本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシール
【課題】
従来、本や手帳にメモ紙等を貼付ける時には、立ったままの姿勢でも片手で簡単に扱う事が難しいと言う問題があった。これは、付箋や糊、セロハンテープやホチキス等だけではこれを解決するには不十分であったからである。
【解決手段】
紙(1)を折り、外側と内側の一部に再剥離再接着可能な接着材(2)を塗布し、また一部を色分けし、中心(13)にタブ2(12)を設ける。これにより、接着や再接着し易く、視覚的にも分かり易く、立ったままの姿勢でも片手だけで簡単に扱い易くすることができる。
従来、本や手帳にメモ紙等を貼付ける時には、立ったままの姿勢でも片手で簡単に扱う事が難しいと言う問題があった。これは、付箋や糊、セロハンテープやホチキス等だけではこれを解決するには不十分であったからである。
【解決手段】
紙(1)を折り、外側と内側の一部に再剥離再接着可能な接着材(2)を塗布し、また一部を色分けし、中心(13)にタブ2(12)を設ける。これにより、接着や再接着し易く、視覚的にも分かり易く、立ったままの姿勢でも片手だけで簡単に扱い易くすることができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、紙の一方の面の中心より下は色素1によって着色されていて、再剥離再接着可能な接着材も塗着されてあり、前記面の色素1によって着色されていない部分に色素1、色素3以外の色目の色素2が着色されてあり、色素2によって着色された部分の他の面の縁を除く部分に再剥離再接着可能な接着材が塗着されている面が内側になるように折り合わされていて、折られて内側になる面の再剥離再接着可能な接着材が塗着されていない面は色素3によって着色されてあり、折られた縁の長さは本や手帳の10分の1パーセントから100パーセントであり、色素2によって着色されている面の方向の外側にある折られた縁に、タブがある事を特徴とする本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシールに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、本や手帳にメモを貼付ける場合、裏面に再剥離再接着可能な接着材が塗着してあり、表面にメモを記述する事のできる付箋が使われている。
【0003】
また、セロハンテープでメモ紙と本や手帳を結び付けて貼付ける方法もある。
【0004】
糊をメモ紙の裏面に塗布して本や手帳の表面に貼付ける方法もある。
【0005】
また、クリップやホチキスを使ってメモ紙と本や手帳を挟み止める方法も使われている。
【0006】
ポスター等を柱や壁に貼付ける為の貼り止め粘着テープも公開されている。(特許文献1参照)
【0007】
軟質膜テープ基材の両面に、それぞれ部分的に粘着材を塗布された両面テープも公開されている。(特許文献2参照)また同じような構造の2枚のカードを接着する為の半面テープも公開されている。(特許文献3参照)
【0008】
貼布用両面接着テープをロール状に形成した、剥離シートなし簡易両面テープも公開されている(特許文献4)
【0009】
台紙片の両面に接着剤が塗付され、開閉片によってカバーをするメモ等の保管補助具も公開されている。(特許文献5)
【0010】
【特許文献1】特開平8ー81660公報
【特許文献2】実開昭53ー007462公報
【特許文献3】実開平6ー010340公報
【特許文献4】実開平3ー055836公報
【特許文献5】特開2002ー79786公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
特許文献1を使用して本や手帳にメモ紙等を貼付ける場合、特許文献1はポスター等を柱や壁に貼付ける為の貼り止め粘着テープであり、折れ線を広げて伸ばした状態で柱や壁に貼付け、ポスター等の重さに耐えて剥がれ落ちない為にはある程度の強力な接着力が必要であると考えられるが、メモ紙等を本や手帳のページの一端に挟み止めるのには強力な接着力では貼り直しが出来ない等の不便がある為に、特許文献1はメモ紙等を本や手帳に貼付けるには不向きと言える。また、剥離紙から剥がし取るには紙の先端にある非粘着部を摘んで剥がすが、この部分を摘んで剥がすと折れ線が広がり伸びてしまう為、その状態で片手で簡単にメモ紙等や本や手帳に貼付けるのには扱いにくい。
【0012】
特許文献2、特許文献3を使用して本や手帳にメモ紙等を貼付ける場合、特許文献2にある粘着材層が塗布された部分、又は特許文献3にある接着部は縁まで塗布されてあり、二つ折りにして保管した場合には完全に張り合わされてしまい、容易に剥がしとる事はできない。また色分けをしていないので裏と表を間違える事がある。
【0013】
特許文献4を使用して本や手帳にメモ紙等を貼付ける場合、本や手帳にメモ紙等を貼る場合には立ったままの姿勢で片手で扱える物が望ましいが、ロール状に巻かれて形成された特許文献4は専用の収納ケースを必要とし、鞄の中に入れて持ち運ぶには大きくてかさばり、ロール状になっているので必要な大きさに切り分けなければならないので、立ったままの姿勢で片手で簡単にメモ紙等を本や手帳に貼付けるのには不向きである。
【0014】
特許文献5を使用して本や手帳にメモ紙等を貼付ける場合、台紙片の外側にある接着剤が塗付された部分を本や手帳に貼付け、台紙片の内側にある接着剤が塗付された部分にメモ紙等を貼付けるが、前記面にメモ紙等を貼付けているので、メモ紙等が貼られた部分の下に書いてる文字等を読む為に持ち上げると、貼付けたメモ紙等が外れてしまう。メモ紙等が貼付けられた本や手帳の下に書いてある文字を読む為に、メモ紙等を取り外して手に持って保管する等しなければならないし、読んだら再び貼り直さなければならないので不便である。また開閉片の内側に接着剤を塗付する方法が記されているが、開閉片は台紙片をはみ出す大きさであり、特許文献5にも記されている通り、開閉片の内側と、台紙片の内側が重ならないところに接着剤を塗付した場合、開閉片の粘着面が本や手帳に付いてしまい、破損してしてしまう恐れがある。また開閉片の内側と台紙片の内側とが重なる部分だけに接着剤を塗付した場合には、開閉片は台紙片をはみ出す大きさであるので、メモ紙等に記述してある文字等のより多くを覆い隠してしまうし、開閉片の接着剤が塗付されていない部分は必要がなく、不経済である。
【0015】
また、本や手帳の必要なページに簡単にメモを貼付ける場合、裏面に再剥離再接着可能な接着材を塗着された付箋に記述して使用しなければならなかったが、メモを付箋に書くとは限らないし、記述したいメモが付箋のサイズに収まるとも限らない。
【0016】
メモ紙等を貼付ける方法としてセロハンテープを使用した場合、もし取り付けに失敗したら剥離して再接着する事は困難であるし、ロール状に巻いてあるので必要な大きさに切る為には手間も掛かった。
【0017】
糊を使用した場合は、メモ紙等と本や手帳とを貼付けてから乾燥すると剥離する事は困難であるし、乾燥する前や再剥離再接着可能な糊を使用していてもメモ紙等か本や手帳には接着跡が残ってしまう。
【0018】
クリップを使用した場合は、クリップを止めた本や手帳のページに接するページに文字を書こうとするとクリップの厚みで文字が書きづらくなってしまうし、複数保管するには専用の容器が必要になり、繰り返し使用する目的があるために容器に戻す必要もあって煩わしかった。
【0019】
ホチキスを使用した場合は、もし針を止めた後に針を外したいと思っても容易に外せないので、メモ紙等を簡単に移動する事も出来ないし、外した後の本や手帳やメモ紙等には針を止めた穴が残ってしまう。
【0020】
また、本や手帳は立ったままの姿勢で使用する事もあるので容易に取り出し易い事が望まれるが、セロハンテープ、糊、ホチキスはどれも取り出しにくく、立ったままの姿勢で片手だけでメモ紙等を本や手帳に貼付ける事は出来ないし、鞄の中に入れて持ち歩くにはかさばる事があった。
【0021】
