説明

撮像装置、動作制御方法及びプログラム

【課題】撮影装置の撮影モード設定を容易に、かつ素早く行うことができる撮影装置及びその制御方法、撮影システム、プログラムを提供する。
【解決手段】撮影者の各指に装着されたICチップに対応する、撮影装置の撮影モード設定情報を複数登録する設定情報テーブル400を備える撮像装置100であって、撮影時に撮影ボタン近傍に存在するICチップ10を検出するICチップ通信部9と、検出したICチップに対応する撮影モード設定情報を検索し、撮影モード設定を行う設定制御部13を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮影装置を用いての画像の撮影方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、撮影装置による撮影の際、撮影装置の使用者の指紋情報を利用して、撮影装置の動作を素早く制御する方法が考えられている。
【0003】
その1つとして、特許文献1には、1台の撮影装置を複数の使用者が使用するとき、指紋情報を利用して、使用者ごとに撮影装置の設定を切り替えている。
また、特許文献2には、撮影装置の使用者の指紋情報を利用して、撮影情報の保存先を切り替えている。
【0004】
また、特許文献3には、撮影装置の使用者の指紋情報を利用して、撮影時の撮影モードを通常撮影モードと自分撮りモードを切り替えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2003−060979号公報
【特許文献2】特開2004−171488号公報
【特許文献3】特開2010−166132号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、先行技術のように指紋認証を使用して撮影装置の撮影モードを制御することが可能であるが、指紋認証装置に地肌(素手)で接触する必要がある。そのため、指を怪我している場合や寒冷地での撮影をしている場合など、指紋認証ができない状況で撮影装置の制御が行えない場合がある。
【0007】
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、撮影装置を操作する際、指紋認証を利用しないで指の種類を判別し、撮影装置の動作制御を可能にする装置及びその制御方法、プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
即ち、本発明の撮像装置は、識別媒体の識別情報を検知する検知部と、、撮影時の制御情報と前記識別媒体とを紐付けて管理する撮像装置において、前記識別媒体の受付に応じて、当該識別媒体に記憶されている識別情報を検知する検知手段と、前記検知手段により前記識別媒体を検知した時の前記撮像装置の制御情報と、前記識別媒体の識別情報とを紐付けて記憶部に登録する制御情報登録手段と、前記識別媒体を用いて制御情報を設定可能な制御撮影モードに切り替える切替手段と、前記切替手段により制御撮影モードに切り替えられている時に、前記検知手段で検知した識別媒体の識別情報が登録されているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記識別媒体の識別情報が登録されていると判定された場合、当該識別情報に紐づ手管理されている制御情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得した制御情報に基づいて、画像の撮影を実行する撮影手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の撮像装置は、前記判定手段により前記識別媒体の識別情報が登録されていると判定された場合、判定時点での前記撮像装置の制御情報を記憶部に一時保存する一時保存手段と、前記検知手段により識別情報を検知しなくなった時に、前記一時保存手段により一時保存していた前記制御情報を前記撮像装置に再設定する際設定手段とを更に備えることを特徴とする。
また、本発明の撮像装置において、前記制御情報登録手段は、前記識別媒体の識別情報が既に別の制御情報に紐付いて記憶されている場合に、前記制御情報を上書きするか否かの選択を受け付ける上書選択受付手段を備えることを特徴とする。
また、本発明の撮像装置は、前記検知手段により前記識別媒体を受け付けた時に、制御情報登録手段により登録された前記制御情報の編集を受け付ける編集受付手段を備えることを特徴とする。
また、本発明の撮像装置は、前記検知部による前記識別媒体を検知するための受信感度の設定を実行する受信感度設定手段を更に備えることを特徴とする。
また、本発明の撮像装置において、前記受信感度設定手段は、前記識別媒体が前記検知部により検知された場合に、ユーザが認識可能な形式で通知する通知手段を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、撮影装置を操作する際、指紋認証を用いることなく指の種類を判別し、動作を制御する撮影装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明を適用した一実施形態の撮影装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用した一実施形態の撮影装置を示す正面図である。
