説明

支持装置

【課題】三脚の機能を有する支持装置を提供する。
【解決手段】略半環状のグリップ本体11と、ビデオカメラ装置1が取り付けられる雲台12とを備える。グリップ本体11の一端部には、第1の支持脚16と第2の支持脚17とが回動可能に取り付けられている。第1及び第2の支持脚16,17は、第1の状態のとき、各先端部が揃った状態でグリップ本体11の他端部に結合して、グリップ本体11とで環状グリップ部22となる。第1及び第2の支持脚16,17は、第2の状態のとき、第1の状態から各先端部が離間し開いた状態となり、各先端部とグリップ本体11の他端部とでビデオカメラ装置1を支持する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ビデオカメラ等の撮像装置を支持する支持装置に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯型のビデオカメラ装置は、カメラ本体をユーザが片手で把持して撮影が行われるのが一般である。一方で、この種のビデオカメラ装置は、操作性の向上を図るため、カメラ本体の底面に設けられた三脚ねじ穴に、片手で握ることができる程度の太さのグリップ部材を取り付け、このグリップ部材を把持して撮影が行われることもある。
【0003】
しかしながら、ビデオカメラ装置は、三脚ねじ穴にグリップ装置を取り付けていると、同時に三脚を使用することができない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、従来のグリップ装置と三脚の機能を有する支持装置を提供することを目的とする。
【0005】
また、撮像装置に取り付けられた際の操作性の向上を図ることができる支持装置を提供することを目的とする。
【0006】
更に、本発明は、持ち運びに便利な支持装置を提供することを目的とする。
【0007】
【特許文献1】特開平5−119392号公報
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る支持装置は、グリップ本体と、撮像装置が取り付けられる雲台とを備える。上記グリップ本体の一端部には、第1の支持脚と第2の支持脚とが回動可能に取り付けられる。上記第1及び第2の支持脚は、第1の状態のとき、各先端部が略揃った状態で、上記グリップ本体とで略環状のグリップ部を形成する。また、上記第1及び第2の支持脚は、第2の状態のとき、上記第1の状態から各先端部が離間し開いた状態となり、各先端部と上記グリップ本体の他端部とで撮像装置を支持する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、第1及び第2の支持脚が第1の状態のとき、各先端部が略揃った状態で、グリップ本体とで環状のグリップ部を形成する。これにより、撮像装置のグリップ装置として使用することができる。また、第1及び第2の支持脚を、第2の状態に変化させると、第1及び第2の支持脚の各先端部が離間し開いた状態となり、各先端部とグリップ本体の他端部とで撮像装置を支持することになり、三脚として使用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
図1に示すように、本発明が適用された支持装置10は、例えばビデオカメラ装置1の三脚ねじに取り付けられる装置である。すなわち、ビデオカメラ装置1は、カメラ本体2の前面部にレンズ部3が設けられ、一方の側面に、液晶表示パネル等の表示部4が設けられ、他方の側面に、グリップベルト5が設けられている。また、カメラ本体2の背面には、ビューファインダ6が設けられている。更に、カメラ本体2の底面には、三脚に取り付けるための三脚用ねじ穴7が設けられ、更に、三脚用ねじ穴7の近傍に、ボス穴8が設けられている。本発明が適用された支持装置10は、ボス穴8にボスを係合させ、三脚用ねじ穴7にカメラねじを締め付けることによって、カメラ本体2に固定される。
【0011】
本発明が適用された支持装置10は、図1乃至図3に示すように、グリップ本体11と、上述したビデオカメラ装置1が固定される雲台12とを備え、グリップ本体11と雲台12とがリンク部13によって連結されてなる。
【0012】
