説明

撮像装置、画像管理装置、画像管理システム、撮像装置の制御方法、画像管理方法、記録媒体及びプログラム

【課題】 一連のパノラマ撮影画像データをWWWサーバで一括して管理可能とすることを目的とする。
【解決手段】 電子カメラ100は、一連の撮影動作が完了した後に、当該撮影動作により撮影された関連する複数の画像データを画像ゲートウェイ400に対して一括して送信し、画像ゲートウェイは、電子カメラ100から受信した上記関連する複数の画像データをクライアントPC500から閲覧可能な状態で保持する。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一利用者によって撮影された画像データを広く公開することに供する撮像装置、画像管理装置、画像管理システム、撮像装置の制御方法、画像管理方法、記録媒体及びプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、固体メモリ素子を有するメモリカードを記録媒体として、静止画像や動画像を記録、再生、通信する電子カメラ等の撮像装置は既に市販されており、また、撮影した画像をインターネット等の広域ネットワークに接続されたWWWサーバに撮像装置から送信して格納し、WWWサーバ上で広く公開する画像管理システムも構築されている。
【0003】これらの画像管理システムによれば、WWWサーバからインターネットに接続されたクライアントコンピュータへ、WWWサーバからインターネットに接続されたクライアントコンピュータへ、WWWサーバに格納した画像をダウンロードして利用することが可能である。
【0004】また、カラー液晶パネル等の電子ファインダを備える電子カメラも販売されている。これらの電子カメラによれば、撮影前の画像を連続して表示して電子カメラの使用者が構図を決定することや、撮影した画像を再生表示して確認することが可能である。特に、複数枚撮影した画像を組み合わせてパノラマ画像を作成する機能は利便性が高く、電子カメラの使用者にとって有益な機能となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような従来の画像管理システムにおいては、電子カメラで撮影した複数の撮影画像を組としたパノラマ撮影画像データをWWWサーバに送信する場合、1枚の撮影を行う毎に撮影した画像データをWWWサーバに送信すると、一連のパノラマ撮影の途中で部分的に撮り直しを行った場合等に、誤って不要な画像を送信してしまうという問題があった。
【0006】また、一連のパノラマ撮影においては、組となる画像データが何枚になるのか、そしてそれらのパノラマ画像の相互関係を示す最終的な状態の管理情報が、一連のパノラマ撮影を終えるまで確定しないため、1枚の撮影を行う毎に撮影した画像データをWWWサーバに送信すると、電子カメラからWWWサーバへ先に送信したパノラマ画像の一部と、電子カメラからWWWサーバへ後から送信した残りのパノラマ画像及びそれらのパノラマ画像の管理データが、WWWサーバで一括して管理することが出来なくなる恐れがあるという問題があった。
【0007】また、電子カメラからWWWサーバへ撮影した画像を転送した場合、電子カメラに残った撮影画像を消去することが考えられるが、電子カメラからWWWサーバへの画像データの転送が正常に行われなかったにも関わらず、電子カメラに記録している画像データを誤って消去してしまう恐れがあるという問題があった。
【0008】さらに、電子カメラからWWWサーバに撮影した画像データを転送した後に、何れの画像データをWWWサーバに転送したのかが電子カメラで解らず不便であるという問題があった。
【0009】一方で、従来の画像管理システムとして、電子カメラで一連のパノラマ撮影を行った後に、これら一連のパノラマ撮影画像データの組み合わせを、他の装置、例えばパーソナルコンピュータ(以下、PC)に転送し、PC側のアプリケーションソフトウェアでパノラマ合成処理を行い、1枚のパノラマ画像を完成させるものが知られている。この方式によれば、電子カメラ側にCPUの高い処理能力や大量のメモリを必要とせず、安価なシステム構成とすることが可能となり、好都合であった。
【0010】しかしながら、WWWサーバ等を介して多くのPCに画像を配信するような場合、画像を配信したPC側にパノラマ合成処理を行うソフトウェアが無い場合、パノラマ画像を得ることが出来ないという問題があった。
【0011】また、上述のようにPC側でパノラマ合成処理を行い、完成した1枚のパノラマ画像を再生表示する構成であったため、撮影した電子カメラ自身でパノラマ合成処理画像を再生表示することが出来ないという問題があった。
【0012】そして、一連のパノラマ撮影した画像データの組み合わせをPCに転送した後にも、それらのパノラマ合成処理前の個々の元画像データが不要な状態で電子カメラに残ってしまうという問題があった。
【0013】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、一連のパノラマ撮影画像データをWWWサーバで一括して管理可能とすることを目的とする。
【0014】また、本発明は、WWWサーバへ転送した画像データを利用者が確認できるように構成することにより、正常に転送されなかった画像データを誤って消去してしまうことから防止することを目的とする。
【0015】また、本発明は、電子カメラやPCがパノラマ合成処理を実行する手段を備えない場合でも、それらの装置に対してパノラマ画像を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するために、本発明の撮像装置は、画像データを撮像する撮像手段と、当該撮像手段による一連の撮影動作が完了した後に、画像データを他の装置から閲覧可能な状態で保持する外部装置に対して、当該撮影動作により撮影された関連する複数の画像データを一括して送信する送信手段とを有することを特徴とする。
【0017】また、本発明の画像管理装置は、外部装置により一連の撮影動作が行われ、当該撮影動作により撮影された関連する複数の画像データを一括して前記外部装置から受信する受信手段と、前記受信手段により受信した画像データを他の装置から閲覧可能な状態で保持する保持手段とを有することを特徴とする。
【0018】また、本発明の画像管理システムは、画像データを撮像する撮像装置と、画像データを管理する画像管理装置とを有する画像管理システムであって、前記撮像装置は、画像データを撮像する撮像手段と、当該撮像手段による一連の撮影動作が完了した後に、当該撮影動作により撮影された関連する複数の画像データを一括して前記画像管理装置に対して送信する送信手段とを有し、前記画像管理装置は、当該送信手段により送信された画像データを受信する受信手段と、当該受信手段により受信した画像データを他の装置から閲覧可能な状態で保持する保持手段とを有することを特徴とする。
【0019】また、本発明の撮像装置の制御方法は、画像データを撮像する撮像ステップと、当該撮像ステップによる一連の撮影動作が完了した後に、画像データを他の装置から閲覧可能な状態で保持する外部装置に対して、当該撮影動作により撮影された関連する複数の画像データを一括して送信する送信ステップとを有することを特徴とする。
【0020】また、本発明の画像管理方法は、外部装置により一連の撮影動作が行われ、当該撮影動作により撮影された関連する複数の画像データを一括して前記外部装置から受信する受信ステップと、前記受信ステップにより受信した画像データを他の装置から閲覧可能な状態で保持する保持ステップとを有することを特徴とする。
【0021】さらに、本発明の画像管理方法は、画像データを撮像する撮像装置と、画像データを管理する画像管理装置とを有する画像管理システムによる画像管理方法であって、前記撮像装置は、画像データを撮像する撮像ステップと、当該撮像ステップによる一連の撮影動作が完了した後に、当該撮影動作により撮影された関連する複数の画像データを一括して前記画像管理装置に対して送信する送信ステップとを有し、前記画像管理装置は、当該送信ステップにより送信された画像データを受信する受信ステップと、当該受信ステップにより受信した画像データを他の装置から閲覧可能な状態で保持する保持ステップとを有することを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0023】[第1の実施形態]図1は、本発明の一実施形態における画像管理システムの全体構成を示した図である。100は通信手段110(不図示)及びアンテナ112を有する電子カメラ等の撮像装置である。400は画像ゲートウェイ等の画像管理装置、500は通常ユーザが使用するクライアントコンピュータ或いは携帯情報機器、携帯電話等の情報処理装置である。
【0024】600はインターネット、602はインターネットと画像管理装置(画像ゲートウェイ)400を接続するネットワーク、604はインターネットと情報処理装置(クライアントコンピュータ)500を接続するネットワーク、610及び620及び630は、インターネットに接続され、各種コンテンツ情報を格納配布するWWWサーバ、700は電話基地局等の携帯電話網を含むパケット網、702はパケット網700と画像管理装置(画像ゲートウェイ)400を接続するネットワークである。
【0025】撮像装置100は、パケット網700、ネットワーク702、画像管理装置400、ネットワーク602、インターネット600を介して、WWWサーバ610、WWWサーバ620、WWWサーバ630或いは情報処理装置500等の各種ネットワーク機器と画像やコマンドの送受をすることが可能である。
【0026】<撮像装置100の構成>次に、図2を用いて、前述した撮像装置100について説明する。10は撮影レンズ、12は絞り機能を備えるシャッタ、14は光学像を電気信号に変換する撮像素子、16は撮像素子14のアナログ信号出力をディジタル信号に変換するA/D変換器である。18は撮像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給するタイミング発生回路であり、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。
【0027】20は画像処理回路であり、A/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御回路50が露光制御手段40、測距制御手段42に対して制御を行う、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理を行っている。
【0028】さらに、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。22はメモリ制御回路であり、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長回路32を制御する。A/D変換器16のデータが画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16のデータが直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
【0029】24は画像表示メモリ、26はD/A変換器、28はTFT、LCD等から成る画像表示部であり、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器26を介して画像表示部28により表示される。画像表示部28を用いて撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダ機能を実現することが可能である。
【0030】また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により任意に表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合には撮像装置100の電力消費を大幅に低減することが出来る。30は撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連射撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。また、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
【0031】32は適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長回路であり、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。40は絞り機能を備えるシャッタ12を制御する露光制御手段であり、フラッシュ48と連携することによりフラッシュ調光機能も有するものである。
【0032】42は撮影レンズ10のフォーカシングを制御する測距制御手段、44は撮影レンズ10のズーミングを制御するズーム制御手段、46はバリアである保護手段102の動作を制御するバリア制御手段である。48はフラッシュであり、AF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能も有する。
【0033】露光制御手段40、測距制御手段42はTTL方式を用いて制御されており、撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果に基づき、システム制御回路50が露光制御手段40、測距制御手段42に対して制御を行う。50は撮像装置100全体を制御するシステム制御回路、52はシステム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリである。
【0034】54はシステム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置、スピーカ等の表示部であり、撮像装置100の操作部近辺の視認し易い位置に単数或いは複数個所設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成されている。また、表示部54は、その一部の機能が光学ファインダ104内に設置されている。
【0035】表示部54の表示内容のうち、LCD等に表示するものとしては、例えば、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマ表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200及び210の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付け・時刻表示、外部コンピュータとの接続状態を示す表示、等がある。
【0036】また、表示部54の表示内容のうち、光学ファインダ104内に表示するものとしては、例えば、合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示、記録媒体書き込み動作表示、等がある。
【0037】さらに、表示部54の表示内容のうち、LED等に表示するものとしては、例えば、合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示、記録媒体書き込み動作表示、マクロ撮影設定通知表示、二次電池充電状態表示、等がある。
【0038】そして、表示部54の表示内容のうち、ランプ等に表示するものとしては、例えば、セルフタイマ通知ランプ、等がある。このセルフタイマ通知ランプは、AF補助光と共用して用いても良い。56は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。
【0039】60、62、64、66、68、70及び72は、システム制御回路50の各種の動作指示を入力するための操作手段であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
【0040】ここで、これらの操作手段の具体的な説明を行う。60は電源スイッチで、画像処理装置100の電源オン、電源オフの各モードを切り替え設定することが出来る。また、画像処理装置100に接続されたレンズユニット300、外部ストロボ、記録媒体200、210等の各種付属装置の電源オン、電源オフの設定も合わせて切り替え設定することが出来る。62はシャッタスイッチSW1で、不図示のシャッタボタンの操作途中でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始を指示する。
【0041】64はシャッタスイッチSW2で、不図示のシャッタボタンの操作完了でONとなり、撮像素子12から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む露光処理、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体200或いは210に画像データを書き込む記録処理という一連の処理の動作開始を指示する。
【0042】66は選択/切り替えスイッチで、パノラマモード等の撮影及び再生を実行する際に、各種機能の選択及び切り替えを設定することが出来る。68は決定/実行スイッチで、パノラマモード等の撮影及び再生を実行する際に、各種機能の決定及び実行を設定することが出来る。
【0043】70は各種ボタンやタッチパネル等からなる操作部で、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマ切り替えボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン、画像表示ON/OFFボタン、圧縮モードスイッチ、撮影直後に撮影した画像データを画像表示部28を用いて自動再生表示するクイックレビュー機能を設定するクイックレビュースイッチ等がある。
【0044】なお、圧縮モードスイッチにおいては、JPEG圧縮の圧縮率を選択するため、或いは撮像素子の信号をそのままディジタル化して記録媒体に記録するCCDRAWモードを選択するためのスイッチである。JPEG圧縮のモードは、例えばノーマルモードとファインモードが用意されている。
【0045】JPEG圧縮のモードに於いては、撮像素子14から読み出されてA/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32により設定した圧縮率に圧縮を行った後、記録媒体200或いは210に記録を行う。
【0046】CCDRAWモードでは、撮像素子14の色フィルタの画素配列に応じて、ライン毎にそのまま画像データを読み出して、A/D変換器16、メモリ制御回路22を介して、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出し、記録媒体200或いは210に記録を行う。
【0047】72はモードダイアルスイッチで、自動撮影モード、撮影モード、パノラマ撮影モード、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替え設定することが出来る。74は画像送信モードスイッチで、撮影した画像を通信手段110、コネクタ或いはアンテナ112、パケット網700、ネットワーク702を介して、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に送信するか否かを設定することが出来る。
【0048】80は電源制御手段で、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されており、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。
【0049】82はコネクタ、84はコネクタ、86はアルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li−ion電池等の二次電池、ACアダプタ等からなる電源手段である。
【0050】90及び94はメモリカードやハードディスク等の記録媒体とのインタフェース、92及び96はメモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続を行うコネクタ、98はコネクタ92及び或いは96に記録媒体200或いは210が装着されているか否かを検知する記録媒体着脱検知手段である。
【0051】なお、本実施形態では記録媒体を取り付けるインタフェース及びコネクタを2系統持つものとして説明している。もちろん、記録媒体を取り付けるインタフェース及びコネクタは、単数或いは複数、いずれの系統数を備える構成としても構わない。また、異なる規格のインタフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としても構わない。インタフェース及びコネクタとしては、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いて構成して構わない。
【0052】さらに、インタフェース90及び94、そしてコネクタ92及び96をPCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いて構成した場合、LANカードやモデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカード、PHS等の通信カード、等の各種通信カードを接続することにより、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことが出来る。
【0053】102は、撮像装置100のレンズ10を含む撮像部を覆う事により、撮像部の汚れや破損を防止するバリアである保護手段である。104は光学ファインダであり、画像表示部28による電子ファインダ機能を使用すること無しに、光学ファインダのみを用いて撮影を行うことが可能である。また、光学ファインダ104内には、表示部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示などが設置されている。
【0054】110は通信手段で、PDC方式やCDMA方式、W−CDMA方式、PHS方式等の携帯電話通信機能を有する。また、通信手段110は、RS232CやUSB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、Bluetoothなどの無線通信、等の各種通信機能を有する構成としても良い。