【図3】本発明を適用した一実施形態の撮影装置を示す背面図である。
【図4】本発明を適用した一実施形態の撮影装置の記憶部14に登録されている設定情報テーブル400の一例を示す図である。
【図5】図1の撮影装置による登録処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
【図6】図1の撮影装置による撮影処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
【図7】図1の撮影装置によるICチップ通信設定処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
【図8】図1の撮影装置によるICチップ感度設定に係る動作の一例を示すフローチャートである。
【図9】図1の撮影装置によるICチップ感度設定に係る動作の一例を示すフローチャートである。
【図10】図1の撮影装置によるICチップ装着の一例を示す図である。
【図11】図1の撮影装置の表示部6で表示されるユーザインターフェースの一例を示す図である。
【図12】図1の撮影装置の表示部6で表示されるユーザインターフェースの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1は、本発明の1実施形態における撮影装置の概略構成を示すブロック図である。
【0012】
図1において、撮像装置100は、いわゆるデジタルカメラ等から成り、撮影用のレンズ1a、撮像素子1b、信号処理部1c、電源ボタン2a、撮影ボタン2b、再生ボタン2c、ズームボタン2d、メニューボタン2e、カーソルキー2f、撮影モード切り替えダイヤル2g、AF/MF切り替えスイッチ2h、メモリ3、CPU4、記録媒体5、表示部6、ファインダ7、スピーカ8、ICチップ通信部9、ICチップ10、ICチップ通信状態表示部11、ICモードボタン12、設定制御部13、記憶部14を備える。
撮像部1は、撮影用のレンズ1a、撮像素子1b、信号処理部1cなどで構成される。
【0013】
レンズ1aは、レンズ等であり、対物レンズ、ズームレンズ、およびフォーカスレンズなどで構成される。ズームレンズおよびフォーカスレンズについては、不図示の駆動機構により光軸方向へ駆動される。
【0014】
撮像素子1bは、レンズ1aを介して入射される光学画像を結像し、電気信号に変換する。撮像素子1bによって変換された電気信号は、信号処理部1cによって画像データに変換される。
【0015】
信号処理部(ADC)1cは、撮像素子1bから受けた電気信号にデジタル変換やホワイトバランス調整などの信号処理を行なって、デジタル信号に変換する機能を有する。
【0016】
操作入力部2は、電源ボタン2a、撮影ボタン2b、再生ボタン2c、ズームボタン2d、メニューボタン2e、カーソルキー2f、撮影モード切り替えダイヤル2g、AF/MF切り替えスイッチ2hなどで構成される。なお、操作入力部2は図示の操作以外の操作ボタン類も含まれるが、それらの説明は省略する。
【0017】
電源ボタン2aは、撮影装置の電源のONまたはOFFを切り替えることができる。撮影者が電源ボタン2aでONにすると、撮像装置100に内蔵されているバッテリー(不図示)から各回路へ電源供給されて、撮像装置100の起動処理(レンズバリア(不図示)を開く動作制御およびCPU4のリセット処理など)が行われる。
【0018】
再生ボタン2cは、撮影した画像を閲覧する再生モードに切り替えるためのボタンである。再生ボタン2cが押下されると、撮影モードから再生モードに移行する。再生モードでは、CPU4がシステムバスを経由して、記録媒体から画像データを読み出し、表示部6に撮影画像を表示する。なお、再生モードへの切替方法については、再生ボタン2cの押下に限定されず、表示部6(例えば、ディスプレイ)がタッチパネル機能を備えているものであれば、ユーザによるタッチ操作を受け付けることで移行させる方法であってもよい。
【0019】
再生モードでは、コントローラが、I/F回路を介して、カードホルダに装着されている記録媒体5から設定情報と画像データを読み出す。設定情報は、現在装着されている記録媒体5に記録されている画像の枚数および記録されている画像データの容量などである。読み出される画像データは、例えば、画像1枚分の画像データまたはサムネイルデータである。なお、記録媒体5から読み出される画像データは、所定の圧縮形式で圧縮されている。
【0020】
記録媒体5から読み出された画像データは、I/F回路およびコントローラを介して、ディスプレイドライバ(不図示)へ入力される。ディスプレイドライバは、入力された画像データを表示部(ディスプレイ)6に表示させる。
【0021】
ズームボタン2dは、レンズ1aを光軸方向に前後させることにより撮像素子1bに結像する画像の拡大及び縮小を行うことができる。
