説明

摺動式スクリーン装置

【課題】摺動式スクリーン装置における障子側の桟の折返しボックス内への脱出を抑止するための手段の簡素化と、その製造コスト及び組み付けコストの低廉化を図る。
【解決手段】摺動式スクリーン装置における巻き掛け部材20を収容する前面を開放可能な折返しボックス21の長手方向両端に、スクリーン7の巻き掛け部材20の支持用突部24aを備えた支持体24を配設し、巻き掛け部材の長手方向両端の係着部20bを支持用突部24aに係合支持させる。巻き掛け部材20におけるスクリーン7の巻き掛け部20aの下方に、外側のガイド枠10にガイドされる外桟22が上動時に当接して折返しボックス21内へ脱出するのを抑止する脱出抑止部20cを設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、窓用サッシの室内側の開口部に取付ける摺動式スクリーン装置に関するものであり、更に具体的には、左右一対のガイド枠間の上部に設けられた巻き掛け部材にスクリーンを巻き掛けて、上記ガイド枠に沿う方向に折り返させるようにしたスクリーン装置の改良に関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1において開示されているように、障子が室の外側に開く外開き窓、辷り出し窓等において、防虫用の網戸等として、障子の開閉に支障のない窓用サッシの室内側に取り付けられる摺動式スクリーン装置が既に知られている。該摺動式スクリーン装置においては、窓用サッシの障子装設位置よりも室内側の開口部に、左右相対向して一対のガイド枠が取付けられ、該一対のガイド枠間の上部に、スクリーンを摺動自在に巻き掛けて上記ガイド枠に沿う方向に折り返させる巻き掛け部材が、それをスクリーンの折返しボックスに収容して設けられ、上記開口部に張設可能な長さを有する上記スクリーンの摺動方向の両端に、上記ガイド枠でガイドされる桟が固定され、スクリーンの張設時には、室内側の桟(以下、内桟という。)を最下位に位置させ、スクリーンの非張設時には両桟をガイド枠の長さ方向の中央部付近において会合させるように形成している。
【0003】
上述した摺動式スクリーン装置では、図13に示すように、内桟23を降下させるとき、外側のガイド枠10にガイドされる障子側の桟22(以下、外桟という。)が勢いよく上昇して、折返しボックス21内へ脱出する(吸い込まれる)のを抑止するため、該外桟22に折返しボックス21に衝当するクリップ状の脱出抑止部材50を取り付けているが、この脱出抑止部材50の取り付けは、ガイド枠10の上端から外桟22を嵌挿した後に行う必要があるので、その装着のために狭い開口部から室外側に手を伸ばし無理な体勢でこの脱出抑止部材50を装着しなければならず、その作業には熟練を要し、必ずしもユーザー自身が容易に組み付け作業をすることができるものではなかった。
【0004】
一方、外桟22がガイド枠10の上端から折返しボックス21内へ脱出するのを抑制するためには、該脱出を防止できるように折返しボックス21を形成すればよいが、それはガイド枠10の上端から外桟22を嵌挿する組み付け作業を煩雑化するものであり、そのため、折返しボックス21は該ガイド枠10の上端を開放し、スクリーン7の巻き掛け部材20を着脱自在にし、上記組み付け作業を容易化しておくことが必要になり、このことから、折返しボックス21内への外桟22の脱出を抑制する手段(脱出抑止部材50)を組み付け時に取り付ける必要がある。そのため、該脱出抑止部材50自体の製造コスト及びその組み付けコストも無視できず、上記外桟22の折返しボックス21内への脱出を抑止するための手段の簡素化と、その製造コスト及び組み付けコストの低廉化が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許第3484699号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の技術的課題は、摺動式スクリーン装置における障子側の桟(外桟)の折返しボックス内への脱出を抑止するための手段の簡素化と、その製造コスト及び組み付けコストの低廉化を図ることにある。
