説明

撮影条件制御装置、カメラ、プログラム

【課題】撮影者の意図に沿った撮影シーンを簡単に設定できる撮影条件制御装置を提供する。
【解決手段】被写体の種類に対応した撮影シーンが設定されることによって当該被写体の撮影に適した撮影条件がまとめて定められるシーン撮影モードを実行する撮影条件制御装置において、上記被写体の種類45を複数検出し、検出された複数の被写体の種類45に対応する複数の撮影シーンを撮影シーン候補に設定し、対応する候補アイコン54を表示させる。さらに撮影者42からの摺動操作があった場合には、当該撮影シーン候補の中から所定の順番で選択されるシーンを上記撮影シーンと設定し、上記所定の順番に設定される撮影シーンに応じて定められる画像処理条件に基づき画像処理されるライブビュー画像を表示させることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタルカメラの各種撮影条件が撮影シーンに応じて最適に設定されるシーン撮影モードの技術に関する。
【背景技術】
【0002】
被写体に合わせてAE・AF・AWBが自動設定されるオートモードはほとんどのカメラに搭載されていて、このオートモードであれば破綻のない画像を撮影することができる。だがオートモードだけでは、撮影時の雰囲気や被写体の特徴をうまく出すことはできないことが多いため、最近は 被写体に合わせて最適な撮影条件が設定されるシーン撮影モードが開発され、利用されている。
【0003】
このシーン撮影モードとは、選択された被写体の種類に合わせて、その被写体が良く映るような撮影条件が自動的に設定されるモードである。例えば、シーン撮影モードとして「ポートレイト」が選択されると、画素を細かくし絞りを浅く設定し、かつ色処理として肌色がきれいになるよう処理がされる。また、「夜景」が選択されると、シャッター速を遅くし、ISO感度を高くし、光線に特殊効果を与えるフィルタ効果を追加する。シーンモードの搭載されたカメラの例としては、特許文献1で開示されるカメラがある。
【0004】
さらに従来のシーン撮影モードでは用意されたシーンの種類の中から撮影者自身が適当なシーンを選択しなければならなかったが、これを改良して、被写体の画像から撮影シーンの種別を自動的に判定する撮像装置も提案されている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−311878号公報
【特許文献2】特開2008−154261号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
シーン撮影モードで撮影者がシーンの種類を選択する方式では、シーンメニューの中から適当なシーンを選択するという操作自体がわずらわしいことや、撮影者にシーンを選ぶだけの知識がないと正しい選択ができないというような問題がある。
【0007】
一方、シーンが自動選択されるオートシーンモードが搭載されているカメラでは、上記シーンメニューからの選択の煩わしさやシーン選択に必要な知識が要求されないので、問題がなく大変使いやすいように思える。しかし、実際の画面では、人、風景、花、家、太陽 等様々なものが混在するので、カメラで判断されたシーンが、撮影者の希望する画像が得られるシーンの種類と必ず一致するとは限らないという問題がある。
【0008】
本発明は、上記課題に鑑み、撮影者の意図に沿った撮影シーンを簡単に設定できる撮影条件制御装置、そのようなカメラおよびそのような処理を実行するプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明による撮影条件設定装置は、被写体の種類に対応した撮影シーンが設定されることによって当該被写体の撮影に適した撮影条件がまとめて定められるシーン撮影モードを実行する撮影条件制御装置において、画面にライブビュー画像を表示させる表示制御部と、画面に対応した撮影者からの指示を検出する操作検出部と、
上記ライブビュー画像上で被写体の種類を検出する被写体検出部と、用意された上記撮影シーンの中から、検出された被写体の種類に応じた撮影シーンを設定するシーン設定部と、
上記設定される撮影シーンに応じて、表示されるライブビュー画像に対する画像処理条件を含む上記撮影条件を設定する撮影条件設定部と、を備え、上記被写体検出部は、上記被写体の種類を複数検出し、上記シーン設定部は、検出された複数の被写体の種類に対応する複数の撮影シーンを撮影シーン候補に設定し、さらに撮影者からの指示があった場合には、当該撮影シーン候補の中から所定の順番で選択されるシーンを上記撮影シーンと設定し、上記表示制御部は、上記複数の撮影シーン候補の情報を表示させるとともに、上記撮影者からの指示があった場合には、上記所定の順番に設定される撮影シーンに応じて上記撮影条件設定部によって定められる画像処理条件に基づき画像処理されるライブビュー画像を表示させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、撮影者の意図に沿った撮影シーンを簡単に設定できる撮影条件制御装置、そのようなカメラおよびそのような処理を実行するプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】図1は、本発明の実施の形態の撮影条件制御装置を搭載したデジタルカメラの構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、操作により撮影シーンが切換わる様子を順番に説明する図である。