【0022】
メニューボタン2eは、撮影モードの設定や、撮影装置の初期設定(内部時計の設定、表示部6の明るさ等)を行う画面を表示部6に表示する。
【0023】
カーソルキー2f、はユーザが撮影装置に対する所定の指示や機能選択を行うためのキーである。ユーザは、カーソルキー2fにより、液晶ディスプレイ217にメニュー画面を表示させたり、撮像装置100が有する所定の機能を選択することができる。
【0024】
撮影モード切り替えダイヤル2gは、撮影時の動作モードを切り替えるための回転可能なダイヤルである。撮影者は撮影モード切り替えダイヤル2gを回転操作することで、撮影モードを選択することが可能である。ユーザはダイヤル2gを操作することで、複数の撮影動作モードを選択することが可能である。なお、本発明の実施形態において、ダイヤル2gは、ダイヤル式機構として記載をしている、例えば、ダイヤルではなくスライド式の切替スイッチであってもよい。つまり、モードダイヤル2gについて、その機構はダイヤルに限定されず、カメラのモードを切り替えられるための機構を備えていることが本質である。
【0025】
AF/MF切り替えスイッチ2hは、撮像装置100のフォーカス機能の有効・無効を設定するスイッチである。AFに切り替えるとオートフォーカス、MFに切り替えるとマニュアルフォーカスに設定される。
表示部6は、撮影画像の表示や、撮像装置100の設定情報を表示することができる。
【0026】
ファインダ7は、撮影対象の撮影範囲や構図決めなどに使用し、ファインダ内にはカメラの設定情報を表示する機能を備える。
【0027】
スピーカ8は、撮影時のフォーカス(合掌)通知や、ICチップ10とICチップ通信部9が通信可能な場合の通知を行う機能を備える。
【0028】
ICチップ通信部9は、いわゆる非接触ICチップリーダであり、ICチップ10へ電波を発信し、ICチップ10から返信された電波を受信する機能を有する。
【0029】
ICチップ(識別媒体)10は、いわゆる非接触ICチップであり、ICチップ通信部9から送信された電波を受信するとICチップ10内に電流が流れることにより、ICチップ通信部9へ電波を発信する機能を有する。個々のICチップ10はそれぞれ一意に識別可能な情報を有し、撮像装置100は、この識別情報と撮像装置100の撮影モードの各項目の設定値を関連付けて、記憶部14に記憶される設定情報テーブル400に登録する。ICモードボタン12は、ICチップ10による撮影モード設定の可否を切り替える機能を備える。
【0030】
ICモードボタン12により、撮影モードの設定が可能な状態にあるとき、ICチップ通信部9とICチップ10は通信を行い、ICチップ10に関連づく撮影モードの設定を行えるが、撮影モードの設定が不可な場合はICチップ通信部9とICチップ10は通信を行えず、ICチップ10に関連づく撮影モードの設定は行えない。
【0031】
設定制御部13は、ICチップ通信部9により、ICチップ10から取得した識別情報から、ICチップ10に関連づく撮影モード設定情報を設定情報テーブル400に登録する機能を有する。また、設定制御部13は、ICチップ通信部9により、ICチップ10から取得した識別情報から、ICチップ10に関連づく撮影モード設定情報を、設定情報テーブル400から取得し、撮像装置100に撮影モードを設定する機能を有する。
【0032】
画像処理部15は、前処理部1d、YC処理部1e、電子ズーム処理部1f、圧縮部1g、および伸長部1hを備え、カメラ信号処理部1cから出力されるデジタル信号から画像データを生成し、各種画像処理を行う機能を有する。
【0033】
前処理部1dは、入力される画像データに基づく画像のホワイトバランスを調整するホワイトバランス処理や画像のガンマ補正処理を行う機能を有する。ホワイトバランス処理は、画像の色合いを、実物の色合いに近くなるように調整したり、光源(蛍光灯や太陽光など)に合った適正な色に調整したりする処理である。ガンマ補正処理は、画像のコントラストを調整する処理である。なお、前処理部1dは、ホワイトバランス処理およびガンマ補正処理以外の画像処理を実行することも可能である。
【0034】
YC処理部1eは、入力される画像データに基づく画像を、輝度情報「Y」と、輝度信号と青色の色差情報「Cb」と、輝度信号と赤色の色差情報「Cr」とに分離する機能を有する。電子ズーム処理部1fは、画像の一部(例えば中央部)を所定の大きさでトリミングし、トリミングした画像を信号処理で元画像の大きさに拡大する機能を有する。電子ズーム処理部1fは、例えば、撮影された1600×1200ドットの画像から中央の1024×768ドットの画像を切り出し、データ補間を行いながら1600×1200ドットのサイズに拡大することができる。
【0035】
圧縮部1gは、画像データをJPEG(Joint Photographic Expert Group)方式などの圧縮形式によって圧縮する機能を有する。伸長部1hは、圧縮されている画像データを伸長する機能を有する。例えば、画像データをJPEG方式で圧縮する場合、まず、画像データの高周波成分と低周波成分の割合を数値化する離散コサイン変換処理が行われる(DCT処理)。次に、画像の階調やグラデーションを表現する段階を数値(量子化ビット数)で表現する量子化処理が行われる。最後に、ハフマン符号化処理で画像データが圧縮される。