本発明は、本や手帳にメモ紙等を貼付ける場合にあった、特許文献1を使用した場合の本や手帳にメモ紙等を貼付けるのに不向きな接着剤を使用する事や、剥離紙から剥がし取る時に折れ線が広がり伸びてしまう事、特許文献2や特許文献3を使用した場合の二つ折りにして保管すると完全に張り合わされてしまい、容易に剥がしとる事ができない事や裏と表を間違え易い事、特許文献4を使用した場合の専用の収納ケースを必要とする事や持ち運ぶには大きくてかさばる事、必要な大きさに切り分けなければならない事や立ったままの姿勢で片手で簡単に扱えない事、特許文献5を使用した場合の本や手帳に貼付けられたメモ紙等を持ち上げると、貼付けたメモ紙等が外れてしまう事やメモ紙等が貼付けられた本や手帳の下に書いてある文字を読む為に取り外したメモ紙等を手に持って保管する等して、読み終わったら貼り直さなければならないず不便な事、また特許文献5にも記されている通り、開閉片の内側と台紙片の内側とが重ならないところに接着剤を塗付した場合、開閉片の粘着面が本や手帳に付いてしまい、破損してしてしまう恐れがある事や、開閉片の内側と台紙片の内側とが重なる部分だけに接着剤を塗付した場合には、開閉片は台紙片をはみ出す大きさであるので、メモ紙等に記述してある文字等のより多くを覆い隠してしまうし、開閉片の接着剤が塗付されていない部分は必要がなく、不経済である事、本や手帳の必要なページに簡単にメモを貼付ける為に、裏面に再剥離再接着可能な接着材を塗着された付箋を使用する事が出来るが、メモを付箋に書くとは限らないし、記述したいメモが付箋のサイズに収まるとも限らない事、セロハンテープを使用した場合のもし取り付けに失敗したら剥離して再接着する事は困難な事、糊を使用した場合のメモ紙等と本や手帳とを貼付けてから乾燥すると剥離する事は困難であるし、乾燥する前や再剥離再接着可能な糊を使用していてもメモ紙等や本や手帳には接着跡が残ってしまう事、クリップを使用した場合のクリップを止めた本や手帳のページに接するページに文字を書こうとするとクリップの厚みで文字が書きづらくなってしまう事や複数保管するには専用の容器が必要な事、使用し終える度に容器に戻す必要があって煩わしかった事、ホチキスを使用した場合の針を止めた後に針を外したいと思っても容易に外せないのでメモ紙等を簡単に移動する事も出来ない事や外した後の本や手帳やメモ紙等には針を止めた穴が残ってしまう事、またセロハンテープ、糊、ホチキスもまた取り出しにくく、立ったままの姿勢で片手だけでメモ紙等を本や手帳に貼付ける事は出来ないし、鞄の中に入れて持ち歩くにはかさばると言う以上のような欠点をなくすためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0022】
前記目的を達成するために、請求項1記載の発明によれば、紙(1)の一方の面の中心(13)より下に色素1(6)を着色し、再剥離再接着可能な接着材(2)も塗布する。前記面の色素1を着色されていない部分に色素1(6)、色素3(8)以外の色目の色素2(7)を着色して、前記面の裏面の縁を除く部分に再剥離再接着可能な接着材(2)を塗布して、前記面の再剥離再接着可能な接着材(2)が塗着されていない面に色素3(8)を着色し、前記面が内側になるように折り合わせる。折られた内側の再剥離再接着可能な接着材(2)が塗着された面は、合わされている面より10分の9から10分の1短くして、折られた縁の長さは本や手帳の10分の1パーセントから100パーセントであって前記長さが全長であり、前記長さの内の使用に最適な大きさに切る。色素2(7)によって着色されている面の方向の外側にある折られた縁に、色素2(7)を着色されている面の10分の9から10分の1の大きさのタブ2(12)を設けると、タブ2(12)を摘みメモ紙等に外側にある再剥離再接着可能な接着剤(2)が塗着された面を貼付け、折られた内側の再剥離再接着可能な接着剤(2)を本や手帳に挟み止めれば、貼付けられたメモ紙等として使用出来る。
【0023】
請求項2記載の発明によれば、接着材(4)が塗着された面を本発明を集積した剥離紙(3)の剥離層(9)で無い面に貼付けて、再剥離再接着可能な接着材(2)が塗着された面を本や手帳に挟み止めれば、本や手帳に保管する事が出来る。
【0024】
請求項3記載の発明によれば、本発明を集積した剥離紙(3)にバインダー(5)に取り付ける為の穴を設けると、バインダー(5)の機構のある手帳等に前記機構を使って保管する事が出来る。
【0025】
請求項4記載の発明によれば、請求項1記載の発明の外側にある折られた縁の対辺までの距離が短い方の対辺にタブ1(11)を設ければ、折り合わされた部分を剥がし易くする事が出来る。
【0026】
請求項5記載の発明によれば、請求項1記載の発明の紙(1)の代わりに紙状の透過性素材(10)を使用すると、本や手帳やメモ紙に貼付けた部分の下に記述された文字等を読む事が出来る。
【0027】
請求項6記載の発明によれば、請求項1記載の発明の色素1(6)、色素2(7)を着色しなくても本や手帳にメモ紙等を貼付ける事が出来る。
【0028】
請求項7記載の発明によれば、請求項1記載の発明の折られた縁の外側と内側にある再剥離再接着可能な接着材(2)を接着材(4)に代えると、より多くの用途に対応する事が出来る。
【0029】
請求項8記載の発明によれば、請求項1記載の発明の色素1(6)、色素2(7)、色素3(8)を着色しなくても本や手帳にメモ紙等を貼付ける事が出来る。
【0030】
請求項9記載の発明によれば、請求項1記載の発明のタブ2(12)を設けなくても本や手帳にメモ紙等を貼付ける事が出来る。
【0031】
本発明は、以上の構成からなる本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシールである。
【発明の効果】
【0032】
本発明を本や手帳のページの一端に挟み止めて貼付物を貼る場合は、剥離紙に保管された本発明のタブ2を摘み剥がし、外側にある再剥離再接着可能な接着材が塗着されている部分を貼付物に貼付け、本や手帳の必要なページの一端に色素3が着色された部分を押しあてて固定したまま色素2が着色された部分の裏側の縁を指先でなぞりながら剥し、ページの一端に引っ掛けて指の腹で圧着する。本や手帳の好きな部分、又は貼付けられそうな物の表面に貼付物を貼付る事もできる。その場合は、剥離紙に保管された本発明のタブ2を摘み剥がし、外側にある再剥離再接着可能な接着材が塗着された部分を本や手帳の好きな部分、又は貼付けられそうな物の表面に貼付け、色素2が着色された部分の裏側の縁を指先でなぞりながら剥がし、貼付物を挟み止める。
【0033】
本発明は本や手帳にメモ紙等を貼付けるのに最適なサイズであり、名刺のような小さなサイズからA4程度のサイズの紙でも本発明一枚で貼付けられる。
【0034】
また使用するのに最適なサイズに小分けになっているので、セロハンテープを使用した時のように必要な大きさにカットする手間もない。
【0035】
折られた縁の全長が本や手帳の10分の1パーセントから100パーセントであるので、一般に能率手帳の8穴サイズとされるシステム手帳の幅に7センチであれば本発明が1列、5ミリの本発明の左右に1ミリづつの余白を設けた場合には10列を保管する事が出来、これを本や手帳の大きさに配列すれば一枚の剥離紙に十分な量を集積保管出来る。
【0036】
本や手帳、メモ紙等の貼り合わせる物の面には再剥離再接着可能な接着材を使って貼付けてあるので何度も貼り直せ、且つ接着跡が残らない。
【0037】
貼付物の下に隠れてしまった部分の本や手帳に書いてある文字等は、貼付物を貼付けたまま全体を持ち上げる事で全て、又はほぼ全て読む事が出来る。
【0038】
平らなシールであるので、クリップを使用した時のように文字が書きづらくなるという事は無い。
【0039】
色素1、色素2が色分けされている為に、表面と裏面を間違えにくい。
【0040】
本や手帳のページの一端に外側から見える色素3のある部分を押しあてるが、色素2と色素3は色分けされている為に、誤って色素2のある部分を押しあてる事が無い。
【0041】
色素2によって着色された部分は色素1によって着色された部分よりも10分の9から10分の1短い為、折られた縁の外側からも色素3が見えて表面と裏面を間違えないし、色素3によって着色された部分を本や手帳のページの一端に押し当てて、色素2によって着色された部分をめくる事が出来るので片手でも容易に扱える。
【0042】
折られた縁の内側にある再剥離再接着可能な接着材が塗着された面の縁には再剥離再接着可能な接着材が塗着されていない為に、この部分を剥がす事が容易である。
【0043】
片手で使用出来るので、糊を使用した時のように蓋を開けたり、糊を塗布する以外の手で補助したりする必要も無い。
【0044】
本や手帳のページの一端に挟み止めれば、もし誤って貼付物をめくるように引っ張ってしまっても、全体が持ち上がるだけで剥がれてしまう事は無い。
【0045】
剥離紙に貼付けられた本発明を剥がす時にタブ2を摘んで剥がす事が出来る為に剥がし易く、タブ2は色素2によって着色されている面の10分の9から10分の1の大きさであり、色素2によって着色されている面と間違えて摘む事もない。また、剥離紙からタブ2を摘み剥がしたまま貼付物に貼付けられるので扱い易い。