【0055】112は通信手段110により撮像装置100を他の機器と接続するコネクタ或いは無線通信の場合はアンテナである。200はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、撮像装置100とのインタフェース204、撮像装置100と接続を行うコネクタ206を備えている。210はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体210は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部212、撮像装置100とのインタフェース214、撮像装置100と接続を行うコネクタ216を備えている。
【0056】<画像管理装置400の構成>次に、図10を用いて、前述した画像管理装置400について説明する。402は画像管理装置全体の制御をつかさどる制御手段である。404はCPUバスで、制御手段402、キャッシュメモリ406、バスブリッジ408とを接続し、制御手段402が処理するデータを高速に転送するためのものである。
【0057】406は制御手段402が動作する上でのキャッシュメモリで、制御手段402から高速にアクセスできるものであり、制御手段402が演算に用いるデータを一時的に格納する。一般的には、高速SRAM等が用いられる。408は、CPUバス404と後述する高速バス412とをつなぐためのバスブリッジで、バス間の処理スピードの差を吸収するものである。このバスブリッジ408を介することで、より高速に動作する制御手段402は、高速バス412に接続された各ユニットとデータ送受をすることができる。また、バスブリッジ408は、メモリコントローラ機能も併せて備えており、制御手段402が一時的にキャッシュメモリ406に高速に書込んだデータを所定の時期に読みだしてDRAM410に書込み、また、制御手段402の要求に応じてDRAM410から読み出したデータをキャッシュメモリ406に書込む、一連のメモリ管理動作を執り行う。
【0058】410はDRAMで、制御手段402が各種アプリケーション等を実行する主記憶メモリである。一般的には、SDRAM等が用いられる。412は、バスブリッジ404、ネットワーク手段414、通信手段416、表示手段420、バスブリッジ422を接続する高速バスで、制御手段402が処理したデータを各ユニットに転送したり、各ユニット間同士でデータを高速に転送(DMA転送)するためのものである。一般的にはPCIバス等があげられる。
【0059】414は画像管理装置400をネットワーク702に接続するためのネットワーク手段で、ネットワークとのデータの送受信を行うためのものである。接続するネットワークは、一般的には、イーサネット(登録商標)等があげられる。画像管理装置400は、ネットワーク手段414、ネットワーク702を介して、電話基地局等の携帯電話網を含むパケット網700に接続することが可能である。
【0060】416は画像管理装置400をネットワーク602に接続するためのネットワーク手段で、ネットワークとのデータの送受信を行うためのものである。接続するネットワークは、一般的には、イーサネット(登録商標)等があげられる。画像管理装置400は、ネットワーク手段416、ネットワーク602を介して、インターネット600に接続することが可能である。
【0061】420は、液晶表示装置、スピーカ等により構成される表示手段で、制御手段402でのプログラム実行に応じて必要な文字、画像、音声等の表示を行う。422は高速バス412と後述する低速バス424とをつなぐためのバスブリッジで、バス間の処理スピードの差を吸収するものである。このバスブリッジ424を介することで高速に動作する各ユニットは低速バス424に接続された低速に動作するユニットとデータ送受をすることができる。
【0062】424は、バスブリッジ422、ハードディスク426、操作手段428、コンピュータインタフェース430を接続する低速バスで、前記高速バス412よりは転送速度の遅いバス構成である低速バスで、処理能力の比較的遅いユニットがつながるためのバスである。一般的にはISAバス等があげられる。
【0063】426は、前記制御手段402が動作を行う上での複数のアプリケーションを蓄積しておくハードディスクで、前述の制御手段402の管理下にあるものである。428は、キーボード、マイク等により構成される操作手段で、画像管理装置400の動作に必要な各種の設定の入力、及び或は、制御手段402に対する各種動作指示の入力を行う。
【0064】430は、画像管理装置400と周辺機器とを接続するための低速コンピュータインタフェースである。一般的にはシリアル通信を行うRS632Cや、パラレル通信を行うセントロニクスインタフェース、P1284等があげられる。
【0065】<情報処理装置500の構成>次に、図12を用いて、前述した情報処理装置500について説明する。502は情報処理装置全体の制御をつかさどる制御手段である。504はCPUバスで、制御手段502、キャッシュメモリ506、バスブリッジ508とを接続し、制御手段502が処理するデータを高速に転送するためのものである。506は制御手段502が動作する上でのキャッシュメモリで、制御手段502から高速にアクセスできるものであり、制御手段502が演算に用いるデータを一時的に格納する。一般的には、高速SRAM等が用いられる。
【0066】508は、CPUバス504と後述する高速バス512とをつなぐためのバスブリッジで、バス間の処理スピードの差を吸収するものである。このバスブリッジ508を介することで、より高速に動作する制御手段502は、高速バス512に接続された各ユニットとデータ送受をすることができる。また、バスブリッジ508は、メモリコントローラ機能も併せて備えており、制御手段502が一時的にキャッシュメモリ506に高速に書込んだデータを所定の時期に読みだしてDRAM510に書込み、また、制御手段502の要求に応じてDRAM510から読み出したデータをキャッシュメモリ506に書込む、一連のメモリ管理動作を執り行う。
【0067】510はDRAMで、制御手段502が各種アプリケーション等を実行する主記憶メモリである。一般的には、SDRAM等が用いられる。512は、バスブリッジ504、ネットワーク手段514、通信手段516、表示手段520、バスブリッジ522を接続する高速バスで、制御手段502が処理したデータを各ユニットに転送したり、各ユニット間同士でデータを高速に転送(DMA転送)するためのものである。一般的にはPCIバス等があげられる。
【0068】514は情報処理装置500をネットワークに接続するためのネットワーク手段で、ネットワークとのデータの送受信を行うためのものである。接続するネットワークは、一般的には、イーサネット(登録商標)等があげられる。情報処理装置500は、ネットワーク手段514、ネットワーク604を介して、インターネット600に接続することが可能である。520は、液晶表示装置、スピーカ等により構成される表示手段で、制御手段502でのプログラム実行に応じて必要な文字、画像、音声等の表示を行う。
【0069】522は高速バス512と後述する低速バス524とをつなぐためのバスブリッジで、バス間の処理スピードの差を吸収するものである。このバスブリッジ524を介することで高速に動作する各ユニットは低速バス524に接続された低速に動作するユニットとデータ送受をすることができる。
【0070】524は、バスブリッジ522、ハードディスク526、操作手段528、コンピュータインタフェース530を接続する低速バスで、前記高速バス512よりは転送速度の遅いバス構成である低速バスで、処理能力の比較的遅いユニットがつながるためのバスである。一般的にはISAバス等があげられる。
【0071】526は、前記制御手段502が動作を行う上での複数のアプリケーションを蓄積しておくハードディスクで、前述の制御手段502の管理下にあるものである。528は、キーボード、マイク等により構成される操作手段で、情報処理装置500の動作に必要な各種の設定の入力、及び或は、制御手段502に対する各種動作指示の入力を行う。
【0072】530は、情報処理装置500と周辺機器とを接続するための低速コンピュータインタフェースである。一般的にはシリアル通信を行うRS632Cや、パラレル通信を行うセントロニクスインタフェース、P1284等があげられる。
【0073】<撮像装置100の動作>図3乃至図9を参照して、本発明の第1の実施形態の動作を説明する。図3及び図4は本実施形態の撮像装置100の主ルーチンのフローチャートを示す。図3及び図4を用いて、撮像装置100の動作を説明する。
【0074】電池交換等の電源投入により、システム制御回路50はフラグや制御変数等を初期化すると共に、画像制御装置100各部の初期化処理を行う(S101)。システム制御回路50は、電源スイッチ60の設定位置を判断し、電源スイッチ60が電源OFFに設定されていたならば(S102)、各表示部の表示を終了状態に変更し、フラグや制御変数等を含む必要なパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ56に記録し、電源制御手段80により画像表示部28を含む画像処理装置100各部の不要な電源を遮断する等の所定の終了処理を行った後(S103)、S102に戻る。
【0075】電源スイッチ60が電源ONに設定されていたならば(S102)、S104に進む。システム制御回路50は、電源制御手段80により電池等により構成される電源86の残容量や動作情況が撮像装置100の動作に問題があるか否かを判断し(S104)、問題があるならば表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S106)、S102に戻る。電源86に問題が無いならば(S104)、S105に進む。
【0076】システム制御回路50は、記録媒体200或いは210の動作状態が撮像装置100の動作、特に記録媒体に対する画像データの記録再生動作に問題があるか否かを判断し(S105)、問題があるならば表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S106)、S102に戻る。
【0077】記録媒体200或いは210の動作状態に問題が無いならば(S105)、S107に進む。システム制御回路50は、表示部54を用いて画像や音声により撮像装置100の各種設定状態の表示を行う。なお、画像表示部28の画像表示がONであったならば、画像表示部28も用いて画像や音声により撮像装置100の各種設定状態の表示を行う(S107)。
【0078】システム制御回路50は、画像送信モードスイッチ74の設定状態を調べ(S108)、画像送信モードONに設定されていたならば画像送信フラグを設定し(S109)、画像送信モードOFFに設定されていたならば画像送信フラグを解除して(S110)、S121に進む。
【0079】この画像送信モードスイッチ74によれば、撮像装置100で撮影した画像データを、通信手段110、コネクタ或いはアンテナ112、パケット網700、ネットワーク702を介して画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に送信するか否かを設定することが出来る。なお、画像送信フラグの状態は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
【0080】モードダイアル60が撮影モードに設定されていたならば(S121)、S123に進む。モードダイアル60がパノラマモードに設定されていたならば(S121)、S129に進む。モードダイアル60がその他のモードに設定されていたならば(S121)、システム制御回路50は選択されたモードに応じた処理を実行し(S122)、処理を終えたならばS102に戻る。
【0081】システム制御回路50は、シャッタスイッチSW1、SW2の操作に応じて、測距・測光、撮影、現像、圧縮、記録などの一連の通常撮影処理を行なった後(S123)、S124に進む。この通常撮影処理S123の詳細は図5を用いて後述する。システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶された撮影終了フラグの状態を判断し(S124)、撮影終了フラグが設定されていたならば、通常撮影処理ステップS123において、新たな撮影が行われなかったと判断して、S128に進む。
【0082】撮影終了フラグが解除されていたならば(S124)、システム制御回路50は、システム制御回路50は、通常撮影処理ステップS123において、新たな撮影が行われたと判断して、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶された画像送信フラグの状態を判断し(S125)、画像送信フラグが解除されていたならば、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に撮影した画像データを送信するモードに設定されていないと判断して、S128に進む。
【0083】画像送信フラグが設定されていたならば(S125)、システム制御回路50は、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に撮影した画像データを送信するモードに設定されていると判断して、メモリ30に書き込まれた或いは記録媒体200或いは210に記録された撮影画像データを読み出して、通信手段110、コネクタ或いはアンテナ112、パケット網700、ネットワーク702を介して画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に送信すると共に(S126)、パケット網700、ネットワーク702を介して、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400にオープン画像追加の通知を行ない(S127)、S128に進む。
【0084】このように、通常撮影モードにおいては、単写撮影或いは連写撮影に関わらず、撮影を行う毎に撮影した画像データを画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に送信することにより、撮影動作と連携して、撮影した画像データの即時配信が可能となる。これにより、一連の連写撮影が完了するのを待たずに、随時撮影した画像データを送信することが可能となり、撮影動作と同期した画像送信動作を実現することが出来る。
【0085】システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶された撮影継続フラグの状態を判断し(S128)、撮影継続フラグが設定されていたならば、通常撮影処理ステップS123において、引き続き撮影を行う状態であったと判断して、S123に戻り一連の撮影処理を繰り返す。撮影継続フラグが解除されていたならば(S128)、システム制御回路50は、通常撮影処理ステップS123において、新たな撮影が行われたが、引き続き次の撮影は行わない状態であったと判断して、一連の撮影処理を終えてS102に戻る。
【0086】システム制御回路50は、2×2パノラマモード或いは垂直パノラマモード或いは水平パノラマモードを選択された結果に応じて、シャッタスイッチSW1、SW2の操作に応じて、一連のパノラマ撮影画像の撮影処理を行なった後(S129)、S130に進む。このパノラマ撮影処理S129の詳細は図8乃至図9を用いて後述する。
【0087】システム制御回路50は、設定されたパノラマモードでのパノラマ撮影動作が終了されるまで(S130)、S129に戻ってパノラマ撮影処理S129を繰り返す。設定されたパノラマモードでのパノラマ撮影動作が終了されたならば(S130)、S131に進む。システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶された画像送信フラグの状態を判断し(S131)、画像送信フラグが解除されていたならば、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に撮影した画像データを送信するモードに設定されていないと判断して、S102に戻る。
【0088】画像送信フラグが設定されていたならば(S131)、システム制御回路50は、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に撮影した画像データを送信するモードに設定されていると判断して、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶されたパノラマ撮影開始フラグの状態を判断し(S132)、パノラマ撮影開始フラグが解除されていたならば、パノラマ撮影処理ステップS129において、パノラマ撮影が実行されていないと判断して、S102に戻る。
【0089】パノラマ撮影開始フラグが設定されていたならば(S132)、システム制御回路50は、パノラマ撮影処理ステップS129において、パノラマ撮影が実行されたと判断して、パケット網700、ネットワーク702を介して、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に、撮影した一連のパノラマ撮影の画像データの組に関する情報を送信すると共に(S133)、メモリ30に書き込まれた或いは記録媒体200或いは210に記録された一連のパノラマ撮影画像データを順次読み出して、通信手段110、コネクタ或いはアンテナ112、パケット網700、ネットワーク702を介して画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に順次送信する(S134、S135)。
【0090】なお、一連のパノラマ撮影画像データの送信に先だって、撮影した一連のパノラマ撮影の画像データの組に関する情報を送信することにより、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400において、これら一連のパノラマ撮影画像データとそれらの管理情報を一括して格納管理することを行い易くすることが可能となる。
【0091】一連のパノラマ撮影画像データを送信したならば(S135)、システム制御回路50は、パケット網700、ネットワーク702を介して、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400にオープン画像追加の通知を行ない(S136)、一連のパノラマ撮影及びそれら一連のパノラマ撮影した画像データの送信を終えたならば、S102に戻る。
【0092】このように、パノラマ撮影モードにおいては、一連のパノラマ撮影を行った後に、撮影した一連のパノラマ撮影画像データを画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に送信することにより、関連する複数の画像データやそれらの画像データに関する情報を確実に配信することが可能となる。
【0093】これにより、一連のパノラマ撮影画像データを一括して管理することが可能になり、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400を介して、情報処理装置(クライアントコンピュータ)500に対しても確実に一連のパノラマ撮影画像データを配信することが可能となる。
【0094】図5は、図4のS123における通常撮影処理の詳細なフローチャートを示す。システム制御回路50は、撮影継続フラグを解除すると共に(S201)、撮影終了フラグを解除し(S202)、画像表示部28の表示状態を撮像した画像データを逐次表示するスルー表示に設定して(S203)、S204に進む。
【0095】スルー表示状態に於いては、撮像素子12、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24に逐次書き込まれたデータを、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28の前述した撮影領域に逐次表示することにより、電子ファインダ機能を実現している。なお、撮影継続フラグ及び撮影終了フラグの状態は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
【0096】システム制御回路50は、シャッタスイッチSW1が押されていないならば(S204)、S208に進む。シャッタスイッチSW1が押されたならば(S204)、システム制御回路50は、測距処理を行って撮影レンズ10の焦点を被写体に合わせ、測光処理を行って絞り値及びシャッタ時間を決定する(S205)。測光処理に於いて、必要であればフラッシュの設定も行う。この測距・測光処理S205の詳細は図6を用いて後述する。
【0097】シャッタスイッチSW2が押されずに(S206)、さらにシャッタスイッチSW1も解除されたならば(S207)、システム制御回路50は、撮影終了フラグを設定して(S208)、通常撮影処理ルーチンS123を終了する。なお、撮影終了フラグの状態は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
【0098】シャッタスイッチSW2が押されたならば(S206)、システム制御回路50は、撮像素子12、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器から直接メモリ制御回路22を介して、メモリ30に撮影した画像データを書き込む露光処理、及び、メモリ制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出して各種処理を行う現像処理からなる撮影処理を実行する(S209)。この撮影処理S209の詳細は図7を用いて後述する。
【0099】撮影処理S209を終えたならば、システム制御回路50は、メモリ30に書き込まれた撮影画像データを読み出して、メモリ制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用いて所定の画素補間処理や色変換処理等の現像処理を行い、現像処理を行った画像データをメモリ30の所定領域に格納して(S210)、S211に進む。
【0100】システム制御回路50は、撮影処理S209によってメモリ30に書き込まれた画像データを読み出して、必要に応じて垂直加算処理や色処理を行った後、メモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24に表示画像を転送し、画像表示部28の表示状態をクイックレビュー表示状態に設定して(S211)、S212に進む。
【0101】クイックレビュー状態に於いては、表示画像処理S541によって画像表示メモリ24に転送された画像データを、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28の前述した撮影領域に表示することにより、撮影画像の自動再生を行う電子ファインダ機能を実現している。
