説明

条件付きアクセスイベントの記述子の表示の管理方法

本発明は特に有料テレビのための条件付きアクセスイベントの記述子の表示を管理することを目的とする。この目的は、a)データが各イベントについて少なくとも1つの識別子と、テキストデータと、このイベントへのアクセスに必要な条件を含む条件付きブロックとを含むとき、電子番組案内(EPG)を形成するデータを復号器(STB)に送信する工程と、b)あるイベントへのアクセス権を定義する少なくとも1つ許可メッセージ(EMM)を、復号器に結合されたセキュリティモジュール(SC)に送信する工程と、c)条件付きブロック(PECM)を前記セキュリティモジュール(SC)に送信する工程と、d)前記条件付きブロック(PECM)内に含まれているアクセス条件をセキュリティモジュール内で処理する工程と、e)各イベントについてのアクセス条件及びセキュリティモジュール内に含まれているアクセス権に応じて、各イベントについてセキュリティモジュール内に権利が存在するか否かを示すメッセージをセキュリティモジュール内に送信する工程とを含む方法により達成される。この方法により、構造化言語による要求を管理することができ、複雑なアクセス条件の管理が可能になる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は特に有料テレビのための条件付きアクセスイベントの記述子の表示の管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
条件付きアクセスシステム、特に有料デジタルテレビの分野においては、デジタルデータフローがテレビに送信される。このフローは、その使用が制御できるようにし、またそのような使用についての条件を定義するために、暗号化される。この暗号化は、制御語を見つけ出そうとするあらゆる攻撃を抑止するために、一定の間隔(一般的には5秒から30秒)で変更される制御語(Control Words)により行われる。
【0003】
受信器が、これらの制御語により暗号化されたフローを復号化できるようにするために、制御語は、管理センターとユーザーユニットとのセキュリティモジュールの送信システムに固有な鍵により暗号化される制御メッセージ(ECM)内のフローとは無関係に送信される。実際、セキュリティー関連の操作は、通常、改造されることがないとされているチップカードの形態で作製されるセキュリティモジュール(SC)内で行われる。このモジュールは取り外し可能なタイプとするか、受信器内に直接組み込むことができる。
【0004】
制御メッセージ(ECM)の復号化の際、セキュリティモジュール(SC)では、当該データフローへアクセスするための権利が存在することが確認される。この権利は、そのような権利をセキュリティモジュール内にロードする許可メッセージ(EMM)により管理することができる。また復号化鍵の送信など他の可能性も実施することができる。
【0005】
以下の文については、制御語についての既知の方法により暗号化されるビデオコンテンツ、オーディオコンテンツ(例えばMP3)又はデータ(例えばプレイプログラム)を「イベント」と呼ぶことにし、各イベントは、それぞれが一定の有効期間をもつ単数又は複数の制御語により暗号化することができる。
【0006】
現在では、そのようなイベントの使用の課金は、加入契約、イベントの購入、又は単位時間毎の支払の原則に基いている。
【0007】
加入契約によれば、これらのイベントを送信する単数又は複数の配信チャンネルに付帯する権利を設定することができ、ユーザーは、ユーザーのセキュリティモジュール内に権利が存在すれば非スクランブルのこれらのチャンネルを取得することができる。
【0008】
同時に、映画又はサッカーの試合などあるイベントに固有な権利を設定することが可能である。ユーザーはこの権利を取得(例えば購入)することができ、このイベントは専らこの権利によって管理されることになる。この方法は「ペイ・パー・ビュー」(PPV)という名称で知られている。
【0009】
制御メッセージ(ECM)は制御語だけでなく、制御語が受信器/復号器に返送されるための条件も含んでいる。制御語の復号化時には、メッセージ内に示されているアクセス条件に付帯する権利がセキュリティモジュール内に存在するかどうかが確認される。
【0010】
制御語は、比較結果が正の時のみユーザーユニットに返送される。この制御語は、送信鍵によって暗号化された制御メッセージECM内に含まれる。
【0011】