【0046】
本や手帳に本発明を集積した剥離紙を挟んで保管できる他、本発明を集積した剥離紙の剥離層で無い面に請求項2記載の発明を使用して本や手帳に保管する事もできる。
【0047】
請求項2記載の発明によれば、外側にある接着材が塗着された部分を剥離しにくい接着材等の使用に適した接着材にして、剥離紙の剥離層で無い面に貼付けると、剥離紙から外れにくくなり、この剥離紙を数枚束ねて保管する事も出来て便利である。
【0048】
請求項3記載の発明によれば、本発明を集積した剥離紙にシステム手帳等のバインダー部分に取り付ける為の穴を設けて、この機構を用いたシステム手帳に保管するようにすると、リフィルとして使用でき、差し替えが出来るというシステム手帳の利点を活用できる。
【0049】
請求項4記載の発明によれば、請求項1記載の発明の外側にある折られた縁からの距離が短い側の対辺にタブ1を設けると、タブ1を摘んで折り合わされた部分を剥がす事が出来るので、これが無い場合よりさらに剥がし易くなる。
【0050】
請求項5記載の発明によれば、請求項1記載の発明の基材となる紙に代えて紙状の透過性素材にすると、文字等が記述された部分の上に貼付けた場合でも透過性である為に下にある文字等を読む事に差し支えが無い。
【0051】
請求項6記載の発明によれば、請求項1記載の発明の色素1、色素2を着色しなくても折られた内側の再剥離再接着可能な接着材が塗着された面は、合わされている面より10分の9から10分の1短くなってなっている為、色素3は外側から見えて表側と裏側を間違えにくく、且つ色素1、色素2を着色する手間を省く事が出来るが、折られた内側の再剥離再接着可能な接着材が塗着された面の長さが、合わされている面より10分の9から10分の7程度の長さであるならば、折られた縁の外側からは色素3が見えにくく、その他の部分と色分けをされていないので裏面と表面を間違え易い。
【0052】
請求項7記載の発明によれば、請求項1記載の発明の折られた縁の外側と内側にある再剥離再接着可能な接着材を使用に適した接着材に代えると、より多くの用途に対応する事が出来る。
【0053】
請求項8記載の発明によれば、請求項1記載の発明の色素1、色素2、色素3を着色しなくても注視したり触覚で確認する事で扱い難さを克服出来るし、色素1、色素2、色素3を着色する手間を省けるが、色分けをされていない為に表面と裏面を間違えたり、本や手帳のページの一端に挟み止める時にはどの部分を本や手帳に押しあてて固定するのか分かり難い為、片手で容易に扱う事が難しくなる。
【0054】
請求項9記載の発明によれば、タブ2を設けな無くても剥離紙に保管された請求項9記載の発明の色素2が着色された部分の裏側の縁を指先でなぞりながらつまみ剥がして剥離紙から剥がす事も出来るし、タブ2を設ける手間を省けるが、折られた縁の内側にある再剥離再接着可能な接着材が塗着された部分が指に貼り付く事がある為、もし指が汚れている場合には前記部分に汚れが貼付いて接着力を低下させてしまうし、貼付物に貼付けた後に貼付いた指を離そうとすると請求項9記載の発明と貼付物全体を引っ張ってしまう事もあるので、容易に指を離す事が出来ず扱い難くなり、片手で簡単に扱いにくくなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0055】
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
紙(1)の一方の面の中心(13)より下に色素1(6)を着色し、再剥離再接着可能な接着材(2)も塗布する。前記面の色素1を着色されていない部分に色素1(6)、色素3(8)以外の色目の色素2(7)を着色して、前記面の裏面の縁を除く部分に再剥離再接着可能な接着材(2)を塗布して、前記面の再剥離再接着可能な接着材(2)が塗着されていない面に色素3(8)を着色し、前記面が内側になるように折り合わせる。折られた内側の再剥離再接着可能な接着材(2)が塗着された面は、合わされている面より10分の9から10分の1短くして、折られた縁の長さは本や手帳の10分の1パーセントから100パーセントであって前記長さが全長であり、前記長さの内の使用に最適な大きさに切る。色素2(7)によって着色されている面の方向の外側にある折られた縁に、色素2(7)を着色されている面の10分の9から10分の1の大きさのタブ2(12)を設け、折られた縁の短い方の対辺にタブ1(11)を設け、システム手帳のバインダー(5)に取り付ける事の出来る穴を設けた剥離紙(3)の剥離層(9)に外側にある再剥離再接着可能な接着材(2)が塗着された部分を貼付て保管する。この剥離紙(3)の剥離層(9)で無い面に、下記の構成の接着材(4)が塗着された部分を貼付ける。紙(1)の一方の面に色素3(8)を着色し、他の面の中心(13)より下に接着材(4)を塗布する。前記面の接着材(4)が塗着されていない部分の裏面の縁を除く部分に再剥離再接着可能な接着材(2)を塗布して、この面が内側になるように折り合わせる。折られた縁の内側の再剥離再接着可能な接着材(2)が塗着された面は、合わされている面より10分の9から10分の1短くなっていて、折られた縁の長さは本や手帳の10分の1パーセントから100パーセントであって前記長さが全長であり、前記長さの内の使用に最適な大きさに切る。外側にある折られた縁の対辺までの距離が短い方の対辺にタブ1(11)を設ける。
【0056】
本発明は、以上のような構造である。
【0057】
これを使用するときは、システム手帳に取り付けるのであれば、剥離紙に設けたバインダー(5)部分に取り付ける為の穴をシステム手帳のバインダー(5)部分に通して取り付ける。その他の手帳や本に取り付けるには、剥離紙(3)の剥離層(9)で無い面に貼付けられた本や手帳に剥離紙を貼付ける為のシールにあるタブ1(11)を摘んで剥がし、取り付けたいページの一端に挟み止める。そして、剥離紙(3)の剥離層(9)に保管された本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシールのタブ2(12)を摘み剥がし、タブ2(12)を摘んだままメモ紙等の裏面に外側にある再剥離再接着可能な接着材(2)が塗着された部分を貼付け、本や手帳の必要なページの一端に色素3(8)が着色された部分を押しあてながらタブ1(11)を摘み剥がし、ページの一端に引っ掛けて指の腹で圧着する。また、本や手帳の好きな部分、又は貼付けられそうな物の表面にメモ紙を貼付けるには、剥離紙(3)の剥離層(9)に保管された本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシールのタブ2(12)を摘み剥がし、タブ2(12)を摘んだまま外側にある再剥離再接着可能な接着材(2)が塗着された部分を本や手帳の好きな部分、又は貼付けられそうな物の表面に貼付け、色素2(7)が着色された部分に設けられたタブ1(11)をめくりメモ紙等を挟み止めて、メモ等として使用すれば良い。
【実施例1】
【0058】
図1は折られた縁の全長が本や手帳の10分の1パーセントから100パーセントであり、本や手帳にメモ紙等を貼付ける事に適した大きさになっていて、貼付物には再剥離再接着が可能であり、且つ接着跡も残らない。折られた縁の外側の二面と内側とでは色分けをされているので表面と裏面を間違えたり、本や手帳のページの一端に挟み止める時にも押しあてて固定する場所を間違えないし、折られた縁の内側の再剥離再接着可能な接着材(2)が塗着された面の縁には前記接着材が塗着されてなく、前記接着材が塗着された面は折り合わされている部分より10分の9から10分の1短い為に、本や手帳のページに片手で簡単に挟み止める事が出来る。また、タブ2(12)は色素2(7)によって着色されている面の10分の9から10分の1の大きさであり、色素2(7)によって着色されている面と間違えて摘む事もないし、タブ2(12)があるので剥離紙(3)からも剥がし易く、貼付物にも貼付け易い。
【実施例2】
【0059】
図2は剥離紙(3)を本や手帳のページの一端に挟み止めて保管したい場合に用いて保管する事ができる。挟み止めて保管された剥離紙(3)は、本や手帳に挟んでいる場合のように少しの衝撃で落ちてしまう事も無く、貼付けた本や手帳のページの下に隠れてしまった部分の文字等は、剥離紙(3)を貼付けたまま全体を持ち上げる事で全て、又はほぼ全て読む事が出来る。メモ紙等を貼付けたい本や手帳自体に本発明を集積した剥離紙(3)を貼付けておく事で、鞄等から本発明を取り出す手間も無く、瞬時にメモ紙等を貼付ける事が出来る。
