説明

撮像素子調整装置

【課題】撮像素子部の交換に際して、規定された調整場所へ撮像装置を運搬して調整せずとも、撮像素子個体差を撮像装置の運用場所で使用者等が調整を行うことのできる撮像素子調整装置を提供する。
【解決手段】前記課題を解決するため、本発明の撮像素子調整装置においては、発光体と、発光体からの光を集光及び減光する光学系と、撮像装置に取り付けるためのマウントとを備えた撮像素子調整装置であって、該マウントにより撮像装置に取り付けられた場合に、撮像装置の映像上の所定の場所に、前記発光体の映像や垂直スミアが映し出されることを特徴とする。これにより、撮像素子個体差を、撮像装置の運用場所で使用者等が調整を行うことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像素子調整装置に関し、例えば、テレビジョン放送用カメラの撮像素子調整用の撮像素子調整装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
CCDイメージセンサ(Charge Coupled Device Image Sensor)等の撮像素子は、撮影対象物からの光を、レンズ等の光学系により撮像素子の受光面に結像させ、その像の明暗を電荷の量に光電変換し、それを順次読み出して電気信号に変換する。このとき、電荷を保持できる量は、個々の撮像素子により異なる。したがって、撮像素子を故障等により交換する場合は、撮像素子の調整が必要となる。
【0003】
従来の撮像素子の調整は、基準となる光源の輝度などが管理された環境下にある調整場所で行っていた。図6に、従来例における撮像装置の撮像素子個体差調整の一例を示す。図6において、13は調整場所、24は撮像装置、16は撮像装置のレンズ、15は撮像装置を支える三脚、14は所定の輝度や色温度を有する基準光源となる照明、17は白バランスなどの調整用の被写体(グレーチャート)である。
調整場所13において、撮像装置24は、三脚15の上に設置され、照明14をレンズ16を介して撮影し、その撮影した映像を用いて、後述する垂直スミアが生じないよう、調整員が撮像装置24を調整する。また、被写体17をレンズ16を介して撮影し、調整員が撮像装置24の白バランスなどを調整する。
【0004】
従来方法で撮影した垂直スミアのある画面出力の一例を、図7に示す。図7において、18は撮影された照明の映像である。照明14の輝度が高い場合、8の垂直スミアと呼ばれる輝線が、撮影された照明の映像18から画面垂直方向に出ることがある。このような垂直スミア8が発生しないように、撮像装置24を調整する必要がある。従来は、図6に示すような管理された環境下にある調整場所13へ撮像装置24を運び入れて、垂直スミア8が出ないように調整を行っていたが、レンズ16と照明14とは、空間的に隔てられていて各々の位置が固定されていないため、撮影された映像上において、撮影された照明の映像18や垂直スミア8が表示される場所には大きな誤差ができ、垂直スミア8を調整するための調整エリア9を設定することは困難であった。図7において、18aと18bは、レンズ16と照明14とが任意の位置関係にある場合における、撮影された照明の映像例であり、撮像装置24を適切に調整するためには、18のように固定された位置に撮影されることが必要である。
【0005】
下記の特許文献1(特開昭64-010796公報)には、テストパターンチャートを照明するとともに、テストパターンチャートの像をテレビジョンカメラで撮像するようにしたテレビジョンカメラ調整用のテストパターン投影装置において、所定の分光特性の第1の領域と異なる分光特性の第2の領域とで構成されたフィルタ本体と、該フィルタ本体に対して移動可能な調整板とを設け、調整板の移動量に応じて、第1の領域および第2の領域から得られる透過光の光量を変化させることにより、テストパターンチャートの照明光の色温度を所望の色温度に設定することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開昭64-010796公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来の撮像装置に使用される撮像素子の個体差調整は、規定された調整場所で、定められた環境下で行っており、TV局などの撮像装置を運用する場所で、撮像装置の使用者等が調整を行うことはできなかった。
