説明

映像鑑賞装置

【課題】3次元映像の鑑賞が容易な映像鑑賞装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
眼鏡を用いて3次元映像を鑑賞する映像鑑賞装置において眼鏡不使用の検知により3次元映像を2次元映像として表示部に出力する。同期信号の眼鏡からの反射受光で眼鏡使用を判断する。眼鏡収納部を映像鑑賞装置に設け紛失を防止する。収納部への眼鏡収納検知で眼鏡不使用を判断する。複数の眼鏡の個々に識別する。3次元映像に2次元CMが挿入された時同期信号を停止する。2次元映像挿入状態を案内表示する。3D番組開始で眼鏡装着を勧告表示またはアナウンスする。3D番組終了または電源オフ操作で眼鏡収納を勧告表示またはアナウンスする。収納検知しているときは勧告しない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、映像鑑賞装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、テレビなど映像鑑賞装置において3次元画像を鑑賞するものが種々提案されている。例えば特開2009−296118号公報(特許文献1)には、テレビ放送データを受信可能な放送受信端末装置おいて、ユーザの現在位置が3D画像を立体視するのに適した適正範囲内にあると判別された場合に3D画像を前記表示画面に表示させ、3D画像の表示開始後に前記判別手段によって適正範囲内にないと判別された場合に、それ以降に受信した3D画像を録画させるとともに表示画面に3D画像に代わって当該3D画像を2D変換した2D画像を切り替え表示させることが提案されている。
【0003】
しかしながら3次元映像の鑑賞についてはさらに検討すべき課題が残されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−296118号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、3次元映像の鑑賞が容易な映像鑑賞装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するため本発明は、眼鏡を用いて鑑賞する3次元映像コンテンツを提供する映像情報提供部と、映像表示部と、3次元映像コンテンツを3次元映像として映像表示部に出力するとともに3次元映像コンテンツを2次元映像として映像表示部に出力することが可能な映像出力部と、眼鏡の使用状態を検知する検知部と、検知部の検知に基づき、眼鏡が使用されているときは3次元映像コンテンツを3次元映像として映像表示部に出力するとともに眼鏡が使用されていないときは3次元映像コンテンツを2次元映像として映像表示部に出力するよう映像出力部を制御する制御部とを有する映像鑑賞装置を提供する。眼鏡を用いて3次元映像コンテンツを鑑賞する映像鑑賞装置は画質の利点の反面眼鏡が不可欠であるが、上記の構成により眼鏡の仕様不使用にかかわらず3次元映像コンテンツの鑑賞が可能となる。例えば、眼鏡を用意する前に3次元映像コンテンツの表示が開始された場合など、不快な2重像を見ることを避けることができる。
【0007】
本発明の具体的な特徴によれば、検知部は、眼鏡から無線で眼鏡使用状態の情報を受信する。これによって、映像鑑賞装置は眼鏡の使用不使用を検知して適切な画像を映像表示部に出力することができる。より具体的な特徴によれば、映像鑑賞装置は眼鏡に3次元映像鑑賞のための同期信号を送信する同期信号送信部を有し、検知部は前記同期信号の送信に応答して眼鏡から眼鏡使用状態の情報を受信する。さらに具体的には、検知部は、同期信号の眼鏡からの反射を検知する。これによって眼鏡との連携に必要な同期信号を利用して眼鏡の仕様状態の検知が可能となる。
【0008】
本発明の他の具体的な特徴によれば、映像鑑賞装置は眼鏡の収納部を有し、検知部は収納部における眼鏡の収納状態を検知する。これによって収納部に眼鏡が収納されていれば眼鏡が鑑賞に使用されていないことを知ることができる。
【0009】
本発明の他の具体的な特徴によれば、検知部は、複数の眼鏡の内から個々の眼鏡を識別する。これによって、例えば年齢や性別に合せてサイズが異なる複数の眼鏡や度付の眼鏡を個人用に用意することが可能となる。さらに具体的な特徴によれば、映像鑑賞装置は識別のために個々の眼鏡を登録する登録手段を有する。
【0010】
本発明の他の特徴によれば、2次元映像コンテンツおよび眼鏡を用いて鑑賞する3次元映像コンテンツを提供することが可能な映像情報提供部と、映像表示部と、2次元映像コンテンツおよび3次元映像コンテンツを映像表示部に出力することが可能な映像出力部と、眼鏡に3次元映像鑑賞のための同期信号を送信する同期信号送信部と、映像情報提供部から提供される3次元映像コンテンツに2次元映像コンテンツが混在するとき同期信号送信部からの同期信号の送信を停止する映像鑑賞装置が提供される。これによって2次元画像が出力されている間、眼鏡の同期が停止するので目を休めることが可能となる。上記において3次元映像コンテンツ混在する2次元映像コンテンツの例は、コマーシャルメッセージである。
