説明

改良タンパク質発現系

本発明は、栄養要求性選択マーカーを利用する組換えポリペプチドの産生のための改良発現系を提供する。さらに、本発明は、改良された発現調節による宿主細胞における改良された組換えタンパク質産生法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
a.組換えポリペプチドをコードする核酸と;
b.原栄養能を栄養要求性宿主細胞へ回復させる少なくとも1つのポリペプチドをコードする核酸と;
を含む核酸構築物を含む細菌発現系で使用するための、栄養要求性シュードモナス(Pseudomonad)細胞。
【請求項2】
シュードモナスが蛍光菌である、請求項1に記載の細胞。
【請求項3】
前記細胞がウラシルに対して栄養要求性である、請求項1に記載の細胞。
【請求項4】
前記細胞がプロリンに対して栄養要求性である、請求項1に記載の細胞。
【請求項5】
前記栄養要求性細胞が1つを超える代謝産物に対して栄養要求性である、請求項1に記載の細胞。
【請求項6】
前記細胞がウラシルおよびプロリンに対して栄養要求性である、請求項1に記載の細胞。
【請求項7】
前記原栄養能回復ポリペプチドが細胞生存に必要な代謝産物の生合成で活性な酵素である、請求項1に記載の細胞。
【請求項8】
前記酵素がオロトジン−5’−ホスフェートデカルボキシラーゼである、請求項7に記載の細胞。
【請求項9】
前記酵素が配列番号1および3からなる群から選択される核酸配列によってコードされる、請求項8に記載の細胞。
【請求項10】
前記酵素が配列番号2のアミノ酸配列を含む、請求項7に記載の細胞。
【請求項11】
前記酵素がΔ1−ピロリン−5−カルボキシラートレダクターゼである、請求項7に記載の細胞。
【請求項12】
前記酵素が配列番号6および8からなる群から選択される核酸配列によってコードされる、請求項11に記載の細胞。
【請求項13】
前記酵素が配列番号7のアミノ酸配列を含む、請求項11に記載の細胞。
【請求項14】
前記栄養要求性細胞がpyrF遺伝子を無効にすることによって産生される、請求項1に記載の細胞。
【請求項15】
前記無効にされたpyrF遺伝子が、配列番号1および配列番号3からなる群から選択される核酸を含む、請求項14に記載の細胞。
【請求項16】
前記栄養要求性細胞がproC遺伝子を無効にすることによって産生される、請求項1に記載の細胞。
【請求項17】
前記無効にされたproC遺伝子が配列番号6および配列番号8からなる群から選択される核酸を含む、請求項16に記載の細胞。
【請求項18】
前記栄養要求性細胞がpyrF遺伝子およびproC遺伝子を無効にすることによって産生される、請求項1に記載の細胞。
【請求項19】
前記無効にされたpyrF遺伝子が配列番号1および3からなる群から選択される核酸を含み、無効にされたproC遺伝子が配列番号6および配列番号9からなる群から選択される核酸を含む、請求項18に記載の細胞。
【請求項20】
前記細胞がPlacI−lacI−lacZYAオペロンの一部として以外の染色体lacIインサートも含有する、請求項1に記載の細胞。
【請求項21】
前記lacI遺伝子がlacI、lacIQ、およびlacIQ1からなる群から選択される、請求項20に記載の細胞。
【請求項22】
前記核酸構築物が少なくとも1つのlacOid配列をさらに含む、請求項1に記載の細胞。
【請求項23】
前記lacOid配列が配列番号14および配列番号59からなる群から選択される、請求項22に記載の細胞。
【請求項24】
前記核酸構築物が1つを超えるlacオペレーター配列をさらに含む、請求項1に記載の細胞。
【請求項25】
少なくとも1つのlacオペレーター配列がプロモーターの5’側に位置し、少なくとも1つのlacオペレーター配列がプロモーターの3’側に位置する、請求項24に記載の細胞。
【請求項26】
少なくとも1つのlacオペレーター配列がlacOid配列である、請求項25に記載の細胞。
【請求項27】
lacOid配列が配列番号14および配列番号59からなる群から選択される、請求項26に記載の細胞。
【請求項28】
改変がlacI遺伝子の少なくとも1つの染色体挿入を含み、lacI遺伝子が完全または切断Plac−lacI−lacZYAオペロンの一部として以外である、細菌発現系で使用するための遺伝子改変シュードモナス(Pseudomonad)細胞。
【請求項29】
前記シュードモナスが蛍光菌である、請求項28に記載の細胞。
