説明

映像記録再生装置及びテレビ受信機

【課題】 エンコーダの設置個数を少なくして構成の簡素化を可能にした映像記録装置及びそれを内蔵したテレビ受信機を提供する。
【解決手段】 2個のチューナー11,12と、ハードディスク32と、2個のチューナー11,12からの映像信号及び音声信号をそれぞれ圧縮して合成する映像音声合成部30と、映像音声合成部30により合成された映像信号及び音声信号をそれそれエンコードしてハードディスク32に記憶する映像音声圧縮エンコーダ31と、ハードディスク32に格納された映像信号及び音声信号を読み出してデコードする映像音声デコーダ32と、映像音声デコーダ32から得られた映像信号及び音声信号の内、選択されたチャンネルに対応した映像信号及び音声信号を分離して出力する映像音声分離部34とを備えたものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、多チャンネルの映像記録再生装置及びそれを内蔵したテレビ受信機に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ハードディスクやDVDに映像を記録するビデオレコーダが普及してきているが、同じ時間帯に録画したい番組が重なった場合には、何れか一方の番組しか保存できない。そこで、ハードディスク又はDVDと従来型のテープ記録装置を備え、2つのチューナーで同時に2つの番組を録画できる機器が販売されているが、従来型のテープ記録装置はディスク装置に比べてその利便性がかなり劣る。特にメディアを全く意識せずに済むハードディスクの録画に比べて、テープの準備、頭出しが必要であり、上書きに注意しなければならない。このようなことから、チューナーとエンコーダーとの組を複数を備え、同時に録画する多チャンネル記録再生装置が提案されている(例えば特許文献1)。
【特許文献1】特開平9−9193号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記の従来の多チャンネル記録再生装置(特許文献1)においては、複数のチューナーに対応してそれぞれエンコーダーが設けられているが、動画を圧縮するエンコーダーは高価であり、たまにしか行わない同時記録のために機器の価格が高くなってしまうという問題点があった。
【0004】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、エンコーダの設置個数を少なくして構成の簡素化を可能にした映像記録再生装置及びそれを内蔵したテレビ受信機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る映像記録再生装置は、複数のチューナーと、記憶手段と、前記複数のチューナーからの映像信号を圧縮して合成し、1チャンネル分に相当する映像信号を生成する映像合成手段と、該映像合成手段により合成された映像信号をエンコードして前記記憶手段に記憶する映像エンコーダとを備えたものである。本発明においては、複数のチャンネルの映像信号を圧縮して合成し1チャンネル分の映像信号を生成し、その映像信号を映像エンコーダによりエンコードしてから記憶手段(例えばハードディスク)に記憶するようにしたので、エンコーダの設置個数が1個で済む。このため、装置の簡素化が図られ、製品の低価格化が可能になっている。
【0006】
本発明に係る映像記録再生装置は、前記記憶手段に記憶された映像信号を読み出してデコードする映像デコーダと、前記映像デコーダから得られた映像信号の内、選択されたチャンネルに対応した映像信号を分離して出力する映像分離手段とを備えたものである。本発明においては、記憶手段に複数のチャンネルの映像信号が合成されて1チャンネル分の映像信号として記憶されるが、再生時においては、選択されたチャンネルに対応した映像信号を分離して出力するようにしたので、所望のチャンネル番組を楽しむことができる。
【0007】
本発明に係る映像記録再生装置は、複数のチューナーと、記憶手段と、前記複数のチューナーからの映像信号と音声信号とをそれぞれ圧縮して合成し、1チャンネル分に相当する映像信号及び音声信号を生成する映像音声合成手段と、該映像音声合成手段により合成された映像信号及び音声信号をエンコード(符合化)し、前記記憶手段に記憶する映像音声エンコーダと、前記記憶手段に記憶された映像信号及び音声信号を読み出してデコード(復号化)する映像音声デコーダと、前記映像音声デコーダから得られた映像信号及び音声信号の内、選択されたチャンネルに対応した映像信号及び音声信号を分離して出力する映像音声分離手段とを備えたものである。本発明においては、複数のチャンネルの映像信号を圧縮して合成するとともに、音声信号を圧縮して合成し、その合成された1チャンネル分の映像信号及び音声信号を映像音声エンコーダによりエンコードしてから記憶手段(例えばハードディスク)に記憶するようにしたので、エンコーダの設置個数が1個で済む。このため、装置の簡素化が図られ、製品の低価格化が可能になっている。
