説明

新規2環式アミノピラジノン化合物、その製造法及びそれを含む薬学的組成物

【課題】 血栓症等の処置に有効な物質の提供。
【解決手段】 次式の化合物、その異性体、又は薬学的に許容される酸若しくは塩基との付加塩。
【化25】


(式中、R1は、水素原子、場合により、アルキル、シクロアルキル若しくはヘテロシクロアルキル基、又は式(G)(式中、A1は、単結合、−CH2−、−CH2−CH2−若しくは−N(CH3)−基、又は酸素若しくはイオウ原子を表し、そして同一であるか又は異なるX1及びX2は、それぞれ炭素又は窒素原子を表す)を表し、Rは、水素原子又は直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル基を表し、式(A)は、4〜7員環を有する飽和環を表し、nは、1〜6の整数を表し、Arは、アリール又はヘテロアリール基を表す)

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、新規の2環アミノピラジノン化合物、その製造法、それらを含む薬学的組成物、及びトリプシン関連セリンプロテアーゼ阻害剤としてのそれらの使用に関する。
【0002】セリンプロテアーゼの1種であるトロンビンは、凝固のための主要酵素であり、特にその凝固カスケードの自動増幅を惹起する顕著な能力ゆえに、静脈及び動脈の血栓症の病状において中心的な役割を果たす(F. Toti et al., Sang, Thrombose, Vaisseaux (Blood, Thrombosis, Vessels)1992, 4,483-494 及び T.M.Reilly et al., Blood Coagulation and Fibrinolysis 1992, 3, 513-517)。
【0003】凝固の直接的及び特異的な阻害は、より効果的であり、出血リスクはヘパリン処置より少ない。トロンビンの直接的阻害剤は現存するが、それらのペプチド物質の不都合は、経口経路で投与した場合には、有効でないことにある。
【0004】経口抗凝固活性を有する擬ペプチド化合物は、すでに文献に記載されている。それらは、例えば、特許明細書EP293881、EP471651及びEP792883に記載されるホウ酸化合、また特許明細書WO94 29336及びWO95 23609に記載される化合物を含む。
【0005】それゆえ、文献にすでに記載された化合物の有効性及び選択性を増進するために、新規セリンプロテアーゼ阻害剤を合成することが、特に有益である。
【0006】これら新規化合物の活性は、種々の凝固時間の増加により証明されている。
【0007】本化合物は、更に、経口経路による投与の場合にも有効である。
【0008】より具体的には、本発明は 式(I)
【0009】
【化13】


【0010】〔式中、R1は、水素原子、又は直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル基(場合により、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、カルボキシ、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルコキシカルボニル、及びカルバモイル基から選択される1個以上の、同一であるか又は異なる置換基で置換されている)、ヒドロキシ基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、又は式(G):
【0011】
【化14】


【0012】(式中、A1は、単結合、−CH2−基、−CH2−CH2−基若しくは−N(CH3)−基、又は酸素原子若しくはイオウ原子を表し、そして同一であるか又は異なることができるX1及びX2は、それぞれ炭素原子又は窒素原子を表す)の基を表し、Rは、水素原子、又は直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル基を表し、下記式
【0013】
【化15】


【0014】は、窒素原子に加えて、O及びSから選択される、1個若しくは2個のヘテロ原子、又は−N(R2)基(R2は、水素原子、又は直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル基を表す)を含むことができる、4〜7員環を有する飽和環を表し、nは、1〜6の整数を表し、Arは、アリール基又はヘテロアリール基を表す〕の化合物、その異性体、N−オキシド、又は薬学的に許容される酸若しくは塩基との付加塩に関する。
【0015】薬学的に許容し得る酸の中では、非制限的な例として、塩酸、臭化水素酸、硫酸、ホスホン酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、乳酸、ピルビン酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、フマール酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、アスコルビン酸、シュウ酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、カンファー酸等を挙げることができる。
【0016】薬学的に許容し得る塩基の中では、非制限的な例として、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、トリエチルアミン、tert−ブチルアミン等を挙げることができる。
【0017】“アリール基”は、フェニル、ビフェニリル又はナフチル(それらの基のそれぞれが、場合により、1個以上のハロゲン原子で置換されている、及び/又は、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル(場合により、ヒドロキシ若しくはカルボキシ基で置換されているか、又はカルバモイル基(それ自身場合により、1個若しくは2個の、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル基で置換されている)で置換されている)、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルコキシ、ヒドロキシ、トリハロ−(C1−C6)アルキル(ここで、アルキル部分は直鎖若しくは分岐である)、トリハロゲノアルコキシ(ここで、アルキル部分は直鎖若しくは分岐である)、アミノ(場合により、1個若しくは2個の、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル基で置換されている)、直鎖若しくは分岐のアルキルカルボニルオキシ基、カルボキシメトキシ及びカルバモイルメトキシ(場合により、1個若しくは2個の、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル基でN−置換されている)から選択される、1個以上の、同一であるか又は異なる基で置換されている)を意味すると理解される。
【0018】“ヘテロアリール基”は、5〜12員環を有し、そして酸素原子、窒素原子及びイオウ原子から選択される、2個又は3個のヘテロ原子を含む、単環又は2環の、芳香族基を意味すると理解され、ヘテロアリールは、場合により、1個以上のハロゲン原子で置換されることができる、及び/又は、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル(場合により、ヒドロキシ基若しくはカルボキシ基、又はカルバモイル基(それ自身、場合により、1個若しくは2個の、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル基で置換されている)で置換されている)、ヒドロキシ、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルコキシ、トリハロ−(C1−C6)アルキル(ここで、アルキル部分は直鎖若しくは分岐である)、フェニル、アミノ(場合により、1個以上の、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル基でN−置換されている)、カルボキシメトキシ、及びカルバモイルメトキシ(場合により1個又は2個の直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル基で置換されている)で置換されることができると理解される。
【0019】ヘテロアリール基の中では、非制限的な例として、チエニル、ピリジル、フリル、ピロロリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピリミジニル、ピラジニル及びピリダジニル基を記すことができる。
【0020】“シクロアルキル基”は、飽和又は不飽和の、3〜12員環を有する、単環又は2環の炭化水素基を意味すると理解され、環系は、場合により、1個以上のハロゲン原子で置換されている、及び/又は、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルコキシ、ヒドロキシ、トリハロ−(C1−C6)アルキル(ここで、アルキル部分は直鎖若しくは分岐である)、アミノ(場合により、1個以上の直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル基で置換されている)及びアリールから選択される、1個以上の、同一であるか又は異なる基で置換されることができると理解される。
【0021】シクロアルキル基の中では、非制限的な例として、シクロペンチル、シクロヘキシル、インダニル及びテトラヒドロナフチル基を記すことができる。
【0022】“ヘテロシクロアルキル基”は、4〜12員環を有し、そして酸素、窒素及びイオウから選択される1〜3個のヘテロ原子を含む、飽和若しくは不飽和の、単環若しくは2環基を意味すると理解され、ヘテロ環は、場合により、1個以上のハロゲン原子で置換されている、及び/又は、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルコキシ、ヒドロキシ、トリハロ−(C1−C6)アルキル(ここで、アルキル部分は直鎖若しくは分岐である)、アミノ(場合により、1個以上の、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル基で置換されている)、アリール及びジアリールメチルから選択される、1個以上の、同一であるか若しくは異なる基で置換されることができると理解される。
【0023】ヘテロシクロアルキル基の中では、非制限的な例として、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジル及びジヒドロシクロペンタ〔b〕ピリジル基を記すことができる。
【0024】好ましい式(I)の化合物は、nが1である化合物である。
【0025】式(I)と同義の、下記環
【0026】
【化16】


【0027】は、好ましくはピロリジニル基である。
【0028】式(I)と同義であるArは、好ましくは、フェニル基又はピリジル基(それらの基のそれぞれが、場合により、1個以上のハロゲン原子で置換されている、及び/又は、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル(場合により、ヒドロキシ基若しくはカルボキシ基で置換されているか、又はカルバモイル基(それ自身、場合により、1個若しくは2個の、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル基で置換されている)で置換されている)、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルコキシ、ヒドロキシ、トリハロ−(C1−C6)アルキル(ここで、アルキル部分は直鎖若しくは分岐である)、アミノ(場合により、1個若しくは2個の、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル基で置換されている)、カルボキシメチル及びカルバモイルメトキシ(場合により、1個若しくは2個の、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル基でN−置換されている)から選択される1個以上の同一であるか又は異なる基である)である。
【0029】本発明は、式(I)の化合物の製造法にも関し、式(II)
【0030】
【化17】


【0031】(式中、Aは、式(I)と同義であり、P1はアミノ基保護基を表し、そしてBnはベンジル基を表す)で示される化合物を適切な還元剤を用いて還元し、式(III)
【0032】
【化18】


