説明

操作卓装置

【課題】簡単な構成で本体部と操作部とが分離可能な操作卓装置を提供する。
【解決手段】本体部1の天面に配設した凸形状のコネクタ7をテーブル3の貫通穴19を介して操作部1の底面5に配設した接続用コネクタ6に嵌合させて本体部1内に収納された電子機器10と操作部1との間を電気的に接続する。接続用コネクタ6は操作部1の底面5から突出しない形状とする。テーブル3上に操作部1を載置する位置を案内する凸形状のガイド11が配設され、該ガイド11に対応する操作部1の底面5の位置にガイド穴8とその近傍にゴム足9が配設される。テーブル3を本体部2の天面の所定の位置に配置するために、本体部2の側面の奥側上端近傍に配設された突起部14と係合する引掛け金具13をテーブル3の裏面に備える。本体部2にテーブル3を固定する固定金具がネジ止めされるネジ穴17,18が、本体部2の前面上端近傍とテーブル3の裏面とに穿設されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、操作卓装置に関し、特に、電子機器を収納する本体部とテーブルと多数のスイッチやLED表示を配置した操作部とを有する操作卓装置の構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来無線指令システムに用いられる操作卓装置は、例えば、特許文献1の特開2006−262280号公報「電子機器操作卓装置」のように、電子機器を収納する本体部により支持され、作業を行うテーブルと多数のスイッチや表示LEDを配置した操作部が一体となって構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開特開2006−262280号公報(第2−3頁)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来、操作卓装置は、電子機器を収納する本体部と操作部とが一体に構成されているため、設置スペースとして、装置面積を形成するテーブルの大きさと操作者用の作業スペースとの両方を確保した広い専用の設置場所が必要となる。
【0005】
さらに、従来の操作卓装置は、本体部と操作部とが一体構造をなしているため、操作作業を行う際に、操作者は、操作卓装置が設置された場所まで、その都度、移動する必要があった。
【0006】
(本発明の目的)
本発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、簡単な構成によって操作卓装置の本体部と操作部とを分離可能とした構造とし、設置場所を限定することなく、任意の場所で操作を行うことが可能な操作卓装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述の課題を解決するため、本発明による操作卓装置は、次のような特徴的な構成を採用している。
【0008】
(1)当該操作卓装置としての機能を司る電子機器を収納する本体部と、該本体部上に取り付けられ、操作者の作業台として機能するテーブルと、該テーブル上に着脱可能に載置され、操作者が操作を行う操作部とからなる操作卓装置において、前記本体部内に収納された前記電子機器と前記操作部とはコネクタにより電気的に接続されている操作卓装置。
【発明の効果】
【0009】
本発明の操作卓装置によれば、以下のような効果を奏することができる。
【0010】
第1の効果は、簡単な操作により、操作卓装置の本体部と操作部とを分離することが可能になるので、操作卓装置を設置するために大きなスペースを確保することがなくなり、作業スペースの有効利用と省スペース化とを図ることができる点にある。
【0011】
第2の効果は、簡単な構成によって、操作部と本体部とを分離することが可能であるので、分離可能な構造を有する操作卓装置を経済的に構成することができる点にある。
【0012】
第3の効果は、操作部と本体部との電気的な接続を無線信号によって行うことにより、配線工事を行うこともなく、本体部から操作部を容易に分離設置することが可能となり、さらには、1台の本体部に対して複数の操作部を設置することも可能となることから、複数の場所で、かつ、複数の作業者がそれぞれで使用し易い環境で作業を行うことも可能となるという点にある。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の操作卓装置の一構成例を示す分解斜視図である。
【図2】図1に示す操作卓装置の本体部のコネクタと操作部の接続用コネクタとを嵌合接続した状態の断面図である。
【図3】図1に示す操作卓装置の本体部とテーブルとを固定して取り付ける取り付け部の状態を示す断面図である。