【0008】
本発明に係る映像記録再生装置は、2個のチューナーと、記憶手段と、前記2個のチューナーからの映像信号及び音声信号をそれぞれ圧縮して合成し、1チャンネル分に相当する映像信号及び音声信号を生成する映像音声合成手段と、該映像音声合成手段により合成された映像信号及び音声信号をエンコードして前記記憶手段に記憶する映像音声エンコーダと、前記記憶手段に記憶された映像信号及び音声信号を読み出してデコードする映像音声デコーダと、前記映像音声デコーダから得られた映像信号及び音声信号の内、選択されたチャンネルに対応した映像信号及び音声信号を分離して出力する映像音声分離手段と備えたものである。本発明においては、記憶時には、2個のチャンネルの映像信号を圧縮して合成するとともに、2個のチャンネルの音声信号を圧縮して合成し、1チャンネル分の映像信号及び音声信号を生成し、その映像信号及び音声信号を映像音声エンコーダによりエンコードしてから記憶手段に記憶するようにしたので、エンコーダの設置個数が1個で済む。このため、装置の簡素化が図られ、製品の低価格化が可能になっている。
【0009】
本発明に係る映像記録再生装置において、前記映像音声合成手段は映像信号を水平方向に圧縮して合成する。
【0010】
本発明に係る映像記録再生装置において、前記映像音声合成手段は、各チャンネルの音声信号をモノラル信号に変換してLチャンネル及びRチャンネルの音声信号とする。本発明においては、各チャンネルの音声信号をモノラル信号に変換してLチャンネル及びRチャンネルの音声信号とするようにしたので、記憶時には従来の記憶方法をそのまま用いることができ、また、その処理も簡単なものとなっている。
【0011】
本発明に係る映像記録再生装置において、前記映像音声分離手段は、前記映像音声デコーダから得られた音声信号の内、Lチャンネル又はRチャンネルの音声信号を、選択されたチャンネルに応じて選択して出力する。本発明においては、Lチャンネル又はRチャンネルの音声信号を選択されたチャンネルに応じて選択して出力するようにしたので、音声信号の分離処理が簡単なものとなっている。
【0012】
本発明に係るテレビ受信機は、上記の映像記録再生装置を内蔵したものであり、エンコーダ及びデコーダの設置個数が少なく、低コストの製品を実現している。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
実施形態1.
図1は本発明の実施形態1に係るデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図であり、映像記録再生装置が一体化されて組み込まれている。このデジタル放送受信装置1は、アンテナ10、チューナー11,12、デマルチプレクサ13,14、映像信号処理回路15,16、音声信号処理回路17,18、描画処理回路19、映像出力回路20、表示デバイス21、音声出力回路22及びスピーカー23を備えている。このデジタル放送受信装置1は、更に、映像音声合成部30、映像音声圧縮エンコーダ31、ハードディスク32、映像音声デコーダ33、映像音声分離部34を備えており、また、操作部41、インターフェース(IF)42、リモートコントローラ43、受信部44及び制御部45を備えている。そして、チューナー11〜映像出力回路20、音声出力回路22、映像音声合成部30〜映像音声分離部34及び制御部45はバス46を介して接続されており、制御部45により回路全体が制御されている。制御部45は、CPU451、CPU451が実行すべきプログラムや固定データなどが書き込まれたROM452及びCPU451のワークエリアなどとして機能するRAM453によって構成されている。なお、操作部41及びリモートコントローラ43は、通常のテレビのキーの他に、再生画像選択信号等の指令信号出力するためのキー等(図示せず)が設けられているものとする。
【0014】
なお、本実施形態1の映像音声合成部30は本発明の映像合成手段又は映像音声合成手段に、映像音声圧縮エンコーダ31は本発明の映像エンコーダ又は映像音声エンコーダに、ハードディスク32は本発明の記憶手段に、映像音声デコーダは本発明の映像デコーダ又は映像音声デコーダに、映像音声分離部34は本発明の映像分離手段又は映像音声分離手段にそれぞれ相当するものとする。
【0015】
