説明

架橋ポリエチレン管の製造方法

【課題】口径が10mm以下の小口径であっても安定した寸法の架橋ポリエチレン管を、1段成形法を用いて生産性よく製造することができる架橋ポリエチレン管の製造方法を提供する。
【解決手段】原料ポリエチレン樹脂と、シラノール縮合触媒と、シラン化合物と、ラジカル発生剤とを含むシラン変性ポリエチレン樹脂組成物を、押出機内で加熱しながら溶融、混練、反応させた後、これを管状に押出し、冷却することで、前記シラン変性ポリエチレン樹脂組成物からなる成形管とし、この成形管を架橋処理する架橋ポリエチレン管の製造方法であって、前記原料ポリエチレン樹脂として、密度が0.930〜0.940g/cm3、MFRが2.0〜4.0g/10分、分子量分布(Mw/Mn)が4.0〜5.0であり、低密度ポリエチレンが原料ポリエチレン樹脂全体の10〜20重量%含まれた高密度ポリエチレンと低密度ポリエチレンとの混合物を用いるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、架橋ポリエチレン管の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
架橋ポリエチレン管は、「常温時の柔軟性」、「高温時の強度(耐熱性、高クリープ性能)」が両立できるとともに、耐食性、耐寒性を備え、給水・給湯管や床暖房用温水配管などに使用されている。
この架橋ポリエチレン管の製造方法としては、以下に説明する2段成形法及び1段成形法(モノシル法)がある(特許文献1,2参照)。
【0003】
すなわち、2段成形法は、原料ポリエチレン樹脂(架橋前の樹脂)と、シラン化合物と、ラジカル発生剤とを加熱しながら溶融、混練、反応させて、シラン変性ポリエチレン組成物を得るグラフト工程、及び、この得られたシラン変性ポリエチレン組成物と、シラノール縮合触媒を含有させたポリエチレン樹脂組成物とを、押出機内で加熱しながら溶融、混練して、管状に押出し、前記シラン変性ポリエチレン組成物からなる成形管とする成形工程の2段階で成形管を得たのち、得られた成形管を水雰囲気下にてシラノール縮合反応させて架橋処理するようになっている。
【0004】
一方、1段成形法は、原料ポリエチレン樹脂と、シラノール縮合触媒と、シラン化合物と、ラジカル発生剤とを、押出機内で加熱しながら溶融、混練、反応させるとともに、これを管状に押出して、グラフト化と成形とを同時に行う、すなわち、1段階で成形管を得たのち、得られた成形管を水雰囲気下にてシラノール縮合反応させて架橋処理するようになっている。
ところで、上記2段成形法は、グラフト工程と成形工程の2つの工程を別々に行うため、工数が多くなり、1段成形法に比べ、生産性が悪いとともに、設備コストがかかるという問題がある。
【0005】
他方、上記1段成形法は、生産性及び設備コストの点では、2段成形法に比べて優れているものの、床暖房用の架橋ポリエチレン管のように、口径が10mm以下の小口径の架橋ポリエチレン管を安定して製造することが難しいという欠点がある。
すなわち、1段成形法においては、原料ポリエチレン樹脂として溶融粘度の低いものが用いられるため、その肉厚が大口径の管に比べ薄くなる小口径の管の場合、押出機から押し出されると、管状体を保形できず、所謂「ドローダウン」といった現象を起こし、安定した寸法の架橋ポリエチレン管が得られない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特許第3902865号公報
【特許文献2】特許第4066114号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みて、口径が10mm以下の小口径であっても安定した口径の架橋ポリエチレン管を、1段成形法を用いて生産性よく製造することができる架橋ポリエチレン管の製造方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明にかかる架橋ポリエチレン管の製造方法は、原料ポリエチレン樹脂と、シラノール縮合触媒と、シラン化合物と、ラジカル発生剤とを含むシラン変性ポリエチレン樹脂組成物を、押出機内で加熱しながら溶融、混練、反応させた後、これを管状に押出し、冷却することで、前記シラン変性ポリエチレン樹脂組成物からなる成形管とし、この成形管を水雰囲気下にてシラノール縮合反応させて架橋処理する架橋ポリエチレン管の製造方法において、前記原料ポリエチレン樹脂は、低密度ポリエチレンが原料ポリエチレン樹脂全体の10〜20重量%含まれた高密度ポリエチレンと低密度ポリエチレンとの混合物からなるとともに、原料ポリエチレン樹脂の、密度が0.930〜0.940g/cm3、MFRが2.0〜4.0g/10分、分子量分布(Mw/Mn)が4.0〜5.0であることを特徴としている。
【0009】