【図3】図3は、図2に続いて、操作により撮影シーンが切換わる様子を順番に説明する図である。
【図4】図4は、操作により撮影シーンが切換わる画面において、リセット操作がされる例を説明する図である。
【図5】図5は、操作により撮影シーンが切換わる画面において、他の画面例を説明する図である。
【図6】図6は、操作により撮影シーンが切換わる画面において、候補アイコンの他の表示例を説明する図である。
【図7】図7は、撮影条件制御装置による撮影シーンの設定処理の流れを説明するメインのフローチャートである。
【図8】図8は、図7のメインフローチャートのサブルーチンである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態の撮影条件制御装置を搭載したデジタルカメラの構成を示すブロック図である。
【0013】
本発明の実施形態に係るデジタルカメラ1は、制御部11、プログラムデータ記憶部12、ボタン操作部13、タッチパネル操作部14、撮像部15、SDRAM16、画像処理部17、表示制御部18、表示部19、圧縮伸長部20、記録再生部21、画像記憶部22、バスライン25を主要部として備える。
【0014】
制御部11は、プログラムデータ記憶部12に記憶された制御プログラムを読み込んで、デジタルカメラ1の全体を統括的に制御するCPUである。本実施形態の特徴の1つであるシーン撮影モードにおいて、制御部11は、プログラムに従って撮影条件制御の各処理を実行するが、便宜上各処理を撮影条件設定部11a、シーン設定部11b、被写体検出部11c、操作検出部11d という機能部として表現する。
【0015】
シーン撮影モードとは、選択された被写体の種類に合わせて、その被写体が良く映るような撮影条件がまとめて設定されるモードである。例えば、撮影シーンとして人物撮影用の「ポートレイト」が選択されると、絞りを浅く設定し、かつ色処理として肌色がきれいになるよう処理がされる。また、「夜景」モードが選択されると、シャッター速を遅くし、ISO感度を高くし、好みによっては光線に特殊効果を与えるフィルタ効果も追加する。シーン撮影モードの全体は、制御部11によって制御される。
【0016】
撮影条件設定部11aは、被写体の種類に対応した撮影シーンが設定されることによって当該被写体の撮影に適した撮影条件がまとめて定められるシーン撮影モードにおいて、設定される撮影シーンに応じて各撮影条件を定めるものである。撮影条件設定部11aは、シャッタースピード、画素数、ストロボ条件、ピント条件、あるいはコントラストや色補正等の各種撮影条件を設定する。撮影条件設定部11aによって設定された条件や値に応じて、撮像部15あるいは画像処理部17が制御される。
【0017】
シーン設定部11bは、上記撮影シーンとして被写体の種類に対応するよう用意された撮影シーンの中から、上記検出された被写体の種類に応じた撮影シーンを設定するものである。複数の被写体の種類と対応する各撮影シーンに関するデータは、予め用意された撮影シーンデータの中に格納されている。また、シーン設定部11bは、検出された複数の被写体の種類に対応する撮影シーンをそれぞれ撮影シーン候補として選択し、さらに撮影シーン候補の中から撮影者の指示によって撮影シーンを設定する。
【0018】
被写体検出部11cは、ライブビュー画像が表示される画面上で撮影者から指定された被写体についての種類を検出するものである。具体的には、被写体検出部11cは、画面上で操作者から指示された位置に存在する画像データを、全体の画像データの中から抽出して、その被写体の種類を判断する。被写体の種類を判断するために、まず被写体の特徴、例えば、形状、色、顔の有無、画面全体との関係、撮影日時等を抽出する。これらの特徴を、プログラムデータ記憶部12に記憶された被写体データベースと対比して、被写体の種類を特定する。また、被写体の一部に顔が存在すれば被写体は人物と判断する。
【0019】
操作検出部11dは、画面に対応した撮影者からの指示を検出するものである。具体的には、操作検出部11dは、ボタン操作部13およびタッチパネル14からの出力された信号から、操作内容を検出する。
【0020】
プログラムデータ記憶部12は、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリから構成され、制御部11の処理実行用のプログラム、および指示された被写体の種類を特定するための被写体データベースのデータが格納される。また、プログラムデータ記憶部12には、撮影シーンデータや画面に表示されるアイコンやウインドの画像データも格納される。
【0021】
