説明

有機発光表示装置

【課題】有機発光表示装置を提供する。
【解決手段】ユーザが視認できる有機発光表示装置であって、ユーザに対して両側面エッジに配置され、一色の可視光線を具現する第1エッジ副画素ライン、及び一色の可視光線を具現する第2エッジ副画素ラインを備えるエッジ副画素ライン部と、第1エッジ副画素ラインと第2エッジ副画素ラインとの間に配置され、複数の中央副画素ラインを備える中央副画素ライン部と、を備え、各中央副画素ラインは、一色の可視光線を具現し、第1エッジ副画素ラインの幅は、第1エッジ副画素ラインと同じ色の可視光線を具現する中央副画素ラインの幅より狭く形成されたものとユーザに視認され、第2エッジ副画素ラインの幅は、第2エッジ副画素ラインと同じ色の可視光線を具現する中央副画素ラインの幅より狭く形成されたものとユーザに視認される有機発光表示装置である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、有機発光表示装置に係り、特に画質特性を容易に向上させる有機発光表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、ディスプレイ装置は、携帯が可能な薄型の平板表示装置に代替される勢いである。平板ディスプレイ装置のうち、有機または無機発光表示装置は、自発光型ディスプレイ装置であって、視野角が広く、コントラストが優秀であるだけでなく、応答速度が速いという長所があるので、次世代のディスプレイ装置として注目されている。また、発光層の形成物質が有機物で構成される有機発光表示装置は、無機発光表示装置に比べて輝度、駆動電圧及び応答速度特性に優れ、多様な色相を具現できるという長所を有している。
【0003】
有機発光表示装置は、有機発光層を中心に、カソード電極、アノード電極が配置され、かかる両電極に電圧を加えれば、両電極に連結された有機発光層で可視光線を発生させる。
【0004】
有機発光表示装置は、複数の副画素を備えるが、工程の便宜及び光特性を考慮して、副画素をストライプパターンで配置する。すなわち、有機発光表示装置には、複数のストライプパターンで副画素が配置される。この時、一ストライプパターンで配置された複数の副画素は、同じ色の可視光線を発光する場合があり、ユーザが見る時に、有機発光表示装置の左右両側のストライプパターンの複数の副画素が顕著に現れて、有機発光表示装置の画質を向上させるのに限界があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、画質特性を容易に向上させる有機発光表示装置を提供するところにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、ユーザが視認できる有機発光表示装置であって、ユーザに対して両側面エッジに配置され、一色の可視光線を具現する第1エッジ副画素ライン、及び一色の可視光線を具現する第2エッジ副画素ラインを備えるエッジ副画素ライン部と、前記第1エッジ副画素ラインと前記第2エッジ副画素ラインとの間に配置され、複数の中央副画素ラインを備える中央副画素ライン部と、を備え、前記各中央副画素ラインは、一色の可視光線を具現し、前記第1エッジ副画素ラインの幅は、前記第1エッジ副画素ラインと同じ色の可視光線を具現する前記中央副画素ラインの幅より狭く形成されたものとユーザに視認され、前記第2エッジ副画素ラインの幅は、前記第2エッジ副画素ラインと同じ色の可視光線を具現する前記中央副画素ラインの幅より狭く形成されたものとユーザに視認される有機発光表示装置を開示する。
【0007】
本発明において、前記第1エッジ副画素ラインは、前記第1エッジ副画素ラインの長手方向に配置された複数の副画素を備え、前記第2エッジ副画素ラインは、前記第2エッジ副画素ラインの長手方向に配置された複数の副画素を備え、前記中央副画素ラインは、前記中央副画素ラインの長手方向に配置された複数の副画素を備える。
【0008】
本発明において、前記エッジ副画素ライン部及び前記中央副画素ライン部は、基板上に配置され、前記各副画素ラインは、画素電極と、前記画素電極と電気的に連結され、有機発光層を備える中間層と、前記中間層上に配置される対向電極と、を備え、前記画素電極上には、前記副画素ラインの全体にわたって形成され、複数の開口部を備える画素定義膜が形成され、前記複数の開口部を通じて、前記中間層は前記画素電極と接し、前記複数の開口部は、前記副画素ラインそれぞれに対応し、前記第1エッジ副画素ラインに対応する開口部の幅は、前記第1エッジ副画素ラインと同じ色の前記中央副画素ラインに対応する開口部の幅より狭く形成され、前記第2エッジ副画素ラインに対応する開口部の幅は、前記第2エッジ副画素ラインと同じ色の前記中央副画素ラインに対応する開口部の幅より狭く形成される。
【0009】
本発明において、前記エッジ副画素ライン部上には、所定の幅を有するブラックマトリックスが形成される。
【0010】
本発明において、前記ブラックマトリックスは、前記エッジ副画素ライン部の長手方向にラインパターンで形成される。
【0011】
本発明において、前記ブラックマトリックスは、前記第1エッジ副画素ライン及び前記第2エッジ副画素ラインの側面のうち、前記中央副画素ライン部から遠くなる方向の側面エッジを覆うように形成される。
【0012】
本発明において、前記エッジ副画素ライン部及び中央副画素ライン部は、基板上に配置され、前記各副画素ラインは、画素電極と、前記画素電極と電気的に連結され、有機発光層を備える中間層と、前記中間層上に配置される対向電極と、を備え、前記対向電極上に形成され、前記エッジ副画素ライン部に対応する領域に配置され、前記エッジ副画素ライン部の所定の領域と重なるように所定の幅を有する補助電極層が配置される。
【0013】
本発明において、前記補助電極層は、可視光線の透過を防止する光遮断物質を含有する。
【0014】
本発明において、前記補助電極層は、前記エッジ副画素ライン部の長手方向にラインパターンで形成される。
【0015】
本発明において、前記補助電極層は、前記第1エッジ副画素ライン及び前記第2エッジ副画素ラインの側面のうち、前記中央副画素ライン部から遠くなる方向の側面エッジを覆うように形成される。
【0016】
本発明において、前記エッジ副画素ライン部及び前記中央副画素ライン部は、基板と密封部材との間に配置され、前記基板と前記密封部材とは、シーリング材により接合され、前記シーリング材は、前記エッジ副画素ライン部の所定の領域と重なるように形成される。
【0017】
本発明において、前記シーリング材は、可視光線の透過を防止する光遮断物質を含有する。
【0018】
本発明において、前記シーリング材は、前記エッジ副画素ライン部の長手方向にラインパターンで形成される。
【0019】
本発明において、前記シーリング材は、前記第1エッジ副画素ライン及び前記第2エッジ副画素ラインの側面のうち、前記中央副画素ライン部から遠くなる方向の側面エッジを覆うように形成される。
【0020】
本発明において、前記エッジ副画素ライン部及び前記中央副画素ライン部は、基板と密封部材との間に配置され、前記密封部材上に第1偏光部材及び第2偏光部材を備える偏光部材が形成され、前記第1偏光部材は、前記エッジ副画素ライン部の所定の領域と重なるように形成され、前記第2偏光部材は、前記偏光部材の前記第1偏光部材が形成されていない領域に形成され、前記第1偏光部材の光透過率は、前記第2偏光部材の光透過率より低い。
【0021】
本発明において、前記第1偏光部材は、可視光線の透過を防止する光遮断物質を含有する。
【0022】
本発明において、前記第1偏光部材は、前記エッジ副画素ライン部の長手方向にラインパターンで形成される。