セキュリティモジュール内に権利が存在するようにするために、通常、セキュリティーの理由から、権利鍵(RK)と呼ばれる異なる鍵により暗号化された許可メッセージ(EMM)により権利がこのモジュール内にロードされる。
【0012】
有料テレビ配信の既知の形態によれば、ある所与の瞬間に、あるイベントを復号するためには以下の3つの要素が必要である:
‐ 単数又は複数の制御語(CW)により暗号化されたイベントに関するデータ
‐ 制御語(CW)及びアクセス条件(AC)を含む制御メッセージECM
‐ 前記アクセス条件を確認することができるセキュリティモジュール内に格納された対応する権利
【0013】
ユーザーがアクセスするチャンネル、サービス、又はイベント、並びにユーザーが権利を取得することができるそれらのリストユーザーが見えるようにすることを所望する場合、上記の原理が使われる。それには電子番組案内(EPG=Electronic Program Guide)を使用し、既に権利が取得されているイベント又はチャンネルを例えば緑色で表示し、権利が取得されていないイベント又はチャンネルは赤色で表示する。
【0014】
権利の特徴の把握が簡単な時、例えばユーザーが一定の有効期間中、予め決められたサービスに加入している時は、これらの権利を盛り込んだEPGを生成することは容易である。一方、より複雑な権利の生成、販売促進オファーの実施、或いは加入内容には設定されていなかった条件の使用を所望する時には、現状のシステムではこれらの要素を簡単に管理することはできない。
【0015】
国際公開WO97/42762(特許文献1)は情報アクセスシステムについて記述しているが、これは特に有料テレビの分野において使用することができる。このシステムにおいては、許可メッセージはユーザーの復号器に送られる。これらのメッセージは、従来のように、有料テレビのイベントへのアクセス権を含む。また、追加情報を得ることができるロケーションを示すポイントも含んでいる。これらの追加情報は特にイベントそのものに関する非スクランブル情報或いはソフトウェアとすることができる。これらの情報は復号器に結合され、通常は復号化することなくアクセス可能である。これらの情報は許可メッセージには含まれない。このシステムでは、追加データに関するセキュリティーの側面を管理することが不可能であり、各ユーザーについての既存の権利に応じて変化し原則としてセキュア化しなければならないアクセス条件を管理することができない。
【特許文献1】国際公開WO97/42762
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
本発明は、高い使用の柔軟性を配信者に提供しつつ複雑な権利を管理することが可能な装置を作製することにより、先行技術の装置の欠点を解消することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0017】
この目的は、
‐ 電子番組案内(EPG)が配信されるイベントの表示に用いられ、データが各イベントについて少なくとも1つの識別子と、テキストデータと、このイベントへのアクセスに必要な条件を含む条件付きブロックとを含むとき、この電子案内を形成するデータを復号器(STB)に送信する工程と、
‐ あるイベントへのアクセス権を定義する少なくとも1つの許可メッセージ(EMM)を、復号器に結合されたセキュリティモジュール(SC)に送信する工程と
を含み、更に、
‐ 条件付きブロック(PECM)を前記セキュリティモジュール(SC)に送信する工程と、
‐ 前記条件付きブロック(PECM)内に含まれているアクセス条件をセキュリティモジュール内で処理する工程と、
‐ 各イベントについてのアクセス条件及びセキュリティモジュール内に含まれているアクセス権に応じて、各イベントについてセキュリティモジュール内に権利が存在するか否かを示すメッセージをセキュリティモジュール内に送信する工程と、
を含むことを特徴とする、条件付きアクセスイベントの記述子の表示の管理方法により達成される。
【0018】
本発明及びその長所は、個別の実施形態並びに添付の図面を参照することにより、より良く理解されよう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
