色した包装フィルムを使用すれば、視覚的な涼感が得られ美感が向上する。
【0021】
前記袋体2に冷却材3を充填後、袋体2の内部を脱気して開口縁をヒ−トシ−ルし、密封すれば使用可能になり、使用時は前記冷却具1を例えば家庭の冷凍庫で冷凍し、または冷蔵庫で所望の温度に冷却して使用する。
【0022】
前記冷却具1の周縁に袋体2のヒ−トシ−ル代4,5が突設され、この一方のヒ−トシ−ル代4の中央部に掛止孔6を形成し、該掛止孔6にクリップ7の係合爪(図示略)を掛け止め可能にしている。
前記クリップ7に繊維製のストラップ8が接続され、該ストラップ8の両端部が連結具9を介してリング状に連結され、該ストラップ8を使用者に首掛け可能にしている。
【0023】
このように構成した携帯冷却具は、包装フィルムをヒ−トシ−ルして袋体2を製作し、該袋体2に所望の冷却材3を定量充填し、内部を脱気後、開口縁をヒ−トシ−ルして密封し、ヒ−トシ−ル代4に掛止孔6を形成して冷却具1を製作する。
また、前記掛止孔6に掛け止め可能なクリップ7と、該クリップ7に接続可能なストラップ8を用意し、該ストラップ8を連結具9を介してリング状に連結し、該ストラップ8を使用者に首掛け可能に形成して置く。この状況は図2のようである。
【0024】
前記冷却具1の不使用時は家庭の冷凍庫で冷凍し、または冷蔵庫で冷却して置き、これを使用時に取り出し、掛止孔6にクリップ7の爪を掛け止め、冷却具1をストラップ8に取付け、リング状のストラップ8を首に掛けて携帯する。この状況は図1および図4のようである。
前記冷却具1は、常時は図1のように衣服を介し胸部ないし腹部に接触し、当該部をソフトに冷す。この場合、冷却具1は衣服上に表出するが、所望の色に着色した冷却具1を選択使用することによって、ファッション性と涼感を得られる。
【0025】
そして、身体の他の部位を冷却する場合は、冷却具1を例えば首筋や脇の下、足首等に直接当てて使用すれば良く、従来のように冷却具を収納した袋体を身体に接触して使用する場合に比べ、冷却効果が増大し涼感が向上する。
この場合、冷却具1をストラップ8から取り外し、衣服のポケット(図示略)に収容して携帯しても良く、その場合は冷却具1を隠蔽できるから、冷却具1の使用を察知されずに済む。
【0026】
なお、前記冷却具1は使用上経時的に昇温し、冷却効果が低下するから、該冷却具1を冷凍庫で冷凍し、または冷蔵庫で冷却すれば、冷却効果が回復し再使用可能になる。
また、この基本形態では前記冷却材3を冷凍または冷却して冷却具として使用しているが、前記冷却材3は所望の温度に加温して温熱用品として使用することも可能であり、そのようにすれば冬季のスポ−ツ観戦や野外の作業または活動、空調環境の悪い屋内での作業の際に携帯し、手足や額、首筋等の身体の適所に当てて暖を摂ることができる。
【0027】
なお、冷却材3に適宜色の蓄光材を添加し、夜間に発光可能にすれば、夜間使用時のファッション性を得られる。
【0028】
図5乃至図14は本発明の実施形態を示し、前述の基本形態と対応する構成部分に同一の符号を用いている。
このうち、図5は本発明の第1の実施形態を示し、この実施形態は冷却具1の種々の形態を示している。このうち、(a)は冷却具1をハ−ト形に形成し、(b)は冷却具1を星形に形成し、(c)は冷却具1を菱形ないしダイア形に形成している。
【0029】
この他、冷却具1をキャラクタ−の形状や、種々の動植物の形状、図形、記号等の形状に形成し、これに冷却材を所望の色に着色することによって美観が向上し、ペンダントやブロ−チとしての機能を奏する。
なお、前記冷却材3に適宜色の蓄光材を添加し、夜間に発光可能にすれば、夜間使用時のファッション性が増大する。
【0030】
図6乃至図8は本発明の第2の実施形態を示し、この実施形態は冷却具1を、例えば袋状の収納ケ−ス10に収納し、該収納ケ−ス10の開口縁に掛止孔6を形成し、該掛止孔6にクリップ7の爪を掛け止め、冷却具1を収納ケ−ス10に収納し、これを図6のようにストラップ8を介し首に掛けて携帯し、冷却具1の昇温を抑え冷却効果の低下を防止するようにしている。
【0031】
