説明

携帯用機器の制御方法、ディスプレイ装置の制御方法及び映像システムの制御方法

携帯用機器の制御方法、ディスプレイ装置の制御方法及び映像システムの制御方法が提供される。本携帯用機器の制御方法によると、携帯用機器がディスプレイ装置にアプリケーションを伝送し、携帯用機器とディスプレイ装置はアプリケーションを実行し、携帯用機器はユーザから特定情報を受信してディスプレイ装置に伝送し、ディスプレイ装置が特定情報に従ってアプリケーションの状態を制御するようになる。これにより、ユーザは携帯用機器を用いてディスプレイ装置を制御することができるようになる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯用機器の制御方法、ディスプレイ装置の制御方法及び映像システムの制御方法に関し、より詳細には、携帯電話を用いてディスプレイ装置にユーザの操作を入力するための携帯用機器の制御方法、ディスプレイ装置の制御方法及び映像システムの制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
テレビは、リモコンを用いて制御されるのが一般的である。しかし、テレビの技術が発展するにつれ、テレビは非常に多様な機能を提供し、アプリケーションを実行させることもできるようになった。しかし、通常のリモコンは機能の制限により、多様なユーザの操作を入力することができない。なお、リモコンの機能を向上させるためには、リモコンの価格の上昇は避けられない。しかし、ユーザは、高価なリモコンの購入を敬遠するのが現実である。
【0003】
現代人にとって、携帯電話は必需品の一つになっている。なお、携帯電話はユーザが常に持ち歩く物となっている。なお、携帯電話は無線通信が可能であり、リモコンから提供されない多くの機能が提供される。
【0004】
ユーザはテレビの多様な機能を手軽に利用することを望んでいる。それにより、携帯電話を用いてテレビのようなディスプレイ装置を制御するための方策への模索が求められる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、携帯用機器がディスプレイ装置にアプリケーションを伝送し、携帯用機器とディスプレイ装置はアプリケーションを実行し、携帯用機器はユーザから特定情報を受信してディスプレイ装置に伝送し、ディスプレイ装置が特定情報に従ってアプリケーションの状態を制御する携帯用機器の制御方法、ディスプレイ装置の制御方法及び映像システムの制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するための本発明の一実施形態に係るディスプレイ装置と通信可能な携帯用機器の制御方法は、前記携帯用機器で実行される第1アプリケーションと前記ディスプレイ装置で実行される第2アプリケーションとを保存するステップと、前記第1アプリケーションを実行するステップと、前記ディスプレイ装置に前記第2アプリケーションを伝送するステップとを含む。
【0007】
そして、ユーザから特定情報が入力されるステップと、前記第2アプリケーションが前記ディスプレイ装置で実行されている状態で、前記入力された情報を前記ディスプレイ装置に伝送するステップとを更に含んでよい。
【0008】
なお、前記入力されるステップは、前記特定情報としてユーザの音声情報を受信し、前記伝送するステップは、前記ディスプレイ装置に前記入力された音声情報を伝送してよい。
【0009】
そして、前記入力されるステップは、前記特定情報としてユーザのタッチ操作情報を受信し、前記伝送するステップは、前記ディスプレイ装置に前記入力されたタッチ操作情報を伝送してよい。
【0010】
なお、前記入力されるステップは、前記特定情報としてモーション情報を受信し、前記伝送するステップは、前記ディスプレイ装置に前記入力されたモーション情報を伝送してよい。
【0011】
そして、前記第1アプリケーションは、前記ディスプレイ装置を制御するためのインターフェース機能を有するアプリケーションを含んでよい。
【0012】
なお、前記第2アプリケーションは、前記ディスプレイ装置で実行され、前記携帯用機器で入力される情報に従って実行状態が制御されるアプリケーションを含んでよい。
【0013】
そして、別の携帯用機器と通信可能に接続するステップと、前記別の携帯用機器に前記第1アプリケーションを伝送するステップとを更に含んでよい。
【0014】
そして、前記ディスプレイ装置にユーザ情報を伝送するステップを更に含んでよい。
【0015】
一方、本発明の一実施形態に係る携帯用機器で実行される第1アプリケーションとディスプレイ装置で実行される第2アプリケーションとが保存された携帯用機器と通信可能に接続されたディスプレイ装置の制御方法は、前記第1アプリケーションが前記携帯用機器で実行されている状態で、前記携帯用機器から前記第2アプリケーションを受信するステップと、前記受信された第2アプリケーションを実行するステップと、前記第1アプリケーションが前記携帯用機器で実行されている状態で、前記携帯用機器から特定情報を受信するステップと、前記受信された特定情報に従って前記第2アプリケーションの実行状態を制御するステップとを含む。
【0016】
そして、前記携帯電話は前記特定情報としてユーザの音声情報を受信し、前記特定情報を受信するステップは、前記携帯電話により入力された音声情報を受信し、前記制御するステップは、前記受信された音声情報を音声認識を通じて認識し、前記認識された情報に従って前記第2アプリケーションの実行状態を制御してよい。
【0017】
なお、前記携帯電話は前記特定情報としてユーザのタッチ操作情報を受信し、前記特定情報を受信するステップは、前記携帯電話により入力されたタッチ操作情報を受信し、前記制御するステップは、前記受信されたタッチ操作情報を認識し、前記認識された情報に従って前記第2アプリケーションの実行状態を制御してよい。
【0018】
そして、前記携帯電話は前記特定情報としてモーション情報を受信し、前記特定情報を受信するステップは、前記携帯電話により入力されたモーション情報を受信し、前記制御するステップは、前記受信されたモーション情報に従って前記第2アプリケーションの実行状態を制御してよい。
【0019】
なお、前記第1アプリケーションは、前記ディスプレイ装置を制御するためのインターフェース機能を有するアプリケーションを含んでよい。