【実施例3】
【0060】
図3はバインダー(5)の機構を用いた本や手帳に、バインダー(5)の機構を使って剥離紙(3)を保管する事ができる。メモ紙等を貼付けたいバインダーの機構のある本や手帳自体に本発明を集積した剥離紙(3)がある事で、鞄等から本発明を取り出す手間も無く、瞬時にメモ紙等を貼付ける事が出来る。
【実施例4】
【0061】
図4はタブ1(11)を設ける事によって、折られた縁の内側の再剥離再接着可能な接着材(2)によって接着された部分を離し易くする事が出来る。その場合には、タブ1(11)を摘む事がで来るので、摘み引っ張れば良い。
【実施例5】
【0062】
図5は紙状の透過性素材(10)を使用する事で、貼付けられた貼付物の下に書かれた文字も透けて見える様になる。もし文章の上に重ねて貼付けられたとしても、文章の連続性を保ったままなので、読む事に差し支えが無く便利である。
【実施例6】
【0063】
図6は色素1(6)、色素2(7)によって着色されていなくても、初めて使用する場合には、折られた縁の外側から見て表側と裏側の視認性を色素3(8)が見えるかどうかで区別しても差し支えが無いが、メモ紙等の貼付物を挟み止め、本や手帳に貼付けた場合に、メモ紙等の貼付物が貼り付いたまま剥がし取ると、貼付物によって色素3(8)が覆い隠されている為に、外側からの視認性が無く、次に貼付ける本や手帳の必要なページに折られた縁の外側にある再剥離再接着可能な接着材(2)が塗着されていない面を貼付けようとしてしまう事がある。
【実施例7】
【0064】
図7は用途に応じた接着剤(4)を塗着してあれば、用途に応じて接着剤(4)を使い分ける事が出来る。例えば再剥離再接着の機能を必要としない貼付物を貼付けるには、貼付物が簡単に剥がれ落ちない事が望まれるが、この場合にはより強力な接着剤(4)を塗着してあれば良い。
【実施例8】
【0065】
図8は色分けをしていないので表側と裏側の視認性に欠けるが、触覚によって認識をして使用するならば、色素を着色する行程を省く事ができる。
【実施例9】
【0066】
図9はタブ2(12)が無くても使用する事は可能である。この場合には色素2が着色された部分の裏側の縁を指先でなぞりながら摘んで剥離紙(3)から剥がし取れば良いが、その際には折られた縁の内側の接着された部分が剥離し広がってしまうので、片手で本や手帳には貼付けるのは難しい。
【実施例10】
【0067】
図10は実施例2、実施例4、実施例5、実施例6、実施例7、実施例8、実施例9のいずれも図10に示された断面図の変化なので参考に出来る。
【実施例11】
【0068】
図11は実施例2、実施例4、実施例5、実施例6、実施例7、実施例8、実施例9のいずれも図11に示された斜視図の変化なので参考に出来る。
【実施例12】
【0069】
左上端から横書きで書き始まったメモ紙の裏面上部から、表面の1行分を空けて本発明の裏面の再剥離再接着可能な接着材が塗着されている部分を貼付け、本や手帳の必要なぺージの上部端に取り付けると、本や手帳を閉じたときにメモ書きの上部一行がはみ出す為、メモ書きの内容の一端を確認するのにも、メモ書きを添付したページを探すのにも楽である。
【実施例13】
【0070】
A4サイズよりも大きい紙を貼付ける場合には、貼付物の要所に本発明で補う事により貼付ける事が可能である。
【実施例14】
【0071】
実施例5は透過性である為に表面と裏面が見分にくく、折られた縁の内側の再剥離再接着可能な接着材が塗着された部分を剥がしにくいが、折られた縁を境に別々の色を着色された紙状の透過性素材を使用して色分けをしたり、縁取りを付け加えたり、部分的に着色してこれを回避出来る。
【図面の簡単な説明】
【0072】
【図1】実施例1の斜視図である。
【図2】実施例2の斜視図である。
【図3】実施例3をバインダーに取り付けた時の正面図である。
【図4】実施例4の斜視図である。
【図5】実施例5の斜視図である。
【図6】実施例6の斜視図である。
【図7】実施例7の斜視図である。
【図8】実施例8の斜視図である。
【図9】実施例9の斜視図である。
【図10】実施例1の断面図である。
【図11】実施例1の外側にある再剥離再接着可能な接着材の塗着された面のから見た斜視図である。
【符号の説明】
【0073】
1 紙
2 再剥離再接着可能な接着材
3 剥離紙
4 接着材
5 バインダー
6 色素1
7 色素2
8 色素3
9 剥離層
10 紙状の透過性素材
11 タブ1
12 タブ2
13 中心
【技術分野】
【0001】
この発明は、紙の一方の面の中心より下は色素1によって着色されていて、再剥離再接着可能な接着材も塗着されてあり、前記面の色素1によって着色されていない部分に色素1、色素3以外の色目の色素2が着色されてあり、色素2によって着色された部分の他の面の縁を除く部分に再剥離再接着可能な接着材が塗着されている面が内側になるように折り合わされていて、折られて内側になる面の再剥離再接着可能な接着材が塗着されていない面は色素3によって着色されてあり、折られた縁の長さは本や手帳の10分の1パーセントから100パーセントであり、色素2によって着色されている面の方向の外側にある折られた縁に、タブがある事を特徴とする本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシールに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、本や手帳にメモを貼付ける場合、裏面に再剥離再接着可能な接着材が塗着してあり、表面にメモを記述する事のできる付箋が使われている。
【0003】
また、セロハンテープでメモ紙と本や手帳を結び付けて貼付ける方法もある。
【0004】
糊をメモ紙の裏面に塗布して本や手帳の表面に貼付ける方法もある。
【0005】
また、クリップやホチキスを使ってメモ紙と本や手帳を挟み止める方法も使われている。
【0006】
ポスター等を柱や壁に貼付ける為の貼り止め粘着テープも公開されている。(特許文献1参照)
【0007】
軟質膜テープ基材の両面に、それぞれ部分的に粘着材を塗布された両面テープも公開されている。(特許文献2参照)また同じような構造の2枚のカードを接着する為の半面テープも公開されている。(特許文献3参照)
【0008】
貼布用両面接着テープをロール状に形成した、剥離シートなし簡易両面テープも公開されている(特許文献4)
【0009】
台紙片の両面に接着剤が塗付され、開閉片によってカバーをするメモ等の保管補助具も公開されている。(特許文献5)
【0010】
【特許文献1】特開平8ー81660公報
【特許文献2】実開昭53ー007462公報
【特許文献3】実開平6ー010340公報
【特許文献4】実開平3ー055836公報
【特許文献5】特開2002ー79786公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
特許文献1を使用して本や手帳にメモ紙等を貼付ける場合、特許文献1はポスター等を柱や壁に貼付ける為の貼り止め粘着テープであり、折れ線を広げて伸ばした状態で柱や壁に貼付け、ポスター等の重さに耐えて剥がれ落ちない為にはある程度の強力な接着力が必要であると考えられるが、メモ紙等を本や手帳のページの一端に挟み止めるのには強力な接着力では貼り直しが出来ない等の不便がある為に、特許文献1はメモ紙等を本や手帳に貼付けるには不向きと言える。また、剥離紙から剥がし取るには紙の先端にある非粘着部を摘んで剥がすが、この部分を摘んで剥がすと折れ線が広がり伸びてしまう為、その状態で片手で簡単にメモ紙等や本や手帳に貼付けるのには扱いにくい。
【0012】
特許文献2、特許文献3を使用して本や手帳にメモ紙等を貼付ける場合、特許文献2にある粘着材層が塗布された部分、又は特許文献3にある接着部は縁まで塗布されてあり、二つ折りにして保管した場合には完全に張り合わされてしまい、容易に剥がしとる事はできない。また色分けをしていないので裏と表を間違える事がある。
【0013】
特許文献4を使用して本や手帳にメモ紙等を貼付ける場合、本や手帳にメモ紙等を貼る場合には立ったままの姿勢で片手で扱える物が望ましいが、ロール状に巻かれて形成された特許文献4は専用の収納ケースを必要とし、鞄の中に入れて持ち運ぶには大きくてかさばり、ロール状になっているので必要な大きさに切り分けなければならないので、立ったままの姿勢で片手で簡単にメモ紙等を本や手帳に貼付けるのには不向きである。
【0014】