【請求項30】
前記lacI遺伝子がlacI、lacIQ、およびlacIQ1からなる群から選択される、請求項28に記載の細胞。
【請求項31】
前記lacI遺伝子がレバンスクラーゼ位置に挿入される、請求項28に記載の細胞。
【請求項32】
前記細胞が細胞内で少なくとも1つの代謝産物に対する栄養要求株を産生するようにさらに改変されている、請求項28に記載の細胞。
【請求項33】
前記栄養要求株がpyrFおよびproCからなる群から選択される遺伝子への改変によって産生される、請求項32に記載の細胞。
【請求項34】
前記栄養要求株がpyrFおよびproC遺伝子の両方への改変によって産生される、請求項32に記載の細胞。
【請求項35】
少なくとも1つのlacOid配列を含む核酸をさらに含む、請求項28に記載の細胞。
【請求項36】
前記lacOid配列が配列番号14および配列番号59からなる群から選択される、請求項35に記載の細胞。
【請求項37】
1つを超えるlacオペレーター配列を含む核酸をさらに含む、請求項28に記載の細胞。
【請求項38】
少なくとも1つのlacオペレーター配列がlacOid配列である、請求項37に記載の細胞。
【請求項39】
前記lacOid配列が配列番号14および配列番号59からなる群から選択される、請求項38に記載の細胞。
【請求項40】
少なくとも1つのlacOidオペレーター配列を含む核酸構築物を含む、細菌発現系で使用するためのシュードモナス(Pseudomonad)細胞。
【請求項41】
前記シュードモナス(Pseudomonad)が蛍光菌(Pseudomonas fluorescens)である、請求項40に記載の細胞。
【請求項42】
前記lacOid配列がプロモーターの3’側に位置する、請求項40に記載の細胞。
【請求項43】
前記lacOid配列がプロモーターの5’側に位置する、請求項40に記載の細胞。
【請求項44】
前記lacOid配列がプロモーターの3’側および5’側に位置する、請求項40に記載の細胞。
【請求項45】
前記細胞が細胞内で少なくとも1つの代謝産物に対する栄養要求株を産生するようにさらに改変されている、請求項40に記載の細胞。
【請求項46】
前記栄養要求株がpyrFおよびproCからなる群から選択される遺伝子への改変によって産生される、請求項45に記載の細胞。
【請求項47】
前記栄養要求株がpyrFおよびproC遺伝子の両方への改変によって産生される、請求項45に記載の細胞。
【請求項48】
前記細胞がlacI遺伝子の染色体挿入を含有し、lacI遺伝子が完全または切断Plac−lacI−lacZYAオペロンの一部として以外である、請求項40に記載の細胞。
【請求項49】
前記lacOid配列が配列番号14および配列番号59からなる群から選択される、請求項40に記載の細胞。
【請求項50】
1つを超えるlacオペレーター配列を含む核酸構築物を含む、細菌発現系で使用するためのシュードモナス(Pseudomonad)細胞。
【請求項51】
少なくとも1つのlacオペレーターがlacOid配列である、請求項50に記載の細胞。
【請求項52】
前記lacOid配列が配列番号14および配列番号59からなる群から選択される、請求項51に記載の細胞。
【請求項53】
前記lacOid配列がプロモーターの5’または3’側である、請求項51に記載の細胞。
【請求項54】
前記lacOid配列がプロモーターの5’および3’側である、請求項51に記載の細胞。
【請求項55】
前記細胞が細胞内で少なくとも1つの代謝産物に対する栄養要求株を産生するようにさらに改変されている、請求項50に記載の細胞。
【請求項56】
前記栄養要求株がpyrFおよびproCからなる群から選択される遺伝子への改変によって産生される、請求項55に記載の細胞。
【請求項57】
前記栄養要求株がpyrFおよびproC遺伝子の両方への改変によって産生される、請求項55に記載の細胞。
【請求項58】
前記細胞がlacI遺伝子の染色体挿入を含有し、lacI遺伝子が完全または切断Plac−lacI−lacZYAオペロンの一部として以外である、請求項50に記載の細胞。
【請求項59】
前記シュードモナス(Pseudomonad)が蛍光菌(Pseudomonas fluorescens)である、請求項50に記載の細胞。
【請求項60】
組換えポリペプチドを産生するプロセスであって:
