説明

携帯端末装置、移動通信システム及びそれらに用いる多人数コミュニケーション促進方法

【課題】 相手とコミュニケーションを取るほどに相手の情報を知りえるというゲーム感覚の面白さを演出可能とし、活発な雰囲気を作り出すことが可能な携帯端末装置を提供する。
【解決手段】 送信側の携帯端末装置1と受信側端末との間でミーティングIDデータ・参加者IDデータの照合が行われ、この通信で催し参加者の誰と通信を行っているかを識別する。送信側の携帯端末装置1は他端末距離測位ユニット16を使用し、相手端末との距離を測り、得られた相手距離と相手との会話時間から親密度を推測を行う。親密度判定条件は情報公開条件テーブルによって判定を実施し、現在の状況から新たに追加情報が得られると判断されたならば、イベント制御ユニット20によって受信側端末へ追加情報取得要求を送り、その要求に対する受信側端末からの追加データを受信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は携帯端末装置、移動通信システム及びそれらに用いる多人数コミュニケーション促進方法に関し、特に催し会場における参加者のコミュニケーションの促進に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、Webサイトにおいては、参加者が互いに友人・知人を紹介し合って、新たな友人・知人関係を広げることを目的としたコミュニティ型のソーシャル・ネットワーキング・サービスが普及している(例えば、特許文献1,2参照)。このソーシャル・ネットワーキング・サービスは社会的に受け入れられ、Web上のコミュニティ内に属する参加者が友人の和を積極的に広げている。
【0003】
【特許文献1】特開2005−317028号公報
【特許文献2】特開2006−023876号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来のソーシャル・ネットワーキング・サービスでは、そのコミュニティに参加する参加者がオフ会を開催したとしても、参加者同士の面識が少ない催しの場では、参加者同士が遠慮がちになり、催しの場の雰囲気が盛り上がらないといった状況に陥ることがよくある。
【0005】
これ以外に、セミナー、コンペ、Webコミュニティのオフ会、冠婚葬祭等の参加者同士の面識が少ない催しの場でも、ソーシャル・ネットワーキング・サービスの場合と同様に、参加者同士が遠慮がちになり、催しの場の雰囲気が盛り上がらないといった状況に陥ることがよくある。
【0006】
また、上記のような催しの場では、初対面同士で会話するも、会話がその場限りのやり取りとなり、後からその人がどのような人間だったかを思い出そうとすると、別の参加者と混同して記憶していたりすることもある。このように、催しに参加しても、なかなか友人の輪・人脈が広がらないと感じる人が少なからず存在する。
【0007】
このような参加者同士で面識が少ない催しの場では、コミュニケーションが不得意な参加者でも積極性を向上させるように促す仕組みを構築することが、催しの場全体の雰囲気向上に重要である。また、コミュニケーションが得意な参加者においても、会話相手から情報を得て整理する手段が構築されていたほうが、友人の輪・人脈形成上で有意義なものとなる。
【0008】
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、相手とコミュニケーションを取るほどに相手の情報を知りえるというゲーム感覚の面白さを演出することができ、活発な雰囲気を作り出すことができる移動通信システム、携帯端末装置及びそれらに用いる多人数コミュニケーション促進方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明による携帯端末装置は、催し会場において参加者が使用する携帯端末装置であって、
他の参加者との距離を測定する測定手段と、前記他の参加者との会話時間を測定する計時手段と、前記測定手段にて得た距離情報と前記計時手段にて得た会話時間情報とから前記他の参加者毎にコミュニケーション度合いを推測する推測手段とを備えている。
【0010】
本発明による移動通信システムは、上記の携帯端末装置を含むことを特徴としている。
【0011】
本発明による多人数コミュニケーション促進方法は、催し会場において参加者が使用する携帯端末装置に用いる多人数コミュニケーション促進方法であって、
前記携帯端末装置が、他の参加者との距離を測定する測定処理と、前記他の参加者との会話時間を測定する計時処理と、前記測定処理にて得た距離情報と前記計時処理にて得た会話時間情報とから前記他の参加者毎にコミュニケーション度合いを推測する推測処理とを実行している。
【0012】