ボタン操作部13は、デジタルカメラ1の背面や上面に設けられた操作部で、撮影の実行指示のためのレリーズボタンや、撮影モード・再生モード等の切り替えのためのメニューボタンが含まれる。
【0022】
タッチパネル操作部14は、デジタルカメラ1の背面に配置される表示部19に重ねるように設けられ、操作者のタッチ入力やタッチされたまま移動される指の軌跡を検出する。
【0023】
撮像部15は、レンズから撮像素子までを含む光学部と、撮像素子を駆動する駆動回路や撮像素子から出力される光電変換信号を処理してデジタルの画像データとして出力する信号処理部からなる。光学部は、被写体像を結像するレンズと、レンズの位置を移動させるAF機構部とズーム機構部、被写体光束を絞る絞り部等から構成される。
【0024】
信号処理部は、撮像素子から出力される光電変換信号について、ノイズを低減させるためのCDS回路、信号レベルを適切なレベルにまで増幅するAGC回路、これらで処理されたアナログ画像信号をデジタルの画像データに変換するAD回路等から構成される。
【0025】
SDAM16は、一時的なメモリで、画像のデジタル処理に利用されるワーキングエリアである。撮像部15から出力されるデジタル画像信号が一時的に格納され、画像処理部17による画像処理が実行される。同様に、表示制御部18あるいは圧縮伸長部20が各処理を実行する際にも利用される。
【0026】
画像処理部17は、撮像部15から出力される画像データに対して、ライブビュー画像あるいは記録画像用に、所定のガンマ処理、画素補間処理、色補正処理、YC変換等を実行する。画像処理部17は、シーン撮影モードでは、設定された撮影条件の内容に応じて、色補正やコントラスト補正、あるいは、顔処理であれば例えばスムージング処理の強度を変更する。
【0027】
表示制御部18は、表示部19に表示するために、撮影された画像データの画素数を表示画素数に変換する処理、および表示用に画素数変換したライブビュー画像や記録画像に、更にメニューの文字や撮影シーンの種類を示すアイコンあるいは、カーソル等の情報等を被写体に重ねる処理を実行する。
【0028】
表示部19は、LCDあるいはELパネルから構成されてデジタルカメラ1の背面に配置され、表示制御部18から出力されるライブビュー画像、撮影された記録画像あるいは、メニュー情報が表示されるメニュー画面が表示される。
【0029】
圧縮伸長部20は、撮影画像の画像データを画像記憶部22に記録する際、あるいは画像記憶部22に記録されている画像データを表示する際等において、周知のJPEG方式等に基づく画像データの圧縮処理や伸長処理を行う。
【0030】
記録再生部21は、画像記憶部22に対して圧縮された画像データを書き込んだり、逆に画像記憶部22から圧縮された画像データの読み出しを行うものである。画像記憶部22は、例えばxDピクチャーカード(登録商標)やコンパクトフラッシュ(登録商標)のカメラ本体に着脱可能な記録媒体あるいはHDDである。バスライン25は、上記各構成要素をデータラインとアドレスラインで結合するものである。
【0031】
ここまでがデジタルカメラ1の主たる構成要素の説明であるが、シーン撮影モードでの撮影条件設定に係る手順を簡単に説明すると以下のようである。
【0032】
操作検出部11dによってライブビュー画像全体で被写体が検出され、被写体検出部11cによって被写体の特徴が被写体データベースのデータと対比されて被写体の種類が検出される。そして、シーン設定部11bによって、検出された被写体の種類からシーンデータの中でその被写体の種類に適した撮影シーンが撮影シーン候補として複数選択され、選択された撮影シーン候補に順番が付けられる。撮影者の指示によって、撮影シーン候補がその順番で切換わる。撮影シーンの切換えに合わせて、撮影条件設定部11aによって、撮影シーンに応じて定められている各種撮影条件に、撮像部15・画像処理部17等の各パラメータが設定される。また、撮影シーンの切換えに合わせて、表示制御部18によって操作画面が制御され、撮影シーンに応じたアイコンやカーソルがライブビュー画像上に表示される。
【0033】
これら、制御部11、撮影条件設定部11a、シーン設定部11b、被写体検出部11c、操作検出部11d及び表示制御部18のすべてあるいは一部の組合せを撮影条件制御装置とも呼ぶ。
【0034】
以上のデジタルカメラ1を用いてシーン撮影モードにおいて行われる、各処理の内容と画面を図2以降で具体的に説明するが、最初に、被写体と対応して導かれる撮影条件との関係の例を表1で説明する。
【表1】

【0035】
表1には、7例を示す。まず第1の例は、被写体が夕日の場合である。被写体の特徴として、「色(赤系)と輝度が周囲から突出している。周囲が低コントラスト。形状が円、距離無限遠 、撮影日時が夕方」の条件の大部分が具備されていれば、被写体検出部11cによって、被写体の種類は「夕日」であると検出される。そして、被写体の種類が夕日であることから、シーン設定部11bによって、「夕焼け」の撮影シーンが設定される。そして、撮影条件設定部11aによって、撮影シーン「夕焼け」に対応した撮影条件として、「画像処理部で、画面全体で赤・黄色を強調。ピントはオート。輝度はややアンダー」等が設定される。
