説明

支持台及び電子機器セット

【課題】振動や異音が生じることを防止できる支持台及び当該支持台を備えた電子機器セットを提供する。
【解決手段】電子機器セット1はナビゲーション装置2と支持台4とディスプレイ装置とを備えている。支持台4は支持部22と一対の固定片21とを備えている。支持部22はシャーシ7の前面7aに重ねられる支持部本体23を備えている。固定片21は支持部本体23の幅方向Xの両端から立設している。固定片21はねじ18によってシャーシ7の幅方向Xの両端に直接固定される。ディスプレイ装置は支持部22の回転支持部材24に取り付けられて支持される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車などのインストルメントパネルに取り付けられた電子機器に取り付けられて、さらに他の電子機器を支持する支持台及び当該支持台を備えた電子機器セットに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、自動車のインストルメントパネルに取り付けられた電子機器としてのナビゲーション装置101に、更に他の電子機器としてのディスプレイ装置102を取り付ける際には、図1に示された支持台103を用いてきた。
【0003】
図1に例示された支持台103は、支柱104と、台部105とを備えている。支柱104は、く字状に屈曲した棒状に形成され、かつ一端部がナビゲーション装置101の幅方向の一端部に取り付けられるとともに、他端部が水平方向と平行に配置される。台部105は、支柱104の他端部に取り付けられて、前記ディスプレイ装置102が取り付けられる。
【0004】
前述した支持台103は、支柱104の一端部がナビゲーション装置101に取り付けられ、台部105即ち支柱104の他端部にディスプレイ装置102を取り付けることで、当該ディスプレイ装置102を支持する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前述した従来の支持台103は、支柱104の一端部がナビゲーション装置101に取り付けられ、支柱104の他端部にディスプレイ装置102を取り付けることで、当該支柱104が所謂片持ちの状態でナビゲーション装置101に取り付けられている。このため、前述した支持台103を用いると、自動車の走行中の振動やエンジンなどの振動によって、ディスプレイ装置102が振動してしまい、当該ディスプレイ装置102が他の物品に接触すると、異音を生じる恐れがあり望ましくない。
【0006】
したがって、本発明の目的は、例えば、振動や異音が生じることを防止できる支持台及び当該支持台を備えた電子機器セットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の支持台は、インストルメントパネルに取り付けられる電子機器に取り付けられて、他の電子機器を支持する支持台において、互いに間隔をあけて配置され、かつ前記電子機器のシャーシに直接固定される少なくとも二つの固定片と、前記固定片同士を連結しかつ前記他の電子機器を支持する支持部と、を備えたことを特徴としている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の一実施形態にかかる支持台及び電子機器セットを説明する。本発明の一実施形態にかかる支持台は、電子機器に取り付けられる固定片を互いに間隔をあけて少なくとも二つ設けることで、他の電子機器を支持する支持部を所謂両持ちで支持するとともに、更に固定片を電子機器のシャーシに直接固定することで、固定片即ち支持台を強固に電子機器に固定している。こうすることで、支持台や当該支持台に支持される他の電子機器が振動することを防止して、異音が生じることを防止している。
【0009】
また、固定片が電子機器の幅方向に沿って間隔をあけて配置されても良い。この場合、固定片が電子機器の厚み方向に沿って間隔をあけている場合よりも当該固定片間の間隔を大きくすることができ、支持台をより強固に電子機器に取り付けることができる。
【0010】
さらに、固定片が電子機器の幅方向の両端に取り付けられても良い。この場合、固定片間の間隔をより大きくすることができるので、支持台をより強固に電子機器に取り付けることができる。
【0011】
また、電子機器セットは、前述した支持台を備えても良い。この場合、前述した支持台を備えているので、他の電子機器が振動することを防止でき、異音が生じることを防止できる。
【0012】