a.少なくとも1つの代謝産物に対する栄養要求株を産生するために、遺伝子改変されたシュードモナス(Pseudomonad)細胞において組換えポリペプチドをコードする核酸を発現させる工程と;
b.原栄養能を栄養要求性細胞に回復させるポリペプチドをコードする核酸を発現させる工程と;
c.栄養要求性代謝産物の欠乏した培地上で細胞を培養する工程と;
を含むプロセス。
【請求項61】
前記シュードモナス(Pseudomonad)が蛍光菌(Pseudomonas fluorescens)である、請求項60に記載のプロセス。
【請求項62】
前記細胞がウラシルに対して栄養要求性である、請求項60に記載のプロセス。
【請求項63】
前記細胞がプロリンに対して栄養要求性である、請求項60に記載のプロセス。
【請求項64】
前記栄養要求性細胞が1つを超える代謝産物に対して栄養要求性である、請求項60に記載のプロセス。
【請求項65】
前記細胞がウラシルおよびプロリンに対して栄養要求性である、請求項64に記載の細胞。
【請求項66】
前記原栄養能回復ポリペプチドが細胞生存に必要な代謝産物の生合成で活性な酵素である、請求項60に記載のプロセス。
【請求項67】
前記酵素がオロトジン−5’−ホスフェートデカルボキシラーゼである、請求項66に記載のプロセス。
【請求項68】
前記酵素が配列番号1および3からなる群から選択される核酸配列によってコードされる、請求項67に記載のプロセス。
【請求項69】
前記酵素が配列番号2のアミノ酸配列を含む、請求項68に記載のプロセス。
【請求項70】
前記酵素がΔ1−ピロリン−5−カルボキシラートレダクターゼである、請求項66に記載のプロセス。
【請求項71】
前記酵素が配列番号6および8からなる群から選択される核酸配列によってコードされる、請求項70に記載のプロセス。
【請求項72】
前記酵素が配列番号7のアミノ酸配列を含む、請求項70に記載のプロセス。
【請求項73】
前記栄養要求性細胞がpyrF遺伝子を無効にすることによって産生される、請求項60に記載のプロセス。
【請求項74】
前記無効にされたpyrF遺伝子が配列番号1および3からなる群から選択される核酸を含む、請求項73に記載のプロセス。
【請求項75】
前記栄養要求性細胞がproC遺伝子を無効にすることによって産生される、請求項60に記載のプロセス。
【請求項76】
前記無効にされたproC遺伝子が配列番号6および配列番号8からなる群から選択される核酸を含む、請求項75に記載のプロセス。
【請求項77】
前記栄養要求性細胞がpyrF遺伝子およびproC遺伝子を無効にすることによって産生される、請求項60に記載のプロセス。
【請求項78】
前記無効にされたpyrF遺伝子が配列番号1および3からなる群から選択される核酸を含み、無効にされたproC遺伝子が核酸からなる群から選択される配列番号6および配列番号9を含む、請求項77に記載のプロセス。
【請求項79】
前記細胞がPlacI−lacI−lacZYAオペロンの一部として以外の染色体lacIインサートも含有する、請求項60に記載のプロセス。
【請求項80】
前記lacI遺伝子がlacI、lacIQ、およびlacIQ1からなる群から選択される、請求項79に記載のプロセス。
【請求項81】
前記組換えポリペプチドをコードする核酸が少なくとも1つのlacOid配列をさらに含む、請求項60に記載のプロセス。
【請求項82】
前記lacOid配列が配列番号14および配列番号59からなる群から選択される、請求項81に記載のプロセス。
【請求項83】
前記組換えポリペプチドをコードする核酸が1つを超えるlacオペレーター配列をさらに含む、請求項60に記載のプロセス。
【請求項84】
少なくとも1つのlacオペレーター配列がプロモーターの5’側に位置し、少なくとも1つのlacオペレーター配列がプロモーターの3’側に位置する、請求項83に記載のプロセス。
【請求項85】
少なくとも1つのlacオペレーター配列がlacOid配列である、請求項84に記載のプロセス。
【請求項86】
前記lacOid配列が配列番号14および配列番号59からなる群から選択される、請求項85に記載のプロセス。
【請求項87】
lacI遺伝子の少なくとも1つの染色体挿入を含むシュードモナス(Pseudomonad)において組換えポリペプチドをコードする核酸を発現する工程を含む、組換えポリペプチドを産生するためのプロセスであって、lacI遺伝子が完全または切断Plac−lacI−lacZYAオペロンの一部として以外である、プロセス。