すなわち、本発明の多人数コミュニケーション促進方法は、セミナー、コンペ、Webコミュニティのオフ会、冠婚葬祭等の参加者同士の面識が少ない催しの場で、参加者同士のコミュニケーションを促進させることを特徴としている。
【0013】
そのために、本発明の多人数コミュニケーション促進方法は、別の携帯端末装置との距離を測位する機構と他者との会話時間を記録する機構とを有する携帯端末装置において、(1)催し中の他参加者とのコミュニケーション度合い(親密度)を推測する機能と、(2)コミュニケーション度合い(親密度)のレベルが増すごとに相手プロフィールの追加情報を取得(追加情報の制御には公開属性タグという概念を設けている)して保持する機能とを有している。
【0014】
本発明の多人数コミュニケーション促進方法では、上記の携帯端末装置の2つの機能がリアルタイムに動作する効果によって、この携帯端末装置を使用する参加者同士が相手とコミュニケーションを取るほどに相手の情報を知りえるというゲーム感覚の面白さを演出することが可能となり、活発な雰囲気を作り出す効果がある。
【0015】
本発明の多人数コミュニケーション促進方法では、催し場の参加者が装置内のデータ構造によって仮想コミュニティに属し、コミュニティ内の参加者同士の情報交換手段を、参加者の行動(近づく・会話する)とリンクさせて自動制御している。
【0016】
より具体的に説明すると、本発明の携帯端末装置は、(1)参加者同士の携帯端末装置が相互に通信する手段、(2)別の携帯端末装置との距離を測位する手段、(3)他者との会話時間を記録する手段、(4)距離情報と会話時間情報から参加者毎にコミュニケーション度合い(親密度)を推測する手段、(5)コミュニケーション度合い(親密度)に応じて相手プロフィールの追加情報を取得して記録する手段、(6)相手プロフィール情報の表示制御の手段(有効期限)とを有し、(7)コミュニティを実現するデータ構造、(8)相手に公開する情報を制御するデータ構造を用いている。
【発明の効果】
【0017】
本発明は、上記のような構成及び動作とすることで、相手とコミュニケーションを取るほどに相手の情報を知りえるというゲーム感覚の面白さを演出することができ、活発な雰囲気を作り出すことができるという効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による携帯端末装置の構成を示すブロック図である。図1において、携帯端末装置1は、装置制御部11と、メモリ[ROM(リードオンリメモリ)/RAM(ランダムアクセスメモリ)]12と、タイマ13と、通信制御ユニット14と、通信用アンテナ15と、他端末距離測位ユニット16と、会話認識ユニット17と、集音マイク18と、ディスプレイ表示制御ユニット19と、イベント制御ユニット20と、振動駆動装置21と、LED(Light Emitting Diode)22と、スピーカ23とから構成されている。
【0019】
装置制御部11はCPU(中央処理装置)、制御OS(Operating System)を含み、携帯端末装置全体を制御する役割を持つとともに、装置内の各要部に内部バス110を介して接続されている。メモリ12はROM/RAM共に搭載している。メモリ12のROMは、本発明を実現する制御プログラム、コミュニティID(識別情報)とプロフィールメタファイルデータ(図5参照)、参加者毎のプロフィールデータ(図6参照)、情報公開条件テーブルデータ(図7参照)の情報を保持する不揮発性メモリである。メモリ12のRAMはCPUがプログラムを実行する上で一時的に必要とされるデータを確保するようになっている。
【0020】
タイマ13は時間計測機能を具備しており、他者との会話時間を計測したり、相手プロフィール情報の保持期限の制御に用いられる。通信制御ユニット14は通信用アンテナ15を介して他者携帯端末装置(図示せず)との相互通信を行う際に使用される。
【0021】
他端末距離測位ユニット16は他者携帯端末装置の距離を測位する機能を持ち、他者携帯端末装置の位置を定期的に測位している。会話認識ユニット17は集音マイク18を備え、他者と会話を行っているか否かの音声認識を行う。
【0022】
ディスプレイ表示制御ユニット19は自分紹介画面(図3参照)及び参加者情報(図4参照)の画面をメモリ情報を基に構成して表示させる機能を有する。イベント制御ユニット20は他端末距離測位ユニット16と会話認識ユニット17とから得られる参加者間の距離、会話時間の情報を基に他者とのコミュニケーションの度合い(親密度)を推測する。コミュニケーション度合い(親密度)の段階がアップしたと判断される時には、通信制御ユニット14を介して相手端末との通信を行い、相手プロフィールの追加情報を取得する。追加情報はディスプレイ表示制御ユニット19に送られて画面表示される。