さらに、電子機器セットは、支持台に加えて、意匠パネルを備えても良い。この場合、支持台と意匠パネルとを選択して用いることができるので、他の電子機器の取付位置を種々変更して、多種多様な位置に他の電子機器を取り付けることができる。
【0013】
また、電子機器セットは、電子機器に機能部を設け、支持台と意匠パネルとには機能部を露出させる露出部を設けても良い。この場合、支持台と意匠パネルの機能を簡略化することができ、かつ、機能部を電子機器のみに設けるので、当該機能部の複雑化を防止できる。
【実施例】
【0014】
以下、本発明の一実施例にかかる電子機器セット1を、図2ないし図7に基づいて説明する。電子機器セット1は、図3に示すように、電子機器としてのナビゲーション装置2と、意匠パネル3と、図示しない支持具と、支持台4と、他の電子機器としてのディスプレイ装置5(図6などに示す)とを備えている。
【0015】
ナビゲーション装置2は、図2に示すように、移動体としての自動車のインストルメントパネル(以下、単に、インパネと呼ぶ)6の正面に取り付けられるか、または、インパネ6の上面6aに取り付けられる。ナビゲーション装置2は、図4及び図5に示すように、当該ナビゲーション装置2の外殻を構成する機器本体としてのシャーシ7と、図示しないナビゲーションユニットとを備えている。
【0016】
シャーシ7は、板金などで構成され、かつ、図4及び図5に示すように、底板8と、底板の外縁から立設した複数の側板9と、底板8に間隔をあけて相対する天井板10とを備えて、扁平な箱状に形成されている。シャーシ7の図3中手前側の位置する一つの面(以下、前面と呼ぶ)7aには、当該シャーシ7にDVD(Digital Versatile Disc)−ROMなどの地図情報を記録した記録媒体を出し入れするための出入口部11が設けられている。
【0017】
出入口部11は、前面7aを貫通した横長に扁平に形成された開口部12と、当該開口部12の外縁から立設した筒状部13とを備えている。勿論、筒状部13は、前面7aから凸に形成されている。この出入口部11は、ナビゲーション装置2のDVD−ROMをシャーシ7に出し入れするという一つの機能をつかさどる機能部をなしている。即ち、シャーシ7の前面7aには、機能部としての出入口部11が設けられている。また、本発明でいう機能部とは、ナビゲーション装置2の種々の機能のうちいずれかをつかさどるものをいう。
【0018】
ナビゲーションユニットは、シャーシ7内に収容されかつDVDドライブやGPS(Global Positioning System)受信機などの各種の機能部品で構成されている。ナビゲーションユニットは、シャーシ7内に収容されたDVD−ROMから読み出した地図情報と、GPS受信機がGPS信号を受信して得られた位置情報とをディスプレイ装置5に向かって出力して、当該ディスプレイ装置5に表示させる。
【0019】
なお、以下、出入口部11を通してシャーシ7に出し入れされるDVD−ROMの表面に平行でかつ当該出入口部11の長手方向に平行な図2中の矢印Xをナビゲーション装置2の幅方向と記し、前記DVD−ROMの表面に平行でかつ当該出入口部11の長手方向に対して直交する矢印Yをナビゲーション装置2の奥行き方向と記し、前記幅方向Xと奥行き方向Yとの双方に対して直交する矢印Zをナビゲーション装置2の厚み方向と記す。
【0020】
また、前面7aの幅方向Xの両端には、図5に示すように、それぞれ、スリット14(図5には一方のみ示す)が設けられている。スリット14は、前面7aを貫通しているとともに、厚み方向Zに沿って直線状に延在している。スリット14は、意匠パネル3と支持台4の後述する固定片17,21を内側に通すことができる。また、シャーシ7内において、スリット14の近傍には、図4に示すように、ガイド部材15が設けられている。ガイド部材15は、板金が折り曲げられるなどして得られ、シャーシ7の幅方向Xに沿って相対する側板9との間に固定片17,21を挟み込んで、当該固定片17,21を位置決めする。
【0021】
意匠パネル3は、絶縁性を有する合成樹脂で構成されている。意匠パネル3は、図3に示すように、扁平な平板状の意匠部としての本体部16と、当該本体部16の長手方向の両端から立設した一対の固定片17とを備えている。本体部16は、その長手方向が幅方向Xと平行な状態で前面7aに重ねられる。
【0022】
固定片17は、平板状に形成され、かつ本体部16の長手方向即ちナビゲーション装置2の幅方向Xに沿って互いに間隔をあけて平行に配置されている。このため、本体部16は、一対の固定片17同士を連結している。固定片17は、スリット14内に収容される。固定片17は、スリット14内に収容されると、側板9に重なる。固定片17は、側板9を貫通したねじ18がねじ込まれることで、側板9即ちシャーシ7(ナビゲーション装置2)の幅方向Xの両端に直接固定される。
