説明

操作装置

【課題】表示パネルへの接触箇所の数に応じてユーザが異なる方法で操作を行うことができる操作装置を提供する。
【解決手段】操作項目画像11〜13を表示パネル1に表示し、操作項目画像11〜13に対する接触操作を接触検知部3にて検知することによりユーザによる操作項目の選択を受け付ける。このとき、接触箇所の数に応じて異なる種類の操作受付画像を表示パネル1に表示する。接触箇所が一箇所の場合には、接触箇所の上下又は左右等の直線移動により操作を受け付ける操作受付画像を表示し、接触箇所が複数箇所の場合には、接触箇所の円弧移動により操作を受け付ける操作受付画像を表示して、接触箇所の移動量に応じてエアコン9の風向、風量又は温度等の設定を受け付ける。また、少なくとも1つの接触箇所に重なるように操作受付画像を表示し、接触箇所が三箇所以上の場合には、手の外側の位置に操作受付画像の一部を表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液晶パネルなどの表示パネルにメニュー又はアイコン等の画像を表示し、この画像に対する接触操作を検知することによって、ユーザの操作を受け付ける操作装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、表示パネルへの接触操作を検知することによってユーザの操作を受け付ける操作装置、所謂タッチパネル方式の操作装置が普及している。タッチパネル方式の操作装置はその他のボタン又はスイッチ等を備える必要がないため、操作装置の小型化が容易であり、また、表示パネルに表示する画像を変更するのみで多種多様な操作の受け付けを行うことができるという利点がある。特に近年では携帯電話、携帯型音楽プレーヤ及び携帯型ゲーム機等の携帯機器にタッチパネルが搭載される場合が多く、その操作性を向上するための技術開発がなされている。
【0003】
例えば特許文献1においては、液晶パネルの画像表示面に接触した指の位置をタッチパネルで検出し、検出した接触位置に応じて、画像表示面に接触している指の位置に掛からない領域に画像を表示することによって、指で隠されない位置に画像表示領域を変更することができる画像表示装置が提案されている。
【0004】
また、近年の車輌には多数の電子機器が搭載されており、これらの機器を操作するための操作装置は運転席近傍、例えばインストルメントパネルなどに配されるが、車輌に搭載される機器の増加及び各機器の多機能化に伴って、多くの機能を操作するためにはより多くのスイッチ又はボタン等が必要となり、配設スペースの不足が問題となっている。タッチパネル方式の操作装置は、車輌内などの限られたスペースに配設される操作装置に適しており、配設スペースの不足という問題を解決することができる。
【0005】
従来のタッチパネル方式の操作装置では、例えば、ユーザは表示パネルに一覧表示されたメニューから一の項目を接触操作により選択し、この選択を受け付けた操作装置が表示パネルの表示内容を更新し、更にユーザが更新されたメニューから一の項目を接触操作により選択するというような繰り返し操作を行う必要があり、この繰り返し操作によって最終的にユーザは目的とする機器の設定などの操作を行うことができる。また例えば、設定温度の変更などの数値を増減させる操作を行う場合、ユーザは表示パネルに表示された「+」又は「−」のアイコンに対する接触操作を数回行うことによって、所望の数値に変更することができる。しかしこのような操作を行う操作装置は、その操作性が低いという問題がある。
【0006】
近年のタッチパネル方式の操作装置では、表示パネルに対する単純な接触操作のみでなく、ユーザが接触させた指を表示パネル上で移動させるスライド操作を受け付け、これにより表示パネルに表示する画像の変更を行うことが行われている。これによりユーザはより直観的に操作を行うことができるためタッチパネル方式の操作装置の操作性を向上することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2005−234993号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上述のタッチパネル方式の操作装置では、例えば設定温度の変更などの1つの操作目的に対して、予め定められた1つの操作手順でユーザは操作を行う必要がある。直観的な操作を行うことができるタッチパネル方式の操作装置であっても、ユーザは予め定められた1つの操作手順で操作を行わなければならず、ユーザの感性がその直観的な操作に合わない場合には、操作装置の操作性がより悪化する虞がある。
【0009】