【0023】
本発明において、前記第1偏光部材は、前記第1エッジ副画素ライン及び前記第2エッジ副画素ラインの側面のうち、前記中央副画素ライン部から遠くなる方向の側面エッジと重なるように形成される。
【0024】
本発明において、前記エッジ副画素ライン部及び前記中央副画素ライン部は、基板と密封部材との間に配置され、前記基板及び前記密封部材は、ベゼルにより補強され、前記ベゼルは、前記エッジ副画素ライン部の所定の領域と重なるように形成された突出部を備える。
【0025】
本発明において、前記突出部は、前記エッジ副画素ライン部の長手方向にラインパターンで形成される。
【0026】
本発明において、前記突出部は、前記第1エッジ副画素ライン及び前記第2エッジ副画素ラインの側面のうち、前記中央副画素ライン部から遠くなる方向の側面エッジを覆うように形成される。
【発明の効果】
【0027】
本発明による有機発光表示装置は、画質特性を容易に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の一実施形態による有機発光表示装置を示す概略的な平面図である。
【図2】図1のII−II線の断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態による有機発光表示装置を示す概略的な平面図である。
【図4】図3のIV−IV線の断面図である。
【図5】本発明のさらに他の実施形態による有機発光表示装置を示す概略的な平面図である。
【図6】図5のVI−VI線の断面図である。
【図7】本発明のさらに他の実施形態による有機発光表示装置を示す概略的な断面図である。
【図8】本発明のさらに他の実施形態による有機発光表示装置を示す概略的な断面図である。
【図9】本発明のさらに他の実施形態による有機発光表示装置を示す概略的な平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、添付された図面に示した本発明による実施形態を参照して、本発明の構成及び作用を詳細に説明する。
【0030】
図1は、本発明の一実施形態による有機発光表示装置を示す概略的な平面図であり、図2は、図1のII−II線の断面図である。
【0031】
図1を参照すれば、本実施形態の有機発光表示装置100は、エッジ副画素ライン部110及び中央副画素ライン部150を備える。
【0032】
エッジ副画素ライン部110は、第1エッジ副画素ライン101及び第2エッジ副画素ライン102を備える。そして、中央副画素ライン部150は、第1エッジ副画素ライン101と第2エッジ副画素ライン102との間に配置される。
【0033】
具体的に、第1エッジ副画素ライン101及び第2エッジ副画素ライン102は、ユーザに対して両側面エッジに配置される。すなわち、第1エッジ副画素ライン101は、ユーザに対して左側エッジに、第2エッジ副画素ライン102は、ユーザに対して右側エッジに配置される。
【0034】
第1エッジ副画素ライン101及び第2エッジ副画素ライン102は、複数の副画素を備える。
【0035】
また、中央副画素ライン部150は、複数の副画素ラインを備えるが、具体的な例として、順次に配置された第1中央副画素ライン151、第2中央副画素ライン152及び第3中央副画素ライン153を備える。したがって、中央副画素ライン部150は、複数の第1中央副画素ライン151、複数の第2中央副画素ライン152及び複数の第3中央副画素ライン153を備える。
【0036】
各副画素ラインは、一色の可視光線を具現できる。すなわち、各副画素ラインは、一色の副画素を備えるが、具体的に、第1エッジ副画素ライン101は、赤色の副画素を備え、第1中央副画素ライン151は、緑色副画素を備え、第2中央副画素ライン152は、青色副画素を備え、第3中央副画素ライン153は、赤色副画素を備え、第2エッジ副画素ライン102は、青色副画素を備える。
【0037】
図1及び図2に示したように、中央副画素ライン部150に配置された副画素ラインのうち同じ色の副画素ラインは、いずれも同じ幅を有している。すなわち、緑色副画素を備える第1中央副画素ライン151の幅はいずれも同一であり、青色副画素を備える第2中央副画素ライン152の幅はいずれも同一であり、赤色副画素を備える第3中央副画素ライン153の幅はいずれも同一である。
【0038】
青色副画素、赤色副画素、緑色副画素の順にその幅が狭くなるのは、蛍光体の特性によるものであって、本発明は、これに限定されるものではない。
【0039】
第1エッジ副画素ライン101は、赤色副画素を備えるので、第3中央副画素ライン153と同じ色の副画素を備える。しかし、第1エッジ副画素ライン101の幅は、第3中央副画素ライン153の幅より狭く形成する。
【0040】
第2エッジ副画素ライン102は、青色副画素を備えるので、第2中央副画素ライン152と同じ色の副画素を備える。しかし、第2エッジ副画素ライン102の幅は、第2中央副画素ライン152の幅より狭く形成する。
【0041】
かかる構成の具体的な構成を、図2を参照しつつ説明する。
【0042】
図2を参照すれば、本実施形態の有機発光表示装置100は、基板105、画素電極106、中間層120、画素定義膜115及び対向電極130を備える。あらゆる副画素ラインは、基板105上に配置され、各副画素ラインは、画素電極106、中間層120及び対向電極130の積層構造を含む。また、画素定義膜115は、画素電極106の所定の領域を露出するように複数の開口部110aを備えるが、各開口部110aは、各副画素ラインに対応する。
【0043】
具体的に、各部材の構成について説明する。
【0044】
まず、基板105は、SiOを主成分とする透明なガラス材質で形成される。基板105は、必ずしもこれに限定されるものではなく、透明なプラスチック材質で形成してもよい。プラスチック材質は、絶縁性有機物であるポリエーテルスルホン(PES)、ポリアクリレート(PAR)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリフェニレンスルファイド(PPS)、ポリアリレート、ポリイミド、ポリカーボネート(PC)、セルローストリアセテート(TAC)、セルロースアセテートプロピオネート(CAP)からなるグループから選択される有機物でありうる。
また、金属で基板105を形成できる。金属で基板105を形成する場合、基板105は、鉄、クロム、マンガン、ニッケル、チタン、モリブデン、ステンレススチール(SUS)、Invar合金、Inconel合金及びKovar合金からなる群から選択された一つ以上を含むが、これらに限定されるものではない。基板105は、金属ホイルで形成することもできる。
【0045】
基板105の上部に平滑な面を形成し、基板105の上部に不純元素が浸透することを遮断するために、基板105の上部にバッファ層(図示せず)を形成できる。バッファ層(図示せず)は、SiO及び/またはSiNなどで形成できる。
【0046】
基板105上に画素電極106が形成される。画素電極106を形成するのに先立って、基板105上に薄膜トランジスタを形成することもできる。もちろん、本実施形態の有機発光表示装置100は、能動駆動型装置及び受動駆動型装置にいずれも適用可能である。
【0047】
画素電極106上に画素定義膜115が形成される。画素定義膜115は、画素電極106を露出するように複数の開口部110aを備える。画素定義膜115は、有機物または無機物で形成できる。
【0048】
