説明

旋回ポスト装置

【課題】上下方向の大きな圧縮荷重並びに横方向の荷重に対応し得且つ支柱の揺動に伴う偏心にも対応し得、更に部品の交換を容易に行うことができる旋回ポスト装置を提供する。
【解決手段】ベースポスト16のベースフランジ16b上に旋回ポスト17の旋回フランジ17bを、圧縮荷重を受けるメインブッシュ18を介して旋回自在に載置し、旋回ポスト17の上部に、連結ピン19を介して支柱20を枢着し、且つ連結ピン19の外周に設けた球面ブッシュ21により支柱20をベースポスト16の軸線Oに対して揺動自在となるよう配設し、支柱20に作用する上方への引張荷重を上面ブッシュ23を介して受けると共に支柱20に作用するベースポスト16の軸線Oと直角方向の荷重を外周面ブッシュ24を介して受けるようベースフランジ16b及び旋回フランジ17bを包囲する形で支持するフランジ受ユニット22を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、旋回ポスト装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、ジブクレーン等の建設機械は、地上から立設されるポストや下部走行体上に上部旋回体を旋回装置を介して旋回可能に設けてなる構成を有している。
【0003】
前記旋回装置としては、例えば、図8及び図9に示されるような旋回環1があり、これは、ボルト3aの締め付けにより図示していない前記ポストや下部走行体に取り付けられる内輪2と、ボルト3bの締め付けにより図示していない上部旋回体に取り付けられる外輪4とを備え、該外輪4と内輪2との間には球体5が介装され、前記内輪2の内周面には内歯6が刻設されている。尚、図9中、2a,4aは内輪2と外輪4との間の隙間を塞ぐように設けられるシール部材であって、該シール部材2a,4aにより、内輪2と外輪4との間に充填される球体5潤滑用のグリースを外部に漏出させないようにしてある。
【0004】
更に、前記上部旋回体には、油圧又は電動のモータ7並びに減速機8が配置され、該減速機8の出力軸には、前記旋回環1における内輪2の内歯6と噛み合うピニオン9が嵌着されており、これにより旋回装置が構成されている。
【0005】
前述の如き旋回装置においては、モータ7の駆動により減速機8を介してピニオン9を回転させると、旋回環1における内輪2は前記ポストや下部走行体側に固定されているため、前記ピニオン9が回転しつつ内輪2の内歯6に沿って転動する形となり、旋回環1における外輪4に支持される上部旋回体が前記ポストや下部走行体に対し旋回するようになっている。
【0006】
尚、前述の如き旋回装置と関連する一般的技術水準を示すものとしては、例えば、特許文献1がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2011−142766号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、前述の如き旋回装置としての旋回環1は、設置の精度要求が高く、旋回軸の揺動に伴う偏心に対応できず、更に、非常に高価で納期も長くなる一方、部品の交換も容易には行えないという欠点を有していた。
【0009】
又、前記旋回装置としては、旋回環1以外に、例えば、図10に示されるようなフートステップベアリング10があり、これは、基台11に、上下方向へ延びる支柱12の下端に設けられた旋回ピン13を、上下方向の圧縮荷重を受ける球面スラストコロ軸受14と、旋回ピン13の軸線Oと交差する方向の荷重を受ける球面ラジアル軸受15とを介して旋回自在に支持することにより、上下方向並びに横方向の荷重に対応可能とすると共に、支柱12の揺動に伴う偏心にも対応可能となるようにしたものである。
【0010】
しかし、前記フートステップベアリング10では、球面スラストコロ軸受14の能力上、前記支柱12に作用する非常に大きな圧縮荷重には対応が困難となる一方、前記支柱12が浮き上がろうとする荷重は球面ラジアル軸受15の上面側で受ける形となるため、大きな荷重に対してはやはり対応が困難であり、更に、前記旋回環1ほどは設置精度は高くないが、支柱12の揺動に伴う偏心に対応するため、球面ラジアル軸受15と球面スラストコロ軸受14の回転中心Cを一致させる必要があり、配置に制限がある。
【0011】
更に又、前記旋回装置としては、旋回環1やフートステップベアリング10の他に、例えば、センターポストと称されるものがあり、該センターポストは、横方向の荷重を支持することは可能であるが、上下方向の荷重を受けることはできない。
【0012】
本発明は、斯かる実情に鑑み、上下方向の大きな圧縮荷重並びに横方向の荷重に対応し得且つ支柱の揺動に伴う偏心にも対応し得、更に部品の交換を容易に行うことができる旋回ポスト装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は、上下方向へ延びる軸線を中心として固定配置されるベースポスト本体の上端にベースフランジが設けられたベースポストと、