【0033】(式中、A、P1及びBnは、上記と同義である)の化合物を得、式(III)の化合物のヒドロキシ基を、メトキシ基に変換し、次に慣用の有機化学反応によってシアノ基に変換し、アミノ基の脱保護後、式(IV)
【0034】
【化19】


【0035】(式中、A及びBnは、上記と同義である)の化合物を得、式(IV)の化合物を、オキサリルクロリドと反応させ、式(V)
【0036】
【化20】


【0037】(式中、A及びBnは、上記と同義である)の化合物を得、式(V)の化合物を、式(VI)
【0038】R1−NH2 (VI)
【0039】(式中、R1は、式(I)と同義である)の化合物と反応させ、式(VII)
【0040】
【化21】


【0041】(式中、A、Bn及びR1は、上記と同義である)の化合物を得、式(VII)の化合物を、次に、触媒的水素化によって式(VIII)
【0042】
【化22】


【0043】(式中、A及びR1は、上記と同義である)の化合物に変換し、式(VIII)の化合物を、次に、アルキル媒体中で、触媒的水素化によって式(IX)
【0044】
【化23】


【0045】(式中、A及びR1は、上記と同義である)の化合物に変換し、式(IX)の化合物を、式(X)
【0046】
【化24】


【0047】(式中、n及びArは、式(I)と同義である)の化合物と反応させ、適切ならば、脱保護後、式(I)の化合物を得、要すれば、式(I)の化合物を慣用の手技にしたがって精製し、所望すれば、慣用の手技にしたがって分離し、所望すれば、薬学的に許容される酸又は塩基との付加塩に変換することを特徴とする方法にも関する。
【0048】式(II)の化合物を、対応する酸のベンジル化によって得る。
【0049】本発明の化合物は新規であるという事実に加えて、それらは特に有益な薬学的性質を有している。
【0050】それらは、トリプシン関連セリンプロテアーゼの強力な阻害剤であり、その他の血液凝固及び繊維素溶解セリンプロテアーゼと比べるとトロンビンについては明らかな選択性を示す。
【0051】これらの特性により、安定性若しくは不安定性狭心症、血栓性由来障害及び/又は血栓性合併症の原因となる障害の処置、心筋梗塞、及び静脈若しくは動脈血栓症の、処置若しくは予防、アテローム性動脈硬化症、動脈炎、静脈障害のような血管性や心血管性疾病の処置、ならびにトロンビン形成及び/又は活性に関するいかなる障害の処置にも有用である。
【0052】それらは、血栓溶解に関連する治療において使用することもできる。
【0053】本発明は、1種以上の、適切な、不活性な、無毒の賦形剤と一緒に、式(I)の化合物を活性成分として含む薬学的組成物にも関する。本発明による薬学的組成物の中では、経口投与、非経口投与(静脈内若しくは皮下)、又は経鼻投与により特に適したものとして、錠剤又は糖衣錠、舌下錠、ゼラチンカプセル、トローチ、座薬、クリーム、軟膏、皮膚用ゲル、注射用製剤、飲用懸濁剤等を示すことができる。
【0054】有効投与量は、障害の性質及び重篤さ、投与経路及び患者の年齢や体重に適合させることができる。投与量は、1回以上の投与で、一日当たり1〜500mgの範囲で変動する。
【0055】
【実施例】以下の実施例は、本発明を例示するが、いかなる方法でもそれを限定するものではない。
【0056】立体配置(2α)又は(2β)の化合物は、(2R)及び(2S)ステレオイソマーから選択される化合物を意味すると理解され、(2α)化合物が(2R)又は(2S)ステレオイソマーの一方を示すとき、(2β)化合物は、もう一方のステレオイソマーを示し、2の位置の炭素原子の絶対的立体配置は不確定である。
【0057】用いた出発物質は既知であるか、又は既知の方法にしたがって調製した。
【0058】調製A〜Gは、本発明の化合物の製造における使用のための合成中間体として得た。
【0059】実施例に記載される化合物の構造を、慣用の分光光度的手法(赤外線、NMR、質量分析)にしたがって決定した。
【0060】調製A:3−アミノメチル−6−tert−ブチルオキシカルボニルアミノ−2−メチルピリジン工程A:6−アミノ−3−シアノ−2−メチルピリジン銅(I)シアニド(12mmol)を、6−アミノ−3−ブロモ−2−メチルピリジン10mmolをジメチルホルムアミドに溶解したものに加えた。混合物を10時間還流し、次に80℃まで冷却し、ナトリウムシアニド(40mmol)を水に含む溶液に注いだ。室温で1時間攪拌後、混合物をエチルアセタートで抽出した。有機相を洗浄し、次に乾燥し、そして蒸発させて、黄土色固体の形態で目的生成物を得た。
【0061】工程B:6−tert−ブチルオキシカルボニルアミノ−3−シアノ−2−メチルピリジン1Nの水酸化ナトリウム(11mmol)及びジ−tert−ブチルジカーボナート(11mmol)を、前記工程に記載した化合物10mmolをtert−ブタノールに溶解したものに加えた。1時間攪拌後、溶媒を蒸発させて除去し、残査をエチルアセタートに取り、有機相を洗浄し、乾燥し、次いで蒸発させ目的生成物を得た。
【0062】工程C:6−tert−ブチルオキシカルボニルアミノ−3−アミノメチル−2−メチルピリジン前記工程に記載した化合物(10mmol)のエタノール溶液を、ラネーニッケルの存在下で水素下に一晩置いた。濾過により触媒を除去した後、溶媒を蒸発させて除去し、目的生成物を得た。
【0063】調製B:3−アミノメチル−6−tert−ブチルオキシカルボニルアミノ−2,5−ジメチルピリジン6−アミノ−3−ブロモ−2,5−ジメチルピリジンから出発して、調製Aに記載された方法にしたがって目的生成物を得た。
【0064】調製C:3−アミノメチル−6−tert−ブチルオキシカルボニルアミノ−2,4−ジメチルピリジン6−アミノ−3−ブロモ−2,4−ジメチルピリジンから出発して、調製Aに記載された方法にしたがって目的生成物を得た。
【0065】調製D:3−アミノメチル−6−tert−ブチルオキシカルボニルアミノ−2−エチルピリジン6−アミノ−3−ブロモ−2−エチルピリジンから出発して、調製Aに記載された方法にしたがって目的生成物を得た。
【0066】調製E:2−〔2−(アミノメチル)フェノキシ〕−N−エチルアセトアミド工程A:2−(2−シアノフェノキシ)エチルアセタート炭酸カリウム(30mmol)次いでエチルアセタート(11mmol)を、2−ヒドロキシベンゾニトリル(10mmol)をアセトニトリルに含む溶液に加えた。一晩攪拌後、溶液を濾過し、蒸発させ、残査をエチルアセタートに取り、次いで有機相を洗浄し、乾燥し次に蒸発させ、目的生成物を得た。
【0067】工程B:2−〔2−シアノフェノキシ〕酢酸1N水酸化ナトリウム(11mmol)を、上記工程で得られた化合物(10mmol)をテトラヒドロフランに含む溶液に、0℃で加えた。一晩攪拌後、混合物を蒸発させ、次いで残査を水に取った。有機相をエチルアセタートで洗浄し、4Nの塩酸によって酸性にした。得られた沈殿を濾過し、次いで乾燥した。
【0068】工程C:2−〔2−シアノフェノキシ〕−N−エチルアセトアミドN−ヒドロキシスクシンイミド(11mmol)及びN,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド(11mmol)を、上記工程に記載した化合物(10mmol)をジメチルホルムアミドに含む溶液に加えた。室温で2時間攪拌後、エチルアミン(11mmol)を加えた。一晩攪拌後、混合物を蒸発させ、濾過し、エチルアセタートに取った。有機相を水で洗浄し、乾燥した。目的生成物を蒸発後得た。
【0069】工程D:2−〔2−(アミノメチル)フェノキシ〕−N−エチルアセトアミド目的生成物を、上記工程で得られた化合物から出発して、調製Aの工程Cに記載された方法にしたがって得た。
【0070】調製F:2−〔2−(アミノメチル)−4−クロロフェノキシ〕−N−エチルアセトアミド目的生成物を、2−ヒドロキシベンゾニトリルを5−クロロ−2−ヒドロキシベンゾニトリルに換えて、調製Eに記載した方法にしたがって得た。
【0071】調製G:3−アミノメチル−6−tert−ブチルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシメチルピリジン目的生成物を、6−アミノ−3−ブロモ−2−ヒドロキシメチルピリジンから出発して、調製Aに記載の方法にしたがって得た。
【0072】実施例1:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−4−オキソ−3−(2−フェネチルアミノ)−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド工程A:ベンジル(2S)−N−tert−ブトキシカルボニル−5−オキソプロリナートジメチルアミノピリジン11mmol及びジ−tert−ブチルジカルボナート11mmolを、ベンジル(2S)−5−オキソプロリナート(その製造法が E. Campaigne et alにより記載されている(J. Heterocycl. Chem. 1975, 12, 391))のジクロロメタン溶液10mmolに、0℃で加えた。室温で24時間攪拌後、反応混合物を洗浄し、次に乾燥し、蒸発させ、目的生成物を粘性油状物の形態で得た。
【0073】工程B:ベンジル(2S)−N−tert−ブトキシカルボニル−5−ヒドロキシプロリナート1Mのジイソブチルアルミニウムヒドリド18mmolのヘキサン溶液を、上記工程で得られた化合物10mmolをテトラヒドロフランに溶解したものに、アルゴン下−78℃で加えた。−78℃で20分間攪拌後、水性飽和アンモニウムクロリド溶液次に水性10%炭酸ナトリウムを加えた。室温で一晩攪拌後、反応混合物を濾過し、次いで濾液を蒸発させ、そしてジクロロメタンに取った。有機相を洗浄し、乾燥し、次に蒸発させた。残査を、溶出液としてジクロロメタン/エチルアセタート(95/5)混合物を用いるシリカゲルクロマトグラフィーで精製した。目的生成物を黄色油状物の形態で得た。
【0074】工程C:ベンジル(2S)−N−tert−ブトキシカルボニル−5−メトキシプロリナート0.1%パラ−トルエンスルホン酸を無水メタノール(88mL)に含む溶液を、上記工程で得られた化合物10mmolに加えた。0.5時間攪拌後、水性10%炭酸ナトリウム溶液を加え、生成物をジクロロメタンで抽出した。目的生成物を微黄色油状物の形態で得た。
【0075】工程D:ベンジル(2S)−5−シアノプロリナートヒドロクロリド4塩化スズを5%v/v水性ジクロロメタン(7.1mL)に含む溶液、次にトリメチルシリルシアニド(20.6mmol)を、上記工程で得られた化合物10mmolに、アルゴン下−40℃で加えた。−40℃で2時間攪拌後、水性10%炭酸ナトリウム溶液を加え、水性相をジクロロメタンで抽出し、次いで有機相を洗浄し、乾燥し、次に蒸発させた。得られた残査をジクロロメタン/エチルアセタート混合物(95/5)を溶出液として、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。得られた黄色油状物をエチルアセタートに溶解し、次に塩化水素ガスを30分間0℃で通した。室温で一晩攪拌後、形成した沈殿を濾過し、エチルアセタートで洗浄し、次いでデシケーターを用いて真空中で乾燥した。
【0076】工程E:ベンジル(6S)−1,3−ジクロロ−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシラートオキサリルクロリド(40mmol)を、上記工程で得られた化合物10mmolをortho−ジクロロベンゼンに溶解したものに加えた。100℃で15時間攪拌後、混合物を室温に戻し、次いで溶媒を蒸発させて除去した。得られた残査をジクロロメタン/エチルアセタート混合物(95/5)を溶出液として用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。目的生成物をベージュ固体の形態で得た。
【0077】工程F:ベンジル(6S)−1−クロロ−4−オキソ−3−(2−フェネチルアミノ)−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシラート2−フェネチルアミン30mmolを、上記工程で得られた化合物10mmolをエチルアセタート中に溶解したものに加えた。還流下に2時間攪拌後、反応混合物を室温に戻し、エチルアセタートを加えた。有機相を洗浄し、乾燥し、次に蒸発させた。得られた残査を、ジクロロメタン/エチルアセタートの混合物を溶出液として用いるシリカゲルクロマトグラフィーで精製した。生じた生成物を、白色固体の形態で得た。
【0078】工程G:(6S)−1−クロロ−4−オキソ−3−(2−フェネチルアミノ)−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボン酸10%Pd/Cの42mgを、上記工程で得られた化合物10mmolをジオキサン中に溶解したものに加えた。混合物を、周囲圧力及び周囲温度で5時間、水素下に置いた。濾過により触媒を除去した後、溶媒を蒸発により除去し、白色固体の形態で目的生成物を得た。
【0079】工程H:(6S)−4−オキソ−3−(2−フェネチルアミノ)−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボン酸1N水酸化ナトリウム溶液(20mmol)を、上記工程で得られた化合物10mmolをジオキサン中に溶解したものに加えた。混合物を10%Pd/C(42mg)の存在下に、周囲圧力及び周囲温度で、一晩水素下に置いた。濾過により触媒を除去した後、溶媒を蒸発により除去し、次いで残査を水に溶解し、次にKHSO4で酸性にした。沈殿を濾取し、次にP25存在下でデシケーターを用いて真空中で乾燥した。白色固体の形態で目的生成物を得た。
【0080】工程I:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−4−オキソ−3−(2−フェネチルアミノ)−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリドO−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N′,N′−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボラート11mmol及びジイソプロピルエチルアミン11mmolを、上記工程で得られた化合物10mmol及び調製Aに記載された化合物11mmolをジメチルホルムアミドに溶解したものに加えた。室温で一晩攪拌後、溶媒を蒸発させて除去した。得られた残査を、エチルアセタートに取った。有機相を洗浄し、乾燥し、次に蒸発させた。得られた残査をエチルアセタートに溶解し、次に塩化水素ガスを0℃で30分間通した。室温で一晩攪拌後、形成した沈殿を濾取し、エチルアセタートで洗浄し、次にデシケーターを用いて真空中で乾燥した。
元素微量分析: %C %H %N %Cl計算値: 56.22 5.74 17.10 14.43実測値: 56.93 5.73 17.34 14.60
【0081】実施例2:(6R)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−4−オキソ−3−(2−フェネチルアミノ)−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、ベンジル(2R)−5−オキソプロリナートから出発して、実施例1に記載の方法にしたがって得た。
【0082】実施例3:N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−4−オキソ−3−(2−フェネチルアミノ)−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、ベンジル(±)−5−オキソプロリナートから出発して、実施例1に記載の方法にしたがって得た。
【0083】実施例4:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−4−オキソ−3−(2−フェネチルアミノ)−6,7,8,9−テトラヒドロ−4H−ピリド〔1,2−a〕−ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、ベンジル(2S)−6−オキソ−ピペリジンカルボキラートから出発して、実施例1に記載の方法にしたがって得た。
【0084】実施例5:(3S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−5−オキソ−6−(2−フェネチルアミノ)−2,3−ジヒドロ−5H−〔1,3〕チアゾロ〔3,2−a〕ピラジン−3−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、ベンジル(4R)−2−オキソ−1,3−チアゾリジン−4−カルボキシラートから出発して、実施例1に記載の方法にしたがって得た。
【0085】実施例6:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔(2,2−ジフェニルエチル)−アミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2,2−ジフェニルエチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
元素微量分析: %C %H %N %Cl計算値: 61.38 5.68 14.81 12.49実測値: 61.97 5.76 15.10 12.41
【0086】実施例7:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔(3,4−ジメトキシフェネチル)−アミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリドモノヒドラート目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、3,4−ジメトキシフェネチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