【0036】
具体的には、画像データの信号文字列が一定のビット毎に区切られ、出現頻度が高い文字列に対してより短い符号が与えてられてゆく。なお、圧縮処理を行わないで画像データを記録する方式の場合は、圧縮部1gおよび伸長部1hを省略することができる。また、画像データの圧縮形式は、JPEG方式に限らず、GIF(Graphical Interchange Format)形式などであっても、同様に処理を行うことができる。以上、図1を用いて本発明を実施する撮像装置のハードウエア構成および撮影機能について説明した。
【0037】
図2は、本発明を適用した一実施形態の撮影装置を示す正面図である。
撮像装置100を正面から見ると、筐体右側上部には撮影モード切り替えダイヤル2gがあり、筐体左側上部には、撮影ボタン2bと、ICチップ通信部9がある。
【0038】
また図3は、本発明を適用した一実施形態の撮影装置を示す背面図である。撮像装置100を背面から見ると、電源ボタン2a、メニューボタン2e、再生ボタン2c、カーソルキー2f、表示部6、ファインダー7、ICチップ通信状態表示部11、ICモードボタン12が備えられている。なお、図2および図3で説明した撮像装置100の各部位の位置については、必ずしもこの構成を取る必要がないということは言うまでもない。
次に、図5〜7のフローチャートを用いて、本発明の一連の処理について説明をする。
【0039】
まず図5は、撮像装置100で撮影を実行するための登録処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。また、図5の登録処理において、撮像装置100の表示部6に表示されるユーザインタフェース(UI)の遷移を示すのが図11である。適宜、図11のUIを用いて説明を進めていく。
【0040】
まず、ステップS501において、撮像装置100は、ユーザによるダイヤル2gの操作を受け付け、撮影モードの設定を実行する。具体的には、ステップS502において、ダイヤル2gが登録モードに設定されることにより、登録モードへ移行する。登録モードへ移行すると、図11の1101のICチップ登録画面が表示される。ICチップ登録画面には、各指の撮影モードの確認をするためのボタンと、「新規登録」ボタンが表示されている。
【0041】
例えば、親指のICチップ(図10の1001−0)撮影モードの確認のために、「親指」ボタンの押下を受け付けると、1105の設定内容編集画面が表示され、現在親指のICチップと対応付けて登録されている撮影モードの確認が可能である。また、この画面では、撮影モードの設定内容の編集をすることが可能であり、各項目のボタンの押下を受け付けることにより設定値の変更を行い、「更新」ボタンの押下を受け付けると設定値を更新して、1101の画面に戻る。1101において、「新規登録」ボタンの押下を受け付けると、1102の画面に遷移する。
【0042】
ステップS502において、撮像装置100が登録モードに切り替わると、ステップS503において、登録画面1102を表示部6に表示した後、ICチップ10をICチップ通信部9に認識させる。具体的に、撮像装置100は、ICチップ10がICチップ通信部9を介して通信可能か、すなわち、ICチップ通信部9がICチップ10を検知できるか否かチェックする。この時、登録画面1102には「ICチップを通信部にかざしてください」という趣旨のメッセージを表示して、ICチップの読み込みを促す。ICチップがICチップ通信部9によって検知されると、ステップS504において、撮像装置100は、ICチップ10と現在設定されている撮影モードを関連付けて撮像装置100のメモリ3に記憶されている設定情報テーブル400に登録(ステップS504)する。
【0043】
ここでは、図11の1103のICチップ検出の確認画面が表示され、ICチップの登録をするか否かという質問に対して「はい」ボタンの押下を受け付けると、1104の設定内容確認画面が表示される。1104の設定内容確認画面は、1102のICチップ読込画面で、ICチップを検知した時に設定されていた撮影モードの設定値を表示しており、読み込まれた設定値に間違いがなければ、「登録」ボタンの押下を受け付けて、図4の設定情報テーブル400へ記憶する。1104の画面で「キャンセル」ボタンの押下を受け付けると、設定内容の編集画面1107に遷移して、設定値の編集を受け付ける。
【0044】
ステップS505において、撮像装置100は、設定情報テーブル400に登録後、登録モード終了指示により登録処理(S501)を終了させる。
また、ステップS503で検知したICチップが既に登録されているものである場合には、1106の上書き確認画面に遷移し、ICチップと対応付いている設定値の上書きを確認する画面が表示される
【0045】
