説明

染毛剤組成物及び染毛方法

【課題】安全性及び染毛性が高く、自然な色あいに発色し、かつ毛髪に与える損傷が少ない染毛剤組成物を提供する。
【解決手段】銀塩を含む成分(a)と銀塩を還元する能力を有するレダクターゼなどの酸化還元酵素を含む成分(b)とを同時に又は別々に含む染毛剤組成物。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は染毛剤組成物及び該組成物を用いた染毛方法に関する。より詳しくは、本発明は銀塩と銀塩を還元する能力を有する酸化還元酵素とを同時に又は別々に含む染毛剤組成物及び該組成物を用いた染毛方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、染毛剤としては、パラフェニレンジアミン系の酸化染料中間体を主成分とし、アンモニアなどのアルカリを含む第1剤と、過酸化水素などの酸化剤を含む第2剤からなる酸化型染料が広く使用されている。この染毛剤は、酸化染料中間体を毛髪内部まで浸透させ酸化重合することにより毛髪を染めるものである。酸化染料を用いた染毛剤は染毛力が高く、シャンプー、リンスに対する堅牢性、光に対する堅牢性に優れることが知られている。また、要望に応じて種々の色調に染毛できることも特徴である。
【0003】
しかしながら、染毛剤の成分であるアンモニアなどのアルカリや過酸化水素などの酸化剤が毛髪に対し強く作用し、染毛処理において毛髪を損傷するという問題があり、その結果、光沢感、潤い、手触りが不自然になるという問題があった。また、酸化染料を用いた染毛剤では、一部の特異体質の人に皮膚かぶれやアレルギー症状を示すという問題点があった。さらに、アルカリとしてアンモニアを用いた場合には、染毛時に不快臭がするという問題もあった。
【0004】
毛髪の損傷を低減させる目的で、酸化染毛剤の酸化剤として酸化還元酵素を使用した染毛剤が提案されている。例えば、酸化酵素としてパーオキシタダーゼを用いる染毛剤、ラッカーゼを用いる染毛剤、ウリカーゼ又はアスコルビン酸オキシダーゼを用いる染毛剤などが知られている(特許文献1から5)。しかしながら、これらの染毛方法では、酸化還元酵素活性が十分発揮されておらず、発色濃度が十分ではないという問題がある。また、酸化染料を用いるため、一部の特異体質の人への皮膚かぶれ・アレルギー症状を軽減できないという問題もある。
【0005】
上記の問題を解決する染毛剤として銀塩を用いた染毛剤が知られている(特許文献6から11)。このタイプの染毛剤では、銀イオンを含有する染毛剤を毛髪に塗布し、自然光あるいは人工の光により銀塩が感光・還元されて発色するが、アルカリ剤などを含まないため、毛髪の損傷やアレルギー症状を起こし難いという優れた利点を有している。しかしながら、この発色には時間がかかり、発色濃度も低いという問題を有しており、さらに色あいが不自然であるという問題もあった。
【0006】
銀塩と還元剤を用いる染毛剤も知られている(特許文献12から16)。この染毛剤では発色はすみやかにおこるものの、発色濃度が低く、染毛濃度の再現性が低いなどの問題がある。また、銀イオンの毛髪への浸透性を高めるためにアンモニアなどのアルカリを用いる場合には、染毛時に不快臭が発生し、染毛処理により毛髪が損傷するという問題があり、その結果、光沢感、潤い、手触りが不自然となるという問題があった。
【特許文献1】特開昭53-32132号公報
【特許文献2】米国特許第3251742号明細書
【特許文献3】特開平11-60454号公報
【特許文献4】特公平7-45385号公報
【特許文献5】特開2002-37719号公報
【特許文献6】特開2005-60354号公報
【特許文献7】特開2005-53889号公報
【特許文献8】特開2004-99502号公報
【特許文献9】特開2002-348221号公報
【特許文献10】独国特許DE 2714753号明細書
【特許文献11】国際公開WO2006/011228
【特許文献12】特公平7-116016号公報
【特許文献13】特開平4-187625号公報
【特許文献14】特開昭46-5006号公報
【特許文献15】独国特許DE 2806603号明細書
【特許文献16】特開2006-176486号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の課題は、上記の問題を解決した染毛剤組成物及び該組成物を用いた染毛方法を提供することにある。より具体的には、安全性及び染毛性が高く、自然な色あいに発色し、かつ毛髪に与える損傷が少ない染毛剤組成物を提供することが本発明の課題である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、上記の課題を解決するために鋭意検討した結果、銀塩と酸化還元酵素とを用いた染毛剤組成物を提供することにより、上記の課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち、本発明により、銀塩を含む成分(a)と銀塩を還元する能力を有する酸化還元酵素を含む成分(b)とを同時に又は別々に含む染毛剤組成物が提供される。
上記発明の好ましい様態によれば、銀塩がハロゲン酸塩、炭酸塩、硫酸塩、硝酸塩、有機酸塩、及びスルホン酸塩からなる群から選ばれる銀塩である上記の染毛剤組成物;銀塩が硫酸塩、硝酸塩、有機酸塩、及びスルホン酸塩からなる群から選ばれる銀塩である上記の染毛剤組成物;及び銀塩が、硫酸銀、硝酸銀、酢酸銀、プロピオン酸銀、乳酸銀、リンゴ酸銀、クエン酸銀、メタンスルホン酸銀、p-トルエンスルホン酸銀、及び銀アンモン錯塩からなる群から選ばれる銀塩である上記の染毛剤組成物;酸化還元酵素がレダクターゼである上記の染毛剤組成物;上記成分(b)に酸化還元反応を仲介する化合物を含む上記の染毛剤組成物;及び上記成分(b)に銀を還元する物質を放出可能な化合物を含む上記の染毛剤組成物が提供される。
【0010】
上記の染毛剤組成物のさらに好ましい様態として、上記成分(a)を含む液状物(A液、好ましくは溶液形態のA液)及び上記成分(b)を含む液状物(B液、好ましくは溶液形態のB液)の組み合わせを含む上記の染毛剤組成物が提供される。さらに好ましい様態として、上記A液を充填した容器及び上記B液を充填した容器を含むキットの形態である上記の染毛剤組成物が提供される。また、上記A液における銀塩の含有量が銀原子の質量としてA液全質量に対して0.01質量%から10質量%、好ましくは0.03質量%から10質量%である上記の染毛剤組成物;上記B液における酸化還元酵素の含有量がB液全質量に対して0.0001質量%から20質量%、好ましくは0.01質量%から10質量%である上記の染毛剤組成物;上記A液及び上記B液のpHがそれぞれ7以下である上記の染毛剤組成物が提供される。
【0011】
別の観点からは、本発明により、染毛方法であって銀塩を含む成分(a)及び酸化還元酵素を含む成分(b)を同時に又は別々に含む染毛剤組成物を毛、好ましくはヒトの毛髪に適用する工程を含む方法が提供される。この発明の好ましい様態によれば、用時に上記成分(a)を含む液状物(A液、好ましくは溶液形態のA液)と上記成分(b)を含む液状物(B液、好ましくは溶液形態のB液)とを混合して毛に適用する工程を含む方法;上記A液を毛に適用した後に上記B液を適用する工程を含む方法;及び上記B液を毛に適用した後に上記A液を適用する工程を含む方法が提供される。
【発明の効果】
【0012】
本発明の染毛剤組成物は安全であり、自然な色合いで高い染毛濃度が得られる。また、本発明の染毛剤組成物は毛髪の損傷を引き起こさず、染毛による手触り感の劣化がないという特徴を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
成分(a)に含まれる銀塩の種類は特に限定されないが、例えば、ハロゲン酸塩、炭酸塩、硫酸塩、硝酸塩、有機酸塩、又はスルホン酸塩などを用いることができ、好ましくは硫酸塩、硝酸塩、有機酸塩、又はスルホン酸塩を用いることができる。より具体的には、硫酸銀、硝酸銀、酢酸銀、プロピオン酸銀、乳酸銀、リンゴ酸銀、クエン酸銀、メタンスルホン酸銀、p-トルエンスルホン酸銀、及び銀アンモン錯塩からなる群から選ばれる銀塩が好ましい。銀塩は単独で用いてもよいが、2種以上の銀塩を組み合わせて用いてもよい。
【0014】
成分(b)に含まれる酸化還元酵素としては国際生化学連盟(I.U.B)による分類のEC1に属する酵素を用いることができ、銀塩を還元する能力を有する限りその種類は限定されない(例えば、「酵素ハンドブック」、朝倉書店発行などを参照のこと)。
【0015】
酸化還元酵素の具体例としては、例えば、アルコールデヒドロゲナーゼ、アルコールデヒドロゲナーゼ(NADP)、ホモセリンデヒドロゲナーゼ、R,R-ブタンジオールデヒドロゲナーゼ、アセトインデヒドロゲナーゼ、グリセロールデヒドロゲナーゼ、プロパンジオールリン酸デヒドロゲナーゼ、グリセロール-3-リン酸デヒドロゲナーゼ、D-キシロースレダクターゼ、L-キシロースデヒドロゲナーゼ、D-アラビニトール-4-デヒドロゲナーゼ、L-アラビニトール-4-デヒドロゲナーゼ、L-アラビニトール-2-デヒドロゲナーゼ、L-イジトール-2-デヒドロゲナーゼ、D-イジトール-2-デヒドロゲナーゼ、ガラクチトール-2-デヒドロゲナーゼ、マンニトール-1-リン酸-5-デヒドロゲナーゼ、Myo-イノシトール-2-デヒドロゲナーゼ、グルクロ酸レダクターゼ、グルクロラクトンレダクターゼ、アルデヒドレダクターゼ、UDP-グルコース-6-デヒドロゲナーゼ、ヒスチジノールデヒドロゲナーゼ、キナ酸5-デヒドロゲナーゼ、シキミ酸5-デヒドロゲナーゼ、グリコール酸レダクターゼ、L-乳酸デヒドロゲナーゼ、D-乳酸デヒドロゲナーゼ、グリセル酸デヒドロゲナーゼ、3-ヒドロキシブチル酸デヒドロゲナーゼ、3-ヒドロキシイソブチル酸デヒドロゲナーゼ、メバロン酸レダクターゼ、メバロン酸レダクターゼ(NADPH)、ヒドロキシメチルグルタリルCoAレダクターゼ、3-ヒドロキシアシルCoAデヒドロゲナーゼ、アセトアシルCoAレダクターゼ、リンゴ酸デヒドロゲナーゼ、イソクエン酸デヒドロゲナーゼ(NAD)、イソクエン酸デヒドロゲナーゼ(NADP)、6-ホスホグルコン酸-2-デヒドロゲナーゼ、ホスホグルコン酸デヒドロゲナーゼ、L-グロン酸-3-デヒドロゲナーゼ、L-アラビノース-1-デヒドロゲナーゼ、グルコース-1-デヒドロゲナーゼ、D-ガラクトース-1-デヒドロゲナーゼ、グルコース6-リン酸-1-デヒドロゲナーゼ、3α-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ、3(or17)-β-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ、3α-ヒドロキシコール酸デヒドロゲナーゼ、3α(or20β)-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ、アリルアルコールデヒドロゲナーゼ、ラクトアルデヒドレダクターゼ、リビトール-2-デヒドロゲナーゼ、フルクツロン酸デヒドロゲナーゼ、タガツロン酸デヒドロゲナーゼ、3-ヒドロキシプロピオン酸デヒドロゲナーゼ、2-ヒドロキシ-3-オキソプロピオン酸レダクターゼ、4-ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼ、エストラジオール-17β-デヒドロゲナーゼ、テストステロン-17β-デヒドロゲナーゼ、テストステロン-17β-デヒドロゲナーゼ(NADP)、ピリドキシン-4-デヒドロゲナーゼ、ω-ヒドロキシデカン酸デヒドロゲナーゼ、マンニトール-2-デヒドロゲナーゼ、グルコン酸5-デヒドロゲナーゼ、アルコールデヒドロゲナーゼ(NAD(P))、グリセノールデヒドロゲナーゼ、オクタノールデヒドロゲナーゼ、(R)-アミノプロパノールデヒドロゲナーゼ、(S,S)-ブタンジオールデヒドロゲナーゼ、ラクタルアルデヒドレダクターゼ、D-ラクタルアルデヒドデヒドロゲナーゼ、グリオキシル酸レダクターゼ、イソプロパノールデヒドロゲナーゼ、ヒドロキシピルビン酸レダクターゼ、リンゴ酸デヒドロゲナーゼ(NADP)、D-リンゴ酸デヒドロゲナーゼ、ジメチルリンゴ酸デヒドロゲナーゼ、3-イソプロピルリンゴ酸デヒドロゲナーゼ、ケトール酸ダクトイソメラーゼ、3-カルボキシ-2-ヒドロキシアジピン酸デヒドロゲナーゼ、ヒドロキシメチルグルタリルCoAレダクターゼ、アリルアルコールデヒドロゲナーゼ、アリルアルコールデヒドロゲナーゼ(NADP)、オキサログリコール酸レダクターゼ、タルトロン酸デヒドロゲナーゼ、グリセロール-3-リン酸デヒドロゲナーゼ、ホスホグリセリン酸デヒドロゲナーゼ、ジヨードフェニルピルビン酸デヒドロゲナーゼ、3-ヒドロキシベンジルアルコールデヒドロゲナーゼ、(R)-2-ヒドロキシ脂肪酸デヒドロゲナーゼ、(S)-2-ヒドロキシ脂肪酸デヒドロゲナーゼ、3-オキソアシル(アシル輸送たんぱく質)レダクターゼ、アシルグリセロンリン酸レダクターゼ、3-デヒドロスフィンガニンレダクターゼ、L-スレオニン-3-デヒドロゲナーゼ、4-オキソプロリンレダクターゼ、レチノールデヒドロゲナーゼ、パントテン酸-4-デヒドロゲナーゼ、ピリドキサル-4-デヒドロゲナーゼ、カルチニン-3-デヒドロゲナーゼ、インドール-3-乳酸デヒドロゲナーゼ、3-(イミダソゾール-5-イル)乳酸デヒドロゲナーゼ、インダノールデヒドロゲナーゼ、L-キシロース-1-デヒドロゲナーゼ、アピオース-1-レダクターゼ、リボース-1-デヒドロゲナーゼ、D-アラビノース-1-デヒドロゲナーゼ、D-アラビノース-1-デヒドロゲナーゼ(NAD(P))、グルコース-1-デヒドロゲナーゼ(NAD)、グルコース-1-デヒドロゲナーゼ(NADP)、ガラクトース-1-デヒドロゲナーゼ、アルドース-1-デヒドロゲナーゼ、D-スレオアルドース-1-デヒドロゲナーゼ、ソルボース-5-デヒドロゲナーゼ、フルクトース-5-デヒドロゲナーゼ、2-デオキシ-D-グルコン酸-3-デヒドロゲナーゼ、2-デヒドロ-D-グルコン酸-5-デヒドロゲナーゼ、2-デヒドロ-D-グルコン酸-6-デヒドロゲナーゼ、L-イドン酸-2-デヒドロゲナーゼ、L-スレオン酸-3-デヒドロゲナーゼ、3-デヒドロ-L-グロン酸-2-デヒドロゲナーゼ、マンヌロン酸レダクターゼ、GDP-マンノース-6-デヒドロゲナーゼ、dTDP-4-デヒドロラムノースレダクターゼ、dTDP-6-デオキシ-L-タロース-4-デヒドロゲナーゼ、GDP-6-デオキシ-D-タロース-4-デヒドロゲナーゼ、UDP-N-アセチルグルコサミン-6-デヒドロゲナーゼ、リビトール-5-リン酸-2-デヒドロゲナーゼ、マンニトール-2-デヒドロゲナーゼ、ソルビトール-6-リン酸-2-デヒドロゲナーゼ、15-ヒドロキシプロスタグランジンデヒドロゲナーゼ、D-ピニトールデヒドロゲナーゼ、セクオイトールデヒドロゲナーゼ、ペリリルアルコールデヒドロゲナーゼ、3β-ヒドロキシ-δ(5)-ステロイドデヒドロゲナーゼ、11-β-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ、16-α-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ、エストラジオール-17-α-デヒドロゲナーゼ、20-α-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ、21-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ(NAD)、21-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ(NADP)、3α-ヒドロキシ-5β-アンドロスタン-17-オン-3α-デヒドロゲナーゼ、セピアプテリンレダクターゼ、ウレイドグリコール酸デヒドロゲナーゼ、ホモイソクエン酸デヒドロゲナーゼ、グリセロール-2-デヒドロゲナーゼ、3-ヒドロキシブチリルCoAレダクターゼ、UDP-N-アセチルムラミン酸デヒドロゲナーゼ、7-α-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ、ジヒドロブノノールデヒドロゲナーゼ、コレスタンテトラオール-26-デヒドロゲナーゼ、エリスルロースレダクターゼ、シクロペンタノールデヒドロゲナーゼ、ヘキサデカノールデヒドロゲナーゼ、2-アルキン-1-オールデヒドロゲナーゼ、炭酸ヒドロキシシクロヘキサンデヒドロゲナーゼ、ヒドロキシマロン酸デヒドロゲナーゼ、2-デヒドロパントラクトンレダクターゼ、2-デヒドロパント酸-2-レダクターゼ、ステロール-4α-炭酸-3-デヒドロゲナーゼ、2-オキソアジピン酸レダクターゼ、L-ラムノース-1-デヒドロゲナーゼ、シクロヘキサン-1,2-ジオールデヒドロゲナーゼ、D-キシロース-1-デヒドロゲナーゼ、12α-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ、グリセロール-3-リン酸-1-デヒドロゲナーゼ(NADP)、3-ヒドロキシ-2-メチルブチリルCoAレダクターゼ、D-キシロース-1-デヒドロゲナーゼ(NADP)、コレスト-5-エン-3β-7α-ジオール-3βデヒドロゲナーゼ、ゲラニオールデヒドロゲナーゼ、カルボニルレダクターゼ、L-グリコールデヒドロゲナーゼ、dTDP-ガラクトース6-デヒドロゲナーゼ、GDP-4-デヒドロ-D-ラムノースレダクターゼ、プロスタグランジン-Fシンターゼ、プロスタグランジン-E2-9-レダクターゼ、インドール-3-アセトアルデヒドレダクターゼ(NADH)、インドール-3-アセトアルデヒドレダクターゼ(NADPH)、長鎖アルコールデヒドロゲナーゼ、5-アミノ-6-(5-ホスホリボシルアミノ)ウラシルレダクターゼ、コニフェリルアルコールデヒドロゲナーゼ、シナミルアルコールデヒドロゲナーゼ、15-ヒドロキシプロスタグランジンDデヒドロゲナーゼ、15-ヒドロキシプロスタグランジンデヒドロゲナーゼ、(+)-ボルネオールデヒドロゲナーゼ、(S)-ウスン酸デヒドロゲナーゼ、アルドース-6-リン酸レダクターゼ、7-β-ヒドロキシステロイドレダクターゼ、1,3-プロパンジオールデヒドロゲナーゼ、ウロン酸デヒドロゲナーゼ、キサンチンデヒドロゲナーゼ、IMPデヒドロゲナーゼ、トロピンデヒドロゲナーゼ、(-)-メントールデヒドロゲナーゼ、(+)-ネオメントールデヒドロゲナーゼ、3(or17)-α-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ、3β(or20α)-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ、長鎖-3-ヒドロキシアシルCoAデヒドロゲナーゼ、3-オキソアシル-(アシル輸送たんぱく質)-レダクターゼ、3α-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ、2-デヒドロパントラクトンレダクターゼ、グルコン酸-2-デヒドロゲナーゼ、ファルネゾールデヒドロゲナーゼ、ベンジル-2-メチル-ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼ、モルヒネ6-デヒドロゲナーゼ、ジヒドロカンプフェロール4-レダクターゼ、6-ピルボイル-3-ヒドロキシプテリン2'-レダクターゼ、ボミフォリオールレダクターゼ、(R)-4-ヒドロキシフェニル乳酸デヒドロゲナーゼ、イソピペリテノールデヒドロゲナーゼ、マンノース6リン酸レダクターゼ、クロルデコンレダクターゼ、4-ヒドロキシシクロヘキサンカルボン酸デヒドロゲナーゼ、(-)-ボルネオールデヒドロゲナーゼ、(+)-サビノールデヒドロゲナーゼ、ジエチル-2-メチル-3-オキソコハク酸レダクターゼ、3α-ヒドロキシグリシルレチン酸デヒドロゲナーゼ、15-ヒドロキシ2プロスタグランジンIデヒドロゲナーゼ、15-ヒドロキシイコサテトラエン酸デヒドロゲナーゼ、N-アシルマンノースアミン-1-デヒドロゲナーゼ、フラボノン4-レダクターゼ、8-オキソコホルミチンレダクターゼ、トロピノンレダクターゼ、ヒドロキシフェニルピルビン酸レダクターゼ、12β-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ、3α(17β)-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ、(NAD)、N-アシルヘキソースアミン-1-デヒドロゲナーゼ、6-エンドヒドロキシシネオールデヒドロゲナーゼ、カルベオールデヒドロゲナーゼ、メタノールデヒドロゲナーゼ、シクロヘキサノールデヒドロゲナーゼ、プテロカルピンデヒドロゲナーゼ、コデイノンレダクターゼ、(NADPH)、サルタリジンレダクターゼ、(NADPH)、D-アラビニトール-2-デヒドロゲナーゼ、ガラクチトール-1リン酸5-デヒドロゲナーゼ、テトラヒドロキシナフタレンレダクターゼ、(S)-カルチニン-3-デヒドロゲナーゼ、マンニトールデヒドロゲナーゼ、フルオレン9-オールデヒドロゲナーゼ、4-(ヒドロキシメチル)ベンゼンスルホン酸デヒドロゲナーゼ、6-ヒドロキシヘキサン酸デヒドロゲナーゼ、3-ヒドロキシピメロイルCoAデヒドロゲナーゼ、スルカトンレダクターゼ、グリセロール-1リン酸デヒドロゲナーゼ、(NAD(P))、4-ヒドロキシスレオニン-4-リン酸デヒドロゲナーゼ、1,5-アンヒドロ-D-フルクトースレダクターゼ、L-イドン酸-5-デヒドロゲナーゼ、3-メチルブタナールレダクターゼ、dTDP-4-デヒドロ-6-デオキシグルコン酸レダクターゼ、1-デオキシ-D-キシロース-5-リン酸レダクトイソメラーゼ、2-(R)-ヒドロキシプロピルCoMデヒドロゲナーゼ、2-(S)-ヒドロキシプロピルCoMデヒドロゲナーゼ、3-ケトステロイドレダクターゼ、GDP-L-フコースシンターゼ、(R)-2-ヒドロキシ酸デヒドロゲナーゼ、ベロシミンデヒドロゲナーゼ、2,5-ジヒドログルコン酸レダクターゼ、(+)-トランスカルベオールデヒドロゲナーゼ、セリン-3-デヒドロゲナーゼ、3β-ヒドロキシ-5β-ステロイドデヒドロゲナーゼ、3β-ヒドロキシ-5α-ステロイドデヒドロゲナーゼ、(R)-3-ヒドロキシ酸エステルデヒドロゲナーゼ、(S)-3-ヒドロキシ酸エステルデヒドロゲナーゼ、キナ酸-シキミサンデヒドロゲナーゼ、メチルグリオキサールリダクターゼ(NADPH依存)、S-ヒドロキシメチルグルタチオンデヒドロゲナーゼ、3"-デアミノ-3"-ニコチン酸レダクターゼ、イソクエン酸-ホモイソソクエン酸デヒドロゲナーゼ、D-アラビニトールデヒドロゲナーゼ(NADP+)、キサンチンデヒドロゲナーゼ、ソルボースレダクターゼ、4-ホスホエリスロ酸デヒド
