説明

映像表示装置およびその表示方法

【課題】 映像を表示するだけではなく周囲を比較的明るく照射する照明装置として使用することが可能な映像表示装置およびその表示方法の提供。
【解決手段】 映像表示装置1は映像を表示する表示部11と、表示部11を映像のモニターモードあるいは照明モードに切り替えるモード切替部12と、照明モード時に表示部11の輝度を任意の値に設定する輝度設定部13と、照明モード時に表示部11の発光色を任意の色に設定する発光色設定部14とを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、映像表示装置およびその表示方法に関し、特にテレビジョンやパーソナルコンピュータ等の映像表示装置およびその表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
本発明に関連するテレビジョンやパーソナルコンピュータ等の映像表示装置は、近年陰極線管(CRT:Cathode Ray Tube)を使用せず、ちらつきの比較的少ない光源が使用されている。したがって、長時間同じ画像を表示していても焼け付きを起こすおそれがないという特徴がある。
【0003】
一方、関連する映像表示装置で表示されるのは画像あるいは文字の情報であり、表示部が比較的明るく発光するものの輝度や発光色が常に変化するため、照明装置の代わりとして使用することは困難である。
【0004】
これに対し、映像表示装置に照明機能を付加した発明が特許文献1に開示されている。これはLCD(Liquid Crystal Display)パネルをモニタ−モードと撮影モードに切り替えて使用するデジタルカメラに関するものであり、撮影モードの場合にはLCDパネルの表面から光(AF(Auto Focus)補助光)が発光するよう構成されている。
【0005】
また、上記特許文献1と同様に、特許文献2にデジタルカメラの前面に撮影画像の表示が可能な前面表示部を備え、このカメラで自分自身を撮影する場合には、前面表示部がたとえば白色で発光し、照明として被写体を照射する発明が開示されている。
【0006】
また、ダイニングキッチン用のテレビジョン等の表示装置であり、表と裏の両面に表示装置を備え、表示装置を回動させなくても裏側から表示内容を確認できる発明が特許文献3に開示されている。また、この発明では表示装置を白色表示に切り替えることにより、照明を行う照明機能が兼ね備えられている。
【0007】
【特許文献1】特開2004−229050号公報
【特許文献2】特開2004−241883号公報
【特許文献3】特開2005−234423号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1に記載の発明は、LCDパネルをモニタモードと撮影モードの2つのモードに切り替えて使用する点、および撮影モード時にはLCDパネルから光が発光する点が本発明と共通するものの、あくまでもAF補助光としての機能にとどまり、本発明のように明るさや色合いを自由に変える機能は全く備えていない。
【0009】
同様に、特許文献2に記載の発明もまたAF補助光としての機能しか備えていない。すなわち、上記特許文献1および2に記載の発明の目的は、映像表示装置をAF補助光代わりに使用することにあり、本発明のように周囲を比較的明るく照らし、映像表示装置を照明装置代わりに使用するという目的とは全く異なる。
【0010】
また、特許文献3に記載の発明は、表示装置を照明として使用する点が本発明と共通するが、白色表示しかできない点で本発明と全く異なる。本発明は、輝度可変ダイヤルおよび発光色変更ダイヤルによって、明るさや色合いを自由に変える機能を備えており、明らかに特許文献3に記載の発明とは異なる発明である。
【0011】
そこで本発明の目的は、映像を表示するだけではなく周囲を比較的明るく照射する照明装置として使用することが可能な映像表示装置およびその表示方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
前記課題を解決するために本発明による映像表示装置は、映像を表示する表示部と、前記表示部を前記映像のモニターモードあるいは照明モードに切り替えるモード切替部と、前記照明モード時に前記表示部の輝度を任意の値に設定する輝度設定部と、前記照明モード時に前記表示部の発光色を任意の色に設定する発光色設定部とを含むことを特徴とする。
【0013】
また、本発明による映像表示装置の表示方法は、表示部を映像のモニターモードあるいは照明モードに切り替えるモード切替ステップと、前記照明モード時に前記表示部の輝度を任意の値に設定する輝度設定ステップと、前記照明モード時に前記表示部の発光色を任意の色に設定する発光色設定ステップとを含むことを特徴とする。
【0014】