図1のデジタル放送受信装置1において、利用者が操作部41又はリモートコントローラ43を操作して見たいチャンネルを選択すると、そのチャンネルに相当する選局信号が発生し、制御部45はその選局信号をインターフェース42又は受信部44及びバス46を介して受信し、制御部45がその選局信号に基づいて例えばチューナー11に選局信号を出力することによりチューナー11にそのチャンネルが設定される。アンテナ10は、周波数変換器を備えており、例えばCS(Communication Satellite)から送られてくるディジタル放送信号を受信して、周波数変換した信号をチューナー11に出力する。チューナー11は、復調回路、逆インタリーブ回路、誤り訂正回路等を備えており、映像・音声データを含む高周波ディジタル変調信号のうちから特定周波数の信号を取り出す処理をする。すなわち、ディジタル放送の複数のトランスポンダのなかから一つを選択する処理を行う。デマルチプレクサ(DEMUX)13は、前記トランスポート・ストリームを、MPEG2(Moving Picture Experts Group2)のビデオストリーム、オーディオストリーム、及びPSI/SI(Program Specific Information/Service Information)等に分離し、ビデオストリームを映像信号処理回路15に出力し、オーディオストリームを音声信号処理回路17に出力する。なお、PSI/SIは必要に応じて制御部45に取り込まれて処理される。
【0016】
映像信号処理回路15はビデオデコーダ等を内蔵しており、入力された可変長符号を復号して量子化係数や動きベクトルを求め、逆DCT変換や動きベクトルに基づく動き補償制御等を行って描画処理回路19に出力する。描画処理回路19は、映像信号処理回路115及びCPU451から出力指示された文字情報や色情報に基づく映像信号(映像データ)を生成する回路であり、奇数フィールドの映像及び偶数フィールドの映像をそれぞれ描画し、各フィールド毎に交互にその描画された映像信号を映像出力回路20に出力する。映像出力回路20は、描画処理回路19からの奇数フィールドの映像信号及び偶数フィールドの映像信号を受け取ってD/A変換を行い、例えばコンポジット映像信号に変換して表示デバイス21に出力し、表示デバイス21はその映像信号による映像を表示する。
【0017】
音声信号処理回路17はオーディオデコーダ等を内蔵しており、入力された符号化信号を復号して音声信号(音声データ)を生成し、更に、その音声信号をD/A変換し、例えば右(R)音のアナログ信号及び左(L)音のアナログ信号を生成して音声出力回路22に出力する。音声出力回路22は右(R)音及び左(L)音のアナログ信号を増幅してスピーカー23に出力し、スピーカー23から音声が得られる。
【0018】
チューナー12、デマルチプレクサ14、映像信号処理回路16及び音声信号処理回路18の構成及びその機能は、上述のチューナー11、デマルチプレクサ13、映像信号処理回路15及び音声信号処理回路17と同じであり、描画処理回路19は映像信号処理回路15,16の何れか一方の映像信号を選択して映像出力回路20に出力し、或いは何れか一方の映像信号を主画面とし、他方の映像信号を副画面として合成して描画し、映像出力回路20に出力する(この場合には2チャンネル分の2つ画面が表示デバイス21に表示されることになる。)。音声出力回路22は、音声信号処理回路17,18の何れか一方の音声信号を選択してスピーカー23に出力する。なお、音声出力回路22は、2チャンネル分の2つ画面が表示デバイス21に表示されている場合においても、何れか一方のチャンネルの映像信号に対応する音声信号のみを出力する。
【0019】
次に、図1のデジタル放送受信装置1において、2つの番組を同時に録画する場合について説明する。利用者が操作部41又はリモートコントローラ43を操作して2つのチャンネルを選択すると、制御部45はそのチャンネルの選局信号をインターフェース42又は受信部44を介して取り込んで解読し、チューナー11及び12に対してそれぞれ選局信号を送信し、チューナー11及び12はその選局信号に基づいてチャンネルを設定する。チューナー11及び12の出力は、上述の場合と同様に、デマルチプレクサ13,14、映像信号処理回路15,16及び音声信号処理回路17,18を経由してそれぞれ信号処理されて、映像音声合成部30に入力する。映像音声合成部30は入力した2つのチャンネルの映像信号及び音声信号をそれぞれ合成する。即ち2つのチャンネルの映像信号を合成するとともに、2つのチャンネルの音声信号を合成する。2つのチャンネルの映像信号については、水平方向の映像信号をそれぞれ半分にして合成し、1つの画面の映像信号とする。即ち、各チャンネルの映像信号を水平方向に圧縮して、それまでの1/2に相当する映像信号を生成し、それらを合成することにより1チャンネル分に相当する映像信号を生成する。また、音声信号についてはそれぞれモノラル信号に変換したものをL、Rチャンネルの音声信号として処理する。映像音声圧縮エンコーダ31は、映像音声合成部30により合成された状態の映像信号を1つの映像信号として扱い、合成された映像信号及び音声信号をハードディスク32に圧縮して記憶する。