【0036】
第2の例は、被写体が山の場合である。被写体の特徴として、「ピント無限遠、コントラストが低い、色が茶系か緑系で、形状が山の特徴を示す」の条件の大部分が満足されれば、被写体検出部11cによって、被写体の種類は「山」であると検出される。シーン設定部11bによって、「遠い風景」の撮影シーンが設定される。そして、撮影条件設定部11aによって、「ピントはオート 、山の周囲の青や緑の色がきれいになるように処理、輝度はやや明るめ」等の撮影条件が設定される。第3の例以降については、以下の画面の内容で随時説明するが、第1,2と同様なロジックに基づき撮影条件を設定するものである。
【0037】
図2及び図3は、操作により撮影シーンを切換わる様子を説明する図である。図2(1)〜(6)は一連の流れを時間順で示す画面である。ここでは、「夕方の海岸で山を背景にしてジョギングしている女性と波打ち際にいる犬」というライブビュー画像を例にしている。
【0038】
図2(1)では、撮影者により撮影シーンが設定される前の画面で、デフォルトの撮影シーンとしてオートモードが設定されていて、画面40左上の撮影モードアイコン50にはオートモードのアイコンが表示されている。このライブビュー画像も、オートモードによる画像処理(色補正等)がなされた画像として表示されている。
【0039】
図2(2)は、撮影シーン候補を選択する指示がされた画面である。開始操作としては、例えば画面40に対するダブルクリック操作であるが、ボタン操作部13による操作としてもよい。開始操作がされると、被写体検出部11cによって、画面全体の中から色・形状・動き等特徴的な被写体が抽出され、この特徴的な被写体と被写体データベースに登録されている被写体と比較され、画面全体に存在する被写体の種類が検出される。
【0040】
ここで、被写体検出部11cによって、上記特徴から「夕日45a」、「動物45b」、「運動中の人物45c」、「山45d」、の計4つが被写体の種類と検出され、これがシーン設定部11bに通知されるとする。そして、シーン設定部11bによって、検出された複数の被写体の種類に対応して導かれる、「夕焼け」、「動物」、「スポーツ」、「遠い風景」についてが撮影シーン候補と設定される。
【0041】
図2(3)は、設定された撮影シーン候補の各アイコンが対応する被写体に重畳するように表示された画面である。表示制御部18によって、画面40には、「夕日45a」に候補アイコン54a、「動物45b」に候補アイコン54b、「運動中の人物45c」に候補アイコン54c、「山45d」に候補アイコン54dが、シーン候補アイコンとして表示される。このシーン候補アイコン54(a,b,c,d)は被写体の移動に合わせて移動して表示される。
【0042】
図2(4)は、図2(3)の候補アイコン54が表示されている画面上で、撮影者の指42による左方向への摺動操作がされた様子である。ここで、撮影シーン候補の切換え順番として、摺動方向と対応する被写体の画面上で左右の位置で決めるものとする。具体的には、摺動操作の方向が左の場合には、最も左にある被写体に対応する撮影シーン候補から順番に切換え、逆に摺動操作の方向が右の場合には、最も右にある被写体に対応する撮影シーン候補から順番に切換えるルールとする。つまり、操作検出部11dによって左方向への操作が検出された場合には、シーン設定部11bによって、撮影シーンは「夕焼け」、「動物」、「スポーツ」、「遠い風景」の順番で、操作ごとに切換え設定される。逆に、操作検出部11dによって右方向への操作が検出された場合には、シーン設定部11bによって、撮影シーンは「遠い風景」、「スポーツ」、「動物」、「夕焼け」の順番で、操作ごとに切換え設定される。もちろん、切換え順番のルールはこれに限られるものではない。また、画面40の左右には、左右への摺動操作によって撮影シーンが切換わることを示すマーク44も表示される。
【0043】
図2(4)に戻り、操作検出部11dで左方向への摺動操作が検出されると、シーン設定部11bによって、上記4つのシーン候補の中で、もっとも画面で左に位置する被写体に対応する夕焼けの撮影シーンが設定される。
【0044】
図4(5)は、夕焼けの撮影シーンが設定された画面である。図4(4)の操作により、シーン設定部11bによって夕焼けの撮影シーンが設定される。
撮影条件設定部11aによって、シーン設定部11bで設定された撮影シーン「夕焼け」に対応する撮影条件、つまり表1の第1の例で示したような条件が、撮像部15や画像処理部17に設定される。
【0045】
画面には、表示制御部18によって、撮影シーン「夕焼け」による条件で、つまり、画像処理により赤や黄色に色味が強調されたライブビュー画像が表示される。撮影モードアイコン50の内容も夕焼けのアイコンに切換わる。また、画面40の夕日45aの部分を囲むように、撮影シーンの基になった被写体を示すためのシーンカーソル56が表示される。現在の撮影シーンに対応する被写体がどの被写体であるかがを明確になるからである。そして、撮影者が、この画面が気に入った場合には、そのまま構図を決めてレリーズ操作をすれば、画像が記録される。
