説明

暖房/換気/空調(HVAC)システムを制御する方法

【課題】固定サイトにおける暖房/換気/空調(HVAC)システムの起動においてエネルギ節約のシステムを提供する。
【解決手段】移動サイト102から固定サイト101への移動時間λ221を求めると共に、固定サイト101における暖房/換気/空調(HVAC)システム150の調節時間を求めることによって、HVACシステム150を制御する方法である。HVACは、移動時間λ221が調節時間よりも短い場合にON状態に維持され、そうでない場合に、HVACはOFF状態に維持され、調節時間は建物熱モデルを使用して求められる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、包括的には、暖房/換気/空調(HVAC)システムの分野に関し、より詳細には、エネルギー節減プログラマブルHVACシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
暖房/換気/空調(HVAC)システムは、大量のエネルギーを消費する。一般に、使用環境の暖房動作及び冷房動作は、1つ又は複数のサーモスタットで自動的に制御される。サーモスタットは、中央に1つ配置することもできるし、複数個を分散させることもできる。通常、HVACシステムの動作は、事前に設定された温度範囲(limit)に従っている。
【0003】
多くの使用環境は、時に人に占有されていない場合があるので、これによって、エネルギーが浪費される。人に占有されていることは、動き検出器で判断することができる。しかしながら、使用環境を望ましい温度に暖房又は冷房するのに必要とされる時間はかなりの時間を要し、おそらく、使用環境が人に占有される時間よりも長い時間を要する。
【0004】
動作スケジュールを使用することは可能である。しかしながら、これは、占有期間が不規則であるとき又はスケジュールが頻繁に変化するときには実用的ではない。また、スケジュールは、休日、休暇、旅行、計画にない(予期せぬ)欠席、及び占有ルーチンに対する他の変更に対応していない。したがって、スケジュールは、人に占有されていることの最良の推量であるにすぎない。
【0005】
或るシステムは、ロケーションアウェア移動電話(location-aware mobile phone)から得られた移動先から自宅までの移動距離に基づくジャストインタイムの暖房及び冷房を使用することによって、手動及びプログラマブルのホームサーモスタットを補強している(非特許文献1)。このシステムは、居住空間の占有者がその空間に到着するのに必要な時間が、その空間を快適な温度にするのに要する時間よりも短くなるときにのみその空間の暖房又は冷房を開始する。
【0006】
そのシステムは、電話等のGPS対応デバイスを使用して、ユーザの現在のロケーションを求め、公に利用可能なマッピングシステム(MapQuest)を使用して、ユーザの現在のロケーションから、調節される空間に到着する時間を計算している。
【0007】
空間を快適な温度にするのに必要な時間を計算するために、そのシステムは、暖房/冷房ルックアップテーブルに記憶された経験的データを使用する。屋内及び屋外の温度の所与の組み合わせについて、このテーブルは、空間を快適な温度に暖房又は冷房するのに要する時間を記憶している。各テーブルは、特定のロケーションに設置された暖房/冷房システムのタイプに特有のものである。それらのテーブルは、測定結果から住宅ごとに個別に構築しなければならないので、そのシステムは一般性(一般化すること)に欠けている。さらに、限られた時間期間からの観測データは、通常、将来遭遇し得る屋内及び屋外の温度のすべての可能な組み合わせを含んでいない。
【0008】
そのシステムの別の不利な点は、移動時間及び調節時間を常に再計算して比較する必要があるということである。GPS対応移動デバイスは、バッテリによって電力供給を受けるので、そのデバイスと調節される空間との間の絶え間ない通信は、移動デバイスのバッテリを消耗させ、その結果、データ通信トラフィックが多くのコストを要する可能性もある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0009】
【非特許文献1】グプタ(Gupta)他、「従来のサーモスタットへのGPS制御の付加:エネルギー節減の可能性の探究及び設計課題(Adding GPS-Control to Traditional Thermostats: An Exploration of Potential Energy Savings and Design Challenges)」(Book Pervasive Computing, Volume 5538/2009, pp. 95-114 May 2009)
【発明の概要】
【0010】
本方法は、移動サイトから固定サイトへの移動時間を求めると共に、事前に計算された建物熱モデルに基づいて固定サイトにおける暖房/換気/空調(HVAC)システムの調節時間を求めることによって、HVACシステムを制御する。
【0011】
HVACは、移動時間が調節時間よりも短い場合にON状態に維持され、そうでない場合に、OFF状態に維持され、調節時間は建物熱モデルを使用して求められる。
【0012】
空間占有者によって携行される移動デバイス及び調節される空間に設置された建物HVACシステムは、データトラフィックが最小限となるプロトコルに従って通信する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施形態によるHVACシステムを制御するシステムの概略図である。
