説明

有害化学物質の曝露防止対策

【課題】本発明は、有害化学物質処理の効果、効率、安価な有害化学物の処理を図る。植物破砕の素粒子による廃棄物処理剤の基材開発、多孔質効果が得られる珪藻土素粒子、ゼオライト素粒子の有用活用である。
【解決手段】植物破砕素粒子の製法加工、珪藻土素粒子、ゼオライト素粒子を物理的処理をすることによって実現ができた。よって、含有する有害化学物質の分解消滅処理材は、それの素粒子、土素粒子に有害物を付着させての封じ込め技術の開発である。しかも、高度な設備費用を必要としない製造工程を特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、有害化学物質による健康障害の防止対策に関する。
【背景技術】
【0002】
有害化学物質処理により健康障害や環境悪化が進んでいることから、工学的対策と医学的対策が欠かせない。
【0003】
かかる問題処理として各種技術開発がなされてきた。しかし、対策として設備、機材が投入されているものの、十分な処理対策に至っていない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
有害化学物質に対する生理学的感受性は個人差があり、工学的対策のみでは安全、安心とはいえなく、有害化学物質に対し過敏な反応を示す体質者は、有害化学物質環境個所を避けるためにもスクリーニングの医学的な対策を欠かすことはできない。
【0005】
有害化学物質等の障害は、皮膚、粘膜の接触部位に直接障害をおこす場合と皮膚、呼吸器,消化器から体内に吸収されて一定量の蓄積によって吸収部位以外に障害をおこす。
【0006】
有害化学物質の大部分は、アルキル水銀化合物、マンガン、中でもシアン化合物は、症状が現れるが、体内に徐々に蓄積され、長時日にわたってじわじわと障害をおこして来るものは、その原因をつきとめがたく対策が遅れている。
【0007】
請求項4から請求項5の有害化学物質は、素粒子、土素粒子に付着する性質をとらえ、有害物質を袋体またはストックヤード、ピット装置内の素粒子、土素粒子に残留,担持、保有をさせ、脱水作用で水分を透過させ、付着物の有害物質の封じ込め、ならびに排水基準値を下回る処理方法。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するに数多くの提案がなされ実用化されているものの、設備投資額と多大なる費用と人力を必要としたが、人体、生態系に汚染を引き起こしていた。
また、水質汚水が河川に放出され自然汚染や二次製品による環境破壊、水質汚染、悪臭に問題があった。
【0009】
植物破砕の素粒子を多孔質にすることの効果は、表面積、空隙率の多孔質構造機能の活用にて発揮されたことを特徴とする。公知の珪藻土素粒子、ゼオライト素粒子の単一使用において、混合使用において効果が発揮された。
【0010】
良質の多孔質の機能、性能を有している珪藻土、ゼオライト、植物破砕の素粒子は公知の有用性を、加工向上によって、さらに、浄化処理基材の有効性を、資源循環型社会の推進と成り得る。
【0011】
本発明によって上記の有効活用は確立された。
【発明の効果】
【0012】
天然素材の植物破砕の素粒子は有用な特徴と細孔部に吸着保持された微生物の相乗効果による環境改善剤を得ることができた。天然資源が有する特性から、独自効果の大きい作用が発見された。
【0013】
さらに、珪藻土、ゼオライト、植物破砕の有用性を環境改良材として、持続的効果の得られることが発見された。
【0014】
上記有用な微生物が多孔質体に付着、浸潤され有害かがくの分解処理ができた。
本発明による有害化学物質処理材は、安全性、経済性ともに優れ、低コストでしかも実用に優れた従来にない環境用剤を供することができた。
【0015】
上記の素粒子効果は、有害物質を含む土化した物質を封じ込め、減溶化できる。また脱水に伴っての排出水は、環境基準値を下回る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
上記の素粒子が有害化学物質に接触することで有害物質が吸着、付着され封じ込められる。固液分解によるBOD減少反応がおきる汚水および有害化学物質が分解された。
【0017】
さらに、固液分解のSS,BODは水分反応となった。
【0018】
このことは、醗酵分解消化の条件から無数の菌、微生物菌が発生した。
【0019】
発生した菌、微生物菌は、SS,BOD源を分解消化によって二酸化炭素や水に分解される。
【0020】
このような多面性のある物質素粒子によって浄化された水となる。
【0021】
本発明の有害化学物質処理材は、天然多孔質物質をベースとし、好ましくは秋田県北秋田市から産出される植物破砕、珪藻土、ゼオライトは秋田県能代市から産出される良質の多孔質素粒子構造での処理が望ましい。
【0022】
有害化学物質の封じ込めの袋体は、好ましくはポリエステル、ポリプロレン等の化学繊維で成形された透水性袋体の使用が望ましい。
【0023】
前記透水性のある袋体を好ましくは数枚重ね入れた多重袋体にする効果は、重ねると透過孔が小さくなり濾過効果と水と移動する際有害物質が素粒子、土素粒子等に封じ込まれる。
【0024】
上記に透水性のある素粒子に透水してなる水質浄化方法を取り入れた有害物質処理方法。
【産業上の利用可能性】
【0025】
本発明に係る有害物質の封じ込め処理技術は、建設工事、汚泥一般を含む一種類または複種類からなる有害化学物質を封じ込める。有害廃棄物、生活汚泥、農業汚泥、産業汚泥、家畜汚泥、下水汚泥等を低減分解、封じ込みをする。起因する排出水の環境汚染を低減分解する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
植物破砕の素粒子を多孔質構造を、加熱、乾燥製法、加工したこと特徴とする。
【請求項2】
有害物質は粒子、土粒子に付着する性質をとらえ、有害物質を袋体またはストックヤード、ピット装置内の粒子に残留,担持、保有をさせ、脱水作用で水分を透過させ、付着物の有害物質の封じ込め処理方法。
【請求項3】
珪藻土焼成顆粒に珪藻土焼成粉末を団子状にならない混合割合の調整量をもって廃棄物、建設工事、汚泥一般を含む一種または複種類からなる有害物質の封じ込め、請求項2の処理方法。
【請求項4】
前記処理材はピット設備や袋体処理とし、好ましくはポリエステル、ポリプロレン等化学繊維で成形された透水性袋体の使用が望ましい。
【請求項5】
前記透水性袋体は、好ましくは数枚重ね入れた多重袋体の効果は発揮される。
【請求項6】
前記透水性のある組成物質に透水してなる処理方法を取り入れた有害物質の封じ込め処理方法。
【請求項7】
上記有害物を封じ込めた処理物質体は、所定の基準を満たした指定された場所内に封じ込めた請求項1から請求項6の複数項記載の有害物処理方法。
【請求項8】
上記においての趣旨を逸脱しない範囲の変更は、本発明に含まれる。

【公開番号】特開2011−72980(P2011−72980A)
【公開日】平成23年4月14日(2011.4.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−244918(P2009−244918)
【出願日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【出願人】(305058494)
【Fターム(参考)】