説明

景品交換システム

【課題】いわゆるワゴンサービスにおける景品交換処理を極力簡易なものとする。
【解決手段】ICタグ1は景品に対応して設けられており、景品交換情報を記憶する景品交換情報記憶手段6と、交換遊技媒体数が記憶されている交換遊技媒体数記憶手段とを有し、ユニット2は景品交換情報の入力を受け付ける入力手段12と、交換遊技媒体数を読み取り可能でまた景品交換情報をICタグ1に書き込む読み取り書き込み手段9と、持玉数を記憶する持玉数情報記憶手段10と、持玉数から交換遊技媒体数を減算し減算後の持玉数を持玉数情報記憶手段10に記憶させる制御を行う制御手段11とを有し、POS4は景品交換情報を読み取る読み取り手段22を有し、サーバ3は景品情報を記憶するサーバ景品情報記憶手段21と、景品交換情報又は景品情報に基づいて、サーバ景品情報記憶手段21に記憶されている景品情報を更新するサーバ演算手段20とを有する構成とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、景品と、その景品との交換の対価として遊技媒体を用いる景品交換システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、荷台に小景品を載せて従業員が遊技場内を巡回し、遊技者に呼び止められたらその場で小景品と、当該小景品との交換に必要な量の遊技媒体とを交換する、いわゆるワゴンサービスが行われている。しかしながら、近年、遊技機近傍に計数機を設け、遊技の結果得たパチンコ玉等の遊技媒体をその計数機で計数して、その計数データを会員カード等の記憶媒体を介して保有する、いわゆる各台計数機システムが広まりつつある。この各台計数機システムでは、上述したようにパチンコ玉を各台計数機で計数して計数データとしてしまうため、ワゴンサービスでの景品交換に不便が生じていた。
【0003】
なお、遊技機の上皿等にパチンコ玉等の遊技媒体が残っていれば、それを用いることで従来と同様のワゴンサービスを遊技場が提供することができるが、小景品との交換に必要な玉数が遊技機の上皿等に残っていることが条件となり、ワゴンサービスの提供が限定的となって、遊技者に対するサービスの質の低下が懸念される。一方、従来から例えば、特許文献1に示すように、携帯端末装置(ハンディターミナル)を用いて景品交換を行う技術が知られている。
【特許文献1】特開2006−325929号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、この特許文献1に示すものでは、ハンディターミナルを必要とするため、装置のコストが高くなる。また、交換に際してハンディターミナルに必要な情報を入力しなければならないため、極力短時間で済ませるべき小景品の交換に時間がかかるものとなり、遊技者の遊技に対する興趣を減殺しかねないという課題を有している。
【0005】
そこで本発明は、上記課題に鑑み、いわゆるワゴンサービスにおける景品交換処理を極力簡易なものとすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するため、請求項1の発明では、記憶媒体と、この記憶媒体と通信可能であり、遊技機に対応して設けられている情報処理装置と、各情報処理装置と通信可能に接続されている管理装置と、管理装置の端末装置である景品交換処理装置とからなる景品交換システムであって、
前記記憶媒体は、
景品に対応して設けられており、
景品交換情報を記憶する景品交換情報記憶手段と、
景品交換に必要な交換遊技媒体数が記憶されている交換遊技媒体数記憶手段とを有し、
前記情報処理装置は、
景品交換情報の入力を受け付ける入力手段と、
前記記憶媒体から交換遊技媒体数を読み取り可能な読み取り手段と、
前記遊技機での遊技の結果、遊技者の保有となった遊技媒体数である持玉数を記憶する持玉数情報記憶手段と、
前記持玉数情報記憶手段に記憶されている持玉数から、前記読み取り手段により読み取られた交換遊技媒体数を減算し、減算後の持玉数を前記持玉数情報記憶手段に記憶させる制御を行う制御手段と、
前記入力手段で受け付けた景品交換情報を前記記憶媒体に書き込む書き込み手段とを有し、
前記景品交換処理装置は、
前記記憶媒体から前記景品交換情報を読み取る読み取り手段を有し、
前記管理装置は、
景品情報を記憶する景品情報記憶手段と、
前記景品交換処理装置から受信した前記景品交換情報又は景品情報に基づいて、前記景品情報記憶手段に記憶されている景品情報を更新する演算手段とを有する、景品交換システムとした。
【0007】
また、請求項2の発明では、記憶媒体と、この記憶媒体と通信可能であり、遊技機に対応して設けられている情報処理装置と、各情報処理装置と通信可能に接続されている管理装置と、管理装置の端末装置である景品交換処理装置とからなる景品交換システムであって、
前記記憶媒体は、
景品に対応して設けられており、
景品交換情報を記憶する景品交換情報記憶手段と、
景品交換に必要な交換遊技媒体数が記憶されている交換遊技媒体数記憶手段とを有し、
前記情報処理装置は、
景品交換情報の入力を受け付ける入力手段と、
前記記憶媒体から交換遊技媒体数を読み取り可能な読み取り手段と、
前記遊技機での遊技の結果、遊技者の保有となった遊技媒体数である持玉数を記憶する持玉数情報記憶手段と、
前記持玉数情報記憶手段に記憶されている持玉数から、前記読み取り手段により読み取られた交換遊技媒体数を減算し、減算後の持玉数を前記持玉数情報記憶手段に記憶させる制御を行う制御手段と、
前記入力手段で受け付けた景品交換情報を前記記憶媒体に書き込む書き込み手段とを有し、
前記管理装置は、
景品情報を記憶する景品情報記憶手段を有し、
前記景品交換処理装置は、
前記記憶媒体から景品交換情報を読み取る読み取り手段と、
前記管理装置から前記景品情報を受信して記憶する記憶手段と、
前記読み取り手段によって読み取った景品交換情報と景品情報とに基づいて、景品情報の更新処理を行う更新処理手段とを有する、景品交換システムとした。
【0008】
また、請求項3の発明では、前記景品交換処理装置は、前記管理装置と通信不可能状態のときに行われた前記景品情報の更新処理に関する情報を、前記管理装置と通信可能状態となったときに送信するために記憶する復帰時送信用情報記憶手段と、を更に有し、前記管理装置は、前記更新処理に関する情報を前記景品交換処理装置から受信すると、当該更新処理に関する情報に基づいて景品情報を更新する処理を行う、請求項2に記載の景品交換システムとした。
【0009】
また請求項4の発明では、記憶媒体と、この記憶媒体と通信可能であり、遊技機に対応して設けられている情報処理装置と、各情報処理装置と通信可能に接続されている管理装置と、管理装置の端末装置である景品交換処理装置とからなる景品交換システムであって、
前記記憶媒体は、
景品に対応して設けられており、
景品交換情報が記憶されている景品交換情報記憶手段と、
景品交換に必要な交換遊技媒体数が記憶されている交換遊技媒体数記憶手段とを有し、
前記情報処理装置は、
前記記憶媒体から交換遊技媒体数を読み取り可能な読み取り手段と、
前記遊技機での遊技の結果、遊技者の保有となった遊技媒体数である持玉数を記憶する持玉数情報記憶手段と、
前記持玉数情報記憶手段に記憶されている持玉数から、前記読み取り手段により読み取られた交換遊技媒体数を減算し、減算後の持玉数を前記持玉数情報記憶手段に記憶させる制御を行う制御手段とを有し、