【0046】
図4(6)は、図4(5)の画面で、さらに撮影者の指42による左方向への摺動操作がされて、撮影シーンが、「夕焼け」から「動物」に切換わった画面である。撮影者が図4(5)の「夕焼け」のライブビュー画像が気に入らなければ、次の撮影シーンに切換えることができる。操作検出部11dによって左方向への摺動操作が検出されると、シーン設定部11bによって撮影シーンが「夕焼け」から「動物」に変更して設定される。撮影条件設定部11aも、撮影シーン「動物」への変更に応じて、各撮影条件を変更する。ライブビュー画像の画像処理条件(パラメータ)も「動物」の条件に切換わる。
【0047】
また、表示内容も、表示制御部18によって、撮影モードアイコンの内容が動物のアイコンに変更され、シーンカーソル56が動物45bの周囲に表示される。
【0048】
図3(1)は、図2(6)の続きである。図2(6)で、さらに撮影者の指42による左方向への摺動操作がされると、撮影シーンが、「動物」から「スポーツ」に切換わる。
【0049】
さらに、操作検出部11dによって左方向への摺動操作が検出されると、シーン設定部11bによって撮影シーンが「動物」から「スポーツ」に変更して設定される。撮影条件設定部11aも、撮影シーン「スポーツ」への変更に応じて、各撮影条件を「スポーツ」の条件に変更する。
【0050】
図3(2)は、図3(1)の続きである。再度、撮影者の指42による左方向への摺動操作がされると、撮影シーンが、「スポーツ」から「遠い風景」に切換わる。操作検出部11dによって左方向への摺動操作が検出されると、シーン設定部11bによって撮影シーンが「スポーツ」から「遠い風景」に変更して設定される。撮影条件設定部11aも、撮影シーン「遠い風景」への変更に応じて、各撮影条件を「遠い風景」の条件に変更する。表示制御部18によって、撮影シーン「遠い風景」による条件で、つまり、画像処理により青や緑がきれいに発色するように画像処理されたライブビュー画像が表示される。
【0051】
図3(3)は、図3(2)の画面で、右方向への摺動操作された様子を示す。上記のルールにより、撮影シーンが「遠い風景」から「スポーツ」に切換わる。
【0052】
図3(4)は、撮影シーンが「遠い風景」から「スポーツ」に切換わった画面である。操作検出部11dによって右方向への摺動操作が検出されると、シーン設定部11bによって撮影シーンが「遠い風景」から「スポーツ」に変更して設定される。撮影条件設定部11aも、撮影シーン「スポーツ」への変更に応じて、各撮影条件を変更する。
【0053】
図4は、撮影シーン「夕焼け」から、逆に最初のオートモードへ切換えるリセット操作を示す画面である。図2及び図3で示したように、被写体に合わせた撮影シーンによって撮影される画像をライブビュー画像としてモニタしたが、結局最初のオートモードに戻したいと希望される場合もあり得るからである。
【0054】
図4(1)は、図3(3)の画面で、画面が撮影者の指42によってダブルクリックされた様子を示す。図4(2)は、ダブルクリック操作によって、撮影モードがオートモードに戻された画面である。簡単なダブルクリック操作により最初のオートモードに設定されるので、オートモードへの変更設定も容易である。
【0055】
図5は、画面に表示されたシーン候補アイコンを直接選択して、希望の撮影シーンを設定する操作を説明する図である。設定したい撮影シーンが分かっている場合には、撮影シーンを決めるためにライブビュー画像の画質を確認する必要がないからである。
【0056】
図5(1)は、図3(3)の画面で、動物の候補アイコン54bが手42によって直接タッチされた様子を示す。図5(2)は、動物の候補アイコン54bが直接タッチされたことによって、撮影シーンが「動物」に切換わった様子を示す。シーン設定部11cによって、撮影シーン「動物」が設定され、撮影条件設定部11aによって、オートモードに代えて撮影シーン「動物」に応じた撮影条件が設定される。図2、図3で説明したような、撮影シーンを順番に切換えて希望する撮影シーンを見つけるやり方と、上記のような直接撮影シーンを選択するやり方を、場面によって使い分けることで、よりスピーディに撮影シーンを選択することができる。
【0057】
図6は、候補アイコン54の表示に関する他の例を説明するための図である。図2、3で説明したように、シーン候補を示す候補アイコン54が被写体の近傍や重畳して表示されていれば、選択可能なシーンの内容と意図する被写体の種類が直ちに分かるという効果がある。しかし、反面、候補アイコン54の表示によっては被写体の視認が妨害されるという弊害もある。この弊害を防止するための表示例を以下2つ説明する。
【0058】