【図2A】本発明の実施形態によるHVACシステムを制御するフロー図である。
【図2B】本発明の実施形態によるHVACシステムを制御する状態遷移図である。
【図3】本発明の実施形態によって使用される条件付きロジックのテーブルである。
【図4】移動時間の関数としての環境条件のグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の実施形態は、暖房/換気/空調(HVAC)システムを動作させる方法を提供する。この方法は、人が、制御されている使用環境に到着する移動時間、及びHVACシステムの調節時間を使用する。
【0015】
図1は、固定サイト(職場)101、及びロケーションx211における移動サイト102を示す。例えば、移動サイトは、固定サイトに向かって移動している。移動サイトは、固定サイトに向かっている人を含む。移動サイトは、移動通信デバイス170を携行する自動車、公共交通機関、自転車、又は人とすることができる。デバイス170は、移動送受信機171、移動ロケーター172、及び移動プロセッサ173を含む。
【0016】
固定サイト101はHVACシステム150を含む。HVACシステム150は、固定プロセッサ151と、移動送受信機171と同様の固定送受信機152とに接続されている。最も単純な形態では、HVACシステムは、ボイラー、及び場合によっては空気循環手段を含む。
【0017】
固定サイト及び移動サイトは、送受信機152及び171を使用して、例えばインターネットといったネットワーク160を介して相互に通信することができる。
【0018】
移動サイトが固定サイト101に到着する移動時間λ221は、移動サイト102のロケーションx211から推定することができる。ロケーションは、例えば全地球測位システム(GPS)といったロケーター172、又は車両の移動電話といった移動通信デバイスを使用して検知することができ、移動サイトのロケーションは、移動電話サービスプロバイダーによって提供される。ロケーターは、固定ロケーションBlueToothビーコンと通信するBlueToothデバイスとすることもできる。移動時間は、ネットワークを介して入手可能な範囲で、移動サイトと固定サイトとの間の交通条件及び天候条件も考慮することができる。
【0019】
図2Aに示すように、固定サイトは、環境条件229及び建物熱モデル228から調節時間Θ231を推定する(230)。環境条件は、固定サイトの外部温度及び直射日光照明を含むことができる。これらは一定であるか又はゆっくりと変化すると仮定されるが、そうでない場合、それらは、日周変動及び年周変動について天気予報に従って調整することができる。天気予報も、ネットワークを介して容易に入手可能である。
【0020】
建物熱モデル228は、環境条件(例えば外部温度、日射)と、熱を建物の内外に能動的に移動させるHVACシステム150の動作とに対する建物の熱応答を表す。一般的なタイプの建物熱モデルは、グレイボックスモデルであり、このグレイボックスモデルでは、建物は熱回路としてモデル化される。建物熱モデルは、窓を通る熱利得及び熱貫流、対流及び伝導、遮光、並びに断熱等のファクタを含むことができる。建物熱モデルは、HVACシステム150によって供給される任意の熱量について、建物の状態を連続的に追跡し、建物の内部温度の今後の展開を予測することができる。調節時間Θ231を計算するために、建物熱モデルは、HVACシステム150が全出力で動作されている場合の内部温度の今後の展開を求めるのに使用される。内部温度が快適なしきい値、例えば70Fに達するに必要な時間が調節時間Θ231となるように求められる。
【0021】
次に、移動時間221と調節時間231との間の差240を使用して、HVACシステム150の動作250をどのように維持するのかを求めることができる。
【0022】
図2Bに示すように、HVACは、調節時間制約262が満たされるまでOFF状態261に維持される。次に、HVACは、調節時間制約264が満たされるまでON状態263に維持される。すなわち、移動時間が調節時間よりも短い場合に、HVACがON状態に維持され、そうでない場合に、HVACがOFF状態に維持される。移動時間221は、これまでの移動パターンから得られた確率的情報に基づくと共に、移動モード、日時、日付、及び曜日を考慮して決定される。また、移動時間は、公共交通機関のスケジュールに基づくこともできる。移動時間は、固定ロケーションにおいて求めることもできるし、移動ロケーションにおいて求めることもできる。移動時間は、定期的に送信することもできるし、固定サイト又は移動サイトのいずれかが、移動時間の通信を明示的に開始することもできる。
【0023】
図2Aは本発明者らの方法を示す。移動サイトのロケーションx211は、定期的に検知される(210)。ロケーションを使用して、固定サイトまでの移動時間λ221を推定することができる(220)。しきい値時間ε239を使用して、効率性を減少させるON状態とOFF状態との間の高速な遷移を回避することができる。
【0024】
図3は、本発明者の発明の一実施形態が固定サイトと移動サイトとの間の通信をスケジューリングするのに使用するロジックを示す。この実施形態では、規則正しくスケジューリングされた通信がなく、固定サイト又は移動サイトのいずれかが、通信を開始することができる。図3は、HVACシステムの現在維持されている状態301と、サイト302と、移動時間λ、調節時間Θ、及びしきい値時間εに基づく制約303とを示す。