特許文献5を使用して本や手帳にメモ紙等を貼付ける場合、台紙片の外側にある接着剤が塗付された部分を本や手帳に貼付け、台紙片の内側にある接着剤が塗付された部分にメモ紙等を貼付けるが、前記面にメモ紙等を貼付けているので、メモ紙等が貼られた部分の下に書いてる文字等を読む為に持ち上げると、貼付けたメモ紙等が外れてしまう。メモ紙等が貼付けられた本や手帳の下に書いてある文字を読む為に、メモ紙等を取り外して手に持って保管する等しなければならないし、読んだら再び貼り直さなければならないので不便である。また開閉片の内側に接着剤を塗付する方法が記されているが、開閉片は台紙片をはみ出す大きさであり、特許文献5にも記されている通り、開閉片の内側と、台紙片の内側が重ならないところに接着剤を塗付した場合、開閉片の粘着面が本や手帳に付いてしまい、破損してしてしまう恐れがある。また開閉片の内側と台紙片の内側とが重なる部分だけに接着剤を塗付した場合には、開閉片は台紙片をはみ出す大きさであるので、メモ紙等に記述してある文字等のより多くを覆い隠してしまうし、開閉片の接着剤が塗付されていない部分は必要がなく、不経済である。
【0015】
また、本や手帳の必要なページに簡単にメモを貼付ける場合、裏面に再剥離再接着可能な接着材を塗着された付箋に記述して使用しなければならなかったが、メモを付箋に書くとは限らないし、記述したいメモが付箋のサイズに収まるとも限らない。
【0016】
メモ紙等を貼付ける方法としてセロハンテープを使用した場合、もし取り付けに失敗したら剥離して再接着する事は困難であるし、ロール状に巻いてあるので必要な大きさに切る為には手間も掛かった。
【0017】
糊を使用した場合は、メモ紙等と本や手帳とを貼付けてから乾燥すると剥離する事は困難であるし、乾燥する前や再剥離再接着可能な糊を使用していてもメモ紙等か本や手帳には接着跡が残ってしまう。
【0018】
クリップを使用した場合は、クリップを止めた本や手帳のページに接するページに文字を書こうとするとクリップの厚みで文字が書きづらくなってしまうし、複数保管するには専用の容器が必要になり、繰り返し使用する目的があるために容器に戻す必要もあって煩わしかった。
【0019】
ホチキスを使用した場合は、もし針を止めた後に針を外したいと思っても容易に外せないので、メモ紙等を簡単に移動する事も出来ないし、外した後の本や手帳やメモ紙等には針を止めた穴が残ってしまう。
【0020】
また、本や手帳は立ったままの姿勢で使用する事もあるので容易に取り出し易い事が望まれるが、セロハンテープ、糊、ホチキスはどれも取り出しにくく、立ったままの姿勢で片手だけでメモ紙等を本や手帳に貼付ける事は出来ないし、鞄の中に入れて持ち歩くにはかさばる事があった。
【0021】
本発明は、本や手帳にメモ紙等を貼付ける場合にあった、特許文献1を使用した場合の本や手帳にメモ紙等を貼付けるのに不向きな接着剤を使用する事や、剥離紙から剥がし取る時に折れ線が広がり伸びてしまう事、特許文献2や特許文献3を使用した場合の二つ折りにして保管すると完全に張り合わされてしまい、容易に剥がしとる事ができない事や裏と表を間違え易い事、特許文献4を使用した場合の専用の収納ケースを必要とする事や持ち運ぶには大きくてかさばる事、必要な大きさに切り分けなければならない事や立ったままの姿勢で片手で簡単に扱えない事、特許文献5を使用した場合の本や手帳に貼付けられたメモ紙等を持ち上げると、貼付けたメモ紙等が外れてしまう事やメモ紙等が貼付けられた本や手帳の下に書いてある文字を読む為に取り外したメモ紙等を手に持って保管する等して、読み終わったら貼り直さなければならないず不便な事、また特許文献5にも記されている通り、開閉片の内側と台紙片の内側とが重ならないところに接着剤を塗付した場合、開閉片の粘着面が本や手帳に付いてしまい、破損してしてしまう恐れがある事や、開閉片の内側と台紙片の内側とが重なる部分だけに接着剤を塗付した場合には、開閉片は台紙片をはみ出す大きさであるので、メモ紙等に記述してある文字等のより多くを覆い隠してしまうし、開閉片の接着剤が塗付されていない部分は必要がなく、不経済である事、本や手帳の必要なページに簡単にメモを貼付ける為に、裏面に再剥離再接着可能な接着材を塗着された付箋を使用する事が出来るが、メモを付箋に書くとは限らないし、記述したいメモが付箋のサイズに収まるとも限らない事、セロハンテープを使用した場合のもし取り付けに失敗したら剥離して再接着する事は困難な事、糊を使用した場合のメモ紙等と本や手帳とを貼付けてから乾燥すると剥離する事は困難であるし、乾燥する前や再剥離再接着可能な糊を使用していてもメモ紙等や本や手帳には接着跡が残ってしまう事、クリップを使用した場合のクリップを止めた本や手帳のページに接するページに文字を書こうとするとクリップの厚みで文字が書きづらくなってしまう事や複数保管するには専用の容器が必要な事、使用し終える度に容器に戻す必要があって煩わしかった事、ホチキスを使用した場合の針を止めた後に針を外したいと思っても容易に外せないのでメモ紙等を簡単に移動する事も出来ない事や外した後の本や手帳やメモ紙等には針を止めた穴が残ってしまう事、またセロハンテープ、糊、ホチキスもまた取り出しにくく、立ったままの姿勢で片手だけでメモ紙等を本や手帳に貼付ける事は出来ないし、鞄の中に入れて持ち歩くにはかさばると言う以上のような欠点をなくすためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0022】
前記目的を達成するために、請求項1記載の発明によれば、紙(1)の一方の面の中心(13)より下に色素1(6)を着色し、再剥離再接着可能な接着材(2)も塗布する。前記面の色素1を着色されていない部分に色素1(6)、色素3(8)以外の色目の色素2(7)を着色して、前記面の裏面の縁を除く部分に再剥離再接着可能な接着材(2)を塗布して、前記面の再剥離再接着可能な接着材(2)が塗着されていない面に色素3(8)を着色し、前記面が内側になるように折り合わせる。折られた内側の再剥離再接着可能な接着材(2)が塗着された面は、合わされている面より10分の9から10分の1短くして、折られた縁の長さは本や手帳の10分の1パーセントから100パーセントであって前記長さが全長であり、前記長さの内の使用に最適な大きさに切る。色素2(7)によって着色されている面の方向の外側にある折られた縁に、色素2(7)を着色されている面の10分の9から10分の1の大きさのタブ2(12)を設けると、タブ2(12)を摘みメモ紙等に外側にある再剥離再接着可能な接着剤(2)が塗着された面を貼付け、折られた内側の再剥離再接着可能な接着剤(2)を本や手帳に挟み止めれば、貼付けられたメモ紙等として使用出来る。
【0023】
請求項2記載の発明によれば、接着材(4)が塗着された面を本発明を集積した剥離紙(3)の剥離層(9)で無い面に貼付けて、再剥離再接着可能な接着材(2)が塗着された面を本や手帳に挟み止めれば、本や手帳に保管する事が出来る。
【0024】
請求項3記載の発明によれば、本発明を集積した剥離紙(3)にバインダー(5)に取り付ける為の穴を設けると、バインダー(5)の機構のある手帳等に前記機構を使って保管する事が出来る。
【0025】
請求項4記載の発明によれば、請求項1記載の発明の外側にある折られた縁の対辺までの距離が短い方の対辺にタブ1(11)を設ければ、折り合わされた部分を剥がし易くする事が出来る。
【0026】
請求項5記載の発明によれば、請求項1記載の発明の紙(1)の代わりに紙状の透過性素材(10)を使用すると、本や手帳やメモ紙に貼付けた部分の下に記述された文字等を読む事が出来る。
【0027】
請求項6記載の発明によれば、請求項1記載の発明の色素1(6)、色素2(7)を着色しなくても本や手帳にメモ紙等を貼付ける事が出来る。
【0028】
請求項7記載の発明によれば、請求項1記載の発明の折られた縁の外側と内側にある再剥離再接着可能な接着材(2)を接着材(4)に代えると、より多くの用途に対応する事が出来る。
【0029】
請求項8記載の発明によれば、請求項1記載の発明の色素1(6)、色素2(7)、色素3(8)を着色しなくても本や手帳にメモ紙等を貼付ける事が出来る。
【0030】
請求項9記載の発明によれば、請求項1記載の発明のタブ2(12)を設けなくても本や手帳にメモ紙等を貼付ける事が出来る。
【0031】
本発明は、以上の構成からなる本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシールである。
【発明の効果】
【0032】