【図4】図1に示す操作卓装置の本体部から分離設置した操作部の接続用コネクタの状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明による操作卓装置の好適な実施例について添付図を参照して説明する。
【0015】
(本発明の特徴)
本発明の実施形態の説明に先立って、本発明の特徴についてまず説明する。本発明の操作卓装置は、当該操作卓装置としての機能を司る電子機器を収納する本体部と、該本体部に支持されるように取付けられ、操作者の作業台として機能するテーブルと、該テーブル上に着脱可能に載置され、操作者が操作を行う操作部とからなり、該操作部には多数のスイッチやLED表示が配置されている。
【0016】
操作部を載置するテーブル上には、該操作部の位置決めを行うための凸形状のガイドを備え、操作部の底面には、前記ガイドが挿入されて嵌合するガイド穴を備えている。さらに、本体部上面(天面)上に備えられたコネクタは、前記テーブル厚よりも高さが高く、上に突出する構造を有し、操作部を前記テーブル上の所定の位置に載置した際には、該コネクタは、前記テーブルを貫通して、操作部側の底面に配設されている接続用コネクタに嵌合して、操作部との電気的接続を行う構造としている。
【0017】
以上のような操作卓装置の構成とすることにより、テーブル上のガイドに操作部のガイド穴を合わせて、操作部を上から装着することによって、ガイドとガイド穴によって機械的な接続を行うとともに、本体部上面(天面)に配置されているコネクタと操作部底面に配設されている接続用コネクタとが嵌合して電気的にも容易に接続される。
【0018】
また、本体部からつまりテーブルから操作部を取り外しても、操作部の底面の接続用コネクタと本体部上面のコネクタとを接続ケーブルにて接続することにより、操作部を任意の事務机等へ移動して使用することができる。また、操作部底面の接続用コネクタは、底面から突出する形状ではなく、底面の内側に配置されているので、事務机等の机上に載置しても、接続用コネクタが事務机の表面に接触することはない。
【0019】
なお、テーブルを本体部に固定して取り付ける構造として、テーブル裏面の奥側の所定の位置に設けた引掛け金具を本体部側面の奥側上端近傍に形成している突起部に嵌合させた後、本体部の手前側とテーブル裏面側とを固定金具にてネジ固定する構造としている。したがって、本体部と操作部とを分離設置した場合に不要となるテーブルは、手前側のネジを外して、テーブルを手前側にスライド移動すれば、簡単に取外しが可能である。
【0020】
以上のような本発明の操作卓装置においては、本体部と操作部とは簡単に分離可能な構造であり、操作部の設置場所を限定することなく、任意の場所に移動して設置することができ、かつ、操作を行うことができる。また、本体部と操作部とを分離設置する場合、本体部からテーブルを取り外して、本体部のみを設置することにより、省スペース化が図れるという効果も得られる。
【0021】
(実施形態の構成例)
次に、本発明の操作卓装置の構成について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の操作卓装置の一構成例を示す分解斜視図である。図2は、図1に示す操作卓装置の本体部のコネクタと操作部の接続用コネクタとを嵌合接続した状態の断面図である。また、図3は、図1に示す操作卓装置の本体部とテーブルとを固定して取り付ける取り付け部の状態を示す断面図である。また、図4は、図1に示す操作卓装置の本体部から分離設置した操作部の接続用コネクタの状態を示す断面図である。
【0022】
まず、図1の分解斜視図に示すように、操作卓装置は、操作者が操作を行う操作部1、当該操作卓装置の機能を司る電子機器10を内部に収納している本体部2および操作部1を載置して操作者の作業机として機能するテーブル3の3つの構成要素によって構成されている。
【0023】
操作部1の操作面4には、多数のボタンスイッチ、表示LEDが並んで配置されており、操作部1の底面5には、本体部2側のコネクタ7と嵌合させて電気的に接続する接続用コネクタ6が配設されている。該接続用コネクタ6は、操作部1の底面5から突出することがない形状とされており、本体部2側の凸形状のコネクタ7を底面5内へ挿入するようにして、両者を嵌合させて電気的に接続するような構造とされている。
【0024】
さらに、操作部1の底面5の四隅には、テーブル3への操作部1の固定位置を案内するためにテーブル3上に配設されている凸形状の位置決め用のガイド11に装着するためのガイド穴8が形成されており、その近傍に、クッション材として機能するゴム足9が取り付けられている。
【0025】