本発明の他の技術的課題は、上記既知の脱出抑止部材の装着の必要性をなくし、組み付けを簡易に行えるようにした摺動式スクリーン装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明によれば、建物開口部枠に取り付ける窓用サッシの障子装設位置よりも室内側の開口部に左右相対向して取付けられる一対のガイド枠、該一対のガイド枠間の上部に設けられ、スクリーンを巻き掛けて上記ガイド枠に沿う方向に折り返させる巻き掛け部材、該巻き掛け部材を収容するためのスクリーンの折返しボックス、上記開口部に張設可能な長さを有するスクリーンの摺動方向の両端に桟が固定されたスクリーンユニット、及び上記ガイド枠に設けられ、スクリーンの両端に設けた桟の摺動を個別的にガイドする隣接配置された各2条の平行な桟ガイドを備えた摺動式スクリーン装置において、前面を開放可能にした上記折返しボックスの長手方向両端に、上記スクリーンの巻き掛け部材の支持用突部を備えた支持体を配設し、上記巻き掛け部材の長手方向両端に、該支持用突部に対して上記折返しボックスの開放可能な前面側から係脱可能に形成した係着部を設け、上記巻き掛け部材におけるスクリーンの巻き掛け部の下方の係着部に、外側のガイド枠にガイドされる障子側の桟が上動時に当接して折返しボックス内へ脱出するのを抑止する脱出抑止部を形成したことを特徴とする摺動式スクリーン装置が提供される。
【0008】
本発明に係る摺動式スクリーン装置の好ましい実施形態においては、上記巻き掛け部材の支持体に設けた支持用突部を、略矩形状の断面を有するものとして突設し、上記巻き掛け部材を、略半円筒形のスクリーンの巻き掛け部の下方に上記支持用突部に嵌着する略コ字状の係着部を設けることにより形成される。
【0009】
また、本発明の他の好ましい実施形態においては、上記巻き掛け部材の支持体に設けた支持用突部を、上記巻き掛け部材の内側面に沿う略半円筒状で障子側端に下方に垂下する部分を有し、両端に係止縁を設けたものとして形成し、上記巻き掛け部材を、略半円筒形のスクリーンの巻き掛け部における上記支持用突部の両端の係止縁に対応する部位に、該係止縁に係止する係止部を形成して上記係着部を構成させるとともに、該巻き掛け部における障子側端の下方に垂下する部分により脱出抑止部が形成されたものとし、上記巻き掛け部材を、上記支持用突部における係止縁に該巻き掛け部材の係止部を係止させることにより、該支持用突部に支持させたものとして構成される。
【0010】
上述した本発明の実施形態においては、上記巻き掛け部材の脱出抑止部の下端と上記障子側の桟をガイドするガイド枠の桟ガイドとの間の寸法が、上記障子側の桟の高さ寸法よりも短く形成される。
【発明の効果】
【0011】
以上に詳述した本発明の摺動式スクリーン装置によれば、摺動式スクリーン装置における障子側の桟(外桟)の折返しボックス内への脱出を抑止するための手段の簡素化と、その製造コスト及び組み付けコストの低廉化を図ることができ、また、前記既知の脱出抑止部材の装着の必要性をなくし、当該摺動式スクリーン装置の組み付けをユーザー自身が容易に行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の第1実施例に係る摺動式スクリーン装置を窓用サッシに対して取付けた状態を示す側断面図である。
【図2】同平断面図である。
【図3】同実施例における折返しボックスの支持用突部に対して巻き掛け部材を取り付ける状態を示す部分拡大側断面図である。
【図4】同巻き掛け部材の取付状態を示す部分拡大側断面図である。
【図5】図3に示す巻き掛け部材の取付状態を説明する部分拡大斜視図である。
【図6】図4に示す巻き掛け部材の取付状態を説明する部分拡大斜視図である。
【図7】本発明の第2実施例に係る摺動式スクリーン装置を窓用サッシに対して取り付けた状態を示す側断面図である。
【図8】同実施例における折返しボックスの支持用突部に対して巻き掛け部材を取り付ける状態を示す部分拡大側断面図である。
【図9】同取付完了状態を示す部分拡大側断面図である。
【図10】図9に示す巻き掛け部材の取付状態を説明する部分拡大斜視図である。
【図11】同実施例における支持用突部の形状を示す部分拡大斜視図である。
【図12】図8に示す巻き掛け部材の取付状態を説明する部分拡大斜視図である。
【図13】従来の摺動式スクリーン装置を示す縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1〜図6は、本発明に係る摺動式スクリーン装置の第1実施例を示している。この摺動式スクリーン装置は、防虫、遮光、断熱、目隠し、装飾等を目的として設置されるもので、概略的には、建物開口部枠1に取り付ける窓用サッシ2の障子4の装設位置よりも室内側の開口部に左右相対向して取付けられる一対のガイド枠10と、該一対のガイド枠10間の上部に設けられ、スクリーン7を巻き掛けて上記ガイド枠10に沿う方向に折り返させる巻き掛け部材20と、該巻き掛け部材20を収容するためのスクリーン7の折返しボックス21と、上記開口部に張設可能な長さを有する上記スクリーン7の摺動方向の両端にほぼ同形の外桟22及び内桟23がそれぞれ固定され、該桟22,23の各両端を上記ガイド枠10にガイドさせるように組み付けられたスクリーンユニットとを備え、該スクリーン7の張設時には、巻き掛け部材20に巻き掛けたスクリーン7の内桟23が上記開口部の最下位に位置し(図1参照)、スクリーン7の非張設時には、ガイド枠10の長さ方向の中央部付近において両桟22,23が会合するように形成されたものである。
