説明

最適化されたマルチエピトープ構築体及びその使用

本発明は生物学の分野に関する。特に、それは、免疫原性の増大を提供するためのマルチエピトープ核酸及びペプチドワクチン及びかかるワクチンの設計方法に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)B型肝炎ウイルス(HBV)細胞毒性Tリンパ球(CTL)エピトープpol562、pol745、env332、pol530、pol388、env249、env359、pol640、env335、env183、env313、core117、core19、core18、core419、pol392、pol531、pol415、pol47、pol455、core141、pol429、env236、pol166、pol538、core101、pol354及びcore137(すなわち、各々表7中の関連配列から成るHBV CTL)をコードする核酸を含むマルチエピトープ構築体、ここで当該複数の核酸は同じ読取り枠内で互いに直接的又は間接的に接合されている;
(b) (a)のCTLエピトープ核酸に対して同じ読取り枠内で直接的又は間接的に接合された、HBV CTLエピトープpol665(すなわち表7中のpol665エピトープ)をコードする核酸をさらに含む、(a)のマルチエピトープ構築体;
(c) B型肝炎ウイルス(HBV)細胞毒性Tリンパ球(CTL)エピトープpol149、core18、pol562、pol538、pol455、env183、core141、pol665、env335、env313、pol354、pol629、core19、pol150、pol47、pol388、pol531及びpol642をコードする核酸を含むマルチエピトープ構築体、ここで当該複数の核酸は同じ読取り枠内で互いに直接的又は間接的に接合されている;
(d) CTLエピトープ核酸に対し同じ読取り枠内で直接的又は間接的に接合された1又は複数のスペーサ核酸をさらに含む、(a)又は(b)又は(c)のマルチエピトープ構築体;
(e) (a)の複数のCTLエピトープ核酸の間、(a)及び(b)のCTLエピトープ核酸の間、(a)及び(b)のCTLエピトープ核酸並びに(a)のCTLエピトープ核酸及び(c)のCTLエピトープ核酸の間、又は(c)の複数のCTLエピトープ核酸の間に1又は複数のスペーサ核酸が位置づけされている、(d)のマルチエピトープ構築体;
(f) スペーサ核酸が長さ1〜8残基のアミノ酸配列をコードする、(d)又は(e)のマルチエピトープ構築体;
(g) スペーサ核酸のうち2つ以上のものが異なる(すなわち同一でない)アミノ酸配列をコードする、(d)〜(f)のいずれかのマルチエピトープ構築体;
(h) スペーサ核酸のうちの2つ以上のものがその他のスペーサ核酸によりコードされたアミノ酸配列と異なるアミノ酸配列をコードする、(d)〜(g)のいずれかのマルチエピトープ構築体;
(i) スペーサ核酸のうちの2つ以上のものが同一のアミノ酸配列をコードする、(d)〜(h)のいずれかのマルチエピトープ構築体;
(j) スペーサ核酸のうちの1又は複数のものが3つ連続するアラニン(Ala)残基を含む又はこれらの残基から成るアミノ酸配列をコードする、(d)〜(i)のいずれかのマルチエピトープ構築体;
(k) CTLエピトープ核酸及び/又はスペーサ核酸に対し同じ読取り枠内で直接的又は間接的に接合されたHTLエピトープをコードする1又は複数の核酸をさらに含む、(a)〜(j)のいずれかのマルチエピトープ構築体;
(l) HTLエピトープがPADRE(登録商標)エピトープである、(k)のマルチエピトープ構築体;
(m) HTLエピトープがHBV HTLエピトープである、(k)のマルチエピトープ構築体;
(n) (m)のマルチエピトープ構築体、ここでHBV HTLエピトープはpol774、pol694、pol145、core50、pol385、pol523、env339、pol501、pol420、pol412、env180、core120、pol96、pol618、pol767、及びpol664から成るグループの中から選択される(すなわちHBV HTLエピトープは各々表11内の関連する配列で構成されている);
(o) CTLエピトープとHTLエピトープの間又は複数のHTLエピトープの間に1又は複数のスペーサ核酸をさらに含む、(k)〜(n)のいずれかのマルチエピトープ構築体;
(p) さらに1又は複数のMHCクラスI及び/又はMHCクラスIIターゲティング核酸を含む、(a)〜(o)のいずれかのマルチエピトープ構築体;
(q) (P)のマルチエピトープ構築体、ここでターゲティング核酸はIgカッパシグナル配列、組織プラスミノーゲン活性化因子シグナル配列、インシュリンシグナル配列、小胞体シグナル配列、LAMP−1リソゾームターゲティング配列、LAMP−2リソゾームターゲティング配列、HLA−DMリソゾームターゲティング配列、HLA−DOのHLA−DM−会合配列、Ig−α細胞質ドメイン、Ig−β細胞質ドメイン、Iiタンパク質、インフルエンザマトリクスタンパク質、HBV表面抗原、HBVコア抗原及び酵母Tyタンパク質から成るグループの中から選択されたターゲティング配列をコードする;
(r) CTL及び/又はHTLエピトーププロセシングのために最適化されている(a)〜(q)のいずれかのマルチエピトープ構築体;
(s) CTL核酸がCTL及び/又はHTL接合部エピトープの数を最小限におさえるようにえり分けされている(a)〜(r)のいずれかのマルチエピトープ構築体;
(t) HTL核酸がCTL及び/又はHTL接合部エピトープの数を最小限におさえるようにえり分けされている、(k)〜(s)のいずれかのマルチエピトープ構築体;
(u) 1又は複数の隣接アミノ酸残基をコードする1又は複数の核酸を含む、(a)〜(t)のいずれかのマルチエピトープ構築体;
(v) 1又は複数の隣接アミノ酸残基がCTLエピトープ核酸のC+1位置においてK、R、N、Q、G、A、S、C及びTから成るグループの中から選択されている、(U)のマルチエピトープ構築体;
(w) HBV CTL核酸が図27Aに示されている順序で接合されている、(a)〜(v)のいずれかのマルチエピトープ構築体;
(x) HBV HTL 核酸が図28Aに示されている順序で接合されている、(n)〜(w)のいずれかのマルチエピトープ構築体;
(y) HBV CTL核酸が図34に示されている順序で接合されている、(c)〜(v)又は(x)のいずれかのマルチエピトープ構築体;
(z) 図24B又は表13、14、18又は19に示されているアミノ酸配列を含むか又はそれらで構成されているペプチドをコードする、(a)〜(x)のいずれかのマルチエピトープ構築体;
(aa) 表13のヌクレオチド配列のヌクレオチド+1〜1248、表14のヌクレオチド配列の+1〜1032、図24Cの内のヌクレオチド配列、表18内のヌクレオチド配列のヌクレオチド+1〜2292、及び表19のヌクレオチド配列のヌクレオチド+1〜2232から成るグループの中から選択された核酸配列を含む(z)のマルチエピトープ構築体;
(bb) 表23又は24に示されたアミノ酸配列を含むか又はそれらで構成されているペプチドをコードする(c)〜(v)又は(x)又は(y)又は(z)のいずれかのマルチエピトープ構築体;
