説明

携帯用電子機器

【課題】高い防水機能を有するとともに、筐体の薄型化をも実現した携帯用電子機器を提供すること。
【解決手段】本発明の携帯用電子機器1は、第1筐体10と、第2筐体20と、ヒンジ機構30と、FPC70と、第1筐体に設けられた第1挿入部17に配設されFPCを液密に支持する第1シール部材60と、第2筐体に設けられた第2挿入部27に配設されFPCを液密に支持する第2シール部材80と、を備え、第1シール部材と第2シール部材の少なくとも一方は該当する第1筐体と第2筐体の少なくとも一方のパッキンの一部から形成されていると共に、パッキンの一部がインサート成型によりFPCと一体に形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は携帯用電子機器に関し、特に高い防水機能を有するとともに、筐体の薄型化を実現した携帯用電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話、ノート型パーソナルコンピュータあるいは電子辞書等の携帯用電子機器では、ヒンジ部を介して互いに折り畳み自在に連結された一対の筐体から形成されているものが多く存在する。これらの第1、第2筐体には夫々電子部品が収納され、その間がフレキシブルプリント配線基板(FPC;Flexible Printed Circuit)等により電気的に接続されている。
【0003】
このような携帯用電子機器は、ユーザの不注意で水没させてしまった場合等には筐体内部に水が浸入してしまい、故障することが度々生じる。そのため、水没した場合等にも電子部品内部の電気回路等を保護する必要がある。そこで、携帯用電子機器に防水構造を備えるものが種々考えられている(例えば下記特許文献1参照)。
【0004】
下記特許文献1に開示された携帯電子機器は、平坦な箱状に形成された第1筐体と第2筐体とがヒンジ機構を介して互いに折り畳み自在に連結されている。この第1筐体と第2筐体とは内部に気密状態で電子部品を収納している。また、電子部品間はフレキシブル配線基板によって電気的に接続されている。そして、第1筐体のケース部とヒンジ機構のヒンジ部との間、及び第2筐体のケース部とヒンジ機構のヒンジ部との間は夫々仕切り壁によって仕切られており、これら仕切り壁に孔部が形成されており、この孔部に圧入されるシール部材が弾性材によって形成されている。なお、このシール部材にフレキシブル配線基板がインサート成型によって一体成形されている点についても開示されている。
【0005】
下記特許文献1によれば、孔部に圧入して挿通されたシール部材によって第1筐体と第2筐体内の気密状態が維持され、第1筐体と第2筐体内の電気部品がフレキシブル配線基板によって接続されている。
【特許文献1】特開2005−348341号公報(段落[0016]〜段落[0026]、図4)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1に開示された携帯用電子機器によれば、水分がヒンジ部から筐体内部へ侵入することをほぼなくすることができる。しかしながら、この携帯用電子機器のように防水構造として仕切り壁に孔部を設け、この孔部にシール部材を配設する構造を採用すると、この孔部はフレキシブル配線基板の肉厚よりも大きな孔径とする必要があるため、筐体全体の肉厚も厚くせざるを得ず、以って携帯用電子機器の薄型化を実現することが困難となるという問題点を備えている。
【0007】
ところで、上記特許文献1に開示された携帯用電子機器においては明示されていないものの、従来の防水機能を備える携帯用電子機器は、筐体のヒンジ部を除く外周囲にパッキンが取り付けられており、筐体の側面等からの水の浸入を阻止する構造を採用している。
【0008】
本発明者らは上記問題点に鑑み、高い防水機能を維持しつつ携帯用電子機器全体の薄型化をも実現可能な構成を種々検討した結果、防水機能を備える携帯用電子機器が通常備えている上述したパッキンに着目し、このパッキンによる防水構造と筐体に設けられたFPC挿入部における防水構造を一体化させることで、筐体の肉厚を薄くすることが可能であることを見出し、本発明に至ったものである。
【0009】
すなわち、本発明の目的は、高い防水機能を有するとともに、筐体の薄型化をも実現した携帯用電子機器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記課題を解決するために、本願の請求項1に係る発明は、第1フロントケースと第1リアケースとを外周囲にパッキンを介挿して一体化し、内部に第1電子部品を収納するように形成した第1筐体と、第2フロントケースと第2リアケースとを外周囲にパッキンを介挿して一体化し、内部に第2電子部品を収納するように形成した第2筐体と、該第1筐体と第2筐体とを互いに折り畳み自在に連結するヒンジ機構と、該ヒンジ機構を介して配され該第1電子部品と該第2電子部品とを電気的に接続する偏平状配線体と、前記第1筐体に設けられた前記偏平状配線体の挿入部に配設され、前記偏平状配線体を液密に支持する第1シール部材と、前記第2筐体に設けられた前記偏平状配線体の挿入部に配設され、前記偏平状配線体を液密に支持する第2シール部材と、を備え、前記第1シール部材と第2シール部材の少なくとも一方は該当する前記第1筐体と第2筐体の少なくとも一方の前記パッキンの一部から形成されていると共に、該パッキンの一部がインサート成型により前記偏平状配線体と一体に形成されていることを特徴とする。