元素微量分析: %C %H %N %Cl計算値: 52.73 6.02 14.76 12.45実測値: 53.39 6.26 14.70 13.00
【0087】実施例8:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−4−オキソ−3−〔(2−(4−ピリジル)エチル)アミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、4−(2−アミノエチル)ピリジン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0088】実施例9:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔(2−シクロヘキシル−エチル)アミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2−シクロヘキシルエチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0089】実施例10:(2R)−N−〔(6S)−6−{5〔((6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル)アミノ〕−カルボニル}−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン3−イル〕−フェニルアラニンヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(2R)−フェニルアラニンtert−ブチルエステル及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0090】実施例11:(3S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル)〕−5−オキソ−6−(2−フェネチルアミノ)−2,3−ジヒドロ−5H−〔1,3〕オキサゾロ〔3,2−a〕ピラジン−3−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、その製造法がTet. Lett. 1995, 36(37), 6595-6598に記載されているベンジル(4R)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−4−カルボキシラートから出発して、実施例1に記載の方法にしたがって得た。
【0091】実施例12:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−ベンジルアミノ−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、ベンジルアミド及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
元素微量分析: %C %H %N %Cl計算値: 55.35 5.49 17.60 14.85実測値: 55.97 5.33 17.62 14.47
【0092】実施例13:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−4−オキソ−3−(3−フェニルプロピルアミノ)−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、3−フェニルプロピルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
元素微量分析: %C %H %N %Cl計算値: 57.03 5.98 16.63 14.03実測値: 57.23 5.94 16.45 14.32
【0093】実施例14:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−ジフェニル−メチルアミノ−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、ジフェニルメチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
元素微量分析: %C %H %N %Cl計算値: 60.76 5.46 15.18 12.81実測値: 60.59 5.53 15.11 13.62
【0094】実施例15:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−4−オキソ−3−〔2−(2−ピリジル)−エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2−(2−ピリジル)−エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
元素微量分析: %C %H %N %Cl計算値: 49.96 5.34 18.54 20.11実測値: 50.27 5.23 18.46 20.08
【0095】実施例16:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−4−オキソ−3−〔2−(3−ピリジル)−エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2−(3−ピリジル)−エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
元素微量分析: %C %H %N %Cl計算値: 49.96 5.34 18.54 20.11実測値: 49.13 5.32 18.08 20.00
【0096】実施例17:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−(インダン−2−イル−メチルアミノ)−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、インダン−2−イル−メチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
元素微量分析: %C %H %N %Cl計算値: 58.03 5.84 16.24 13.70実測値: 57.90 5.69 16.20 13.05
【0097】実施例18:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔(1,1′−ビフェニル)−4−イル−メチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(1,1′−ビフェニル)−4−イル−メチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0098】実施例19:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−(2−メチル−2−フェニル−プロピルアミノ)−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2−メチル−2−フェニルプロピルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
元素微量分析: %C %H %N %Cl計算値: 57.80 6.21 16.18 13.65実測値: 57.29 6.49 15.93 14.22
【0099】実施例20:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−4−オキソ−3−〔(2α)−2−(2−ピリジル)−2−フェネチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド工程A:(2α)−2−(2−ピリジル)−2−フェネチルアミン目的生成物を、D−ジベンゾイル−酒石酸を用いる(±)−2−(2−ピリジル)−2−フェネチルアミン(J. Am. Chem. Soc. 1971, 93, 5542に記載されている)の分割により得た。
【0100】工程B:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−4−オキソ−3−〔(2α)−2−(2−ピリジル)−2−フェネチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、上記工程で得られた化合物及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
元素微量分析: %C %H %N %Cl計算値: 55.59 5.33 16.21 17.58実測値: 54.83 5.46 15.83 18.41
【0101】実施例21:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−4−オキソ−3−〔(2β)−2−(2−ピリジル)−2−フェネチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(2β)−2−(2−ピリジル)−2−フェネチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0102】実施例22:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔2,2−ジ−(2−ピリジル)−エチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドテトラヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2,2−ジ−(2−ピリジル)エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
元素微量分析: %C %H %N %Cl計算値: 50.48 5.02 17.44 22.07実測値: 50.73 5.18 17.28 22.56
【0103】実施例23:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔2,2−ビス−(4−メトキシ−フェニル)エチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2,2−ビス−(4−メトキシフェニル)エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0104】実施例24:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔2,2−ビス−(4−ヒドロキシ−フェニル)エチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0105】実施例25:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔2,2−ビス−(4−クロロフェニル)エチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2,2−ビス−(4−クロロフェニル)エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0106】実施例26:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔2,2−ジ−(p−トリル)エチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2,2−ジ−(p−トリル)エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0107】実施例27:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔2,2−ビス−(4−フルオロフェニル)エチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2,2−ビス−(4−フルオロフェニル)エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0108】実施例28:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔2,2−ジシクロヘキシル−エチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2,2−ジシクロヘキシルエチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
元素微量分析: %C %H %N %Cl計算値: 60.10 7.65 14.39 12.23実測値: 60.27 7.67 14.50 12.29
【0109】実施例29:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔2,2−ビス−(2,4−ジフルオロフェニル)エチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2,2−ビス−(2,4−ジフルオロフェニル)エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0110】実施例30:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔2,2−ビス−(2,6−ジメチルフェニル)エチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2,2−ビス−(2,6−ジメチルフェニル)エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0111】実施例31:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔2,2−ビス−(6−エチル−2−ピリジル)エチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドテトラヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2,2−ビス−(6−エチル−2−ピリジル)エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0112】実施例32:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−4−オキソ−3−〔(2R)−2−(1−ナフチル)−2−(2−ピリジル)エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(2R)−2−(1−ナフチル)−2−(2−ピリジル)エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0113】実施例33:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−4−オキソ−3−〔(2S)−2−(1−ナフチル)−2−(2−ピリジル)エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(2S)−2−(1−ナフチル)−2−(2−ピリジル)エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0114】実施例34:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−4−オキソ−3−〔(2R)−2−(2−ナフチル)−2−(2−ピリジル)エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(2R)−2−(2−ナフチル)−2−(2−ピリジル)エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0115】実施例35:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−4−オキソ−3−〔(2S)−2−(2−ナフチル)−2−(2−ピリジル)エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(2S)−2−(2−ナフチル)−2−(2−ピリジル)エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0116】実施例36:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−4−オキソ−3−〔(2R)−2−(2−ピリジル)−2−フェニルブチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(2R)−2−(2−ピリジル)−2−フェニルブチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0117】実施例37:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−4−オキソ−3−〔(2S)−2−(2−ピリジル)−2−フェニルブチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(2S)−2−(2−ピリジル)−2−フェニルブチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0118】実施例38:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔(9H−フルオレン−9−イル)−メチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(9H−フルオレン−9−イル)メチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0119】実施例39:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔(9,10−ジヒドロ−9−アントリル)メチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(9,10−ジヒドロ−9−アントリル)メチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0120】実施例40:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔(10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ〔a,d〕シクロヘプテン−5−イル)メチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ〔a,d〕シクロヘプテン−5−イル)メチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