前記景品交換処理装置は、
前記記憶媒体から前記景品交換情報を読み取る読み取り手段を有し、
前記管理装置は、
景品情報を記憶する景品情報記憶手段と、
前記景品交換処理装置から受信した前記景品交換情報又は景品情報に基づいて、前記景品情報記憶手段に記憶されている景品情報を更新する演算手段とを有する、景品交換システムとした。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、持玉が計数データ化されている場合であっても、いわゆるワゴンサービスにおける景品交換処理を極力簡易な操作で行うことができ、便宜である。また本発明によれば、情報処理装置と管理装置との通信状態に関わらず、いわゆるワゴンサービスにおける景品交換を当該遊技者の持玉から行うことができ、便宜である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明は、記憶媒体と、この記憶媒体と通信可能であり、遊技機に対応して設けられている情報処理装置と、各情報処理装置と通信可能に接続されている管理装置と、管理装置の端末装置である景品交換処理装置とからなる景品交換システムであって、前記記憶媒体は、景品に対応して設けられており、景品交換情報を記憶する景品交換情報記憶手段と、景品交換に必要な交換遊技媒体数が記憶されている交換遊技媒体数記憶手段とを有し、前記情報処理装置は、景品交換情報の入力を受け付ける入力手段と、前記記憶媒体から交換遊技媒体数を読み取り可能な読み取り手段と、前記遊技機での遊技の結果、遊技者の保有となった遊技媒体数である持玉数を記憶する持玉数情報記憶手段と、前記持玉数情報記憶手段に記憶されている持玉数から、前記読み取り手段により読み取られた交換遊技媒体数を減算し、減算後の持玉数を前記持玉数情報記憶手段に記憶させる制御を行う制御手段と、前記入力手段で受け付けた景品交換情報を前記記憶媒体に書き込む書き込み手段とを有し、前記景品交換処理装置は、前記記憶媒体から景品交換情報を読み取る読み取り手段を有し、前記管理装置は、景品情報を記憶する景品情報記憶手段と、前記景品交換処理装置から受信した景品交換情報又は景品情報に基づいて、前記景品情報記憶手段に記憶されている景品情報を更新する演算手段とを有する構成とすることによって、持玉が計数データ化されている場合であっても、いわゆるワゴンサービスにおける景品交換処理を極力簡易な操作で行うことができ、便宜である。
【実施例1】
【0012】
図1は、景品交換システムAの全体を示す概念図である。景品交換システムAは、記憶媒体の一例としてのICタグ1と情報処理装置の一例としてのユニット2と管理装置の一例としてのサーバ3と景品交換処理装置の一例としてのPOS4とから構成されている。ユニット2とサーバ3、サーバ3とPOS4は通信回線を通じて接続されており、通常は情報及び信号の送受信が可能である。ICタグ1は、内部に情報を書込み、また内部に記憶された情報を読出すことのできる媒体であればよく、例えば、集積回路を組み込んだICカード、ICコイン等でも実現可能であり、また磁気テープを用いたタグ、カード、コイン等でも実現可能である。特に、ICタグ1は、ICタグ1に割り振られた固有の識別情報を記憶する識別情報記憶手段5と景品交換情報記憶手段6を有している。景品交換情報記憶手段6は、景品コード、景品名称等の景品交換情報を記憶する。なお、景品名称は当該景品の具体的名称を示しており、景品コードは遊技場における管理上、各景品を識別するための文字、図形、記号又はこれらの組み合わせからなる情報である。
【0013】
ユニット2は、図2に示すように遊技場に複数設けられた各遊技機7に対応して設けられている台間機であり、現金が投入されると一定の遊技媒体を貸し出す、遊技媒体貸出機としての機能、及び遊技の結果遊技者の保有となった、いわゆる持玉を払い出す機能も備えている。
【0014】
ユニット2は、図2に示すように夫々計数機8と接続されている。計数機8は遊技機7から払い出された遊技媒体を計数し、所定のタイミングで計数結果をユニット2の持玉数情報記憶手段10に送信し、持玉数情報記憶手段10はこれらの計数結果を順次受信して、持玉数を累積的に記憶する。なお、同様にこれらの計数結果はサーバ3のサーバ持玉数情報記憶手段19にも所定のタイミングで送信され、サーバ持玉数情報記憶手段19にも各ユニット2の持玉数が記憶されている。また、ユニット2は読み取り書き込み手段9、持玉数情報記憶手段10、制御手段11、入力手段12、表示手段13、識別情報記憶手段14、識別情報認証手段15、書き込み用情報記憶手段16、復帰時送信用情報記憶手段17、送信用情報記憶手段18を備えている。
【0015】
読み取り書き込み手段9は、ICタグ1と有線又は無線通信を行い、ICタグ1の識別情報記憶手段5に記憶されている識別情報を読み取るとともに、景品交換情報記憶手段6に景品コード、景品名称等の景品交換情報を書き込む。
【0016】
持玉数情報記憶手段10は、例えば、大容量メモリーとして機能するハードディスク(HD)を用いることができる。持玉数情報記憶手段10は、遊技者が遊技機7で遊技の結果、獲得した遊技媒体数及び現金を投入して遊技者がユニット2から貸出を受けた遊技媒体数を合算した遊技媒体数、当該遊技者のいわゆる持玉数が記憶されている。
【0017】
制御手段11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)により構成することができる。特に、書き込み用情報記憶手段16に、入力された景品交換情報を記憶させ、送信用情報記憶手段18にユニット2の装置番号及び減算後の持玉数を記憶させる。また制御手段11は、入力された交換遊技媒体数を受信し、持玉数情報記憶手段10に記憶されている持玉数を呼び出して、当該持玉数から交換遊技媒体数を減算して減算後の持玉数を算出し、当該減算後の持玉数を持玉数情報記憶手段10に更新して記憶させる。また、書き込み用情報記憶手段16に記憶されている景品名等の景品交換情報をICタグ1の景品交換情報記憶手段6に記憶させる。また、復帰時送信用情報記憶手段17及び送信用情報記憶手段18からユニット2の装置番号と減算後の持玉数を呼び出して、サーバ3に送信する。また、種々の情報をユニット2の表示手段13に表示させる。更に、復帰時送信用情報記憶手段17に減算後の持玉数とユニット2の装置番号を記憶する。
【0018】
入力手段12は、遊技場の従業員等から情報を受け付ける、例えばテンキー、タッチパネル等で構成されている。少なくとも入力手段12は、交換遊技媒体数、景品名称・景品コード等の景品交換情報の入力を受け付ける機能を満たすように構成されている。
【0019】
表示手段13は、各種の情報、例えば遊技に関する情報や遊技機7の稼働情報を表示したり、ユニット2を制御するコマンドやそれに対する応答出力等を表示したりする、CRT、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、モニタ、セグメント等である。特に、表示手段13は持玉数情報記憶手段10に記憶されている持玉数、処理完了、エラー等を表示する。
【0020】
識別情報記憶手段14は、例えば、大容量メモリーとして機能するハードディスク(HD)を用いることができ、当該遊技場で用いられている全てのICタグ1の識別情報が記憶されている。
【0021】