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、1つの操作目的に対して複数の操作手順をユーザに提供し、表示パネルへの接触箇所の数に応じてユーザが異なる方法で操作を行うことができる操作装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る操作装置は、表示パネルと、該表示パネルに対する接触操作を検知する検知手段とを備える操作装置において、前記検知手段の検知結果に基づいて、前記表示パネルに対する接触箇所の数を判定する接触数判定手段と、前記検知手段が接触操作を検知した場合に、前記接触数判定手段が判定した接触箇所の数に応じた操作受け付けのための操作受付画像を前記表示パネルに表示する処理を行う表示処理手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
また、本発明に係る操作装置は、前記表示処理手段が、前記接触数判定手段により接触箇所が一箇所であると判定された場合、接触箇所の直線移動に伴って移動する部分を有する直線移動操作受付画像を表示し、前記接触数判定手段により接触箇所が複数箇所であると判定された場合、接触箇所の円弧移動に伴って移動する部分を有する円弧移動操作受付画像を表示するようにしてあることを特徴とする。
【0012】
また、本発明に係る操作装置は、前記表示処理手段が、前記表示パネルに対する接触箇所の少なくとも一箇所に重ねて、前記操作受付画像を表示するようにしてあることを特徴とする。
【0013】
また、本発明に係る操作装置は、前記接触数判定手段により接触箇所が三箇所以上であると判定された場合に、前記表示パネルに接触する手の位置を推定する推定手段を備え、前記表示処理手段は、前記推定手段が推定した手の位置に応じて、前記操作受付画像の少なくとも一部を、前記手の外側の位置に表示するようにしてあることを特徴とする。
【0014】
また、本発明に係る操作装置は、前記接触数判定手段により接触箇所が三箇所以上であると判定され、該接触箇所が弧状に位置する場合に、前記表示処理手段は、前記操作受付画像の少なくとも一部を、弧の外側の位置に表示するようにしてあることを特徴とする。
【0015】
また、本発明に係る操作装置は、前記表示処理手段が、前記検知手段が接触操作を検知していない場合に、接触操作により受付可能な操作項目を示す一又は複数の操作項目画像を前記表示パネルに表示するようにしてあることを特徴とする。
【0016】
また、本発明に係る操作装置は、前記表示処理手段が前記操作項目画像を前記表示パネルに複数表示する場合に、前記検知手段が検知した接触操作の位置に応じて一の操作項目の選択を受け付ける受付手段を備え、前記表示処理手段は、選択された操作項目に係る操作受付画像を表示すると共に、選択されていない操作項目に係る操作項目画像を縮小表示するようにしてあることを特徴とする。
【0017】
また、本発明に係る操作装置は、前記表示処理手段が前記操作項目画像を前記表示パネルに複数表示する場合に、前記検知手段が検知した接触操作の位置に応じて一の操作項目の選択を受け付ける受付手段を備え、前記表示処理手段は、選択された操作項目に係る操作受付画像を表示すると共に、選択されていない操作項目に係る操作項目画像を、前記表示パネルに対する接触箇所から遠ざける方向に移動して表示するようにしてあることを特徴とする。
【0018】
本発明においては、画像表示を行う液晶パネルなどの表示パネルに操作のための種々の画像を表示し、タッチパネルなどを用いて表示パネルに対する接触操作を検知することによって、操作装置がユーザの操作受付を行う。ユーザによる接触操作が行われた場合、操作装置は表示パネルに対する接触箇所の数を判定する。接触箇所が一箇所であれば、ユーザが例えば人差し指などの1本の指で表示パネルに接触操作を行おうとしていることが推定できる。また接触箇所が複数箇所(二箇所〜五箇所)であれば、ユーザが手の全体で(掴むように)表示パネルに接触操作を行おうとしていることが推定できる。
そこで操作装置は、表示パネルに対する接触箇所の数に応じて、異なる種類の操作受付画像を表示パネルに表示し、表示した操作受付画像に応じて異なる種類の接触操作を受け付ける。これにより、表示パネルへの接触態様に適した操作受付画像を操作装置が表示し、接触態様に適した操作をユーザに行わせることができる。換言すれば、ユーザは表示パネルへの接触箇所の数を変更することによって、操作方法を変更することができる。
【0019】
上述のように、接触箇所が一箇所であれば、ユーザが1本の指で表示パネルに接触操作を行おうとしていることが推定できる。この場合には、接触させた指を表示パネルの例えば上下又は左右等に移動させる操作をユーザに行わせることが、容易且つ直観的である。そこで操作装置は、接触箇所の直線移動に伴って移動する部分を有する操作受付画像を表示パネルに表示し、接触箇所の直線移動に応じて操作項目に対する操作を受け付ける。直線移動に伴って移動する部分を有する受付画像としては、例えばスライドバーの画像などが好適である。
また上述のように、接触箇所が複数箇所であれば、ユーザが手の全体で表示パネルに接触操作を行おうとしていることが推定できる。この場合には、接触させた手を時計回り又は反時計回りに移動させる回動操作をユーザに行わせることが、容易且つ直観的であり、手の回動操作によって複数の接触箇所は円弧移動する。そこで操作装置は、接触箇所の円弧移動に伴って移動する部分を有する操作受付画像を表示パネルに表示し、接触箇所の円弧移動に応じて操作項目に対する操作を受け付ける。円弧移動に伴って移動する部分を有する受付画像としては、例えばダイヤルスイッチの画像などが好適である。