しかし、撮像装置の運用を考えると、TV局などで用いる撮像装置では、撮像素子が故障した場合など、撮像素子部の故障交換を迅速に行う必要がある。また、医用・工業分野などで用いる撮像装置においては、撮像素子部の分離型のものが有り、この撮像素子部側の洗浄交換や寿命交換を希望されることが多い。
これら撮像素子部の交換を行うと、撮像素子の個体差により、最適に調整されていた撮像素子部と映像処理部の関係が保てなくなる。
本発明では、撮像素子部の交換に際して、規定された調整場所へ撮像装置を運搬して調整せずとも、撮像素子個体差を撮像装置の運用場所で使用者等が調整を行えるようにすることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するため、本発明では、撮像装置に撮像素子調整装置を取り付け、自動または手動で、撮像素子の調整が行えるようにするものである。
本発明の代表的な構成は、次のとおりである。
発光体と、
発光体からの光を集光及び減光する光学系と、
撮像装置に取り付けるためのマウントとを備えた撮像素子調整装置であって、
該マウントにより撮像装置に取り付けられた場合に、撮像装置の映像上の所定の場所に、前記発光体の映像が映し出されることを特徴とする撮像素子調整装置。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、撮像装置に用いられている撮像素子を交換した場合に、該撮像装置の使用場所において、容易に撮像素子の調整をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施形態における可搬型の撮像素子調整装置の一例を示す図である。
【図2】本発明の実施形態における垂直スミアのある画面出力の一例である。
【図3】本発明の第1実施例における撮像素子調整装置と撮像装置との組合せによるシステムの一例を示す図である。
【図4】本発明の第2実施例における撮像素子調整装置と撮像装置との組合せによるシステムの一例を示す図である。
【図5】本発明の第3実施例における撮像素子調整装置と撮像装置との組合せによるシステムの一例を示す図である。
【図6】従来例における撮像装置の撮像素子調整の一例である。
【図7】従来例における垂直スミアのある画面出力の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態について、図を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態における可搬型の撮像素子調整装置の一例を示す図である。図1において、4は撮像装置、19は撮像素子調整装置である。1は高輝度発光体、1aは高輝度発光体1から出力される光である。
3は、撮像素子調整装置19を撮像装置4に取り付けるためのマウントである。マウント3は、対象となる撮像装置4に合わせて、写真用Fマウント、TV用バヨネット、産業用Cマウント、特殊専用マウントなど、さまざまな形態が考えられる。ここで重要なのは、高輝度発光体1の位置がマウント3の位置に対して固定されており、撮像装置4と組み合わせたとき、高輝度発光体1と撮像装置4が、マウント3を介して、一定の位置関係で固定されることである。好ましくは、撮像素子調整装置19を撮像装置4に取り付けたときに、使用者が何ら調整をしなくても、高輝度発光体1と撮像装置4との位置関係が一定となること、つまり、撮像装置4に映し出される高輝度発光体1の映像の位置が、一定の位置となることである。
【0012】
2は、高輝度発光体1からの光を、撮像装置4に対して、結像、集光及び減光する光学系であり、その方式は問わないが、本実施形態では具体的にはリレーレンズである。高輝度発光体1からの光1aは、リレーレンズ等の光学系2を通して、マウント3により固定される4の撮像装置に対して送られる。
5は電源部であり、高輝度発光体1や後述する撮像素子調整装置19のコントロール部6へ電源を供給するもので、電池・バッテリー装着やAC電源供給、DC電源供給など、その供給方法は問わない。