そして、開口部110a上に有機発光層を備える中間層120が形成される。具体的に、第1エッジ副画素ライン101には、赤色可視光線を発光する有機発光層を備える中間層120が形成され、第1中央副画素ライン151には、緑色可視光線を発光する有機発光層を備える中間層120が形成され、第2中央副画素ライン152には、青色可視光線を発光する有機発光層を備える中間層120が形成され、第3中央副画素ライン153には、赤色可視光線を発光する有機発光層を備える中間層120が形成され、第2エッジ副画素ライン102には、青色可視光線を発光する有機発光層を備える中間層120が形成される。
【0049】
そして、中間層120の上部に対向電極130を形成する。対向電極130は、全体の副画素ラインに対応するように形成できる。
【0050】
図2を参照すれば、開口部110aは、各副画素ラインに対応するが、副画素ラインの幅によって、開口部110aの幅も変わる。すなわち、赤色副画素を備える第1エッジ副画素ライン101に対応する開口部110aの幅EA1は、赤色副画素を備える第3中央副画素ライン153に対応する開口部110aの幅CA1より狭い。
【0051】
また、青色副画素を備える第2エッジ副画素ライン102に対応する開口部110aの幅EA2は、青色副画素を備える第2中央副画素ライン152に対応する開口部110aの幅CA2より狭い。
【0052】
開口部110aの幅を調節して、エッジ副画素ライン部110及び中央副画素ライン部150の副画素の幅を容易に調節できる。
【0053】
すなわち、赤色副画素を備える第1エッジ副画素ライン101の幅を、赤色副画素を備える第3中央副画素ライン153の幅より狭くする。また、青色副画素を備える第2エッジ副画素ライン102の幅を、青色副画素を備える第2中央副画素ライン152の幅より狭くする。
【0054】
基板105の一面に対向するように、すなわち、対向電極130の上部に密封部材(図示せず)が配置される。密封部材(図示せず)は、外部の水分や酸素などから有機発光層を保護するために形成するものであって、密封部材(図示せず)は、透明な材質で形成される。このために、密封部材は、ガラス、プラスチックまたは有機物と無機物との複数の重なった構造で形成されてもよい。
【0055】
副画素をストライプパターンで配置する有機発光表示装置の場合、ユーザの側面で左右エッジの副画素パターンが線のような形態として認識され、これは、一種の不良であって、有機発光表示装置の画質を低下させていた。
【0056】
しかし、本実施形態の有機発光表示装置100は、ユーザの側面で見る時に、左側エッジに配置される第1エッジ副画素ライン101の幅を、中央副画素ライン部150のうち、第1エッジ副画素ライン101の副画素と同じ色を具現する第3中央副画素ライン153の幅より狭く形成する。また、右側エッジに配置される第2エッジ副画素ライン102の幅を、中央副画素ライン部150のうち、第2エッジ副画素ライン102の副画素と同じ色を具現する第2中央副画素ライン152の幅より狭く形成する。
【0057】
これを通じて、ユーザの側面で見る時、左右側エッジに発生する線のような不良を防止して、画質特性が向上した有機発光表示装置100を具現できる。
【0058】
また、本実施形態では、画素定義膜115の開口部110aの幅を調節し、中間層120は、開口部110aに形成されるので、中間層120の幅も、開口部110aの幅によって決定される。これを通じて、第1エッジ副画素ライン101及び第2エッジ副画素ライン102の幅を、中央副画素ライン部150の副画素ラインの幅より狭くする工程を容易に進めることができる。
【0059】
図3は、本発明の他の実施形態による有機発光表示装置を示す概略的な平面図であり、図4は、図3のIV−IV線の断面図である。説明の便宜のために、前述した実施形態と異なる点を中心に説明する。
【0060】
図3を参照すれば、本実施形態の有機発光表示装置200は、エッジ副画素ライン部210及び中央副画素ライン部250を備える。エッジ副画素ライン部210には、所定の幅を有するブラックマトリックス260が配置される。
【0061】
エッジ副画素ライン部210は、第1エッジ副画素ライン201及び第2エッジ副画素ライン202を備える。そして、中央副画素ライン部250は、第1エッジ副画素ライン201と第2エッジ副画素ライン202との間に配置される。
【0062】
具体的に、第1エッジ副画素ライン201及び第2エッジ副画素ライン202は、ユーザに対して両側面エッジに配置される。すなわち、第1エッジ副画素ライン201は、ユーザに対して左側エッジに、第2エッジ副画素ライン202は、ユーザに対して右側エッジに配置される。
【0063】
第1エッジ副画素ライン201及び第2エッジ副画素ライン202は、複数の副画素を備える。
【0064】
また、中央副画素ライン部250は、複数の副画素ラインを備えるが、具体的な例として、順次に配置された第1中央副画素ライン251、第2中央副画素ライン252及び第3中央副画素ライン253を備える。したがって、中央副画素ライン部250は、複数の第1中央副画素ライン251、複数の第2中央副画素ライン252及び複数の第3中央副画素ライン253を備える。
【0065】
各副画素ラインは、同じ色の副画素を備える。具体的に、第1エッジ副画素ライン201は、赤色の副画素を備え、第1中央副画素ライン251は、緑色副画素を備え、第2中央副画素ライン252は、青色副画素を備え、第3中央副画素ライン253は、赤色副画素を備え、第2エッジ副画素ライン202は、青色副画素を備える。
【0066】
図3及び図4に示したように、中央副画素ライン部250に配置された副画素ラインのうち同じ色の副画素ラインは、いずれも同じ幅を有している。すなわち、緑色副画素を備える第1中央副画素ライン251の幅はいずれも同一であり、青色副画素を備える第2中央副画素ライン252の幅はいずれも同一であり、赤色副画素を備える第3中央副画素ライン253の幅はいずれも同一である。
【0067】
図3で見る時、すなわち、ユーザが見る時、第1エッジ副画素ライン201の幅は、第3中央副画素ライン253の幅より狭く形成されており、第2エッジ副画素ライン202の幅は、第2中央副画素ライン252の幅より狭く形成されている。
【0068】
かかる構成の具体的な構成を、図4を参照しつつ説明する。
【0069】
図4を参照すれば、本実施形態の有機発光表示装置200は、基板205、画素電極206、中間層220、対向電極230及びブラックマトリックス260を備える。
【0070】
基板205上に画素電極206が形成される。画素電極206上に画素定義膜215が形成される。画素定義膜215は、画素電極206を露出するように複数の開口部210aを備える。画素定義膜215は、有機物または無機物で形成できる。
【0071】
そして、開口部210a上に有機発光層を備える中間層220が形成される。具体的に、第1エッジ副画素ライン201には、赤色可視光線を発光する有機発光層を備える中間層220が形成され、第1中央副画素ライン251には、緑色可視光線を発光する有機発光層を備える中間層220が形成され、第2中央副画素ライン252には、青色可視光線を発光する有機発光層を備える中間層220が形成され、第3中央副画素ライン253には、赤色可視光線を発光する有機発光層を備える中間層220が形成され、第2エッジ副画素ライン202には、青色可視光線を発光する有機発光層を備える中間層220が形成される。
【0072】
そして、中間層220の上部に対向電極230を形成する。対向電極230は、全体の副画素ラインに対応するように形成できる。
【0073】