(cc) 表23内のヌクレオチド配列のヌクレオチド+1〜618、又は表24内のヌクレオチド配列のヌクレオチド+1〜657から成るグループの中から選択された核酸配列を含んで成る(bb)のマルチエピトープ構築体;
(dd) (a)〜(cc)のいずれかのマルチエピトープ構築体、及び1又は複数の調節配列;
(ee) (a)〜(dd)のいずれかのマルチエピトープ構築体、及び1又は複数のIRES;
(ff) (a)〜(ee)のいずれかのマルチエピトープ構築体、及び1又は複数のプロモータ;
(gg) (a)〜(ff)のいずれかのマルチエピトープ構築体、及び1又は複数のCMVプロモータ;
(hh) (a)〜(gg)のいずれかのマルチエピトープ構築体、及び2つ以上のCMVプロモータ;
(ii) (a)〜(hh)のいずれかのマルチエピトープ構築体、及びベクター;
(jj) ベクターが発現ベクターである(ii)のマルチエピトープ構築体;
(kk) 図29A(i)、(ii)又は(iii)内に示されたマルチエピトープ構築体の構造を有する、(a)〜(jj)のいずれかのマルチエピトープ構築体、を含んで成るポリヌクレオチド。
【請求項2】
2つのマルチエピトープ構築体を含むポリヌクレオチドにおいて、第1のマルチエピトープ構築体が(a)〜(kk)のいずれかの中のHBVマルチエピトープ構築体を含み、第2のマルチエピトープ構築体が(n)にあるHBV HTLエピトープを含み、第1及び第2のマルチエピトープ構築体が直接接合されておらずかつ/又は同じ枠内で接合されていないポリヌクレオチド。
【請求項3】
第1及び第2のマルチエピトープ構築体が調節配列に作用可能式にリンクされている、請求項4に記載のポリヌクレオチド。
【請求項4】
第1及び第2のマルチエピトープ構築体が、少なくとも1つのプロモータ及び少なくとも1つのIRES、1つのプロモータ及び1つのIRES、2つのプロモータ又は2つ以上のプロモータ及び/又はIRESから成るグループの中から選択された少なくとも1つの調節配列に作用可能式にリンクされている、請求項5に記載のポリヌクレオチド。
【請求項5】
プロモータがCMVプロモータである、請求項5に記載のポリヌクレオチド。
【請求項6】
2つのマルチエピトープ構築体が図29A(i)又は(ii)に示された構造を有する、請求項4に記載のポリヌクレオチド。
【請求項7】
第2のマルチエピトープ構築体が、図24C又は表14に示されたアミノ酸配列を含むか又はそれらで構成されているペプチドをコードする、請求項4に記載のポリヌクレオチド。
【請求項8】
第2のマルチエピトープ構築体が図24C内のヌクレオチド配列及び表14のヌクレオチド配列のヌクレオチド+1〜1032の中から選択された核酸配列を含んで成る、請求項4に記載のポリヌクレオチド。
【請求項9】
表13内のヌクレオチド配列のヌクレオチド+1〜1248、表18内のヌクレオチド配列のヌクレオチド+1〜2292、表19内のヌクレオチド配列のヌクレオチド+1〜2232、表23のヌクレオチド+1〜618、及び表24のヌクレオチド+1〜657から成るグループの中から選択された核酸配列を含むポリヌクレオチド。
【請求項10】
請求項1〜9のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドを含むベクター。
【請求項11】
図29A(i)、(ii)又は(iii)中に示されているベクターの構造をもつ、請求項10に記載のベクター。
【請求項12】
請求項1〜11のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドによってコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド。
【請求項13】
図24B又は表13、14、18、19、23又は24中に示されているアミノ酸配列から成るグループの中から選択されたアミノ酸配列を含む、請求項12に記載のポリペプチド。
【請求項14】
請求項1〜9のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド又は請求項10又は11に記載のベクター又は請求項12又は13に記載のポリペプチド、又はそれらの組合せを含んで成る組成物。
【請求項15】
請求項1〜9のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド又は請求項10又は11に記載のベクター又は請求項12又は13に記載のポリペプチドを含む細胞。
【請求項16】
請求項1〜9のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド、請求項10又は11に記載のベクター、請求項12又は13に記載のポリペプチド、請求項14に記載の組成物又は請求項15に記載の細胞を、それを必要としている個体に対し投与する段階を含む、該個体の体内でB型肝炎(HBV)に対する免疫応答を誘発する方法。
【請求項17】
請求項1〜9のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド、請求項10又は11に記載のベクター、請求項12又は13に記載のポリペプチド、請求項14に記載の組成物又は請求項15に記載の細胞を作る方法。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7】
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【図8】
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【図9A】
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【図9B】
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【図9C】
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【図10】
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【図11A】
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【図12】
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【図13A】
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【図14A】
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【図14B−1】
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【図14B−2】
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【図14B−3】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図19A】
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【図19B】
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【図19C】