ロゲナーゼ、2-ヒドロキシメチルグルタル酸デヒドロゲナーゼ、マンニトールデヒドロゲナーゼ、(チトクロム)、L-乳酸デヒドロゲナーゼ、(チトクロム)、D-乳酸デヒドロゲナーゼ(チトクロム、c-553)、リンゴ酸オキシダーゼ、グルコースオキシダーゼ、ヘキソースオキシダーゼ、コレステロールオキシダーゼ、アリルアルコールオキシダーゼ、L-グロノラクトンオキシダーゼ、ガラクトースオキシダーゼ、ピラノースオキシダーゼ、L-ソルボースオキシダーゼ、ピリドキシン4-オキシダーゼ、アルコールオキシダーゼ、カテコールオキシダーゼ、(S)-2-ヒドロキシ酸オキシダーゼ、エクジソンオキシダーゼ、コリンオキシダーゼ、第2級アルコールオキシダーゼ、4-ヒドロキシマンデル酸オキシダーゼ、長鎖アルコールオキシダーゼ、グリセロール-3-リン酸オキシダーゼ、キサンチンオキシダーゼ、チアミンオキシダーゼ、L-ガラクトノラクトンオキシダーゼ、セロビオースオキシダーゼ、ヒドロキシフィタン酸オキシダーゼ、ヌクレオシドオキシダーゼ、N-アミノヘキソサミンオキシダーゼ、ポリビニルアルコールオキシダーゼ、D-アラビノ-1,4-ラクトンオキシダーゼ、バニリルアルコールオキシダーゼ、ヌクレオシドオキシダーゼ、D-マンニトールオキシダーゼ、キシリトールオキシダーゼ、ビタミンKエポキシドレダクターゼ、(ワルファリン感受性)、ビタミンKエポキシドレダクターゼ、(ワルファリン非感受性)、キノプロテイングルコースデヒドロゲナーゼ、コリンデヒドロゲナーゼ、2-ヒドロキシグルタル酸デヒドロゲナーゼ、グルコン酸-2-デヒドロゲナーゼ、デヒドログルコン酸デヒドロゲナーゼ、グリセロール-3-リン酸デヒドロゲナーゼ、D2-ヒドロキシ酸デヒドロゲナーゼ、乳酸リンゴ酸トランスヒドロゲナーゼ、アルコールデヒドロゲナーゼ、ピリドキシン-5-デビトロゲナーゼ、フルクトース-5-デヒドロゲナーゼ、ソルボースデヒドロゲナーゼ、グルコシド-3-デヒドロゲナーゼ、グリコール酸デヒドロゲナーゼ、リンゴ酸デヒドロゲナーゼ、セロビオースデヒドロゲナーゼ、ウラシルデヒドロゲナーゼ、アルカン-1-オールデヒドロゲナーゼ、D-ソルビトールデヒドロゲナーゼ、グリセロールデヒドロゲナーゼ、ポリビニルアルコールデヒドロゲナーゼ、ヒドロキシ酸オキソ酸トランスヒドロゲナーゼ、キナ酸デヒドロゲナーゼ、3-ヒドロキシシクロヘキサノンデヒドロゲナーゼ、(R)-パントラクトンデヒドロゲナーゼ、グルコースフルクトースオキシドレダクターゼ、ピラノースデヒドロゲナーゼ、(受容体)、2-オキソ酸レダクターゼ、 (S)-マンデル酸デヒドロゲナーゼ、ホルムアルデヒドデヒドロゲナーゼ、ギ酸デヒドロゲナーゼ、アルデヒドデヒドロゲナーゼ、(NAD)、アルデヒドデヒドロゲナーゼ、(NADP)、アルデヒドデヒドロゲナーゼ、(NAD(P))、ベンズアルデヒドデヒドロゲナーゼ、(NADP)、ベタインアルデヒドデヒドロゲナーゼ、グリセルアルデヒドデヒドロゲナーゼ、アセトアルデヒドデヒドロゲナーゼ、アスパラギン酸セミアルデヒドデヒドロゲナーゼ、グリセルアルデヒド3リン酸デヒドロゲナーゼ、グリセルアルデヒド3リン酸デヒドロゲナーゼ、(NADP)、リンゴ酸セミアルデヒドデヒドロゲナーゼ、コハク酸セミアルデヒドデヒドロゲナーゼ、グリオキシル酸デヒドロゲナーゼ、リンゴ酸セミアルデヒドデヒドロゲナーゼ、アミノ酪アルデヒドデヒドロゲナーゼ、グルタル酸セミアメデヒドデヒドロゲナーゼ、グリコールアルデヒドデヒドロゲナーゼ、ラクトアルデヒドデヒドロゲナーゼ、2-オキソアルデヒドデヒドロゲナーゼ、コハク酸セミアルデヒドデヒドロゲナーゼ、2-オキソイソ吉草酸デヒドロゲナーゼ、2,5-ジオキソ吉草酸デヒドロゲナーゼ、メチルマロン酸セミアルデヒドデヒドロゲナーゼ、ベンズアルデヒドデヒドロゲナーゼ、(NAD)、アリルアルデヒドデヒドロゲナーゼ、アリルアルデヒドデヒドロゲナーゼ、(NADP)、アミノアジピン酸セミアルデヒドデヒドロゲナーゼ、アミノムコン酸セミアルデヒドデヒドロゲナーゼ、(R)-デヒドロパント酸デヒドロゲナーゼ、レチナールデヒドロゲナーゼ、N-アセチル-γ-グルタリルリン酸レダクターゼ、フェニルアセトアルデヒドデヒドロゲナーゼ、3α,7α,12α-トリヒドロキシコレスタン-26-アール26-オキシドレダクターゼ、グルタミン酸セミアルデヒドデヒドロゲナーゼ、ヘキサデカナールデヒドロゲナーゼ、ギ酸デヒドロゲナーゼ、シナモイルCoAレダクターゼ、4-カルボキシ-2-ヒドロキシムコン酸-6-セミアルデヒドデヒドロゲナーゼ、ホルムアルデヒドデヒドロゲナーゼ、4-トリメチルアンモニオ酪アルデヒドデヒドロゲナーゼ、長鎖アルデヒドデヒドロゲナーゼ、2-オキソアルデヒドデヒドロゲナーゼ、(NADP)、長鎖脂肪アシルCoAレダクターゼ、ピルビン酸デヒドロゲナーゼ、(NADP)、オキソグルタル酸デヒドロゲナーゼ、(NADP)、4-ヒドロキシフェニルアセトアルデヒドデヒドロゲナーゼ、γ-グアニジノブチルアルデヒドデヒドロゲナーゼ、ブタナールデヒドロゲナーゼ、フェニルグリオキシル酸デヒドロゲナーゼ、グリセルアルデヒド3リン酸デヒドロゲナーゼ、(NAD(P))、5-カルボキシメチル-2-ヒドロキシムコン酸セミアルデヒドデヒドロゲナーゼ、4-ヒドロキシムコンセミアルデヒドデヒドロゲナーゼ、4-ホルミルベンゼンスルホン酸デヒドロゲナーゼ、6-オキソヘキサン酸デヒドロゲナーゼ、4-ヒドロキシベンズアルデヒドデヒドロゲナーゼ、サリチルアルデヒドデヒドロゲナーゼ、マイコチオール依存ホルムアルデヒドデヒドロゲナーゼ、バニリンデヒドロゲナーゼ、コニフェリルアルデヒドデヒドロゲナーゼ、フルオロアセトアルデヒドデヒドロゲナーゼ、グルタミル-tRNAレダクターゼ、スクシニルグルタミン酸セミアルデヒドデヒドロゲナーゼ、エリスロース-4-リン酸デヒドロゲナーゼ、ギ酸デヒドロゲナーゼ、(チトクロム)、ピルビン酸デヒドロゲナーゼ、(チトクロム)、ギ酸デヒドロゲナーゼ(チトクロムc-553)、一酸化炭素オキシゲナーゼ(チトクロムb-561)、アルデヒドオキシダーゼ、ピルビン酸オキシダーゼ、オキサル酸オキシダーゼ、グリオキシル酸オキシダーゼ、ピルビン酸オキシダーゼ、インドール-3-アセトアルデヒドオキシダーゼ、ピリドキサルオキシダーゼ、アリルアルデヒドオキシダーゼ、レチナールオキシダーゼ、バニル酸デメチラーゼ、4-ヒドロキシフェニルピルビン酸オキシダーゼ、アブシジン酸アルデヒドオキシダーゼ、ピルビン酸デヒドロゲナーゼ(アセチル基転位)、オキソグルタル酸デヒドロゲナーゼ(アセチル基転位)、3-メチル-2-オキソブタン酸デヒドロゲナーゼ(2-メチルプロビオイル基転位)、ピルビン酸シンターゼ、2-オキソ酪酸シンターゼ、2-オキソグルタル酸シンターゼ、一酸化炭素脱水素酵素、(フェレドキシン)、アルデヒドフェレドキシン酸化レダクターゼ、グリセルアルデヒド-3-リン酸脱水素酵素、(フェレドキシン)、3-メチル-2-オキソブタン酸脱水素酵素、(フェレドキシン)、インドレピルビン酸フェレドキシン酸化レダクターゼ、一酸化炭素デヒドロゲナーゼ、アルデヒドデヒドロゲナーゼ、ホルムアルデヒドディスムターゼ、ホルミルメタノフランデヒドロゲナーゼ、カルボン酸レダクターゼ、アルデヒド脱水素酵素(FAD-非依存)、ジヒドロウラシルデヒドロゲナーゼ、(NAD)、ジヒドロピリミジンデヒドロゲナーゼ、(NADP)、コルチゾン-β-レダクターゼ、コルチゾン-α-レダクターゼ、ククルビタシンδ(23)レダクターゼ、フマル酸レダクターゼ、(NADH)、Meso-タルタル酸デヒドロゲナーゼ、アシルCoAデヒドロゲナーゼ、(NADP)、エノイル(アシル輸送タンパク)レダクターゼ、(NADH)、エノイル(アシル輸送タンパク)レダクターゼ、(NADPH)、クマル酸デヒドロゲナーゼ、プレフェン酸デヒドロゲナーゼ、プレフェン酸デヒドロゲナーゼ、(NADP)、オロト酸レダクターゼ、(NADH)、オロト酸レダクターゼ、(NADPH)、β-ニトロアクリル酸レダクターゼ、3-メチレンオキシインドールレダクターゼ、キヌレン酸-1,7-ジヒドロジオールデヒドロゲナーゼ、シス1,2-ジヒドロベンゼン1,2-ジオールデヒドロゲナーゼ、トランス1,2-ジヒドロベンゼン1,2-ジオールデヒドロゲナーゼ、7-ジヒドロコレステロールレダクターゼ、コレステノン-5α-レダクターゼ、コレステノン-5β-レダクターゼ、ビリベルジンレダクターゼ、1,6-ジヒドロキシシクロヘキサ-2,4-ジエン-1-カルボキシ酸デヒドロゲナーゼ、ジヒドロジピコリン酸レダクターゼ、ヘキサデセナールレダクターゼ、2,3-ジヒドロ-2,3-ジヒドロキシ安息香酸デヒドロゲナーゼ、シス1,2-ジヒドロ-1,2-ジヒドロキシナフタレンデヒドロゲナーゼ、プロゲステロン-5α-レダクターゼ、2-エノ酸レダクターゼ、マレイル酢酸レダクターゼ、プロトクロロフィリドレダクターゼ、2,4-ジエノイルCoAレダクターゼ、ホスファチジルコリン脱飽和酵素、ゲイッソスキジンデヒドロゲナーゼ、cis-2-エノイル-CoAレダクターゼ、(NADPH)、trans-2-エノイル-CoAレダクターゼ、(NADPH)、エノイル-アシル輸送タンパク質レダクターゼ、(NADPH,、A-特異的)、2-ヒドロキシ-6-オキソ-6-フェニルヘキサ-2,4-ジエン酸レダクターゼ、キサントンマチンレダクターゼ、12-オキソフィトジエノ酸レダクターゼ、アロゲン酸デヒドロゲナーゼ、trans-2-エノイルCoAレダクターゼ、(NAD+)、2'-ヒドロキシイソフラボンレダクターゼ、ビオカニンAレダクターゼ、α-サントニン1,2-レダクターゼ、15-オキソプロスタグランジン-13-オキシダーゼ、cis-3,4-ジヒドロフェナントレン-3,4-ジオール脱水素酵素、2'-ヒドロキシダイゼインレダクターゼ、2-メチル分枝鎖エノイルCoAレダクターゼ、(3S,4R)-3,4-ジヒドロキシシクロヘキサ-1,5-ジエン-1,4-ジカルボン酸脱水素酵素、プレコリン6Aレダクターゼ、cis-2,3-ジヒドロビフェニル-2,3-ジオール脱水素酵素、フロログルシノールレダクターゼ、2,3-ジヒドロキシ-2,3-ジヒドロ-p-クミン酸デヒドロゲナーゼ、ジベンゾチオフェンジヒドロジオール脱水素酵素、テレフタル酸1,2-cis-ジヒドロジオール脱水素酵素、ピメロイルCoA脱水素酵素、2,4-ジクロロベンゾイルCoAレダクターゼ、フタル酸4,5-cis-ジヒドロジオール脱水素酵素、5,6-ジヒドロキシ-3-メチル-2-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロキノリン脱水素酵素、cis-ジヒドロエチルカテコール脱水素酵素、cis-1,2-ジヒドロキシ-4-メチルシクロヘキサ-3,5-ジエン-1-カルボン酸脱水素酵素、1,2-ジヒドロキシ-6-メチルシクロヘキサ-3,5-ジエンカルボン酸脱水素酵素、ゼアチンレダクターゼ、δ14-ステロールレダクターゼ、δ24(241)-ステロールレダクターゼ、δ24-ステロールレダクターゼ、1,2-ジヒドロボミレニンレダクターゼ、2-アルケナールレダクターゼ、ジビニルクロロフィリド-a8-ビニルレダクターゼ、プレコリン-2-脱水素酵素、アントシアニジンレダクターゼ、アロゲン酸脱水素酵素、(NADP+)、アロゲン酸脱水素酵素、[NAD(P)+]、L-ガラクトノラクトン脱水素酵素、ジヒドロオロト酸オキシダーゼ、コプロポルフィリノゲンオキシダーゼ、プロトポルフィリノゲンオキシダーゼ、ビリルビンオキシダーゼ、アシルCoAオキシダーゼ、ジヒドロウラシルオキシダーゼ、テトラヒドロベルベリンオキシダーゼ、セコロガニンシンターゼ、トリプトファンα,βオキシダーゼ、ピロロキノリンキノンシンターゼ、L-ガラクトノラクトンオキシダーゼ、6-ヒドロキシニコチン酸レダクターゼ、15,16-ジヒドロビベルジン:フェレドキシン酸化レダクターゼ、フィコエリトロビリン:フェレドキシン酸化レダクターゼ、フィトクロモビリン:フェレドキシン酸化レダクターゼ、フィコシアノビリン:フェレドキシン酸化レダクターゼ、コハク酸脱水素酵素、酪酸CoA脱水素酵素、アシルCoA脱水素酵素、3-オキソステロイド-1-脱水素酵素、3-オキソ-5α-ステロイド-4-脱水素酵素、3-オキソ-5β-ステロイド-4-脱水素酵素、グルタリルCoA脱水素酵素、2-フロイルCoA脱水素酵素、イソバレリルCoA脱水素酵素、ジヒドロオロト酸脱水素酵素、2-メチルアシルCoA脱水素酵素、長鎖アシルCoA脱水素酵素、シクロヘキサノン脱水素酵素、ベンゾイルCoAレダクターゼ、イソキノリン-1-酸化レダクターゼ、キノリン-2-オキシドレダクターゼ、キナルジン酸-4-酸化レダクターゼ、キノリン-4-カルボン酸-2-酸化レダクターゼ、4-ヒドロキシベンゾイルCoAレダクターゼ、(R)-ベンジルスクシニルCoA脱水素酵素、コプロポルフィリノゲン