【0020】
図2は映像音声合成部30による圧縮及び合成を概念的に示した説明図である。チャンネル1(ch1)の映像信号とチャンネル2(ch2)の映像信号とを水平方向に1/2に圧縮し、その圧縮された映像信号を合成して合成された映像信号をハードディスク32に圧縮して記憶する。このように同時録画するときには、それぞれのチャンネルの水平方向の解像度は1チャンネルのみの録画の半分になる。これは一般のハードディスクレコーダの長時間録画モードに相当する。
【0021】
図3はハードディスク32の記録状態を示した図である。同図に示されるように、例えばチャンネル1(ch1)又はチャンネル2(ch2)が単独録画の場合には、チャンネル1(ch1)又はチャンネル2(ch2)の映像信号がそれぞれ単独で録画される。また、このときの音声信号についても、音声Lチャンネル及び音声Rチャンネルに、それぞれの該当するチャンネルの音声信号のLチャンネル及びRチャンネルの音声信号が記憶される。また、チャンネル1(ch1)及びチャンネル2(ch2)の同時録画の場合には、映像信号については、圧縮されて合成されたチャンネル1(ch1)及びチャンネル2(ch2)の映像信号が記憶される。音声信号については、チャンネル1(ch1)の音声信号(L、R)をモノラル信号に変換したものを音声Lチャンネルに、チャンネル2(ch2)の音声信号(L、R)をモノラル信号に変換したものを音声Rチャンネルに記憶する。そして、ハードディスク32にはその録画が単独録画か、同時録画の何れであるかの情報を記録する。操作部41等の操作により単独録画か、或いは同時録画の何れであるかが指示されることから、その情報はその指示に基づいて得られる。
【0022】
図1の操作部41等により録画された映像の再生の指示及び録画された映像の選択信号(例えば上記の例(図2)ではチャンネル1(ch1)又はチャンネル2(ch2)の映像の再生)を指示すると、制御部45はその指示を読み込んで解析し、映像音声デコーダ33に対してハードディスク32から読み込んでデコードするように制御指示を与えるとともに、映像音声分離部34に対して再生映像選択信号(例えばch1を選択)を供給する。映像音声デコーダ33は、単独録画の場合と同様にしてハードディスク32から映像信号及び音声信号をそれぞれ読み込んでデコードし、映像音声分離部34に出力する。映像音声分離部34は、映像音声デコーダ33からの入力信号には再生映像が同時録画であることの情報が含まれているので、その情報及び再生映像選択信号に基づいて、ハードディスク32からの映像信号の内、選択された映像を分離して出力する。上記の例(図2)では合成されたチャンネル1(ch1)の映像信号とチャンネル2(ch2)の映像信号の内、例えばチャンネル1(ch1)の映像信号が選択されると、ハードディスク32からの映像信号(合成映像)からチャンネル1(ch1)の映像信号を分離して描画処理回路19に出力する。また、映像音声分離部34はハードディスク32からの音声信号(L、R)については、再生映像選択信号に基づいて、選択された映像に対応した音声信号を分離して出力する。上記の例(図2)では、チャンネル1(ch1)の映像信号が選択されると、ハードディスク32からの音声信号(L,R)からチャンネル1(ch1)の音声信号(音声Lチャンネル)を選択して音声出力回路22に出力する。
【0023】
描画処理回路19は、映像音声分離部34から映像信号を入力すると、所定の処理を施して映像出力回路20に出力するが、映像音声分離部34からの映像信号は水平方向に圧縮されているので、水平方向に伸長して奇数フィールド及び偶数フィールドの各フィールドの映像信号を生成し、各フィールド毎に映像出力回路20出力する。映像出力回路20はその映像信号に所定の信号処理を施して表示デバイス21の映像を表示させる。また、音声出力回路22は映像音声分離部34から音声信号を入力すると、その音声信号に所定の処理を施してスピーカー23に出力するが、この音声信号はモノラルの信号であり、スピーカー23からはモノラルの信号に対応した音声が出力されることになる。
【0024】
以上のように本実施形態においては、2チャンネル分の映像信号及び音声信号を圧縮して1チャンネル分の映像信号及び音声信号と同様にハードディスク32に記憶し、再生時においては映像音声分離部34が再生映像選択信号に基づいて何れか一方のチャンネルの映像信号及び音声信号を分離して出力するようにしたので、1個の映像音声圧縮エンコーダ31しか組み込まれていなくとも、同時録画が可能になっている。
【0025】
実施形態2.