【0102】システム制御回路50は、メモリ30の所定領域に格納された画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32を用いて、設定したモードに応じた画像圧縮処理を行う圧縮処理を行った後(S212)、S213に進む。システム制御回路50は、メモリ30に書き込まれた圧縮画像データを読み出して、インタフェース90或いは94、コネクタ92或いは96を介して、メモリカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)カード等の記録媒体200或いは210に記録を行う(S213)。
【0103】システム制御回路50は、シャッタスイッチSW2が押されたままであったならば(S214)、撮影継続フラグを設定して(S215)、通常撮影処理ルーチンS123を終了する。なお、撮影継続フラグの状態は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。シャッタスイッチSW2が放されたならば(S214)、システム制御回路50は一連の撮影動作を終えて、通常撮影処理ルーチンS123を終了する。
【0104】図6は、図5のS205における測距・測光処理の詳細なフローチャートを示す。システム制御回路50は、撮像素子14から電荷信号を読み出し、A/D変換器16を介して画像処理回路20に撮影画像データを逐次読み込む(S301)。この逐次読み込まれた画像データを用いて、画像処理回路20はTTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理、AF(オートフォーカス)処理に用いる所定の演算を行っている。
【0105】なお、ここでの各処理は、撮影した全画素数のうちの必要に応じた特定の部分を必要個所分切り取って抽出し、演算に用いている。これにより、TTL方式のAE、EF、AWB、AFの各処理において、中央重点モード、平均モード、評価モードの各モード等の異なるモード毎に最適な演算を行うことが可能となる。
【0106】画像処理回路20での演算結果を用いて、システム制御回路50は露出(AE)が適正と判断されるまで(S302)、露光制御手段40を用いてAE制御を行う(S303)。AE制御で得られた測定データを用いて、システム制御回路50はフラッシュが必要か否かを判断し(S304)、フラッシュが必要ならばフラッシュフラグをセットし、フラッシュ48を充電する(S305)。露出(AE)が適正と判断したならば(S302)、測定データ及び或いは設定パラメータをシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
【0107】画像処理回路20での演算結果及びAE制御で得られた測定データを用いて、システム制御回路50はホワイトバランス(AWB)が適正と判断されるまで(S306)、画像処理回路20を用いて色処理のパラメータを調節してAWB制御を行う(S307)。ホワイトバランス(AWB)が適正と判断したならば(S306)、測定データ及び或いは設定パラメータをシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
【0108】AE制御及びAWB制御で得られた測定データを用いて、システム制御回路50は測距(AF)が合焦と判断されるまで(S308)、測距制御手段42を用いてAF制御を行う(S309)。測距(AF)が合焦と判断したならば(S308)、測定データ及び或いは設定パラメータをシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶し、測距・測光処理ルーチンS205を終了する。
【0109】図7は、図5のS209における撮影処理の詳細なフローチャートを示す。システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される測光データに従い、露光制御手段40によって、絞り機能を有するシャッタ12を絞り値に応じて開放して撮像素子10を露光する(S401、S402)。
【0110】フラッシュ・フラグによりフラッシュ48が必要か否かを判断し(S403)、必要な場合はフラッシュを発光させる(S404)。システム制御回路50は、測光データに従って撮像素子12の露光終了を待ち(S405)、シャッタ12を閉じて(S406)、撮像素子14から電荷信号を読み出し、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16から直接メモリ制御回路22を介して、メモリ30に撮影画像のデータを書き込む(S407)。一連の処理を終えたならば、撮影処理ルーチンS209を終了する。
【0111】図8乃至図9は、図4のS129におけるパノラマ撮影処理の詳細なフローチャートを示す。システム制御回路50は、画像表示部28にパノラマモード選択画面を表示する(S501)。画像処理装置100の使用者は、画像表示部28に表示されたパノラマモード選択画面を見て、複数のパノラマ撮影モードから任意のモードを選択することが出来る。
【0112】パノラマ撮影モードには、2×2パノラマモード、水平パノラマモード、垂直パノラマモード等があり、複数の撮影を重ねることにより、2次元的に拡大したパノラマ画像や、水平方向に拡大したパノラマ画像、垂直方向に拡大したパノラマ画像を作成することが出来る。
【0113】撮影した一連の各画像は、その位置関係を示す情報が付加されており、画像処理装置自身で、或いは、コンピュータ等に画像を転送した後に、各画像を結合して1枚のパノラマ画像を作成することが可能である。なお、パノラマモード選択画面の一例を図17に示す。図17において、左は2次元的なパノラマ画像を撮影するための2×2パノラマモードを選択するアイコン、中央は水平パノラマ画像を撮影するための水平パノラマモードを選択するアイコン、右は垂直パノラマ画像を撮影するための垂直パノラマモードを選択するアイコンである。
【0114】画像処理装置100の使用者は、選択/切換えスイッチ66(例えば[+]キー)により撮影するパノラマモードを選択し、決定/実行スイッチ68(例えば[SET]キー)によりパノラマモードを決定することが出来る。選択/切換えスイッチ66及び決定/実行スイッチ68によりパノラマモードが選択されたならば、システム制御回路50は、選択されたパノラマモードに応じて(S502)、2×2パノラマモード初期設定(S503)、垂直パノラマモード初期設定(S504)、水平パノラマモード初期設定(S505)において、フラグやパラメータ、変数の初期値、メモリ領域の設定や、ユーザインタフェースとしての表示画面の読み出し等、をそれぞれ行い、各モードに応じたパノラマ撮影画面を画像表示部28に表示して(S506)、S507に進む。なお、水平パノラマモード撮影画面の一例を図18に、垂直パノラマモード撮影画面の一例を図19に、2×2パノラマ撮影画面の一例を図20に、それぞれ示す。
【0115】図18において、(a)は右方向に連続して撮影を繰り返し、パノラマ画面を作成する撮影画面、(b)は左方向に連続して撮影を繰り返し、パノラマ画面を作成する撮影画面である。図中、一連のパノラマ画像の1枚目の撮影用に、電子ファインダによるスルー画像が「1」の領域に表示され、また、1枚目の撮影完了前であれば、選択/切換えスイッチ66(例えば[+]キー)により、右方向撮影(a)と左方向撮影(b)を随時切り替えることが出来る。撮影方向の決定は、希望する(a)或いは(b)何れかの表示画面状態で、シャッタボタンを押して1枚目の撮影を実行することで行われる。
【0116】なお、決定/実行スイッチ68(例えば[SET]キー)を押すことにより、水平パノラマモードでの撮影を終了することが出来る。そして、図19において、(a)は上方向に連続して撮影を繰り返し、パノラマ画面を作成する撮影画面、(b)は下方向に連続して撮影を繰り返し、パノラマ画面を作成する撮影画面である。
【0117】図中、一連のパノラマ画像の1枚目の撮影用に、電子ファインダによるスルー画像が「1」の領域に表示され、また、1枚目の撮影完了前であれば、選択/切換えスイッチ66(例えば[+]キー)により、上方向撮影(a)と下方向撮影(b)を随時切り替えることが出来る。撮影方向の決定は、希望する(a)或いは(b)何れかの表示画面状態で、シャッタボタンを押して1枚目の撮影を実行することで行われる。なお、決定/実行スイッチ68(例えば[SET]キー)を押すことにより、垂直パノラマモードでの撮影を終了することが出来る。
【0118】また、図20において、(a)は2次元的に縦横計4枚の撮影を繰り返し、2×2のパノラマ画面を作成する撮影画面の1枚目の撮影用画面である。同じく、(b)は2枚目の撮影用画面である。図中、パノラマ画像の1枚目の撮影用に、電子ファインダによるスルー画像が例えば右上の領域に表示される。
【0119】1枚目の撮影を終えたならば、撮影した画像の再生画像を例えば右上の領域に表示し、2枚目の撮影用に、電子ファインダによるスルー画像が例えば右下の領域に表示される。電子ファインダによる撮影領域は、撮影の度に次の領域へと順次送られるが、任意の領域から撮影を開始することが可能であり、また、撮影済みの領域に戻って撮影をやり直すことも可能である。このため、選択/切換えスイッチ66(例えば[+]キー)により、随時、撮影領域を移動することが出来る。やり直し撮影領域の決定及び撮影実行は、希望する領域を選択した表示画面状態で、シャッタボタンを押して撮影を実行することで行われる。なお、決定/実行スイッチ68(例えば[SET]キー)を押すことにより、2×2パノラマモードでの撮影を終了することが出来る。
【0120】システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に設定したフラグや変数を初期化する。例えば、パノラマ撮影開始フラグを解除し(S507)、変数m、nを設定して、それぞれm=1、n=1と初期化して(S508)、S509に進む。ここで、パノラマ撮影開始フラグの解除は、まだ一連のパノラマ撮影が1枚も行われていないことを示している。また、変数nは、各パノラマモードの撮影において何枚目の撮影領域であるかを示すものである。そして、変数mは、水平パノラマモード及び垂直パノラマモードでの撮影やり直しの際に、撮影領域を1枚前に戻したり、戻すのを取り止めたりするために使用している。これらのフラグや変数の使用方法詳細については後述する。
【0121】モードダイアル60の設定位置がパノラマモード以外に設定されたならば、或いは、モードダイアル60の設定位置がパノラマモードのままの状態で、つまり、画像表示部28の表示画面が前述した各パノラマ撮影画面の状態で、決定/実行スイッチ68(例えば[SET]キー)を押すことによりパノラマモードの終了が選択されたならば(S509)、パノラマモード終了確認の表示を行い、さらに終了確認が選択されたならば、一連のパノラマ撮影セットの終了処理を行った後に(S510)、パノラマ撮影処理ルーチンS129を終了する。
【0122】パノラマモードの終了が選択されないならば(S509)、S511に進む。画像表示部28の表示画面が前述した各パノラマ撮影画面の状態で、選択/切換えスイッチ66(例えば[+]キー)が押されたならば(S511)、システム制御回路50はパノラマモードの設定に応じて所定の処理を行う(S512)。選択/切換えスイッチ66(例えば[+]キー)が押されなければ(S511)、S520に進む。
【0123】まず、2×2パノラマモードであったならば(S512)、システム制御回路50は、変数nをn=n+1として次の撮影領域に移動する(S513)。ここで、n=5だったならば(S514)、n=n−4として最初の撮影領域に戻る(S515)。この後、S520に進む。つまり、選択/切換えスイッチ66(例えば[+]キー)が押される度に、2×2パノラマモードの4個所の撮影領域を繰り返し移動することになる。例えば、右上、右下、左下、左上、右上、右下...と撮影領域が順次移動していく。
【0124】一方、水平パノラマモード或いは垂直パノラマモードであったならば(S512)、パノラマ撮影開始フラグが解除されていた場合、つまり、まだ一連のパノラマ撮影において1枚目の撮影実行前であれば(S516)、システム制御回路50はそれぞれのパノラマモードの撮影方向を反転する(S517)。この後、S520に進む。なお、撮影方向の反転は、1枚目の撮影を行うまで、繰り返し行うことが出来る。
【0125】ここで、水平パノラマモードでの撮影方向反転画面の一例を図18に示す。図18において、(a)は右方向に撮影を繰り返す画面、(b)は左方向に撮影を繰り返す画面である。また、垂直パノラマモードでの撮影方向反転画面の一例を図19に示す。図19において、(a)は上方向に撮影を繰り返す画面、(b)は下方向に撮影を繰り返す画面である。
【0126】次に、水平パノラマモード或いは垂直パノラマモードであって(S512)、パノラマ撮影開始フラグが設定されていた場合、つまり、一連のパノラマ撮影において1枚目の撮影実行後であれば(S516)、システム制御回路50は、m=m*(−1)として、−1、+1、−1、+1...と一回毎に符号が反転する演算を行った後(S518)、変数nに対してn=n+mとして、一回毎にn=n−1、n=n+1、n=n−1、n=n+1...となる演算を行う(S519)。この後、S520に進む。
【0127】これにより、撮影をやり直すために、最後に撮影した1回分のみではあるが撮影済みの領域に移動すること、及び、撮影済みの領域に移動することを取り止めることを繰り返し選択することが出来る。
【0128】これにより、n番目の画像領域のパノラマ撮影の後に、選択/切換えスイッチ66(例えば[+]キー)を押してn−1番目の画像領域のクイックレビュー画像とn番目の画像領域のクイックレビュー画像との境界領域の繋がり具合を確認した後、一旦選択/切換えスイッチ66(例えば[+]キー)を放してn番目の画像領域をスルー画像としてから、もう一度選択/切換えスイッチ66(例えば[+]キー)を押して、元のn番目の画像領域のクイックレビュー画像とn+1番目の画像領域のスルー画像を表示して、次のパノラマ撮影を行うことが出来る。
【0129】また、n番目の画像領域のパノラマ撮影の後に、選択/切換えスイッチ66(例えば[+]キー)を押してn−1番目の画像領域のクイックレビュー画像とn番目の画像領域のクイックレビュー画像との境界領域の繋がり具合を確認した際に、撮影やり直しを決断した場合は、一旦選択/切換えスイッチ66(例えば[+]キー)を放してn番目の画像領域をスルー画像として、この画面状態でシャッタスイッチSW2を押すことにより、新たな撮影画像と取り替えてから、さらに次のパノラマ撮影を行うことが出来る。システム制御回路50は、n番目の画像領域を選択し(S520)、選択した画像領域に応じて画面レイアウトを変更する必要があれば(S521)、画面レイアウトを切り替えて表示する(S522)。この後、S531に進む。
【0130】これにより、前述したような、撮影方向の反転に対応した画面、或いは、撮影領域の変更に対応した画面、説明のための文字や画像を更新した画面、等を必要に応じて表示することが出来る。
【0131】また、2枚目以降の撮影においては、既に撮影した撮影領域をクイックレビュー表示状態のままに設定すると共に、次の撮影のために移動した今度の撮影領域をスルー表示状態に設定することにより、既に撮影した画像の再生画像と次に撮影する画像とを一部重ねて表示することが可能となる。これにより、画像処理装置100の使用者は、容易に次の撮影構図を決定することが出来る。
【0132】システム制御回路50は、撮像した画像データを逐次表示するスルー表示状態に設定して(S531)、S532に進む。スルー表示状態に於いては、撮像素子12、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24に逐次書き込まれたデータを、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28の前述した撮影領域に逐次表示することにより、電子ファインダ機能を実現している。
【0133】シャッタスイッチSW1が押されていないならば(S532)、S509に戻る。シャッタスイッチSW1が押されたならば(S532)、S533に進む。システム制御回路50は、測距処理を行って撮影レンズ10の焦点を被写体に合わせ、測光処理を行って絞り値及びシャッタ時間を決定し、ホワイトバランス処理を行って色温度をあわせる(S533)。測光処理に於いて、必要であればフラッシュの設定も行う。この測距・測光処理S533の詳細は、図6を用いて前述した通りである。
【0134】測距・測光処理S533を終えたならば、S534に進む。シャッタスイッチSW2が押されずに(S534)、さらにシャッタスイッチSW1も解除されたならば(S535)、S509に戻る。シャッタスイッチSW2が押されたならば(S534)、S536に進む。
【0135】システム制御回路50は、撮像素子12、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器から直接メモリ制御回路22を介して、メモリ30に撮影した画像データを書き込む露光処理、及び、メモリ制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出して各種処理を行う現像処理からなる撮影処理を実行する(S536)。この撮影処理S536の詳細は、図7を用いて前述した通りである。
【0136】システム制御回路50は、撮影処理S540によってメモリ30に書き込まれた画像データを読み出して、必要に応じて垂直加算処理や色処理を行った後、メモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24に表示画像を転送し、画像表示部28の表示状態をクイックレビュー表示状態に設定して(S537)、S538に進む。
【0137】クイックレビュー状態に於いては、表示画像処理S541によって画像表示メモリ24に転送された画像データを、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28の前述した撮影領域に表示することにより、撮影画像の自動再生を行う電子ファインダ機能を実現している。
【0138】システム制御回路50は、メモリ30に書き込まれた撮影画像データを読み出して、メモリ制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用いて各種画像処理を、また、必要に応じて画素正方化処理を行い、圧縮・伸長回路32を用いて設定したモードに応じた画像圧縮処理を行う圧縮処理を行った後(S538)、インタフェース90或いは94、コネクタ92或いは96を介して、メモリカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)カード等の記録媒体200或いは210へ画像データの書き込みを行う記録処理を実行する(S539)。
【0139】なお、画像表示部28がONの場合は、記録媒体200或いは210へ画像データの書き込みを行っている間、書き込み動作中であることを明示する例えば「BUSY」のような表示を画像表示部28に対して行う。さらに、表示部54において例えばLEDを点滅させる等の記録媒体書き込み動作表示も併せて行う。
【0140】システム制御回路50はシャッタスイッチSW2が放されるまで(S540)、画像表示部28におけるクイックレビュー表示を継続する。これにより、使用者はシャッタスイッチSW2を押している間、撮影画像の確認を入念に行うことが出来る。シャッタスイッチSW2が放されたならば(S540)、システム制御回路50は、パノラマ撮影開始フラグを設定して(S541)、一連のパノラマ撮影において1枚目の撮影が実行済みであることを明らかにする。
【0141】これにより、S516で説明したように、1枚目の水平パノラマモード或いは垂直パノラマモードの撮影実行後に撮影方向を反転することを禁止することが可能となる。システム制御回路50は、次の撮影領域に移動するために、変数nをn=n+1とし(S542)、変数mをm=1として初期化した後(S543)、S509に戻り、一連のパノラマ撮影処理を繰り返す。
【0142】このように、シャッタスイッチSW2を放すことにより、処理がS509に戻った後、S520において次の撮影領域に移動し、S522において、前回を含む撮影済みの撮影領域をクイックレビュー表示状態に、次の撮影領域をスルー表示状態にそれぞれ設定して、撮影済みの画像とこれから撮影する画像とをオーバーラップさせて表示することにより、パノラマ撮影の繋ぎ取りを使用者が容易に行えるようにすることが出来る。
【0143】ここで、水平パノラマモードでのn枚目の撮影終了前後の撮影画面の一例を図22に示す。図22において、(a)は1枚目の撮影前の状態での撮影画面、(b)は1枚目の撮影後にシャッタスイッチSW2を放した状態での撮影画面である。なお、説明図としては準備していないが、1枚目の撮影後にシャッタスイッチSW2を放すまでは(a)の1枚目の撮影領域がクイックレビュー表示となった撮影画面となる。
【0144】また、垂直パノラマモードでのn枚目の撮影終了前後の撮影画面の一例を図23に示す。図23において、(a)は1枚目の撮影前の状態での撮影画面、(b)は1枚目の撮影後にシャッタスイッチSW2を放した状態での撮影画面である。なお、説明図としては準備していないが、1枚目の撮影後にシャッタスイッチSW2を放すまでは(a)の1枚目の撮影領域がクイックレビュー表示となった撮影画面となる。
【0145】さらに、2×2パノラマモードでのn枚目の撮影終了前後の撮影画面の一例を図20及び図21に示す。図20において、(a)は1枚目の撮影前の状態での撮影画面、(b)は1枚目の撮影後にシャッタスイッチSW2を放した状態、つまり、2枚目の撮影前の状態での撮影画面である。そして、図21において、(c)は2枚目の撮影後にシャッタスイッチSW2を放した状態、つまり、3枚目の撮影前の状態での撮影画面、(d)は3枚目の撮影後にシャッタスイッチSW2を放した状態、つまり、4枚目の撮影前の状態での撮影画面、である。
【0146】なお、説明図としては準備していないが、n枚目の撮影後にシャッタスイッチSW2を放すまでは、それぞれ(a)、(b)、(c)、(d)のn枚目の撮影領域がクイックレビュー表示となった撮影画面となる。シャッタスイッチSW2を放すと次の撮影領域であるn+1枚目の撮影領域のスルー表示が追加されることになる。
【0147】<画像管理装置400の動作>図11は、本発明の第1の実施形態における画像管理装置400の主ルーチンのフローチャートを示す。図11を用いて、画像管理装置400の動作を説明する。画像管理装置400の電源投入により、制御手段402はフラグ、レジスタや制御変数などを初期化し、ハードディスク426の領域の一部に格納されたオペレーティング・システム等の制御プログラムを、低速バス424、バスブリッジ422、高速バス412、メモリコントローラ機能を備えるバスブリッジ408を介してDRAM410に読み込み、更にメモリコントローラ機能を備えるバスブリッジ408を介して、一旦キャッシュメモリ406に所定量単位で読み込んでから実行する。そして、制御手段402は、画像管理装置400の各部を初期化する(S1001)。