本発明の架橋ポリエチレン管の製造方法は、特に限定されないが、口径が10mm以下の架橋ポリエチレン管の製造に好適である。
【0010】
本発明において、原料ポリエチレン樹脂は、低密度ポリエチレンの配合割合が10〜20重量%、密度が0.930〜0.940g/cm3、MFRが2.0〜4.0g/10分、分子量分布(Mw/Mn)が4.0〜5.0に限定される。
その理由は、以下のとおりである。
【0011】
すなわち、低密度ポリエチレンの配合割合が10重量%を下回ると、成形性に問題が生じ、20重量%を超えると、高クリープ性能を確保できなくなる。
【0012】
原料ポリエチレン樹脂の密度が、0.930g/cm3を下回ると、得られる架橋ポリエチレン管が柔らかくなりすぎて、耐圧性能などの強度が阻害され、0.940g/cm3を超えると、得られる架橋ポリエチレン管が硬くなりすぎて、曲げにくくなるとともに、曲げにより破損する。
【0013】
原料ポリエチレン樹脂のMFRが2.0g/10分を下回ると、樹脂の粘度が高くなるので、成形が難しくなり、4.0g/10分を超えると、粘度が低くなりすぎて、ドローダウン現象を起こして、安定した寸法が得られない。
【0014】
原料ポリエチレン樹脂の分子量分布が4.0を下回ると、可塑化した樹脂の粘度が高くなるので、成形が難しくなり、5.0を超えると、得られる架橋ポリエチレン管のクリープ特性が低下する。
なお、本発明において、分子量分布(Mw/Mn)は、 クロマトグラフィー法で測定されたMw(重量平均分子量)を、クロマトグラフィー法で測定されたMn(数平均分子量)で除した値である。
【0015】
本発明において用いられる低密度ポリエチレンとしては、特に限定されないが、密度が0.920〜0.930g/cm3のものが好ましい。
また、MFRは、特に限定されないが、0.5〜10g/10分が好ましい。
【0016】
本発明において用いられる高密度ポリエチレンとしては、特に限定されないが、密度が
0.935〜0.945g/cm3のものが好ましい。
MFRは、特に限定されないが、2.0〜4.0g/10分が好ましい。
上記高密度ポリエチレンの製造方法は、特に限定されないが、メタロセン触媒を用いた方法が好ましい。
【0017】
本発明において用いられるシラノール縮合触媒としては、シラノール間の脱水縮合を促進する触媒として一般的に用いられる任意の化合物であればよく、例えば、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジオクトエート、酢酸第一錫、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸鉛、エチルアミン、ジブチルアミン、ヘキシルアミン、ピリジン等の化合物、硫酸、塩酸等の無機塩、トルエンスルホン酸、酢酸、ステアリン酸、マレイン酸等が挙げられ、これらの1種もしくは2種以上が好適に用いられるが、中でもジブチル錫ジラウレートがより好適に用いられる。
【0018】
本発明において用いられるシラン化合物としては、オレフィン系不飽和結合、および、加水分解可能な有機基を持つシラン化合物であれば特に限定されないが、本発明に用いるに好ましいシラン化合物としては、例えば、ビニルトリスアルコキシランがあり、中でも、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス( メトキシエトキシ)シランが好ましい。また、ビニルメチルジエトキシシラン、ビニルフェニルジメトキシシラン等でもよい。
シラン化合物のオレフィン系不飽和結合部位は、ポリエチレン系樹脂中に発生した遊離ラジカル部位と反応する。
【0019】
本発明において用いられるラジカル発生剤としては、例えば、有機ペルオキシド、有機ペルエステル等があり、中でも、ベンゾイルペルオキシド、ジクロルベンゾイルペルオキシド、ジクミルペルオキシド、ジ−t −ブチルペルオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ペルオキシベンゾエート) ヘキシン−3 、1,4−ビス(t− ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼン、ラウロイルペルオキシド、t−ブチルペルアセテート、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3 、2,5−ジメチル−2 ,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン、t−ブチルペルベンゾエート、t−ブチルペルフェニルアセテート、t−ブチルペルイソブチレート、t−ブチルペル−sec−オクトエート、t−ブチルペルピバレート、クミルペルピバレート、t−ブチルペルジエチルアセテート等の過酸化物、アゾビス− イソブチルニトリル、ジメチルアゾイソブチレート等のアゾ化合物が挙げられる。