【0025】
サイト間に通信があるときはいつでも、移動サイトは移動時間λ221を固定サイトへ通信し、固定サイトは調節時間Θ231とHVACシステムの現在維持されている状態301とを移動サイトへ通信する。固定サイトはλを記憶し、移動サイトはΘを記憶する。HVACの各現在の状態301について、制約303がHVACシステムの対応する状態について真になったときに、通信がサイト302によって開始される。
【0026】
図4(a)及び図4(b)にそれぞれ示すように、HVACシステムがONであるとき、システムはさまざまなモードで動作することができることに留意すべきである。例えば、移動が比較的大きい場合、HVACは、長い期間にわたって使用環境をゆっくりと調節することができる。すなわち、HVACシステムの出力はゆっくりと「上昇」する。これによって、エネルギー消費が最小になる。移動時間が変化した場合、調節時間はそれに応じて変化することができる。移動時間が短い場合、HVACは、所望の内部環境条件に達するように最大能力で動作することが必要となり得る。すなわち、調節時間は移動時間に実質的に比例する。このように、一実施形態では、移動サイトから固定サイトへの移動時間が求められ、HVACシステムの動作が、その移動時間に従って設定される。
【0027】
別の実施形態では、移動サイトによる通信を最小にするように、この方法の複数のインスタンスが協調することができる。例えば、移動サイトに関連した人は、固定職場サイト及び固定住居にいる可能性がある。この場合、その人が出勤しているのか又は帰宅しているのかに応じて、移動時間及び調節時間を各サイトについて求めることができる。
【0028】
HVACシステムは、複数の個人が占有することができる環境用のものとすることができる。この場合、移動時間、調節時間、及び条件付きロジックは、各個人について求められ、HVACは、条件が1つでも該当すべきであることを示しているときにON状態に維持され、すべての条件が、該当すべきでないことを示しているときにOFF状態に維持される。
【0029】
N人の個人が同じ使用環境を共有するが、環境条件について異なる好みを有する場合、固定サイトは、各占有者(Θ,Θ,Θ...Θ)について別個のΘを計算することができ、各移動サイトは、個別のλ、すなわち(λ,λ,λ,...,λ)を通信することができる。さらに、HVACシステムは、各占有者(ε,ε,ε...ε)について、別個のしきい値時間εを使用することができる。HVACは、調節時間(Θ,Θ,Θ...Θ)のいずれかがその対応する移動時間(λ,λ,λ,...,λ)よりも大きいときにON状態に遷移する。HVACは、Θにしきい値時間εを加えたものが、すべての対応するNについて移動時間λよりも小さいとき、OFF状態に遷移する。
【0030】
この方法は、例えば照明装置、ボイラー、コーヒーメーカー、及び冷水器といった他の機器にも使用することができることに留意すべきである。照明装置の場合、Θ=0である。デスクトップコンピューターの場合、調節時間は、そのコンピューターをアクティブ化するのに必要とされる時間であり、Θは定数である。
【0031】
したがって、一般的な場合、このシステムは、個人が使用環境にいるときにON状態に維持する必要があると共に、使用環境が人に占有されていないときにOFF状態に維持する必要がある使用環境における任意の機器又はそのような使用環境用のための任意の機器である。このシステムは、占有者が到着するかなり前に空間の調節を開始することによって占有者の快適さを保証することができるように、調節時間がゼロよりもかなり大きいが、同時に、長い期間中、エネルギーを安全に保存することができるように、調節時間がこのような長い期間の占有者の移動時間よりも小さいときのエネルギー節減において最も効果的である。
【0032】
本発明を好ましい実施形態の例として説明してきたが、本発明の精神及び範囲内において、他のさまざまな適応及び変更を行うことができることが理解されるべきである。したがって、本発明の真の精神及び範囲内に入るすべての変形及び変更をカバーすることが添付の特許請求の範囲の目的である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
暖房/換気/空調(HVAC)システムを制御する方法であって、
移動サイトから固定サイトへの移動時間を求めるステップと、
前記固定サイトにおけるHVACシステムの調節時間を求めるステップと、
前記移動時間が前記調節時間よりも短い場合に、前記HVACをON状態に維持し、そうでない場合に、前記HVACをOFF状態に維持するステップと
を含み、前記調節時間は建物熱モデルを使用して求められ、各前記ステップはプロセッサで実行される、方法。
【請求項2】
前記調節時間はしきい値時間を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記移動サイトは移動送受信機及び移動ロケーターを含み、前記固定サイトは固定送受信機を含み、前記プロセッサは前記固定サイトにおける固定プロセッサ及び前記移動サイトにおける移動プロセッサを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記固定サイト及び前記移動サイトはネットワークを介して通信する、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記移動ロケーターは全地球測位システムである、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記移動ロケーターは、固定ロケーションBlueToothビーコンと通信するBlueToothデバイスである、請求項3に記載の方法。