【0014】
窓用サッシ2の障子4の装設位置よりも室内側の開口部に左右相対向して取付けられる上記一対のガイド枠10は、図2に示すように、該窓用サッシ2に取付金具11を介して取り付けられるもので、スクリーン7の両端に設けた桟22,23の摺動を個別的にガイドする隣接配置された各2条の平行な溝状の桟ガイド12,13を備えている。上記開口部の左右に設ける一対のガイド枠10は、互いに対称形状をなすものである。上記桟ガイド13の各内底には、スリット13aを設けているが、これは、スクリーン7の両側縁に設けた柔軟で滑り性の高い係止部をその内側に係止させて、スクリーン7の両側縁が桟ガイド13から離脱するのを防ぐものである。
【0015】
上記折返しボックス21は、図1、図3及び図4に示すように、その内部に上記スクリーン7の巻き掛け部材20を収容するためのもので、前面のカバー21aを開放可能にした該折返しボックス21の長手方向両端には、上記巻き掛け部材20の支持用突部24aを設けた支持体24を配設している。上記支持用突部24aは、略矩形状の断面を有するものとして突設されたものである。
【0016】
一方、上記一対のガイド枠10間の上部に配置される上記スクリーン7を巻き掛けるための巻き掛け部材20は、図1及び図3〜図6に示しているように、略半円筒形のスクリーン7の巻き掛け部20aの下方に、上記支持用突部24aに嵌着する略コ字状の係着部20bを設けることにより形成し、該係着部20bの下面側に、上記内桟23を降下させたときに外桟22が折返しボックス21内へ脱出するのを抑止する脱出抑止部20cが形成されている。また、上記巻き掛け部材20の係着部20bと支持体24における支持用突部24aとの互いに対向する面には、相互に弾性的に係合する突条20dと凹条24bとを設けて、それらの結合を安定化させている。
更に、該脱出抑止部20cの下端と上記外桟22をガイドするガイド枠10の桟ガイド12の上端との間の寸法Lは、上記外桟22の高さ寸法Hよりも短くなるように形成されている(図4参照)。
【0017】
そして、該巻き掛け部材20は、図3及び図5に明確に示すように、上記折返しボックス21の前面のカバー21aを開放した状態で、該ボックス21の前面側から上記支持用突部24aに係着部20bを係脱可能に形成し、それにより、該折返しボックス21内に容易に係合支持させることができるように構成されている。
【0018】
上記構成を有する摺動式スクリーン装置の組立に際しては、通常、先ず、上記開口部の左右のガイド枠10における障子側の桟ガイド12の上端から、スクリーン7の両端に外桟22及び内桟23を取り付けたスクリーンユニットにおける該外桟22を嵌入してガイドさせ、次いで、図4に示すように、巻掛け部材20をスクリーン7の下面側に位置させて上記支持体24における支持用突部24aにその係着部20bを装着し、そのうえで内桟23をガイド枠10の室内側の桟ガイド13に嵌入させる。
【0019】
上記構成を有する摺動式スクリーン装置によれば、上記外桟22に、該外桟22が折返しボックス21内へ脱出するのを防止のための図13の脱出抑止部材50を別途に設ける必要がないので、該外桟22の折返しボックス21内への脱出を抑止するための手段の簡素化と、その製造コスト及び組み付けコストの低廉化を図ることができる。
また、上記脱出抑止部材の装着の必要性をなくすことができるので、当該摺動式スクリーン装置の組み付けをユーザー自身が容易に行うことができる。
【0020】
図7〜図12は、本発明に係る摺動式スクリーン装置の第2実施例を示している。この摺動式スクリーン装置は、概略的には、前記第1実施例と同様の構成としているが、開閉自在のカバー31aを有する折返しボックス31内において、図8〜図12に詳細に示すように、巻き掛け部材30を支持する支持体34に設けた支持用突部35を、上記スクリーン7の巻き掛け部材30の内側面に沿う半円筒部35aの障子側端に下方に垂下する部分35bを有し、且つ両端に係止縁35c,35dを設けたものとして形成し、一方、上記巻き掛け部材30は、略半円筒形のスクリーン7の巻き掛け部30aにおける上記支持用突部35の両端の係止縁35c,35dに対応する部位に、該係止縁35c,35dに係止する係止部30c,30dを形成し、該巻き掛け部30aにおける障子4側端の下方に垂下する部分の下端により脱出抑止部30bを形成している。