実施形態の収納ケ−ス10は、断熱材の表面にアルミ箔を被覆し光を反射可能な袋状に構成され、携帯時は太陽光を反射して遮熱し、内部の冷却具1の昇温を抑えるとともに、開口縁をクリップ7で閉塞して冷却具1の飛び出しを防止するようにしている。
【0032】
そして、身体の特定の部位を冷却する場合は、クリップ7を収納ケ−ス10から取り外し、冷却具1を収納ケ−ス10から取り出して、例えば首筋や脇の下、足首等に直接当てて冷却し、使用後は収納ケ−ス10に収納し、開口縁をクリップ7で閉塞して携帯する。
なお、収納ケース10は前述のような断熱機能を備えたものの他に、メッシュ地またはニット地、布帛地で袋状に形成したものでも良く、これらの場合は安価に製作でき、また冷却具1の表面の結露を吸収し、若しくは捕捉して滴下を防止して快適に使用し得る。
【0033】
図9乃至図11は本発明の第3の実施形態を示し、この実施形態は繊維製のストラップ8の代わりに、可撓性を有する帯状の冷却バンド13を設け、該冷却バンド13は前記袋体2と同質の包装フィルムを長さ方向の周縁をヒ−トシ−ルし、該シ−ル部11の間に細長の袋状部12を形成し、該袋状部12に冷却材3を定量充填し、内部を脱気後、その開口縁をヒ−トシ−ルして密封している。
【0034】
前記冷却バンド13は両端部をクリップ7の端部に接続してリング状に形成し、使用者の首に巻き掛けて使用可能にする一方、クリップ7から取外して冷却具1と分離し、独自に携帯かつ使用可能に構成している。
この場合、冷却バンド13の袋状部12または袋状部12毎に冷却材3を所望の色に着色すれば、ファッション性と涼感が向上する。
【0035】
前記携帯用冷却具の使用に際しては、予め冷却具1と冷却バンド13を家庭の冷凍庫で冷凍し、または冷蔵庫で冷却し、使用時に冷却具1の掛止孔6をクリップ7の爪で掛け止め、また冷却バンド13をクリップ7の端部に接続してリング状に形成し、該冷却バンド13を使用者の首に掛けて使用する。
【0036】
この状況は図9のようで、冷却具1が衣服を通して使用者の胸部ないし腹部に接触し、当該部を間接的に冷却し、また冷却バンド13の袋状部12の一部が使用者の首筋に直接接触し、当該部を冷却するとともに、他の袋状部12が衣服を通して使用者の胸部や腹部に接触し、当該部を間接的に冷却し、身体を広域かつきめ細かに冷すから涼感が増大する この場合、冷却具1を取り外し、冷却バンド13のみを使用することも可能である。
【0037】
一方、身体の他の部位を冷却する場合は、冷却具1や冷却バンド13を例えば脇の下や足首等に直接当てて使用すれば良く、従来のように冷却具を収納した袋体を身体に接触して使用する場合に比べ、冷却効果が増大し涼感が向上する。
【0038】
図12および図13は本発明の第4の実施形態を示し、この実施形態は前述の冷却バンド13の応用形態を示し、前述の帯状の冷却バンド13の代わりに、前記袋体2と同質の包装フィルムをヒ−トシ−ルして細長円筒状の袋状部12aを複数形成し、該袋状部12aに冷却材3を定量充填し、内部を脱気後、その開口縁をヒ−トシ−ルして密封し、かつ隣接する袋状部12aの間の包装フィルムを軸状にヒ−トシ−ル成形し、該接続部14の強度を強化している。
【0039】
こうして製作した冷却バンド13と冷却具1の使用法は、前述の第3の実施形態と実質的に同一である。この場合、袋状部12aの冷却材3は、前述の実施形態の袋状部12に比べて増量しているから、冷却能力が大きく長時間の冷却に応じられる。
【0040】
なお、前述の基本形態および実施形態は、冷却材3を冷凍または冷却して身体の冷却用に使用しているが、冷却材3を所定温度、例えば50℃に加温し温熱用品として使用することも可能である。
そのように使用することで、冬季のスポ−ツ観戦や野外の作業または活動、空調環境の悪い屋内での作業の際に携帯し、手足や額、首筋等の身体の適所に当てて暖を摂ることができる。
【産業上の利用可能性】
【0041】
このように本発明の携帯冷却具は、小形軽量で携帯に至便で、額や脇の下、首筋等の身体の適所に当てて速やかに涼感を得られ、これを容易かつ安価に製作できるから、例えば炎天下でのスポ−ツ観戦や野外の作業または活動、空調環境の悪い屋内での作業の際の利用に好適である。
【符号の説明】