対向電極230上に、第1エッジ副画素ライン201の上部及び第2エッジ副画素ライン202の上部に、ブラックマトリックス260が形成される。ブラックマトリックス260は、第1エッジ副画素ライン201及び第2エッジ副画素ライン202の所定の幅を覆うように形成され、可視光線の進行を遮断する。具体的に、ブラックマトリックス260は、第1エッジ副画素ライン201及び第2エッジ副画素ライン202の長手方向にラインパターンで形成され、第1エッジ副画素ライン201の左側エッジ及び第2エッジ副画素ライン202の右側エッジを覆うように形成される。
【0074】
図4を参照すれば、開口部210aは、副画素に対応するが、副画素ラインの幅によって、開口部210aの幅も変わる。この時、エッジ副画素ライン部210及び中央副画素ライン部250の区別なしに、同じ色の副画素を備える副画素ラインの幅は、同一に形成される。
【0075】
すなわち、赤色副画素を備える第1エッジ副画素ライン201に対応する開口部210aの幅EA1は、赤色副画素を備える第3中央副画素ライン253に対応する開口部210aの幅CA1と同じである。また、青色副画素を備える第2エッジ副画素ライン202に対応する開口部210aの幅EA2は、青色副画素を備える第2中央副画素ライン252に対応する開口部210aの幅CA2と同じである。
【0076】
しかし、ユーザが見る時は、エッジ副画素ライン部210の幅は変わる。すなわち、第1エッジ副画素ライン201の場合、ブラックマトリックス260で覆われていない開口部210aの幅BA1は、第3中央副画素ライン253に対応する開口部210aの幅CA1より狭い。また、第2エッジ副画素ライン202の場合、ブラックマトリックス260で覆われていない開口部210aの幅BA2は、第2中央副画素ライン252に対応する開口部210aの幅CA2より狭い。
【0077】
ブラックマトリックス260の幅を調節して、ユーザが認識するエッジ副画素ライン部210の副画素の幅を容易に調節できる。
【0078】
すなわち、ユーザは、赤色副画素を備える第1エッジ副画素ライン201の幅を、赤色副画素を備える第3中央副画素ライン253の幅より狭く視認する。また、青色副画素を備える第2エッジ副画素ライン202の幅を、青色副画素を備える第2中央副画素ライン252の幅より狭く視認する。
【0079】
基板205の一面に対向するように、すなわち、対向電極230の上部に密封部材(図示せず)が配置される。密封部材(図示せず)は、外部の水分や酸素などから有機発光層などを保護するために形成するものであって、密封部材(図示せず)は、透明な材質で形成される。このために、密封部材は、ガラス、プラスチックまたは有機物と無機物との複数の重なった構造で形成されてもよい。
【0080】
本実施形態では、ブラックマトリックス260を利用して、ユーザの側面で見る時、左側エッジに配置される第1エッジ副画素ライン201の幅が、中央副画素ライン部250のうち、第1エッジ副画素ライン201と同じ色の第3中央副画素ライン253の幅より狭く形成されたものと視認される。また、右側エッジに配置される第2エッジ副画素ライン202の幅が、中央副画素ライン部250のうち、第2エッジ副画素ライン202と同じ色の第2中央副画素ライン252の幅より狭く形成されたものと視認される。
【0081】
これを通じて、ユーザの側面で見る時、左右側エッジに発生する線のような不良を防止して、画質特性が向上した有機発光表示装置200を具現できる。
【0082】
図5は、本発明のさらに他の実施形態による有機発光表示装置を示す概略的な平面図であり、図6は、図5のVI−VI線の断面図である。説明の便宜のために、前述した実施形態と異なる点を中心に説明する。
【0083】
図5を参照すれば、本実施形態の有機発光表示装置300は、エッジ副画素ライン部310及び中央副画素ライン部350を備える。エッジ副画素ライン部310には、所定の幅を有する補助電極層360が配置される。
【0084】
エッジ副画素ライン部310は、第1エッジ副画素ライン301及び第2エッジ副画素ライン302を備える。そして、中央副画素ライン部350は、第1エッジ副画素ライン301と第2エッジ副画素ライン302との間に配置される。
【0085】
具体的に、第1エッジ副画素ライン301及び第2エッジ副画素ライン302は、ユーザに対して両側面エッジに配置される。すなわち、第1エッジ副画素ライン301は、ユーザに対して左側エッジに、第2エッジ副画素ライン302は、ユーザに対して右側エッジに配置される。
【0086】
第1エッジ副画素ライン301及び第2エッジ副画素ライン302は、複数の副画素を備える。
【0087】
また、中央副画素ライン部350は、複数の副画素ラインを備えるが、具体的な例として、順次に配置された第1中央副画素ライン351、第2中央副画素ライン352及び第3中央副画素ライン353を備える。したがって、中央副画素ライン部350は、複数の第1中央副画素ライン351、複数の第2中央副画素ライン352及び複数の第3中央副画素ライン353を備える。
【0088】
各副画素ラインは、同じ色の副画素を備える。具体的に、第1エッジ副画素ライン301は、赤色副画素を備え、第1中央副画素ライン351は、緑色副画素を備え、第2中央副画素ライン352は、青色副画素を備え、第3中央副画素ライン353は、赤色副画素を備え、第2エッジ副画素ライン302は、青色副画素を備える。
【0089】
図5及び図6に示したように、中央副画素ライン部350に配置された副画素ラインのうち同じ色の副画素ラインは、いずれも同じ幅を有している。すなわち、緑色副画素を備える第1中央副画素ライン351の幅はいずれも同一であり、青色副画素を備える第2中央副画素ライン352の幅はいずれも同一であり、赤色副画素を備える第3中央副画素ライン353の幅はいずれも同一である。
【0090】
図5で見る時、すなわち、ユーザが見る時、第1エッジ副画素ライン301の幅は、第3中央副画素ライン353の幅より狭く形成されており、第2エッジ副画素ライン302の幅は、第2中央副画素ライン352の幅より狭く形成されている。
【0091】
かかる構成の具体的な構成を、図6を参照しつつ説明する。
【0092】
図6を参照すれば、本実施形態の有機発光表示装置300は、基板305、画素電極306、中間層320、対向電極330及び補助電極層360を備える。
【0093】
基板305上に画素電極306が形成される。画素電極306上に画素定義膜315が形成される。画素定義膜315は、画素電極306を露出するように、複数の開口部310aを備える。画素定義膜315は、有機物または無機物で形成される。
【0094】
そして、開口部310a上に、有機発光層を備える中間層320が形成される。具体的に、第1エッジ副画素ライン301には、赤色可視光線を発光する有機発光層を備える中間層320が形成され、第1中央副画素ライン351には、緑色可視光線を発光する有機発光層を備える中間層320が形成され、第2中央副画素ライン352には、青色可視光線を発光する有機発光層を備える中間層320が形成され、第3中央副画素ライン353には、赤色可視光線を発光する有機発光層を備える中間層320が形成され、第2エッジ副画素ライン302には、青色可視光線を発光する有機発光層を備える中間層320が形成される。
【0095】
そして、中間層320の上部に対向電極330を形成する。対向電極330は、全体の副画素ラインに対応するように形成できる。
【0096】