【0148】制御手段402は、撮像装置100からパケット網700、ネットワーク702、ネットワーク手段414を介して、或いは、情報処理装置500等からネットワーク604等、インターネット600、ネットワーク602、ネットワーク手段416を介して、コマンド等の通知があったかどうかを判断する(S1002)。
【0149】コマンド等の通知があったならば(S1002)、制御手段402は、コマンド等を送信した撮像装置100或いは情報処理装置500等の認証識別を行い(S1003)、識別の結果、通知されたコマンド等を受信するには問題があると判断したならば(S1004)、S1002に戻る。
【0150】識別の結果、コマンド等を受信しても問題無いと判断したならば(S1004)、S1005に進む。なお、コマンド等を送信した撮像装置100或いは情報処理装置500等の認証識別は、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400のハードディスク426に格納した識別管理情報を用いて判断することが可能である。
【0151】制御手段402は、撮像装置100或いは情報処理装置500等から通知されたコマンド等を受信し(S1005)、受信したコマンド等の内容を判断する(S1006、S1007)。受信したコマンド等の内容を判断した結果、撮像装置100から撮影画像を受信するコマンドであったならば(S1006)、撮像装置100からパケット網700、ネットワーク702を介して送信された撮影画像データを受信し、ハードディスク426の所定領域に格納する(S1008)。この際、受信した画像データが一連のパノラマ撮影画像データの組であったならば、これらの画像データをまとめて及び或いは関連付けて、ハードディスク426の所定領域に格納する。
【0152】撮影画像受信処理S1008を終えたならば、S1002に戻る。受信したコマンド等の内容を判断した結果、撮像装置100からパノラマ情報を受信するコマンドであったならば(S1006、S1007)、制御手段402は、撮像装置100からパケット網700、ネットワーク702を介して、撮影した一連のパノラマ撮影の画像データの組に関する情報を受信し(S1009)、ハードディスク426の所定領域に格納された、撮像装置100の撮影画像データのリストに対して、受信したパノラマ画像の組情報を反映して(S1010)、S1002に戻る。
【0153】このように、撮像装置から送信された一連のパノラマ画像データの組に関する情報を撮像装置100の撮影画像データのリストに反映することにより、情報処理装置500等からのリスト要求に対して適切な情報を提供することが可能となる。
【0154】また、撮像装置から送信された一連のパノラマ画像データの組に関する情報を撮像装置100の撮影画像データのリストに反映することにより、情報処理装置500等からのリクエスト画像送信要求に応じて、一連のパノラマ画像データ及びパノラマ画像データの関連情報をまとめて提供することが可能となる。
【0155】受信したコマンド等の内容を判断した結果、情報処理装置500等からのリスト要求通知コマンドであったならば(S1006、S1007)、ハードディスク426の所定領域に格納された、撮像装置100の撮影画像データのリストを、ネットワーク手段416、ネットワーク602、インターネット600、ネットワーク604等を介して、リストを要求した情報処理装置500等に通知した後(S1011)、S1002に戻る。
【0156】このように、情報処理装置500からの要求に応じて、画像管理装置400に格納された、撮像装置100の撮影画像データのリストを配布することが可能となる。受信したコマンド等の内容を判断した結果、情報処理装置500等からの画像転送リクエスト通知コマンドであったならば(S1006、S1007)、リクエストに対応する画像がハードディスク426の所定領域に格納されているかどうかを判断し(S1012)、格納されていなければS1002に戻る。
【0157】リクエストに対応する画像がハードディスク426の所定領域に格納されているならば(S1012)、要求された画像をハードディスク426から読み出して、ネットワーク手段416、ネットワーク602、インターネット600、ネットワーク604を介して情報処理装置500等に送信して(S1013)、S1002に戻る。
【0158】<情報処理装置500の動作>図13は、本発明の第1の実施形態における情報処理装置500の主ルーチンのフローチャートを示す。図13を用いて、情報処理装置500の動作を説明する。情報処理装置500の電源投入により、制御手段502はフラグ、レジスタや制御変数などを初期化し、ハードディスク526の領域の一部に格納されたオペレーティング・システム等の制御プログラムを、低速バス524、バスブリッジ522、高速バス512、メモリコントローラ機能を備えるバスブリッジ508を介してDRAM510に読み込み、更にメモリコントローラ機能を備えるバスブリッジ508を介して、一旦キャッシュメモリ506に所定量単位で読み込んでから実行する。そして、制御手段502は、情報処理装置500の各部を初期化する(S2001)。
【0159】制御手段502は、操作手段528が備えるキーやタッチパネル、デジタイザ等による入力に応じて(S2002)、選択したモードに応じた各種処理を実行し(S2003)、各種処理実行後にS2002に戻る。制御手段502は、ネットワーク手段514及びネットワーク処理プログラムを含む通信機能の初期化を行う(S2005)。
【0160】制御手段502は、ネットワーク手段514、ネットワーク604、インターネット600、ネットワーク602、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400、ネットワーク702、パケット網700を介した撮像装置100との通信接続状態、及び或いは、ネットワーク手段514、ネットワーク604、インターネット600、ネットワーク602を介した画像管理装置(画像ゲートウェイ)400との通信接続状態が切断されたかどうかを判断する(S2005)。
【0161】撮像装置100及び或いは画像管理装置(画像ゲートウェイ)400との通信接続状態が切断されていないならば(S2005)、S2007に進む。撮像装置100及び或いは画像管理装置(画像ゲートウェイ)400との通信接続状態が切断されていたならば(S2005)、制御手段502は、ネットワーク手段514及びネットワーク処理プログラムを含む通信機能に関する所定の通信終了処理を行った後(S2006)、S2002に戻る。
【0162】制御手段502は、インターネット600に接続された画像管理装置(画像ゲートウェイ)400等を、ネットワーク手段514、ネットワーク604、インターネット600を介して検索する(S2007)。インターネット600に接続された画像管理装置(画像ゲートウェイ)400等が見つかったならば(S2008)、S2011に進む。
【0163】インターネット600に接続された画像管理装置(画像ゲートウェイ)400等が、所定時間検索しても見つからないならば(S2008、S2009)、表示手段520を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S2010)、S2005に戻る。制御手段502は、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に対して、撮像装置100に関する撮影画像データのリスト送付を依頼し(S2011)、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400からの撮影画像データのリストの受信を待つ(S2012)。所定時間を経過しても、撮影画像データのリストが受信されなかったならば(S2012、S2013)、制御手段502は、表示手段520を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S2014)、S2005に戻る。
【0164】画像管理装置(画像ゲートウェイ)400からの撮影画像データのリストを、ネットワーク602、インターネット600、ネットワーク604を介して受信したならば(S2012)、制御手段502は、受信したリストを表示手段520を用いて表示する(S2015)。このように、画像管理装置400に格納された、撮像装置100に関する撮影画像データのリストを、画像管理装置400から取得することが可能となる。
【0165】表示手段520で表示したリスト内容に基づき、操作部528が備えるキー及び或いはスイッチ及び或いはダイアル等の入力により、撮像装置100に画像転送を要求する単数或いは複数の画像或いは一連のパノラマ画像が選択されたならば(S2016)、制御手段502は、ネットワーク手段514、ネットワーク604、インターネット600、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400、ネットワーク702、パケット網700を介して、撮像装置100に画像要求依頼コマンドを通知する(S2017)。
【0166】制御手段502は、画像要求依頼通知に応じて、撮像装置100から単数或いは複数の画像或いは一連のパノラマ画像とその関連情報が送信されるのを待つ(S2018)。所定時間を経過しても、撮像装置100から単数或いは複数の画像或いは一連のパノラマ画像とその関連情報を受信出来なかったならば(S2018、S2019)、制御手段502は、表示手段520を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S2020)、S2005に戻る。
【0167】画像要求依頼通知に応じて撮像装置100から単数或いは複数の画像或いは一連のパノラマ画像とその関連情報が送信されたならば(S2018)、パケット網700、ネットワーク702、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400、ネットワーク602、インターネット600、ネットワーク604、ネットワーク手段514を介して、送信された単数或いは複数の画像或いは一連のパノラマ画像とその関連情報を受信する(S2021)。受信完了するまで、受信動作を繰り返す(S2022)。
【0168】このように、画像管理装置400に格納された、撮像装置100に関する撮影画像データのリストを参照して要求した画像を、画像管理装置400から取得することが可能となる。
【0169】以上のように、本発明の第1の実施形態によれば、通常撮影モードにおいては、単写撮影或いは連写撮影に関わらず、撮像装置100で撮影を行う毎に撮影した画像データを画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に送信することにより、撮像装置100の撮影動作と連携して、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に対して、更には情報処理装置(クライアントコンピュータ)500に対して、撮影した画像データの即時配信が可能となる。
【0170】これにより、一連の連写撮影が完了するのを待たずに、随時撮影した画像データを送信することが可能となり、撮影動作と同期した画像送信動作を実現することが出来る。
【0171】一方、パノラマ撮影モードにおいては、撮像装置100で一連のパノラマ撮影を行った後に、撮影した一連のパノラマ撮影画像データを画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に送信することにより、関連する複数の画像データやそれらの画像データに関する情報を確実に配信することが可能となる。
【0172】これにより、一連のパノラマ撮影画像データを一括して管理することが可能になり、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400を介して、情報処理装置(クライアントコンピュータ)500に対しても確実に一連のパノラマ撮影画像データを配信することが可能となる。
【0173】[第2の実施形態]
<撮像装置100の動作>図5乃至図9及び図14及び図15を参照して、本発明の第2の実施形態の動作を説明する。図14及び図15は本実施形態の撮像装置100の主ルーチンのフローチャートを示す。図14及び図15を用いて、撮像装置100の動作を説明する。
【0174】電池交換等の電源投入により、システム制御回路50はフラグや制御変数等を初期化すると共に、画像制御装置100各部の初期化処理を行う(S601)。システム制御回路50は、電源スイッチ60の設定位置を判断し、電源スイッチ60が電源OFFに設定されていたならば(S602)、各表示部の表示を終了状態に変更し、フラグや制御変数等を含む必要なパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ56に記録し、電源制御手段80により画像表示部28を含む画像処理装置100各部の不要な電源を遮断する等の所定の終了処理を行った後(S603)、S602に戻る。
【0175】電源スイッチ60が電源ONに設定されていたならば(S602)、S604に進む。システム制御回路50は、電源制御手段80により電池等により構成される電源86の残容量や動作情況が撮像装置100の動作に問題があるか否かを判断し(S604)、問題があるならば表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S606)、S602に戻る。電源86に問題が無いならば(S604)、S605に進む。
【0176】システム制御回路50は、記録媒体200或いは210の動作状態が撮像装置100の動作、特に記録媒体に対する画像データの記録再生動作に問題があるか否かを判断し(S605)、問題があるならば表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S606)、S602に戻る。記録媒体200或いは210の動作状態に問題が無いならば(S605)、S607に進む。
【0177】システム制御回路50は、表示部54を用いて画像や音声により撮像装置100の各種設定状態の表示を行う。なお、画像表示部28の画像表示がONであったならば、画像表示部28も用いて画像や音声により撮像装置100の各種設定状態の表示を行う(S607)。システム制御回路50は、画像送信モードスイッチ74の設定状態を調べ(S608)、画像送信モードONに設定されていたならば画像送信フラグを設定し(S609)、画像送信モードOFFに設定されていたならば画像送信フラグを解除して(S610)、S611に進む。
【0178】この画像送信モードスイッチ74によれば、撮像装置100で撮影した画像データを、通信手段110、コネクタ或いはアンテナ112、パケット網700、ネットワーク702を介して画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に送信するか否かを設定することが出来る。なお、画像送信フラグの状態は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
【0179】システム制御回路50は、操作部70に含まれる送信後画像消去スイッチの設定状態を調べ(S611)、送信後画像消去ONに設定されていたならば画像消去フラグを設定し(S612)、送信後画像消去OFFに設定されていたならば画像消去フラグを解除して(S613)、S621に進む。
【0180】この操作部70に含まれる送信後画像消去スイッチによれば、撮像装置100で撮影してメモリ30に記憶した或いは記録媒体200及び或いは210に記録した画像データを、通信手段110、コネクタ或いはアンテナ112、パケット網700、ネットワーク702を介して画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に送信した後に、メモリ30に記憶した或いは記録媒体200及び或いは210に記録した画像データを消去するか否かを設定することが出来る。なお、画像消去フラグの状態は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
【0181】モードダイアル60が撮影モードに設定されていたならば(S621)、S623に進む。モードダイアル60がパノラマモードに設定されていたならば(S621)、S633に進む。モードダイアル60がその他のモードに設定されていたならば(S621)、システム制御回路50は選択されたモードに応じた処理を実行し(S622)、処理を終えたならばS602に戻る。
【0182】システム制御回路50は、シャッタスイッチSW1、SW2の操作に応じて、測距・測光、撮影、現像、圧縮、記録などの一連の通常撮影処理を行なった後(S623)、S624に進む。この通常撮影処理S623の詳細は図5を用いて前述した通りである。システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶された撮影終了フラグの状態を判断し(S624)、撮影終了フラグが設定されていたならば、通常撮影処理ステップS623において、新たな撮影が行われなかったと判断して、S632に進む。
【0183】撮影終了フラグが解除されていたならば(S624)、システム制御回路50は、通常撮影処理ステップS623において、新たな撮影が行われたと判断して、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶された画像送信フラグの状態を判断し(S625)、画像送信フラグが解除されていたならば、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に撮影した画像データを送信するモードに設定されていないと判断して、S632に進む。
【0184】画像送信フラグが設定されていたならば(S625)、システム制御回路50は、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に撮影した画像データを送信するモードに設定されていると判断して、メモリ30に書き込まれた或いは記録媒体200或いは210に記録された撮影画像データを読み出して、通信手段110、コネクタ或いはアンテナ112、パケット網700、ネットワーク702を介して画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に送信すると共に(S626)、パケット網700、ネットワーク702を介して、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400にオープン画像追加の通知を行ない(S627)、S628に進む。
【0185】このように、通常撮影モードにおいては、単写撮影或いは連写撮影に関わらず、撮影を行う毎に撮影した画像データを画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に送信することにより、撮影動作と連携して、撮影した画像データの即時配信が可能となる。
【0186】これにより、一連の連写撮影が完了するのを待たずに、随時撮影した画像データを送信することが可能となり、撮影動作と同期した画像送信動作を実現することが出来る。
【0187】システム制御回路50は、画像管理装置400から、ネットワーク702、パケット網700を介して、撮影画像受信通知があったかどうかを判断し(S628)、撮影画像受信通知が無かったならば、S632に進む。撮影画像受信通知があったならば(S628)、システム制御回路50は、ステップS623においてメモリ30に書き込まれて或いは記録媒体200或いは210に記録されて、ステップS626において画像管理装置400に送信された撮影画像データを、メモリ制御回路22を介して読み出し、画像処理回路20によって間引き及び或いは補間演算によりサムネイル画像を作成して、記録媒体200或いは210に記録し(S629)、S630に進む。
【0188】このように、画像管理装置400に撮影した画像データを転送した後に、サムネイル画像を残すことにより、何れの画像データを画像管理装置400に転送したかという履歴及び検索を撮像装置100において行うことが可能となる。
【0189】システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶された画像消去フラグの状態を判断し(S630)、画像消去フラグが解除されていたならば、S632に進む。画像消去フラグが設定されていたならば(S630)、システム制御回路50は、ステップS626において画像管理装置400に送信した画像データに対応する画像データを記録媒体200或いは210から消去し(S631)、S632に進む。
【0190】このように、画像管理装置400に転送した画像データが確実に格納されたことが確認された場合のみ、転送した画像データを消去することが可能となる。これにより、画像データの転送が正常に行われなかったにも関わらず、誤って画像データを消去してしまうという問題を防止することが出来る。
【0191】システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶された撮影継続フラグの状態を判断し(S632)、撮影継続フラグが設定されていたならば、通常撮影処理ステップS623において、引き続き撮影を行う状態であったと判断して、S602に戻り一連の撮影処理を繰り返す。撮影継続フラグが解除されていたならば(S632)、通常撮影処理ステップS623において、新たな撮影が行われたが、引き続き次の撮影は行わない状態であったと判断して、一連の撮影処理を終えてS602に戻る。
【0192】システム制御回路50は、2×2パノラマモード或いは垂直パノラマモード或いは水平パノラマモードを選択された結果に応じて、シャッタスイッチSW1、SW2の操作に応じて、一連のパノラマ撮影画像の撮影処理を行なった後(S633)、S634に進む。このパノラマ撮影処理S633の詳細は図8乃至図9を用いて前述した通りである。
【0193】システム制御回路50は、設定されたパノラマモードでのパノラマ撮影動作が終了されるまで(S634)、S633に戻ってパノラマ撮影処理S633を繰り返す。設定されたパノラマモードでのパノラマ撮影動作が終了されたならば(S634)、S635に進む。システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶された画像送信フラグの状態を判断し(S635)、画像送信フラグが解除されていたならば、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に撮影した画像データを送信するモードに設定されていないと判断して、S602に戻る。