本発明を本や手帳のページの一端に挟み止めて貼付物を貼る場合は、剥離紙に保管された本発明のタブ2を摘み剥がし、外側にある再剥離再接着可能な接着材が塗着されている部分を貼付物に貼付け、本や手帳の必要なページの一端に色素3が着色された部分を押しあてて固定したまま色素2が着色された部分の裏側の縁を指先でなぞりながら剥し、ページの一端に引っ掛けて指の腹で圧着する。本や手帳の好きな部分、又は貼付けられそうな物の表面に貼付物を貼付る事もできる。その場合は、剥離紙に保管された本発明のタブ2を摘み剥がし、外側にある再剥離再接着可能な接着材が塗着された部分を本や手帳の好きな部分、又は貼付けられそうな物の表面に貼付け、色素2が着色された部分の裏側の縁を指先でなぞりながら剥がし、貼付物を挟み止める。
【0033】
本発明は本や手帳にメモ紙等を貼付けるのに最適なサイズであり、名刺のような小さなサイズからA4程度のサイズの紙でも本発明一枚で貼付けられる。
【0034】
また使用するのに最適なサイズに小分けになっているので、セロハンテープを使用した時のように必要な大きさにカットする手間もない。
【0035】
折られた縁の全長が本や手帳の10分の1パーセントから100パーセントであるので、一般に能率手帳の8穴サイズとされるシステム手帳の幅に7センチであれば本発明が1列、5ミリの本発明の左右に1ミリづつの余白を設けた場合には10列を保管する事が出来、これを本や手帳の大きさに配列すれば一枚の剥離紙に十分な量を集積保管出来る。
【0036】
本や手帳、メモ紙等の貼り合わせる物の面には再剥離再接着可能な接着材を使って貼付けてあるので何度も貼り直せ、且つ接着跡が残らない。
【0037】
貼付物の下に隠れてしまった部分の本や手帳に書いてある文字等は、貼付物を貼付けたまま全体を持ち上げる事で全て、又はほぼ全て読む事が出来る。
【0038】
平らなシールであるので、クリップを使用した時のように文字が書きづらくなるという事は無い。
【0039】
色素1、色素2が色分けされている為に、表面と裏面を間違えにくい。
【0040】
本や手帳のページの一端に外側から見える色素3のある部分を押しあてるが、色素2と色素3は色分けされている為に、誤って色素2のある部分を押しあてる事が無い。
【0041】
色素2によって着色された部分は色素1によって着色された部分よりも10分の9から10分の1短い為、折られた縁の外側からも色素3が見えて表面と裏面を間違えないし、色素3によって着色された部分を本や手帳のページの一端に押し当てて、色素2によって着色された部分をめくる事が出来るので片手でも容易に扱える。
【0042】
折られた縁の内側にある再剥離再接着可能な接着材が塗着された面の縁には再剥離再接着可能な接着材が塗着されていない為に、この部分を剥がす事が容易である。
【0043】
片手で使用出来るので、糊を使用した時のように蓋を開けたり、糊を塗布する以外の手で補助したりする必要も無い。
【0044】
本や手帳のページの一端に挟み止めれば、もし誤って貼付物をめくるように引っ張ってしまっても、全体が持ち上がるだけで剥がれてしまう事は無い。
【0045】
剥離紙に貼付けられた本発明を剥がす時にタブ2を摘んで剥がす事が出来る為に剥がし易く、タブ2は色素2によって着色されている面の10分の9から10分の1の大きさであり、色素2によって着色されている面と間違えて摘む事もない。また、剥離紙からタブ2を摘み剥がしたまま貼付物に貼付けられるので扱い易い。
【0046】
本や手帳に本発明を集積した剥離紙を挟んで保管できる他、本発明を集積した剥離紙の剥離層で無い面に請求項2記載の発明を使用して本や手帳に保管する事もできる。
【0047】
請求項2記載の発明によれば、外側にある接着材が塗着された部分を剥離しにくい接着材等の使用に適した接着材にして、剥離紙の剥離層で無い面に貼付けると、剥離紙から外れにくくなり、この剥離紙を数枚束ねて保管する事も出来て便利である。
【0048】
請求項3記載の発明によれば、本発明を集積した剥離紙にシステム手帳等のバインダー部分に取り付ける為の穴を設けて、この機構を用いたシステム手帳に保管するようにすると、リフィルとして使用でき、差し替えが出来るというシステム手帳の利点を活用できる。
【0049】
請求項4記載の発明によれば、請求項1記載の発明の外側にある折られた縁からの距離が短い側の対辺にタブ1を設けると、タブ1を摘んで折り合わされた部分を剥がす事が出来るので、これが無い場合よりさらに剥がし易くなる。
【0050】
請求項5記載の発明によれば、請求項1記載の発明の基材となる紙に代えて紙状の透過性素材にすると、文字等が記述された部分の上に貼付けた場合でも透過性である為に下にある文字等を読む事に差し支えが無い。
【0051】
請求項6記載の発明によれば、請求項1記載の発明の色素1、色素2を着色しなくても折られた内側の再剥離再接着可能な接着材が塗着された面は、合わされている面より10分の9から10分の1短くなってなっている為、色素3は外側から見えて表側と裏側を間違えにくく、且つ色素1、色素2を着色する手間を省く事が出来るが、折られた内側の再剥離再接着可能な接着材が塗着された面の長さが、合わされている面より10分の9から10分の7程度の長さであるならば、折られた縁の外側からは色素3が見えにくく、その他の部分と色分けをされていないので裏面と表面を間違え易い。
【0052】
請求項7記載の発明によれば、請求項1記載の発明の折られた縁の外側と内側にある再剥離再接着可能な接着材を使用に適した接着材に代えると、より多くの用途に対応する事が出来る。
【0053】
請求項8記載の発明によれば、請求項1記載の発明の色素1、色素2、色素3を着色しなくても注視したり触覚で確認する事で扱い難さを克服出来るし、色素1、色素2、色素3を着色する手間を省けるが、色分けをされていない為に表面と裏面を間違えたり、本や手帳のページの一端に挟み止める時にはどの部分を本や手帳に押しあてて固定するのか分かり難い為、片手で容易に扱う事が難しくなる。
【0054】
請求項9記載の発明によれば、タブ2を設けな無くても剥離紙に保管された請求項9記載の発明の色素2が着色された部分の裏側の縁を指先でなぞりながらつまみ剥がして剥離紙から剥がす事も出来るし、タブ2を設ける手間を省けるが、折られた縁の内側にある再剥離再接着可能な接着材が塗着された部分が指に貼り付く事がある為、もし指が汚れている場合には前記部分に汚れが貼付いて接着力を低下させてしまうし、貼付物に貼付けた後に貼付いた指を離そうとすると請求項9記載の発明と貼付物全体を引っ張ってしまう事もあるので、容易に指を離す事が出来ず扱い難くなり、片手で簡単に扱いにくくなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0055】
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
紙(1)の一方の面の中心(13)より下に色素1(6)を着色し、再剥離再接着可能な接着材(2)も塗布する。前記面の色素1を着色されていない部分に色素1(6)、色素3(8)以外の色目の色素2(7)を着色して、前記面の裏面の縁を除く部分に再剥離再接着可能な接着材(2)を塗布して、前記面の再剥離再接着可能な接着材(2)が塗着されていない面に色素3(8)を着色し、前記面が内側になるように折り合わせる。折られた内側の再剥離再接着可能な接着材(2)が塗着された面は、合わされている面より10分の9から10分の1短くして、折られた縁の長さは本や手帳の10分の1パーセントから100パーセントであって前記長さが全長であり、前記長さの内の使用に最適な大きさに切る。色素2(7)によって着色されている面の方向の外側にある折られた縁に、色素2(7)を着色されている面の10分の9から10分の1の大きさのタブ2(12)を設け、折られた縁の短い方の対辺にタブ1(11)を設け、システム手帳のバインダー(5)に取り付ける事の出来る穴を設けた剥離紙(3)の剥離層(9)に外側にある再剥離再接着可能な接着材(2)が塗着された部分を貼付て保管する。この剥離紙(3)の剥離層(9)で無い面に、下記の構成の接着材(4)が塗着された部分を貼付ける。紙(1)の一方の面に色素3(8)を着色し、他の面の中心(13)より下に接着材(4)を塗布する。前記面の接着材(4)が塗着されていない部分の裏面の縁を除く部分に再剥離再接着可能な接着材(2)を塗布して、この面が内側になるように折り合わせる。折られた縁の内側の再剥離再接着可能な接着材(2)が塗着された面は、合わされている面より10分の9から10分の1短くなっていて、折られた縁の長さは本や手帳の10分の1パーセントから100パーセントであって前記長さが全長であり、前記長さの内の使用に最適な大きさに切る。外側にある折られた縁の対辺までの距離が短い方の対辺にタブ1(11)を設ける。
