説明

改善したクロストーク減衰の通信ケーブル

本願発明は、クロストーク減衰を改善するために、通信ケーブルの一部として使用されるバリアテープに関する。バリアテープは1以上の不連続導電性セグメントのバリア層を備える。1つのバリア層の導電性セグメントは好ましくは、別のバリア層の導電性セグメントの間のギャップを重ねるための寸法及び形状である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は通信ケーブルに関し、さらに詳しくは、そのようなケーブルに関連するクロストーク減衰を増進するための方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ネットワークはより複雑になり、より高いバンド幅ケーブルの敷設の必要があるので、ケーブル−ケーブルクロストーク(又は「エイリアンクロストーク」)が堅固で信頼性のある通信システムを提供するために次第に重要になってきている。エイリアンクロストークは、主に結合電磁気ノイズであり、それは、阻害されるケーブルの近くを走る信号搬送ケーブルから生じて阻害されるケーブルで起こる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
さらに、クロストークは、特定のケーブル内のツイストペアの間で起こり、それはまた通信システムの信頼性を低下させる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
いくつかの実施形態で、本願発明は、エイリアンクロストークの減衰を増進する方法として、導体セグメントを有する多重層の材料の使用に関する。一実施形態において、本願発明は、高性能10Gb/s(ギガビット/秒)非シールドツイストペア(UTP)ののワイヤペアの周りで巻きついている二重層金属パターンフィルム(又はバリアテープ)を備える。通常、本願発明は、例えば、(TIA/EIA標準)カテゴリ5e、カテゴリ6、カテゴリ6A、カテゴリ7のようなより高い又はより低い周波数の通信ケーブル並びに例えば40Gb/s及び100Gb/sのようなさらにより高い周波数又はビットレート用途に使用される銅ケーブル敷設で使用されることができる。その層の導電性セグメントは、1つの層内のギャップが実質的に、近くの層の導電性セグメントにより覆われるように配置される。多重層は、クロストークを減少させる一方、導電性セグメントの間のギャップは、その導電性材料から電磁気エネルギーの放出を減少させ、導電性材料の放射された電磁気エネルギーへの感受性を減少させる。
【0005】
本願発明は、従来技術のUTPケーブルの欠点を解決してケーブル−ケーブルクロストーク又は他の種類のクロストークを減少させる。本願発明の実施形態は、UTPケーブルだけでなく他の種類のケーブルに応用される。
【0006】
本発明の理解を容易にする目的のために、添付された図面及び明細書は、それらの実施形態を示し、そこから本発明、構造、製造及び操作、並びに多くの関連する利点がすぐに理解することができ、評価することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本願発明による多重通信ケーブルを含む通信システムの実施形態の斜視図である。
【図2】図1の通信ケーブルの1つの断面図である。
【図3】本願発明によるバリアテープの実施形態の部分平面図であり、図1及び2のケーブルで使用される。
【図4】図4は、図3の断面4−4に沿った図3のバリアテープの断面図である。
【図5】図1のケーブルの実施形態の斜視図であり、ケーブル内に設置されたバリアテープのらせん特質を図示する。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図面を参照して、より詳しくは図1を参照すると、通信システム20が示されており、それは少なくとも1つの通信ケーブル22を含み、装置24に接続される。装置24は図1のパッチパネルとして図示されているが、装置は受動装置又は能動装置であることができる。受動装置の例としては、それに限定されるものではないが、モジュラーパッチパネル、パンチダウンパッチパネル、カプラーパッチパネル、壁ジャック等とすることができる。能動装置の例としては、それに限定されるものではないが、データセンタ/通信ルームで見られることができるような、イーサネット(登録商標)スイッチ、ルーター、サーバー、物理層管理システム及びパワーオーバーイーサネット(登録商標)装置;セキュリティ装置(カメラ及び他のセンサー等)及びドアアクセス装置;及びワークステーション領域でみられるような電話、コンピュータ、ファックス装置、プリンター及び他の周辺機器とすることができる。通信システム20はさらに例えばキャビネット、ラック、ケーブル管理、及びオーバーヘッドルーティングシステムを含むことができる。