【0020】
そして、前記第2アプリケーションは、前記ディスプレイ装置で実行され、前記携帯用機器で入力される情報に従って実行状態が制御されるアプリケーションを含んでよい。
【0021】
なお、別の携帯用機器と通信可能に接続するステップと、前記第1アプリケーションが前記別の携帯用機器で実行されている状態で、前記別の携帯用機器から特定情報を受信するステップと、前記別の携帯用機器から受信された特定情報に従って前記第2アプリケーションの実行状態を制御するステップとを更に含んでよい。
【0022】
そして、前記携帯用機器からユーザ情報を受信するステップと、前記受信されたユーザ情報を用いて前記携帯用機器のユーザを認識するステップとを更に含んでよい。
【0023】
一方、本発明の一実施形態に係るディスプレイ装置と携帯用機器が通信可能に接続された映像システムの制御方法は、前記携帯用機器が、前記携帯用機器で実行される第1アプリケーションと前記ディスプレイ装置で実行される第2アプリケーションとを保存するステップと、前記携帯用機器が前記第1アプリケーションを実行するステップと、前記携帯用機器が前記ディスプレイ装置に前記第2アプリケーションを伝送するステップと、前記ディスプレイ装置が前記第2アプリケーションを実行するステップと、前記携帯用機器にユーザから特定情報が入力されるステップと、前記携帯用機器が前記ディスプレイ装置に前記入力された情報を伝送するステップと、前記ディスプレイ装置が前記受信された特定情報に従って前記第2アプリケーションの実行状態を制御するステップとを含む。
【0024】
そして、前記ディスプレイ装置及び前記携帯用機器が別の携帯用機器と通信可能に接続するステップと、前記携帯用機器が前記別の携帯用機器に第1アプリケーションを伝送するステップと、前記別の携帯用機器が前記第1アプリケーションを実行するステップと、前記別の携帯用機器にユーザから特定情報が入力されるステップと、前記別の携帯用機器が前記入力された特定情報を前記ディスプレイ装置に伝送するステップと、前記ディスプレイ装置が前記別の携帯用機器から受信された特定情報に従って前記第2アプリケーションの実行状態を制御するステップとを更に含んでよい。
【発明の効果】
【0025】
本発明の多様な実施形態によると、携帯用機器がディスプレイ装置にアプリケーションを伝送し、携帯用機器とディスプレイ装置はアプリケーションを実行し、携帯用機器はユーザから特定情報を受信してディスプレイ装置に伝送し、ディスプレイ装置が特定情報に従ってアプリケーションの状態を制御する携帯用機器の制御方法、ディスプレイ装置の制御方法及び映像システムの制御方法を提供することができ、ユーザは携帯用機器を用いてディスプレイ装置を制御できるようになる。
【0026】
特に、ユーザは携帯用機器に所望のアプリケーションを保存しておき、所望のディスプレイ装置にアプリケーションを伝送してアプリケーションを実行させることができるようになる。従って、ユーザは携帯用機器に保存されたアプリケーションをいかなるディスプレイ装置にでも連動して実行させることができるようになる。それを通じて、ユーザは携帯用機器を用いて所望のアプリケーションを容易に携帯することができるようになる。
【0027】
なお、携帯用機器を用いてユーザの操作を入力できるようになるため、ユーザは携帯用機器にある多様な種類の入力手段をディスプレイ装置の操作に利用することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の一実施形態に係るテレビと携帯電話とで構成された映像システムを示す図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るテレビと携帯電話との詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るテレビと携帯電話との制御方法について説明するために提供されるフローチャートである。
【図4】本発明の一実施形態に係る携帯電話、別の携帯電話及びテレビの制御方法について説明するために提供されるフローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態に係る携帯電話がゲームAをテレビに伝送して実行する過程を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る携帯電話がゲームAをテレビに伝送して実行する過程を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る携帯電話がゲームAをテレビに伝送して実行する過程を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態に係るユーザが携帯電話に音声を入力すると、音声情報がテレビに伝送される様子を示す図である。
【図9】本発明の一実施形態に係るユーザが携帯電話にタッチ操作を入力すると、タッチ操作情報がテレビに伝送される様子を示す図である。
【図10】本発明の一実施形態に係るユーザが携帯電話にモーション情報を入力すると、モーション情報がテレビに伝送される様子を示す図である。
【図11】本発明の一実施形態に係る3つの携帯電話がテレビと連動している様子を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0030】
図1は、本発明の一実施形態に係るテレビ100と携帯電話200とで構成された映像システムを示す図である。図1に示すように、テレビ100は携帯電話200と相互通信ができるように接続される。具体的に、テレビ100と携帯電話200とは、ブルートゥース、Zigbee(登録商標)、又は無線LANなどの無線通信網を通じて相互通信ができるように接続される。
【0031】
携帯電話200は、アプリケーションを保存及び実行することができる。具体的に、携帯電話200は、一つのアプリケーションに対してテレビ用のアプリケーションと携帯電話用のアプリケーションとを併せて保存することもできる。そして、携帯電話200は、テレビ用のアプリケーションをテレビ100に伝送する。
【0032】
ここで、テレビ用のアプリケーションとは、テレビで実行するために提供されるアプリケーションのことを意味する。テレビ用のアプリケーションは、画面に各種情報及び映像を表示する機能を具備する。テレビ用のアプリケーションは、携帯電話200から入力される情報に従って実行状態が制御される。