図5のフローチャートに示した登録処理によれば、撮像装置100は、ICチップ通信部9にICチップ10を読み込ませることで、撮影モードを登録することが可能になる。これにより、撮像装置100を素手で使用しない環境において操作する場合の撮影モードの切り替えが簡便になる。。
【0046】
図4は、本発明を適用した一実施形態の撮像装置100のメモリ3に記憶される設定情報テーブル400の一例を示す図である。
【0047】
設定情報テーブル400は、撮影設定を登録するICチップIDに、ショットモード(連写/単写)の設定、撮影モード(オート/マニュアルなど)の設定、フラッシュの設定、ISOの設定、露出の設定、シャッタースピードの設定、F値(絞り値)の設定などが記憶されている。
【0048】
ICチップID401とは、ICチップごとに夫々を示している識別番号(若しくは文字列)である。ショットモード402とは、撮影時の単写、連写設定を記憶する項目である。なお、ショットモードが単写、連写以外にもある場合(例えばブラケットショット)には、これらも選択可能であることは言うまでもない。
【0049】
撮影モード403とは、例えば、全自動モード(オートモード)、ポートレートモード、風景モード、クローズアップモード(マクロモード)、スポーツモード、夜景ポートレート、ストロボ発光禁止モードなどの簡単撮影モードと、応用撮影時に使用する、プログラムAE、絞り優先AE(Avモード)、シャッター優先AE(Tvモード)、マニュアル露出、自動深度優先AEなどの設定値が設定される項目である。
【0050】
フラッシュの設定404とは、フラッシュを「発光可/常時発光/発光禁止」の設定値が設定される項目である。
ISOの設定405とは、撮像装置100で設定可能なISO感度値が設定される項目である。露出の設定406とは、撮像装置100で設定可能な露出値が設定される項目である。 シャッタースピードの設定407とは、撮像装置100で設定可能なシャッタースピードの値が設定される項目である。F値(絞り値)の設定408とは、撮像装置100で設定可能な絞り値が設定される項目である。
【0051】
なお、設定情報テーブル400に記憶する項目について、機種毎の設定値に依存するため、本図で示している設定項目はあくまでも一例である。
【0052】
以上、図4の設定情報テーブル400に記憶された設定項目(具体的には、402〜408)を、ICチップID401と紐付けて記憶することにより、ICチップ10を通信部9で読み込んだ時に、上記テーブルに記憶されている設定値を、撮像装置100に対して即時に設定することが可能になる。
【0053】
次に、図6を用いて本発明の撮像装置100での撮影処理について詳細に説明をする。図6は、図1の撮像装置100による撮影処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。撮影者は、事前に、撮影ボタン2bを押す各指に識別情報の異なるICチップ10を装着する。
【0054】
ステップS602において、撮影者による撮影ボタン2bの押下を受け付けると、撮像装置100は、ICモードがONの状態であるか否かの判定をする。ICモードとは、図5で説明した設定情報テーブル400へのICチップ10の登録内容(設定値)を用いての撮影を実行するモードである。
【0055】
具体的には、撮影モード切替ダイヤル2gが、撮影モードのいずれか(図4の403で例示した、全自動モード(オートモード)、ポートレートモード、風景モード、クローズアップモード(マクロモード)、スポーツモード、夜景ポートレート、ストロボ発光禁止モードなどの簡単撮影モードと、応用撮影時に使用する、プログラムAE、絞り優先AE(Avモード)、シャッター優先AE(Tvモード)、マニュアル露出、自動深度優先AE)に設定されており、撮像装置100のICモードボタン12でONの設定を受け付けることにより、ICチップを用いた撮影モードという形で、ICモードが起動しているか否かを判定する。
【0056】
また、別の方法でICモードを起動させることを考えるに、撮影モード切替ダイヤル2g以外による設定方法を検討すると、例えば、ICモードボタン12の機構を持たない撮像装置である場合には、撮影モード切替ダイヤル2gに、「ICモード撮影」というモードを追加しておくことにより、ICモードを起動する方法も考えられる。
【0057】
ICモードがOFFであれば、ステップS609に進み、そのまま撮影ボタン2bの押下を受け付けることで、画像の撮影を実行する。ICモードがONに設定されていれば、ステップS603に進み、撮像装置100は、ICチップ10がICチップ通信部9を介して通信可能か、すなわち、ICチップ通信部9がICチップ10を検知できるか否かチェックする。通信可能な場合は、ステップS604において、撮像装置100は、ICチップ通信部からICチップ10の識別情報(具体的には、ICチップID401)を取得して、取得したICチップ10の識別情報が、図4の設定情報テーブル400に記憶されているか否かを判定する。判定の結果、ICチップ10の識別情報が、テーブルに記憶されていれば、ステップS605に進み、その時点で撮像装置100に設定されている撮影モードを、撮影モード設定前の撮影モードとしてメモリ3に一時的に保存する。