【請求項88】
前記シュードモナス(Pseudomonad)が蛍光菌(Pseudomonas fluorescens)である、請求項87に記載のプロセス。
【請求項89】
前記lacI遺伝子がlacI、lacIQ、およびlacIQ1からなる群から選択される、請求項87に記載のプロセス。
【請求項90】
前記lacI遺伝子がレバンスクラーゼ位置に挿入される、請求項87に記載のプロセス。
【請求項91】
前記細胞が細胞内で少なくとも1つの代謝産物に対する栄養要求株を産生するようにさらに改変されている、請求項87に記載のプロセス。
【請求項92】
前記栄養要求株がpyrFおよびproCからなる群から選択される遺伝子への改変によって産生される、請求項91に記載のプロセス。
【請求項93】
前記栄養要求株がpyrFおよびproC遺伝子の両方への改変によって産生される、請求項87に記載のプロセス。
【請求項94】
前記組換えポリペプチドをコードする核酸が少なくとも1つのlacOid配列を含む、請求項87に記載のプロセス。
【請求項95】
前記lacOid配列が配列番号14および配列番号59からなる群から選択される、請求項94に記載のプロセス。
【請求項96】
前記組換えポリペプチドをコードする核酸が1つを超えるlacオペレーター配列を含む、請求項87に記載のプロセス。
【請求項97】
少なくとも1つのlacオペレーター配列がlacOid配列である、請求項96に記載のプロセス。
【請求項98】
前記lacOid配列が配列番号14および配列番号59からなる群から選択される、請求項97に記載のプロセス。
【請求項99】
シュードモナス(Pseudomonad)細胞において組換えポリペプチドをコードする核酸を発現する工程を含む、組換えポリペプチドを産生するためのプロセスであって、核酸が少なくとも1つのlacオペレーター配列をさらに含み、lacオペレーター配列がlacOid配列である、プロセス。
【請求項100】
前記シュードモナス(Pseudomonad)が蛍光菌(Pseudomonas fluorescens)である、請求項99に記載のプロセス。
【請求項101】
前記lacOid配列が配列番号14および配列番号59からなる群から選択される、請求項99に記載のプロセス。
【請求項102】
少なくとも1つのlacOid配列がプロモーターの3’側に位置する、請求項99に記載のプロセス。
【請求項103】
少なくとも1つのlacOid配列がプロモーターの5’側に位置する、請求項99に記載のプロセス。
【請求項104】
少なくとも1つのlacOid配列がプロモーターの3’および5’側に位置する、請求項99に記載のプロセス。
【請求項105】
前記細胞が細胞内で少なくとも1つの代謝産物に対する栄養要求株を産生するようにさらに改変されている、請求項99に記載のプロセス。
【請求項106】
前記栄養要求株がpyrFおよびproCからなる群から選択される遺伝子への改変によって産生される、請求項105に記載のプロセス。
【請求項107】
前記栄養要求株がpyrFおよびproC遺伝子の両方への改変によって産生される、請求項105に記載のプロセス。
【請求項108】
前記細胞がlacI遺伝子の染色体挿入を含有し、lacI遺伝子が完全または切断Plac−lacI−lacZYAオペロンの一部として以外である、請求項99に記載のプロセス。
【請求項109】
シュードモナス(Pseudomonad)において組換えポリペプチドをコードする核酸を発現する工程を含む、組換えポリペプチドを産生するためのプロセスであって、核酸が1つを超えるlacオペレーター配列をさらに含む、プロセス。
【請求項110】
少なくとも1つのlacオペレーターがlacOid配列である、請求項109に記載のプロセス。
【請求項111】
前記lacOid配列が配列番号14および配列番号59からなる群から選択される、請求項110に記載のプロセス。
【請求項112】
前記lacOid配列がプロモーターの5’または3’側である、請求項110に記載のプロセス。
【請求項113】
前記lacOid配列がプロモーターの5’および3’側である、請求項110に記載のプロセス。
【請求項114】
前記細胞が細胞内で少なくとも1つの代謝産物に対する栄養要求株を産生するようにさらに改変されている、請求項109に記載のプロセス。
【請求項115】