【0021】
上記巻き掛け部材30の支持用突部35に対する装着は、図8及び図12に示すような態様で、前面が開放した折返しボックス31に巻き掛け部材30をその脱出抑止部30b側から挿入し、折返しボックス31の両端の支持用突部35の半円筒部35aを越えたところで、図9及び図10に示すように巻き掛け部材30の姿勢を変え、支持用突部35における係止縁35c,35dに、該巻き掛け部材30の係止部30c,30dを係止させることによって、該支持用突部35に支持させ、それによって、上記外桟22が折返しボックス31内へ脱出するのを抑止する位置に脱出抑止部30bを形設するものである。
この場合に、該脱出抑止部30bの下端と上記外桟22をガイドするガイド枠10の桟ガイド12の上端との間の寸法Lは、第1実施例と同様に、上記外桟22の高さ寸法Hよりも短くなるように形成されている(図9参照)。
【0022】
上記構成を有する摺動式スクリーン装置によれば、上記巻き掛け部材30の構造をより簡素化できるため、当該摺動式スクリーン装置をより安価に製造することができる。
なお、この第2実施例の摺動式スクリーン装置のその他の構成及び作用は、実質的に前記第1実施例の摺動式スクリーン装置と変わるところがないから、同一部分または相当部分に同一符号を付して、それらの説明を省略する。
【符号の説明】
【0023】
1 建物開口部枠
2 窓用サッシ
7 スクリーン
10 ガイド枠
12,13 桟ガイド
20,30 巻き掛け部材
20a,30a 巻き掛け部
20b 係着部
20c,30b 脱出抑止部
21,31 折返しボックス
21a,31a カバー
22,23 桟
24,34 支持体
24a,35 支持用突部
30c,30d 係止部
35c,35d 係止縁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
建物開口部枠に取り付ける窓用サッシの障子装設位置よりも室内側の開口部に左右相対向して取付けられる一対のガイド枠、該一対のガイド枠間の上部に設けられ、スクリーンを巻き掛けて上記ガイド枠に沿う方向に折り返させる巻き掛け部材、該巻き掛け部材を収容するためのスクリーンの折返しボックス、上記開口部に張設可能な長さを有するスクリーンの摺動方向の両端に桟が固定されたスクリーンユニット、及び上記ガイド枠に設けられ、スクリーンの両端に設けた桟の摺動を個別的にガイドする隣接配置された各2条の平行な桟ガイドを備えた摺動式スクリーン装置において、
前面を開放可能にした上記折返しボックスの長手方向両端に、上記スクリーンの巻き掛け部材の支持用突部を備えた支持体を配設し、上記巻き掛け部材の長手方向両端に、該支持用突部に対して上記折返しボックスの開放可能な前面側から係脱可能に形成した係着部を設け、
上記巻き掛け部材におけるスクリーンの巻き掛け部の下方の係着部に、外側のガイド枠にガイドされる障子側の桟が上動時に当接して折返しボックス内へ脱出するのを抑止する脱出抑止部を形成した、
ことを特徴とする摺動式スクリーン装置。
【請求項2】
上記巻き掛け部材の支持体に設けた支持用突部を、略矩形状の断面を有するものとして突設し、
上記巻き掛け部材を、略半円筒形のスクリーンの巻き掛け部の下方に上記支持用突部に嵌着する略コ字状の係着部を設けることにより形成した、
ことを特徴とする請求項1に記載の摺動式スクリーン装置。
【請求項3】
上記巻き掛け部材の支持体に設けた支持用突部を、上記巻き掛け部材の内側面に沿う略半円筒状で障子側端に下方に垂下する部分を有し、両端に係止縁を設けたものとして形成し、
上記巻き掛け部材を、略半円筒形のスクリーンの巻き掛け部における上記支持用突部の両端の係止縁に対応する部位に、該係止縁に係止する係止部を形成して上記係着部を構成させるとともに、該巻き掛け部における障子側端の下方に垂下する部分により脱出抑止部が形成されたものとし、
上記巻き掛け部材を、上記支持用突部における係止縁に該巻き掛け部材の係止部を係止させることにより、該支持用突部に支持させた、
ことを特徴とする請求項1に記載の摺動式スクリーン装置。
【請求項4】
上記巻き掛け部材の脱出抑止部の下端と上記障子側の桟をガイドするガイド枠の桟ガイドとの間の寸法が、上記障子側の桟の高さ寸法よりも短く形成されている、
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の摺動式スクリーン装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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