【0011】
上記本発明の具体的な特徴によれば、映像出力部は、映像情報提供部から提供される3次元映像コンテンツに2次元映像コンテンツが混在するとき2次元画像である旨の案内を前記映像表示部に表示する。これによって、鑑賞者が望めば一時的に眼鏡を外して映像を見ることで目を休めることが可能となる。
【0012】
本発明の他の特徴によれば、眼鏡を用いて鑑賞する3次元映像コンテンツを提供する映像情報提供部と、映像表示部と、前記3次元映像コンテンツを前記映像表示部に出力する映像出力部と、眼鏡の収納部とを有する映像鑑賞装置が提供される。上記のように眼鏡を用いて3次元映像コンテンツを鑑賞する映像鑑賞装置では眼鏡が不可欠であるが、眼鏡はその性質上映像鑑賞装置を別体であり、万一所在が不明になると映像鑑賞装置からせっかく3次元映像コンテンツが出力されても鑑賞が不可能となる。上記の特徴は映像鑑賞装置に眼鏡の収納部を設けることにより両者の一体性を高め、眼鏡紛失のリスクを軽減する。これによって収納部の活用度をより高めることができる。具体的な特徴によれば、収納部は、眼鏡の収納状態を検知する。これによって収納状態の確認が容易となり、必要に応じ収納状態を表示することなども可能となる。さらに具体的な特徴によれば、勧告部は、検知部が眼鏡の収納を検知しないとき勧告を行う。これによって無用な勧告がなくなり勧告がより的確となる。
【0013】
本発明の他の特徴によれば、眼鏡を用いて鑑賞する3次元映像コンテンツを提供する映像情報提供部と、映像表示部と、3次元映像コンテンツを映像表示部に出力する映像出力部と、眼鏡が不要のとき眼鏡の保管を勧告する勧告部を有する映像鑑賞装置が提供される。これによって眼鏡が所在不明となるリスクを軽減することができる。より具体的には、映像情報低胸部は2次元映像コンテンツおよび眼鏡を用いて鑑賞する3次元映像コンテンツを提供することが可能であり映像出力部は2次元映像コンテンツおよび3次元映像コンテンツを前記映像表示部に出力することが可能である。そして勧告部は、2次元映像コンテンツが映像表示部に出力されるとき勧告を行う。これによって的確な勧告が可能となる。
【0014】
上記本発明の具体的な特徴によれば、勧告は映像表示部または音声出力部によって行う。他の具体的な特徴によれば、勧告は映像コンテンツ終了時または映像鑑賞装置の使用終了時に行う。これにより、タイムリーな勧告が可能となり勧告効果が高まる。
【0015】
本発明の他の特徴によれば、眼鏡を用いて鑑賞する3次元映像コンテンツを提供する映像情報提供部と、映像表示部と、3次元映像コンテンツを映像表示部に出力する映像出力部と、複数の眼鏡を識別する識別部とを有する映像鑑賞装置が提供される。これによって映像鑑賞装置によって出力される3次元画像を複数人でそれぞれの個性に適した形で鑑賞することが可能となる。具体的には、識別部は、無線により複数の眼鏡を識別する。他の具体的な特徴によれば、識別部は、機械的接触により複数の眼鏡を識別する。
【0016】
本発明の他の特徴によれば、2次元映像コンテンツおよび眼鏡を用いて鑑賞する3次元映像コンテンツを提供することが可能な映像情報提供部と、映像表示部と、2次元映像コンテンツおよび前記3次元映像コンテンツを前記映像表示部に出力することが可能な映像出力部と、映像情報提供部から3次元映像情報が提供されるとき眼鏡の使用を勧告する勧告部とを有する映像鑑賞装置が提供される。これにより適切な3次元画像の鑑賞が可能となる。具体的には、眼鏡の使用状態を検知する検知部を有し、勧告部は検知部の検知に基づいて眼鏡の使用を勧告する。これによって無用な勧告がなくなりより的確で効果的な勧告が可能となる。
【発明の効果】
【0017】
上記のように、本発明によれば眼鏡を用いて3次元映像コンテンツを提供する映像鑑賞装置において観賞装置と眼鏡との効果的な連携が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の実施の形態に係る3次元映像の鑑賞システムの実施例のブロック図を示した図面代用写真である。
【図2】図1の実施例におけるテレビ制御部の機能の基本フローチャートを示した図面代用写真である。
【図3】図2のステップS8の詳細のフローチャートを示した図面代用写真である。
【図4】図2のステップS12の詳細のフローチャートを示した図面代用写真である。
【図5】図2のステップS20の詳細のフローチャートを示した図面代用写真である。
【図6】図2のステップS26の詳細のフローチャートを示した図面代用写真である。
【図7】図2のステップS34の詳細のフローチャートを示した図面代用写真である。
【発明を実施するための形態】
【実施例1】
【0019】