本体部2の内部には、前述したように、当該操作卓装置としての機能を司る電子機器10を収納しており、上面(天面)には、操作部1の接続用コネクタ6と嵌合される凸形状のコネクタ7を備えている。テーブル3には当該コネクタ7に対応する箇所に貫通穴19が設けられており、本体部2の天面の所定の位置にテーブル3を取り付けた際には、コネクタ7は、該貫通穴19を緩挿して、テーブル3上の決められた位置に載置された操作部1の接続用コネクタ6に嵌合する。
【0026】
つまり、本体部2の天面の所定の位置にテーブル3が載置されて、貫通穴19から突出したコネクタ7は、操作者が該テーブル3の所定の位置に操作部1を載置するという簡単な操作を行うだけで、操作部1の接続用コネクタ6に嵌合して、電気的な接続がなされる。この結果、本体部2に収納されている電子機器10と操作部1の操作面4に配置されているボタンスイッチや表示LEDとの間の電気信号の送受信が可能な状態になり、操作者の操作を受け付けることができる状態になる。
【0027】
図2は、前述のように、本体部2上に取り付けたテーブル3上に操作部1を載置して、本体部2のコネクタ7と操作部1の接続用コネクタ6とを嵌合接続した状態を示している。図2に示すように、テーブル3上に配置したガイド11を操作部1の底面5に形成したガイド穴8に挿入する操作を行うだけで、操作部1は、テーブル3上の所定の位置に正しく載置された状態になる。テーブル3上の正しい位置に載置された状態になると、操作部1の底面5に配設されている接続用コネクタ6に、本体部2のコネクタ7が正確に嵌合される状態に設定される。
【0028】
したがって、操作部1をテーブル3上に載置した際に、接続用コネクタ6、コネクタ7に無理な応力が掛かって、接続用コネクタ6、コネクタ7が破損してしまうことを確実に防止し、操作部1の接続用コネクタ6と本体部2のコネクタ7とを容易にかつ安全に嵌合接続することができる。
【0029】
なお、本体部2の天面の所定の位置にテーブル3を正しく載置して固定するための構造の一例を図1および図3に示している。図1および図3に示すように、本体部2の側面の奥側の上端近傍の所定の位置には、テーブル3の裏面の奥側の所定の位置に形成された引掛け金具13と係合する突起部14が配置されるとともに、テーブル3の貫通穴19を本体部2の凸形状のコネクタ7に緩挿させた状態におけるテーブル3の移動範囲を制限するために、引掛け金具13の移動を係止する係止部15が配置されている。
【0030】
つまり、テーブル3を本体部2の天面に、本体部2の凸形状のコネクタ7に貫通穴19を緩挿させるようにして載置した際に、テーブル3の裏面に設けられている引掛け金具13は、本体部2の側面に設けられている突起部14と係止部15との間に装着される状態になる。しかる後、テーブル3を本体部2の天面に沿って手前側からスライド移動させることによって、引掛け金具13と突起部14とを係合させて、テーブル3の奥方向への移動が不可能になり、正しい位置に固定された状態になる。
【0031】
さらに、本体部2の前面の左右上端近傍の所定の位置には、ネジ穴17が、また、テーブル3の裏面側の左右の対応する位置にもネジ穴18が穿設されており、固定金具16をネジ穴17,18に合わせて本体部2とテーブル3とをネジ止めすることにより、正しい位置に完全に固定することができる。
【0032】
一方、テーブル3を本体部2から取り外す場合は、前述の操作とは逆手順で行えば良く、まず、固定金具16を固定していたネジを外した後、テーブル3を本体部2の天面に沿って奥側から手前側にスライド移動させることによって、引掛け金具13と突起部14との係合を解除させるとともに、引掛け金具13が係止部15に当接することによって、手前側へのスライド移動が不可能な状態になる。
【0033】
この状態で、引掛け金具13を突起部14と係止部15との間から引き抜くように、テーブル3を持ち上げることによって、テーブル3の貫通穴19に緩挿された状態のコネクタ7を破損させるような応力を掛けることなく、容易に、テーブル3を本体部2から取り外すことができる。
【0034】
また、操作部1は、テーブル3上の所定の位置に載置しない状態であっても、あるいは、操作部1を本体部2とは別の場所に移動して分離した状態であっても、使用することができる。例えば、操作部1を本体部2とは別の場所に移動して、操作部1を本体部2と分離設置する場合には、図4に示すように、操作部1の底面5に配置した接続用コネクタ6と本体部2に配置したコネクタ7との間を接続ケーブル12によって電気的に接続することができる。
【0035】