前記栄養要求株がpyrFおよびproCからなる群から選択される遺伝子への改変によって産生される、請求項114に記載のプロセス。
【請求項116】
前記栄養要求株がpyrFおよびproC遺伝子の両方への改変によって産生される、請求項114に記載のプロセス。
【請求項117】
前記細胞がlacI遺伝子の染色体挿入を含有し、lacI遺伝子が完全または切断Plac−lacI−lacZYAオペロンの一部として以外である、請求項109に記載のプロセス。
【請求項118】
前記シュードモナス(Pseudomonad)が蛍光菌(Pseudomonas fluorescens)である、請求項109に記載のプロセス。
【請求項119】
宿主細胞における組換えポリペプチドの発現を調節するプロセスであって:
a.シュードモナス(Pseudomonad)細胞を選択する工程であって、細胞が細胞にlacI遺伝子を染色体的に挿入することによって遺伝子改変され、lacI遺伝子が完全または切断Plac−lacI−lacZYAオペロンの一部として以外である、工程と;
b.細胞に組換えポリペプチドをコードする核酸に作動可能に結合されたLacIタンパク質プロモーターを含む核酸構築物を導入する工程と;
を含むプロセス。
【請求項120】
前記シュードモナス(Pseudomonad)が蛍光菌(Pseudomonas fluorescens)である、請求項119に記載のプロセス。
【請求項121】
前記lacI遺伝子がlacI、lacIQ、およびlacIQ1からなる群から選択される、請求項119に記載のプロセス。
【請求項122】
前記lacI遺伝子がレバンスクラーゼ位置に挿入される、請求項119に記載のプロセス。
【請求項123】
前記細胞が細胞内で少なくとも1つの代謝産物に対する栄養要求株を産生するようにさらに改変されている、請求項119に記載のプロセス。
【請求項124】
前記栄養要求株がpyrFおよびproCからなる群から選択される遺伝子への改変によって産生される、請求項123に記載のプロセス。
【請求項125】
前記栄養要求株がpyrFおよびproC遺伝子の両方への改変によって産生される、請求項123に記載のプロセス。
【請求項126】
前記組換えポリペプチドをコードする核酸が少なくとも1つのlacOid配列を含む、請求項119に記載のプロセス。
【請求項127】
前記lacOid配列が配列番号14および配列番号59からなる群から選択される、請求項126に記載のプロセス。
【請求項128】
少なくとも1つのlacOid配列がプロモーターの3’側に位置する、請求項126に記載のプロセス。
【請求項129】
少なくとも1つのlacOid配列がプロモーターの5’側に位置する、請求項126に記載のプロセス。
【請求項130】
前記lacOid配列がプロモーターの3’および5’側に位置する、請求項126に記載のプロセス。
【請求項131】
前記組換えポリペプチドをコードする核酸が1つを超えるlacオペレーター配列を含む、請求項119に記載のプロセス。
【請求項132】
少なくとも1つのlacオペレーター配列がlacOid配列である、請求項131に記載のプロセス。
【請求項133】
前記lacOid配列が配列番号14および配列番号59からなる群から選択される、請求項132に記載のプロセス。
【請求項134】
宿主細胞における組換えポリペプチドの発現を調節するプロセスであって:
a.シュードモナス(Pseudomonad)細胞を選択する工程と;
b.核酸構築物であって:
i.組換えポリペプチドをコードする核酸と;
ii.少なくとも1つのlacOidオペレーター配列と;
を含む核酸構築物を導入する工程と;
を含むプロセス。
【請求項135】
前記シュードモナス(Pseudomonad)が蛍光菌(Pseudomonas fluorescens)である、請求項134に記載のプロセス。
【請求項136】
前記lacOid配列がプロモーターの3’側に位置する、請求項134に記載のプロセス。
【請求項137】
前記lacOid配列がプロモーターの5’側に位置する、請求項134に記載のプロセス。
【請求項138】
前記lacOid配列がプロモーターの3’および5’側に位置する、請求項134に記載のプロセス。
【請求項139】
前記細胞が細胞内で少なくとも1つの代謝産物に対する栄養要求株を産生するようにさらに改変されている、請求項134に記載のプロセス。
【請求項140】