6は、撮像素子調整装置19のコントロール部で、撮像装置4または外部演算装置(図4参照)からの制御を受けて、高輝度発光体1の点灯・消灯・発光量や、光学系2の焦点合わせ・遮光量などの制御を行う。なお、コントロール部6は省略される場合も有りうる。例えば、使用者が手動調整する場合は不要であり、その場合、ダイヤルなどによる手動調整機構となる(図5参照)。
【0013】
図2は、本発明の実施形態における垂直スミアのある画面出力の一例である。図2において、7は、撮像装置4において撮影された高輝度発光体1の映像であり、撮像素子調整装置19が、撮像装置4の結像面に生成した映像である。本実施形態では、高輝度発光体1と撮像装置4がマウント3を介して一定位置関係で固定されるため、撮影された高輝度発光体の映像7は、撮像装置4に映し出される映像において、同じ位置に固定される。垂直スミア8も、撮像装置4に映し出される映像において、固定の位置に発生する。したがって、調整エリア9を垂直スミア8が発生可能な位置に設定し、基準エリア10を垂直スミア8が発生不可能な位置に設定し、調整エリア9と基準エリア10の映像レベル(輝度レベル)を比較することにより、垂直スミア8の有無を判定することができる。また、高輝度発光体の映像7を用いて白バランスを調整することができる。
【0014】
(第1実施例)
図3に、本発明の第1実施例である、撮像素子調整装置と撮像装置との組合せによるシステムの一例を示す。図3において、図1と同番号のものは、図1と同一内容であるので、説明を省略する。図3において、撮像素子調整装置19は、マウント3により光学的に撮像装置4と接続されている。
撮像装置4は、撮像素子20、撮像素子20の白バランス等を調整する撮像素子調整部22、撮像素子20で生成される映像信号20aを処理する映像処理部23、撮像装置4に対する使用者の操作を受け付けるための操作部25、調整結果等を表示する表示部26、制御部21等を備える。
制御部21は、撮像素子調整装置19のコントロール部6と、コントロール線6aにより接続され、高輝度発光体1の点灯・消灯・発光量や、光学系2の焦点合わせ・遮光量などの制御を行う。また、制御部21には、撮像素子20で生成される映像信号20aが入力されている。また、制御部21は、白バランス調整や垂直スミア調整のための制御信号21aを作成し、撮像素子調整部22へ出力する。
【0015】
第1実施例における撮像素子調整方法を説明する。まず、図3のように、撮像素子調整装置19を撮像装置4に取り付けた状態において、撮像素子調整装置19の電源を投入し、使用者が操作部25から点灯指示を行うと、高輝度発光体1が点灯し発光する。撮像装置4の制御部21は、映像信号20aを検知すると、コントロール線6aにより、高輝度発光体1の輝度が所定のレベルとなるように制御する。それから、制御部21は、図2に示すような撮像装置4において撮影された高輝度発光体1の映像7を用いて、白バランス調整のための制御信号21aを作成し、撮像素子調整部22に制御信号21aを送信し、撮像素子調整部22は、受信した制御信号21aに基づき、調整信号22aにより、撮像素子20の白バランスを調整する。その後、制御部21は、白バランス調整が完了したことを、表示部26に表示する。
【0016】
次に、操作部25からの使用者の指示に基づき、制御部21は、コントロール線6aにより、高輝度発光体1の輝度を所定のレベルまで増光するように制御し、高輝度発光体1が増光された所定レベルの状態において、調整エリア9と基準エリア10の映像レベル(輝度レベル)を比較することにより、垂直スミア8が無くなるように、つまり、調整エリア9と基準エリア10の映像レベルの差が所定のレベル以下となるように、制御信号21aを作成し、撮像素子調整部22に制御信号21aを送信し、撮像素子調整部22は、受信した制御信号21aに基づき、調整信号22aにより、撮像素子20の個体差調整(垂直スミア調整)を行う。この自動調整の場合の個体差調整では、電圧制御の可変抵抗器など幾つかの電気的に行う公知の方法が存在するが、本発明ではその方法は問わない。その後、制御部21は、垂直スミア調整が完了したことを、表示部26に表示する。
【0017】