元素微量分析: %C %H %N %Cl計算値: 62.73 5.77 14.16 11.95実測値: 63.02 5.83 14.09 11.49
【0121】実施例41:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−4−オキソ−3−〔(9H−キサンテン−9−イル)メチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(9H−キサンテン−9−イル)メチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0122】実施例42:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−4−オキソ−3−〔(9H−チオキサンテン−9−イル)メチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(9H−チオキサンテン−9−イル)メチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0123】実施例43:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔(10−メチル−9,10−ジヒドロ−9−アクリジニル)メチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(10−メチル−9,10−ジヒドロ−9−アクリジニル)メチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0124】実施例44:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔(9H−インデノ−〔2,1−b〕ピリジン−9−イル)メチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(9H−インデノ−〔2,1−b〕ピリジン−9−イル)メチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0125】実施例45:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔(5,10−ジヒドロ−ベンゾ〔g〕キノリン−10−イル)メチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(5,10−ジヒドロベンゾ〔g〕キノリン−10−イル)メチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0126】実施例46:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔(6,11−ジヒドロ−5H−ベンゾ〔5,6〕シクロヘプタ〔1,2−b〕ピリジン−11−イル)メチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(6,11−ジヒドロ−5H−ベンゾ〔5,6〕シクロヘプタ〔1,2−b〕ピリジン−11−イル)メチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0127】実施例47:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔(10,11−ジヒドロ−4,6−ジアザ−5H−ジベンゾ〔a,d〕シクロヘプテン−5−イル)メチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(10,11−ジヒドロ−4,6−ジアザ−5H−ジベンゾ〔a,d〕シクロヘプテン−5−イル)メチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0128】実施例48:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−4−オキソ−3−〔2−(5−フェニル−2−ピリジル)エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2−(5−フェニル−2−ピリジル)エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0129】実施例49:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−4−オキソ−3−〔2−(5−ブチル−2−ピリジル)エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2−(5−ブチル−2−ピリジル)エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0130】実施例50:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔2−(1−ナフチル)エチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2−(1−ナフチル)−エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
元素微量分析: %C %H %N %Cl計算値: 59.89 5.58 15.52 13.09実測値: 60.47 5.84 15.57 12.76
【0131】実施例51:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔2−(2−ナフチル)エチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2−(2−ナフチル)−エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
元素微量分析: %C %H %N %Cl計算値: 59.89 5.58 15.52 13.09実測値: 60.66 5.71 15.65 12.58
【0132】実施例52:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−4−オキソ−3−〔2−(5−エトキシ−6−メチル−2−ピリジル)エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2−(5−エトキシ−6−メチル−2−ピリジル)エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
元素微量分析: %C %H %N %Cl計算値: 54.55 6.04 17.81 12.88実測値: 55.70 6.13 17.71 13.18
【0133】実施例53:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−4−オキソ−3−〔2−(6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ〔b〕ピリジン−2−イル)エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2−(6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ〔b〕ピリジン−2−イル)エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0134】実施例54:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔1,3−ジ−(2−ピリジル)−2−プロパンアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドテトラヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、1,3−ジ−(2−ピリジル)−2−プロパンアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0135】実施例55:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔1,3−ジフェニル−2−プロパンアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、1,3−ジフェニル−2−プロパンアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0136】実施例56:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔(2α)−3,3,3−トリフルオロ−2−フェニル−1−プロパンアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(2α)−3,3,3−トリフルオロ−2−フェニル−1−プロパンアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0137】実施例57:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔(2β)−3,3,3−トリフルオロ−2−フェニル−1−プロパンアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(2β)−3,3,3−トリフルオロ−2−フェニル−1−プロパンアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0138】実施例58:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔(2R)−3,3,3−トリフルオロ−2−シクロヘキシル−1−プロパンアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(2R)−3,3,3−トリフルオロ−2−シクロヘキシル−1−プロパンアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0139】実施例59:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔(2S)−3,3,3−トリフルオロ−2−シクロヘキシル−1−プロパンアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(2S)−3,3,3−トリフルオロ−2−シクロヘキシル−1−プロパンアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0140】実施例60:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−(2−インダンアミノ)−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2−インダンアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
元素微量分析: %C %H %N %Cl計算値: 57.26 5.61 16.69 14.08実測値: 57.75 5.54 16.72 14.07
【0141】実施例61:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−(1−フェニル−3−アゼチジンアミノ)−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、1−フェニル−3−アゼチジンアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0142】実施例62:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−(1−ベンズヒドリル−3−アゼチジンアミノ)−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、1−ベンズヒドリル−3−アゼチジンアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0143】実施例63:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−(1−(2−ナフチル)−3−アゼチジンアミノ)−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、1−(2−ナフチル)−3−アゼチジンアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0144】実施例64:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−(4,4−ジフェニル−シクロヘキシルアミノ)−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、4,4−ジフェニルシクロヘキシルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0145】実施例65:(6S)−N−〔(6−アミノ−2,5−ジメチル−3−ピリジル)メチル〕−3−(2,2−ジフェニル−エチルアミノ)−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2,2−ジフェニル−エチルアミン及び調製Bに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0146】実施例66:(6S)−N−〔(6−アミノ−2,4−ジメチル−3−ピリジル)メチル〕−3−(2,2−ジフェニル−エチルアミノ)−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2,2−ジフェニル−エチルアミン及び調製Cに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0147】実施例67:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−エチル−3−ピリジル)メチル〕−3−(2,2−ジフェニル−エチルアミノ)−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2,2−ジフェニル−エチルアミン及び調製Dに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0148】実施例68:(6S)−N−〔(6−アミノ−2,5−ジメチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔2−(2−ピリジル)−エチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2−(2−ピリジル)−エチルアミン及び調製Bに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
元素微量分析: %C %H %N %Cl計算値: 49.88 5.53 17.71 21.12実測値: 50.07 5.65 17.68 20.99
【0149】実施例69:(6S)−N−〔(6−アミノ−2,4−ジメチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔2−(2−ピリジル)−エチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2−(2−ピリジル)−エチルアミン及び調製Cに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0150】実施例70:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−エチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔2−(2−ピリジル)−エチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2−(2−ピリジル)−エチルアミン及び調製Dに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0151】実施例71:(6S)−N−〔(2−エチルカルバモイルモトキシ)ベンジル〕−4−オキソ−3−(2−フェネチルアミノ)−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2−フェネチルアミン及び調製Eに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。