前記栄養要求株がpyrFおよびproCからなる群から選択される遺伝子への改変によって産生される、請求項139に記載のプロセス。
【請求項141】
前記栄養要求株がpyrFおよびproC遺伝子の両方への改変によって産生される、請求項139に記載のプロセス。
【請求項142】
前記細胞がlacI遺伝子の染色体挿入を含有し、lacI遺伝子が完全または切断Plac−lacI−lacZYAオペロンの一部として以外である、請求項134に記載のプロセス。
【請求項143】
前記lacOid配列が配列番号14および配列番号59からなる群から選択される、請求項134に記載のプロセス。
【請求項144】
宿主細胞における組換えポリペプチドの発現を調節するプロセスであって:
a.シュードモナス(Pseudomonad)細胞を選択する工程と;
b.核酸構築物であって:
i.組換えポリペプチドをコードする核酸と;
ii.1つを超えるlacオペレーター配列と;
を含むプロセス。
【請求項145】
少なくとも1つのlacオペレーターがlacOid配列である、請求項144に記載のプロセス。
【請求項146】
前記lacOid配列が配列番号14および配列番号59からなる群から選択される、請求項145に記載のプロセス。
【請求項147】
前記lacOid配列がプロモーターの3’および5’側である、請求項145に記載のプロセス。
【請求項148】
前記lacOid配列がプロモーターの3’および5’側である、請求項145に記載のプロセス。
【請求項149】
前記細胞が細胞内で少なくとも1つの代謝産物に対する栄養要求株を産生するようにさらに改変されている、請求項144に記載のプロセス。
【請求項150】
前記栄養要求株がpyrFおよびproCからなる群から選択される遺伝子への改変によって産生される、請求項149に記載のプロセス。
【請求項151】
前記栄養要求株がpyrFおよびproC遺伝子の両方への改変によって産生される、請求項149に記載のプロセス。
【請求項152】
前記細胞がlacI遺伝子の染色体挿入を含有し、lacI遺伝子が完全または切断Plac−lacI−lacZYAオペロンの一部として以外である、請求項144に記載のプロセス。
【請求項153】
前記シュードモナス(Pseudomonad)が蛍光菌(Pseudomonas fluorescens)である、請求項144に記載のプロセス。
【請求項154】
抗生物質の非存在下での組換えポリペプチドの産生のプロセスであって:
a.シュードモナス(Pseudomonad)細胞を選択する工程であって、細胞が少なくとも1つの代謝産物に対する栄養要求株を誘導するように遺伝子改変され、それにより栄養要求性細胞を産生する、工程であって;
b.細胞に:
i.組換えポリペプチドをコードする核酸と;
ii.原栄養能を栄養要求性宿主細胞に回復させるポリペプチドをコードする核酸と;
を含む核酸構築物を導入する工程と;
c.組換えポリペプチドおよび原栄養能回復ポリペプチドを細胞内で発現させる工程と;
d.栄養要求性代謝産物の欠乏した培地上で細胞を増殖させる工程と;
を含むプロセス。
【請求項155】
前記シュードモナス(Pseudomonad)が蛍光菌(Pseudomonas fluorescens)である、請求項154に記載のプロセス。
【請求項156】
前記細胞がウラシルに対して栄養要求性である、請求項154に記載のプロセス。
【請求項157】
前記細胞がプロリンに対して栄養要求性である、請求項154に記載のプロセス。
【請求項158】
前記栄養要求性細胞が1つを超える代謝産物に対して栄養要求性である、請求項154に記載のプロセス。
【請求項159】
前記細胞がウラシルおよびプロリンに対して栄養要求性である、請求項158に記載のプロセス。
【請求項160】
前記原栄養能回復ポリペプチドが細胞生存に必要な代謝産物の生合成で活性な酵素である、請求項154に記載のプロセス。
【請求項161】
前記酵素がオロトジン−5’−ホスフェートデカルボキシラーゼである、請求項160に記載のプロセス。
【請求項162】
前記酵素が配列番号1および3からなる群から選択される核酸配列によってコードされる、請求項161に記載のプロセス。
【請求項163】
酵素が配列番号2のアミノ酸配列を含む、請求項160に記載のプロセス。
【請求項164】
前記酵素がΔ1−ピロリン−5−カルボキシラートレダクターゼである、請求項160に記載のプロセス。
【請求項165】
前記酵素が配列番号6および8からなる群から選択される核酸配列によってコードされる、請求項164に記載のプロセス。