【0056】
本発明は、以上のような構造である。
【0057】
これを使用するときは、システム手帳に取り付けるのであれば、剥離紙に設けたバインダー(5)部分に取り付ける為の穴をシステム手帳のバインダー(5)部分に通して取り付ける。その他の手帳や本に取り付けるには、剥離紙(3)の剥離層(9)で無い面に貼付けられた本や手帳に剥離紙を貼付ける為のシールにあるタブ1(11)を摘んで剥がし、取り付けたいページの一端に挟み止める。そして、剥離紙(3)の剥離層(9)に保管された本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシールのタブ2(12)を摘み剥がし、タブ2(12)を摘んだままメモ紙等の裏面に外側にある再剥離再接着可能な接着材(2)が塗着された部分を貼付け、本や手帳の必要なページの一端に色素3(8)が着色された部分を押しあてながらタブ1(11)を摘み剥がし、ページの一端に引っ掛けて指の腹で圧着する。また、本や手帳の好きな部分、又は貼付けられそうな物の表面にメモ紙を貼付けるには、剥離紙(3)の剥離層(9)に保管された本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシールのタブ2(12)を摘み剥がし、タブ2(12)を摘んだまま外側にある再剥離再接着可能な接着材(2)が塗着された部分を本や手帳の好きな部分、又は貼付けられそうな物の表面に貼付け、色素2(7)が着色された部分に設けられたタブ1(11)をめくりメモ紙等を挟み止めて、メモ等として使用すれば良い。
【実施例1】
【0058】
図1は折られた縁の全長が本や手帳の10分の1パーセントから100パーセントであり、本や手帳にメモ紙等を貼付ける事に適した大きさになっていて、貼付物には再剥離再接着が可能であり、且つ接着跡も残らない。折られた縁の外側の二面と内側とでは色分けをされているので表面と裏面を間違えたり、本や手帳のページの一端に挟み止める時にも押しあてて固定する場所を間違えないし、折られた縁の内側の再剥離再接着可能な接着材(2)が塗着された面の縁には前記接着材が塗着されてなく、前記接着材が塗着された面は折り合わされている部分より10分の9から10分の1短い為に、本や手帳のページに片手で簡単に挟み止める事が出来る。また、タブ2(12)は色素2(7)によって着色されている面の10分の9から10分の1の大きさであり、色素2(7)によって着色されている面と間違えて摘む事もないし、タブ2(12)があるので剥離紙(3)からも剥がし易く、貼付物にも貼付け易い。
【実施例2】
【0059】
図2は剥離紙(3)を本や手帳のページの一端に挟み止めて保管したい場合に用いて保管する事ができる。挟み止めて保管された剥離紙(3)は、本や手帳に挟んでいる場合のように少しの衝撃で落ちてしまう事も無く、貼付けた本や手帳のページの下に隠れてしまった部分の文字等は、剥離紙(3)を貼付けたまま全体を持ち上げる事で全て、又はほぼ全て読む事が出来る。メモ紙等を貼付けたい本や手帳自体に本発明を集積した剥離紙(3)を貼付けておく事で、鞄等から本発明を取り出す手間も無く、瞬時にメモ紙等を貼付ける事が出来る。
【実施例3】
【0060】
図3はバインダー(5)の機構を用いた本や手帳に、バインダー(5)の機構を使って剥離紙(3)を保管する事ができる。メモ紙等を貼付けたいバインダーの機構のある本や手帳自体に本発明を集積した剥離紙(3)がある事で、鞄等から本発明を取り出す手間も無く、瞬時にメモ紙等を貼付ける事が出来る。
【実施例4】
【0061】
図4はタブ1(11)を設ける事によって、折られた縁の内側の再剥離再接着可能な接着材(2)によって接着された部分を離し易くする事が出来る。その場合には、タブ1(11)を摘む事がで来るので、摘み引っ張れば良い。
【実施例5】
【0062】
図5は紙状の透過性素材(10)を使用する事で、貼付けられた貼付物の下に書かれた文字も透けて見える様になる。もし文章の上に重ねて貼付けられたとしても、文章の連続性を保ったままなので、読む事に差し支えが無く便利である。
【実施例6】
【0063】
図6は色素1(6)、色素2(7)によって着色されていなくても、初めて使用する場合には、折られた縁の外側から見て表側と裏側の視認性を色素3(8)が見えるかどうかで区別しても差し支えが無いが、メモ紙等の貼付物を挟み止め、本や手帳に貼付けた場合に、メモ紙等の貼付物が貼り付いたまま剥がし取ると、貼付物によって色素3(8)が覆い隠されている為に、外側からの視認性が無く、次に貼付ける本や手帳の必要なページに折られた縁の外側にある再剥離再接着可能な接着材(2)が塗着されていない面を貼付けようとしてしまう事がある。
【実施例7】
【0064】
図7は用途に応じた接着剤(4)を塗着してあれば、用途に応じて接着剤(4)を使い分ける事が出来る。例えば再剥離再接着の機能を必要としない貼付物を貼付けるには、貼付物が簡単に剥がれ落ちない事が望まれるが、この場合にはより強力な接着剤(4)を塗着してあれば良い。
【実施例8】
【0065】
図8は色分けをしていないので表側と裏側の視認性に欠けるが、触覚によって認識をして使用するならば、色素を着色する行程を省く事ができる。
【実施例9】
【0066】
図9はタブ2(12)が無くても使用する事は可能である。この場合には色素2が着色された部分の裏側の縁を指先でなぞりながら摘んで剥離紙(3)から剥がし取れば良いが、その際には折られた縁の内側の接着された部分が剥離し広がってしまうので、片手で本や手帳には貼付けるのは難しい。
【実施例10】
【0067】
図10は実施例2、実施例4、実施例5、実施例6、実施例7、実施例8、実施例9のいずれも図10に示された断面図の変化なので参考に出来る。
【実施例11】
【0068】
図11は実施例2、実施例4、実施例5、実施例6、実施例7、実施例8、実施例9のいずれも図11に示された斜視図の変化なので参考に出来る。
【実施例12】
【0069】
左上端から横書きで書き始まったメモ紙の裏面上部から、表面の1行分を空けて本発明の裏面の再剥離再接着可能な接着材が塗着されている部分を貼付け、本や手帳の必要なぺージの上部端に取り付けると、本や手帳を閉じたときにメモ書きの上部一行がはみ出す為、メモ書きの内容の一端を確認するのにも、メモ書きを添付したページを探すのにも楽である。
【実施例13】
【0070】
A4サイズよりも大きい紙を貼付ける場合には、貼付物の要所に本発明で補う事により貼付ける事が可能である。
【実施例14】
【0071】
実施例5は透過性である為に表面と裏面が見分にくく、折られた縁の内側の再剥離再接着可能な接着材が塗着された部分を剥がしにくいが、折られた縁を境に別々の色を着色された紙状の透過性素材を使用して色分けをしたり、縁取りを付け加えたり、部分的に着色してこれを回避出来る。
【図面の簡単な説明】
【0072】
【図1】実施例1の斜視図である。
【図2】実施例2の斜視図である。
【図3】実施例3をバインダーに取り付けた時の正面図である。
【図4】実施例4の斜視図である。
【図5】実施例5の斜視図である。
【図6】実施例6の斜視図である。
【図7】実施例7の斜視図である。
【図8】実施例8の斜視図である。
【図9】実施例9の斜視図である。
【図10】実施例1の断面図である。
【図11】実施例1の外側にある再剥離再接着可能な接着材の塗着された面のから見た斜視図である。
【符号の説明】
【0073】
1 紙
2 再剥離再接着可能な接着材
3 剥離紙
4 接着材
5 バインダー
6 色素1
7 色素2
8 色素3
9 剥離層
10 紙状の透過性素材
11 タブ1
12 タブ2
13 中心
【特許請求の範囲】
【請求項1】
紙(1)の一方の面の中心(13)より下は色素1(6)によって着色されていて、再剥離再接着可能な接着材(2)も塗着されてあり、前記面の色素1(6)によって着色されていない部分に色素1(6)、色素3(8)以外の色目の色素2(7)が着色されてあり、色素2(7)によって着色された部分の他の面の縁を除く部分に再剥離再接着可能な接着材(2)が塗着されている面が内側になるように折り合わされていて、折られた内側の再剥離再接着可能な接着材(2)が塗着された面は、合わされている面より10分の9から10分の1短くなっていて、折られて内側になっている面の再剥離再接着可能な接着材(2)が塗着されていない面は色素3(8)によって着色されてあり、折られた縁の長さは本や手帳の10分の1パーセントから100パーセントであり、色素2(7)によって着色されている面の方向の外側にある折られた縁に色素2(7)によって着色されている面の10分の9から10分の1の大きさのタブ2(12)がある事を特徴とする本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシール。