【0152】実施例72:(6S)−N−〔3−(1H−イミダゾール−4−イル)プロピル〕−4−オキソ−3−(2,2−ジフェニルエチルアミノ)−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2,2−ジフェニルエチルアミン及びLiebigs Ann. Chem. 1992, 317-323に記載の3−(1H−イミダゾール−4−イル)プロピルアミンから出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
元素微量分析: %C %H %N %Cl計算値: 61.34 5.86 15.33 11.64実測値: 61.43 5.83 14.91 11.97
【0153】実施例73:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔2,2−ビス(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)エチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2,2−ビス−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0154】実施例74:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔2,2−ビス(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)エチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2,2−ビス−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0155】実施例75:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔2,2−ビス(2−フルオロ−p−トリル)エチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2,2−ビス−(2−フルオロ−p−トリル)エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0156】実施例76:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−4−オキソ−3−〔(2R)−2−(5−メチル−2−ピリジル)−2−(4−メトキシフェニル)エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(2R)−2−(5−メチル−2−ピリジル)−2−(4−メトキシフェニル)エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0157】実施例77:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−4−オキソ−3−〔(2S)−2−(5−メチル−2−ピリジル)−2−(4−メトキシフェニル)エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(2S)−2−(5−メチル−2−ピリジル)−2−(4−メトキシフェニル)エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0158】実施例78:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−4−オキソ−3−〔(2R)−2−(2−ピリジル)−2−(3,4−ジメチルフェニル)エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(2R)−2−(2−ピリジル)−2−(3,4−ジメチルフェニル)エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0159】実施例79:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−4−オキソ−3−〔(2S)−2−(2−ピリジル)−2−(3,4−ジメチルフェニル)エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(2S)−2−(2−ピリジル)−2−(3,4−ジメチルフェニル)エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0160】実施例80:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−4−オキソ−3−〔(2R)−2−(2−ピリジル)−2−(2,4−ジメチルフェニル)エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(2R)−2−(2−ピリジル)−2−(2,4−ジメチルフェニル)エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0161】実施例81:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−4−オキソ−3−〔(2S)−2−(2−ピリジル)−2−(2,4−ジメチルフェニル)エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(2S)−2−(2−ピリジル)−2−(2,4−ジメチルフェニル)エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0162】実施例82:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−4−オキソ−3−〔(2R)−2−(2−ピリジル)−2−(4−エチルフェニル)エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(2R)−2−(2−ピリジル)−2−(4−エチルフェニル)エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0163】実施例83:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−4−オキソ−3−〔(2S)−2−(2−ピリジル)−2−(4−エチルフェニル)エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(2S)−2−(2−ピリジル)−2−(4−エチルフェニル)エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0164】実施例84:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔2,2−ビス(2−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)エチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2,2−ビス(2−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0165】実施例85:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔2,2−ビス(2,4−ジメトキシフェニル)エチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2,2−ビス(2,4−ジメトキシフェニル)エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0166】実施例86:(6S)−N−〔(2−エチルカルバモイルメトキシ)ベンジル〕−4−オキソ−3−〔2−(2−ピリジル)エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2−(2−ピリジル)−エチルアミン及び調製Eに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0167】実施例87:(6S)−N−〔(5−クロロ−2−エチルカルバモイルメトキシ)ベンジル〕−4−オキソ−3−〔2−(2−ピリジル)エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2−(2−ピリジル)−エチルアミン及び調製Fに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0168】実施例88:(6S)−N−(2,5−ジクロロベンジル)−4−オキソ−3−〔2−(2−ピリジル)エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2−(2−ピリジル)−エチルアミン及び2,5−ジクロロベンジルアミンから出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0169】実施例89:(6S,8R)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔(2,2−ジフェニルエチル)アミノ〕−8−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド工程A:ベンジル(2S,4R)−4−ヒドロキシ−5−オキソ−2−ピロリジンカルボキシラート目的生成物を、J. Org. Chem. 1996, 61(14), 4838-41に記載の方法にしたがって得た。工程B:(6S,8R)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔(2,2−ジフェニルエチル)−アミノ〕−8−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒロドクロリド目的生成物を、上記工程で得られた化合物、2,2−ジフェニルエチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1に記載の方法にしたがって得た。
【0170】実施例90:(6S,8S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔(2,2−ジフェニルエチル)アミノ〕−8−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド工程A:ベンジル(2S,4S)−4−ヒドロキシ−5−オキソ−2−ピロリジンカルボキシラート目的生成物を、J. Org. Chem. 1996, 61(14), 4838-41に記載の方法にしたがって得た。工程B:(6S,8S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔(2,2−ジフェニルエチル)−アミノ〕−8−ヒドロキシ−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒロドクロリド目的生成物を、上記工程で得られた化合物、2,2−ジフェニルエチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1に記載の方法にしたがって得た。
【0171】実施例91:(6S,8R)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔(2,2−ジフェニルエチル)アミノ〕−8−メトキシ−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド工程A:ベンジル(2S,4R)−4−メトキシ−5−オキソ−2−ピロリジンカルボキシラート目的生成物を、実施例89の工程Aに記載の化合物から出発し、Indian. J. Chem.(B) 1996, 35(11), 1221-24に記載の方法にしたがって得た。
工程B:(6S,8R)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔(2,2−ジフェニルエチル)−アミノ〕−8−メトキシ−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒロドクロリド目的生成物を、上記工程で得られた化合物、2,2−ジフェニルエチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1に記載の方法にしたがって得た。
【0172】実施例92:(6S,8S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔(2,2−ジフェニルエチル)アミノ〕−8−メトキシ−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド工程A:ベンジル(2S,4S)−4−メトキシ−5−オキソ−2−ピロリジンカルボキシラート目的生成物を、実施例90の工程Aに記載の化合物から出発し、Indian. J. Chem.(B) 1996, 35(11), 1221-24に記載の方法にしたがって得た。
工程B:(6S,8S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔(2,2−ジフェニルエチル)−アミノ〕−8−メトキシ−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒロドクロリド目的生成物を、上記工程で得られた化合物、2,2−ジフェニルエチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1に記載の方法にしたがって得た。
【0173】実施例93:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−ヒドロキシメチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔(2,2−ジフェニルエチル)アミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2,2−ジフェニルエチルアミン及び調製Gに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0174】実施例94:(3R)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−6−〔(2,2−ジフェニルエチル)アミノ〕−1−メチル−5−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロイミダゾ〔1,2−a〕ピラジン−3−カルボキシアミドジヒドロクロリド工程A:ベンジル(4R)−1−メチル−2−オキソ−4−イミダゾリジンカルボキシラート目的生成物を、Synth. Commun. 1996, 26(11), 2165-75に記載の方法にしたがって得た。
工程B:(3R)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−6−〔(2,2−ジフェニルエチル)−アミノ〕−1−メチル−5−オキソ1,2,3,5−テトラヒドロイミダゾ〔1,2−a〕ピラジン−3−カルボキシアミドジヒロドクロリド目的生成物を、上記工程で得られた化合物、2,2−ジフェニルエチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1に記載の方法にしたがって得た。
【0175】実施例95:(8S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−2−オキソ−3−(2−フェネチルアミノ)−1,4−ジアザビシクロ〔4.2.0〕オクタ−3,5−ジエン−8−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、ベンジル(2S)−4−オキソ−2−アゼチジンカルボキシラート、2−フェネチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1に記載の方法にしたがって得た。
【0176】実施例96:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−4−オキソ−3−(2−フェネチルアミノ)−4,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロピラジノ〔1,2−a〕アゼピン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、ベンジル(2S)−7−オキソ−2−アゼパンカルボキシラート、2−フェネチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1に記載の方法にしたがって得た。
【0177】実施例97:(6R)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔2,2−ビス(4−メトキシフェニル)−エチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、ベンジル(2R)−5−オキソプロリナート、2,2−ビス−(4−メトキシフェニル)−エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1に記載の方法にしたがって得た。
【0178】実施例98:N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−3−〔2,2−ビス(4−メトキシフェニル)−エチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、ベンジル(±)−5−オキソプロリナート、2,2−ビス−(4−メトキシフェニル)−エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1に記載の方法にしたがって得た。
元素微量分析: %C %H %N %Cl計算値: 59.33 5.78 13.39 11.30実測値: 60.19 5.70 13.50 11.61
【0179】実施例99:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−4−オキソ−3−〔(2R)−2−(5−メチル−2−ピリジル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(2R)−2−(5−メチル−2−ピリジル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0180】実施例100:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−4−オキソ−3−〔(2S)−2−(5−メチル−2−ピリジル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(2S)−2−(5−メチル−2−ピリジル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0181】実施例101:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−4−オキソ−3−アミノ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、ジ−(tert−ブチル)イミドジカルボナート及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0182】実施例102:(4S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−1−メチル−6−オキソ−7−(2−フェネチルアミノ)−1,3,4,6−テトラヒドロ−2H−ピラジノ〔1,2−a〕ピリミジン−4−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、ベンジル(4S)−1−メチル−2−オキソ−ヘキサヒドロ−4−ピリミジンカルボキシラート、2−フェネチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1に記載の方法にしたがって得た。
【0183】実施例103:(6S)−N−〔(2−エチルカルバモイルメトキシ)−ベンジル〕−4−オキソ−3−(2,2−ジフェニル−エチルアミノ)−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、2−ジフェニルエチルアミン及び調製Eに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
元素微量分析: %C %H %N %Cl計算値: 65.83 6.03 11.63 5.89実測値: 65.82 6.00 11.57 5.64
【0184】実施例104:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−4−オキソ−3−〔(2−フェニル−シクロプロピル)アミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(2−フェニル−シクロプロピル)アミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0185】実施例105:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−4−オキソ−3−〔(2,2−ジフェニル−シクロプロピル)アミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(2,2−ジフェニル−シクロプロピル)アミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0186】実施例106:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−4−オキソ−3−〔(2R)−2−(2,4−ジメチルフェニル)−2−(5−エチル−2−ピリミジニル)エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(2R)−2−(2,4−ジメチルフェニル)−2−(5−エチル−2−ピリミジニル)エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0187】実施例107:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−4−オキソ−3−〔(2S)−2−(2,4−ジメチルフェニル)−2−(5−エチル−2−ピリミジニル)エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(2S)−2−(2,4−ジメチルフェニル)−2−(5−エチル−2−ピリミジニル)エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0188】実施例108:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−4−オキソ−3−〔(2R)−2−(5−メチル−2−ピリジル)−2−(p−トリル)エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(2R)−2−(5−メチル−2−ピリジル)−2−(p−トリル)エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0189】実施例109:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−4−オキソ−3−〔(2S)−2−(5−メチル−2−ピリジル)−2−(p−トリル)エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(2S)−2−(5−メチル−2−ピリジル)−2−(p−トリル)エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0190】実施例110:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−4−オキソ−3−〔(2R)−2−(5−メトキシ−2−ピリジル)−2−(4−メトキシフェニル)エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(2R)−2−(5−メトキシ−2−ピリジル)−2−(4−メトキシフェニル)−エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0191】実施例111:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−4−オキソ−3−〔(2S)−2−(5−メトキシ−2−ピリジル)−2−(4−メトキシフェニル)エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(2S)−2−(5−メトキシ−2−ピリジル)−2−(4−メトキシフェニル)−エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0192】実施例112:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−4−オキソ−3−〔(2R)−2−(5−メトキシ−2−ピリジル)−2−(3,4−ジメチルフェニル)−エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(2R)−2−(5−メトキシ−2−ピリジル)−2−(3,4−ジメチルフェニル)−エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0193】実施例113:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−4−オキソ−3−〔(2S)−2−(5−メトキシ−2−ピリジル)−2−(3,4−ジメチルフェニル)−エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド目的生成物を、実施例1の工程Eに記載の化合物、(2S)−2−(5−メトキシ−2−ピリジル)−2−(3,4−ジメチルフェニル)−エチルアミン及び調製Aに記載の化合物から出発して、実施例1の工程F〜Iに記載の方法にしたがって得た。
【0194】下記の実施例は、対応する出発物質を用いて実施例1に記載の方法にしたがって製造した。
【0195】実施例114:N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−3−〔(2,2−ジフェニル−エチル)アミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド元素微量分析: %C %H %N %Cl計算値: 61.38 5.68 14,81 12.49実測値: 61.97 5.76 15.10 12.41
【0196】実施例115:(6R)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−3−〔(2,2−ジフェニルエチル)アミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド
【0197】実施例116:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−4−オキソ−3−〔(2R)−2−(2−ピリジル)−2−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド
【0198】実施例117:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−4−オキソ−3−〔(2S)−2−(2−ピリジル)−2−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド
【0199】実施例118:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−4−オキソ−3−〔(2R)−2−(4,6−ジメチル−2−ピリジル)−2−(4−メトキシフェニル)−エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド
【0200】実施例119:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−4−オキソ−3−〔(2S)−2−(4,6−ジメチル−2−ピリジル)−2−(4−メトキシフェニル)−エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド
【0201】実施例120:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−4−オキソ−3−〔(2R)−2−(5−メチル−2−ピリジル)−2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド
【0202】実施例121:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−4−オキソ−3−〔(2S)−2−(5−メチル−2−ピリジル)−2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド
【0203】実施例122:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−4−オキソ−3−〔(2R)−2−(5−メトキシ−2−ピリジル)−2−(2,6−ジメチル−4−メトキシフェニル)−エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド
【0204】実施例123:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−4−オキソ−3−〔(2S)−2−(5−メトキシ−2−ピリジル)−2−(2,6−ジメチル−4−メトキシフェニル)−エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド
【0205】実施例124:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−4−オキソ−3−〔(2R)−2−(4,6−ジメチル−2−ピリジル)−2−(4−メチル−2−メトキシフェニル)−エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド
【0206】実施例125:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−4−オキソ−3−〔(2S)−2−(4,6−ジメチル−2−ピリジル)−2−(4−メチル−2−メトキシフェニル)−エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド
【0207】実施例126:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−3−〔2,2−ビス(4−ジメチルアミノ−フェニル)−エチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドテトラヒドロクロリド
【0208】実施例127:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−3−〔2,2−ビス(2−フルオロ−フェニル)−エチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド
【0209】実施例128:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−3−〔2,2−ビス(2−メトキシ−フェニル)−エチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド
【0210】実施例129:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−3−〔2,2−ビス(2−クロロ−フェニル)−エチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド
【0211】実施例130:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−3−〔2,2−ビス(2−ヒドロキシ−フェニル)−エチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド
【0212】実施例131:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−3−〔2,2−ビス(3−メトキシ−フェニル)−エチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド
【0213】実施例132:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−3−〔2,2−ビス(3−フルオロ−フェニル)−エチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド
【0214】実施例133:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−3−〔2,2−ビス(3−クロロ−フェニル)−エチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド
【0215】実施例134:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−3−〔2,2−ビス(3−ヒドロキシ−フェニル)−エチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド
【0216】実施例135:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−4−オキソ−3−〔(2R)−2−(4−メトキシ−フェニル)−2−(2−ベンゾ〔c〕ピリジル)−エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド
【0217】実施例136:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−4−オキソ−3−〔(2S)−2−(4−メトキシ−フェニル)−2−(2−ベンゾ〔c〕ピリジル)−エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド
【0218】実施例137:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−3−〔2,2−ビス−(2−チエニル)−エチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド
【0219】実施例138:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−4−オキソ−3−〔(2R)−2−フェニル−2−フェネチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミド、カルボキシアミドジヒドロクロリド
【0220】実施例139:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−4−オキソ−3−〔(2S)−2−フェニル−2−フェネチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミド、カルボキシアミドジヒドロクロリド
【0221】実施例140:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−4−オキソ−3−〔(2R)−2−ヒドロキシ−2−フェニル−2−フェネチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミド、カルボキシアミドジヒドロクロリド
【0222】実施例141:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−4−オキソ−3−〔(2S)−2−ヒドロキシ−2−フェニル−2−フェネチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミド、カルボキシアミドジヒドロクロリド
【0223】実施例142:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−4−オキソ−3−〔N−メチル−2−フェニル−2−フェネチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド
【0224】実施例143:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−4−オキソ−3−〔N−メチル−2−(2−ピリジル)−2−フェネチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド
【0225】実施例144:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジルオキシド)−メチル〕−3−〔(2,2−ジフェネチル)アミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド
【0226】実施例145:(6S)−N−〔(4,6−ジメチル−2−エチルアミノカルボニルメトキシ−3−ピリジル)−メチル〕−3−〔(2,2−ジフェニルエチル)アミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド
【0227】実施例146:(6S)−N−〔(2−エチルカルバモイルメトキシ)−ベンジル〕−4−オキソ−3−〔(2R)−2−(5−メチル−2−ピリジル)−2−(p−トリル)エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド
【0228】実施例147:(6S)−N−〔(2−エチルカルバモイルメトキシ)−ベンジル〕−4−オキソ−3−〔(2S)−2−(5−メチル−2−ピリジル)−2−(p−トリル)エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドジヒドロクロリド
【0229】実施例148:(6S)−N−〔(6−アミノ−2,5−ジメチル−3−ピリジル)−メチル〕−3−〔(2R)−2−(5−メチル−2−ピリジル)−2−(p−トリル)−エチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド
【0230】実施例149:(6S)−N−〔(6−アミノ−2,5−ジメチル−3−ピリジル)−メチル〕−3−〔(2S)−2−(5−メチル−2−ピリジル)−2−(p−トリル)−エチルアミノ〕−4−オキソ−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド
【0231】実施例150:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−4−オキソ−3−〔(2R)−2−(5−メチル−2−ピリジル)−2−(4−メチル−2−メトキシフェニル)−エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド
【0232】実施例151:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−4−オキソ−3−〔(2S)−2−(5−メチル−2−ピリジル)−2−(4−メチル−2−メトキシフェニル)−エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド
【0233】実施例152:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−4−オキソ−3−〔(2R)−2−(4,6−ジメチル−2−ピリジル)−2−(2,4−ジメトキシフェニル)−エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド
【0234】実施例153:(6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)−メチル〕−4−オキソ−3−〔(2S)−2−(4,6−ジメチル−2−ピリジル)−2−(2,4−ジメトキシフェニル)−エチルアミノ〕−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕ピラジン−6−カルボキシアミドトリヒドロクロリド
【0235】本発明の化合物の薬学的研究実施例154:抗血液凝固活性、ヒトにおけるトロンビン時間及び活性化ケファリン時間の測定本発明の化合物の抗血液凝固活性を評価するために、トロンビン時間(TT)及び活性化セファリン時間(ACT)をヒト血漿試料で測定した。ST4凝固計(Diagnostica Stago, France)を用いた。血小板欠乏性で、そして凍結乾燥した血漿を蒸留水に取った。プレストトロンビン(Prest Thrombin)試薬を用いてTTを、そしてPTT自動化セファリン(Automate Cephalin)試薬を用いてACTを得た。阻害剤又は溶媒(10μL)を、血漿(90μL)に加え、次に37℃で2分間インキュベートした。プレストトロンビン(TT)又はPTT自動化セファリン(ACT)を加えると同時にストップウォッチをスタートした。
【0236】それらの条件下では、TTは18秒台であり、ACTは12秒台であった。アンタゴニスト活性を、コントロールに対応する、TT及びACT時間の延長能力で測定した。阻害剤の効果を、血液凝固時間を倍加する濃度(Ctt2、μM)で表した。
【0237】本発明の化合物は、血液凝固時間の極めて有意な延長を引き起こし、そしてCtt2を実施例として下記表1に示した。
【0238】
【表1】