【0058】
例えば、ICチップ10との通信が確認される前に、全自動モードでの撮影を行っていた場合には、「全自動モード」という値でメモリ3に一時保存されることになる。また、マニュアル撮影モードでより詳細に設定値(ISO感度、F値、シャッタースピードなど)を変更している場合には、これらの情報も全てメモリ3に記憶する。
【0059】
ステップS605で撮影モード設定前の撮影モードをメモリ3に一時保存すると、次に設定情報テーブル400を記憶部より呼び出し、ステップS606において、先ほどステップS604において取得したICチップの識別情報(ICチップID401)をキーにして、ICチップの識別情報(ICチップID401)に関連付けられた撮影モード情報を撮像装置100に撮影モードを設定する。このとき、ステップS607において、先ほどS606で設定された撮影モードをユーザに通知する。具体的な通知方法は、表示部(ディスプレイ)6に、撮影モードの名称を表示する方法や、音声による通知方法が挙げられる。音声で通知をする場合には、撮像装置100は、サウンドドライバとスピーカ(共に不図示)を備えているものとする。
【0060】
ステップS601〜ステップS607の処理により、ICチップ10の識別情報(ICチップID401)と紐づけられた撮影モードが、撮像装置100に設定されたこととなる。
【0061】
続けて、ステップS608において、ユーザにより撮影ボタン2bの押下を受け付けると、撮像装置100は撮影を実行する(ステップS609)。なお、撮影ボタン2bの押下を受け付けるまで、撮像装置100は、ステップS608の処理を繰り返し行うものとする。
【0062】
撮影後に引き続き撮影を行う場合(ステップS610でYES)には、再度撮影ボタン2bの押下を受け付け、撮影を行うことができる。撮影を終了後、撮影ボタン2bを押下した指に装着されているICチップ10を、ICチップ通信部9との通信可能なエリア外に離れ、ICチップ10とICチップ通信部9が通信できなくなった場合(ステップS611でNO)には、ステップS612において、撮像装置100は、ステップS605でメモリ3に一時的に保存した撮影モードを呼び出して再び撮像装置100に設定することにより、現在ICチップ10関連付けて設定されている撮影モードをリセットする。
【0063】
次に、図7を用いることによりICチップ10とICチップ通信部9との通信処理について詳細に説明をする。図7は、図1の撮像装置100によるICチップ通信設定処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。また、図7の設定処理において、撮像装置100の表示部6に表示されるユーザインタフェース(UI)の遷移を示すのが図12である。適宜、図12のUIを用いて説明を進めていく。
【0064】
ステップS702において、撮像装置100は、ICチップ通信設定モード移行指示を受け付けると、ICチップ通信設定画面を表示部6に表示し、ICチップ通信部9の受信感度設定を行う。撮像装置100は、ICチップ10がICチップ通信部9を介して通信可能か、すなわち、ICチップ通信部9がICチップ10を検知できるか否かチェックする。
【0065】
受信感度設定とは、ICチップ10とICチップ通信部9の通信可能なエリアの広さを調節することにより、撮影者の各指に装着したICチップ10との混信を防ぎ、撮影ボタン2bを押した際、指に装着されているICチップ10以外のICチップ10で撮影モードが設定されてしまわないように受信感度設定を行うものであり、撮像装置100の受信感度の強弱と、ICチップ10とICチップ通信部9間の距離を調節しながら行うものである。
【0066】
ICチップ通信設定画面が表示部6に表示され、受信感度設定が開始すると、ICチップ10とICチップ通信部9が通信可能な場合、撮像装置100は、通信エリア内通知(ステップS704)を行い、ICチップ10とICチップ通信部9が通信不可能な場合は通信エリア外通知(ステップS705)を行う。通信エリア内通知(ステップS704)および通信エリア外通知(ステップS705)は、表示部6での表示、ファインダ7での表示、スピーカ8による音、はICチップ通信状態表示部11での表示などによる通知手段がある。
【0067】
表示部6で設定状況を表示する場合には、1201および1202のICチップ受信感度設定画面が表示される。
図7のICチップ受信感度設定処理によれば、撮影者の隣接する各指に装着されたICチップが混信しないように調節したり、図10に示す様々な手袋の厚み(大きさ)の違いによるICチップ検出可能距離の差異を小さくして、個々の撮影者の好みのタイミングでカメラの撮影モードを設定することができるようになる。
【0068】
図8は、ICチップ10の受信感度設定に係る動作の一例を示す概念図である。図7に記したフローチャートで示した通信エリア外通知(ステップS705)の手段の例として、ファインダ7での表示(701)、表示部6での表示(702)、ICチップ通信状態表示部11での表示を示す。ICチップ通信状態表示部11は、通信エリア外通知(ステップS705)を行う場合は、消灯状態になる。