図1及び図2は先行技術の既知のシステムについて記述している。これらのシステム内では、電子番組ガイドEPGを構成するデータはサービスチャンネルにより送信され、特にイベントの題名、記述子、更に場合によってはコメントなどの時間的情報及び文書情報で構成される。EPGのデータは、アクセス権に関してこのイベントが関係しているサービスも含み、サービスには例えばS1からS48の符号が付してある。
【0020】
同時に、配信されるイベントは、特にイベントの識別子(フィールド13)、イベントが関連するサービス(フィールド14)、制御語CW(フィールド11)、配信日時(フィールド12)、及び場合によってはこのイベントに関連するクレジットなど、図2において符号11から14を有する、一定数の予め決められたフィールドを含む。フィールドにより予め決められたこの構造により、例えばフィールド14においてサービス番号SIDが見つけられるようにメッセージの構造が定義される。
【0021】
このサービスは、セキュリティモジュールSC内に加入ブロックを定義することを目的とする許可メッセージEMMにより初期化され、このブロックは特にこのサービスの有効性の期間を含む。
【0022】
ユーザーのテレビに電子案内EPGを表示するために、復号器STBはセキュリティモジュールSC内に含まれている権利、即ち上で定義したブロックを読む。より正確には、復号器はこれらの権利に従い、利用可能なサービスのリスト、並びに各サービスの有効性の期間又は日付を決定する。従って復号器は、セキュリティモジュールから送られてきて有効性の期間を有する利用可能なサービスのリストを含むデータベースと、イベントのリスト、関連するサービス、配信日を含むEPG用データベースとを利用することができる。
【0023】
従って復号器は、セキュリティモジュールが当該サービスについての権利を有するかどうか、また、イベントの配信時にこの権利が有効になるかどうかを確認することができる。この比較についての応答に応じて、権利が取得されていない場合にはイベントは例えば赤色でEPG内に表示され、この権利が取得されていてセキュリティモジュール内に存在する場合には緑色で表示される。
【0024】
図1において、このイベントについての権利が取得されている場合には、当該イベントに関してEPGの最終欄に「Yes」が表示され、そうでない場合には「No」が表示される。
【0025】
イベントの配信の際、このイベントに関する権利が存在することを確認するよう、制御語CWを含みこのイベントに関する制御メッセージECMがセキュリティモジュール内で処理される。権利が存在する場合、各制御メッセージECMが含む制御語CWを抽出するよう各制御メッセージが処理される。すると復号器に各制御語が送られ、復号器は、この専用の制御語で暗号化されたデータを復号化する。
【0026】
この実施形態は、条件が単純な時、例えばユーザーがサービスブーケに加入している時には完璧に機能する。この場合、復号器は、EPGを構成する情報の中において予め決められたフィールドの内容を、セキュリティモジュールのメモリーの内容を比較し、直接利用可能な回答を得る。
【0027】
特に販売促進的オファーの提供を所望する時は、複雑な条件を定義することが必要となる場合があり、その条件では、予め決められた固定構造のフィールドは適切ではなくなる。そのような販売促進的オファーの例は、各加入者の誕生日にチャンネルブーケへのフリーアクセスを可能にすることからなる。従来のシステムでもそのようなオファーは提案できるが、高い複雑さを伴う。実際、そのようなオファーを可能にするためには、追加の権利、より正確には、一年のうちの一日にそれぞれ対応する365ブロックの加入を創設する必要がある。これらの権利は他の権利と同様に管理されるが、そのことは即ち許可メッセージEMMにより送信されることを意味する。これらのメッセージは、受益者が権利を確実に受信できるよう、全ての受益者に反復的に送信しなければならない。
【0028】
このメッセージの受信時、この使用だけのために、セキュリティモジュール内に新しい加入ブロックが新規に作成される。特にこれらのメッセージの暗号化レベルが高いため、これらのメッセージにより帯域及び暗号化手段を占有することに留意すべきである。
【0029】
販売促進的オファーの別の例は、登録した加入の種類に応じて複数の異なる金額により、ある所与のイベントについて請求することからなる。例えば、テーマ別のスポーツチャンネルに関する加入の所有者は、決められた金額でサッカーの試合についての料金を払うことができるが、このタイプの加入権を持たない人は同じ試合について別の金額を払わなければならない。
【0030】