【0194】画像送信フラグが設定されていたならば(S635)、システム制御回路50は、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に撮影した画像データを送信するモードに設定されていると判断して、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶されたパノラマ撮影開始フラグの状態を判断し(S636)、パノラマ撮影開始フラグが解除されていたならば、パノラマ撮影処理ステップS633において、パノラマ撮影が実行されていないと判断して、S602に戻る。
【0195】パノラマ撮影開始フラグが設定されていたならば(S636)、システム制御回路50は、パノラマ撮影処理ステップS633において、パノラマ撮影が実行されたと判断して、パケット網700、ネットワーク702を介して、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に、撮影した一連のパノラマ撮影の画像データの組に関する情報を送信すると共に(S637)、メモリ30に書き込まれた或いは記録媒体200或いは210に記録された一連のパノラマ撮影画像データを順次読み出して、通信手段110、コネクタ或いはアンテナ112、パケット網700、ネットワーク702を介して画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に順次送信する(S638、S639)。
【0196】なお、一連のパノラマ撮影画像データの送信に先だって、撮影した一連のパノラマ撮影の画像データの組に関する情報を送信することにより、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400において、これら一連のパノラマ撮影画像データとそれらの管理情報を一括して格納管理することを行い易くすることが可能となる。
【0197】一連のパノラマ撮影画像データを送信したならば(S639)、システム制御回路50は、パケット網700、ネットワーク702を介して、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400にオープン画像追加の通知を行ない(S640)、一連のパノラマ撮影及びそれら一連のパノラマ撮影した画像データの送信を終えたならば、S641に進む。
【0198】このように、パノラマ撮影モードにおいては、一連のパノラマ撮影を行った後に、撮影した一連のパノラマ撮影画像データを画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に送信することにより、関連する複数の画像データやそれらの画像データに関する情報を確実に配信することが可能となる。
【0199】これにより、一連のパノラマ撮影画像データを一括して管理することが可能になり、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400を介して、情報処理装置(クライアントコンピュータ)500に対しても確実に一連のパノラマ撮影画像データを配信することが可能となる。
【0200】システム制御回路50は、画像管理装置400から、ネットワーク702、パケット網700を介して、撮影画像受信通知があったかどうかを判断し(S641)、撮影画像受信通知が無かったならば、S602に戻る。撮影画像受信通知があったならば(S641)、システム制御回路50は、ステップS633においてメモリ30に書き込まれて或いは記録媒体200或いは210に記録されて、ステップS638において画像管理装置400に送信されたパノラマ撮影画像データを、メモリ制御回路22を介して順次読み出し、画像処理回路20によって間引き及び或いは補間演算によりサムネイル画像を順次作成して、記録媒体200或いは210に順次記録し(S642)、S643に進む。
【0201】このように、画像管理装置400に撮影した一連のパノラマ画像データを転送した後に、それらのサムネイル画像を残すことにより、何れのパノラマ画像データを画像管理装置400に転送したかという履歴及び検索を撮像装置100において行うことが可能となる。システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶された画像消去フラグの状態を判断し(S643)、画像消去フラグが解除されていたならば、S602に戻る。
【0202】画像消去フラグが設定されていたならば(S643)、システム制御回路50は、ステップS638において画像管理装置400に送信したパノラマ画像データに対応する画像データを記録媒体200或いは210から消去し(S644)、S602に戻る。このように、画像管理装置400に転送した一連のパノラマ画像データが確実に格納されたことが確認された場合のみ、転送した一連のパノラマ画像データを消去することを可能とすることが可能となる。
【0203】これにより、一連のパノラマ画像データの転送が正常に行われなかったにも関わらず、誤ってパノラマ画像データを消去してしまうという問題を防止することが出来る。
【0204】<画像管理装置400の動作>図16は、本発明の第2の実施形態における画像管理装置400の主ルーチンのフローチャートを示す。図16を用いて、画像管理装置400の動作を説明する。
【0205】画像管理装置400の電源投入により、制御手段402はフラグ、レジスタや制御変数などを初期化し、ハードディスク426の領域の一部に格納されたオペレーティング・システム等の制御プログラムを、低速バス424、バスブリッジ422、高速バス412、メモリコントローラ機能を備えるバスブリッジ408を介してDRAM410に読み込み、更にメモリコントローラ機能を備えるバスブリッジ408を介して、一旦キャッシュメモリ406に所定量単位で読み込んでから実行する。そして、制御手段402は、画像管理装置400の各部を初期化する(S1101)。
【0206】制御手段402は、撮像装置100からパケット網700、ネットワーク702、ネットワーク手段414を介して、或いは、情報処理装置500等からネットワーク604等、インターネット600、ネットワーク602、ネットワーク手段416を介して、コマンド等の通知があったかどうかを判断する(S1102)。
【0207】コマンド等の通知があったならば(S1102)、制御手段402は、コマンド等を送信した撮像装置100或いは情報処理装置500等の認証識別を行い(S1103)、識別の結果、通知されたコマンド等を受信するには問題があると判断したならば(S1104)、S1102に戻る。
【0208】識別の結果、コマンド等を受信しても問題無いと判断したならば(S1104)、S1105に進む。なお、コマンド等を送信した撮像装置100或いは情報処理装置500等の認証識別は、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400のハードディスク426に格納した識別管理情報を用いて判断することが可能である。
【0209】制御手段402は、撮像装置100或いは情報処理装置500等から通知されたコマンド等を受信し(S1105)、受信したコマンド等の内容を判断する(S1106、S1107)。受信したコマンド等の内容を判断した結果、撮像装置100から撮影画像を受信するコマンドであったならば(S1106)、撮像装置100からパケット網700、ネットワーク702を介して送信された撮影画像データを受信し、ハードディスク426の所定領域に格納する(S1108)。この際、受信した画像データが一連のパノラマ撮影画像データの組であったならば、これらの画像データをまとめて及び或いは関連付けて、ハードディスク426の所定領域に格納する。
【0210】撮影画像受信処理S1108が正常に行えたならば(S1109)、制御手段402は、ネットワーク702、パケット網700を介して、撮影画像受信通知を撮像装置100に返答する(S1110)。撮影画像受信処理S1108が正常に行えなかったならば(S1109)、S1102に戻る。
【0211】これにより、撮影画像受信通知を受け取った撮像装置100は、画像送信を終えて不要になった画像データを消去することが可能となる。また、撮像装置100が撮影画像受信通知を受け取らなかったならば、画像送信が正常に行えなかったと判断して、撮像装置100に記録した画像データを誤って消去することを防止することが可能となる。
【0212】受信したコマンド等の内容を判断した結果、撮像装置100からパノラマ情報を受信するコマンドであったならば(S1106、S1107)、制御手段402は、撮像装置100からパケット網700、ネットワーク702を介して、撮影した一連のパノラマ撮影の画像データの組に関する情報を受信し(S1111)、ハードディスク426の所定領域に格納された、撮像装置100の撮影画像データのリストに対して、受信したパノラマ画像の組情報を反映して(S1112)、S1102に戻る。
【0213】このように、撮像装置から送信された一連のパノラマ画像データの組に関する情報を撮像装置100の撮影画像データのリストに反映することにより、情報処理装置500等からのリスト要求に対して適切な情報を提供することが可能となる。
【0214】また、撮像装置から送信された一連のパノラマ画像データの組に関する情報を撮像装置100の撮影画像データのリストに反映することにより、情報処理装置500等からのリクエスト画像送信要求に応じて、一連のパノラマ画像データ及びパノラマ画像データの関連情報をまとめて提供することが可能となる。
【0215】受信したコマンド等の内容を判断した結果、情報処理装置500等からのリスト要求通知コマンドであったならば(S1106、S1107)、ハードディスク426の所定領域に格納された、撮像装置100の撮影画像データのリストを、ネットワーク手段416、ネットワーク602、インターネット600、ネットワーク604等を介して、リストを要求した情報処理装置500等に通知した後(S1113)、S1102に戻る。
【0216】このように、情報処理装置500からの要求に応じて、画像管理装置400に格納された、撮像装置100の撮影画像データのリストを配布することが可能となる。
【0217】受信したコマンド等の内容を判断した結果、情報処理装置500等からの画像転送リクエスト通知コマンドであったならば(S1106、S1107)、リクエストに対応する画像がハードディスク426の所定領域に格納されているかどうかを判断し(S1114)、格納されていなければS1102に戻る。
【0218】リクエストに対応する画像がハードディスク426の所定領域に格納されているならば(S1114)、要求された画像をハードディスク426から読み出して、ネットワーク手段416、ネットワーク602、インターネット600、ネットワーク604を介して情報処理装置500等に送信して(S1115)、S1102に戻る。
【0219】以上のように、本発明の第2の実施形態によれば、撮像装置100から画像管理装置400に撮影した画像データを転送した後に、撮像装置100に転送した画像データに関するサムネイル画像を残すことにより、何れの画像データを画像管理装置400に転送したかという履歴及び検索を撮像装置100において行うことが可能となる。
【0220】また、撮像装置100から画像管理装置400に撮影した一連のパノラマ画像データを転送した後に、撮像装置100に転送した一連のパノラマ画像データに関するサムネイル画像を残すことにより、何れのパノラマ画像データを画像管理装置400に転送したかという履歴及び検索を撮像装置100において行うことが可能となる。
【0221】そして、撮像装置100から画像管理装置400に転送した画像データが確実に格納されたことが確認された場合のみ、撮像装置100内に残っている転送した画像データを消去することを可能とすることが可能となる。これにより、撮像装置100から画像管理装置400への画像データの転送が正常に行われなかったにも関わらず、撮像装置100内に記録している画像データを誤って消去してしまうという問題を防止することが出来る。
【0222】また、撮像装置100から画像管理装置400に転送した一連のパノラマ画像データが確実に格納されたことが確認された場合のみ、撮像装置100内に残っている転送した一連のパノラマ画像データを消去することを可能とする。これにより、撮像装置100から画像管理装置400への一連のパノラマ画像データの転送が正常に行われなかったにも関わらず、撮像装置100内に記録しているパノラマ画像データを誤って消去してしまうという問題を防止することが出来る。
【0223】以上、図1乃至図16を用いて本発明の第1及び第2の実施形態について説明を行った。なお、上記第1及び第2の実施形態の説明に於いては、通常撮影モードに関する一連の動作とパノラマ撮影モードに関する一連の動作を行う例を説明したが、パノラマ撮影モードの代わりに或いは更に加えて、AEB(Auto Exposure Bracketing/自動露出ずらし)撮影モード、FEB(Flash Exposure Bracketing/自動フラッシュ露出ずらし)撮影モード、AFB(Auto Focus Bracketing/自動フォーカスずらし)撮影モード、AWBB(Auto White Balance Bracketing/自動ホワイトバランスずらし)撮影モードを行う構成としても問題無い。
【0224】これらのAEB撮影モード、FEB撮影モード、AFB撮影モード、AWBB撮影モードにおいても、関連する複数の画像データを一括して撮像装置100が送信し、画像管理装置400が格納、管理、配布することが可能である。
【0225】なお、上記実施形態の説明に於いては、撮像装置100で静止画を撮影する例を説明したが、撮像装置100で動画、或いは動画と音声を撮影する構成としてももちろん問題無い。
【0226】[第3の実施形態]次に、本発明の第3の実施形態について説明する。尚、本実施形態の画像管理システム、撮像装置、画像管理装置及び情報処理装置は図1、図2、図10及び図12に示した構成と同様であるため説明は省略する。
【0227】<撮像装置100の動作>本発明の第3の実施形態における撮像装置の動作について説明する。図25及び図26は本実施形態の撮像装置100の主ルーチンのフローチャートを示す。図25及び図26を用いて、撮像装置100の動作を説明する。
【0228】電池交換等の電源投入により、システム制御回路50はフラグや制御変数等を初期化すると共に、画像制御装置100各部の初期化処理を行う(S3001)。システム制御回路50は、電源スイッチ60の設定位置を判断し、電源スイッチ60が電源OFFに設定されていたならば(S3002)、各表示部の表示を終了状態に変更し、フラグや制御変数等を含む必要なパラメータや設定値、設定毛一ドを不揮発性メモリ56に記録し、電源制御手段80により画像表示部28を含む画像処理装置100各部の不要な電源を遮断する等の所定の終了処理を行った後(S3003)、S3002に戻る。
【0229】電源スイッチ60が電源ONに設定されていたならば(S3002)、S3004に進む。システム制御回路50は、電源制御手段80により電池等により構成される電源86の残容量や動作情況が撮像装置100の動作に問題があるか否かを判断し(S3004)、問題があるならば表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S3006)、S3002に戻る。電源86に問題が無いならば(S3004)、S3005に進む。
【0230】システム制御回路50は、記録媒体200或いは210の動作状態が撮像装置100の動作、特に記録媒体に対する画像データの記録再生動作に問題があるか否かを判断し(S3005)、問題があるならば表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S3006)、S3002に戻る。記録媒体200或いは210の動作状態に問題が無いならば(S3005)、S3007に進む。
【0231】システム制御回路50は、表示部54を用いて画像や音声により撮像装置100の各種設定状態の表示を行う。なお、画像表示部28の画像表示がONであったならば、画像表示部28も用いて画像や音声により撮像装置100の各種設定状態の表示を行う(S3007)。システム制御回路50は、画像送信モードスイッチ74の設定状態を調べ(S3008)、画像送信モードONに設定されていたならば画像送信フラグを設定し(S3009)、画像送信モードOFFに設定されていたならば画像送信フラグを解除して(S3010)、S3011に進む。
【0232】この画像送信モードスイッチ74によれば、撮像装置100で撮影した画像データを、通信手段110、コネクタ或いはアンテナ112、パケット網700、ネットワーク702を介して画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に送信するか否かを設定することが出来る。なお、画像送信フラグの状態は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
【0233】システム制御回路50は、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400から、ネットワーク702、パケット網700、コネクタ或いはアンテナ112、通信手段110を介して、コマンド等の通知があったかどうかを判断する(S3011)。コマンド等の通知が無かったならば(S3011)、S3031に進む。コマンド等の通知があったならば(S3011)、システム制御回路50は受信したコマンド等の内容を判断する(S3012)。
【0234】通知されたコマンドがパノラマ処理画像を受信するコマンドであったならば(S3012)、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400から、ネットワーク702、パケット網700、コネクタ或いはアンテナ112、通信手段110を介して、パノラマ処理画像を受信し、メモリ30の所定領域に記憶すると共に(S3013)、記録媒体200或いは210の所定領域に、メモリ30に記憶したパノラマ処理画像を記録して(S3014)、S3031に進む。
【0235】通知されたコマンドがパノラマ処理サムネイル画像を受信するコマンドであったならば(S3012)、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400から、ネットワーク702、パケット網700、コネクタ或いはアンテナ112、通信手段110を介して、パノラマ処理サムネイル画像を受信し、メモリ30の所定領域に記憶すると共に(S3015)、記録媒体200或いは210の所定領域に、メモリ30に記憶したパノラマ処理サムネイル画像を記録して(S3016)、S3031に進む。
【0236】このように、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400からパノラマ合成処理画像データ及び或いはパノラマ合成処理画像のサムネイル画像データを受信することにより、撮像装置100がパノラマ合成処理を実行する手段を備えない場合であっても、パノラマ合成処理画像及びパノラマ合成処理画像のサムネイル画像を入手して、画像表示部28によりパノラマ合成処理画像及び或いはパノラマ合成サムネイル画像を表示することが可能となる。なお、パノラマ合成処理を行うための一連のパノラマ画像データの撮影及び画像管理装置(画像ゲートウェイ)400への送信については、ステップS3038乃至ステップS3044において詳述する。
【0237】モードダイアル60が撮影モードに設定されていたならば(S3031)、S3033に進む。モードダイアル60がパノラマモードに設定されていたならば(S3031)、S3038に進む。モードダイアル60がその他のモードに設定されていたならば(S3031)、システム制御回路50は選択されたモードに応じた処理を実行し(S3032)、処理を終えたならばS3002に戻る。
【0238】システム制御回路50は、シャッタスイッチSW1,SW2の操作に応じて、測距・測光、撮影、現像、圧縮、記録などの一連の通常撮影処理を行なった後(S3033)、S3034に進む。この通常撮影処理S3033は図5に示した処理と同様であるため、その説明は省略する。
【0239】システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶された撮影終了フラグの状態を判断し(S3034)、撮影終了フラグが設定されていたならば、通常撮影処理ステップS3033において、新たな撮影が行われなかったと判断して、S3037に進む。
【0240】撮影終了フラグが解除されていたならば(S3034)、システム制御回路50は、通常撮影処理ステップS3033において、新たな撮影が行われたと判断して、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶された画像送信フラグの状態を判断し(S3035)、画像送信フラグが解除されていたならば、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に撮影した画像データを送信するモードに設定されていないと判断して、S3037に進む。
【0241】画像送信フラグが設定されていたならば(S3035)、システム制御回路50は、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に撮影した画像データを送信するモードに設定されていると判断して、メモリ30に書き込まれた或いは記録媒体200或いは210に記録された撮影画像データを読み出して、通信手段110、コネクタ或いはアンテナ112、パケット網700、ネットワーク702を介して画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に送信して(S3036)、S3037に進む。
【0242】システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶された撮影継続フラグの状態を判断し(S3037)、撮影継続フラグが設定されていたならば、通常撮影処理ステップS3033において、引き続き撮影を行う状態であったと判断して、S3033に戻り一連の撮影処理を繰り返す。撮影継続フラグが解除されていたならば(S3037)、システム制御回路50は、通常撮影処理ステップS3033において、新たな撮影が行われたが、引き続き次の撮影は行わない状態であったと判断して、一連の撮影処理を終えてS3002に戻る。