【0239】実施例155:トロンビン及び繊維素溶解セリンプロテアーゼの阻害ヒトトロンビン(Sigma, 比活性3230 UNIH/mg)への本発明の生成物の阻害活性の生体外(in vitro)測定のために、精製ヒトフィブリノーゲン(4mM、Stago)(Fg)を、予め試験すべき阻害剤の存在下又は不在下でインキュベートした(20℃、10分間)、所定量のトロンビン(0.7nM)に加えた。プラスミンに対する生成物の選択性の生体外評価のために、同一のプロトコールを、パラニトロアニリド含有ペプチド(Glu−Phe−Lys−pNA(0.50mM、S2403,Kabi))を基質として用いて、精製ヒトプラスミン(2nM、Stago)に適用した。
【0240】阻害剤、酵素及び基質は、同一のバッファー(0.01Mリン酸バッファー、pH7.4,0.12M塩化ナトリウム及び0.05%ウシ血清アルブミンを含有する)で希釈し、その後50μLの容量でポリスチレンマイクロタイタープレートに分注した。
【0241】トロンビンによってか、又はセリンプロテアーゼの作用によって遊離したパラニトロアニリドによって形成されたフィブリンを、20℃で15〜30分間反応させた後、405nmで分光光度計を用いて測定した。
【0242】下記表2は、生成物不在のコントロールと比較したトロンビンの酵素活性を、50%阻害する化合物の濃度(IC50)をnMで示した。得られた結果は、本発明の化合物は、ヒトフィブリノーゲンに関するヒトトロンビンの有力な阻害剤であることを示した。
【0243】
【表2】