脱水素酵素、all-trans-レチノール-13,14-レダクターゼ、アラニン脱水素酵素、グルタミン酸デヒドロゲナーゼ、(NAD])、グルタミン酸デヒドロゲナーゼ、(NAD(P)])、グルタミン酸デヒドロゲナーゼ、(NADP])、L-アミノ酸脱水素酵素、セリン-2-脱水素酵素、バリン脱水素酵素、(NADP+)、ロイシン脱水素酵素、グリシン脱水素酵素、L-エリスロ-3,5-ジアミノヘキサン酸脱水素酵素、2,4-ジアミノペンタン酸脱水素酵素、グルタミン酸シンターゼ、グルタミン酸シンターゼ、(NADH)、リジン脱水素酵素、ジアミノピメリン酸脱水素酵素、N-メチルアラニン脱水素酵素、リジン-6-脱水素酵素、トリプトファン脱水素酵素、フェニルアラニン脱水素酵素、アスパラギン酸脱水素酵素、グリシン脱水素酵素、(チトクロム)、D-アスパラギン酸、L-アミノ酸オキシゲナーゼ、D-アミノ酸オキシゲナーゼ、アミンオキシダーゼ、(フラビン含有)、ピリドキサール-5'-リン酸シンターゼ、アミンオキシダーゼ、(銅含有)、D-グルタミン酸オキシダーゼ、エタノールアミンオキシダーゼ、プトレシンオキシダーゼ、L-グルタミン酸オキシダーゼ、シクロヘキシルアミンオキシダーゼ、タンパク質-リジン-6-オキシダーゼ、L-リジンオキシダーゼ、D-グルタミン酸(D-アスパラギン酸)オキシダーゼ、L-アスパラギン酸オキシダーゼ、グリシンオキシダーゼ、L-リジン-6-オキシダーゼ、グリシンデヒドロゲナーゼ、グルタミン酸シンターゼ、(フェレドキシン)、D-アミノ酸脱水素酵素、タウリン脱水素酵素、アミン脱水素酵素、アラルキルアミン脱水素酵素、グリシン脱水素酵素、(シアニド形成)、ピロリン-2-カルボン酸レダクターゼ、ピロリン-5-カルボン酸レダクターゼ、ジヒドロ葉酸レダクターゼ、メチレンテトラヒドロ葉酸デヒドロゲナーゼ(NADP+)、ぎ酸テトラヒドロ葉酸デヒドロゲナーゼ、サッカロピンデヒドロゲナーゼ、(NAD+,、L-リジン形成)、サッカロピンデヒドロゲナーゼ、(NADP+,、L-リジン形成)、サッカロピンデヒドロゲナーゼ、(NAD+,、L-グルタミン酸形成)、サッカロピンデヒドロゲナーゼ、(NADP+,、L-グルタミン酸形成)、D-オクトピンデヒドロゲナーゼ、1-ピロリン-5-カルボン酸デヒドロゲナーゼ、メチレンテトラヒドロ葉酸デヒドロゲナーゼ、(NAD+)、D-リソピンデヒドロゲナーゼ、アラノピンデヒドロゲナーゼ、エフェドリンデヒドロゲナーゼ、D-ノパリンデヒドロゲナーゼ、メチレンテトラヒドロ葉酸レダクターゼ、[NAD(P)H]、δ1-ピペリデイン-2-カルボン酸レダクターゼ、ストロンピンデヒドロゲナーゼ、タウロピンデヒドロゲナーゼ、N5-(カルボキシエチル)オルニチンシンターゼ、チオモリホリンカルボン酸デヒドロゲナーゼ、β-アラノピンデヒドロゲナーゼ、1,2-デヒドロレチクリニウムレダクターゼ、(NADPH)、オピンデヒドロゲナーゼ、FMNレダクターゼ、フラビンレダクターゼ、ベルベリンレダクターゼ、ボミレニンレダクターゼ、プテリジンレダクターゼ、6,7-ジヒドロプテリジンレダクターゼ、1-ピロリンデヒドロゲナーゼ、サルコシンオキシダーゼ、N-メチル-L-アミノ酸オキシダーゼ、N6-メチル-リジンオキシダーゼ、(S)-6-ヒドロキシニコチンオキシダーゼ、(R)-6-ヒドロキシニコチンオキシダーゼ、L-ピペコリン酸オキシダーゼ、ジメチルグリシンオキシダーゼ、ポリアミンオキシダーゼ、ジヒドロベンゾフェナントリジンオキシダーゼ、ピリミドジアゼピンシンターゼ、電子移動フラボプロテインデヒドロゲナーゼ、メチレンテトラヒドロ葉酸レダクターゼ、(フェレドキシン)、ジメチルアミンデヒドロゲナーゼ、トリメチルアミンデヒドロゲナーゼ、サルコシンデヒドロゲナーゼ、ジメチルグリシンデヒドロゲナーゼ、L-ピペコリン酸デヒドロゲナーゼ、ニコチンデヒドロゲナーゼ、メチルグルタミン酸デヒドロゲナーゼ、スペルミジンデヒドロゲナーゼ、プロリンデヒドロゲナーゼ、メチレンテトラヒドロメタノプテリンデヒドロゲナーゼ、5,10-メチレンテトラヒドロメタノプテリンレダクターゼ、サイトカイニンデヒドロゲナーゼ、NAD(P)+トランスヒドロゲナーゼ、(B特異的)、NAD(P)+トランスヒドロゲナーゼ、(AB特異的)、チトクロムb5レダクターゼ、NADPHヘムタンパク質レダクターゼ、NADPHチトクロムc2レダクターゼ、レグヘモグロビンレダクターゼ、NAD(P)Hオキシダーゼ、NAD(P)Hデヒドロゲナーゼ、(キノン)、NADHデヒドロゲナーゼ、(ユビキノン)、モノデビトロアスコルビン酸レダクターゼ、(NADH)、NADPH:キノンレダクターゼ、p-ベンゾキノンレダクターゼ、(NADPH)、2-ヒドロキシ-1,4-ベンゾキノンレダクターゼ、トリメチルアミン-N-オキシドレダクターゼ、NADPHデヒドロゲナーゼ、NADHデヒドロゲナーゼ、NADHデヒドロゲナーゼ、(キノン)、NADPHデヒドロゲナーゼ、(キノン)、硝酸レダクターゼ、(NADH)、硝酸レダクターゼ、[NAD(P)H]、硝酸レダクターゼ、(NADPH)、硝酸レダクターゼ、[NAD(P)H]、次亜硝酸レダクターゼ、アゾベンゼンレダクターゼ、GMPレダクターゼ、ニトロキノリン-N-オキシドレダクターゼ、ヒドロキシアミンレダクターゼ、(NADH)、4-(ジメチルアミノ)フェニルアゾキシベンゼンレダクターゼ、N-ヒドロキシ-2-アセタミドフルオレンレダクターゼ、キューインレダクターゼ、亜硝酸レダクターゼ、(NO生成)、亜硝酸レダクターゼ、(チトクロム;、アンモニア生成)、トリメチルアミン-N-オキシドレダクターゼ、(チトクロムc)、ニトロアルカンオキシダーゼ、アセチルインドキシオキシダーゼ、尿酸酸化酵素、ヒドロキシアミンオキシダーゼ、3-アシニトロプロピオン酸オキシダーゼ、フェレドキシン亜硝酸レダクターゼ、フェレドキシン硝酸レダクターゼ、ヒドロキシアミンレダクターゼ、硝酸レダクターゼ、窒素酸化物レダクターゼ、含窒素酸化物レダクターゼ、ヒドロキシアミン酸化レダクターゼ、亜硫酸レダクターゼ、(NADPH)、ヒポタウリンデヒドロゲナーゼ、ジヒドロリポイルデヒドロゲナーゼ、2-オキソプロピルCoMレダクターゼ、(カルボキシ化)、システインレダクターゼ、グルタチオンジスルフィドレダクターゼ、たんぱく質ジスルフィドレダクターゼ、チオレドキシンジスルフィドレダクターゼ、CoA-グルタチオンレダクターゼ、アスパラガス酸レダクターゼ、トリパノチオンジスルフィドレダクターゼ、ビス-γ-グルタミン酸システインレダクターゼ、CoA-ジスルフィドレダクターゼ、ミコチオンレダクターゼ、亜硫酸デヒドロゲナーゼ、チオ硫酸デヒドロゲナーゼ、亜硫酸オキシゲナーゼ、チオールオキシゲナーゼ、グルタチオンオキシゲナーゼ、メタンチオールオキシゲナーゼ、プレニルシステインオキシゲナーゼ、グルタチオンホモシステイントランスヒドロゲナーゼ、たんぱく質ジスルフィドレダクターゼ、(グルタチオン)、グルタチオンCoAグルタチオントランスヒドロゲナーゼ、グルタチオンシステイントランスヒドロゲナーゼ、酵素性チオールトランスヒドロゲナーゼ、(グルタチオン-ジスルフィド)、ホスホノアデニル酸硫酸レダクターゼ、(チオレドキシン)、アデニル酸硫酸レダクターゼ、(グルタチオン)、アデニル酸硫酸レダクターゼ、(チオレドキシン)、ペプチド性メチオニン(S)-S-オキシド-レダクターゼ、ペプチド性メチオニン(R)-S-オキシド-レダクターゼ、L-メチオニン、(S)-S-オキシド-レダクターゼ、L-メチオニン、(R)-S-オキシド-レダクターゼ、グルタチオンデヒドロゲナーゼ、(アスコルビン酸)、チオ硫酸デヒドロゲナーゼ、(キノン)、亜硫酸レダクターゼ、(フェレドキシン)、CoB-CoM、ヘテロジスルフィドレダクターゼ、スルファドキシン、亜硫酸レダクターゼ、アデニル酸硫酸レダクターゼ、亜硫酸水素レダクターゼ、チトクロームCオキシダーゼ、硝酸レダクターゼ、鉄チトクロームCリダクターゼ、trans-アセナフテン-1,2-ジオールデヒドロゲナーゼ、L-アスコルビン酸-チトクロームb5レダクターゼ、ユビキノール-チトクロームCレダクターゼ、カテコールオキシダーゼ、ラッカーゼ、L-アスコルビン酸オキシダーゼ、o-アミノフェノールオキシダーゼ、3-ヒドロキシアントラニル酸オキシダーゼ、リファマイシンBオキシダーゼ、プラストキノール-プラストシアニンレダクターゼ、リボシルジヒドロニコチンアミドデヒドロゲナーゼ、(キノン)、ビオラクサンチンデエボキシダーゼ、NADHペルオキシダーゼ、NADPHペルオキシダーゼ、脂肪酸ペルオキシダーゼ、チトクロム-C、ペルオキシダーゼ、カタラーゼ、ペルオキシダーゼ、ヨージド、ペルオキシダーゼ、グルタチオン、ペルオキシダーゼ、クロロペルオキシダーゼ、L-アスコルビン酸ペルオキシダーゼ、リン脂質ヒドロペルオキシドグルタチオンペルオキシダーゼ、マンガンペルオキシダーゼ、リグニンペルオキシダーゼ、ペルオキシレドキシン、ベルサチルペルオキシダーゼ、水素デヒドロゲナーゼ、水素デヒドロゲナーゼ(NADP+)、チトクロムc3ヒドロゲナーゼ、水素:キノンオキシドレダクターゼ、フェレドキシンヒドロゲナーゼ、補酵素F420ヒドロゲナーゼ、5,10-メテニルテトラヒドロメタンプテリンヒドロゲナーゼ、メタノサルシナ-フェナジンヒドロゲナーゼ、ヒドロゲナーゼ、(受容体)、カテコール-1,2-ジオキシゲナーゼ、カテコール-2,3-ジオキシゲナーゼ、プロトカテク酸-3,4-ジオキシゲナーゼ、ゲンチシン酸-1,2-ジオキシゲナーゼ、ホモゲンチシン酸-1,2-ジオキシゲナーゼ、3-ヒドロキシアントラニル酸-3,4-ジオキシゲナーゼ、プロトカテク酸-4,5-ジオキシゲナーゼ、2,5-ジヒドロキシピリジン-5,6-ジオキシゲナーゼ、7,8-ジヒドロキシキヌレン酸-8,8a-ジオキシゲナーゼ、トリプトファン-2,3-ジオキシゲナーゼ、リポキシゲナーゼ、アスコルビン酸-2,3-ジオキシゲナーゼ、2,3-ジヒドロキシ安息香酸-3,4-ジオキシゲナーゼ、3,4-ジヒドロキシフェニル酢酸-2,3-ジオキシゲナーゼ、3-カルボキシエチルカテコール2,3-ジオキシゲナーゼ、インドール-2,3-ジオキシゲナーゼ、硫黄ジオキシゲナーゼ、システナミンジオキシゲナーゼ、システインジオキシゲナーゼ、カフェー酸-3,4-ジオキシゲナーゼ、2,3-ジヒドロキシインドール-2,3-ジオキシゲナーゼ、ケルセチン-2,3-ジオキシゲナーゼ、3,4-ジヒドロキシ-9,10-セコアンドロスタ-1,3,5(10)-トリエン-9,17-ジオン-4,5-ジオキシゲナペプチド-トリプトファン-2,3-ジオキシゲナーゼ、4-ヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ、2,3-ジヒドロキシ安息香酸-2,3-ジオキシゲナーゼ、スチゾロバ酸シンターゼ、スチゾロビン酸シンターゼ、アラキドン酸-12-リポキシゲナーゼ、2-ニトロプロパンジオキシゲナーゼ、アラキドン酸-15-リポキシゲナーゼ、アラキドン酸-5-リポキシゲナーゼ、ピロガロール-1,2-オキシゲナーゼ、クロリダゾン-カテコールジオキシゲナーゼ、ヒドロキシキノール-1,2-ジオキシゲナーゼ、1-ヒドロキシ-2-ナフトエ酸-1,2-ジオキシゲナーゼ、ビフェニルl-2,3-ジオール-1,2-ジオキシゲナーゼ、アラキドン酸-8-リポキシゲナーゼ、2,4'-ジヒドロキシアセトフェノンジオキシゲナーゼ、リグノスチベン-αβ-ジオキシゲナーゼ、リノレン酸ジオールシンターゼ、リノレン酸-11-リポキシゲナーゼ、4-ヒドロキシマンデル酸シンターゼ、3-ヒドロキシ-4-オキソキノリン-2,4-ジオキシゲナーゼ、3-ヒドロキシ-2-メチルキノリン-4-オン-2,4-ジオキシゲナーゼ、亜塩素酸O2リアーゼ、アセチルアセトン開裂酵素、9-cis-エポキシカロテノイドジオキシゲナーゼ、インドレアミン-2,3-ジオキシゲナーゼ、アシレズクトンジオキシゲナーゼ、(Ni2+要求)、アシレズクトンジオキシゲナーゼ、(鉄(II)-要求)、硫黄オキシゲナーゼ/リダクターゼ、アルギニン-2-モノオキシゲナーゼ、リジン-2-モノオキシゲナーゼ、トリプトファン-2-モノオキシゲナーゼ、乳酸-2-モノオキシゲナーゼ、シーパンジールシフェリン-2-モノオキシゲナーゼ、ウミホタル-2-モノオキシゲナーゼ、ホタルルシフェリン-4-モノオキシゲナーゼ、(ATP-加水分解)、ホタルイカシフェリン-2-モノオキシゲナーゼ、フェニルアラニン-2-モノオキシゲナーゼ、apo-β-カロテノイド-14',13'-ジオキシゲナーゼ、発光エビルシフェリン-2-モノオキシゲナーゼ、クロロフィリドAオキシゲナーゼ、イノシトールオキシゲナーゼ、トリプトファン-2'-ジオキシゲナーゼ、γ-ブチロベタインジオキシゲナーゼ、プロコラーゲン-プロリンジオキシゲナーゼ、ピリミジン-デオキシヌクレオシド、2'-ジオキシゲナーゼ、プロコラーゲン-リジン-5-ジオキシゲナーゼ、チミ