図1は、本発明の実施の形態に係る3次元(3D)コンテンツ出力システムの実施例を示すブロック図である。実施例は、3Dテレビ2および3D眼鏡4として構成され、3Dテレビ2のテレビ画面6に時分割で交互に表示される右目用画像と左目用画像を同期して作動する3D眼鏡4の右目用シャッタ8および左目用シャッタ10で右目および左目に入射させるシステムとなっている。
【0020】
3Dテレビ2では、アンテナまたはケーブルから伝達される信号に基づいて放送番組をチューナー部12で受信し、AV出力部14はチューナー部からの放送番組に基づいてテレビ画面6に画像を、スピーカ16に音声を出力する。AV出力部14は、音空間を豊富にするため外部スピーカ18にも音声を出力する。デジタルレコーダ20は、チューナー部12からの放送番組を録画し、これを再生することによりAV出力部14に出力することができる。なおAV出力部14は、チューナー部12またはデジタルレコーダ20からの番組が3D番組であっても、その出力を右目用画像または左目用画像に限ることにより2次元(2D)画像としてテレビ画面6に出力させることができる。このとき、例えば出力を右目用画像に限るときは3D画像の左目用画像のタイミングにおいて右目用画像を補間した画像を出力する。
【0021】
以上のチューナー部12、AV出力部14およびデジタルレコーダ20の機能はテレビ制御部22によって制御されている。記憶部24はテレビ制御部22の動作に必要なプログラムを格納するとともに、必要なデータを一時的に格納する。同期信号発生部26は、3D番組がテレビ画面6に表示されるときこれに同期して右目用シャッタ8および左目用シャッタ10を交互に透過および遮光状態とするための同期赤外線信号30を発生する。3D眼鏡4の受信部32は、同期赤外線信号30を受信し、これに基づいて眼鏡制御部34は右目用シャッタ8および左目用シャッタの透過および遮断状態を制御する。なお、右目用シャッタ8および左目用シャッタ10は、受信部32が同期赤外線信号30を受信しない時ともに透過状態となる。
【0022】
3Dテレビ2には、不使用時に3D眼鏡4を収納するための眼鏡収納部36を有する。眼鏡収納部36は、登録された複数の3D眼鏡4を収納することができ、内部の眼鏡保持部との機械的接触により個々の3D眼鏡4を識別してそれぞれが収納されているかどうかをテレビ22に伝えることができる。外部スピーカ38も同様の眼鏡収納部38を有し、テレビ制御部22は、どの3D眼鏡4が3Dテレビ2の本体も眼鏡収納部36または外部スピーカ18の眼鏡収納部38のいずれに収納されているかを個別に識別できる。また、3D番組が終わって3D眼鏡4が眼鏡収納部36または眼鏡収納部38に収納されたかどうかのチェックを行い、紛失を防止することができる。
【0023】
個々の3D眼鏡4はそれぞれ異なった特性を有する変調反射部40を有する。変調反射部は例えば特有のパターンを有しており、同期信号発生部26からの同期赤外線信号42の反射光44に含まれるパターン情報を変調反射受光部46で受光検知することにより、個々の3D眼鏡4を識別する。これにより、どの3D眼鏡4が3Dテレビ2に向けて
使用されているかを検知することができる。このようにして、3D番組の表示において、少なくとも一つの3D眼鏡4が眼鏡収納部36から取り出されて使用され、3Dテレビ2に向いているときは3D画像をテレビ画面6に表示する。一方、変調反射受光部46が反射光を検知しないときは、3D番組であってもテレビ画面6に2D画像を表示する。
【0024】
3D眼鏡4はさらに機械的識別部48を有しており、眼鏡収納部36または38は機械的識別部48の眼鏡保持部との機械的接触により収納の有無および収納された3D眼鏡の個別識別を行うことができる。なお、同じ3D眼鏡4における変調反射部40と機械的識別部48は3D眼鏡に固有の同じIDにより関係付けられている。このようにIDにより複数の3D眼鏡を識別可能にしておけば、3D眼鏡を互いに異なったサイズとしたり度付としたりして個人専用のものとすることも可能となる。
【0025】
図2は、図1の実施例の3Dテレビ2のテレビ制御部22の機能を示す基本フローチャートである。図2のフローは3Dテレビ2の電源オンでスタートし、ステップS2で3Dテレビ2の初期立上処理を行う。初期立上処理では、3Dテレビ2の各部の機能をチェックするとともに、前回電源オフ時のチャンネル選局や音量セット状態を再現する。次いでステップS4では、前回電源オフ時の選局状態での放送表示を開始してステップS6に移行する。
【0026】
ステップS6では、3D眼鏡4の登録操作が行われたかどうかチェックし、操作が検知されるとステップS8の眼鏡登録処理を実行してステップS10に移行する。また、ステップS6で眼鏡登録操作の検知がなければ直接ステップS10に移行する。ステップS8の眼鏡登録処理は、眼鏡収納部36および38による3D眼鏡4の収納管理および変調反射受光部46における3D眼鏡4の識別のために個々の3D眼鏡4を新規に登録するための処理であるがその詳細は後述する。
【0027】