【0023】
振動駆動装置21、LED22、スピーカ23は、それぞれ相手プロフィールの追加情報を取得した際に、その追加情報の取得を携帯端末装置1の所有者に報知するための手段である。
【0024】
図2は本発明の一実施例による多人数コミュニケーション促進方法を適用した催し会場の様子を示す図であり、図3は本発明の一実施例による催し会場の参加者のプロフィール画面構成例を示す図であり、図4は本発明の一実施例による全参加者の情報を確認するための画面構成例を示す図である。
【0025】
図5は本発明の一実施例によるデータ構造例を示す図であり、図6は本発明の一実施例による参加者毎のプロフィールデータを示す図であり、図7は本発明の一実施例による情報公開条件テーブルデータを示す図であり、図8は本発明の一実施例による多人数コミュニケーション促進方法の動作を示すシーケンスチャートである。これら図1〜図8を参照して本発明の一実施例による多人数コミュニケーション促進方法について説明する。
【0026】
図5は本実施例に関するデータ構造Cの一例を表したものであり、メモリ12のROMに保持される。この図5に示すデータ構造Cは催し主催者が作成し、催し開始時に全参加者の端末が保持するものである。但し、このデータ構造Cは、催しの趣旨に応じて自由にアレンジできるものとする。
【0027】
全参加者の端末はコミュニティIDデータ(C1)を識別することによって、仮想的にコミュニティを形成し、相手情報のやり取りを行う。プロフィールメタファイル(C2)は、やり取りするデータの形式を規定するメタ情報であり、氏名、ニックネーム、趣味、個人PR文、写真データ、経歴情報、連絡先等の複数の項目(C3)から構成され、それぞれの項目(C3)には公開属性タグ(C4)が付属されている。
【0028】
公開属性タグ(C4)は、コミュニケーション度合い(親密度)に応じて相手に送信する情報を管理するために設けるものである。データフォーマット(C5)は、プロフィールメタファイル(C2)の各項目(C3)がどのようなデータで形成されるかを規定したフォーマットである。
【0029】
画面構成レイアウト(C6)は、プロフィールメタファイル(C2)をどのように画面構成するかを決めたレイアウトデータである。ディスプレイ表示時に必要となるコミュニティ参加者ごとの識別IDデータ(C7)は、参加者を特定するために必要となる。情報公開条件テーブル(C8)は、コミュニケーション度合い(親密度)の段階を規定するための条件テーブル情報が保持されている。
【0030】
図6は本実施例に関するデータ構造Dの一例を表したものであり、メモリ12のROMに保持される。この図6に示すデータ構造Dは、参加者ID(D1)毎に個別に存在するものである。
【0031】
参加者IDデータ(D1)は自分を含めて、催し参加者個別の認識IDである。プロフィール構成要素(D2)の項目(D3)は、プロフィールメタファイル(C2)の項目(C3)に基づいて構成されるものである。催し主催者の意図に従っているため、参加者は項目自体の追加・変更はできないものとする。それぞれの項目には公開属性タグ設定部分(D4)があり、本実施例では『基本』、『追加Lv1』、『追加Lv2』、『追加Lv3』、『非公開』の5段階がある。
【0032】
『基本』は催し開始から参照できる情報である。『追加』はコミュニケーション度合い(親密度)の段階に応じて公開管理されるものである。『非公開』は常に非公開となっている。実際のプロフィール情報データは図6の構成要素部分(D5)に格納される。各データには有効条件(D6)[例えば、∞、1.0m、2.0h(時間)]が設定されており、有効条件を満たさなくなると、相手情報が端末から削除され、再取得しなければならない。これは、相手との距離に応じたコミュニケーション度合い(親密度)を制御する際に利用される。相手から距離が遠ざかると、ディスプレイ表示された情報が消える(=親密度が下がる)といった状況での制御で利用される。
【0033】
図3は催し参加者のプロフィール画面構成Aの一例を表したものであり、それぞれの項目データ(A1)〜(A7)は、図5の画面構成レイアウト情報(C6)によって決められるものとする。それぞれの項目の情報は、コミュニケーション度合い(親密度)の段階と公開属性タグ情報とを照らし合わせて表示・非表示が決定される。コミュニケーション度合い(親密度)参加者の情報は内容が充実していないものとなる。
【0034】
図4は全参加者の情報を確認できる画面構成Bの一例を表したものであり、コミュニティIDデータ(B1)とユーザ名(B2)とが表示される上部分と、他参加者との状況(B3)が表示される下部分とに分かれる。下部分では、他参加者各々との会話時間、距離、参照できる情報等を確認することができる。