ンジオキシゲナーゼ、プロコラーゲン-プロリン-3-ジオキシゲナーゼ、トリメチルリジンジオキシゲナーゼ、フラバノン-3-ジオキシゲナーゼ、ピリミジン-デオキシヌクレオシド-1'-ジオキシゲナーゼ、ヒヨスチアミン、(6S)-ジオキシゲナーゼ、ジベレリン-44-ジオキシゲナーゼ、ジベレリン-2β-ジオキシゲナーゼ、6β-ヒドロキシヒヨスチアミンエポキシダーゼ、ジベレリン-3β-ジオキシゲナーゼ、たんぱく質-アスパラギン酸-β-ジオキシゲナーゼ、タウリン、ジオキシゲナーゼ、フィタノイルCoAジオキシゲナーゼ、ロイコシアニジンオキシゲナーゼ、デアセトキシビンドリン-4-ヒドロキシラーゼ、クセバミン酸シンターゼ、フラボンシンターゼ、フラボノールシンターゼ、2'-デオキシムギネ酸-2'-ジオキシゲナーゼ、ムギネ酸-3-ジオキシゲナーゼ、デアセトキシセファロスポリン-Cヒドロキシラーゼ、ヒストンH3-リジン-36-デメチラーゼ、プロリン-3-ヒドロキシラーゼ、アントラニル酸-1,2-ジオキシゲナーゼ、(脱アミノ化,、脱カルボキシル化)、ペンゼン-1,2-ジオキシゲナーゼ、3-ヒドロキシ-2-メチルピリジンカルボン酸、ジオキシゲナーゼ、5-ピリドキシン酸ジオキシゲナーゼ、フタル酸-4,5-ジオキシゲナーゼ、4-スルホ安息香酸-3,4-ジオキシゲナーゼ、4-クロロフェニル安息香酸-3,4-ジオキシゲナーゼ、安息香酸-1,2-ジオキシゲナーゼ、トルエンジオキシゲナーゼ、ナフタレン-1,2-ジオキシゲナーゼ、2-クロロ安息香酸-1,2-ジオキシゲナーゼ、2-アミノベンゼン硫酸、2,3-ジオキシゲナーゼ、テレフタル酸-1,2-ジオキシゲナーゼ、2-ヒドロキシキノリン-5,6-ジオキシゲナーゼ、一酸化窒素ジオキシゲナーゼ、ビフェニル-2,3-ジオキシゲナーゼ、3-フェニルプロピオン酸ジオキシゲナーゼ、サリチル酸-1-モノオキシゲナーゼ、4-ヒドロキシ安息香酸、3-モノオキシゲナーゼ、4-ヒドロキシフェニル安息香酸-3-モノオキシゲナーゼ、メリロト酸-3-モノオキシゲナーゼ、イミダソール酢酸-4-モノオキシゲナーゼ、オルシノール-2-モノオキシゲナーゼ、フェノール-2-モノオキシゲナーゼ、フラビン含有モノオキシゲナーゼ、キヌレニン-3-モノオキシゲナーゼ、2,6-ジヒドロキシピリジン-3-モノオキシゲナーゼ、trans-けい皮酸-4-モノオキシゲナーゼ、安息香酸-4-モノオキシゲナーゼ、カルシジオール-1-モノオキシゲナーゼ、trans-けい皮酸-2-モノオキシゲナーゼ、コレスタントリオール-26-モノオキシゲナーゼ、シクプロパノンモノオキシゲナーゼ、コレスタノール-7α-モノオキシゲナーゼ、4-ヒドロキシフェニル安息香酸-1-モノオキシゲナーゼ、タキシフォリン-8-モノオキシゲナーゼ、2,4-ジクロロフェノール、6-モノオキシゲナーゼ、フラボノイド-3'-モノオキシゲナーゼ、シクロヘキサノンモノオキシゲナーゼ、3-ヒドロキシ安息香酸-4-モノオキシゲナーゼ、3-ヒドロキシ安息香酸-6-モノオキシゲナーゼ、メタンモノオキシゲナーゼ、ホスファチジルコリン-12-モノオキシゲナーゼ、4-アミノ安息香酸-1-モノオキシゲナーゼ、3,9-ジヒドロキシプテロカルパン-6a-モノオキシゲナーゼ、4-ニトロフェノール、2-モノオキシゲナーゼ、ロイコトリエンB4-20-モノオキシゲナーゼ、2-ニトロフェノール-2-モノオキシゲナーゼ、アルベンダゾールモノオキシゲナーゼ、4-ヒドロキシ安息香酸-3-モノオキシゲナーゼ、[NAD(P)H]、ロイコトリエンE4-20-モノオキシゲナーゼ、アントラニル酸-3-モノオキシゲナーゼ、(脱アミノ化)、5-O-(4-クマロイル)-D-キナ酸-3'-モノオキシゲナーゼ、メチルテトラヒドロプロトベルベリン-14-モノオキシゲナーゼ、アンヒドロテトラサイクリンモノオキシゲナーゼ、一酸化窒素シンターゼ、アントラニル酸CoAモノオキシゲナーゼ、チロシンN-モノオキシゲナーゼ、ヒドロキシフェニルアセトニトリル-2-モノオキシゲナーゼ、ケスチンモノオキシゲナーゼ、2-ヒドロキシビフェニル-3-モノオキシゲナーゼ、(-)-メントールモノオキシゲナーゼ、(S)-リモネン-3-モノオキシゲナーゼ、(S)-リモネン-6-モノオキシゲナーゼ、(S)-リモネン-7-モノオキシゲナーゼ、ペンタクロロフェノールモノオキシゲナーゼ、6-オキソシネオールデヒドロゲナーゼ、イソフラボン-3'-ヒドロキシラーゼ、4'-メトキシイソフラボン-2'-ヒドロキシラーゼ、ケトステロイドモノオキシゲナーゼ、プロトピン-6-モノオキシゲナーゼ、ジヒドロサンギナリン-10-モノオキシゲナーゼ、ジヒドロケリルビン-12-モノオキシゲナーゼ、安息香酸CoA-3-モノオキシゲナーゼ、L-リジン-6-モノオキシゲナーゼ、(NADPH)、27-ヒドロキシコレステロール-7α-モノオキシゲナーゼ、2-ヒドロキシキノリン-8-モノオキシゲナーゼ、4-ヒドロキシキノリン-3-モノオキシゲナーゼ、3-ヒドロキシフェニル安息香酸-6-ヒドロキシラーゼ、4-ヒドロキシ安息香酸-1-ヒドロキシラーゼ、2-ヒドロキシシクロヘキサノン-2-モノオキシゲナーゼ、キニン-3-モノオキシゲナーゼ、4-ヒドロキシフェニルアセトアルデヒドオキシムモノオキシゲナーゼ、アルケンモノオキシゲナーゼ、ステロール-14-デメチラーゼ、N-メチルコクラウリン-3'-モノオキシゲナーゼ、メチルステロールモノオキシゲナーゼ、タベルソニン-16-ヒドロキシラーゼ、7-デオキシロガニン-7-ヒドロキシラーゼ、ビノリンヒドロキシラーゼ、タキサン-10β-ヒドロキシラーゼ、タキサン-13α-ヒドロキシラーゼ、ent-カウレンオキシダーゼ、ent-カウレン酸オキシダーゼ、(R)-リモネン-6-モノオキシゲナーゼ、マグネシウム-プロトポルフィリンIXモノメチルエステル、(酸化的)シクラーゼ、バニリン酸モノオキシゲナーゼ、プレコリン3Bシンターゼ、4-ヒドロキシアセトフェノンモノオキシゲナーゼ、グリセオリンシンターゼ、2-ヒドロキシイソフラバノンシンターゼ、リコジオンシンターゼ、フラボノイド-3',5'-ヒドロキシラーゼ、イソフラボン-2'-ヒドロキシラーゼ、ゼアキサンチンエポキシダーゼ、デオキシサルパジンヒドロキシラーゼ、フェニルアセトンモノオキシゲナーゼ、(+)-アブシシン酸-8'-ヒドロキシラーゼ、リトコール酸-6β-ヒドロキシラーゼ、7α-ヒドロキシコレスト-4-エン-3-オン-12α-ヒドロキシラーゼ、5β-コレスタン-3α,7α-ジオール-12α-ヒドロキシラーゼ、タウロケノデオキシコール酸-6α-ヒドロキシラーゼ、コレステロール-24-ヒドロキシラーゼ、24-ヒドロキシコレステロール-7α-ヒドロキシラーゼ、25-ヒドロキシコレステロール7α-ヒドロキシラーゼ、セネシオニンN-オキシゲナーゼ、非特異的モノオキシゲナーゼ、アルカナールモノオキシゲナーゼ、(FMN連結)、アルキル硫酸モノオキシゲナーゼ、カンファー-5-モノオキシゲナーゼ、カンファー-1,2-モノオキシゲナーゼ、アルキル-1-モノオキシゲナーゼ、ステロイド-11β-モノオキシゲナーゼ、コルチコステロン-18-モノオキシゲナーゼ、コレステロールモノオキシゲナーゼ、(側鎖開裂)、コリンモノオキシゲナーゼ、フェニルアラニン-4-モノオキシゲナーゼ、チロシン-3-モノオキシゲナーゼ、アントラニル酸-3-モノオキシゲナーゼ、トリプトファン-5-モノオキシゲナーゼ、グリセリルエーテルモノオキシゲナーゼ、マンデル酸-4-モノオキシゲナーゼ、ドパミン-β-モノオキシゲナーゼ、ペプチジルグリシンモノオキシゲナーゼ、アミノシクロプロパンカルボン酸オキシダーゼ、モノフェノールモノオキシゲナーゼ、CMP-N-アセチルノイラミン酸モノオキシゲナーゼ、ステアリン酸CoA、9-デサチュラーゼ、アシル〈アシル輸送たんぱく質〉デサチュラーゼ、リノール酸CoAデサチュラーゼ、(S)-スチロピンシンターゼ、(S)-ケイランチホリンシンターゼ、ベルバムニンシンターゼ、サルタリジンシンターゼ、(S)-カナジンシンターゼ、ラトステロールオキダーゼ、プロスタグランジンエンペルオキシドシンターゼ、キヌレニン-7,8-ヒドロキシラーゼ、ヘムオキシゲナーゼ、プロゲステロンモノオキシゲナーゼ、スクアレンモノオキシゲナーゼ、ステロイド-17α-モノオキシゲナーゼ、ステロイド-21-モノオキシゲナーゼ、エストラジオール-6β-モノオキシゲナーゼ、4-アンドロステロン-3,17-ジオンモノオキシゲナーゼ、4-メトキシ安息香酸モノオキシゲナーゼ、(O-脱メチル化)、プラズマニルエタノールアミンデサチュラーゼ、フィロキノンモノオキシゲナーゼ、(2,3-エポキシ化)、ラティア.ルイフェリンモノオキシゲナーゼ、(脱メチル化)、エクジソン-20-モノオキシゲナーゼ、3-ヒドロキシ安息香酸-2-モノオキシゲナーゼ、ステロイド-9α-モノオキシゲナーゼ、2-ヒドロキシピリジン-5-モノオキシゲナーゼ、ジュグロン-3-モノオキシゲナーゼ、リナロール-8-モノオキシゲナーゼ、デオキシヒプシンモノオキシゲナーゼ、カロテン-7,8-デサチュラーゼ、ミリスチン酸CoA-11-(E)-デサチュラーゼ、ミリスチン酸CoA-11-(Z)-デサチュラーゼ、δ12-脂肪酸デヒドロゲナーゼ、モノプレニルイソフラボンエポキシダーゼ、チオフェン-2-カルボン酸CoAモノオキシゲナーゼ、β-カロテン-15,15'-モノオキシゲナーゼ、タキサジエン-5α-ヒドロキシラーゼ、コレステロール-25-ヒドロキシラーゼ、スーパーオキシドディスムターゼ、スーパーオキシドレダクターゼ、水銀(II)レダクターゼ、二鉄トランスフェリンレダクターゼ、アクアコバラミンレダクターゼ、コバラミン(II)レダクターゼ、アクアコバラミンレダクターゼ、(NADPH)、シアノコバラミンレダクターゼ、(シアンイオン排除)、鉄キレートレダクターゼ、メチオニンシンターゼレダクターゼ、フェロキシダーゼ、コビリニン酸(II)-a,c-ジアミドレダクターゼ、CDP-4-デヒドロ-6-デオキシグルコースレダクターゼ、4-ヒドロキシ-3-メチルブタ-2-エニル二リン酸レダクターゼ、ロイコアントシアニジンレダクターゼ、キサンチン脱水素酵素、ニコチン酸脱水素酵素、プテリジンオキシダーゼ、キサンチンオキシダーゼ、6-ヒドロキシニコチン酸脱水素酵素、リボヌクレオシド二リン酸レダクターゼ、リボヌクレオシド三リン酸レダクターゼ、4-ヒドロキシ-3-メチルブタ-2-エン-1-イル二リン酸シンターゼ、フェニル酢酸CoA、脱水素酵素、4-クレゾール脱水素酵素、(ヒドロキシ化)、エチルベンゼンヒドロキシラーゼ、3α,7α,12α-トリヒドロキシ-5β-コレスタノイルCoA、24ヒドロキシラーゼ、ウラシル/チミン脱水素酵素、胆汁酸7α-デヒドロキシラーゼ、ルブレドキシンNAD+レダクターゼ、フェレドキシンNADP+レダクターゼ、フェレドキシンNAD+レダクターゼ、ルブレドキNAD(P)+レダクターゼ、ニトロゲナーゼ、ニトロゲナーゼ、(フラボドキシン)、ヒ酸レダクターゼ、(グルタレドキシン)、メチルアルソン酸レダクターゼ、ヒ酸レダクターゼ、(アズリン)、ヒ酸レダクターゼ、(供与体)、イソペニシリンNシンターゼ、コロンバミンオキシダーゼ、レチクリンオキシダーゼ、スロクリンオキシダーゼ、〈(+)-ビスデクロロゲドリン生成〉、スロクリンオキシダーゼ、〈(-)-ビスデクロロゲドリン生成〉、オーレウシジンシンターゼ、D-プロリンレダクターゼ、(ジチオール)、グリシンレダクターゼ、サルコシンレダクターゼ、ベタインレダクターゼ、β-シクロピラゾネート脱水素酵素、塩素酸レダクターゼ、ピロガロールヒドロキシトランスフェラーゼ、硫黄レダクターゼ、ギ酸-C-アセチルトランスフェラーゼ活性化酵素、四塩化炭素還元的脱水素酵素、セレン酸レダクターゼ、チロキシン-5'-デヨージナーゼが挙げられる。
【0016】