【0042】
1 冷却具
2 袋体
3 冷却材
7 ストラップ
10 収納ケ−ス
【0043】
11 使用者
12 袋状部
13 冷却バンド
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば炎天下でのスポ−ツ観戦や野外の作業または活動、空調環境の悪い屋内での作業の際の利用に好適で、小形軽量で携帯に至便で、額や脇の下、首筋等の身体の適所に当てて速やかに涼感を得られ、これを容易かつ安価に製作できるようにした携帯冷却具に関する。
【背景技術】
【0002】
炎天下でのスポ−ツ観戦や野外の作業または活動の暑さ対策として、従来より種々のものが提案されている。
例えば、帯状の装着用具の中央に袋部を設け、この袋部に保冷パックを取り出し自在にしたバンダナや、装着帯に保冷材料を収納し、その一側に給水パットを備えた熱冷まし用保冷バンドや、ベルト部材や鍔状部材に冷却材を収納する袋部を有し、ベルト部材を首に巻き付け、または鍔状部材を帽子の内部に取付ける身体冷却装置等がある(例えば、特許文献1乃至3参照)。
【0003】
しかし、前記バンダナや熱冷まし用保冷バンドは、保冷材が袋部の内部に収納されているため、保冷材の冷却作用が希釈され、十分な冷却効果を得られない上に、冷却箇所が装着用具や装着帯を装着可能な部位に限られ、使用上の利便性に欠ける問題があった。
また、前記身体冷却装置は冷却部位毎に別のベルト部材や鍔状部材を要し、しかも冷却材は別の袋部材に収容され、これを前記袋部に収納しているため、冷却作用が希釈され十分な冷却効果を得られなかった。
【0004】
一方、他の身体冷却具として、ストラップの中央に保冷剤の収納部を設け、該ストラップの両端部に携帯電話を取付け、前記ストラップを首に巻き付けて、保冷剤の収納部を首裏に当て、この状態を携帯電話の重量によって保持するようにした保冷用品がある(例えば、特許文献4参照)。
【0005】
しかし、前記保冷用品は冷却剤を別の袋部材に収容し、これを前記収納部に収納しているため、十分な冷却効果を得られない上に、冷却部位が首筋に限られ、しかもストラップに携帯電話の取付けが不可欠になって、携帯電話の存在が煩わしいという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2002−125994号公報
【特許文献2】特開2002−113035号公報
【特許文献3】特開2005−118139号公報
【特許文献4】特開2009−72523号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明はこのような問題を解決し、例えば炎天下でのスポ−ツ観戦や野外の作業または活動、空調環境の悪い屋内での作業の際の利用に好適で、小形軽量で携帯に至便で、額や脇の下、首筋等の身体の適所に当てて速やかに涼感を得られ、冷却材による冷却作用を十分に得られるとともに、これを容易かつ安価に製作できるようにした携帯冷却具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の発明は、袋体に冷凍または所定温度に冷却可能な冷却材を密封した冷却具を設け、該冷却具にストラップを接続して携帯可能にした携帯冷却具において、前記冷却具を表出して携帯可能に設け、該冷却具をストラップに着脱可能に接続し、前記冷却具を身体の所望の部位に迅速かつ直接当てて冷やし、冷却具をケ−スに収納して携帯し冷やす従来のものに比べて、容易かつ速やかに涼感を得られ、また身体の所望の部位の冷却時は、冷却具をストラップから切り離して自由な使用に応じられ、携帯時はストラップに接続して持ち運びの利便性を向上するようにしている。
【0009】
請求項2の発明は、表出可能な複数の袋状部に前記冷却材を密封した可撓性を有する冷却バンドを設け、該冷却バンドを前記冷却具に着脱可能に装着し、冷却バンドを例えば首に掛けて、首筋や胸部を直接または間接的に冷やすとともに、冷却バンドを冷却具に対するストラップとして使用し、前記冷却具と併せて身体の冷却を増進し得るようにしている
【0010】
請求項3の発明は、前記袋体若しくは袋状部、または冷却材を所定の色に着色し、この種冷却具の美観と涼感を向上するようにしている。