次に、操作部25からの使用者の指示に基づき、制御部21は、コントロール線6aにより、高輝度発光体1の輝度を所定のレベルまで減光するように制御し、高輝度発光体1が減光された所定レベルの状態において、図2に示すような撮像装置4において撮影された高輝度発光体1の映像7を用いて、白バランス調整のための制御信号21aを作成し、撮像素子調整部22に制御信号21aを送信し、撮像素子調整部22は、受信した制御信号21aに基づき、調整信号22aにより、撮像素子20の白バランスを調整する。その後、制御部21は、白バランス調整が完了したことを、表示部26に表示する。
【0018】
なお、制御部21は、図2における撮影された高輝度発光体1の映像7により白バランスを調整した調整結果を元に、管理された環境下での基準の白となる光源を撮像装置4で撮影した場合と、本実施例の撮像素子調整装置19の光源を撮像装置4で撮影した場合の色味の違いを逆補正演算して、撮像素子調整装置19の光源の基準白バランスを調整することもできる。
【0019】
(第2実施例)
図4に、本発明の第2実施例である、撮像素子調整装置と撮像装置との組合せによるシステムの一例を示す。図4において、図1や図3と同番号のものは、図1や図3と同一内容であるので、説明を省略する。図4では、図3の映像処理部23は図示を省略されている。図4において、撮像素子調整装置19は、マウント3により光学的に撮像装置4と接続され、撮像装置4からの映像出力4aが、外部演算装置11の制御部27に接続されている。映像出力4aは、第1実施例における映像信号20aと同様の信号である。
【0020】
制御部27は、第1実施例における制御部21と同様な機能を有する。すなわち、制御部27は、撮像素子調整装置19のコントロール部6と、コントロール線6aにより接続され、高輝度発光体1の点灯・消灯・発光量や、光学系2の焦点合わせ・遮光量などの制御を行う。また、制御部27は、操作部25からの使用者の指示に基づき、図2に示すような撮像装置4において撮影された高輝度発光体1の映像7を用いて、白バランス調整のための制御信号11aを作成し、撮像素子調整部22に制御信号11aを送信し、撮像素子調整部22は、受信した制御信号11aに基づき、調整信号22aにより、撮像素子20の白バランスを調整する。また、制御部27は、操作部25からの使用者の指示に基づき、調整エリア9と基準エリア10の映像レベル(輝度レベル)を比較することにより、垂直スミア8が無くなるように、垂直スミア調整のための制御信号11aを作成し、撮像素子調整部22に制御信号11aを送信し、撮像素子調整部22は、受信した制御信号11aに基づき、調整信号22aにより、撮像素子20の個体差調整(垂直スミア調整)を行う。制御部27は、ハードウェアまたはソフトウェアなどで構成されることができる。
第2実施例における撮像素子調整方法は、第1実施例における撮像素子調整方法と同様であるので、説明を省略する。
【0021】
(第3実施例)
図5に、本発明の第3実施例である、撮像素子調整装置と撮像装置との組合せによるシステムの一例を示す。図5において、図1や図3や図4と同番号のものは、図1や図3や図4と同一内容であるので、説明を省略する。図5では、図3の映像処理部23は図示を省略されている。図5において、撮像素子調整装置19は、マウント3により光学的に撮像装置4と接続され、撮像装置4からの映像出力4aが、外部モニタ12に接続されている。映像出力4aは、第2実施例における映像信号4aと同様の信号である。
【0022】
第3実施例における撮像素子調整方法を説明する。まず、図5のように、撮像素子調整装置19を撮像装置4に取り付けた状態において、撮像素子調整装置19の電源を投入すると、高輝度発光体1が点灯し発光する。そこで使用者が、手動減光用ダイヤル6bにより、高輝度発光体1の輝度を所定のレベルまで減光する。それから使用者は、図2に示すような、撮像装置4において撮影された高輝度発光体1の映像7が映し出された外部モニタ12を目視しながら、操作部25からの操作入力により、撮像素子調整部22を調整して、撮像素子20の白バランスを調整する。
【0023】
次に、使用者は、手動減光用ダイヤル6bにより、高輝度発光体1の輝度を所定のレベルまで増光し、高輝度発光体1が増光された所定レベルの状態において、外部モニタ12を目視しながら、操作部25からの操作入力により、調整エリア9と基準エリア10の映像レベル(輝度レベル)を比較することにより、垂直スミア8が無くなるように、撮像素子調整部22を調整して、撮像素子20の個体差調整(垂直スミア調整)を行う。