【0243】システム制御回路50は、2×2パノラマモード或いは垂直パノラマモード或いは水平パノラマモードを選択された結果に応じて、シャッタスイッチSW1、SW2の操作に応じて、一連のパノラマ撮影画像の撮影処理を行なった後(S3038)、S3039に進む。このパノラマ撮影処理S3038は図8乃至図9で示した処理と同様であるため、その説明は省略する。
【0244】システム制御回路50は、設定されたパノラマモードでのパノラマ撮影動作が終了されるまで(S3039)、S3038に戻ってパノラマ撮影処理S3038を繰り返す。設定されたパノラマモードでのパノラマ撮影動作が終了されたならば(S3039)、S3040に進む。
【0245】システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶された画像送信フラグの状態を判断し(S3040)、画像送信フラグが解除されていたならば、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に撮影した画像データを送信するモードに設定されていないと判断して、S3002に戻る。
【0246】画像送信フラグが設定されていたならば(S3040)、システム制御回路50は、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に撮影した画像データを送信するモードに設定されていると判断して、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶されたパノラマ撮影開始フラグの状態を判断し(S3041)、パノラマ撮影開始フラグが解除されていたならば、パノラマ撮影処理ステップS3038において、パノラマ撮影が実行されていないと判断して、S3002に戻る。
【0247】パノラマ撮影開始フラグが設定されていたならば(S3041)、システム制御回路50は、パノラマ撮影処理ステップS3038において、パノラマ撮影が実行されたと判断して、パケット網700、ネットワーク702を介して、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に、撮影した一連のパノラマ撮影の画像データの組に関する情報を送信すると共に(S3042)、メモリ30に書き込まれた或いは記録媒体200或いは210に記録された一連のパノラマ撮影画像データを順次読み出して、通信手段110、コネクタ或いはアンテナ112、パケット網700、ネットワーク702を介して画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に順次送信する(S3043,S3044)。
【0248】なお、一連のパノラマ撮影画像データの送信に先だって、撮影した一連のパノラマ撮影の画像データの組に関する情報を送信することにより、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400において、これら一連のパノラマ撮影画像データとそれらの管理情報を一括して格納管理すること、それらの管理情報を用いてパノラマ合成処理を行うことを行い易くすることが可能となる。一連のパノラマ撮影画像データを送信したならば(S3044)、S3002に戻る。
【0249】<画像管理装置400の動作>図27は、本発明の第3の実施形態における画像管理装置400の主ルーチンのフローチャートを示す。図27を用いて、画像管理装置400の動作を説明する。
【0250】画像管理装置400の電源投入により、制御手段402はフラグ、レジスタや制御変数などを初期化し、ハードディスク426の領域の一部に格納されたオペレーティング・システム等の制御プログラムを、低速バス424、バスブリッジ422、高速バス412、メモリコントローラ機能を備えるバスブリッジ408を介してDRAM410に読み込み、更にメモリコントローラ機能を備えるバスブリッジ408を介して、一旦キャッシュメモリ406に所定量単位で読み込んでから実行する。そして、制御手段402は、画像管理装置400の各部を初期化する(S4001)。
【0251】制御手段402は、撮像装置100からパケット網700、ネットワーク702、ネットワーク手段414を介して、或いは、情報処理装置500等からネットワーク604等、インターネット600、ネットワーク602、ネットワーク手段416を介して、コマンド等の通知があったかどうかを判断する(S4002)。
【0252】コマンド等の通知があったならば(S4002)、制御手段402は、コマンド等を送信した撮像装置100或いは情報処理装置500等の認証識別を行い(S4003)、識別の結果、通知されたコマンド等を受信するには問題があると判断したならば(S4004)、S4002に戻る。識別の結果、コマンド等を受信しても問題無いと判断したならば(S4004)、S4005に進む。なお、コマンド等を送信した撮像装置100或いは情報処理装置500等の認証識別は、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400のハードディスク426に格納した識別管理情報を用いて判断することが可能である。
【0253】制御手段402は、撮像装置100或いは情報処理装置500等から通知されたコマンド等を受信し(S4005)、受信したコマンド等の内容を判断する(S4006,S4007)。受信したコマンド等の内容を判断した結果、撮像装置100から撮影画像を受信するコマンドであったならば(S4006,S4007)、掃像装置100からパケット網700、ネットワーク702を介して送信された撮影画像データを受信し、ハードディスク426の所定領域に格納して(S4008)、S4002に戻る。
【0254】受信したコマンド等の内容を判断した結果、撮像装置100からパノラマ撮影画像を受信するコマンドであったならば(S4006)、制御手段402は、撮像装置100からパケット網700、ネットワーク702を介して、撮影した一連のパノラマ撮影の画像データの組に関する情報を受信してハードディスク426の所定領域に格納すると共に(S4012)、撮像装置100から送信された一連のパノラマ撮影画像データをパケット網700、ネットワーク702を介して順次受信して、ハードディスク426の所定領域に格納する(S4013,S4014)。一連のパノラマ撮影画像データの受信を終えたならば(S4014)、S4015に進む。
【0255】制御手段402は、ハードディスク426の所定領域に格納した、一連のパノラマ撮影画像データ及びそれら一連のパノラマ撮影の画像データの組に関する情報を順次読み出し、DRAM410及び或いはキャッシュメモリ406に記憶する。制御手段402は、DRAM410及び或いはキャッシュメモリ406に記憶した、一連のパノラマ撮影の画像データの組に関する情報及び各々のパノラマ画像データの画像相関性を元に、それら複数のパノラマ撮影画像の合成処理を行い(S4015)、合成したパノラマ処理画像データをDRAM410及び或いはキャッシュメモリ406に記憶すると共に、ハードディスク426の所定領域に記録して(S4016)、S4017に進む。
【0256】また、ステップS4015においては、パノラマ処理サムネイル画像も同時に作成して、DRAM410及び或いはキャッシュメモリ406に記憶すると共に、ハードディスク426の所定領域に記録する。制御手段402は、ハードディスク426の所定領域に格納された、撮像装置100の撮影画像データのリストに対して、パノラマ合成処理を行って完成したパノラマ処理画像の情報を反映して(S4017)、S4018に進む。
【0257】このように、撮像装置100から送信された一連のパノラマ画像データを、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400においてパノラマ合成処理を行うと共に、合成処理を行ったパノラマ処理画像を格納、管理して、情報処理装置500等からの要求に応じて配信することが可能になる。
【0258】また、合成処理を行ったパノラマ処理画像の情報を撮像装置100の撮影画像データのリストに反映することにより、情報処理装置500等からのリスト要求に対して適切な情報を提供することが可能となる。また、合成処理を行ったパノラマ処理画像の情報を撮像装置100の撮影画像データのリストに反映することにより、情報処理装置500等からのリクエスト画像送信要求に応じて、パノラマ処理済の画像を提供することが可能となる。
【0259】これにより、情報処理装置500等がパノラマ合成処理を実行する手段を備えない場合であっても、パノラマ合成処理画像を情報処理装置500等に提供することが可能となる。なお、図30に、水平パノラマモード及び垂直パノラマモードでの一連のパノラマ撮影画像に対してパノラマ合成処理を行った画像の一例を示す。また、図24に、2×2パノラマモードでの一連のパノラマ撮影画像に対してパノラマ合成処理を行った画像の一例を示す。
【0260】制御手段402は、ネットワーク702、パケット網700を介して、撮像装置100にパノラマ処理画像を返信すると共に(S4018)、ネットワーク702、パケット網700を介して、撮像装置100にパノラマ処理サムネイル画像を返信して(S4019)、S4002に戻る。
【0261】このように、撮像装置100から送信された一連のパノラマ画像データを、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400においてパノラマ合成処理を行うと共に、合成処理を行ったパノラマ処理画像を撮像装置100に返信することが可能となる。これにより、撮像装置100がパノラマ合成処理を実行する手段を備えない場合であっても、パノラマ合成処理画像及びパノラマ合成処理画像のサムネイル画像を撮像装置100に提供することが可能となる。
【0262】受信したコマンド等の内容を判断した結果、情報処理装置500等からのリスト要求通知コマンドであったならば(S4006,S4007)、ハードディスク426の所定領域に格納された、撮像装置100の撮影画像データのリストを、ネットワーク手段416、ネットワーク602、インターネット600、ネットワーク604等を介して、リストを要求した情報処理装置500等に通知した後(S4009)、S4002に戻る。
【0263】このように、情報処理装置500からめ要求に応じて、画像管理装置400に格納された、撮像装置100の撮影画像データのリストを配布することが可能となる。受信したコマンド等の内容を判断した結果、情報処理装置500等からの画像転送リクエスト通知コマンドであったならば(S4006,S4007)、リクエストに対応する画像がハードディスク426の所定領域に格納されているかどうかを判断し(S4010)、格納されていなければS4002に戻る。
【0264】リクエストに対応する画像がハードディスク426の所定領域に格納されているならば(S4010)、要求された画像をハードディスク426から読み出して、ネットワーク手段416、ネットワーク602、、インターネット600、ネットワーク604を介して情報処理装置500等に送信して(S4011)、S4002に戻る。
【0265】<情報処理装置500の動作>本発明の第3の実施形態における情報処理装置500の動作は図13に示した処理と同様であるため、その説明は省略する。
【0266】以上のように、本発明の第3の実施形態によれば、撮像装置100から送信された一連のパノラマ画像データを、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400においてパノラマ合成処理を行うと共に、合成処理を行ったパノラマ処理画像を格納、管理して、情報処理装置500等からの要求に応じて配信することが可能になる。
【0267】また、合成処理を行ったパノラマ処理画像の情報を撮像装置100の撮影画像データのリストに反映することにより、情報処理装置500等からのリスト要求に対して適切な情報を提供することが可能となる。これにより、情報処理装置500等がパノラマ合成処理を実行する手段を備えない場合であっても、パノラマ合成処理画像を情報処理装置500等に提供することが可能となる。
【0268】また、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400からパノラマ合成処理画像データ及び或いはパノラマ合成処理画像のサムネイル画像データを受信することにより、撮像装置100がパノラマ合成処理を実行する手段を備えない場合であっても、パノラマ合成処理画像及びパノラマ合成処理画像のサムネイル画像を入手して、画像表示部28によりパノラマ合成処理画像及び或いはパノラマ合成サムネイル画像を表示することが可能となる。
【0269】[第4の実施形態]
<撮像装置100の動作>次に、本発明の第4の実施形態における撮像装置100の動作について説明する。図28及び図29は本実施形態の撮像装置100の主ルーチンのフローチャートを示す。以下、図28及び図29を用いて、撮像装置100の動作を説明する。尚、本実施形態の画像管理システム、撮像装置、画像管理装置及び情報処理装置は図1、図2、図10及び図12に示した構成と同様であるため説明は省略する。
【0270】電池交換等の電源投入により、システム制御回路50はフラグや制御変数等を初期化すると共に、画像制御装置100各部の初期化処理を行う(S5001)。システム制御回路50は、電源スイッチ60の設定位置を判断し、電源スイッチ60が電源OFFに設定されていたならば(S5002)、各表示部の表示を終了状態に変更し、フラグや制御変数等を含む必要なパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ56に記録し、電源制御手段80により画像表示部28を含む画像処理装置100各部の不要な電源を遮断する等の所定の終了処理を行った後(S5003)、S5002に戻る。
【0271】電源スイッチ60が電源ONに設定されていたならば(S5002)、S5004に進む。システム制御回路50は、電源制御手段80により電池等により構成される電源86の残容量や動作情況が撮像装置100の動作に問題があるか否かを判断し(S5004)、問題があるならば表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S5006)、S5002に戻る。電源86に問題が無いならば(S5004)、S5005に進む。
【0272】システム制御回路50は、記録媒体200或いは210の動作状態が撮像装置100の動作、特に記録媒体に対する画像データの記録再生動作に問題があるか否かを判断し(S5005)、問題があるならば表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(S5006)、S5002に戻る。
【0273】記録媒体200或いは210の動作状態に問題が無いならば(S5005)、S5007に進む。システム制御回路50は、表示部54を用いて画像や音声により撮像装置100の各種設定状態の表示を行う。なお、画像表示部28の画像表示がONであったならば、画像表示部28も用いて画像や音声により撮像装置100の各種設定状態の表示を行う(S5007)。
【0274】システム制御回路50は、画像送信モードスイッチ74の設定状態を調べ(S5008)、画像送信モードONに設定されていたならば画像送信フラグを設定し(S5009)、画像送信モードOFFに設定されていたならば画像送信フラグを解除して(S5010)、S5011に進む。
【0275】この画像送信モードスイッチ74によれば、撮像装置100で撮影した画像データを、通信手段110、コネクタ或いはアジテナ112、パケット網700、ネットワーク702を介して画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に送信するか否かを設定することが出来る。なお、画像送信フラグの状態は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
【0276】システム制御回路50は、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400から、ネットワーク702、パケット網700、コネクタ或いはアンテナ112、通信手段110を介して、コマンド等の通知があったかどうかを判断する(S5011)。コマンド等の通知が無かったならば(S5011)、S5031に進む。コマンド等の通知があったならば(S5011)、システム制御回路50は受信したコマンド等の内容を判断する(S5012)。
【0277】通知されたコマンドがパノラマ処理画像を受信するコマンドであったならば(S5012)、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400から、ネットワーク702、パケット網700、コネクタ或いはアンテナ112、通信手段110を介して、パノラマ処理画像を受信し、メモリ30の所定領域に記憶すると共に(S5013)、記録媒体200或いは210の所定領域に、メモリ30に記憶したパノラマ処理画像を記録して(S5014)、S5015に進む。
【0278】このように、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400からパノラマ合成処理画像データを受信することにより、撮像装置100がパノラマ合成処理を実行する手段を備えない場合であっても、パノラマ合成処理画像を入手して、画像表示部28によりパノラマ合成画像を表示することが可能となる。なお、パノラマ合成処理を行うための一連のパノラマ画像データの撮影及び画像管理装置(画像ゲートウェイ)400への送信については、ステップS5038乃至ステップS5044において詳述する。
【0279】システム制御回路50は、ステップS5013で受信し、ステップS5014で記録したパノラマ処理画像データに対応する元の一連のパノラマ撮影画像データの組が記録媒体200或いは210に記録されているかどうかを判断する(S5015)。パノラマ処理画像に対応する元の一連のパノラマ撮影画像データの組が記鐸媒体200或いは210に記録されていなかったならば(S5015)、S5031に進む。
【0280】パノラマ処理画像に対応する元の一連のパノラマ撮影画像データの組が記録媒体200或いは210に記録されていたならば(S5015)、システム制御回路50は、対応する元の一連のパノラマ撮影画像データの組を順次消去する(S5016)。これにより、パノラマ合成処理を行った画像データを撮像装置100に格納しているにも関わらず、不要な元の一連のパノラマ撮影画像データを記録し続けることを防止することが可能となる。
【0281】通知されたコマンドがパノラマ処理サムネイル画像を受信するコマンドであったならば(S5012)、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400から、ネットワーク702、パケット網700、コネクタ或いはアンテナ112、通信手段110を介して、パノラマ処理サムネイル画像を受信し、メモリ30の所定領域に記憶すると共に(S5017)、記録媒体200或いは210の所定領域に、メモリ30に記憶したパノラマ処理サムネイル画像を記録して(S5018)、S5019に進む。
【0282】このように、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400からパノラマ合成処理画像のサムネイル画像データを受信することにより、撮像装置100がパノラマ合成処理を実行する手段を備えない場合であっても、パノラマ合成処理画像のサムネイル画像を入手して、画像表示部28によりパノラマ合成サムネイル画像を表示することが可能となる。
【0283】なお、パノラマ合成処理を行うための一連のパノラマ画像データの撮影及び画像管理装置(画像ゲートウェイ)400への送信については、ステップS5038乃至ステップS5044において詳述する。システム制御回路50は、ステップS5017で受信し、ステップS5018で記録したパノラマ処理サムネイル画像データに対応する元の一連のパノラマ撮影サムネイル画像データの組が記録媒体200或いは210に記録されているかどうかを判断する(S5019)。
【0284】パノラマ処理サムネイル画像に対応する元の一連のパノラマ撮影サムネイル画像データの組が記録媒体200或いは210に記録されていなかったならば(S5019)、S5031に進む。パノラマ処理サムネイル画像に対応する元の一連のパノラマ撮影サムネイル画像データの組が記録媒体200或いは210に記録されていたならば(S5019)、システム制御回路50は、対応する元の一連のパノラマ撮影サムネイル画像データの組を順次消去する(S5020)。
【0285】これにより、パノラマ合成処理を行ったサムネイル画像データを撮像装置100に格納しているにも関わらず、不要な元の一連のパノラマ撮影サムネイル画像データを記録し続けることを防止することが可能となる。
【0286】モードダイアル60が撮影モードに設定されていたならば(S5031)、S5033に進む。モードダイアル60がパノラマモードに設定されていたならば(S5031)、S5038に進む。モードダイアル60がその他のモードに設定されていたならば(S5031)、システム制御回路50は選択されたモードに応じた処理を実行し(S5032)、処理を終えたならばS5002に戻る。
【0287】システム制御回路50は、シャッタスイッチSW1,SW2の操作に応じて、測距・測光、撮影、現像、圧縮、記録などの一連の通常撮影処理を行なった後(S5033)、S5034に進む。この通常撮影処理S5033は図5で示した処理と同様であるため、その説明は省略する。
【0288】システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶された撮影終了フラグの状態を判断し(S5034)、撮影終了フラグが設定されていたならば、通常撮影処理ステップS5033において、新たな撮影が行われなかったと判断して、S5037に進む。
【0289】撮影終了フラグが解除されていたならば(S5034)、システム制御回路50は、システム制御回路50は、通常撮影処理ステップS5033において、新たな撮影が行われたと判断して、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶された画像送信フラグの状態を判断し(S5035)、画像送信フラグが解除されていたならば、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に撮影した画像データを送信するモードに設定されていないと判断して、S5037に進む。
