説明

有機EL素子の製造方法

【課題】電子注入層が形成された形成途中の有機EL素子を保管したとしても、最終的に作製される有機EL素子の素子寿命の低下を抑制することが可能な有機EL素子の製造方法を提供する。
【解決手段】陽極、発光層、電子注入層、および陰極がこの順に積層された構成の有機EL素子の製造方法であって、陽極を形成する工程と、発光層を形成する工程と、電子注入層を形成する工程と、陰極を形成する工程とを含み、前記電子注入層を形成する工程では、イオン性ポリマーを含む塗布液を塗布成膜し、成膜した薄膜を加熱した後に、当該薄膜の形成された形成途中の有機EL素子を所定の時間保管し、その後、前記薄膜をふたたび加熱する、有機EL素子の製造方法。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
陽極、発光層、電子注入層、および陰極がこの順に積層された構成の有機EL素子の製造方法であって、
陽極を形成する工程と、
発光層を形成する工程と、
電子注入層を形成する工程と、
陰極を形成する工程とを含み、
前記電子注入層を形成する工程では、イオン性ポリマーを含む塗布液を塗布成膜し、成膜した薄膜を加熱した後に、当該薄膜の形成された形成途中の有機EL素子を所定の時間保管し、その後、前記薄膜をふたたび加熱する、有機EL素子の製造方法。
【請求項2】
前記電子注入層を形成する工程では、前記形成途中の有機EL素子の保管の前後におこなう2回の加熱のうち、少なくとも1回の加熱を、窒素の体積比が90%以下の雰囲気中でおこなう、請求項1記載の有機EL素子の製造方法。
【請求項3】
前記電子注入層を形成する工程では、前記形成途中の有機EL素子の保管の前後におこなう2回の加熱のうち、少なくとも1回の加熱を、窒素の体積比が90%以下、かつ酸素の体積比が10%〜30%の雰囲気中でおこなう、請求項1記載の有機EL素子の製造方法。
【請求項4】
前記電子注入層を形成する工程では、前記形成途中の有機EL素子の保管の前後におこなう2回の加熱を、窒素の体積比が90%以下、かつ酸素の体積比が10%〜30%の雰囲気中でおこなう、請求項1記載の有機EL素子の製造方法。
【請求項5】
前記電子注入層を形成する工程では、前記形成途中の有機EL素子の保管を、窒素の体積比が90%以下の雰囲気中でおこなう、請求項1〜4のいずれかに記載の有機EL素子の製造方法。

【図1】
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【公開番号】特開2012−190788(P2012−190788A)
【公開日】平成24年10月4日(2012.10.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−33694(P2012−33694)
【出願日】平成24年2月20日(2012.2.20)
【出願人】(000002093)住友化学株式会社 (8,981)
【Fターム(参考)】