【0033】
携帯電話用のアプリケーションとは、携帯電話で実行するために提供されるアプリケーションのことを意味する。携帯電話用のアプリケーションは、携帯電話がユーザインターフェース機器として使用できるようにする機能を具備する。即ち、携帯電話用のアプリケーションは、ディスプレイ装置100を制御するためのインターフェース機能を有するアプリケーションを含む。
【0034】
テレビ100と携帯電話200とが、相互通信できるように接続されている状態で、テレビ用のアプリケーションと携帯電話用のアプリケーションとは、相互連動して実行される。従って、テレビ用のアプリケーションと携帯電話用のアプリケーションとが実行されている状態で、携帯電話200にユーザの所望の操作を入力した場合、テレビ100は入力された操作に従ってテレビ用のアプリケーションの実行状態を制御するようになる。
【0035】
クイズゲームアプリケーションを例にとって説明すると、テレビ用のアプリケーションはテレビ100でクイズ内容、クイズの正否及びクイズの実行過程が実行及び表示されるようにする機能を具備する。そして、携帯電話用のアプリケーションは、携帯電話200により正解が入力されるようにする機能をもつ。従って、テレビ100は、画面にクイズ内容を表示し、携帯電話200にはユーザからクイズの正解に対する操作情報が入力されるようになる。その他にも、アプリケーションは、テレビ100及び携帯電話200で実行できるものであれば、いかなるアプリケーションであっても可能である。例えば、アプリケーションは多様な種類のゲームアプリケーション、映像アプリケーションなどであってよい。
【0036】
このように、テレビ100と携帯電話200の制御システムを用いると、ユーザは携帯電話200を用いてテレビ100で実行されるアプリケーションを制御できるようになる。なお、ユーザは所望のアプリケーションを携帯電話200に保存してテレビ100に伝送することができるため、アプリケーションの携帯が容易になる。
【0037】
図2は、本発明の一実施形態に係るテレビ100と携帯電話200との詳細な構造を示すブロック図である。図2に示すように、テレビ100は、放送受信部110と、映像処理部120と、ディスプレイ部130と、保存部140と、操作部150と、通信部160及び制御部170を含む。
【0038】
放送受信部110は、放送局又は衛星から有線又は無線により放送信号を受信して復調する。そして、放送受信部110は、受信された放送信号を映像処理部120に伝送する。
【0039】
映像処理部120は、放送受信部110から伝送された放送信号に対する圧縮解除や鮮明度の補正などの信号処理を行う。そして、映像処理部120は、圧縮が解除され、鮮明度の向上した放送映像をディスプレイ部130に伝送する。
【0040】
ディスプレイ部130は、映像処理部120から伝送された放送映像を画面に出力させる。
【0041】
保存部140は、テレビ100を動作させるための各種プログラムを保存する。なお、保存部140は、多様なアプリケーションを保存する。具体的に、保存部140は携帯電話200から受信されたテレビ用のアプリケーションを保存することもできる。
【0042】
ここで、テレビ用のアプリケーションとは、テレビで実行するために提供されるアプリケーションのことを意味する。テレビ用のアプリケーションは、画面に各種情報及び映像を表示する機能を具備する。テレビ用のアプリケーションは、携帯電話200から入力される情報に従って実行状態が制御される。
【0043】
このような保存部140は、ハードディスクや非揮発性メモリなどで実現されてよい。
【0044】
操作部150は、ユーザの命令が入力されて制御部170に伝送する。操作部150は、リモコン(図示せず)、テレビ100に設けられた操作ボタン(図示せず)、又はタッチスクリーンなどを通じて実現されてよい。
【0045】
通信部160は、有無線通信網を通じて外部機器と通信できるように接続される。具体的に、通信部160は、ブルートゥース、Zigbee(登録商標)、及び無線LANなどを用いた無線通信網を通じて携帯電話200と通信できるように接続される。
【0046】
通信部160は、携帯電話200からテレビ用のアプリケーションを受信する。そして、通信部160は、携帯電話200からユーザの操作によって入力された情報を受信する。
【0047】
制御部170は、テレビ100の動作の全般を制御する。具体的に、制御部170は、携帯電話200から受信されたテレビ用のアプリケーションを実行させる。例えば、制御部170はテレビ用のアプリケーションを実行する場合、ゲームプラットフォームを基盤とするテレビゲームローダ(Loader)機能を含んでよい。なお、制御部170は、携帯電話200から受信されたアプリケーションをロード(Load)するために、モバイルデータロードモジュール機能を含んでよい。
【0048】
なお、制御部170は、携帯電話用のアプリケーションが携帯電話200で実行されている状態で、携帯電話200から特定情報を受信する。
【0049】
ここで、特定情報は、テレビ用のアプリケーションを制御するための情報に該当する。具体的に、特定情報は、携帯電話200を介して入力されたユーザの操作に関連した情報を意味する。ユーザの操作に関連した情報は、ユーザが携帯電話200を操作することで入力される情報である。携帯電話200は、ユーザの音声情報と、タッチ操作情報、ボタン操作情報及びモーション情報が入力されてよい。従って、特定情報は、ユーザの音声情報と、タッチ操作情報と、ボタン操作情報及びモーション情報のうち、いずれか一つであってよい。
【0050】
そして、制御部170は、受信された特定情報に従って、テレビ用のアプリケーションの実行状態を制御する。
【0051】
具体的に、携帯電話200に特定情報としてユーザの音声情報が入力された場合、制御部170は携帯電話200から音声情報を受信するようになる。そして、制御部170は、受信された音声情報を音声認識を通じて文字情報として認識し、認識された文字情報に従ってテレビ用のアプリケーションの実行状態を制御する。
【0052】