【0011】
また、本願の請求項2に係る発明は、請求項1に記載の携帯用電子機器において、前記パッキンの一部で形成された前記シール部材に対応する前記フロントケースには、該シール部材近傍の前記偏平状配線体を係止する係止部が設けられていることを特徴とする。
【0012】
また、本願の請求項3に係る発明は、請求項2に記載の携帯用電子機器において、前記係止部は前記偏平状配線体を前記フロントケースに係止する係止用板と、該係止用板を前記フロントケースに固定するネジと、から構成されていることを特徴とする。
【0013】
また、本願の請求項4に係る発明は、請求項1に記載の携帯用電子機器において、前記パッキンの一部で形成された前記シール部材に隣接する偏平状配線体に突出片を形成し、前記フロントケースには該突出片を係合する係合部を形成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明は上記構成を備えることにより、以下に示すような優れた効果を奏する。すなわち、請求項1の発明によれば、第1シール部材と第2シール部材の少なくとも一方が該当する筐体のパッキンにより形成されているので、別途シール部材を設ける必要がなくなるためこのシール部材を設けるためのスペースも不要となり、筐体の肉厚を薄くすることができる。また、シール部材とパッキンのケースへの取付けは同時に行うので、筐体の組み立て作業が素早く簡単にできる。
【0015】
また、請求項2の発明によれば、第1シール部材と第2シール部材の少なくとも一方をフロントケースに取付ける際に、シール部材は係止部によりフロントケースに係止される。同時に、シール部材近辺のパッキンもフロントケースに係止される。そのため、シール部材とパッキンの筐体への組み込み作業が容易に素早くできる。また、係止部によって偏平状配線体を係止するので、この係止部により偏平状配線体の筐体の電子機器への接続状態が安定し、接続不良等を抑制することが可能となる。
【0016】
また、請求項3の発明によれば、簡単な構成で上述の効果を奏する携帯用電子機器を提供することが可能となる。
【0017】
また、請求項4の発明によれば、突出片を係合部に係合させることにより、偏平状配線体はフロントケースの所定の個所に位置決めされるので、シール部材とパッキンの位置決め作業が簡単かつ確実にできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための携帯用電子機器の一例として折畳み式の携帯電話機を例示して説明するものであって、本発明をこの携帯電話機に特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものも等しく適応し得るものである。
【実施例】
【0019】
図1は本発明の実施形態に係る携帯電話機を開状態とした正面図、図2は図1のII−II線で切断した断面図、図3は図2のIII部分を拡大して示す要部拡大図、図4は本発明の実施形態に係る携帯電話機における第1筐体内部の要部を示す平面図、図5は図4に示す構成のうち偏平状配線体及び第1パッキンを取り除いた状態を示す平面図、図6は図4に示す構成のうち偏平状配線体及び第1パッキンを示す平面図である。
【0020】
本実施例における携帯電話機1は、図1に示すように、第1筐体10と、第2筐体20と、第1筐体10と第2筐体20とを互いに折り畳み自在に連結するヒンジ機構30とから構成されている。第1筐体10の展開面には各種表示がなされる液晶表示パネル等からなる表示部40が配置され、第2筐体20の展開面には携帯電話機1の備える種々の機能の操作を行う操作キー50が配置されている。
【0021】
第1筐体10は、図2で示すように、表示部40を外部に露出するための開口を有し第1筐体10の展開面側を覆う第1フロントケース11と、第1筐体10の裏面側を覆う第1リアケース12と、によってその外周囲が覆われている。そして両ケース11、12によって覆われた内部には第1電子部品としての第1プリント基板13が配置されている。また、第1フロントケース11と第1リアケース12の互いに接合する接合面の外周囲には、弾性部材からなる第1パッキン14が第1筐体10を液密な状態とするように配設されている。
【0022】
第1パッキン14は、図3に示すように、第1フロントケース11の外周囲に設けられた第1収容溝15内に配設されており、第1リアケース12における第1収容溝15に対向する位置には、この第1収容溝15内に挿入される第1凸部16が同じく外周囲に沿って設けられている。そして、第1フロントケース11及び第1リアケース12を第1フロントケース11に設けられた第1収容溝15内に第1パッキン14を収容した状態で組み立てることにより、第1パッキン14は第1リアケース12の第1凸部16によって押圧されることとなり、第1収容溝15と第1凸部16との間に弾性変形した状態で固定される。したがって、この第1パッキン14により、両ケース11、12の接合面部分からの水の浸入を阻止することができる。なお、第1パッキン14が収容される第1収容溝15は、第1筐体10の後述する第1ヒンジ部31が設けられた端部においてはこの第1ヒンジ部31に沿って近接するように設けられている(図4参照)。