グリップ本体11は、合成樹脂等で成形されてなり、全体が略半環状、すなわち略C字状に形成されている。このグリップ本体11は、掌で把持できる程度の太さに形成されている主グリップ部11bを有する。このグリップ本体11には、背面部上側に、面取り部14が形成され、この面取り部14に、ビデオカメラ装置1の操作を行うための操作部15が形成されている。この操作部15は、ビデオカメラ装置1の頻繁に使用する機能を実行するための操作釦が設けられており、動画を記録するための記録開始釦15aと、静止画を記録するための記録釦15bと、レンズ部3をワイド/テレ方向に操作するための操作釦15cとが設けられている。この操作部15は、図示しないが、ビデオカメラ装置1と有線又は無線で通信を行うようになされており、動画の記録開始を行うための記録開始信号、静止画を記録するための記録信号、レンズ部3をワイド/テレ方向に駆動するための制御信号等種々の信号をビデオカメラ装置1に対して出力する。支持装置10は、ビデオカメラ装置1の操作部15を設けることによって、ビデオカメラ装置1を取り付けた際にも、ビデオカメラ装置1の操作部で操作を行う必要がなくなり、更に操作性の向上を図ることができるようになっている。また、この操作部15は、ユーザがグリップ本体11を握りながら親指等で操作できる位置に設けられることで操作性の向上が図られている。
【0013】
グリップ本体11の上側、すなわち雲台12が取り付けられる側の一端部は、一方の側に湾曲するように形成され、端面11aには、第1の支持脚16と第2支持脚17とが取り付けられる。第1の支持脚16と第2の支持脚17とは、略同じ大きさ形状に形成されており、一端部の端面に、支軸16a,17aとが設けられている。グリップ本体11の一端部の端面11aは、第1の支持脚16の一端部と第2の支持脚17の2本分の広さ又はそれ以上に形成さており、端面11aには、支軸16a,17aが回動可能に圧入される軸穴16c,17cが形成されている。
【0014】
なお、本発明では、支軸16a,17aをグリップ本体11の一端部の端面11aに設け、軸穴16c,17cを、第1の支持脚16と第2の支持脚17の端面に設けるようにしてもよい。また、第1及び第2の支持脚16,17の回動機構は、以上の例に限定されるものではない。
【0015】
第1及び第2の支持脚16,17は、支軸16a,17aが設けられた側から直線的に形成され、先端部が湾曲するように折曲されている。第1及び第2の支持脚16,17の直線部分は、グリップ本体11の主グリップ部11bと共に環状グリップ部22を形成する補助グリップ部16b,17bとなる。また、第1及び第2の支持脚16,17の先端部は、グリップ本体11の他端側先端部に、間に突部21を設けて連続して形成された例えば凹状の係合部18a,19aに係合される。第1及び第2の支持脚16,17は、グリップ本体11の係合部18a,19aに係合したとき、2本が並ぶように位置してグリップ本体11と連続し、主グリップ部11bと補助グリップ部16b,17bとで環状グリップ部22を形成する。支持装置10は、ユーザによって、グリップ本体11の主グリップ部11bと第1及び第2の支持脚16,17の補助グリップ部16b,17bによって形成された環状グリップ部22が把持されることになる(図1中実線の手を参照。)。また、支持装置10は、小人等によって、グリップ本体11の主グリップ部11bのみが持たれる(図1中一点鎖線の手を参照。)。このように、支持装置10は、多様なユーザにとって使いやすいものとなっている。
【0016】
なお、グリップ本体11の他端側は、第1及び第2の支持脚16,17と結合し得るように一方の側に湾曲するように折曲されており、その先端部に、係合部18a,19aが形成されている。
【0017】
グリップ本体11の上側、すなわち雲台12が取り付けられる側の一端部には、リンク部13が回動可能に取り付けられるグリップ側回動支持部23が設けられている。このグリップ側回動支持部23には、グリップ側回動孔23aが設けられている。
【0018】
一方、グリップ本体11にリンク部13を介して取り付けられる雲台12は、全体が長円状に形成され、台座部24上に取付部材25が取り付けられてなる。取付部材25は、台座部24の例えば係合溝等に係合させて、ビデオカメラ装置1の取付面側に取り付けられる。また、取付部材25は、ねじ等で固定されていても良い。取付部材25は、金属板等で形成されており、ビデオカメラ装置1の底面に形成されているボス穴8に係合されるボス26が形成されていると共に、三脚用ねじ穴7に締め付けられるカメラねじ27が露出されている。
【0019】
カメラねじ27は、略円形の操作部27aの中心部にねじ部27bを設け、取付部材25の貫通孔よりねじ部27bをボス26側に露出させ、抜け止めがされた状態で取り付けられる。操作部27aの外周部は、台座部24の側面に略半周に亘って設けられた切欠部24aより露出され、ユーザによって回転操作が行われるようになっている。ビデオカメラ装置1は、ボス26がボス穴8に係合され、カメラねじ27のねじ部27bが三脚用ねじ穴7に締め付けられることによって、雲台12に固定されることになる。
