説明

柔軟吸排気袋

【課題】香りを発生させる品で、不必要な時には無駄に発散させず、成分を有効に放出できる物を提供する。
【解決手段】柔軟性と封密性のある袋(1)などに吸排気口(2)と栓(6)などを設ける。内部に隙間を作る役割をする、薬液吸収材(3)や、香り材(5)を配し、又大きな容積にはスポンジなどの、反発材(4)を配する。または脱臭剤を在中させ、吸入により脱臭の効果を生むものとなる。人の接触圧力で袋(1)内部の成分の噴出や、吸入により臭いなどを吸収する物となる。狭い範囲の空気を、噴出や吸収し効果を生む柔軟吸排気袋となる。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【産業上の利用分野】
【0001】
本発明は、身体が接触する品物の内部又は外部に、柔軟性と封密性のある吸排気袋を配し、袋内部に設けた香料や薬液成分などが人による圧迫時、又は任意の接触圧で噴出させて、効果を生む製品となる柔軟吸排気袋である。
又内部に吸水ポリマーや脱臭剤を在中させた時、水分や臭いを除去する袋となる。
製品としては、寝具、マット、枕、イス、帽子、マスク、靴、衣類、スポーツ用品、など人が接触圧を加える製品であれば利用可能となる。
【背景技術】
【0002】
従来、香りなどを発生させる品物は、不必要な時も無駄に発散してしまい、成分を有効に放出できる物は殆どなかった。
同様に吸湿や脱臭も、狭い範囲の空気を吸入して吸収する物もなかった。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来、香りや薬気体を放出する製品は種々あるが、人が必要としない時にも無駄に放出してしまう欠点を持つ物が多かったし、同様に水分や臭いの除去もしかりである。
本発明は、人が使用する製品の内外部に袋や箱状体を配し、体圧をかけたり、接触圧力が加わたり、又任意に加圧した時にのみ、香りや薬成分が墳出し、又袋内の成分を変え吸入により吸湿、脱臭が出来る事を課題とした。
【課題を解決する為の手段】
【0004】
人が触れる物で、香りや薬成分の発散が適した製品、例えば、枕、帽子、マスク、靴、その他衣類などの内部、又は外部に、袋や箱状体が接触圧迫を受ける位置に配する。袋(1)又は箱状体はポリプロピレンフィルムや、その他の化学製フィルムなどで、柔軟性と密封性のある、素材を用いる為、一部分に開放口を設けても成分は発散しにくい。この、袋(1)から成分を排出する開放口は単数又は複数とするか、又開放口に吸排気口(2)と栓(6)、又は蓋を設け発散を調節出来る物も可能となる。
袋(1)内部にガーゼ、化繊、不織布、紙などを、薬液吸収材(3)として配し、小さな隙間を作る役割りをさせ、又容積の大きい箱状体や袋を使用する時は、より復元力を増すためにスポンジなどの反発材(4)を在中させる。
香りの源は各種香料や抽出オイル、薬剤の粉末や固形、又は液体でも可能である。
又、マイナスイオン、オゾン、ゲルマニウムなどの効果を生む鉱石や素材、又は機器を在中させても可能である。
吸水ポリマーや、脱臭剤を入れると与えられた空間のみ吸湿、脱臭するものとなる。
袋(1)や箱状体の内部に香り材(5)や、薬液吸収材(3)を入れる方法としては、一面をかん合蓋とするか、内部に在中させ、熱シール接着や開放口や吸排気口(2)から挿入する事で解決出来る。
【発明の効果】
【0005】
封密性の有る柔らかい袋、又は箱状体の中に、香りなど効果を持つ成分素材や機器を入れ、吸排気口から必要な時、必要な空間へのみ有効な成分を墳出し、又吸湿材や脱臭剤や炭を入れ、吸入により必要な空間の空気成分を吸収する。
人が使う品物で、身体によって圧力がかかる物や、手足で圧力が加わる物などの、圧迫を受ける位置の内部、又は外部に配した、袋や箱状体の吸排気で効果を生む物となる。
【実施例】
【0006】
実施例を第1図で説明すると、ポリプロピレンやその他の化学製品フィルムなどからなる、柔軟性と密封性のある袋(1)、又は箱状体を用い、適位置に吸排気口(2)と栓(6)か蓋を設けるか、又は製品に合わせた大きさの、開放口のみを設けても可能である。
袋(1)の内部に密着を防ぎ、隙間を作る役割をさせる、薬液吸収材(3)や香り材(5)、又は不織布などを配し、圧迫のない時は復元し空気を吸入し、圧迫すると成分を墳出する。容積の大きな箱状体には、より反発力のあるスポンジなどの、反発材(4)などを配す。
吸排気口(2)や開放口は使用する製品に合わせ大きさを変えるもので、常に開放状態でも、封密性の有る袋や箱内に在中する為、成分は無駄に消滅しにくい。
【発明の効果】
【0007】
密封容積体にて吸排気させることにより、内部に配した有効成分を必要な時に必要なところのみ噴出又は吸入出来る効果を生む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の傾斜図
【符号の説明】
(1)・・・袋 (2)・・・吸排気口 (3)・・・薬液吸収材 (4)・・・反発材 (5)・・・香り材 (6)・・・栓

【特許請求の範囲】
【請求項1】
合成樹脂などからなる柔軟性と封密性のある、袋(1)や箱状体を用い、単数又は複数の開放口を設けるか、又は適位置に吸排気口(2)と栓(6)、又は蓋を設け、この袋(1)内部に小さな隙間をつくる役割をなす、薬液吸収材(3)、又は香り材(5)を配し、又は大容積のものにはスポンジなどの反発材(4)を配し、弾力で容積空間を復元するものとし、マイナスイオンやゲルマニウムなど効果を生む鉱石、素材、又は機器を在中させ、これを人が接触する品物の内部、又は外部の圧力のかかる位置に配し、加重や圧迫や任意に加圧した時のみ成分が噴出するものとなり、又吸入のみを利用し、内部に吸水ポリマーや脱臭剤を入れることにより、狭い範囲の空気を吸い、吸収による効果を生むものとなる、柔軟吸排気袋。

【図1】
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【公開番号】特開2006−218257(P2006−218257A)
【公開日】平成18年8月24日(2006.8.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−68039(P2005−68039)
【出願日】平成17年2月13日(2005.2.13)
【出願人】(592037561)
【Fターム(参考)】