【0023】
第2筐体20は、図2で示すように、各種の操作キー50を外部に露出するための開口を有し、第2筐体20の展開面側を覆う第2フロントケース21とを有し、第2筐体の裏面側を覆う第2リアケース22と、によってその外周囲が覆われている。そして、この両ケース21、22に覆われた内部には第2電子部品である第2プリント基板23が配置されている。また、第2フロントケース21と第2リアケース22の互いに接合する接合面の外周囲には弾性部材からなる第2パッキン(図示省略)が第2筐体20を液密な状態とするように配設されている。なお、第2パッキンの配設状態については第1筐体10の第1パッキン14と同様であるのでその説明は省略する。
【0024】
また、第2フロントケース21の背面には電池24が収納されており、この電池24は第3パッキン25を有する蓋26によって覆われて収納されている。また、第2筐体20の端部にはヒンジ機構30の一部を構成する第2ヒンジ部32が設けられている。
【0025】
携帯電話機1は、これら第1、第2筐体10、20それぞれの内部に設けられた第1、第2プリント基板13、23を電気的に接続するために、さらに偏平状配線体としてのFPC70を備えている。このFPC70は、ヒンジ機構30の内部に設けられており、その一端71が第1プリント基板13に第1コネクタ18によって接続され(図4及び図5参照)、他端72が第2プリント基板23に第2コネクタ28によって接続され(図2参照)、中央部分がヒンジ機構30の軸心33に巻回されるようにループ状に配設される。また、このFPC70にはその表面に設けられた複数の配線を水滴の接触等に起因する短絡等から保護するために、その外部全面が防水性の樹脂材で覆われていると好ましい。
【0026】
次に、FPC70が第1、第2筐体10、20に取り付けられている状態について説明する。
【0027】
先ず、第2筐体20にFPC70を取り付ける状態について説明すると、図2に示すように、第2筐体20の第2ヒンジ部32が設けられた端面の一部には、FPC70挿入用の挿通孔からなる第2挿入部27が設けられている。この第2挿入部27の大きさはFPC70の肉厚に対して十分に大きく、この第2挿入部27には所定大きさの樹脂材等からなる第2シール部材80が配設される。第2シール部材80はその中心部にFPC70が液密な状態で保持できる貫通孔81が設けられており、FPC70の第2筐体20への取り付けの際には、第2シール部材80の貫通孔81内にFPC70を挿入し、この貫通孔81によってFPC70の第2筐体20側の他端72に近接する位置が液密に保持される。そして、FPC70を保持した状態の第2シール部材80を第2挿入部27内に配設して同じく液密に固定し、同時にFPC70の他端72が第2プリント基板23に設けられた第2コネクタ28に電気的に接続される。
【0028】
第2筐体20には、上述のような構成でFPC70が取り付けられるので、この第2挿入部27付近は液密に維持されるようになり、第2筐体20は十分な防水機能を維持できるようになる。
【0029】
次に、第1筐体10にFPC70を取り付ける状態について主に図4〜図6を参照して説明する。なお、この取り付け状態を説明する前に、第1筐体10及びFPC70の構造について更に詳細に説明する。
【0030】
第1筐体10の第1フロントケース11の第1ヒンジ部31に近接する端面の一部には、FPC70が挿入される第1挿入部17が設けられている。この第1挿入部17は第1収容溝15に連通しており、図5からも明らかなように、実質的に第1収容溝15を拡幅するようにして設けられる。したがって、この第1挿入部17の大きさ、特にその高さはFPC70の肉厚よりも僅かに高い程度であり、FPC70の挿入方向からみて偏平状に形成されている。
【0031】
また、第1挿入部17からFPC70の挿入方向の反対方向に所定距離離れた位置には、後述するFPC70の突出片73が係止される係合部19が設けられている。この係合部19はFPC70の幅方向に向かって設けられた切り欠きから形成されており、FPC70を第1筐体10に取り付けた状態でFPC70の位置決めを行うものである。
【0032】
更にまた、第1挿入部17からFPC70の挿入方向に所定距離離れた位置には、FPC70を第1フロントケース11に係止するための係止部90が設けられている。この係止部90は、FPC70の一端71近傍を第1フロントケース11側に押圧するように係止する係止用板91と、この係止用板91の一端部を固定するネジ92と、から構成されており、第1フロントケース11とは別部材で設けられている。
【0033】
FPC70は、図6に示すように、第1フロントケース11への取付を行う前に、第1パッキン14に固定される。詳しく述べると、第1パッキン14の第1挿入部17上に位置する部分に、FPC70の第1挿入部17上に位置する部分をインサート成型により一体に固定する。これにより、第1パッキン14の第1挿入部17上に位置する部分がFPC70を液密な状態で保持する第1シール部材60として機能することになる。
【0034】