請求項4の発明は、前記冷却バンドを帯状に形成し、その小形軽量化と可撓性を図り、ストラップとしての機能を持たせるようにしている。
請求項5の発明は、前記冷却具を収納ケ−スに収容し、該収納ケ−スにストラップを接続し、直射日光等による冷却材の昇温を抑え、冷却材の冷却効果の低下を防止するとともに、冷却具表面の結露を吸収し若しくは捕捉して結露の滴下を防止し、快適な使用を図るようにしている。
【0011】
請求項6の発明は、前記冷却材を所定温度に加温し、冷却具を温熱用品として使用可能にし、冬季のスポ−ツ観戦や野外の作業または活動、空調環境の悪い屋内での作業の際の使用に好適にしている。
請求項7の発明は、前記冷却具を円形若しくは多角形、ハ−ト形または星形、動物若しくはキャラクタ−の形状に形成し、この種冷却具の美観と涼感を向上するようにしている
【発明の効果】
【0012】
請求項1の発明は、冷却具を表出して携帯可能に設け、該冷却具をストラップに着脱可能に接続したから、前記冷却具を身体の所望の部位に迅速かつ直接当てて冷やせ、冷却具をケ−スに収納して携帯し冷やす従来のものに比べて、容易かつ速やかに涼感を得られ、また身体の所望の部位の冷却時は、冷却具をストラップから切り離して自由な使用に応じられ、携帯時はストラップに接続して持ち運びの利便性を向上することができる。
【0013】
請求項2の発明は、表出可能な複数の袋状部に前記冷却材を密封した可撓性を有する冷却バンドを設け、該冷却バンドを前記冷却具に着脱可能に装着したから、冷却バンドを例えば首に掛けて、首筋や胸部を直接または間接的に冷やせるとともに、冷却バンドを冷却具に対するストラップとして使用でき、また前記冷却具と併せて身体の冷却を増進することができる。
【0014】
請求項3の発明は、袋体もしくは袋状部、または冷却材を所定の色に着色したから、この種冷却具の美観と涼感を向上することができる。
請求項4の発明は、冷却バンドを帯状に形成したから、その小形軽量化と可撓性を図り、ストラップとしての機能を持たせることができる。
請求項5の発明は、冷却具を収納ケ−スに収容し、該収納ケ−スにストラップを接続したから、直射日光等による冷却材の昇温を抑え、冷却材の冷却効果の低下を防止することができるとともに、冷却具表面の結露を吸収し若しくは捕捉して結露の滴下を防止し、快適な使用を図ることができる。
【0015】
請求項6の発明は、冷却材を所定温度に加温し、冷却具を温熱用品として使用可能にしたから、冬季のスポ−ツ観戦や野外の作業または活動、空調環境の悪い屋内での作業の際の使用に好適な効果がある。
請求項7の発明は、前記冷却具を円形若しくは多角形、ハ−ト形または星形、動物若しくはキャラクタ−の形状に形成したから、この種冷却具の美観と涼感を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の基本形態による使用状況を示す斜視図である。
【図2】前記基本形態に適用した冷却具とストラップを分離して示す斜視図である。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図で、拡大して示している。
【図4】前記冷却具にストラップを接続した状況を示す斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施形態を示す正面図で、冷却具を(a)〜(c)のようにハ−ト形、星形、菱形(ダイア)の種々の形状に形成している。
【0017】
【図6】本発明の第2の実施形態の使用状況を示す斜視図である。
【図7】前記第2の実施形態の要部を分解して示す斜視図である。
【図8】冷却具を収納ケ−スに収納し、ストラップに接続した状況を示す斜視図である。
【図9】本発明の第3の実施形態の使用状況を示す斜視図である。
【図10】前記第3の実施形態に適用した冷却バンドの正面図を示している。
【0018】
【図11】図10のB−B線に沿う断面図である
【図12】本発明の第4の実施形態の使用状況を示す斜視図である。