【0020】
また、本発明においては、表示パネルへの接触を検知して操作受付画像を表示する場合には、この接触箇所の少なくとも一箇所に重なるように操作受付画像を表示する。特に、接触箇所の移動に伴って移動する部分を有する操作受付画像は、この移動部分を接触箇所に重ねて表示することが望ましい。
これにより操作装置は、ユーザに対して操作受付画像に対する操作を促すことができ、更に移動部分を重ねて表示した場合には、ユーザに対して接触箇所を表示パネル上で移動させる操作を促すことができる。
【0021】
上述のように、接触箇所が複数箇所であれば、ユーザが手の複数本の指で表示パネルに接触操作を行おうとしていることが推定できる。このとき、接触箇所が三箇所以上であれば、その配置から手の位置(向き)を推定することができる。
そこで本発明においては、接触箇所に応じて手の位置を推定し、手の外側の位置に操作受付画像の少なくとも一部を表示する。これにより、表示パネルに表示された操作受付画像の全てが手の内側に隠れて操作性が低下することを防止できる。
【0022】
また、ユーザが3本以上の指で接触操作を行った場合、表示パネルに対する複数の接触箇所は弧状に位置することが推定できる。そこで本発明においては、複数の接触箇所による弧の外側に操作受付画像の少なくとも一部を表示する。これにより、表示パネルに接触操作を行ったユーザの手の外側の位置に操作受付画像を表示することができ、表示パネルに表示された操作受付画像の全てが手の内側に隠れて操作性が低下することを防止できる。
【0023】
また、本発明においては、表示パネルに対する接触操作がなされていない場合には、操作装置が接触操作によって操作を受け付けることができる項目を示す操作項目画像を表示パネルに表示する。これにより操作装置は、表示パネルに表示された操作項目画像に対する接触操作を検知して、この項目に対する操作を受け付けるための操作受付画像を表示パネルに表示することができる。
【0024】
また、本発明においては、操作装置が表示パネルに複数の操作項目画像を表示し、接触操作の検知結果に応じて一の操作項目の選択を受け付け、選択された操作項目に応じた操作受付画像を表示する。このとき操作装置は、選択されていない他の操作項目に係る操作項目画像を、表示パネル中にて縮小表示する。これにより、接触操作によっていずれの操作項目が選択され、いずれの項目が選択されていないかをユーザに容易に認識させることができると共に、操作受付画像をより大きく表示するために表示パネルの領域を広く確保することができる。
【0025】
また、本発明においては、操作装置が表示パネルに複数の操作項目画像を表示し、接触操作の検知結果に応じて一の操作項目の選択を受け付け、選択された操作項目に応じた操作受付画像を表示する。このとき操作装置は、選択されていない他の操作項目に係る操作項目画像を、表示パネルに対する接触箇所から遠ざける方向へ移動して表示する。これにより、接触操作によっていずれの操作項目が選択され、いずれの項目が選択されていないかをユーザに容易に認識させることができると共に、操作受付画像をより大きく表示するために表示パネルの領域を広く確保することができる。
【発明の効果】
【0026】
本発明による場合は、表示パネルに対する接触箇所の数に応じて異なる種類の操作受付画像を表示する構成とすることにより、表示パネルへの接触態様に適した操作受付画像を表示し、接触態様に適した操作をユーザに行わせることができる。よって、1つの操作目的に対して複数の操作手順をユーザに提供することができるため、操作装置の操作性及び利便性等を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明に係る操作装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る操作装置の操作受付方法を説明するための模式図である。
【図3】本発明に係る操作装置の操作受付方法を説明するための模式図である。
【図4】本発明に係る操作装置が行う操作受付の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る操作装置の操作受付方法のその他の例を示す模式図である。
【図6】本発明に係る操作装置の操作受付方法のその他の例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。図1は、本発明に係る操作装置の構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態においては、車輌に搭載されたエアーコンディショナー(以下、単にエアコンという)を操作するための操作装置を例に説明を行うが、一例であってこれに限るものではない。
【0029】