これらのうちレダクターゼ類が好ましく、銀塩に対する還元能に加えて、特に、アゾ基、ニトロ基、カルボニル基、硝酸塩、亜硝酸塩に対する還元能を有するレダクターゼ類が好ましい。これらの酸化還元酵素は単独で用いてもよく、又は2種以上を組み合わせてもよい。酸化還元酵素の配合量は特に限定されず、組成物への形態、処理時間、及び酵素の力価などの要素により変動するので適宜選択すべきであるが、例えば、毛髪への適用時の組成物の全質量に対して0.00005から50質量%、好ましくは0.0005から20質量%程度である(本明細書において「から」を用いて示す数値範囲は特に言及しない場合には上限及び下限の数値を含む範囲である)。0.00005質量%未満では十分な効果が得らない場合があり、また50質量%を超えて配合しても添加量の増加に見合った効果の上昇が認められない場合がある。
【0017】
上記成分(b)には、酸化還元反応を仲介する化合物(メディエーター)を適量添加することもできる。具体的には、例えば、NAD(H)、NADP(H)、フェナジンメトサルフェート、ジクロロフェノールインドフェノール、チトクロム、酸素、ジスルフィド、フェレドキシンなどの鉄硫黄たんぱく質、ヘムたんぱく質、フラビン、フラボプロテイン、ペルオキシド、酸化型及び還元型アスコルビン酸類、プテリジン環還元体類、キノン類、酸素、窒素、ヒ素、リン、還元型フラボドキシン、又は2-オキソグルタル酸類などの化合物が挙げられるが、これらに限定されることはない。これらの化合物は単独で用いてもよいが、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0018】
また、上記成分(b)は、成分(b)を含む溶液系内(in situ)で銀を還元する物質を放出可能な化合物を含むことができる。このような化合物は有機化合物又は無機化合物のいずれであってもよい。好ましくは、上記の酸化還元酵素の作用によって銀を還元する物質を放出する化合物を用いることができる。具体的には、例えば、アルコール、アルデヒド、糖類、糖酸、ビタミン類、有機酸、金属の硝酸塩、亜硝酸塩、アゾベンゼン類、核酸、又はアミノ酸等が挙げられる。これらの化合物は単独で用いてもよく、あるいは2種以上を組み合わせてもよい。
【0019】
上記成分(b)は還元剤を含んでいてもよい。還元剤の種類は特に限定されないが、例えば、パラフェニレンジアミン類(具体的にはパラフェニレンジアミン、2,5-ジアミノトルエン、4,4'-ジアミノジフェニルアミン、2-クロロ-パラフェニレンジアミン、N-フェニルパラフェニレンジアミン及びこれらの塩等)、オルトフェニレンジアミン類(具体的にはオルトフェニレンジアミン及びこの塩等)、パラアミノフェノール類(具体的にはパラアミノフェノール及びこの塩等)、オルトアミノフェノール類(具体的にはオルトアミノフェノール、2,4-ジアミノフェノール及びこれらの塩等)、ハイドロキノン類(具体的にはハイドロキノン、2-スルホハイドロキノン及びこれらの塩等)、カテコール類(具体的にはカテコール、ピロガロール、没食子酸、没食子酸メチル、1,2,4-ベンゼントリオール及びこれらの塩等)等が挙げられる。これらのうち、パラフェニレンジアミン、2,5-ジアミノトルエン、パラアミノフェノール、オルトアミノフェノール、4,4'-ジアミノジフェニルアミンが好ましい。さらに、アスコルビン酸などのエンジオール基-(OH)C=C(OH)-を含む環状又は脂肪族化合物、これらの異性体、これらの塩、又はこれらのエステル、あるいは糖類等が挙げられる。
【0020】
上記成分(a)及び/又は成分(b)、好ましくは液状形態のA液及び/又はB液には油性成分を配合することができる。油性成分としては染毛剤としての性能を低下させず、染毛剤組成物中に溶解又は分散できるものであればその種類は限定されない。油性成分を配合することにより、染毛後の毛の損傷を抑制することができ、つやや潤いを持たせることが可能である。油性成分としては、例えば、シリコーン類、炭化水素、油脂、ロウ類、高級アルコール類、高級脂肪酸類、エステル類等が挙げられる。
【0021】
シリコーン類としては、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、ベタイン変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アルコキシ変性シリコーン、高重合シリコーン、アミノ変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、メルカプト変性シリコーン、カルボキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、ポリグリセリン変性シリコーン(例えば特開平10-316540号公報、特開2006-69893号公報に記載されている)等が挙げられる。
【0022】
炭化水素としては、例えば、パラフィン、流動パラフィン、流動イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、ワセリン、スクワラン、マイクロクリスタリンワックス、セレシン、プリスタン、又はα−オレフィンオリゴマー類等が挙げられる。これらのうち、配合しやすさから液状油性成分が好ましく、特に流動パラフィン、流動イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、又はスクワラン等の炭化水素は化学的に安定で、髪の感触をよりよくするので好ましい。
【0023】
油脂としては、例えば、オリーブ油、ツバキ油、茶実油、サザンカ油、サフラワー油、ヒマワリ油、大豆油、綿実油、ゴマ油、牛脂、カカオ脂、トウモロコシ油、落花生油、ナタネ油、コメヌカ油、コメ胚芽油、小麦胚芽油、ハトムギ油、ブドウ種子油、アルモンド油、アボカド油、カロット油、マカデミアナッツ油、ヒマシ油、アマニ油、ヤシ油、ミンク油、又は卵黄油等が挙げられる。
ロウ類としては、例えば、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、ホホバ油、又はラノリン等のロウ類が挙げられる。
【0024】
高級アルコールとしては染毛剤に使用できるものであればよく、染毛剤組成物中に溶解あるいは分散できるものであればよい。例えば、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、又はヘキシルデカノール等が挙げられる。
【0025】
高級脂肪酸としては染毛剤に使用できるものであればよく、染毛剤組成物中に溶解あるいは分散できるものであればよい。例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、ステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソステアリン酸、リノール酸、又はリノレン酸等が挙げられる。
【0026】
エステル類としては染毛剤に使用できるものであればよく、染毛剤組成物中に溶解あるいは分散できるものであればよい。例えば、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸ステアリル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12-ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ-2-エチルヘキシル酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸 N-アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、又はラノリン誘導体等が挙げられる。
【0027】
これらの油性成分は単独で用いてもよく、あるいは2種以上を組み合わせて用いてもよい。油性成分の配合量は特に限定されないが、成分(a)及び/又は成分(b)の全質量に対して、好ましくは0.005から10質量%、より好ましくは0.01から5質量%、さらに好ましくは0.05から2質量%である。
【0028】
成分(a)及び/又は成分(b)には、成分(b)に含まれる酸化還元酵素の活性に影響を及ぼさない範囲で界面活性剤を配合することもできる。界面活性剤の種類は特に限定されないが、例えば、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、又は両イオン性界面活性剤が挙げられる。
【0029】
アニオン性界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸塩類、ドデシルベンゼンスルホン酸等のアルキルベンゼンスルホン酸塩類、アルキルナフタレンスルホン酸塩類、テトラデセンスルホン酸ナトリウム等のアルキルスルホン酸塩類があげられる。具体的には、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸アンモニウム、セチル硫酸ナトリウム、ステアリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム等のアルキル硫酸塩、ポリオキシエチレン(以下、「POE」と略す)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、POEラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン、POEラウリルエーテル硫酸アンモニウム、POEアルキルエーテル硫酸ナトリウム、POEアルキルエーテル硫酸トリエタノール、POEアルキルエーテル硫酸アンモニウム、POEノニルフェニルエーテル硫酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキル/アルキルアリルエーテル硫酸塩、スルホコハク酸ナトリウム、スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、POEスルホコハク酸二ナトリウム、POEスルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、スルホコハク酸POEラウロイルエタノールアミドエステル二ナトリウム、ウンデシレノイルアミドエチルスルホコハク酸二ナトリウム等のスルホコハク酸塩、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ラウロイルメチルタウリンナトリウム、ステアロイルメチルタウリンナトリウム等のN-アシルスルホン酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン等のアルキルベンゼンスルホン酸塩、テトラデセンスルホン酸ナトリウム等のα-オレフィンスルホン酸塩、ラウロイルサルコシンナトリウム、N-ラウロイル-L-グルタミン酸ナトリウム、N-ステアロイル-L-グルタミン酸二ナトリウム、N-ミリストイル-L-グルタミン酸ナトリウム等のN-アシルアミノ酸塩、又はPOEラウリルエーテルリン酸等のPOEアルキルエーテルリン酸及びその塩等が挙げられる。
【0030】
カチオン性界面活性剤としては、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウムモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ラウリルトリメチルアンモニウム、臭化ジステアリルジメチルアンモニウム、又は臭化セチルピリジニウム等の4級アンモニウム塩類があげられる。
【0031】