そして、携帯電話200に特定情報としてユーザのタッチ操作情報が入力される場合、制御部170は携帯電話200から入力されたタッチ操作情報を受信する。そして、制御部170は、受信されたタッチ操作情報に従ってテレビ用のアプリケーションの実行状態を制御する。なお、制御部170は、受信されたタッチ操作情報を手書き文字認識を通じて文字情報として認識することもできる。この場合、制御部170は、認識された文字情報に従ってテレビ用のアプリケーションの実行状態を制御するようになる。
【0053】
なお、携帯電話200に特定情報としてユーザのボタン操作情報が入力される場合、制御部170は携帯電話200から入力されたボタン操作情報を受信する。そして、制御部170は、受信されたボタン操作情報に従ってテレビ用のアプリケーションの実行状態を制御する。
【0054】
そして、携帯電話200には、特定情報としてモーション情報が入力されてよい。この場合、制御部170は、携帯電話200から入力されたモーション情報を受信し、受信されたモーション情報に従ってテレビ用のアプリケーションの実行状態を制御する。
【0055】
このように、制御部170は、多様な種類の特定情報を携帯電話200から受信して、それに従ってテレビ用のアプリケーションの実行状態を制御するようになる。
【0056】
一方、制御部170は、携帯電話200からユーザ情報を受信してよい。そして、制御部170は受信されたユーザ情報を用いて携帯電話200のユーザを認識するようになる。このように、制御部170が携帯電話200のユーザを認識することにより、複数個の携帯電話が接続された場合にも、各携帯電話を識別できるようになる。従って、複数の携帯電話が接続された場合、制御部170は特定情報が受信された携帯電話がどの携帯電話かを区別できるようになる。それにより、制御部170はテレビ用のアプリケーションを複数のユーザが同時に利用できるようにする。
【0057】
このように、テレビ100は、携帯電話200からテレビ用のアプリケーション及び特定情報を受信し、テレビ用のアプリケーションを実行及び制御させるようになる。
【0058】
図2に示すように、携帯電話200は、通信部210と、ディスプレイ部215と、保存部220と、音声入力部230と、音声出力部240と、タッチ検出部250と、ボタン部255と、モーション検出部260及び制御部270を含む。
【0059】
通信部210は、移動通信網、無線通信網やインターネット網を通じて外部機器に接続できるように接続される。具体的に、通信部210は、移動通信網、無線通信網やインターネット網を通じてテレビ100に接続できるように接続される。ここで、移動通信網は、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)通信網又はWCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)通信網などであってよい。そして、無線通信網は、ブルートゥース、Zigbee(登録商標)などを通じて接続される。そして、インターネット網は、無線LANを通じて接続される。
【0060】
通信部210は、保存部220に保存されたテレビ用のアプリケーションをテレビ100に伝送する。なお、通信部210は特定情報をテレビ100に伝送する。ここで、特定情報は、テレビ用のアプリケーションを制御するための情報に該当する。具体的に、特定情報は、携帯電話200の音声入力部230と、タッチ検出部250と、ボタン部255及びモーション検出部260を介して入力されたユーザの入力に関連した情報又は携帯電話200の制御部270によって処理された結果情報であってよい。
【0061】
ディスプレイ部215は、携帯電話200の機能を提供するための映像をディスプレイする。なお、ディスプレイ部215は、ユーザの操作のためのGUI(Graphic User Interface)を画面にディスプレイするようになる。具体的に、ディスプレイ部215は、携帯電話用のアプリケーションが実行される画面をディスプレイする。
【0062】
保存部220は、携帯電話200の各種機能を行うためのプログラムが保存されている。なお、保存部220は多様な種類のアプリケーションが保存されている。具体的に、保存部220は、一つのアプリケーションに対してテレビ用のアプリケーションと携帯電話用のアプリケーションを併せて保存することもできる。
【0063】
ここで、テレビ用のアプリケーションとは、テレビで実行するために提供されるアプリケーションのことを意味する。テレビ用のアプリケーションは、画面に各種情報及び映像を表示する機能を有する。テレビ用のアプリケーションは携帯電話200から入力される情報に従って実態状態が制御される。
【0064】
携帯電話用のアプリケーションとは、携帯電話で実行するために提供されるアプリケーションのことを意味する。携帯電話用のアプリケーションは、携帯電話がユーザインターフェース機器として使用できるようにする機能を有する。即ち、携帯電話用のアプリケーションはディスプレイ装置100を制御するためのインターフェース機能を有するアプリケーションを含む。
【0065】
このような保存部220は、ハードディスクや非揮発性メモリ等で実現されてよい。
【0066】
音声入力部230は、ユーザの音声が入力される。具体的に、音声入力部230は、ユーザの音声を電気的信号で構成されている音声情報に変換し、変換された音声情報を制御部270に伝送する。
【0067】
音声出力部240は、制御部270から伝送された音声信号をスピーカなどで出力する。
【0068】
タッチ検出部250は、ユーザのタッチ操作情報を検出する。具体的に、タッチ検出部250は、ディスプレイ画面に対するユーザのタッチ操作を検出するタッチスクリーン形態で実現されてよい。そして、タッチ検出部250は、検出されたユーザのタッチ操作情報を制御部270に伝送する。
【0069】
ボタン部255は、ユーザからボタン操作を受信する。そして、ボタン部255は入力されたユーザのボタン操作情報を制御部270に伝送する。
【0070】
モーション検出部260は、携帯電話200の動きに対するモーション情報を検出する。具体的に、モーション検出部260は、加速度センサ、角速度センサなどで実現されてよい。そして、モーション検出部260は、検出されたモーション情報を制御部270に伝送する。
【0071】
制御部270は、携帯電話200の動作の全般を制御する。具体的に、制御部270は、保存部220に保存された携帯電話用のアプリケーションを実行させる。そして、制御部270は、保存部220に保存されたテレビ用のアプリケーションがテレビ100に伝送されるように制御する。