図において1は画像を表示する表示パネルであり、車輌のインストルメントパネルなど運転席の近傍に配される。表示パネル1は、具体的には液晶パネル又はPDP(Plasma Display Panel)等で構成されている。表示パネル1の表示面には、表示パネル1への接触操作を検知するためのタッチパネル2が配設されている。即ち、操作装置は、表示パネル1及びタッチパネル2により操作を受け付ける所謂タッチパネル式の操作装置である。
【0030】
タッチパネル2は、透明な抵抗膜が設けられた2枚のフィルムなどを対向配置して押圧力によるフィルム同士の接触を検知する抵抗膜方式のタッチパネル、又は、ユーザの指が触れることによって生じる電界の変化を容量の変化として検出する静電容量結合方式のタッチパネル等、種々の技術によるタッチパネルを利用することができる。
【0031】
操作装置は、タッチパネル2の出力電圧などに基づいてタッチパネル2に対する接触操作を検知し、接触操作がなされた箇所の数、その接触位置及び接触位置の移動等を判定する接触検知部3を備えている。接触検知部3は、これら検知及び判定の結果を制御部6へ通知する。また操作装置は、制御部6の制御に応じて表示パネル1に表示する画像を生成し、生成した画像を表示パネル1の表示に適した画像信号として出力する処理を行う画像処理部4を備えている。
【0032】
制御部6は、具体的にはCPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)等で構成されており、記憶部5に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、種々の演算処理を行うと共に、操作装置の各部の動作を制御する処理を行う。記憶部5は、マスクROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)又はフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ素子で構成されており、制御部6にて実行される各種のプログラム及び実行に必要な各種のデータが予め記憶されている。
【0033】
また操作装置は、車輌内に配されたCAN(Controller Area Network)などのネットワークを介してエアコン9及びその他の装置(図示は省略する)との間で通信を行う通信部7を備えている。通信部7はエアコン9から送信されたデータを受信して制御部6へ与え、制御部6は与えられたデータからエアコン9の動作状態を判断し、画像処理部4へ指示を与えることによって表示パネル1へエアコン9の動作状態を表示することができる。タッチパネル2に対して接触操作がなされた場合には、制御部6は操作内容に応じて通信部7からエアコン9へ動作命令を送信し、これを受信したエアコン9は動作命令に応じた(即ち、接触操作に応じた)動作を行う。
【0034】
タッチパネル2に対して接触操作がなされていない状態において、操作装置の表示パネル1には3つの操作項目画像11〜13が、表示パネル1の水平方向に並べて表示される。3つの操作項目画像11〜13は、エアコン9に対してユーザが動作設定を行うことができる風向、風量及び温度の3つの操作項目にそれぞれ対応付けられたものであり、文字、数字及びアイコン等を組み合わせて1つの操作項目画像11〜13が構成されている。
【0035】
左側に表示される操作項目画像11は、エアコン9の風向を設定する操作項目に対応するものである。操作項目画像11は、”MODE”の文字列、人を模したアイコン及び矢印等で構成されており、設定されている風向を矢印で示している。中央に表示される操作項目画像12は、エアコン9の風量を設定する操作項目に対応するものである。操作項目画像12は、”BLOWER”の文字列、風車を模したアイコン及び左右方向に四角形のボックスの数が増減するインジケータ等で構成されており、設定されている風量をボックスの数で示している。右側に表示される操作項目画像13は、エアコン9の温度を設定する操作項目に対応するものである。操作項目画像13は、”TEMP”の文字列及び設定された温度を示す数字で構成されている。
【0036】
エアコン9の風向、風量又は温度のいずれかの操作項目について、設定の変更操作を行う場合には、ユーザは表示パネル1に表示された操作項目画像11〜13の1つに対して接触操作を行うことによって、設定の変更操作を開始することができる。ユーザが表示パネル1に対して接触操作を行った場合、タッチパネル2及び接触検知部3によって接触操作が検知されて制御部6へ通知され、制御部6はその接触位置と操作項目画像11〜13の表示位置とに基づいていずれの操作項目が操作対象として選択されたかを判断することができる。なお、この接触操作による操作項目の選択操作は、ユーザの1本の指で行ってもよく、複数本の指で行ってもよい。
【0037】
図2及び図3は、本発明に係る操作装置の操作受付方法を説明するための模式図であり、ユーザが1本の指で操作を行う場合を図2に示し、複数本の指で操作を行う場合を図3に示してある。なお、図2及び図3においては、エアコン9の温度を変更する操作について図示してある。
【0038】