また、このFPC70の第1パッキン14が固定された位置から所定距離離れた位置には、係合部19に係止される突出片73がFPC70の幅方向に所定長さ延設されるように形成されている。
【0035】
上述の構成を備える第1筐体10とFPC70との取付は、先ず第1フロントケース11の第1収容溝15に第1パッキン14を収容すると共に、第1パッキン14の第1シール部材60となる部分が第1挿入部17上に位置するようにFPC70を第1フロントケース11に取り付け、この際にFPC70の突出片73を係合部19に係止させることにより、FPC70の固定を行う。そして、FPC70の一端71を第1プリント基板13上に設けられた第1コネクタ18に電気的に接続し、次いで係止部90を第1フロントケース11に固定することによりFPC70を第1フロントケース11と係止用板91との間で挟持するように係止し(図4参照)、さらに第1リアケース12を第1フロントケース11に接合させることにより、FPC70の第1筐体10への取付が完了する。
【0036】
このような取付がなされることにより、第1挿入部17は偏平状に形成されているため、この第1挿入部17によって第1筐体10の肉厚が制約されることがほとんどなく、以って第1筐体10の薄型化が実現可能となる。
【0037】
なお、本発明の実施例では、第1シール部材60は第1筐体10側にのみ設けたが第2筐体20の第2シール部材80も同様の構成で設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】図1は本発明の実施形態に係る携帯電話機を開状態とした正面図である。
【図2】図2は図1のII−II線で切断した断面図である。
【図3】図3は図2のIII部分を拡大して示す要部拡大図である。
【図4】図4は本発明の実施形態に係る携帯電話機における第1筐体内部の要部を示す平面図である。
【図5】図5は図4に示す構成のうち偏平状配線体及び第1パッキンを取り除いた状態を示す平面図である。
【図6】図6は図4に示す構成のうち偏平状配線体及び第1パッキンを示す平面図である。
【符号の説明】
【0039】
1 携帯電話機
10 第1筐体
11 第1フロントケース
12 第1リアケース
13 第1プリント基板
14 第1パッキン
15 第1収容溝
16 第1凸部
17 第1挿入部
19 係合部
20 第2筐体
21 第2フロントケース
22 第2リアケース
23 第2プリント基板
27 第2挿入部
30 ヒンジ機構
31 第1ヒンジ部
32 第2ヒンジ部
40 表示部
50 操作キー
60 第1シール部材
70 FPC(偏平状配線体)
73 突出片
80 第2シール部材
81 貫通孔
90 係止部
91 係止用板
92 ネジ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1フロントケースと第1リアケースとを外周囲にパッキンを介挿して一体化し、内部に第1電子部品を収納するように形成した第1筐体と、
第2フロントケースと第2リアケースとを外周囲にパッキンを介挿して一体化し、内部に第2電子部品を収納するように形成した第2筐体と、
該第1筐体と第2筐体とを互いに折り畳み自在に連結するヒンジ機構と、
該ヒンジ機構を介して配され該第1電子部品と該第2電子部品とを電気的に接続する偏平状配線体と、
前記第1筐体に設けられた前記偏平状配線体の挿入部に配設され、前記偏平状配線体を液密に支持する第1シール部材と、
前記第2筐体に設けられた前記偏平状配線体の挿入部に配設され、前記偏平状配線体を液密に支持する第2シール部材と、
を備え、前記第1シール部材と第2シール部材の少なくとも一方は該当する前記第1筐体と第2筐体の少なくとも一方の前記パッキンの一部から形成されていると共に、該パッキンの一部がインサート成型により前記偏平状配線体と一体に形成されていることを特徴とする携帯用電子機器。
【請求項2】
前記パッキンの一部で形成された前記シール部材に対応する前記フロントケースには、該シール部材近傍の前記偏平状配線体を係止する係止部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の携帯用電子機器。
【請求項3】
前記係止部は前記偏平状配線体を前記フロントケースに係止する係止用板と、該係止用板を前記フロントケースに固定するネジと、から構成されていることを特徴とする請求項2に記載の携帯用電子機器。
【請求項4】
前記パッキンの一部で形成された前記シール部材に隣接する偏平状配線体に突出片を形成し、前記フロントケースには該突出片を係合する係合部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の携帯用電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−4830(P2009−4830A)
【公開日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−160973(P2007−160973)
【出願日】平成19年6月19日(2007.6.19)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【出願人】(000214892)三洋電機コンシューマエレクトロニクス株式会社 (1,582)
【Fターム(参考)】