ステップS10では、3D番組の放送が行われているかどうかをチェックし、該当すればステップS12の3D準備処理に入る。ステップS12の3D準備処理は、3D番組の放送における3D眼鏡4の準備状態の確認に関する処理であり、同期信号の照射開始を含むものであるがその詳細は後述する。次いでステップS14では、登録済の3D眼鏡4が眼鏡収納部36または38に収納されているかどうかをチェックし、収納があれば眼鏡収納部36および38のいずれに何本の3D眼鏡4が収納されているかを表示してステップS18に移行する。ステップS16での表示は、3D眼鏡4の使用開始または使用者増加にあたって収納部からの取り出しを容易にするために行うものである。一方、ステップS14で登録眼鏡の収納が検知されない場合は直接ステップS18に移行する。
【0028】
ステップS18では、ステップS8で開始された同期信号照射に伴う3D眼鏡4の変調反射部からの反射光が変調反射受光部46によって受光されているかどうかをチェックする。いずれかの3D眼鏡4からの変調反射光受光が検知されるとステップS20に進み、3D表示処理を実行してステップS22に移行する。一方、ステップS18で変調反射光の受光が検知されない場合はステップS24に移行し、3D番組であっても2D表示を設定してステップS22に移行する。なお、ステップS10で3D番組でなかったときもステップS24に移行し、2D表示を設定してステップS22に移行する。ステップS20の3D表示処理は、3D表示の設定を含む3D番組表示の実行に関する処理であるがその詳細は後述する。
【0029】
ステップS22では、番組が終了したかどうかをチェックし、終了が検知されるとステップS26に進み、番組終了処理を行ってステップS28に移行する。一方ステップS22で番組終了が検知されないときは直接ステップS28に移行する。なお、ステップS26の番組終了処理は、紛失防止のために3D眼鏡4の収納勧告を含む処理であるがその詳細は後述する。
【0030】
ステップS28では、チャンネル変更操作があったかどうかをチェックし、操作が検知されないときはステップS30に進んで録画再生開始操作があったかどうかチェックする。一方、ステップS28でチャンネル変更操作が検知された時はステップS10に戻る。以下、ステップS28でチャンネル変更操作が検知される毎にステップS10からステップS28を繰り返し、2D番組と3D番組との間の変化および3D眼鏡4の使用有無の変化があればこれらに対応する。ステップS30では録画再生開始操作の有無をチェックしている。そして、ステップS30で録画再生開始操作が検知されたときもステップS10に戻り、以下、ステップS30で録画再生開始操作が検知される毎にステップS10からステップS30を繰り返し、録画再生開始された番組の2D番組と3D番組との間の変化および3D眼鏡4の使用有無の変化に対応する。
【0031】
一方、ステップ30で録画再生開始操作が検知されないときはステップS32に進み、電源オフ操作の有無をチェックする。そして電源オフ操作が検知されないときはステップS6に戻る。以下、ステップS32で電源オフ操作が検知されない限りステップS6からステップS32を繰り返し、番組の表示を継続するとともに、3D眼鏡4の新規登録操作、チャンネル変更操作、および録画再生開始操作に対応する。なお、この繰り返しの中では眼鏡収納部36または38からの3D眼鏡4の取り出しおよびその使用開始にも対応できる。さらに注目すべきは、フローの繰り返しの中でステップS18に至るたびに登録済変調反射の受光が検知され、3D眼鏡4をかけるかかけないかで3D番組の表示が自動的に3D表示と2D表示の間で切換わることである。これにより3D表示に疲れたときは随時3D眼鏡4をはずすことができるとともに、3D眼鏡4をかければ随時3D表示の鑑賞に戻ることができる。但し、実施例におけるステップS18の検知は誰か一人でも3D眼鏡4をかけているとステップS20に進むものなので、ステップS24への移行による2D表示への自動切換には鑑賞者全員の合意が必要である。
【0032】
一方、ステップ32で電源オフ操作が検知されたときはステップS34の電源オフ処理を行ってフローを終了する。なお、ステップS34の電源オフ処理は、紛失防止のために3D眼鏡4の収納勧告を含む処理であるがその詳細は後述する。
【0033】
図3は、図2のステップS8における眼鏡登録処理の詳細を示すフローチャートである。フローがスタートすると、ステップS42で登録のための同期信号が図1の同期信号発生部26から照射開始される。そしてステップS44で3D眼鏡4の変調反射部40からの変調反射光が変調反射受光部で検知されるかどうかがチェックされる。このとき眼鏡登録操作に先立って新規に登録したい3D眼鏡4をすべて3Dテレビ2の前に置いておくとそれぞれの3D眼鏡4からの変調反射光が受光される。
【0034】