表示パネル1に表示された3つの操作項目画像11〜13のうちエアコン9の温度に係る操作項目画像13に対して、ユーザが人差し指1本で接触操作を行った場合(図2(a)参照)、タッチパネル2及び接触検知部3にて接触操作が検知される。接触検知部3は、タッチパネル2の出力信号から、接触操作がなされた箇所の数及び各位置(座標)を判定し、制御部6へ接触操作がなされた旨を通知すると共に、接触操作の箇所の数及びその位置を制御部6へ通知する。本例では接触箇所は一箇所であり、接触検知部3はこの一箇所の位置を制御部6へ通知する。
【0039】
接触検知部3からの通知が与えられた制御部6は、接触操作がなされた位置が操作項目画像13の表示位置に重なることから、エアコン9の温度に係る操作項目が接触操作により選択されたと判定する。また接触箇所が一箇所であることから、制御部6は、画像処理部4へ指示を与えることによって、接触操作がなされた箇所に重なるように温度設定の操作受付画像20を表示すると共に、非選択の操作項目画像11、12を縮小表示し、接触箇所から遠ざかる方向へ(図示の例では左下側へ)移動する(図2(b)参照)。
【0040】
操作受付画像20は、表示パネル1の上下方向に長い長円形領域21内に温度を示す数値が等間隔で配されたスライドバーの画像であり、上側の数値が大きく下側の数値が小さい。なお操作受付画像20は、温度計を模した画像でもある。操作受付画像20の長円形領域21内には、現状での設定温度を示す設定点22が設けられており、設定点22には長円形領域21外への引き出し線とこの線の先に表示された設定温度の数値とが設けられている。制御部6は、設定点22がユーザによる接触操作の位置より上側となるように(少なくとも、設定点22がユーザの指で隠れない位置となるように)操作受付画像20を表示する。
【0041】
操作受付画像20の設定点22は、接触操作を行ったユーザの指の位置の上下移動に応じて、長円形領域21内を上下に移動する。即ち、ユーザが接触箇所を上下に直線移動させた場合、接触検知部3がこれを検知して接触箇所が移動した旨及び移動先の位置(又は移動量)を制御部6へ通知し、制御部6が接触箇所の上下方向の移動量に応じて設定点22を上下に移動させるように画像処理部4へ指示を与え、これにより設定点22が上下に移動する。また設定点22の引き出し線の先に表示された設定温度は、設定点22の上下の移動に伴って数値が増減する。
【0042】
また制御部6は、接触箇所の上下方向の移動量に応じて、エアコン9の温度の設定を変更する制御を行う。詳しくは、制御部6は、接触検知部3からの通知に基づく接触箇所の上下方向の移動量に対して、エアコン9の温度の増減量を決定し、この増減量によりエアコン9の温度の新たな設定値を決定し、決定した設定値を通信部7からエアコン9へ温度変更の命令と共に送信する。これにより操作装置は、操作受付画像20に対する接触箇所の直線移動によりエアコン9の温度変更の操作を受け付け、受け付けた操作内容に応じてエアコン9の温度を変更する制御を行うことができる。
【0043】
また、表示パネル1に対してユーザが複数の指で接触操作を行った場合(図3(a)参照)、接触検知部3は、タッチパネル2の出力信号から、接触操作がなされた箇所の数及び各位置を判定し、制御部6へ通知する。制御部6は、接触操作がなされた複数箇所の位置と、表示パネル1に表示された3つの操作項目画像11〜13の位置とを比較して、いずれの操作項目が選択されたかを判定する。例えば、表示パネル1に表示された操作項目画像11〜13のうち、接触箇所が重なる数が最も多い一の操作項目画像11〜13に係る操作項目が選択されたものと制御部6は判定することができる。また例えば、複数の接触箇所の中点に最も近い操作項目画像11〜13に係る操作項目が選択されたものと制御部6が判定することができる。本例では、手の5本の指が操作パネル1に接触しており、接触箇所と重なる数が最も多い操作項目画像13に係る温度の操作項目が選択されたものと制御部6は判定する。
【0044】
制御部6は、複数箇所での接触操作がなされたことから、画像処理部4へ指示を与えることによって、表示パネル1に温度設定の操作受付画像30を表示すると共に、非選択の操作項目画像11、12を縮小表示し、接触箇所から遠ざかる方向へ移動する(図3(b)参照)。また制御部6は、操作受付画像30を表示する場合に、複数の接触箇所の少なくとも一箇所に重なるように表示を行うと共に、表示パネル1に対する接触箇所からユーザの手の位置を推定し、ユーザの手で操作受付画像30が隠れない位置(手の外側の位置)に表示を行う。
【0045】
例えば、手を表示パネル1に接触させたときに接触箇所が三箇所以上であれば、接触箇所を結ぶ線は弧状となるため、弧の中心側(内側)の領域とその反対側(外側)の領域とを区別することができ、制御部6は、操作受付画像30の一部が弧の外側となるように表示を行う。また例えば、接触箇所が二箇所であるか、又は、接触箇所が三箇所以上であるが弧状とならない場合には、表示パネル1に対する接触箇所より(表示パネル1の表示方向に関して)上側に操作受付画像30の一部を表示してもよい。