【請求項7】
前記移動ロケーターは移動電話であり、前記移動サイトのロケーションは移動電話サービスプロバイダーによって提供される、請求項3に記載の方法。
【請求項8】
前記移動時間は、前記移動サイトのロケーションから求められる、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記移動時間は交通条件及び天候条件に依存する、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記移動時間は、これまでの移動パターンから得られた確率的情報に基づくと共に、移動モード、日時、日付、及び曜日を考慮する、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記移動時間は、公共交通機関のスケジュールに基づいて求められる、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記移動時間は、前記固定サイト又は前記移動サイトのいずれかにおいて求められる、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記移動時間は、前記固定サイトへ定期的に送信される、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記移動時間は、前記固定サイト又は前記移動サイトのいずれかによる要求により送信される、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記調節時間は一定である、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記調節時間は、日周変動及び年周変動について、天気予報に従って調整される、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記調節時間は、前記固定サイトにおける内部環境条件について調整される、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記調節時間は、前記HVACシステムの性能を最大にする、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記移動サイト及び前記固定サイトは、以下の制約、すなわち
HVACがOFFであり、サイトが固定式であり、かつΘ>λであること、
HVACがOFFであり、サイトが移動式であり、かつλ<Θであること、
HVACがONであり、サイトが固定式であり、かつΘ<λ−εであること、
HVACがONであり、サイトが移動式であり、かつλ>Θ+εであること、
のいずれかが真である場合にのみ、前記移動時間及び前記調節時間を通信し、ここで、λは前記移動時間であり、Θは前記調節時間であり、εはしきい値時間である、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記調節時間は前記移動時間に実質的に比例する、請求項1に記載の方法。
【請求項21】
それぞれが移動時間λを前記固定サイトへ通信するN個の複数の移動サイトが存在し、前記HVACシステムは、前記移動時間λのいずれかが前記調節時間Θよりも小さいときにONになり、前記移動時間λのすべてが前記調節時間Θにしきい値時間εを加えたものよりも大きいときにOFFになる、請求項1に記載の方法。
【請求項22】
前記固定サイトは、N個の複数の移動サイトのそれぞれについて別個の調節時間Θを推定する、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記調節時間はゆっくりと変化する、請求項1に記載の方法。
【請求項24】
前記モデルは、窓を通る熱利得及び熱貫流、対流及び伝導、遮光、並びに断熱を考慮する、請求項1に記載の方法。
【請求項25】
前記調節時間は熱的性質の制約を満たす、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
暖房/換気/空調(HVAC)システムを制御する方法であって、
移動サイトからHVACシステムを含む固定サイトへの移動時間を求めるステップと、
前記移動時間に従って前記HVACシステムの動作を設定するステップと、
を含む方法。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−202942(P2011−202942A)
【公開日】平成23年10月13日(2011.10.13)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−28093(P2011−28093)
【出願日】平成23年2月14日(2011.2.14)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(597067574)ミツビシ・エレクトリック・リサーチ・ラボラトリーズ・インコーポレイテッド (484)
【住所又は居所原語表記】201 BROADWAY, CAMBRIDGE, MASSACHUSETTS 02139, U.S.A.
【Fターム(参考)】