【0072】
そして、制御部270は、携帯電話用のアプリケーションが実行されている状態で、ユーザの操作に従って特定情報が入力され、入力された特定情報をテレビ100に伝送する。携帯電話200は、音声入力部230を介してユーザの音声情報が入力され、タッチ検出部250を介してユーザのタッチ操作情報が入力され、ボタン部255を介してユーザのボタン操作情報が入力され、モーション検出部260を介して携帯電話200のモーション情報が入力されてよい。従って、特定情報がユーザの操作に関連した情報である場合、特定情報はユーザの音声情報、タッチ操作情報、ボタン操作及びモーション情報のうち、いずれか一つであってよい。
【0073】
具体的に、制御部270は、音声入力部230を介して特定情報としてユーザの音声情報が入力されると、入力された音声情報をテレビ100に伝送する。なお、制御部270は、タッチ検出部250を介して特定情報としてユーザのタッチ操作情報が入力されると、入力されたタッチ操作情報をテレビ100に伝送する。そして、制御部270は、ボタン部255を介してユーザのボタン操作が入力されると、入力されたボタン操作情報をテレビ100に伝送する。制御部270は、モーション検出部260を介して特定情報としてモーション情報が入力されると、テレビ100に入力されたモーション情報を伝送する。
【0074】
このように、携帯電話200は、ユーザより特定情報が入力されてテレビ100に伝送するようになる。
【0075】
以下では、図3を参照しながら、テレビ100と携帯電話200の制御方法について詳細に説明する。図3は、本発明の一実施形態に係るテレビ100と携帯電話200との制御方法について説明するために提供されるフローチャートである。
【0076】
まず、携帯電話200は、テレビ用のアプリケーション及び携帯電話用のアプリケーションを保存する(S310)。そして、携帯電話200は、携帯電話用のアプリケーションを実行する(S320)。その後、携帯電話200は、テレビ用のアプリケーションをテレビ100に伝送する(S330)。
【0077】
すると、テレビ100は、テレビ用のアプリケーションを受信する(S340)。そして、テレビ100は、テレビ用のアプリケーションを実行させる(S350)。
【0078】
その後に、携帯電話200には、ユーザの操作に従って特定情報が入力される(S360)。そして、携帯電話200は、入力された特定情報をテレビ100に伝送する(S370)。具体的に、携帯電話200には音声入力部230を介してユーザの音声情報が入力され、タッチ検出部250を介してユーザのタッチ操作情報が入力され、ボタン部255を介してユーザのボタン操作情報が入力され、モーション検出部260を介して携帯電話200のモーション情報が入力されてよい。従って、特定情報はユーザの操作に関連した情報であるユーザの音声情報と、タッチ操作情報、ボタン操作情報及びモーション情報のうち、いずれか一つであってよい。
【0079】
具体的に、携帯電話200は、音声入力部230を介して特定情報としてユーザの音声情報が入力されると、入力された音声情報をテレビ100に伝送する。なお、携帯電話200は、タッチ検出部250を介して特定情報としてユーザのタッチ操作情報が入力されると、入力されたタッチ操作情報をテレビ100に伝送する。なお、携帯電話200は、ボタン部255を介して特定情報としてユーザのボタン操作情報が入力されると、入力されたボタン操作情報をテレビ100に伝送する。そして、携帯電話200は、モーション検出部260を介して特定情報としてモーション情報が入力されると、テレビ100に入力されたモーション情報を伝送する。
【0080】
すると、テレビ100は、携帯電話200から特定情報を受信する(S380)。そして、テレビ100は、受信された特定情報を処理し、それに従ってテレビ用のアプリケーションの実行状態を制御するようになる(S390)。
【0081】
具体的に、携帯電話200に特定情報としてユーザの音声情報が入力された場合、テレビ100は携帯電話200から音声情報を受信するようになる。そして、テレビ100は、受信された音声情報を音声認識を通じて文字情報として認識し、認識された文字情報に従ってテレビ用のアプリケーションの実行状態を制御する。
【0082】
そして、携帯電話200に特定情報としてユーザのタッチ操作情報が入力された場合、テレビ100は、携帯電話200から入力されたタッチ操作情報を受信する。そして、テレビ100は受信されたタッチ操作情報に従ってテレビ用のアプリケーションの実行状態を制御する。なお、テレビ100は受信されたタッチ操作情報を手書き文字認識を通じて文字情報として認識することもできる。この場合、テレビ100は、認識された文字情報に従ってテレビ用のアプリケーションの実行状態を制御するようになる。
【0083】
なお、携帯電話200に特定情報としてボタン操作情報が入力されてよい。この場合、テレビ100は携帯電話200から入力されたボタン操作情報を受信し、受信されたボタン操作情報に従ってテレビ用のアプリケーションの実行状態を制御する。
【0084】
そして、携帯電話200には、特定情報としてモーション情報が入力されてよい。この場合、テレビ100は、携帯電話200から入力されたモーション情報を受信し、受信されたモーション情報に従ってテレビ用のアプリケーションの実行状態を制御する。
【0085】
このように、テレビ100は、多様な種類の特定情報を携帯電話200から受信し、それに従って、テレビ用のアプリケーションの実行状態を制御するようになる。なお、携帯電話200は、携帯電話用のアプリケーションだけでなく、テレビ用のアプリケーションも保存しているため、ユーザは携帯電話200を所望のテレビ100と連動させてアプリケーションを実行させることもできるようになる。
【0086】
以下では、図4を参照しながら携帯電話200と、別の携帯電話400及びテレビ100の制御方法について詳細に説明する。図4は、本発明の一実施形態に係る携帯電話200、別の携帯電話400及びテレビ100の制御方法について説明するために提供されるフローチャートである。ここで、別の携帯電話400は、携帯電話200と構造が同一であると仮定して説明する。しかし、別の携帯電話400が必ずしも携帯電話200と構造が同一でなければならないというわけではない。