識別情報認証手段15は、例えば、CPU(Central Processing Unit)により構成することができる。特に識別情報認証手段15は、識別情報記憶手段14から各ICタグ1の識別情報を呼び出して、受信した識別情報と一致するか否か認証する。
【0022】
書き込み用情報記憶手段16、復帰時送信用情報記憶手段17、送信用情報記憶手段18は、例えば、大容量メモリーとして機能するハードディスク(HD)を用いることができる。書き込み用情報記憶手段16は特に、ICタグ1の景品交換情報記憶手段6に書き込む景品コード、景品名称等の景品交換情報を記憶する。復帰時送信用情報記憶手段17及び送信用情報記憶手段18は、サーバ3に送信するために、減算後の持玉数及びユニット2の装置番号を記憶する。
【0023】
サーバ3は、プログラム制御により動作するコンピュータであり、特にサーバ演算手段20、サーバ持玉数情報記憶手段19、サーバ景品情報記憶手段21を備えている。
【0024】
サーバ演算手段20は、例えば、CPU(Central Processing Unit)により構成することができる。サーバ演算手段20は特に、ユニット2から景品交換情報を受信し、当該景品交換情報を基にサーバ景品情報記憶手段21内を検索し、該当する景品情報を特定し、景品情報の在庫数から1を減ずるとともに売上数に1を加えて景品情報を更新する。なお、在庫数の存在しない景品(例えば当該遊技場でドリップしたコーヒー等)については、在庫数からの減算は行わず、売上数への加算更新のみ行う。そして、更新後の景品情報をPOS4に送信する。また、ユニット2から受信した当該ユニット2の装置番号に基づき、サーバ持玉数情報記憶手段19内を検索し、当該ユニット2の持玉数を特定する。更に、特定した当該ユニット2の持玉数を、受信した減算後の持玉数に更新して記憶させ、処理完了通知をユニット2に送信する。
【0025】
サーバ持玉数情報記憶手段19は例えば、大容量メモリーとして機能するハードディスク(HD)を用いることができる。サーバ持玉数情報記憶手段19は特に、遊技場に設けられた各ユニット2の持玉数を所定のタイミングで受信し、持玉数情報を更新して記憶する。
【0026】
サーバ景品情報記憶手段21は、例えば、大容量メモリーとして機能するハードディスク(HD)を用いることができる。サーバ景品情報記憶手段21は特に、図9に示すように、景品コード及び景品名称毎に区分けされて、単価情報、交換数、在庫数、売上数等の景品情報が記憶されている。従って例えば、景品コードを基に検索すれば、当該景品コードから、景品名称「タバコA」、単価「130円」、交換数「パチンコ玉1個=1円の場合130個、メダル1枚=5円の場合26枚」、在庫数「456個」等の情報を導き出すことができる。なお、単価情報は当該景品1個あたりの価格を示す。交換数は、当該景品をどの程度の量のパチンコ玉又はスロットマシン用のメダルと交換するかを示している。在庫数は当該景品の残存数であり、売上数はここではその日のその時点における当該景品の出庫数を示している。すなわち、景品情報が更新され、ある景品の売上数が増加すると、これに比例して在庫数は減少する。
【0027】
POS4は、景品交換の実績を単品単位で集計する、いわゆる遊技場用のPOSであり、サーバ3の端末装置としての役割を持つ装置である。POS4は特に、表示手段13、読み取り手段22、POS制御手段23、識別情報記憶手段14、識別情報認証手段15、復帰時送信用情報記憶手段24、POS景品情報記憶手段25を備えている。
【0028】
読み取り手段22は、ICタグ1と有線又は無線通信を行い、ICタグ1の景品交換情報記憶手段6に記憶されている景品コード、景品名称等の景品交換情報を読み取る。
【0029】
POS制御手段23は、例えば、CPU(CentralProcessing Unit)により構成することができる。POS制御手段23は特に、ICタグ1の景品交換情報記憶手段6に記憶されている景品交換情報を、読み取り手段22を通じて受信し、サーバ3に送信する。またPOS4とサーバ3間が通信不能なオフラインの状態である場合には、ICタグ1の景品交換情報記憶手段6に記憶されている景品交換情報を受信すると、当該景品交換情報を基に、POS景品情報記憶手段25内を検索し、該当する景品情報を特定し、当該景品情報の在庫数から1を減じると共に売上数に1を加算して、景品情報を更新する。なお、在庫数の存在しない景品(例えば当該遊技場でドリップしたコーヒー等)については、在庫数からの減算は行わず、売上数への加算更新のみ行う。そして更新した景品情報を復帰時送信用情報記憶手段24にいったん記憶し、POS4とサーバ3間が通信可能なオンラインの状態に復帰した場合に、適宜、更新した景品情報をサーバ3に送信する。
【0030】
復帰時送信用情報記憶手段24及びPOS景品情報記憶手段25は、例えば、大容量メモリーとして機能するハードディスク(HD)を用いることができる。復帰時送信用情報記憶手段24は特に、更新した景品情報を記憶する。
【0031】
POS景品情報記憶手段25は特に、サーバ景品情報記憶手段21と同様に、景品コード及び景品名称毎に区分けされ、単価情報、交換数、在庫数等の景品情報が記憶されている。
【0032】
前述したように、本実施例では識別情報記憶手段14及び識別情報認証手段15を各ユニット2及び各POS4に夫々設ける構成とした。そのため図3に示すように、遊技者がいない遊技場の開店前や閉店後の所定のタイミングで、サーバ3から当該遊技場で使用している全てのICタグ1の識別情報を送信して、各ユニット2及び各POS4の識別情報記憶手段14に更新して記憶させる。なお、識別情報の認証はこの方法に限られるものではなく、例えば各ユニット2や各POS4とサーバ3とがオンラインのときはサーバ3で認証を行い、オフラインとなった場合は各ユニット2や各POS4において認証を行う構成としたり、各ユニット2や各POS4には識別情報記憶手段14及び識別情報認証手段15を設けず、ユニット2やPOS4で読み取った識別情報をサーバ3に送信し、サーバ3内で認証を行う構成としても良い(この場合はサーバ3とのオフライン時は認証を行わずに処理を進める構成とすることができる)。
【0033】
次に、景品交換システムAの具体的な処理の流れを図4〜図8を用いて説明する。まず図4に示すように、ユニット2の読み取り書き込み手段9にICタグ1を翳すと、読み取り書き込み手段9はICタグ1に記憶されている識別情報を読み取り(S101)、識別情報を受信した識別情報認証手段15は、識別情報記憶手段14に記憶されている各識別情報を呼び出して、受信した識別情報と一致するか否か認証する(S102)。認証の結果、一致した場合には、識別情報認証手段15は、認証完了信号を制御手段11に送信する。一方、不一致の場合には、識別情報認証手段15はエラー信号を制御手段11に送信し、再度ICタグ1を読み取り書き込み手段9に翳す旨を表示手段13に表示させる。次に、認証完了信号を受信した制御手段11は、景品コードや景品名等の景品交換情報を入力する旨を表示手段13に表示させる。その表示を見た遊技場の従業員等は、入力手段12のテンキー等を用いて、景品名称、景品コード等の景品交換情報を入力する(S103)。景品交換情報の入力を受け付けると、制御手段11は、書き込み用情報記憶手段16に景品交換情報を記憶させる。そして制御手段11は、当該景品と交換する対価として必要な交換遊技媒体数を入力する旨を表示手段13に表示させる。その表示を見た遊技場の従業員等は、入力手段12のテンキー等を用いて、交換遊技媒体数を入力する(S104)。交換遊技媒体数の入力を受け付けると、入力された交換遊技媒体数を受信した制御手段11は、持玉数情報記憶手段10に記憶されている持玉数を呼び出して、当該持玉数から交換遊技媒体数を減算して減算後の持玉数を算出し(S105)、当該持玉数を持玉数情報記憶手段10に更新して記憶させると共に(S106)、減算後の持玉数を送信用情報記憶手段18に記憶させる。また制御手段11は、当該ユニット2の装置番号を送信用情報記憶手段18に記憶させる。
