説明

放射性ガス測定装置

【課題】試料ガスによる放射線検出器の損傷防止と、入射窓の両面にかかる圧力差に起因する測定誤差を低減できる放射性ガス測定装置を提供する。
【解決手段】放射線検出部2の外気取り込み移送部27に流量調節部28を、配管部30に電磁弁31を設けることで、外気および試料ガスの流れの制御性を向上させ、試料ガスの放射線検出器26側への逆流を防止するとともに、試料容器22側の入射窓24にかかる試料ガスの圧力に、シンチレータ25側の入射窓24にかかる外気の圧力が近づくように、入射窓24とシンチレータ25の間に導入する外気の流量を調整する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プロセスから試料ガスをサンプリングして試料ガス中の放射性物質の放射能を測定する放射性ガス測定装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の放射性ガスモニタは、検出部を構成する試料容器にバウンダリーとしての入射膜が設置され、その入射膜に放射線検出器のシンチレータが向い合うように配置され、フィルタで塵埃を除去された外気が入射膜とシンチレータの間を流れ、放射線検出器と試料容器出口の間に設けられた流量調整弁で外気の流量が調整され、試料容器出口で試料ガスと外気が合流するように構成されていた(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開昭62−133378号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の放射性ガスモニタは、以上のように構成されているので、試料ガスが高温かつ腐食性ガスを含む場合、ポンプ停止時に試料ガスが放射線検出器内に逆流拡散し、腐食性ガスで放射線検出器が腐食して放射線検出器の検出効率が低下するという問題があった。
また、ポンプ運転中は、入射膜(入射窓)の試料側とシンチレータ側の圧力が異なるために入射膜が圧力で撓んで試料容器の実効容積が変化し、さらに、シンチレータが放射線を検出して発する蛍光の反射率が変化するという問題があった。
【0005】
この発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、ポンプ停止時に腐食性ガスが放射線検出器内に逆流拡散するのを防止し、運転中の入射膜の撓みを防止して、測定対象の放射線を安定して測定できる信頼性の高い放射性ガス測定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係わる放射性ガス測定装置は、放射性物質処理施設から排出される試料ガスを取り込み移送する試料ガス取り込み移送部、上記試料ガス中の放射性物質から放出される放射線を検出する放射線検出部、上記放射線検出部から出力された検出信号を入力し、上記試料ガスの放射線量を測定する放射線測定部、上記放射線検出部から上記試料ガスを排出する試料ガス排出部を備え、上記放射線検出部は、上記試料ガスが導入される試料容器、上記試料容器に設けられた開口部を塞ぐシート状部材であり、上記試料容器に導入された上記試料ガスの圧力が一方の面にかかる入射窓、上記入射窓の他方の面側に、上記入射窓と所定の間隔を隔てて対向配置されたシンチレータ、上記放射線に対応して上記シンチレータにて発する蛍光を集光し、上記検出信号を出力する放射線検出器、外気を取り込み、上記シンチレータと上記入射窓の他方の面との間の空隙部に移送する外気取り込み移送部、上記外気取り込み移送部に設けられ、上記空隙部に導入された上記外気の上記入射窓の他方の面にかかる圧力が、上記入射窓の一方の面にかかる上記試料ガスの圧力に近づくように、上記外気の流量を調節する流量調節部、上記空隙部に導入された上記外気を上記試料ガス排出部に移送する配管部、上記配管部に設けられ、上記試料ガスの逆流を防止する電磁弁を含むものである。
【発明の効果】
【0007】
この発明の放射性ガス測定装置によれば、外気取り込み移送部に外気の流量を調節する流量調節部と、外気を試料ガスに合流させるために移送する配管部に電磁弁を設けたため、外気および試料ガスの流れの制御性を向上させることができ、試料ガスが、放射線検出器側に配管部を経由して逆流しないように調整することが可能であるとともに、入射窓の両面にかかる圧力の差がなくなるように外気の流量を流量調節部において調節できるため、運転中の入射膜の撓みを防止して、測定対象の放射線を安定して測定できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の実施の形態1による放射性ガス測定装置の構成概略図である。
【図2】本発明の放射線検出部を示す側断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1の入射窓の断面図である。
【図4】本発明の実施の形態2の入射窓の断面図である。
【図5】本発明の実施の形態3の試料ガスフィルタの断面図である。
【図6】本発明の実施の形態4のスチールウールユニットの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施の形態1.