また、本発明によるプログラムは、コンピュータに、表示部を映像のモニターモードあるいは照明モードに切り替えるモード切替ステップと、前記照明モード時に前記表示部の輝度を任意の値に設定する輝度設定ステップと、前記照明モード時に前記表示部の発光色を任意の色に設定する発光色設定ステップとを実行させるためのものであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、映像を表示するだけではなく周囲を比較的明るく照射する照明装置として使用することが可能な映像表示装置およびその表示方法が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
まず、実施例の説明に入る前に、本発明の動作原理について説明しておく。図1は本発明に係る映像表示装置の動作原理を示す図である。同図を参照すると、本発明に係る映像表示装置1は、表示部11と、モード切替部12と、輝度設定部13と、発光色設定部14とを含んで構成される。
【0017】
表示部11は映像を表示する。モード切替部12は表示部11を映像のモニターモードあるいは照明モードに切り替える。モニターモードは映像を表示するモードであり、一般に輝度や色が常に変化するため照明装置の代わりに使用することは困難である。これに対し、照明モードは表示部の輝度および発光色を任意に変更することが可能であり、輝度や色が常に変化するということはないため、照明装置の代わりとして使用することが可能である。
【0018】
輝度設定部13は表示部11の輝度を任意の値に設定する。発光色設定部14は表示部11の発光色を任意の色に設定する。すなわち、モード切替部12にてモードが映像のモニターモードに切り替えられた場合は、輝度設定部13および発光色設定部14は動作しないように構成されている。これに対し、モード切替部12にてモードが照明モードに切り替えられた場合は輝度設定部13は表示部11の輝度を任意の値に設定し、発光色設定部14は表示部11の発光色を任意の色に設定するように構成されている。
【0019】
以上説明したように、本発明によれば、映像のモニターモードに切り替えれば通常の映像を表示する表示装置となるが、照明モードに切り替えれば周囲を比較的明るく照射する照明装置としての使用が可能な映像表示装置が得られる。
【実施例1】
【0020】
以下、本発明の実施例について説明する。まず、第1実施例について説明する。図2は本発明に係る映像表示装置の第1実施例の構成図である。なお、同図において、図1と同様部分については同一番号を付している。
【0021】
図2を参照すると、映像表示装置1は、表示部11と、モード切替部12と、輝度設定部13と、発光色設定部14と、電源スイッチ15と、制御部16と、プログラム格納部17とを含んで構成される。また、映像表示装置1の外部にパーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」と表示する)本体21を備えている。このように、第1実施例には、一例として、パソコン用の映像表示装置1が挙げられている。
【0022】
表示部11は映像コンテンツを表示する部位であり、一例として、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイあるいは有機EL(Electroluminesence)で構成される。モード切替部12は、表示部11の表示をモニターモードあるいは照明モードに切り替える。モニターモードは通常の映像を表示するモードであり、本実施例の場合はパソコンの表示画面となる。また、照明モードは表示部11を照明の代わりに使用するモードである。
【0023】
輝度設定部13は表示部11の輝度を任意の値に設定する部位である。発光色設定部14は表示部11の発光色を任意の色に設定する部位である。電源スイッチ15は映像表示装置1の電源のオン・オフを制御する。なお、本実施例ではこの電源スイッチ15をパソコン本体21の電源のオン・オフにも連動させているが、パソコン本体21の電源として別途設けることも可能である。
【0024】
制御部16は表示部11と、モード切替部12と、輝度設定部13と、発光色設定部14と、電源スイッチ15と、パソコン本体21とを制御する。プログラム格納部17は制御部16と接続されており、プログラム格納部17には後述する映像表示装置の表示方法のプログラムが格納されている。
【0025】
図3は映像表示装置1の一例の左側面図である。映像表示装置1の正面には表示部11が設けられている。図4および図5は映像表示装置1とパソコン本体21との一例の全体構成図である。図4は映像表示装置1がモニターモードに設定されている場合の一例を示している。図5は映像表示装置1が照明モードに設定されている場合の一例を示している。
【0026】