【0087】
携帯電話200は、携帯電話用のアプリケーション及びテレビ用のアプリケーションを保存する(S410)。そして、携帯電話200は、テレビ用のアプリケーションをテレビ100に伝送する(S420)。
【0088】
すると、テレビ100は、テレビ用のアプリケーションを受信し(S430)、受信されたテレビ用のアプリケーションを実行させるようになる(S435)。
【0089】
そして、携帯電話200は携帯電話用のアプリケーションを別の携帯電話400に伝送する(S440)。すると、別の携帯電話400は、携帯電話用のアプリケーションを受信する(S450)。そして、別の携帯電話400は、受信された携帯電話用のアプリケーションを実行させる(S452)。
【0090】
その後に、別の携帯電話400には、ユーザの操作に従って特定情報が入力される(S454)。そして、別の携帯電話400は、入力された特定情報をテレビ100に伝送する(S456)。具体的に、別の携帯電話400には、音声入力部を介してユーザの音声情報が入力され、タッチ検出部を介してユーザのタッチ操作情報が入力され、ボタン部を介してユーザのボタン操作情報が入力され、モーション検出部を介して別の携帯電話400のモーション情報が入力されてよい。従って、特定情報は、ユーザの操作に関連した情報であるユーザの音声情報、タッチ操作情報、ボタン操作情報及びモーション情報のうち、いずれか一つであってよい。
【0091】
具体的に、別の携帯電話400は音声入力部を介して特定情報としてユーザの音声情報が入力されると、入力された音声情報をテレビ100に伝送する。なお、別の携帯電話400はタッチ検出部を介して特定情報としてユーザのタッチ操作情報が入力されると、入力されたタッチ操作情報をテレビ100に伝送する。なお、別の携帯電話400はボタン部を介して特定情報としてユーザのボタン操作情報が入力されると、入力されたボタン操作情報をテレビ100に伝送する。そして、別の携帯電話400はモーション検出部を介して特定情報としてモーション情報が入力されると、テレビ100に入力されたモーション情報を伝送する。
【0092】
すると、テレビ100は別の携帯電話400から特定情報を受信する(S460)。そして、テレビ100は受信された特定除法を処理し、それに従ってテレビ用のアプリケーションの実行状態を制御するようになる(S470)。
【0093】
具体的に、別の携帯電話400に特定情報としてユーザの音声情報が入力された場合、テレビ100は別の携帯電話400から音声情報を受信するようになる。そして、テレビ100は受信された音声情報を音声認識を通じて文字情報として認識し、認識された文字情報に従ってテレビ用のアプリケーションの実行状態を制御する。
【0094】
そして、別の携帯電話400に特定情報としてユーザのタッチ操作情報が入力された場合、テレビ100は別の携帯電話400から入力されたタッチ操作情報を受信する。そして、テレビ100は受信されたタッチ操作情報に従ってテレビ用のアプリケーションの実行状態を制御する。なお、テレビ100は受信されたタッチ操作情報を手書き文字認識を通じて文字情報として認識することもできる。この場合、テレビ100は、認識された文字情報に従ってテレビ用のアプリケーションの実行状態を制御するようになる。
【0095】
なお、別の携帯電話400に特定情報としてボタン操作情報が入力されてよい。この場合、テレビ100は別の携帯電話400から入力されたボタン操作情報を受信し、受信されたボタン操作情報に従ってテレビ用のアプリケーションの実行状態を制御する。
【0096】
そして、別の携帯電話400には、特定情報としてモーション情報が入力されてよい。この場合、テレビ100は、別の携帯電話400から入力されたモーション情報を受信し、受信されたモーション情報に従ってテレビ用のアプリケーションの実行状態を制御する。
【0097】
このように、テレビ100は、多様な種類の特定情報を別の携帯電話400から受信し、それに従って、テレビ用のアプリケーションの実行状態を制御するようになる。なお、携帯電話200は、携帯電話用のアプリケーションを別の携帯電話400に伝送することができるため、ユーザは携帯電話200だけでなく、別の携帯電話400を所望のテレビ100と連動させてアプリケーションを実行させることもできるようになる。
【0098】
図5ないし図7は、本発明の一実施形態に係る携帯電話200がゲームAをテレビ100に伝送して実行する過程を示す図である。
【0099】
図5は、携帯電話200にゲームA実行アイコン500が表示されている様子を示している。図5の場合、ゲームAアプリケーションが携帯電話200に保存されている状態である。ここで、ゲームAアプリケーションは、ゲームA携帯電話用のアプリケーション及びゲームAテレビ用のアプリケーションを含む。
【0100】
図5に示すように、ユーザがゲームA実行アイコン500をタッチすると、携帯電話200はゲームAをテレビ100と連動して実行するための準備を行う。即ち。図6に示すように、携帯電話200は、ゲームAテレビ用のアプリケーションをテレビ100に伝送するようになる。
【0101】
そして、ゲームAテレビ用のアプリケーションの伝送が完了すると、図8に示すように、携帯電話200とテレビ100はゲームAを連動して実行するようになる。
【0102】
以下では、図8ないし図10を参照しながら、クイズアプリケーションが実行されている状態で、携帯電話200に入力された多様な種類の特定情報がテレビ100に伝送される過程について説明する。
【0103】
図8は、本発明の一実施形態に係るユーザが携帯電話200に音声を入力すると、音声情報がテレビ100に伝送される様子を示す図である。図8に示すように、ユーザがクイズの正解を入力するために携帯電話200に音声を入力すると、携帯電話200は音声情報をテレビ100に伝送することもできる。すると、テレビ100は、受信された音声情報が正解か否かを処理し、正否を判断するようにテレビ用のクイズアプリケーションを実行するようになる。
【0104】
図9は、本発明の一実施形態に係るユーザが携帯電話200にタッチ操作を入力すると、タッチ操作情報がテレビ100に伝送される様子を示す図である。図9に示すように、ユーザがクイズの正解を入力するために携帯電話200に表示された正解アイコン700に対するタッチ操作を入力されると、携帯電話200はタッチ操作情報をテレビ100に伝送することもできる。すると、テレビ100は受信されたタッチ操作情報が正解か否かを処理して、正否を判断するようにテレビ用のクイズアプリケーションを実行するようになる。