図6(1)は、設定された候補アイコン54を画面上部にまとめた表示させた画面である。図2(3)では、表示制御部18によって設定された候補アイコン54が対応する被写体に重畳されるように表示させたが、本例では、画面の上部にアイコンエリア60を設け、候補アイコン54をそこにまとめて表示させるようにした。これにより、候補アイコン54が、被写体の視認に邪魔になることを防止できる。
【0059】
図6(2)は、候補アイコン54の代わりに、シーン候補カーソル58を表示する例である。カーソルであれば、アイコンよりサイズを小さくすることができ、また、単純形状なので目障りにもなりにくい。以上のように、候補アイコン54の表示に関する3例のいずれを選択するかについては、デジタルカメラ1のメニュー画面で選択できるようにしておけばより便利である。
【0060】
図7、図8は、これまで説明した撮影シーンの設定処理の流れを説明するフローチャートである。まず、図7は、撮影シーンの設定処理全体を説明するメインのフローチャートである。なお、これらの処理は、制御部11、撮影条件設定部11a、シーン設定部11b、被写体検出部11c、操作検出部11d、表示制御部18等によって主に実行される。ここで、デジタルカメラ1は、撮影モードで、かつシーン撮影モードに既に設定されているとする。
【0061】
撮影モードにおいては、制御部11は一定のフレームレイトでライブビュー画像を連続的に表示させる(ステップS11)。後述する撮影処理がされる期間以外は、ライブビュー画像は表示され続けるものとする。図2でも説明したように、シーン撮影モードにおいて、撮影シーンのデフォルトはオートモードである。図2(1)で示す場面である。次に、制御部11は、撮影シーンの設定処理を実行する(ステップS12)。
【0062】
図8は、撮影シーンの設定処理を具体的に説明するサブルーチンのフローチャートである。制御部11は、ライブビュー画像が表示されている画面上で、操作検出部11dによって、撮影者により撮影シーン候補選択の指示操作がされたかを判断する(ステップS31)。
【0063】
制御部11は、撮影シーン候補選択の指示操作がされていないと判断すると(ステップS31NO)、次に、候補アイコンが選択済みかを判断する(ステップS32)。既に撮影シーン候補選択の処理が終了して、再度このサブルーチンを通過する場合には、候補アイコンが選択済みかで、以降の処理を異ならせる必要があるからである。候補アイコンが選択済みであると判断する場合には(ステップS32YES)は、ステップS37に進み、候補アイコンが選択済みでないと判断する場合には(ステップS32NO)は、このサブルーチンを抜けて、図7のS13に進む。
【0064】
ステップS31に戻り、制御部11は、撮影シーン候補選択の指示操作(ダブルクリック)がされた判断すると(ステップS31YES)、ステップS33に進む。図2(2)で示す場面である。被写体検出部11cは、ライブビュー画像の画面全体の中から、特徴ある被写体を抽出する(ステップS33)。
【0065】
具体的には、被写体検出部11cは、ライブビュー画像の全体画像データについて、特徴ある被写体を探す。特徴ある被写体を探す場合には、被写体だけでなく、指定された被写体と画面全体との関係や撮影日時等の条件も考慮する。
【0066】
次に、被写体検出部11cは、抽出された被写体からその被写体の種類を決定する(ステップS34)。具体的には、被写体検出部11cは、被写体の特徴部をプログラムデータ記憶部12に記憶された被写体データベースと比較して、被写体の種類を決定する。指定された被写体に特徴が少ない場合や、特徴があっても、被写体データベースに登録されていない種類であった場合には、被写体の種類を決定することはできない。被写体抽出部11cは、被写体の種類の決定ができたか否かを制御部11に通知する。
【0067】
制御部11は、被写体抽出部11cからの通知によって被写体の種類が決定されたかを判断する(ステップS35)。制御部11は、被写体の種類が決定されなかった判断する場合には(ステップS35NO)、図8のサブルーチンのフローを終了して、図7のステップS13に進む。
【0068】
制御部11は、被写体の種類が決定されたと判断する場合には(ステップS35YES)、ステップS36に進む。
【0069】
シーン設定部11bは、プログラムデータ記憶部12に記憶された撮影シーンデータの中から検出された被写体の種類に応じた撮影シーンを選択し、これらを撮影シーン候補として設定する(ステップS36)。
【0070】
表示制御部18は、撮影シーン候補の内容を示す候補アイコンを、対応する被写体に重複あるいはその近傍に表示させる(ステップS37)。図2(3)で示す画面である。つまり、種類が決定できた全ての被写体に候補アイコンを表示させる。この場合、同じ被写体の種類であっても、候補アイコンを別々に表示してもよい。例えば、画面に人が3人いて、被写体の種類として「人物」であるという候補アイコンが3人に別々に付されていてもよい。
【0071】