【請求項166】
前記酵素が配列番号7のアミノ酸配列を含む、請求項164に記載のプロセス。
【請求項167】
前記栄養要求性細胞がpyrF遺伝子を無効にすることによって産生される、請求項154に記載のプロセス。
【請求項168】
前記無効にされたpyrF遺伝子が、配列番号1および配列番号3からなる群から選択される核酸を含む、請求項167に記載のプロセス。
【請求項169】
前記栄養要求性細胞がproC遺伝子を無効にすることによって産生される、請求項154に記載のプロセス。
【請求項170】
前記無効にされたproC遺伝子が配列番号6および配列番号8からなる群から選択される核酸を含む、請求項169に記載のプロセス。
【請求項171】
前記栄養要求性細胞がpyrF遺伝子およびproC遺伝子を無効にすることによって産生される、請求項154に記載のプロセス。
【請求項172】
前記無効にされたpyrF遺伝子が配列番号1および3からなる群から選択される核酸を含み、無効にされたproC遺伝子が配列番号6および配列番号9からなる群から選択される核酸を含む、請求項171に記載のプロセス。
【請求項173】
前記細胞がPlacI−lacI−lacZYAオペロンの一部として以外の染色体lacIインサートも含有する、請求項154に記載のプロセス。
【請求項174】
前記lacI遺伝子がlacI、lacIQ、およびlacIQ1からなる群から選択される、請求項173に記載のプロセス。
【請求項175】
前記核酸構築物が少なくとも1つのlacOid配列をさらに含む、請求項154に記載のプロセス。
【請求項176】
前記核酸構築物が1つを超えるlacオペレーター配列をさらに含む、請求項154に記載のプロセス。
【請求項177】
少なくとも1つのlacオペレーター配列がプロモーターの5’側であり、少なくとも1つのlacオペレーター配列がプロモーターの3’側である、請求項176に記載のプロセス。
【請求項178】
少なくとも1つのlacオペレーター配列がlacOid配列である、請求項177に記載のプロセス。
【請求項179】
選択の間に栄養共生阻害が最小限に抑えられる抗生物質の非存在下での組換えポリペプチドの産生のプロセスであって:
a.シュードモナス(Pseudomonad)細胞を選択する工程であって、細胞が少なくとも1つの代謝産物に対する栄養要求株を誘導するように遺伝子改変され、それにより栄養要求性細胞を産生する、工程であって;
b.細胞に:
i.組換えポリペプチドをコードする核酸と;
ii.原栄養能を栄養要求性宿主細胞に回復させるポリペプチドをコードする核酸と;
を含む核酸構築物を導入する工程と;
c.組換えポリペプチドおよび原栄養能回復ポリペプチドを細胞内で発現させる工程と;
d.栄養要求性代謝産物の欠乏した培地上で細胞を増殖させる工程と;
を含むプロセス。
【請求項180】
前記シュードモナス(Pseudomonad)が蛍光菌(Pseudomonas fluorescens)である、請求項179に記載のプロセス。
【請求項181】
前記細胞がウラシルに対して栄養要求性である、請求項179に記載のプロセス。
【請求項182】
前記細胞がプロリンに対して栄養要求性である、請求項179に記載のプロセス。
【請求項183】
前記栄養要求性細胞が1つを超える代謝産物に対して栄養要求性である、請求項179に記載のプロセス。
【請求項184】
前記細胞がウラシルおよびプロリンに対して栄養要求性である、請求項183に記載のプロセス。
【請求項185】
前記原栄養能回復ポリペプチドが細胞生存に必要な代謝産物の生合成で活性な酵素である、請求項179に記載のプロセス。
【請求項186】
前記酵素がオロトジン−5’−ホスフェートデカルボキシラーゼである、請求項185に記載のプロセス。
【請求項187】
前記酵素が配列番号1および3からなる群から選択される核酸配列によってコードされる、請求項186に記載のプロセス。
【請求項188】
前記酵素が配列番号2のアミノ酸配列を含む、請求項185に記載のプロセス。
【請求項189】
前記酵素がΔ1−ピロリン−5−カルボキシラートレダクターゼである、請求項185に記載のプロセス。
【請求項190】
前記酵素が配列番号6および8からなる群から選択される核酸配列によってコードされる、請求項189に記載のプロセス。
【請求項191】
前記酵素が配列番号7のアミノ酸配列を含む、請求項189に記載のプロセス。