【図13】前記第4の実施形態に適用した冷却バンドの正面図を示している。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明を冷却材を冷却して使用する冷却用品に適用した基本形態について説明すると、図1乃至図4において1は、縦約80mm、横約140mmの横長矩形の冷却具で、透明な合成樹脂製フィルムの袋体2に冷却材3を収納している。
【0020】
実施形態の袋体2は、ポリエチレンフィルムにビニ−ルフィルムをラミネ−トした包装フィルムをヒ−トシ−ルして形成され、該袋体2に前記冷却材3として、公知のアクリル樹脂系ポリマーからなるジェル若しくは高分子給水性ポリマ−等の保冷材、または水を用いている。
この場合、前記冷却材3に適宜な着色材を添加し、青、赤、黄、緑、ピンク等の適宜色に着色すれば、または冷却材3を着色する代わりに、前記着色した包装フィルムを使用すれば、視覚的な涼感が得られ美感が向上する。
【0021】
前記袋体2に冷却材3を充填後、袋体2の内部を脱気して開口縁をヒ−トシ−ルし、密封すれば使用可能になり、使用時は前記冷却具1を例えば家庭の冷凍庫で冷凍し、または冷蔵庫で所望の温度に冷却して使用する。
【0022】
前記冷却具1の周縁に袋体2のヒ−トシ−ル代4,5が突設され、この一方のヒ−トシ−ル代4の中央部に掛止孔6を形成し、該掛止孔6にクリップ7の係合爪(図示略)を掛け止め可能にしている。
前記クリップ7に繊維製のストラップ8が接続され、該ストラップ8の両端部が連結具9を介してリング状に連結され、該ストラップ8を使用者に首掛け可能にしている。
【0023】
このように構成した携帯冷却具は、包装フィルムをヒ−トシ−ルして袋体2を製作し、該袋体2に所望の冷却材3を定量充填し、内部を脱気後、開口縁をヒ−トシ−ルして密封し、ヒ−トシ−ル代4に掛止孔6を形成して冷却具1を製作する。
また、前記掛止孔6に掛け止め可能なクリップ7と、該クリップ7に接続可能なストラップ8を用意し、該ストラップ8を連結具9を介してリング状に連結し、該ストラップ8を使用者に首掛け可能に形成して置く。この状況は図2のようである。
【0024】
前記冷却具1の不使用時は家庭の冷凍庫で冷凍し、または冷蔵庫で冷却して置き、これを使用時に取り出し、掛止孔6にクリップ7の爪を掛け止め、冷却具1をストラップ8に取付け、リング状のストラップ8を首に掛けて携帯する。この状況は図1および図4のようである。
前記冷却具1は、常時は図1のように衣服を介し胸部ないし腹部に接触し、当該部をソフトに冷す。この場合、冷却具1は衣服上に表出するが、所望の色に着色した冷却具1を選択使用することによって、ファッション性と涼感を得られる。
【0025】
そして、身体の他の部位を冷却する場合は、冷却具1を例えば首筋や脇の下、足首等に直接当てて使用すれば良く、従来のように冷却具を収納した袋体を身体に接触して使用する場合に比べ、冷却効果が増大し涼感が向上する。
この場合、冷却具1をストラップ8から取り外し、衣服のポケット(図示略)に収容して携帯しても良く、その場合は冷却具1を隠蔽できるから、冷却具1の使用を察知されずに済む。
【0026】
なお、前記冷却具1は使用上経時的に昇温し、冷却効果が低下するから、該冷却具1を冷凍庫で冷凍し、または冷蔵庫で冷却すれば、冷却効果が回復し再使用可能になる。
また、この基本形態では前記冷却材3を冷凍または冷却して冷却具として使用しているが、前記冷却材3は所望の温度に加温して温熱用品として使用することも可能であり、そのようにすれば冬季のスポ−ツ観戦や野外の作業または活動、空調環境の悪い屋内での作業の際に携帯し、手足や額、首筋等の身体の適所に当てて暖を摂ることができる。
【0027】
なお、冷却材3に適宜色の蓄光材を添加し、夜間に発光可能にすれば、夜間使用時のファッション性を得られる。
【0028】
図5乃至図14は本発明の実施形態を示し、前述の基本形態と対応する構成部分に同一の符号を用いている。
このうち、図5は本発明の第1の実施形態を示し、この実施形態は冷却具1の種々の形態を示している。このうち、(a)は冷却具1をハ−ト形に形成し、(b)は冷却具1を星形に形成し、(c)は冷却具1を菱形ないしダイア形に形成している。
【0029】