【請求項2】
請求項1記載の本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシールで、折られた縁の外側にある再剥離再接着可能な接着材(2)に代えて、接着材(4)が塗着されてあり、タブ2(12)が無い事を特徴とする本や手帳に剥離紙等を貼付ける為のシール。
【請求項3】
請求項1又は請求項2又は請求項4又は請求項5又は請求項6又は請求項7又は請求項8又は請求項9記載の本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシールを剥離層(9)に貼付けられて保管されてあり、バインダー(5)に取り付ける事の出来る穴を設けられている事を特徴とする剥離紙。
【請求項4】
請求項1記載の本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシールで、外側にある折られた縁の対辺までの距離が短い方の対辺にタブ1(11)が設けられている事を特徴とする本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシール。
【請求項5】
請求項1記載の本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシールで、紙(1)に代えて紙状の透過性素材(10)を使用してあり、色素1(6)、色素2(7)、色素3(8)によって着色されていない事を特徴とする本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシール。
【請求項6】
請求項1記載の本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシールで、色素1(6)、色素2(7)によって着色されていない事を特徴とする本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシール。
【請求項7】
請求項1記載の本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシールで、再剥離再接着可能な接着材(2)に代えて、接着材(4)を使用されている事を特徴とする本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシール。
【請求項8】
請求項1記載の本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシールで、色素1(6)、色素2(7)、色素3(8)によって着色されていない事を特徴とする本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシール。
【請求項9】
請求項1記載の本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシールで、タブ2(12)が設けられていない事を特徴とする本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシール。
【請求項1】
紙(1)の一方の面の中心(13)より下は色素1(6)によって着色されていて、再剥離再接着可能な接着材(2)も塗着されてあり、前記面の色素1(6)によって着色されていない部分に色素1(6)、色素3(8)以外の色目の色素2(7)が着色されてあり、色素2(7)によって着色された部分の他の面の縁を除く部分に再剥離再接着可能な接着材(2)が塗着されている面が内側になるように折り合わされていて、折られた内側の再剥離再接着可能な接着材(2)が塗着された面は、合わされている面より10分の9から10分の1短くなっていて、折られて内側になっている面の再剥離再接着可能な接着材(2)が塗着されていない面は色素3(8)によって着色されてあり、折られた縁の長さは本や手帳の10分の1パーセントから100パーセントであり、色素2(7)によって着色されている面の方向の外側にある折られた縁に色素2(7)によって着色されている面の10分の9から10分の1の大きさのタブ2(12)がある事を特徴とする本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシール。
【請求項2】
請求項1記載の本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシールで、折られた縁の外側にある再剥離再接着可能な接着材(2)に代えて、接着材(4)が塗着されてあり、タブ2(12)が無い事を特徴とする本や手帳に剥離紙等を貼付ける為のシール。
【請求項3】
請求項1又は請求項2又は請求項4又は請求項5又は請求項6又は請求項7又は請求項8又は請求項9記載の本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシールを剥離層(9)に貼付けられて保管されてあり、バインダー(5)に取り付ける事の出来る穴を設けられている事を特徴とする剥離紙。
【請求項4】
請求項1記載の本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシールで、外側にある折られた縁の対辺までの距離が短い方の対辺にタブ1(11)が設けられている事を特徴とする本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシール。
【請求項5】
請求項1記載の本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシールで、紙(1)に代えて紙状の透過性素材(10)を使用してあり、色素1(6)、色素2(7)、色素3(8)によって着色されていない事を特徴とする本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシール。
【請求項6】
請求項1記載の本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシールで、色素1(6)、色素2(7)によって着色されていない事を特徴とする本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシール。
【請求項7】
請求項1記載の本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシールで、再剥離再接着可能な接着材(2)に代えて、接着材(4)を使用されている事を特徴とする本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシール。
【請求項8】
請求項1記載の本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシールで、色素1(6)、色素2(7)、色素3(8)によって着色されていない事を特徴とする本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシール。
【請求項9】
請求項1記載の本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシールで、タブ2(12)が設けられていない事を特徴とする本や手帳にメモ紙等を貼付ける為のシール。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2009−191254(P2009−191254A)
【公開日】平成21年8月27日(2009.8.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−329017(P2008−329017)
【出願日】平成20年12月25日(2008.12.25)
【出願人】(508040197)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年8月27日(2009.8.27)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年12月25日(2008.12.25)
【出願人】(508040197)
【Fターム(参考)】
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