該ベースポストの軸線延長線上に配設される旋回ポスト本体の下端に旋回フランジが設けられ且つ該旋回フランジが前記ベースフランジ上に上下方向の圧縮荷重を受けるメインブッシュを介して旋回自在に載置された旋回ポストと、
該旋回ポストの上部に前記ベースポストの軸線と直角方向へ延びる連結ピンを介して枢着され且つ該連結ピンの外周に設けられた球面ブッシュにより前記ベースポストの軸線に対して揺動自在に配設される支柱と、
該支柱に作用する上方への引張荷重を前記旋回フランジの上面に接する上面ブッシュを介して受けると共に前記支柱に作用する前記ベースポストの軸線と直角方向の荷重を前記旋回フランジの外周面に接する外周面ブッシュを介して受けるよう前記ベースフランジ及び旋回フランジを包囲する形で支持するフランジ受ユニットと
を備えたことを特徴とする旋回ポスト装置にかかるものである。
【0014】
上記手段によれば、以下のような作用が得られる。
【0015】
前述の如く、上下方向の圧縮荷重はメインブッシュで受け、又、前記支柱に作用する上方への引張荷重は前記旋回フランジの上面に接する上面ブッシュを介して受けると共に前記支柱に作用する前記ベースポストの軸線と直角方向の荷重は前記旋回フランジの外周面に接する外周面ブッシュを介して受けるようにすると、受圧面積を任意に設定することが可能となり、支柱に非常に大きな圧縮荷重が作用したり、引張荷重が作用したり、或いはベースポストの軸線と直角方向の荷重が作用したりしたとしても対応が可能となる。
【0016】
前記旋回ポスト装置においては、前記ベースフランジの下面及び旋回フランジの上面を挟持するよう配設され且つ該旋回フランジの上面に接する上面ブッシュと該旋回フランジの外周面に接する外周面ブッシュとが取り付けられた断面コの字状のブロックを前記ベースフランジ及び旋回フランジの周方向へ複数個連結配置することにより、前記フランジ受ユニットを構成することができ、このようにすると、メンテナンス時には、ブロックを順次切り離していけば、フランジ受ユニットのブロックに取り付けられた上面ブッシュと外周面ブッシュを容易に交換することが可能となる。又、ジャッキ等で支柱を支えた状態で、連結ピンを引き抜き旋回ポストをベースポストと支柱との間から取り外せば、ベースフランジと旋回フランジとの間に設けられたメインブッシュを容易に交換することが可能となる。
【0017】
又、前記旋回ポスト装置においては、前記支柱を旋回中心として旋回走行車輪の駆動により旋回自在に配置された脚フレームの上部にジブを起伏自在に取り付けてなるジブクレーンに適用することが有効となり、このようなジブクレーンの場合、前記旋回走行車輪が旋回時に転動する際の上下動に伴う変位が支柱に伝わる形となるが、前記連結ピンの外周には球面ブッシュを設け、該球面ブッシュにより前記支柱をベースポストの軸線に対して揺動自在となるよう配設してあるため、前記旋回走行車輪が転動する際の上下動に伴う変位は確実に吸収され、前記支柱や旋回ポスト及びベースポストに無理な力が働く心配はない。
【0018】
この結果、従来の旋回環と比べ、設置に関し高い精度が要求されず、支柱の揺動に伴う偏心にも対応でき、更に、価格も安く抑えられて納期も短くなる一方、部品の交換も容易に行える。
【0019】
又、従来のフートステップベアリングとは異なり、球面スラストコロ軸受ではなくメインブッシュを採用したことにより、前記支柱に作用する非常に大きな圧縮荷重にも対応が可能となる一方、前記支柱が浮き上がろうとする荷重は球面ラジアル軸受ではなく上面ブッシュで受ける形となるため、大きな荷重に対しても対応が可能となる。
【0020】
更に又、従来のセンターポストとは異なり、横方向の荷重だけでなく、上下方向の荷重を受けることができる。
【発明の効果】
【0021】
本発明の旋回ポスト装置によれば、上下方向の大きな圧縮荷重並びに横方向の荷重に対応し得且つ支柱の揺動に伴う偏心にも対応し得、更に部品の交換を容易に行うことができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の旋回ポスト装置の実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の旋回ポスト装置の実施例におけるフランジ受ユニットのブロックを部分的に分解した状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の旋回ポスト装置の実施例の分解斜視図である。
【図4】本発明の旋回ポスト装置の実施例におけるフランジ受ユニットのブロックを示す斜視図である。
【図5】本発明の旋回ポスト装置の実施例におけるフランジ受ユニットの平面図であって、図1のV−V矢視相当図である。
【図6】本発明の旋回ポスト装置を適用したジブクレーンの一例を示す側面図である。