次に、制御部11は、ステップS38,ステップS41、ステップS43の3つの割り込みを判断する。まず、制御部11は、候補アイコンが撮影者により直接選択されたかを判断する(ステップS38)。図5で説明した例である。制御部11は、候補アイコンが直接選択されたと判断すると(ステップ38YES)、選択された撮影シーンへの切換えが行われる(ステップS39)。具体的には、シーン設定部11bによって、選択されたアイコンに相当する撮影シーンが設定され、撮影条件設定部11aによって、設定された撮影シーンに相当する各撮影条件が設定される。対応して、画像処理部17は、ライブビュー画像に対する画像処理の条件を変更する。
【0072】
そして、表示制御部18は、画面40でのモードアイコン50の内容を設定された撮影シーンに切換え、シーンカーソルを対応する被写体に表示させる(ステップS40)。また、表示制御部18は上記撮影条件の設定に関連して変更された画像処理条件によるライブビュー画像を表示させる。図5(2)で示す画面である。
【0073】
次に、制御部11は、候補アイコンが直接選択されていないと判断する場合には(ステップS38NO)、撮影者から左右への摺動操作がされたかを判断する(ステップS41)。図2(4)で示す画面である。制御部11は、撮影者から左右への摺動操作がされたと判断する場合には(ステップS41YES)、撮影シーン候補の中から撮影シーンを順番に切換える(ステップS42)。具体的には、操作検出部11dによって摺動操作の左右方向が判断され、シーン設定部11bは、摺動方向と撮影シーン候補の中から、1の撮影シーンを設定する。選択ルールの詳細は、前述の図2(4)で説明済みなので省略する。撮影条件設定部11aは、シーン設定部11bによって設定された撮影シーンに相当する各撮影条件を設定する。
【0074】
そして、表示制御部18は、モードアイコン50の内容を設定された撮影シーンに切換える(ステップS40)。また、表示制御部18は、上記撮影条件の設定に関連して変更された画像処理条件によるライブビュー画像を表示させる。図2(5)で示したような例である。
【0075】
次に、制御部11は、撮影シーンに設定されている場合には、リセット操作がされたかを判断する(ステップS43)。リセット操作とは、図3(3)、(4)に示したような画面に対してのダブルクリック操作である。制御部11は、リセット操作がされたと判断する場合には(ステップS43YES)、撮影シーンを初期状態、例えばオートモードに戻す。
【0076】
制御部11は、ステップS38、ステップS41、ステップS43のいずれの操作もされないと判断した場合や、ステップS40あるいはステップS44の終了後は、図8のサブルーチンを終了して、図7のステップS13に進む。
【0077】
ステップS13以降では、制御部11は、割り込み操作の代表としてオフ操作とレリーズ操作があったかを判断し、なければステップS11に戻り撮影シーンの設定処理を繰り返す。
【0078】
まず、制御部11は、オフ操作がされたかを判断する(ステップS13)。オフ操作は、ボタン操作部13によりなされる操作である。制御部11は、オフ操作がされたと判断すると(ステップS13YES)、デジタルカメラ1の電源終了処理を実行する。
【0079】
制御部11は、オフ操作がされていないと判断すると(ステップS13NO)、撮影実行の指示であるレリーズ操作がされたかを判断する(ステップS14)。制御部11は、レリーズ操作がされていないと判断すると(ステップS14NO)、ステップS11に戻る。制御部11は、レリーズ操作がされたと判断すると(ステップS14YES)、設定された撮影条件で撮影処理を実行して(ステップS15)、ステップS11に戻り撮影シーンの設定処理を繰り返す。
【0080】
以上説明したように、被写体に応じて複数の撮影シーン候補が選ばれ、選ばれた撮影シーン候補の撮影条件が反映されたライブビュー画像を、簡単な操作によって切換えて見ることができるので、撮影シーンに関して詳しい知識がない撮影者であっても、希望する撮影シーンを確実に選択することができる。
【0081】
シーン設定部は、撮影シーン候補を切換える順番を、上記では、対応する被写体の画面上での左右の位置に応じて決めたが、当然これに限られるものではない。シーン設定部は、一般的な頻度で予め決められたデフォルトの順番で切換えるようにしてもよい。あるいは、画面上での被写体サイズが大きいものから、優先して登場させるようにしてもよい。また、撮影者により頻繁に利用される撮影シーンから優先して登場させるようにしてもよい。
【0082】
なお、制御部11がプログラムデータ記憶部12に格納された操作制御用のプログラムを読み出して実行されることで、上記被写体に応じた撮影シーンの選択設定が実現されるので、このようなソフトウェア処理に関する制御用プログラムも本発明となる。また、このような制御用プログラムが記録された記録媒体も本発明となる。なお、プログラムを格納する記録媒体としては、フラッシュメモリに限定されるものではなく、CD−ROM、DVD−ROM等の光学記録媒体、MD等の磁気記録媒体、テープ媒体、ICカードなどの半導体メモリであってもよい。
【0083】
上記本実施形態では、処理の実行を、ソフトウェア処理とハードウェア処理の組み合わせで説明したが、これに限られるものではなく、その組合わせは選択事項である。