【0105】
図10は、本発明の一実施形態に係るユーザが携帯電話200にモーション情報を入力すると、モーション情報がテレビ100に伝送される様子を示す図である。図10に示すように、ユーザがクイズの正解を入力するために携帯電話200に対するモーションを入力すると、携帯電話200はモーション情報をテレビ100に伝送することもできる。すると、テレビ100は受信されたモーション情報が正解か否かを処理して、正否を判断するようにテレビ用のクイズアプリケーションを実行するようになる。
【0106】
このように、携帯電話200には、多様な種類の特定情報が入力され、入力された特定情報をテレビ100に伝送するようになる。
【0107】
図11は、本発明の一実施形態に係る3つの携帯電話200−1、200−2、200−3がテレビ100と連動している様子を示す図である。
【0108】
図11において、第1携帯電話200−1は携帯電話用のアプリケーション及びテレビ用のアプリケーションを保存している。従って、第1携帯電話200−1はテレビ用のアプリケーションをテレビ100に伝送する。すると、テレビ100は、図11に示すように、テレビ用のアプリケーションを実行するようになる。そして、第1携帯電話200−1はテレビ用のアプリケーションと連動して携帯電話用のアプリケーションを同時に実行するようになる。
【0109】
なお、第1携帯電話200−1は、第2携帯電話200−2及び第3携帯電話200−3に携帯電話用のアプリケーションを伝送する。すると、第2携帯電話200−2及び第3携帯電話200−3は受信された携帯電話用のアプリケーションを実行してテレビ用のアプリケーションと連動するようになる。
【0110】
従って、テレビ100には、第1携帯電話200−1、第2携帯電話200−2及び第3携帯電話200−3を通じて特定情報が入力されて制御される。即ち、テレビ100において実行されるテレビ用のアプリケーションは、3つの携帯電話200−1、200−2、200−3を通じて実行状態が制御される。
【0111】
なお、テレビ100は、第1携帯電話200−1、第2携帯電話200−2及び第3携帯電話200−3の各々からユーザ情報を受信することもできる。従って、テレビ100は、第1携帯電話200−1、第2携帯電話200−2及び第3携帯電話200−3のユーザを認識することができるようになる。そして、図11に示すように、テレビ100は画面に接続目録900を表示することもできる。図11に示すように、接続目録900には接続された携帯電話毎のユーザが対応して表示されることを確認することができる。
【0112】
このように、第1携帯電話200−1は、別の携帯電話に携帯電話用のアプリケーションを伝送することにより、複数の携帯電話をテレビ100と連動してアプリケーションを実行できるようになる。
【0113】
一方、本実施形態において、ディスプレイ装置はテレビ100であるものとして説明してきたが、アプリケーションを実行させることのできる装置であれば、如何なるものであっても適用されてよい。例えば、ディスプレイ装置は、テレビ100の他にも、モニタやプロジェクタなどであってよい。
【0114】
一方、本実施形態において、携帯用機器は携帯電話200であるものとして説明してきたが、アプリケーションを実行させることができ、各種操作が入力され得る移動通信端末であれば、如何なるものであっても可能である。例えば、携帯用機器は携帯電話200以外にも、PDAやMP3プレーヤー、PMPなどであってよい。
【0115】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は以上の実施形態に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的趣旨の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【符号の説明】
【0116】
110 放送受信部
120 映像処理部
130 ディスプレイ部
140 保存部
170 制御部
150 操作部
160 通信部
210 通信部
215 ディスプレイ部
220 保存部
250 タッチ検出部
270 制御部
230 音声入力部
240 音声出力部
260 モーション検出部
255 ボタン部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイ装置と通信可能な携帯用機器の制御方法において、
前記携帯用機器で実行される第1アプリケーションと前記ディスプレイ装置で実行される第2アプリケーションとを保存するステップと、
前記第1アプリケーションを実行するステップと、
前記ディスプレイ装置に前記第2アプリケーションを伝送するステップと
を含む携帯用機器の制御方法。
【請求項2】
ユーザから特定情報が入力されるステップと、
前記第2アプリケーションが前記ディスプレイ装置で実行されている状態で、前記入力された情報を前記ディスプレイ装置に伝送するステップと
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の携帯用機器の制御方法。
【請求項3】
前記入力されるステップは、
前記特定情報としてユーザの音声情報を受信し、
前記伝送するステップは、
前記ディスプレイ装置に前記入力された音声情報を伝送することを特徴とする請求項2に記載の携帯用機器の制御方法。
【請求項4】
前記入力されるステップは、
前記特定情報としてユーザのタッチ操作情報を受信し、
前記伝送するステップは、
前記ディスプレイ装置に前記入力されたタッチ操作情報を伝送することを特徴とする請求項2に記載の携帯用機器の制御方法。
【請求項5】
前記入力されるステップは、
前記特定情報としてモーション情報を受信し、
前記伝送するステップは、
前記ディスプレイ装置に前記入力されたモーション情報を伝送することを特徴とする請求項2に記載の携帯用機器の制御方法。
【請求項6】
前記第1アプリケーションは、
前記ディスプレイ装置を制御するためのインターフェース機能を有するアプリケーションを含むことを特徴とする請求項1に記載の携帯用機器の制御方法。