次に、この発明の実施の形態1について、図1〜図3を用いて説明する。
図1は、この発明の放射性ガス測定装置(放射性ガスモニタ)の構成図であり、この放射性ガス測定装置は、主に源流点の雑固体焼却設備の排気筒(図示せず)、または復水器排気管(図示せず)等の放射性物質処理施設から、試料ガスを取り込むとともに放射線計測のための精製を行い、後段の放射線検出部2まで移送する試料ガス取り込み移送部(サンプリング部)1と、サンプリングされた試料ガス中の気体状放射性物質から放出される放射線を検出して検出信号を出力する放射線検出部2と、検出信号を計測して放射線量を測定する放射線測定部3と、試料ガスを排出する試料ガス排出部4によって構成されている。
【0010】
図1に示すように、試料ガスは、まず、試料ガス取り込み移送部1にて、吸気配管11を経由して吸気弁12から導入される。次に、冷却装置13による冷却で、試料ガスの温度を下げることにより、試料ガスの水蒸気が凝縮して水が生成され、その水に腐食性ガスを溶解させて水溶液の形で除去し、水溶液はオートドレン13aから排出される。このように、冷却装置13からは腐食性ガスが除去された試料ガスが後段へ排出される。ただし、上記のような試料ガスからの腐食性ガスの除去処理を経ても、処理状態によっては腐食性ガスが残留する場合がある。続いて、試料ガスフィルタ14により試料ガスに含まれる粒子状物質が除去され、流量計15で流量が測定され、圧力計16で圧力が測定される。
【0011】
次に、試料ガスは放射線検出部2に移送される。ここで、図2に試料ガス導入ラインを示すように、放射線検出部2においては、試料ガスは、入口ノズル21から導入され、試料容器22を通って出口ノズル23から排出される。その後、図1に示すように、試料ガスは、試料ガス排出部4に移送される。すなわち、ポンプ17により試料ガスは排気弁18から排気配管19を経由して外部へ排気される。
【0012】
図2のように、放射線検出部2は、入口ノズル21から試料ガスが導入される試料容器22、試料容器22に設けられた開口部を塞ぐシート状部材であり、試料容器22に導入された試料ガスの圧力が一方の面(図中の下面)にかかる入射窓24、入射窓24の他方の面(図中の上面)側に、入射窓24と所定の間隔を隔てて対向配置されたシンチレータ25、放射線に対応してシンチレータ25にて発する蛍光を集光し、検出信号を出力する放射線検出器26、外気を取り込み、シンチレータ25と入射窓24の他方の面との間の空隙部に移送する外気取り込み移送部27、外気取り込み移送部27に設けられ、空隙部
に導入された外気の入射窓の他方の面にかかる圧力が、入射窓の一方の面にかかる試料ガスの圧力に近づくように、外気流路の入口部分で、外気の流量を調節する(絞る)流量調節部28、空隙部に導入された外気を試料ガス排出部4に移送する配管部30、配管部30に設けられ、試料ガスの逆流を防止する電磁弁31を備えている。また、外気取り込み移送部27には、外気取り込み口に塵埃を除去するための外気用フィルタ29が配置され、配管部30は、試料ガスを後段へ排出する出口ノズル23に繋げられ、また遮蔽体32によって放射線検出器26等の構成部材が囲まれた構成となっている。
【0013】
ここで、シンチレータ25としては、入手し易く安価なプラスチックシンチレータが一般的であるが、試料ガスの温度が50℃を超える場合は、CaF(Eu)シンチレータ、YAP(Ce)シンチレータ等を使用する。特にYAP(Ce)シンチレータは、温度特性が良好で、かつ発光減衰時間が短いため、高温用に好適であるとともに、高計数率の測定に適している。
なお、一般的に、シンチレータは、放射線検出器の構成の一部材であると位置付けられることが多いが、本発明においては、放射線検出器26は、シンチレータ25以外の構成を指すものとし、シンチレータ25と区別して説明している。
【0014】
入射窓24を構成するシート状部材としては、プラスチック製で、薄くとも強度を有するマイラーシートが好適であり、図3に示すように、2枚のシートを重ね合わせたものを入射窓24として用いる。図中上層側で、外気に一面が晒される両面金属蒸着プラスチックシート42(第二のシートに相当する)としては、マイラーシート42aの両面にアルミニウムの金属蒸着膜42bを積層したものが市販されており入手しやすく安価である。両面にアルミニウム層を蒸着させた両面金属蒸着プラスチックシート42は、蒸着欠損位置が両面で一致する確率は極めて小さいため、片面蒸着のものに比べて遮光信頼性が向上する。
なお、図中下層側で、試料ガスに一面が晒されるプラスチックシート41(第一のシートに相当する)は、両面金属蒸着プラスチックシート42より厚みが大きいピンホールのないマイラーシートを使用することが望ましい。
【0015】