ステップS44で変調反射光が検知されたときは、ステップS46に進み、3D眼鏡4によって異なる変調反射光の一つを選択する。そして、ステップS48でその変調反射光を個別登録してステップS50に移行する。ステップS50では、未登録反射光の有無をチェックし、未登録のものがあればステップS46に戻って次の変調反射光を一つ選択する。このようにして未登録の変調反射光がなくなるまでステップS46からステップS50が繰り返され、3Dテレビ2の前に置かれている全ての3D眼鏡4についてそれぞれ固有の変調反射光の登録を行う。
【0035】
ステップS50で未登録の変調反射光がないことが検知されるとステップS52にステップS進み、登録のための同期信号の照射を停止する。一方、ステップS44で変調反射光の受光が検知されない場合は、直接ステップS52に移行する。通常この場合は、後述の収納登録のために眼鏡登録操作を行った場合に相当する。
【0036】
ステップS54では、眼鏡登録操作が収納登録操作であったかどうかチェックし、該当すればステップS56に進んで、眼鏡収納部36または38に眼鏡が収納されているかどうかをチェックする。そして収納があればステップS58に進み、収納されている3D眼鏡4の一つを選択し、ステップS60に移行する。ステップS60では、選択された3D眼鏡4の変調反射光が登録済みかどうかチェックする。上記のように、同じ3D眼鏡4における変調反射部40と機械的識別部48は同じIDで関係付けられているので、IDの検索により機械的識別部48で識別された3D眼鏡4の反射光が登録済み稼動かチェックが可能である。
【0037】
ステップS60で変調反射光が登録済であることが検知されるとステップS62に進み、その3D眼鏡4の収納位置を個別登録してステップS64に移行する。ステップS64では、収納位置が未登録の3D眼鏡4の有無をチェックし、未登録のものがあればステップS58に戻って収納中の未登録3D眼鏡4の中から次の一つを選択する。一方、ステップS60で反射光登録済が検知できなかった3D眼鏡4の場合はステップS66に進み、変調反射光が未登録である旨を表示するとともにステップS68でその3D眼鏡4を選択対象から排除してステップS58に戻る。従って、変調反射光未登録の3D眼鏡4は収納位置登録されることもない。
【0038】
以上のようにして、ステップS64で収納位置未登録の3D眼鏡4がなくなったことが検知されるまでステップS58からステップS68が繰り返され、眼鏡収納部36または38に収納されている反射光登録済の全ての3D眼鏡4について収納位置の登録が行われる。これによって、どの3D眼鏡4がどの位置に収納されているかが明確となり、例えば個人専用の3D眼鏡4を簡単に収納位置から取り出すことができる。一方、ステップS64において、反射光登録済であって眼鏡収納部36または38に収納された全ての3D眼鏡4の収納位置が登録されたことが検知されるとステップS70に移行する。一方、ステップS54で収納登録操作が検知されなかったとき、またはステップS56において3D眼鏡4の収納が検知されなかったときは直接ステップS70に移行する。
【0039】
ステップS70では、ステップS48によって新規登録されたものを含む変調反射光登録済の3D眼鏡4の総数をカウントする。さらにステップS72では、ステップS62によって新規登録されたものを含む収納位置登録済の3D眼鏡4の総数をカウントしてフローを終了する。なお、ステップS60からステップS68の機能により、変調反射光が登録されていない3D眼鏡4については収納位置の登録も行われないので、ステップS72でカウントされる3D眼鏡4の総数は、ステップS70でカウントされる数の内数となる。
【0040】
図4は、図2のステップS12における3D準備処理の詳細を示すフローチャートである。フローがスタートすると、ステップS82で3D番組鑑賞のための同期信号照射が行われとともにステップS84で登録済の変調反射光が受光されるかどうかがチェックされる。そして変調反射光の受光がないとステップS86に進み、3D番組であってもテレビ画面6に2D画像を表示するようにしてステップS86に進む。ステップS88では、特に設定される案内省略モードかどうかをチェックし、案内表示省略モードの設定のない通常モードであることが検知されると、ステップS90で3D眼鏡を着用すべき案内をテレビ画面6に表示するとともに、同趣旨の案内をスピーカ16からアナウンスしてステップS94に移行する。一方ステップSで案内省略モードの設定が検知されると直接ステップS94に移行する。
【0041】
なお、ステップS84で登録済変調反射光の受光が検知されたときも直接ステップS94に移行する。この場合は、図2において既にステップS6からステップS32の繰り返し状態に入って、3D表示により3D番組の鑑賞を継続している状態に該当する。ステップS94では、テレビ2の本体の眼鏡収納部36に収納されている登録済3D眼鏡4のチェックを行い、同様に、ステップS96においては、外部スピーカ18の眼鏡収納部38に収納されている登録済3D眼鏡4のチェックを行ってフローを終了する。
【0042】