【0009】
通信ケーブル22は、非シールドツイストペア(UTP)ケーブルの形状で示され、より詳しくは図2でより詳しく示されているような10Gb/sで動作し以下で詳細に記載されているカテゴリ6Aケーブルである。しかしながら、本願発明は、他の種類のケーブルに加えて、様々な通信ケーブルに応用することができ、及び/又は実装することができる。ケーブル22は、装置24に直接的に終端されることができるか、又は代わりに、例えば、RJ45型、ジャックモジュールカセット、インフィニバンドコネクタ、RJ21及び多くの他のコネクタ型、又はそれらの組み合わせのような、様々なプラグ25又はジャックモジュール27で終端されることができる。さらに、ケーブル22は、ケーブルの織機、又は束で処理され、また予め定められた織機で処理されることができる。
【0010】
通信ケーブル22は、パッチコード、バックボーンケーブル敷設、及び水平ケーブル敷設を含む様々な構造をしたケーブル敷設応用で使用されることができるが、本願発明はそのような用途に限定されない。通常、本願発明は、軍事、産業、通信、コンピュータ、データ通信、及び他のケーブル敷設応用で使用されることができる。
【0011】
特に詳しく図2を参照すると、図1の断面線2−2に沿った、ケーブル22の横断面が示されている。ケーブル22は、クロスウェブ28と分離されている4つのツイスト導電性ワイヤペア26の内側コア23を含む。バリアテープ32の包装がクロスウェブ28を取り囲む。バリアテープ32は、クロスウェブ28を螺旋状に包むことができる。ケーブル22はまた外側絶縁ジャケット33を含むことができる。バリアテープ32は図2で図示のために凝縮したバージョンで示されており、単に絶縁性基体42及び導電性セグメント34及び38を示す。クロスウェブ28は、互いからツイストペア26を分離する中央「x」セクションと、バリアテープ32からツイストペア26を分離する「x」セクションの周辺から延在する周辺セクションとを含む。また、図3及び4を参照して、バリアテープ32は、ギャップ36により分離される導電性セグメント34を備える(図2において内側バリア層として示されている)第1バリア層35と、導電性材料のセグメント38のギャップにより分離される導電性セグメント38を備える(図2において外側バリア層として示されている)第2バリア層37と、導電性セグメント38と第2導電性層のギャップ40から導電性セグメント34と第1導電層のギャップ36とを分ける絶縁性基体42とを含む。第1及び第2バリア層、及びより詳しくは導電性セグメント34と導電性セグメント38は、外側バリア層のギャップと内側導電性層の導電性セグメント34と一直線になるようにケーブル内に交互に配置される。バリアテープ32は、螺旋的に又はスパイラル状に内側絶縁層30を包むことができる。代わりに、バリアテープは非ヘリカル方法(例えば、「タバコ」又は長手型)で絶縁性層の周りに貼ることができる。
【0012】
外側絶縁ジャケット33は15ミル(mil)厚さとすることができる(しかしながら、他の厚さも可能である)。ケーブル22の全体の直径は、例えば、約300ミルとすることができるが、しかしながら、他の厚さも可能である。
【0013】
図3はバリアテープ32の平面図であり、絶縁性基体であって、不連続導電性材料の2つのバリア層35及び37が使用されている、絶縁性基体上のパターン化された導電性セグメントを図示する。導体セグメント34及び38は、下に存在する基体42の長手及び横断方向の両方に沿って連続する平面に配置される。上述されているように、パターン化された導体セグメントの多重バリア層の使用は、効果的な近接ケーブルにケーブル22によるカップリングを減少させることにより、及び他のケーブルからのカップリングにバリアを提供することにより、エイリアンクロストークの減衰の増進を容易にする。導電性セグメント34及び38の不連続特性は、バリア層35及び37からの放射を減少させるか又は除去する。示された実施形態において、二重層のグリッド状の金属パターンがバリアテープ32に組み込まれ、それは例示の高性能10Gb/sケーブルのツイストワイヤペア26の周りをスパイラル状に包む。バリア層の導電性セグメントが、近隣のバリア層からギャップ36、40を重ね合わせるようにするように、パターンを選ばれることができる。図3及び4において、例えば、頂部35及び底部37バリア層は、(丸い角の)15度平行四辺形約1071ミル×203ミルで図3に示されている水平及び垂直の両方向にあるセグメント間に60ミルのギャップ寸法44を有するものを連続に配置した導電性セグメントを有している。1つの実施形態によれば、丸い角は、約1/16”(インチ)の半径で提供される。