現在の状態では、全ユーザーについてイベントの識別が全く同一であるのに、このイベントへのアクセス条件は、イベント及び一人のユーザーに固有なパラメーターに依存するので、この種の規定を管理することは可能ではない。
【0031】
現在では、最先端の技術によれば、解決方法は、各ユーザーに固有な許可メッセージEMMをこれらの固有な条件を考慮したイベントの料金とともに送信することである。そうでない場合には、個々のケースの管理は困難になり、更には不可能になる。いずれの場合も、セキュリティモジュール上の個別の権利を管理するためには、大多数のユーザーが自分に送られてきた権利を確かに受信したことを確認するのに十分な頻度で許可メッセージEMMを送信することが必要である。
【0032】
この実施形態は、メモリーを大きく占有し許可メッセージのトラフィックが利用可能な帯域を無意味に使用するため不便である。
【0033】
本発明の一実施形態を記述する図3においては、制御メッセージECMは、予め決められたところにデータを含んでいるのではなく、操作Opを含んでいる。この操作は、SQL(Structured Query Language)という略号で知られているようなシンタックス言語を使用して、要求という形態で書かれている。
【0034】
本発明は、SQLタイプの要求によって定義された条件をいつでも作成、変更、又は使用することができる点で、先行技術の既知のシステムと比較して特に有利である。制御メッセージECM内で予め定義されるデータフィールドなしで済ますことができるという事実により、システムの開始時には想像されず、ユーザーの加入においては想定されていなかったような組み合わせへの道が開かれる。
【0035】
簡素化されたこの管理により、人数が極めて少ないグループの場合でも、非常に多彩なオファーを提案することが可能になる。従って、極めて的を絞り企業のマーケティングビジョンに密着したオファーを管理することが可能である。
【0036】
そのような制御メッセージECMを処理する際、操作OpはセキュリティモジュールSCのSQLエンジンにより処理され、このメッセージ内に含まれている制御語CWが返されるか否かは結果によって決まる。
【0037】
本発明の範囲内では、制御メッセージECMの場合と同様に、許可メッセージEMMをSQLタイプの要求に置き換えるようにもなっている。
【0038】
セキュリティモジュール内に記憶され加入ブロックを画定しているデータは変わらず、これらのデータに関する作業のみが変わる。
【0039】
このタイプの要求は例えば以下のようにすることができる:
・ サービスS22が有効、或いは誕生日=10月10日
【0040】
別の、衝動買いについての複雑な要求の例は以下のようにすることができる:
・ セキュリティモジュールがサービスS1、S8及びS12についての権利を含んでいる場合、イベントEv1に関しての金額4USDを引くか、そうでなければこのイベントに関しての金額5USDを引く。
【0041】
この実施形態においては、主にセキュリティー上の理由から、復号器STBはSQL言語による複雑な要求を処理することができない。
【0042】
この発明の範囲内では、解決方法は、EPGに送信されたデータを変更することであり、この変更は、当該イベントとともに送信される制御メッセージECMの部分的コピーである新しいブロックをこれらのデータの中に含ませることを内容とする。
【0043】
条件付きブロック(PECM)という名称のこのブロックは、そのブロックが派生した元となる制御メッセージと同じ要求SQLを少なくとも含むことになる。選択した実施形態によれば、制御語など他のフィールドはなくすことができる。制御メッセージECMは制御語CWを含んでいるため、ユーザーによりイベントが表示される時点で制御メッセージが送信されることは明らかである。一方、条件付きブロックは、既に取得した権利及びこれから取得できる権利をユーザーが予め表示することができるEPGを形成するために使われるため、前もって送信されなければならない。
【0044】
EPGがこれらのデータを受信する際、このPECMブロックはセキュリティモジュールに送信され、セキュリティモジュールは、特にSQL言語による複雑な要求を処理することができる。
【0045】
このPECMブロックを図4に示す。セキュリティモジュールは従来の方法でこの条件付きブロックを処理し、そこから要求SQLを抽出することができる。この要求内で定義された条件はセキュリティモジュール内で分析され、要求の結果が復号器STBに再度送信される。この結果により、先行技術についての記述を参照して上で説明したような方法でEPGを表示することができる。