【0244】下記表3は、繊維素溶解プロテアーゼの酵素活性を50%阻害する化合物の濃度(IC50)をnMで示した。得られた結果は、本発明の化合物は、繊維素溶解セリンプロテアーゼに対する極めて有意な選択性を有することを示した。
【0245】
【表3】


【0246】実施例156:イヌへの経口投与後の抗血液凝固活性体重が11〜28kgの、雄又は雌のイヌを、本発明の生成物(5又は10mg/kg)で経口的に処置した。血液凝固時間(TT、ACT)を、生成物の投与前10分、投与後30分、1時間、2時間、4時間及び6時間に、イヌの血漿試料で測定した。血液凝固時間の測定は、実施例114に記載のとうりに実施した。
【0247】我々の実験条件下において、TTは19秒台であり、またACTは18秒台であった。本発明の物質は、動物でのTT及びACTを有意に増加させた。表4に得られた結果を要約した。結果は、イヌの経口処置後に得られたTT及びACTで増加が最大であったことを示した。数値は、増加した初期時間の倍数を示した。
【0248】
【表4】


【0249】
実施例157:薬学的組成物それぞれ10mgの分量を含む錠剤1000個を製造するための配合実施例1の化合物................10gヒドロキシプロピルセルロース...........2g小麦デンプン..................10gラクトース..................100gマグネシウムステアラート.............3gタルク......................3g