【0023】
また、本体部16には、露出部としての露出孔19が設けられている。露出孔19は、勿論、本体部16を貫通しているとともに、固定片17がスリット14内に挿入されかつ本体部16が前面7aに重ねられると、内側に筒状部13即ち出入口部11を位置付けて、当該筒状部13即ち出入口部11を外部に露出させる。
【0024】
前述した意匠パネル3は、固定片17がスリット14内に収容されて側板9に重ねられ、かつ本体部16が前面7aに重ねられるとともに、側板9を貫通したねじ18が固定片17にねじ込まれることで、シャーシ7即ちナビゲーション装置2に取り付けられる。
【0025】
支持具は、インパネ6の上面6aに取り付けられて、ディスプレイ装置5を支持する。支持具には、ディスプレイ装置5に電力や各種の信号を供給するための後述するコネクタ20が取り付けられる。
【0026】
支持台4は、図3及び図4に示すように、一対の固定片21と、支持部22とを備えている。固定片21は、意匠パネル3の固定片17と同形状の平板状に形成され、かつナビゲーション装置2の幅方向Xに沿って互いに間隔をあけて平行に配置されている。固定片21は、スリット14内に収容される。固定片21は、スリット14内に収容されると、側板9に重なる。固定片21は、側板9を貫通したねじ18がねじ込まれることで、側板9即ちシャーシ7(ナビゲーション装置2)の幅方向Xの両端に直接固定される。
【0027】
支持部22は、図3及び図5に示すように、支持部本体23と、回転支持部材24と、を備えている。支持部本体23は、意匠パネル3の本体部16と同形状の帯板状に形成され、かつその長手方向の両端から固定片21を立設させた状態で、当該一対の固定片21同士を連結している。支持部本体23は、その長手方向が幅方向Xと平行な状態で前面7aに重ねられる。即ち、固定片21は、ナビゲーション装置2の幅方向Xに沿って互いに間隔をあけて設けられているとともに、ねじ18によって、シャーシ7即ちナビゲーション装置2の幅方向Xの両端に直接取り付けられる。
【0028】
また、支持部本体23には、意匠パネル3の露出孔19と構成が等しい露出部としての露出孔25が設けられている。この露出孔25も、前述した露出孔19と同様に、勿論、支持部本体23を貫通しているとともに、固定片21がスリット14内に挿入されかつ支持部本体23が前面7aに重ねられると、内側に筒状部13即ち出入口部11を位置付けて、当該筒状部13即ち出入口部11を外部に露出させる。
【0029】
回転支持部材24は、平板状に形成され、かつ支持部本体23に幅方向Xと平行な軸芯を中心として回転自在に支持されている。回転支持部材24は、図5中の下端部を中心として回転自在に支持部本体23に支持されている。また、回転支持部材24には、図3に示すように、ディスプレイ装置5に電力や各種の信号を供給するためのコネクタ20が取り付けられている。勿論、このコネクタ20には、自動車の車体側やナビゲーション装置2からディスプレイ装置5に電力や各種の信号を供給するためのケーブル26が取り付けられている。
【0030】
前述した支持台4は、固定片21がスリット14内に収容されて側板9に重ねられ、かつ支持部本体23が前面7aに重ねられるとともに、側板9を貫通したねじ18が固定片21にねじ込まれることで、シャーシ7即ちナビゲーション装置2に取り付けられる。そして、支持台4は、支持部22の回転支持部材24にディスプレイ装置5が取り付けられるとともに、当該回転支持部材24の前述した軸芯回りの向きが適宜調整されて用いられる。
【0031】
ディスプレイ装置5は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display)などからなりかつ文字や画像などの情報を運転者などに向かって表示して視認させるための表示面としての表示パネル27と、この表示パネル27を収容する筐体部材28などを備えている。ディスプレイ装置5は、その筐体部材28の背面が回転支持部材24に重ねられて、当該回転支持部材24即ち支持台4に取り付けられる(支持される)。勿論、ディスプレイ装置5は、回転支持部材24即ち支持台4に取り付けられると、前述したコネクタ20を介してケーブル26と接続する。
【0032】
前述した電子機器セット1は、インパネ6の上面6aにディスプレイ装置5を設置する際には、支持具にコネクタ20を取り付けて、当該支持具をインパネ6の上面6aに取り付けるとともに、更に、支持具にディスプレイ装置5を支持する。そして、ナビゲーション装置2の前面7aに意匠パネル3を取り付ける。