【請求項7】
前記第2アプリケーションは、
前記ディスプレイ装置で実行され、前記携帯用機器で入力される情報に従って実行状態が制御されるアプリケーションを含むことを特徴とする請求項1に記載の携帯用機器の制御方法。
【請求項8】
別の携帯用機器と通信可能に接続するステップと、
前記別の携帯用機器に前記第1アプリケーションを伝送するステップと
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の携帯用機器の制御方法。
【請求項9】
前記ディスプレイ装置にユーザ情報を伝送するステップを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の携帯用機器の制御方法。
【請求項10】
携帯用機器で実行される第1アプリケーションとディスプレイ装置で実行される第2アプリケーションとが保存された携帯用機器と通信可能に接続されたディスプレイ装置の制御方法において、
前記第1アプリケーションが前記携帯用機器で実行されている状態で、前記携帯用機器から前記第2アプリケーションを受信するステップと、
前記受信された第2アプリケーションを実行するステップと、
前記第1アプリケーションが前記携帯用機器で実行されている状態で、前記携帯用機器から特定情報を受信するステップと、
前記受信された特定情報に従って前記第2アプリケーションの実行状態を制御するステップと
を含むディスプレイ装置の制御方法。
【請求項11】
前記携帯用機器は前記特定情報としてユーザの音声情報を受信し、
前記特定情報を受信するステップは、
前記携帯用機器により入力された音声情報を受信し、
前記制御するステップは、
前記受信された音声情報を音声認識を通じて認識し、前記認識された情報に従って前記第2アプリケーションの実行状態を制御することを特徴とする請求項10に記載のディスプレイ装置の制御方法。
【請求項12】
前記携帯用機器は前記特定情報としてユーザのタッチ操作情報を受信し、
前記特定情報を受信するステップは、
前記携帯用機器により入力されたタッチ操作情報を受信し、
前記制御するステップは、
前記受信されたタッチ操作情報を認識し、前記認識された情報に従って前記第2アプリケーションの実行状態を制御することを特徴とする請求項10に記載のディスプレイ装置の制御方法。
【請求項13】
前記携帯用機器は前記特定情報としてモーション情報を受信し、
前記特定情報を受信するステップは、
前記携帯用機器により入力されたモーション情報を受信し、
前記制御するステップは、
前記受信されたモーション情報に従って前記第2アプリケーションの実行状態を制御することを特徴とする請求項10に記載のディスプレイ装置の制御方法。
【請求項14】
前記第1アプリケーションは、
前記ディスプレイ装置を制御するためのインターフェース機能を有するアプリケーションを含むことを特徴とする請求項10に記載のディスプレイ装置の制御方法。
【請求項15】
前記第2アプリケーションは、
前記ディスプレイ装置で実行され、前記携帯用機器で入力される情報に従って実行状態が制御されるアプリケーションを含むことを特徴とする請求項10に記載のディスプレイ装置の制御方法。
【請求項16】
別の携帯用機器と通信可能に接続するステップと、
前記第1アプリケーションが前記別の携帯用機器で実行されている状態で、前記別の携帯用機器から特定情報を受信するステップと、
前記別の携帯用機器から受信された特定情報に従って前記第2アプリケーションの実行状態を制御するステップと
を更に含むことを特徴とする請求項10に記載のディスプレイ装置の制御方法。
【請求項17】
前記携帯用機器からユーザ情報を受信するステップと、
前記受信されたユーザ情報を用いて前記携帯用機器のユーザを認識するステップと
を更に含むことを特徴とする請求項10に記載のディスプレイ装置の制御方法。
【請求項18】
ディスプレイ装置と携帯用機器が通信可能に接続された映像システムの制御方法において、
前記携帯用機器が、前記携帯用機器で実行される第1アプリケーションと前記ディスプレイ装置で実行される第2アプリケーションとを保存するステップと、
前記携帯用機器が前記第1アプリケーションを実行するステップと、
前記携帯用機器が前記ディスプレイ装置に前記第2アプリケーションを伝送するステップと、
前記ディスプレイ装置が前記第2アプリケーションを実行するステップと、
前記携帯用機器にユーザから特定情報が入力されるステップと、
前記携帯用機器が前記ディスプレイ装置に前記入力された情報を伝送するステップと、前記ディスプレイ装置が受信された前記特定情報に従って前記第2アプリケーションの実行状態を制御するステップと
を含む映像システムの制御方法。
【請求項19】
前記ディスプレイ装置及び前記携帯用機器が別の携帯用機器と通信可能に接続するステップと、
前記携帯用機器が前記別の携帯用機器に第1アプリケーションを伝送するステップと、
前記別の携帯用機器が前記第1アプリケーションを実行するステップと、
前記別の携帯用機器にユーザから特定情報が入力されるステップと、
前記別の携帯用機器が前記入力された特定情報を前記ディスプレイ装置に伝送するステップと、
前記ディスプレイ装置が前記別の携帯用機器から受信された特定情報に従って前記第2アプリケーションの実行状態を制御するステップと
を更に含むことを特徴とする請求項18に記載の映像システムの制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公表番号】特表2013−507874(P2013−507874A)
【公表日】平成25年3月4日(2013.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−534105(P2012−534105)
【出願日】平成22年10月12日(2010.10.12)
【国際出願番号】PCT/KR2010/006967
【国際公開番号】WO2011/046345
【国際公開日】平成23年4月21日(2011.4.21)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
【出願人】(503447036)サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド (2,221)
【Fターム(参考)】