【特許請求の範囲】
【請求項1】 式(I)
【化1】


〔式中、R1は、水素原子、又は直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル基(場合により、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、カルボキシ、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルコキシカルボニル、及びカルバモイル基から選択される1個以上の、同一であるか又は異なる置換基で置換されている)、ヒドロキシ基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、又は式(G):
【化2】


(式中、A1は、単結合、−CH2−基、−CH2−CH2−基若しくは−N(CH3)−基、又は酸素原子若しくはイオウ原子を表し、そして同一であるか又は異なることができるX1及びX2は、それぞれ炭素原子又は窒素原子を表す)の基を表し、Rは、水素原子、又は直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル基を表し、下記式
【化3】


は、窒素原子に加えて、O及びSから選択される、1個若しくは2個のヘテロ原子、又は−N(R2)基(R2は、水素原子、又は直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル基を表す)を含むことができる、4〜7員環を有する飽和環を表し、nは、1〜6の整数を表し、Arは、アリール基又はヘテロアリール基を表し、“アリール基”は、フェニル、ビフェニリル又はナフチル(それらの基のそれぞれが、場合により、1個以上のハロゲン原子で置換されている、及び/又は、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル(場合により、ヒドロキシ若しくはカルボキシ基で置換されているか、又はカルバモイル基(それ自身場合により、1個若しくは2個の、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル基で置換されている)で置換されている)、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルコキシ、ヒドロキシ、トリハロ−(C1−C6)アルキル(ここで、アルキル部分は直鎖若しくは分岐である)、トリハロゲノアルコキシ(ここで、アルキル部分は直鎖若しくは分岐である)、アミノ(場合により、1個若しくは2個の、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル基で置換されている)、直鎖若しくは分岐のアルキルカルボニルオキシ基、カルボキシメトキシ及びカルバモイルメトキシ(場合により、1個若しくは2個の、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル基でN−置換されている)から選択される、1個以上の、同一であるか又は異なる基で置換されている)を意味すると理解され、“ヘテロアリール基”は、5〜12員環を有し、そして酸素原子、窒素原子及びイオウ原子から選択される、2個又は3個のヘテロ原子を含む、単環又は2環の、芳香族基を意味すると理解され、ヘテロアリールは、場合により、1個以上のハロゲン原子で置換されることができる、及び/又は、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル(場合により、ヒドロキシ基若しくはカルボキシ基、又はカルバモイル基(それ自身、場合により、1個若しくは2個の、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル基で置換されている)で置換されている)、ヒドロキシ、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルコキシ、トリハロ−(C1−C6)アルキル(ここで、アルキル部分は直鎖若しくは分岐である)、フェニル、アミノ(場合により、1個以上の、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル基でN−置換されている)、カルボキシメトキシ、及びカルバモイルメトキシ(場合により1個又は2個の直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル基で置換されている)で置換されることができると理解され、“シクロアルキル基”は、飽和又は不飽和の、3〜12員環を有する、単環又は2環の炭化水素基を意味すると理解され、環系は、場合により、1個以上のハロゲン原子で置換されている、及び/又は、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルコキシ、ヒドロキシ、トリハロ−(C1−C6)アルキル(ここで、アルキル部分は直鎖若しくは分岐である)、アミノ(場合により、1個以上の直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル基で置換されている)及びアリールから選択される、1個以上の、同一であるか又は異なる基で置換されることができると理解され、そして“ヘテロシクロアルキル基”は、4〜12員環を有し、そして酸素、窒素及びイオウから選択される1〜3個のヘテロ原子を含む、飽和若しくは不飽和の、単環若しくは2環基を意味すると理解され、ヘテロ環は、場合により、1個以上のハロゲン原子で置換されている、及び/又は、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルコキシ、ヒドロキシ、トリハロ−(C1−C6)アルキル(ここで、アルキル部分は直鎖若しくは分岐である)、アミノ(場合により、1個以上の、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル基で置換されている)、アリール及びジアリールメチルから選択される、1個以上の、同一であるか若しくは異なる基で置換されることができると理解される〕の化合物、その異性体、N−オキシド、又は薬学的に許容される酸若しくは塩基との付加塩。
【請求項2】 nが1である、請求項1記載の式(I)の化合物。
【請求項3】 下記式
【化4】


がピロリジニル基を表す、請求項1記載の式(I)の化合物。
【請求項4】 Arが、フェニル基又はピリジル基(それらの基のそれぞれが、場合により、1個以上のハロゲン原子で置換されている、及び/又は、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル(場合により、ヒドロキシ基若しくはカルボキシ基で置換されているか、又はカルバモイル基(それ自身、場合により、1個若しくは2個の、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル基で置換されている)で置換されている)、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルコキシ、ヒドロキシ、トリハロ−(C1−C6)アルキル(ここで、アルキル部分は直鎖若しくは分岐である)、アミノ(場合により、1個若しくは2個の、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル基で置換されている)、カルボキシメチル及びカルバモイルメトキシ(場合により、1個若しくは2個の、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル基でN−置換されている)から選択される1個以上の同一であるか又は異なる基である)、請求項1〜3のいずれか1項記載の式(I)の化合物。
【請求項5】 Arが、場合により、1個以上のハロゲン原子で置換されている、及び/又は、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル(場合により、ヒドロキシ若しくはカルボキシ基で置換されているか、又はカルバモイル基(それ自身、場合により、1個若しくは2個の、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル基で置換されている)で置換されている)、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルコキシ、ヒドロキシ、トリハロ−(C1−C6)アルキル(ここで、アルキル部分は直鎖若しくは分岐である)、アミノ(場合により、1個若しくは2個の、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル基で置換されている)、カルボキシメトキシ及びカルバモイルメトキシ(場合により、1個若しくは2個の、直鎖若しくは分岐の(C1−C6)アルキル基でN−置換されている)から選択される1個以上の、同一であるか若しくは異なる基で置換されているピリジル基を表す、請求項4記載の式(I)の化合物。
【請求項6】 (6S)−N−〔(6−アミノ−2−メチル−3−ピリジル)メチル〕−4−オキソ−3−(2−フェネチルアミノ)−4,6,7,8−テトラヒドロピロロ〔1,2−a〕−ピラジン−6−カルボキシアミドである、請求項1記載の式(I)の化合物、その異性体、又は薬学的に許容し得る酸との付加塩。
【請求項7】 請求項1記載の式(I)の化合物の製造法であって、式(II)
【化5】


(式中、Aは、式(I)と同義であり、P1はアミノ基保護基を表し、そしてBnはベンジル基を表す)で示される化合物を適切な還元剤を用いて還元し、式(III)
【化6】


(式中、A、P1及びBnは、上記と同義である)の化合物を得、式(III)の化合物のヒドロキシ基を、メトキシ基に変換し、次に慣用の有機化学反応によってシアノ基に変換し、アミノ基の脱保護の後、式(IV)
【化7】


(式中、A及びBnは、上記と同義である)の化合物を得、式(IV)の化合物を、オキサリルクロリドと反応させ、式(V)
【化8】


(式中、A及びBnは、上記と同義である)の化合物を得、式(V)の化合物を、式(VI)
1−NH2 (VI)
(式中、R1は、式(I)と同義である)の化合物と反応させ、式(VII)
【化9】


(式中、A,Bn及びR1は、上記と同義である)の化合物を得、式(VII)の化合物を、次に、触媒的水素化によって式(VIII)
【化10】


(式中、A及びR1は、上記と同義である)の化合物に変換し、式(VIII)の化合物を、次に、アルキル媒体中で、触媒的水素化によって式(IX)
【化11】


(式中、A及びR1は、上記と同義である)の化合物に変換し、式(IX)の化合物を、式(X)
【化12】


(式中、n及びArは、式(I)と同義である)の化合物と反応させ、適切ならば、脱保護後、式(I)の化合物を得、要すれば、式(I)の化合物を慣用の手技によって精製し、所望すれば、慣用の手技によって分離し、所望すれば、薬学的に許容される酸又は塩基との付加塩に変換することを特徴とする、請求項1記載の式(I)の化合物の製造法。
【請求項8】 1種以上の、不活性の、無毒の、薬学的に許容し得る担体と組み合わせて、請求項1〜6のいずれか1項記載の化合物を活性成分として含む薬学的組成物。
【請求項9】 トリプシン関連セリンプロテアーゼの阻害剤としての使用のための、請求項8記載の薬学的組成物。
【請求項10】 トロンビン阻害剤としての使用のための、請求項9記載の薬学的組成物。

【公開番号】特開2001−26592(P2001−26592A)
【公開日】平成13年1月30日(2001.1.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2000−179279(P2000−179279)
【出願日】平成12年6月15日(2000.6.15)
【出願人】(590003559)アディール エ コンパニー (2)