【0046】
操作受付画像30は、略円形のダイヤルスイッチを模した画像(以下、単にダイヤルスイッチ31という)と、ダイヤルスイッチ31の上側の半周に沿って設けられた円弧状の目盛表示33を備える画像である。またダイヤルスイッチ31の周縁の一箇所には、メモリ表示33の一箇所を指し示すことで、現状での設定温度を示す指標部32が設けてある。制御部6は、この指標部32がユーザの手で隠れない位置となるように、操作受付画像30を表示する。
【0047】
表示パネル1に複数の指を接触させた手をユーザが回転させた場合、複数の接触箇所の移動軌跡は円弧状となる。操作受付画像30は、表示パネル1に接触したユーザの手の回転に応じて、即ち表示パネル1に対する複数の接触箇所の円弧移動に応じて、指標部32の位置が目盛表示33を超えない範囲でダイヤルスイッチ31が回転し、指標部32の位置が時計回り又は反時計回りに移動する。即ち、ユーザが手を回転させて複数の接触箇所を円弧移動させた場合、接触検知部3がこれを検知して接触箇所が移動した旨及び移動先の位置(又は移動量若しくは回転角度等)を制御部6へ通知し、制御部6は接触箇所の移動量に応じてダイヤルスイッチ31を回転させるように画像処理部4へ指示を与え、これにより指標部32の位置が移動する。
【0048】
また制御部6は、接触箇所の移動量に応じて、エアコン9の温度の設定を変更する制御を行う。詳しくは、制御部6は、接触検知部3からの通知に基づく接触箇所の移動量に対して、エアコン9の温度の増減量を決定し、この増減量によりエアコン9の温度の新たな設定値を決定し、決定した設定値を通信部7からエアコン9へ温度変更の命令と共に送信する。これにより操作装置は、操作受付画像30に対する接触箇所の円弧移動によりエアコン9の温度変更の操作を受け付け、受け付けた操作内容に応じてエアコン9の温度を変更する制御を行うことができる。
【0049】
図4は、本発明に係る操作装置が行う操作受付の処理手順を示すフローチャートである。操作装置の制御部6は、まず、接触検知部3からの通知の有無に応じて、タッチパネル2に対する接触操作が検知されたか否かを判定し(ステップS1)、接触操作が検知されていない場合には(S1:NO)、表示パネル1への操作項目画像11〜13の表示を継続して、接触操作が検知されるまで待機する。
【0050】
接触操作が検知された場合(S1:YES)、接触検知部3にて接触箇所の数を判定して(ステップS2)、制御部6が弧の数を取得すると共に、接触検知部3から通知された接触箇所の位置に応じていずれの操作項目画像11〜13が選択されたかを判定する(ステップS3)。次いで、制御部6は、接触検知部3により判定された接触箇所の数が一箇所であるか否かを判定する(ステップS4)。
【0051】
接触箇所が一箇所の場合(S4:YES)、制御部6は、画像処理部4に指示を与えることによって、ステップS2にて非選択と判定された操作項目画像11〜13を縮小表示すると共に、接触箇所から遠ざける位置に移動させる(ステップS5)。更に制御部6は、接触箇所に重なるように、接触箇所の直線移動により操作を受け付ける操作受付画像20(図2(b)参照)を表示して(ステップS6)、ステップS9へ進む。
【0052】
接触箇所が複数箇所の場合(S4:NO)、制御部6は、画像処理部4に指示を与えることによって、ステップS2にて非選択と判定された操作項目画像11〜13を縮小表示すると共に、接触箇所から遠ざける位置に移動させる(ステップS7)。更に制御部6は、少なくとも1つの接触箇所に重なるように、且つ、ユーザの手で隠れない位置に、接触箇所の円弧移動により操作を受け付ける操作受付画像30(図3(b)参照)を表示して(ステップS8)、ステップS9へ進む。
【0053】
次いで制御部6は、タッチパネル2に対する接触箇所の移動(直線移動又は円弧移動)を接触検知部3にて検知したか否かを判定する(ステップS9)。接触箇所が移動した場合(S9:YES)、制御部6は、表示パネル1に表示した操作受付画像20又は30の表示を接触箇所の移動量に応じて更新すると共に(ステップS10)、移動量に応じて風向、風量及び温度等の設定値を決定し(ステップS11)、決定した設定値を通信部7からエアコン9へ送信し(ステップS12)、ステップS9へ戻る。
【0054】
接触箇所が移動していない場合(S9:NO)、制御部6は、タッチパネル2に対する接触が解除されたか否かを更に判定する(ステップS13)。接触が解除されていない場合(S13:NO)、制御部6は、ステップS9へ戻り、接触箇所の移動及び接触の解除の判定を繰り返し行う。接触が解除された場合(S13:YES)、制御部6は、表示パネル1に3つの操作項目画像11〜13を表示して(ステップS14)、即ち表示を元に戻して、処理を終了する。
【0055】