【0035】
図2は本発明を適用した携帯端末装置を使用し、参加者がフリートークを行っている催し会場の様子をイメージしたものである。今、中心にいる人物「Y001」は、半径5m以内の人物「Y002」と会話を行っている。
【0036】
人物「Y001」の端末は、定期的に参加者全員(人物「Y002」、人物「Y003」、人物「Y004」、人物「Y005」、人物「Y006」)の端末と通信を行い、距離を測位し、画面表示を行うと共に、各参加者とのコミュニケーション度合い(親密度)を推測している。コミュニケーション度合い(親密度)のレベルが増すごとに、人物「Y001」の端末と当該相手の端末とはプロフィール追加情報のやり取りを実施する。
【0037】
この動作を催し開催中に絶えず行うことで、催し終了時の際には人物「Y001」の端末内にコミュニケーションを取った人物情報ほど充実したプロフィールとなっていることになる。図2に示す状況でいうと、人物「Y002」と最も密にコミュニケーションを取っているため、人物「Y002」のプロフィールが充実することとなる。
【0038】
図8はコミュニケーション度合い(親密度)に変化が生じた状況での端末間の通信方法について説明したものである。以下、送信側の携帯端末装置1の動作を中心に説明する。
【0039】
まず、送信側の携帯端末装置1と受信側端末との間でミーティングIDデータ・参加者IDデータの照合が行われる(図8のS1,S2)。この通信で催し参加者の誰と通信を行っているかを識別する(図8のS3)。
【0040】
次に、送信側の携帯端末装置1は他端末距離測位ユニット16を使用し、相手端末との距離を測り(図8のS4,S5)、得られた相手距離と相手との会話時間から親密度を推測を行う。親密度判定条件は情報公開条件テーブル(図7)によって判定を実施し、現在の状況から新たに追加情報を得ることができるか否かを確認する。
【0041】
携帯端末装置1はこの確認の結果、新たに得られると判断されたならば(図8のS6)、自装置内のイベント制御ユニット20によって、受信側端末へ追加情報取得要求が送られ(図8のS7)、その要求に対する受信側端末からの追加データを受信する(図8のS8)。
【0042】
送信側の携帯端末装置1では、受信側端末から得られた追加情報をメモリ12に格納し、同時にディスプレイ表示を行う(図8のS9)。この時、相手情報を得たことをより効果的に報知させる手段として、携帯端末装置1内の振動駆動装置21、LED22、スピーカ23を動作させても良い。
【0043】
相手端末との距離を測位する手段については、すでにある技術であるとして、本発明では特に言及しない。本発明では携帯端末装置1内に他端末距離測位ユニット16を組み込んでいるが、このユニットは電波の強弱で相手距離の推測を図ってもよいし、全方向性ソナーで置き換えても良い。また、図9に示すように、複数の基地局「Y090」〜「Y092」からの3点交差によって推測するシステムであっても良い。
【0044】
本発明における会話記録方法については、会話認識ユニット17内に参加者全員の音声認識ができるように、催し参加前に参加者音声データをダウンロードするような準備を行っても良い。しかし、この方法では準備の労力がかかるため、簡易的な方法として、他端末距離測位ユニット16から得られた測位結果と連携させて、数メートル以内にいる相手との音声会話を行ったらその相手と音声会話をしたと判断させても良い。
【0045】
コミュニケーション度合い(親密度)は図7に示す情報公開条件テーブルデータEによって判断する。この図7は、情報公開条件(E1)に対する公開属性タグレベル(E3)のデシジョンテーブルを表現したものである。公開属性タグには、上述したように、『基本』、『追加Lv1』、『追加Lv2』、『追加Lv3』、『非公開』の5段階としている。公開属性タグレベル(E3)の内容(E4)は、具体的条件(E2)(例えば、「常に公開」、「半径15m以内にいる」、「半径5m以内にいる」、「半径5m以内で、会話を1時間以上行った」等)に対する公開属性タグレベル毎の許可(記号“T”)・非許可(記号“F”)を表したものである。
【0046】
相手距離が近づくと画面表示されるプロフィールが追加される、相手距離が離れると画面表示されるプロフィールが消えてしまうという状況を表現するために、相手プロフィール項目データ(図6に示すデータ構造D)には有効条件(D6)を持たせており、この有効条件(D6)が満たされなくなると、携帯端末装置1は相手追加情報を削除させる機能を持つ。削除された携帯端末装置1内部では、再度、相手端末との距離を測り、追加情報を取得するかどうかを判断する。
【0047】
このように、本実施例では、携帯端末装置1を使用する参加者同士が相手とコミュニケーションをとるほどに相手の情報を知りえるというゲーム感覚の面白さを演出することができ、活発な雰囲気を作り出すという効果がある。