【0034】
次に制御手段11は、ICタグ1を翳す旨を表示手段13に表示させる。その表示を見た遊技場の従業者等は、ICタグ1を読み取り書き込み手段9に翳す。読み取り書き込み手段9を通じて、識別情報記憶手段5に記憶されている識別情報を読み取り(S107)、識別情報を受信した識別情報認証手段15は、識別情報記憶手段14に記憶されている各識別情報を呼び出して、受信した識別情報と一致するか否か認証する(S108)。認証の結果、一致した場合には、識別情報認証手段15は、認証完了信号を制御手段11に送信する。一方、不一致の場合には、識別情報認証手段15はエラー信号を制御手段11に送信し、再度ICタグ1を読み取り書き込み手段9に翳す旨を表示手段13に表示させる。認証完了信号を受信した制御手段11は、書き込み用情報記憶手段16に記憶されている景品名称、景品コード等の景品交換情報をICタグ1の景品交換情報記憶手段6に記憶させる(S109)。
【0035】
そして制御手段11は、送信用情報記憶手段18からユニット2の装置番号と減算後の持玉数を呼び出して、サーバ3に送信する(S110)。ユニット2とサーバ3とが通信可能なオンラインの状態になっている場合には、図5に示すように、サーバ3のサーバ演算手段20は、ユニット2の装置番号を受信して、当該装置番号に基づき、サーバ持玉数情報記憶手段19内を検索し、当該ユニット2の持玉数を特定する(S201)。そして減算後の持玉数を受信して、当該持玉数を当該ユニット2の持玉数としてサーバ持玉数情報記憶手段19に更新して記憶する(S202)。その後、処理完了通知をユニット2に送信する(S203)。処理完了通知を受信した(S111)ユニット2の制御手段11は処理完了通知と減算後の最新の持玉数を表示手段13に表示させる(S112)。
【0036】
一方、制御手段11がユニット2の装置番号と減算後の持玉数をサーバ3に送信した結果、ユニット2とサーバ3とが通信不能なオフラインの状態になっており、送信に失敗した場合には(S110で送信が出来なかった場合。つまりS113でNOの場合。)、復帰時送信用情報記憶手段17に減算後の持玉数とユニット2の装置番号を記憶するとともに、減算後の持玉数を表示手段13に表示させる。その後、ユニット2とサーバ3とが通信可能なオンラインの状態に復帰した場合には復帰時送信用情報記憶手段17から減算後の持玉数とユニット2の装置番号を呼び出して、サーバ3に送信する。サーバ3のサーバ演算手段20は、図6に示すように、ユニット2の装置番号を受信して(S301)、当該装置番号に基づき、サーバ持玉数情報記憶手段19内を検索し、当該ユニット2の持玉数を特定する(S302)。そして減算後の持玉数を受信して、当該持玉数を当該ユニット2の持玉数としてサーバ持玉数情報記憶手段19に更新して記憶する(S303)。
【0037】
次に遊技場の従業員等は図7に示すように、景品交換情報記憶手段6に景品交換情報が記憶されたICタグ1を、POS4の読み取り手段22に翳す。読み取り手段22を通じて、ICタグ1の識別情報記憶手段5に記憶されている識別情報を受信したPOS4の識別情報認証手段15は(S401)、識別情報記憶手段14に記憶されている各識別情報を呼び出して、受信した識別情報と一致するか否かの認証をする(S402)。認証の結果、一致した場合には、識別情報認証手段15は、認証完了信号をPOS制御手段23に送信する。一方、不一致の場合には、識別情報認証手段15はエラー信号をPOS制御手段23に送信し、再度ICタグ1を読み取り手段22に翳す旨をPOS4の表示手段13に表示させる(S403)。そしてPOS4とサーバ3間が通信可能なオンラインの状態である場合には、認証完了信号を受信したPOS制御手段23は、ICタグ1の景品交換情報記憶手段6に記憶されている景品交換情報を、読み取り手段22を通じて受信し(S404)、サーバ3に送信する(S405)。景品交換情報を受信したサーバ演算手段20は(S406)、当該景品交換情報を基にサーバ景品情報記憶手段21内を検索し、該当する景品情報を特定し(S407)、当該景品情報の在庫数から1を減じるとともに売上数に1を加えて景品情報を更新する(S408)。そして、更新後の景品情報をPOS4に送信し(S409)、POS制御手段23はPOS景品情報記憶手段25に、更新後の景品情報を記憶する(S410)。
【0038】
一方、POS4とサーバ3間が通信不能なオフラインの状態である場合(ステップS405でサーバ3への送信に失敗した場合)には図8に示すように、認証完了信号を受信したPOS制御手段23は、ICタグ1の景品交換情報記憶手段6に記憶されている景品交換情報を、読み取り手段22を通じて受信し(S501)、景品交換情報を基に、POS景品情報記憶手段25内を検索し、該当する景品情報を特定し(S502)、当該景品情報の在庫数から1を減じると共に売上数に1を加えて景品情報を更新する(S503)。そして更新した景品情報を復帰時送信用情報記憶手段24にいったん記憶し(S504)、POS4とサーバ3間が通信可能なオンラインの状態に復帰した場合に、適宜、更新した景品情報をサーバ3に送信して、サーバ景品情報記憶手段21内の該当する景品情報を更新する。
【0039】
なお、上記実施例では、POS4とサーバ3とが通信不能なオフラインの状態の場合にのみ、更新した景品情報を復帰時送信用情報記憶手段24に記憶する構成を示したが、POS4とサーバ3との通信状態に関わらず、常に、更新した景品情報を復帰時送信用情報記憶手段24に記憶し、例えば、遊技場の閉店処理時等の所定時に、更新した景品情報をサーバ3に送信して、サーバ景品情報記憶手段21内の該当する景品情報を更新する構成としても良い。なお、このような構成の場合には、サーバ3に景品交換情報を送信せず、サーバ演算手段20は、景品交換情報に基づいて、サーバ景品情報記憶手段21に記憶されている該当する景品情報の更新も行わない。
【0040】
このように、景品交換システムAを構成することによって、ユニット2とサーバ3との通信状態に関わらず、いわゆるワゴンサービスにおける景品交換を当該遊技者の持玉から行うことができ、便宜である。
【0041】
なお、本実施例では計数機8で計数した持玉数に基づいて景品交換する場合について説明したが、いわゆる封入式遊技機の場合であっても適用可能である。更に、上記実施例では遊技媒体としてパチンコ玉を例としたが、スロットマシン用のメダルに基づいて景品交換する場合にも適用可能である。また、上記実施例では、1つの装置内に各記憶手段をそれぞれ設ける構成としているが、1つの装置内に1つの記憶手段を設け、この1つの記憶手段にそれぞれの記憶領域を設ける構成としてもよい。また、上記実施例1では、ICタグ1固有の識別情報を用いているが、これに限定されるものではなく、例えば遊技場で記憶させた識別情報等でもよく、ICタグ1を識別できる情報であればいずれの情報を用いても良い。