【0069】
図9は、ICチップ10の受信感度設定に係る動作の一例を示す概念図である。図7に記したフローチャートで示した通信エリア内通知(ステップS704)の手段の例として、表示部6での表示(701)ファインダ7での表示(702)、ICチップ通信状態表示部11での表示を示す。ICチップ通信状態表示部11は、通信エリア内通知(ステップS705)を行う場合は、点灯状態になる。
【0070】
図10は、図1の撮影装置によるICチップ10装着の一例を示す図である。図10では、指先に1000、1001、1002、1003および1004のICチップ10を備える手袋により、指先への装着を実現している。
【0071】
以上で、本発明の撮像装置で実行する処理の説明を終える。なお、本発明の実施形態では、撮像装置の表示部(ディスプレイ)6が、タッチパネル機能を有しているものであれば、ユーザからの指示受付は、操作入力部のカーソルキー2fによる操作を受け付けではなく、表示部(ディスプレイ)6へ押下を直接受け付けることにより、制御を実行することが可能である。
【0072】
以上、本発明によれば、撮影装置を操作する際、指紋認証を用いることなく指の種類を判別し、動作を制御する撮影装置を提供することが可能となる。具体的には、識別情報(ICチップ10のICチップID401)を検知する検知部(ICチップ通信部9)と、撮影時の制御情報と前記識別媒体とを紐付けて管理(メモリ3)する撮像装置において、前記識別媒体の受付に応じて、当該識別媒体に記憶されている識別情報を検知する検知手段(図5のステップS503)と、前記検知手段により前記識別媒体を検知した時の前記撮像装置の制御情報と、前記識別媒体の識別情報とを紐付けて記憶部に登録する制御情報登録手段(図5のステップS504、図11の1103と1104のUI)と、前記識別媒体を用いて制御情報を設定可能な制御撮影モードに切り替える切替手段(図6のステップS602)と、前記切替手段により制御撮影モードに切り替えられている時に、前記検知手段で検知した識別媒体の識別情報が登録されているか否かを判定する判定手段(図6のステップS604)と、前記判定手段により前記識別媒体の識別情報が登録されていると判定された場合(ステップS604のYES)、当該識別情報に紐づ手管理されている制御情報を取得する取得手段(図6のステップS606)と、前記取得手段により取得した制御情報に基づいて、画像の撮影を実行する撮影手段(図6のステップS608)とを備えることを特徴とする。
【0073】
以上説明したように、本発明におけるプログラムは、図5〜図7に示すフローチャートの処理に従って撮像装置としてコンピュータが実行可能なプログラムであり、本発明の記憶媒体は図5〜図7の処理方法を撮像装置が実行可能なプログラムを記憶されている。なお、本発明におけるプログラムは図5〜図7の各装置の処理方法ごと、別の独立したプログラムであってもよい。
【0074】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0075】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
【0076】
また、撮像装置が読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0077】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0078】
また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0079】
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
【0080】
また上記のソフトウェアで実現する各処理を、ファームウェアやハードウェア構成にして、各処理を各手段として実現することも可能であり、本発明の技術的範囲はこのようなファームウェアやハードウェア構成による実現も含むものである。
【符号の説明】
【0081】
100 撮影装置
2 操作入力部
2g 撮影モード切り替えダイヤル
2h AF/MF切り替えスイッチ
6 表示部
7 ファインダ
8 スピーカ
9 ICチップ通信部
10 ICチップ
11 ICチップ通信状態通知部
12 設定制御部
13 ICモードボタン
14 記憶部
15 画像処理部
1d 前処理部
1e YC処理部
1f 電子ズーム処理部
1g 圧縮部
1h 伸長部
400 設定情報テーブル
1000 ICチップ10−0
1001 ICチップ10−1
1002 ICチップ10−2
1003 ICチップ10−3
1004 ICチップ10−4

【特許請求の範囲】
【請求項1】
識別媒体の識別媒体の識別情報を検知する検知部と、、撮影時の制御情報と前記識別媒体とを紐付けて管理する撮像装置において、
前記識別媒体の受付に応じて、当該識別媒体に記憶されている識別情報を検知する検知手段と、