対向電極330上に、第1エッジ副画素ライン301の上部及び第2エッジ副画素ライン302の上部に補助電極層360が配置される。補助電極層360は、第1エッジ副画素ライン301及び第2エッジ副画素ライン302の所定の幅を覆うように形成され、可視光線の進行を遮断する。このために、補助電極層360は、光遮断物質を含有する。具体的に、補助電極層360は、第1エッジ副画素ライン301及び第2エッジ副画素ライン302の長手方向にラインパターンで形成され、第1エッジ副画素ライン301の左側エッジ及び第2エッジ副画素ライン302の右側エッジを覆うように形成される。
【0097】
図6を参照すれば、開口部310aは、副画素に対応するが、副画素ラインの幅によって、開口部310aの幅も変わる。この時、エッジ副画素ライン部310及び中央副画素ライン部350の区別なしに、同じ色の副画素を備える副画素ラインの幅は同一に形成される。
【0098】
すなわち、赤色副画素を備える第1エッジ副画素ライン301に対応する開口部310aの幅EA1は、赤色副画素を備える第3中央副画素ライン353に対応する開口部210aの幅CA1と同じである。また、青色副画素を備える第2エッジ副画素ライン302に対応する開口部310aの幅EA2は、青色副画素を備える第2中央副画素ライン352に対応する開口部310aの幅CA2と同じである。
【0099】
しかし、ユーザが見る時、エッジ副画素ライン部310の幅は変わる。すなわち、第1エッジ副画素ライン301の場合、補助電極層360で覆われていない開口部310aの幅BA1は、第3中央副画素ライン353に対応する開口部310aの幅CA1より狭い。また、第2エッジ副画素ライン302の場合、補助電極層360で覆われていない開口部310aの幅BA2は、第2中央副画素ライン352に対応する開口部310aの幅CA2より狭い。
【0100】
補助電極層360の幅を調節して、エッジ副画素ライン部310の副画素の幅を容易に調節できる。
【0101】
すなわち、ユーザは、赤色副画素を備える第1エッジ副画素ライン301の幅を、赤色副画素を備える第3中央副画素ライン353の幅より狭く視認する。また、青色副画素を備える第2エッジ副画素ライン302の幅を、青色副画素を備える第2中央副画素ライン352の幅より狭く視認する。
【0102】
基板305の一面に対向するように、すなわち、対向電極330の上部に密封部材(図示せず)が配置される。密封部材(図示せず)は、外部の水分や酸素などから有機発光層などを保護するために形成するものであって、密封部材(図示せず)は、透明な材質で形成される。このために、密封部材は、ガラス、プラスチックまたは有機物と無機物との複数の重なった構造で形成されてもよい。
【0103】
本実施形態では、光を遮断できる補助電極層360を利用して、ユーザ側で見る時、左側エッジに配置される第1エッジ副画素ライン301の幅が、中央副画素ライン部350のうち、第1エッジ副画素ライン301と同じ色の第3中央副画素ライン353の幅より狭く形成されたものと視認される。また、右側エッジに配置される第2エッジ副画素ライン302の幅が、中央副画素ライン部350のうち、第2エッジ副画素ライン302と同じ色の第2中央副画素ライン352の幅より狭く形成されたものと視認される。
【0104】
これを通じて、ユーザの側面で見る時、左右側エッジに発生する線のような不良を防止して、画質特性が向上した有機発光表示装置300を具現できる。また、対向電極330上に補助電極層360を形成して、電圧降下による画質低下を防止できる。
【0105】
図7は、本発明のさらに他の実施形態による有機発光表示装置を示す概略的な断面図である。説明の便宜のために、前述した実施形態と異なる点を中心に説明する。
【0106】
図7を参照すれば、本実施形態の有機発光表示装置400は、エッジ副画素ライン部410及び中央副画素ライン部450を備える。
【0107】
エッジ副画素ライン部410及び中央副画素ライン部450は、基板405と密封部材495との間に配置され、基板405と密封部材495とは、シーリング材490により接合される。シーリング材490は、エッジ副画素ライン部410の所定の領域と重なるように形成される。
【0108】
エッジ副画素ライン部410は、第1エッジ副画素ライン401及び第2エッジ副画素ライン402を備える。そして、中央副画素ライン部450は、第1エッジ副画素ライン401と第2エッジ副画素ライン402との間に配置される。
【0109】
具体的に、第1エッジ副画素ライン401及び第2エッジ副画素ライン402は、ユーザに対して両側面エッジに配置される。すなわち、第1エッジ副画素ライン401は、ユーザに対して左側エッジに、第2エッジ副画素ライン402は、ユーザに対して右側エッジに配置される。
【0110】
第1エッジ副画素ライン401及び第2エッジ副画素ライン402は、複数の副画素を備える。
【0111】
また、中央副画素ライン部450は、複数の副画素ラインを備えるが、具体的な例として、順次に配置された第1中央副画素ライン451、第2中央副画素ライン452及び第3中央副画素ライン453を備える。したがって、中央副画素ライン部450は、複数の第1中央副画素ライン451、複数の第2中央副画素ライン452及び複数の第3中央副画素ライン453を備える。
【0112】
各副画素ラインは、同じ色を具現するように同じ色の副画素を備える。具体的に、第1エッジ副画素ライン401は、赤色副画素を備え、第1中央副画素ライン451は、緑色副画素を備え、第2中央副画素ライン452は、青色副画素を備え、第3中央副画素ライン453は、赤色副画素を備え、第2エッジ副画素ライン402は、青色副画素を備える。
【0113】
図7に示したように、中央副画素ライン部450に配置された副画素ラインのうち同じ色の副画素ラインは、いずれも同じ幅を有している。すなわち、緑色副画素を備える第1中央副画素ライン451の幅はいずれも同一であり、青色副画素を備える第2中央副画素ライン452の幅はいずれも同一であり、赤色副画素を備える第3中央副画素ライン453の幅はいずれも同一である。
【0114】
図7で見る時、すなわち、ユーザが見る時、第1エッジ副画素ライン401の幅BA1は、第3中央副画素ライン453の幅CA1より狭く形成されており、第2エッジ副画素ライン402の幅BA2は、第2中央副画素ライン452の幅CA2より狭く形成されている。
【0115】
具体的に、第1エッジ副画素ライン401の上部及び第2エッジ副画素ライン402の上部に、シーリング材490が配置される。シーリング材490は、第1エッジ副画素ライン401及び第2エッジ副画素ライン402の所定の幅を覆うように形成され、可視光線の進行を遮断する。すなわち、シーリング材490は、基板405と密封部材495とを接合するために、基板405と密封部材495とに接しつつ、第1エッジ副画素ライン401の上部の所定の領域及び第2エッジ副画素ライン402の上部の所定の領域に配置される。シーリング材490は、可視光線を遮断できるように光遮断物質を含有する。また、シーリング材490は、第1エッジ副画素ライン401及び第2エッジ副画素ライン402の長手方向にラインパターンで形成され、第1エッジ副画素ライン401の左側エッジ及び第2エッジ副画素ライン402の右側エッジを覆うように形成される。
【0116】
図7を参照すれば、エッジ副画素ライン部410及び中央副画素ライン部450の区別なしに、同じ色の副画素を備える副画素ラインの幅は同一に形成される。
【0117】
すなわち、赤色副画素を備える第1エッジ副画素ライン401の幅EA1は、赤色副画素を備える第3中央副画素ライン453の幅CA1と同じである。また、青色副画素を備える第2エッジ副画素ライン402の幅EA2は、青色副画素を備える第2中央副画素ライン452の幅CA2と同じである。
【0118】