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【図19D】
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【図19E】
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【図20A】
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【図20B】
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【図20C】
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【図21A】
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【図21B】
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【図21C】
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【図22A】
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【図22B】
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【図22C】
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【図23B】
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【図24A】
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【図24B】
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【図25A】
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【図25B】
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【図26A】
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【図26B】
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【図27B】
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【図28A】
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【図28B】
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【図29B】
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【図30】
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【図31】
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【図32A】
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【図32B】
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【図33A】
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【図33B】
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【図34】
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【図35A−1】
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【図35A−2】
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【図35A−3】
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【図35A−4】
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【図35A−5】
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【図35A−6】
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【図35B−1】
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【図35B−2】
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【図35C−1】
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【図35C−2】
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【図35D】
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【図35E】
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【図36】
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【図37A】
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【図37B】
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【図38】
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【図39】
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【公表番号】特表2006−501827(P2006−501827A)
【公表日】平成18年1月19日(2006.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−542071(P2004−542071)
【出願日】平成15年10月3日(2003.10.3)
【国際出願番号】PCT/US2003/031303
【国際公開番号】WO2004/031210
【国際公開日】平成16年4月15日(2004.4.15)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
UNIX
マッキントッシュ
【出願人】(500521038)エピミューン インコーポレイテッド (5)
【出願人】(500284580)ジェネンコー・インターナショナル・インク (67)
【Fターム(参考)】