【0042】
また、本実施例においては、交換遊技媒体数、及び景品名称、景品コード等の景品交換情報の入力を入力手段12で受け付ける構成としたが、ICタグ1の景品交換情報記憶手段6に景品名称、景品コード等の景品交換情報が、ICタグ1の交換遊技媒体数記憶手段(図示省略)に交換遊技媒体数が、あらかじめ記憶されている構成としても良い。また、ICタグ1の景品交換情報記憶手段6に景品名称、景品コード等の景品交換情報があらかじめ記憶されている、又はICタグ1の交換遊技媒体数記憶手段(図示省略)に交換遊技媒体数があらかじめ記憶されている構成としても良い。なお、これらの構成の場合には、ワゴンサービスが行われている景品の種類毎に、ICタグが必要である。
【0043】
また、本実施例では遊技場の従業員等が交換遊技媒体数の入力を行う構成としているが、予めユニット2に景品名称、景品コード等の景品情報と交換に必要な遊技媒体数とを関連付けて記憶しておくことにより、景品交換情報の入力を受け付けると、その景品交換情報を元に必要な交換遊技媒体数を導き出し、この交換遊技媒体数を元に持玉数から減算処理を行う構成としても良い。この場合さらに、当該遊技場が遊技媒体の種別ごとに複数の貸出レート(又は交換レート)を設定している場合は、これを元に適宜交換遊技媒体数を演算する構成としても良い。
【0044】
また、本実施例ではユニット2が自身の装置番号と減算後の持玉数をサーバ3へ送信できたか否かでオンライン状態かオフライン状態かを判断しているが、別途通信状態判別手段(図示省略)を設け、この通信状態判別手段が予めユニット2とサーバ3との通信状態を判別しておき、この判別結果を参照して、サーバ3に送信するか復帰時送信用情報記憶手段17に減算後の持玉数とユニット2の装置番号を記憶するかを選択するように構成しても良い。この場合、送信用情報記憶手段18を設けないように構成することもできる。同様に、本実施例ではPOS4がICタグ1の景品交換情報記憶手段6に記憶されている景品交換情報をサーバ3へ送信できたか否かでオンライン常態かオフライン状態かを判断しているが、別途POS通信状態判別手段(図示省略)を設け、このPOS通信状態判別手段が予めPOS4とサーバ3との通信状態を判別しておき、この判別結果を参照して、サーバ3に送信するかPOS景品情報記憶手段25に記憶している景品情報を更新するかを選択するように構成しても良い。
【実施例2】
【0045】
上記実施例1ではICタグに景品交換に係る情報を書き込む構成としたが、本実施例ではICタグには景品交換に係る情報を書き込まずに行う構成を説明する。このようにICタグには書き込まないことにより、この書き込みに要する時間が短縮され、ワゴンサービスの迅速な提供に寄与するものとなる。
【0046】
図10は、景品交換システムBの全体を示す概念図である。景品交換システムBは、記憶媒体の一例としてのICタグ31と、情報処理装置の一例としてのユニット32と、管理装置の一例としてのサーバ33と、景品交換処理装置の一例としてのPOS34とから構成されている。ユニット32とサーバ33、サーバ33とPOS34は通信回線を通じて接続されており、情報及び信号の送受信が可能である。
【0047】
ICタグ31は、内部に情報を書込み、また内部に記憶された情報を読出すことのできる媒体であればよく、例えば、集積回路を組み込んだICカード、ICコイン等により実現可能である。特に、ICタグ31は、ICタグ31に割り振られた固有の識別情報を記憶する識別情報記憶手段5を有している。
【0048】
ユニット32はいずれも、遊技場に複数設けられた各遊技機(図示省略)に対応して設けられている台間機であり、現金が投入されると一定の遊技媒体を貸し出す、遊技媒体貸出機としての機能、及び遊技の結果遊技者の保有となった持玉を払い出す機能も備えている。
【0049】
ユニット32は、夫々計数機8と接続されている。計数機8は遊技機(図示省略)から払い出された遊技媒体を計数し、所定のタイミングで計数結果をユニット32の持玉数情報記憶手段10に送信し、持玉数情報記憶手段10はこれらの計数結果を順次受信して、持玉数を累積的に記憶する。また、ユニット32は読み取り手段37、持玉数情報記憶手段10、制御手段39、貸出レート情報記憶手段40、入力手段41、表示手段42、識別情報記憶手段14、識別情報認証手段15を備えている。
【0050】
読み取り手段37は、ICタグ31と有線又は無線通信を行い、ICタグ31の識別情報記憶手段5に記憶されている識別情報を読み取る。
【0051】
制御手段39は、例えば、CPU(Central Processing Unit)により構成することができる。特に制御手段39は、表示手段42に種々の情報を表示させる。また景品コード、貸出レート情報、減算玉数をサーバ33に送信する。更に、制御手段39は、ユニット32の持玉数から、受信した交換遊技媒体数を減算して、減算後の持玉数を算出する。更に、この減算後の持玉数を、持玉数情報記憶手段10に更新して記憶させる。
【0052】
貸出レート情報記憶手段40は、例えば、大容量メモリーとして機能するハードディスク(HD)を用いることができる。貸出レート情報記憶手段40は、当該ユニット32に対応して設けられている遊技機(図示省略)が、パチンコ機であれば例えば、パチンコ玉1個につき1円あるいは4円、または遊技機(図示省略)がスロットマシンであれば例えば、メダル1枚につき5円あるいは20円といった、当該ユニット32に対応して設けられている遊技機(図示省略)における遊技媒体の貸出比率(=貸出レート情報)が記憶されている。
【0053】
入力手段41は、遊技場の従業員等から情報を受け付ける、例えばテンキー、タッチパネル等で構成されている。特に入力手段41は、遊技場の従業員等から景品コード、処理の実行の入力を受け付ける。なお、景品コードは遊技場における管理上、各景品を識別するための文字、図形、記号又はこれらの組み合わせからなる情報である。
【0054】
表示手段42は、各種の情報、例えば遊技に関する情報や遊技機の稼働情報を表示したり、ユニット32を制御するコマンドやそれに対する応答出力等を表示したりする、CRT、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、モニタ、セグメント等である。特に、表示手段42は持玉数情報記憶手段10に記憶されている持玉数、減算後の持玉数、処理完了、エラー等を表示する。
【0055】
サーバ33は、プログラム制御により動作するコンピュータであり、特にサーバ演算手段45、景品情報記憶手段47、減算玉数記憶手段48を備えている。
【0056】
サーバ演算手段45は、例えば、CPU(Central Processing Unit)により構成することができる。またサーバ演算手段45は、景品情報記憶手段47に記憶されている景品情報を呼び出して、受信した景品コードと、景品情報に付随して記憶されている景品コードとを比較して、一致する景品情報を検索する。一致する景品情報が見つかった場合には、当該景品情報の中から受信した貸出レート情報に対応する交換数の情報を参照して、交換に必要な遊技媒体数を特定し、当該交換遊技媒体数をユニット32に送信する。
【0057】