【請求項192】
前記栄養要求性細胞がpyrF遺伝子を無効にすることによって産生される、請求項179に記載のプロセス。
【請求項193】
前記無効にされたpyrF遺伝子が配列番号1および3からなる群から選択される核酸含む、請求項192に記載のプロセス。
【請求項194】
前記栄養要求性細胞がproC遺伝子を無効にすることによって産生される、請求項179に記載のプロセス。
【請求項195】
前記無効にされたproC遺伝子が配列番号6および配列番号8からなる群から選択される核酸を含む、請求項194に記載のプロセス。
【請求項196】
前記栄養要求性細胞がpyrF遺伝子およびproC遺伝子を無効にすることによって産生される、請求項179に記載のプロセス。
【請求項197】
前記無効にされたpyrF遺伝子が配列番号1および3からなる群から選択される核酸を含み、無効にされたproC遺伝子が配列番号6および配列番号9からなる群から選択される核酸を含む、請求項196に記載のプロセス。
【請求項198】
前記細胞がPlacI−lacI−lacZYAオペロンの一部として以外の染色体lacIインサートも含有する、請求項179に記載のプロセス。
【請求項199】
前記lacI遺伝子がlacI、lacIQ、およびlacIQ1からなる群から選択される、請求項198に記載のプロセス。
【請求項200】
前記核酸構築物が少なくとも1つのlacOid配列をさらに含む、請求項199に記載のプロセス。
【請求項201】
前記核酸構築物が1つを超えるlacオペレーター配列をさらに含む、請求項179に記載のプロセス。
【請求項202】
少なくとも1つのlacオペレーター配列がプロモーターの5’側に位置し、少なくとも1つのlacオペレーター配列がプロモーターの3’側に位置する、請求項201に記載のプロセス。
【請求項203】
少なくとも1つのlacオペレーター配列がlacOid配列である、請求項202に記載のプロセス。
【請求項204】
配列番号1または3からなる群から選択される核酸配列を含む、蛍光菌(Pseudomonas fluorescens)pyrF遺伝子、またはpyrF遺伝子を用いてハイブリダイズする核酸。
【請求項205】
前記核酸が配列番号1の配列を含む、請求項204に記載の遺伝子。
【請求項206】
前記核酸が配列番号3の配列を含む、請求項204に記載の遺伝子。
【請求項207】
配列番号6または8からなる群から選択される核酸配列を含む、蛍光菌(Pseudomonas fluorescens)proC遺伝子、またはproC遺伝子を用いてハイブリダイズする核酸。
【請求項208】
前記核酸が配列番号6の配列を含む、請求項207に記載の遺伝子。
【請求項209】
前記核酸が配列番号8の配列を含む、請求項207に記載の遺伝子。
【請求項210】
a.組換えポリペプチドをコードする核酸と;
b.蛍光菌(Pseudomonas fluorescens)から単離されたpyrF遺伝子をコードする核酸と;
を含む核酸構築物。
【請求項211】
前記pyrF遺伝子が配列番号1の核酸配列を含む、請求項210に記載の構築物。
【請求項212】
前記pyrF遺伝子が配列番号3の核酸配列を含む、請求項210に記載の構築物。
【請求項213】
a.組換えポリペプチドをコードする核酸と;
b.蛍光菌(Pseudomonas fluorescens)から単離されたproC遺伝子をコードする核酸と;
を含む核酸構築物。
【請求項214】
前記proC遺伝子が配列番号6の配列を含む、請求項213に記載の構築物。
【請求項215】
前記proC遺伝子が配列番号8の配列を含む、請求項213に記載の構築物。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2007−511238(P2007−511238A)
【公表日】平成19年5月10日(2007.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−541422(P2006−541422)
【出願日】平成16年11月19日(2004.11.19)
【国際出願番号】PCT/US2004/038884
【国際公開番号】WO2005/052151
【国際公開日】平成17年6月9日(2005.6.9)
【出願人】(502141050)ダウ グローバル テクノロジーズ インコーポレイティド (1,383)
【Fターム(参考)】