【0033】
また、前述した電子機器セット1は、インパネ6に取り付けられるナビゲーション装置2にディスプレイ装置5を設置する際には、まず、図6に示すように、ナビゲーション装置2の前面7aに支持台4を取り付けた後、図示しないブラケットを用いて、支持台4が取り付けられたナビゲーション装置2をインパネ6の正面に取り付ける。そして、支持台4の支持部22にディスプレイ装置5を取り付ける。そして、図7中の一点鎖線などに示すように、軸芯回りに回転支持部材24即ちディスプレイ装置5の向きを変更して用いられる。
【0034】
このように、本実施例の電子機器セット1では、インパネ6の上面6aとインパネ6の正面とのいずれかにディスプレイ装置5を設置するかを選択することができ、当該選択に応じて、支持具及び意匠パネル3と、支持台4とのうちいずれかを用いることとなる。即ち、本実施例の電子機器セット1では、支持具及び意匠パネル3と、支持台4とが同時に用いられることは無い。
【0035】
本実施例によれば、ナビゲーション装置2に取り付けられる固定片21を互いに間隔をあけて一対設けているので、ディスプレイ装置5を支持する支持部22を所謂両持ちで支持するとともに、更に固定片21をナビゲーション装置2のシャーシ7に直接固定するので、固定片21即ち支持台4を強固にナビゲーション装置2に固定できる。したがって、支持台4や当該支持台4に支持されるディスプレイ装置5が、自動車の走行中の振動やエンジンの振動によって、振動することを防止して、他の物品と接触して異音が生じることを防止できる。
【0036】
また、固定片21がナビゲーション装置2の幅方向Xに沿って間隔をあけて配置されているので、固定片21がナビゲーション装置2の厚み方向Zに沿って間隔をあけている場合よりも当該固定片21間の間隔を大きくすることができ、支持台4をより強固にナビゲーション装置2に取り付けることができる。
【0037】
さらに、固定片21がナビゲーション装置2の幅方向Xの両端に取り付けられている。この場合、固定片21間の間隔をより大きくすることができるので、支持台4をより強固にナビゲーション装置2に取り付けることができる。
【0038】
また、電子機器セット1は、前述した支持台4を備えているので、ディスプレイ装置5が振動することを防止でき、異音が生じることを防止できる。
【0039】
さらに、電子機器セット1は、支持台4に加えて、意匠パネル3を備えているので、支持台4と意匠パネル3とを選択して用いることができるので、ディスプレイ装置5の取付位置を種々変更して、多種多様な位置にディスプレイ装置5を取り付けることができる。
【0040】
また、電子機器セット1は、ナビゲーション装置2に機能部としての出入口部11を設け、支持台4と意匠パネル3とに出入口部11を露出させる露出孔19,25を設けているので、支持台4と意匠パネル3の機能を簡略化することができ、かつ、出入口部11をナビゲーション装置2のみに設けるので当該出入口部11の複雑化を防止できる。
【0041】
前述した実施例では、固定片17,21を幅方向Xに沿って互いに間隔をあけてそれぞれ一対設け、さらに、これら固定片17,21を幅方向Xの両端に設けている。しかしながら、本発明では、固定片17,21を二つ以上即ち少なくとも二つ設ければよい。また、これらの固定片17,21を幅方向Xに限らず、例えば、厚み方向Zに間隔をあけて設けても良いとともに、端以外に設けても良い。
【0042】
また、前述した実施例では、機能部として出入口部11を示しているが、本発明では、例えば各種のスイッチや表示パネルなどの他の機能部を用いても良いことは勿論である。
【0043】
さらに、前述した実施例では、ナビゲーション装置2に支持台4と意匠パネル3との双方を取付可能としているが、本発明では、ナビゲーション装置2に支持台4のみを取付可能にしても良い。
【0044】
また、前述した実施例では、他の電子機器としてディスプレイ装置5を示しているが、本発明では、例えば、携帯電話や、携帯型情報記録装置などのディスプレイ装置5以外の種々の電子機器を用いても良いことは勿論である。さらに、前述した実施例では、電子機器としてナビゲーション装置2を示しているが、本発明では、ナビゲーション装置2以外の種々の電子機器を用いても良いことは勿論である。
【0045】
前述した実施例によれば、以下の支持台4が得られる。
【0046】
(付記) インストルメントパネル6に取り付けられるナビゲーション装置2に取り付けられて、ディスプレイ装置5を支持する支持台4において、