まず、図4を参照しながらモニターモードについて説明する。映像表示装置1にはモード切替スイッチ12aと、輝度可変ダイヤル13aと、発光色変更ダイヤル14aと、電源スイッチ15とが設けられている。また、表示部11aはモニターモードにおける画面、一例として顔の映像の画面を示している。
【0027】
モード切替スイッチ12aはモード切替部12に設けられるスイッチであり、表示部11の表示をモニターモードあるいは照明モードに切り替えるためのものである。輝度可変ダイヤル13aは輝度設定部13に設けられるダイヤルであり、表示部11の輝度を任意の値に設定するためのものである。発光色変更ダイヤル14aは発光色設定部14に設けられるダイヤルであり、表示部11の発光色を任意の色に設定するためのものである。
【0028】
このモニターモードでは輝度可変ダイヤル13aと、発光色変更ダイヤル14aとは動作しない。すなわち、表示部11aに表示される映像の輝度および発光色が変更されることはなく、表示部11aに入力された映像がそのまま表示される。
【0029】
次に、図5を参照しながら照明モードについて説明する。映像表示装置1にはモード切替スイッチ12aと、輝度可変ダイヤル13aと、発光色変更ダイヤル14aと、電源スイッチ15とが設けられている。なお、これらの各部位は図4に示すものと同様であるので、その説明を省略する。また、表示部11bは照明モードにおける画面、一例として全画面の輝度が一定に、全画面の発光色が一定の同一色にそれぞれ固定された画面を示している。
【0030】
この照明モードでは輝度可変ダイヤル13aと、発光色変更ダイヤル14aとが動作する。すなわち、表示部11aに表示される映像の輝度および発光色を所定の輝度および発光色に変更することが可能である。
【0031】
次に、第1実施例の動作について説明する。図6は第1実施例の動作を示すフローチャートである。なお、以下の動作は制御部16が、表示部11と、モード切替部12と、輝度設定部13と、発光色設定部14と、電源スイッチ15と、パソコン本体21とを制御することにより実行される。
【0032】
まず、制御部16は電源スイッチ15のオンを検出する(ステップS1)。電源スイッチ15のオンは操作者が電源スイッチ15をオンに設定することにより実効される。次に、制御部16はモード切替部12にモードを設定させる(ステップS2)。このモードの設定は操作者がモード切替スイッチ12aを切り替えることにより開始され、モード切替部12はその切り替え指示に応じてモニターモードあるいは照明モードにモードを設定する。
【0033】
モード切替部12によりモニターモードに切り替えられた場合(ステップS3にて“モニターモード”の場合)、輝度および発光色の設定は行われず、表示部11に入力された映像がそのまま表示され、制御部16は電源のオフを待つ。制御部16が電源スイッチ15のオフを検出すると(ステップS6にて“Y”の場合)、動作は終了となる。なお、電源スイッチ15のオフは操作者が電源スイッチ15をオフに設定することにより行われる。
【0034】
一方、モード切替部12により照明モードに切り替えられた場合(ステップS3にて“照明モード”の場合)、制御部16は輝度設定部13に輝度を設定させる(ステップS4)。この輝度の設定は操作者が輝度可変ダイヤル13aを回動することにより開始され、輝度設定部13はその回動指示に応じて全画面の輝度を所定の値に変更し、その値で固定する。
【0035】
次に、制御部16は、発光色設定部14に発光色を設定させる(ステップS5)。この発光色の設定は操作者が発光色変更ダイヤル14aを回動することにより開始され、発光色設定部14はその回動指示に応じて全画面の発光色を所定の同一色に変更し、その色で固定する。
【0036】
次に、制御部16は電源のオフを待つ。制御部16が電源スイッチ15のオフを検出しない場合(ステップS6にて“N”の場合)、ステップS2のモード設定に戻り、以下ステップS2〜S6を繰り返す。
【0037】
以上説明したように、本発明の第1実施例によれば、パソコン用の映像表示装置1において、パソコン用の画像を表示するだけではなく、モード切替部12による切り替え操作により、表示部11を照明装置の代わりに使用することが可能となる。また、全画面を同一色で発光させ、かつ全画面の輝度を所定の値で固定することにより、表示画面の明るさを一定に保つことが可能となる。
【0038】
さらに、この明るさは輝度設定部13による輝度の変更により調光が可能となり、また発光色設定部14により発光色の変更が可能となる。したがって、パソコンを使用しないときは映像表示装置1を卓上照明に用いることができ、映像表示装置1に別の付加価値を与えることが可能となる。
【実施例2】
【0039】
映像表示装置1をテレビジョンの映像表示に用いることが可能である。すなわち、図2のパソコン本体21をテレビジョンの受信装置本体に変更することにより、テレビジョンを照明装置の代わりに使用することが可能となるという付加価値が生じる。
【実施例3】
【0040】