【0014】
上側バリヤ層35を参照すると、導体性材料の単一層の性能は、少なくとも部分的に、不連続パターンのギャップ寸法44と不連続セグメントの長手方向長さ46に依存し、少なくとも幾分かは導電性セグメントの横断幅48に依存しうる。通常、ギャップ寸法44がより短くなり、長手方向長さ46がより長くなると、ケーブル−ケーブルクロストークの減衰がよりよくなる。しかしながら、もし長手方向パターン長さ46が長すぎると、不連続導電性材料の層が放射することができるようになり、関連する周波数範囲の電磁気エネルギーの影響を受けやすくなりうる。1つの解決策としては、囲まれたケーブル内のツイスト導体性ワイヤペアの平均ペア撚りよりも少し大きいが、そのワイヤペアにわたって伝達される最も高い周波数信号の波長の四分の一よりも短くなるように、長手方向パターン長さ46を設計することである。ペアの撚りは、ツイストワイヤペアの1つの完全なツイストの長さに等しい。
【0015】
通信ケーブルの中のツイストペアは、青、オレンジ、緑、及びブラウンに着色されることができる。示された実施形態において、4つのツイスト導電性ワイヤペアのためのツイスト長さ(すなわちペアの撚り)は、青ペアでは0.828cm、オレンジペアでは、1.204cm、緑ペアでは0.897cm、そしてブラウンペアでは1.074cmである。高性能ケーブル(例えば、10Gb/s)の典型的なペア撚りは、0.8cmから1.3cmである。したがって、導電性セグメント長さは典型的には、500MHzの周波数で使用するように適合されたケーブルで、約1.3cmから約10cmの範囲内にある。さらに高いか又は低い周波数では、その長さはそれぞれより低いか又はより高くなるように変わりうる。
【0016】
さらに、500MHzの周波数を有する信号では、伝播速度が20cm/nsの場合、波長は約40cmである。この波長で、バリア層の導電性セグメントの長さは、導電性セグメントから電磁気エネルギーを放射することを防ぐために10cm(すなわち、波長の四分の一)よりも短い。
【0017】
また、導電性セグメントの横断幅48は、ケーブルコア中でツイストするので、ツイストワイヤペアを「覆う」ことが望ましい。言い換えると、導電性セグメントの横断幅48が、ケーブルの中心から放射方向に向けて外側にあるツイストペアを覆うのに十分な幅があることが望ましい。通常、横断幅48が広ければ広いほど、ケーブル−ケーブルクロストーク減衰はよくなる。バリアテープ32が、ケーブルコアの周りを、ケーブルコアのツイスト率と同じ率でらせん状に巻いていることがさらに望ましい。示された実施形態によって、ケーブルストランド撚りは7.62cmである。高性能ケーブル(例えば、10Gb/s)のために、典型的なケーブルストランド撚り(すなわち、ケーブルコアのツイスト率)は、約6cmから約12cmの範囲内にある。本願発明によるバリアテープは、ケーブルストランド撚りと同じ率で巻かれている(すなわち、1つの完全な巻きは、約6cmから約12cmの範囲にある)のが好ましい。しかしながら、本願発明は、この範囲の巻き長さに限定されず、より長いか又は短い巻き長さを使用することができる。
【0018】
不連続導電性セグメントのバリアテープの高性能用途では、ケーブル−ケーブルクロストーク減衰を増加させるために1以上の導電性バリア層を使用することができる。多重層のバリアのため、バリア層は、層が互いに直接的に電気的接触をしないように、基体により分離されている。2つのバリア層35及び37が図示されているが、本願発明は単一のバリア層又は3つ以上のバリア層を含むことができる。
【0019】
図4は、図3の切断線4−4に沿った、2つのバリア層35及び37を採用したより詳細なバリアテープ32の断面図を示す。各バリア層は、基体50及び導電性セグメント34又は38を含む。基体50は絶縁性材料であり、例えば、約0.75ミル厚さであることができる。導電性セグメントの層は、例えば、丸い角の平行四辺形の、平面形状を含み、約0.35ミルの厚さを有するアルミニウムからなる。本願発明の他の実施形態によれば、導電性セグメントは、例えば、正多角形、又は非正多角形、他の不規則な形状、曲がって閉じた形状、導電性材料の割れ目により形成された孤立した領域、及び/又はそれらの組み合わせ、のような異なる形状から作られることができる。本願発明は、導電性セグメントの多重列の異なる形状を組み合わせることができる。例えば、金又はニッケルのような、他の導電性材料を導電性セグメント用に使用することができる。他の導電性セグメントの厚みは、約0.3ミルから約1.5ミルの範囲にすることができる。半導体材料も同様にこの領域で使用することができる。絶縁性基体50の材料の例としては、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリイミド、及び他の材料が挙げられる。