【0048】
また、本実施例では、参加者にとって、コミュニケーションをとった相手が誰なのかを本人の携帯端末装置の操作なしに自動で整理される手段を提供することで、友人の輪・人脈形成が効率的かつ効果的に行うことができる。
【0049】
上記の実施例では、携帯端末装置間で情報のやり取りを行う方法について言及しているが、図9に示すのように、クライアント−サーバ方式によって実現しても良い。サーバ側に相手との距離測位手段、コミュニケーション度合い(親密度)判定、全参加者のプロフィール情報管理の機能を持たせても、上記と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明の一実施例による携帯端末装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例による多人数コミュニケーション促進方法を適用した催し会場の様子を示す図である。
【図3】本発明の一実施例による催し会場の参加者のプロフィール画面構成例を示す図である。
【図4】本発明の一実施例による全参加者の情報を確認するための画面構成例を示す図である。
【図5】本発明の一実施例によるデータ構造例を示す図である。
【図6】本発明の一実施例による参加者毎のプロフィールデータを示す図である。
【図7】本発明の一実施例による情報公開条件テーブルデータを示す図である。
【図8】本発明の一実施例による多人数コミュニケーション促進方法の動作を示すシーケンスチャートである。
【図9】本発明の一実施例による多人数コミュニケーション促進方法を適用した催し会場の様子の他の例を示す図である。
【符号の説明】
【0051】
1 携帯端末装置
11 装置制御部
12 メモリ
13 タイマ
14 通信制御ユニット
15 通信用アンテナ
16 他端末距離測位ユニット
17 会話認識ユニット
18 集音マイク
19 ディスプレイ表示制御ユニット
20 イベント制御ユニット
21 振動駆動装置
22 LED
23 スピーカ
110 内部バス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
催し会場において参加者が使用する携帯端末装置であって、
他の参加者との距離を測定する測定手段と、前記他の参加者との会話時間を測定する計時手段と、前記測定手段にて得た距離情報と前記計時手段にて得た会話時間情報とから前記他の参加者毎にコミュニケーション度合いを推測する推測手段とを有することを特徴とする携帯端末装置。
【請求項2】
前記推測手段にて得た前記コミュニケーション度合いに応じて前記他の参加者のプロフィールの追加情報を取得して記録する記録手段を含むことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
【請求項3】
前記他の参加者のプロフィールの取得及び前記記録手段からの削除を予め設定された有効条件に応じて行う手段を含むことを特徴とする請求項2記載の携帯端末装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3のうちのいずれかに記載の携帯端末装置を含むことを特徴とする移動通信システム。
【請求項5】
催し会場において参加者が使用する携帯端末装置に用いる多人数コミュニケーション促進方法であって、
前記携帯端末装置が、他の参加者との距離を測定する測定処理と、前記他の参加者との会話時間を測定する計時処理と、前記測定処理にて得た距離情報と前記計時処理にて得た会話時間情報とから前記他の参加者毎にコミュニケーション度合いを推測する推測処理とを実行することを特徴とする多人数コミュニケーション促進方法。
【請求項6】
前記携帯端末装置が、前記推測処理にて得た前記コミュニケーション度合いに応じて前記他の参加者のプロフィールの追加情報を取得して記録する記録処理を実行することを特徴とする請求項5記載の多人数コミュニケーション促進方法。
【請求項7】
前記携帯端末装置が、前記他の参加者のプロフィールの取得及び削除を予め設定された有効条件に応じて行う処理を実行することを特徴とする請求項6記載の多人数コミュニケーション促進方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−177713(P2008−177713A)
【公開日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−7558(P2007−7558)
【出願日】平成19年1月17日(2007.1.17)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】