この他、冷却具1をキャラクタ−の形状や、種々の動植物の形状、図形、記号等の形状に形成し、これに冷却材を所望の色に着色することによって美観が向上し、ペンダントやブロ−チとしての機能を奏する。
なお、前記冷却材3に適宜色の蓄光材を添加し、夜間に発光可能にすれば、夜間使用時のファッション性が増大する。
【0030】
図6乃至図8は本発明の第2の実施形態を示し、この実施形態は冷却具1を、例えば袋状の収納ケ−ス10に収納し、該収納ケ−ス10の開口縁に掛止孔6を形成し、該掛止孔6にクリップ7の爪を掛け止め、冷却具1を収納ケ−ス10に収納し、これを図6のようにストラップ8を介し首に掛けて携帯し、冷却具1の昇温を抑え冷却効果の低下を防止するようにしている。
【0031】
実施形態の収納ケ−ス10は、断熱材の表面にアルミ箔を被覆し光を反射可能な袋状に構成され、携帯時は太陽光を反射して遮熱し、内部の冷却具1の昇温を抑えるとともに、開口縁をクリップ7で閉塞して冷却具1の飛び出しを防止するようにしている。
【0032】
そして、身体の特定の部位を冷却する場合は、クリップ7を収納ケ−ス10から取り外し、冷却具1を収納ケ−ス10から取り出して、例えば首筋や脇の下、足首等に直接当てて冷却し、使用後は収納ケ−ス10に収納し、開口縁をクリップ7で閉塞して携帯する。
なお、収納ケース10は前述のような断熱機能を備えたものの他に、メッシュ地またはニット地、布帛地で袋状に形成したものでも良く、これらの場合は安価に製作でき、また冷却具1の表面の結露を吸収し、若しくは捕捉して滴下を防止して快適に使用し得る。
【0033】
図9乃至図11は本発明の第3の実施形態を示し、この実施形態は繊維製のストラップ8の代わりに、可撓性を有する帯状の冷却バンド13を設け、該冷却バンド13は前記袋体2と同質の包装フィルムを長さ方向の周縁をヒ−トシ−ルし、該シ−ル部11の間に細長の袋状部12を形成し、該袋状部12に冷却材3を定量充填し、内部を脱気後、その開口縁をヒ−トシ−ルして密封している。
【0034】
前記冷却バンド13は両端部をクリップ7の端部に接続してリング状に形成し、使用者の首に巻き掛けて使用可能にする一方、クリップ7から取外して冷却具1と分離し、独自に携帯かつ使用可能に構成している。
この場合、冷却バンド13の袋状部12または袋状部12毎に冷却材3を所望の色に着色すれば、ファッション性と涼感が向上する。
【0035】
前記携帯用冷却具の使用に際しては、予め冷却具1と冷却バンド13を家庭の冷凍庫で冷凍し、または冷蔵庫で冷却し、使用時に冷却具1の掛止孔6をクリップ7の爪で掛け止め、また冷却バンド13をクリップ7の端部に接続してリング状に形成し、該冷却バンド13を使用者の首に掛けて使用する。
【0036】
この状況は図9のようで、冷却具1が衣服を通して使用者の胸部ないし腹部に接触し、当該部を間接的に冷却し、また冷却バンド13の袋状部12の一部が使用者の首筋に直接接触し、当該部を冷却するとともに、他の袋状部12が衣服を通して使用者の胸部や腹部に接触し、当該部を間接的に冷却し、身体を広域かつきめ細かに冷すから涼感が増大する この場合、冷却具1を取り外し、冷却バンド13のみを使用することも可能である。
【0037】
一方、身体の他の部位を冷却する場合は、冷却具1や冷却バンド13を例えば脇の下や足首等に直接当てて使用すれば良く、従来のように冷却具を収納した袋体を身体に接触して使用する場合に比べ、冷却効果が増大し涼感が向上する。
【0038】
図12および図13は本発明の第4の実施形態を示し、この実施形態は前述の冷却バンド13の応用形態を示し、前述の帯状の冷却バンド13の代わりに、前記袋体2と同質の包装フィルムをヒ−トシ−ルして細長円筒状の袋状部12aを複数形成し、該袋状部12aに冷却材3を定量充填し、内部を脱気後、その開口縁をヒ−トシ−ルして密封し、かつ隣接する袋状部12aの間の包装フィルムを軸状にヒ−トシ−ル成形し、該接続部14の強度を強化している。
【0039】
こうして製作した冷却バンド13と冷却具1の使用法は、前述の第3の実施形態と実質的に同一である。この場合、袋状部12aの冷却材3は、前述の実施形態の袋状部12に比べて増量しているから、冷却能力が大きく長時間の冷却に応じられる。