【0020】
導電性セグメント34及び38は、スプレー接着剤の層52を経由して共通の絶縁性基体42に取り付けられる。例えば、スプレー接着剤の層52は、0.5ミル厚さであることができ、絶縁性基体42の共通層は1.5ミル厚さとすることができる。図示された例の層の厚さでは、図4のバリアテープ32の全体の厚さは約4.7ミルである。異なる層のために異なる材料の厚さを採用することができることが理解されるべきである。いくつかの実施形態によれば、2つの層の導電性セグメント34及び38の間の距離は、それらの層の間のキャパシタンスを減少させるために、小さくしたままにすることが望ましい。
【0021】
図5は、ケーブル22の実施形態の、断片的な、斜視部分分解図を示し、ケーブル22内に設置されたバリアテープ32のスパイラル特質を図示する。図5は、どのように、バリアテープ32がクロスウェブ28及びケーブル22の外側ジャケット33の間でスパイラル状に巻かれているかを示す。代替的に、バリアテープは、非らせん的な方法(例えばタバコ又は長手型)で、クロスウェブ28周りに貼られることができる。バリアテープ32の螺旋巻きつけはケーブル22のコア撚り長さと大体等しい巻きつけ率を有している(すなわち、クロスウェブ28の巻きつけ率と同等の、ケーブルのツイストペア26を互いに巻く率)ことが望ましい。しかしながら、いくつかの実施形態において、バリアテープ32のらせん巻きつけは、ケーブル22のコア撚り長さよりも多いか少ないかの巻き付け率を有している。
【0022】
本願発明の1つの設計考慮は、増進されたケーブル−ケーブル結合減衰をもたらすために、それぞれのツイストペアの効果的な(ツイスト撚りがケーブル撚りと組み合わされた)ツイスト率に関する(例えば導体のセグメントの寸法、形状、間隔、量、列の数及び向き)バリアテープの構造を構築することである。もし、バリアテープ構造と効果的なツイスト率の間の関係が正しくないなら、それぞれのツイストペアの効果的なツイスト率に関するバリアテープの繰り返しパターンの間隔は、チャネルの動作周波数スペクラムの様々なセグメント中の近接するケーブルに強い結合機構を作ることができ、それは望ましくない。図1−5で示される本発明による実施形態は、1つの組み合わせであり、それは500MHzまで効果的なANEXT及びAFEXT減衰をもたらす。本願発明はまた、既知のUTPケーブルの性能と比較してEMI感受性を減少又は除去するバリアテープに高い長手インピーダンスをもたらす。
【0023】
本願発明によるバリアテープは、ツイストペアの間のクロストーク減衰を改善するためにケーブル内にここのツイストペア周りに、スパイラル状又は他の方法で巻くことができる。さらに、本願発明によるバリア層は、ケーブル内の異なる構造物に組み込まれることができ、絶縁層、外側絶縁ジャケット、又はツイストペア分割構造物を含む。
【0024】
前述したように、ケーブルの改善された性能のためにケーブル−ケーブルクロストークの減衰を増進させる特徴があることがわかる。本願発明の特定の実施形態が示され、記載される一方、当業者には、本発明のその広い側面から離れることなしに変形及び修正をできることは自明である。そこで、その目的は、本発明の真の精神及び範囲内に入るそのような変形及び修正を全て含む。前述した記載及び添付の図面で述べられた事項は、単に説明の方法として提供されるものであり、限定として提供されるものではない。
【符号の説明】
【0025】
20 通信システム
22 通信ケーブル
23 内側コア
24 装置
25 プラグ
26 ツイスト導電性ワイヤペア
27 ジャックモジュール
28 クロスウェブ
30 内側絶縁層
32 バリアテープ
33 外側絶縁ジャケット
34 導電性セグメント
35 第1バリア層
36 ギャップ
37 第2バリア層
38 導電性セグメント
40 ギャップ
42 絶縁性基体
44 ギャップ寸法
46 長手方向長さ
48 横断幅
50 基体
52 スプレー接着剤の層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信ケーブルの導電体のツイストペアのコアを巻くためのバリアテープであって、それによりエイリアンクロストークを減衰させ、前記バリアテープは、