【発明の効果】
【0020】
本発明にかかる架橋ポリエチレン管の製造方法は、以上のように、密度が0.930〜0.940g/cm3、MFRが2.0〜4.0g/10分、分子量分布(Mw/Mn)が4.0〜5.0である低密度ポリエチレンを原料ポリエチレン樹脂全体の10〜20重量%含む高密度ポリエチレンと低密度ポリエチレンとの混合物を、原料ポリエチレン樹脂として用いるようにしたので、1段成形法を用いた場合においても口径10mm以下の小口径管を製造する場合においても、ドローダウン現象を起こすことなく、安定した寸法で生産性よく製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】実施例及び比較例で製造した架橋ポリエチレン管のMFRと分子量分布との相関を対比してあらわす図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下に、本発明の具体的な実施例を詳しく説明する。
【0023】
(実施例1)
高密度ポリエチレン(密度0.941g/cm3、MFR2.5g/10分)と、低密度ポリエチレン(密度0.921g/cm3、MFR0.5g/10分)とを、重量比で9対1にブレンドして密度0.938g/cm3、MFR2.2g/10分、分子量分布4.6の原料ポリエチレン樹脂Aを得た。
得られた原料ポリエチレン樹脂A100重量部に対して、シラン化合物としてのビニルエトキシシランが3重量部、ラジカル発生剤としてのジクミルペルオキシド(1分半減期温度173℃)が0.12重量部、シラノール縮合触媒としてのジブチル錫ジラウレートが0.0135重量部の配合割合となるように樹脂温度185℃ に設定した押出機内に投入し、シラン変性ポリエチレン樹脂組成物からなる内径7.0mm、外径10.0mmの成形管を押出成形した。
そして、得られた成形管を水蒸気が充満した処理槽内に入れて架橋させて架橋ポリエチレン管を得た。
【0024】
(実施例2)
高密度ポリエチレン(密度0.941g/cm3、MFR2.5g/10分)と、低密度ポリエチレン(密度0.921g/cm3、MFR0.5g/10分)とを、重量比で8対2にブレンドして密度0.938g/cm3、MFR3.9g/10分、分子量分布4.2の原料ポリエチレン樹脂Bを得た。
得られた原料ポリエチレン樹脂Bを用いて実施例1と同様にして架橋ポリエチレン管を得た。
【0025】
(実施例3)
高密度ポリエチレン(密度0.941g/cm3、MFR2.5g/10分)と、低密度ポリエチレン(密度0.921g/cm3、MFR0.5g/10分)とを、重量比で9対1にブレンドして密度0.939g/cm3、MFR2.2g/10分、分子量分布4.9の原料ポリエチレン樹脂Cを得た。
得られた原料ポリエチレン樹脂Cを用いて実施例1と同様にして架橋ポリエチレン管を得た。
【0026】
(実施例4)
高密度ポリエチレン(密度0.941g/cm3、MFR5.0g/10分)と、低密度ポリエチレン(密度0.930g/cm3、MFR0.3g/10分)とを、重量比で85対15にブレンドして密度0.939g/cm3、MFR3.8g/10分、分子量分布4.8の原料ポリエチレン樹脂Dを得た。
得られた原料ポリエチレン樹脂Dを用いて実施例1と同様にして架橋ポリエチレン管を得た。
【0027】
(実施例5)
高密度ポリエチレン(密度0.941g/cm3、MFR2.0g/10分)と、低密度ポリエチレン(密度0.921g/cm3、MFR7.0g/10分)とを、重量比で9対1にブレンドして密度0.938g/cm3、MFR2.2g/10分、分子量分布4.2の原料ポリエチレン樹脂Eを得た。
得られた原料ポリエチレン樹脂Eを用いて実施例1と同様にして架橋ポリエチレン管を得た。
【0028】
(実施例6)
高密度ポリエチレン(密度0.941g/cm3、MFR5.0g/10分)と、低密度ポリエチレン(密度0.928g/cm3、MFR1.0g/10分)とを、重量比で8対2にブレンドして密度0.931g/cm3、MFR3.0g/10分、分子量分布4.3の原料ポリエチレン樹脂Fを得た。
得られた原料ポリエチレン樹脂Fを用いて実施例1と同様にして架橋ポリエチレン管を得た。
【0029】
(比較例1)
原料ポリエチレン樹脂Aに代えて、高密度ポリエチレン(密度0.947g/cm3、MFR4.9g/10分、分子量分布4.8)のみを原料ポリエチレン樹脂として用いて実施例1と同様にして架橋ポリエチレン管を得た。
【0030】
(比較例2)
高密度ポリエチレン(密度0.941g/cm3、MFR5.0g/10分)と、低密度ポリエチレン(密度0.930g/cm3、MFR0.3g/10分)とを、重量比で8対2にブレンドして密度0.938g/cm3、MFR4.2g/10分、分子量分布3.9の原料ポリエチレン樹脂Gを得た。