しかし、ユーザが見る時は、エッジ副画素ライン部410の幅は変わる。すなわち、第1エッジ副画素ライン401の場合、シーリング材490で覆われていない領域の幅BA1は、第3中央副画素ライン453の幅CA1より狭い。また、第2エッジ副画素ライン402の場合、シーリング材490で覆われていない領域の幅BA2は、第2中央副画素ライン452の幅CA2より狭い。
【0119】
シーリング材490の幅を調節して、エッジ副画素ライン部410の副画素の幅を容易に調節できる。
【0120】
すなわち、ユーザは、赤色副画素を備える第1エッジ副画素ライン401の幅を、赤色副画素を備える第3中央副画素ライン453の幅より狭く視認する。また、青色副画素を備える第2エッジ副画素ライン402の幅を、青色副画素を備える第2中央副画素ライン452の幅より狭く視認する。
【0121】
本実施形態では、光を遮断できるシーリング材490を利用して、ユーザの側面で見る時、左側エッジに配置される第1エッジ副画素ライン401の幅が、中央副画素ライン部450のうち、第1エッジ副画素ライン401と同じ色の第3中央副画素ライン453の幅より狭く形成されたものと視認される。また、右側エッジに配置される第2エッジ副画素ライン402の幅が、中央副画素ライン部450のうち、第2エッジ副画素ライン402と同じ色の第2中央副画素ライン452の幅より狭く形成されたものと視認される。
【0122】
これを通じて、ユーザの側面で見る時、左右側エッジに発生する線のような不良を防止して、画質特性が向上した有機発光表示装置400を具現できる。
【0123】
図8は、本発明のさらに他の実施形態による有機発光表示装置を示す概略的な断面図である。説明の便宜のために、前述した実施形態と異なる点を中心に説明する。
【0124】
図8を参照すれば、本実施形態の有機発光表示装置500は、エッジ副画素ライン部510及び中央副画素ライン部550を備える。
【0125】
エッジ副画素ライン部510及び中央副画素ライン部550は、基板505と密封部材595との間に配置され、基板505と密封部材595とは、シーリング材590により接合される。密封部材595上に、偏光部材580が配置される。
【0126】
偏光部材580は、第1偏光部材581及び第2偏光部材582を備える。
【0127】
エッジ副画素ライン部510は、第1エッジ副画素ライン501及び第2エッジ副画素ライン502を備える。そして、中央副画素ライン部550は、第1エッジ副画素ライン501と第2エッジ副画素ライン502との間に配置される。
【0128】
具体的に、第1エッジ副画素ライン501及び第2エッジ副画素ライン502は、ユーザに対して両側面エッジに配置される。すなわち、第1エッジ副画素ライン501は、ユーザに対して左側エッジに、第2エッジ副画素ライン502は、ユーザに対して右側エッジに配置される。
【0129】
第1エッジ副画素ライン501及び第2エッジ副画素ライン502は、複数の副画素を備える。
【0130】
また、中央副画素ライン部550は、複数の副画素ラインを備えるが、具体的な例として、順次に配置された第1中央副画素ライン551、第2中央副画素ライン552及び第3中央副画素ライン553を備える。したがって、中央副画素ライン部550は、複数の第1中央副画素ライン551、複数の第2中央副画素ライン552及び複数の第3中央副画素ライン553を備える。
【0131】
各副画素ラインは、同じ色の副画素を備える。具体的に、第1エッジ副画素ライン501は、赤色副画素を備え、第1中央副画素ライン551は、緑色副画素を備え、第2中央副画素ライン552は、青色副画素を備え、第3中央副画素ライン553は、赤色副画素を備え、第2エッジ副画素ライン502は、青色副画素を備える。
【0132】
図8に示したように、中央副画素ライン部550に配置された副画素ラインのうち同じ色の副画素ラインは、いずれも同じ幅を有している。すなわち、緑色副画素を備える第1中央副画素ライン551の幅はいずれも同一であり、青色副画素を備える第2中央副画素ライン552の幅はいずれも同一であり、赤色副画素を備える第3中央副画素ライン553の幅はいずれも同一である。
【0133】
図8で見る時、すなわち、ユーザが見る時、第1エッジ副画素ライン501の幅BA1は、第3中央副画素ライン553の幅CA1より狭く形成されており、第2エッジ副画素ライン502の幅BA2は、第2中央副画素ライン552の幅CA2より狭く形成されている。
【0134】
具体的に、第1エッジ副画素ライン501の上部及び第2エッジ副画素ライン502の上部に対応するように、偏光部材580の第1偏光部材581が配置される。
【0135】
偏光部材580は、第1偏光部材581及び第2偏光部材582を備えるが、第1偏光部材581は、第2偏光部材582より低い光透過率を有する。第1偏光部材581は、第1エッジ副画素ライン501及び第2エッジ副画素ライン502の所定の幅に対応するように形成され、可視光線の進行を遮断する。
【0136】
すなわち、偏光部材580は、密封部材595上に配置されるが、第1偏光部材581は、第1エッジ副画素ライン501の上部の所定の領域、及び第2エッジ副画素ライン502の上部の所定の領域に配置される。第2偏光部材582は、偏光部材580の領域のうち、第1偏光部材581が配置された残りの領域に配置される。すなわち、第2偏光部材582は、中央副画素ライン部550及びエッジ副画素ライン部510の所定の領域に対応するように形成される。第1偏光部材581は、第2偏光部材582より低い光透過率を有する。特に、第1偏光部材581は、可視光線を遮断できるように、光遮断物質を含有することが望ましい。また、第1偏光部材581は、第1エッジ副画素ライン501及び第2エッジ副画素ライン502の長手方向にラインパターンで形成され、第1エッジ副画素ライン501の左側エッジ及び第2エッジ副画素ライン402の右側エッジを覆うように形成される。
【0137】
図8を参照すれば、エッジ副画素ライン部510及び中央副画素ライン部550の区別なしに、同じ色の副画素を備える副画素ラインの幅は同一に形成される。
【0138】
すなわち、赤色副画素を備える第1エッジ副画素ライン501の幅EA1は、赤色副画素を備える第3中央副画素ライン553の幅CA1と同じである。また、青色副画素を備える第2エッジ副画素ライン502の幅EA2は、青色副画素を備える第2中央副画素ライン552の幅CA2と同じである。
【0139】
しかし、ユーザが見る時は、エッジ副画素ライン部510の幅は変わる。すなわち、第1エッジ副画素ライン501の場合、第1偏光部材581で覆われていない幅BA1は、第3中央副画素ライン553の幅CA1より狭い。また、第2エッジ副画素ライン502の場合、第1偏光部材581で覆われていない幅BA2は、第2中央副画素ライン552の幅CA2より狭い。
【0140】
第1偏光部材581の幅を調節して、エッジ副画素ライン部510の副画素の幅を容易に調節できる。
【0141】
すなわち、ユーザは、赤色副画素を備える第1エッジ副画素ライン501の幅を、赤色副画素を備える第3中央副画素ライン553の幅より狭く視認する。また、青色副画素を備える第2エッジ副画素ライン502の幅を、青色副画素を備える第2中央副画素ライン552の幅より狭く視認する。
【0142】
本実施形態では、光を遮断できる第1偏光部材581を備える偏光部材580を利用して、ユーザの側面で見る時、左側エッジに配置される第1エッジ副画素ライン501の幅が、中央副画素ライン部550のうち、第1エッジ副画素ライン501と同じ色の第3中央副画素ライン553の幅より狭く形成されたものと視認される。また、右側エッジに配置される第2エッジ副画素ライン502の幅が、中央副画素ライン部550のうち、第2エッジ副画素ライン502と同じ色の第2中央副画素ライン552の幅より狭く形成されたものと視認される。