またサーバ演算手段45は、減算玉数情報記憶手段48に記憶されている減算玉数情報を呼び出して、受信した識別情報及び景品コードと、減算玉数情報に関連付けて記憶されている識別情報及び景品コードとを比較して、一致する識別情報及び景品コードを検索する。一致する識別情報及び景品コードが見つかった場合には、当該識別情報及び景品コードに係る減算玉数情報に、受信した減算玉数を加算して記憶させる。また、この減算玉数情報に関連付けて記憶されている交換景品数情報に、受信した交換景品数を加算して記憶させる。そして、サーバ演算手段45は処理完了通知をユニット32に送信する。
【0058】
またサーバ演算手段45は、識別情報を受信すると、景品情報記憶手段47に記憶されている景品情報を呼び出して、POS74に送信する。
【0059】
またサーバ演算手段45は、確定処理実行信号を受信すると、減算玉数情報記憶手段48に記憶されている減算玉数情報を呼び出して、受信した識別情報と、減算玉数情報に関連付けて記憶されている識別情報とを比較して、一致する識別情報を検索する。一致する識別情報が見つかった場合には、景品情報記憶手段47に記憶されている景品情報を呼び出す。そして見つかった識別情報に係る減算玉数情報に含まれている景品コードと、景品情報に関連付けて記憶されている景品コードとを比較して、一致する景品コードを検索する。一致する景品コードが見つかった場合には、当該景品コードに係る景品情報の交換実績に、当該減算玉数を遊技媒体の種別及び貸出レートごとに区分けして、累積的に加算し、さらに減算玉数情報に関連付けて記憶されている交換景品数情報を参照して、景品情報の当該景品の在庫数から、交換景品数分を減ずるとともに売上数に交換景品数分を加算して景品情報を更新する。なお、在庫数の存在しない景品(例えば当該遊技場でドリップしたコーヒー等)については、在庫数からの減算は行わず、売上数への加算更新のみ行う。そしてこれらの処理が終了すると、これらの処理に使用した減算玉数情報記憶手段48内の情報をクリアする。またサーバ演算手段45は、処理完了通知をPOS34に送信する。
【0060】
景品情報記憶手段47及び減算玉数記憶手段48は例えば、大容量メモリーとして機能するハードディスク(HD)を用いることができる。特に景品情報記憶手段47は図11に示すように、景品コード毎に区分けして、景品名称、単価情報、交換数、在庫数、売上数等が記憶されている。従って、景品コード又は識別情報を基に検索すれば、当該景品コード「0001」又は識別情報「A01」から例えば、景品名称「タバコA」、単価「130円」、交換数「パチンコ玉1個=1円の場合130個、メダル1枚=5円の場合26枚」、在庫数「456個」等の情報を導き出すことができる。なお、景品名称は当該景品の具体的名称を示している。また、単価情報は当該景品1個あたりの価格を示す。また、交換数は、当該景品をどの程度の量のパチンコ玉又はスロットマシン用のメダルと交換するかを示している。在庫数は当該景品の残存数であり、売上数はここではその日のその時点における当該景品の出庫数を示している。すなわち、景品情報が更新され、ある景品の出庫数が増加すると、これに比例して在庫数は減少する。また、交換実績は遊技媒体種別及び貸出レートごとのその日の交換実績を示し、本実施例では交換玉数の累積数としている。すなわち、景品コード0001のタバコAの交換実績は、図11に示すように、パチンコ玉1個=1円の場合では260玉(=タバコA2個)との交換実績があるということがわかる。
【0061】
減算玉数情報記憶手段48は、識別情報及び景品コード毎に区分けして、減算玉数(=持玉数から減算した分の玉数)を記憶する。つまり、減算玉数情報記憶手段48は、識別情報又は景品コードに基づいて、減算玉数情報を検索可能な構成となっている。また同一の識別情報及び景品コードで複数回の景品交換が行われた場合には、各景品交換時の減算玉数及び交換景品数を合算して記憶する。また、本実施例では遊技媒体の種別や貸出レートごとに区分して記憶する構成としている。なお、減算玉数情報記憶手段48は、各景品交換時の減算玉数を夫々記憶する構成であっても良い。
【0062】
POS34は、景品交換の実績を単品単位で集計する、いわゆる遊技場用のPOSであり、サーバ33の端末装置としての役割を持つ装置である。POS34は特に、入力手段51、表示手段52、読み取り手段37、POS制御手段54、識別情報記憶手段14、識別情報認証手段15を備えている。
【0063】
入力手段51は、遊技場の従業員等から情報を受け付ける、例えばテンキー、タッチパネル等で構成されている。特に入力手段51は、遊技場の従業員等から景品交換の確定処理の実行の入力を受け付ける。
【0064】
表示手段52は、各種の情報、例えば遊技に関する情報や遊技機の稼働情報を表示したり、POS34を制御するコマンドやそれに対する応答出力等を表示したりする、CRT、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、モニタ、セグメント等である。特に、表示手段52は景品交換の確定処理の実行の確認を求める表示、処理完了、エラー等を表示する。
【0065】
POS制御手段54は、例えば、CPU(CentralProcessing Unit)により構成することができる。またPOS制御手段54は、識別情報をサーバ33に送信する。またPOS制御手段54は、景品情報を受信すると、当該景品情報と景品交換の確定処理の実行の確認を求める表示を表示手段52に表示させ、また景品の確定処理が完了した旨を表示手段52に表示させる。さらにPOS制御手段54は、入力手段51が遊技場の従業員等から処理の実行の入力を受け付けると、確定処理実行信号をサーバ33に送信する。
【0066】
次に、景品交換システムBの具体的な処理の流れを図12〜図15を用いて説明する。まず図12に示すように、当該遊技場の従業員等が読み取り手段37にICタグ31を翳すと、制御手段39は読み取り手段37を通じて、ICタグ31の識別情報記憶手段5に記憶されている識別情報を読み取る(ステップS601)。識別情報を受信した識別情報認証手段15は、識別情報記憶手段14に記憶されている各識別情報を呼び出して、受信した識別情報と一致するか否かを認証する(ステップS602)。認証の結果、一致した場合には認証完了信号を制御手段39に送信し、制御手段39は、景品コードを入力する旨を表示手段42に表示させる。また貸出レート情報記憶手段40から貸出レート情報を呼び出す。一方、不一致の場合には、図13に示すように、識別情報認証手段15はエラー信号を制御手段39に送信し、再度ICタグ31を読み取り手段37に翳す旨を表示手段42に表示させる(ステップS603)。そして入力手段41が景品コードの入力を受け付けると(ステップS604)、制御手段39は、景品コード、貸出レート情報を、サーバ33に送信する(ステップS605)。
【0067】
次にサーバ演算手段45は、景品情報記憶手段47に記憶されている景品情報を呼び出して、受信した景品コードと、景品情報に関連付けて記憶されている景品コードとを比較して、一致する景品コードを検索する。一致する景品コードが見つかった場合には、当該景品コードに係る景品情報の中から、受信した貸出レート情報に対応する交換数の情報を参照して、交換に必要な遊技媒体数を特定する(ステップS606)。例えば、当該景品情報の単価情報が「130円」で受信した貸出レート情報が「4円」の場合には、交換遊技媒体数は「33」となる。そして特定した交換遊技媒体数をユニット32に送信する(ステップS607)。なお、本実施例では交換遊技媒体数について端数切上げとしているが、これに限られるものではなく、端数切捨てとしたり、予め端数が出ないよう単価などの設定を行うように構成することができる。