以上の構成の操作装置においては、操作項目を示す文字又はアイコン等で構成された操作項目画像11〜13を表示パネル1に表示し、操作項目画像11〜13に対する接触操作を接触検知部3にて検知することによりユーザによる操作項目の選択を受け付け、このときの接触箇所の数に応じて異なる種類の操作受付画像20又は30を表示パネル1に表示する構成とすることにより、接触態様に適した操作をユーザに行わせることができる。よってユーザは、表示パネル1に対する接触箇所の数を変更することにより、操作方法を変更することができるため、それぞれの好みに適した操作方法を容易に選択して操作を行うことができる。このように1つの操作目的に対して複数の操作方法をユーザに提供することによって、操作装置の操作性及び利便性等を向上することができる。
【0056】
また、接触箇所が一箇所の場合には、接触箇所の上下又は左右等の直線移動により操作を受け付ける操作受付画像20を表示し、接触箇所が複数箇所の場合には、接触箇所の円弧移動により操作を受け付ける操作受付画像30を表示して、接触箇所の移動量に応じてエアコン9の風向、風量又は温度等の設定を受け付ける構成とすることにより、接触箇所の数に応じて容易且つ直観的な操作をユーザに行わせることができる。
【0057】
また、表示パネル1に表示された操作項目画像11〜13への接触操作が行われた場合に、少なくとも1つの接触箇所に重なるように操作受付画像20又は30を表示する構成とすることにより、ユーザに対して操作受付画像20又は30に対する操作を促すことができ、ユーザは操作項目画像11〜13に対する接触操作から連続的に操作受付画像20又は30に対する操作を行うことができる。
【0058】
また、接触箇所が三箇所以上の場合に、この接触箇所の配置からユーザの手の位置を推定し、手の外側の位置に操作受付画像30の一部を表示する構成とすることにより、表示パネル1に表示された操作受付画像30の全てが手の内側に隠れて視認性を低下させることを防止でき、操作装置の操作性が低下することを防止できる。
【0059】
また、表示パネル1に表示された3つの操作項目画像11〜13に対する接触操作により操作項目の選択がなされた場合に、非選択の操作項目に係る操作項目画像11〜13を縮小表示し、且つ、接触箇所から遠ざける方向へ移動して表示する構成とすることにより、ユーザの接触操作によっていずれの操作項目が選択され、いずれの項目が選択されていないかをユーザに容易に認識させることができると共に、操作受付画像20又は30を表示するための表示パネル1の領域を広く確保することができ、操作受付画像20又は30をより大きく表示することができる。
【0060】
なお、本実施の形態においては、表示パネル1に対する接触操作を検知するために、抵抗幕方式又は静電容量結合方式等のタッチパネル2を表示パネル1の表示面に配設する構成としたが、これに限るものではなく、表示パネル1に対する接触操作を赤外線により検知する構成、又は表示パネル1の表示面近傍をカメラなどで撮影して画像処理により表示パネル1への接触操作を判定する構成等、その他の種々の方法で接触を検知する構成であってよい。また、本発明に係る”接触操作”には、表示パネル1の表示面にユーザの指などが実際に接触する操作のみでなく、実際の接触は伴わずに表示面へ指などを近づける操作を含む。上記のようにカメラなどの撮影により接触操作を判定する構成の場合には、実際の接触が起こる前に接触操作を検知することができる。
【0061】
また、接触箇所が複数箇所の場合には接触箇所の円弧移動による操作を受け付ける構成としたが、本発明に係る”円弧移動”には、厳密な円弧の軌跡を接触箇所が移動する操作のみでなく、円弧に近似される曲線の軌跡を接触箇所が移動する操作を含む。また場合によっては、複数の接触箇所を表示パネル1の左右方向へ移動させる操作を含んでもよい。
【0062】
また、図1〜図3に示した表示パネル1の表示は一例であって、これに限るものではない。また、本実施の形態に係る操作装置は車輌に搭載されたエアコン9の操作を行うためのものであるが、これに限るものではなく、その他の種々の機器の操作を行う操作装置に本発明の構成を適用することができる。また、操作装置は車輌に搭載するものに限らない。
【0063】
図5及び図6は、本発明に係る操作装置の操作受付方法のその他の例を示す模式図である。表示パネル1に表示された3つの操作項目画像11〜13のうちエアコン9の風量に係る操作項目画像12に対してユーザが人差し指1本で接触操作を行った場合(図5(a)参照)、接触箇所に重なるように風量設定の操作受付画像40を表示すると共に、非選択の操作項目画像11及び13を縮小表示し、接触箇所から遠ざかる方向へ(操作項目画像11は左下側へ、操作項目画像13は右下側へ)移動する(図5(b)参照)。操作受付画像40は、表示パネル1の左右方向(水平方向)へ接触箇所を直線移動させる操作を受け付けるためのものであり、左右方向に長い長方形領域41内のボックスの数が接触箇所の直線移動に応じて増減し、このボックスの数がエアコン9の風量を示している。
【0064】