互いに間隔をあけて配置され、かつ前記ナビゲーション装置2のシャーシ7に直接固定される一対の固定片21と、
前記固定片21同士を連結しかつ前記ディスプレイ装置5を支持する支持部22と、を備えたことを特徴とする支持台4。
【0047】
付記によれば、ナビゲーション装置2に取り付けられる固定片21を互いに間隔をあけて一対設けているので、ディスプレイ装置5を支持する支持部22を所謂両持ちで支持するとともに、更に固定片21をナビゲーション装置2のシャーシ7に直接固定するので、固定片21即ち支持台4を強固にナビゲーション装置2に固定できる。したがって、支持台4や当該支持台4に支持されるディスプレイ装置5が、自動車の走行中の振動やエンジンの振動によって、振動することを防止して、他の物品と接触して異音が生じることを防止できる。
【0048】
なお、前述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施例に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】従来の支持台などを示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例にかかる電子機器セットのインパネに取り付けられた状態を示す斜視図である。
【図3】図2に示された電子機器セットの構成を示す斜視図である。
【図4】図3に示された電子機器セットのナビゲーション装置のシャーシと支持台を示す背面側からみた斜視図である。
【図5】図3に示された電子機器セットのナビゲーション装置のシャーシと支持台を示す正面側からみた斜視図である。
【図6】図3に示された電子機器セットのナビゲーション装置に支持台が取り付けられた状態を示す斜視図である。
【図7】図6に示された電子機器セットの支持台にディスプレイ装置が取り付けられた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0050】
1 電子機器セット
2 ナビゲーション装置(電子機器)
3 意匠パネル
4 支持台
5 ディスプレイ装置(他の電子機器)
6 インパネ(インストルメントパネル)
7 シャーシ
7a 前面(一つの面)
11 出入口部(機能部)
16 本体部(意匠部)
17 固定片
19 露出孔(露出部)
21 固定片
22 支持部
25 露出孔(露出部)
X 幅方向

【特許請求の範囲】
【請求項1】
インストルメントパネルに取り付けられる電子機器に取り付けられて、他の電子機器を支持する支持台において、
互いに間隔をあけて配置され、かつ前記電子機器のシャーシに直接固定される少なくとも二つの固定片と、
前記固定片同士を連結しかつ前記他の電子機器を支持する支持部と、を備えたことを特徴とする支持台。
【請求項2】
前記固定片が、前記電子機器の幅方向に沿って、互いに間隔をあけて二つ設けられていることを特徴とする請求項1記載の支持台。
【請求項3】
前記固定片が、前記電子機器の幅方向の両端に直接取り付けられる固定片であることを特徴とする請求項2記載の支持台。
【請求項4】
電子機器と、
前記電子機器に取り付けられて、他の電子機器を支持する支持台とを備え、
前記支持台として、請求項1ないし請求項3のうちいずれか一項に記載の支持台を備えたことを特徴とする電子機器セット。
【請求項5】
互いに間隔をあけて配置されかつ前記電子機器のシャーシに直接固定される少なくとも二つの固定片と、
前記固定片同士を連結しかつ前記電子機器の一つの面に重ねられる意匠部と、
を備え、かつ、
前記支持台が前記電子機器から取り外された際に、前記意匠部が前記一つの面に重ねられかつ前記固定片が前記シャーシに直接固定されて前記電子機器に取り付けられる意匠パネルを更に備えたことを特徴とする請求項4記載の電子機器セット。
【請求項6】
前記電子機器の前記一つの面には機能部が設けられ、
前記支持台の支持部と前記意匠パネルの意匠部との双方には、前記電子機器に取り付けられると、前記機能部を露出させる露出部が設けられていることを特徴とする請求項5記載の電子機器セット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−83606(P2009−83606A)
【公開日】平成21年4月23日(2009.4.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−254402(P2007−254402)
【出願日】平成19年9月28日(2007.9.28)
【出願人】(000005016)パイオニア株式会社 (3,620)
【Fターム(参考)】