【0068】
交換遊技媒体数を受信したユニット32の制御手段39は、持玉数と当該持玉数から交換遊技媒体数を減算する処理の実行の確認を求める表示を表示手段42に表示させる。入力手段41が遊技場の従業員等から処理の実行の入力を受け付けると(ステップS608)、制御手段39は持玉数情報記憶手段10に記憶されている持玉数から交換遊技媒体数を減算して、減算後の持玉数を算出し(ステップS609)、減算後の持玉数を、持玉数情報記憶手段10に更新して記憶させる。そして制御手段39は、識別情報、景品コード、減算玉数(=持玉数から減算した分の玉数)、交換景品数をサーバ33に送信する(ステップS610)。
【0069】
サーバ演算手段45は、減算玉数情報記憶手段48に記憶されている減算玉数情報を呼び出して、受信した識別情報及び景品コードと、減算玉数情報に関連付けて記憶されている識別情報及び景品コードとを比較して、一致する識別情報及び景品コードを検索する。一致する識別情報及び景品コードが見つかった場合には、当該識別情報及び景品コードに係る減算玉数情報に、受信した減算玉数を加算して記憶させるとともに、減算玉数情報と関連付けて記憶されている交換景品数情報に、受信した交換景品数を加算して記憶させる(ステップS611)(減算玉数情報記憶手段48内のデータテーブルの構成例については図16参照。なお、1種類の遊技媒体で複数の貸出レート又は交換レートを採用している場合は、当該レートごとに減算玉数情報に記憶している。)。そして、サーバ演算手段45は処理完了通知をユニット32に送信する。ユニット32の制御手段39は、減算後の持玉数と処理が完了した旨を表示手段42に表示させる(ステップS612及びステップS613)。
【0070】
次に、サーバ33とPOS34との間で、景品交換の確定処理を行う。この確定処理は、当該遊技場の従業員等が遊技者のいない、開店前か閉店後に行っても良いし、景品交換が行われる毎に、その都度行っても良い。図14に示すように、当該遊技場の従業員等が読み取り手段37にICタグ31を翳すと、POS制御手段54は読み取り手段37を通じて、ICタグ31の識別情報記憶手段5に記憶されている識別情報を読み取る(ステップS701)。識別情報を受信した識別情報認証手段15は、識別情報記憶手段14に記憶されている各識別情報を呼び出して、受信した識別情報と一致するか否かを認証する(ステップS702)。認証の結果、一致した場合には認証完了信号をPOS制御手段54に送信し、POS制御手段54は景品交換の確定処理の実行の確認を求める表示を表示手段52に表示させる(ステップS704)。一方、不一致の場合には、図15に示すように、識別情報認証手段15はエラー信号をPOS制御手段54に送信し、再度ICタグ31を読み取り手段37に翳す旨を表示手段52に表示させる(ステップS703)。
【0071】
入力手段51が遊技場の従業員等から処理の実行の入力を受け付けると(ステップS705)、POS制御手段54は、識別情報及び確定処理実行信号をサーバ33に送信する。確定処理実行信号を受信したサーバ演算手段45は、減算玉数情報記憶手段48に記憶されている減算玉数情報を呼び出して、受信した識別情報と、減算玉数情報に関連付けて記憶されている識別情報とを比較して、一致する識別情報を検索する(ステップS706)。
【0072】
一致する識別情報が見つかった場合には、景品情報記憶手段47に記憶されている景品情報を呼び出す。そして見つかった識別情報に係る減算玉数情報に含まれている景品コードと、景品情報に関連付けて記憶されている景品コードとを比較して、一致する景品コードを検索する。一致する景品コードが見つかった場合には、当該景品コードに係る景品情報の交換実績に、当該減算玉数を遊技媒体の種別及び貸出レートごとに区分けして、累積的に加算し、さらに減算玉数情報に含まれている交換景品数情報を参照して、景品情報の当該景品の在庫数から、交換景品数分を減ずるとともに売上数に交換景品数分を加算して景品情報を更新する(ステップS707)。なお、在庫数の存在しない景品(例えば当該遊技場でドリップしたコーヒー等)については、在庫数からの減算は行わず、売上数への加算更新のみ行う。そしてこれらの処理が終了すると、これらの処理に使用した減算玉数情報記憶手段48内の情報をクリアする。
【0073】
そしてサーバ演算手段45は処理完了通知をPOS34に送信する。POS34のPOS制御手段54は、景品の確定処理が完了した旨を表示手段52に表示させる(ステップS708)。
【0074】
なお、景品交換システムBの上記以外の構成及び作用は、実施例1の景品交換システムAと同様である。
【0075】
また本実施例では、サーバ33とPOS34との間で行われる景品交換の確定処理は、ユニット32とサーバ33との間で行われる景品交換処理とは別個の処理として示したが、ユニット32で景品交換を行う際、サーバ33内で景品情報の更新まで行う構成としても良い。この場合、減算玉数情報記憶手段48及びPOS34は不要となる。このように構成することで、景品交換の確定処理は不要となり、さらに簡便なシステムとすることができる。
【0076】
また本実施例では、ユニット32及びPOS34に夫々、識別情報記憶手段14及び識別情報認証手段15を設け、ICタグ31の識別情報の認証をユニット32及びPOS34で行う構成としたが、サーバ33に識別情報記憶手段14及び識別情報認証手段15を設け、ICタグ31の識別情報の認証は、ユニット32とサーバ33とが通信して、又はPOS34とサーバ33とが通信して行う構成としても良い。
【0077】
また本実施例では、減算玉数情報記憶手段48には識別情報及び景品コードと共に減算玉数を記憶する構成としたが、景品コードと減算玉数を記憶する構成としても良い。この場合、景品交換の確定処理において従業員等は自己が景品交換を行った景品コードを入力することにより景品を特定し、確定処理を進めることとなる。
【0078】
さらに本実施例では、持玉数からの交換遊技媒体数の減算処理をユニット72で行う構成としているが、これに限られるものではなく、サーバ73にサーバ持玉数情報記憶部(図示省略)を設け、このサーバ持玉数情報記憶部に持玉数を記憶させておき、この記憶させた持玉数から交換遊技媒体数の減算処理を行う構成としても良い。
【0079】
なお、上記実施例1及び2ではサーバに対する端末装置としてPOSを用いる構成を例示しているが、これに限られるものではなく、例えばサーバに対するクライアントコンピュータ(端末装置)で代替して構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【0080】
【図1】本発明に係る実施例1の景品交換システムAの全体的な構成を示す概念図である。
【図2】本発明に係る実施例1の記憶媒体処理装置、遊技機、計数機を示す正面図である。
【図3】本発明に係る実施例1の景品交換システムAの処理の流れを示す流れ図である。
【図4】本発明に係る実施例1の景品交換システムAの処理の流れを示す流れ図である。
【図5】本発明に係る実施例1の景品交換システムAの処理の流れを示す流れ図である。
【図6】本発明に係る実施例1の景品交換システムAの処理の流れを示す流れ図である。