非イオン性界面活性剤としては、POE類、POEモノアルキルエーテル類、POEジエーテル類、POEモノアルケニルエーテル類、POEモノフェニルエーテル類、ポリプロピレンオキシド類、ポリプロピレンオキシドモノアルキルエーテル類、ポリプロピレンオキシドジアルキルエーテル類、グリセリン脂肪酸エステル類、グリセリンモノエーテル類(モノステアリルグリセリルエーテル、モノセチルグリセリルエーテル、モノオレイルグリセリルエーテル、イソステアリルグリセリルエーテル等)、ソルビタン脂肪酸エステル類、POEグリセリン脂肪酸エステル類、POE脂肪酸エステル類、POEアルキルエーテル類、POEアルキルフェニルエーテル類、POE・ポリオキシプロピレン(以下、「POP」と略す)アルキルエーテル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、POEソルビタン脂肪酸エステル類、POEソルビット脂肪酸エステル類、グリセリン又はポリグリセリン脂肪酸類、プロピレングリコール脂肪酸エステル類、硬化ヒマシ油誘導体類、POEヒマシ油又は硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル類、テトラPOE・テトラPOPエチレンジアミン縮合物類、POEミツロウ・ラノリン誘導体、アルカノールアミド類、POEプロピレングリコール脂肪酸エステル、POEアルキルアミン、POE脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸エステル、POEノニルフェニルホルムアルデヒド縮合物、アルキルエトキシジメチルアミンオキシド等が挙げられる。これらの中でもPOE類、POEモノアルキルエーテル類、POEジエーテル類、POEモノアルケニルエーテル類、POEモノフェニルエーテル類、ポリプロピレンオキシド類、ポリプロピレンオキシドモノアルキルエーテル類、ポリプロピレンオキシドジアルキルエーテル類、POEアルキルエーテル類、POEアルキルフェニルエーテル類、POE・POPアルキルエーテル類、POEソルビタン脂肪酸エステル類が好ましく、特に好ましいのはPOE類、POEモノアルキルエーテル類、POEジエーテル類、POEモノアルケニルエーテル類、POEモノフェニルエーテル類、ポリプロピレンオキシド類、ポリプロピレンオキシドモノアルキルエーテル類、POEアルキルエーテル類であり、例えばPOEラウリルエーテル、POEセチルエーテル、POEステアリルエーテル、又はPOEベヘニルエーテル等が挙げられる。
【0032】
両イオン性界面活性剤としては、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、セチルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン等が挙げられる。具体的には、2-ウンデシル-N,N,N-(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)-2-イミダゾリンナトリウム、2-ココイル-2-イミダゾリニウムヒドロキサイド-1-カルボキシエチロキシ二ナトリウム塩、2-ヘプタデシル-N-カルボキシメチル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン等のイミダゾリン系両性界面活性剤、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ココアミドプロピルベタイン、オレアミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタイン、ココベタイン、オレイルベタイン、ラウリルベタイン、セチルベタイン、又はスルホベタイン等のベタイン系両性界面活性剤等が挙げられる。これらのうち、ココアミドプロピルベタイン、又はラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン等のベタイン系両性界面活性剤が特に好ましい。
【0033】
これらの界面活性剤は単独で用いてもよく、あるいは2種以上を組み合わせて用いてもよい。これらの界面活性剤は染毛剤組成物の成分(a)及び/又は成分(b)の全質量に対して全質量に対して0.5から55質量%、好ましくは2から50質量%の範囲で用いることができる。
【0034】
成分(a)及び/又は成分(b)には高分子化合物を添加することもできる。高分子化合物としては染毛剤としての性能を低下させず、染毛剤組成物中に溶解又は分散できるものであればその種類は特に限定されない。高分子化合物としては、例えば、ノニオン性、アニオン性、カチオン性、又は両性高分子化合物などを用いることができる。
【0035】
ノニオン性又はアニオン性高分子化合物としては、例えばアラビアガム、カラギーナン、ガラクタン、グアーガム、クインスシードガム、ローカストビーンガム、トラガカントガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、デキストラン、ヒアルロン酸、カードラン、サクシノグルカン、ゼラチン、コラーゲン、カゼイン、アルブミン等の天然高分子、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース等のセルロース系高分子、カルボキシメチルデンプン、メチルデンプン、可溶性デンプン等のデンプン系高分子、アルギン酸塩、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子等からなる半合成高分子、さらに合成高分子としてカルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、アクリル酸アミド/2-アクリル酸アミド-2-メチルプロパンスルホン酸共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、ポリアクリル酸ソーダ等のビニル系高分子、ポリエチレンオキシド、エチレンオキシド・プロピレンオキシドブロック共重合体、ベントナイト、ラポナイト等の無機物系高分子等が挙げられる。
【0036】
好ましい例として、例えば、アクリル酸あるいはメタクリル酸とその他ビニルモノマーの共重合高分子、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、セルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、グアーガム、ヒドロキシプロピルキサンタンガム、寒天、デンプン、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、ポリアクリルアミド、ポリメタクリルアミド、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールが挙げられる。また、アラビアガム、カラギーナン、ガラクタン、クインスシードガム、ローカストビーンガム、トラガントガム、ペクチン、マンナン、キサンタンガム、デキストラン、カードラン、ジェランガム、サクシノグルカン、ゼラチン、タマリンドガム、カゼイン等の天然高分子化合物も好ましい。
【0037】
カチオン性あるいは両性高分子化合物としては、例えば、ヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリド共重合体、ヒドロキシエチルセルロースヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリド等のカチオン化セルロース、ビニルピロリドン・ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体のカチオン化物等の4級化ポリビニルピロリドン誘導体、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドのホモポリマー、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド・アクリルアミド共重合体、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド・アクリル酸共重合体、アクリルアミド・アクリル酸・ジメチルジアリルアンモニウムクロリド共重合体等のジアリル第4級化アンモニウム塩重合物誘導体及びカチオン化グアーガム(例えば特公昭58-35640号公報、特公昭60-46158号公報、特開昭58-53996号公報に記載された誘導体)等を挙げることができる。
【0038】
これらの高分子化合物は単独で用いてもよく、あるいは2種以上を組み合わせて用いてもよい。これら高分子化合物を染毛剤組成物に用いる場合、成分(a)及び/又は成分(b)の全質量に対して0.01質量%から10質量%含むことが好ましく、0.1質量%から5質量%含むことが特に好ましい。
【0039】
成分(a)及び/又は成分(b)、好ましくは液状形態のA液及び/又はB液には増粘剤を添加することができる。増粘剤としては、例えば、アルギン酸ナトリウム、アラビアガム、架橋されているアクリル酸ポリマー、セルロース誘導体、キサンタンガム、又はベントナイト等を挙げることができる。増粘剤の添加量は特に限定されないが、成分(a)及び/又は成分(b)の全質量に対して0.1質量%から5質量%が好ましく、0.2質量%から3質量%が特に好ましい。
【0040】
成分(a)及び/又は成分(b)、好ましくは液状形態のA液及び/又はB液には、色調を整える目的でインドール類やインドリン類に代表される自動酸化型染料、あるいはニトロ染料や分散染料等の公知の直接染料を添加することもできる。直接染料としては、例えば、黒色401号、青色1号、青色2号、青色201号、青色202号、青色203号、青色204号、青色205号、青色403号、青色404号、紫色201号、紫色401号、赤色102号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色203号、赤色204号、赤色205号、赤色206号、赤色207号、赤色208号、赤色213号、赤色214号、赤色215号、赤色218号、赤色219号、赤色220号、赤色221号、赤色223号、赤色225号、赤色226号、赤色227号、橙色201号、橙色203号、橙色205号、橙色206号、橙色207号、橙色401号、橙色402号、橙色403号、黄色201号、黄色203号、黄色204号、黄色205号、黄色206号、黄色207号、黄色401号、黄色402号、黄色403号が挙げられる。
【0041】
成分(a)及び/又は成分(b)、好ましくは液状形態のA液及び/又はB液には、その他の成分を添加することができる。その他の成分としては染毛剤に使用できるものであればよく、染毛剤組成物中に溶解あるいは分散できるものであればその種類は特に限定されない。その他の成分としては、コラーゲン、ケラチン、エラスチン、フィブロイン、コンキオリン、大豆蛋白、カゼイン、ゼラチン等の蛋白質を酸、アルカリ、酵素等により加水分解した蛋白加水分解物、及びこれらを4級化したカチオン変性蛋白加水分解物等のポリペプタイド類、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、ソルビトール、ヒアルロン酸、尿素等の保湿剤、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、ベンジルオキシエタノール、N-メチルピロリドン、N-エチルピロリドン、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、パラベン、紫外線吸収剤、植物抽出物、生薬抽出物、又はビタミン類等が挙げられる。
【0042】
成分(a)、好ましくはA液には、銀塩の安定性を改善するために安定剤を添加してもよい。安定剤としては、例えば硫黄が挙げられる。安定剤の添加量は特に限定されないが、硫黄を用いる場合には、例えば成分(a)の全質量に対して0.01質量%から1質量%程度が好ましい。
成分(a)及び/又は成分(b)には、必要に応じて香料を添加することができる。香料の種類は特に限定されず、成分(a)及び成分(b)に同一の香料を配合してもよく、あるいは成分(a)又は成分(b)にそれぞれ別の香料を配合してもよい。
【0043】
染毛剤組成物のpHは適切に調整することができる。成分(a)及び成分(b)を混合した後、好ましくはA液及びB液を混合した後の液状組成物のpHは、成分(b)に含まれる酸化還元酵素の活性を発揮できる至適pHの範囲に調整することが好ましい。酸化還元酵素の起源により違いはあるが、一般にはA液及びB液を混合した後の液状組成物のpHを3から9の範囲に調整することが好ましい。また、染毛性の観点からは、A液及びB液を混合した後の液状組成物のpHが2から11の範囲であることが好ましいが、毛の損傷を抑制する観点から、上記液状組成物のpHを8以下とすることが好ましく、7以下とすることがより好ましく、5から7の範囲とすることが特に好ましい。本発明の染毛剤組成物においてA液のpHは保存安定性の観点から3から7の範囲が好ましく、5から7の範囲が特に好ましい。本発明の染毛剤組成物においてB液のpHは3から7の範囲が好ましく、5から7の範囲がさらに好ましい。染毛剤組成物のpHは無調製でもよいが、適宜のpH調節剤を用いて調節することも好ましい。