【0024】
次に、使用者は、は、手動減光用ダイヤル6bにより、高輝度発光体1の輝度を所定のレベルまで減光し、高輝度発光体1が減光された所定レベルの状態において、図2に示すような、撮像装置4において撮影された高輝度発光体1の映像7が映し出された外部モニタ12を目視しながら、操作部25からの操作入力により、撮像素子調整部22を調整して、撮像素子20の白バランスを調整する。
【0025】
以上述べたように、上記の第1〜3実施例によれば、撮像装置に用いられている撮像素子を交換した場合に、該撮像装置の使用場所において、撮像素子の調整をすることができる。したがって、撮像素子部交換を前提とした運用や、緊急の予期せぬ故障時に対して、製造元への返却を行うことなく、一定品質を保って撮像素子の個体差を取り除き、最良な画質を得ることが可能となる。
【0026】
なお、本発明は、本発明に係る処理を実行する装置としてだけでなく、システム、方法として、或いは、このような方法やシステムを実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして把握することができる。
【0027】
本明細書には、次の発明が含まれる。すなわち、第1の発明は、
発光体と、
発光体からの光を集光及び減光する光学系と、
撮像装置に取り付けるためのマウントとを備えた撮像素子調整装置であって、
該マウントにより撮像装置に取り付けられた場合に、撮像装置の映像上の所定の場所に、前記発光体の映像が映し出されることを特徴とする撮像素子調整装置。
このような構成にすると、撮像装置に用いられている撮像素子を交換した場合に、該撮像装置の使用場所において、撮像素子の調整をすることができる。
【0028】
第2の発明は、
発光体と、発光体からの光を集光及び減光する光学系と、撮像装置に取り付けるためのマウントとを備え、該マウントにより撮像装置に取り付けられた場合に、撮像装置の映像上の所定の場所に、前記発光体の映像が映し出される撮像素子調整装置と、
前記マウントにより前記撮像素子調整装置が撮像装置に取り付けられたことを特徴とする撮像素子調整システム。
このような構成にすると、撮像装置に用いられている撮像素子を交換した場合に、該撮像装置の使用場所において、撮像素子の調整をすることができる。
【0029】
第3の発明は、
前記第2の発明における撮像素子調整システムであって、
前記撮像装置に、撮像素子の白バランスと垂直スミアを調整する制御信号を作成する制御部が備えられていることを特徴とする撮像素子調整システム。
このような構成にすると、撮像装置に撮像素子調整装置を取り付けるだけで、容易に撮像素子の白バランスと垂直スミアを調整することができる。
【符号の説明】
【0030】
1:高輝度発光体、1a:光、2:光学系、3:マウント、4:撮像装置、4a:映像出力、5:電源部、6:コントロール部、6a:コントロール線、6b:手動減光用ダイヤル、7:撮影された高輝度発光体の映像、8:垂直スミア、9:調整エリア、10:基準エリア、11:外部演算装置、12:外部モニタ、13:調整場所、14:照明、15:三脚、16:レンズ、17:被写体、18:撮影された照明、19:撮像素子調整装置、20:撮像素子、20a:映像信号、21:制御部、21a:制御信号、22:撮像素子調整部、22a:調整信号、25:操作部、26:表示部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
発光体と、
発光体からの光を集光及び減光する光学系と、
撮像装置に取り付けるためのマウントとを備えた撮像素子調整装置であって、
該マウントにより撮像装置に取り付けられた場合に、撮像装置の映像上の所定の場所に、前記発光体の映像が映し出されることを特徴とする撮像素子調整装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−60241(P2012−60241A)
【公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−199001(P2010−199001)
【出願日】平成22年9月6日(2010.9.6)
【出願人】(000001122)株式会社日立国際電気 (5,007)
【Fターム(参考)】