【0290】画像送信フラグが設定されていたならば(S5035)、システム制御回路50は、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に撮影した画像データを送信するモードに設定されていると判断して、メモリ30に書き込まれた或いは記録媒体200或いは210に記録された撮影画像データを読み出して、通信手段110、コネクタ或いはアンテナ112、パケット網700、ネットワーク702を介して画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に送信して(S5036)、S5037に進む。
【0291】システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶された撮影継続フラグの状態を判断し(S5037)、撮影継続フラグが設定されていたならば、通常撮影処理ステップS5033において、引き続き撮影を行う状態であったと判断して、S5033に戻り一連の撮影処理を繰り返す。撮影継続フラグが解除されていたならば(S5037)、システム制御回路50は、通常撮影処理ステップS5033において、新たな撮影が行われたが、引き続き次の撮影は行わない状態であったと判断して、一連の撮影処理を終えてS5002に戻る。
【0292】システム制御回路50は、2×2パノラマモード或いは垂直パノラマモード或いは水平パノラマモードを選択された結果に応じて、シャッタスイッチSW1,SW2の操作に応じて、一連のパノラマ撮影画像の撮影処理を行なった後(S5038)、S5039に進む。このパノラマ撮影処理S5038は図8乃至図9で示した処理と同様であるため、その説明は省略する。
【0293】システム制御回路50は、設定されたパノラマモードでのパノラマ撮影動作が終了されるまで(S5039)、S5038に戻ってパノラマ撮影処理S5038を繰り返す。設定されたパノラマモードでのパノラマ撮影動作が終了されたならば(S5039)、S5040に進む。
【0294】システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶された画像送信フラグの状態を判断し(S5040)、画像送信フラグが解除されていたならば、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に撮影した画像データを送信するモードに設定されていないと判断して、S5002に戻る。
【0295】画像送信フラグが設定されていたならば(S5040)、システム制御回路50は、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に撮影した画像データを送信するモードに設定されていると判断して、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶されたパノラマ撮影開始フラグの状態を判断し(S5041)、パノラマ撮影開始フラグが解除されていたならば、パノラマ撮影処理ステップS5038において、パノラマ撮影が実行されていないと判断して、S5002に戻る。
【0296】パノラマ撮影開始フラグが設定されていたならば(S5041)、システム制御回路50は、パノラマ撮影処理ステップS5038において、パノラマ撮影が実行されたと判断して、パケット網700、ネットワーク702を介して、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に、撮影した一連のパノラマ撮影の画像データげ組に関する情報を送信すると共に(S5042)、メモリ30に書き込まれた或いは記録媒体200或いは210に記録された一連のパノラマ撮影画像データを順次読み出して、通信手段110、コネクタ或いはアンテナ112、パケット網700、ネットワーク702を介して画像管理装置(画像ゲートウェイ)400に順次送信する(S5043,S5044)。
【0297】なお、一連のパノラマ撮影画像データの送信に先だって、撮影した一連のパノラマ撮影の画像データの組に関する情報を送信することにより、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400において、これら一連のパノラマ撮影画像データとそれらの管理情報を一括して格納管理すること、それらの管理情報を用いてパノラマ合成処理を行うことを行い易くすることが可能となる。一連のパノラマ撮影画像データを送信したならば(S5044)、S5002に戻る。
【0298】以上のように、上記実施形態によれば、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400からパノラマ合成処理画像データ及び或いはパノラマ合成処理画像のサムネイル画像データを受信することにより、撮像装置100がパノラマ合成処理を実行する手段を備えない場合であっても、パノラマ合成処理画像及びパノラマ合成処理画像のサムネイル画像を入手して、画像表示部28によりパノラマ合成処理画像及び或いはパノラマ合成サムネイル画像を表示することが可能となると共に、パノラマ合成処理を行った画像データを撮像装置100に格納しているにも関わらず、不要な元の一連のパノラマ撮影画像データを撮像装置100に記録し続けることを防止することが可能となる。
【0299】また、パノラマ合成処理を行ったサムネイル画像データを撮像装置100に格納しているにも関わらず、不要な元の一連のパノラマ撮影サムネイル画像データを撮像装置100に記録し続けることを防止することが可能となる。
【0300】なお、本発明の第3及び第4の実施形態の説明に於いては、パノラマ合成処理を行った画像データと共にパノラマ合成処理を行った画像のサムネイル画像データを撮像装置100に返信するとして説明したが、パノラマ倉成処理画像データ或いはパノラマ合成処理サムネイル画像データの何れかを撮像装置100に返信する構成としても問題無い。
【0301】また、第3及び第4の実施形態の説明に於いては、撮像装置100で静止画を撮影する例を説明したが、撮像装置100で動画、或いは動画と音声を撮影する構成としてももちろん問題無い。この場合においても、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400で一連の複数の動画を合成して、合成処理を行った画像の情報を撮影画像データのリストに反映して情報処理装置500等に配布すること及び撮像装置。100に合成処理を行った画像及びそのサムネイル画像を返答することが可能である。
【0302】また、上記実施形態の説明に於いては、撮像装置100、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400、情報処理装置(クライアントコンピュータ)500をそれぞれ1台の構成として説明したが、撮像装置100が単数或いは複数の構成、画像管理装置(画像ゲートウェイ)400が単数或いは複数の構成、情報処理装置(クライアントコンピュータ)500が単数或いは複数の構成の何れの組み合わせであっても構わない。
【0303】そして、携帯電話基地局を含むパケット網700に関しても、単数或いは複数の何れの構成であっても構わない。また、撮像装置100は撮像機能部分と携帯電話機能を備えた通信手段110を含む通信機能部分が一体となった構成として説明したが、撮像機能部分と通信機能部分が別体となった構成としても問題無い。この場合、撮像機能部分と通信機能部分はUSB等の有線通信或いはBluetooth等の無線通信により相互に通信可能な構成とすれば良い。
【0304】なお、上記実施形態の説明に於いては、水平パノラマモード或いは2×2パノラマモードと、垂直パノラマモードにて、撮像に係わる処理や手順を変更するとして説明したが、単数或いは複数の何れのパノラマモードの組み合わせ同士で撮影に係わる処理や手順を変更する様にしても問題無い
【0305】例えば、2×2パノラマモードの変形として、横2枚×縦4枚(合計8枚)の2×4パノラマモードとした場合、一連のパノラマ撮影時に空の影響を受け易く、撮影画像が白飛びとなり易くなるため、2×4パノラマモードの場合は、一連のパノラマ撮影の途中でもWBモード選択操作、AE制御、AEロックの操作を可能とすることにより、パノラマ合成に不適当な画像を撮影してしまうという問題を防止することも出来る。
【0306】また、N種類のパノラマモードを備える場合、N種類のパノラマモード毎に撮影に係わる処理や手順を変更する様にしても問題無いそして、パノラマモード選択画面で選択可能なパノラマモードを、2×2パノラマモード、水平パノラマモード、垂直パノラマモードの3種類として説明したが、これらに限らず、単数或いは複数種類の任意の数の異なるパノラマモードを選択可能としても、勿論問題ない。
【0307】図17でのパノラマモード選択画面の表示も、この例に限らず、画像や音声を用いた任意の配置や方法による表示を行って構わない。また、2×2パノラマモード撮影画面での表示を2次元的に縦横計4枚として説明したが、これに限らず、縦横計9枚、縦横計16枚等の、任意の数の2次元配置、更には3次元配置としても、勿論問題ない。
【0308】そして、水平パノラマモード撮影画面及び垂直パノラマモードでの表示を連続2枚として説明したが、これに限らず、3枚、4枚等の、任意の数の1次元配置としても、勿論問題ない。
【0309】図18乃至図23でのパノラマモード撮影画面の表示も、この例に限らず、画像や音声、文字、記号等を用いた任意の配置や方法による表示を行って構わない。
【0310】また、水平パノラマモード及び垂直パノラマモードでの撮影方向の反転は、1枚目の撮影を終えた後は出来ないものとして説明したが、この例に限らず、随時撮影方向を反転出来るようにしても、勿論問題ない。右方向と左方向、上方向と下方向、或いは斜めを含む任意の方向へと随時撮影方向を変更するようにしても、勿論問題ない。本発明において、画像表示部28の表示面積を大きくして多数の画像表示領域を同時に表示可能な形態とすれば、右方向と左方向、上方向と下方向、或いは斜めを含む任意の方向へと随時撮影方向を変更することも可能である。
【0311】そして、水平パノラマモード及び垂直パノラマモードでの撮影やり直しは、1回前の撮影画像迄として説明したが、この例に限らず、任意の回数前の撮影画像に溯って撮影やり直しをするようにしても、勿論問題ない。
【0312】また、次に撮影する画像表示領域をスルー表示とし、撮影済みの画像表示領域をクイックレビュー表示として、既に撮影した画像の再生画像と次に撮影する画像との境界領域を一部重ねて表示するとして説明したが、境界領域を重ねずに表示するようにしても良い。そして、図18乃至図23の各パノラマモードの説明図においては、一例として、画像表示領域内に、「LIVE」、「FREEZE」という説明文字を付加したが、実際の画像表示部28での表示には、これらの文字を表示する構成としても、表示しない構成としても、どちらでも問題ない。
【0313】なお、記録媒体200及び210は、PCMCIAカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)等のメモリカード、ハードディスク等だけでなく、マイクロDAT、光磁気ディスク、CD−RやCD−WR等の光ディスク、DVD等の相変化型光ディスク等で構成されていても勿論問題無い。
【0314】また、記録媒体200及び210がメモリカードとハードディスク等が一体となった複合媒体であっても勿論問題無い。さらに、その複合媒体から一部が着脱可能な構成としても勿論問題無い。
【0315】そして、上記の実施形態の説明に於いては、記録媒体200及び210は撮像装置100と分離していて任意に接続可能なものとして説明したが、いずれか或いは全ての記録媒体が撮像装置100に固定したままとなっていても勿論問題無い。また、撮像装置100に記録媒体200或いは210が、単数或いは複数の任意の個数接続可能な構成であっても構わない。そして、撮像装置100に記録媒体200及び210が装着する構成として説明したが、記録媒体は単数或いは複数の何れの組み合わせの構成であっても、勿論問題無い。
【0316】[他の実施形態]また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0317】この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることが出来る。
【0318】また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプロゲラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーテイングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0319】さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際め処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0320】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明によれば、一連の撮影動作により撮影された関連する複数の画像データを一括して撮像装置から画像管理装置に送信するよう構成したので、画像管理装置は、一連のパノラマ撮影画像データを一括して管理することができる。
【0321】また、本発明によれば、画像管理装置へ送信した画像データを利用者が撮像装置に残すように構成したので、利用者はその残された画像データを撮像装置上で確認することができ、正常に転送されなかった画像データを誤って消去してしまうことを防止することができる。
【0322】さらに、本発明によれば、画像管理装置から撮像装置に対して合成画像を送信するように構成したので、撮像装置が画像合成処理を実行する手段を備えない場合でも、撮像装置は合成画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における画像管理システムの全体構成を示したブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態における撮像装置の構成を示したブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態における撮像装置の主ルーチンの一部を示したフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施形態における撮像装置の主ルーチンの一部を示したフローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態における撮像装置の通常撮影処理ルーチンのフローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態における撮影処理ルーチンのフローチャートである。
【図7】本発明の一実施形態における撮像装置の撮影処理ルーチンのフローチャートである。
【図8】本発明の一実施形態における撮像装置のパノラマ撮影処理ルーチンのフローチャートである。
【図9】本発明の一実施形態における撮像装置のパノラマ撮影処理ルーチンのフローチャートである。
【図10】本発明の一実施形態における画像管理装置(画像ゲートウェイ)の構成を示したブロック図である。
【図11】本発明の第1の実施形態における画像管理装置(画像ゲートウェイ)の主ルーチンのフローチャートである。
【図12】本発明の一実施形態における情報処理装置(クライアントコンピュータ)の構成を示したブロック図である。
【図13】本発明の一実施形態における情報処理装置(クライアントコンピュータ)の主ルーチンを示したフローチャートである。
【図14】本発明の第2の実施形態における撮像装置の主ルーチンの一部を示したフローチャートである。
【図15】本発明の第2の実施形態における撮像装置の主ルーチンの一部を示したフローチャートである。
【図16】本発明の第2の実施形態における画像管理装置(画像ゲートウェイ)の主ルーチンのフローチャートである。
【図17】本発明の一実施形態におけるパノラマ撮影モードの設定画面を説明するための図である。
【図18】本発明の一実施形態における水平パノラマモード初期画面を説明するための図である。
【図19】本発明の一実施形態における垂直パノラマモード初期画面を説明するための図である。
【図20】本発明の一実施形態における2×2パノラマモード撮影画面を説明するための図である。
【図21】本発明の一実施形態における2×2パノラマモード撮影画面を説明するための図である。
【図22】本発明の一実施形態における水平パノラマモード撮影画面を説明するための図である。
【図23】本発明の一実施形態における垂直パノラマモード撮影画面を説明するための図である。
【図24】本発明の一実施形態における2×2パノラマモードでの一連のパノラマ撮影画像に対してパノラマ合成処理を行った画像を説明するための図である。
【図25】本発明の第3の実施形態における撮像装置の主ルーチンの一部を示したフローチャートである。
【図26】本発明の第3の実施形態における撮像装置の主ルーチンの一部を示したフローチャートである。
【図27】本発明の第3の実施形態における画像管理装置(画像ゲートウェイ)の主ルーチンを示したフローチャートである。
【図28】本発明の第4の実施形態における撮像装置の主ルーチンの一部を示したフローチャートである。
【図29】本発明の第4の実施形態における撮像装置の主ルーチンの一部を示したフローチャートである。
【図30】本発明の一実施形態における水平パノラマモード及び垂直パノラマモードでも一連のパノラマ撮影画像に対してパノラマ合成処理を行った画像を説明するための図である。
【符号の説明】
10:撮影レンズ
12:シャッタ
14:撮像素子
16:A/D変換器
18:タイミング発生回路
20:画像処理回路
22:メモリ制御回路
24:画像表示メモリ
26:D/A変換器
28:画像表示部
30:メモリ
32:画像圧縮・伸長回路
40:露光制御手段
42:測距制御手段
44:ズーム制御手段
46:バリア制御手段
48:フラッシュ
50:システム制御回路
52:メモリ
54:表示部
56:不揮発性メモリ
60:電源スイッチ
62:シャッタスイッチSW1
64:シャッタスイッチSW2
66:逮択/切替スイッチ
68:決定/実行スイッチ
70:操作部72:モードダイアルスイッチ
74:画像送信モードスイッチ
80:電源制御手段
82:コネクタ
84:コネクタ
86:電源手段
90:インタフェース
92:コネクタ
94:インタフェース
96:コネクタ
98:記録媒体着脱検知手段
1001撮像装置
102:保護手段
104:光学ファインダ
110:通信手段
112:コネクタ(またはアンテナ)
200:記録媒体
202:記録部
204:インタフェース
206:コネクタ
210:記録媒体
212:記録部
214:インタフェース
216:コネクタ
400:画像管理装置(画像ゲートウェイ)
402:制御手段
404:CPUバス
406:キャッシュメモリ
408:バスブリッジ
410:DRAM
412:高速バス
414:ネットワーク手段
416:ネットワーク手段
420:表示手段
422:バスブリッジ
424:低速バス
426:ハードディスク
428:操作手段
430:コンピュータI/F
500:情報処理装置(クライアントコンピュータ)
502:制御手段
504:CPUバス
506:キャッシュメモリ
508:バスブリッジ
514:ネットワーク手段
520:表示手段
522:バスブリッジ
524:低速バス
526:ハードディスク
528:操作手段
530:コンピュータI/F
600:インターネット
602:ネットワーク
604:ネットワーク
610:WWWサーバ
620:WWWサーバ
630:WWWサーバ
700:パケット
702:ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】 画像を撮像する撮像手段と、当該撮像手段による一連の撮影動作が完了した後に、画像データを他の装置から閲覧可能な状態で保持する外部装置に対して、当該撮影動作により撮影された関連する複数の画像データを一括して送信する送信手段とを有することを特徴とする撮像装置。
【請求項2】 前記関連する複数の画像データを一括して前記送信手段により送信するモード及びそれ以外のモードの何れかを設定する設定手段を有し、前記送信手段は、前記関連する複数の画像データを前記送信手段により送信するモード以外のモードが当該設定手段により設定された場合、前記撮像手段にて撮影が完了する毎に撮像された画像データを逐次前記外部装置に送信することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
【請求項3】 前記関連する複数の画像データを前記送信手段により送信するモード以外のモードは、単写撮影モード又は連写撮影モードであることを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
【請求項4】 前記関連する複数の画像データを一括して前記送信手段により送信するモードは、パノラマ撮影モードであり、前記関連する複数の画像データが当該撮影モードによる一連のパノラマ撮影画像データの組であることを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
【請求項5】 前記関連する複数の画像データを前記送信手段により送信するモードは、自動露出ずらし撮影モード、自動フラッシュ露出ずらし撮影モード、自動フォーカスずらし撮影モード、及び、自動ホワイトバランスずらし撮影モードのうちの少なくとも何れかであり、前記関連する複数の画像データが当該撮影モードによる一連の組であることを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
【請求項6】 前記送信手段により画像データが送信される際に、当該画像データのサムネイル画像を蓄積する蓄積手段を有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
【請求項7】 前記撮像手段により撮像された画像データを蓄積する蓄積手段と、当該画像データが前記送信手段により送信され、前記外部装置が当該画像データを格納した旨の結果通知を前記外部装置から受信する受信手段と、当該受信手段により当該結果通知を受信すると、当該蓄積手段により蓄積した当該画像データを消去する消去手段とを有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
【請求項8】 前記送信手段は、携帯電話網を介して前記画像データを前記外部装置に送信することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
【請求項9】 前記受信手段は、携帯電話網を介して前記結果通知を前記外部装置から受信することを特徴とする請求項7記載の撮像装置。