【0044】
pH調整剤としては、例えば、適宜の酸を用いることができる。より具体的には、酢酸、乳酸、酒石酸、リンゴ酸、クエン酸、グリコール酸、ピロリドンカルボン酸、レブリン酸、フマル酸、コハク酸、酪酸、吉草酸、シュウ酸、マレイン酸、マンデル酸、アスパラギン酸、アジピン酸、又はニコチン酸等の有機酸、リン酸、硫酸、又は硝酸等の無機酸が挙げられる。これらのうち、酢酸、乳酸、酒石酸、リンゴ酸、クエン酸、グリコール酸、フマル酸、コハク酸、酪酸、吉草酸、マレイン酸、マンデル酸、アスパラギン酸、又はアジピン酸等の有機酸が好ましい。これら酸の塩類(ナトリウム塩、カリウム塩、又はアンモニウム塩等)を用いてpHを調整してもよい。A液の安定性及び毛髪の損傷抑制の観点から、pH調節剤として有機酸を用いることが好ましい。
【0045】
また、pH調節剤として適宜の塩基を用いてもよい。より具体的には、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩、アンモニア、エタノールアミン、ジエタノールアミン、グアニジン等の有機塩基が挙げられる。これら塩基の塩(塩酸塩又は硫酸塩等)をpH調整剤として用いてもよい。
pH調整剤の含有量は特に限定されないが、例えば染毛剤組成物の適用時の全質量に対して0.01質量%から20質量%が好ましく、さらに0.1質量%から10質量%が好ましく、0.5質量%から5質量%程度が特に好ましい。
【0046】
本発明の染毛剤組成物の成分(a)及び成分(b)は、例えばそれぞれの成分を別々に含む形態、例えばそれぞれの成分を乾燥状態の固形物として別包装形態で提供することができ、あるいは成分(a)及び成分(b)を同時に含む形態、例えば乾燥状態の混合物として提供することもできる。このように本発明の染毛剤組成物を乾燥状態の固形物として提供する場合には、例えば水、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、ベンジルアルコール、2-フェニルエチルアルコール、ケイ皮アルコール、フェニルプロパノール、α-メチルベンジルアルコール、ジメチルベンジルカルビノール、2-ベンジルオキシエタノール、フェノキシエタノール、フェネチルアルコール、p-アニシルアルコール、2-ベンジルオキシアルコール等の一価アルコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、イソプレングリコール、エチルカルビトール、グリセリン、ジグリセリン、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等の多価アルコール、N-メチルピロリドン等のN-アルキルピロリドン類、又はこれらの混合物に成分(a)及び/又は成分(b)、あるいはそれらの混合物を用時溶解又は懸濁して液状の染毛剤組成物として用いることができる。これらの溶媒を単独で用いてもよいが、2種以上を組み合わせて用いてもよい。水を単独で用いるか、又は水と上記有機溶媒との混合物を用いることが好ましい。
【0047】
また、本発明の染毛剤組成物の成分(a)又は成分(b)のいずれかを液状形態として、他方を乾燥状態の固形物として提供してもよく、又は成分(a)及び成分(b)の両者をそれぞれ別の溶液形態として提供してもよい。あるいは、成分(a)及び成分(b)の両者を含む単一の溶液形態として本発明の染毛剤組成物を提供することもできる。本明細書において「A液」とは成分(a)を含む液状物を意味しており、「B液」とは成分(b)を含む液状物を意味している。本明細書において「液状形態」とは固体又は気体以外の状態を意味するが、液状形態としては、例えば、溶液状、懸濁液状、乳液状、クリーム状、フォーム状、ゲル状、又はペースト状などを例示することができる。
【0048】
液状形態の染毛剤組成物を提供するための溶媒の種類は特に限定されないが、例えば、水、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、ベンジルアルコール、2−フェニルエチルアルコール、ケイ皮アルコール、フェニルプロパノール、α-メチルベンジルアルコール、ジメチルベンジルカルビノール、2-ベンジルオキシエタノール、フェノキシエタノール、フェネチルアルコール、p-アニシルアルコール、2-ベンジルオキシアルコール等の一価アルコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、イソプレングリコール、エチルカルビトール、グリセリン、ジグリセリン、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等の多価アルコール、N-メチルピロリドン等のN-アルキルピロリドン類などを用いることができる。これらの溶媒を単独で用いてもよいが、2種以上を組み合わせて用いてもよい。水を単独で用いるか、又は水と上記有機溶媒との混合物を用いることが好ましい。
【0049】
本発明の染毛剤組成物としては、上記形態のうち溶液状形態が好ましく、成分(a)及び成分(b)をそれぞれ別々の溶液形態として異なる容器に充填した形態で提供することが特に好ましい。もっとも、本発明の染毛剤組成物は染毛のために好適な任意の形態として調製することができ、例えば本発明の成分(a)及び/又は成分(b)、あるいはそれらの混合物を推進剤と共にエアロゾル容器内に加圧下で封入した形態として提供することもできる。
【0050】
本発明の染毛剤組成物を用いて染毛を行う場合、成分(a)及び成分(b)の毛への適用順序は特に限定されず、任意の順序で適用することができる。例えば、A液を毛髪に適用した後、B液を適用して染毛を行うことができ、あるいはB液を毛髪に適用した後、A液を適用して染毛を行なってもよい。使用直前にA液とB液とを混合して得られる液状混合物を毛髪に適用してもよく、あるいは成分(a)及び成分(b)を含む単一の液状物を毛髪に適用することもできる。
【0051】
これらのうち、A液を毛髪に適用した後にB液を適用する方法、あるいは使用直前に染毛剤組成物A液とB液とを混合して毛髪に適用する方法が好ましい。A液を適用した後にB液を適用する方法が特に好ましい。A液を適用した後にB液を適用し、しばらく放置して染毛を行なってもよい。放置時間は特に限定されないが、例えば0から60分が好ましく、5から30分が特に好ましい。A液を毛髪に適用した後にB液を適用する場合、A液を適用した後にしばらく放置してからB液を適用することができ、必要に応じて、その後さらに上記の時間放置してもよい。A液を適用した後の放置時間は0から30分が好ましく、5から20分が特に好ましい。B液を適用した後にA液を適用する場合、B液を適用した後にしばらく放置してからA液を適用し、必要に応じて、その後さらに上記の時間放置してもよい。B液を適用した後の放置時間は、0から30分が好ましく、5から20分が特に好ましい。
【0052】
染毛処理は、例えば、0℃から50℃程度の温度で行うことができる。A液及びB液の使用量は特に限定されないが、両者の容量比として3/1から1/3の範囲が好ましい。A液及び/又はB液、あるいはそれらの混合物の適用方法は特に限定されず、毛に該液剤を塗布するか、あるいは毛を該液剤に浸漬するなどの任意の方法を採用することができる。
本発明の染毛剤組成物を用いた染毛方法では、染毛後にシャンプー及び/又はリンスを用いて処理することができる。その後、必要に応じて乾燥することが好ましい。
【実施例】
【0053】
以下、本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが、本発明の範囲は下記の実施例に限定されることはない。
(1)染毛剤組成物の調製
染毛剤組成物のA液及びB液を表1の処方に従って調製した。比較例1及び2のA液を調製する際にはアンモニアを用いたため不快臭がした。
【表1】

銀アンミン錯体:塩化銀とアンモニアを質量比1:2で混合した水溶液。
BES:N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)-2-アミノエタンスルホン酸
【0054】
(2)染色試験と評価方法
白色ヤギ毛に、上記で得たA液を充填した試験管にヤギ毛を浸漬し、振とう撹拌機を用いて30℃、20分間振とうした。次いでこのヤギ毛を上記で得たB液を充填した試験管に浸漬し、振とう撹拌機を用いて30℃、所定時間振とうし、温水で洗浄後、ドライヤーを用いて乾燥した。
【0055】
(3)染色性・毛髪損傷評価
前記の染毛工程に従って染色した毛束の染まり具合を、目視により下記評価基準により評価した。また、手触りによって、染毛後のヤギ毛の損傷を評価した。評価結果を表2に示す。
<評価基準>
(A)染毛濃度
○:染毛濃度が高い
△:染毛濃度がやや小さい
×:染毛濃度が小さい
(B)手触り
○:手触りがよい
△:手触りがやや劣る
×:手触りが悪い
(C)仕上がり感
○:仕上がり感がよい
△:仕上がり感がやや劣る
×:仕上がり感が悪い
【0056】
【表2】

【0057】
以上の結果から、本発明の染毛剤組成物は、毛髪に対し高い染毛性を有しており、毛髪に与える損傷も小さいことが分かった。また、酸化染料の使用を抑えられるため、本染毛剤組成物は安全性が高いと考えられる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
銀塩を含む成分(a)と銀塩を還元する能力を有する酸化還元酵素を含む成分(b)とを同時に又は別々に含む染毛剤組成物。
【請求項2】
銀塩が、ハロゲン化物、ハロゲン酸塩、炭酸塩、硫酸塩、硝酸塩、有機酸塩、及びスルホン酸塩からなる群から選ばれる銀塩である請求項1に記載の染毛剤組成物。
【請求項3】
酸化還元酵素がレダクターゼである請求項1又は2に記載の染毛剤組成物。
【請求項4】
酸化還元反応を仲介する化合物を成分(b)に含む請求項1ないし3のいずれか1項に記載の染毛剤組成物。
【請求項5】
銀を還元する物質を放出可能な化合物を成分(b)に含む請求項1ないし4のいずれか1項に記載の染毛剤組成物。
【請求項6】
上記成分(a)を含むA液及び上記成分(b)を含むB液の組み合わせを含む請求項1ないし5のいずれか1項に記載の染毛剤組成物。
【請求項7】
上記A液を充填した容器及び上記B液を充填した容器の組合せを含むキットの形態である請求項6に記載の染毛剤組成物。
【請求項8】
上記A液における銀塩の含有量が銀原子の質量としてA液全質量に対して0.01質量%から10質量%の範囲である請求項6又は7に記載の染毛剤組成物。
【請求項9】
上記B液における酸化還元酵素の含有量がB液全質量に対して0.0001質量%から20質量%の範囲である請求項6ないし8のいずれか1項に記載の染毛剤組成物。
【請求項10】
上記A液及び上記B液のpHがそれぞれ7以下である請求項6ないし9のいずれか1項に記載の染毛剤組成物。
【請求項11】
染毛方法であって、銀塩を含む成分(a)及び酸化還元酵素を含む成分(b)を同時に又は別々に含む染毛剤組成物を毛に適用する工程を含む方法。
【請求項12】
上記A液を毛に適用した後に上記B液を適用する工程、又は上記B液を毛に適用した後に上記A液を適用する工程を含む請求項11に記載の方法。

【公開番号】特開2009−96785(P2009−96785A)
【公開日】平成21年5月7日(2009.5.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−272368(P2007−272368)
【出願日】平成19年10月19日(2007.10.19)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】