外気用フィルタ29および流量調節部28は、放射線検出器26に直付けして簡素な接続にすることが望ましいが、放射線検出器26に取り付けることが困難な場合は、検出部の外壁となる遮蔽体32に取り付けることもできる。
流量調節部28は、次のような絞り機構部によって構成できる。例えば、放射線検出器26に外気用フィルタ29を嵌め込んだ(ねじ込んだ)状態に取り付け、その外気用フィルタ29から、シンチレータ25と入射窓24の間隙(空隙部)に通じる連絡路(外気導入ライン)において、外気の流通路となる管の内径(穴径)で圧損を発生させることにより絞り機構部を構成しても良い。また、上記の絞り機構部以外の構成で、外気流量を調節しても良いことは言うまでもない。
【0016】
次に、入射窓24および外気導入ラインの一部となる配管部30の動作について説明する。入射窓24のプラスチックシート41は、試料容器22のバウンダリーとして機能し、冷却装置13から排出された試料ガスに残留する腐食性ガスから放射線検出器26を防護する。腐食性ガスとしては、例えば、雑固体焼却路設備の煙突からの排気をサンプリングした場合は、SOx、NOx、HCl等であり、復水器排気管からサンプリングした場合は、アンモニア等である。
入射窓24の両面金属蒸着プラスチックシート42は、シンチレータ25が放射線に反応して発した蛍光を反射して光電子増倍管(図示せず)に集光する。
【0017】
外気導入ライン(外気取り込み移送部27から放射線検出器26内を通過して配管部30および電磁弁31に到る経路)においては、外気用フィルタ29で粒子状物質を除去し、例えば、外気と試料ガスの流量比が、1/10程度となるように流量調節部28および電磁弁31によって外気流量の調節を行うことにより、放射線検出器26の入射窓24の両面の圧力は、ほぼ同じ圧力となる。配管部30に設けられた電磁弁31はポンプ運転中は開状態、ポンプ停止中は閉状態となるように動作して試料ガスの逆流を防止する。
【0018】
以上のように、外気導入ラインにおいて、外気用フィルタ29に続いて外気入口部に流量調節部28を配置し、試料ガスに対する外気の流量比を所定の値以下に制限することで、外気の圧力を、試料ガスの圧力に近づけるように外気流量の調節を行うことができ、さらに、放射線検出器26下流に試料ガスの逆流を防止する電磁弁31を設けたため、外気および試料ガスの流れの制御性を向上させることができる。これによって、測定装置運転中の入射窓24の撓みを防止し、試料容器22の実効容積を安定化させられるとともに、シンチレータ25が放射線を検出して発する蛍光の反射効率を安定化でき、測定誤差を低減できる。放射線測定停止中の試料ガスの逆流を防止によって、冷却装置13から排出された試料ガスに残留する腐食性ガスに起因した放射線検出器26の劣化を防止でき、放射性ガス測定装置(放射性ガスモニタ)の信頼性を高めることができる。
【0019】
実施の形態2.
上述の実施の形態1では、入射窓24のバウンダリーとなるプラスチックシート(第一のシート)41をマイラーシートで構成する場合について述べた。この実施の形態2では、図4に示すように、プラスチックシート41に代えて、片面金属蒸着プラスチックシート43(第一のシートに相当)で入射窓24を構成している。片面金属蒸着プラスチックシート43は、試料ガスに晒される側(図中下面側)にマイラーシート43aが配置され、両面金属蒸着プラスチックシート(第二のシート)42と重ね合わせられる側のマイラーシート43aの表面(片面)に金属蒸着膜43bが成膜されてなり、金属蒸着膜43bが、マイラーシート43aと第二のシート42に挟まれ、入射窓24の表面に露出しないように配置されている。そのため、金属蒸着膜43bと両面金属蒸着プラスチックシート42の蒸着欠損位置が一致する確率が極めて小さくなり、遮光信頼性が向上し、放射線量測定精度を向上させることができる。
【0020】
実施の形態3.
この実施の形態3では、図5に示すように、試料ガスフィルタ(フィルタ)14は、フィルタケース14aと、フィルタケース14aに装着して粒子状物質を除去するフィルタエレメント14bと、フィルタケース14aを加熱するヒータ14cを含む構成である。フィルタケース14aにヒータ14cを設けて一般的に物質表面で湿気が蓄積されない湿度40%以下になるように、フィルタエレメント14bを加熱するように構成したため、冬季で外気の温度が低い場合に生じる問題点、つまり、冷却装置13から排出された試料ガスの温度が戻らずに、湿気がフィルタエレメント14bに蓄積して圧損が大きくなることがなくなり、また、フィルタに蓄積された湿気に揮発性物質が固形化して圧損が増加するという問題を解消でき、ポンプ負荷を軽減できるとともに、フィルタ交換頻度を低減することが可能となる。
【0021】
実施の形態4.