なお、上記の実施形態においては、映像記録装置が一体的に組み込まれたデジタル放送受信装置の例について説明したが、本発明は映像記録装置が単体の場合においても適用されるものであり、その場合には、図1の例においては描画処理回路19、映像出力回路20及び表示デバイス21、音声出力回路22及びスピーカー23が省略された構成となる。更に、本発明はデジタル放送だけでなく、アナログ放送の受信においても同様に適用される。
【0026】
また、記録媒体としてハードディスクに記録する例について説明したが、DVD等他の記録媒体を用いてもよい。また、表示デバイスとは、液晶パネル、プラズマディスプレイ、CRT等の何れでもよい。また、上記の実施形態においては、映像信号を水平方向に圧縮する例について説明したが、縦方向に圧縮してもよい。更に、チューナーを2個設置した例について説明したが、3個以上の複数個配置しても、本発明は同様に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の実施形態1に係るデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図。
【図2】映像の合成及び分離の説明図。
【図3】ハードディスクへの記録状態を示した図。
【符号の説明】
【0028】
11,12 チューナー、13,14 デマルチプレクサ、15,16 映像信号処理回路、17,18 音声信号処理回路、19 描画処理回路、20 映像出力回路、21 表示デバイス、22 音声出力回路、23 スピーカー、30 映像音声合成部、31 映像音声圧縮エンコーダ、32 ハードディスク、33 映像音声デコーダ、34 映像音声分離部、41 操作部、42 インターフェース、43 リモートコントローラ、44 受信部、45 制御部、46 バス。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のチューナーと、
記憶手段と、
前記複数のチューナーからの映像信号を圧縮して合成し、1チャンネル分に相当する映像信号を生成する映像合成手段と、
該映像合成手段により合成された映像信号をエンコードして前記記憶手段に記憶する映像エンコーダと
を備えたことを特徴とする映像記録再生装置。
【請求項2】
前記記憶手段に記憶された映像信号を読み出してデコードする映像デコーダと、
前記映像デコーダから得られた映像信号の内、選択されたチャンネルに対応した映像信号を分離して出力する映像分離手段と
を備えたことを特徴とする映像記録再生装置。
【請求項3】
複数のチューナーと、
記憶手段と、
前記複数のチューナーからの映像信号及び音声信号を圧縮して合成し、1チャンネル分に相当する映像信号及び音声信号を生成する映像音声合成手段と、
該映像合成手段により合成された映像信号及び音声信号をエンコードして前記記憶手段に記憶する映像音声エンコーダと、
前記記憶手段に記憶された映像信号及び音声信号を読み出してデコードする映像音声デコーダと、
前記映像音声デコーダから得られた映像信号及び音声信号の内、選択されたチャンネルに対応した映像信号及び音声信号を分離して出力する映像音声分離手段と
を備えたことを特徴とする映像記録再生装置。
【請求項4】
2個のチューナーと、
記憶手段と、
前記2個のチューナーからの映像信号及び音声信号をそれぞれ圧縮して合成し、1チャネルル分に相当する映像信号及び音声信号を生成する映像音声合成手段と、
該映像音声合成手段により合成された映像信号及び音声信号をエンコードして前記記憶手段に格納する映像音声エンコーダと、
前記記憶手段に格納された映像信号及び音声信号を読み出してデコードする映像音声デコーダと、
前記映像音声デコーダから得られた映像信号及び音声信号の内、選択されたチャンネルに対応する映像信号及び音声信号を分離して出力する映像音声分離手段と
を備えたことを特徴とする映像記録再生装置。
【請求項5】
前記映像音声合成手段は映像信号を水平方向に圧縮して合成することを特徴とする請求項3又は4記載の映像記録再生装置。
【請求項6】
前記映像音声合成手段は、各チャンネルの音声信号をモノラル信号に変換してLチャンネル及びRチャンネルの音声信号とする請求項3〜5の何れかに記載の映像記録再生装置。
【請求項7】
前記映像音声分離手段は、前記映像音声デコーダから得られた音声信号の内、Lチャンネル又はRチャンネルの音声信号を、選択されたチャンネルに応じて選択して出力することを特徴とする請求項6記載の映像記録再生装置。
【請求項8】
請求項1〜7の何れかに記載の映像記録再生装置を内蔵したことを特徴とするテレビ受信機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−41838(P2006−41838A)
【公開日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−217901(P2004−217901)
【出願日】平成16年7月26日(2004.7.26)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】