得られた原料ポリエチレン樹脂Gを用いて実施例1と同様にして架橋ポリエチレン管を得た。
【0031】
(比較例3)
高密度ポリエチレン(密度0.941g/cm3、MFR5.0g/10分)と、低密度ポリエチレン(密度0.928g/cm3、MFR1.0g/10分)とを、重量比で9対1にブレンドして密度0.937g/cm3、MFR4.2g/10分、分子量分布5.2の原料ポリエチレン樹脂Hを得た。
得られた原料ポリエチレン樹脂Hを用いて実施例1と同様にして架橋ポリエチレン管を得た。
【0032】
(比較例4)
高密度ポリエチレン(密度0.941g/cm3、MFR2.5g/10分)と、低密度ポリエチレン(密度0.928g/cm3、MFR1.0g/10分)とを、重量比で9対1にブレンドして密度0.938g/cm3、MFR1.8g/10分、分子量分布5.5の原料ポリエチレン樹脂Iを得た。
得られた原料ポリエチレン樹脂Iを用いて実施例1と同様にして架橋ポリエチレン管を得た。
【0033】
(比較例5)
高密度ポリエチレン(密度0.941g/cm3、MFR2.5g/10分)と、低密度ポリエチレン(密度0.930g/cm3、MFR0.3g/10分)とを、重量比で8対2にブレンドして密度0.938g/cm3、MFR1.8g/10分、分子量分布3.8の原料ポリエチレン樹脂Jを得た。
得られた原料ポリエチレン樹脂Jを用いて実施例1と同様にして架橋ポリエチレン管を得た。
【0034】
上記実施例1〜6及び比較例1〜5の成形管成形時の賦形性、樹脂圧力(管の成形性)、押出機のモータ負荷(管の成形性)、得られた架橋ポリエチレンの管外観、ゲル分率(管の強度)、引張降伏強さ(管の強度)、曲げ弾性率(管の柔軟性)を調べ、その結果を表1に示した。
【0035】
なお、賦形性については、ドローダウンを起こすことなく成形できるものを○、ドローダウンは起こさないが、成形困難なものを△、ドローダウンを起こし、成形できないものを×と評価した。
樹脂圧力は、アダプター部の樹脂出口付近に取り付けた樹脂圧計により測定した。
モータ負荷は、押出機の負荷電流値を測定した。
管外観については、目視により、光沢があり、凹凸のないものを○、光沢はあるが、凹凸があるものを△、光沢がなく、凹凸があるものを×と評価した。
ゲル分率は、JIS K 6769の方法に基づいて求めた。
引っ張り降伏強さは、JIS K 6769の方法に基づいて求めた。
曲げ弾性率は、JIS K 7113の方法に基づいて求めた。
【0036】
【表1】

【0037】
上記表1から、本発明の製造方法によれば、賦形性と外観(光沢)とのバランスが取れ、かつ、常温時の柔軟性と高温時の強度を兼ね備えている架橋ポリエチレン管を小径管においても安定して得られることがわかる。
【0038】
また、図1に、上記実施例1〜6及び比較例1〜5で用いた原料ポリエチレン樹脂のMFRと分子量分布を、横軸にMFR,縦軸に分子量分布を採って比較して示した。
【0039】
上記実施例1〜6で得た原料ポリエチレン樹脂A〜Fを用いて上記実施例1と同様にして内径10mm、外径13mmの架橋ポリエチレン管及び内径5mm、外径6.3mmの架橋ポリエチレン管をそれぞれ成形したところ、賦形性及び管外観の評価はいずれも上記実施例1〜6と同様の結果であった。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
原料ポリエチレン樹脂と、シラノール縮合触媒と、シラン化合物と、ラジカル発生剤とを含むシラン変性ポリエチレン樹脂組成物を、押出機内で加熱しながら溶融、混練、反応させた後、これを管状に押出し、冷却することで、前記シラン変性ポリエチレン樹脂組成物からなる成形管とし、この成形管を水雰囲気下にてシラノール縮合反応させて架橋処理する架橋ポリエチレン管の製造方法において、前記原料ポリエチレン樹脂は、低密度ポリエチレンが全体の10〜20重量%含まれた高密度ポリエチレンと低密度ポリエチレンとの混合物からなるとともに、原料ポリエチレン樹脂の、密度が0.930〜0.940g/cm3、MFRが2.0〜4.0g/10分、分子量分布(Mw/Mn)が4.0〜5.0であることを特徴とする架橋ポリエチレン管の製造方法。
【請求項2】
口径が10mm以下の架橋ポリエチレン管を得る請求項1に記載の架橋ポリエチレン管の製造方法。

【図1】
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【公開番号】特開2010−270167(P2010−270167A)
【公開日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−120686(P2009−120686)
【出願日】平成21年5月19日(2009.5.19)
【出願人】(000002174)積水化学工業株式会社 (5,781)
【Fターム(参考)】