ここで、操作部1側の接続用コネクタ6は、前述したように、底面5から突出するような形状ではないので、テーブル3上の所定の位置以外の例えば他の場所の事務机等の上に載置した場合であっても、接続用コネクタ6が、事務机に接触してしまうことがないし、また、底面5に取り付けられているゴム足9がクッション材として機能するので、事務机を傷付けることもない。さらには、ゴム足9によって、操作部1の底面5が、事務机に密着する状態になっていないので、その空隙を介して、接続ケーブル12を配線することも可能である。
【0036】
なお、操作部1と本体部2とを分離設置する場合、図4の場合のように、操作部1の接続用コネクタ6と本体部2のコネクタ7とを接続ケーブル12を用いて有線接続することによって電気的動作を可能にする場合に限るものではない。例えば、操作部1と本体部2との間の電気的な接続を接続ケーブル12を用いる代わりに、無線信号を送受信することが可能な無線機を操作部1および本体部2に設置することにより、無線信号を用いて、操作部1と本体部2との電気的な接続を可能とするようにしても良い。
【0037】
かくのごとく、無線信号を用いる場合には、接続ケーブル12を操作部1と本体部2との間に配線する配線工事が不要となり、さらに、操作部1の移動性を向上させることができる。また、1台の本体部2に対して操作部1を複数台設置することも可能となり、それぞれが異なる場所で操作を行うような形態も可能となる。
【0038】
また、操作部1と本体部2とを分離設置する場合には、本体部2に取り付けていたテーブル3を簡単に取り外すことも可能であり、テーブル3を取り外すことによって、スペース的な制約要件が緩和され、本体部2の設置場所についても自由度が向上する。
【0039】
(本実施形態の効果の説明)
以上に詳細に説明したように、前述のような実施形態においては、以下のような効果が得られる。
【0040】
第1の効果は、簡単な操作により、操作卓装置の本体部2と操作部1とを分離することが可能になるので、操作卓装置を設置するために大きなスペースを確保することがなくなり、作業スペースの有効利用と省スペース化とを図ることができる点にある。
【0041】
第2の効果は、簡単な構成によって、操作部1と本体部2とを分離することが可能であるので、分離可能な構造を有する操作卓装置を経済的に構成することができる点にある。
【0042】
第3の効果は、操作部1と本体部2との電気的な接続を無線信号によって行うことにより、配線工事を行うこともなく、本体部2から操作部1を容易に分離設置することが可能となり、さらには、1台の本体部2に対して複数の操作部1を設置することも可能となることから、複数の場所で、かつ、複数の作業者がそれぞれで使用し易い環境で作業を行うことも可能となるという点にある。
【0043】
以上、本発明の好適実施例の構成を説明した。しかし、斯かる実施例は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であることが、当業者には容易に理解できよう。例えば、本発明の実施態様は、課題を解決するための手段における構成(1)に加えて、次のような構成として表現できる。
(2)前記電子機器と前記操作部との接続を行う前記コネクタは、前記電子機器を収納した前記本体部の天面に固定設置したコネクタと前記操作部の底面に配設された接続用コネクタとが互いに嵌合することにより電気的に接続される上記(1)の操作卓装置。
(3)前記本体部の天面に固定設置した前記コネクタは、凸形状のコネクタであり、一方、前記操作部の底面に配設された前記接続用コネクタは、当該操作部の底面から突出しない形状であり、本体側の前記コネクタを前記操作部の底面内に挿入するようにして互いに嵌合する上記(2)の操作卓装置。
(4)前記本体部の天面に固定設置した前記コネクタは、前記本体上に取り付けられた前記テーブルに穿設された貫通穴を緩挿して、前記操作部の底面に配設された前記接続用コネクタと嵌合する上記(2)または(3)の操作卓装置。
(5)前記テーブル上に前記操作部を載置する位置を案内するための凸形状のガイドが配設されており、前記ガイドに対応する前記操作部の底面の位置に、前記ガイドに装着するためのガイド穴と、該ガイド穴の近傍にゴム足が配設されている上記(2)ないし(4)のいずれかの操作卓装置。
(6)前記テーブルを前記本体部の天面に取り付ける際に、前記本体部の側面の奥側上端近傍に配設された突起部と係合する引掛け金具を前記テーブルの裏面に備え、前記テーブルを前記本体部の手前側から奥側に向かってスライド移動させることにより、前記引掛け金具が前記突起部に係合することにより、前記テーブルの取り付け位置に前記テーブルを配置する上記(2)ないし(5)のいずれかの操作卓装置。
(7)前記本体部の側面の奥側上端近傍に配設された前記突起部の手前方向に、前記テーブルを前記本体部の奥側から手前側に向かってスライド移動させた際に、前記引掛け金具を係止する係止部を配設している上記(6)の操作卓装置。