【図7】本発明の旋回ポスト装置の実施例におけるメンテナンス時の作業手順を示す図であって、(a)はフランジ受ユニットのブロックに取り付けられた上面ブッシュと外周面ブッシュを交換する場合を示す図、(b)はベースフランジと旋回フランジとの間に設けられたメインブッシュを交換する場合の第一の手順を示す図、(c)はベースフランジと旋回フランジとの間に設けられたメインブッシュを交換する場合の第二の手順を示す図である。
【図8】従来の旋回環の一例を示す概要斜視図である。
【図9】図8のIX−IX断面図である。
【図10】従来のフートステップベアリングの一例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
【0024】
図1〜図7は本発明の旋回ポスト装置の実施例であって、上下方向へ延びる軸線Oを中心として固定配置されるベースポスト本体16aの上端にベースフランジ16bを設けてベースポスト16を形成すると共に、該ベースポスト16の軸線O延長線上に配設される旋回ポスト本体17aの下端に旋回フランジ17bを設けて旋回ポスト17を形成し、該旋回ポスト17の旋回フランジ17bを、前記ベースフランジ16b上に上下方向の圧縮荷重を受けるメインブッシュ18を介して旋回自在に載置し、該旋回ポスト17の上部に一体化された支持ブラケット17cに対し、前記ベースポスト16の軸線Oと直角方向へ延びる連結ピン19を介して、支柱20の下部に一体化された連結ブラケット20aを枢着し、且つ該連結ブラケット20aと連結ピン19との間に球面ブッシュ21を介装し、該球面ブッシュ21により前記支柱20をベースポスト16の軸線Oに対して揺動自在となるよう配設し、前記ベースフランジ16b及び旋回フランジ17bを包囲する形で支持するフランジ受ユニット22を設ける。
【0025】
本実施例の場合、前記フランジ受ユニット22は、図2及び図3に示す如く、前記ベースフランジ16bの下面及び旋回フランジ17bの上面を挟持するよう配設される断面コの字状のブロック22aを、前記ベースフランジ16b及び旋回フランジ17bの周方向へ複数個連結配置することによって構成し、該各ブロック22aの内面側には、旋回フランジ17bの上面に接する上面ブッシュ23と該旋回フランジ17bの外周面に接する外周面ブッシュ24とを取り付け、前記支柱20に作用する上方への引張荷重を前記旋回フランジ17bの上面に接する上面ブッシュ23を介して受けると共に前記支柱20に作用する前記ベースポスト16の軸線Oと直角方向の荷重を前記旋回フランジ17bの外周面に接する外周面ブッシュ24を介して受けるようにしてある。
【0026】
前記各ブロック22aの外周面上下部には、図4及び図5に示す如く、放射状に張り出す連結片22bを突設し、互いに隣接するブロック22aの連結片22bの間にリンク22cを掛け渡すように係合させ、ピン22dを落とし込む、若しくはボルト取合いにて、連結するようにしてある。
【0027】
そして、本実施例の旋回ポスト装置は、さまざまなクレーンに適用可能であるが、例えば、図6に示す如く、前記支柱20を旋回中心として旋回走行車輪25の駆動により旋回自在に配置された脚フレーム26の上部にジブ27を起伏自在に取り付けてなるジブクレーン28に適用することができる。尚、この場合、前記連結ピン19は、ジブ27の起伏中心軸29と平行に配設するようにしてあり、又、前記旋回走行車輪25は、前記軸線Oを中心として円形に敷設されたレール30上を転動するようにしてある。
【0028】
次に、上記実施例の作用を説明する。
【0029】
前述の如く、上下方向の圧縮荷重はメインブッシュ18で受け、又、前記支柱20に作用する上方への引張荷重は前記旋回フランジ17bの上面に接する上面ブッシュ23を介して受けると共に前記支柱20に作用する前記ベースポスト16の軸線Oと直角方向の荷重は前記旋回フランジ17bの外周面に接する外周面ブッシュ24を介して受けるようにすると、受圧面積を任意に設定することが可能となり、図6に示すようなジブクレーン28に適用した場合、支柱20には重量物の吊り上げ前に非常に大きな圧縮荷重が作用し、重量物を吊り下げた際に引張荷重が作用したとしても対応が可能となり、又、ベースポスト16の軸線Oと直角方向の荷重が作用したとしても対応が可能となる。
【0030】
図6に示すようなジブクレーン28の場合、前記旋回走行車輪25が転動するレール30の取り付け精度はあまり高いとは言えず、旋回時に該旋回走行車輪25がレール30上を転動する際の上下動に伴う変位が支柱20に伝わる形となるが、前記連結ブラケット20aと連結ピン19との間には球面ブッシュ21を介装し、該球面ブッシュ21により前記支柱20をベースポスト16の軸線Oに対して揺動自在となるよう配設してあるため、前記旋回走行車輪25がレール30上を転動する際の上下動に伴う変位は確実に吸収され、前記支柱20や旋回ポスト17及びベースポスト16に無理な力が働く心配はない。
【0031】