【図7】本発明に係る実施例1の景品交換システムAの処理の流れを示す流れ図である。
【図8】本発明に係る実施例1の景品交換システムAの処理の流れを示す流れ図である。
【図9】本発明に係る実施例1の景品交換システムAの景品情報の一例を示す図である。
【図10】本発明に係る実施例2の景品交換システムBの全体的な構成を示す概念図である。
【図11】本発明に係る実施例2の景品交換システムBの景品情報の一例を示す図である。
【図12】本発明に係る実施例2の景品交換システムBの処理の流れを示す流れ図である。
【図13】本発明に係る実施例2の景品交換システムBの処理の流れを示す流れ図である。
【図14】本発明に係る実施例2の景品交換システムBの処理の流れを示す流れ図である。
【図15】本発明に係る実施例2の景品交換システムBの処理の流れを示す流れ図である。
【図16】本発明に係る実施例2の減算玉数情報の構成例を示す図である。
【符号の説明】
【0081】
A:景品交換システム、B:景品交換システム
1:ICタグ、2:ユニット、3:サーバ、4:POS、5:識別情報記憶手段、6:景品交換情報記憶手段、7:遊技機、8:計数機、9:読み取り書き込み手段、10:持玉数情報記憶手段、11:制御手段、12:入力手段、13:表示手段、14:識別情報記憶手段、15:識別情報認証手段、16:書き込み用情報記憶手段、17:復帰時送信用情報記憶手段、18:送信用情報記憶手段、19:サーバ持玉数情報記憶手段、20:サーバ演算手段、21:サーバ景品情報記憶手段、22:読み取り手段、23:POS制御手段、24:復帰時送信用情報記憶手段、25:POS景品情報記憶手段、31:ICタグ、32:ユニット、33:サーバ、34:POS、37:読み取り手段、39:制御手段、40:貸出レート情報記憶手段、41:入力手段、42:表示手段、45:サーバ演算手段、47:景品情報記憶手段、48:減算玉数情報記憶手段、51:入力手段、52:表示手段、54:POS制御手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記憶媒体と、この記憶媒体と通信可能であり、遊技機に対応して設けられている情報処理装置と、各情報処理装置と通信可能に接続されている管理装置と、管理装置の端末装置である景品交換処理装置とからなる景品交換システムであって、
前記記憶媒体は、
景品に対応して設けられており、
景品交換情報を記憶する景品交換情報記憶手段と、
景品交換に必要な交換遊技媒体数が記憶されている交換遊技媒体数記憶手段とを有し、
前記情報処理装置は、
景品交換情報の入力を受け付ける入力手段と、
前記記憶媒体から交換遊技媒体数を読み取り可能な読み取り手段と、
前記遊技機での遊技の結果、遊技者の保有となった遊技媒体数である持玉数を記憶する持玉数情報記憶手段と、
前記持玉数情報記憶手段に記憶されている持玉数から、前記読み取り手段により読み取られた交換遊技媒体数を減算し、減算後の持玉数を前記持玉数情報記憶手段に記憶させる制御を行う制御手段と、
前記入力手段で受け付けた景品交換情報を前記記憶媒体に書き込む書き込み手段とを有し、
前記景品交換処理装置は、
前記記憶媒体から前記景品交換情報を読み取る読み取り手段を有し、
前記管理装置は、
景品情報を記憶する景品情報記憶手段と、
前記景品交換処理装置から受信した前記景品交換情報又は景品情報に基づいて、前記景品情報記憶手段に記憶されている景品情報を更新する演算手段とを有することを特徴とする、景品交換システム。
【請求項2】
記憶媒体と、この記憶媒体と通信可能であり、遊技機に対応して設けられている情報処理装置と、各情報処理装置と通信可能に接続されている管理装置と、管理装置の端末装置である景品交換処理装置とからなる景品交換システムであって、
前記記憶媒体は、
景品に対応して設けられており、
景品交換情報を記憶する景品交換情報記憶手段と、
景品交換に必要な交換遊技媒体数が記憶されている交換遊技媒体数記憶手段とを有し、
前記情報処理装置は、
景品交換情報の入力を受け付ける入力手段と、
前記記憶媒体から交換遊技媒体数を読み取り可能な読み取り手段と、
前記遊技機での遊技の結果、遊技者の保有となった遊技媒体数である持玉数を記憶する持玉数情報記憶手段と、
前記持玉数情報記憶手段に記憶されている持玉数から、前記読み取り手段により読み取られた交換遊技媒体数を減算し、減算後の持玉数を前記持玉数情報記憶手段に記憶させる制御を行う制御手段と、
前記入力手段で受け付けた景品交換情報を前記記憶媒体に書き込む書き込み手段とを有し、
前記管理装置は、
景品情報を記憶する景品情報記憶手段を有し、
前記景品交換処理装置は、
前記記憶媒体から景品交換情報を読み取る読み取り手段と、
前記管理装置から前記景品情報を受信して記憶する記憶手段と、
前記読み取り手段によって読み取った景品交換情報と景品情報とに基づいて、景品情報の更新処理を行う更新処理手段とを有することを特徴とする、景品交換システム。
【請求項3】
前記景品交換処理装置は、前記管理装置と通信不可能状態のときに行われた前記景品情報の更新処理に関する情報を、前記管理装置と通信可能状態となったときに送信するために記憶する復帰時送信用情報記憶手段と、を更に有し、前記管理装置は、前記更新処理に関する情報を前記景品交換処理装置から受信すると、当該更新処理に関する情報に基づいて景品情報を更新する処理を行うことを特徴とする、請求項2に記載の景品交換システム。
【請求項4】
記憶媒体と、この記憶媒体と通信可能であり、遊技機に対応して設けられている情報処理装置と、各情報処理装置と通信可能に接続されている管理装置と、管理装置の端末装置である景品交換処理装置とからなる景品交換システムであって、
前記記憶媒体は、
景品に対応して設けられており、
景品交換情報が記憶されている景品交換情報記憶手段と、
景品交換に必要な交換遊技媒体数が記憶されている交換遊技媒体数記憶手段とを有し、
前記情報処理装置は、
前記記憶媒体から交換遊技媒体数を読み取り可能な読み取り手段と、
前記遊技機での遊技の結果、遊技者の保有となった遊技媒体数である持玉数を記憶する持玉数情報記憶手段と、
前記持玉数情報記憶手段に記憶されている持玉数から、前記読み取り手段により読み取られた交換遊技媒体数を減算し、減算後の持玉数を前記持玉数情報記憶手段に記憶させる制御を行う制御手段とを有し、
前記景品交換処理装置は、
前記記憶媒体から前記景品交換情報を読み取る読み取り手段を有し、
前記管理装置は、
景品情報を記憶する景品情報記憶手段と、
前記景品交換処理装置から受信した前記景品交換情報又は景品情報に基づいて、前記景品情報記憶手段に記憶されている景品情報を更新する演算手段とを有することを特徴とする、景品交換システム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2012−61338(P2012−61338A)
【公開日】平成24年3月29日(2012.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−284558(P2011−284558)
【出願日】平成23年12月26日(2011.12.26)
【分割の表示】特願2010−127355(P2010−127355)の分割
【原出願日】平成22年6月2日(2010.6.2)
【出願人】(501005966)大都販売株式会社 (110)
【Fターム(参考)】