図5は、図2のステップS20における3D表示処理の詳細を示すフローチャートである。フローがスタートすると、ステップS102で案内省略モードの設定有無をチェックし、設定がなければステップS104に進み、3Dモードにて表示が行われていることの案内表示を行うとともに、使用されている3D眼鏡4が登録済でシステムに適合していることの案内表示を行ってステップS108に移行する。一方、ステップS102で案内省略モードの設定が検知されると直接ステップS108に移行する。ステップS108では、番組を3Dにて表示させる。
【0043】
ステップS110では番組途中においてコマーシャルメッセージ(CM)が開始されたかどうかチェックする。そして該当すればステップS112に進んで3Dにて製作されたCMかどうかチェックする。ここで3DのCMでなければステップS114で同期信号を停止するとともに、ステップS116にて2Dモード表示中であることの案内表示を行う。そしてステップS118でCMが終了したかどうかチェックし、終了検知がない限りステップS114からステップS116を繰り返して同期信号の停止と2Dモード中案内表示を継続する。これは、2DのCMが行われている間、同期信号を停止することによって3D眼鏡4の右目用シャッタ8および左目用シャッタ10をともに定常的な光透過状態にして目の疲労回復を図るとともに、2Dモード中であることの案内表示により、鑑賞者が望むならば3D眼鏡4を一時的にはずして休息することを可能とするものである。
【0044】
一方、ステップS118でCM終了が検知されるとステップS120で同期信号の照射を再開し、ステップS122で登録済変調反射の受光有無を検知する。そして、受光が検知されるとステップS124に進み案内省略モード設定の有無を検知する。設定がなければステップS126に進み、3Dモードにて表示が行われていることの案内表示を行うとともに、ステップS128で番組を3Dにて表示させ、フローを終了する。なお、ステップS124で案内省略モードが設定されていれば直接ステップS128に移行する。
【0045】
一方、ステップS122で登録済変調反射光の受光が検知されない場合はステップS130に進み、3D番組が再開してもテレビ画面6に2D画像を表示する。これは、CM中に3D眼鏡4をはずしてかけなおすのを忘れたか、または意図的に3D眼鏡4をかけなかった場合に対応するためである。なお、ステップS130で3D番組が2D表示にされた場合であっても、図2のフローの繰り返しの中の任意の時点で3D眼鏡4がかけなおされ、ステップS18で登録済変調反射受光が検知されれば、図5のステップS108で3D表示が再開される。一方、ステップS110でCM開始が検知されない場合、またはステップS112でCMが3Dのものであった場合は、3D表示を継続して直ちにフローを終了する。
【0046】
図6は、図2のステップS26における番組終了処理の詳細を示すフローチャートである。フローがスタートすると、ステップS132で同じチャンネルにおける次の番組が3D番組であるかどうかチェックする。そして3D番組でなければステップS134に移行し、ステップS22で終了検知された番組が3D番組であったかどうかチェックする。そして3D番組であったときはステップS136に進み、3D眼鏡4の収納を勧告する案内表示をテレビ画面6に表示するとともに同趣旨のアナウンスをスピーカ16から行ってステップS140に移行する。これは、ステップS132からステップS134を経由しステップS136に至った場合は、3D番組の鑑賞の後3D眼鏡4の不要な2D番組に移行した場合に該当するので3D眼鏡の収納忘れによる紛失を防止するためである。一方、ステップS132で次の番組が3Dであるときは3D眼鏡が必要なので直接ステップS140に移行する。また、ステップS134で3D番組が終了したのでなかったときは、それまで3D眼鏡4を使用していたわけではないので直接ステップS140に移行する。
【0047】
ステップS140では、眼鏡収納部36および38からの情報に基づき、未収納の3D眼鏡4の有無を検知する。そして未収納のものがあった場合はステップS142に進み、3D眼鏡4の未収納状態を案内する表示を行ってフローを終了する。一方、ステップS140で未収納の3D眼鏡4がないことが確認されたときは直ちにフローを終了する。このようなステップS140およびステップS142の機能は終了した番組が2Dであっても3Dであっても行われるよう構成し、一つの番組が終了する毎に未収納の3D眼鏡があればこれについて注意喚起し、放置による紛失を防止する。
【0048】
図7は、図2のステップS34における電源オフ処理の詳細を示すフローチャートである。フローがスタートすると、ステップS152において、眼鏡収納部36および38からの情報に基づき、未収納の3D眼鏡4の有無を検知する。そして未収納のものがあった場合はステップS154に進み、3D眼鏡4の収納を勧告するアナウンスをスピーカ16から行う。さらに、ステップS156において3D眼鏡4の未収納状態を案内する表示を行ってステップS158に移行する。