【0143】
これを通じて、ユーザの側面で見る時、左右側エッジに発生する線のような不良を防止して、画質特性が向上した有機発光表示装置500を具現できる。
【0144】
図9は、本発明のさらに他の実施形態による有機発光表示装置を示す概略的な断面図である。説明の便宜のために、前述した実施形態と異なる点を中心に説明する。
【0145】
図9を参照すれば、本実施形態の有機発光表示装置600は、エッジ副画素ライン部610及び中央副画素ライン部650を備える。
【0146】
エッジ副画素ライン部610及び中央副画素ライン部650は、基板605と密封部材695との間に配置され、基板605と密封部材695とは、シーリング材690により接合される。基板605及び密封部材695は、ベゼル670にはめ込まれて補強される。
【0147】
ベゼル670は、エッジ副画素ライン部610の所定の領域に対応するように形成された突出部671を備える。
【0148】
エッジ副画素ライン部610は、第1エッジ副画素ライン601及び第2エッジ副画素ライン602を備える。そして、中央副画素ライン部650は、第1エッジ副画素ライン601と第2エッジ副画素ライン602との間に配置される。
【0149】
具体的に、第1エッジ副画素ライン601及び第2エッジ副画素ライン602は、ユーザに対して両側面エッジに配置される。すなわち、第1エッジ副画素ライン601は、ユーザに対して左側エッジに、第2エッジ副画素ライン602は、ユーザに対して右側エッジに配置される。
【0150】
第1エッジ副画素ライン601及び第2エッジ副画素ライン602は、複数の副画素を備える。
【0151】
また、中央副画素ライン部650は、複数の副画素ラインを備えるが、具体的な例として、順次に配置された第1中央副画素ライン651、第2中央副画素ライン652及び第3中央副画素ライン653を備える。したがって、中央副画素ライン部650は、複数の第1中央副画素ライン651、複数の第2中央副画素ライン652及び複数の第3中央副画素ライン653を備える。
【0152】
各副画素ラインは、同じ色の副画素を備える。具体的に、第1エッジ副画素ライン601は、赤色副画素を備え、第1中央副画素ライン651は、緑色副画素を備え、第2中央副画素ライン652は、青色副画素を備え、第3中央副画素ライン653は、赤色副画素を備え、第2エッジ副画素ライン602は、青色副画素を備える。
【0153】
図9に示したように、中央副画素ライン部650に配置された副画素ラインのうち同じ色の副画素ラインは、いずれも同じ幅を有している。すなわち、緑色副画素を備える第1中央副画素ライン651の幅はいずれも同一であり、青色副画素を備える第2中央副画素ライン652の幅はいずれも同一であり、赤色副画素を備える第3中央副画素ライン653の幅はいずれも同一である。
【0154】
図9で見る時、すなわち、ユーザが見る時、第1エッジ副画素ライン601の幅BA1は、第3中央副画素ライン653の幅CA1より狭く形成されており、第2エッジ副画素ライン602の幅BA2は、第2中央副画素ライン652の幅CA2より狭く形成されている。
【0155】
具体的に、第1エッジ副画素ライン601の上部及び第2エッジ副画素ライン602の上部に対応するように、ベゼル670の突出部671が配置される。
【0156】
ベゼル670は、基板605及び密封部材695を補強する。具体的に、基板605及び密封部材695がシーリング材690により接合された後、ベゼル670にはめ込まれる。ベゼル670は、密封部材695の方向に形成された突出部671を備える。突出部671は、第1エッジ副画素ライン601及び第2エッジ副画素ライン602の所定の幅に対応するように形成され、可視光線の進行を遮断する。
【0157】
すなわち、突出部671は、密封部材695上に配置されるが、第1エッジ副画素ライン601の上部の所定の領域、及び第2エッジ副画素ライン602の上部の所定の領域に配置される。また、突出部671は、第1エッジ副画素ライン601及び第2エッジ副画素ライン602の長手方向にラインパターンで形成され、第1エッジ副画素ライン601の左側エッジ及び第2エッジ副画素ライン602の右側エッジを覆うように形成される。
【0158】
図9を参照すれば、エッジ副画素ライン部610及び中央副画素ライン部650の区別なしに、同じ色の副画素を備える副画素ラインの幅は同一に形成される。
【0159】
すなわち、赤色副画素を備える第1エッジ副画素ライン601の幅EA1は、赤色副画素を備える第3中央副画素ライン653の幅CA1と同じである。また、青色副画素を備える第2エッジ副画素ライン602の幅EA2は、青色副画素を備える第2中央副画素ライン652の幅CA2と同じである。
【0160】
しかし、ユーザが見る時は、エッジ副画素ライン部610の幅は変わる。すなわち、第1エッジ副画素ライン601の場合、突出部671で覆われていない領域の幅BA1は、第3中央副画素ライン653の幅CA1より狭い。また、第2エッジ副画素ライン602の場合、突出部671で覆われていない領域の幅BA2は、第2中央副画素ライン652の幅CA2より狭い。
【0161】
突出部671の幅を調節して、エッジ副画素ライン部610の副画素の幅を容易に調節できる。
【0162】
すなわち、ユーザは、赤色副画素を備える第1エッジ副画素ライン601の幅を、赤色副画素を備える第3中央副画素ライン653の幅より狭く視認する。また、青色副画素を備える第2エッジ副画素ライン602の幅を、青色副画素を備える第2中央副画素ライン652の幅より狭く視認する。
【0163】
本実施形態では、光を遮断できるベゼル670の突出部671を利用して、ユーザの側面で見る時、左側エッジに配置される第1エッジ副画素ライン601の幅が、中央副画素ライン部650のうち、第1エッジ副画素ライン601と同じ色の第3中央副画素ライン653の幅より狭く形成されたものと視認される。また、右側エッジに配置される第2エッジ副画素ライン602の幅が、中央副画素ライン部650のうち、第2エッジ副画素ライン602と同じ色の第2中央副画素ライン652の幅より狭く形成されたものと視認される。
【0164】
これを通じて、ユーザの側面で見る時、左右側エッジに発生する線のような不良を防止して、画質特性が向上した有機発光表示装置600を具現できる。
【0165】
図面に示した実施形態を参考にして説明されたが、これは、例示的なものに過ぎず、当業者ならば、これから多様な変形及び均等な他の実施形態が可能であるという点を理解できるであろう。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は、特許請求の範囲の技術的思想により決まらねばならない。
【産業上の利用可能性】
【0166】
本発明は、ディスプレイ装置関連の技術分野に適用可能である。
【符号の説明】
【0167】
100,200,300,400,500,600 有機発光表示装置
101,201,301,401,501,601 第1エッジ副画素ライン
102,202,302,402,502,602 第2エッジ副画素ライン
105,205,305,405,505,605 基板
106,206,306 画素電極
110,210,310,410,510,610 エッジ副画素ライン部
115,215,315 画素定義膜
120,220,320 中間層
130,230,330 対向電極
150,250,350,450,550,650 中央副画素ライン部
260 ブラックマトリックス
360 補助電極層
580 偏光部材