【0046】
このプロセスの略図を図5に示す。より詳細には、EPGを形成することが可能なデータが復号器STBに送信される。アクセス条件を定義することができる作業を要求SQLの形で含む条件付きブロックPECMが形成され、次にセキュリティモジュールSCに送信される。このモジュールは要求SQLを処理する。要求SQLの条件はセキュリティモジュール内に登録された権利と比較され、それにより、どのイベントについて権利が取得されているか、或いは取得できるかを判定することができる。利用可能なこれらの権利はEPGのデータと関連付けられる。次に、各イベントについてセキュリティモジュールが権利を有するか否かを区別したイベントのリストがユーザーのテレビに表示される。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】図1は先行技術による電子案内EPGの実施形態の略図である。
【図2】図2は図1の実施形態において使用される制御メッセージECMの内容の略図である。
【図3】図3は本発明による制御メッセージECMの内容を示す図である。
【図4】図4は本発明によるシステム内で使用される条件付きブロックの内容を示す図である。
【図5】図5は本発明による電子案内EPGの実施形態を示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
‐ 電子番組案内(EPG)が配信されるイベントの表示に用いられ、データが各イベントについて少なくとも1つの識別子と、テキストデータと、このイベントへのアクセスに必要な条件を含む条件付きブロックとを含むとき、この電子案内を形成するデータを復号器(STB)に送信する工程と、
‐ あるイベントへのアクセス権を定義する少なくとも1つの許可メッセージ(EMM)を、復号器に結合されたセキュリティモジュール(SC)に送信する工程と
を含み、更に、
‐ 条件付きブロック(PECM)を前記セキュリティモジュール(SC)に送信する工程と、
‐ 前記条件付きブロック(PECM)内に含まれているアクセス条件をセキュリティモジュール内で処理する工程と、
‐ 各イベントについてのアクセス条件及びセキュリティモジュール内に含まれているアクセス権に応じて、各イベントについてセキュリティモジュール内に権利が存在するか否かを示すメッセージをセキュリティモジュール内に送信する工程と、
を含み、かつ条件付きブロック(PECM)内に含まれているアクセス条件が、構造化言語による要求によって記述された操作(Op)の形態で示されることを特徴とする、条件付きアクセスイベントの記述子の表示の管理方法。
【請求項2】
要求がSQL(Structured Query Language)で書かれることを特徴とする、請求項1記載の管理方法。
【請求項3】
イベントが少なくとも1つの制御語(CW)により暗号化され、これらの制御語(CW)が、同じくアクセス条件を含む暗号化された制御メッセージ(ECM)の形態で復号器(STB)に送信されることを特徴し、制御メッセージの全部又は一部を条件付きブロック(PECM)内に送信することからなる、請求項1記載の管理方法。
【請求項4】
条件付きブロック(PECM)が、制御メッセージ(ECM)に含まれるアクセス条件に関するデータのみを備えることを特徴とする、請求項3記載の管理方法。
【請求項5】
アクセス条件に関する前記データが暗号化された形態で条件付きブロック(PECM)に送信されることを特徴とする、請求項4記載の管理方法。
【請求項6】
アクセス条件に関する前記データが非スクランブルで条件付きブロック(PECM)に送信されることを特徴とする、請求項4記載の管理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2006−509418(P2006−509418A)
【公表日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−556697(P2004−556697)
【出願日】平成15年12月1日(2003.12.1)
【国際出願番号】PCT/IB2003/005654
【国際公開番号】WO2004/052005
【国際公開日】平成16年6月17日(2004.6.17)
【出願人】(500477997)ナグラカード エス. アー. (16)
【Fターム(参考)】