【0020】
台座部24のリンク部13が取り付けられる側には、リンク部13が回動可能に取り付けられる雲台側回動支持部28が設けられている。この雲台側回動支持部28には、雲台側回動孔28aが設けられている。
【0021】
グリップ本体11と雲台12とを連結するリンク部13は、図3及び図4に示すように、一対のリンク部材31,32を有する。一対のリンク部材31,32は、それぞれ各端部に軸部31a,31b,32a,32bが設けられている。一対のリンク部材31,32の一方側に設けられた軸部31a,32aは、対をなし、一対のリンク部材31,32は、グリップ本体11のグリップ側回動支持部23を挟み込むようにして、軸部31a,32aをグリップ側回動支持部23のグリップ側回動孔23aに回動可能に係合させる。また、一対のリンク部材31,32の他方側に設けられた軸部31b,32bは、対をなし、一対のリンク部材31,32は、雲台12の雲台側回動支持部28を挟み込むようにして、軸部31b,32bを雲台側回動支持部28の雲台側回動孔28aに回動可能に係合させる。なお、軸部31a、31b、32a、32bを、回動支持部23、28側に設けて、リンク部材31、32側に軸部31a、31b、32a、32bが供給する軸孔を設けるようにしても良い。
【0022】
一対のリンク部材31,32には、一方の側の軸部31a,32aと他方の側の軸部31b,32bの間に、ロック孔31c,32cが形成されている。ここで、一方のロック孔32cは、貫通孔となっており、他方のロック孔31cは、ねじ穴となっている。
【0023】
なお、ロック部材33は、リンク部材32の長手方向略中央に設けられた凹部33cにワッシャ33dを介して取り付けられる。
【0024】
ロック孔31c,32cには、ロック部材33が挿入される。ロック部材33は、略円形の操作部33aの中心部にねじ部33bを設けてなり、一方のリンク部材31のロック孔33aよりねじ部33bが挿入される。一対のリンク部材31,32は、ロック部材33がロック孔31c,32cに締め付けられることで、互いに近接し、これにより、グリップ側回動支持部23と雲台側回動支持部28とを挟み込み狭持して、リンク部13に対するグリップ本体11と雲台12とを所定の回動位置にロックする。
【0025】
以上のように構成された支持装置10は、通常使用時、図1及び図2に示すように、第1及び第2の支持脚16,17の先端部が凹状の係合部18a,19aに係合され、2本の第1及び第2の支持脚16,17の補助グリップ部16b,17bが並ぶように略揃い、グリップ本体11の主グリップ部11bと連続し、環状グリップ部22を形成した第1の状態となっている。第1の状態では、大人等は、主グリップ部11bと補助グリップ部16b,17bによって形成された環状グリップ部22を把持して、ビデオカメラ装置1の撮影等を行うことができる。この状態では、ビデオカメラ装置1の底面に対して環状グリップ部22や主グリップ部11bが斜めになり、撮影時に持ちやすくなる。また、小人等は、グリップ本体11の主グリップ部11bのみを把持した状態でビデオカメラ装置1の撮影等を行うことができる。この第1の状態では、第1及び第2の支持脚16,17がグリップ本体11の係合部18a,19aに係合していることから、ビデオカメラ装置1が取り外された状態において、小型化され持ち運びが便利なものとなる。
【0026】
ところで、ビデオカメラ装置1の底面に設けられる三脚用ねじ穴7及びボス穴8の位置は、ビデオカメラ装置1の種類によって異なる。すなわち、三脚用ねじ穴7及びボス穴8は、ビデオカメラ装置1の底面中央部に設けられるばかりでなく、ビデオカメラ装置1の部品の種類や配置によって、ビデオカメラ装置1の底面の前面側に設けられたり、背面側に設けられたりする。したがって、ビデオカメラ装置1は、種類によって重心の位置が異なる。また、ビデオカメラ装置1は、レンズ部3に、テレ/ワイドのコンバージョンレンズが取り付けられたり、背面に、様々な大きさや重さのバッテリパックが取り付けられたり、カメラ本体2にマイクが取り付けられたりする。これらのアクセサリーが取り付けられることによっても、ビデオカメラ装置1の重心の位置は変化する。ビデオカメラ装置1の重心の位置がユーザが環状グリップ部22を握っている位置から離れているときには、ユーザが疲れやすくなってしまい、長時間撮影等に不向きになってしまう。
【0027】
そこで、図1及び図5に示すように、例えばビデオカメラ装置1の重心が雲台12との取付位置より後方にある場合には、グリップ本体11に対して、リンク部13を図5中矢印D1方向に回動して倒し、雲台12をリンク部13に対して図5中矢印D2方向に回動して倒すようにする。そして、雲台12とリンク部13とがグリップ本体11上に重なる状態にする。これにより、支持装置10では、ビデオカメラ装置1の重心を前方に移し、環状グリップ部22に近づけることができる。