次に、第3実施例として、映画館やテーマパーク等の周囲を暗くした屋内環境31で映像表示装置を使用する例について説明する。図7および図8は周囲を暗くした屋内環境で映像表示装置を使用する場合の一例の模式図である。なお、映像表示装置の構成は図2のパソコン本体21が映画館やテーマパーク等の公知の映写装置本体(不図示)と置換されるのを除き、図2に示す第1実施例の構成と同様である。
【0041】
図7を参照すると、周囲を暗くした屋内環境31で映像表示装置1を照明モードで使用する例が表示されており、表示部11cは照明モード用の表示に設定されていることを示している。また、図8を参照すると、周囲を暗くした屋内環境31で映像表示装置1をモニターモードで使用する例が表示されており、表示部11dはモニターモード用の表示に設定されていることを示している。
【0042】
すなわち、映画館やテーマパーク等において上映が始まるまでは図7に示すように表示部11を照明モード用11cに切り替え、映像表示装置1を照明装置の代わりに使用し、周囲を明るくしておく。一方、映画館やテーマパーク等において上映が始まると、図8に示すように表示部11をモニターモード用11dに切り替え、デジタルコンテンツ等の映像コンテンツを表示部11に表示する。
【0043】
以上説明したように、本発明の第3実施例によれば、映画館やテーマパーク等の屋内環境において、映像コンテンツを表示するだけではなく周囲を比較的明るく照射する照明装置として使用することが可能な映像表示装置が得られる。
【実施例4】
【0044】
次に、第4実施例として、本発明の映像表示装置を携帯電話に適用した例について説明する。図9は本発明に係る映像表示装置を携帯電話に適用した例を示す斜視図である。
【0045】
同図を参照すると、携帯電話51は表示部11eと、懐中電灯切り替えスイッチ41と、調光スイッチ13bと、電源スイッチ15aとを含んで構成される。また同図には示していないが、図4に示す発光色変更ダイヤル14aを携帯電話51に設けることも可能である。
【0046】
この携帯電話51は電話機能に加え、懐中電灯の機能を備えたものである。このため、電話機能から懐中電灯機能に切り替えるための懐中電灯切り替えスイッチ41を含んでいる。この懐中電灯切り替えスイッチ41は図4のモード切替スイッチ12aと同様の機能を有している。また、調光スイッチ13bは図4の輝度可変ダイヤル13aと同様の機能を有している。
【0047】
すなわち、携帯電話51の構成は、図2に示す映像表示装置の構成(パソコン本体21を除く)と同様であり、パソコン本体21の代わりに公知の送受信部を備えたものである。これにより、懐中電灯切り替えスイッチ41を懐中電灯機能に切り替えると、表示部11eの表示が全画面同一色で発光するモードに切り替わる。そして、明るさの調節は調光スイッチ13bで行う。また、発光色変更ダイヤル14aを設けた場合は、発光色の変更をこのダイヤル操作により行う。
【0048】
携帯電話にはカメラでの撮影補助用にLED(Light Emitting Diode)等の補助光が付いている物があるが、本発明の第4実施例によれば、その補助光よりも明るく周囲を照射する照明装置として使用することが可能な映像表示装置が得られる。
【実施例5】
【0049】
次に、第5実施例について説明する。第5実施例は映像表示装置の表示方法のプログラムに関するものである。図2を参照すると本発明に係る映像表示装置はプログラム格納部17を含んでいる。このプログラム格納部17には図6にフローチャートで示す映像表示装置の表示方法のプログラムが格納されている。
【0050】
制御部16(“コンピュータ”)(図2参照)は、プログラム格納部17から図6に示すプログラムを読み出し、そのプログラムにしたがって表示部11と、モード切替部12と、輝度設定部13と、発光色設定部14と、電源スイッチ15と、パソコン本体21とを制御する。その制御内容については既に述べたので、ここでの説明は省略する。
【0051】
以上説明したように、本発明の第5実施例によれば、映像を表示するだけではなく周囲を比較的明るく照射する照明装置として使用することが可能な映像表示装置の表示方法のプログラムが得られる。
【産業上の利用可能性】
【0052】
小型モニターの場合は、インテリアランプ代わりとして使用することも考えられるため、インテリア照明の分野に本発明の適用が可能である。また、映画館やテーマパークのみならず、その他の舞台照明の分野に本発明の適用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明に係る映像表示装置の動作原理を示す図である。
【図2】本発明に係る映像表示装置の第1実施例の構成図である。
【図3】映像表示装置1の一例の左側面図である。
【図4】映像表示装置1とパソコン本体21との一例の全体構成図である。
【図5】映像表示装置1とパソコン本体21との一例の全体構成図である。