581 第1偏光部材
582 第2偏光部材
495,595,695 密封部材
490,590,690 シーリング材
670 ベゼル
671 突出部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザが視認できる有機発光表示装置であって、
ユーザに対して両側面エッジに配置され、一色の可視光線を具現する第1エッジ副画素ライン、及び一色の可視光線を具現する第2エッジ副画素ラインを備えるエッジ副画素ライン部と、
前記第1エッジ副画素ラインと前記第2エッジ副画素ラインとの間に配置され、複数の中央副画素ラインを備える中央副画素ライン部と、を備え、
前記各中央副画素ラインは、一色の可視光線を具現し、
前記第1エッジ副画素ラインの幅は、前記第1エッジ副画素ラインと同じ色の可視光線を具現する前記中央副画素ラインの幅より狭く形成されたものとユーザに視認され、前記第2エッジ副画素ラインの幅は、前記第2エッジ副画素ラインと同じ色の可視光線を具現する前記中央副画素ラインの幅より狭く形成されたものとユーザに視認される有機発光表示装置。
【請求項2】
前記第1エッジ副画素ラインは、前記第1エッジ副画素ラインの長手方向に配置された複数の副画素を備え、前記第2エッジ副画素ラインは、前記第2エッジ副画素ラインの長手方向に配置された複数の副画素を備え、前記中央副画素ラインは、前記中央副画素ラインの長手方向に配置された複数の副画素を備える請求項1に記載の有機発光表示装置。
【請求項3】
前記エッジ副画素ライン部及び前記中央副画素ライン部は、基板上に配置され、
前記各副画素ラインは、
画素電極と、
前記画素電極と電気的に連結され、有機発光層を備える中間層と、
前記中間層上に配置される対向電極と、を備え、
前記画素電極上には、前記副画素ラインの全体にわたって形成され、複数の開口部を備える画素定義膜が形成され、
前記複数の開口部を通じて、前記中間層は前記画素電極と接し、前記複数の開口部は、前記副画素ラインそれぞれに対応し、前記第1エッジ副画素ラインに対応する開口部の幅は、前記第1エッジ副画素ラインと同じ色の前記中央副画素ラインに対応する開口部の幅より狭く形成され、前記第2エッジ副画素ラインに対応する開口部の幅は、前記第2エッジ副画素ラインと同じ色の前記中央副画素ラインに対応する開口部の幅より狭く形成された請求項1に記載の有機発光表示装置。
【請求項4】
前記エッジ副画素ライン部上には、所定の幅を有するブラックマトリックスが形成された請求項1に記載の有機発光表示装置。
【請求項5】
前記ブラックマトリックスは、前記エッジ副画素ライン部の長手方向にラインパターンで形成された請求項4に記載の有機発光表示装置。
【請求項6】
前記ブラックマトリックスは、前記第1エッジ副画素ラインと、前記第2エッジ副画素ラインとの側面のうち、前記中央副画素ライン部から遠くなる方向の側面エッジを覆うように形成された請求項4に記載の有機発光表示装置。
【請求項7】
前記エッジ副画素ライン部及び中央副画素ライン部は、基板上に配置され、
前記各副画素ラインは、
画素電極と、
前記画素電極と電気的に連結され、有機発光層を備える中間層と、
前記中間層上に配置される対向電極と、を備え、
前記対向電極上に形成され、前記エッジ副画素ライン部に対応する領域に配置され、前記エッジ副画素ライン部の所定の領域と重なるように所定の幅を有する補助電極層が配置された請求項1に記載の有機発光表示装置。
【請求項8】
前記補助電極層は、可視光線の透過を防止する光遮断物質を含有する請求項7に記載の有機発光表示装置。
【請求項9】
前記補助電極層は、前記エッジ副画素ライン部の長手方向にラインパターンで形成された請求項7に記載の有機発光表示装置。
【請求項10】
前記補助電極層は、前記第1エッジ副画素ライン及び前記第2エッジ副画素ラインの側面のうち、前記中央副画素ライン部から遠くなる方向の側面エッジを覆うように形成された請求項7に記載の有機発光表示装置。
【請求項11】
前記エッジ副画素ライン部及び前記中央副画素ライン部は、基板と密封部材との間に配置され、前記基板と前記密封部材とは、シーリング材により接合され、
前記シーリング材は、前記エッジ副画素ライン部の所定の領域と重なるように形成された請求項1に記載の有機発光表示装置。
【請求項12】
前記シーリング材は、可視光線の透過を防止する光遮断物質を含有する請求項11に記載の有機発光表示装置。
【請求項13】
前記シーリング材は、前記エッジ副画素ライン部の長手方向にラインパターンで形成された請求項11に記載の有機発光表示装置。
【請求項14】
前記シーリング材は、前記第1エッジ副画素ラインと、前記第2エッジ副画素ラインとの側面のうち、前記中央副画素ライン部から遠くなる方向の側面エッジを覆うように形成された請求項11に記載の有機発光表示装置。
【請求項15】
前記エッジ副画素ライン部及び前記中央副画素ライン部は、基板と密封部材との間に配置され、
前記密封部材上に第1偏光部材及び第2偏光部材を備える偏光部材が形成され、
前記第1偏光部材は、前記エッジ副画素ライン部の所定の領域と重なるように形成され、前記第2偏光部材は、前記偏光部材の前記第1偏光部材が形成されていない領域に形成され、前記第1偏光部材の光透過率は、前記第2偏光部材の光透過率より低い請求項1に記載の有機発光表示装置。
【請求項16】
前記第1偏光部材は、可視光線の透過を防止する光遮断物質を含有する請求項15に記載の有機発光表示装置。
【請求項17】
前記第1偏光部材は、前記エッジ副画素ライン部の長手方向にラインパターンで形成された請求項15に記載の有機発光表示装置。
【請求項18】
前記第1偏光部材は、前記第1エッジ副画素ラインと、前記第2エッジ副画素ラインとの側面のうち、前記中央副画素ライン部から遠くなる方向の側面エッジと重なるように形成された請求項15に記載の有機発光表示装置。
【請求項19】
前記エッジ副画素ライン部及び前記中央副画素ライン部は、基板と密封部材との間に配置され、
前記基板及び前記密封部材は、ベゼルにより補強され、
前記ベゼルは、前記エッジ副画素ライン部の所定の領域と重なるように形成された突出部を備える請求項1に記載の有機発光表示装置。
【請求項20】
前記突出部は、前記エッジ副画素ライン部の長手方向にラインパターンで形成された請求項19に記載の有機発光表示装置。
【請求項21】
前記突出部は、前記第1エッジ副画素ラインと、前記第2エッジ副画素ラインとの側面のうち、前記中央副画素ライン部から遠くなる方向の側面エッジを覆うように形成された請求項19に記載の有機発光表示装置。

【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−187438(P2011−187438A)
【公開日】平成23年9月22日(2011.9.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−4828(P2011−4828)
【出願日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【出願人】(308040351)三星モバイルディスプレイ株式會社 (764)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Mobile Display Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】San #24 Nongseo−Dong,Giheung−Gu,Yongin−City,Gyeonggi−Do 446−711 Republic of KOREA
【Fターム(参考)】