この実施の形態4では、図6に示すように、試料ガスが焼却炉煙突の排ガスである場合に、図4に示すように、冷却装置13の前段(上流)に、筒状部材10aに鉄繊維10bを充填したスチールウールユニット10を設けたため、酸露点以下かつ水露点以上の温度において、試料ガスに含まれる酸性ガスSOx、NOx、HClで鉄繊維10bを腐食させ、酸化物を生成させて上記の酸性ガスを除去するとともに、タール状物質を除去することができる。これによって、冷却装置13から排出される酸性水溶液の酸強度が低減されるため、排水管の腐食を抑制できるとともに、冷却装置13内部にタール状物質が付着することに起因した冷却性能低下を抑制することが可能となる。
【符号の説明】
【0022】
1 試料ガス取り込み移送部(サンプリング部)
2 放射線検出部 3 放射線測定部
4 試料ガス排出部 10 スチールウールユニット
10a 筒状部材 10b 鉄繊維
11 吸気配管 12 吸気弁
13 冷却装置 13a オートドレン
14 試料ガスフィルタ 14a フィルタケース
14b フィルタエレメント 14c ヒータ
15 流量計 16 圧力計
17 ポンプ 18 排気弁
19 排気配管 21 入口ノズル
22 試料容器 23 出口ノズル
24、241 入射窓 25 シンチレータ
26 放射線検出器 27 外気取り込み移送部
28 流量調節部 29 外気用フィルタ
30 配管部 31 電磁弁
32 遮蔽体
41 プラスチックシート(第一のシート)
42 両面金属蒸着プラスチックシート(第二のシート)
42a、43a マイラーシート 42b、43b 金属蒸着膜
43 片面金属蒸着プラスチックシート(第一のシート)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
放射性物質処理施設から排出される試料ガスを取り込み移送する試料ガス取り込み移送部、上記試料ガス中の放射性物質から放出される放射線を検出する放射線検出部、上記放射線検出部から出力された検出信号を入力し、上記試料ガスの放射線量を測定する放射線測定部、上記放射線検出部から上記試料ガスを排出する試料ガス排出部を備え、上記放射線検出部は、上記試料ガスが導入される試料容器、上記試料容器に設けられた開口部を塞ぐシート状部材であり、上記試料容器に導入された上記試料ガスの圧力が一方の面にかかる入射窓、上記入射窓の他方の面側に、上記入射窓と所定の間隔を隔てて対向配置されたシンチレータ、上記放射線に対応して上記シンチレータにて発する蛍光を集光し、上記検出信号を出力する放射線検出器、外気を取り込み、上記シンチレータと上記入射窓の他方の面との間の空隙部に移送する外気取り込み移送部、上記外気取り込み移送部に設けられ、上記空隙部に導入された上記外気の上記入射窓の他方の面にかかる圧力が、上記入射窓の一方の面にかかる上記試料ガスの圧力に近づくように、上記外気の流量を調節する流量調節部、上記空隙部に導入された上記外気を上記試料ガス排出部に移送する配管部、上記配管部に設けられ、上記試料ガスの逆流を防止する電磁弁を含むことを特徴とする放射性ガス測定装置。
【請求項2】
上記試料ガス取り込み移送部は、上記試料ガスを冷却する冷却部を備えたことを特徴とする請求項1記載の放射性ガス測定装置。
【請求項3】
上記入射窓は、プラスチック製の第一のシートに、両面に金属蒸着膜が形成されたプラスチック製の第二のシートが重ね合わされた多層構造のものであり、上記第一のシートが上記試料容器側に、上記第二のシートが上記シンチレータ側に配置されたことを特徴とする請求項1記載の放射性ガス測定装置。
【請求項4】
上記第一のシートは、上記第二のシートが重ねられる側の表面に、金属蒸着膜が形成されたものであることを特徴とする請求項3記載の放射性ガス測定装置。
【請求項5】
上記外気取り込み移送部は、上記外気から塵埃を除去するフィルタが設けられるとともに、上記フィルタを加熱するヒータを備えたことを特徴とする請求項1記載の放射線ガス測定装置。
【請求項6】
上記試料ガスが、焼却炉煙突から取り込まれた排気ガスである場合、上記外気取り込み移送部に、鉄繊維を充填したスチールウールユニットを設け、上記スチールウールユニットにてタール状物質を除去した上記試料ガスを、上記冷却部に供給することを特徴とする請求項2記載の放射性ガス測定装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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