【0084】
また、本実施の形態では、撮影条件制御装置をデジタルカメラ1に適用した例で説明したが、当然これに限られるものではなく、パソコンのカメラ部や携帯電話のカメラ部あるいはムービーカメラ等に適用してもよい。また、撮影者からの画面指示操作の手段をタッチパネル操作部14だけで説明したが、当然これに限られるものではなく、ボタン操作部13あるいはタッチパッドで行うようにしてもよい。
【符号の説明】
【0085】
1・・・デジタルカメラ、11…制御部、11a…撮影条件設定部、11b…シーン設定部、11c…被写体検出部、11d…操作検出部、12…プログラムデータ記憶部、13…ボタン操作部、14…タッチパネル操作部、15…撮像部、16…SDRAM、17…画像処理部、18…表示制御部、19…表示部、20…圧縮伸長部、21…記録再生部、22…画像記憶部、25…バスライン、40…画面、42…手、44…マーク、45a、45b、45c、45d…被写体、50…撮影モードアイコン、54、54a、54b、54c、54d…候補アイコン、56…シーンカーソル、58…シーン候補カーソル、60・・・アイコンエリア

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被写体の種類に対応した撮影シーンが設定されることによって当該被写体の撮影に適した撮影条件がまとめて定められるシーン撮影モードを実行する撮影条件制御装置において、
画面にライブビュー画像を表示させる表示制御部と、
画面に対応した撮影者からの指示を検出する操作検出部と、
上記ライブビュー画像上で被写体の種類を検出する被写体検出部と、
用意された上記撮影シーンの中から、上記検出された被写体の種類に応じた撮影シーンを設定するシーン設定部と、
上記設定される撮影シーンに応じて、表示されるライブビュー画像に対する画像処理条件を含む上記撮影条件を設定する撮影条件設定部と、を備え、
上記被写体検出部は、上記被写体の種類を複数検出し、
上記シーン設定部は、検出された複数の被写体の種類に対応する複数の撮影シーンを撮影シーン候補に設定し、さらに撮影者からの指示があった場合には、当該撮影シーン候補の中から所定の順番で選択されるシーンを上記撮影シーンと設定し、
上記表示制御部は、上記複数の撮影シーン候補の情報を表示させるとともに、上記撮影者からの指示があった場合には、上記所定の順番に設定される撮影シーンに応じて上記撮影条件設定部によって定められる画像処理条件に基づき画像処理されるライブビュー画像を表示させる
ことを特徴とする撮影条件制御装置。
【請求項2】
上記シーン設定部は、上記撮影シーン候補の中からシーンを選択する所定の順番として、そのシーンに対応する被写体が当該ライブビュー画像の画面で並んでいる順番に従う
ことを特徴とする請求項1に記載の撮影条件制御装置。
【請求項3】
上記表示制御部は、上記撮影シーン候補の情報を上記撮影シーン候補に対応する被写体の近傍に表示させる
ことを特徴とする請求項1または2に記載の撮影条件制御装置。
【請求項4】
上記表示制御部は、上記撮影シーン候補の情報として、当該撮影シーン候補を表すアイコンを表示させる
ことを特徴とする請求項3に記載の撮影条件制御装置。
【請求項5】
上記表示制御部は、上記ライブビュー画像に重畳させて、設定された撮影シーンの情報及び当該撮影シーンに対応する被写体の位置を特定する情報を表示させる
ことを特徴とする請求項1または2に記載の撮影条件制御装置。
【請求項6】
請求項1乃至6のいずれか1項に記載された撮影条件制御装置を搭載した
ことを特徴とするカメラ。
【請求項7】
被写体の種類に対応した撮影シーンが設定されることによって当該被写体の撮影に適した撮影条件がまとめて定められるシーン撮影モードを実行する撮影条件制御処理をカメラのコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
画面に表示されるライブビュー画像上で被写体の種類を複数検出するステップと、
検出された複数の被写体に対応して、用意された撮影シーンの中から複数の撮影シーンを撮影シーン候補と設定するステップと、
さらに撮影者からの指示があった場合には、当該撮影シーン候補の中から所定の順番で選択されるシーンを撮影シーンと設定するステップと、
上記設定される撮影シーンに応じて、表示されるライブビュー画像の画像処理条件を含む上記撮影条件を定めるステップと、
上記定められた画像処理条件に基づき画像処理されるライブビュー画像を表示させるステップと、をそれぞれ有する
ことを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−273166(P2010−273166A)
【公開日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−123950(P2009−123950)
【出願日】平成21年5月22日(2009.5.22)
【出願人】(504371974)オリンパスイメージング株式会社 (2,647)
【Fターム(参考)】