【0049】
ステップS158では、ステップS32における電源オフ操作から所定時間が経過したかどうかチェックし、時間経過がなければステップS152に戻る。以下、所定時間の経過がステップS158で検知されない限りステップS152からステップS158を繰り返して3D眼鏡4の収納を勧告するアナウンスと表示を継続する。一方、ステップS158で所定時間の経過が検知されるとステップS160に進み、3D眼鏡4の収納を勧告するアナウンスを停止するとともに、ステップS156において3D眼鏡4の未収納状態を案内する表示を停止してステップS164に移行する。一方、ステップS152で未収納の3D眼鏡4がないことが確認された場合は直ちにステップS164に移行する。そしてステップS164では電源オフを実行してフローを終了する。
【0050】
3D眼鏡4は3D番組の鑑賞に不可欠であり、万一紛失するとせっかく3D番組が放送されてもこれを楽しむことができない。上記の種々の特徴は、このような3D眼鏡4紛失リスクを種々の観点から低減するとともに、3Dテレビ2と3D眼鏡4の連携を高め、テレビ鑑賞者にとってより使い易い3Dテレビシステムを提供するものである。
【0051】
なお、以上の本発明の種々の特徴の実施は、上記実施例による実施に限るものではなく、その利点を享受できる限り広く他の実施態様が可能である。例えば、3D眼鏡4に変調反射部40を設けず、3Dテレビ3側で3D眼鏡4を使用中であることの情報を無線で受信できないような簡便な構成をとることも可能である。この場合、眼鏡収納部36に眼鏡が収納されていることの簡便な機械的検知により、間接的に3D眼鏡4が使用されていないものとみなすことができる。このとき、図2のステップS18、図4のステップS84、および図6のステップS122における「登録済変調反射項受光?」のステップを「全ての3D眼鏡収納中?」に代えて構成し、これによって3D番組であってもこれを2D表示することができる。
【産業上の利用可能性】
【0052】
本発明は、眼鏡を使用する3Dテレビシステムに適用できる。
【符号の説明】
【0053】
2 映像鑑賞装置
4 眼鏡
12、20 映像情報出力部
6 映像表示部
14 映像出力部
36、38、46 検知部
22 制御部
46 無線による検知部
52 同期信号送信部
36、38 収納部
22、24、36、38、46 登録手段
6、16、14、22 勧告部
16 音声出力部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
眼鏡を用いて鑑賞する3次元映像コンテンツを提供する映像情報提供部と、映像表示部と、前記3次元映像コンテンツを3次元映像として前記映像表示部に出力するとともに前記3次元映像コンテンツを2次元映像として前記映像表示部に出力することが可能な映像出力部と、眼鏡の使用状態を検知する検知部と、前記検知部の検知に基づき、眼鏡が使用されているときは前記3次元映像コンテンツを3次元映像として前記映像表示部に出力するとともに眼鏡が使用されていないときは前記3次元映像コンテンツを2次元映像として前記映像表示部に出力するよう前記映像出力部を制御する制御部とを有することを特徴とする映像鑑賞装置。
【請求項2】
前記検知部は、眼鏡から無線で眼鏡使用状態の情報を受信することを特徴とする請求項1記載の映像鑑賞装置。
【請求項3】
眼鏡に3次元映像鑑賞のための同期信号を送信する同期信号送信部を有し、前記検知部は前記同期信号の送信に応答して眼鏡から眼鏡使用状態の情報を受信することを特徴とする請求項2記載の映像鑑賞装置。
【請求項4】
前記検知部は、前記同期信号の眼鏡からの反射を検知することを特徴とする請求項3記載の映像鑑賞装置。
【請求項5】
眼鏡の収納部を有し、前記検知部は前記収納部における眼鏡の収納状態を検知することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の映像鑑賞装置。
【請求項6】
前記検知部は、複数の眼鏡の内から個々の眼鏡を識別することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の映像鑑賞装置。
【請求項7】
識別のために個々の眼鏡を登録する登録手段を有することを特徴とする請求項6記載の映像鑑賞装置。
【請求項8】
前記映像情報提供部から3次元映像情報が提供されるとき前記検知部の検知に基づいて眼鏡の使用を勧告する勧告部を有することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の映像鑑賞装置。
【請求項9】
前記検知部の検知に基づいて眼鏡の収納を勧告する勧告部を有することを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の映像鑑賞装置。
【請求項10】