【0040】
なお、前述の基本形態および実施形態は、冷却材3を冷凍または冷却して身体の冷却用に使用しているが、冷却材3を所定温度、例えば50℃に加温し温熱用品として使用することも可能である。
そのように使用することで、冬季のスポ−ツ観戦や野外の作業または活動、空調環境の悪い屋内での作業の際に携帯し、手足や額、首筋等の身体の適所に当てて暖を摂ることができる。
【産業上の利用可能性】
【0041】
このように本発明の携帯冷却具は、小形軽量で携帯に至便で、額や脇の下、首筋等の身体の適所に当てて速やかに涼感を得られ、これを容易かつ安価に製作できるから、例えば炎天下でのスポ−ツ観戦や野外の作業または活動、空調環境の悪い屋内での作業の際の利用に好適である。
【符号の説明】
【0042】
1 冷却具
2 袋体
3 冷却材
7 ストラップ
10 収納ケ−ス
【0043】
11 使用者
12 袋状部
13 冷却バンド
【特許請求の範囲】
【請求項1】
袋体に冷凍または所定温度に冷却可能な冷却材を密封した冷却具を設け、該冷却具にストラップを接続して携帯可能にした携帯冷却具において、前記冷却具を表出して携帯可能に設け、該冷却具をストラップに着脱可能に接続したことを特徴とする携帯冷却具。
【請求項2】
表出可能な複数の袋状部に前記冷却材を密封した可撓性を有する冷却バンドを設け、該冷却バンドを前記冷却具に着脱可能に装着した請求項1記載の携帯冷却具。
【請求項3】
前記袋体もしくは袋状部、または冷却材を所定の色に着色した請求項1または請求項2記載の携帯冷却具。
【請求項4】
前記冷却バンドを帯状に形成した請求項2記載の携帯冷却具。
【請求項5】
前記冷却具を収納ケ−スに収容し、該収納ケ−スにストラップを接続した請求項1記載の携帯冷却具。
【請求項6】
前記冷却材を所定温度に加温した請求項1記載の携帯冷却具。
【請求項7】
前記冷却具を円形若しくは多角形、ハ−ト形または星形、動物若しくはキャラクタ−の形状に形成した請求項1または請求3記載の携帯冷却具。
【請求項1】
袋体に冷凍または所定温度に冷却可能な冷却材を密封した冷却具を設け、該冷却具にストラップを接続して携帯可能にした携帯冷却具において、前記冷却具を表出して携帯可能に設け、該冷却具をストラップに着脱可能に接続したことを特徴とする携帯冷却具。
【請求項2】
表出可能な複数の袋状部に前記冷却材を密封した可撓性を有する冷却バンドを設け、該冷却バンドを前記冷却具に着脱可能に装着した請求項1記載の携帯冷却具。
【請求項3】
前記袋体もしくは袋状部、または冷却材を所定の色に着色した請求項1または請求項2記載の携帯冷却具。
【請求項4】
前記冷却バンドを帯状に形成した請求項2記載の携帯冷却具。
【請求項5】
前記冷却具を収納ケ−スに収容し、該収納ケ−スにストラップを接続した請求項1記載の携帯冷却具。
【請求項6】
前記冷却材を所定温度に加温した請求項1記載の携帯冷却具。
【請求項7】
前記冷却具を円形若しくは多角形、ハ−ト形または星形、動物若しくはキャラクタ−の形状に形成した請求項1または請求3記載の携帯冷却具。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2012−40182(P2012−40182A)
【公開日】平成24年3月1日(2012.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−184050(P2010−184050)
【出願日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【出願人】(394000437)直寝具株式会社 (5)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年3月1日(2012.3.1)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【出願人】(394000437)直寝具株式会社 (5)
【Fターム(参考)】
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