【0028】
また、図6に示すように、例えばビデオカメラ装置1の重心が図5の状態より前方にある場合には、グリップ本体11に対して、リンク部13を図6中反矢印D1方向に回動して立てた状態にし、雲台12をリンク部13に対して図6中反矢印D2方向に回動しリンク部13に対して略直角になるようにする。これにより、支持装置10では、ビデオカメラ装置1の重心を環状グリップ部22に近づけることができる。
【0029】
更に、図7に示すように、例えばビデオカメラ装置1の重心が図6の状態より前方にある場合には、グリップ本体11に対して、リンク部13を図7中反矢印D1方向に回動して寝かせた状態にし、雲台12をリンク部13に対して図7中反矢印D2方向に回動しリンク部13と略平行になるようにする。これにより、支持装置10では、ビデオカメラ装置1の重心を環状グリップ部22に近づけることができる。
【0030】
以上のように、支持装置10では、グリップ本体11とリンク部13と雲台12との回動角度をビデオカメラ装置1の重心の位置に応じて調整することができ、長時間ビデオカメラ装置1を使用する場合であっても疲れにくいものにすることができる。
【0031】
なお、グリップ本体11とリンク部13と雲台12との回動量は、ビデオカメラ装置1の重心の位置に応じてユーザによって決められるものであり、図5に示す状態から図7に示す状態に移行するまでの間のどの位置であっても良い。ユーザは、グリップ本体11とリンク部13と雲台12との回動量を自分にあった状態にすると、ロック部材33を締め付けて、調整後の状態を保持するようにロックする。また、運搬時等は、図5に示す状態にリンク部13を折りたたむことで、小型化することができる。
【0032】
ところで、ユーザは、ビデオカメラ装置1に支持装置10を取り付け、支持装置10を持ちながら撮影を行っている場合にあって、支持装置10を三脚として使用したいことがある。この場合、例えば、先ず、グリップ本体11の主グリップ部11bを右手で把持し、第1及び第2の支持脚16,17は、図2及び図8に示すように、左手を使って、支軸16a,17aを中心に、互いに開く図8中矢印D3,D4方向に所定量回動され、第1の状態から第2の状態にされる。上述のように、第1及び第2の支持脚16,17は、支軸16a,17aが設けられた側から直線的に形成され、先端部が湾曲するように折曲されている。また、グリップ本体11の他端側も、一方の側に湾曲するように折曲されている。第1及び第2の支持脚16,17の折曲された部分やグリップ本体11の他端側の折曲された部分は、第1及び第2の支持脚16,17が開いた第2の状態のとき、ビデオカメラ装置1が取り付けられた支持装置10を設置面に支持する支持部34,35,35となる。ビデオカメラ装置1は、支持装置10が三脚に変形することで、グリップ本体11の支持部34並びに第1及び第2の支持脚16,17の支持部35,35によって安定して支持されることになる。
【0033】
支持装置10を第1の状態から第2の状態に変形させる場合にあって、ユーザは、片手でグリップ本体11を把持し、もう一方の手で第1及び第2の支持脚16,17を開く第2の状態にする操作を行うことで、撮影作業を中断させることなく、この変形作業を行うことができる。なお、三脚として使用する場合においても、リンク部13を回動させて、重心の位置を調整するようにしてもよい。
【0034】
以上のように構成された支持装置10は、環状グリップ部11bを形成した第1の状態にあるとき、リンク部1をグリップ本体11と雲台12に対して所定量回動させることで、重心の位置を調整することができ、長時間撮影の場合であっても疲れにくくすることができる。また、運搬時等にあっては、リンク部13を図5に示すようにたたみ込み、第1及び第2の支持脚16,17を第1の状態にすることで小型化することができ、持ち運び易いものにすることができる。
【0035】
また、撮影時、支持装置10は、第1の状態から第2の状態に変化させ、三脚として使用するとき、ユーザは、片手で主グリップ部11bを持ちながら、もう一方の手で第1及び第2の支持脚16,17を開くように操作すればよい。したがって、ユーザは、この操作を、撮影を中断することなく行うことができる。
【0036】
以上の例では、支持装置10にビデオカメラ装置1を取り付ける場合を説明したが、本発明に取り付けられる撮像装置としては、一眼レフカメラ、コンパクトカメラ等のスチルカメラであっても良い。
【0037】