前記検知手段により前記識別媒体を検知した時の前記撮像装置の制御情報と、前記識別媒体の識別情報とを紐付けて記憶部に登録する制御情報登録手段と、
前記識別媒体を用いて制御情報を設定可能な制御撮影モードに切り替える切替手段と、
前記切替手段により制御撮影モードに切り替えられている時に、前記検知手段で検知した識別媒体の識別情報が登録されているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記識別媒体の識別情報が登録されていると判定された場合、当該識別情報に紐づ手管理されている制御情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得した制御情報に基づいて、画像の撮影を実行する撮影手段と、
を有することを特徴とする撮像装置。
【請求項2】
前記判定手段により前記識別媒体の識別情報が登録されていると判定された場合、判定時点での前記撮像装置の制御情報を記憶部に一時保存する一時保存手段と、
前記検知手段により識別情報を検知しなくなった時に、前記一時保存手段により一時保存していた前記制御情報を前記撮像装置に再設定する際設定手段と
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記制御情報登録手段は、前記識別媒体の識別情報が既に別の制御情報に紐付いて記憶されている場合に、前記制御情報を上書きするか否かの選択を受け付ける上書選択受付手段を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記検知手段により前記識別媒体を受け付けた時に、制御情報登録手段により登録された前記制御情報の編集を受け付ける編集受付手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記検知部による前記識別媒体を検知するための受信感度の設定を実行する受信感度設定手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記受信感度設定手段は、前記識別媒体が前記検知部により検知された場合に、ユーザが認識可能な形式で通知する通知手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
【請求項7】
識別媒体の識別情報を検知する検知部と、、撮影時の制御情報と前記識別媒体とを紐付けてする撮像装置の制御方法であって、
前記撮像装置の検知手段が、前記識別媒体の受付に応じて、当該記憶媒体に記憶されている識別情報を検知する検知ステップと、
前記撮像装置の切替手段が、前記識別媒体を用いて制御情報を設定可能な制御撮影モードに切り替える切替ステップと、
前記撮像装置の判定手段が、前記切替ステップにより制御撮影モードに切り替えられている時に、前記検知ステップで検知した識別媒体の識別情報が登録されているか否かを判定する判定ステップと、
前記撮像装置の取得手段が、前記判定ステップにより前記識別媒体の識別情報が登録されていると判定された場合、当該識別情報に紐づ手管理されている制御情報を取得する取得ステップと、
前記撮像装置の撮影手段が、前記取得ステップにより取得した制御情報に基づいて、画像の撮影を実行する撮影ステップ
とを含むことを特徴とする撮像装置の制御方法。
【請求項8】
識別媒体の識別情報を検知する検知部と、、撮影時の制御情報と前記識別媒体とを紐付けて管理する撮像装置を制御するプログラムであって、
前記撮像装置を、
前記識別媒体の受付に応じて、当該識別媒体に記憶されている識別情報を検知する検知手段と、
前記識別媒体を用いて制御情報を設定可能な制御撮影モードに切り替える切替手段と、
前記切替手段により制御撮影モードに切り替えられている時に、前記検知手段で検知した識別媒体の識別情報が登録されているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記識別媒体の識別情報が登録されていると判定された場合、当該識別情報に紐づ手管理されている制御情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得した制御情報に基づいて、画像の撮影を実行する撮影手段
として機能させることを特徴とするコンピュータで読み取り実行可能なプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2012−105220(P2012−105220A)
【公開日】平成24年5月31日(2012.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−254276(P2010−254276)
【出願日】平成22年11月12日(2010.11.12)
【出願人】(390002761)キヤノンマーケティングジャパン株式会社 (656)
【出願人】(312000206)キヤノンMJアイティグループホールディングス株式会社 (259)
【出願人】(301015956)キヤノンソフトウェア株式会社 (364)
【Fターム(参考)】