2次元映像コンテンツおよび眼鏡を用いて鑑賞する3次元映像コンテンツを提供することが可能な映像情報提供部と、映像表示部と、前記2次元映像コンテンツおよび前記3次元映像コンテンツを前記映像表示部に出力することが可能な映像出力部と、眼鏡に3次元映像鑑賞のための同期信号を送信する同期信号送信部と、前記映像情報提供部から提供される3次元映像コンテンツに2次元映像コンテンツが混在するとき前記同期信号送信部からの同期信号の送信を停止する制御部とを有することを特徴とする映像鑑賞装置。
【請求項11】
前記2次元映像コンテンツは、3次元映像コンテンツに挿入されるコマーシャルメッセージであることを特徴とする請求項10記載の映像鑑賞装置。
【請求項12】
前記映像出力部は、前記映像情報提供部から提供される3次元映像コンテンツに2次元映像コンテンツが混在するとき2次元画像である旨の案内を前記映像表示部に表示することを特徴とする請求項10または11記載の映像鑑賞装置。
【請求項13】
眼鏡を用いて鑑賞する3次元映像コンテンツを提供する映像情報提供部と、映像表示部と、前記3次元映像コンテンツを前記映像表示部に出力する映像出力部と、眼鏡の収納部とを有することを特徴とする映像鑑賞装置。
【請求項14】
前記収納部は、眼鏡の収納状態を検知することを特徴とする請求項13記載の映像鑑賞装置。
【請求項15】
眼鏡が不要のとき前記収納部への眼鏡の収納を勧告する勧告部を有することを特徴とする請求項13または14記載の映像鑑賞装置。
【請求項16】
前記勧告部は、前記検知部が眼鏡の収納を検知しないとき勧告を行うことを特徴とする請求項14記載の映像鑑賞装置。
【請求項17】
前記勧告部は、前記勧告を前記映像表示部に表示することを特徴とする請求項15または16記載の映像鑑賞装置。
【請求項18】
音声出力部を有し、前記勧告部は前記勧告を前記音声出力部から出力することを特徴とする請求項15から17のいずれかに記載の映像鑑賞装置。
【請求項19】
前記勧告部は、映像コンテンツ終了時に前記勧告を行うことを特徴とする請求項15から18のいずれかに記載の映像鑑賞装置。
【請求項20】
前記勧告部は、映像鑑賞装置の使用終了時に前記勧告を行うことを特徴とする請求項15から19のいずれかに記載の映像鑑賞装置。
【請求項21】
眼鏡を用いて鑑賞する3次元映像コンテンツを提供する映像情報提供部と、映像表示部と、前記3次元映像コンテンツを前記映像表示部に出力する映像出力部と、眼鏡が不要のとき眼鏡の保管を勧告する勧告部を有することを特徴とする映像鑑賞装置。
【請求項22】
前記映像情報低胸部は2次元映像コンテンツおよび眼鏡を用いて鑑賞する3次元映像コンテンツを提供することが可能であり前記映像出力部は前記2次元映像コンテンツおよび前記3次元映像コンテンツを前記映像表示部に出力することが可能であるとともに、前記勧告部は、前記2次元映像コンテンツが前記映像表示部に出力されるとき前記勧告を行うことを特徴とする請求項21記載の映像鑑賞装置。
【請求項23】
前記勧告部は、映像コンテンツ終了時に前記勧告を行うことを特徴とする請求項21または22記載の映像鑑賞装置。
【請求項24】
前記勧告部は、映像鑑賞装置の使用終了時に前記勧告を行うことを特徴とする請求項21から23のいずれかに記載の映像鑑賞装置。
【請求項25】
眼鏡を用いて鑑賞する3次元映像コンテンツを提供する映像情報提供部と、映像表示部と、前記3次元映像コンテンツを前記映像表示部に出力する映像出力部と、複数の眼鏡を識別する識別部とを有することを特徴とする映像鑑賞装置。
【請求項26】
前記識別部は、無線により複数の眼鏡を識別することを特徴とする請求項25記載の映像鑑賞装置。
【請求項27】
前記識別部は、機械的接触により複数の眼鏡を識別することを特徴とする請求項25または26記載の映像鑑賞装置。
【請求項28】
2次元映像コンテンツおよび眼鏡を用いて鑑賞する3次元映像コンテンツを提供することが可能な映像情報提供部と、映像表示部と、前記2次元映像コンテンツおよび前記3次元映像コンテンツを前記映像表示部に出力することが可能な映像出力部と、前記映像情報提供部から3次元映像情報が提供されるとき眼鏡の使用を勧告する勧告部とを有することを特徴とする映像鑑賞装置。
【請求項29】
眼鏡の使用状態を検知する検知部を有し、前記勧告部は前記検知部の検知に基づいて眼鏡の使用を勧告することを特徴とする請求項28記載の映像鑑賞装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−135238(P2011−135238A)
【公開日】平成23年7月7日(2011.7.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−291605(P2009−291605)
【出願日】平成21年12月23日(2009.12.23)
【出願人】(706000296)
【出願人】(508278745)NL技研株式会社 (21)
【Fターム(参考)】