絶縁性基体、
ギャップにより分離された導電性セグメントの第1バリア層、及び
ギャップにより分離された導電性のセグメントの第2バリア層を備え、
第1及び第2バリア層の導電性セグメントは平行四辺形形状であるバリアテープ。
【請求項2】
前記第1及び第2バリア層の前記導電性セグメントは、2つの層のうち1つのギャップが実質的に2つの層の他の中の導電性セグメントにより覆われるようになパターンで互いに重なることを特徴とする請求項1に記載のバリアテープ。
【請求項3】
前記平行四辺形形状導電性セグメントが約15°の傾斜角を有していることを特徴とする請求項1に記載のバリアテープ。
【請求項4】
前記平行四辺形形状導電性セグメントが丸い角を有していることを特徴とする請求項1に記載のバリアテープ。
【請求項5】
前記平行四辺形形状導電性セグメントが約1.3cmから約10cmの長さを有していることを特徴とする請求項1に記載のバリアテープ。
【請求項6】
前記平行四辺形形状導電性セグメントが、アルミニウム、銅及びニッケルからなる群から選択される材料からなることを特徴とする請求項1に記載のバリアテープ。
【請求項7】
前記平行四辺形形状導電性セグメントが約0.35ミルの厚さを有していることを特徴とする請求項1に記載のバリアテープ。
【請求項8】
前記平行四辺形形状導電性セグメントが接着層により絶縁基体に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のバリアテープ。
【請求項9】
前記接着層が約0.5ミル厚さであることを特徴とする請求項8に記載のバリアテープ。
【請求項10】
ケーブルであって、
ケーブルコアを備える複数の導電体のツイストペアと、
前記ケーブルコアを実質的に囲むバリアテープと、を備え、
前記バリアテープは、
絶縁性基体、
ギャップにより分離された導電性セグメントの第1バリア層、及び
ギャップにより分離された導電性のセグメントの第2バリア層を備え、
第1及び第2バリア層の導電性セグメントは平行四辺形形状であるケーブル。
【請求項11】
互いに前記ツイストペアを分離するクロスウェブをさらに備えることを特徴とする請求項10に記載のケーブル。
【請求項12】
前記クロスウェブが前記ツイストペアを互いに分離する中央セクションと、前記ツイストペアを前記バリアテープから分離する周辺セクションとを備えることを特徴とする請求項11に記載のケーブル。
【請求項13】
前記バリアテープが前記ケーブルコア周りにらせん状に巻かれることを特徴とする請求項10に記載のケーブル。
【請求項14】
前記ケーブルコアが、ツイストケーブルストランド撚り長さで前記ケーブル内にねじられ、さらに、前記バリアテープが、前記ケーブルストランド撚り長さと同じ長さでバリア巻き長さで前記ケーブルコア周りにらせん状に巻かれることを特徴とする請求項13に記載のケーブル。
【請求項15】
前記第1及び第2バリア層の前記導電性セグメントは、2つの層のうち1つのギャップが実質的に2つの層の他の中の導電性セグメントにより覆われるようなパターンで互いに重なることを特徴とする請求項10に記載のケーブル。
【請求項16】
前記平行四辺形形状導電性セグメントが約15°の傾斜角を有していることを特徴とする請求項10に記載のケーブル。
【請求項17】
前記平行四辺形形状導電性セグメントが丸い角を有していることを特徴とする請求項10に記載のケーブル。
【請求項18】
前記平行四辺形形状導電性セグメントが約1.3cmから約10cmの長さを有していることを特徴とする請求項10に記載のケーブル。
【請求項19】
前記平行四辺形形状導電性セグメントが、アルミニウム、銅及びニッケルからなる群から選択される材料からなることを特徴とする請求項10に記載のケーブル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2011−521432(P2011−521432A)
【公表日】平成23年7月21日(2011.7.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−510645(P2011−510645)
【出願日】平成21年5月19日(2009.5.19)
【国際出願番号】PCT/US2009/044506
【国際公開番号】WO2009/143145
【国際公開日】平成21年11月26日(2009.11.26)
【出願人】(507202736)パンドウィット・コーポレーション (70)
【出願人】(507202725)ジェネラル・ケーブル・テクノロジーズ・コーポレーション (7)
【Fターム(参考)】