また、以上のような支持装置10では、主グリップ部11bと第1及び第2の支持脚16,17とで環状グリップ部22としたが、第1及び第2の支持脚16,17と主グリップ部11bの間に間隙を設け、環状グリップ部22を非連続な環状体としても良い。これにより、この隙間から環状グリップ部22内に手を挿入することができるようになり、第1及び第2の支持脚16,17等の回動操作を行い易くなり、さらなる操作性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明が適用された支持装置にビデオカメラを取り付けた使用状態を示す斜視図である。
【図2】本発明が適用された支持装置を背面側から見た斜視図である。
【図3】本発明が適用された支持装置の分解斜視図である。
【図4】本発明が適用された支持装置のリンク部の断面図である。
【図5】本発明が適用された支持装置のリンク部が折りたたまれた状態を示す側面図である。
【図6】本発明が適用された支持装置のリンク部が図5より開いた状態を示す側面図である。
【図7】本発明が適用された支持装置のリンク部が最も開いた状態を示す側面図である。
【図8】本発明が適用された支持装置の第1及び第2の支持脚が開き三脚として使用される状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0039】
1 ビデオカメラ装置、2 カメラ本体、3 レンズ部、4 表示部、5 グリップベルト、6 ビューファインダ、7 三脚用ねじ穴、8 ボス穴、10 支持装置、11 グリップ本体、11a 端面、11b 主グリップ部、12 雲台、13 リンク部、14 面取り部、15 操作部、15a 記録開始釦、15b 記録釦、15c 操作釦、16 第1の支持脚、16a 第1の支軸、16b 補助グリップ部、16c 軸穴、17 第2の支持脚、17a 第2の支軸、17b 補助グリップ部、17c 軸穴、18a,19a 係合部、21 突部、22 環状グリップ部、23 グリップ側回動支持部、23a グリップ側回動孔、24 台座部、25 取付部材、26 ボス、27 カメラねじ、27a 操作部、27b ねじ部、28 雲台側回動支持部、28a 雲台側回動孔、31,32 リンク部材、31a,31b,32a,32b 軸部、33 ロック部材、33a 操作部、33b ねじ部、33c 凹部、33d ワッシャ、34,35 支持部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
グリップ本体と、
撮像装置が取り付けられる雲台とを備え、
上記グリップ本体の一端部には、第1の支持脚と第2の支持脚とが回動可能に取り付けられ、
上記第1及び第2の支持脚は、第1の状態のとき、各先端部が略揃った状態で、上記グリップ本体とで略環状のグリップ部を形成し、
上記第1及び第2の支持脚は、第2の状態のとき、上記第1の状態から各先端部が離間し開いた状態となり、各先端部と上記グリップ本体の他端部とで撮像装置を支持する支持装置。
【請求項2】
更に、上記グリップ本体と上記雲台とを連結するリンク部を備え、
上記リンク部は、一端側が上記グリップ部に対して回動可能に取り付けられ、他端側が上記雲台に対して回動可能に取り付けられている
請求項1記載の支持装置。
【請求項3】
上記リンク部には、上記リンク部に対する上記グリップ部の回動位置と上記リンク部に対する上記雲台の回動位置とを所定位置にロックするロック部材が設けられ、
上記リンク部は、一対のリンク部材を有し、
上記リンク部は、上記グリップ本体及び上記雲台、又は上記一対のリンク部材の何れか一方に設けられた支軸を、何れか他方に設けられた軸孔に係合させて、上記グリップ本体、上記雲台のそれぞれを回動支持し、
上記ロック部材は、上記一対のリンク部材を互いに近接する方向に締め付けることにより、上記リンク部に対する上記グリップ部の回動位置と上記リンク部に対する上記雲台の回動位置を所定位置にロックする
請求項2記載の支持装置。
【請求項4】
上記グリップ本体の他端部と上記第1及び第2の支持脚の先端部とには、折曲部が形成され、上記第2の状態のときの支持部となっている
請求項1記載の支持装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−28230(P2010−28230A)
【公開日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−184137(P2008−184137)
【出願日】平成20年7月15日(2008.7.15)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】