説明

杖兼用のカメラ固定具。

【課題】 一脚によるカメラの撮影時に、雲台とカメラを着脱する時間と重量を無くし、一脚に雲台とカメラを付けたまま、撮影位置を移動する不便さを解消し、撮影 チャンスを広げることが出来る。
【解決手段】 目の高さまで伸びる杖の、握り部分の上部に、直径5ミリ位の、半球体の突起を付けて、この突起の上に、カメラの底部のネジ穴部を乗せて、カメラ撮影 時の手触れを防ぐ器具。

【発明の詳細な説明】
【技術の分野】
【0001】
本発明は、目の高さまで伸びる、杖の握りの上部に、直径5ミリ位の半球形の突起を付け、この突起に、カメラの底部のネジ穴部分を乗せて、カメラ撮影時の手振れを防ぐ器具である。
【背景技術】
【0002】
従来の、一脚によるカメラの固定器具に使う、雲台の使用を不用にした。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の一脚使用による撮影は、一脚に雲台とカメラを着脱する時間と、雲台とカメラを接続したまま担いで、撮影場所を移動する不便があった。
本案を採用することで、一脚に雲台やカメラを着脱する必要がなくなり、撮影までの時間短縮と、撮影場所の移動が楽になり、雲台の重量の軽減と、雲台持参の格納場所を不用にした。
【課題を解決するための手段】
【0004】
目の高さまで伸びる、杖の握り部分の上部に、プラスチック製の、直径5ミリ位の半球体の突起を付け、この突起に、カメラ底部のネジ穴部分を乗せて撮影をすれば、一脚に雲台を付けた撮影と同等に近い、カメラ振れを防ぐ効果がある。
【発明の効果】
【0005】
目の高さまで伸びる、杖の上部の突起に、カメラの底部のネジ穴を乗せるだけで雲台を使用して撮影した場合と、同等に近いカメラの手振れ防止効果がある。
従来の、一脚によるカメラの雲台使用を無くしたことにより、雲台の体積と重量と格納場所と、カメラ撮影時の、雲台使用の着脱時間を無くし、一脚に雲台とカメラを付けたままで、撮影場所を移動する、運搬手段を解消した。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
目の高さまで伸びる。杖の上部の突起に、カメラ底部のネジ穴部を乗せ、撮影する対象に向けてシャッターを切る。
【実施例】
【0007】
本考案の、杖と一脚の撮影器具を使う場合は、カメラと一脚が分離しているから必ず、カメラの紐は首に掛け、杖の紐に手を通して撮影を行ない、カメラの落下と、杖の転倒を防ぐ必要があります。
【実施例】
【0008】
本器具を使い、一眼レフカメラに望遠レンズを付けて、ファインダー内の、遠景の固定度合いを見れば、手持ちカメラと比較にならないほど、遠景の揺れ具合が極端に少くなる。
【実施例】
【0009】
本器具を使い、シャッターを押さない手で、杖の先端を握り、その手の指先でカメラのフードを支えて、ファインダー内の、遠景の固定度合いを見れば、カメラは二点で支えられるので、カメラの固定度合いが、一層高くなります。
【実施例】
【0010】
既存の目の高さまで伸びる杖の、握り部分の上面に穴を明け、「図8」の「記号9」に接着剤を塗って、「図8」を挿入して固定すれば、「図3」同様に使える。
【実施例】
【0011】
目の高さまで届かない杖に、「図3」符号「9」と、「図2」符号「6」を付ければ、百の高さまで撮影の支点が伸びる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】目の高さまで伸びる杖の、上部に付けた半球形の突起に、カメラを乗せた正面図。
【図2】目の高さまで届かない杖に、杖の高さを伸ばす、中間棒をネジ込み、杖を目の高さまで伸ばして、杖の上部の突起に、カメラを乗せた正面図。
【図3】目の高さまで伸びる杖の、握りの部分の上部に、カメラを乗せる突起部分を、着脱出来るようにした部分の断面図。
【図4】目の高さまで届かない杖に、杖の高さを伸ばす、中間棒をネジ込んだ部分の断面図。
【図5】「図3」の上面図。
【図6】「図4」の上面図。
【図7】カメラを乗せる突起部と、杖の握りの部分と一体化した部分の断面図。
【図8】杖の握りの上部に穴の明く杖に、本図の符号「9」を挿入して、符号「1」「8」と同様の効果を出す部品の断面図。
【符号の説明】
【00013】
1 カメラを撮影時点に乗せる突起部。
2 杖の握りの部分。
3 杖が伸縮する部分。
4 杖の伸縮を固定する部分。
5 撮影時に、杖や中間棒を、手から外れない為の腕輪。
6 目の高さまで届かない杖に、カメラの撮影位置を、上げる為の中間棒。
7 目の高さまで届かない杖に、中間棒を取り付けた位置。
8 カメラを乗せる、突起先端の、直径5ミリ位の半球体部分。
9 杖の握り部分の上部に穴を明けて、「図8」を挿入する時に接着剤を塗る部分。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カメラ撮影の手触れを防ぐため、目の高さまで伸びる杖の、握り部分の上部に、プラスチック製で、直径5ミリ位の半球形の突起を付け、この突起に、カメラの底部のネジ穴部分を乗せて、カメラ撮影時の手振れを防ぐ器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−140420(P2007−140420A)
【公開日】平成19年6月7日(2007.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−362447(P2005−362447)
【出願日】平成17年11月17日(2005.11.17)
【出願人】(393021037)有限会社太陽物産 (2)
【Fターム(参考)】