【図6】第1実施例の動作を示すフローチャートである。
【図7】周囲を暗くした屋内環境で映像表示装置を使用する場合の一例の模式図である。
【図8】周囲を暗くした屋内環境で映像表示装置を使用する場合の一例の模式図である。
【図9】本発明に係る映像表示装置を携帯電話に適用した例を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0054】
1 映像表示装置
11,11a 表示部
11b,11c 表示部
11d,11e 表示部
12 モード切替部
12a モード切替スイッチ
13 輝度設定部
13a,13b 輝度可変ダイヤル
14 発光色設定部
14a 発光色変更ダイヤル
15,15a 電源スイッチ
16 制御部
17 プログラム格納部
21 パソコン本体
31 屋内環境
41 懐中電灯切り替えスイッチ
51 携帯電話

【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像を表示する表示部と、前記表示部を前記映像のモニターモードあるいは照明モードに切り替えるモード切替部と、前記照明モード時に前記表示部の輝度を任意の値に設定する輝度設定部と、前記照明モード時に前記表示部の発光色を任意の色に設定する発光色設定部とを含むことを特徴とする映像表示装置。
【請求項2】
前記照明モード時に前記輝度設定部は輝度を一定値に固定させ、かつ前記発光色設定部は前記表示部を同一色で表示させることを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
【請求項3】
前記表示部は液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイあるいは有機EL(Electroluminesence)で構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の映像表示装置。
【請求項4】
テレビジョンやパーソナルコンピュータの映像コンテンツの表示に用いられることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の映像表示装置。
【請求項5】
映画館やテーマパーク等の屋内環境での映像コンテンツの表示に用いられることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の映像表示装置。
【請求項6】
携帯電話の映像表示に用いられることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の映像表示装置。
【請求項7】
表示部を映像のモニターモードあるいは照明モードに切り替えるモード切替ステップと、前記照明モード時に前記表示部の輝度を任意の値に設定する輝度設定ステップと、前記照明モード時に前記表示部の発光色を任意の色に設定する発光色設定ステップとを含むことを特徴とする映像表示装置の表示方法。
【請求項8】
前記照明モード時に前記輝度設定ステップは輝度を一定値に固定させ、かつ前記発光色設定ステップは前記表示部を同一色で表示させることを特徴とする請求項7に記載の映像表示装置の表示方法。
【請求項9】
前記表示部は液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイあるいは有機EL(Electroluminesence)で構成されることを特徴とする請求項7または8に記載の映像表示装置の表示方法。
【請求項10】
テレビジョンやパーソナルコンピュータの映像コンテンツの表示に用いられることを特徴とする請求項7から9のいずれかに記載の映像表示装置の表示方法。
【請求項11】
映画館やテーマパーク等の屋内環境での映像コンテンツの表示に用いられることを特徴とする請求項7から9のいずれかに記載の映像表示装置の表示方法。
【請求項12】
携帯電話の映像表示に用いられることを特徴とする請求項7から9のいずれかに記載の映像表示装置の表示方法。
【請求項13】
コンピュータに、表示部を映像のモニターモードあるいは照明モードに切り替えるモード切替ステップと、前記照明モード時に前記表示部の輝度を任意の値に設定する輝度設定ステップと、前記照明モード時に前記表示部の発光色を任意の色に設定する発光色設定ステップとを実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−151855(P2010−151855A)
【公開日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−326748(P2008−326748)
【出願日】平成20年12月24日(2008.12.24)
【出願人】(000197366)NECアクセステクニカ株式会社 (1,236)
【Fターム(参考)】