一方、前記フランジ受ユニット22は、前記ベースフランジ16bの下面及び旋回フランジ17bの上面を挟持するよう配設される断面コの字状のブロック22aを、前記ベースフランジ16b及び旋回フランジ17bの周方向へ複数個連結配置することによって構成してあるため、メンテナンス時には、連結片22bからピン22dを引き抜いてリンク22cを取り外し、図7(a)に示す如く、ブロック22aを順次切り離していけば、フランジ受ユニット22のブロック22aに取り付けられた上面ブッシュ23と外周面ブッシュ24を容易に交換することが可能となる。
【0032】
又、図7(b)に示す如く、前記支柱20に補助フレーム31を取り付け、前述と同様に、連結片22bからピン22dを引き抜いてリンク22cを取り外した後、図7(c)に示す如く、前記補助フレーム31の下にジャッキ32を当てがい、該ジャッキ32にてジブクレーン28の自重を支えた状態で、連結ピン19を引き抜き旋回ポスト17をベースポスト16と支柱20との間から取り外せば、ベースフランジ16bと旋回フランジ17bとの間に設けられたメインブッシュ18を容易に交換することが可能となる。
【0033】
この結果、図8及び図9に示されるような従来の旋回環1と比べ、設置に関し高い精度が要求されず、支柱20の揺動に伴う偏心にも対応でき、更に、価格も安く抑えられて納期も短くなる一方、部品の交換も容易に行える。
【0034】
又、図10に示されるような従来のフートステップベアリング10とは異なり、球面スラストコロ軸受14ではなくメインブッシュ18を採用したことにより、前記支柱20に作用する非常に大きな圧縮荷重にも対応が可能となる一方、前記支柱20が浮き上がろうとする荷重は球面ラジアル軸受15ではなく上面ブッシュ23で受ける形となるため、大きな荷重に対しても対応が可能となる。
【0035】
更に又、従来のセンターポストとは異なり、横方向の荷重だけでなく、上下方向の荷重を受けることができる。
【0036】
こうして、上下方向の大きな圧縮荷重並びに横方向の荷重に対応し得且つ支柱20の揺動に伴う偏心にも対応し得、更に部品の交換を容易に行うことができる。
【0037】
尚、本発明の旋回ポスト装置は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【符号の説明】
【0038】
16 ベースポスト
16a ベースポスト本体
16b ベースフランジ
17 旋回ポスト
17a 旋回ポスト本体
17b 旋回フランジ
18 メインブッシュ
19 連結ピン
20 支柱
20a 連結ブラケット
21 球面ブッシュ
22 フランジ受ユニット
22a ブロック
23 上面ブッシュ
24 外周面ブッシュ
25 旋回走行車輪
26 脚フレーム
27 ジブ
28 ジブクレーン
O 軸線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上下方向へ延びる軸線を中心として固定配置されるベースポスト本体の上端にベースフランジが設けられたベースポストと、
該ベースポストの軸線延長線上に配設される旋回ポスト本体の下端に旋回フランジが設けられ且つ該旋回フランジが前記ベースフランジ上に上下方向の圧縮荷重を受けるメインブッシュを介して旋回自在に載置された旋回ポストと、
該旋回ポストの上部に前記ベースポストの軸線と直角方向へ延びる連結ピンを介して枢着され且つ該連結ピンの外周に設けられた球面ブッシュにより前記ベースポストの軸線に対して揺動自在に配設される支柱と、
該支柱に作用する上方への引張荷重を前記旋回フランジの上面に接する上面ブッシュを介して受けると共に前記支柱に作用する前記ベースポストの軸線と直角方向の荷重を前記旋回フランジの外周面に接する外周面ブッシュを介して受けるよう前記ベースフランジ及び旋回フランジを包囲する形で支持するフランジ受ユニットと
を備えたことを特徴とする旋回ポスト装置。
【請求項2】
前記ベースフランジの下面及び旋回フランジの上面を挟持するよう配設され且つ該旋回フランジの上面に接する上面ブッシュと該旋回フランジの外周面に接する外周面ブッシュとが取り付けられた断面コの字状のブロックを前記ベースフランジ及び旋回フランジの周方向へ複数個連結配置することにより、前記フランジ受ユニットを構成した請求項1記載の旋回ポスト装置。
【請求項3】
前記支柱を旋回中心として旋回走行車輪の駆動により旋回自在に配置された脚フレームの上部にジブを起伏自在に取り付けてなるジブクレーンに適用した請求項1又は2記載の旋回ポスト装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−75743(P2013−75743A)
【公開日】平成25年4月25日(2013.4.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−216457(P2011−216457)
【出願日】平成23年9月30日(2011.9.30)
【出願人】(000198363)IHI運搬機械株式会社 (292)
【Fターム(参考)】