また、エアコン9の風向に係る操作項目画像11に対してユーザが複数の指で接触操作を行った場合(図6(a)参照)、複数の接触箇所の少なくとも一箇所に重なるように、且つ、ユーザの手で隠れない位置に風向設定の操作受付画像50を表示すると共に、非選択の操作項目画像12及び13を縮小表示し、接触箇所から遠ざかる方向へ(右下側へ)移動する(図6(b)参照)。操作受付画像50は、ユーザの手の回転、即ち接触箇所の円弧移動による操作を受け付けるためのものであり、図3に示した温度設定の操作受付画像20と同様の構成である。
【符号の説明】
【0065】
1 表示パネル
2 タッチパネル(検知手段)
3 接触検知部(検知手段、接触数判定手段)
4 画像処理部(表示処理手段)
5 記憶部
6 制御部(表示処理手段、受付手段、推定手段)
7 通信部
9 エアコン
11〜13 操作項目画像
20 操作受付画像(直線移動操作受付画像)
30 操作受付画像(円弧移動操作受付画像)
40 操作受付画像(直線移動操作受付画像)
50 操作受付画像(円弧移動操作受付画像)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示パネルと、該表示パネルに対する接触操作を検知する検知手段とを備える操作装置において、
前記検知手段の検知結果に基づいて、前記表示パネルに対する接触箇所の数を判定する接触数判定手段と、
前記検知手段が接触操作を検知した場合に、前記接触数判定手段が判定した接触箇所の数に応じた操作受け付けのための操作受付画像を前記表示パネルに表示する処理を行う表示処理手段と
を備えること
を特徴とする操作装置。
【請求項2】
前記表示処理手段は、
前記接触数判定手段により接触箇所が一箇所であると判定された場合、接触箇所の直線移動に伴って移動する部分を有する直線移動操作受付画像を表示し、
前記接触数判定手段により接触箇所が複数箇所であると判定された場合、接触箇所の円弧移動に伴って移動する部分を有する円弧移動操作受付画像を表示するようにしてあること
を特徴とする請求項1に記載の操作装置。
【請求項3】
前記表示処理手段は、前記表示パネルに対する接触箇所の少なくとも一箇所に重ねて、前記操作受付画像を表示するようにしてあること
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の操作装置。
【請求項4】
前記接触数判定手段により接触箇所が三箇所以上であると判定された場合に、前記表示パネルに接触する手の位置を推定する推定手段を備え、
前記表示処理手段は、前記推定手段が推定した手の位置に応じて、前記操作受付画像の少なくとも一部を、前記手の外側の位置に表示するようにしてあること
を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の操作装置。
【請求項5】
前記接触数判定手段により接触箇所が三箇所以上であると判定され、該接触箇所が弧状に位置する場合に、
前記表示処理手段は、前記操作受付画像の少なくとも一部を、弧の外側の位置に表示するようにしてあること
を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の操作装置。
【請求項6】
前記表示処理手段は、前記検知手段が接触操作を検知していない場合に、接触操作により受付可能な操作項目を示す一又は複数の操作項目画像を前記表示パネルに表示するようにしてあること
を特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の操作装置。
【請求項7】
前記表示処理手段が前記操作項目画像を前記表示パネルに複数表示する場合に、前記検知手段が検知した接触操作の位置に応じて一の操作項目の選択を受け付ける受付手段を備え、
前記表示処理手段は、選択された操作項目に係る操作受付画像を表示すると共に、選択されていない操作項目に係る操作項目画像を縮小表示するようにしてあること
を特徴とする請求項6に記載の操作装置。
【請求項8】
前記表示処理手段が前記操作項目画像を前記表示パネルに複数表示する場合に、前記検知手段が検知した接触操作の位置に応じて一の操作項目の選択を受け付ける受付手段を備え、
前記表示処理手段は、選択された操作項目に係る操作受付画像を表示すると共に、選択されていない操作項目に係る操作項目画像を、前記表示パネルに対する接触箇所から遠ざける方向に移動して表示するようにしてあること
を特徴とする請求項6又は請求項7に記載の操作装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−211500(P2010−211500A)
【公開日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−56705(P2009−56705)
【出願日】平成21年3月10日(2009.3.10)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.EEPROM
【出願人】(395011665)株式会社オートネットワーク技術研究所 (2,668)
【出願人】(000183406)住友電装株式会社 (6,135)
【出願人】(000002130)住友電気工業株式会社 (12,747)
【Fターム(参考)】