(8)前記本体部に前記テーブルを固定する固定金具がネジ止めされるネジ穴が、前記本体部の前面上端近傍と前記テーブルの裏面とに穿設されている上記(6)または(7)の操作卓装置。
(9)前記操作部を前記テーブル上から取り外して使用する際に、前記操作部側の前記接続用コネクタと前記本体部側の前記コネクタとの間を接続ケーブルによって電気的に接続する上記(2)ないし(8)のいずれかの操作卓装置。
(10)前記本体部に収納される前記電子機器および前記操作部に、相互に無線信号を送受信することができる無線部を備え、前記操作部を前記テーブル上から取り外して使用する際に、前記無線部による無線信号によって、前記電子機器と前記操作部とを電気的に接続する上記(2)ないし(8)のいずれかの操作卓装置。
【符号の説明】
【0044】
1 操作部
2 本体部
3 テーブル
4 操作面
5 底面
6 接続用コネクタ
7 コネクタ
8 ガイド穴
9 ゴム足
10 電子機器
11 ガイド
12 接続ケーブル
13 引掛け金具
14 突起部
15 係止部
16 固定金具
17 ネジ穴
18 ネジ穴
19 貫通穴

【特許請求の範囲】
【請求項1】
当該操作卓装置としての機能を司る電子機器を収納する本体部と、該本体部上に取り付けられ、操作者の作業台として機能するテーブルと、該テーブル上に着脱可能に載置され、操作者が操作を行う操作部とからなる操作卓装置において、前記本体部内に収納された前記電子機器と前記操作部とはコネクタにより電気的に接続されていることを特徴とする操作卓装置。
【請求項2】
前記電子機器と前記操作部との接続を行う前記コネクタは、前記電子機器を収納した前記本体部の天面に固定設置したコネクタと前記操作部の底面に配設された接続用コネクタとが互いに嵌合することにより電気的に接続されることを特徴とする請求項1に記載の操作卓装置。
【請求項3】
前記本体部の天面に固定設置した前記コネクタは、凸形状のコネクタであり、一方、前記操作部の底面に配設された前記接続用コネクタは、当該操作部の底面から突出しない形状であり、本体側の前記コネクタを前記操作部の底面内に挿入するようにして互いに嵌合することを特徴とする請求項2に記載の操作卓装置。
【請求項4】
前記本体部の天面に固定設置した前記コネクタは、前記本体上に取り付けられた前記テーブルに穿設された貫通穴を緩挿して、前記操作部の底面に配設された前記接続用コネクタと嵌合することを特徴とする請求項2または3に記載の操作卓装置。
【請求項5】
前記テーブル上に前記操作部を載置する位置を案内するための凸形状のガイドが配設されており、前記ガイドに対応する前記操作部の底面の位置に、前記ガイドに装着するためのガイド穴と、該ガイド穴の近傍にゴム足が配設されていることを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の操作卓装置。
【請求項6】
前記テーブルを前記本体部の天面に取り付ける際に、前記本体部の側面の奥側上端近傍に配設された突起部と係合する引掛け金具を前記テーブルの裏面に備え、前記テーブルを前記本体部の手前側から奥側に向かってスライド移動させることにより、前記引掛け金具が前記突起部に係合することにより、前記テーブルの取り付け位置に前記テーブルを配置することを特徴とする請求項2ないし5のいずれかに記載の操作卓装置。
【請求項7】
前記本体部の側面の奥側上端近傍に配設された前記突起部の手前方向に、前記テーブルを前記本体部の奥側から手前側に向かってスライド移動させた際に、前記引掛け金具を係止する係止部を配設していることを特徴とする請求項6に記載の操作卓装置。
【請求項8】
前記本体部に前記テーブルを固定する固定金具がネジ止めされるネジ穴が、前記本体部の前面上端近傍と前記テーブルの裏面とに穿設されている特徴とする請求項6または7に記載の操作卓装置。
【請求項9】
前記操作部を前記テーブル上から取り外して使用する際に、前記操作部側の前記接続用コネクタと前記本体部側の前記コネクタとの間を接続ケーブルによって電気的に接続することを特徴とする請求項2ないし8のいずれかに記載の操作卓装置。
【請求項10】
前記本体部に収納される前記電子機器および前記操作部に、相互に無線信号を送受信することができる無線部を備え、前記操作部を前記テーブル上から取り外して使用する際に、前記無線部による無線信号によって、前記電子機器と前記操作部とを電気的に接続することを特徴とする請求項2ないし8のいずれかに記載の操作卓装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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