【請求項10】 前記外部装置が前記関連する複数の画像データを合成して作成した合成画像データを、前記外部装置から受信する受信手段を有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
【請求項11】 前記受信手段は、前記外部装置が前記合成画像データと共に作成する前記合成画像データのサムネイル画像データを、前記外部装置から受信することを特徴とする請求項10記載の撮像装置。
【請求項12】 前記撮像手段により撮像された画像データを蓄積する蓄積手段と、前記受信手段により受信された画像データに対応する当該蓄積手段に蓄積されている画像データを、当該蓄積手段から消去する消去手段とを有することを特徴とする請求項10又は11記載の撮像装置。
【請求項13】 前記関連する複数の画像データは、一連のパノラマ撮像画像データの組であることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
【請求項14】 前記合成画像データは、パノラマ画像として合成された画像データであることを特徴とする請求項10記載の撮像装置。
【請求項15】 外部装置により一連の撮影動作が行われ、当該撮影動作により撮影された関連する複数の画像データを一括して前記外部装置から受信する受信手段と、前記受信手段により受信した画像データを他の装置から閲覧可能な状態で保持する保持手段とを有することを特徴とする画像管理装置。
【請求項16】 前記受信手段は、前記関連する複数の画像データを一括して送信するモード以外のモードが前記外部装置にて設定された場合、前記外部装置が撮影を完了する毎に撮影された画像データを逐次前記外部装置から受信することを特徴とする請求項15記載の画像管理装置。
【請求項17】 前記関連する複数の画像データを前記送信手段により送信するモード以外のモードは、単写撮影モード又は連写撮影モードであることを特徴とする請求項16記載の画像管理装置。
【請求項18】 前記関連する複数の画像データを一括して前記送信手段により送信するモードは、パノラマ撮影モードであり、前記関連する複数の画像データが当該撮影モードによる一連のパノラマ撮影画像データの組であることを特徴とする請求項16記載の画像管理装置。
【請求項19】 前記関連する複数の画像データを前記送信手段により送信するモードは、自動露出ずらし撮影モード、自動フラッシュ露出ずらし撮影モード、自動フォーカスずらし撮影モード、及び、自動ホワイトバランスずらし撮影モードのうちの少なくとも何れかであり、前記関連する複数の画像データが当該撮影モードによる一連の組であることを特徴とする請求項16記載の画像管理装置。
【請求項20】 前記受信手段により前記外部装置から画像データを受信し当該画像データを前記保持手段にて保持すると、前記外部装置において蓄積される当該画像データを消去させるために、当該画像データを格納した旨を前記外部装置に通知する通知手段を有することを特徴とする請求項15記載の画像管理装置。
【請求項21】 前記受信手段は、携帯電話網を介して前記外部装置から前記画像データを受信することを特徴とする請求項15記載の画像管理装置。
【請求項22】 前記通知手段は、携帯電話網を介して前記外部装置に前記結果通知を送信することを特徴とする請求項20記載の画像管理装置。
【請求項23】 他の装置に対して当該画像データを閲覧させるために、前記保持手段にて保持する画像データをインターネット網を介して他の装置に送信する送信手段を有することを特徴とする請求項15記載の画像管理装置。
【請求項24】 前記関連する複数の画像データを合成することにより合成画像データを作成する画像合成手段と、当該画像合成手段により作成された当該合成画像データを前記外部装置に送信する送信手段とを有することを特徴とする請求項15記載の画像管理装置。
【請求項25】 前記画像合成手段により前記合成画像データが作成されると共に、前記合成画像データのサムネイル画像データを作成するサムネイル画像生成手段を有し、前記送信手段は、前記サムネイル画像生成手段により生成された当該サムネイル画像データを前記外部装置に送信することを特徴とする請求項24記載の画像管理装置。
【請求項26】 前記関連する複数の画像データは、一連のパノラマ撮影画像データの組であることを特徴とする請求項15記載の画像管理装置。
【請求項27】 前記合成画像データは、パノラマ画像として合成された画像データであることを特徴とする請求項24記載の画像管理装置。
【請求項28】 画像を撮像する撮像装置と、画像データを管理する画像管理装置とを有する画像管理システムであって、前記撮像装置は、画像データを撮像する撮像手段と、当該撮像手段による一連の撮影動作が完了した後に、当該撮影動作により撮影された関連する複数の画像データを一括して前記画像管理装置に対して送信する送信手段とを有し、前記画像管理装置は、当該送信手段により送信された画像データを受信する受信手段と、当該受信手段により受信した画像データを他の装置から閲覧可能な状態で保持する保持手段とを有することを特徴とする画像管理システム。
【請求項29】 前記撮像装置は、前記関連する複数の画像データを一括して前記送信手段により送信するモード及びそれ以外のモードの何れかを設定する設定手段を有し、前記送信手段は、前記関連する複数の画像データを前記送信手段により送信するモード以外のモードが当該設定手段により設定された場合、前記撮像手段にて撮影が完了する毎に撮像された画像データを逐次前記画像管理装置に送信することを特徴とする請求項28記載の画像管理システム。
【請求項30】 前記関連する複数の画像データを前記送信手段により送信するモード以外のモードは、単写撮影モード又は連写撮影モードであることを特徴とする請求項29記載の画像管理システム。
【請求項31】 前記関連する複数の画像データを一括して前記送信手段により送信するモードは、パノラマ撮影モードであり、前記関連する複数の画像データが当該撮影モードによる一連のパノラマ撮影画像データの組であることを特徴とする請求項29記載の画像管理システム。
【請求項32】 前記関連する複数の画像データを前記送信手段により送信するモードは、自動露出ずらし撮影モード、自動フラッシュ露出ずらし撮影モード、自動フォーカスずらし撮影モード、及び、自動ホワイトバランスずらし撮影モードのうちの少なくとも何れかであり、前記関連する複数の画像データが当該撮影モードによる一連の組であることを特徴とする請求項29記載の画像管理システム。
【請求項33】 前記撮像装置は、前記送信手段により画像データが送信される際に、当該画像データのサムネイル画像を蓄積する蓄積手段を有することを特徴とする請求項28記載の画像管理システム。
【請求項34】 前記撮像装置は、前記撮像手段により撮像された画像データを蓄積する蓄積手段と、当該画像データが前記送信手段により送信され、前記画像管理装置が当該画像データを格納した旨の結果通知を前記画像管理装置から受信する受信手段と、当該受信手段により当該結果通知を受信すると、当該蓄積手段により蓄積した当該画像データを消去する消去手段とを有することを特徴とする請求項28記載の画像管理システム。
【請求項35】 前記送信手段は、携帯電話網を介して前記画像データを前記画像管理装置に送信することを特徴とする請求項28記載の画像管理システム。
【請求項36】 前記撮像装置の受信手段は、携帯電話網を介して前記結果通知を前記画像管理装置から受信することを特徴とする請求項34記載の画像管理システム。
【請求項37】 前記画像管理装置は、前記関連する複数の画像データを合成することにより合成画像データを作成する画像合成手段を有し、前記撮像装置は、当該画像合成手段により作成された当該合成画像データを前記受信手段により前記画像管理装置から受信することを特徴とする請求項34記載の画像管理システム。
【請求項38】 前記画像管理装置は、前記合成画像データと共に前記合成画像データのサムネイル画像データを作成するサムネイル画像作成手段を有し、前記撮像装置は、当該サムネイル画像データを前記受信手段により受信することを特徴とする請求項37記載の画像管理システム。
【請求項39】 前記撮像装置は、前記撮像手段により撮像された画像データを蓄積する蓄積手段と、前記受信手段により受信された画像データに対応する画像データを当該蓄積手段から消去する消去手段とを有することを特徴とする請求項37又は38記載の画像管理システム。
【請求項40】 前記関連する複数の画像データは、一連のパノラマ撮像画像データの組であることを特徴とする請求項28記載の画像管理システム。
【請求項41】 前記合成画像データは、パノラマ画像として合成された画像データであることを特徴とする請求項37記載の画像管理システム。
【請求項42】 前記画像管理装置は、他の装置に対して当該画像データを閲覧させるために、前記保持手段にて保持する画像データをインターネット網を介して他の装置に送信する送信手段を有することを特徴とする請求項28記載の画像管理システム。
【請求項43】 画像を撮像する撮像ステップと、当該撮像ステップによる一連の撮影動作が完了した後に、画像データを他の装置から閲覧可能な状態で保持する外部装置に対して、当該撮影動作により撮影された関連する複数の画像データを一括して送信する送信ステップとを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
【請求項44】 前記関連する複数の画像データを一括して前記送信ステップにより送信するモード及びそれ以外のモードの何れかを設定する設定ステップを有し、前記送信ステップは、前記関連する複数の画像データを前記送信ステップにより送信するモード以外のモードが当該設定ステップにより設定された場合、前記撮像ステップにて撮影が完了する毎に撮像された画像データを逐次前記外部装置に送信することを特徴とする請求項43記載の撮像装置の制御方法。
【請求項45】 前記関連する複数の画像データを前記送信ステップにより送信するモード以外のモードは、単写撮影モード又は連写撮影モードであることを特徴とする請求項44記載の撮像装置の制御方法。
【請求項46】 前記関連する複数の画像データを一括して前記送信ステップにより送信するモードは、パノラマ撮影モードであり、前記関連する複数の画像データが当該撮影モードによる一連のパノラマ撮影画像データの組であることを特徴とする請求項44記載の撮像装置の制御方法。
【請求項47】 前記関連する複数の画像データを前記送信ステップにより送信するモードは、自動露出ずらし撮影モード、自動フラッシュ露出ずらし撮影モード、自動フォーカスずらし撮影モード、及び、自動ホワイトバランスずらし撮影モードのうちの少なくとも何れかであり、前記関連する複数の画像データが当該撮影モードによる一連の組であることを特徴とする請求項44記載の撮像装置の制御方法。
【請求項48】 前記送信ステップにより画像データが送信される際に、当該画像データのサムネイル画像を蓄積する蓄積ステップを有することを特徴とする請求項43記載の撮像装置の制御方法。
【請求項49】 前記撮像ステップにより撮像された画像データを蓄積する蓄積ステップと、当該画像データが前記送信ステップにより送信され、前記外部装置が当該画像データを格納した旨の結果通知を前記外部装置から受信する受信ステップと、当該受信ステップにより当該結果通知を受信すると、当該蓄積ステップにより蓄積した当該画像データを消去する消去ステップとを有することを特徴とする請求項43記載の撮像装置の制御方法。
【請求項50】 前記送信ステップは、携帯電話網を介して前記画像データを前記外部装置に送信することを特徴とする請求項43記載の撮像装置の制御方法。
【請求項51】 前記受信ステップは、携帯電話網を介して前記結果通知を前記外部装置から受信することを特徴とする請求項49記載の撮像装置の制御方法。
【請求項52】 前記外部装置内で前記関連する複数の画像データを合成して作成した合成画像データを、前記外部装置から受信する受信ステップを有することを特徴とする請求項43記載の撮像装置の制御方法。
【請求項53】 前記受信ステップは、前記外部装置が前記合成画像データと共に作成する前記合成画像データのサムネイル画像データを、前記外部装置から受信することを特徴とする請求項52記載の撮像装置の制御方法。
【請求項54】 前記撮像ステップにより撮像された画像データを蓄積する蓄積ステップと、前記受信ステップにより受信された画像データに対応する画像データを当該蓄積ステップから消去する消去ステップとを有することを特徴とする請求項52又は53記載の撮像装置の制御方法。
【請求項55】 前記関連する複数の画像データは、一連のパノラマ撮像画像データの組であることを特徴とする請求項43記載の撮像装置の制御方法。
【請求項56】 前記合成画像データは、パノラマ画像として合成された画像データであることを特徴とする請求項52記載の撮像装置の制御方法。
【請求項57】 外部装置により一連の撮影動作が行われ、当該撮影動作により撮影された関連する複数の画像データを一括して前記外部装置から受信する受信ステップと、前記受信ステップにより受信した画像データを他の装置から閲覧可能な状態で保持する保持ステップとを有することを特徴とする画像管理方法。
【請求項58】 前記受信ステップは、前記関連する複数の画像データを一括して送信するモード以外のモードが前記外部装置にて設定された場合、前記外部装置が撮影を完了する毎に撮影された画像データを逐次前記外部装置から受信することを特徴とする請求項57記載の画像管理方法。
【請求項59】 前記関連する複数の画像データを前記送信ステップにより送信するモード以外のモードは、単写撮影モード又は連写撮影モードであることを特徴とする請求項58記載の画像管理方法。
【請求項60】 前記関連する複数の画像データを一括して前記送信ステップにより送信するモードは、パノラマ撮影モードであり、前記関連する複数の画像データが当該撮影モードによる一連のパノラマ撮影画像データの組であることを特徴とする請求項58記載の画像管理方法。
【請求項61】 前記関連する複数の画像データを前記送信ステップにより送信するモードは、自動露出ずらし撮影モード、自動フラッシュ露出ずらし撮影モード、自動フォーカスずらし撮影モード、及び、自動ホワイトバランスずらし撮影モードのうちの少なくとも何れかであり、前記関連する複数の画像データが当該撮影モードによる一連の組であることを特徴とする請求項58記載の画像管理方法。
【請求項62】 前記受信ステップにより前記外部装置から画像データを受信し当該画像データを前記保持ステップにて保持すると、前記外部装置において蓄積される当該画像データを消去させるために、当該画像データを格納した旨を前記外部装置に通知する通知ステップを有することを特徴とする請求項57記載の画像管理方法。
【請求項63】 前記受信ステップは、携帯電話網を介して前記外部装置から前記画像データを受信することを特徴とする請求項57記載の画像管理方法。
【請求項64】 前記通知ステップは、携帯電話網を介して前記外部装置に前記結果通知を送信することを特徴とする請求項62記載の画像管理方法。
【請求項65】 他の装置に対して当該画像データを閲覧させるために、前記保持ステップにて保持する画像データをインターネット網を介して他の装置に送信する送信ステップを有することを特徴とする請求項57記載の画像管理方法。
【請求項66】 前記関連する複数の画像データを合成することにより合成画像データを作成する画像合成ステップと、当該画像合成ステップにより作成された当該合成画像データを前記外部装置に送信する送信ステップとを有することを特徴とする請求項57記載の画像管理方法。
【請求項67】 前記画像合成ステップにより前記合成画像データが作成されると共に、前記合成画像データのサムネイル画像データを作成するサムネイル画像生成ステップを有し、前記送信ステップは、前記サムネイル画像生成ステップにより生成された当該サムネイル画像データを前記外部装置に送信することを特徴とする請求項66記載の画像管理方法。
【請求項68】 前記関連する複数の画像データは、一連のパノラマ撮影画像データの組であることを特徴とする請求項57記載の画像管理方法。
【請求項69】 前記合成画像データは、パノラマ画像として合成された画像データであることを特徴とする請求項66記載の画像管理方法。
【請求項70】 画像データを撮像する撮像装置と、画像データを管理する画像管理装置とを有する画像管理システムによる画像管理方法であって、前記撮像装置は、画像データを撮像する撮像ステップと、当該撮像ステップによる一連の撮影動作が完了した後に、当該撮影動作により撮影された関連する複数の画像データを一括して前記画像管理装置に対して送信する送信ステップとを有し、前記画像管理装置は、当該送信ステップにより送信された画像データを受信する受信ステップと、当該受信ステップにより受信した画像データを他の装置から閲覧可能な状態で保持する保持ステップとを有することを特徴とする画像管理方法。
【請求項71】 前記撮像装置は、前記関連する複数の画像データを一括して前記送信ステップにより送信するモード及びそれ以外のモードの何れかを設定する設定ステップを有し、前記送信ステップは、前記関連する複数の画像データを前記送信ステップにより送信するモード以外のモードが当該設定ステップにより設定された場合、前記撮像ステップにて撮影が完了する毎に撮像された画像データを逐次前記画像管理装置に送信することを特徴とする請求項70記載の画像管理方法。
【請求項72】 前記関連する複数の画像データを前記送信ステップにより送信するモード以外のモードは、単写撮影モード又は連写撮影モードであることを特徴とする請求項71記載の画像管理方法。
【請求項73】 前記関連する複数の画像データを一括して前記送信ステップにより送信するモードは、パノラマ撮影モードであり、前記関連する複数の画像データが当該撮影モードによる一連のパノラマ撮影画像データの組であることを特徴とする請求項71記載の画像管理方法。
【請求項74】 前記関連する複数の画像データを前記送信ステップにより送信するモードは、自動露出ずらし撮影モード、自動フラッシュ露出ずらし撮影モード、自動フォーカスずらし撮影モード、及び、自動ホワイトバランスずらし撮影モードのうちの少なくとも何れかであり、前記関連する複数の画像データが当該撮影モードによる一連の組であることを特徴とする請求項71記載の画像管理方法。
【請求項75】 前記撮像装置は、前記送信ステップにより画像データが送信される際に、当該画像データのサムネイル画像を蓄積する蓄積ステップを有することを特徴とする請求項70記載の画像管理方法。
【請求項76】 前記撮像装置は、前記撮像ステップにより撮像された画像データを蓄積する蓄積ステップと、当該画像データが前記送信ステップにより送信され、前記画像管理装置が当該画像データを格納した旨の結果通知を前記画像管理装置から受信する受信ステップと、当該受信ステップにより当該結果通知を受信すると、当該蓄積ステップにより蓄積した当該画像データを消去する消去ステップとを有することを特徴とする請求項70記載の画像管理方法。
【請求項77】 前記送信ステップは、携帯電話網を介して前記画像データを前記画像管理装置に送信することを特徴とする請求項70記載の画像管理方法。
【請求項78】 前記撮像装置の受信ステップは、携帯電話網を介して前記結果通知を前記画像管理装置から受信することを特徴とする請求項76記載の画像管理方法。
【請求項79】 前記画像管理装置は、前記関連する複数の画像データを合成することにより合成画像データを作成する画像合成ステップを有し、前記撮像装置は、当該画像合成ステップにより作成された当該合成画像データを前記受信ステップにより前記画像管理装置から受信することを特徴とする請求項76記載の画像管理方法。
【請求項80】 前記画像管理装置は、前記合成画像データと共に前記合成画像データのサムネイル画像データを作成するサムネイル画像作成ステップを有し、前記撮像装置は、当該サムネイル画像データを前記受信ステップにより受信することを特徴とする請求項79記載の画像管理方法。
【請求項81】 前記撮像装置は、前記撮像ステップにより撮像された画像データを蓄積する蓄積ステップと、前記受信ステップにより受信された画像データに対応する画像データを当該蓄積ステップから消去する消去ステップとを有することを特徴とする請求項79又は80記載の画像管理方法。
【請求項82】 前記関連する複数の画像データは、一連のパノラマ撮像画像データの組であることを特徴とする請求項70記載の画像管理方法。
【請求項83】 前記合成画像データは、パノラマ画像として合成された画像データであることを特徴とする請求項79記載の画像管理方法。
【請求項84】 前記画像管理装置は、他の装置に対して当該画像データを閲覧させるために、前記保持ステップにて保持する画像データをインターネット網を介して他の装置に送信する送信ステップを有することを特徴とする請求項70記載の画像管理方法。
【請求項85】 請求項1〜14の何れか1項に記載の撮像装置、請求項15〜27の何れか1項に記載の画像管理装置、又は、請求項28〜42の何れか1項に記載の画像管理システムの各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項86】 請求項43〜56の何れか1項に記載の撮像装置の制御方法、又は、請求項57〜84の何れか1項に記載の画像管理方法の処理ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項87】 請求項1〜14の何れか1項に記載の撮像装置、請求項15〜27の何れか1項に記載の画像管理装置、又は、請求項28〜42の何れか1項に記載の画像管理システムの各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
【請求項88】 請求項43〜56の何れか1項に記載の撮像装置の制御方法、又は、請求項57〜84の何れか1項に記載の画像管理方法の処理ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図7】
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【図17】
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【図24】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【公開番号】特開2003−110983(P2003−110983A)
【公開日】平成15年4月11日(2003.4.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2001−302972(P2001−302972)
【出願日】平成13年9月28日(2001.9.28)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】